JP2000210916A - 水硬性無機質成形体の製造方法 - Google Patents

水硬性無機質成形体の製造方法

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JP2000210916A
JP2000210916A JP11018803A JP1880399A JP2000210916A JP 2000210916 A JP2000210916 A JP 2000210916A JP 11018803 A JP11018803 A JP 11018803A JP 1880399 A JP1880399 A JP 1880399A JP 2000210916 A JP2000210916 A JP 2000210916A
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JP
Japan
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permeable sheet
water
suction
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JP11018803A
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Hiroshi Maesako
浩 前迫
Takeshi Kawaguchi
猛 川口
Shuji Yamaoka
修司 山岡
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外観に優れた成形体を安定して製造することが
できる水硬性無機質成形体の製造方法を提供することを
目的としている。 【解決手段】展開ロール33の最小径部分33aを原料
供給装置3に対する透水性シート2の相対移動速度と同
じ周速度以上相対移動速度の3倍の周速度以下で透水性
シート2の相対移動方向に順回転させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水硬性無機質成形
体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】水硬性無機質成形体の製造する方法とし
て、透水性シートを、成形される成形体の一方の面に沿
う形状を有し、多数のサクション孔が穿設されたサクシ
ョン手段のサクション面に沿わせながら一側から他側に
向かって移動させ、かつ、2つの展開ロールが透水性シ
ートの移動方向に並列して設けられた原料供給装置を、
前記透水性シートの移動方向に往復動させながら、展開
ロールと展開ロールとの間から透水性シート上に成形原
料を供給し、両展開ロールによって、供給された成形原
料を展開ロールと、透水性シートとの隙間形状に展開賦
形するとともに、サクション手段によって透水性シート
越しにサクション孔を介して成形原料中の余剰水分を減
圧脱水して得た賦形物を養生硬化するようになっている
製造方法が、特開平6−297422号公報や特開平9
−48014号公報等において既に提案されている。
【0003】すなわち、上記の製造方法によれば、透水
性シートを連続的に移動させ、この透水性シート上に成
形原料を供給しつつ展開ロールで展開賦形するようにし
たので、平板状の成形体は勿論のこと、波板状等をした
横断面凹凸形状をした板状成形体を連続的に製造するこ
とができると言う利点がある。
【0004】ところで、上記のような製造方法によっ
て、波板等の横断面凹凸形状の板状成形体を製造しよう
とした場合、展開ロールも略瓢箪形等の凹凸面形状に合
わせた形状としなければなならない。
【0005】しかしながら、展開ロールを凹凸形状にあ
わせた形状とした場合、展開ロールの凹部(谷部)に対
応する大径部と、凸部(山部)に対応する小径部とで、
その周速度が異なる。特に、大きな凹凸を有する成形体
を製造する場合、大径部と小径部との周速度の差が大き
く、小径部の周速度が原料供給装置に対する透水性シー
トの相対移動速度、すなわち、展開される成形原料の相
対移動速度より遅くなるため、賦形される原料の表面を
こすりながら回転することになり、これが原因で展開賦
形時に展開賦形物の表面がむしれたりして、得られる成
形体の表面にローピング模様等の凹凸が生じる恐れがあ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて、外観に優れた成形体を安定して製造する
ことができる水硬性無機質成形体の製造方法を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる水硬性無
機質成形体の製造方法は、このような目的を達成するた
めに、透水性シートを、成形される成形体の一方の面に
沿う形状を有し、多数のサクション孔が穿設されたサク
ション手段のサクション面に沿わせた状態で一側から他
側に向かって移動させつつ、2つの展開ロールが透水性
シートの移動方向に並列して設けられた原料供給装置
を、前記透水性シートの移動方向に往復動させながら、
展開ロールと展開ロールとの間から透水性シート上に成
形原料を供給し、供給された成形原料を両展開ロールに
よって、展開ロールと、透水性シートとの隙間形状に展
開賦形するとともに、サクション手段によって透水性シ
ート越しにサクション孔を介して成形原料中の余剰水分
を減圧脱水するようになっている水硬性無機質成形体の
製造方法において、展開ロールの最小径部分を原料供給
装置に対する透水性シートの相対移動速度と同じ周速度
以上相対移動速度の3倍の周速度以下で透水性シートの
相対移動方向に順回転させるようにした。
【0008】本発明において、透水性シートは、特に限
定されないが、フェルトや不織布等で形成されていて、
無端ベルト状にすることが好ましい。また、透水性シー
トは、成形原料が供給される部分でサクション手段のサ
クション面に沿う形状になれば、特に問題はないが、あ
らかじめサクション手段のサクション面に沿う形状に成
形されていても構わない。
【0009】サクション手段は、特に限定されないが、
サクション面を備えたサクションボックスをチェーンな
どを介して無端状に接続し、透水性シートと等速度で動
くようにすることが好ましい。成形原料は、セメントス
ラリー等の公知の水硬性無機質成形体の製造に使用され
るものであれば、特に限定されない。
【0010】また、得られた成形体は、特に限定されな
いが、成形終了後、所定の条件で一定時間養生硬化さ
せ、そののち、必要に応じて塗装を施すこともできる。
展開ロールの回転速度は、最小径部が展開ロールに対す
る透水性シートの相対移動速度と同じ速度以上3倍の周
速度以下に限定される。
【0011】すなわち、透水性シートの相対移動速度よ
り遅い周速度にすると、展開ロールと成形原料表面との
間にこすれが生じる。一方、最小径部の相対速度の3倍
を越えると、原料供給機の往復動の切り替え点で展開ロ
ールの回転方向が切り替わる際に速度差が大きくなり、
成形原料のはね上げが生じ外観が悪くなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図面を参照しつつ詳しく説明する。
【0013】
【実施例】以下に、本発明の実施例をより詳しく説明す
る。図1は本発明の製造方法を実施するのに用いる製造
装置の1例をあらわしている。
【0014】図1に示すように、この製造装置1は、透
水性シート2と、原料供給装置3と、サクション手段4
とを備え、図2に示すような波形をした成形体Fを成形
できるようになっている。すなわち、透水性シート2
は、透水性を有し、無端ベルト状になっていて、駆動ロ
ール21と多数のガイドロール22を介して図1の矢印
X方向に一定速度で回転するようになっている。
【0015】なお、駆動ロール21およびガイドロール
22は、図示していないが、山部と谷部とが交互に配置
された略瓢箪形をしている。したがって、透水性シート
2は、成形される成形体Fの一方の面の波形状に形付け
されながら駆動ロール21の駆動力によって矢印X方向
に回転するようになっている。
【0016】サクション手段4は、図1に示すように、
減圧ボックス5と多数のサクションボックス6とを備え
ている。
【0017】多数のサクションボックス6は、環状にな
ったチェーン(図示せず)を介して無端ベルト状に連結
されていて、このチェーンが掛けられたスプロケット6
1,61が回転駆動することによって透水性シート2と
同じ回転方向に等速度で回転するようになっていて、透
水性シート2の上側平行部分と平行になった時に、図3
に示すように、各サクションボックス6のサクション面
62が透水性シート2の下面に密着するようになってい
るとともに、サクション面62の両側に立ち上がるよう
に設けられた立上壁66a,66bによって透水性シー
ト2の幅方向のずれを防止するようになっている。
【0018】また、サクション面62は、図3に示すよ
うに、成形される成形体の一方の面の波形状に沿う形状
に形成されていて、多数のサクション孔63が穿設され
ている。さらに、サクションボックス6の底面側には、
後述する減圧ボックス5の減圧孔51に連通する通気孔
64が設けられている。
【0019】一方、減圧ボックス5は、図3に示すよう
に、サクションボックス6を下側から受けるようになっ
ていて、減圧孔51がその上面に設けられているととも
に、図示していないが、真空ポンプやブロアーなどの減
圧手段に接続されている。そして、図1に示すように、
減圧孔51の前後には、サクションボックス6の通気孔
64を塞ぐようにサクションボックス6を受ける前部蓋
状部52および後部蓋状部53が設けられている。
【0020】すなわち、サクション手段4は、サクショ
ンボックス6が、スプロケット61の回転駆動によって
減圧ボックス5上に移動してきて、まず、通気孔64が
前部蓋状部52によって一旦気密状態に減圧ボックス5
に受けられる。そして、サクションボックス6がさらに
移動し、通気孔64と減圧孔51とが連通すると、サク
ションボックス6内が減圧ボックス5からの減圧によっ
て減圧され、サクション面62に設けられたサクション
孔63から透水性シート2越しに成形原料中の余剰水分
を減圧脱水できるようになっている。また、サクション
ボックス6が減圧孔51の後端部分(進行方向側の端
部)を完全に通りすぎるまで、後部蓋状部53に受けら
れるようになっている。
【0021】原料供給装置3は、図1に示す移動範囲W
内を透水性シート2の進行方向の前後に往復動するよう
になっていて、図1および図3に示すように、原料供給
管31、展開ロール33,33、および側板(原料流出
防止板)36を備えている。両展開ロール33,33
は、図3に示すように、成形しようとする成形体Fの他
方の面の波形状に一致するように略瓢箪形に形成されて
いて、回転速度が変更自在になっていて、原料供給装置
3の往復動に伴って回転しつつ成形原料を展開するよう
になっている。
【0022】原料供給管31は、展開ロール33,33
の間を臨むように設けられていて、原料タンク(図示せ
ず)から圧送されてくる成形原料を展開ロール33と展
開ロール33の間を通して透水性シート2に供給できる
ようになっている。側板36は、図3に示すように、展
開ロール33,33の両端に対面するように左右に配置
され、サクションボックス6の立上壁66a,66bに
その下端が受けられるようになっている。
【0023】そして、この製造装置1を用いた成形板F
の製造方法は、まず、透水性シート2およびサクション
ボックス6を同一方向に同一速度で回転させるととも
に、減圧ボックス5内を減圧手段で減圧しておく。
【0024】つぎに、移動範囲W内を往復動する原料供
給装置3によって、透水性シート2上に成形原料8を供
給し、展開ロール33,33によって展開賦形すると同
時に成形原料8中の余剰水分を透水性シート2越しにサ
クション孔63から脱水し、断面波形の展開賦形物81
を連続的に展開賦形する。しかも、展開ロール33,3
3を各展開ロール33の最小径部33aの周速度が常
に、原料供給装置3に対する透水性シート2の相対移動
速度と同調以上3倍以下になるように透水性シート2の
相対移動方向に順回転させながら展開賦形するようにな
っている。
【0025】すなわち、原料供給装置3が透水性シート
2と同じ方向に移動する時は、展開ロール33が低速度
で回転し、原料供給装置3が透水性シート2と逆方向に
移動する時は、展開ロール33が高速度で回転するよう
に展開ロール33の回転速度を切り替えるようになって
いる。そして、このようにして連続的に賦形された展開
賦形物81を所定の長さに切断し、養生硬化させること
によって成形体Fを得るようになっている。
【0026】この製造方法は、以上のように、展開ロー
ルの最小径部分を展開ロールに対する透水性シートの相
対移動速度と同じ周速度以上相対移動速度の3倍の周速
度以下で透水性シートの相対移動方向に順回転させるよ
うにしたので、展開賦形時に、展開ロール33,33と
展開賦形物81表面との摩擦が少なく、展開賦形物81
の表面がむしれたりすることがない。したがって、凹凸
の差が大きい成形体であっても外観に優れた成形体Fと
することができる。
【0027】本発明にかかる水硬性無機質成形体の製造
方法は、上記の実施の形態に限定されない。たとえば、
上記の実施の形態では、波板状の成形体を製造するよう
にしてたが、透水性シート側の面がが平坦で展開ロール
側が凹凸形状など他の形状でも構わない。また、上記の
実施の形態では、サクションボックス6のサクション面
62の両側に立上壁66a,66bを設けるようにして
いたが、立上壁を設けず、原料供給手段3の側壁36の
下端が透水性シート2に摺接させるようにし、この側壁
36によって成形原料8の幅方向へのはみ出しを防止す
るようにしても構わない。
【0028】
【実施例】以下に、本発明の実施例を詳しく説明する。
【0029】(実施例1)最大径部の径が200mm、最
小径部の径が100mmである略瓢箪形の展開ロールを備
えた図1に示す製造装置1を用い、透水性シートの移動
速度を1m/分、原料供給装置の移動速度を、透水性シ
ートの移動方向に4m/分、透水性シートの移動方向と
逆方向に2m/分、減圧ボックス5内の成形時の真空度
が400mmHgとなるように設定するとともに、展開ロー
ルの最小径部の周速度が透水性シートの相対移動速度と
同じになるように展開ロールを透水性シートの相対移動
方向に順回転させるようにして成形体を連続的に成形し
た。
【0030】(実施例2)展開ロールの小径部の周速度
を透水性シートの相対移動速度の1.5倍にした以外
は、実施例1と同様にして成形体を連続的に成形した。 (実施例3)展開ロールの小径部の周速度を透水性シー
トの相対移動速度の2倍にした以外は、実施例1と同様
にして成形体を連続的に成形した。
【0031】(実施例4)展開ロールの小径部の周速度
を透水性シートの相対移動速度の3倍にした以外は、実
施例1と同様にして成形体を連続的に成形した。
【0032】(比較例1)展開ロールの小径部の周速度
を透水性シートの相対移動速度の0.5倍にした以外
は、実施例1と同様にして成形体を連続的に成形した。 (比較例2)展開ロールの小径部の周速度を透水性シー
トの相対移動速度の4倍にした以外は、実施例1と同様
にして成形体を連続的に成形した。
【0033】上記実施例1〜4および比較例1,2で得
られた成形体の外観を目視で評価し、その結果を、小径
部の周速度、大径部の周速度と合わせて表1に示した。
なお、外観評価は、◎が良好、○が成形体の山部良好、
谷部原料漏れ、△が成形体の山部むしれ、谷部良好、×
は全体に原料漏れをそれぞれあらわす。
【0034】
【表1】
【0035】
【発明の効果】本発明にかかる水硬性無機質成形体の製
造方法は、以上のように構成されているので、展開賦形
時に、展開ロールによって展開賦形物表面にこすれ、む
しれ等が生じたり、展開ロールによる成形原料のかき上
げを起こしたりすることがない。したがって、外界の綺
麗な成形体を安定して得ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる水硬性無機質成形体の製造方法
に用いる製造装置の1例を説明する側面図である。
【図2】図1の製造装置で得られる成形体の斜視図であ
る。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【符号の説明】 2 透水性シート 3 原料供給装置 33 展開ロール 33a 最小径部 4 サクション手段 5 減圧ボックス 6 サクションボックス 62 サクション面 63 サクション孔 8 成形原料 81 展開賦形物 F 成形体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透水性シートを、成形される成形体の一方
    の面に沿う形状を有し、多数のサクション孔が穿設され
    たサクション手段のサクション面に沿わせた状態で一側
    から他側に向かって移動させつつ、2つの展開ロールが
    透水性シートの移動方向に並列して設けられた原料供給
    装置を、前記透水性シートの移動方向に往復動させなが
    ら、展開ロールと展開ロールとの間から透水性シート上
    に成形原料を供給し、供給された成形原料を両展開ロー
    ルによって、展開ロールと、透水性シートとの隙間形状
    に展開賦形するとともに、サクション手段によってサク
    ション孔を介して透水性シート越しに成形原料中の余剰
    水分を減圧脱水するようになっている水硬性無機質成形
    体の製造方法において、展開ロールの最小径部分を原料
    供給装置に対する透水性シートの相対移動速度と同じ周
    速度以上相対移動速度の3倍の周速度以下で透水性シー
    トの相対移動方向に順回転させることを特徴とする水硬
    性無機質成形体の製造方法。
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