JP2000207706A - 磁気ヘッド及びこれを用いた磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気ヘッド及びこれを用いた磁気記録再生装置

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JP2000207706A
JP2000207706A JP11006975A JP697599A JP2000207706A JP 2000207706 A JP2000207706 A JP 2000207706A JP 11006975 A JP11006975 A JP 11006975A JP 697599 A JP697599 A JP 697599A JP 2000207706 A JP2000207706 A JP 2000207706A
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保孝 小谷
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一行 家坂
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久夫 長部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、簡単な構成で、且つコストが低減
された、デジタル信号及び/又はアナログ信号の記録及
び/又は再生用磁気ヘッド及びこれを用いた磁気記録再
生装置を提供すること。 【解決手段】 デジタル信号及び/又はアナログ信号が
記録されている磁気記録媒体に対して、これらの信号を
記録及び/又は再生するための磁気ヘッドであって、上
記磁気ヘッド21のギャップ33に形成されているアジ
マス角が、略10度に設定されていることを特徴とする
磁気ヘッド21。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、0ジタル信号及び
/又はアナログ信号が記録されている磁気テープ等の磁
気記録媒体に対して、これらの信号を記録再生するため
の磁気ヘッド及びこれを用いた磁気記録再生装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルのビデオ信号及びデジタ
ルのオーディオ信号を磁気テープに記録する家庭用のカ
メラ一体型デジタルビデオテープレコーダや家庭用の据
置き型デジタルビデオテープレコーダが登場している。
【0003】このようなデジタル信号であるデジタルビ
デオテープレコーダの記録方式として、所謂DV方式と
呼ばれるフォーマットがある(IEC 61834 helical scan
digital video tape casette recording system using
6.35mm magnetic tape forcosumers (525/60,625/50,1
125/60and1250/50systems)。このDV方式では、使用
するビデオテープのテープ幅が6.35mm(=1/4
インチ)となっており、従来のアナログ信号であるアナ
ログテープレコーダの記録方式(例えば8mm方式:IE
C 60843 helical scan video tape cassette recording
systems using8mm magnetic tape for consumers)で
使用するビデオテープのテープ幅より狭くなっている。
これにも関わらず、DV方式では、記録する信号を圧縮
すると共に記録密度を上げているので、従来の方式より
も高い画質で長時間の記録が可能になっている。
【0004】ところで、上記DV方式と従来のアナログ
ビデオテープレコーダの記録方式(例えば8mm方式)
との間では互換性は無いが、例えばこの従来の記録方式
で使用するテープ幅の広いビデオテープに対して上記D
V方式における信号を記録できれば、高品質の信号をよ
り長時間に亘って記録することが可能になる。また、こ
のように、従来の記録方式で使用するビデオテープに対
してDV方式の信号の記録再生が可能になれば、この従
来の記録方式で使用するビデオテープやこれを記録再生
する磁気記録再生装置の生産設備や部品等の資源を有効
に利用できることにもなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の8mm
方式においては、ビデオテープの記録再生のために使用
される磁気ヘッドは、そのアジマス角が10度以下に設
定されている。他方、上述したDV方式においては、特
にアジマス角に関する規定はないものの、従来のデジタ
ル記録では、隣接トラックとの間で発生するクロストー
クの発生を抑えるために、一般にアジマス角が20度以
上に設定されている。このため、従来のアナログ方式
(8mm方式)とデジタル方式(DV方式)のビデオテ
ープについては、双方のビデオテープを単一の磁気記録
再生装置で再生等するためには、この磁気記録再生装置
に、それぞれ専用の磁気ヘッドを設ける必要があった。
従って、図8に示すように、双方の再生等を行なうため
の磁気記録再生装置においては、回転ドラムDの周囲に
沿って、8mm方式用の磁気ヘッドAと、DV方式用の
磁気ヘッドB、さらに消去ヘッドCを組み込む必要があ
り、回転ドラム2の構造が複雑になり、コストが高くな
ってしまうという問題があった。
【0006】本発明は、以上の点に鑑み、簡単な構成
で、且つコストが低減された、デジタル信号及び/又は
アナログ信号の記録及び/又は再生用磁気ヘッド及びこ
れを用いた磁気記録再生装置を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、デジタル信号及び/又はアナログ信号が記録され
ている磁気記録媒体に対して、これらの信号を記録及び
/又は再生するための磁気ヘッドであって、上記磁気ヘ
ッドのギャップに形成されているアジマス角が、略10
度に設定されていることを特徴とする磁気ヘッドによ
り、達成される。
【0008】上記構成によれば、上記磁気ヘッドのギャ
ップに形成されているアジマス角が、略10度に設定さ
れているため、この磁気ヘッドは、デジタル信号及びア
ナログ信号共用の磁気ヘッドとなり、デジタル信号及び
/又はアナログ信号の記録及び/又は再生が可能とな
る。
【0009】本発明による磁気ヘッドは、好ましくは、
上記アジマス角が、10度±38分である。
【0010】上記アジマス角が、10度±38分である
場合には、アジマスロスによる出力劣化が3dB以内に
抑えられ得るので、出力劣化が許容できる範囲内とな
る。
【0011】また、本発明においては、デジタル信号及
び/又はアナログ信号が記録されている磁気記録媒体に
対して、これらの信号を記録及び/又は再生するための
磁気ヘッドを有する磁気記録再生装置であって、上記磁
気ヘッドのギャップに形成されているアジマス角が、略
10度に設定されていることを特徴とする磁気ヘッドを
有する磁気記録再生装置により、達成される。
【0012】上記構成によれば、上記磁気記録再生装置
に備えられた磁気ヘッドのギャップに形成されているア
ジマス角が、略10度に設定されているため、単一の磁
気ヘッドをこの磁気記録再生装置に備えることで、デジ
タル信号及び/又はアナログ信号の記録及び/又は再生
が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1乃至図8を参照しながら、詳細に説明する。尚、
以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例である
から、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、
本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定
する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもの
ではない。
【0014】先づ、本発明の実施の形態にかかる磁気ヘ
ッドによって信号であるビデオデータ及びオーディオデ
ータ等をテープ状の磁気記録媒体である磁気テープに記
録する記録方式について説明する。この記録方式は、テ
ープ幅が例えば8mmの磁気テープに所謂DV方式のデ
ジタル信号を記録する方式であり、ここでは、デジタル
8mm方式と呼ぶものとする。尚、以下に、この記録方
式を説明するにあたり、従来より知られている記録方式
であるDV方式(IEC 61834 )及び8mm方式(IEC 60
843 )と比較しながら説明する。
【0015】図1は、DV方式のデジタル信号を、DV
方式で使用するテープ幅6.35mmの磁気テープ(以
下、この磁気テープをDVテープという)に記録したと
きのトラックパターンを示している。DV方式では、図
1に示すように、テープ幅が6.35mm(=1/4イ
ンチ)のDVテープに対して、回転ドラムによりビデオ
信号等が回転記録される。この回転ドラムには、例えば
二つの磁気ヘッドが180度対向した位置に設けられて
いる。そのため、この二つの磁気ヘッドがDVテープの
走行方向に対して所定の角度をもって走査され、図1に
示すように、トラックパターンが形成される。このDV
方式では、一方の磁気ヘッドで記録されたトラックをオ
ッドトラックO1,O3,O5,O7,O9とし、他方
の磁気ヘッドで記録されたトラックをイーブントラック
E2,E4,E6,E8,E10としたとき、オッドト
ラック5本及びイーブントラック5本の全部で10本の
トラックに、所謂NTSC方式に対応したビデオ信号の
1フレーム分が記録される。尚、PAL方式では、全部
で12本のトラックに1フレーム分のビデオ信号が記録
される。
【0016】また、このDV方式では、各トラックに記
録するデータすべてに24/25変換が施される。記録
するデータを24/25変換することによって、ATF
(Automatic Track Finding )のためのパイロット信号
がトラック全体に重畳される。そして、再生時にこのパ
イロット信号を検出することにより、磁気ヘッドのトラ
ッキングを取ることができる。この24/25変換で
は、24ビット(3バイト)毎のデータに対してエキス
トラビット(1ビット)を挿入することにより、記録す
るデータのデータ列に3つの周波数の低域パイロット成
分を重畳している。
【0017】図2は、デジタル8mm方式のデジタル信
号を、テープ幅が8mmの磁気テープ(以下、この磁気
テープを8mmテープという)上に記録したときのトラ
ックパターンを示している。デジタル8mm方式では、
DVテープよりもテープ幅が広い8mmテープに対し
て、デジタルのビデオ信号等が回転記録される。この8
mmテープは、従来のアナログのビデオ信号を記録する
8mm方式(IEC 60843 )で用いられている磁気テープ
と同一である。回転記録を行なうための回転ドラムに
は、従来のアナログの8mm方式と同様に、例えば二つ
の磁気ヘッドが回転中心を挟んで180度対向した位置
に設けられている。そのため、二つの磁気ヘッドが8m
mテープの走行方向に対して所定の角度をもって走査さ
れ、図2に示すようになトラックパターンが形成され
る。
【0018】ここで、デジタル8mm方式では、8mm
テープの一つのトラックに対して、DV方式における2
トラック分のデータを、DV方式のデータパターンのま
ま、連続して記録する。即ち、デジタル8mm方式で
は、DV方式におけるオッドトラックのデータとイーブ
ントラックのデータとを組にして、データの内容は変え
ずに、一つのトラックに記録している。例えば、デジタ
ル8mm方式では、DV方式におけるオッドトラックO
1データとイーブントラックE2のデータを組にして、
一つのトラックに記録する。次のトラックには、オッド
トラックO3のデータとイーブントラックE4のデータ
を組にして記録する。このようにして、8mmテープ上
の連続するトラックに対して、DV方式におけるそれぞ
れ連続する二つのトラックのデータを組にして記録す
る。従って、デジタル8mm方式では、8mmテープの
5本のトラックに、NTSCに対応したビデオ信号が1
フレーム分記録される。また、8mmテープの6本のト
ラックに、PALに対応したビデオ信号が1フレーム分
記録される。尚、このデジタル8mm方式では、8mm
テープの一つのトラックに対してDV方式における2ト
ラック分のデータと共に拡張データが記録される。ま
た、デジタル8mm方式では、24/25変換を施すこ
とにより、ATFのための3つの周波数のパイロット信
号を各トラックに重畳している。
【0019】図3は、本発明の実施の形態にかかる磁気
ヘッドを組み込んだ磁気記録再生装置の構成を示してい
る。磁気記録再生装置10は、被写体を撮像してアナロ
グビデオ信号を出力する撮像部11と、撮像部11によ
り生成されたアナログビデオ信号をDVデータに変換
し、また8mmテープ1から読み出したDVデータをア
ナログビデオ信号に変換するDVデータ処理部12と、
8mmテープ1の拡張エリアに記録する拡張データを生
成し、また8mmテープ1の拡張エリアから読み出した
拡張データのデータ処理を行なう拡張データ処理部13
と、8mmテープ1に対してデータの書込み及び読出し
を行なう書込/読出部14と、各部の制御を行なうメイ
ンコントローラ15と、を備えている。また、磁気記録
再生装置10は、アナログビデオ信号が出力されるビデ
オ出力端子16と、オーディオ信号が入出力されるオー
ディオ入出力端子17と、オーディオ入出力端子17か
ら入力されたオーディオ信号をDVデータ処理部12ま
たは拡張データ処理部13の何れかに切換えて供給し、
またDVデータ処理部12または拡張データ処理部13
の何れかから出力されたオーディオ信号を切換えてオー
ディオ入出力端子から出力するスイッチ18と、を備え
ている。
【0020】撮像部11は、例えばレンズ等の光学系
と、CCDと、信号処理回路等の電気系とから構成され
る。この撮像部11は、アナログのビデオ信号(輝度信
号,赤色差信号,青色差信号)を生成し、このアナログ
のビデオ信号をDVデータ処理部12に送る。
【0021】DVデータ処理部12には、記録時におい
て、撮像部11から送られたアナログのビデオ信号,オ
ーディオ入出力端子17を介して外部から供給されたア
ナログのオーディオ信号及びメインコントローラ15か
ら送られた付加情報が入力される。DVデータ処理部1
2は、記録時において、これらの信号及び情報をDV方
式に対応したデータフォーマットに変換し、DV方式に
おける1トラック分のデータ毎に書込/読出部14に送
る。また、DVデータ処理部12は、再生時において、
8mmテープ1の通常エリアから読み出したDVデータ
が、書込/読出部14から送られる。DVデータ処理部
12は、再生時において、このDVデータから、ビデオ
データ,オーディオデータ及び付加情報を分割する。D
Vデータ処理部12は、分割したビデオデータをアナロ
グのビデオ信号に変換し、このアナログのビデオ信号を
ビデオ出力端子16を介して外部に出力する。また、D
Vデータ処理部12は、分割したオーディオデータをア
ナログのオーディオ信号に変換し、このアナログのオー
ディオ信号をオーディオ入出力端子17を介して出力す
る。また、DVデータ処理部12は、分割した付加情報
をメインコントローラ15に送る。
【0022】拡張データ処理部13には、記録時や音声
のアフターレコーディング時において、オーディオ入出
力端子17を介して外部から供給されたオーディオ信号
及びメインコントローラ15から送られる付加情報が入
力される。拡張データ処理部13は、これらの信号及び
情報を拡張エリアに記録するためのデータフォーマット
に変換し、この拡張エリアに記録するための拡張データ
として書込/読出部14に送る。また、拡張データ処理
部13には、再生時において、8mmテープ1の拡張エ
リアから読み出した拡張データが、書込/読出部14か
ら送られる。拡張データ処理部13は、この拡張データ
から、オーディオデータ及び付加情報を分割する。拡張
データ処理部13は、分割したオーディオデータをアナ
ログのオーディオ信号に変換し、このアナログのオーデ
ィオ信号をオーディオ入出力端子17を介して出力す
る。また、拡張データ処理部13は、分割した付加情報
をメインコントローラ15に送る。尚、拡張データ処理
部13は、記録する拡張データに24/25変換を施し
て、パイロット信号を記録している。このパイロット信
号は、そのトラックに記録されるDVデータに記録され
たパイロット信号と同一の周波数となる。
【0023】スイッチ18は、記録時において、通常エ
リア内のオーディオ領域にオーディオ信号を記録する場
合には、DVデータ処理部12側に端子を切換えてオー
ディオ信号をこのDVデータ処理部12に供給する。ま
た、スイッチ18は、記録時やアフターレコーディング
時に拡張エリア内の拡張データ領域にオーディオデータ
を記録する場合には、拡張データ処理部13側に端子を
切換えてオーディオ信号をこの拡張データ処理部13に
供給する。また、スイッチ18は、再生時において通常
エリア内のオーディオデータを出力する場合には、DV
データ処理部12側に端子を切換えてこのDVデータ処
理部12から出力されるオーディオ信号をオーディオ入
出力端子17から送出する。また、スイッチ18は、再
生時において拡張エリア内のオーディオデータを出力す
る場合には、拡張データ処理部13側に端子を切換えて
この拡張データ処理部13から出力されるオーディオ信
号をオーディオ入出力端子17から送出する。
【0024】書込/読出部14は、磁気ヘッドの切換え
制御,回転ドラムの回転制御,8mmテープ1の走行速
度の制御等を行なって、通常エリア及び拡張エリアへの
DVデータ及び拡張データの書込み及び読出しを行な
う。
【0025】メインコントローラ15は、DVデータ処
理部12の制御,拡張データ処理部13の制御,書込/
読出部14の制御,DVデータ処理部12及び拡張デー
タ処理部13に供給する付加情報の生成,8mmテープ
1から読み出した付加情報の処理等を行なう。また、メ
インコントローラ15は、スイッチ18の切換え制御も
行なう。
【0026】ここで、上記書込/読出部14には、図4
に示すように、回転ドラム20と、回転ドラム20に取
り付けられた二つの磁気ヘッド21と、同様に回転ドラ
ム20に取り付けられた消去用ヘッドである消去ヘッド
22と、を含んでいる。上記磁気ヘッド21は、回転ド
ラム20の回転中心を挟んで180度対向する位置に設
けられている。
【0027】この磁気ヘッド21は、回転ドラム20が
図示しない回転駆動手段によって回転駆動されることに
よって、長手方向に対して例えば4.8999の角度で
8mmテープ1上を走行し、信号の記録及び再生を行な
う。磁気ヘッド21は、回転ドラム20の回転位置に応
じて切換えられる。この切換えは、図示しない制御部が
生成するスイッチングパルスSWPに同期して行なわれ
る。制御部は、回転ドラム20の回転位相を示すPG信
号に基づいて、回転ドラム20が180度回転する毎に
ハイ/ローが切換えられるスイッチングパルスSWPを
発生する。これにより、スイッチングパルスSWPがハ
イの期間は、一方の磁気ヘッド21に切換えられて信号
の記録または再生が行なわれ、スイッチングパルスSW
Pがローの期間は、他方の磁気ヘッドにきり得えられて
信号の記録または再生が行なわれるようになっている。
【0028】ここで、上記各磁気ヘッド21は、図5に
示すように、構成されている。図5において、磁気ヘッ
ド21は、互いに接合された二つのコア半体31,32
から成る磁気コアを含んでいる。
【0029】コア半体31,32は、それぞれフェライ
ト等の磁性材料から構成されていると共に、互いに接合
されるべき接合面のうち、少なくとも表面(磁気記録媒
体に対する接触面)寄りの所謂ギャップ対向面が、その
間に、ギャップ33を画成するようになっている。ま
た、コア半体31,32は、その接合面に、それぞれコ
イルとして巻回される巻線を受容するための巻線溝31
a,32aと、接合ガラスが収容されるガラス溝31
b,32bを備えている。
【0030】ここで、このギャップ33は、図6にて矢
印Tで示す磁気記録媒体のトラック方向に関して傾斜す
るように、アジマス角θを備えるように、形成されてい
る。さらに、ギャップ33は、そのトラック幅方向に関
して所定のギャップ長を有するように、コア半体31,
32の側縁に形成されたトラック幅規制溝34,35に
より、規制されている。
【0031】各コア半体31,32は、図示の場合、ギ
ャップ対向面及びトラック幅規制溝34,35の内面
に、金属磁性膜36,37を備えている。
【0032】以上の構成は、従来の磁気ヘッドとほぼ同
様の構成であるが、本発明による磁気ヘッド21におい
ては、上記アジマス角θが、ほぼ10度、好ましくは1
0度±38分に設定されている。
【0033】本発明の実施の形態による磁気記録再生装
置10及び磁気ヘッド21は、以上のように構成されて
おり、特に、磁気ヘッド21のアジマス角θがほぼ10
度に設定されていることから、記録時には、このアジマ
ス角θが、ほぼ10度に設定されている磁気ヘッド21
によって、8mmテープに対して、DV方式のデータが
記録される。また、この磁気ヘッド21によりアナログ
ビデオ信号の記録も可能となっている。そして、再生時
には、このアジマス角θがほぼ10度に設定されている
磁気ヘッド21により、デジタル8mm方式の場合も、
またアナログ8mm方式の場合も、磁気テープに記録さ
れたビデオ信号が再生され得る。
【0034】ここで、出力劣化Lθは
【数1】 で与えられ、出力劣化を3dBとするとπWtanθ1
/λ=1.39(Wはトラックピッチ20μm,θ1は
ずれ角,λは記録波長0.5μm)となるので、ずれ角
θ1=38分となる。従って、アジマス角θを10度±
38分に設定することによって、デジタル8mm方式の
場合であっても、許容範囲内の出力劣化で、再生等する
ことが可能になる。また、クロストーク問題も許容範囲
内であった。これにより、磁気記録再生装置10におい
て、デジタル信号及びアナログ信号共用の一組の磁気ヘ
ッド21を使用して、デジタル8mm方式の磁気テープ
であっても、またアナログ8mm方式の磁気テープであ
っても、記録及び再生することができ、回転ドラム20
の構成が簡単になり、コストが低減され得ることにな
る。
【0035】尚、上記実施形態においては、磁気ヘッド
21を組み込んだ磁気記録再生装置10について説明し
たが、これに限らず、磁気再生装置に本発明を適用し得
ることは明らかである。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、簡
単な構成で、且つコストが低減された、デジタル信号及
び/又はアナログ信号の記録及び/又は再生用磁気ヘッ
ド及びこれを用いた磁気記録再生装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】DV方式のデジタル信号を、DV方式で使用す
るテープ幅6.35mmの磁気テープに記録したときの
トラックパターンを示す概略図である。
【図2】DV方式のデジタル信号を、テープ幅8mmの
磁気テープ上に記録したときのトラックパターンを示す
概略図である。
【図3】本発明の実施の形態にかかる磁気ヘッドを備え
た磁気記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図4】図3の磁気記録再生装置における書込/読出部
の回転ドラムを示す概略平面図である。
【図5】図4の書込/読出部の磁気ヘッドの一実施形態
を示す概略斜視図である。
【図6】図5の磁気ヘッドの概略正面図である。
【図7】図5の磁気ヘッドによるアジマス角による出力
劣化を示すグラフである。
【図8】従来のアナログ方式及びデジタル方式に対応し
た回転ドラムにおける磁気ヘッドの配置を示す概略平面
図である。
【符号の説明】
10・・・磁気記録再生装置、11・・・撮像部、12
・・・DVデータ処理部、13・・・拡張データ処理
部、14・・・書込/読出部、15・・・メインコント
ローラ、16・・・ビデオ出力端子、17・・・オーデ
ィオ入出力端子、18・・・スイッチ、20・・・回転
ドラム、21・・・磁気ヘッド、22・・・消去ヘッ
ド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小谷 保孝 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 家坂 一行 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 長部 久夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 木村 雅典 愛知県額田郡幸田町大字坂崎字雀ヶ入1番 地 ソニー幸田株式会社内 Fターム(参考) 5D091 AA03 AA05 BB04 BB05 BB06 CC01 DD01 GG02 5D093 AA01 AC01 AD05 AD07 AE01 BB05 CA08 5D111 AA01 AA13 AA14 AA23 CC32 DD06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル信号及び/又はアナログ信号が
    記録されている磁気記録媒体に対して、これらの信号を
    記録及び/又は再生するための磁気ヘッドであって、 上記磁気ヘッドのギャップに形成されているアジマス角
    が、略10度に設定されていることを特徴とする磁気ヘ
    ッド。
  2. 【請求項2】 上記アジマス角が、10度±38分であ
    ることを特徴とする磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 上記磁気記録媒体にデジタル信号を記録
    する場合は、2トラック分のデジタル信号を1トラック
    に収める構成となっていることを特徴とする請求項1に
    記載の磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 デジタル信号及び/又はアナログ信号が
    記録されている磁気記録媒体に対して、これらの信号を
    記録及び/又は再生するための磁気ヘッドを有する磁気
    記録再生装置であって、 上記磁気ヘッドのギャップに形成されているアジマス角
    が、略10度に設定されていることを特徴とする磁気ヘ
    ッドを有する磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】 消去用ヘッドを有していることを特徴と
    する請求項4に記載の磁気ヘッドを有する磁気記録再生
    装置。
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