JP2000208617A - 半導体集積回路及びその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路及びその製造方法

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JP2000208617A
JP2000208617A JP11010772A JP1077299A JP2000208617A JP 2000208617 A JP2000208617 A JP 2000208617A JP 11010772 A JP11010772 A JP 11010772A JP 1077299 A JP1077299 A JP 1077299A JP 2000208617 A JP2000208617 A JP 2000208617A
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via hole
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semiconductor integrated
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Toshiki Tsukumo
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デザインルールの縮小に従い、配線幅やビア
孔径が縮小されても、製造精度を向上させることなく、
ビア部における接続の抵抗増大を抑え、電流密度の局所
的な上昇を抑える。 【解決手段】 プラグBで接続する配線の内で最上層の
配線Aを、ビア孔が貫通する構造とする。ビア孔に対す
る上層配線Aのアライメントがずれても、プラグBの側
面で配線Aに接触している面積は低下し難いので、ビア
部における抵抗の増大を抑え、電流密度の局所的な上昇
を抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、層間絶縁膜を介し
て積層される異なる層の配線をビア孔内に埋め込んだ導
電性のプラグで接続するようにした半導体集積回路及び
その製造方法に係り、多層配線構造をもつ半導体集積回
路の配線間接続に関するものである。特に、デザインル
ールの縮小に従い、配線幅やビア孔の径が縮小されて
も、製造精度を向上させることなく、ビア部における接
続の抵抗増大を抑え、又ビア部における電流密度の局所
的な上昇を抑えることができる半導体集積回路及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】層間絶縁膜を介して積層される異なる層
の配線を電気的に接続するようにした半導体集積回路に
おいて、半導体集積回路の微細化に伴い、層間絶縁膜に
設けたビアに埋め込んだ金属プラグを介して、上層配線
と下層配線とを接続する方法が採用されてきた。又、半
導体集積回路が微細化更に進み、配線を微細化すると共
に、配線とビア孔との間のアライメント・マージンが小
さくなった。そして更には、マージンがない、即ち、ビ
ア孔径と配線幅が同一寸法の、いわゆるボーダレス配線
の要求が強くなってきている。
【0003】図1には、アライメント・マージンを有す
る通常の配線が、図2には、ボーダレス配線の一例が示
される。これらの図は上層配線の上方から見た平面図で
ある。実線で示されるのは上層配線である。破線及び一
点鎖線の○印で示されるのは、それぞれ、アライメント
ずれがない場合、及びある場合のビア孔である。
【0004】図3〜図10は、従来における半導体集積
回路の製造方法の一例を示す一連の断面図である。この
図3〜図10の順が、半導体集積回路の製造工程順とな
っている。
【0005】まず、シリコン基板上に形成した最下層の
層間絶縁膜50上に、最下層の配線1を形成する。更
に、この上に、層間絶縁膜2を堆積する。すると、図3
のようになる。この後、上記の層間絶縁膜2の上面を、
化学的機械的研磨法(ChemicalMechanical Polish−C
MP法)などで図4の符号3のように平坦化する。
【0006】そうしてから、後述する後工程で形成する
上層配線10’と下層配線1とを接続するためのビア孔
を開口する。このため、まず、フォトレジスト膜5を塗
布してパターニングを行い、ビア孔に対応するマスクを
形成する。すると、図5に示すようになる。この後は、
該マスクを利用して、上面が平坦化された層間絶縁膜2
を異方性エッチングしてビア孔7を開口する。すると、
図6のようになる。
【0007】この後は、まず、フォトレジスト膜5を除
去してから、スパッタ法で密着層8を形成する。次にW
(タングステン)膜をCVD(chemical vapor depos
ition)法で形成してから、エッチバックする。する
と、図6のビア孔7の内部のみタングステンが残り、図
7のようになって、タングステン・プラグ9を形成する
ことができる。
【0008】タングステン・プラグ9が形成されてか
ら、上層配線を形成するための金属膜10堆積すると、
図8のようになる。この後は、フォトレジスト膜11を
塗布してからパターニングを行うと、図9のようにフォ
トレジスト膜11によるマスクが形成される。そうして
から、該マスクを用いた異方性エッチングによって、上
層配線10’を形成すると、図10のようになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この場合、ビア孔径に
対して、接続する上層配線の配線幅が太い場合や、図1
のようにビア孔近傍の配線を太くする場合は、フォト工
程でアライメントのずれが発生しても問題がない。しか
しながら、デザインルールの縮小に従い、アライメント
・マージンが縮小され、前述の図2のようなボーダレス
配線では、ビア孔に対する上層配線のアライメントがず
れると、プラグと上層配線との接触面積が小さくなる。
【0010】例えば図1のようにアライメント・マージ
ンが大きい場合、一点鎖線のようにアライメントがずれ
ても、プラグの上面が上層配線の下面からははみ出るこ
とはない。従って、プラグの上面と上層配線の下面との
接触面積が小さくなることはない。このため、ビア近傍
において電流密度が局所的に高くなることもない。
【0011】ところが、図2のボーダレス配線では、ア
ライメントがずれて上層配線に対してビア孔が一点鎖線
のようになると、プラグの上面は上層配線の下面からは
はみ出し、プラグの上面と上層配線の下面との接触面積
が小さくなる。すると、ビア部の接続抵抗が増大する。
更に、電流密度が局所的に高くなり、信頼性が劣化す
る。
【0012】又、接触面積が小さくなり、電流密度が局
所的に高くなると、特にプラグを形成する埋め込み材と
配線材料が異なる場合、エレクトロ・マイグレーション
の問題が顕著になる。例えば、配線のAl(アルミニウ
ム)原子がエレクトロ・マイグレーションにより移動
し、ビアの周りにAl原子がなくなり、ビア近傍でボイ
ドが発生して断線し易くなる。このような不具合を低減
するには、アライメントの精度を向上させていく必要が
ある。しかしながら、アライメントの精度など、製造精
度を向上しようとすると、生産性の低下を招き、製造コ
ストの上昇や、歩留まりの悪化という問題が生じる。
【0013】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、デザインルールの縮小に従い、配線
幅が縮小されてビア近傍のマージンがなくなっても、製
造精度を向上させることなく、ビア部における接続の抵
抗(以下ビア抵抗と称する)の増大を抑え、電流密度の
局所的な上昇を抑えることができる半導体集積回路及び
その製造方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】まず、本願の第1発明の
半導体集積回路は、層間絶縁膜を介して積層される異な
る層の配線をビア孔内に埋め込んだプラグで接続するよ
うにした半導体集積回路において、前記プラグで接続す
る配線の内で最上層の配線を、該ビア孔が貫通するよう
にしたことにより、前記課題を解決したものである。
【0015】又、前記第1発明に記載の半導体集積回路
において、前記プラグで接続する配線の内で最下層の配
線に、該プラグが侵入することにより、製造精度を向上
させることなく、更に、ビア抵抗の増大を抑え、電流密
度の局所的な上昇を抑えることができる。
【0016】次に、本願の第2発明の半導体集積回路の
製造方法は、層間絶縁膜を介して積層される異なる層の
配線をビア孔内に埋め込んだプラグで接続するようにし
た半導体集積回路の製造方法において、下層配線を形成
した半導体基板上に層間絶縁膜を形成する工程と、該層
間絶縁膜上に、上層配線を形成するための金属膜を形成
する工程と、該金属膜及び層間絶縁膜を選択的にエッチ
ングして、下層配線に到達するビア孔を形成する工程
と、該ビア孔内に、前記下層配線と金属膜とを接続する
プラグを形成する工程とを有するようにしたことによ
り、前記課題を解決したものである。
【0017】又、前記第2発明に記載の半導体集積回路
の製造方法において、前記プラグ形成の工程の後に、前
記金属膜をパターンニングして、前記上層配線を形成す
るようにしたものである。
【0018】更に、前記第2発明に記載の半導体集積回
路の製造方法において、前記層間絶縁膜を形成する工程
から前記ビア孔を形成する工程までの過程で、前記金属
膜による前記上層配線を形成するようにしたものであ
る。
【0019】又、前記第2発明に記載の半導体集積回路
の製造方法において、前記ビア孔を形成する工程から前
記プラグ形成の工程までの過程で、前記ビア孔の底部に
露出した下層配線をエッチングするようにしたことによ
り、製造精度を向上させることなく、更に、ビア抵抗の
増大を抑え、電流密度の局所的な上昇を抑えることがで
きる。
【0020】以下、本発明の作用について、簡単に説明
する。
【0021】図11は、従来のボーダレス配線でのプラ
グと上層配線との接続部分の斜視図である。符号Aは上
層配線であり、符号Bはプラグである。
【0022】これに対して、図12は、本発明の基本的
な構造を示すための斜視図であり、同様にボーダレス配
線でのプラグと上層配線との接続部分の斜視図となって
いる。
【0023】本発明では、プラグBで接続する配線の内
で最上層の配線Aを、該プラグBが埋め込まれたビア孔
が貫通する構造を有している。このため、ビア孔に対す
る上層配線Aのアライメントがずれても、ビア抵抗の増
大を抑え、電流密度の局所的な上昇を抑えることができ
る。
【0024】ここで、アライメントのずれがない場合の
上面図である図13と、ずれがある場合の図14を比較
する。
【0025】図11に示された従来の構造では、図13
及び図14に斜線で示されたプラグの上面と上層配線の
下面とが重なった部分でのみ接続が行われる。このた
め、ずれのある図14では接触面積は斜線のように顕著
に減少している。
【0026】これに対して、図12に示された本発明の
構造では、図13及び図14に破線で示された、上面に
対して垂直な面積、即ちビア孔の側面において、プラグ
と上層配線が接している。このため、図13及び図14
において破線の長さを比較して明らかなように、アライ
メントのずれが発生した場合にも接触面積の低下は小さ
い。
【0027】このように本発明によれば、ビア孔に対す
る上層配線のアライメントがずれても、ビア抵抗の増大
を抑え、電流密度の局所的な上昇を抑えることができ
る。従って、デザインルールの縮小に従い、配線幅やビ
ア孔径が縮小されても、製造精度を向上させることな
く、ビア抵抗の増大を抑え、電流密度の局所的な上昇を
抑えることができる。
【0028】このように本発明では、ビア孔に埋め込ま
れたプラグで接続する配線の内で最上層の配線を、ビア
孔が貫通する構造としている。この構造を得る半導体集
積回路の製造方法については、種々あるが特に限定しな
い。
【0029】このような構造では、配線の厚さ方向で、
プラグと配線が接触している。一般的に、配線幅、ビア
孔径などの横方向の寸法は、デザインルールの縮小に伴
って縮小されるが、配線厚さなどの縦方向の寸法は、デ
ザインルールの縮小に比較して小さな割合でしか縮小さ
れない。従って、デザインルールが縮小された場合に従
来に比べて、プラグと配線の接触面積が大きくなる。定
量的には、ビア半径が配線厚さより小さくなった場合で
本発明を適用すると接触面積が増加する。
【0030】即ち、ビア半径をrとし、配線厚さをtと
する。すると、半円周長の接触の際における側面接触面
積は、(πr・t)となる。これに基づいて、(πr2
≦πr・t)の関係が成り立つ場合、即ち、(r≦t)
の関係が成り立つ場合、本発明を適用すると接触面積が
増加する。
【0031】例えば、配線厚さが0.5マイクロメート
ルの場合、接触面積は図15に示すようになる。図15
に様々なビア孔径(直径)における、図11に示したよ
うな従来法のものと、図12に示したような本発明を適
用したものとの接触面積が示される。
【0032】図15から明らかなように、1.0マイク
ロメートル未満のビア孔径では、配線側壁とプラグとを
接触させる本発明の構造の方が、接触面積を大きく取れ
ることが判る。このような場合、アライメントずれがな
い場合においても、本発明を採用すれば、ビア抵抗を抑
え、ビアの信頼性を向上できる。
【0033】図16は、ボーダレス配線における、プラ
グと上層配線との間の、接触抵抗とアライメント・シフ
ト量との関係を示すグラフである。
【0034】アライメント・シフト量とは、上層配線の
配線方向に直交する方向へのアライメントずれの量であ
る。ビア孔径は0.4マイクロメートルで、配線の厚さ
は0.5マイクロメートルである。
【0035】この図では、実線で本発明を適用した場合
が、一方破線で図11に示したような従来法の場合が示
される。この図から判るように、本発明を適用した場合
の方がアライメント・シフト量増大に伴う接触抵抗の増
大が小さい。例えば、0.2マイクロメートルのアライ
メント・シフト量では、シフト量がゼロの場合に比べ
て、本発明を適用した場合には約10パーセントの上昇
である。これに対して、従来法では約2倍の上昇となっ
ている。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明の実施の
形態を詳細に説明する。
【0037】図17〜図26は、本発明が適用された第
1実施形態の半導体集積回路の製造方法を示す一連の断
面図である。この図17〜図26の順が、半導体集積回
路の製造工程順となっている。
【0038】まず、シリコン基板に形成する最下層の層
間絶縁膜50に、スパッタ法で最下層の配線1を形成す
る。この下層配線1は、スパッタ法で厚さ20ナノメー
トルのTi(チタン)膜、厚さ60ナノメートルのTi
N(窒化チタン)膜、厚さ500ナノメートルのAl
(アルミニウム)系合金膜、更に厚さ30ナノメートル
の反射防止膜のTiN膜を、この順に積層した金属膜を
パターンニングすることによって形成している。更に、
この下層配線1を含む表面全体に、プラズマTEOS膜
の層間絶縁膜2を、約2マイクロメートルの厚さに堆積
する。すると、図17のようになる。
【0039】この後、上記の層間絶縁膜2の上面を、C
MP法にて、図18の符号3のように平坦化する。平坦
化後には、下層配線1上に層間絶縁膜2が、800ナノ
メートル程度残るようにする。
【0040】次に、厚さ20ナノメートルのTi膜、厚
さ60ナノメートルのTiN膜、厚さ500ナノメート
ルのAl系合金膜、更に厚さ30ナノメートルの反射防
止膜のTiN膜を、この順に積層して、金属膜4を形成
する。すると、図19のようになる。
【0041】このようにして形成した金属膜4の上面
に、フォトレジスト膜5を塗布し、下層配線と上層配線
を接続するためのビアを形成するために、該フォトレジ
スト膜5を円形状にパターニングする。すると、図20
のようになる。
【0042】次に、このフォトレジスト膜5をマスクと
して用い、金属膜4を異方性エッチングする。すると、
図21の符号6のように、層間絶縁膜2の上面まで開口
する。更にこのまま、今度は層間絶縁膜2を異方性エッ
チングする。そうして、下層配線1に達するように、ビ
ア孔7を開口すると、図22に示すようになる。このよ
うに開口してから、フォトレジスト膜5を除去する。
【0043】本発明においては、層間絶縁膜2に開口さ
れた部分だけではなく、上層配線を形成するための金属
膜4を貫通するように開口された部分も含めて「ビア
孔」と呼ぶ。金属膜4のエッチングと層間絶縁膜2のエ
ッチングとには、ぞれぞれに適したガス系でのエッチン
グを使用する。必要ならば、両者のエッチングの間に適
切な処理を行う。例えば、金属膜4のエッチングの後
に、金属膜4に開口されたビア孔の壁面に付着した堆積
物を除去するために、酸素プラズマ処理を行ってから、
層間絶縁膜2のエッチングを行ってもよい。金属膜4の
エッチングの後に、レジストを除去し、ビア孔が開口さ
れた金属膜4をマスクにして、層間絶縁膜のエッチング
を行うことも可能である。
【0044】続いて、スパッタ法にて、厚さが10ナノ
メートルのTi膜、及び厚さが60ナノメートルのTi
N膜を堆積して、密着層8を形成する。該密着層8が形
成されると、図23のようになる。
【0045】続いて、W膜をCVDで形成してから、エ
ッチバックする。すると、図22や図23のビア孔7の
内部のみタングステンが残り、図24のようになって、
タングステン・プラグ9を形成することができる。
【0046】この後は、フォトレジスト膜11を塗布し
てからパターニングを行うと、図25のようにフォトレ
ジスト膜11によるマスクが形成される。
【0047】そうしてから、このマスクを用いて金属膜
4を異方性エッチングする。これによって、図10のよ
うに上層配線10’を形成することができる。上層配線
10’は、ビア孔内に埋め込まれたのタングステン・プ
ラグ9と側面において接続されている。この段階におい
て、下層配線1、タングステン・プラグ9、及び上層配
線10’の形状に注目すると、図27のとおりである。
【0048】図に示されたように、上層配線10’を貫
通するように形成されたビア孔内にタングステン・プラ
グ9が埋め込まれており、プラグ9と上層配線10’と
が、ビア孔の側面において接続されている。
【0049】なお、図27において、一点鎖線は後述す
る第3実施形態に関するものであり、本第1実施形態で
は関係ない。
【0050】図28及び図29は、それぞれ従来法ある
いは本実施形態における、プラグと上層配線10’との
アライメントの関係を示す平面図である。これらの図に
おいて、Δtはアライメントのずれ量を示すアライメン
ト・シフト量である。
【0051】従来法の図28では、タングステン・プラ
グ9の上面が上層配線10’の下面に面接触しているだ
けである。従って、アライメント・シフト量Δtだけず
れて、プラグの上面が図示されるように上層配線10’
からはみ出ると、接触面積が大きく減少し、この分ビア
抵抗が大きく変化する。このように、アライメント・シ
フト量Δtに対するビア抵抗の変化量が大きい。
【0052】これに対して、本発明が適用される本実施
形態の図29では、プラグ9上部が上層配線10’に食
い込み、プラグ上部の側面部分が上層配線10’に接触
している。従って、アライメント・シフト量Δtがある
程度の範囲であれば、接触面積はほとんど減少せず、従
って接触抵抗もほとんど増加しない。
【0053】例えば前述した図16の条件で考える。即
ち、ビア径が0.4マイクロメートルで、配線の厚さが
0.5マイクロメートルの条件である。
【0054】この場合、図16から明らかなように、ま
ず従来法では、アライメント・シフト量Δtが0.1マ
イクロメートル程度でも顕著なビア抵抗値の増加がみら
れ、0.2マイクロメートル程度でビア抵抗値の相対値
は2倍にもなっている。
【0055】これに対して、本発明を適用する場合、ア
ライメント・シフト量Δtが0.2マイクロメートル程
度ではビア抵抗の増加は10パーセント程度にすぎな
い。0.25マイクロメートルから抵抗値の増加がみら
れるものの、0.40マイクロメートルに接近するまで
は抵抗値は緩やかに増加しているだけである。
【0056】従って、例えば0.3マイクロメートルを
許容されるアライメント・マージンと見なすことができ
る。これは、サブミクロン用露光装置であれば、十分対
応することができる値である。
【0057】以上のように本第1実施形態によれば、本
発明を効果的に適用することができる。従って、デザイ
ンルールの縮小に従い、配線幅やビア孔の径が縮小され
ても、製造精度を向上させることなく、ビア抵抗の増大
を抑え、電流密度の局所的な上昇を抑えることができ
る。
【0058】図30〜図37は、本発明が適用された第
2実施形態の半導体集積回路の製造方法を示す一連の断
面図である。この図30〜図37の順が、半導体集積回
路の製造工程順となっている。
【0059】まず、第1実施形態と同様の工程で、最下
層の配線1を形成する。そして、この下層配線1を含む
表面全体に、プラズマTEOS膜の層間絶縁膜2を、約
2.5マイクロメートルの膜厚に堆積する。すると、図
30のようになる。
【0060】この後、上記の層間絶縁膜2の上面を、C
MP法にて、図31の符号3のように平坦化する。平坦
化後には、下層配線1上に層間絶縁膜2が、1.2マイ
クロメートル程度残るようにする。
【0061】次に、上記の層間絶縁膜2の上面に、フォ
トレジスト膜11’を塗布しパターニングする。この
後、フォトレジスト膜11’をマスクとして用いて、異
方性エッチングする。これによって、上層配線10’を
形成するための溝12が層間絶縁膜2に形成される。す
ると、図32のようになる。
【0062】この後、この溝12の中に、配線となる金
属膜10を埋め込む。埋め込む方法としては、例えば
(1995,VMIC Conference p.5
96)に記載されている方法を採用することもできる。
このような金属膜10が形成されると、図33のように
なる。更に、金属膜10の上面をCMP法によって研磨
し、溝12に埋め込まれた上層配線10’を形成するこ
とができる。図34は、上層配線10’が形成された状
態を示す。
【0063】次に、この後にビア孔を形成するためのフ
ォトレジスト膜5を塗布し、パターニングする。次に、
ビア孔7を開口するために、フォトレジスト膜5をマス
クとして用い、上層配線10’を異方性エッチングす
る。すると、層間絶縁膜2の上面まで開口する。更にエ
ッチングガスのガス種を変更して、今度は層間絶縁膜2
を異方性エッチングする。そうして、下層配線1に達す
るように、ビア孔7を開口すると、図35に示すように
なる。
【0064】このように開口してから、フォトレジスト
膜5を除去する。次に、スパッタ法にて、厚さが10ナ
ノメートルのTi膜、及び厚さが60ナノメートルのT
iN膜を堆積して、密着層8を形成する。密着層8が形
成されると、図36のようになる。
【0065】続いて、W膜をCVDで形成してから、全
面エッチバックする。この時、密着層8も同時にエッチ
バックする。すると、図35や図36のビア孔7の内部
のみタングステンが残り、図37のようになって、タン
グステン・プラグ9を形成することができる。
【0066】以上のような本第2実施形態でも、本発明
を効果的に適用することができる。従って、デザインル
ールの縮小に従い、配線幅やビア孔の径が縮小されて
も、製造精度を向上させることなく、ビア抵抗の増大を
抑え、電流密度の局所的な上昇を抑えることができる。
【0067】次に、前述の第1実施形態の変形である第
3実施形態について説明する。
【0068】本第3実施形態では、第1実施形態の図2
2のようにビア孔7が下層配線1の上面まで開口された
後、更にエッチングのガス種を変更して、今度は下層配
線1を異方性エッチングする。すると、図22の段階で
は、例えば図38のような形状であった下層配線1は、
図39のようになり、更にエッチングが進むと図40の
ようになる。
【0069】この後は、前述の第1実施形態と同様の工
程を行う。即ち、第1実施形態と同様の工程で密着層8
を形成し、図23に類似した形状になる。第1実施形態
と同様の工程でタングステン・プラグ9を形成し、図2
4に類似した形状になる。これ以降の工程も第1実施形
態と同様である。
【0070】図39のような程度まで下層配線1をエッ
チングするようにした場合は、最終的には、図27の下
層配線、タングステン・プラグ、及び上層配線の形状を
示す斜視図において、タングステン・プラグ9は、一点
鎖線のように下層配線1に食い込んだ形状になる。
【0071】従来タングステン・プラグ9は、その下面
のみが下層配線1と接触していた。これに対して、本実
施形態では、タングステン・プラグ9の側面でも下層配
線1と接触している。従って、特に、デザインルールが
縮小された時に従来に比べて、プラグと下層配線1との
接触面積が大きくなる。
【0072】例えば、図40のように、ビア孔7の底部
の下層配線1を完全に除去し、プラグの側面でのみ接触
が行われる場合においても、ビア孔の半径が下層配線1
の厚さより小さい場合には、従来に比較して接触面積が
大きくなる。更に、ビア孔と上層配線との関係と同様
に、下層配線とビア孔との間のアライメントがずれた場
合の、接触面積の減少量が、従来の場合に比較して小さ
い。
【0073】ビア孔底部の下層配線のエッチング深さ
は、特に限定されるものではない。しかしながら、ビア
孔半径と同程度以上の深さに下層配線をエッチングすれ
ば、側壁での接触面積をプラグ下面での接触面積と同程
度以上にでき、従来に比較して顕著に接触面積を低くす
ることができる。
【0074】以上のように本第3実施形態では、タング
ステン・プラグ9と下層配線1との接触面積を増加させ
て、これらタングステン・プラグ9と下層配線1との間
の接続の抵抗を低減することができる。これによって、
ビア抵抗を低減することができる。従って、デザインル
ールの縮小に従い、配線幅やビア孔径が縮小されても、
製造精度を向上させることなく、ビア抵抗の増大を抑
え、電流密度の局所的な上昇を抑えることができる。
【0075】なお、本第3実施形態は以上に説明したよ
うに第1実施形態で適用できるだけでなく、同様に第2
実施形態でも適用できる。即ち、第2実施形態の図35
において、ビア孔7が下層配線1の上面まで開口された
後、更にエッチングのガス種を変更して、今度は下層配
線1を異方性エッチングする。すると、図35の段階で
は、例えば図38のような形状であった下層配線1は、
図39のようになり、更にエッチングが進むと図40の
ようになる。
【0076】上記の実施形態では、いずれも、下層配線
及び上層配線をAl系合金膜で形成し、プラグをタング
ステンで形成した。しかしながら、本発明はこれに限定
されるものではなく、他の材料で配線及びプラグを形成
することも可能である。又、下層配線と上層配線とを異
なった材料で形成することも可能である。例えば、上層
配線はAl系合金膜で形成し、下層配線を多結晶シリコ
ンやタングステン・シリサイド、タングステン膜などで
形成することも可能である。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、デザインルールの縮小
に従い、配線幅やビア孔径が縮小されても、製造精度を
向上させることなく、ビア抵抗の増大を抑え、ビア近傍
での電流密度の局所的な上昇を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アライメント・マージンを有する配線のビア孔
付近の上面図
【図2】ボーダレス配線のビア孔付近の上面図
【図3】従来の半導体集積回路の製造方法の一例を示す
第1の断面図
【図4】上記第1の断面図に続く第2の断面図
【図5】上記第2の断面図に続く第3の断面図
【図6】上記第3の断面図に続く第4の断面図
【図7】上記第4の断面図に続く第5の断面図
【図8】上記第5の断面図に続く第6の断面図
【図9】上記第6の断面図に続く第7の断面図
【図10】上記第7の断面図に続く第8の断面図
【図11】従来のボーダレス配線でのプラグと上層配線
との接続部分の斜視図
【図12】本発明の基本的な構造を示すためのプラグと
上層配線との接続部分の斜視図
【図13】ボーダレス配線でのビア孔と上層配線とのず
れがない場合の上層配線の上面図
【図14】ボーダレス配線でのビア孔と上層配線とのず
れがある場合の上層配線の上面図
【図15】従来と本発明とのプラグと上層配線との間の
接触面積を比較する表
【図16】従来と本発明とのボーダレス配線のビア抵抗
を比較するグラフ
【図17】本発明が適用された第1実施形態の半導体集
積回路の製造方法を示す第1の断面図
【図18】上記第1の断面図に続く第2の断面図
【図19】上記第2の断面図に続く第3の断面図
【図20】上記第3の断面図に続く第4の断面図
【図21】上記第4の断面図に続く第5の断面図
【図22】上記第5の断面図に続く第6の断面図
【図23】上記第6の断面図に続く第7の断面図
【図24】上記第7の断面図に続く第8の断面図
【図25】上記第8の断面図に続く第9の断面図
【図26】上記第9の断面図に続く第10の断面図
【図27】前記第1実施形態における下層配線、タング
ステン・プラグ、及び上層配線の形状を示す斜視図
【図28】従来法におけるプラグと上層配線とのアライ
メントのずれを示す平面図
【図29】前記第1実施形態におけるプラグと上層配線
とのアライメントのずれを示す平面図
【図30】本発明が適用された第2実施形態の半導体集
積回路の製造方法を示す第1の断面図
【図31】上記第1の断面図に続く第2の断面図
【図32】上記第2の断面図に続く第3の断面図
【図33】上記第3の断面図に続く第4の断面図
【図34】上記第4の断面図に続く第5の断面図
【図35】上記第5の断面図に続く第6の断面図
【図36】上記第6の断面図に続く第7の断面図
【図37】上記第7の断面図に続く第8の断面図
【図38】本発明が適用された第3実施形態における下
層配線1のエッチングの進行を示す第1の斜視図
【図39】上記第1の斜視図に続く第2の斜視図
【図40】上記第2の斜視図に続く第3の斜視図
【符号の説明】
1…下層配線 2…層間絶縁膜 4…金属膜 5、11、11…フォトレジスト膜’ 7…ビア孔 8…密着層 9…タングステン・プラグ 10…上層配線膜 10’…上層配線 50…層間絶縁膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F033 HH09 HH18 HH33 JJ18 JJ19 JJ33 KK09 KK18 KK33 MM08 NN06 NN07 NN16 NN30 NN33 PP06 PP15 QQ03 QQ08 QQ09 QQ16 QQ21 QQ31 QQ37 QQ48 RR04 SS04 SS15 XX03 XX07 XX15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】層間絶縁膜を介して積層される異なる層の
    配線をビア孔内に埋め込んだプラグで接続するようにし
    た半導体集積回路において、 前記プラグで接続する配線の内で最上層の配線を、該ビ
    ア孔が貫通することを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の半導体集積回路におい
    て、 前記プラグで接続する配線の内で最下層の配線に、該プ
    ラグが侵入していることを特徴とする半導体集積回路。
  3. 【請求項3】層間絶縁膜を介して積層される異なる層の
    配線をビア孔内に埋め込んだプラグで接続するようにし
    た半導体集積回路の製造方法において、 下層配線を形成した半導体基板上に層間絶縁膜を形成す
    る工程と、 該層間絶縁膜上に、上層配線を形成するための金属膜を
    形成する工程と、 該金属膜及び層間絶縁膜を選択的にエッチングして、下
    層配線に到達するビア孔を形成する工程と、 該ビア孔内に、前記下層配線と金属膜とを接続するプラ
    グを形成する工程とを有することを特徴とする半導体集
    積回路の製造方法。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の半導体集積回路の製造方
    法において、 前記プラグ形成の工程の後に、前記金属膜をパターンニ
    ングして、前記上層配線を形成するようにしたことを特
    徴とする半導体集積回路の製造方法。
  5. 【請求項5】請求項3に記載の半導体集積回路の製造方
    法において、 前記層間絶縁膜を形成する工程から前記ビア孔を形成す
    る工程までの過程で、前記金属膜による前記上層配線を
    形成するようにしたことを特徴とする半導体集積回路の
    製造方法。
  6. 【請求項6】請求項3〜5に記載の半導体集積回路の製
    造方法において、 前記ビア孔を形成する工程から前記プラグ形成の工程ま
    での過程で、前記ビア孔の底部に露出した下層配線をエ
    ッチングするようにしたことを特徴とする半導体集積回
    路の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6611010B2 (en) 1999-12-03 2003-08-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device
JP2012182315A (ja) * 2011-03-01 2012-09-20 Toshiba Corp 半導体装置

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US6611010B2 (en) 1999-12-03 2003-08-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device
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