JP2000207731A - 磁気記録媒体及びその製造法 - Google Patents
磁気記録媒体及びその製造法Info
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- JP2000207731A JP2000207731A JP552099A JP552099A JP2000207731A JP 2000207731 A JP2000207731 A JP 2000207731A JP 552099 A JP552099 A JP 552099A JP 552099 A JP552099 A JP 552099A JP 2000207731 A JP2000207731 A JP 2000207731A
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- magnetic
- powder
- recording medium
- layer
- nonmagnetic
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- Magnetic Record Carriers (AREA)
- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁性層乾燥厚みが0.5μm以下で非磁性下
層を有する薄層磁気記録媒体の製造に際して、製品の塗
布欠陥をなくし、厚み変動、走行耐久性を向上せしめた
高記録密度用の磁気記録媒体を提供すること。 【解決手段】 非磁性支持体上に非磁性粉末と潤滑剤を
結合剤中に分散させた下層非磁性層と、さらにその上層
として強磁性粉末と結合剤を含む乾燥厚みが0.5μm
以下の磁性層からなる磁気記録媒体において、前記非磁
性層中の非磁性粉末が平均粒子径0.5μm以下の有機
質粉末を非磁性層組成の40〜70重量部含有すること
を特徴とする磁気記録媒体とその製造方法。
層を有する薄層磁気記録媒体の製造に際して、製品の塗
布欠陥をなくし、厚み変動、走行耐久性を向上せしめた
高記録密度用の磁気記録媒体を提供すること。 【解決手段】 非磁性支持体上に非磁性粉末と潤滑剤を
結合剤中に分散させた下層非磁性層と、さらにその上層
として強磁性粉末と結合剤を含む乾燥厚みが0.5μm
以下の磁性層からなる磁気記録媒体において、前記非磁
性層中の非磁性粉末が平均粒子径0.5μm以下の有機
質粉末を非磁性層組成の40〜70重量部含有すること
を特徴とする磁気記録媒体とその製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気記録媒体に関
し、特に磁性層の乾燥厚みが0.5μm以下の薄層磁気
記録媒体で、有機質粉末を含む非磁性下層を有する磁気
記録媒体とその製造方法に関する。
し、特に磁性層の乾燥厚みが0.5μm以下の薄層磁気
記録媒体で、有機質粉末を含む非磁性下層を有する磁気
記録媒体とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録媒体特にビデオテープや
フロッピーディスクでは、記録密度を高めるため、抗磁
力を上げた粒径の小さい磁性粉末を用いると共に、記録
波長が短くなってきている。長手記録では自己減磁の影
響で短波長側の出力が低下するために、磁性層を薄くす
ることが試みられているが、磁性層を薄くすると非磁性
支持体の表面性の影響が現れやすくなり、電磁変換特性
が悪化する傾向にある。
フロッピーディスクでは、記録密度を高めるため、抗磁
力を上げた粒径の小さい磁性粉末を用いると共に、記録
波長が短くなってきている。長手記録では自己減磁の影
響で短波長側の出力が低下するために、磁性層を薄くす
ることが試みられているが、磁性層を薄くすると非磁性
支持体の表面性の影響が現れやすくなり、電磁変換特性
が悪化する傾向にある。
【0003】かかる技術的課題に対し、磁性層を形成す
る支持体について表面性を向上させる観点から広い検討
が行なわれている。例えば支持体として一般的に用いら
れるポリエステル支持体について中に含まれるフィラー
の粒径や添加量を下げることで支持体の表面粗さをRa
で1nmまで平滑にできるが、支持体の両面を平滑にし
た場合磁性層を形成する工程での滑り性に問題があり実
用に至っていない。そこで支持体と磁性層の間に滑り性
の良好な非磁性の中間層を設けて支持体の表面粗さの影
響を緩和、解消する試みが知られている。たとえば、特
開昭49−75305号公報では非磁性基板と磁性層の
間に高分子非磁性層を形成することで、高密度記録にお
いて支持体の傷や突起の影響を回避することが記載され
ている。ところが、このような試みによっても電磁変換
特性の改良は認められたがさらに磁性層が薄層化するに
従い表面性だけでなく走行耐久性等の要求も厳しくな
り、この方法だけでは充分では無くなった。この対策と
して特開昭62−154225号公報では0.5μm以
下の磁性層についてそれ以上の厚みで形成する導電性粉
末と潤滑剤を含有した中間層を用いることが記載されて
いる。更に特開昭62−188017号公報では無機粉
末の選定等により中間層の表面粗さとヤング率を規定す
る記載がある。しかしながら、このような中間層の塗
布、乾燥、平滑化の工程を磁性層の形成工程と分離する
方法では、表面粗さは改善されたが、磁性層を塗布する
工程において中間層に傷が入り易く、また、厚みの変動
率が高かったり、走行耐久性が充分でないなど実用的で
なかった。そこでこれらの問題を解決する手段として特
開昭63−191315号公報に記載されるように同時
重層塗布方式を用いて下層の非磁性層が湿潤状態にある
間に上層の磁性層を塗布する方式が提案された。しか
し、この方式によって生産性は実用的なレベルに達した
ものの、乾燥時の非磁性層と磁性層の界面の乱れを抑制
することが困難で、目標厚みに対して50%以上もの厚
み変動を生じた。この問題を解決する手段としては非磁
性層用塗料の粘弾性挙動を磁性塗料に類似させることが
提案されており、例えば、特開平5−73883号公報
では無機質粉末を主体とした非磁性層用塗料により粘弾
性を磁性塗料に類似させることが可能となり、同時塗工
においての界面の乱れは改善されるとの記載がある。
る支持体について表面性を向上させる観点から広い検討
が行なわれている。例えば支持体として一般的に用いら
れるポリエステル支持体について中に含まれるフィラー
の粒径や添加量を下げることで支持体の表面粗さをRa
で1nmまで平滑にできるが、支持体の両面を平滑にし
た場合磁性層を形成する工程での滑り性に問題があり実
用に至っていない。そこで支持体と磁性層の間に滑り性
の良好な非磁性の中間層を設けて支持体の表面粗さの影
響を緩和、解消する試みが知られている。たとえば、特
開昭49−75305号公報では非磁性基板と磁性層の
間に高分子非磁性層を形成することで、高密度記録にお
いて支持体の傷や突起の影響を回避することが記載され
ている。ところが、このような試みによっても電磁変換
特性の改良は認められたがさらに磁性層が薄層化するに
従い表面性だけでなく走行耐久性等の要求も厳しくな
り、この方法だけでは充分では無くなった。この対策と
して特開昭62−154225号公報では0.5μm以
下の磁性層についてそれ以上の厚みで形成する導電性粉
末と潤滑剤を含有した中間層を用いることが記載されて
いる。更に特開昭62−188017号公報では無機粉
末の選定等により中間層の表面粗さとヤング率を規定す
る記載がある。しかしながら、このような中間層の塗
布、乾燥、平滑化の工程を磁性層の形成工程と分離する
方法では、表面粗さは改善されたが、磁性層を塗布する
工程において中間層に傷が入り易く、また、厚みの変動
率が高かったり、走行耐久性が充分でないなど実用的で
なかった。そこでこれらの問題を解決する手段として特
開昭63−191315号公報に記載されるように同時
重層塗布方式を用いて下層の非磁性層が湿潤状態にある
間に上層の磁性層を塗布する方式が提案された。しか
し、この方式によって生産性は実用的なレベルに達した
ものの、乾燥時の非磁性層と磁性層の界面の乱れを抑制
することが困難で、目標厚みに対して50%以上もの厚
み変動を生じた。この問題を解決する手段としては非磁
性層用塗料の粘弾性挙動を磁性塗料に類似させることが
提案されており、例えば、特開平5−73883号公報
では無機質粉末を主体とした非磁性層用塗料により粘弾
性を磁性塗料に類似させることが可能となり、同時塗工
においての界面の乱れは改善されるとの記載がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら厚み変動
については未だ充分ではなくまた、無機質粉末は塗料へ
の分散が難しくまた磁性層との密着性も充分でないため
に、さらに薄層の磁気記録媒体では表面粗さや走行耐久
性が未だ充分ではないのが現状である。とりわけ非磁性
中間層を持ち、磁性層の乾燥厚みが0.5μm以下の薄
層磁気記録媒体の製造に際して、非磁性中間層の傷つき
性と厚み変動により磁性層に塗布欠陥と厚み変動が生
じ、最終製品の走行耐久性の低下を招くという問題があ
った。
については未だ充分ではなくまた、無機質粉末は塗料へ
の分散が難しくまた磁性層との密着性も充分でないため
に、さらに薄層の磁気記録媒体では表面粗さや走行耐久
性が未だ充分ではないのが現状である。とりわけ非磁性
中間層を持ち、磁性層の乾燥厚みが0.5μm以下の薄
層磁気記録媒体の製造に際して、非磁性中間層の傷つき
性と厚み変動により磁性層に塗布欠陥と厚み変動が生
じ、最終製品の走行耐久性の低下を招くという問題があ
った。
【0005】すなわち本発明の目的は、磁性層の乾燥厚
みが0.5μm以下で非磁性下層を有する薄層磁気記録
媒体の製造に際して、製品の塗布欠陥をなくし、厚み変
動、走行耐久性を向上せしめた高記録密度用の磁気記録
媒体を提供することである。
みが0.5μm以下で非磁性下層を有する薄層磁気記録
媒体の製造に際して、製品の塗布欠陥をなくし、厚み変
動、走行耐久性を向上せしめた高記録密度用の磁気記録
媒体を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、以下の構成を必要とする。すなわち、
非磁性粉末として平均粒子径が0.5μm以下の有機質
粉末を非磁性層組成の40〜70重量部含有する非磁性
粉末と潤滑剤を結合剤中に分散させた塗料を塗布、乾燥
させた非磁性中間体上に強磁性粉末と結合剤を含む磁性
塗料を塗布してなる磁気記録媒体である。
達成するために、以下の構成を必要とする。すなわち、
非磁性粉末として平均粒子径が0.5μm以下の有機質
粉末を非磁性層組成の40〜70重量部含有する非磁性
粉末と潤滑剤を結合剤中に分散させた塗料を塗布、乾燥
させた非磁性中間体上に強磁性粉末と結合剤を含む磁性
塗料を塗布してなる磁気記録媒体である。
【0007】本発明において用いられる非磁性有機質粉
末としては、ベンゾグアナミン樹脂粉末、アクリルスチ
レン系樹脂粉末、メラミン系樹脂粉末、ポリオレフィン
系樹脂粉末、ポリエステル系樹脂粉末、ポリアミド系樹
脂粉末、ポリイミド系樹脂粉末、ポリフッ化エチレン樹
脂粉末から選ばれた少なくとも1種を単独または併用し
て用いることができる。本発明においては非磁性中間体
の表面粗さは光学的位相差シフト干渉法による中心線平
均粗さRa値で6.0nm以下にあることが好ましく、
このために非磁性有機粉末の粒子径は0.05〜0.5
μmであることが好ましい。又、有機質粉末の形状とし
ては長軸長と短軸長の比である軸比が1.0〜2.5の
球状、米粒状が好ましい。また非磁性層への非磁性有機
質粉末の含有量は非磁性層組成の30重量部〜80重量
部が好ましく、特には40〜70重量部が好ましい。こ
の形状と含有量の及ぼす作用によって非磁性中間体は好
適な表面性と易滑性を得ることができる。すなわち本発
明における非磁性有機質粉末を含有した非磁性層用塗料
は従来の無機質粉末を主体とした塗料に比べて結合剤と
の親和性が高く凝集しにくいことから分散が容易であ
り、得られる非磁性中間体の表面性が改善される。その
結果、磁性層の塗布後の表面性も改善されることにな
り、高出力で分解能の高い磁気記録媒体を得ることがで
きる。また、本発明によると有機質粉末を含有した非磁
性中間体は滑剤として機能し、適度なスリップ性を有す
ることから磁性塗料を塗布する際の非磁性中間体の走行
安定性やロールとの接触による塗工面の傷つきを防止す
ることができる。従来の技術では非磁性中間体の滑り性
を改善するのには高級脂肪酸や高級脂肪酸アミドが用い
られているが、この方法では磁性層の塗布時の塗工面の
傷つきの防止には効果があるものの、非磁性層表面の滑
剤濃度が高くなり塗布欠陥を生じたり、磁性層の密着性
が悪くなるなどの弊害があった。さらに本発明の好まし
い作用として非磁性中間体界面に密着性の悪い無機質粒
子が存在しないことから、磁性層との密着性が向上し最
終製品の走行耐久性を改善することが挙げられる。
末としては、ベンゾグアナミン樹脂粉末、アクリルスチ
レン系樹脂粉末、メラミン系樹脂粉末、ポリオレフィン
系樹脂粉末、ポリエステル系樹脂粉末、ポリアミド系樹
脂粉末、ポリイミド系樹脂粉末、ポリフッ化エチレン樹
脂粉末から選ばれた少なくとも1種を単独または併用し
て用いることができる。本発明においては非磁性中間体
の表面粗さは光学的位相差シフト干渉法による中心線平
均粗さRa値で6.0nm以下にあることが好ましく、
このために非磁性有機粉末の粒子径は0.05〜0.5
μmであることが好ましい。又、有機質粉末の形状とし
ては長軸長と短軸長の比である軸比が1.0〜2.5の
球状、米粒状が好ましい。また非磁性層への非磁性有機
質粉末の含有量は非磁性層組成の30重量部〜80重量
部が好ましく、特には40〜70重量部が好ましい。こ
の形状と含有量の及ぼす作用によって非磁性中間体は好
適な表面性と易滑性を得ることができる。すなわち本発
明における非磁性有機質粉末を含有した非磁性層用塗料
は従来の無機質粉末を主体とした塗料に比べて結合剤と
の親和性が高く凝集しにくいことから分散が容易であ
り、得られる非磁性中間体の表面性が改善される。その
結果、磁性層の塗布後の表面性も改善されることにな
り、高出力で分解能の高い磁気記録媒体を得ることがで
きる。また、本発明によると有機質粉末を含有した非磁
性中間体は滑剤として機能し、適度なスリップ性を有す
ることから磁性塗料を塗布する際の非磁性中間体の走行
安定性やロールとの接触による塗工面の傷つきを防止す
ることができる。従来の技術では非磁性中間体の滑り性
を改善するのには高級脂肪酸や高級脂肪酸アミドが用い
られているが、この方法では磁性層の塗布時の塗工面の
傷つきの防止には効果があるものの、非磁性層表面の滑
剤濃度が高くなり塗布欠陥を生じたり、磁性層の密着性
が悪くなるなどの弊害があった。さらに本発明の好まし
い作用として非磁性中間体界面に密着性の悪い無機質粒
子が存在しないことから、磁性層との密着性が向上し最
終製品の走行耐久性を改善することが挙げられる。
【0008】尚、本発明において非磁性粉末としては有
機質粉末だけでなく所望により非磁性無機質粉末を併用
しても良い。例えば、金属、金属酸化物、金属炭酸塩、
金属硫酸塩、金属窒化物、金属炭化物、金属硫化物等の
非磁性無機質粉末が適用される。具体的にはTiO2、
TiOx、酸化セリウム、酸化スズ、酸化タングステ
ン、ZnO、ZrO2、SiO2、α酸化鉄、ゲータイ
ト、コランダム、窒化珪素、チタンカーバイド、窒化硼
素、酸化銅、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、炭酸カ
ルシウム、硫酸バリウム、炭化珪素、炭化チタン、αア
ルミナ、βアルミナ、γアルミナなどを単独または組み
合わせて有機質粉末と共に使用する。これらの粒子サイ
ズは球状粒子の場合、平均粒子径で0.01〜0.7μ
mであり、針状粒子の場合は長軸長0.05〜1.0μ
mで針状比2〜20のものが用いられる。含有量は非磁
性層組成の50重量部以下が好ましく、作用としては非
磁性中間体の塗膜の強化や、熱収縮率の調整、磁気ヘッ
ドとの接触時の衝撃吸収の調整に用いられる。このため
に好適な物性値としてモース硬度が3以上の粒子を含有
させることが好ましく、これらの処方により非磁性層の
好ましい物性としてヤング率を10〜500kg/mm
2、非磁性中間体の70℃、48時間保存後の熱収縮率
を0.3%以下にすることが好ましい。
機質粉末だけでなく所望により非磁性無機質粉末を併用
しても良い。例えば、金属、金属酸化物、金属炭酸塩、
金属硫酸塩、金属窒化物、金属炭化物、金属硫化物等の
非磁性無機質粉末が適用される。具体的にはTiO2、
TiOx、酸化セリウム、酸化スズ、酸化タングステ
ン、ZnO、ZrO2、SiO2、α酸化鉄、ゲータイ
ト、コランダム、窒化珪素、チタンカーバイド、窒化硼
素、酸化銅、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、炭酸カ
ルシウム、硫酸バリウム、炭化珪素、炭化チタン、αア
ルミナ、βアルミナ、γアルミナなどを単独または組み
合わせて有機質粉末と共に使用する。これらの粒子サイ
ズは球状粒子の場合、平均粒子径で0.01〜0.7μ
mであり、針状粒子の場合は長軸長0.05〜1.0μ
mで針状比2〜20のものが用いられる。含有量は非磁
性層組成の50重量部以下が好ましく、作用としては非
磁性中間体の塗膜の強化や、熱収縮率の調整、磁気ヘッ
ドとの接触時の衝撃吸収の調整に用いられる。このため
に好適な物性値としてモース硬度が3以上の粒子を含有
させることが好ましく、これらの処方により非磁性層の
好ましい物性としてヤング率を10〜500kg/mm
2、非磁性中間体の70℃、48時間保存後の熱収縮率
を0.3%以下にすることが好ましい。
【0009】本発明において非磁性中間体は潤滑剤を含
有させる。潤滑剤としては高級脂肪酸、脂肪酸エステ
ル、脂肪酸アミド、シリコーンオイル、変成シリコーン
オイル、パラフィン、金属石けん、ワックス等、固体や
液体を問わずに添加できる。潤滑剤の添加量は非磁性層
の全重量に対して4〜10%の範囲が好ましい。この配
合量が4%以下であると潤滑剤として走行耐久性を維持
する効果に乏しく、また10%以上だと非磁性中間体表
面に潤滑剤がブリードアウトし、磁性塗料を塗布する工
程でピンホールやはじきなどの塗工欠陥の原因となった
り、うまく塗工できたとしても磁性層との密着性が悪化
し磁性層が剥離しやすくなるなどの弊害が生じるように
なる。
有させる。潤滑剤としては高級脂肪酸、脂肪酸エステ
ル、脂肪酸アミド、シリコーンオイル、変成シリコーン
オイル、パラフィン、金属石けん、ワックス等、固体や
液体を問わずに添加できる。潤滑剤の添加量は非磁性層
の全重量に対して4〜10%の範囲が好ましい。この配
合量が4%以下であると潤滑剤として走行耐久性を維持
する効果に乏しく、また10%以上だと非磁性中間体表
面に潤滑剤がブリードアウトし、磁性塗料を塗布する工
程でピンホールやはじきなどの塗工欠陥の原因となった
り、うまく塗工できたとしても磁性層との密着性が悪化
し磁性層が剥離しやすくなるなどの弊害が生じるように
なる。
【0010】本発明では下層非磁性層に帯電防止剤を含
有させ製品の表面電気抵抗値を下げる公知技術を用いる
ことができ、例えば導電性のカーボンブラックとして
は、アセチレンブラック、カラー用カーボンブラック、
ファーネスブラック、ケッチェンブラックなど任意のも
のを用いることができる。好ましくは一次粒子の平均粒
子径は5〜80nm、比表面積はBET法で200〜1
500m2/g、DBP吸油量が20〜500ml/1
00g、pHは2〜10のものを用いる。非磁性層に用
いられるカーボンブラックのいくつかを例示すると、キ
ャボット社製のBLACKPEARLS2000、10
00、900、800、VULCANXC−72、コロ
ンビアンカーボン社製のRAVEN8800、800
0、7000、三菱化学社製の#3750B、#375
0、#3250B、#3250、#950、#850
B、#650B、#45、#40、#5、MA−77、
MA−7、ライオンアクゾ社製のケッチェンブラックE
C、ケッチェンブラックEC600JD等などがあげら
れる。これらのカーボンブラックは、単独で、あるいは
複数組み合わせて用いることができる。また、カーボン
ブラックの表面を分散剤等で処理したり、一部をグラフ
ァイト化して用いてもよい。いずれにしても帯電防止剤
の含有量は製品規格に適合するように適宜調整すること
ができる。
有させ製品の表面電気抵抗値を下げる公知技術を用いる
ことができ、例えば導電性のカーボンブラックとして
は、アセチレンブラック、カラー用カーボンブラック、
ファーネスブラック、ケッチェンブラックなど任意のも
のを用いることができる。好ましくは一次粒子の平均粒
子径は5〜80nm、比表面積はBET法で200〜1
500m2/g、DBP吸油量が20〜500ml/1
00g、pHは2〜10のものを用いる。非磁性層に用
いられるカーボンブラックのいくつかを例示すると、キ
ャボット社製のBLACKPEARLS2000、10
00、900、800、VULCANXC−72、コロ
ンビアンカーボン社製のRAVEN8800、800
0、7000、三菱化学社製の#3750B、#375
0、#3250B、#3250、#950、#850
B、#650B、#45、#40、#5、MA−77、
MA−7、ライオンアクゾ社製のケッチェンブラックE
C、ケッチェンブラックEC600JD等などがあげら
れる。これらのカーボンブラックは、単独で、あるいは
複数組み合わせて用いることができる。また、カーボン
ブラックの表面を分散剤等で処理したり、一部をグラフ
ァイト化して用いてもよい。いずれにしても帯電防止剤
の含有量は製品規格に適合するように適宜調整すること
ができる。
【0011】本発明において下層非磁性層に用いられる
結合剤としては、通常塗布型磁気記録媒体の磁性層に使
用されるものを適用でき、下記のような樹脂を用いるこ
とができる。例えば、ポリウレタン樹脂、ポリエステル
樹脂、ポリカーボネート樹脂、フェノキシ樹脂、硝酸セ
ルロース系ポリマー、ポリブチラール樹脂、NBRなど
ゴム系樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、塩化ビ
ニリデン共重合体、ポリアミド樹脂などである。以上の
樹脂は単独又は組み合わせで使用することができる。ま
たより優れた分散性と耐久性を得るために−COOM、
−SO3M、−OSO3M、−P=O(OM1)(OM
2)、−OP=O(OM1)(OM2)、−NR4X、
OH、NR2、N+R3、エポキシ基、SH、CN(こ
こでM,M1、M2はH、Li、Na、K、−NR4、
−NHR3を示し、Rはアルキル基もしくはH、Xはハ
ロゲン原子を示す。)などから選ばれる少なくとも一つ
以上の極性基を共重合または付加反応で導入したものを
用いることが好ましい。
結合剤としては、通常塗布型磁気記録媒体の磁性層に使
用されるものを適用でき、下記のような樹脂を用いるこ
とができる。例えば、ポリウレタン樹脂、ポリエステル
樹脂、ポリカーボネート樹脂、フェノキシ樹脂、硝酸セ
ルロース系ポリマー、ポリブチラール樹脂、NBRなど
ゴム系樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、塩化ビ
ニリデン共重合体、ポリアミド樹脂などである。以上の
樹脂は単独又は組み合わせで使用することができる。ま
たより優れた分散性と耐久性を得るために−COOM、
−SO3M、−OSO3M、−P=O(OM1)(OM
2)、−OP=O(OM1)(OM2)、−NR4X、
OH、NR2、N+R3、エポキシ基、SH、CN(こ
こでM,M1、M2はH、Li、Na、K、−NR4、
−NHR3を示し、Rはアルキル基もしくはH、Xはハ
ロゲン原子を示す。)などから選ばれる少なくとも一つ
以上の極性基を共重合または付加反応で導入したものを
用いることが好ましい。
【0012】これらの樹脂には、ポリイソシアナート系
架橋剤を組合わせて使用して適度な塗膜物性に調整する
ことができる。用いることのできるポリイソシアナート
系架橋剤としては、次の化合物を挙げることができる。
例えば、トリレンジイソシアナート、キシリレンジイソ
シアナート、ヘキサメチレンジイソシアナート、4,4
´−ジフェニルメタンジイソシアナートなどのジイソシ
アナートと、あるいはトリメチロールプロパンとトリレ
ンジイソシアナート3モルの付加化合物(日本ポリウレ
タン社製、コロネートLなど)などである。これらのポ
リイソシアナート系架橋剤の含有量は、非磁性層全重量
の、10.0重量部以下であることが好ましく、特には
7.0重量部以下が好ましい。
架橋剤を組合わせて使用して適度な塗膜物性に調整する
ことができる。用いることのできるポリイソシアナート
系架橋剤としては、次の化合物を挙げることができる。
例えば、トリレンジイソシアナート、キシリレンジイソ
シアナート、ヘキサメチレンジイソシアナート、4,4
´−ジフェニルメタンジイソシアナートなどのジイソシ
アナートと、あるいはトリメチロールプロパンとトリレ
ンジイソシアナート3モルの付加化合物(日本ポリウレ
タン社製、コロネートLなど)などである。これらのポ
リイソシアナート系架橋剤の含有量は、非磁性層全重量
の、10.0重量部以下であることが好ましく、特には
7.0重量部以下が好ましい。
【0013】本発明における非磁性層にはその他の添加
剤として分散剤等の添加剤を必要に応じて組み合わせて
使用することができる。分散剤としては界面活性剤を用
いることができレシチン、高分子分散剤、シランカップ
リング剤、チタンカップリング剤、りん酸エステルなど
を添加することができる。
剤として分散剤等の添加剤を必要に応じて組み合わせて
使用することができる。分散剤としては界面活性剤を用
いることができレシチン、高分子分散剤、シランカップ
リング剤、チタンカップリング剤、りん酸エステルなど
を添加することができる。
【0014】本発明において使用される可とう性支持体
としては、例えば、ポリエチレンテレフタレートなどの
ポリエステル類、ポリプロピレンなどのポリオレフィン
類、セルロースジアセテート、セルローストリアセテー
トなどのセルロース誘導体、ポリカーボネート、ポリ塩
化ビニル、ポリイミド、ポリアミド、ポリスルホン、ポ
リエーテルスルホンなどがなるフィルム、シートを挙げ
ることができる。
としては、例えば、ポリエチレンテレフタレートなどの
ポリエステル類、ポリプロピレンなどのポリオレフィン
類、セルロースジアセテート、セルローストリアセテー
トなどのセルロース誘導体、ポリカーボネート、ポリ塩
化ビニル、ポリイミド、ポリアミド、ポリスルホン、ポ
リエーテルスルホンなどがなるフィルム、シートを挙げ
ることができる。
【0015】本発明における非磁性中間体は上記可とう
性支持体に、非磁性粉末と結合剤等の前記非磁性層の構
成物を、適当な溶剤、例えば公知のメチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、トルエン、シクロヘキサ
ノン、テトラヒドロフラン等の単独液もしくは混合液中
に分散した塗料の塗布により得ることができる。
性支持体に、非磁性粉末と結合剤等の前記非磁性層の構
成物を、適当な溶剤、例えば公知のメチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、トルエン、シクロヘキサ
ノン、テトラヒドロフラン等の単独液もしくは混合液中
に分散した塗料の塗布により得ることができる。
【0016】非磁性層用塗料の分散には各種の分散機が
使用できる。例えば二本ロールミル、三本ロールミル、
ボールミル、ペブルミル、サンドグラインダー、アトラ
イター、高速インペラー分散機、高速度衝撃ミル、ニー
ダー、加圧式ニーダー、プラネタリーミキサー、ホモジ
ナイザー、超音波分散機等を単独または併用して用いる
ことができる。塗液の調合では本発明に用いる原料を2
つ以上の工程で分割してもかまわない。例えば結合剤を
混練工程、分散工程で分割投入したり、架橋剤、例えば
ポリイソシアナートは塗布直前に添加することができ
る。
使用できる。例えば二本ロールミル、三本ロールミル、
ボールミル、ペブルミル、サンドグラインダー、アトラ
イター、高速インペラー分散機、高速度衝撃ミル、ニー
ダー、加圧式ニーダー、プラネタリーミキサー、ホモジ
ナイザー、超音波分散機等を単独または併用して用いる
ことができる。塗液の調合では本発明に用いる原料を2
つ以上の工程で分割してもかまわない。例えば結合剤を
混練工程、分散工程で分割投入したり、架橋剤、例えば
ポリイソシアナートは塗布直前に添加することができ
る。
【0017】非磁性塗料を可とう性支持体上に塗布する
ための塗布方法としては、従来公知の、例えばエアドク
ターコート、ブレードコート、エアナイフコート、スク
イズコート、含浸コート、ダイコート、グラビアコー
ト、リバースロールコート等により片面または両面に形
成することができる。非磁性層の厚みは乾燥厚みで0.
3.3〜2.0μm、好ましくは0.7〜1.2μmと
なるように塗布される。0.5μm以下では耐久性が不
足し、2.0μm以上では製造コストが高くなるばかり
でなく、塗工面の欠陥、例えば塗布斑や異物の噛み込み
傷を見つけにくくなる等の問題がある。
ための塗布方法としては、従来公知の、例えばエアドク
ターコート、ブレードコート、エアナイフコート、スク
イズコート、含浸コート、ダイコート、グラビアコー
ト、リバースロールコート等により片面または両面に形
成することができる。非磁性層の厚みは乾燥厚みで0.
3.3〜2.0μm、好ましくは0.7〜1.2μmと
なるように塗布される。0.5μm以下では耐久性が不
足し、2.0μm以上では製造コストが高くなるばかり
でなく、塗工面の欠陥、例えば塗布斑や異物の噛み込み
傷を見つけにくくなる等の問題がある。
【0018】本発明において可とう性支持体に非磁性層
が塗布された非磁性中間体はさらに磁性層を設ける必要
があるが、磁性層の塗布前に所望により表面平滑化処理
や熱キュア処理、裁断処理を行うことができる。
が塗布された非磁性中間体はさらに磁性層を設ける必要
があるが、磁性層の塗布前に所望により表面平滑化処理
や熱キュア処理、裁断処理を行うことができる。
【0019】本発明における磁性層中に用いられる強磁
性粉末としては、特に塗布型磁気記録媒体に使用される
ものであれば何ら限定されるものではないが、本発明に
おける高密度磁気記録媒体に適用できる代表的な例は六
方晶系フェライト、FeまたはNiまたはCoを主成分
とする強磁性合金粉末である。特に高密度磁気記録の理
論からは、粒子サイズが小さく抗磁力やσsの高い強磁
性合金粉末が好ましく、そのためにBET法による比表
面積で30〜80m2/g、抗磁力は1500〜300
0Oeの範囲にある強磁性微粉末を選ぶと良い。このよう
な強磁性微粉末の例としては長軸長が0.05〜0.2
0μm、結晶子サイズが250Å以下、Feに対するC
o元素の含有率が10〜30%、微量元素としてAL、
Yをそれぞれ0〜10%の範囲で含む強磁性Fe合金粉
末を挙げることができる。またこれら磁性粉の形状は、
針状、粒状、米粒状、板状などの各種形態をとりうり、
また所望により各種磁性粉末を単独及び又は併用して用
いることができる。
性粉末としては、特に塗布型磁気記録媒体に使用される
ものであれば何ら限定されるものではないが、本発明に
おける高密度磁気記録媒体に適用できる代表的な例は六
方晶系フェライト、FeまたはNiまたはCoを主成分
とする強磁性合金粉末である。特に高密度磁気記録の理
論からは、粒子サイズが小さく抗磁力やσsの高い強磁
性合金粉末が好ましく、そのためにBET法による比表
面積で30〜80m2/g、抗磁力は1500〜300
0Oeの範囲にある強磁性微粉末を選ぶと良い。このよう
な強磁性微粉末の例としては長軸長が0.05〜0.2
0μm、結晶子サイズが250Å以下、Feに対するC
o元素の含有率が10〜30%、微量元素としてAL、
Yをそれぞれ0〜10%の範囲で含む強磁性Fe合金粉
末を挙げることができる。またこれら磁性粉の形状は、
針状、粒状、米粒状、板状などの各種形態をとりうり、
また所望により各種磁性粉末を単独及び又は併用して用
いることができる。
【0020】本発明において磁性層に用いられる結合剤
としては、通常塗布型磁気記録媒体に使用されるもので
あれば何ら限定されるものでなく、前記非磁性層用の結
合剤の説明で例示した樹脂を用いることができる。特に
非磁性層と磁性層との密着性の向上や、滑剤の磁性層表
面への移行性を考慮して結合剤組成を調整すると良い。
としては、通常塗布型磁気記録媒体に使用されるもので
あれば何ら限定されるものでなく、前記非磁性層用の結
合剤の説明で例示した樹脂を用いることができる。特に
非磁性層と磁性層との密着性の向上や、滑剤の磁性層表
面への移行性を考慮して結合剤組成を調整すると良い。
【0021】本発明において磁性層用の結合剤として、
非磁性層と同様にポリイソシアナート系架橋剤を用いる
ことができる。磁性層中のポリイソシアネートの含有量
は磁性層中、2.0〜10.0重量部であることが好ま
しく、3.0〜7.0重量部が特に好ましい。
非磁性層と同様にポリイソシアナート系架橋剤を用いる
ことができる。磁性層中のポリイソシアネートの含有量
は磁性層中、2.0〜10.0重量部であることが好ま
しく、3.0〜7.0重量部が特に好ましい。
【0022】本発明における磁性層には塗布型磁気記録
媒体で一般に用いられている研磨剤を使用することが望
ましい。特に研磨剤としてα−アルミナ、酸化クロム、
酸化チタン、Si−C等が使用される。これらの研磨剤
はモース硬度が5以上であり平均粒子径が0.05〜1
μmの大きさのものが効果的で、好ましくは0.1〜
0.6μmである。これらの研磨剤は磁性粉100重量
部に対して5〜20重量部の範囲で添加される。この量
が5重量部より少ないと十分な耐久性が得られず、また
20重量部より多すぎると磁性粉密度が減少し十分な電
磁変換特性が得られない。
媒体で一般に用いられている研磨剤を使用することが望
ましい。特に研磨剤としてα−アルミナ、酸化クロム、
酸化チタン、Si−C等が使用される。これらの研磨剤
はモース硬度が5以上であり平均粒子径が0.05〜1
μmの大きさのものが効果的で、好ましくは0.1〜
0.6μmである。これらの研磨剤は磁性粉100重量
部に対して5〜20重量部の範囲で添加される。この量
が5重量部より少ないと十分な耐久性が得られず、また
20重量部より多すぎると磁性粉密度が減少し十分な電
磁変換特性が得られない。
【0023】本発明における磁性層には非磁性層同様に
カーボンブラックを含有させることができる。磁性層に
は帯電防止用途のカーボンブラックの他に平均粒径が7
0〜400nmで比表面積がBET法で5〜25m2/
g、DBP吸油量が50ml/100g以下のストラク
チャーを有さないカーボンブラックが好ましく用いられ
る。このような大粒径のカーボンブラックは固体潤滑剤
として機能するので、磁気記録媒体の摩擦係数が著しく
低下し、耐久性、走行性が改善される。この用途に好適
なカーボンブラックは特にサーマルブラックが好まし
く、例としては旭カーボン社の旭サーマル、コロンビア
ンカーボン社のSevacarbMT−CIなどがあ
る。
カーボンブラックを含有させることができる。磁性層に
は帯電防止用途のカーボンブラックの他に平均粒径が7
0〜400nmで比表面積がBET法で5〜25m2/
g、DBP吸油量が50ml/100g以下のストラク
チャーを有さないカーボンブラックが好ましく用いられ
る。このような大粒径のカーボンブラックは固体潤滑剤
として機能するので、磁気記録媒体の摩擦係数が著しく
低下し、耐久性、走行性が改善される。この用途に好適
なカーボンブラックは特にサーマルブラックが好まし
く、例としては旭カーボン社の旭サーマル、コロンビア
ンカーボン社のSevacarbMT−CIなどがあ
る。
【0024】また、本発明における磁性層には非磁性層
に用いることができるその他の添加剤を同様に用いるこ
とができ、例えば帯電防止剤、潤滑剤、分散剤等を必要
に応じて組み合わせて使用することが望ましい。
に用いることができるその他の添加剤を同様に用いるこ
とができ、例えば帯電防止剤、潤滑剤、分散剤等を必要
に応じて組み合わせて使用することが望ましい。
【0025】本発明の磁気記録媒体は、磁性粉末と結合
剤等の磁性層の構成物と、適当な溶剤、例えば公知のメ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、トルエ
ン、シクロヘキサノン、テトラヒドロフラン等の単独液
もしくは混合液中に分散させた塗料を非磁性中間体に塗
布することで得ることができる。
剤等の磁性層の構成物と、適当な溶剤、例えば公知のメ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、トルエ
ン、シクロヘキサノン、テトラヒドロフラン等の単独液
もしくは混合液中に分散させた塗料を非磁性中間体に塗
布することで得ることができる。
【0026】塗料の分散には非磁性層用塗料の分散で使
用できるものならば何ら限定されることなく使用でき
る。また、塗液の調合についても非磁性層用塗料の調合
と同様の手法を用いることができる。
用できるものならば何ら限定されることなく使用でき
る。また、塗液の調合についても非磁性層用塗料の調合
と同様の手法を用いることができる。
【0027】本発明において磁性塗料を非磁性中間体上
に塗布するための塗布方法としては、グラビアコート、
リバースロールコート等の非磁性中間体の走行速度に対
しコーターロールが相対速度を有し、非磁性中間体との
ニップより塗布する方式が用いられる。すなわち、非磁
性粉末を結合剤に分散させた非磁性塗料を塗布して、乾
燥して非磁性中間体を作製し、次いで非磁性中間体を支
持して所定速度で走行させる搬送ロールと該走行速度に
対し相対速度を有する供給ロールとで非磁性中間体をニ
ップして、供給ロールから該ニップ部において非磁性中
間体へ磁性塗料を塗布する方式を用いる。
に塗布するための塗布方法としては、グラビアコート、
リバースロールコート等の非磁性中間体の走行速度に対
しコーターロールが相対速度を有し、非磁性中間体との
ニップより塗布する方式が用いられる。すなわち、非磁
性粉末を結合剤に分散させた非磁性塗料を塗布して、乾
燥して非磁性中間体を作製し、次いで非磁性中間体を支
持して所定速度で走行させる搬送ロールと該走行速度に
対し相対速度を有する供給ロールとで非磁性中間体をニ
ップして、供給ロールから該ニップ部において非磁性中
間体へ磁性塗料を塗布する方式を用いる。
【0028】一般に磁性塗料は塗液のせん断履歴によっ
て粘弾性が異なり、特に磁気エネルギーが大きく微粒な
磁性粉を用いた高密度磁気記録媒体用の磁性塗料ではそ
の傾向が強いことから、厚み変動が少ない安定した塗布
を行うには塗料物性に影響を受け難い塗工方式であるロ
ールコート方式が適している。しかし、従来の技術では
ロールコート方式で0.5μm以下の薄層塗工を行うと
厚み変動が大きく実用的でなかった。かかる課題に対し
て本発明は非磁性中間体の滑り性の改善により、0.5
μm以下の薄層塗工におけるこの厚み変動を実用レベル
まで低減させることができることを見出したものであ
る。すなわち本発明で用いられるコート法では非磁性中
間体にコーターロールが接触しながら回転するが、この
運動によって摩擦熱が生じ、ロールが熱膨張により変形
するために、特に0.5μm以下の薄層塗工ではロール
周期の厚み変動がおおきくなってしまう。本発明では非
磁性層に含んだ有機質粒子の作用により磁性層との密着
性や塗工性を損なわずに非磁性中間体のロールとの動摩
擦係数を低減し、ロールの熱膨張を抑制することにより
従来では考えられない単層薄層塗工を実現できる。
て粘弾性が異なり、特に磁気エネルギーが大きく微粒な
磁性粉を用いた高密度磁気記録媒体用の磁性塗料ではそ
の傾向が強いことから、厚み変動が少ない安定した塗布
を行うには塗料物性に影響を受け難い塗工方式であるロ
ールコート方式が適している。しかし、従来の技術では
ロールコート方式で0.5μm以下の薄層塗工を行うと
厚み変動が大きく実用的でなかった。かかる課題に対し
て本発明は非磁性中間体の滑り性の改善により、0.5
μm以下の薄層塗工におけるこの厚み変動を実用レベル
まで低減させることができることを見出したものであ
る。すなわち本発明で用いられるコート法では非磁性中
間体にコーターロールが接触しながら回転するが、この
運動によって摩擦熱が生じ、ロールが熱膨張により変形
するために、特に0.5μm以下の薄層塗工ではロール
周期の厚み変動がおおきくなってしまう。本発明では非
磁性層に含んだ有機質粒子の作用により磁性層との密着
性や塗工性を損なわずに非磁性中間体のロールとの動摩
擦係数を低減し、ロールの熱膨張を抑制することにより
従来では考えられない単層薄層塗工を実現できる。
【0029】本発明では磁性層の厚みは乾燥厚みで0.
5μm以下で非磁性中間体上に塗布することが必要であ
るが、これは長手記録では0.5μm以上の厚みでは自
己減磁作用により高密度記録ができないためであり、磁
性層の厚みは磁気記録媒体の用途、形状、規格等から決
められるのでそれにより決めれば良く、言うまでもなく
磁性層は順時片面または両面に形成することができる。
5μm以下で非磁性中間体上に塗布することが必要であ
るが、これは長手記録では0.5μm以上の厚みでは自
己減磁作用により高密度記録ができないためであり、磁
性層の厚みは磁気記録媒体の用途、形状、規格等から決
められるのでそれにより決めれば良く、言うまでもなく
磁性層は順時片面または両面に形成することができる。
【0030】かかる方法により塗布された磁性層は必要
により配向化または無配向化処理を施した後に必要によ
り表面平滑化処理を施し所望の形状に切断して製品を得
る。
により配向化または無配向化処理を施した後に必要によ
り表面平滑化処理を施し所望の形状に切断して製品を得
る。
【0031】本発明の磁気記録媒体は塗布欠陥が少なく
厚み変動も少ない上に優れた走行耐久性を有することか
ら、高い信頼性を要求される例えば高記録密度の磁気テ
ープ、フロッピーディスクとして有用である。
厚み変動も少ない上に優れた走行耐久性を有することか
ら、高い信頼性を要求される例えば高記録密度の磁気テ
ープ、フロッピーディスクとして有用である。
【0032】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに説明す
るが、本発明はこれらの実施例によって限定されるもの
ではない。なお、例中の「部」は重量部を示す。また、
磁気記録媒体の特性は、次の方法で測定した。
るが、本発明はこれらの実施例によって限定されるもの
ではない。なお、例中の「部」は重量部を示す。また、
磁気記録媒体の特性は、次の方法で測定した。
【0033】1)塗布欠陥 磁性層を塗布、乾燥後に20倍の倍率で光学顕微鏡の微
分干渉法により塗工時の傷の有無を観察した。判定は欠
陥がない場合を○、軽微な欠陥がある場合を△、重大な
欠陥がある場合を×とした。
分干渉法により塗工時の傷の有無を観察した。判定は欠
陥がない場合を○、軽微な欠陥がある場合を△、重大な
欠陥がある場合を×とした。
【0034】2)厚み変動 磁性層を塗布乾燥後にコーターロール1周分の塗工長の
サンプルを8等分し10mmφのサンプルを作成、VSM
により飽和磁化を測定した。予め厚みが既知のサンプル
から作成した検量線から厚みを換算し、8点の測定値の
最大と最小の差Rにより厚み変動を表した。
サンプルを8等分し10mmφのサンプルを作成、VSM
により飽和磁化を測定した。予め厚みが既知のサンプル
から作成した検量線から厚みを換算し、8点の測定値の
最大と最小の差Rにより厚み変動を表した。
【0035】3)加速耐久性 高速回転(1500rpm)、高荷重(80g重)状態
でドライブを室温環境下(温度20〜25℃、湿度50
〜65%RH)で駆動し、2時間駆動後のメディア表面
の(摺動跡、剥離)を目視により観察し、5点満点でラ
ンク付けした。判定は、メディアに変化がない場合を5
点とし、以下弱い摺動跡のみが観察される場合を4点、
強い摺動跡も観察される場合を3点、弱い剥離も観察さ
れる場合、強い剥離も観察される場合をそれぞれ2点と
1点とした採点により行った。
でドライブを室温環境下(温度20〜25℃、湿度50
〜65%RH)で駆動し、2時間駆動後のメディア表面
の(摺動跡、剥離)を目視により観察し、5点満点でラ
ンク付けした。判定は、メディアに変化がない場合を5
点とし、以下弱い摺動跡のみが観察される場合を4点、
強い摺動跡も観察される場合を3点、弱い剥離も観察さ
れる場合、強い剥離も観察される場合をそれぞれ2点と
1点とした採点により行った。
【0036】4)サイクル耐久性 下記の4ケースの温湿度条件を下記の順序で6時間毎に
切り替えて、1日1サイクルで運転する恒温槽にフロッ
ピーディスクドライブを設置して、連続回転試験を行っ
た。 [25℃、50%RH]→[52℃、80%RH]→
[25℃、20%RH]→[5℃、湿度はフリー]
切り替えて、1日1サイクルで運転する恒温槽にフロッ
ピーディスクドライブを設置して、連続回転試験を行っ
た。 [25℃、50%RH]→[52℃、80%RH]→
[25℃、20%RH]→[5℃、湿度はフリー]
【0037】連続回転試験は、フロッピーディスクドラ
イブに日本電気製の3.5インチFDD FD1337
Cを用い、通常の回転数(360rpm)及び通常のテ
ンションにて、サンプル磁気ディスクの外周(トラック
00)にヘッドロードし、同一トラックで連続回転走行
させて、行った。
イブに日本電気製の3.5インチFDD FD1337
Cを用い、通常の回転数(360rpm)及び通常のテ
ンションにて、サンプル磁気ディスクの外周(トラック
00)にヘッドロードし、同一トラックで連続回転走行
させて、行った。
【0038】評価は、12時間毎に塗膜面を目視観察
し、塗膜のいずれか一方の面に剥離が発生するまでの総
回転数(パス回数)をもって、耐久性の評価とした。な
お、チェック等の時間を差し引き、1日=50万パスと
して換算した。結果はn=3枚のパス回数(万パス)の
平均で表わした。
し、塗膜のいずれか一方の面に剥離が発生するまでの総
回転数(パス回数)をもって、耐久性の評価とした。な
お、チェック等の時間を差し引き、1日=50万パスと
して換算した。結果はn=3枚のパス回数(万パス)の
平均で表わした。
【0039】[実施例1]下記組成の混合物を湿式分散
機で混練して非磁性塗料および磁性塗料を作成した。 (非磁性塗料成分と組成) 非磁性有機質粉末 100部 (メラミン・ホルムアルデヒド縮合物 平均粒子径 0.3μm) カーボンブラック(ケッチェンEC) 13部 アルミナ(平均粒子径0.3μm) 10部 分散剤(レシチン) 2部 スルホン酸基含有塩ビ樹脂(日本ゼオン社製MR−110) 15部 ポリウレタン(協和発酵社製エステン5701F) 10部 ポリイソシアネート(日本ポリウレタン社製コロネートL) 10部 潤滑剤(2−ヘキシルデシルパルミテート) 13部 溶剤(トルエンとシクロヘキサノンの混合溶剤) 300部 (磁性塗料成分と組成) 強磁性金属合金粉末(比表面積50m2/g、Hc1600Oe) 100部 カーボンブラック(サーマルブラック) 3部 研磨材(平均粒子径0.3μm) 12部 分散剤(レシチン) 2部 スルホン酸基含有塩ビ樹脂(日本ゼオン社製MR−110) 13部 ポリウレタン(協和発酵社製エステン5701F) 8部 ポリイソシアネート(日本ポリウレタン社製コロネートL) 5部 潤滑剤1(2−ヘキシルデシルパルミテート) 12部 潤滑剤2(ラウリン酸) 1部 溶剤(トルエンとシクロヘキサノンの混合溶剤) 300部
機で混練して非磁性塗料および磁性塗料を作成した。 (非磁性塗料成分と組成) 非磁性有機質粉末 100部 (メラミン・ホルムアルデヒド縮合物 平均粒子径 0.3μm) カーボンブラック(ケッチェンEC) 13部 アルミナ(平均粒子径0.3μm) 10部 分散剤(レシチン) 2部 スルホン酸基含有塩ビ樹脂(日本ゼオン社製MR−110) 15部 ポリウレタン(協和発酵社製エステン5701F) 10部 ポリイソシアネート(日本ポリウレタン社製コロネートL) 10部 潤滑剤(2−ヘキシルデシルパルミテート) 13部 溶剤(トルエンとシクロヘキサノンの混合溶剤) 300部 (磁性塗料成分と組成) 強磁性金属合金粉末(比表面積50m2/g、Hc1600Oe) 100部 カーボンブラック(サーマルブラック) 3部 研磨材(平均粒子径0.3μm) 12部 分散剤(レシチン) 2部 スルホン酸基含有塩ビ樹脂(日本ゼオン社製MR−110) 13部 ポリウレタン(協和発酵社製エステン5701F) 8部 ポリイソシアネート(日本ポリウレタン社製コロネートL) 5部 潤滑剤1(2−ヘキシルデシルパルミテート) 12部 潤滑剤2(ラウリン酸) 1部 溶剤(トルエンとシクロヘキサノンの混合溶剤) 300部
【0040】得られた非滋性塗料を75μmのポリエチ
レンテレフタレートフィルムに乾燥・カレンダー後の塗
布厚みが1.0μmになるように両面に塗布した。次い
で乾燥を行ない、カレンダー処理により非磁性層表面を
平滑化し、加熱キュアを行った後に、同一のプロセスで
磁性塗料をカレンダー後の塗布厚みが0.4μmになる
ようにロールコーターで両面塗布、乾燥、カレンダー処
理、加熱キュアにより磁気記録媒体を作成した。
レンテレフタレートフィルムに乾燥・カレンダー後の塗
布厚みが1.0μmになるように両面に塗布した。次い
で乾燥を行ない、カレンダー処理により非磁性層表面を
平滑化し、加熱キュアを行った後に、同一のプロセスで
磁性塗料をカレンダー後の塗布厚みが0.4μmになる
ようにロールコーターで両面塗布、乾燥、カレンダー処
理、加熱キュアにより磁気記録媒体を作成した。
【0041】得られた磁気記録媒体から直径90mmの
ディスクを打ち抜き研磨処理を行なった後、公知の方法
によりフロッピーディスクのサンプルを作成した。
ディスクを打ち抜き研磨処理を行なった後、公知の方法
によりフロッピーディスクのサンプルを作成した。
【0042】[実施例2]実施例1において磁性塗料中
の強磁性合金粉末(比表面積50m2/g、Hc160
0Oe)の代わりに比表面積50m2/g、Hc2300
Oeの強磁性合金粉末を用いた以外は、実施例1と同じ構
成のフロッピーディスクのサンプルを実施例1と同様に
して作成した。
の強磁性合金粉末(比表面積50m2/g、Hc160
0Oe)の代わりに比表面積50m2/g、Hc2300
Oeの強磁性合金粉末を用いた以外は、実施例1と同じ構
成のフロッピーディスクのサンプルを実施例1と同様に
して作成した。
【0043】[実施例3]実施例1において磁性塗料中
の研磨材(平均粒子径0.3μm)12部を6部に減
じ、さらに6方晶バリウムフェライト粉末(比表面積
33m2/g、Hc2200Oe)6部を使用して塗料を
調合する以外は、実施例1と同じ構成のフロッピーディ
スクのサンプルを実施例1と同様にして作成した。
の研磨材(平均粒子径0.3μm)12部を6部に減
じ、さらに6方晶バリウムフェライト粉末(比表面積
33m2/g、Hc2200Oe)6部を使用して塗料を
調合する以外は、実施例1と同じ構成のフロッピーディ
スクのサンプルを実施例1と同様にして作成した。
【0044】[実施例4]実施例2において磁性塗料を
カレンダー後の塗布厚みが0.2μmになるようにロー
ルコーターで両面塗布する以外は、実施例2と同じ構成
のフロッピーディスクのサンプルを実施例2と同様にし
て作成した。
カレンダー後の塗布厚みが0.2μmになるようにロー
ルコーターで両面塗布する以外は、実施例2と同じ構成
のフロッピーディスクのサンプルを実施例2と同様にし
て作成した。
【0045】[実施例5]実施例4において非磁性塗料
中の非磁性有機質粉末(メラミン・ホルムアルデヒド縮
合物 平均粒子径 0.3μm)100部を70部に減
量し、さらにα酸化鉄(比表面積51m2/g、長軸長
0.15μm、軸比6.5)を30部を追加して非磁性
塗料を調合した以外は実施例4と同じ構成のフロッピー
ディスクのサンプルを実施例4と同様にして作成した。
中の非磁性有機質粉末(メラミン・ホルムアルデヒド縮
合物 平均粒子径 0.3μm)100部を70部に減
量し、さらにα酸化鉄(比表面積51m2/g、長軸長
0.15μm、軸比6.5)を30部を追加して非磁性
塗料を調合した以外は実施例4と同じ構成のフロッピー
ディスクのサンプルを実施例4と同様にして作成した。
【0046】[実施例6]実施例3において磁性塗料を
カレンダー後の塗布厚みが0.2μmになるようにロー
ルコーターで両面塗布する以外は、実施例3と同じ構成
のフロッピーディスクのサンプルを実施例3と同様にし
て作成した。
カレンダー後の塗布厚みが0.2μmになるようにロー
ルコーターで両面塗布する以外は、実施例3と同じ構成
のフロッピーディスクのサンプルを実施例3と同様にし
て作成した。
【0047】[比較例1]実施例1において非磁性塗料
中の非磁性有機質粉末(メラミン・ホルムアルデヒド縮
合物 平均粒子径 0.3μm)の代わりにα酸化鉄
(比表面積51m2/g、長軸長0.15μm、軸比
6.5)を用いた以外は、実施例1と同じ構成のフロッ
ピーディスクのサンプルを実施例1と同様にして作成し
た。このサンプルでは非磁性層に含有させた非磁性有機
質粉末の代わりに無機質粉末を用いているため磁性塗料
の塗布時の供給ロールとの摩擦により塗布欠陥を生じ、
さらに厚み変動も悪化した。
中の非磁性有機質粉末(メラミン・ホルムアルデヒド縮
合物 平均粒子径 0.3μm)の代わりにα酸化鉄
(比表面積51m2/g、長軸長0.15μm、軸比
6.5)を用いた以外は、実施例1と同じ構成のフロッ
ピーディスクのサンプルを実施例1と同様にして作成し
た。このサンプルでは非磁性層に含有させた非磁性有機
質粉末の代わりに無機質粉末を用いているため磁性塗料
の塗布時の供給ロールとの摩擦により塗布欠陥を生じ、
さらに厚み変動も悪化した。
【0048】[比較例2]実施例1において非磁性塗料
中の非磁性有機質粉末(メラミン・ホルムアルデヒド縮
合物 平均粒子径 0.3μm)の代わりにα酸化鉄
(比表面積51m2/g、長軸長0.15μm、軸比
6.5)を用い、さらに潤滑剤(2−ヘキシルデシルパ
ルミテート)を実施例1の13部から18部に増量した
以外は、実施例1と同じ構成のフロッピーディスクのサ
ンプルを実施例1と同様にして作成した。このサンプル
では非磁性層に無機質粉末を用いていているが、潤滑剤
を増量したために磁性塗料の塗布時の供給ロールとの摩
擦は比較例1より緩和され塗布欠陥や厚み変動も改善さ
れたが、潤滑剤により塗膜が可塑化し加速耐久性ではむ
しろ悪化した。
中の非磁性有機質粉末(メラミン・ホルムアルデヒド縮
合物 平均粒子径 0.3μm)の代わりにα酸化鉄
(比表面積51m2/g、長軸長0.15μm、軸比
6.5)を用い、さらに潤滑剤(2−ヘキシルデシルパ
ルミテート)を実施例1の13部から18部に増量した
以外は、実施例1と同じ構成のフロッピーディスクのサ
ンプルを実施例1と同様にして作成した。このサンプル
では非磁性層に無機質粉末を用いていているが、潤滑剤
を増量したために磁性塗料の塗布時の供給ロールとの摩
擦は比較例1より緩和され塗布欠陥や厚み変動も改善さ
れたが、潤滑剤により塗膜が可塑化し加速耐久性ではむ
しろ悪化した。
【0049】[比較例3]実施例1において非磁性塗料
中の非磁性有機質粉末(メラミン・ホルムアルデヒド縮
合物 平均粒子径 0.3μm)の代わりに非磁性有機
質粉末(メラミン・ホルムアルデヒド縮合物 平均粒子
径 1.2μm)を用いた以外は、実施例1と同じ構成
のフロッピーディスクのサンプルを実施例1と同様にし
て作成した。このサンプルでは非磁性層に含有させた非
磁性有機質粉末の平均粒子径が大きいため磁性塗料の塗
布時の供給ロールとの滑りが良好で塗布欠陥や厚み変動
に関しては良好であった。しかしながら、このサンプル
の光学的位相差シフト干渉法による中心線平均粗さRa
値は10nm以上と本発明の必要条件である6nm以下
のRa値を達成できない。また、このサンプルのでは加
速耐久性には優れるものの、サイクル耐久性で劣ってい
た。これは、荷重をかける加速耐久性においては、表面
の粗さが真の接触面積を減じ良好な方向に働くのに対
し、サイクル耐久性では磁気ヘッドのクラッシュを引き
起こすためと考えられる。
中の非磁性有機質粉末(メラミン・ホルムアルデヒド縮
合物 平均粒子径 0.3μm)の代わりに非磁性有機
質粉末(メラミン・ホルムアルデヒド縮合物 平均粒子
径 1.2μm)を用いた以外は、実施例1と同じ構成
のフロッピーディスクのサンプルを実施例1と同様にし
て作成した。このサンプルでは非磁性層に含有させた非
磁性有機質粉末の平均粒子径が大きいため磁性塗料の塗
布時の供給ロールとの滑りが良好で塗布欠陥や厚み変動
に関しては良好であった。しかしながら、このサンプル
の光学的位相差シフト干渉法による中心線平均粗さRa
値は10nm以上と本発明の必要条件である6nm以下
のRa値を達成できない。また、このサンプルのでは加
速耐久性には優れるものの、サイクル耐久性で劣ってい
た。これは、荷重をかける加速耐久性においては、表面
の粗さが真の接触面積を減じ良好な方向に働くのに対
し、サイクル耐久性では磁気ヘッドのクラッシュを引き
起こすためと考えられる。
【0050】[比較例4]比較例1において磁性塗料を
カレンダー後の塗布厚みが0.2μmになるようにロー
ルコーターで両面塗布する以外は、比較例1と同じ構成
のフロッピーディスクのサンプルを比較例1と同様にし
て作成した。
カレンダー後の塗布厚みが0.2μmになるようにロー
ルコーターで両面塗布する以外は、比較例1と同じ構成
のフロッピーディスクのサンプルを比較例1と同様にし
て作成した。
【0051】[比較例5]実施例2において非磁性塗料
中の非磁性有機質粉末(メラミン・ホルムアルデヒド縮
合物 平均粒子径 0.3μm)の代わりにα酸化鉄
(比表面積51m2/g、長軸長0.15μm、軸比
6.5)を用いた以外は、実施例2と同じ構成のフロッ
ピーディスクのサンプルを実施例2と同様にして作成し
た。比較例4、比較例5についても比較例1〜比較例3
に記載した作用により良好なサンプルは得られなかっ
た。
中の非磁性有機質粉末(メラミン・ホルムアルデヒド縮
合物 平均粒子径 0.3μm)の代わりにα酸化鉄
(比表面積51m2/g、長軸長0.15μm、軸比
6.5)を用いた以外は、実施例2と同じ構成のフロッ
ピーディスクのサンプルを実施例2と同様にして作成し
た。比較例4、比較例5についても比較例1〜比較例3
に記載した作用により良好なサンプルは得られなかっ
た。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】
【表3】
【0055】
【表4】
【0056】
【発明の効果】本発明に基づいた非磁性有機質粉末を含
んだ非磁性中間体は充分な機械的強度があり、さらに適
度な滑り性と良好な表面性を有しており、この非磁性中
間体に0.5μm以下の薄層の磁性層を塗布することで
塗布欠陥と厚み変動が改善され、さらに最終製品の走行
耐久性の向上した高記録密度用磁気記録媒体を実現する
ことができた。
んだ非磁性中間体は充分な機械的強度があり、さらに適
度な滑り性と良好な表面性を有しており、この非磁性中
間体に0.5μm以下の薄層の磁性層を塗布することで
塗布欠陥と厚み変動が改善され、さらに最終製品の走行
耐久性の向上した高記録密度用磁気記録媒体を実現する
ことができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 5/842 G11B 5/842 Z (72)発明者 橋本 ▲えい▼一 広島県三原市円一町一丁目1番1号 帝人 株式会社三原事業所内 Fターム(参考) 4D075 AB01 AC53 AC55 AC56 AC60 AC92 CA24 DA04 DB33 DB36 DB38 DB48 DB53 DC28 EA37 EC01 EC02 EC07 EC10 4J038 BA212 CB001 CC061 CD091 CG141 CJ031 DA161 DA171 DD001 DH001 DJ021 DL032 HA066 HA076 HA186 HA216 HA286 HA376 HA436 HA446 HA476 JA02 JA44 JA55 JB12 KA07 KA12 KA20 NA22 PB11 5D006 BA06 BA19 CA04 EA01 FA05 5D112 AA03 AA05 AA24 BB04 BC08 CC08
Claims (4)
- 【請求項1】 可とう性支持体上に非磁性粉末と潤滑剤
と結合剤を主成分とした非磁性層と、その上に強磁性粉
末と結合剤を主成分とし、乾燥厚みが0.5μm以下の
磁性層を有する磁気記録媒体において、前記非磁性粉末
が平均粒子径0.5μm以下の有機質粉末を非磁性層組
成の40〜70重量部含有することを特徴とする磁気記
録媒体。 - 【請求項2】 該有機質粉末がベンゾグアナミン樹脂粉
末、アクリルスチレン系樹脂粉末、メラミン系樹脂粉
末、ポリオレフィン系樹脂粉末、ポリエステル系樹脂粉
末、ポリアミド系樹脂粉末、ポリイミド系樹脂粉末、ポ
リフッ化エチレン樹脂粉末から選ばれた少なくとも1種
であることを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体。 - 【請求項3】 請求項1記載の磁気記録媒体の製造法に
おいて、可とう性支持体上に平均粒子径が0.5μm以
下の有機質粉末を40〜70重量部含む非磁性粉末を結
合剤に分散させた非磁性塗料を塗布して、乾燥して非磁
性中間体を作製し、次いで非磁性中間体を支持して所定
速度で走行させる搬送ロールと該走行速度に対し相対速
度を有する供給ロールとで非磁性中間体をニップして、
供給ロールから該ニップ部において非磁性中間体へ磁性
塗料を塗布することを特徴とする磁気記録媒体の製造
法。 - 【請求項4】 磁性層がバリウムフェライトを含む請求
項1又は2記載の磁気記録媒体若しくは請求項3記載の
磁気記録媒体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP552099A JP2000207731A (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | 磁気記録媒体及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP552099A JP2000207731A (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | 磁気記録媒体及びその製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000207731A true JP2000207731A (ja) | 2000-07-28 |
Family
ID=11613474
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP552099A Pending JP2000207731A (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | 磁気記録媒体及びその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000207731A (ja) |
-
1999
- 1999-01-12 JP JP552099A patent/JP2000207731A/ja active Pending
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