JP2000211300A - 対象物の識別構造及び識別方法 - Google Patents
対象物の識別構造及び識別方法Info
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Abstract
別性も高い一般に流通する物品に適した安価な対象物の
識別構造及び識別方法を提供する。 【解決手段】 反射層として高分子コレステリック液
晶を用い、かつ光源からの光をその光軸を中心とする対
称位置に回折するホログラムまたは回折格子からなる識
別媒体を対象物の表面に設け、これに光を照射し、その
回折光の対の一方を円偏光フィルタを介して受光し、他
方を直接受光するか、または回折光の対の一方を第1の
特性を有する円偏光フィルタを介して受光し、他方を上
記と相反する第2の特性を有する円偏光フィルタを介し
て受光し、それらの受光結果を比較することにより対象
物の真正性を識別することで、コレステリック液晶によ
る偏光の特性とホログラムによる回折特性とを相乗的に
組み合わせた識別が可能となり、識別性が向上すると共
に円偏光の回折光を検出することにより、反射光を検出
する場合と比較して乱反射光の影響が低減する。。
Description
ド、証書、商品券、絵画、切符、公共競技投票券等の平
面的な対象物または各種立体的な対象物の偽造防止を目
的としてその真正性を識別するための識別媒体及び識別
構造並びに識別方法に関し、特に対象物に設けた識別媒
体を光学的に、かつ機械的に認識することにより、その
真正性を識別するための構造及び方法に関するものであ
る。
にコレステリック液晶を用いる技術がある。
しており、各層での分子長軸方向が互いに平行であり、
かつ層面に平行である。また、各層は少しずつ回転して
重なっており、立体的にスパイラル構造をとる。この方
向因子が360°回転して元へ戻るまでの距離、即ちピ
ッチpと、各層内の平均屈折率nとから、λ=n・pで
表される波長λの円偏光に対して選択的に反射する特徴
を有する。従って、上記各層の液晶の分子長軸方向が、
入射光に対して左回りならば、上記波長λの成分の左円
偏光は反射され、右円偏光は透過する。また、その他の
波長の光は全て透過する。例えば、可視光を吸収する黒
紙の如き材料の上に、赤色の波長λRを反射するコレス
テリック液晶を配置し、太陽光などのランダム光を当て
ると透過光は全て吸収され、波長λRの左円偏光のみが
反射される。
は、コレステリック液晶にランダム光を照射し、反射し
た円偏光をバンドパスフィルタを介して1/4波長板で
直線偏光に変換し、この直線偏光をビームスプリッタで
分割し、各方向の偏光板によって右もしくは左円偏光を
検出するものが開示されている。
を利用する場合、表面の汚損や下地の乱反射によるノイ
ズの影響を受け易いことから、その信頼性を確保し難い
と共に液晶のみではその複製、偽造も容易であり、この
ままでは偽造防止効果が低いという問題がある。また、
右及び左円偏光を各々検出するために反射光を分割する
ために高価なビームスプリッタを用いなければならず、
部品点数が多くなり、装置が大型化すると共にコストが
高騰するという問題もあった。
表面にホログラムを貼付し、これを目視により識別して
その真正性を判定するものもある。また、目視による曖
昧さを解消するべく特定の回折特性を有するホログラム
または回折格子を用い、該ホログラムに所定波長の光を
照射し、その回折光の受光位置の強度、またはそれと他
の位置の受光強度との比較により真正性を判定するもの
も提案されている。
の普及に伴い、ホログラムの製造が容易になり、特に目
視用ホログラムは真正なものと区別のつかない程の複製
(偽造)品が比較的容易に製造されるようになってい
る。そのため、ホログラムによる偽造防止効果が低くな
っていることは否めない。また、ホログラムまたは回折
格子による回折光を検出する場合、その受光強度、また
はそれと他の位置の受光強度との比較値が所定の閾値を
越えているか否かで判定するが、回折光方向以外の上記
他の位置にも受光素子を設けなければならず、装置が大
型化し、コストが高騰すると共に表面の汚損などによる
乱反射や光量不足でエラーが発生し易いという問題もあ
る。
一般に流通する物品に適するものが少なく、新規な偽造
防止技術の開発が望まれていた。
点を解決するべく案出されたものであり、偽造が極めて
困難であり、かつその識別性も高い一般に流通する物品
に適した安価な対象物の識別構造及び識別方法を提供す
ることを目的とする。
に設けられた識別媒体を識別装置をもって光学的に認識
することにより前記対象物の真正性を識別するための対
象物の識別構造であって、前記識別媒体が、反射層に高
分子コレステリック液晶を有し、かつ光源からの光をそ
の光軸を中心とする一対または複数対の対称位置に回折
して反射する反射型ホログラムまたは回折格子からな
り、前記識別装置が、光源と、該光源を中心とする対称
に、かつ識別時に前記回折光の光路と一致する位置に設
けられた一対または複数対の受光部とを有し、前記対を
なす前記受光部の一方と識別時に於ける前記識別媒体と
の間にのみ偏光フィルタ及び波長板からなる円偏光フィ
ルタが設けられるか、または前記対をなす前記受光部の
一方と識別時に於ける前記識別媒体との間に第1の円偏
光フィルタ特性を有する第1の円偏光フィルタが設けら
れ、かつ他方の受光部と識別時に於ける前記識別媒体と
の間には前記第1のフィルタ特性と相反する第2の円偏
光フィルタ特性を有する第2の円偏光フィルタが設けら
れたことを特徴とする対象物の識別構造、及び反射層に
高分子コレステリック液晶を有し、かつ光源からの光を
その光軸を中心とする一対または複数対の対称位置に回
折して反射する反射型ホログラムまたは回折格子からな
る識別媒体を対象物に設け、これに光を照射し、その回
折光の対の一方を波長板及び偏光フィルタからなる円偏
光フィルタを介して受光し、他方を直接受光するか、ま
たは前記回折光の対の一方を第1の円偏光フィルタ特性
を有する円偏光フィルタを介して受光し、他方を前記第
1の円偏光フィルタ特性と相反する第2の円偏光フィル
タ特性を有する円偏光フィルタを介して受光し、それら
の受光結果を比較することにより前記対象物の真正性を
識別することを特徴とする対象物の識別方法を提供する
ことにより達成される。
ても高分子コレステリック液晶からの出射光(回折光)
を分割でき、しかも本発明の場合、ホログラムまたは回
折格子の下地が高分子コレステリック液晶であるため、
ノイズはその殆どが正反射方向に生じることから、入射
光の正反射方向とは異なる回折光にはノイズが殆ど混じ
ることがない。
光すれば良く、受光素子を削減できると共に単に回折光
の受光強度ではなく対をなす回折光をその偏光特性に応
じて一方のみフィルタリングし、または互いに相反する
円偏光フィルタによりフィルタリングして比較すること
で、対の一方の受光強度と他方の受光強度との差が明確
に現れ、例え全体の受光強度が低くても確実にその真正
性を判定できる。更に、光源からの光を円偏光にするこ
とで上記フィルタリングした場合の受光強度差が一層明
確に現れる。
ック液晶とは固体同様に形状保持可能であり、ホログラ
ムまたは回折格子の反射層として用いることができる分
子量であることを条件とするものであり、また、その光
学的特性も磁界、電界、温度等の環境変化によらず安定
なものであり、この点低分子コレステリック液晶とは異
なるものである。
について説明する。
1及び識別装置10から構成される本発明が適用された
識別構造の第1の実施形態を示す斜視図である。ホログ
ラム箔1を、例えばホットスタンプ法によってカード、
パスポート、証券、商品券等の対象物Xの所定の位置ま
たは全体に1つまたは2つ以上貼り付ける。ここで、ホ
ットスタンプとは、装飾薄膜を瞬間的な熱と圧力とによ
り対象物の表面に転写する方法である。
象物Xの表面への接着層2、反射層としての高分子コレ
ステリック液晶層3、ホログラム形成層4及び保護層5
を積層したものであり、ホットスタンプ押圧時にその圧
力及び熱により図示されないベースフィルムから剥離層
を兼ねる保護層5が離れ、ホログラム箔1が対象物Xに
転写される。
ように中央にランダム光を出力する光源11が配置さ
れ、一対の受光部12a、12bが光源11を中心とす
る対称位置に配置されている。また、図3(b)に示す
ように、識別時に於ける一方の受光部12aとホログラ
ム箔1との間、即ち受光部12aの前面にのみ偏光フィ
ルタ14及び1/4波長板15からなる円偏光フィルタ
13が配置されている。更に、受光部12aの円偏光フ
ィルタ13の前面及び受光部12bの前面には特定波長
の光、例えば緑色の光のみを透過するバンドパスフィル
タ17、18が設けられている。このバンドパスフィル
タ17、18の配置は任意であり、特定波長の光源を用
いる場合や特定波長のノイズを除去するような環境に応
じて設けることによりその識別性が向上するものであ
る。
対象物Xが図1の矢印の方向に搬送され、これにより識
別装置10がホログラム箔1を走査するものとする。
の各格子の延在方向が対象物Xの搬送方向、即ち走査方
向と直交しており、該ホログラム箔1に正対する方向か
ら入射した光を走査方向前後斜め上方に、かつ入射光軸
を中心に対称となるように回折するようになっている。
また、受光部12a、12bは上記回折光を受光するべ
く走査方向に沿って設けられている。
が光源11を中心に対称であり、かつホログラム箔1の
回折光を受光し得るようになっていれば、受光部12
a、12b及びホログラム箔1の回折格子の各格子の延
在方向は任意で良いが、例えば正対する方向から入射し
た光を、走査方向左右に回折し、これを受光する場合、
その回折方向については、ミラー、プリズム等の光学素
子で模倣し易い。ところが、ホログラム箔1に正対する
方向から入射した光を、そのホログラム箔1の略全域に
亘り走査方向前後の所定の位置に反射するように対象物
Xに光学素子を配置するのは極めて困難であることか
ら、正対する方向から入射した光を、走査方向前後斜め
上方に回折し、これを受光するような構造が望ましい。
分子コレステリック液晶層3が右円偏光のみを反射し、
円偏光フィルタ13は右円偏光のみを透過して左円偏光
をカットする第1のパターンと、ホログラム箔1の高分
子コレステリック液晶層3が上記同様右円偏光のみを反
射し、円偏光フィルタ13は左円偏光のみを透過し、右
円偏光をカットする第2のパターンとを想定し、以下に
その作動要領について説明する。これら第1及び第2の
パターンの中で左右円偏光の左右を逆にしたり、ホログ
ラム箔1の高分子コレステリック液晶層3が左円偏光の
みを反射するものとしても、その作用・効果は同様であ
るためそれらのパターンについての説明は省略する。
ック液晶層3が右円偏光のみを反射し、円偏光フィルタ
13は右円偏光のみを透過し、左円偏光をカットする第
1のパターンでは、対象物Xの搬送によるホログラム箔
1の走査に伴い、受光部12aへの回折光はカットされ
ないため、受光部12aの受光強度Aと、受光部12b
の受光強度Bとは略等しくなる(A/B≒1)。また、
ホログラム箔1を模倣するべく高分子コレステリック液
晶層が設けられていないホログラムまたは回折格子を用
いた場合、受光部12aへの回折光の左円偏光分がカッ
トされるため、受光部12aの受光強度Aが受光部12
bの受光強度Bの約半分になる(A/B≒1/2)。こ
れにより、その真正性の判定が容易にできる。受光部1
2a、12bの受光強度を図4(a)に示す。云うまで
もなく他の光学素子による反射では通常受光部12a、
12bに受光されず、ミラー、プリズム等の角度調整に
より受光されたとしても高分子コレステリック液晶層が
設けられていないホログラムまたは回折格子と同様に受
光部12aへの回折光の左円偏光分がカットされるた
め、受光部12aの受光強度Aが受光部12bの受光強
度Bの約半分になる(A/B≒1/2)。尚、以下の説
明に於いても同様に対象物Xにホログラム箔1に代えて
光学素子を用いた場合の判別は容易であるので光学素子
を用いた場合の説明は省略する。
ック液晶層3は右円偏光のみを反射し、円偏光フィルタ
13は左円偏光のみを透過し、右円偏光をカットする第
2のパターンでは、対象物Xの搬送によるホログラム箔
1の走査に伴い、受光部12aへの回折光が全てカット
されるため、受光部12aの受光強度Aに比較して受光
部12bの受光強度Bが著しく大きくなる(A/B≒
0)。また、高分子コレステリック液晶層が設けられて
いないホログラムまたは回折格子を用いた場合、受光部
12aへの回折光の右円偏光分がカットされるため、受
光部12aの受光強度Aが受光部12bの受光強度Bの
約半分になる(A/B≒1/2)。これによりその真正
性の判定が容易にできる。この場合の受光部12a、1
2bの受光強度を図4(b)に示す。
に、上記円偏光フィルタ13が右円偏光のみを透過し、
左円偏光をカットする第1のパターンで、右円偏光のみ
を透過し、左円偏光をカットする円偏光フィルタ19を
光源11とホログラム箔1との間に設け、光源を右円偏
光としても良い。この場合、対象物Xの搬送によるホロ
グラム箔1の走査に伴い、受光部12aへの回折光はカ
ットされないため、受光部12aの受光強度Aと、受光
部12bの受光強度Bとは略等しくなる(A/B≒
1)。また、高分子コレステリック液晶層が設けられて
いないホログラムまたは回折格子では、回折光が左円偏
光となり、受光部12aへの回折光は全てカットされる
ため、受光部12bの受光強度が受光部12aの受光強
度よりも著しく大きくなる(A/B≒0)。これによ
り、その真正性の判定が容易にできる。このときの受光
部12a、12bの受光強度を図6(a)に示す。
のみを透過し、右円偏光をカットする第2のパターン
で、光源を右円偏光とした場合、対象物Xの搬送による
ホログラム箔1の走査に伴い、受光部12aへの回折光
が全てカットされるため、受光部12aの受光強度Aに
比較して受光部12bの受光強度Bが著しく大きくなる
(A/B≒0)。また、高分子コレステリック液晶層が
設けられていないホログラムまたは回折格子では、回折
光が左円偏光となり、受光部12aへの回折光はカット
されないため、受光部12aの受光強度Aと、受光部1
2bの受光強度Bとは略等しくなる(A/B≒1)。こ
れによりその真正性の判定が容易にできる。受光部12
a、12bの受光強度を図6(b)に示す。
ログラム箔1の高分子コレステリック液晶層3が左円偏
光のみを反射するものとすれば、上記第1のパターンの
出力結果と第2のパターンの出力結果が逆になるのみで
ある。
ンダム光をそのまま光源とする場合よりも受光部12a
の出力結果と受光部12bの出力結果との違いが大きく
なることから出力のS/N比が大きくなり、汚れ等の影
響を殆ど受けずに確実な識別ができるようになる。以下
の実施形態についても同様である。
の実施形態を示す図3(a)及び図3(b)と同様な図
である。本構成では円偏光フィルタ24が右円偏光のみ
を透過し、左円偏光をカットする第1のパターンの識別
装置20と、円偏光フィルタ25が左円偏光のみを透過
し、右円偏光をカットする第2のパターンの識別装置2
1とを走査方向に沿って直列に配置し、順番に識別する
ようにしたものである。ホログラム箔1の高分子コレス
テリック液晶層3は右円偏光のみを反射するものとす
る。この場合、対象物Xの搬送によるホログラム箔1の
走査に伴い、識別装置20にて識別が行われるが、その
受光部22aへの回折光は円偏光フィルタ24によって
はカットされず、受光部22aの受光強度Aと、受光部
22bの受光強度Bとは略等しくなる(A/B≒1)。
続いて、識別装置21にて識別が行われるが、その受光
部23aへの回折光は円偏光フィルタ25によって全て
カットされるため、受光部23aの受光強度Cに比較し
て受光部23bの受光強度Dが著しく大きくなる(C/
D≒0)。
られていないホログラムまたは回折格子では、受光部2
2aへの回折光の右円偏光分、受光部23aへの回折光
の左円偏光分がカットされ、受光部22aの受光強度A
が受光部22bの受光強度Bの約半分になる(A/B≒
1/2)と共に受光部23aの受光強度Cが受光部23
bの受光強度Dの約半分になる(C/D≒1/2)。こ
れらの結果から真正性の判定が容易にできる。
23aの受光強度Cとを用いて(A−C):(A+C)
を求め、これを真正性の判定に用いても良い。即ち、高
分子コレステリック液晶層が設けらたホログラムまたは
回折格子では、A≒1、C≒0であるため、(A−
C):(A+C)≒1:1となるが、高分子コレステリ
ック液晶層が設けられていないホログラムまたは回折格
子では、受光部22aへの回折光の右円偏光分、受光部
23aへの回折光の左円偏光分がカットされ、A≒Cと
なり、(A−C):(A+C)≒0:X(Xは測定値に
応じた任意の値)となる。この結果から真正性の判定が
容易にできる。
状を一方の側面が入射光と平行であり、他方が傾斜する
ような鋸歯状に細工したものを用いて、受光部22b、
23b側に殆ど回折する場合を想定しても、受光部23
aの受光強度Cに比較して受光部23bの受光強度Dが
著しく大きくなる(C/D≒0)ものの、受光部22a
の受光強度Aに比較して受光部22bの受光強度Bも著
しく大きくなる(A/B≒0)となるため、真正なホロ
グラム箔1との判別が容易にできる。また、逆に受光部
22a、23a側に殆ど回折する場合を想定しても、受
光部22aの受光強度Aと受光部22bの受光強度Bと
が略等しくなる(A/B≒1)ものの、受光部23aの
受光強度Cと受光部23bの受光強度Dとも略等しくな
る(C/D≒1)となるため、真正なホログラム箔1と
の判別が容易にできる。この回折方向毎の光量を調整す
る構造は、回折格子の各格子の形状を鋸歯状に細工する
のに高度な加工技術及び高いコストを必要とする割に
は、本発明のように偏光方向による識別も併せて行う以
上、本発明による他の構成でもその識別を容易に行うこ
とができる。
ように、円偏光フィルタ24が右円偏光のみを透過し、
左円偏光をカットする第1のパターンの識別装置20の
光源20aとホログラム箔1との間に、右円偏光のみを
透過し、左円偏光をカットする円偏光フィルタ28を設
け、円偏光フィルタ25が左円偏光のみを透過し、右円
偏光をカットする第2のパターンの識別装置21の光源
21aとホログラム箔1との間に、左円偏光のみを透過
し、右円偏光をカットする円偏光フィルタ29を設けて
も良い。ホログラム箔1の高分子コレステリック液晶層
3は右円偏光のみを反射するものとする。この場合、対
象物Xの搬送によるホログラム箔1の走査に伴い、識別
装置20にて識別が行われるが、光源20aからの光が
右円偏光のみであり、受光部22aへの回折光は円偏光
フィルタ24によってはカットされず、受光部22aの
受光強度Aと受光部22bの受光強度Bとが略等しくな
る(A/B≒1)。続いて、識別装置21にて識別が行
われるが、光源20aからの光が左円偏光のみであるた
め、ホログラム箔1から回折光は出射されず、受光部2
3aの受光強度Cと受光部23bの受光強度Dとは共に
略0となる(C≒0、D≒0)。
られていないホログラムまたは回折格子では、識別装置
20での識別時、光源20aからの右円偏光が回折時に
左円偏光となり、円偏光フィルタ25によって受光部2
2aへの回折光が殆どカットされ、受光部22aの受光
強度Aに比較して受光部22bの受光強度Bが著しく大
きくなる(A/B≒0)。続いて、識別装置21での識
別時、光源21aからの左円偏光が回折時に右円偏光と
なり、受光部23aへの回折光が殆どカットされ、受光
部23aの受光強度Cに比較して受光部23bの受光強
度Dが著しく大きくなる(C/D≒0)。これらの結果
から真正性の判定が容易にできる。
1つの光源を有する1つの識別装置で識別する場合、例
えば光源として右円偏光を用いると、上記したようにそ
の出力のS/N比は高くなるものの、例えば高分子コレ
ステリック液晶層が設けられていないホログラムまたは
回折格子の表面に位相差が1/2になるようなテープな
どを貼付すると、その回折光は高分子コレステリック液
晶層が設けられたものと同様な右円偏光となるため、本
発明によるホログラム箔1と同様な出力結果となる。と
ころが、本構成のように、各々相反する円偏光の光源を
有する複数の識別装置を用いれば、高いS/N比を確保
しつつ位相差が1/2になるようなテープなどを貼付し
たものをも容易に識別できる。
レステリック液晶層が設けられていないホログラムまた
は回折格子の表面に位相差が1/2になるようなテープ
などを貼付したものを走査した場合、識別装置20での
識別時、光源20aからの右円偏光は回転せずに回折す
ることから受光部22aの受光強度Aと受光部22bの
受光強度Bとが略等しくなる(A/B≒1)。続いて、
識別装置21での識別時、光源21aからの左円偏光は
回転せずに回折することから受光部23aの受光強度C
と受光部23bの受光強度Dとが略等しくなる(C/D
≒1)。これらの結果はホログラム箔1の識別結果とは
異なるため、その真正性の判定が容易にできる。受光部
22a、22b、23a、23bの受光強度を図9に示
す。
センサを2個使用することによってそのコストは全く異
なる2種類のセンサを2つ用いる場合に比較して低廉に
なっている。
により検出結果のS/N比を高くすることができる点に
ついては以下の実施形態についても同様であるのでその
構成及び作用・効果の説明を省略する。
識別と2つめの識別装置21による識別とが時間的にず
れていることから、例えば識別媒体を差し替えるなどの
不正も考えられるが、図10(a)、図10(b)に示
すように、2組の識別装置24、25を傾斜させて配置
し、一方の光源からの照射光を他方の受光部に入射させ
るような構成とすれば、同時に回折光の受光が可能とな
り、上記したような不正も防止できる。以下の実施形態
もその点は同様である。
別媒体としてのホログラム箔31の形状を模式的に示す
平面図であり、図12は図3(a)と同様な図である。
本構成ではホログラム箔31が、回折角度は同じである
が、回折方向の異なる2種類の回折格子からなる微小な
領域31a、31bを交互に千鳥配置することにより構
成されている。これらの領域31a、31bは光の照射
時にスポット内に多数の領域31a、31bが均等に含
まれるように光源のスポット径よりも十分に小さくなっ
ている。領域31aの回折格子は、その各格子の延在方
向が走査方向と直交しており、正対する方向から入射し
た光を、走査方向前後斜め上方に、かつ入射光軸を中心
に対称となるように回折するようになっている。また、
領域31bの回折格子は、その各格子の延在方向が走査
方向と平行であり、正対する方向から入射した光を、走
査方向左右斜め上方に、かつ入射光軸を中心に対称とな
るように回折するようになっている。尚、ホログラム箔
31の反射層としての高分子コレステリック液晶層は上
記同様右円偏光のみを回折するものとする。
して互いに直交する2対の受光部42a、42b及び4
3a、43bを有している。受光部42a、42bは上
記領域31aの回折光を受光するべく走査方向に沿って
設けられている。また、受光部43a、43bは上記領
域31bの回折光を受光するべく走査方向と直交する方
向に沿って設けられている。そして、対をなす受光部4
2a、42bのうち一方の受光部42aの前面には、右
円偏光のみを透過し、左円偏光をカットする円偏光フィ
ルタ45が設けられ(第1のパターン)、対をなす受光
部43a、43bのうち一方の受光部43aの前面に
は、左円偏光のみを透過し、右円偏光をカットする円偏
光フィルタ46が設けられている(第2のパターン)。
走査に伴い、対をなす受光部42a、42bには領域3
1aから右円偏光が回折されるが、これは円偏光フィル
タ45ではカットされないため、受光部42aの受光強
度Aと、受光部42bの受光強度Bとは略等しくなる
(A/B≒1)。また、対をなす受光部43a、43b
には領域31bから右円偏光が回折されるが、円偏光フ
ィルタ46で全てカットされるため、受光部43aの受
光強度Cに比較して受光部43bの受光強度Dが著しく
大きくなる(C/D≒0)。これらの結果から真正性の
判定が容易にできる。
いないホログラムまたは回折格子では、受光部42aへ
の回折光の左円偏光分及び受光部43aへの回折光の右
円偏光分がカットされるため、受光部42a及び受光部
43aの受光強度A、Cが各々受光部42b及び受光部
43bの受光強度B、Dの約半分になる(A/B≒C/
D≒1/2)。
ク液晶層が設けられておらず、回折格子の各格子の形状
を加工して対の一方の受光部に光を回折するようにした
場合、受光部42aの受光強度Aと、受光部42bの受
光強度Bとの関係がA/B≒1、かつ受光部43aの受
光強度Cと及び受光部43bの受光強度Dとの関係がC
/D≒0とはならず、A/BまたはC/Dのいずれかが
1/2程度となる。これにより真正なホログラム箔31
との識別ができる。
びそれと直交する方向の組み合わせとしたが、任意な方
向に設定して良いことは云うまでもない。また、回折方
向を3方向以上に設定し、受光部の対をそれに応じて設
けても良い。
別媒体としてのホログラム箔51の形状を模式的に示す
平面図であり、図14(a)は図3(a)と同様な図、
図14(b)は図3(b)と同様な図である。本構成で
はホログラム箔51が、回折方向は同じであるが、回折
角度の異なる、即ち格子間ピッチの異なる2種類の回折
格子からなる微小な領域51a、51bを交互に千鳥配
置することにより構成されている。これらの領域51
a、51bは上記同様に光の照射時にスポット内に多数
の領域51a、51bが均等に含まれるように光源のス
ポット径よりも十分に小さくなっている。領域51aの
回折格子は、上記実施形態の領域31aと同様に、その
各格子の延在方向が走査方向と直交しており、正対する
方向から入射した光を、走査方向と直交する面と平行
に、即ち走査方向前後斜め上方に、かつ入射光軸を中心
に対称となるように回折するようになっている。また、
領域51bの回折格子は、領域51aと回折方向は同じ
であるが、領域51aの回折格子より格子ピッチが広く
なっており、領域51aの回折格子よりも光源から離れ
た方向に光を回折するようになっている。尚、ホログラ
ム箔51の反射層としての高分子コレステリック液晶層
は上記同様右円偏光のみを回折するものとする。
2a、62bが、上記領域51aの回折光を受光するべ
く光源61を中心として走査方向に沿って対称な位置に
設けられている。また、光源61を中心として受光部6
2a、62bの外側には上記領域51bの回折光を受光
するべく受光部62a、62bが走査方向に沿って対称
な位置に設けられている。そして、受光部62aの前面
には、右円偏光のみを透過し、左円偏光をカットする円
偏光フィルタ65が設けられ(第1のパターン)、受光
部63aの前面には、左円偏光のみを透過し、右円偏光
をカットする円偏光フィルタ66が設けられている(第
2のパターン)。
走査に伴い、対をなす受光部62a、62bには領域5
1aから右円偏光が回折されるが、これは円偏光フィル
タ65ではカットされないため、受光部62aの受光強
度Aと、受光部62bの受光強度Bとは略等しくなる
(A/B≒1)。また、対をなす受光部63a、63b
には領域51bから右円偏光が回折されるが、円偏光フ
ィルタ66で全てカットされるため、受光部63aの受
光強度Cに比較して受光部63bの受光強度Dが著しく
大きくなる(C/D≒0)。これらの結果から真正性の
判定が容易にできる。
いないホログラムまたは回折格子では、受光部62aへ
の回折光の左円偏光分及び受光部63aへの回折光の右
円偏光分がカットされるため、受光部62a及び受光部
63aの受光強度Aが各々受光部62b及び受光部63
bの受光強度Bの約半分になる(A/B≒C/D≒1/
2)。
ク液晶層が設けられておらず、回折格子の各格子の形状
を加工して対の一方の受光部に光を回折するようにした
場合、受光部62aの受光強度Aと、受光部62bの受
光強度Bとの関係がA/B≒1、かつ受光部63aの受
光強度Cと及び受光部63bの受光強度Dとの関係がC
/D≒0とはならず、A/BまたはC/Dのいずれかが
1/2程度となる。これにより真正なホログラム箔51
との判別ができる。
たが、回折角度を3つ以上に設定し、受光部の対をそれ
に応じて設けても良い。また、上記第3の実施形態に示
すような回折方向との組み合わせで一層バリエーション
が増えることは云うまでもない。
示す図3(a)と同様な識別装置の平面図、図15
(b)は図3(b)と同様な識別装置の構成を示す模式
的な側断面図である。本構成では識別装置70は、図1
5(a)に示すように、中央にランダム光を出力する光
源71が配置され、円盤状の受光素子72が光源71を
囲繞するように配置されている。この円盤状受光素子7
2は各々独立して受光する8つの扇形受光部72a、7
2b、72c、72d、72e、72f、72g、72
hに分割されている。これら扇形受光部72a、72
b、72c、72d、72e、72f、72g、72h
は、光源71を中心に対称位置に設けられた受光部72
aと受光部72e、受光部72bと受光部72f、受光
部72cと受光部72f、受光部72dと受光部72h
が、各々対をなし、同時にホログラム箔81からの回折
光を受光するようになっている。
重厚部の各対の一方、即ち扇形受光部72a、72b、
72c、72dの前面にのみ、右円偏光のみを透過し、
左円偏光をカットする第1のパターンの円偏光フィルタ
73が配置されている。更に、円偏光フィルタ73とホ
ログラム箔1との間には受光素子72の全面を覆うバン
ドパスフィルタ77が設けられている。
識別媒体として、4つのホログラム箔81a、81b、
81c、81dが、対象物Xの搬送方向に沿って設けら
れている。各ホログラム箔81a、81b、81c、8
1dは、上記受光素子72の各受光部の対に対応する4
つの方向に各々回折するように設定されている。尚、各
ホログラム箔81a、81b、81c、81dは反射層
としての高分子コレステリック液晶層は右円偏光のみを
回折するものとする。
1a、81b、81c、81dが順番に走査される。そ
して、例えばまず対をなす受光部72a、72eにホロ
グラム箔81aから右円偏光が回折されるが、これは円
偏光フィルタ73ではカットされないため、受光部72
aの受光強度Aと、受光部72eの受光強度Eとは略等
しくなる(A/E≒1)。
ログラム箔82bから右円偏光が回折されるが、これは
円偏光フィルタ73ではカットされないため、受光部7
2bの受光強度Bと、受光部72fの受光強度Fは略等
しくなる(B/F≒1)。
による受光部82cの受光強度Cと、受光部82gの受
光強度Gとは略等しくなり(C/G≒1)、受光部72
dの受光強度Dと、受光部72hの受光強度Hとは略等
しくなる(D/H≒1)。
1c、81dを模倣するべく高分子コレステリック液晶
層が設けられていないホログラムまたは回折格子を用い
た場合、例えばまず対をなす受光部72a、72eへの
回折光の左円偏光分がカットされるため、受光部72a
の受光強度Aが受光部72eの受光強度Eの約半分にな
る(A/E≒1/2)。各受光部の対でも同様に対の一
方の出力が他方の半分になる(B/F≒1/2、C/G
≒1/2、D/H≒1/2)。これにより、その真正性
の判定が容易にできる。
72eとの対にホログラム箔81a、受光部72bと受
光部72fとの対にホログラム箔81b、受光部72c
と受光部72fとの対にホログラム箔81c、受光部7
2dと受光部72hとの対にホログラム箔81dを対応
させたが、その組み合わせは任意に設定して良く、対象
物Xにホログラム箔を上記より多く設けたり、逆に受光
素子72の受光部を更に多分割にしても良い。また、ホ
ログラム箔の組み合わせをデータとして扱うことで、I
D管理や各種データ記録媒体としても利用できる。ま
た、本構成では識別装置を1つとしたが、第3の実施形
態のように光源からの光を相反する円偏光とする2つの
識別装置を搬送方向に並べて配置すれば、その識別を一
層確実に行うことができる。
受光部にのみ円偏光フィルタを設けたが、相反するフィ
ルタ特性の円偏光フィルタを両方の受光部に設けても同
様な判別が可能である。これは例えば図3(a)の構成
で、受光部12aの円偏光フィルタ13を第1の円偏光
フィルタとし、受光部12bの前面にも第2の円偏光フ
ィルタとして円偏光フィルタ13とは相反するフィルタ
特性の円偏光フィルタを設けることであり、即ち、円偏
光フィルタ13が左円偏光をカットし(第1のパター
ン)、受光部12bの前面の第2の円偏光フィルタは右
円偏光をカットする(第2のパターン)ものとする。そ
の場合、受光部12bの受光強度Bに比較して受光部1
2aの受光強度Aが著しく大きくなる(B/A≒0)。
また、高分子コレステリック液晶層が設けられていない
ホログラムまたは回折格子を用いた場合、受光部12a
への回折光の右円偏光分がカットされ、かつ受光部12
bへの回折光の左円偏光分がカットされるため、受光部
12aの受光強度Aと受光部12bの受光強度Bとが略
等しくなる(A/B≒1)。他の実施形態でも同様にそ
の真正性の判定が容易にできる。
をランダム光としたが、レーザ光源としても良いことは
云うまでもない。
発明による対象物の識別構造及び識別方法によれば、反
射層として高分子コレステリック液晶を用い、かつ光源
からの光をその光軸を中心とする一対または複数対の対
称位置に回折して反射する反射型ホログラムまたは回折
格子からなる識別媒体を対象物の表面に設け、これに光
を照射し、その回折光の対の一方を波長板及び偏光フィ
ルタからなる円偏光フィルタを介して受光し、他方を直
接受光するか、または回折光の対の一方を第1の円偏光
フィルタ特性を有する円偏光フィルタを介して受光し、
他方を第1の円偏光フィルタ特性と相反する第2の円偏
光フィルタ特性を有する円偏光フィルタを介して受光
し、それらの受光結果を比較することにより対象物の真
正性を識別することで、コレステリック液晶による偏光
の特性とホログラムによる回折特性とを相乗的に組み合
わせた識別が可能となり、識別性が向上すると共に円偏
光の回折光を検出することにより、反射光を検出する場
合と比較して乱反射光の影響が低減する。更に、媒体側
で回折により光を分割するため、識別装置側に高価なビ
ームスプリッタを用いる必要がなく、部品点数が削減さ
れ、装置が小型化、軽量化すると共に低廉になる。
識別装置から構成される識別構造を示す斜視図。
拡大断面図。
(b)は識別装置の構成を示す模式的な側断面図。
光強度を示すグラフ。
様な図。
光強度を示すグラフ。
装置の平面図、(b)は識別装置の構成を示す模式的な
側断面図。
様な図。
強度を示すグラフ。
変形例を示す図3(a)、図3(b)と同様な図。
式的な平面図。
図3(a)と同様な図。
式的な平面図。
別装置の平面図、(b)は識別装置の構成を示す模式的
な側断面図。
別装置の平面図、(b)は識別装置の構成を示す模式的
な側断面図。
式的な平面図。
Claims (7)
- 【請求項1】 対象物に設けられた識別媒体を識別装
置をもって光学的に認識することにより前記対象物の真
正性を識別するための対象物の識別構造であって、 前記識別媒体が、反射層に高分子コレステリック液晶を
有し、かつ光源からの光をその光軸を中心とする一対ま
たは複数対の対称位置に回折して反射する反射型ホログ
ラムまたは回折格子からなり、 前記識別装置が、光源と、該光源を中心とする対称に、
かつ識別時に前記回折光の光路と一致する位置に設けら
れた一対または複数対の受光部とを有し、 前記対をなす前記受光部の一方と識別時に於ける前記識
別媒体との間にのみ偏光フィルタ及び波長板からなる円
偏光フィルタが設けられるか、 または前記対をなす前記受光部の一方と識別時に於ける
前記識別媒体との間に第1の円偏光フィルタ特性を有す
る第1の円偏光フィルタが設けられ、かつ他方の受光部
と識別時に於ける前記識別媒体との間には前記第1のフ
ィルタ特性と相反する第2の円偏光フィルタ特性を有す
る第2の円偏光フィルタが設けられたことを特徴とする
対象物の識別構造。 - 【請求項2】 前記光源と前記識別媒体との間にも偏
光フィルタ及び波長板からなる円偏光フィルタが設けら
れたことを特徴とする請求項1に記載の対象物の識別構
造。 - 【請求項3】 前記識別装置が、一対の識別装置から
なり、 一方の前記識別装置が、その光源と前記識別媒体との間
に第1の円偏光フィルタ特性を有する円偏光フィルタが
設けられ、かつその対をなす前記受光部の一方と識別時
に於ける前記識別媒体との間にのみ前記第1の円偏光フ
ィルタ特性と同様な円偏光フィルタ特性を有する円偏光
フィルタが設けられたものからなり、 他方の前記識別装置が、その光源と前記識別媒体との間
に前記第1のフィルタと相反する第2の円偏光フィルタ
特性を有する円偏光フィルタが設けられ、かつその対を
なす前記受光部の一方と識別時に於ける前記識別媒体と
の間にのみ前記第2の円偏光フィルタ特性と同様な円偏
光フィルタ特性を有する円偏光フィルタが設けられたも
のからり、 前記各識別装置をもって前記識別媒体を順番に、または
同時に光学的に認識するようになっていることを特徴と
する請求項2に記載の対象物の識別構造。 - 【請求項4】 識別時に於ける前記波長板と前記識別
媒体との間にバンドパスフィルタが更に設けられている
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記
載の対象物の識別構造。 - 【請求項5】 反射層に高分子コレステリック液晶を
有し、かつ光源からの光をその光軸を中心とする一対ま
たは複数対の対称位置に回折して反射する反射型ホログ
ラムまたは回折格子からなる識別媒体を対象物に設け、
これに光を照射し、その回折光の対の一方を波長板及び
偏光フィルタからなる円偏光フィルタを介して受光し、
他方を直接受光するか、または前記回折光の対の一方を
第1の円偏光フィルタ特性を有する円偏光フィルタを介
して受光し、他方を前記第1の円偏光フィルタ特性と相
反する第2の円偏光フィルタ特性を有する円偏光フィル
タを介して受光し、それらの受光結果を比較することに
より前記対象物の真正性を識別することを特徴とする対
象物の識別方法。 - 【請求項6】 前記光源からの光を偏光フィルタ及び
波長板からなる円偏光フィルタを介して前記識別媒体に
照射することを特徴とする請求項5に記載の対象物の識
別方法。 - 【請求項7】 光源と前記識別媒体との間に第1の円
偏光フィルタ特性を有する円偏光フィルタが設けられ、
かつその対をなす前記受光部の一方と識別時に於ける前
記識別媒体との間にのみ前記第1の円偏光フィルタ特性
と同様な円偏光フィルタ特性を有する円偏光フィルタが
設けられた識別装置と、 光源と前記識別媒体との間に前記第1のフィルタと相反
する第2の円偏光フィルタ特性を有する円偏光フィルタ
が設けられ、かつその対をなす前記受光部の一方と識別
時に於ける前記識別媒体との間にのみ前記第2の円偏光
フィルタ特性と同様な円偏光フィルタ特性を有する円偏
光フィルタが設けられた識別装置とをもって前記識別媒
体を順番に、または同時に光学的に認識することを特徴
とする請求項6に記載の対象物の識別方法。
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|---|---|---|---|
| JP31716899A JP4336008B2 (ja) | 1998-11-17 | 1999-11-08 | 対象物の識別構造及び識別方法 |
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| US09/440,683 US6301047B1 (en) | 1998-11-17 | 1999-11-16 | System for optically identifying an object |
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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| JP32708298 | 1998-11-17 | ||
| JP31716899A JP4336008B2 (ja) | 1998-11-17 | 1999-11-08 | 対象物の識別構造及び識別方法 |
| US09/440,683 US6301047B1 (en) | 1998-11-17 | 1999-11-16 | System for optically identifying an object |
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| EP (1) | EP1003126B1 (ja) |
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