JP2000208071A - 陰極線管用のファンネル基材とネック付きファンネル及びその製造方法 - Google Patents

陰極線管用のファンネル基材とネック付きファンネル及びその製造方法

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JP2000208071A
JP2000208071A JP11007595A JP759599A JP2000208071A JP 2000208071 A JP2000208071 A JP 2000208071A JP 11007595 A JP11007595 A JP 11007595A JP 759599 A JP759599 A JP 759599A JP 2000208071 A JP2000208071 A JP 2000208071A
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funnel
neck
opening end
yoke
face
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Yukio Morisawa
雪夫 森沢
Manabu Nidou
学 二藤
Junya Morishita
順也 森下
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Asahi Glass Co Ltd
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B23/00Re-forming shaped glass
    • C03B23/20Uniting glass pieces by fusing without substantial reshaping
    • C03B23/207Uniting glass rods, glass tubes, or hollow glassware
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B11/00Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
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  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ネック付きファンネルを一体形成する。 【解決手段】開口端面14を有するファンネル本体12
の他側に複数個の膨出部16を、該膨出部16相互間の
平坦部18、ファンネル本体12の基準突起部及び開口
端面14のいずれかを基準面20として成形してファン
ネル基材11を得る工程と、膨出部16からヨーク部2
3を形成する工程と、ヨーク部23に開口部24を設け
る工程と、開口部24にネック管25を接合する工程と
で行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数個のネック部
を備えるファンネルを形成する際に好適に適用すること
ができる陰極線管用のファンネル基材とネック付きファ
ンネル及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビ用カラー受像管などの陰極
線管の分野においては、高品位放送に対応させたり、画
面の大型化に対応させることができる高解像度陰極線管
へのニーズの高まりに応じて、これらの要請に応えるべ
く種々の技術的な検討が加えられてきている。
【0003】その一環としては、独立した小型の陰極線
管を複数個配置して解像度に優れた大画面を表示できる
ようにした技術もすでに開発されている(例えば、実開
昭53−117130号公報等)。しかし、この種の従
来技術は、分割数の多い巨大画面を表示する屋外表示用
としては効果を発揮するものの、例えば画面サイズが4
0インチ前後の中程度の大きさの画面に適用しようとし
ても、各区画領域相互に形成される接合部の存在が目立
ち過ぎ、再生画面が見ずらくなるという不都合があっ
た。
【0004】一方、上記した不都合を解消し得るものと
しては、複数個の独立した陰極線管を一体化し、その全
体で1個のスクリーンを形成しているものもすでに提案
されている(例えば、特公昭50−17167号公報
等)。この場合、上記従来技術は、蛍光体スクリーンが
形成されてなる表側パネル部と、該表側パネル部に対面
合致するように設けられた裏側パネル部と、該裏側パネ
ル部に融着された複数個のファンネル部と、これらの各
ファンネル部に融着された複数個のネック部とでその全
体が構成されることになる。このため、複数個のネック
部に対しては、事後的に電子銃を各別に封止しなければ
ならず、その際の融着作業は、ネック部相互の間隔が狭
いこともあって非常な困難を伴うことになる不具合があ
った。
【0005】図6は、かかる技術的な課題を解決し得る
従来手法の一例を示すものであり、あらかじめ電子銃を
封止しておいた複数個のネック部をファンネル部に接合
してネック付きファンネル3を形成したり、複数個のネ
ック部をファンネル部に接合した後に電子銃をネック部
内に封止してネック付きファンネル3を形成し、これら
のネック付きファンネル3を裏側パネル部2に各別に接
合した上で、該裏側パネル部2と表側パネル部1とを一
体化して外囲器が形成されている(特開平4−2940
30号公報参照)。
【0006】また、図7は、上記と同様の技術的な課題
を解決し得る従来手法の他例を示すものであり、この場
合、電子銃9が封止されたネック部8を備えるファンネ
ル部7を中間ガラス部6を介在させて表側パネル部5と
一体的に接合することにより外囲器が形成されている
(特開平7−45215号公報参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図6と図7と
に示す従来例は、そのいずれもが個々のネック付きファ
ンネル3もしくはファンネル部6を裏側パネル部2もし
くは中間ガラス部6の所定位置に事後的に各別に融着し
て一体化するものであり、これを製造する際の工程数が
増えるばかりでなく、作業的にも煩雑化する問題があっ
た。
【0008】また、このように複数個のネック部を有す
るファンネルを、一箇所で金型を用いて同時にプレス成
形することは実質的に不可能である。すなわち、金型と
ガラスの熱工程(昇温/降温過程)での膨張代の差から
割れてしまったり、割れないまでも型抜きが著しく困難
になるため、生産性が著しく阻害されてしまうという問
題があった。
【0009】本発明は従来技術にみられた上記課題に鑑
み、別途用意される個々のファンネル部を後付けするこ
となく、複数個のネック部を備えるファンネルを一体形
成する際に好適に適用することができる陰極線管用のフ
ァンネル基材とネック付きファンネル及びその製造方法
を提供することにその目的がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するものであり、そのうち、本発明に係る陰極線管用の
ファンネル基材の構成上の特徴は、パネルが封着される
ほぼ矩形状の開口端面をファンネル本体の一側に有し、
かつ該ファンネル本体の前記開口端面の他側のネック管
を封着する箇所に複数個の膨出部を有し、これらの膨出
部はファンネル本体から突出しており加熱軟化した状態
で再成形することにより、ヨーク部が形成できることに
ある。この場合、ファンネル本体は、前記膨出部の間に
平坦部及び/又は前記開口端面の他側の適宜の部位に少
なくとも3個の基準突起部を有し、該平坦部及び基準突
起部はヨーク部の再成形時及び/又はネック管の封着時
における基準面となるようにするのが好ましい。また、
前記膨出部の先端部分の肉厚は、該膨出部のその他の部
分の肉厚より大きくするのが望ましい。
【0011】また、本発明に係るネック付きファンネル
の構成上の特徴は、ファンネル基材の前記膨出部又はフ
ァンネル本体の一部を加熱軟化し再成形により形成され
た複数個のヨーク部と、該ヨーク部の開口部にそれぞれ
封着されたネック管とを有し、かつ前記開口端面付近の
側壁に位置決め用の3個の基準点を具備しており、これ
ら基準点は前記開口端面の相隣る二辺に設けられている
ことにある。この場合、ヨーク部の開口部に封着され各
ネック管の管軸は、ヨーク部のリファレンスラインにお
けるヨーク中心を通って前記開口端面にほぼ直交してお
り、かつ、前記3個の基準点から所定範囲にあることが
好ましい。また、ファンネル本体の開口端面は、ヨーク
部のリファレンスラインから所定の距離にあることが望
ましい。
【0012】さらに、本発明に係るネック付きファンネ
ルの製造方法の構成上の特徴は、パネルが封着されるほ
ぼ矩形状の開口端面を一側に有するファンネル本体に対
し、その他側に複数個のネック部を設ける際に必要なヨ
ーク部を形成するために利用される膨出部を、該膨出部
相互間に設けられた平坦部、ファンネル本体の他側の適
宜の部位に設けた少なくとも3個の基準突起部及び前記
開口端面のうちの一つ以上が基準面となるように成形し
て陰極線管用のファンネル基材を得る第1成形工程と、
前記ファンネル基材の各膨出部を加熱軟化させて前記開
口端面の相隣る二辺に設けた3個の基準点と前記基準面
とを介して位置規制しながらヨーク部を形成する第2成
形工程と、前記ヨーク部のそれぞれにネック管を接合す
るための開口部を形成する切断工程と、前記3個の基準
点を用いてファンネル基材を位置決めし、前記開口部の
それぞれにネック管を接合するネックシール工程を少な
くとも経ることにある。この場合、前記第2成形工程
は、第1成形工程後のファンネル基材の徐冷工程の前処
理又は後処理として行われる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る陰極線管用
のファンネル基材の一例を示す斜視図であり、図2は、
図1におけるA−A線矢視方向での縦断面図を示す。
【0014】これらの図によれば、ファンネル基材11
は、パネル(図示せず)が封着されるほぼ矩形状の開口
端面14をファンネル本体12の一側である前側13に
有し、後述する図3に示されているように複数個のネッ
ク部22を形成する際に用いるべく、各別に突設された
例えば2個の膨出部16をファンネル本体12の他側で
ある背側15に有するようにして形成されている。な
お、ファンネル基材11は言及するまでもなくガラスか
らなっており、ネック管も同じである。
【0015】しかも、ファンネル基材11は、膨出部1
6,16相互間に設けられている平坦部18及び/又は
開口端面14が、電子銃(図示せず)を封止し得るネッ
ク部22を各別に形成する際の基準面20として利用し
得るようにしてその全体が形成されている。
【0016】すなわち、ファンネル基材11の背側15
における略中央部位には、適宜高さのドーム状となって
外方に突設された2個の膨出部16が所定間隔をおいて
形成されている。なお、膨出部16は、3個以上を形成
することもできる。
【0017】また、これらの膨出部16,16相互間に
は平坦部18が形成されている。この平坦部18は、フ
ァンネル本体12の一部を構成しており、その面積は特
定されないが、通常、その主要部は平坦面19となって
いる。さらに詳述すると、この平坦面19は、ファンネ
ル基材11をその後の成形加工時に位置決め保持する際
の基準面20として機能するようにあらかじめ形成して
おくものである。そして、平坦部18の内外面のどちら
かを基準面20として使用することにより、少なくとも
使用する側を平坦面19とするが、通常は外側平坦面1
9aと内側平坦面19bとにより両面に平坦面19を形
成するのが好ましい。
【0018】ファンネル本体12が備える平坦部18及
び/又は開口端面14は、ネック部22を形成する際の
基準面20として利用されるものであることから、通常
はネック部22の長さ方向(軸方向)と実質的に直交す
るように形成される。
【0019】さらに、ファンネル本体12の前記膨出部
16の先端部16a側の部分の肉厚は、図2に示すよう
に膨出部16のその他の部分の肉厚より大きいのが望ま
しい。この部分の肉厚を大きくしておくことにより、後
にヨーク部23を再成形する際に、ヨーク部23の肉厚
が十分に確保できるとともに、成形作業が容易となる。
【0020】また、基準面20の一つは、膨出部16,
16相互間に設けられている平坦部18に代え、図3に
示すようにファンネル本体12の他側15の適宜の部位
に突設した少なくとも3個の基準突起部30の頂面31
を用いることもできる。この場合、それぞれの頂面31
は、そのすべてが開口端面14に対し等間距離となるよ
うにして配設するのが望ましいが、必ずしも開口端面1
4に対し等間距離にしなくてもよい。
【0021】図4は、図1に示すファンネル基材11を
用いて形成されたネック付きファンネル21についての
一例を示す縦断面図であり、パネル(図示せず)が封着
される開口端面14をファンネル本体12の前側13に
有し、2個のネック部22をファンネル本体12の背側
15に有して形成されている。
【0022】すなわち、ネック付きファンネル21は、
図1に示すファンネル基材11に設けられている平坦部
18及び/又は開口端面14を管軸lの方向の基準面2
0とし、またほぼ矩形状の開口端面14の相隣る二辺に
設けた3個の基準点17を管軸Xと直交する方向ににお
ける基準としながら各膨出部16を加熱して成形加工さ
れた2個のヨーク部23を備えており、これらのヨーク
部23に形成された開口部24にガラス製のネック管2
5をそれぞれ接合してなる2個のネック部22を有して
形成されている。
【0023】この場合、個々のネック管25は、基準面
20との関係で定まる方向、つまり管軸Xの方向に形成
されているので、電子銃(図示せず)も正確に位置決め
してネック管25内に封止することができる。なお、ネ
ック付きファンネル21は、図3に示すファンネル基材
11を用いて形成されたものであってもよい。
【0024】本発明におけるネック付きファンネル21
は、前記したように複数個のネック部22を具備してい
る。最も簡単で一般的なものは、図4に例示するような
一つのファンネル本体12に、2個のネック部22を設
ける場合である。この例では各ネック管25がヨーク部
23の開口部24に管軸Xがファンネル本体12の開口
端面14に可及的に直交するように溶着(封着)されて
おり、各管軸Xの間隔Dはあらかじめ設定した距離に管
理されている。なお、この管軸Xは前記ヨーク部23の
リファレンスラインR(ファンネルヨーク部の管軸と垂
直な仮想基準線)におけるヨーク中心と一致するのが望
ましい。
【0025】また、前記ファンネル本体12のほぼ矩形
状の開口端面14の相隣る二辺には、ファンネル本体1
2を管軸Xと直交する縦横方向に位置決めする際に有用
な3個の基準点17(図1参照)が設けられている。こ
れらの基準点17は、通常、成形時に突起として形成さ
れ、さらに必要に応じてその頂面が寸法精度を向上させ
るために研磨される。しかし、成形精度が良い場合に
は、ファンネル本体12の壁面をそのまま使用すること
もできる。ファンネル本体12の開口端面14は、ネッ
ク部が単一の従来のファンネルと同様に、前記リファレ
ンスラインRから所定の許容距離H(図4参照)となる
ように成形加工されている。複数のネック部のリファレ
ンスラインRは通常同一レベルに管理されるが、レベル
が異なる場合には、これらの平均として取扱うことがで
きる。前記の許容距離Hは、このような場合を含むもの
である。
【0026】次に、本発明に係るネック付きファンネル
の製造方法につき、図1や図3に示すファンネル基材1
1と図4に示すネック付きファンネル21とのそれぞれ
の作用とともに説明する。
【0027】通常、一個のネックを備えるファンネルに
ついては、ファンネル本体をプレス成形する際にネック
部を形成するためのヨーク部を同時に成形しておき、該
ヨーク部の先端を切断して開口部を形成した後、ファン
ネル本体の適宜位置にアノード電極を付設するボタンシ
ール処理や、ヨーク部の前記開口部にネック管を接合し
てネック部を形成するネックシール処理などを行い、徐
冷処理を経た後にパネルが封着される開口端面に対し最
終的な研磨処理を施すことにより製造されている。
【0028】本発明方法は、従来から行われている上記
製造工程を原則として踏襲するものではあるが、その工
程中に図5(イ)〜(ヘ)に示すように第1成形工程と
第2成形工程とクラックオフ(火切り)工程とネックシ
ール工程とを少なくとも含んでいる点に特徴がある。
【0029】すなわち、図5(イ)に示す第1成形工程
においては、パネルが封着される開口端面14を前側1
3に有するファンネル本体12に対し、その背側15に
複数個、例えば2個のネック部22を設ける際に必要な
ヨーク部23を形成するために利用される膨出部16
を、該膨出部16相互間に設けられた平坦部18及び/
又は開口端面14が基準面20となるようにして成形す
ることにより陰極線管用のファンネル基材11が形成さ
れる。このとき、基準面20の一つである平坦部18
は、外面に形成された外側平坦面19aと、内面に該外
側平坦面19aと平行となるように形成された内側平坦
面19bとからなる平坦面19を具備させるように成形
するのが好ましいが、所望により外面にのみ平坦面19
としての外側平坦面19aを設けたり、内面にのみ平坦
面19しての内側平坦面19bを設けるものであっても
よい。
【0030】この場合、ファンネル基材11は、基準面
20の一つを膨出部16,16相互間に設けられている
平坦部18に代えて、図3に示すようにファンネル本体
12の背側15の少なくとも3箇所以上の適宜の部位に
頂面31を有する基準突起部30を形成したものであっ
てもよい。
【0031】しかも、ファンネル基材11は、上記した
基準面20を備えているので、次に用意される第2成形
工程にて適宜の治具装置を用いて定置させる際において
も、基準面20を利用して正確に位置決めすることがで
きる。また、平坦部18と開口端面14とのそれぞれを
同時に基準面20とする場合には、位置決め調整作業が
やや複雑化しはするものの、より正確に位置決めできる
ことになる。
【0032】また、図5(ロ)に示す第2成形工程は、
第1成形工程を経て形成されたファンネル基材11に対
して行われるものであり、具体的には、該ファンネル基
材11の各膨出部16を基準面20を介して位置規制し
ながら各別に加熱軟化させ、別途用意される雌型内に押
し込むことにより、該雌型により規定される所定の形状
に成形されたヨーク部23が形成される。なお、この場
合における上記第2成形工程は、第1成形工程後のファ
ンネル基材11の一次徐冷を経る前に行ってもよいが、
一次徐冷を経た後に行うものであってもよい。
【0033】しかも、ファンネル基材11における平坦
部18が外側平坦面19aと内側平坦面19bとからな
る平坦面19を備えている場合には、外側平坦面19a
と内側平坦面19bとのいずれかを基準面20の一つと
して利用できるので、開口部14aが下を向くように配
置した上で、内側平坦面19aを基準面20として適宜
の治具に下支えさせることもでき、それだけ第2成形工
程における成形処理を多様化できる。なお、この第2成
形工程は各膨出部16を同時に行うのが普通であるが、
個別に順次に行ってもよい。
【0034】さらに、図5(ハ)に示す切断工程におい
ては、ヨーク部23のそれぞれにネック管25を接合す
るための開口部24が形成される。具体的には、ヨーク
部23の適宜部位に対しX−Y方向への移動と周回とを
自在に配設された例えば火切り装置41が用いられ、該
火切り装置41を構成しているバーナー42により加熱
しながらカッター43により切断され、図5(ニ)に示
すように開口部24が形成される。この場合において
も、火切り装置41を基準面20との関係で正確に位置
決めして配置することにより、開口部24の切断端面の
面方向を開口端面14を同一方向に向けて形成すること
ができる。
【0035】さらにまた、図5(ホ)に示すネックシー
ル工程においては、開口部24にネック管25を基準面
20との関係で接合してネック部22が形成される。具
体的には、X−Y方向への移動を自在に配設されたネッ
クシール装置51が用いられ、ネックシール装置51を
構成しているチャック部52によりネック管25を把持
させながら高温バーナー53により開口部24に溶着し
て図5(ニ)に示すようにネック付きファンネル21が
形成される。この場合、得られたネック付きファンネル
21の各ネック管25は、図4で説明したように管軸X
の間隔が所定の距離Dに管理されるとともに、望ましい
実施態様ではこれらの各管軸Xが各ヨーク部23のリフ
ァレンスラインRにおけるヨーク中心と一致し、かつ、
開口端面14に直交している。なお、ネック付きファン
ネル21が形成された後は、必要に応じファンネル本体
12の開口端面14を研磨したり、該開口端面14の相
隣る二辺に設けた少なくとも3個の基準点17を研磨す
る処理が行われる。
【0036】なお、上記した実施例では膨出部を有する
ファンネル基材からヨーク部を再成形する場合について
説明したが、ファンネル本体の一部、すなわちネック部
を形成する箇所を加熱軟化し、膨出部を有しない実質的
に平状のファンネル本体からヨーク部を直接に再成形し
て形成することもできる。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る陰極線管
用のファンネル基材によれば、電子銃を位置規制して封
止し得る複数個のネック部を各別に形成する際の基準面
を備えているので、該ファンネル基材の膨出部を再成形
してヨーク部を形成してネック付きファンネルを形成す
る際に正確に位置決めすることができる。
【0038】また、本発明に係るネック付きファンネル
によれば、前記基準面を利用して正確に位置決めされた
状態のもとで形成された複数個のネック部を備えている
ので、該ファンネルを用いて陰極線管を効率的に、か
つ、高品質で製造できる。
【0039】一方、本発明に係るネック付きファンネル
の製造方法によれば、ネック部として利用される複数個
のヨーク部を再成形によりファンネル本体と一体にして
形成できるので、従来のように別途に用意された個々の
ネック付きファンネル部材を事後的に融着する作業を不
要にして工程数を減少させることができるほか、作業的
な繁雑さも解消させることができる。しかも、前記基準
面を利用して正確に位置決めされた状態のもとで形成さ
れた複数個のネック部を備えたネック付きファンネルを
製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る陰極線管用のファンネル基材の一
例を示す斜視図。
【図2】図1におけるA−A線矢視方向での縦断面図。
【図3】本発明に係る陰極線管用ファンネル基材の他例
を図2に対応させて示す縦断面図。
【図4】本発明に係るネック付きファンネルの一例を示
す縦断面図。
【図5】本発明に係るネック付きファンネルの製造方法
の一例を工程別に(イ)〜(ヘ)として示す説明図。
【図6】複数個のネックを有する陰極線管の第1従来例
を示す縦断面図。
【図7】複数個のネックを有する陰極線管の第2従来例
を示す縦断面図。
【符号の説明】
11 ファンネル基材 12 ファンネル本体 13 前側 14 開口端面 14a 開口部 15 背側 16 膨出部 16a 先端部 17 基準点 18 平坦部 19 平坦面 19a 外側平坦面 19b 内側平坦面 20 基準面 21 ネック付きファンネル 22 ネック部 23 ヨーク部 24 開口部 25 ネック管 30 基準突起部 31 頂面 X 管軸 D ヨーク中心相互間の間隔 R リファレンスライン H リファレンスラインからの許容距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森下 順也 千葉県船橋市北本町1丁目10番1号 旭硝 子株式会社内 Fターム(参考) 4G015 BA05 BB01 5C012 AA02 BB01 5C032 AA02 BB10 BB12 BB18

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パネルが封着されるほぼ矩形状の開口端面
    をファンネル本体の一側に有し、かつ該ファンネル本体
    の前記開口端面の他側のネック管を封着する箇所に複数
    個の膨出部を有し、これらの膨出部はファンネル本体か
    ら突出しており加熱軟化した状態で再成形することによ
    り、ヨーク部が形成できることを特徴とする陰極線管用
    のファンネル基材。
  2. 【請求項2】ファンネル本体は、前記膨出部の間に平坦
    部及び/又は前記開口端面の他側の適宜の部位に少なく
    とも3個の基準突起部を有し、該平坦部及び基準突起部
    はヨーク部の再成形時及び/又はネック管の封着時にお
    ける基準面となることを特徴とする請求項1記載の陰極
    線管用のファンネル基材。
  3. 【請求項3】前記膨出部の先端部分の肉厚が該膨出部の
    その他の部分の肉厚より大きいことを特徴とする請求項
    1又は2記載の陰極線管用のファンネル基材。
  4. 【請求項4】パネルが封着されるほぼ矩形状の開口端面
    をファンネル本体の一側に有し、かつ該ファンネル本体
    の前記開口端面の他側のネック管を封着する箇所に、フ
    ァンネル本体の一部を加熱溶着した状態で再成形するこ
    とにより形成したヨーク部を有することを特徴とする陰
    極線管用のファンネル基材。
  5. 【請求項5】ファンネル基材の前記膨出部又はファンネ
    ル本体の一部を加熱軟化し再成形により形成された複数
    個のヨーク部と、該ヨーク部の開口部にそれぞれ封着さ
    れたネック管とを有し、かつ前記開口端面付近の側壁に
    位置決め用の3個の基準点を具備しており、これら基準
    点は前記開口端面の相隣る二辺に設けられていることを
    特徴とするネック付きファンネル。
  6. 【請求項6】ヨーク部の開口部に封着され各ネック管の
    管軸は、ヨーク部のリファレンスラインにおけるヨーク
    中心を通って前記開口端面にほぼ直交しており、かつ、
    前記3個の基準点から所定範囲にあることを特徴とする
    請求項4記載のネック付きファンネル。
  7. 【請求項7】ファンネル本体の開口端面は、ヨーク部の
    リファレンスラインから所定の距離にあることを特徴と
    する請求項5又は6記載のネック付きファンネル。
  8. 【請求項8】パネルが封着されるほぼ矩形状の開口端面
    を一側に有するファンネル本体に対し、その他側に複数
    個のネック部を設ける際に必要なヨーク部を形成するた
    めに利用される膨出部を、該膨出部相互間に設けられた
    平坦部、ファンネル本体の他側の適宜の部位に設けた少
    なくとも3個の基準突起部及び前記開口端面のうちの一
    つ以上が基準面となるように成形して陰極線管用のファ
    ンネル基材を得る第1成形工程と、 前記ファンネル基材の各膨出部を加熱軟化させて前記開
    口端面の相隣る二辺に設けた3個の基準点と前記基準面
    とを介して位置規制しながらヨーク部を形成する第2成
    形工程と、 前記ヨーク部のそれぞれにネック管を接合するための開
    口部を形成する切断工程と、 前記3個の基準点を用いてファンネル基材を位置決め
    し、前記開口部のそれぞれにネック管を接合するネック
    シール工程を少なくとも経ることを特徴とするネック付
    きファンネルの製造方法。
  9. 【請求項9】前記第2成形工程は、第1成形工程後のフ
    ァンネル基材の徐冷工程の前処理又は後処理として行わ
    れることを特徴とする請求項8記載のネック付きファン
    ネルの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100396541B1 (ko) * 2000-09-04 2003-09-03 전자빔기술센터 주식회사 소형 멀티 음극선관(crt)을 이용한 평면 tv 구조

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