JP2000209121A - 移動体識別装置 - Google Patents

移動体識別装置

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JP2000209121A JP11005010A JP501099A JP2000209121A JP 2000209121 A JP2000209121 A JP 2000209121A JP 11005010 A JP11005010 A JP 11005010A JP 501099 A JP501099 A JP 501099A JP 2000209121 A JP2000209121 A JP 2000209121A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体識別装置において、質問器が交信エリ
ア内に存在する複数の応答器を識別する場合、同時間に
複数の応答器が応答し混信により交信ができなくなる。 【解決手段】 質問器1に複数の通信要求信号を発生す
る通信要求信号発生部12を設け、通信開始要求信号に
同期した複数のタイムスロットで受信した複数の応答器
2から応答要求信号により通信可能な応答器2を交信判
定部17において選定するもので、交信判定部17の判
定によりタイムスロットの数を交信領域3内の応答器2
の数に応じて変えることで、複数の応答器2と確実な通
信動作を実現することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、応答器を取り付け
た移動体が質問器の近傍を通過する時に、移動する応答
器を質問器が非接触で識別し、質問器と応答器の間で情
報の交換を行なう移動体識別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の移動体識別装置は特開平1−18
2778号に記載された電波を使ったものが知られてい
る。以下、図面を参照し従来の方式を説明する。
【0003】図10は従来の移動体識別装置の構成図で
ある。図10において、100は質問器、101は質問
器の送受信範囲である交信領域、102は応答器で、図
10では交信領域101内に102aと102bの二つ
の応答器が存在し、質問器100と非接触に通信してい
る。
【0004】図11は、質問器100と応答器102の
通信状態の時間経過を説明するタイミングチャートであ
る。質問器100は、連続または間欠的に通信開始要求
信号R0を送信する。応答器102aが交信領域101
に入ると、応答器102aは前記通信開始要求信号R0
を時刻t1に受信し、質問器100に対し応答信号A0
を送信して通信を開始する。質問器100は、応答器1
02aとの通信を終了もしくは一時中断するするとき
に、通信終了要求信号RNを送信し、再度、連続または
間欠的に通信開始要求信号R0を送信する。時刻tsに
前記通信終了要求信号RNを受信した応答器102a
は、一定時間Δtの間だけ通信動作を中止する。この
時、質問器100と通信動作を行なっていない応答器1
02bが交信領域101内に進入していた場合には、質
問器100の通信開始要求信号R0に応じて、応答器1
02bは応答信号A0を送信し質問器100との間で通
信動作を開始する。以上のように、質問器100は交信
領域101内の複数の応答器102と時系列的に送受信
動作が可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来構成では、
同時に交信領域101内に複数の応答器102が存在
し、質問器100からの通信開始要求信号R0に対して
各応答器102が、応答信号A0を送信した場合には、
通信ができなくなる課題がある。これに対し、質問器1
00の通信開始要求信号R0に同期して、応答器102
からの応答信号A0を受信する複数のタイムスロットを
設け、各応答器102がランダムにタイムスロットを選
定するような方式が考えられている。しかしながら、交
信領域101内に存在する応答器102の数に応じて、
タイムスロットの数を決める必要がある。即ち、応答器
102の数に対してタイムスロット数が少な過ぎる場合
は通信ができなくなり、逆にタイムスロット数が多過ぎ
る場合は通信に無関係な無駄な時間を設けてしまうとい
う課題がある。
【0006】特に、応答器102の電子回路の電力を質
問器100からの送信電波により得るような非接触型の
移動体識別装置においては、応答器102で得られる電
力が微弱であるため、複数の周波数チャンネルを設ける
事や、高度な信号処理によりタイムスロットを選定する
などの複雑な計算は消費電力の増加を招く。したがっ
て、十分な電力を得るため質問器と応答器の距離を短く
する必要があり、結果として交信領域が狭くなる。
【0007】本発明は、上記課題を解決するもので、簡
単な方式により交信領域内の複数の応答器と混信を無く
し確実に通信動作を実現するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、質問器に複数の通信要求信号を発生する通
信要求信号発生部を設け、通信開始要求信号に同期した
複数のタイムスロットで受信した複数の応答器から応答
要求信号により通信可能な応答器を選定するものであ
る。
【0009】まず最初に、質問器は通信要求信号発生部
より第1の通信開始要求信号を発生し応答器に送信し、
交信判定部においてこの第1の通信開始要求信号に同期
したN個のタイムスロットで受信した複数の応答器から
応答要求信号により通信可能な応答器を選定し、交信判
定部の判定により全てのタイムスロットで応答器からの
応答要求信号が混信した場合には、新たに第2の通信開
始要求信号を再度出力すると共にN×M倍のタイムスロ
ットで応答器からの応答要求信号を受信し、通信可能な
応答器を交信判定部で選定し、必要な情報を当該応答器
と通信するものである。
【0010】応答器には、簡単な処理により計算できる
2つの乱数発生部と応答通信要求信号発生部を設け、質
問器からの通信開始要求信号を応答器制御部は判断し、
第1の通信開始要求信号の場合には乱数発生部の1つの
出力を用い第1の通信開始要求信号に同期した遅延タイ
ミングを応答要求信号発生部から発生し質問器に応答要
求信号を送信し、第2の通信開始要求信号の場合は2つ
の乱数発生部の出力を組み合わせたタイミングで応答要
求信号を送信することで、交信領域内の応答器の数に応
じてタイムスロットを可変することができ、簡単な構成
で複数の応答器と確実な通信動作を実現することが可能
となる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載した発明
は、応答器を有する移動体と前記応答器との間で交信す
る質問器とを有し、質問器は通信開始要求信号を発生す
る手段と通信開始要求信号に同期したタイムスロットで
受信した応答器からの応答要求信号から通信可能な応答
器を選定する交信判定部を備え、質問器が第1の通信開
始要求信号を送信し交信判定部が1つの応答器からの応
答要求信号を受信したときは当該応答器と交信し、交信
判定部が複数の応答器から応答要求信号を受信したとき
は第2の通信開始要求信号を送信するとともに、複数の
タイムスロット群で応答器からの応答要求信号を受信
し、通信可能な応答器を選定することを特徴とするもの
で、交信領域内の応答器の数に応じてタイムスロットを
可変することができ、簡単な構成で複数の応答器と確実
な通信動作を実現することが可能となる。
【0012】本発明の請求項2に記載した発明は、請求
項1に記載した発明において複数のタイムスロット群
を、複数のタイムスロットから成るスロット群を複数個
有するもので構成したもので、交信領域内の応答器の数
に応じてタイムスロットを自由に変更することが出来
る。
【0013】本発明の請求項3に記載した発明は、請求
項1に記載した発明において、第1の通信開始要求信号
に対しては第1の乱数出力により第1の通信開始要求信号
に同期した遅延タイミングで応答要求信号を送信し、第
2の通信開始要求信号に対しては第1および第2の乱数出
力を組み合わせたタイミングで応答要求信号を送信する
もので、各応答器が質問器からの通信開始要求信号に対
して応答要求信号を種々のタイミングで送信することが
出来る。
【0014】本発明の請求項4に記載した発明は、請求
項1に記載した発明において、質問器が複数の通信要求
信号を発生する通信要求信号発生部と、前記通信要求信
号を送信する送信部と、応答器からの受信した信号を受
信復調する受信復調部と、受信復調部に接続され複数の
応答器からの通信要求信号から交信可能な応答器を選定
する交信判定部と、質問器の無線通信タイミングを生成
するタイミング信号発生部とを含むように構成されてい
るもので、簡単な構成で質問器を構成することが出来
る。
【0015】本発明の請求項5に記載した発明は、請求
項1に記載した発明において、応答器が質問器からの送
信信号を受信復調する受信復調部と、乱数を発生させる
乱数発生部と、応答器固有の情報を保持したメモリ部
と、前記乱数発生部の出力により送信する信号のタイミ
ングを決める応答要求信号発生部と、前記応答要求信号
発生部の出力を前記メモリ部のデータとともに前記質問
器に送信する送信部と、質問器からの送信電波から各部
を駆動する電力を生成する電力生成部とを含むように構
成されているもので、簡単な構成で応答器を構成するこ
とが出来る。
【0016】本発明の請求項6に記載した発明は、請求
項5に記載した発明において、乱数発生部が2つあるも
ので、応答器が質問器からの通信開始要求信号に対する
応答要求信号を種々のタイミングで作成することが出来
る。
【0017】本発明の請求項7に記載した発明は、請求
項6に記載した発明において、乱数発生部の1つの出力
が予め定められた固定パターンであるもので、応答要求
信号を簡単な構成で作成することが出来る。
【0018】本発明の請求項8に記載した発明は、請求
項1に記載した発明において、乱数発生部が1つであ
り、この乱数発生部の出力と質問器からの通信開始要求
信号に含まれている通信コードを比較し、同じ場合は乱
数発生部の出力の遅延時間で応答要求信号を出力するも
ので、応答要求信号を簡単な構成で作成することが出来
る。
【0019】本発明の請求項9に記載した発明は、応答
器が複数存在し得る交信領域を有し質問器が複数の応答
器を識別する移動体識別装置において、前記応答器が質
問器と電波により無線通信するアンテナと、前記アンテ
ナに接続され質問器からの送信信号を受信復調する受信
部と、前記受信復調部に接続された応答器制御部と、前
記応答器制御部に接続され乱数を発生させる2つの乱数
発生部と、応答器固有の情報を予め保持しているメモリ
部と、前記応答器制御部に接続され前記乱数発生部の出
力の内1つまたは2つを組み合わせて質問器に送信する
信号のタイミングを決める応答要求信号発生部と、前記
応答要求信号発生部の出力に応じ前記メモリ部のデータ
を前記アンテナから前記質問器に送波させる送信部と、
前記アンテナに接続され質問器からの送信電波から各電
子回路の消費電力を生成する電力生成部から構成され、
前記質問器が質問器の各種機能を制御する質問器制御部
と、前記質問器制御部に接続され複数の信号を発生させ
る通信要求信号発生部と、前記通信要求信号発生部に接
続された送信部と、前記送信部に接続され交信領域内の
応答器に信号を無線送信する送信アンテナと、応答器か
らの信号を受信する受信アンテナと、前記受信アンテナ
に接続された受信復調部と、前記受信復調部に接続され
複数の応答器からの送信信号から交信可能な応答器を選
定する交信判定部と、質問器の無線通信タイミングを生
成するタイミング信号発生部から構成することで、質問
器は、第1の通信開始要求信号を送信し場合の交信判定
部の判定結果に応じ、即ち交信領域内の応答器の数に応
じて、タイムスロットの数をNからN×Mに増加させる
ことが可能となり、応答器は通信開始要求信号に応じて
通信開始要求信号に同期しかつNまたはN×M個のタイ
ムスロットに同期した遅延タイミングを応答要求信号発
生部から発生し質問器に応答要求信号を送信することが
可能となり、簡単な方式により交信領域内の複数の応答
器と確実な通信動作を実現できると言う作用を有する。
【0020】本発明の請求項10に記載した発明は、請
求項9に記載した構成に対し、応答器の乱数発生部のう
ち1つと応答器制御部の出力を入力信号とし結果を応答
要求信号発生部に出力する比較部を設ける事で、応答器
の応答要求信号の送信を制限する事が可能となり、タイ
ムスロットを増加させる事なく交信領域内の複数の応答
器と通信する事が可能となり、簡単な方式により交信領
域内の複数の応答器と確実な通信動作を実現できると言
う作用を有する。
【0021】本発明の請求項11に記載した発明は、請
求項9に記載した構成に対し、応答器の乱数発生部のう
ち1つが予め決められた固定パターンを発生する定数発
生部にする事で、消費電力の大きな乱数発生部を減らす
事ができ、簡単な方式により交信領域内の複数の応答器
と確実な通信動作を実現できると言う作用を有する。
【0022】本発明の請求項12に記載した発明は、請
求項9に記載した構成に対し、応答器の乱数発生部を1
つとし、応答器にサブアンテナを設け、前記サブアンテ
ナに接続され質問器からの送信信号から電力を生成する
サブアンテナ電力生成部と、前記サブアンテナ電力生成
部と電力生成部に接続され夫々の電力値の差を検出する
電力差検出部と、前記電力差検出部に接続され電力差検
出部の出力に応じたパターンを発生するデータ変換部を
設け、応答要求信号発生部が前記乱数発生部とデータ変
換部の出力の内1つまたは2つを組み合わせて質問器に
送信する信号のタイミングを決めることで、予め形成し
た2つのアンテナの形状だけにより通信開始要求信号に
同期した遅延タイミングを発生する事ができ、簡単な方
式により交信領域内の複数の応答器と確実な通信動作を
実現できると言う作用を有する。
【0023】本発明の請求項13に記載した発明は、請
求項12に記載した構成に対し、サブアンテナとアンテ
ナを形成するコイルの巻線方向を同一にする事で、2つ
のアンテナで得られる電力差の検出精度を高める事が可
能となり、簡単な方式により交信領域内の複数の応答器
と確実な通信動作を実現できると言う作用を有する。
【0024】本発明の請求項14に記載した発明は、請
求項12に記載した構成に対し、サブアンテナとアンテ
ナを形成するコイルの巻線方向を逆にする事で、2つの
アンテナで得られる電力差の検出精度を高める事が可能
となり、簡単な方式により交信領域内の複数の応答器と
確実な通信動作を実現できると言う作用を有する。
【0025】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図8を用いて説明する。
【0026】(実施の形態1)図1において、1は質問
器、2a〜2eは応答器、3は質問器1が交信可能な交
信領域である。
【0027】図2は質問器1と応答器2の構成を示した
図で、11は質問器1の各種機能を制御する質問器制御
部、12は質問器制御部11により複数の通信開始要求
信号を生成する通信要求信号発生部、13は送信アンプ
14により通信要求信号発生部12の出力を交信領域3
に送信する送信アンテナ、15は交信領域3内の応答器
2からの送信電波を受信する受信アンテナ、16は受信
アンテナ14に接続された受信復調部、17は受信復調
部16に接続され、質問器制御部11に交信可能か否か
の判定結果を出力する交信判定部、18は質問器1の応
答器2との通信動作のタイミングを生成するタイミング
信号発生部である。
【0028】23は応答器2の各種制御を行なう応答器
制御部、20は質問器1との無線電波を送受信するアン
テナ、21はアンテナ20に接続され応答器制御部23
によりスイッチング動作されるスイッチ、22はスイッ
チ21に接続された受信復調部、24は第1の乱数発生
部、25は第2の乱数発生部、26は第1の乱数発生部
24と第2の乱数発生部25の出力を応答器制御部23
により単独または組み合わせて応答要求信号を送信する
タイミングを生成する応答要求信号発生部、27は質問
器1に通信するデータが記憶されているメモリ部、28
は応答要求信号発生部の出力に応じてメモリ部27内の
データをアンテナ20から送信する送信部、29はアン
テナ20に接続され各電子回路の電力を生成する電力生
成部で質問器1からの送信電波を検波することや、電磁
誘導により電力を得る事ができる。
【0029】以上のような構成で以下その動作を図3を
用い説明する。図3は、質問器1と応答器2a〜2eと
の通信動作を示すタイミングチャートであり、例えば交
信領域3に5個の応答器2a〜2eが存在している場合
の図である。まず、通信要求信号発生部12は、タイミ
ング信号発生部18のタイミング信号T1に同期し第1
の通信開始要求信号R1を送信アンプ14、送信アンテ
ナ13を通じ、交信領域3に送信する。第1の通信開始
要求信号R1を送信した質問器1は、例えばN個のタイ
ムスロット30を設け、応答器2a〜2eからの応答要
求信号A1を受信する。
【0030】交信領域3内の応答器2a〜2eは、アン
テナ20、スイッチ21、受信復調部22を介し質問器
1からの第1の通信開始要求信号R1を得る。応答器制
御部23は、応答要求信号発生部26に第1の通信開始
要求信号R1を受信した事を出力する。応答要求信号発
生部26は通信開始要求信号R1に同期したタイミング
で応答要求信号A1を出力する。このタイミングは第1
の乱数発生部24の出力だけを用いて生成し、質問器1
のN個のタイムスロット30に応じた離散的な値に対応
した、通信開始要求信号R1からの遅延時間となる。この
遅延時間に応じ、送信部28は、メモリ部27内に記憶
している応答器2a〜2eのIDコード等を応答要求信
号A1に加えてアンテナ20から送信する。
【0031】交信領域3内に存在する全ての応答器2a
〜2eは上記動作により、第1の乱数発生部24に応じ
て異なったタイムスロット30で応答要求信号A1を送
信する。図3において、タイムスロット1では、応答器
2aと応答器2cが応答要求信号A1を送信しており、
またタイムスロット3では、応答器2bと応答器2dが
応答要求信号A1を送信している。タイムスロット2
は、応答器2eだけが応答要求信号A1を送信してい
る。
【0032】質問器1の受信復調部16は、複数の応答
器2からの応答要求信号A1を受信復調し交信判定部1
7に出力する。交信判定部17は、受信復調部16の出
力信号より、交信可能な応答器2a〜2eを判定する。
即ち、各タイムスロット30で複数の応答器2aおよび
2cが応答要求信号A1を送信したタイムスロット2、
および2bおよび2dが応答要求信号A1を送信したタ
イムスロット3は混信により特定の応答器2a〜2dか
らの応答要求信号A1を得ることができない。しかし、
図3に示すタイムスロット2のように1つの応答器2e
だけが応答要求信号を送信しているスロットでは、応答
要求信号A1から応答器2eのIDコードを得ることが
でき、この情報を質問器制御部1に出力する。
【0033】質問器制御部11は、通信要求信号発生部
12から交信判定部17の出力である応答器2eのID
コードを含んだ通信信号C1を交信領域3内に送信す
る。交信領域3内の複数の応答器2a〜2eは、通信信
号C1を受信復調し自分のIDコードが含まれている場
合のみ、質問器1と通信フレーム31内で所定の通信を
終了する。このとき、通信を終了した応答器、図3の例
では応答器2eは新たな通信開始要求信号R1に対し応
答要求信号A1を送信しないようにする。
【0034】次に、質問器1は再び通信開始要求信号R
1を送信し、複数の応答器2a〜2dからの応答要求信
号A1を受信し交信判定部17で交信可能な応答器2a
〜2dを判定し、当該応答器2a〜2dと所定の通信を
通信フレーム31で行なう。以上のように、質問器1
は、通信開始要求信号R1を繰り返し送信し、交信判定
部17で判定した応答器2a〜2eと順次通信を行なう
事で、最終的に交信領域3内の全ての応答器2a〜2e
と通信動作を行なう事ができる。
【0035】予め設定したタイムスロット30の数であ
るNに対し、交信領域3内に存在する応答器2a、2
b、2c………の数が極めて多い場合には、全てのタイ
ムスロット30において、複数の応答器2a、2b、2
c………が送信要求信号A1を送信し混信する確率が高
くなり、交信判定部17で交信可能な応答器2a、2
b、2c………のIDコードを得る事ができなくなり、
質問器1と応答器2a、2b、2c………との通信がで
きなくなる。連続する通信開始要求信号R1に対して、
交信判定部17で交信可能な応答器2a、2b、2c…
……を判定できない場合、質問器制御部11は通信要求
信号発生部12から第2a、2b、2c………の通信開
始要求信号R2を送信アンプ14、送信アンテナ13を
通じ、交信領域3に送信させる。第2の通信開始要求信
号R2を送信した質問器1は、図4に示すようにN個の
タイムスロット30を1つのスロット群32として、M
個のスロット群32から構成されたN×M個のタイムス
ロットを設け、応答器2a、2b、2c………からの応
答要求信号A1を受信する。
【0036】応答器2a、2b、2c………は、アンテ
ナ20、スイッチ21、受信復調部22を介し質問器1
からの第2の通信開始要求信号R2を得る。応答器制御
部23は、応答要求信号発生部26に第2の通信開始要
求信号R2を受信した事を出力する。応答要求信号発生
部26は通信開始要求信号R2に同期した遅延時間を第
1の乱数発生部24の出力と第2の乱数発生部25の出
力を組み合わせて生成する。例えば、第2の乱数発生部
25の出力に応じてスロック群32の時間間隔に応じた
遅延時間を発生し、第1の乱数発生部24の出力である
タイムスロット30に応じた遅延時間を加算すること
で、通信開始要求信号R2を受信してから応答要求信号
A1を送信するまでの遅延時間を発生する事が可能とな
る。この遅延時間に応じ、送信部28は、メモリ部27
内に記憶している応答器2a、2b、2c………のID
コード等を加えた応答要求信号A1をアンテナ20から
送信する。
【0037】通信開始要求信号R2を受信した交信領域
3内に存在する全ての応答器2a、2b、2c………は
上記動作により、第1の乱数発生部24と第2の乱数発
生部25に応じて異なったスロット群32とタイムスロ
ット30で応答要求信号A1を送信するが、質問器1が
受けられるタイムスロット30は、通信開始要求信号R
1の場合に対しM倍され、より多くの応答器2a、2
b、2c………との交信が可能になる。なお、通信開始
要求信号R1におけるタイムスロット30の数を予め多
くしておけば、より複数の応答器2と通信可能になる
が、タイムスロット30の数に対し交信領域内の応答器
2a、2b、2c………の数が少ない場合は、ごく限ら
れた少数のタイムスロット30だけを応答要求信号A1
が使い、通信に関わりの無い無駄な時間が増加する。
【0038】なお、タイムスロット30の時間間隔とタ
イムスロット30の数N、スロット群32の数Mは、予
め質問器1と応答器2a、2b、2c………に記憶させ
ておくことで、質問器1ではタイミング信号発生部18
が発生するタイミング信号に同期させることで、また応
答器2a、2b、2c………では質問器1が送信した通
信開始要求信号R1またはR2に応答要求信号の送信を
同期させる事で、質問器1と応答器2との通信動作を同
期させる事ができる。
【0039】以上のように、質問器1からの通信開始要
求信号に応じた応答器2a、2b、2c………からの応
答要求信号を受信するタイムスロット30を、交信判定
部17の判定結果に応じて自動的に増加させる事がで
き、簡単な通信方式で質問器1は交信領域3内の複数の
応答器2a、2b、2c………と無駄な通信時間を使わ
ずに確実に通信動作が可能となる移動体識別装置を実現
できる。
【0040】(実施の形態2)図5は実施の形態2にお
ける応答器2の概略構成図である。図5において50は
第2の乱数発生部25と応答器制御部23に接続され応
答要求信号発生部26に結果を出力する比較部である。
その他の構成と機能は図2に示した応答器2の構成と同
じである。
【0041】以上の構成で以下実施の形態2を説明す
る。図4に示したように、実施の形態1では、質問器1
は交信領域3内に応答器2a、2b、2c………の数が
多数存在する場合にはタイムスロット30の数をM倍さ
せることで、通信開始要求信号R2の繰り返しに対し未
通信の応答器2a、2b、2c………の数を減じながら
交信領域3内のすべての応答器2a、2b、2c………
との通信を可能とする。しかしながら、通信開始要求信
号R2を繰り返すことにより未通信の応答器2a、2
b、2c………の数が減るが、逆に未通信の応答器2
a、2b、2c………の数に対するタイムスロット30
の数は過多となり、結果として通信に対して無駄な時間
が多くなる。
【0042】連続する通信開始要求信号R1に対して交
信判定部17で交信可能な応答器2a、2b、2c……
…を判定できない場合は、質問器制御部11は通信要求
信号発生部12から第3の通信開始要求信号R3(M)
を送信アンプ14、送信アンテナ13を通じ送信する。
この通信開始要求信号R3(M)は、通信開始要求信号
R1に対し1からMまでの通信コードを含んだ信号であ
る。最初に、質問器制御部11は通信要求信号発生部1
2から通信開始要求信号R3(1)を繰り返し送信し、
複数の応答器2と通信を行なう。この時のタイムスチャ
ートは、図3に示すタイムチャートに対し通信開始要求
信号R1がR3(1)に変わっただけであり、また、通
信開始要求信号R3(1)に対するタイムスロット30
の数はNである。
【0043】通信開始要求信号R3(M)を受信した応
答器2a、2b、2c………では、第2の乱数発生部2
5で1からMまでの乱数を発生させる。第2の乱数発生
部25で発生した乱数は、質問器1との通信が終了する
まで保持しておく。受信復調部22の出力である復調信
号より応答器制御部23は通信開始要求信号R3(M)
に含まれている通信コードを比較部50に出力する。比
較部50は、応答器制御部23の出力である通信コード
と、第2の乱数発生部25で発生した乱数とを比較し、
例えば同じ場合は、デジタル信号として“1”を、異な
る場合は“0”を応答要求信号発生部26に出力する。
応答要求信号発生部26は、比較部50の出力に応じ、
即ち比較部50の出力が“1”の場合は第1の乱数発生
部24の出力である遅延時間で応答要求信号A1を送信
部28に出力し、“0”の場合は送信部28に応答要求
信号A1を出力しない。即ち、応答器2a、2b、2c
………は、質問器1の通信開始要求信号R3に含まれる
通信コードに応じて、応答要求信号の送信が制限され
る。
【0044】質問器1と応答器2との通信動作は、実施
の形態1で説明したように質問器1の交信判定部17で
交信可能な応答器2a、2b、2c………を判定し、応
答器2a、2b、2c………のIDコードを含んだ通信
信号C1を交信領域3内に送信し通信フレーム31を用
いることで可能となる。質問器1は繰り返し通信開始要
求信号R3(1)を送信し、複数の応答器2a、2b、
2c………からの応答要求信号A1を受信し交信判定部
17で交信可能な応答器2a、2b、2c………を判定
し、当該応答器2a、2b、2c………と所定の通信を
通信フレーム31で行なう事で、交信領域3内の応答器
2a、2b、2c………のうち第2の乱数発生部25が
発生した乱数が「1」の全ての応答器2a、2b、2c
………と順次通信をする事ができる。
【0045】次に、質問器1は通信開始要求信号R3
(1)に対する応答器2からの応答要求信号A1が無く
なった事を交信判定部17で判定した後、通信開始要求
信号R3(1)を異なった通信コードを含む通信開始要
求信号R3(2)に変更し、第2の乱数発生部25の出
力が「2」の交信領域3内の全ての応答器2a、2b、
2c………と順次通信を行なう。このように1からMま
での通信開始要求信号R3(M)に対する応答器2a、
2b、2c………と通信を順次行なうことにより、最終
的に交信領域3内の全ての応答器2a、2b、2c……
…と通信動作を行なう事が可能となる。
【0046】以上のように、質問器1からの通信開始要
求信号に応じて応答できる応答器2a、2b、2c……
…の数を交信判定部17の判定結果に応じて自動的に制
御する事ができ、簡単な通信方式で質問器1は交信領域
3内の複数の応答器2a、2b、2c………と無駄な通
信時間を使わずに確実に通信動作が可能となる移動体識
別装置を実現できる。
【0047】(実施の形態3)図6は実施の形態3での
応答器2の概略構成図である。図6において、51は定
数発生部で図2の第2の乱数発生部25の代わりに設け
ており、予め、1からMまでの数のうちいずれかが固定
的に記憶されている。
【0048】以上の構成で以下実施の形態3を説明す
る。応答器2の電子回路への電力を電力生成部29で供
給するような応答器2、例えば電池を搭載しない非接触
型のICカードでは、電力生成部29で発生する電力は
限られたものになる。ところが、図2の構成では第1お
よび第2の乱数発生部24、25は乱数を発生させるた
めの信号処理が必要となり消費電力が増える。一方、図
6の構成では、予め1からMまでの数のうちの1つを記
憶させた定数発生部51を例えば複数のデジタル信号の
各ビットに応じて電気的に“High”または“Lo
w”に接続したスイッチやROMなどで構成できるの
で、図2における第2の乱数発生部25の機能を低消費
電力で達成する事が可能となる。
【0049】具体的な質問器1と交信領域3内の全ての
応答器2との通信動作に関しては、前述した実施の形態
1および実施の形態2に記載した方式で可能となる。
【0050】以上のように、質問器1からの通信開始要
求信号に応じて応答できる応答器2を交信判定部17の
判定結果に応じて自動的に制御する事ができ、質問器1
は交信領域3内の複数の応答器2と簡単な通信方式でか
つ消費電力を少なくして確実に通信動作が可能となる移
動体識別装置を実現できる。
【0051】(実施の形態4)図7は実施の形態4での
応答器2の概略構成図である。図7において、60はサ
ブアンテナ、61はサブアンテナに接続されたサブアン
テナ電力生成部、62は電力生成部29とサブアンテナ
電力生成部61に接続され前記2つの電力生成部で発生
した電力の差を検出する電力差検出部、63は電力差検
出部62に接続され電力差検出部62の出力を1からM
までの数のうちのいずれかの数に変換するデータ変換部
で、図2の第2の乱数発生部25の代わりに設けてい
る。
【0052】図8は実施の形態4での応答器2を非接触
型ICカードに適応した場合のアンテナ20とサブアン
テナ60の配置を示した図である。アンテナ20は、質
問器1との送受信および質問器1からの電力供給を得る
ため、ICカード64の面積を充分利用した大型のルー
プ状アンテナで形成し、サブアンテナ60は小型のルー
プ状アンテナをアンテナ20の内側に形成する。サブア
ンテナ60の大きさは予め複数用意しておく。65は、
アンテナ20およびサブアンテナ60以外の電子回路を
IC化した電子回路チップである。
【0053】以上の構成で以下実施の形態4を説明す
る。実施の形態1および2で説明したように、質問器1
が通信開始要求信号R1を送信し交信判定部17で連続
した通信開始要求信号R1に対し交信可能な応答器2を
判定することができなかった場合、質問器1は新たに通
信開始要求信号R2またはR3(M)を送信する。応答
器2がこの通信開始要求信号R2またはR3(M)を受
信した場合、電力差検出部62は、アンテナ20とサブ
アンテナ60で得られる電力の差を電力生成部29とサ
ブアンテナ電力生成部61の出力から検出し、データ変
換部63に出力する。データ変換部63は、電力差検出
部62の出力を1からMまでのデータに変換し、応答要
求信号発生部26に出力する。応答要求信号発生部26
は、データ変換部63のデータに応じてタイムスロット
30を選定し、質問器1に応答要求信号A1を送信す
る。
【0054】具体的な質問器1と交信領域3内の全ての
応答器2との通信動作に関しては、実施の形態1及び2
に記載した方式で可能となる。
【0055】以上のように、実施の形態4においても質
問器1からの通信開始要求信号に応じて応答できる応答
器2を交信判定部17の判定結果に応じて自動的に制御
する事ができ、質問器1は交信領域3内の複数の応答器
2と簡単な通信方式でかつ消費電力を少なくして確実に
通信動作が可能となる移動体識別装置を実現できる。
【0056】(実施の形態5)実施の形態5の応答器2
の概略構成図を図7に、ICカード64の構成を図9に
示す。実施の形態4と異なる点は、ループ状アンテナで
あるアンテナ20とサブアンテナ60の巻線方向を逆に
した点である。
【0057】以上の構成で以下実施の形態5を説明す
る。実施の形態4で説明したように質問器1の通信開始
要求信号R2またはR3(M)に対し、応答器2の電力
差検出部62は、アンテナ20とサブアンテナ60で得
られる電力の差を電力生成部29とサブアンテナ電力生
成部61の出力から検出し、データ変換部63で電力差
検出部62の出力に応じた1からMまでのデータに変換
し、応答要求信号発生部26に出力することで、交信領
域3内に多数の応答器2が存在する場合でも、質問器1
と各応答器2とが通信を行うことが可能となる。実施の
形態5においては、アンテナ20とサブアンテナ60の
導電性の線材の巻線方向を実施の形態4の場合と逆にす
ることで、電力生成部29とサブアンテナ電力生成部6
1で発生する電圧を逆極性にする事ができ、サブアンテ
ナ60の形状を小さくした場合でも、高精度で電力差を
電力差検出部62で検出する事が可能となる。
【0058】以上のように、質問器1からの通信開始要
求信号に応じて応答できる応答器2を交信判定部17の
判定結果に応じて自動的に制御する事ができ、質問器1
は交信領域3内の複数の応答器2と簡単な通信方式でか
つ消費電力を少なくして確実に通信動作が可能となる移
動体識別装置を実現できる。
【0059】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、質問器は
通信要求信号発生部より第1の通信開始要求信号を発生
して応答器に送信し、交信判定部においてこの第1の通
信開始要求信号に同期したN個のタイムスロットで受信
した複数の応答器から応答要求信号により通信可能な応
答器を選定し、交信判定部の判定により全てのタイムス
ロットで応答器からの応答要求信号が混信した場合に
は、新たに第2の通信開始要求信号を再度出力すると共
にN×M倍のタイムスロットで応答器からの応答要求信
号を受信し、通信可能な応答器を交信判定部で選定し、
必要な情報を当該応答器と通信させ、応答器には、簡単
な処理により計算できる2つの乱数発生部と応答通信要
求信号発生部を設け、質問器からの通信開始要求信号を
応答器制御部は判断し、第1の通信開始要求信号の場合
には乱数発生部の1つの出力を用い第1の通信開始要求
信号に同期した遅延タイミングを応答要求信号発生部か
ら発生し質問器に応答要求信号を送信し、第2の通信開
始要求信号の場合は2つの乱数発生部の出力を組み合わ
せたタイミングで応答要求信号を送信することで、簡単
な通信方式でかつ低消費電力で交信領域内の応答器の数
に応じてタイムスロットを可変でき複数の応答器と確実
な通信動作を行う移動体識別装置が実現できるという有
利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による質問器の交信領域
と応答器の関係を示す概念図
【図2】本発明の第1の実施の形態による質問器と応答
器の概略構成図
【図3】本発明の一実施の形態による質問器と応答器の
通信動作を示すタイミングチャート
【図4】本発明の一実施の形態による質問器と応答器の
通信動作を示すタイミングチャート
【図5】本発明の第2の実施の形態による応答器の概略
構成図
【図6】本発明の第3の実施の形態による応答器の概略
構成図
【図7】本発明の第4の実施の形態による応答器の概略
構成図
【図8】本発明の第4の実施の形態による応答器のIC
カードにおけるアンテナの配置を示す平面図
【図9】本発明の第4の実施の形態による応答器のIC
カードにおけるアンテナの配置の他の実施例を示す平面
【図10】従来の移動体識別装置を説明するための概念
【図11】従来の移動体識別装置の通信方式を説明する
ためのタイミングチャート
【符号の説明】
1 質問器 2、2a〜2e 応答器 3 交信領域 11 質問器制御部 12 要求信号発生部 13 送信アンテナ 14 送信アンプ 15 受信アンテナ 16 受信復調部 17 交信判定部 18 タイミング信号発生部 20 アンテナ 21 スイッチ 22 受信復調部 23 応答器制御部 24 第1の乱数発生部 25 第2の乱数発生部 26 応答要求信号発生部 27 メモリ部 28 送信部 29 電力生成部 30 タイムスロット 31 通信フレーム 32 スロット群 50 比較部 51 定数発生部 60 サブアンテナ 61 サブアンテナ電力生成部 62 電力差検出部 63 データ変換部 64 ICカード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B058 CA15 KA13 KA40 5J070 AD01 AD02 AK40 BC06 BC23 5K012 AA01 AB05 AB11 AB12 AB18 AB19 AC06 AC07 AC09 AC11 AE13 BA03 5K067 AA03 AA43 BB32 CC04 EE02 EE10 EE22 EE35 EE71 HH23 JJ11 KK01 KK05 KK15

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 応答器を有する移動体と前記応答器との
    間で交信する質問器とを有し、前記質問器は通信開始要
    求信号を発生する手段と前記通信開始要求信号に同期し
    たタイムスロットで受信した応答器からの応答要求信号
    から通信可能な応答器を選定する交信判定部を備え、前
    記質問器が第1の通信開始要求信号を送信し交信判定部
    が1つの応答器からの応答要求信号を受信したときは当
    該応答器と交信し、交信判定部が複数の応答器から応答
    要求信号を受信したときは第2の通信開始要求信号を送
    信するとともに、複数のタイムスロット群で応答器から
    の応答要求信号を受信し、通信可能な応答器を選定する
    ことを特徴とする移動体識別装置。
  2. 【請求項2】 複数のタイムスロット群は複数のタイム
    スロットから成るスロット群を複数個有するものである
    請求項1に記載した移動体識別装置。
  3. 【請求項3】 応答器は第1の通信開始要求信号に対し
    ては第1の乱数出力により第1の通信開始要求信号に同期
    した遅延タイミングで応答要求信号を送信し、第2の通
    信開始要求信号に対しては第1および第2の乱数出力を組
    み合わせたタイミングで応答要求信号を送信する請求項
    1に記載した移動体識別装置。
  4. 【請求項4】 質問器は複数の通信要求信号を発生する
    通信要求信号発生部と、前記通信要求信号を送信する送
    信部と、応答器からの受信した信号を受信復調する受信
    復調部と、受信復調部に接続され複数の応答器からの通
    信要求信号から交信可能な応答器を選定する交信判定部
    と、質問器の無線通信タイミングを生成するタイミング
    信号発生部とを有する請求項1に記載した移動体識別装
    置。
  5. 【請求項5】応答器は質問器からの送信信号を受信復調
    する受信復調部と、乱数を発生させる乱数発生部と、応
    答器固有の情報を保持したメモリ部と、前記乱数発生部
    の出力により送信する信号のタイミングを決める応答要
    求信号発生部と、前記応答要求信号発生部の出力を前記
    メモリ部のデータとともに前記質問器に送信する送信部
    と、質問器からの送信電波から各部を駆動する電力を生
    成する電力生成部とを有する請求項1に記載した移動体
    識別装置。
  6. 【請求項6】乱数発生部が2つある請求項5に記載した
    移動体識別装置。
  7. 【請求項7】乱数発生部の1つの出力が予め定められた
    固定パターンである請求項6に記載した移動体識別装
    置。
  8. 【請求項8】乱数発生部が1つであり、この乱数発生部
    の出力と質問器からの通信開始要求信号に含まれている
    通信コードを比較し、同じ場合は乱数発生部の出力の遅
    延時間で応答要求信号を出力する請求項1に記載した移
    動体識別装置。
  9. 【請求項9】 応答器が複数存在し得る交信領域に対し
    質問器が複数の応答器を識別する移動体識別装置におい
    て、前記応答器は質問器と電波により無線通信するアン
    テナと、前記アンテナに接続され質問器からの送信信号
    を受信復調する受信復調部と、前記受信復調部に接続さ
    れた応答器制御部と、前記応答器制御部に接続され乱数
    を発生させる2つの乱数発生部と、応答器固有の情報を
    保持しているメモリ部と、前記応答器制御部に接続され
    前記乱数発生部の出力のうち1つまたは2つを組み合わ
    せて送信する信号のタイミングを決める応答要求信号発
    生部と、前記応答要求信号発生部の出力に応じ前記メモ
    リ部のデータを前記アンテナから前記質問器に送波させ
    る送信部と、前記アンテナに接続され質問器からの送信
    電波から各電子回路で消費する電力を生成する電力生成
    部から構成され、前記質問器は質問器の各種機能を制御
    する質問器制御部と、前記質問器制御部に接続され複数
    の信号を発生させる通信要求信号発生部と、前記通信要
    求信号発生部に接続された送信部と、前記送信部に接続
    され交信領域内の応答器に信号を無線送信する送信アン
    テナと、応答器からの信号を受信する受信アンテナと、
    前記受信アンテナに接続された受信復調部と、前記受信
    復調部に接続され複数の応答器からの送信信号から交信
    可能な応答器を選定する交信判定部と、質問器の無線通
    信タイミングを生成するタイミング信号発生部から構成
    された移動体識別装置。
  10. 【請求項10】 応答器の乱数発生部のうちの1つと応
    答器制御部の出力を入力信号とし結果を応答要求信号発
    生部に出力する比較部を設けた請求項9記載の移動体識
    別装置
  11. 【請求項11】 応答器の乱数発生部のうちの1つが予
    め決められた固定パターンを発生する定数発生部である
    請求項9記載の移動体識別装置。
  12. 【請求項12】 応答器が複数存在し得る交信領域に対
    し質問器が複数の応答器を識別する移動体識別装置にお
    いて、前記応答器は質問器と電波により無線通信するア
    ンテナと、前記アンテナに接続され質問器からの送信信
    号を受信復調する受信復調部と、前記受信復調部に接続
    された応答器制御部と、前記応答器制御部に接続され乱
    数を発生させる乱数発生部と、応答器固有の情報を保持
    しているメモリ部と、前記アンテナに接続され質問器か
    らの送信電波から各電子回路で消費する電力を生成する
    電力生成部と、サブアンテナと、前記サブアンテナに接
    続され質問器からの送信信号から電力を生成するサブア
    ンテナ電力生成部と、前記サブアンテナ電力生成部と前
    記電力生成部に接続され夫々の電力値の差を検出する電
    力差検出部と、前記電力差検出部に接続され電力差検出
    部の出力に応じたパターンを発生するデータ変換部と、
    前記応答器制御部に接続され前記乱数発生部とデータ変
    換部の出力のうちの1つまたは2つを組み合わせて質問
    器に送信する信号のタイミングを決める応答要求信号発
    生部と、前記応答要求信号発生部の出力に応じ前記メモ
    リ部のデータを前記アンテナから前記質問器に送波させ
    る送信部とを有し、前記質問器は質問器の各種機能を制
    御する質問器制御部と、前記質問器制御部に接続され複
    数の信号を発生させる通信要求信号発生部と、前記通信
    要求信号発生部に接続された送信部と、前記送信部に接
    続され交信領域内の応答器に信号を無線送信する送信ア
    ンテナと、応答器からの信号を受信する受信アンテナ
    と、前記受信アンテナに接続された受信復調部と、前記
    受信復調部に接続され複数の応答器からの送信信号から
    交信可能な応答器を選定する交信判定部と、質問器の無
    線通信タイミングを生成するタイミング信号発生部を有
    する移動体識別装置。
  13. 【請求項13】 サブアンテナとアンテナがループ状の
    アンテナから構成され、各々のループの巻線方向が同一
    である請求項12記載の移動体識別装置。
  14. 【請求項14】 サブアンテナとアンテナがループ状の
    アンテナから構成され、各々のループの巻線方向が逆で
    ある請求項12記載の移動体識別装置。
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