JP2000208073A - 画像表示装置および陰極管 - Google Patents
画像表示装置および陰極管Info
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- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スペーサーの混入などで表示画像の劣化が起
こらず、また、接着工程において、画像に悪影響を及ぼ
すような気泡が混入し難く、かつ、接着剤のはみ出しを
減少させることができ、しかも、画像表示パネルと前面
板とを接着する工程も短縮することができて、インライ
ンの工程速度を短縮し、低コスト化できる画像表示装置
を提供する。 【解決手段】 ガラスフェイスプレート前面に、透明接
着剤を用いて、透明な前面板を接着し、画像表示領域を
構成した画像表示装置において、上記フェイスプレート
もしくは透明前面板に、予め、塗布・硬化して、形成し
た接着剤層Aと、接着剤層Aと上記フェイスプレートも
しくは透明前面板とを互いに接着するための接着層Bと
を備えている。
こらず、また、接着工程において、画像に悪影響を及ぼ
すような気泡が混入し難く、かつ、接着剤のはみ出しを
減少させることができ、しかも、画像表示パネルと前面
板とを接着する工程も短縮することができて、インライ
ンの工程速度を短縮し、低コスト化できる画像表示装置
を提供する。 【解決手段】 ガラスフェイスプレート前面に、透明接
着剤を用いて、透明な前面板を接着し、画像表示領域を
構成した画像表示装置において、上記フェイスプレート
もしくは透明前面板に、予め、塗布・硬化して、形成し
た接着剤層Aと、接着剤層Aと上記フェイスプレートも
しくは透明前面板とを互いに接着するための接着層Bと
を備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイパネル(PDP)、フィールドエミッションディス
プレイ(FEP)、陰極線管(CRT)、液晶ディスプ
レイ(LCD)などの画像表示装置および陰極管に関す
るものである。
レイパネル(PDP)、フィールドエミッションディス
プレイ(FEP)、陰極線管(CRT)、液晶ディスプ
レイ(LCD)などの画像表示装置および陰極管に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】CRTをはじめとする、種々の画像表示
用フェースプレートを有する画像表示装置は、より一層
の大型化が求められ研究が盛んに行われている。また、
大型化に伴い、装置の薄型化・軽量化・低コスト化が重
要な課題になっている。そこで、発明者らは、上記の問
題を解決し得る画像表示装置として、表面伝導型電子放
出素子、ならびに、この表面伝導型電子放出素子を用い
た画像表示装置について研究を行ってきた。
用フェースプレートを有する画像表示装置は、より一層
の大型化が求められ研究が盛んに行われている。また、
大型化に伴い、装置の薄型化・軽量化・低コスト化が重
要な課題になっている。そこで、発明者らは、上記の問
題を解決し得る画像表示装置として、表面伝導型電子放
出素子、ならびに、この表面伝導型電子放出素子を用い
た画像表示装置について研究を行ってきた。
【0003】発明者らは、たとえば、画像表示に、図1
0に示すような、電気的な配線方法によるマルチ電子ビ
ーム源の応用を試みてきた。すなわち、表面伝導型放出
素子を2次元的に多数個配列し、これらの素子を、図示
のように、単純マトリクス状に配線したマルチ電子ビー
ム源である。
0に示すような、電気的な配線方法によるマルチ電子ビ
ーム源の応用を試みてきた。すなわち、表面伝導型放出
素子を2次元的に多数個配列し、これらの素子を、図示
のように、単純マトリクス状に配線したマルチ電子ビー
ム源である。
【0004】図中、4001は表面伝導型放出素子を模
式的に示したもの、4002は行方向配線、4003は
列方向配線である。なお、図示の便宜上、6×6のマト
リクスで示しているが、マトリクスの規模は、勿論、こ
れに限ったわけではなく、所望の画像表示を行うのに足
りるだけの素子を配列し、配線するものである。
式的に示したもの、4002は行方向配線、4003は
列方向配線である。なお、図示の便宜上、6×6のマト
リクスで示しているが、マトリクスの規模は、勿論、こ
れに限ったわけではなく、所望の画像表示を行うのに足
りるだけの素子を配列し、配線するものである。
【0005】図11には、このマルチ電子ビーム源を用
いた陰極線管の構造が示してあり、ここでは、マルチ電
子ビーム源4004を備えた外容器底4005と、外容
器枠4007と、蛍光体層4008およびメタルバック
4009を備えたフェイスプレート4006とからなる
構造になっている。また、フェイスプレート4006の
メタルバック4009には、高圧電源4010により、
高圧導入端子4011を通じて、高圧が印加されてい
る。
いた陰極線管の構造が示してあり、ここでは、マルチ電
子ビーム源4004を備えた外容器底4005と、外容
器枠4007と、蛍光体層4008およびメタルバック
4009を備えたフェイスプレート4006とからなる
構造になっている。また、フェイスプレート4006の
メタルバック4009には、高圧電源4010により、
高圧導入端子4011を通じて、高圧が印加されてい
る。
【0006】表面伝導型放出素子を単純マトリクス配線
したマルチ電子ビーム源においては、所望の電子ビーム
を出力させるため、行方向配線4002および列方向配
線4003に適宜の電気信号を印加する。たとえば、マ
トリクスの中の任意の1行の表面伝導型放出素子を駆動
するには、選択する行の行方向配線4002に、選択電
圧Vsを印加し、同時に、非選択の行の行方向配線40
02に非選択電圧Vnsを印加する。これと同期して、
列方向配線4003に電子ビームを出力するための駆動
電圧Veを印加する。
したマルチ電子ビーム源においては、所望の電子ビーム
を出力させるため、行方向配線4002および列方向配
線4003に適宜の電気信号を印加する。たとえば、マ
トリクスの中の任意の1行の表面伝導型放出素子を駆動
するには、選択する行の行方向配線4002に、選択電
圧Vsを印加し、同時に、非選択の行の行方向配線40
02に非選択電圧Vnsを印加する。これと同期して、
列方向配線4003に電子ビームを出力するための駆動
電圧Veを印加する。
【0007】この方法によれば、選択する行の表面伝導
型放出素子には、Ve−Vsの電圧が印加され、また、
非選択行の表面伝導型放出素子にはVe−Vnsの電圧
が印加される。Ve,Vs,Vnsを適宜の大きさの電
圧にすれば、選択する行の表面伝導型放出素子だけから
所望の強度の電子ビームが出力され、また、列方向配線
の各々に異なる駆動電圧Veを印加すれば、選択する行
の素子の各々から異なる強度の電子ビームが出力され
る。また、表面伝導型放出素子の応答速度は、高速であ
るために、駆動電圧Veを印加する時間の長さを変えれ
ば、電子ビームが出力される時間の長さも変えることが
できる。
型放出素子には、Ve−Vsの電圧が印加され、また、
非選択行の表面伝導型放出素子にはVe−Vnsの電圧
が印加される。Ve,Vs,Vnsを適宜の大きさの電
圧にすれば、選択する行の表面伝導型放出素子だけから
所望の強度の電子ビームが出力され、また、列方向配線
の各々に異なる駆動電圧Veを印加すれば、選択する行
の素子の各々から異なる強度の電子ビームが出力され
る。また、表面伝導型放出素子の応答速度は、高速であ
るために、駆動電圧Veを印加する時間の長さを変えれ
ば、電子ビームが出力される時間の長さも変えることが
できる。
【0008】上記のような、電圧印加によりマルチ電子
ビーム源4004から出力された電子ビームは、高圧印
加されているメタルバック4009に照射され、ターゲ
ットである蛍光体を励起して、発光させる。したがっ
て、たとえば、画像情報に応じた電圧信号を適宜印加す
れば、画像表示装置となる。
ビーム源4004から出力された電子ビームは、高圧印
加されているメタルバック4009に照射され、ターゲ
ットである蛍光体を励起して、発光させる。したがっ
て、たとえば、画像情報に応じた電圧信号を適宜印加す
れば、画像表示装置となる。
【0009】上記画像表示装置は、ガラス真空容器中に
マルチ電子ビーム源および蛍光体層などが形成されてお
り、また、その他の画像表示装置においても、画面を表
示する部分にガラス部材を用いることが大半である。こ
のため、これらの画像表示装置の画像表示部が破損し、
危険なガラスの破片が飛散することで、観察者が重大な
危険に曝される虞があるが、この危険性は、装置の大型
化に伴い、増す一方である。
マルチ電子ビーム源および蛍光体層などが形成されてお
り、また、その他の画像表示装置においても、画面を表
示する部分にガラス部材を用いることが大半である。こ
のため、これらの画像表示装置の画像表示部が破損し、
危険なガラスの破片が飛散することで、観察者が重大な
危険に曝される虞があるが、この危険性は、装置の大型
化に伴い、増す一方である。
【0010】そこで、画像表示装置のフェイスプレート
の前面に安全性を確保するために、ガラス飛散防止のフ
ィルムを設けることや、透明な樹脂板や強化ガラスの前
面板を、フェイスプレートの観察者側に、フェイスプレ
ートと空隙をあけて設けることなどが提案されている。
の前面に安全性を確保するために、ガラス飛散防止のフ
ィルムを設けることや、透明な樹脂板や強化ガラスの前
面板を、フェイスプレートの観察者側に、フェイスプレ
ートと空隙をあけて設けることなどが提案されている。
【0011】しかしながら、ガラス飛散防止のフィルム
を設けるだけでは、ますます、大型化される画像表示装
置において、充分な安全性を得ることが困難である。ま
た、透明な樹脂板を、前面板として、フェイスプレート
と空隙をあけて設けると、画面が大判化された場合に、
樹脂板の剛性が不足して、撓んでしまい、フェイスプレ
ートと接触してしまうといったことが問題になる。ま
た、強化ガラスを、前面板として、フェイスプレートと
空隙をあけて設けることにすると、充分な強度を得るた
め、かなりの重量になってしまう。しかも、空隙をあけ
て、前面板を設けると、前面板の裏表両面と、フェイス
プレートの表側とで、外光が反射することで、特に、大
型の画像表示装置では、外光の反射する面積が大きくな
るので、画像が極めて見難くなってしまうという問題が
ある。この外光の反射を、反射防止膜により低減するこ
ともできるが、一般に、反射防止膜の作成には、多大な
コストが掛かるという問題がある。
を設けるだけでは、ますます、大型化される画像表示装
置において、充分な安全性を得ることが困難である。ま
た、透明な樹脂板を、前面板として、フェイスプレート
と空隙をあけて設けると、画面が大判化された場合に、
樹脂板の剛性が不足して、撓んでしまい、フェイスプレ
ートと接触してしまうといったことが問題になる。ま
た、強化ガラスを、前面板として、フェイスプレートと
空隙をあけて設けることにすると、充分な強度を得るた
め、かなりの重量になってしまう。しかも、空隙をあけ
て、前面板を設けると、前面板の裏表両面と、フェイス
プレートの表側とで、外光が反射することで、特に、大
型の画像表示装置では、外光の反射する面積が大きくな
るので、画像が極めて見難くなってしまうという問題が
ある。この外光の反射を、反射防止膜により低減するこ
ともできるが、一般に、反射防止膜の作成には、多大な
コストが掛かるという問題がある。
【0012】これらの問題を解決するために、透明な樹
脂板を、透明接着剤を用いて、フェイスプレートに接着
する構造が考えられる。この構成ならば、前面板が樹脂
板であるために、強化ガラスを用いるよりも軽量であ
り、しかも、ガラス・接着層・前面板の屈折率が、それ
ほど異ならないので、外光の反射は、前面板の表側でし
か起こらない。
脂板を、透明接着剤を用いて、フェイスプレートに接着
する構造が考えられる。この構成ならば、前面板が樹脂
板であるために、強化ガラスを用いるよりも軽量であ
り、しかも、ガラス・接着層・前面板の屈折率が、それ
ほど異ならないので、外光の反射は、前面板の表側でし
か起こらない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記透明樹脂
板をガラスフェイスプレートに接着する時に、以下のよ
うな問題が生じる。即ち、接着する樹脂板の前面板と、
ガラス製のフェイスプレートとは、互いに熱膨張係数が
異なるため、接着層に弾性を持たせて、接着層を厚くす
るなどの手段を採らなければ、温度変化により、パネル
が破損する畏れがある。そこで、接着層の厚さを均一に
作成するために、ガラスビーズなどのスペーサーを用い
ることも考えられるが、接着剤とスペーサーとに屈折率
の差が有ると、それらの境界線が見えてしまい、画像を
劣化させる畏れがある。
板をガラスフェイスプレートに接着する時に、以下のよ
うな問題が生じる。即ち、接着する樹脂板の前面板と、
ガラス製のフェイスプレートとは、互いに熱膨張係数が
異なるため、接着層に弾性を持たせて、接着層を厚くす
るなどの手段を採らなければ、温度変化により、パネル
が破損する畏れがある。そこで、接着層の厚さを均一に
作成するために、ガラスビーズなどのスペーサーを用い
ることも考えられるが、接着剤とスペーサーとに屈折率
の差が有ると、それらの境界線が見えてしまい、画像を
劣化させる畏れがある。
【0014】また、接着する際に、接着層に気泡が混入
してしまうと、画像が劣化してしまうが、画面が大判
で、接着層が厚い場合には気泡が混入し易い。そこで、
気泡をできるだけ混入しないようにするためには、接着
層を、できるだけ薄く、また、接着剤の使用量を、必要
最低限より多めに用いて、余剰の接着剤を、既に混入さ
れてしまった気泡とともに、前面板の画像領域から押し
出さなければならない。
してしまうと、画像が劣化してしまうが、画面が大判
で、接着層が厚い場合には気泡が混入し易い。そこで、
気泡をできるだけ混入しないようにするためには、接着
層を、できるだけ薄く、また、接着剤の使用量を、必要
最低限より多めに用いて、余剰の接着剤を、既に混入さ
れてしまった気泡とともに、前面板の画像領域から押し
出さなければならない。
【0015】しかし、このように接着層を厚くするため
に大量の接着剤を用いるとすると、硬化させるのに時間
がかかってしまう。前面板とフェイスプレートとの接着
は、工程の都合上、画像表示パネル部が作成されてから
行わなければならないが、接着に時間がかかってしまう
と、画像表示パネルのライン工程の時間が大幅に延びて
しまうという新たな問題となる。
に大量の接着剤を用いるとすると、硬化させるのに時間
がかかってしまう。前面板とフェイスプレートとの接着
は、工程の都合上、画像表示パネル部が作成されてから
行わなければならないが、接着に時間がかかってしまう
と、画像表示パネルのライン工程の時間が大幅に延びて
しまうという新たな問題となる。
【0016】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、前面板とフェイスプレートとを弾性
のある接着層で接着する際に、スペーサーの混入などで
表示画像の劣化が起こらず、また、接着工程において、
画像に悪影響を及ぼすような気泡が混入し難く、かつ、
接着剤のはみ出しを減少させることができ、しかも、画
像表示パネルと前面板とを接着する工程も短縮すること
ができて、インラインの工程速度を短縮し、低コスト化
できる画像表示装置を提供することを目的とする。
になされたもので、前面板とフェイスプレートとを弾性
のある接着層で接着する際に、スペーサーの混入などで
表示画像の劣化が起こらず、また、接着工程において、
画像に悪影響を及ぼすような気泡が混入し難く、かつ、
接着剤のはみ出しを減少させることができ、しかも、画
像表示パネルと前面板とを接着する工程も短縮すること
ができて、インラインの工程速度を短縮し、低コスト化
できる画像表示装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】このため、本発明では、
ガラスフェイスプレート前面に、透明接着剤を用いて、
透明な前面板を接着し、画像表示領域を構成した画像表
示装置において、上記フェイスプレートもしくは透明前
面板に、予め、塗布・硬化して、形成した接着剤層A
と、接着剤層Aと上記フェイスプレートもしくは透明前
面板とを互いに接着するための接着層Bとを備えている
ことを特徴とする。
ガラスフェイスプレート前面に、透明接着剤を用いて、
透明な前面板を接着し、画像表示領域を構成した画像表
示装置において、上記フェイスプレートもしくは透明前
面板に、予め、塗布・硬化して、形成した接着剤層A
と、接着剤層Aと上記フェイスプレートもしくは透明前
面板とを互いに接着するための接着層Bとを備えている
ことを特徴とする。
【0018】この場合、本発明の実施の形態として、上
記前面板の長辺の長さをXf、短辺の長さをYfとし、
上記画像表示領域の長辺の長さをXg、短辺の長さをY
gとし、上記接着剤層Aの長辺の長さをXa、短辺の長
さをYaとした時に、Xf≧Xa>XgかつYf≧Ya
>Ygを満たすように設定されることが好ましい。
記前面板の長辺の長さをXf、短辺の長さをYfとし、
上記画像表示領域の長辺の長さをXg、短辺の長さをY
gとし、上記接着剤層Aの長辺の長さをXa、短辺の長
さをYaとした時に、Xf≧Xa>XgかつYf≧Ya
>Ygを満たすように設定されることが好ましい。
【0019】また、他の実施の形態として、上記前面板
の長辺の長さをXf、短辺の長さをYfとし、上記画像
表示領域の長辺の長さをXg、短辺の長さをYgとし、
上記接着剤層Aの長辺の長さをXa、短辺の長さをYa
とした時に、上記接着剤層Aの大きさがXf>Xa>X
gかつYf>Ya>Ygを満たすように設定され留こと
が好ましい。
の長辺の長さをXf、短辺の長さをYfとし、上記画像
表示領域の長辺の長さをXg、短辺の長さをYgとし、
上記接着剤層Aの長辺の長さをXa、短辺の長さをYa
とした時に、上記接着剤層Aの大きさがXf>Xa>X
gかつYf>Ya>Ygを満たすように設定され留こと
が好ましい。
【0020】しかも、これらの実施の形態において、上
記接着剤層Aの短辺側の長さYaがYf>Ya>Ygを
満たすように設定されること、上記接着剤層Aの中心の
厚さをTcとし、各辺の端部領域の接着剤層Aの厚さを
Teとした時に、Tc≧Teを満たすように設定される
こと、上記接着剤層Aの端部のうち、少なくとも四隅に
は、面取り構造が設けられていること、上記前面板が樹
脂板であること、上記前面板が外光の反射を防止するた
めの手段を備えていること、上記前面板が帯電防止に充
分な導電性を備えていること、更には、上記前面板には
透過率制限の機能が持たせてあることが、好ましい。
記接着剤層Aの短辺側の長さYaがYf>Ya>Ygを
満たすように設定されること、上記接着剤層Aの中心の
厚さをTcとし、各辺の端部領域の接着剤層Aの厚さを
Teとした時に、Tc≧Teを満たすように設定される
こと、上記接着剤層Aの端部のうち、少なくとも四隅に
は、面取り構造が設けられていること、上記前面板が樹
脂板であること、上記前面板が外光の反射を防止するた
めの手段を備えていること、上記前面板が帯電防止に充
分な導電性を備えていること、更には、上記前面板には
透過率制限の機能が持たせてあることが、好ましい。
【0021】また、画像表示装置としての陰極管に、上
述のような、前面板を備えたフェイスプレートを用いる
こと、また、上記陰極線管が、表面伝導型電子放出素子
を用いていることも、本発明の特徴である。
述のような、前面板を備えたフェイスプレートを用いる
こと、また、上記陰極線管が、表面伝導型電子放出素子
を用いていることも、本発明の特徴である。
【0022】このような構成であるから、本発明によれ
ば、接着層Bに用いる接着剤の量は最低限ですみ、その
ため、接着剤層Aの厚さによって、接着層の厚さ(接着
剤層Aの厚さ+接着層Bの厚さ)がほとんど決定される
ので、接着剤層Aの厚さが均一に作成できれば、容易
に、ほぼ均一な厚さが実現できる。また、画像表示パネ
ルと前面板を接着する工程において、使用する接着剤
が、接着層Bに用いる少量の接着剤ですむため、接着剤
の取り扱いが容易となり、しかも、接着剤の硬化時間が
接着剤の量によって変化する事情から、接着剤の量が少
ないほど、硬化も早くなるため、画像表示パネルの接着
のライン工程速度も大幅に早くでき、画像表示パネルの
コストを減少することができる。
ば、接着層Bに用いる接着剤の量は最低限ですみ、その
ため、接着剤層Aの厚さによって、接着層の厚さ(接着
剤層Aの厚さ+接着層Bの厚さ)がほとんど決定される
ので、接着剤層Aの厚さが均一に作成できれば、容易
に、ほぼ均一な厚さが実現できる。また、画像表示パネ
ルと前面板を接着する工程において、使用する接着剤
が、接着層Bに用いる少量の接着剤ですむため、接着剤
の取り扱いが容易となり、しかも、接着剤の硬化時間が
接着剤の量によって変化する事情から、接着剤の量が少
ないほど、硬化も早くなるため、画像表示パネルの接着
のライン工程速度も大幅に早くでき、画像表示パネルの
コストを減少することができる。
【0023】また、上述の一定条件を満たすことで、接
着剤層Aを作成するために前面板上に接着剤を塗布する
際に、前面板の端部に接着剤流出防止用の枠を取り付け
ることができる。このため、おおむね均一な厚さで、接
着剤層Aを作成することが容易となり、接着剤の使用量
も減じる。また、同じ材料の接着剤を用いたとしても接
着剤層Aを作成する際の枠の跡が、接着層Bを作成した
後でも、視認できるから、仮に、画像が劣化してしまう
といったことが起っても、接着剤層Aで画像領域を覆う
ような構造を用いることにより、接着剤層Aを作成する
際の枠の跡が画像領域よりも外側にして、画像に悪影響
を与えないようにできる。
着剤層Aを作成するために前面板上に接着剤を塗布する
際に、前面板の端部に接着剤流出防止用の枠を取り付け
ることができる。このため、おおむね均一な厚さで、接
着剤層Aを作成することが容易となり、接着剤の使用量
も減じる。また、同じ材料の接着剤を用いたとしても接
着剤層Aを作成する際の枠の跡が、接着層Bを作成した
後でも、視認できるから、仮に、画像が劣化してしまう
といったことが起っても、接着剤層Aで画像領域を覆う
ような構造を用いることにより、接着剤層Aを作成する
際の枠の跡が画像領域よりも外側にして、画像に悪影響
を与えないようにできる。
【0024】また、上述の条件において、更に、上記接
着剤層Aの大きさを、Xf>Xp>Xa>XgかつYf
>Yp>Ya>Ygを満たす構造とするように設定する
ことにより、接着剤層Aを設けた前面板を接着層Bで接
着する際に、前面板とフェイスプレートの間のXf−X
aもしくはYf−Yaの部分が、液だまりとなり、接着
層Bに用いた接着剤の余剰分が、フェイスプレートから
はみ出すことなく、接着することができ、はみ出した接
着剤が、回路基板などに悪影響を及ぼすといったことが
なくなる。
着剤層Aの大きさを、Xf>Xp>Xa>XgかつYf
>Yp>Ya>Ygを満たす構造とするように設定する
ことにより、接着剤層Aを設けた前面板を接着層Bで接
着する際に、前面板とフェイスプレートの間のXf−X
aもしくはYf−Yaの部分が、液だまりとなり、接着
層Bに用いた接着剤の余剰分が、フェイスプレートから
はみ出すことなく、接着することができ、はみ出した接
着剤が、回路基板などに悪影響を及ぼすといったことが
なくなる。
【0025】また、上記接着剤層Aの短辺側の長さYa
がYp>Ya>Ygを満たす構造とすることにより、接
着剤層Aを作製する時の接着剤流出防止用の枠を、長辺
側のみに作成すればよく、しかも、接着剤がはみ出る可
能性の大きい長辺の端部に、上記のような液だまりとな
る部分を作成することができる。
がYp>Ya>Ygを満たす構造とすることにより、接
着剤層Aを作製する時の接着剤流出防止用の枠を、長辺
側のみに作成すればよく、しかも、接着剤がはみ出る可
能性の大きい長辺の端部に、上記のような液だまりとな
る部分を作成することができる。
【0026】また、上記接着剤層Aの中心の厚さをTc
とし、各辺の端部領域の、おおよそ10mmの範囲の接
着剤層Aで、最も厚いところの厚さをTeとした時に、
Tc>Teを満たす構造とすることにより、前面板およ
び接着剤層Aとフェイスプレートを接着層Bで接着する
工程において、気泡が接着剤層Aの領域の中に残るのを
防ぐことができる。
とし、各辺の端部領域の、おおよそ10mmの範囲の接
着剤層Aで、最も厚いところの厚さをTeとした時に、
Tc>Teを満たす構造とすることにより、前面板およ
び接着剤層Aとフェイスプレートを接着層Bで接着する
工程において、気泡が接着剤層Aの領域の中に残るのを
防ぐことができる。
【0027】また、上記接着剤層Aの端部のうち、少な
くとも四隅には、接着層Bを用いてフェイスプレートに
接着する際に、空気が逃げるための面取り構造を設ける
ことで、前面板および接着剤層Aとフェイスプレートと
を、接着層Bで接着する工程において、気泡が接着剤層
Aの領域の中に残るのを防ぐことができる。
くとも四隅には、接着層Bを用いてフェイスプレートに
接着する際に、空気が逃げるための面取り構造を設ける
ことで、前面板および接着剤層Aとフェイスプレートと
を、接着層Bで接着する工程において、気泡が接着剤層
Aの領域の中に残るのを防ぐことができる。
【0028】また、上記前面板は樹脂板を用いる事によ
り、軽量化することができ、また、上記前面板に外光の
反射を防止するための手段を設けることで、前面板で反
射した外光の像と画像とが重なることによって、画像が
見難くなるのを防ぐことができ、更に、上記前面板に帯
電防止をするのに充分な導電性を備えさせることによ
り、前面板表面が帯電して、観察者が前面板に触れた時
に、不快な電気ショックを与えたり、前面板に埃が付着
し、画像を見難くするのを防ぐことができる。
り、軽量化することができ、また、上記前面板に外光の
反射を防止するための手段を設けることで、前面板で反
射した外光の像と画像とが重なることによって、画像が
見難くなるのを防ぐことができ、更に、上記前面板に帯
電防止をするのに充分な導電性を備えさせることによ
り、前面板表面が帯電して、観察者が前面板に触れた時
に、不快な電気ショックを与えたり、前面板に埃が付着
し、画像を見難くするのを防ぐことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)次に、図1
および図2により、本発明の主題である、画像表示装置
のフェイスプレートおよび前面板の構成についての実施
の形態を説明する。即ち、ここではソーダライムガラス
製で、3mm厚のフェイスプレート1007の内面に
は、約20μm厚の蛍光体層1008が形成され、更
に、この蛍光体層を覆うように、約1000オグストロ
ーム厚の、アルミメタルバック層1009が形成されて
いる。また、高圧導入端子1021はアルミメタルバッ
ク1009に接続され、高圧電源1020と接続され、
高圧電位、例えば、10kVが印加される。
および図2により、本発明の主題である、画像表示装置
のフェイスプレートおよび前面板の構成についての実施
の形態を説明する。即ち、ここではソーダライムガラス
製で、3mm厚のフェイスプレート1007の内面に
は、約20μm厚の蛍光体層1008が形成され、更
に、この蛍光体層を覆うように、約1000オグストロ
ーム厚の、アルミメタルバック層1009が形成されて
いる。また、高圧導入端子1021はアルミメタルバッ
ク1009に接続され、高圧電源1020と接続され、
高圧電位、例えば、10kVが印加される。
【0030】フェイスプレート1007の外側には、接
着層1013を用いて、透明前面板1012が接着され
ている。なお、ここでは、上述のフェイスプレート10
07は1040×640mm、前面板は1020×62
0mm、また、画像表示領域1017は1000×60
0mmの大きさとした。また、前面板1012として、
重量や難燃性や光透過率を考慮し、1mm厚のポリカー
ボネート板を用いたが、勿論、これに限定されるもので
はなく、アクリルなどの樹脂板を用いてもよい。なお、
上記前面板1012としては、強化ガラスやソーダライ
ムガラスなどの平板ガラスを用いてもよいが、重量が重
く、万が一破損した時に鋭利な部分が露出し、観察者に
被害を及ぼすことが懸念されるので、好ましくは、透明
樹脂板を用いるのがよい。
着層1013を用いて、透明前面板1012が接着され
ている。なお、ここでは、上述のフェイスプレート10
07は1040×640mm、前面板は1020×62
0mm、また、画像表示領域1017は1000×60
0mmの大きさとした。また、前面板1012として、
重量や難燃性や光透過率を考慮し、1mm厚のポリカー
ボネート板を用いたが、勿論、これに限定されるもので
はなく、アクリルなどの樹脂板を用いてもよい。なお、
上記前面板1012としては、強化ガラスやソーダライ
ムガラスなどの平板ガラスを用いてもよいが、重量が重
く、万が一破損した時に鋭利な部分が露出し、観察者に
被害を及ぼすことが懸念されるので、好ましくは、透明
樹脂板を用いるのがよい。
【0031】上記前面板1012を、接着層1013に
より、ガラス製のフェイスプレート1007に接着する
ことによって、画像表示パネルのガラス部材が飛散する
のを防止でき、また、前面板1012に透明樹脂板を用
いれば、パネル破損時に、ガラスの飛散を防止するのは
勿論のこと、鋭利な部分が露出することを防ぎ、大幅に
安全性が向上する。
より、ガラス製のフェイスプレート1007に接着する
ことによって、画像表示パネルのガラス部材が飛散する
のを防止でき、また、前面板1012に透明樹脂板を用
いれば、パネル破損時に、ガラスの飛散を防止するのは
勿論のこと、鋭利な部分が露出することを防ぎ、大幅に
安全性が向上する。
【0032】フェイスプレート1007と透明前面板1
012を接着する接着層1013は、ソーダライムガラ
ス製であるフェイスプレート1007と透明前面板10
12との熱膨張係数の差により、画像表示パネルの温度
が変化した時に生じる応力を、緩和することが求められ
ている。そこで、この実施の形態では、特に、透明前面
板1012として、ポリカーボネートなどの樹脂板を用
いているが、ソーダライムガラスとポリカーボネートの
各熱膨張係数は、大幅に異なり、また、画像表示パネル
が大型である場合、接着層1013には、かなりの弾性
が要求される。
012を接着する接着層1013は、ソーダライムガラ
ス製であるフェイスプレート1007と透明前面板10
12との熱膨張係数の差により、画像表示パネルの温度
が変化した時に生じる応力を、緩和することが求められ
ている。そこで、この実施の形態では、特に、透明前面
板1012として、ポリカーボネートなどの樹脂板を用
いているが、ソーダライムガラスとポリカーボネートの
各熱膨張係数は、大幅に異なり、また、画像表示パネル
が大型である場合、接着層1013には、かなりの弾性
が要求される。
【0033】このため、この実施の形態では、接着層1
013に充分な弾性を持たせるために、透明性・光透過
性に優れ、弾性率が小さく、伸び率が大きい材料の接着
剤であるシリコーン熱硬化接着剤(例えば、東レ・ダウ
・コーニング製SE1740)が用いられる。なお、こ
の接着層の厚さは、1mmとして作成するが、勿論、こ
れに限定されたものではなく、接着剤が透明であり、接
着層が弾性に富んでいればよい。
013に充分な弾性を持たせるために、透明性・光透過
性に優れ、弾性率が小さく、伸び率が大きい材料の接着
剤であるシリコーン熱硬化接着剤(例えば、東レ・ダウ
・コーニング製SE1740)が用いられる。なお、こ
の接着層の厚さは、1mmとして作成するが、勿論、こ
れに限定されたものではなく、接着剤が透明であり、接
着層が弾性に富んでいればよい。
【0034】また、接着層1013を、この実施の形態
のように、ほぼ均一な厚さで、しかも、1mm程度の、
厚い層を均一に作成するのは大変、困難となる。この問
題を解決するために、接着層にガラスビーズなどのスペ
ーサーを混入することも考えられるが、接着剤とスペー
サーの屈折率が、わずか0.1程度異なっていても、ス
ペーサーの輪郭を視認することができ、表示画像を見難
くするといった問題が生じる。
のように、ほぼ均一な厚さで、しかも、1mm程度の、
厚い層を均一に作成するのは大変、困難となる。この問
題を解決するために、接着層にガラスビーズなどのスペ
ーサーを混入することも考えられるが、接着剤とスペー
サーの屈折率が、わずか0.1程度異なっていても、ス
ペーサーの輪郭を視認することができ、表示画像を見難
くするといった問題が生じる。
【0035】そこで、本発明では、この問題を解決する
ために、前面板1012もしくはフェイスプレート10
07に、予め、透明接着剤を塗布・硬化して、接着剤層
A1014を、約0.9mm厚で作成しておき、前面板
1012および接着剤層A1014と、フェイスプレー
ト1007とを接着層Bを用いて接着する。このことに
より、スペーサーの視認などの問題を引き起こさずに、
おおむね均一な厚さの接着層1013で、前面板101
2とフェイスプレート1007とを接着することができ
る。
ために、前面板1012もしくはフェイスプレート10
07に、予め、透明接着剤を塗布・硬化して、接着剤層
A1014を、約0.9mm厚で作成しておき、前面板
1012および接着剤層A1014と、フェイスプレー
ト1007とを接着層Bを用いて接着する。このことに
より、スペーサーの視認などの問題を引き起こさずに、
おおむね均一な厚さの接着層1013で、前面板101
2とフェイスプレート1007とを接着することができ
る。
【0036】次に、接着剤を予め塗布・硬化してなる接
着剤層A1014の作成方法について、説明する。接着
剤層A1014は、フェイスプレート1007および前
面板1012のどちらか一方に作成すればよいが、この
実施の形態では、接着剤層A1014をフェイスプレー
ト1007側に作成すると、画像表示パネル作成のライ
ン工程の速度が大幅に遅くなる点や、接着剤層A101
4を作成する際に歩留まりが悪いと、パネル製造コスト
が増大することを考慮して、接着剤層Aを前面板101
2側に作成した。このことにより、接着剤層A1014
は、ライン工程外で作成して、これをライン上で利用す
ることができるので、ライン工程の速度を向上でき、コ
ストを下げられる。
着剤層A1014の作成方法について、説明する。接着
剤層A1014は、フェイスプレート1007および前
面板1012のどちらか一方に作成すればよいが、この
実施の形態では、接着剤層A1014をフェイスプレー
ト1007側に作成すると、画像表示パネル作成のライ
ン工程の速度が大幅に遅くなる点や、接着剤層A101
4を作成する際に歩留まりが悪いと、パネル製造コスト
が増大することを考慮して、接着剤層Aを前面板101
2側に作成した。このことにより、接着剤層A1014
は、ライン工程外で作成して、これをライン上で利用す
ることができるので、ライン工程の速度を向上でき、コ
ストを下げられる。
【0037】また、作成工程として、まず、ポリカーボ
ネート製の前面板1012に、接着剤の流出防止用の枠
を設ける。枠の材料としては、接着剤の流出を防ぐ機能
があれば、その材質に制限はないが、この実施の形態で
は、PTFE製でマシュマロ状に加工された、厚さ1m
mのテープに、前面板1012と固定するための粘着剤
を設けたものを、接着剤流出防止用の枠として使用し
た。
ネート製の前面板1012に、接着剤の流出防止用の枠
を設ける。枠の材料としては、接着剤の流出を防ぐ機能
があれば、その材質に制限はないが、この実施の形態で
は、PTFE製でマシュマロ状に加工された、厚さ1m
mのテープに、前面板1012と固定するための粘着剤
を設けたものを、接着剤流出防止用の枠として使用し
た。
【0038】次に接着剤に含まれている気泡を抜いた
後、枠を設けた前面板1012もしくはフェイスプレー
ト1007に、接着剤をノズルから必要量だけ塗布し、
50〜80℃に加熱して、その接着剤を硬化し、接着剤
が完全に硬化した後に、枠を取り除くことで、接着剤層
A1014を作成した。
後、枠を設けた前面板1012もしくはフェイスプレー
ト1007に、接着剤をノズルから必要量だけ塗布し、
50〜80℃に加熱して、その接着剤を硬化し、接着剤
が完全に硬化した後に、枠を取り除くことで、接着剤層
A1014を作成した。
【0039】次に、接着層B1015を用いて、接着剤
層A1014を備える前面板1012とフェイスプレー
ト1007とを接着する工程について説明する。上記の
接着層B1015に用いる接着剤としては、接着剤層A
1014に用いた接着剤と同様の材質のものを使用す
る。接着剤は、前面板1012もしくはフェイスプレー
ト1007に塗布すればよいが、塗布の際の取り扱いの
容易さを考慮し、ここでは、前面板1012側に、スピ
ンコート法により塗布したが、勿論、スピンコート法以
外の手法で接着剤を塗布してもよい。
層A1014を備える前面板1012とフェイスプレー
ト1007とを接着する工程について説明する。上記の
接着層B1015に用いる接着剤としては、接着剤層A
1014に用いた接着剤と同様の材質のものを使用す
る。接着剤は、前面板1012もしくはフェイスプレー
ト1007に塗布すればよいが、塗布の際の取り扱いの
容易さを考慮し、ここでは、前面板1012側に、スピ
ンコート法により塗布したが、勿論、スピンコート法以
外の手法で接着剤を塗布してもよい。
【0040】そして、接着剤を塗布した前面板1012
を気泡が入らないように、前面板1012を傾け、一方
の端からフェイスプレート1007に接触させ、接着剤
を硬化させて、接着層B1015を作成した。ここで、
接着剤層A1014と接着層B1015の境界面のう
ち、観察者の視線に対して平行な成分があると、硬化条
件などに起因するわずかな屈折率の違いにより、境界線
を視認することができてしまい、画像が見難くなってし
まう。そこで、この実施の形態では、フェイスプレート
1007の長辺側の長さをXg、短辺側の長さをXf、
接着剤層Aの長辺側の長さをXa、短辺側の長さをY
a、画像表示領域1017の長辺側の長さをXg、短辺
側の長さをYgとした時に、例えば、Xa=1005m
m、Ya=605mmとすることにより、Xf≧Xa>
Xg、Yf≧Ya>Ygとなり、上記境界線が画像表示
領域1017の外側にくるように、接着剤層A1014
の領域を適当に設定し、画像領域を覆い、しかも、上記
境界線が、観察者から見て画像表示パネルの筐体に隠れ
るようにする。このことによって、上記境界線が視認で
きることによる画像劣化を防止できる。
を気泡が入らないように、前面板1012を傾け、一方
の端からフェイスプレート1007に接触させ、接着剤
を硬化させて、接着層B1015を作成した。ここで、
接着剤層A1014と接着層B1015の境界面のう
ち、観察者の視線に対して平行な成分があると、硬化条
件などに起因するわずかな屈折率の違いにより、境界線
を視認することができてしまい、画像が見難くなってし
まう。そこで、この実施の形態では、フェイスプレート
1007の長辺側の長さをXg、短辺側の長さをXf、
接着剤層Aの長辺側の長さをXa、短辺側の長さをY
a、画像表示領域1017の長辺側の長さをXg、短辺
側の長さをYgとした時に、例えば、Xa=1005m
m、Ya=605mmとすることにより、Xf≧Xa>
Xg、Yf≧Ya>Ygとなり、上記境界線が画像表示
領域1017の外側にくるように、接着剤層A1014
の領域を適当に設定し、画像領域を覆い、しかも、上記
境界線が、観察者から見て画像表示パネルの筐体に隠れ
るようにする。このことによって、上記境界線が視認で
きることによる画像劣化を防止できる。
【0041】以上のようにして、本発明の画像表示装置
のフェイスプレート1007に、接着剤層A1014お
よび接着層B1015を用いて、透明前面板1012を
接着したところ、接着剤層A1014と接着層B101
5との境界面が、画像領域内で視認でき、画像が見難く
なるといったことがなく、ほぼ均一な厚さの接着層でフ
ェイスプレート1007と前面板1012とを接着する
ことができた。
のフェイスプレート1007に、接着剤層A1014お
よび接着層B1015を用いて、透明前面板1012を
接着したところ、接着剤層A1014と接着層B101
5との境界面が、画像領域内で視認でき、画像が見難く
なるといったことがなく、ほぼ均一な厚さの接着層でフ
ェイスプレート1007と前面板1012とを接着する
ことができた。
【0042】次に、本発明を適用した画像表示装置の表
示パネルの構成と製造法について、具体的に説明する。
図8は、上述の実施の形態で用いた表示パネルの斜視図
であり、内部構造を示すために、パネルの1部を切り欠
いて示している。図中、符号1005は外容器底(な
お、リアプレートと標記する場合もある)、1006は
側壁、1007はフェースプレートであり、これら構成
部材1005〜1007により、表示パネルの内部を真
空に維持するための気密容器を形成している。
示パネルの構成と製造法について、具体的に説明する。
図8は、上述の実施の形態で用いた表示パネルの斜視図
であり、内部構造を示すために、パネルの1部を切り欠
いて示している。図中、符号1005は外容器底(な
お、リアプレートと標記する場合もある)、1006は
側壁、1007はフェースプレートであり、これら構成
部材1005〜1007により、表示パネルの内部を真
空に維持するための気密容器を形成している。
【0043】気密容器を組み立てるに際しては、各部材
の接合部に十分な強度と気密性を保持させるため、封着
する必要があるが、ここでは、たとえば、フリットガラ
スを接合部に塗布し、大気中あるいは窒素雰囲気中で、
摂氏400〜500度で、10分以上焼成することによ
り、封着を達成した。なお、気密容器内部を真空に排気
する方法については後述する。
の接合部に十分な強度と気密性を保持させるため、封着
する必要があるが、ここでは、たとえば、フリットガラ
スを接合部に塗布し、大気中あるいは窒素雰囲気中で、
摂氏400〜500度で、10分以上焼成することによ
り、封着を達成した。なお、気密容器内部を真空に排気
する方法については後述する。
【0044】リアプレート1005には、基板1001
が固定されているが、該基板上には表面伝導型放出素子
1002がN×M個形成されている(NMは、2以上の
正の整数であり、目的とする表示画素数に応じて適宜設
定される。この実施の形態では、N=3360、M=6
30とした)。N×M個の表面伝導型放出素子は、M本
の行方向配線1003とN本の列方向配線1004とに
より、単純マトリクス配線されている。この構成部材1
001〜1004を、マルチ電子ビーム源と呼ぶ。
が固定されているが、該基板上には表面伝導型放出素子
1002がN×M個形成されている(NMは、2以上の
正の整数であり、目的とする表示画素数に応じて適宜設
定される。この実施の形態では、N=3360、M=6
30とした)。N×M個の表面伝導型放出素子は、M本
の行方向配線1003とN本の列方向配線1004とに
より、単純マトリクス配線されている。この構成部材1
001〜1004を、マルチ電子ビーム源と呼ぶ。
【0045】この実施の形態においては、気密容器のリ
アプレート1005にマルチ電子ビーム源の基板100
1を固定する構成としたが、マルチ電子ビーム源の基板
1001が十分な強度を有する場合には、気密容器のリ
アプレートとして、マルチ電子ビーム源の基板100
1、それ自体を用いてもよい。
アプレート1005にマルチ電子ビーム源の基板100
1を固定する構成としたが、マルチ電子ビーム源の基板
1001が十分な強度を有する場合には、気密容器のリ
アプレートとして、マルチ電子ビーム源の基板100
1、それ自体を用いてもよい。
【0046】また、フェースプレート1007の下面に
は、蛍光膜1008が形成されている。この実施の形態
における画像表示装置はカラー表示装置であるため、蛍
光膜1008の部分には、CRTの分野で用いられる、
赤、緑、青、の3原色の蛍光体が塗り分けられている。
各色の蛍光体は、例えば、図9の(A)に示すようにス
トライプ状に塗り分けられ、蛍光体のストライプの間に
黒色の導電体1010を設けた構成にする。黒色の導電
体1010を設ける目的は、電子ビームの照射位置に多
少のずれがあっても、表示色にずれが生じないようにす
ること、外光の反射を防止し、て表示コントラストの低
下を防ぐこと、電子ビームによる蛍光膜のチャージアッ
プを防止することなどである。なお、黒色の導電体10
10には黒鉛を主成分として用いたが、上記の目的に適
するものであれば、これ以外の材料を用いても良い。
は、蛍光膜1008が形成されている。この実施の形態
における画像表示装置はカラー表示装置であるため、蛍
光膜1008の部分には、CRTの分野で用いられる、
赤、緑、青、の3原色の蛍光体が塗り分けられている。
各色の蛍光体は、例えば、図9の(A)に示すようにス
トライプ状に塗り分けられ、蛍光体のストライプの間に
黒色の導電体1010を設けた構成にする。黒色の導電
体1010を設ける目的は、電子ビームの照射位置に多
少のずれがあっても、表示色にずれが生じないようにす
ること、外光の反射を防止し、て表示コントラストの低
下を防ぐこと、電子ビームによる蛍光膜のチャージアッ
プを防止することなどである。なお、黒色の導電体10
10には黒鉛を主成分として用いたが、上記の目的に適
するものであれば、これ以外の材料を用いても良い。
【0047】また、3原色の蛍光体の塗り分け方は、図
9の(A)に示したストライプ状の配列に限られるもの
ではなく、例えば、図9の(B)に示すような、デルタ
状配列や、それ以外の配列であってもよい。なお、モノ
クロームの表示パネルを作成する場合には、単色の蛍光
体材料を蛍光膜1008に用いればよく、また、必ずし
も黒色導電材料を用いなくともよい。
9の(A)に示したストライプ状の配列に限られるもの
ではなく、例えば、図9の(B)に示すような、デルタ
状配列や、それ以外の配列であってもよい。なお、モノ
クロームの表示パネルを作成する場合には、単色の蛍光
体材料を蛍光膜1008に用いればよく、また、必ずし
も黒色導電材料を用いなくともよい。
【0048】また、蛍光膜1008のリアプレート側の
面には、CRTの分野では公知のメタルバック1009
を設けてある。メタルバック1009を設けた目的は、
蛍光膜1008が発する光の一部を鏡面反射して、光利
用率を向上させること、負イオンの衝突から蛍光膜10
08を保護すること、電子ビーム加速電圧を印加するた
めの電極として作用させること、蛍光膜1008を励起
した電子の導電路として作用させることなどである。
面には、CRTの分野では公知のメタルバック1009
を設けてある。メタルバック1009を設けた目的は、
蛍光膜1008が発する光の一部を鏡面反射して、光利
用率を向上させること、負イオンの衝突から蛍光膜10
08を保護すること、電子ビーム加速電圧を印加するた
めの電極として作用させること、蛍光膜1008を励起
した電子の導電路として作用させることなどである。
【0049】メタルバック1009は、蛍光膜1008
をフェースプレート基板1007上に形成した後、蛍光
膜表面を平滑化処理し、その上に、アルミを真空蒸着す
る方法により形成した。なお、蛍光膜1008に低電圧
用の蛍光体材料を用いた場合には、メタルバック100
9は用いない。また、この実施の形態では用いなかった
が、加速電圧の印加用や蛍光膜の導電性向上を目的とし
て、フェースプレート基板1007と蛍光膜1008と
の間に、たとえば、ITOを材料とする透明電極を設け
てもよい。
をフェースプレート基板1007上に形成した後、蛍光
膜表面を平滑化処理し、その上に、アルミを真空蒸着す
る方法により形成した。なお、蛍光膜1008に低電圧
用の蛍光体材料を用いた場合には、メタルバック100
9は用いない。また、この実施の形態では用いなかった
が、加速電圧の印加用や蛍光膜の導電性向上を目的とし
て、フェースプレート基板1007と蛍光膜1008と
の間に、たとえば、ITOを材料とする透明電極を設け
てもよい。
【0050】また、Dx1〜DxmおよびDy1〜Dy
nおよびHvは、当該表示パネルと電気回路(図示せ
ず)とを電気的に接続するために設けた気密構造の電気
接続用端子である。Dx1〜Dxmはマルチ電子ビーム
源の行方向配線1003と、Dy1〜Dynはマルチ電
子ビーム源の列方向配線1004と、Hvはフェースプ
レートのメタルバック1009と、それぞれ、電気的に
接続している。
nおよびHvは、当該表示パネルと電気回路(図示せ
ず)とを電気的に接続するために設けた気密構造の電気
接続用端子である。Dx1〜Dxmはマルチ電子ビーム
源の行方向配線1003と、Dy1〜Dynはマルチ電
子ビーム源の列方向配線1004と、Hvはフェースプ
レートのメタルバック1009と、それぞれ、電気的に
接続している。
【0051】また、気密容器内部を真空に排気するに
は、気密容器を組み立てた後、排気管と真空ポンプ(い
ずれも図示せず)を接続し、気密容器内を10のマイナ
ス7乗[Torr]程度の真空度まで排気する。その
後、排気管を封止するが、気密容器内の真空度を維持す
るために、封止の直前あるいは封止後に、気密容器内の
所定の位置にゲッター膜(図示せず)を形成する。ゲッ
ター膜とは、例えば、Baを主成分とするゲッター材料
を、ヒーターもしくは高周波加熱により加熱し、蒸着し
て、形成した膜であり、該ゲッター膜の吸着作用によ
り、気密容器内は1×10マイナス5乗、ないしは、1
×10マイナス7乗[Torr]の真空度に維持され
る。以上が本発明に係わる表示パネルの基本構成と製法
である。
は、気密容器を組み立てた後、排気管と真空ポンプ(い
ずれも図示せず)を接続し、気密容器内を10のマイナ
ス7乗[Torr]程度の真空度まで排気する。その
後、排気管を封止するが、気密容器内の真空度を維持す
るために、封止の直前あるいは封止後に、気密容器内の
所定の位置にゲッター膜(図示せず)を形成する。ゲッ
ター膜とは、例えば、Baを主成分とするゲッター材料
を、ヒーターもしくは高周波加熱により加熱し、蒸着し
て、形成した膜であり、該ゲッター膜の吸着作用によ
り、気密容器内は1×10マイナス5乗、ないしは、1
×10マイナス7乗[Torr]の真空度に維持され
る。以上が本発明に係わる表示パネルの基本構成と製法
である。
【0052】次に、上記実施の形態での表示パネルに用
いたマルチ電子ビーム源について説明する。なお、本発
明の画像表示装置に用いるマルチ電子ビーム源は、表面
伝導型放出素子を単純マトリクス配線した電子源であれ
ば、表面伝導型放出素子の材料や形状あるいは製法に制
限はない。
いたマルチ電子ビーム源について説明する。なお、本発
明の画像表示装置に用いるマルチ電子ビーム源は、表面
伝導型放出素子を単純マトリクス配線した電子源であれ
ば、表面伝導型放出素子の材料や形状あるいは製法に制
限はない。
【0053】しかしながら、発明者らは、表面伝導型放
出素子の中では、電子放出部もしくはその周辺部を、微
粒子膜から形成したものが、電子放出特性に優れ、しか
も、製造が容易に行えることを見出している。したがっ
て、高輝度で、大画面の画像表示装置のマルチ電子ビー
ム源に用いるには、最も好適であると言える。そこで、
この実施の形態の表示パネルにおいては、電子放出部も
しくはその周辺部を微粒子膜から形成した表面伝導型放
出素子を用いた。
出素子の中では、電子放出部もしくはその周辺部を、微
粒子膜から形成したものが、電子放出特性に優れ、しか
も、製造が容易に行えることを見出している。したがっ
て、高輝度で、大画面の画像表示装置のマルチ電子ビー
ム源に用いるには、最も好適であると言える。そこで、
この実施の形態の表示パネルにおいては、電子放出部も
しくはその周辺部を微粒子膜から形成した表面伝導型放
出素子を用いた。
【0054】(第2の実施の形態)次に、図3および図
4により、本発明の第2の実施の形態について説明す
る。なお、第1の実施の形態におけると同様なソーダラ
イムガラス製のフェイスプレート1007と、マルチ電
子ビーム源とを用いて、画像表示パネルを作成する際
の、透明前面板1012に接着する接着層1013につ
いて説明する。
4により、本発明の第2の実施の形態について説明す
る。なお、第1の実施の形態におけると同様なソーダラ
イムガラス製のフェイスプレート1007と、マルチ電
子ビーム源とを用いて、画像表示パネルを作成する際
の、透明前面板1012に接着する接着層1013につ
いて説明する。
【0055】透明前面板1012は、第1の実施の形態
と同じく、安全性・光透過率・難燃性などの面から、厚
さ1mmのポリカーボネートを用いたが、勿論、これに
限定されたものではなく、例えば、おおむね厚さ0.5
mm以上のポリカーボネートやアクリルの透明樹脂板も
しくは強化ガラスなどによっても、本発明の目的は達成
される。
と同じく、安全性・光透過率・難燃性などの面から、厚
さ1mmのポリカーボネートを用いたが、勿論、これに
限定されたものではなく、例えば、おおむね厚さ0.5
mm以上のポリカーボネートやアクリルの透明樹脂板も
しくは強化ガラスなどによっても、本発明の目的は達成
される。
【0056】接着層1013に用いる接着剤としては、
光硬化性の接着剤(例えば、東亜合成化学社製ラックス
トラックLCR0634)を用いた。この接着剤は、透
明で光透過率に優れており、紫外線および可視光を照射
することにより硬化でき、比較的、短時間で硬化するの
で、コストの面で有利である。なお、ここでは、光硬化
接着剤を用いたが、勿論、これに限定されるものではな
く、透明で光透過率に優れ、弾性を持つ接着剤なら、如
何なる材料でもよく、熱硬化性の接着剤などを用いても
よい。
光硬化性の接着剤(例えば、東亜合成化学社製ラックス
トラックLCR0634)を用いた。この接着剤は、透
明で光透過率に優れており、紫外線および可視光を照射
することにより硬化でき、比較的、短時間で硬化するの
で、コストの面で有利である。なお、ここでは、光硬化
接着剤を用いたが、勿論、これに限定されるものではな
く、透明で光透過率に優れ、弾性を持つ接着剤なら、如
何なる材料でもよく、熱硬化性の接着剤などを用いても
よい。
【0057】次に、接着層1013について説明する。
接着層1013は、第1の実施の形態と同様に、接着剤
層A1014および接着層B1015で構成されてお
り、接着剤層A1014は、フェイスプレート1007
より小さく、所要の画像表示領域1017よりも大き
い。接着剤層A1014は、フェイスプレート1007
もしくは前面板1014に、予め、塗布・硬化して、作
成するが、この際には、第1の実施の形態のように、お
おむね均一な厚さで作成するために、接着剤を塗布する
前に、接着剤流出防止用の枠を設けることが望ましい。
接着層1013は、第1の実施の形態と同様に、接着剤
層A1014および接着層B1015で構成されてお
り、接着剤層A1014は、フェイスプレート1007
より小さく、所要の画像表示領域1017よりも大き
い。接着剤層A1014は、フェイスプレート1007
もしくは前面板1014に、予め、塗布・硬化して、作
成するが、この際には、第1の実施の形態のように、お
おむね均一な厚さで作成するために、接着剤を塗布する
前に、接着剤流出防止用の枠を設けることが望ましい。
【0058】なお、ここでは、既に第1の実施の形態で
述べたようなことを考慮して、前面板1012に対し
て、接着剤層A1014を作成した。接着剤流出防止用
の枠としては、接着剤が硬化するまで、接着剤の流出を
防止できればよいので、材質・形状には限定はなく、例
えば、金属・ゴムなどを、前面板1012の側面から押
し付ける構造などが考えられるが、熱硬化接着剤を用い
る時は、勿論であるが、光硬化接着剤を用いる時でも、
前面板1012の温度が、光源からの熱や反応熱によ
り、上昇して、押し付けている枠との間に空隙ができ、
接着剤が流出してしまう畏れもある。そこで、枠として
は、第1の実施の形態に示したような、粘着剤を備えた
テープ状のものが好ましい。
述べたようなことを考慮して、前面板1012に対し
て、接着剤層A1014を作成した。接着剤流出防止用
の枠としては、接着剤が硬化するまで、接着剤の流出を
防止できればよいので、材質・形状には限定はなく、例
えば、金属・ゴムなどを、前面板1012の側面から押
し付ける構造などが考えられるが、熱硬化接着剤を用い
る時は、勿論であるが、光硬化接着剤を用いる時でも、
前面板1012の温度が、光源からの熱や反応熱によ
り、上昇して、押し付けている枠との間に空隙ができ、
接着剤が流出してしまう畏れもある。そこで、枠として
は、第1の実施の形態に示したような、粘着剤を備えた
テープ状のものが好ましい。
【0059】上記のように、接着剤層A1014を作成
し、その後に枠を取り外すと、接着剤層A1014は、
前面板1012に比べて小さくなり、フェイスプレート
と接着した際に空隙が生成される。この空隙は、以下で
述べるように、接着層B1015の作成時に、接着剤の
液だまりとして作用させることができる。
し、その後に枠を取り外すと、接着剤層A1014は、
前面板1012に比べて小さくなり、フェイスプレート
と接着した際に空隙が生成される。この空隙は、以下で
述べるように、接着層B1015の作成時に、接着剤の
液だまりとして作用させることができる。
【0060】接着剤層A1014を作成した後、接着層
B1015により、フェイスプレート1007および前
面板1012を接着する。接着層B1015を作成する
際に最も問題になるのが、画像表示領域1017への気
泡1018の混入で、これにより、画像が劣化すること
である。気泡1018の混入を避けるためには、接着剤
を、必要量より余分に塗布することが好ましいが、接着
剤の量に余剰が有ると、前面板1012およびフェイス
プレート1007よりはみ出してしまい、回路基板に悪
影響を及ぼしたり、筐体に組み入れ難くなる。
B1015により、フェイスプレート1007および前
面板1012を接着する。接着層B1015を作成する
際に最も問題になるのが、画像表示領域1017への気
泡1018の混入で、これにより、画像が劣化すること
である。気泡1018の混入を避けるためには、接着剤
を、必要量より余分に塗布することが好ましいが、接着
剤の量に余剰が有ると、前面板1012およびフェイス
プレート1007よりはみ出してしまい、回路基板に悪
影響を及ぼしたり、筐体に組み入れ難くなる。
【0061】そこで、本発明では、予め、前面板101
2に接着剤を塗布・硬化して、接着剤層Aを形成する
際、その大きさをXf>Xa>XgかつYf>Ya>Y
gとすることにより、接着層B1015に用いる接着剤
の余剰分が、フェイスプレート1007と前面板101
2との液だまりとして作用する空隙により、はみ出す領
域を制限できる。
2に接着剤を塗布・硬化して、接着剤層Aを形成する
際、その大きさをXf>Xa>XgかつYf>Ya>Y
gとすることにより、接着層B1015に用いる接着剤
の余剰分が、フェイスプレート1007と前面板101
2との液だまりとして作用する空隙により、はみ出す領
域を制限できる。
【0062】また、接着剤に誤って混入してしまった気
泡1018は、接着剤の余剰分とともに空隙部に押し出
され、また、一旦、押し出された気泡1018は、再
び、接着剤層A1014に逆流することがなく、従っ
て、画像表示領域1017に接着剤が混入される可能性
は大幅に減少する。なお、この実施の形態では、接着層
B1015として用いる接着剤は、フェイスプレート上
に塗布し、接着剤層A1014を備えた前面板1012
を設置した後、その前面板1012側から光を照射し、
接着剤を硬化している。
泡1018は、接着剤の余剰分とともに空隙部に押し出
され、また、一旦、押し出された気泡1018は、再
び、接着剤層A1014に逆流することがなく、従っ
て、画像表示領域1017に接着剤が混入される可能性
は大幅に減少する。なお、この実施の形態では、接着層
B1015として用いる接着剤は、フェイスプレート上
に塗布し、接着剤層A1014を備えた前面板1012
を設置した後、その前面板1012側から光を照射し、
接着剤を硬化している。
【0063】以上のようにして、余剰な接着剤が流出
し、画像表示パネルに悪影響を及ぼすことなく、また、
画像表示領域1017の接着層に気泡1018が混入さ
れて画像に悪影響を及ぼすことがなく、フェイスプレー
ト1007と前面板1012とを接着することができ
た。
し、画像表示パネルに悪影響を及ぼすことなく、また、
画像表示領域1017の接着層に気泡1018が混入さ
れて画像に悪影響を及ぼすことがなく、フェイスプレー
ト1007と前面板1012とを接着することができ
た。
【0064】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態を、図3および図5により、説明する。な
お、ここでは、第1の実施の形態と同様なソーダライム
ガラス製のフェイスプレート1007と、マルチ電子ビ
ーム源とを用いて、画像表示パネルを作成する際、該画
像表示パネルを構成するため、透明前面板1012に接
着する接着層1013について説明する。
の実施の形態を、図3および図5により、説明する。な
お、ここでは、第1の実施の形態と同様なソーダライム
ガラス製のフェイスプレート1007と、マルチ電子ビ
ーム源とを用いて、画像表示パネルを作成する際、該画
像表示パネルを構成するため、透明前面板1012に接
着する接着層1013について説明する。
【0065】透明前面板1012は、第1の実施の形態
と同じく、安全性・光透過率・難燃性などの面から、厚
さ1mmのポリカーボネートを用いたが、勿論、これに
限定されたものではなく、例えば、おおむね厚さ0.5
mm以上のポリカーボネートやアクリルの透明樹脂板も
しくは強化ガラスなどによっても、本発明の目的は達成
される。透明接着剤としては、第2の実施の形態と同様
に、光硬化性の接着剤を用いたが、勿論、これに限定さ
れたものではなく、例えば、熱硬化性の接着剤を用いて
もよい。
と同じく、安全性・光透過率・難燃性などの面から、厚
さ1mmのポリカーボネートを用いたが、勿論、これに
限定されたものではなく、例えば、おおむね厚さ0.5
mm以上のポリカーボネートやアクリルの透明樹脂板も
しくは強化ガラスなどによっても、本発明の目的は達成
される。透明接着剤としては、第2の実施の形態と同様
に、光硬化性の接着剤を用いたが、勿論、これに限定さ
れたものではなく、例えば、熱硬化性の接着剤を用いて
もよい。
【0066】次に、接着層1013について説明する。
接着層1013は、第2の実施の形態と同様に、接着剤
層A1014および接着層B1015で構成されてお
り、接着剤層A1014は前面板1012より小さく、
画像表示領域1017よりも大きい。接着剤層A101
4を作成するに際しては、第2の実施の形態で述べたよ
うに、テープ状のものが好ましいが、テープでは、再使
用が困難なため、できるだけ少量で作成するのが好まし
く、また、四辺に枠を作製するのは、工程の時間も増大
するから好ましくない。
接着層1013は、第2の実施の形態と同様に、接着剤
層A1014および接着層B1015で構成されてお
り、接着剤層A1014は前面板1012より小さく、
画像表示領域1017よりも大きい。接着剤層A101
4を作成するに際しては、第2の実施の形態で述べたよ
うに、テープ状のものが好ましいが、テープでは、再使
用が困難なため、できるだけ少量で作成するのが好まし
く、また、四辺に枠を作製するのは、工程の時間も増大
するから好ましくない。
【0067】そこで、本発明では、接着剤層A1014
の短辺側の長さYaをYp>Ya>Ygを満たす構造と
することで、接着剤層Aを作製する時の、接着剤流出防
止用の枠を、長辺側のみに作成すればよく、しかも、接
着剤がはみ出る可能性の大きい長辺の端部に、枠を取り
除いた後の空隙を、液だまりとして作成することができ
る。
の短辺側の長さYaをYp>Ya>Ygを満たす構造と
することで、接着剤層Aを作製する時の、接着剤流出防
止用の枠を、長辺側のみに作成すればよく、しかも、接
着剤がはみ出る可能性の大きい長辺の端部に、枠を取り
除いた後の空隙を、液だまりとして作成することができ
る。
【0068】ここで、接着剤層A1014の作製方法に
ついて述べる。図5に示すように、前面板1014の短
辺側側面を接触させるように配置し、長辺側の枠102
2をローラー1023で固定し、接着剤流出を防止した
後、接着剤をノズル1024より塗布する。接着剤を塗
布し、接着剤の厚さが、おおむね均一になってから、前
面板1012の上下に配置されたランプハウス1025
の光源から光を照射して、接着剤を硬化する。
ついて述べる。図5に示すように、前面板1014の短
辺側側面を接触させるように配置し、長辺側の枠102
2をローラー1023で固定し、接着剤流出を防止した
後、接着剤をノズル1024より塗布する。接着剤を塗
布し、接着剤の厚さが、おおむね均一になってから、前
面板1012の上下に配置されたランプハウス1025
の光源から光を照射して、接着剤を硬化する。
【0069】なお、ランプハウス1025を上下に配置
することにより、硬化時間を短縮でき、また、前面板1
012相互で接触している短辺側側面から、接着剤がは
み出した場合も、前面板1012の表側に回り込むこと
なく、硬化できる。また、接着剤がはみ出る可能性の大
きい長辺側には、接着層B1015により接着する際の
接着剤流出防止用の液だまりが作成される。
することにより、硬化時間を短縮でき、また、前面板1
012相互で接触している短辺側側面から、接着剤がは
み出した場合も、前面板1012の表側に回り込むこと
なく、硬化できる。また、接着剤がはみ出る可能性の大
きい長辺側には、接着層B1015により接着する際の
接着剤流出防止用の液だまりが作成される。
【0070】次に、接着層B1015により、フェイス
プレート1007および前面板1012を接着する。こ
こでは、接着剤を、ディスペンサーを用いて、フェイス
プレート1007の上面に塗布した。その際、塗布する
領域は画像領域とし、塗布に必要な量、ここでは0.1
mm厚の接着層B1017に必要な量よりも、1割程
度、多く塗布した。次に、接着剤層A1015を有した
前面板1012を、静かに、一方の短辺からフェイスプ
レート1007に接触させ、その状態で、前面板101
2上方から光を照射し、接着剤を硬化した。
プレート1007および前面板1012を接着する。こ
こでは、接着剤を、ディスペンサーを用いて、フェイス
プレート1007の上面に塗布した。その際、塗布する
領域は画像領域とし、塗布に必要な量、ここでは0.1
mm厚の接着層B1017に必要な量よりも、1割程
度、多く塗布した。次に、接着剤層A1015を有した
前面板1012を、静かに、一方の短辺からフェイスプ
レート1007に接触させ、その状態で、前面板101
2上方から光を照射し、接着剤を硬化した。
【0071】以上のようにして、接着剤層A1014を
作成するが、この際の接着剤流出防止の枠を長辺側だけ
に設け、工程の簡易化・低コスト化を実現し、しかも、
接着剤がはみ出す可能性の高い長辺側には、接着層B1
015を作成する際の液だまりを形成することにより、
余剰な接着剤がはみだし、画像などに悪影響を及ぼすこ
となく、フェイスプレート1007と前面板1012と
を接着することができた。
作成するが、この際の接着剤流出防止の枠を長辺側だけ
に設け、工程の簡易化・低コスト化を実現し、しかも、
接着剤がはみ出す可能性の高い長辺側には、接着層B1
015を作成する際の液だまりを形成することにより、
余剰な接着剤がはみだし、画像などに悪影響を及ぼすこ
となく、フェイスプレート1007と前面板1012と
を接着することができた。
【0072】(第4の実施の形態)次に、本発明第4の
実施の形態を、図2および図6を用いて説明する。第1
の実施の形態と同様なソーダライムガラス製のフェイス
プレート1007と、マルチ電子ビーム源とを用いて、
画像表示パネルを作成する際に、該画像表示パネルを構
成するため、透明前面板1012に接着する接着層10
13について説明する。
実施の形態を、図2および図6を用いて説明する。第1
の実施の形態と同様なソーダライムガラス製のフェイス
プレート1007と、マルチ電子ビーム源とを用いて、
画像表示パネルを作成する際に、該画像表示パネルを構
成するため、透明前面板1012に接着する接着層10
13について説明する。
【0073】ここでは、透明前面板1012は、第1の
実施の形態と同じく、厚さ1mmのポリカーボネートを
用いたが、勿論、これに限定されたものではなく、例え
ば、おおむね厚さ0.5mm以上のポリカーボネートや
アクリルの透明樹脂板もしくは強化ガラスなどによって
も、本発明の目的は達成される。また、接着層1013
に用いる透明接着剤としては、第2の実施の形態と同様
に、光硬化性の接着剤を用いたが、勿論、これに限定さ
れたものではなく、例えば、熱硬化性の接着剤を用いて
もよい。
実施の形態と同じく、厚さ1mmのポリカーボネートを
用いたが、勿論、これに限定されたものではなく、例え
ば、おおむね厚さ0.5mm以上のポリカーボネートや
アクリルの透明樹脂板もしくは強化ガラスなどによって
も、本発明の目的は達成される。また、接着層1013
に用いる透明接着剤としては、第2の実施の形態と同様
に、光硬化性の接着剤を用いたが、勿論、これに限定さ
れたものではなく、例えば、熱硬化性の接着剤を用いて
もよい。
【0074】次に、接着層1013について説明する。
接着剤層A1014を作成する際には、接着剤が流出す
るのを防ぐための枠を作成したが、この枠の接着剤への
濡れ性が大きいと、接着剤の接触角が大きくなり、図6
の(a)に示すように、枠に沿って、接着剤が上方に吸
い上げられた形状で、接着剤層A1014が作成され
る。
接着剤層A1014を作成する際には、接着剤が流出す
るのを防ぐための枠を作成したが、この枠の接着剤への
濡れ性が大きいと、接着剤の接触角が大きくなり、図6
の(a)に示すように、枠に沿って、接着剤が上方に吸
い上げられた形状で、接着剤層A1014が作成され
る。
【0075】このように、接着剤層A1014の端部が
厚いような形状になっていると、図6の(b)のよう
に、接着層B1015を用いて接着する際に、接着剤に
気泡1018が混入されていると、その気泡1018が
大量に接着剤層A1014の領域内に止留まる。そこ
で、ここでは、枠を、接着剤の接触角が大きくなるよう
な材料を用いて作成した。具体的には、テフロン製で、
表面に凹凸が少なく、平滑な枠を用いたが、勿論、これ
に限定されるものではなく、接着剤の濡れ性が低ければ
よい。
厚いような形状になっていると、図6の(b)のよう
に、接着層B1015を用いて接着する際に、接着剤に
気泡1018が混入されていると、その気泡1018が
大量に接着剤層A1014の領域内に止留まる。そこ
で、ここでは、枠を、接着剤の接触角が大きくなるよう
な材料を用いて作成した。具体的には、テフロン製で、
表面に凹凸が少なく、平滑な枠を用いたが、勿論、これ
に限定されるものではなく、接着剤の濡れ性が低ければ
よい。
【0076】第1の実施の形態のように、材質として
は、濡れ性が低いものでも、マシュマロ状のように表面
が平滑でないものは、濡れ性が大きくなってしまうの
で、好ましくない。しかし、上記のような枠を用いるこ
とにより、接着剤層A1014の端部は、図6の(c)
のように、端部において厚くならず、接着層B1015
により接着する際に、接着剤中の気泡1018が、図6
の(d)のように、接着剤層A1014の領域に大量に
残留することを防ぐ。
は、濡れ性が低いものでも、マシュマロ状のように表面
が平滑でないものは、濡れ性が大きくなってしまうの
で、好ましくない。しかし、上記のような枠を用いるこ
とにより、接着剤層A1014の端部は、図6の(c)
のように、端部において厚くならず、接着層B1015
により接着する際に、接着剤中の気泡1018が、図6
の(d)のように、接着剤層A1014の領域に大量に
残留することを防ぐ。
【0077】以上のようにして、接着剤層A1014の
端部が厚くならずに、作せいすることができ、接着層B
1015で接着する際に、接着剤中の気泡1018が接
着剤層A1014に大量に残留することがなく、フェイ
スプレート1007と前面板1012とを接着できる。
端部が厚くならずに、作せいすることができ、接着層B
1015で接着する際に、接着剤中の気泡1018が接
着剤層A1014に大量に残留することがなく、フェイ
スプレート1007と前面板1012とを接着できる。
【0078】(第5の実施の形態)次に、本発明の第5
の実施の形態を、図6および図7を用いて説明する。こ
こでは、第1の実施の形態と同様なソーダライムガラス
製のフェイスプレート1007と、マルチ電子ビーム源
を用いて画像表示パネルを作製し、該画像表示パネルに
透明前面板1012に接着する接着層1013について
説明する。透明前面板1012は、第1の実施の形態と
同じく、厚さ1mmのポリカーボネートを用いたが、勿
論、これに限定されたものではなく、例えば、おおむね
厚さ0.5mm以上のポリカーボネートやアクリルの透
明樹脂板もしくは強化ガラスなどによっても、本発明の
目的は達成される。また、接着層1013に用いる透明
接着剤としては、第2の実施の形態と同様に、光硬化性
の接着剤を用いたが、勿論、これに限定されたものでは
なく、たとえば、熱硬化性の接着剤を用いてもよい。
の実施の形態を、図6および図7を用いて説明する。こ
こでは、第1の実施の形態と同様なソーダライムガラス
製のフェイスプレート1007と、マルチ電子ビーム源
を用いて画像表示パネルを作製し、該画像表示パネルに
透明前面板1012に接着する接着層1013について
説明する。透明前面板1012は、第1の実施の形態と
同じく、厚さ1mmのポリカーボネートを用いたが、勿
論、これに限定されたものではなく、例えば、おおむね
厚さ0.5mm以上のポリカーボネートやアクリルの透
明樹脂板もしくは強化ガラスなどによっても、本発明の
目的は達成される。また、接着層1013に用いる透明
接着剤としては、第2の実施の形態と同様に、光硬化性
の接着剤を用いたが、勿論、これに限定されたものでは
なく、たとえば、熱硬化性の接着剤を用いてもよい。
【0079】次に、接着層1013について説明する。
第4の実施の形態でも述べたように、接着剤層A101
4を作成する際に、接着剤層A1014の端部が厚くな
ると、気泡10が接着剤層A1014に大量に残留して
しまう。そこで、接着剤層A1014の端部のうち、少
なくとも、四隅には、接着層Bを用いて接着する際に空
気が逃げるための面取り構造を設けることにより、気泡
1018が接着剤層Aの領域の中に残ることを防ぐ。面
取り構造は、接着剤が硬化した後、カッターなどの刃な
どの手段で、切削により、形成すればよい。
第4の実施の形態でも述べたように、接着剤層A101
4を作成する際に、接着剤層A1014の端部が厚くな
ると、気泡10が接着剤層A1014に大量に残留して
しまう。そこで、接着剤層A1014の端部のうち、少
なくとも、四隅には、接着層Bを用いて接着する際に空
気が逃げるための面取り構造を設けることにより、気泡
1018が接着剤層Aの領域の中に残ることを防ぐ。面
取り構造は、接着剤が硬化した後、カッターなどの刃な
どの手段で、切削により、形成すればよい。
【0080】以上のようにして、接着剤層A1014の
端部が厚くなった時に、少なくとも四隅に面取り構造を
設ける。これにより、接着層B1015で接着する際
に、接着剤中の気泡1018が接着剤層A1014に大
量に残留することがなく、フェイスプレート1007と
前面板1012とを接着できる。
端部が厚くなった時に、少なくとも四隅に面取り構造を
設ける。これにより、接着層B1015で接着する際
に、接着剤中の気泡1018が接着剤層A1014に大
量に残留することがなく、フェイスプレート1007と
前面板1012とを接着できる。
【0081】なお、上記実施の形態において、前面板1
012として、ポリカーボネートを用いていたが、勿
論、これに限定されるものではなく、アクリル、ポリプ
ロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタラート(PE
T)などの透明樹脂板や、強化ガラスなどを用いてもよ
い。また、前面板1012に外光反射防止の機能を持た
せることにより、外光の映り込みで画像が見難くなる。
また、前面板1012に帯電を防止するのに充分な導電
性を持たせることにより、前面板1012が帯電し、観
察者に不快な電気ショックを与えたり埃が付着して画像
が見難くなるといったことを防ぐ。また、前面板101
2もしくは接着層1013に、透過率制限の機能を持た
せ、蛍光体表面まで達する外光の反射率を減少させ、コ
ントラストを改善することもできる。
012として、ポリカーボネートを用いていたが、勿
論、これに限定されるものではなく、アクリル、ポリプ
ロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタラート(PE
T)などの透明樹脂板や、強化ガラスなどを用いてもよ
い。また、前面板1012に外光反射防止の機能を持た
せることにより、外光の映り込みで画像が見難くなる。
また、前面板1012に帯電を防止するのに充分な導電
性を持たせることにより、前面板1012が帯電し、観
察者に不快な電気ショックを与えたり埃が付着して画像
が見難くなるといったことを防ぐ。また、前面板101
2もしくは接着層1013に、透過率制限の機能を持た
せ、蛍光体表面まで達する外光の反射率を減少させ、コ
ントラストを改善することもできる。
【0082】また、ここでは、フェイスプレート100
7および前面板1012および接着層1013を備え
た、表面伝導型電子放出素子を用いた画像表示装置を作
成したが、勿論、これに限定されるものではなく、陰極
線管やプラズマディスプレイパネル、フィールドエミッ
ションディスプレイ、液晶ディスプレイなどのフェイス
プレートに、透明前面板1012を接着した画像表示装
置を作成することもできる。
7および前面板1012および接着層1013を備え
た、表面伝導型電子放出素子を用いた画像表示装置を作
成したが、勿論、これに限定されるものではなく、陰極
線管やプラズマディスプレイパネル、フィールドエミッ
ションディスプレイ、液晶ディスプレイなどのフェイス
プレートに、透明前面板1012を接着した画像表示装
置を作成することもできる。
【0083】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、画像表示装置において、前面板とフェイスプレート
とを、弾性のある接着剤で接着する際に、スペーサーの
混入などで表示画像の劣化を起すことなく、また、接着
工程において、画像に悪影響を及ぼすような気泡が混入
し難く、しかも、画像表示パネルと前面板を接着する工
程を短縮することによって、画像表示パネルのライン速
度を短くできるなどの効果を得ることができる。
ば、画像表示装置において、前面板とフェイスプレート
とを、弾性のある接着剤で接着する際に、スペーサーの
混入などで表示画像の劣化を起すことなく、また、接着
工程において、画像に悪影響を及ぼすような気泡が混入
し難く、しかも、画像表示パネルと前面板を接着する工
程を短縮することによって、画像表示パネルのライン速
度を短くできるなどの効果を得ることができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す画像表示装置
の模式的断面図である。
の模式的断面図である。
【図2】同じく、画像表示パネルのフェイスプレートお
よび接着層および前面板を示す断面図である。
よび接着層および前面板を示す断面図である。
【図3】本発明の第2および第3の実施の形態を示す、
画像表示パネルに用いる、接着剤層Aを作成した前面板
の平面図である。
画像表示パネルに用いる、接着剤層Aを作成した前面板
の平面図である。
【図4】同じく、第2の実施の形態の画像表示パネルの
フェイスプレートおよび接着層および前面板の端部を示
す断面図である。
フェイスプレートおよび接着層および前面板の端部を示
す断面図である。
【図5】同じく、第3の実施の形態の画像表示パネルの
接着剤層Aを作成する際の工程を示す模式図である。
接着剤層Aを作成する際の工程を示す模式図である。
【図6】本発明の第4および第5の実施の形態を示す、
画像表示パネルのフェイスプレートおよび接着層および
前面板の端部を示す断面図である。
画像表示パネルのフェイスプレートおよび接着層および
前面板の端部を示す断面図である。
【図7】同じく、第4の実施の形態の画像表示パネルの
フェイスプレートおよび接着層および前面板を示す断面
図および画像表示パネルに用いる、接着剤層Aを作成し
た前面板の平面図である。
フェイスプレートおよび接着層および前面板を示す断面
図および画像表示パネルに用いる、接着剤層Aを作成し
た前面板の平面図である。
【図8】本発明の画像表示装置の、表示パネルの一部分
を切り欠いて示した斜視図である。
を切り欠いて示した斜視図である。
【図9】同じく、表示パネルのフェイスプレートの蛍光
体配列を示した平面図である。
体配列を示した平面図である。
【図10】従来例の表面伝導型電子放出素子をマトリク
ス配線接続した図である。
ス配線接続した図である。
【図11】従来例の画像表示装置の表示パネルの一部を
切り欠いて示した斜視図である。
切り欠いて示した斜視図である。
1001 リアプレート 1002 電子ビーム源 1007 フェイスプレート 1008 蛍光体膜 1009 メタルバック 1012 透明前面板 1013 接着層 1014 接着剤層A 1015 接着層B 1016 接着剤の液だまり 1017 画像表示領域 1018 気泡 1020 高圧電源 1021 高圧導入端子 1022 長辺側の接着剤流出防止の枠 1023 ローラー 1024 接着剤塗布ノズル 1025 ランプハウス 1026 面取り構造 1027 枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01J 31/12 H01J 31/12 C
Claims (12)
- 【請求項1】 ガラスフェイスプレート前面に、透明接
着剤を用いて、透明な前面板を接着し、画像表示領域を
構成した画像表示装置において、 上記フェイスプレートもしくは透明前面板に、予め、塗
布・硬化して、形成した接着剤層Aと、接着剤層Aと上
記フェイスプレートもしくは透明前面板とを互いに接着
するための接着層Bとを備えていることを特徴とする画
像表示装置。 - 【請求項2】 上記前面板の長辺の長さをXf、短辺の
長さをYfとし、上記画像表示領域の長辺の長さをX
g、短辺の長さをYgとし、上記接着剤層Aの長辺の長
さをXa、短辺の長さをYaとした時に Xf≧Xa>Xg かつ Yf≧Ya>Yg を満たすように設定されたことを特徴とする請求項1に
記載の画像表示装置。 - 【請求項3】 上記前面板の長辺の長さをXf、短辺の
長さをYfとし、上記画像表示領域の長辺の長さをX
g、短辺の長さをYgとし、上記接着剤層Aの長辺の長
さをXa、短辺の長さをYaとした時に、上記接着剤層
Aの大きさが Xf>Xa>Xg かつ Yf>Ya>Yg を満たすように設定されたことを特徴とする請求項1に
記載の画像表示装置。 - 【請求項4】 上記接着剤層Aの短辺側の長さYaが Yf>Ya>Yg を満たすように設定されたことを特徴とする請求項2に
記載の画像表示装置。 - 【請求項5】 上記接着剤層Aの中心の厚さをTcと
し、各辺の端部領域の接着剤層Aの厚さをTeとした時
に、 Tc≧Te を満たすように設定されたことを特徴とする請求項2〜
4の何れかに記載の画像表示装置。 - 【請求項6】 上記接着剤層Aの端部のうち、少なくと
も四隅には、面取り構造が設けられていることを特徴と
する請求項1〜5の何れかに記載の画像表示装置。 - 【請求項7】 上記前面板は樹脂板であることを特徴と
する請求項1〜6の何れかに記載の画像表示装置。 - 【請求項8】 上記前面板は外光の反射を防止するため
の手段を備えていることを特徴とする請求項1〜7の何
れかに記載の画像表示装置。 - 【請求項9】 上記前面板は帯電防止に充分な導電性を
備えていることを特徴とする請求項1〜8の何れかに記
載の画像表示装置。 - 【請求項10】 上記前面板には透過率制限の機能が持
たせてあることを特徴とする請求項1〜9の何れかに記
載の画像表示装置。 - 【請求項11】 請求項1〜10の何れかに記載の前面
板を備えたフェイスプレートを用いることが特徴である
陰極線管。 - 【請求項12】 上記陰極線管は、表面伝導型電子放出
素子を用いていることを特徴とする請求項11に記載の
陰極線管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11007715A JP2000208073A (ja) | 1999-01-14 | 1999-01-14 | 画像表示装置および陰極管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11007715A JP2000208073A (ja) | 1999-01-14 | 1999-01-14 | 画像表示装置および陰極管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000208073A true JP2000208073A (ja) | 2000-07-28 |
Family
ID=11673447
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11007715A Pending JP2000208073A (ja) | 1999-01-14 | 1999-01-14 | 画像表示装置および陰極管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000208073A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006058753A (ja) * | 2003-08-22 | 2006-03-02 | Asahi Glass Co Ltd | 表示装置及び表示装置の製造方法 |
| JP2006110773A (ja) * | 2004-10-13 | 2006-04-27 | Nitto Denko Corp | 衝撃吸収シート |
| JP2009008703A (ja) * | 2007-06-26 | 2009-01-15 | Seiko Instruments Inc | 電子機器 |
| JP2009175701A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-08-06 | Seiko Instruments Inc | 表示装置の製造方法 |
| JP2011141568A (ja) * | 2005-10-03 | 2011-07-21 | Nippon Electric Glass Co Ltd | 携帯機器表示装置用保護板 |
| WO2012008586A1 (ja) * | 2010-07-15 | 2012-01-19 | 旭硝子株式会社 | プラズマディスプレイ装置 |
| JP2012247484A (ja) * | 2011-05-25 | 2012-12-13 | Asahi Glass Co Ltd | フラットパネルディスプレイ用カバーガラス |
| WO2020203960A1 (ja) * | 2019-04-03 | 2020-10-08 | 三菱電機株式会社 | 画像表示装置及び画像表示装置の製造方法 |
-
1999
- 1999-01-14 JP JP11007715A patent/JP2000208073A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN102985993A (zh) * | 2010-07-15 | 2013-03-20 | 旭硝子株式会社 | 等离子体显示装置 |
| US8604693B2 (en) | 2010-07-15 | 2013-12-10 | Asahi Glass Company, Limited | Plasma display device containing cover glass and substrates having similar thermal expansion coefficients |
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