JP2000206883A - 物品監視用ラベルの製造方法 - Google Patents
物品監視用ラベルの製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 非晶質金属材料を用いる物品監視用ラベルの
製造方法について、失活性能を与えるべく用いられるハ
ード磁性体のテープ基材上への配置がラベル寸法に応じ
てを有効に行える製造方法を提供する。 【解決手段】 ハード磁性体1を切断位置に供給して所
要の長さに切断し、これを走行中の第1テープ基材8に
間欠的に粘着し、これに非晶質金属材料11が間欠的に
粘着された第2テープ基材12を貼合わせ、所定の大き
さに切り抜いて物品監視用ラベルを製造するに際して、
ハード磁性体1の切断位置への供給を第1テープ基材8
の走行速度よりも遅い供給速度であって、しかも1切断
に要する時間以上の周期で周期的に変動させながら行
う。
製造方法について、失活性能を与えるべく用いられるハ
ード磁性体のテープ基材上への配置がラベル寸法に応じ
てを有効に行える製造方法を提供する。 【解決手段】 ハード磁性体1を切断位置に供給して所
要の長さに切断し、これを走行中の第1テープ基材8に
間欠的に粘着し、これに非晶質金属材料11が間欠的に
粘着された第2テープ基材12を貼合わせ、所定の大き
さに切り抜いて物品監視用ラベルを製造するに際して、
ハード磁性体1の切断位置への供給を第1テープ基材8
の走行速度よりも遅い供給速度であって、しかも1切断
に要する時間以上の周期で周期的に変動させながら行
う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小売店、大型店や
公共施設等において、商品又は品物、図書等の盗難防止
システムに供されるところの非晶質金属材料を用いた物
品監視用ラベル(以下ラベルと称す)の製造方法に関す
るものである。
公共施設等において、商品又は品物、図書等の盗難防止
システムに供されるところの非晶質金属材料を用いた物
品監視用ラベル(以下ラベルと称す)の製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】百貨店やスーパーマーケット等の大型店
や図書館などの公共施設から品物が無断で持ち出される
被害件数が年々増加しているといわれている。これらの
無断持ち出しを防止する、すなわち、盗難防止のために
は、近年、品物にソフト磁性体を用いたラベルを貼り付
けておき、品物が磁気システムの検知領域を通過する際
に、このラベルのソフト磁性体によって検知領域におけ
る磁界変化を起こさせ、この磁界変化を検知することが
できる磁気システムが採用されている。
や図書館などの公共施設から品物が無断で持ち出される
被害件数が年々増加しているといわれている。これらの
無断持ち出しを防止する、すなわち、盗難防止のために
は、近年、品物にソフト磁性体を用いたラベルを貼り付
けておき、品物が磁気システムの検知領域を通過する際
に、このラベルのソフト磁性体によって検知領域におけ
る磁界変化を起こさせ、この磁界変化を検知することが
できる磁気システムが採用されている。
【0003】この磁気システムに使用するラベル内に抱
持させるソフト磁性体としては、磁気システムの感度及
び信頼性を向上させる目的で、最近では非晶質金属材料
が使用されており、その中でも特開昭61−15379
9号公報に開示されているごとく非晶質金属細線が注目
されている。
持させるソフト磁性体としては、磁気システムの感度及
び信頼性を向上させる目的で、最近では非晶質金属材料
が使用されており、その中でも特開昭61−15379
9号公報に開示されているごとく非晶質金属細線が注目
されている。
【0004】他方、これに対して正規に購入された品物
については、磁気システムの通過前にラベルを磁気シス
テムにて検知されないように処理を施しておく必要があ
り、検知されない処理を可能とする(失活可能な)ラベ
ルとしては、米国特許No.3747086号に開示さ
れたように、ソフト磁性体に失活可能なハード磁性体を
組み合わせた構造を有するものが提案されている。さら
に、非晶質金属細線を用いたラベルにおいても、ハード
磁性体を組み合わせた失活可能なラベルが特開平3−2
50299号公報で開示された製造方法により実現して
いる。
については、磁気システムの通過前にラベルを磁気シス
テムにて検知されないように処理を施しておく必要があ
り、検知されない処理を可能とする(失活可能な)ラベ
ルとしては、米国特許No.3747086号に開示さ
れたように、ソフト磁性体に失活可能なハード磁性体を
組み合わせた構造を有するものが提案されている。さら
に、非晶質金属細線を用いたラベルにおいても、ハード
磁性体を組み合わせた失活可能なラベルが特開平3−2
50299号公報で開示された製造方法により実現して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、特開平4−19
5384号公報に提案されたごとく、非晶質金属材料の
両端に保磁力の小さな軟磁性体を配置した小型ラベルが
出現した。そして、このような複雑な小型の構造を有す
るラベルにおいても、複数のハード磁性体を配置するこ
とにより失活可能な小型ラベルを実現することが期待さ
れている。
5384号公報に提案されたごとく、非晶質金属材料の
両端に保磁力の小さな軟磁性体を配置した小型ラベルが
出現した。そして、このような複雑な小型の構造を有す
るラベルにおいても、複数のハード磁性体を配置するこ
とにより失活可能な小型ラベルを実現することが期待さ
れている。
【0006】しかし、前記の非晶質金属材料の両端に軟
磁性体を配置する小型ラベルの場合は、優れた失活機能
を付与するために複数のハード磁性体間の距離を等間隔
に限らない所望の適切な間隔に調整する必要があり、特
開平3−250299号で開示されているラベルの製造
方法では、一定の等間隔でしかハード磁性体を配置でき
ないため、ハード磁性体を所望の適切な間隔で配置した
ラベルを製造するには不十分であり、さらにラベル間の
間隔も切断操作が困難になったりするなどの欠点が生ず
ることが判明した。
磁性体を配置する小型ラベルの場合は、優れた失活機能
を付与するために複数のハード磁性体間の距離を等間隔
に限らない所望の適切な間隔に調整する必要があり、特
開平3−250299号で開示されているラベルの製造
方法では、一定の等間隔でしかハード磁性体を配置でき
ないため、ハード磁性体を所望の適切な間隔で配置した
ラベルを製造するには不十分であり、さらにラベル間の
間隔も切断操作が困難になったりするなどの欠点が生ず
ることが判明した。
【0007】本発明は、かかる現状に鑑み、非晶質金属
材料を有するラベルにおいて、特に非晶質金属細線とそ
の両端に軟磁性体を組み合わせた小型ラベルにおいて
も、ハード磁性体の配置を有効に行うことができるラベ
ルの製造方法を提供することを目的とするものである。
材料を有するラベルにおいて、特に非晶質金属細線とそ
の両端に軟磁性体を組み合わせた小型ラベルにおいて
も、ハード磁性体の配置を有効に行うことができるラベ
ルの製造方法を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ハード磁性体
を切断位置に供給して所要の長さに切断し、これを走行
中の第1テープ基材に間欠的に粘着し、これに非晶質金
属材料が間欠的に粘着された第2テープ基材を貼合わ
せ、所定の大きさに切り抜いて物品監視用ラベルを製造
するに際して、ハード磁性体の切断位置への供給を第1
テープ基材の走行速度よりも遅い供給速度であって、し
かも1切断に要する時間以上の周期で周期的に変動させ
ながら行うことを特徴とする物品監視用ラベルの製造方
法、および前記ハード磁性体の切断位置への供給を、ニ
ップローラとこれと圧接する対向ローラとを用いて行
い、かつその押圧力を周期的に変動させることにより、
ハード磁性体の切断位置への供給速度を周期的に変動さ
せて行うことを特徴とする物品監視用ラベルの製造方法
を要旨とするものである。
を切断位置に供給して所要の長さに切断し、これを走行
中の第1テープ基材に間欠的に粘着し、これに非晶質金
属材料が間欠的に粘着された第2テープ基材を貼合わ
せ、所定の大きさに切り抜いて物品監視用ラベルを製造
するに際して、ハード磁性体の切断位置への供給を第1
テープ基材の走行速度よりも遅い供給速度であって、し
かも1切断に要する時間以上の周期で周期的に変動させ
ながら行うことを特徴とする物品監視用ラベルの製造方
法、および前記ハード磁性体の切断位置への供給を、ニ
ップローラとこれと圧接する対向ローラとを用いて行
い、かつその押圧力を周期的に変動させることにより、
ハード磁性体の切断位置への供給速度を周期的に変動さ
せて行うことを特徴とする物品監視用ラベルの製造方法
を要旨とするものである。
【0009】
【発明の実施の態様】以下、本発明を詳細に説明する。
【0010】本発明において使用するハード磁性体とは
「失活」とよばれる機能、すなわち非晶質金属材料の磁
気特性を変化させ、ラベルに適した信号がでないように
するために必要不可欠なものであり、通常、保磁力が1
0エルステッド以上の磁性体が用いられる。また、優れ
た「失活」機能を得るには一つの非晶質金属材料に対し
てハード磁性体を2〜10個の複数個用いる方が好まし
い。
「失活」とよばれる機能、すなわち非晶質金属材料の磁
気特性を変化させ、ラベルに適した信号がでないように
するために必要不可欠なものであり、通常、保磁力が1
0エルステッド以上の磁性体が用いられる。また、優れ
た「失活」機能を得るには一つの非晶質金属材料に対し
てハード磁性体を2〜10個の複数個用いる方が好まし
い。
【0011】本発明において、まず長尺のハード磁性体
を所要の長さに切断するが、図1に示すように、まずハ
ード磁性体1をニップローラ2と対向ローラ3とによっ
て引き出し、切断装置に供給する。上記のハード磁性体
の供給速度は、基本的にはニップローラ2または対向ロ
ーラ3の駆動回転速度によって決定されるが、ニップロ
ーラ2の対向ローラ3への押圧力は、例えば制御機構2
0によって制御することができ、この押圧力を周期的に
減少させることにより、前記駆動回転速度よりも遅い速
度で周期的に変動させながら切断装置に供給されること
となる。このほか、押圧力を周期的に減少させる手段と
しては、少なくとも一方のローラの半径を周期的に減少
させるなどの各種の手段を採用することもできる。な
お、上記の周期的に変動させるとは、ハード磁性体1の
供給速度が一定の時間経過ごとに変動することを意味し
ており、特に定速度と変動速度とが周期的に交互に繰り
返される状態であることが望ましい。この周期は、1切
断に要する時間以上の周期である。ハード磁性体の供給
速度については種々の速度パターンを使用目的に応じて
用いることができるが、ハード磁性体の最大供給速度に
対してその最小供給速度を0〜70%の速度とすること
が好ましい。
を所要の長さに切断するが、図1に示すように、まずハ
ード磁性体1をニップローラ2と対向ローラ3とによっ
て引き出し、切断装置に供給する。上記のハード磁性体
の供給速度は、基本的にはニップローラ2または対向ロ
ーラ3の駆動回転速度によって決定されるが、ニップロ
ーラ2の対向ローラ3への押圧力は、例えば制御機構2
0によって制御することができ、この押圧力を周期的に
減少させることにより、前記駆動回転速度よりも遅い速
度で周期的に変動させながら切断装置に供給されること
となる。このほか、押圧力を周期的に減少させる手段と
しては、少なくとも一方のローラの半径を周期的に減少
させるなどの各種の手段を採用することもできる。な
お、上記の周期的に変動させるとは、ハード磁性体1の
供給速度が一定の時間経過ごとに変動することを意味し
ており、特に定速度と変動速度とが周期的に交互に繰り
返される状態であることが望ましい。この周期は、1切
断に要する時間以上の周期である。ハード磁性体の供給
速度については種々の速度パターンを使用目的に応じて
用いることができるが、ハード磁性体の最大供給速度に
対してその最小供給速度を0〜70%の速度とすること
が好ましい。
【0012】ハード磁性体1の切断装置としては、各種
の切断装置を採用することができるが、例えば図1に示
すように複数個の刃が円周上に間隔をおいて突設された
刃付きローラ5と円周上に同様に間隔をおいて磁石7が
埋設されたアンビルローラ4とが回転可能に当接するよ
うに配設された切断装置を使用することができる。刃付
きローラ5の複数個の刃およびアンビルローラ4の磁石
7の間隔は、通常、等間隔とするが、間隔を変化させる
ことも可能である。
の切断装置を採用することができるが、例えば図1に示
すように複数個の刃が円周上に間隔をおいて突設された
刃付きローラ5と円周上に同様に間隔をおいて磁石7が
埋設されたアンビルローラ4とが回転可能に当接するよ
うに配設された切断装置を使用することができる。刃付
きローラ5の複数個の刃およびアンビルローラ4の磁石
7の間隔は、通常、等間隔とするが、間隔を変化させる
ことも可能である。
【0013】刃付きローラ5の刃とアンビルローラ4の
磁石7の近傍の面に合致するように当接、回転させるこ
とにより、ハード磁性体1は刃付きローラ5の回転刃と
アンビルローラ4の面との当接によって切断されると同
時に、ハード磁性体1の切断片6はアンビルローラ4上
の磁石7に把持されて、ローラ4の回転に伴って移動す
る。アンビルローラ4の回転による表面速度は、ハード
磁性体1の供給速度よりも速くように設定されることに
より、ハード磁性体1の切断片6は、所望の間隔でアン
ビルローラ4の面上に磁石7にて把持されて配列される
こととなる。なお、切断されたハード磁性体の切断片の
搬送は、アンビルローラ4に限らず、搬送ベルトなどの
搬送手段によることも可能である。このさいのハード磁
性体の切断片の走行速度は第1テープ基材8の走行速度
と同一とすることが望ましい。
磁石7の近傍の面に合致するように当接、回転させるこ
とにより、ハード磁性体1は刃付きローラ5の回転刃と
アンビルローラ4の面との当接によって切断されると同
時に、ハード磁性体1の切断片6はアンビルローラ4上
の磁石7に把持されて、ローラ4の回転に伴って移動す
る。アンビルローラ4の回転による表面速度は、ハード
磁性体1の供給速度よりも速くように設定されることに
より、ハード磁性体1の切断片6は、所望の間隔でアン
ビルローラ4の面上に磁石7にて把持されて配列される
こととなる。なお、切断されたハード磁性体の切断片の
搬送は、アンビルローラ4に限らず、搬送ベルトなどの
搬送手段によることも可能である。このさいのハード磁
性体の切断片の走行速度は第1テープ基材8の走行速度
と同一とすることが望ましい。
【0014】ハード磁性体1の切断片長さxは、ハード
磁性体の供給速度と1カット分の所要時間との積によっ
て決定されるので、切断片長さxを一定に保持するに
は、通常、ハード磁性体の供給速度と1カット分の所要
時間を一定に保持するが、ハード磁性体の供給速度を周
期的に変動させる場合にも切断片長さxを一定に保持す
る必要があるときには、1カット分の所要時間が対応し
て変動するように刃の間隔あるいは刃付きローラ5の回
転速度を設定することができる。
磁性体の供給速度と1カット分の所要時間との積によっ
て決定されるので、切断片長さxを一定に保持するに
は、通常、ハード磁性体の供給速度と1カット分の所要
時間を一定に保持するが、ハード磁性体の供給速度を周
期的に変動させる場合にも切断片長さxを一定に保持す
る必要があるときには、1カット分の所要時間が対応し
て変動するように刃の間隔あるいは刃付きローラ5の回
転速度を設定することができる。
【0015】次に、ハード磁性体1の切断片の配置間隔
yは、第1テープ基材8の走行速度と1カット分の所要
時間との積によって決定される。ここで、1カット分の
所要時間とは、1切断終了後から次の切断がされるまで
に要する時間、すなわち刃付きローラ5の切断刃が切断
位置から離れて次の切断刃が切断位置に到達するまでの
時間である。そして、ハード磁性体1の切断片の間隔
(y−xおよびz)は、〔(第1テープ基材の走行速
度)ー(ハード磁性体の供給速度)〕と1カット分の所
要時間との積によって決定されることとなる。
yは、第1テープ基材8の走行速度と1カット分の所要
時間との積によって決定される。ここで、1カット分の
所要時間とは、1切断終了後から次の切断がされるまで
に要する時間、すなわち刃付きローラ5の切断刃が切断
位置から離れて次の切断刃が切断位置に到達するまでの
時間である。そして、ハード磁性体1の切断片の間隔
(y−xおよびz)は、〔(第1テープ基材の走行速
度)ー(ハード磁性体の供給速度)〕と1カット分の所
要時間との積によって決定されることとなる。
【0016】ハード磁性体1の切断片の間隔(y−x)
を一定に保持するためには、通常、上記の諸条件を一定
に保持することによって達成するが、いずれかを変化さ
せる場合にも、それに対応して他の条件を変化をさせる
ことにより一定にすることは可能である。この条件の決
定に際しては、通常、アンビルローラ4の表面速度と切
断刃の間隔長さ、切断刃付きローラの回転速度がまず決
定されるので、ハード磁性体1の供給速度が最後に所望
の速度となるように決定される。ハード磁性体の切断片
の間隔(y−x)は、常に等間隔とするとは限らず、所
望により変化させることが必要となる場合には、通常、
最後に決定されるハード磁性体1の供給速度を変動させ
ることによって決定されることが多いが、これに限らな
い。
を一定に保持するためには、通常、上記の諸条件を一定
に保持することによって達成するが、いずれかを変化さ
せる場合にも、それに対応して他の条件を変化をさせる
ことにより一定にすることは可能である。この条件の決
定に際しては、通常、アンビルローラ4の表面速度と切
断刃の間隔長さ、切断刃付きローラの回転速度がまず決
定されるので、ハード磁性体1の供給速度が最後に所望
の速度となるように決定される。ハード磁性体の切断片
の間隔(y−x)は、常に等間隔とするとは限らず、所
望により変化させることが必要となる場合には、通常、
最後に決定されるハード磁性体1の供給速度を変動させ
ることによって決定されることが多いが、これに限らな
い。
【0017】また、ラベル間におけるハード磁性体の切
断片間隔(z)は、後に行うラベル間の切断が困難でな
く、しかも無駄な長さとならない適切な間隔とするため
に、ハード磁性体の切断片の間隔(y−x)とは異なる
間隔となされることが多いが、通常、最後に決定される
ハード磁性体1の供給速度を変動させることによって決
定される。なお、ハード磁性体1の切断片長さxを一定
に保持しながら、ハード磁性体の切断片間隔(z)を調
整するには、ハード磁性体1の供給速度を変動させると
ともに、1カット分の所要時間が対応して変動するよう
に刃の間隔あるいは刃付きローラ5の回転速度を設定す
ることによって調整することができる。
断片間隔(z)は、後に行うラベル間の切断が困難でな
く、しかも無駄な長さとならない適切な間隔とするため
に、ハード磁性体の切断片の間隔(y−x)とは異なる
間隔となされることが多いが、通常、最後に決定される
ハード磁性体1の供給速度を変動させることによって決
定される。なお、ハード磁性体1の切断片長さxを一定
に保持しながら、ハード磁性体の切断片間隔(z)を調
整するには、ハード磁性体1の供給速度を変動させると
ともに、1カット分の所要時間が対応して変動するよう
に刃の間隔あるいは刃付きローラ5の回転速度を設定す
ることによって調整することができる。
【0018】前記のハード磁性体1の供給速度の変動周
期がハード磁性体1の複数の切断片が切断される周期
(特に1つのラベルに存在する切断片の数に相当する周
期)である場合には、ハード磁性体の切断片の間隔(y
−x)が等間隔となり、ハード磁性体の切断片間隔
(z)だけを前記間隔と異なる間隔とすることができ
る。また、前記のハード磁性体1の供給速度の変動周期
がハード磁性体1の1枚の切断片が切断される周期であ
る場合には、ハード磁性体の切断片の間隔(y−x)と
ハード磁性体の切断片間隔(z)は不等間隔とすること
ができ、その間隔は、ハード磁性体1の供給速度の変動
量を調整することによって決定されることとなる。この
変動量を調整することにより前記間隔を等間隔とするこ
とも可能である。
期がハード磁性体1の複数の切断片が切断される周期
(特に1つのラベルに存在する切断片の数に相当する周
期)である場合には、ハード磁性体の切断片の間隔(y
−x)が等間隔となり、ハード磁性体の切断片間隔
(z)だけを前記間隔と異なる間隔とすることができ
る。また、前記のハード磁性体1の供給速度の変動周期
がハード磁性体1の1枚の切断片が切断される周期であ
る場合には、ハード磁性体の切断片の間隔(y−x)と
ハード磁性体の切断片間隔(z)は不等間隔とすること
ができ、その間隔は、ハード磁性体1の供給速度の変動
量を調整することによって決定されることとなる。この
変動量を調整することにより前記間隔を等間隔とするこ
とも可能である。
【0019】なお、上記の諸条件の決定に際しては、切
断片6の長さ(x)と切断片間隔(y−x)との和が、
アンビルローラ4表面での磁石長さと磁石間の間隔の和
に等しくなるように調整することにより、ハード磁性体
1の切断片が磁石に確実に把持されることができる。
断片6の長さ(x)と切断片間隔(y−x)との和が、
アンビルローラ4表面での磁石長さと磁石間の間隔の和
に等しくなるように調整することにより、ハード磁性体
1の切断片が磁石に確実に把持されることができる。
【0020】次に、片面に粘着剤21を塗布した第1テ
ープ基材8をアンビルローラ4のハード磁性体の切断片
6が配列されている個所に供給し、ニップローラ9によ
ってアンビルローラ4に押し付けることにより、アンビ
ルローラ4上のハード磁性体の切断片6を第1テープ基
材8の粘着剤層上に貼着する。第1テープ基材8の供給
速度は、アンビルローラ4の表面速度と等しい速度に設
定するのが好ましい。第1テープ基材8の走行速度は、
当然、ハード磁性体1の供給速度より速い速度であるの
で、第1テープ基材8上には、ハード磁性体片6が間隔
をおいて配列されたテープ10が得られる。得られたテ
ープ10は、アンビルローラ4から剥離する。
ープ基材8をアンビルローラ4のハード磁性体の切断片
6が配列されている個所に供給し、ニップローラ9によ
ってアンビルローラ4に押し付けることにより、アンビ
ルローラ4上のハード磁性体の切断片6を第1テープ基
材8の粘着剤層上に貼着する。第1テープ基材8の供給
速度は、アンビルローラ4の表面速度と等しい速度に設
定するのが好ましい。第1テープ基材8の走行速度は、
当然、ハード磁性体1の供給速度より速い速度であるの
で、第1テープ基材8上には、ハード磁性体片6が間隔
をおいて配列されたテープ10が得られる。得られたテ
ープ10は、アンビルローラ4から剥離する。
【0021】一方、非晶質金属細線11は、ハード磁性
体1と同様にして刃付きローラ16とアンビルローラ1
7とにより所望の長さに切断され、片面に離型紙23を
貼合した第2テープ基材12の剥離紙側とは異なる側に
ニップローラにより圧着、粘着され、非晶質金属細線1
1が間隔をおいて配列されたテープ13が得られ、アン
ビルローラ17から剥離される。上記のテープ10とテ
ープ13とを積層して貼合わせ、図4に示すような積層
体を得ることができる。
体1と同様にして刃付きローラ16とアンビルローラ1
7とにより所望の長さに切断され、片面に離型紙23を
貼合した第2テープ基材12の剥離紙側とは異なる側に
ニップローラにより圧着、粘着され、非晶質金属細線1
1が間隔をおいて配列されたテープ13が得られ、アン
ビルローラ17から剥離される。上記のテープ10とテ
ープ13とを積層して貼合わせ、図4に示すような積層
体を得ることができる。
【0022】続いて、上記積層体をラベル切り抜き装置
14に供給し、積層体に図3に示すラベル形状の切断線
を入れ、次いで消磁器15に供給して、上記のアンビル
ローラ4の磁石により磁化されていたハード磁性体片6
の消磁を行う。消磁器15を経た積層体のラベル以外の
不要な上下テープ基材部分は、かす上げローラ18によ
り剥離紙23から剥離され巻き取られる一方、ラベル形
状の積層体が間隔をおいて残留する剥離紙23が巻取り
ローラ19に巻き取られる。なお、本発明によるラベル
の製造方法は複数の平行した製造系列からなる場合で
も、個々の系列において、ハード磁性体を切断する位置
へ周期的に変動させて供給する機構を備えることによ
り、容易に実施可能である。
14に供給し、積層体に図3に示すラベル形状の切断線
を入れ、次いで消磁器15に供給して、上記のアンビル
ローラ4の磁石により磁化されていたハード磁性体片6
の消磁を行う。消磁器15を経た積層体のラベル以外の
不要な上下テープ基材部分は、かす上げローラ18によ
り剥離紙23から剥離され巻き取られる一方、ラベル形
状の積層体が間隔をおいて残留する剥離紙23が巻取り
ローラ19に巻き取られる。なお、本発明によるラベル
の製造方法は複数の平行した製造系列からなる場合で
も、個々の系列において、ハード磁性体を切断する位置
へ周期的に変動させて供給する機構を備えることによ
り、容易に実施可能である。
【0023】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。 実施例1 アクリル系粘着剤が塗布された厚み25μmの2枚のポ
リエチレンテレフタレート(PET)フィルムの間に線
径125μmの非晶質金属細線(合金組成:Fe
77.5Si7.5B15,添え字は原子%)および厚
さ50μm,幅2.5mmのハード磁性薄帯(クロバッ
ク10/130 Vacuum Schmelze社
製)を挟んで図3に示すようなラベルを以下のようにし
て製作した。
る。 実施例1 アクリル系粘着剤が塗布された厚み25μmの2枚のポ
リエチレンテレフタレート(PET)フィルムの間に線
径125μmの非晶質金属細線(合金組成:Fe
77.5Si7.5B15,添え字は原子%)および厚
さ50μm,幅2.5mmのハード磁性薄帯(クロバッ
ク10/130 Vacuum Schmelze社
製)を挟んで図3に示すようなラベルを以下のようにし
て製作した。
【0024】ハード磁性薄帯を供給する一対のローラの
うち、駆動対向ローラの直径を33.5mmφとし、ア
ンビルローラ表面が回転により19.5mm進む間にハ
ード磁性薄帯が7mm進むように、アンビルローラと対
向ローラの周速の比を設けた。アンビルローラの直径は
93mmφとし、円周上に長さ(円周上の長さ)2.5
mm(奥行5mm)の磁石を15個等間隔に配列した。
刃付きローラの直径は62mmφとし、円周上に超硬の
切断刃を10個等間隔に配列した。第1テープ基材には
厚さ25μmのPETフィルムを用い、これにアクリル
系粘着剤(PET−1型,FSK株式会社製)を厚さ2
5μmで塗布したものをテープとして用い、第2テープ
基材には厚さ20μmのポリプロピレンフィルフィルム
を用い、この片面にアクリル系粘着剤(JHL−235
9型,日本フーラー株式会社製)を厚さ25μmで塗布
し、他の面に厚みが70μmのシリコン処理紙を離型紙
として貼着したものをテープとして使用した。
うち、駆動対向ローラの直径を33.5mmφとし、ア
ンビルローラ表面が回転により19.5mm進む間にハ
ード磁性薄帯が7mm進むように、アンビルローラと対
向ローラの周速の比を設けた。アンビルローラの直径は
93mmφとし、円周上に長さ(円周上の長さ)2.5
mm(奥行5mm)の磁石を15個等間隔に配列した。
刃付きローラの直径は62mmφとし、円周上に超硬の
切断刃を10個等間隔に配列した。第1テープ基材には
厚さ25μmのPETフィルムを用い、これにアクリル
系粘着剤(PET−1型,FSK株式会社製)を厚さ2
5μmで塗布したものをテープとして用い、第2テープ
基材には厚さ20μmのポリプロピレンフィルフィルム
を用い、この片面にアクリル系粘着剤(JHL−235
9型,日本フーラー株式会社製)を厚さ25μmで塗布
し、他の面に厚みが70μmのシリコン処理紙を離型紙
として貼着したものをテープとして使用した。
【0025】駆動対向ローラとしては、図2に示すよう
に、円周表面上に複数の溝24を周期的に形成したもの
を用いた。そして、ニップローラと対向ローラの圧接力
を周期的に変動させ、ハード磁性薄帯の供給速度を変化
させながら、ハード磁性薄帯をアンビルローラに供給し
て刃付きローラの回転刃にて切断して切断片とした。な
お、この際、ハード磁性薄帯の供給速度の変化に連動し
て刃付きローラの回転速度を制御した(供給速度が小さ
くなったときには、刃付きローラの回転速度を遅くなる
ようにして切断長さを一定となるようにした)。
に、円周表面上に複数の溝24を周期的に形成したもの
を用いた。そして、ニップローラと対向ローラの圧接力
を周期的に変動させ、ハード磁性薄帯の供給速度を変化
させながら、ハード磁性薄帯をアンビルローラに供給し
て刃付きローラの回転刃にて切断して切断片とした。な
お、この際、ハード磁性薄帯の供給速度の変化に連動し
て刃付きローラの回転速度を制御した(供給速度が小さ
くなったときには、刃付きローラの回転速度を遅くなる
ようにして切断長さを一定となるようにした)。
【0026】得られたハード磁性薄帯片をアンビルロー
ラ上の磁石に吸引させてローラの回転に伴って移動させ
た後、アンビルローラの周速と同じ速度で供給された第
1テープ基材の粘着剤層上に圧接して貼着させて、一定
間隔にハード磁性薄帯片が配列したテープを得た。次い
で、このテープの粘着剤層側に非晶質金属細線と第2テ
ープ基材と離型紙とからなるテープを積層、貼合わせ
た。得られた積層体は直ちにラベル切り抜き装置に導入
し、ラベルの形に成形加工した。なお、このテープの走
行速度は30m/分とした。
ラ上の磁石に吸引させてローラの回転に伴って移動させ
た後、アンビルローラの周速と同じ速度で供給された第
1テープ基材の粘着剤層上に圧接して貼着させて、一定
間隔にハード磁性薄帯片が配列したテープを得た。次い
で、このテープの粘着剤層側に非晶質金属細線と第2テ
ープ基材と離型紙とからなるテープを積層、貼合わせ
た。得られた積層体は直ちにラベル切り抜き装置に導入
し、ラベルの形に成形加工した。なお、このテープの走
行速度は30m/分とした。
【0027】得られたラベルは図3、図4に示すような
ものであって、ラベル長さ(L)が95mmで、ハード
磁性薄帯の切断片の長さ(x)が7mm、同一ラベル内
の切断片の間隔(y−x)が5.5mm、異なるラベル
間の切断片の間隔(z)が15mmのラベルを連続的に
安定して製造することができた。
ものであって、ラベル長さ(L)が95mmで、ハード
磁性薄帯の切断片の長さ(x)が7mm、同一ラベル内
の切断片の間隔(y−x)が5.5mm、異なるラベル
間の切断片の間隔(z)が15mmのラベルを連続的に
安定して製造することができた。
【0028】
【発明の効果】本発明のラベルの製造方法によれば、ラ
ベル中に所要の長さのハード磁性体を所望の間隔で非晶
質金属材料とともに配置することができる。そのため非
晶質金属材料とハード磁性体からなる優れた失活特性を
有する物品監視用ラベルを複雑な装置を必要とせず、簡
単にしかも経済的に製造することができる。
ベル中に所要の長さのハード磁性体を所望の間隔で非晶
質金属材料とともに配置することができる。そのため非
晶質金属材料とハード磁性体からなる優れた失活特性を
有する物品監視用ラベルを複雑な装置を必要とせず、簡
単にしかも経済的に製造することができる。
【図1】本発明の物品監視用ラベルの製造法の一例を示
す説明図である。
す説明図である。
【図2】本発明におけるハード磁性体の切断位置への供
給手段の一例を示す説明図である。
給手段の一例を示す説明図である。
【図3】本発明により製造される物品監視用ラベルの一
例を示す説明図である。
例を示す説明図である。
【図4】本発明により製造される物品監視用ラベルの断
面構造の一例を示す説明図である。
面構造の一例を示す説明図である。
1 ハード磁性体 2 ニップローラ 3 対向ローラ 4,17 アンビルローラ 5,16 刃付きローラ 6 ハード磁性体切断片 7 磁石 8 第1テープ基材 9 ニップローラ 10,13 テープ 11 非晶質金属細線 12 第2テープ基材 14 切り抜き装置 15 消磁器 18 かす上げローラ 19 巻取りローラ 20 制御機構 21,22 粘着剤 23 離型紙 24 溝
Claims (2)
- 【請求項1】 ハード磁性体を切断位置に供給して所要
の長さに切断し、これを走行中の第1テープ基材に間欠
的に粘着し、これに非晶質金属材料が間欠的に粘着され
た第2テープ基材を貼合わせ、所定の大きさに切り抜い
て物品監視用ラベルを製造するに際して、ハード磁性体
の切断位置への供給を第1テープ基材の走行速度よりも
遅い供給速度であって、しかも1切断に要する時間以上
の周期で周期的に変動させながら行うことを特徴とする
物品監視用ラベルの製造方法。 - 【請求項2】 前記ハード磁性体の切断位置への供給
を、ニップローラとこれと圧接する対向ローラとを用い
て行い、かつその押圧力を周期的に変動させることによ
り、ハード磁性体の切断位置への供給速度を周期的に変
動させて行うことを特徴とする請求項1記載の物品監視
用ラベルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11040411A JP2000206883A (ja) | 1999-01-11 | 1999-01-11 | 物品監視用ラベルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11040411A JP2000206883A (ja) | 1999-01-11 | 1999-01-11 | 物品監視用ラベルの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000206883A true JP2000206883A (ja) | 2000-07-28 |
Family
ID=12579933
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11040411A Pending JP2000206883A (ja) | 1999-01-11 | 1999-01-11 | 物品監視用ラベルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000206883A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101000912B1 (ko) | 2010-05-27 | 2010-12-13 | (주)포스비브테크 | 양면 접착형 알에프아이디 태그 제조장치 |
-
1999
- 1999-01-11 JP JP11040411A patent/JP2000206883A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101000912B1 (ko) | 2010-05-27 | 2010-12-13 | (주)포스비브테크 | 양면 접착형 알에프아이디 태그 제조장치 |
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