JP2000209813A - 車両用ブラシレス交流発電機 - Google Patents
車両用ブラシレス交流発電機Info
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Abstract
る。 【解決手段】 前ブラケット2と開口部より外側に突出
するフランジ部5を有する椀形の後ブラケット3とが合
掌状に組合されて部品室4を形成し、部品室4には発電
機軸63と固定子60と回転磁極子67と励磁子71と
よりなる発電部品が格納され、後ブラケット3には椀形
の冷却カバー8が後ブラケット3と同じ向きで被せられ
るとともに冷却カバー8の開口部と後ブラケット3のフ
ランジ部5とが重ね合されたことにより後ブラケット3
と冷却カバー8との間に冷却液16による冷却室10を
密封状に形成している。
Description
能を持つ車両用ブラシレス交流発電機に関する。
示された車両用ブラシレス交流発電機を示す断面図であ
る。図5において、50は発電機ケースであって、椀形
の前ブラケット51と椀形の後ブラケット52と筒状の
囲い体53とが組合されて内側の部品室54と外側の第
1冷却室55とを区分形成する。56は前ブラケット5
1と後ブラケット52との合せ部に装着されたオーリン
グのようなシール部材、57は前ブラケット51と囲い
体53との嵌合部に装着されたガスケット、58は後ブ
ラケット52と囲い体53との嵌合部に装着されたガス
ケット、59は後ブラケット52に設けらた流入口部で
ある。60は筒状の固定子であって、固定子磁極61と
固定子コイル62とより構成され、囲い体53に取付け
られる。63は発電機軸であって、前ブラケット51の
中心部と後ブラケット52の中心部とに前軸受64と後
軸受65とを介して回転自在に取付けられる。66はプ
ーリであって、前ブラケット51より前方に突出した発
電機軸63にそれと一体に回転し得るように装着され
る。67は回転磁極子であって、部品室54において、
発電機軸63にそれと一体に回転し得るように嵌合装着
された第1回転磁極68と、第1磁極子68の周縁部に
支持環69を介して固定された第2回転磁極70とを備
える。71は励磁子であって、後ブラケット52に固定
された励磁極72と、励磁極72に装着された励磁コイ
ル73とより構成され、回転磁極子67に形成された筒
状の収容部74に取込まれている。固定子60と回転磁
極子67と励磁子71とのそれぞれの間にはエアギャッ
プが存在する。75は励磁子71の熱を放熱するために
設けられた熱伝導体であって、後ブラケット52を貫通
している。76は熱伝導体75が後ブラケット52を貫
通する部分に装着されたシール剤である。77は板状の
冷却カバーであって、後ブラケット52の背面との間に
第2冷却室78を形成するように後ブラケット52に取
付けられる。79は後ブラケット52に形成された連絡
通路であって、第1冷却室55と第2冷却室78とを繋
いでいる。80は後ブラケット52と冷却カバー77と
の嵌合部に装着されたガスケットである。81は冷却カ
バー77の背面に取付けられた電圧調整器、82は電圧
調整器端子、83は冷却カバー77の背面に取付けられ
た整流器、84整流器端子、85は囲い体53より外側
に突出して整流器端子84に接続された固定子端子、8
6は整流器83の近傍に設けられた外部端子、87は電
圧調整器端子82に接続された外部端子86の接続子で
ある。88は保護カバーであって、冷却カバー77、電
圧調整器81、電圧調整器端子82、整流器83、整流
器端子84、固定子端子85、接続子87などを覆うよ
うに後ブラケット52に取付けられる。89は外部端子
86を保護カバー88の外側に突出させるために保護カ
バー88に形成された孔部、90は冷却液である。
いた場合の発電動作について説明する。車両用ブラシレ
ス交流発電機をエンジンのシリンダーブロックの外側に
取付け、エンジンのクランクシャフトに設けられたプー
リと交流発電機のプーリ66とに環状のベルトを掛け、
外部端子86と自動車のバッテリとに配線を行う。その
状態において、運転者が自動車のイグニションスイッチ
をオン操作すると、自動車のバッテリからイグニション
コイルに電流が流れてエンジンが始動すると同時に、励
磁電流がバッテリから電圧調整器81を経由して励磁コ
イル73に流れ、固定子磁極61と回転磁極子67と励
磁極72とが磁気回路を形成する。そして、上記エンジ
ンの始動により発電機軸63が回転して回転磁極子67
が回転すると、第1回転磁極68と第2回転磁極70と
が固定子磁極61を交互に横切ることにより、交番磁束
が固定子コイル62を通り抜け、固定子コイル62に3
相交流の誘導起電力が発生する。この誘導起電力は電圧
調整器81で電圧調整さた後に整流器83で整流されて
外部端子86より図外の配線を経由しバッテリに充電さ
れる。
いた場合の冷却動作について説明する。車両用ブラシレ
ス交流発電機がエンジンに取付けられ、流入口部59と
図外の流出孔部とが図外の配管によりエンジン冷却系統
に接続され、エンジンの始動により交流発電機が発電動
作した後において、エンジンが所定温度以上となり、エ
ンジン冷却系統のウオータポンプが駆動して冷却液を循
環させる。その状態において、点線示の冷却液90が、
矢印X3で示すように、流入口部59より第1冷却室5
5と連絡通路79と第2冷却室78とを順に経由する。
そして、第1冷却室55と第2冷却室78とにおいて、
発電動作により固定子60と励磁子71と電圧調整器8
1と整流器83などの部品より生じた熱が冷却液90と
の熱交換により冷却液90に奪われる。この熱を奪った
冷却液90は流出口部よりエンジン冷却系統へ戻る(こ
の冷却系統の類似構造は特開平8−130854号公報
の図12で開示されている)。
流発電機は以上のような構成であるので、第1冷却室5
5が前ブラケット51と後ブラケット52と筒状の囲い
体53との3つの別部品により部品室54より隔絶され
た形態に形成され、第2冷却室78が後ブラケット52
と冷却カバー77との2つの別部品により発電機ケース
50の外側に形成されており、冷却液90による冷却機
能を受持つ部分の構造が複雑であった。
却機能部分の構造簡単化が図れる車両用ブラシレス交流
発電機を提供することである。
両用ブラシレス交流発電機は、冷却液による冷却機能を
持つ車両用ブラシレス交流発電機であって、前ブラケッ
トと開口部より外側に突出するフランジ部を有する椀形
の後ブラケットとが合掌状に組合されて部品室を形成
し、部品室には発電機軸と固定子と回転磁極子と励磁子
とよりなる発電部品が格納され、後ブラケットには椀形
の冷却カバーが後ブラケットと同じ向きで被せられると
ともに冷却カバーの開口部と後ブラケットのフランジ部
とが重ね合されたことにより後ブラケットと冷却カバー
との間に冷却液による冷却室を密封状に形成したことを
特徴とする。
流発電機は、請求項1に記載の前ブラケットには後ブラ
ケットのフランジ部を嵌合し得る環状の溝が形成された
ことを特徴とする。
流発電機は、請求項1に記載の冷却カバーが開口部より
外側に突出するフランジ部を有し、このフランジ部と後
ブラケットのフランジ部とが重ね合された合せ面にはシ
ール部材が配置され、このシール部材より外側におい
て、前記複数のフランジ部と前ブラケットとが締結部材
により結合されたことを特徴とする。
流発電機は、請求項1に記載の前ブラケットには後ブラ
ケットのフランジ部と冷却カバーのフランジ部とを嵌合
し得る環状の溝が形成されたことを特徴とする。
流発電機は、請求項1に記載の前ブラケットと後ブラケ
ットと冷却カバーとが熱伝導の良い材料により形成され
たことを特徴とする。
発電機は、請求項1に記載の固定子が後ブラケットに熱
伝導の良い電気絶縁材を介して支持されたことを特徴と
する。
流発電機は、請求項6に記載の電気絶縁材が固定子と後
ブラケットとの隙間に充填固化されたことを特徴とす
る。
流発電機は、請求項1に記載の前ブラケットが充填口部
を有し、この充填口部より電気絶縁材が前ブラケットと
後ブラケットと固定子との隙間に充填固化されたことを
特徴とする。
流発電機は、請求項1に記載の冷却室の冷却室とは反対
側の面には電圧調整器が熱伝導の良い敷物を介して取付
けられたことを特徴とする。
交流発電機は、請求項1に記載の冷却室の冷却室とは反
対側の面には整流器が熱伝導の良い敷物を介して取付け
られたことを特徴とする。
交流発電機は、請求項1に記載の励磁子が後ブラケット
に熱伝導の良い締結部材により取付けられたことを特徴
とする。
交流発電機は、請求項11記載の締結部材の一部が冷却
室に露出したことを特徴とする。
交流発電機は、請求項1に記載の後ブラケットの冷却室
側面には冷却フィンが設けられたことを特徴とする。
交流発電機は、請求項13に記載の冷却フィンが後ブラ
ケットの周方向に沿う環状に形成されたことを特徴とす
る。
交流発電機は、請求項1に記載の冷却カバーの冷却室側
面には冷却フィンが設けられたことを特徴とする。
交流発電機は、請求項15に記載の冷却フィンが冷却カ
バーの冷却室とは反対側の面に取付けられた整流器に対
応して設けられたことを特徴とする。
交流発電機は、請求項15に記載の冷却フィンが冷却カ
バーの冷却室とは反対側の面に取付けられた電圧調整器
に対応して設けられたことを特徴とする。
交流発電機は、請求項1に記載の冷却カバーには冷却室
に冷却液を導入するための流入口部と冷却室より冷却液
を導出するための流出口部とが同一側に設けられたこと
を特徴とする。
交流発電機は、請求項1に記載の冷却室には車両のエン
ジン冷却系統とは別系統の少なくともタンクとラジエー
タとを備えた冷却系統を接続したことを特徴とする。
明の実施の形態1であって、図1は車両用ブラシレス交
流発電機を示す断面図、図2は流入口部18と流出口部
19との配置関係を示す背面図、図3は冷却系統を示す
ブロック図である。図1において、1は発電機ケースで
あって、板状の前ブラケット2と椀形の後ブラケット3
とが合掌状に組合されて部品室4を形成する。後ブラケ
ット3の開口部の全周より外側に環状に突出したフラン
ジ部5が、前ブラケット2の後面に環状に形成された溝
6に嵌め込まれる。よって、前ブラケット2と後ブラケ
ット3のフランジ部5とによる合せ面が発電機軸63と
交差する方向の面内に位置している。7は後ブラケット
3の周壁の冷却室側面に設けらた冷却フィンである。冷
却フィン7は、発電機軸63と平行な方向に沿う所定間
隔を以って離隔配置されかつ後ブラケット3の全周方向
に延びる複数の環状に突出した形態であって、後ブラケ
ット3と同一材質により後ブラケット3の成形時に一緒
に成形されることにより、後ブラケット3と一体になっ
ている。前ブラケット2と後ブラケット3とフランジ部
5および冷却フィン7それぞれの材料はアルミニウムの
ような熱伝導の良い金属である。
形の冷却カバーであって、冷却カバー8が後ブラケット
3に背面側より被せられ、冷却カバー8の開口部の全周
より外側に環状に突出したフランジ部9と後ブラケット
3のフランジ部5とが重ね合される。よって、フランジ
部5とフランジ部9との合せ面が発電機軸63と交差す
る方向の面内に位置している。10は冷却室であって、
冷却カバー8が後ブラケット3に背面側より被せられた
ことにより、後ブラケット3と冷却カバー8との間に密
封状に形成される。冷却室10は、後ブラケット3の背
壁と冷却カバー8の背壁との間に存在する縦側冷却部分
11と、縦側冷却部分11の周縁より前側に筒状に連続
する後ブラケット3の周壁と冷却カバー8の周壁との間
に存在する横側冷却部分12とを備える。
ー8の冷却室側面に設けられた冷却フィン、14は整流
器83に対応して冷却カバー8の冷却室側面に設けられ
た冷却フィンである。これらの冷却フィン13,14
は、冷却カバー8と同一材質により冷却カバー8ととも
に成形されることにより、冷却カバー8と一体になって
いる。また、これらの冷却フィン13,14は、発電機
軸63を中心とした半径の異なる複数の円周上のそれぞ
れに位置する環状に突出しても良いが、電圧調整器81
と整流器83とのそれぞれに対応させて形成すれば、点
線で示す冷却液16が縦側冷却部分11内を円滑に流れ
る。冷却カバー8と冷却フィン13,14それぞれの材
料はアルミニウムのような熱伝導の良い金属である。
却カバー8のフランジ部9との重ね合せ面間に配置され
たオーリングのようなシール部材であって、冷却室10
における冷却液16がフランジ部5とフランジ部9との
合せ面間より漏れるのを防止する。17は前ブラケット
2と後ブラケット3のフランジ部5と冷却カバー8のフ
ランジ部9とを締結するボルトである。ボルト17は前
ブラケット2と後ブラケット3冷却カバー8とを結合す
るための締結部材である。この締結部材は、ボルト17
に代えて、ナットとボルトとの組合せでも良い。
ー8の周壁に設けらた流入口部であって、流入口部18
の基部外周面に形成されたねじ部が冷却カバー8の周壁
における背壁側の部分に形成されたねじ孔に締結された
ことにより、流入口部18が冷却カバー8に取付けられ
る。19は冷却室10に連なるように冷却カバー8の周
壁に設けらた流出口部であって、流出口部19の基部外
周面に形成されたねじ部が冷却カバー8の周壁における
フランジ部9側の部分に形成されたねじ孔に締結された
ことにより、流出口部19が冷却カバー8に取付けられ
る。
に配置され、流出口部19が冷却カバー8のフランジ部
9側に配置されたことにより、冷却液16が矢印X1で
示すように流入口部18より冷却室10の縦側冷却部分
11に直接的に流れ込む。そして、冷却液16が冷却室
10の縦側冷却部分11より横側冷却部分12を経由し
て流出口部19に矢印X2で示すように到達する。この
ように、冷却室10における冷却液16の冷却経路が長
く設定され、発電機への冷却液16による冷却作用が良
好となる。
63、前軸受64、後軸受65、プーリ66、回転磁極
子67、励磁子71、電圧調整器81、整流器83、保
護カバー88、固定子60と回転磁極子67と励磁子7
1とのそれぞれの間に存在するエアギャップ、回転磁極
子67に形成された筒状の収容部74などの要素は従来
と同一であるが、前記特徴的な構造に加え、下記〜
の事項が従来とは異なる特徴的な構造を有する。 固定子60が、部品室4において、後ブラケット3の
内周面に配置され、また、回転磁極子67は発電機軸6
3に圧入装着される。 20は後ブラケット3に締結された固定子止用のボル
トであって、後ブラケット3より部品室4に突出したボ
ルト20の頭部が固定子60の移動を規制する。つま
り、発電機の組立に際し、前ブラケット2と後ブラケッ
ト3とが組合される以前において、固定子60が後ブラ
ケット3の内部に挿入配置される。この状態のまま、前
ブラケット2と後ブラケット3とを組合せると、固定子
60が前ブラケット2の方向に移動する可能性がある。
よって、固定子60が後ブラケット3の内部に挿入配置
された後、ボルト20が後ブラケット3に取付けられて
上記固定子60の移動を規制する。よって、ボルト20
は固定子移動規制部材である。この固定子移動規制部材
は、ボルト20に代えて、後ブラケット3に形成した穴
に押し込む部材でも良い。 21は熱伝導の良いシリコーン樹脂のような電気絶縁
材であって、前ブラケット2に形成された充填口部22
より、前ブラケット2と後ブラケット3と固定子60と
により囲まれた隙間に充填固化されるにより、固定子6
0を前ブラケット2および後ブラケット3に固定的に支
持する。この電気絶縁材21は固定子コイル62より延
びて後ブラケット3の貫通孔23より後ブラケット3の
背壁の外側に突出する接続線24と貫通孔23との隙間
にも充填固化される。この場合、電気絶縁材21の粘度
と充填圧と上記隙間の大きさなどの設定にもよるが、後
ブラケット3の貫通孔23周りに図外の止具をあてがっ
てから電気絶縁材21を充填すれば、充填される溶融状
態の電気絶縁材21が貫通孔23より後ブラケット3の
背壁より外側に漏れることを、止具が防止する。そし
て、止具は電気絶縁材が固化したら取り外せば良い。 25はアルミニウムのような熱伝導の良い材料よりな
るボルトであって、ボルト25が励磁子71を後ブラケ
ット3に固定した状態において、ボルト25の頭部が冷
却室10における冷却液16と接触する。ボルト25は
ヒートパイプを組込んだ構造、または、ヒートパイプ構
造でも良い。 26はオーリングのようなシール部材であって、ボル
ト25を後ブラケット3の背面側より励磁子71に締結
する際に、ボルト25の頭部と後ブラケット3との間に
配置されており、冷却液16が部品室4に漏れることを
防止する。 電圧調整器81が冷却カバー8の背面にアルミニウム
のような熱伝導の良い金属よりなる板状のヒートシンク
27とシリコーン樹脂のような熱伝導の良い合成樹脂よ
りなる板状の熱伝導体28とを積層形状に介在させて取
付けられる。 整流器83が冷却カバー8の背面にアルミニウムのよ
うな熱伝導の良い金属よりなる板状のヒートシンク29
とシリコーン樹脂のような熱伝導の良い合成樹脂材料よ
りなる板状の熱伝導体30とを積層形状に介在させて取
付けられる。 31は前軸受64と回転磁極子67との間において発
電機軸63に外嵌装着されたスぺーサである。 32はスペーサより大きな内径を有する環状の軸受止
であって、前ブラケット2の部品室4側にボルト33で
取付けられることにより、前軸受64の部品室4側への
移動を規制する。
電機が自動車に用いた場合の発電動作は、前述した従来
の発電動作と同じである。つまり、固定子コイル62で
発生された3相交流の誘導起電力が電圧調整器81で電
圧調整さた後に整流器83で整流されて図外の外部端子
より配線を経由しバッテリに充電される。
が自動車のエンジンに取付けられた際、流入口部18と
流出口部19とが上側に位置するというように、流入口
部18と流出口部19とが後ブラケット3に後ブラケッ
ト3を背面側より見て概ね同方向となるように設けられ
る。それは、後ブラケット3を背面側より見て、流入口
部18と流出口部19とが発電機軸63と平行な一直線
上に位置すれば、冷却室10における冷却液16の冷却
経路が最長なる。しかし、後ブラケット3を背面側より
見て、流入口部18が上側で流出口部19が下側という
ように、流出口部18と流出口部19とが全く逆の位置
でなければ、例えば周方向範囲Hであれば、冷却室10
における冷却液16の冷却経路が最長よりも短くなるも
のの、冷却液16が冷却室10の一部に滞ることなく、
冷却液16が流入口部18から流出口部19へと冷却室
10の内部を円滑に流れる。なお、図2では流入口部1
8と流出口部19とは背面側より見ると重なり合うが、
それぞれを認識容易とするため、流入口部18を実線で
描き、流出口部19を点線で描いてある。また、保護カ
バー88は図示を省略してある。
タンク、36はタンク35に貯められた冷却液16を送
出するポンプ、37はポンプ36の吐出口部、38は吐
出口部37と冷却室10の流入口部18とを接続した配
管、39は冷却室10の流出口部19とラジエータ40
の入口部41とを接続した配管、43はラジエータ40
の出口部42とタンク35の戻口部44とを接続した配
管である。よって、冷却液16がタンク35に入れられ
た状態において、自動車のバッテリからの電力で駆動す
るモータまたはエンジンの駆動でベルトを介して駆動す
るいずれかの駆動手段により、ポンプ36が駆動する
と、冷却液16がタンク35よりポンプ36、吐出口部
37、配管38、流入口部18、冷却室10、流出口部
19、配管39、入口41、ラジエータ40、出口4
2、配管43、戻口部44を順に経由してタンク35に
戻る。この冷却液16の循環する過程で、冷却室10に
おいて、冷却液16が発電動作により固定子60と回転
磁極子67と励磁子71と電圧調整器81と整流器83
などの部品より生じた熱を熱交換により奪う。そして、
暖まった冷却液16はラジエータ40における熱交換に
より熱を放出して冷える。
が後ブラケット3と冷却カバー8との2つの別部品によ
り発電機ケース1の外側に部品室4と隔絶された形態に
形成されたので、冷却液16による冷却機能部分が簡単
な構造に形成できる。
の後ブラケット3とそれよりも一回り大きな椀形の冷却
カバー8とが同じ向きで互いに被せ合され、後ブラケッ
ト3のフランジ部5と冷却カバー8のフランジ部9とが
重ね合され、フランジ部5とフランジ部9との合せ面が
発電機軸63と交差する方向となり、冷却室10が後ブ
ラケット3と冷却カバー8との間に密封状に形成され、
フランジ部5とフランジ部9との合せ面に介在されたシ
ール部材15より半径方向外側において、ボルト17が
フランジ部5とフランジ部9とを締結している。よっ
て、冷却液16の漏れ防止用のシール部材がボルト17
周りより省略することができ、構造が簡単である。
機ケース1が熱伝導の良い材料により形成されたので、
部品室4の内部に格納された固定子60や回転磁極子6
7および励磁子71などの部品より発生した熱が発電機
ケース1を経由して外部に放熱される。特に、後ブラケ
ット3は冷却室10の一部を形成したので、冷却室10
の内部を流れる冷却液16による冷却作用が向上でき
る。
カバー8が熱伝導の良い材料により形成されたので、冷
却カバー8に配置された電圧調整器81と整流器83な
どの部品より生じた熱が冷却カバー8を経由して冷却室
10の内部を流れる冷却液16に効率良く放熱できる。
ラケット3とボルト25の頭部との間にシール部材26
は必要であるものの、励磁子71を後ブラケット3に取
付けた熱伝導の良いボルト25の頭部が冷却室10を流
れる冷却液16に触れるので、励磁子71より発生した
熱が後ブラケット3とボルト25との双方を経由し冷却
室10の内部を流れる冷却液16に効率良く放熱でき
る。
子60が熱伝導の良い電気絶縁材21により前ブラケッ
ト2および後ブラケット3に支持されたので、固定子6
0より発生した熱が前ブラケット2と後ブラケット3と
を経由して効率良く放熱できる。
フィン7が後ブラケット3における周壁の冷却室側面に
形成されたので、固定子60より発生した熱が後ブラケ
ット3と冷却フィン7とを経由して冷却室10の内部を
流れる冷却液16に効率良く放熱できる。
フィン7が後ブラケット3の周方向に延びる環状の形態
であるので、横側冷却部分11において、冷却フィン7
が冷却液16を下部より流出口部19への水の流れを作
るガイドとして働き、冷却液16が横側冷却部分11の
下部より流出口部19へと円滑に流れ、冷却液16によ
る熱交換が良くなる。
フィン13が電圧調整器81と対応し、冷却フィン14
が整流器83と対応し、双方の冷却フィン13,14が
冷却カバー8の冷却室側面に設けられたので、電圧調整
器81より発生した熱および整流器83より発生した熱
が冷却カバー8と冷却フィン13,14を経由して縦側
冷却部分11の内部を流れる冷却液16に効率良く放熱
できる。
調整器81が熱伝導の良いヒートシンク27と熱伝導の
良い熱伝導体28とを介して冷却カバー8に積層状に取
付けられたので、電圧調整器81より発生した熱が冷却
カバー8に効率良く伝達できる。
器83が熱伝導の良いヒートシンク29と熱伝導の良い
熱伝導体30とを介して冷却カバー8に積層状に取付け
られたので、整流器83より発生した熱が冷却カバー8
に効率良く伝達できる。
ラケット3のフランジ部5および冷却カバー8のフラン
ジ部9が前ブラケット2の溝6に嵌め込まれたので、前
ブラケット2と後ブラケット3との合せ位置が決まり、
および、後ブラケット3と冷却カバー8との合せ位置が
決まり、組立が容易である。
に示すように、冷却室10には自動車のエンジン冷却液
系統とは別系統の少なくともタンク35とラジエータ4
0とよりなる冷却系統が接続されたので、発電機の冷却
とエンジンの冷却とが互いに影響し合うことがない無関
係となり、双方の冷却が適切に行える。
ット2が板状に形成されたが、図4に示すように前ブラ
ケット45が椀形に形成されても同様に適用できる。図
4は本発明の実施の形態2に係る車両用ブラシレス交流
発電機を示す断面図である。図4において、前ブラケッ
ト45の開口部の全周より外側に環状に突出したフラン
ジ部46と後ブラケット3のフランジ部5とが合掌状に
組合さられて、部品室4が前ブラケット45と後ブラケ
ット3とにより形成される。フランジ部5とフランジ部
46とによる合せ面が発電機軸43と交差する方向の面
内に位置している。前ブラケット45およびフランジ部
46はアルミニウムのような熱伝導のよい金属である。
よって、前ブラケット45が椀形に形成されたことによ
り、横側冷却部分12の発電機軸43と平行する方向へ
の寸法が実施の形態1よりも小さくなるが、前ブラケッ
ト2が熱伝導の良い材料により形成されたので、前ブラ
ケット45が部品室4側より伝わった熱をフランジ部4
6よりフランジ部5と後ブラケット3とを順に経由して
冷却室10を流れる冷却液16に高率良く放熱できる。
ば、前ブラケットとの共働により部品室を形成する椀形
の後ブラケットには椀形の冷却カバーが後ブラケットと
同じ向きで被せられ、後ブラケットの開口部に設けられ
たフランジ部と冷却カバーの開口部とが重ね合されたこ
とにより、後ブラケットと冷却カバーとの間には冷却室
が部分室と隔絶された形態に形成されたので、冷却室が
後ブラケットと冷却カバーとよるなる2つの部品で形成
でき、冷却液による冷却機能部分が簡単な構造で形成で
きる。
溝と後ブラケットのフランジ部との嵌合により、前ブラ
ケットと後ブラケットとの位置が決まり、組立作業が容
易である。
ランジ部と後ブラケットのフランジ部との合せ面に配置
されたシール部材より外側において、これらのフランジ
部と前ブラケットとが締結部材により結合されたので、
冷却液の漏れ防止のためのシール部材が締結部材周より
不用となり、構造が簡単になる。
溝と後ブラケットのフランジ部と冷却カバーのフランジ
部との嵌合により、前ブラケットと後ブラケットと冷却
カバーとの位置が決まり、組立が容易である。
後ブラケットと冷却カバーとが熱伝導の良い材料により
形成されたので、部品室に格納された発電部品より発生
した熱が熱伝導の良い材料を伝わって部品室より機外に
効率良く放熱でき、発電部品が適切に冷却され、発電部
品が長寿命となる。
ケットに熱伝導の良い電気絶縁材を介して支持されたの
で、固定子より発生した熱を電気絶縁材と後ブラケット
とを経由して冷却室の冷却液に効率良く伝えることがで
きる。
気絶縁材が固定子と後ブラケットとの隙間に充填固化さ
れたので、固形の電気絶縁材を固定子と後ブラケットと
の隙間に挟込む場合に比べ、電気絶縁材が隙間のすみず
みまで行き渡り、電気絶縁材が固定子より発生した熱を
後ブラケットに効率良く伝えることができる。
気絶縁材が前ブラケットに形成された充填口部より前ブ
ラケットと後ブラケットと固定子との隙間に充填固化さ
れたので、電気絶縁材が固定子より発生した熱を前ブラ
ケットと後ブラケットとに効率良く伝えることができ
る。
とは反対側の面には電圧調整器が熱伝導の良い敷物を介
して取付けられので、電圧調整器が保護カバーで覆われ
た電気的に安全な形態であっても、電圧調整器より発生
した熱が敷物と冷却カバーとを経由して冷却室の冷却液
に効率良く放熱できる。
室とは反対側の面には整流器が熱伝導の良い敷物を介し
て取付けられたので、整流器より発生した熱が敷物と冷
却カバーとを経由して冷却室の冷却液に効率良く放熱で
きる。
ラケットに熱伝導の良い締結部材により取付けられたの
で、励磁子より発生した熱が締結部材と後ブラケットと
を経由して冷却室の冷却液に効率良く放熱できる。
に励磁子を取付る熱伝導の良い締結部材の一部が冷却室
に露出したので、励磁子より発生した熱が締結部材を経
由して冷却室の冷却液に効率良く放熱できる。
の冷却室側面には冷却フィンが設けられたので、部品室
に格納された発電部品より発生した熱が後ブラケットの
冷却フィンより冷却室の冷却液に効率良く放熱できる。
後ブラケットの周方向に沿って環状に形成されので、冷
却フィンが冷却室の冷却液の流れを所定方向にガイド
し、その流れにより、冷却液による熱交換が良くなる。
冷却室側面には冷却フィンが設けられたので、冷却カバ
ーと冷却液との熱交換が効率良くなる。
冷却カバーの冷却室とは反対側の面に取付けられた整流
器に対応して設けられたので、整流器より発生した熱冷
却カバーと冷却フィンとを経由して冷却室の冷却液に効
率良く放熱できる。
冷却カバーの冷却室とは反対側の面に取付けられた電圧
調整器に対応して設けられたので、電圧調整器より発生
した熱冷却カバーと冷却フィンとを経由して冷却室の冷
却液に効率良く放熱できる。
は冷却室に冷却液を導入するための流入口部と冷却室よ
り冷却液を導出するための流出口部とが同一側に設けら
れたので、発電機を自動車やオートバイ等のような車両
に搭載する際、流入口部と流出口部とが上側となるよう
に取付けることにより、車両のエンジン停止に伴う冷却
液の流れが停止した状態であっても、冷却液が冷却室に
満たされており、冷却室に空気層が発生することはな
い。よって、エンジンの再駆動に伴い流れる冷却液への
空気混入を防止し、空気混入による冷却液の冷却機能低
下を防止できる。
両のエンジン冷却系統とは別系統の少なくともタンクと
ラジエータとを備えた冷却系統が接続さたので、発電機
の冷却とエンジンの冷却とが無関係となり、双方の冷却
を適切に行うことができる。また、発電機の冷却系統が
少なくともタンクとラジエータとを備えたので、タンク
で冷却液を補充する構造とし、例えば、交流発電機を自
動車に搭載する場合、自動車の狭いエンジンルームにお
いて、発電機以外の自動車部品との共存下で、タンクを
冷却液の補充に最適な位置に設置し、ラジエータを放熱
に最適な位置に設置することができる。
す断面図。
ク図。
す断面図。
ラケット、4 部品室、7,13,14 冷却フィン、
8 冷却カバー、10 冷却室、16 冷却液、18
流入口部、19 流出口部、21 電気絶縁材、27,
29 ヒートシンク、28,30 熱伝導体、60 固
定子、63 発電機軸、67 回転磁極子、71 励磁
子、81 電圧調整器、83 整流器。
Claims (19)
- 【請求項1】 冷却液による冷却機能を持つ車両用ブラ
シレス交流発電機であって、前ブラケットと開口部より
外側に突出するフランジ部を有する椀形の後ブラケット
とが合掌状に組合されて部品室を形成し、部品室には発
電機軸と固定子と回転磁極子と励磁子とよりなる発電部
品が格納され、後ブラケットには椀形の冷却カバーが後
ブラケットと同じ向きで被せられるとともに冷却カバー
の開口部と後ブラケットのフランジ部とが重ね合された
ことにより後ブラケットと冷却カバーとの間に冷却液に
よる冷却室を密封状に形成したことを特徴とする車両用
ブラシレス交流発電機。 - 【請求項2】 前ブラケットには後ブラケットのフラン
ジ部を嵌合し得る環状の溝が形成されたことを特徴とす
る請求項1記載の車両用ブラシレス交流発電機。 - 【請求項3】 冷却カバーが開口部より外側に突出する
フランジ部を有し、このフランジ部と後ブラケットのフ
ランジ部とが重ね合された合せ面にはシール部材が配置
され、このシール部材より外側において、前記複数のフ
ランジ部と前ブラケットとが締結部材により結合された
ことを特徴とする請求項1記載の車両用ブラシレス交流
発電機。 - 【請求項4】 前ブラケットには後ブラケットのフラン
ジ部と冷却カバーのフランジ部とを嵌合し得る環状の溝
が形成されたことを特徴とする請求項1記載の車両用ブ
ラシレス交流発電機。 - 【請求項5】 前ブラケットと後ブラケットと冷却カバ
ーとが熱伝導の良い材料により形成されたことを特徴と
する請求項1記載の車両用ブラシレス交流発電機。 - 【請求項6】 固定子が後ブラケットに熱伝導の良い電
気絶縁材を介して支持されたことを特徴とする請求項1
記載の車両用ブラシレス交流発電機。 - 【請求項7】 電気絶縁材が固定子と後ブラケットとの
隙間に充填固化されたことを特徴とする請求項6記載の
車両用ブラシレス交流発電機。 - 【請求項8】 前ブラケットが充填口部を有し、この充
填口部より電気絶縁材が前ブラケットと後ブラケットと
固定子との隙間に充填固化されたことを特徴とする請求
項1記載の車両用ブラシレス交流発電機。 - 【請求項9】 冷却室の冷却室とは反対側の面には電圧
調整器が熱伝導の良い敷物を介して取付けられたことを
特徴とする請求項1記載の車両用ブラシレス交流発電
機。 - 【請求項10】 冷却室の冷却室とは反対側の面には整
流器が熱伝導の良い敷物を介して取付けられたことを特
徴とする請求項1記載の車両用ブラシレス交流発電機。 - 【請求項11】 励磁子が後ブラケットに熱伝導の良い
締結部材により取付けられたことを特徴とする請求項1
記載の車両用ブラシレス交流発電機。 - 【請求項12】 締結部材の一部が冷却室に露出したこ
とを特徴とする請求項11記載の車両用ブラシレス交流
発電機。 - 【請求項13】 後ブラケットの冷却室側面には冷却フ
ィンが設けられたことを特徴とする請求項1記載の車両
用ブラシレス交流発電機。 - 【請求項14】 冷却フィンが後ブラケットの周方向に
沿う環状に形成されたことを特徴とする請求項13記載
の車両用ブラシレス交流発電機。 - 【請求項15】 冷却カバーの冷却室側面には冷却フィ
ンが設けられたことを特徴とする請求項1記載の車両用
ブラシレス交流発電機。 - 【請求項16】 冷却フィンが冷却カバーの冷却室とは
反対側の面に取付けられた整流器に対応して設けられた
ことを特徴とする請求項15記載の車両用ブラシレス交
流発電機。 - 【請求項17】 冷却フィンが冷却カバーの冷却室とは
反対側の面に取付けられた電圧調整器に対応して設けら
れたことを特徴とする請求項15記載の車両用ブラシレ
ス交流発電機。 - 【請求項18】 冷却カバーには冷却室に冷却液を導入
するための流入口部と冷却室より冷却液を導出するため
の流出口部とが同一側に設けられたことを特徴とする請
求項1記載の車両用ブラシレス交流発電機。 - 【請求項19】 冷却室には車両のエンジン冷却系統と
は別系統の少なくともタンクとラジエータとを備えた冷
却系統を接続したことを特徴とする請求項1記載の車両
用ブラシレス交流発電機。
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| JP00707199A JP3877894B2 (ja) | 1999-01-13 | 1999-01-13 | 車両用ブラシレス交流発電機 |
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