JP2000212732A - 真空蒸着装置 - Google Patents
真空蒸着装置Info
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Abstract
り、所定の組成比および目標厚みを有する混合膜を、連
続的、且つ均−に形成できる真空蒸着装置を提供する。 【解決手段】 異なる種類の蒸着材料17を保持可能な
坩堝9と、蒸着材料17を加熱して蒸着させる電子銃4
と、この電子銃4により形成されたフィルム18上の混
合膜にX線を照射するX線発生装置7aと、このX線発
生装置7aにより励起された特性X線の強度を測定する
半導体検出器7bと、混合膜の各成分毎の厚みデータを
出力する測定手段とを備える。
Description
の製造に適する真空蒸着装置に関し、詳しくは、真空槽
内を走行するフィルムに異なる元素からなる混合膜を形
成するための真空蒸着装置に関する。
膜を蒸着・形戒する方法として、例えば特開平2−23
6273号公報に記載されている方法がある。この方法
は、移動する高分子フィルムと直行する方向に、高分子
フィルムの幅方向を越えて対向・配置された横長の蒸発
源に、無走査電子銃から電子線を照射して加熱し、高分
子フィルム上に薄膜を形成させる。そして、電子銃から
電子線を照射する際、電子線が蒸着源の各位置で同じ入
射角度になるように磁界を制御して行うようになってい
る。
をモニタする手段が無いため、例えば、真空槽の真空度
が変化したり、蒸着材料の表面形状が変化するなどによ
り蒸着速度が変化した場合に、蒸着膜の厚みが変化して
一定しないという問題があった。又、この方法は、複数
の蒸着材料を同時に蒸着させて、これらの蒸着材料によ
る混合膜を高分子フィルム上に形成することはできな
い。
空蒸着装置として、例えば、真空槽内の蒸着源を電子銃
で加熱した際の蒸発量の一部を検出する検出器と、この
検出器での検出値に基づいて前記蒸着源の出力を制御す
る手段とを備えた構造のものがある。この方式の検出器
は水晶振動子を備えていて、水晶振動子に蒸着膜が付着
すると、膜厚に依存して振動周波数が変動する原理を利
用している。この真空蒸着装置は、蒸着源からの蒸発量
の一部を制御指標として高分子フィルム上に製膜された
薄膜の厚みを間接的に制御する。
なる複数の蒸着源を有する場合には、検出した信号を各
々の成分情報に分解することができず、その結果、化学
組成比および厚みの制御の精度が著しく低下するという
問題があった。又、間接制御のために、例えば蒸着時の
蒸発ビーム方向が変わった場含には、検出器の測定値と
実測値が合わなくなることもあった。更に、上記検出器
は検出器への総蒸着量の制限から、長時間の連続計測を
行う場合に、計測途中で検出器を切り替える等の対策が
必要となり、計測の信頼性にも間題があった,かかる問
題を解消した装置として、例えば特開平1−20846
5号公報に記載の装置がある。この装置は、蒸着後の基
板上の蒸着膜に電子線を鋭角に入射して特性X線を励起
させるための電子銃と、この特性X線強度を測定する検
出器と、この検出器での検出値に基づいて各蒸着源の出
力を制御する手段とを備える。この装置では、蒸着薄膜
の直接計測が可能なため、上述した装置に比べて製膜性
は向上する。
(高エネルギー電子線)を蒸着膜に鋭角に入射すること
により励起されるため、蒸着薄膜のごく表層の情報しか
得ることができない。つまり、蒸着薄膜全体の情報が得
られるわけではないため、混合膜の組成比および総厚み
が一定である蒸着膜を製膜する装置としては、十分な情
報が得られず問題であった。又、特性X線の励起源が高
エネルギー電子線であることから、照射された部分の蒸
着膜表面を破損するという問題もあった。
の装置では2種類の成分からなる混合膜を走行フィルム
の幅方向および走行方向に均一に分散・形成させ、しか
も一定の組成比および厚みとなるように、長時間連続的
に、且つ、安定に形成することは困難であった。
有する問題点を解消し、走行中のフィルム表面に異なる
元素からなり、所定の組成比および目標厚みを有する混
合膜を、連続的、且つ均−に形成できる真空蒸着装置を
提供することにある。尚、本発明において「フィルム」
とは、幅および長さに対して厚みの薄い形状の材料を総
称するものとし、本来のフィルムのみならずシート状材
料を含む概念として用いる。
の発明により達成される。すなわち、本発明に係る真空
蒸着装置の特徴構成は、真空槽内を走行するフィルムに
異なる元素からなる混合膜を形成可能であって、異なる
種類の蒸着材料を保持可能な保持手段と、前記蒸着材料
を加熱して蒸看させる加熱手段と、この加熱手段により
形成された前記フィルム上の混合膜にX線を照射するX
線照射手段と、前記X線照射手段により励起された特性
X線の強度を測定する半導体検出器と、前記混含膜の各
成分毎の厚みデータを出力する測定手段と、を備えるこ
とにある。
異なる種類の蒸着材料から蒸発した蒸着成分により、走
行フィルムに形成された混合膜から、直接、且つリアル
タイムで各成分毎の特性X線強度を測定できるので、か
かる測定値から各々の混合膜形成成分の厚みデータに換
算・出力でき、この厚みデータに基づいて、例えば別に
設けた制御手段により予め設定された各成分の目標値と
比較し、これらの偏差値を求める等の処理が可能にな
る。このようにすると、かかる処理に基づいて加熱手段
をフィードバック制御することができるようになり、所
定の化学組成を有し、旦つ目標とする厚みの混合膜を高
精度にフィルムに製膜できる。しかも、蒸着された混合
膜形成成分の厚みデータを検出するのにX線を照射する
ようにしているため、高エネルギー電子線の照射と異な
り、混合膜を破損することがない。又、半導体検出器を
用いるので、装置全体がコンパクトに構成でき、複数の
検出器の配置をしても広いスペースを占めることがな
く、フィルム幅方向にわたって高精度の測定が可能にな
る。その結果、走行中のフィルム表面に異なる元素の混
合膜の組成比および目標厚みを有する混合膜を連続的、
且つ均一に形成できる真空蒸着装置を提供することがで
きた。
膜に対して略垂直に照射することが好ましい。このよう
にすることにより、励起される特性X線を混合膜の厚み
方向全体の情報として得ることができて都合がよい。こ
こに「略垂直」とは、計測上厳密な意味での垂直のみな
らず、その近似姿勢を含む概念として用いる。
る厚みモニタ装置は、フィルム幅方向に略等間隔で千鳥
状に配置されるか、又は、フィルム幅方向に―列に略等
間隔で配置されることが好ましい。厚みモニタ装置を千
鳥状に配置すると、厚みモニタ装置の形状の制約を受け
難いため、混合膜の全幅において多くの厚み情報を同時
に、且つリアルタイムに正確な計測できて都合がよい。
又、厚みモニタ装置をフィルム幅方向に対して一列に略
等間隔で配置すると、装置数が少なくて済み比較的安価
に構成できて、しかも混合膜の略全幅を同時に、且つリ
アルタイムに計測できて都合がよい。しかも、上記のよ
うにすると複数の厚みモニタをフィルム幅方向に対面配
置しても、厚みを測定する混合膜に対してX線を略垂直
に照射できる。ここに「略等間隔」とは、計測上厳密な
意味での等間隔のみならず、多少の間隔のずれを含む概
念として用いる。
基づいて、前記加熱手段を自動的に制御する制御手段を
備えることが好ましい。このようになっていると、出力
された厚みデータに対応して加熱手段を制御することに
より、フィルムの全幅、全長さ方向にわたって所望の厚
みに製膜できて都合がよい。
より測定される厚みデータを基に前記各厚みモニタ装置
間の蒸着膜の厚みデータを近似予測する演算手段を備え
ることが好ましい。このようになっていると、測定され
た情報を基に測定点間の厚みを近似予測することから、
制御性は一層向上すると共に、特に少ない厚みモニタ装
置の配置でも精度の良い制御ができて都合がよい。
照して詳細に説明する。図1は、本実施形態における真
空蒸着装置の概略構造を示す。この真空蒸着装置は、フ
ィルム状の被蒸着材料として、ポリエチレンテレフタレ
−ト(PET)などの高分子フィルムを例に用いた。真
空槽6の巻き出しロール1にセットされた高分子フィル
ム18は冷却ロール3上を走行し、測定ロール5を通
り、巻き取りロール2で巻き取られる。真空槽6内の真
空度は、油拡散ポンブ(図示略)等からなる排気系10
により所定の真空度に維持される。尚、図番8は被蒸着
材料上に均一で良好な蒸着膜を形成するための遮蔽板で
ある。
る保持手段の一例である坩堝9が配置されていて、この
坩堝9は、加熱手段の一例である電子銃4に向かって高
分子フィルム18の被蒸着面と平衡関係を保ちながら低
速で移動するようになっている。つまり、坩堝9は移動
する高分子フィルムに対して蒸着条件が一定に保たれる
ように、図1の電子銃4に対して接近または離間するこ
とにより、坩堝9内に収納されている蒸着材料を照射す
る電子線の照射条件(電子銃と電子材料との距離など)
ができるだけ一定になるように配置されている。電子銃
4は、坩堝9に収納された蒸着材料17に対して電子線
19を照射する。電子線19により加熱・蒸発された蒸
着材料の一部は、冷却ロール3上を走行する高分子フィ
ルム18の被蒸着面に蒸着される。
フィルム18の表面に蒸着された薄膜の厚みを測定する
ための厚みモニタ装置7について説明する。このモニタ
装置7には、膜構成成分から特性(蛍光)X線を励起さ
せるためのX線発生装置7aが測定ロール5に対して略
垂直に配置されている。X線発生装置7aから、測定ロ
ール5上を走行する蒸着後の高分子フィルム18に略垂
直に照射されたX線により励起された特性X線の―部
は、測定ロール5表面に対して30°の角度に配置され
たSi(Li)半導体(シリコンを添加したリチウム半
導体)検出器7bに導かれる。半導体検出器7bでは、
入射する特性X線のエネルギーに比例した微弱電流パル
スが生じる。この電流パルスは、プリアンプ11にて電
流パルスの量に比例した電圧パルスに変換される。更
に、アンプ12によって増幅された後、波高分析器13
にてエネルギースペクトルが形成される。このエネルギ
ースペクトルに変換された特性X線強度は、厚み演算器
14にて各々の元素での厚みに変換された後、制御量演
算器15に入力される。ここに、前記厚みモニタ装置
7、プリアンプ11、アンプ12、波高分析器13、厚
み演算器14は、オンライン厚み測定手段を構成する。
素の目標とする基準厚みデータと、入力された各々の測
定厚みデータとを比較して偏差値を求める。得られた偏
差値情報に基づいて、電子銃を制御するために制御デー
タが自動的に生成される。この制御データは、電子銃制
御装置16に送られる。電子銃制御装置16は、入力さ
れた制御デ−タに従って電子銃4の投入電力と電子線の
走査時間を制御する。ここに、制御量演算器15、電子
銃制御装置16は制御手段を構成する。
18として、ポリエチレンテレフタレ一ト(PET)フ
ィルム(東洋紡績(株)製、E5100:商品名)を用
いた。その他使用可能な高分子フィルムとしては、ポリ
プロピレン、ポリエチレン、ナイロン6、ナイロン6
6、ナイロン12、ナイロン4、ポリ塩化ビニル、ポリ
塩化ビニリデン等が挙げられるが、高分子フィルムとし
て特に材料に限定されるものではない。
の大きさの粒子状をした酸化アルミニウム(Al2 0
3 、純度99.5%)と酸化珪素(SiO2 、純度9
9.9%)を用いた。これらの材料を保持する一個の坩
堝は銅製であり、底部に外形20mmΦの冷却用水冷管
21を設けた構造とした。冷却水の流量は略4m3 であ
る。この坩堝9内には、蒸着材料をフィルム幅方向に対
向して交互1列に配置させるために、2mm厚みのカー
ボン製しきり板20を幅方向100mm間隔で配置さ
せ、計8ブロックの材料を収納できる構造とした。この
しきり板20は、後述する電子銃4の電子線19が各蒸
着材料に入射される角度と略等しい角度に傾斜して配置
されている。しきり板20によって確保された各ブロッ
クには、前記2種類の蒸着材料を交互に均一に収容し
た。図2、3に、本実施例で用いた坩堝9の概略構造を
示す。
ルム幅方向に平行に配置した坩堝9に対面するように配
置した。この電子銃4により、坩堝内に交互配置された
SiO2 が4ブロック、Al2 O3 が4ブロックの計8
ブロックの蒸着材料を蒸着させる仕様とした。この実施
例では1台の電子銃を便用したが、坩堝9に投入する総
エネルギー量が1台で確保できない場合や広幅の高分子
フィルムを蒸着する場合などでは、複数の電子銃を使用
して、蒸着領域を分割する方法を採用してもよく、電子
銃の設置台数は特に限定されない。
以下を常時確保できるような排気系とした。具体的に
は、50000L/秒の油拡散ポンプを真空槽底部に直
接接続する構造にした。尚、蒸着後の混合膜層の厚み
は、測定ロールの略真上で、且つ高分子フィルム18の
幅方向の中央に配置された厚みモニタ装置7にて連続的
に測定した。
る。まず、ロジウムのX線管7aに40kV、50mA
の電流を流して、測定ロール5上を走行中のフィルム1
8に垂直に一次X線を照射した。この場合、フィルム1
8上の蒸着膜に照射されるX線は、コリメートされた3
0mmφの光束である。このX線により励起された特性
(蛍光)X線の一部は、混合膜の測定位置から略等距離
にあり、且つ測定ロール面5に対して略30゜の入射角
度で配置された半導体検出器7bに導かれる。半導体検
出器7bはSiとAlの元素成分の特性エネルギ−強度
を受けると微弱電流を出力し、電圧値(0〜5V)に変
換された後、A/D変換器(図示略)にて12ビットの
デジタル信号に変換され出力される。尚、本実施例では
半導体検出器をSi(Li)半導体検出器としたが、G
e(Li)半導体検出器や高純度Ge半導体検出器また
は高純度Si半導体検出器を使用しても良く、特に半導
体の組成を限定するものではない。但し、エネルギー分
布が均衡しているSiとAlのような元素の厚みを測定
する場合に、エネルギー分解能の高いSi(Li)半導
体検出器を用いることが好ましい。
数管等を用いる方法があるが、これらは、事前に特性X
線波長を対象元素に依存する波長に絞るための結晶分光
板が必要となることや、抽出する元素の数だけ分光結晶
板と比例係数菅が必要となるため、装置が大掛かりにな
るという問題がある。
は、横軸がエネルギー、縦軸が計数値(強度)のエネル
ギースペクトルに変換される。このスペクトルデータか
ら、Siのエネルギーである1.84keVの強度とA
lのエネルギーである1.56keVの強度を求めて厚
み演算器14にて各々の厚みに換算した。尚、換算法は
厚みが既知である複数の蒸着サンプルでの蒸着膜厚とX
線強度の検量線を事前に作成しておき、この検量線に基
づいて厚みデータに変換する方法を採用した。
は各蒸着材料の略真上に配置できるように、干鳥状に2
列に計8台を配置した。その配置例を図6(a)に示
す。各厚みモニタ装置7の幅方向の間隔は、100mm
である。尚、千鳥配置の間隔、配列数および台数など
は、蒸着フィルムの幅寸法や蒸着薄膜の要求品質に基づ
いて決定すれば良く、特に限定されるものではない。
みデータは、制御量演算器15に送られる。ここでは、
厚みデータに基づいて電子銃の投入電力量と電子線の滞
在時間が計算される。これらの制御データは、実験にて
求められる各々の坩堝での蒸発速度(蒸着厚みに相当)
と投入エネルギーとの関係式を基に計算した。図4は、
坩堝9での投入エネルギ−とフィルム堆積厚みとの関係
を表した結果である。図中、A1、A2、A3、A4は
坩堝中のAl2 O3 の各位置を示し、S1、S2、S
3、S4は坩堝中のSiO2 の各位置を示すもので、交
互に異なる成分が隣接して、フィルムの幅方向に対向す
るように順次配置されている。図4から判るように、現
在の厚みと目標値との偏差値に相当するエネルギ−量を
現在値に加算または減算して出力することにより、目的
の厚み及び組成比に制御できる。但し、こらの材料に投
入されるエネルギーは、同じ電子銃4から照射される電
子線19が源であるため、実際は電子線の滞在時間を各
々の坩堝に対して変化させることにより各材料へ投入さ
れるエネルギーを分配できる。これらの関係式を次に示
す。
×t0 ここに、 tan :酸化アルミニウム・ブロックnでの電子線走査
時間 Pan :酸化アルミニウム・ブロックnに投入するエネ
ルギー量 ΣPa:計4ブロックの酸化アルミニウムに投入する総
エネルギ量 ΣPs:計4ブロックの酸化珪素に投入する総エネルギ
ー量 t0 :ハードウェアーに依存する時間定数(ms:ミ
リセカンド) 各蒸着ブロックから蒸発するガスの分布は、坩堝中の各
蒸着材料の蒸発特性を示す図5の31(酸化珪素・ブロ
ックからの蒸発成分)、32(酸化アルミニウムーブロ
ックからの蒸発成分)に示すように、真上が最も強度が
高く、横に広がる程、強度が低下する分布を示す。この
分布強度および形状は、電子ビ−ムの強度、電子線が入
射される角度、電子銃と坩堝までの距離および蒸発面積
に主に依存する。従って、薄膜を形成するフィルムの幅
方向および走行方向に組成比が同じで、且つ目標とする
総厚みが均一な膜を形成させるためには、蒸着材料の配
置が最も重要である。本実施例における材料の配置は、
図2、3に示す通りであり、電子銃と最も近い坩堝表面
までの距離を1000mmとした。尚、図中A、Sは夫
々Al2 O3 、SiO2 が収納されていることを示す。
で材料を分割して配置し、前述した条件にて高分子フィ
ルム18の蒸着を行った。フィルムの走行速度は300
m/分であり、計40,000mを蒸着した。坩堝は、
電子銃方向に向かって2mm/分の速度で移動させた
(駆動装置は図示略)。自動制御の効果を確認するため
に自動制御を行った場合と、モニタ装置のみ動作状態と
して制御系を切り離した場合とを比較した。尚、自動制
御の制御周期は30秒とした。その結果を表1に示す。
自動制御を行わない場合には、総厚み変動および組成比
変動が大きいのに対して、自動制御を行うと、非常に安
定な膜が形成されることが判る。
ム幅方向に一列に等間隔に計4台配置した。配置例を図
6(b)に示す。各モニタ装置7の幅方向の間隔は、2
00mmである。本実施例では、実施例1のように各蒸
着材料真上の蒸着膜の厚みすべては計測できない。この
課題を解決するために、測定データを基にその間の厚み
を直線近似にて予測して各坩堝を制御する方法を実施し
た。尚、本実施例では近似予測手段を一次式にて行った
が、測定点が多い場含には多項式による近似などでも良
く、特に限定するものではない。その他の実施条件は、
実施例1と同じである。
を行った場合と、厚みモニタ装置のみ動作状態として制
御系を切り離した場合とを比較した。尚、自動制御の制
御周期は30秒とした。その結果を表1に示す。自動制
御を行わない場合には総厚み変動および組成比変動が大
きいのに対して、自動制御を行うと、非常に安定な膜が
形成されることが判る。
ンバー式を用いた例を示したが、フィルム等の被蒸着材
料を走行する室と蒸着材料を加熱する室とを異なる減圧
状態にして真空蒸着を行う、いわゆる2チャンバー式の
装置にも、本発明を適用できる。
き出しロール及び巻き取りロールを真空槽内に配置した
例を示したが、巻き出しロール及び巻き取りロールを蒸
着する真空槽外に配置し、蒸着を高真空槽内で行う連続
方式の装置にも適用できる。
蒸着材料として高分子フィルムを例に挙げたが、被蒸着
材料としては紙、布などでもよい。又、蒸着材料とし
て、上記した酸化アルミニウムと酸化珪素以外に、種々
の元素、化合物を使用することができ、更に2種以上の
蒸着材料を用いて2種以上の元素または成分からなる混
合膜を形成するようにしても良い。
としたが、坩堝を誘導加熱コイルにより加熱する蒸着装
置にも適用できる。
のフィルム表面に異なる元素の混合膜の組成比および目
標厚みを有する混合膜を、フィルム幅方向および走行方
向に対して長時間連続的に、且つ均一に安定して形成で
きる真空蒸着装置を提供できた。
全体構成図
る坩堝とその配置を説明する図
関係を説明するグラフ
フ
Claims (6)
- 【請求項1】 真空槽内を走行するフィルムに異なる元
素からなる混合膜を形成する真空蒸着装置において、異
なる種類の蒸着材料を保持可能な保持手段と、前記蒸着
材料を加熱して蒸着させる加熱手段と、この加熱手段に
よ形成された前記フィルム上の混合膜にX線を照射する
X線照射手段と、このX線照射手段により励起された特
性X線の強度を測定する半導体検出器と、前記混合膜の
各成分毎の厚みデータを出力する測定手段とを備えるこ
とを特徴とする真空蒸着装置。 - 【請求項2】 前記X線照射手段により照射されるX線
は、前記混合膜に対して略垂直に照射される請求項1の
真空蒸着装置。 - 【請求項3】 少なくとも前記X線照射手段および前記
検出器からなる厚みモニタ装置が、前記フィルム幅方向
に略等間隔で千鳥状に配置される請求項1又は2の真空
蒸着装置。 - 【請求項4】 少なくとも前記X線照射手段および前記
検出器からなる厚みモニタ装置が、前記フィルム幅方向
に一列に略等間隔で配置される請求項1又2の真空蒸着
装置。 - 【請求項5】 更に、前記測定手段にて出力された厚み
データに基づいて、前記加熱手段を自動的に制御する制
御手段を備える請求項1〜4のいずれか1の真空蒸着装
置。 - 【請求項6】 前記制御手段は、複数の厚みモニタ装置
により測定される厚みデータを基に前記各厚みモニタ装
置間の蒸着膜の厚みデータを近似予測する演算手段を備
える請求項5の真空蒸看装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01126199A JP3633810B2 (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | 真空蒸着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01126199A JP3633810B2 (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | 真空蒸着装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000212732A true JP2000212732A (ja) | 2000-08-02 |
| JP3633810B2 JP3633810B2 (ja) | 2005-03-30 |
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ID=11773019
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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| JP (1) | JP3633810B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN118516653A (zh) * | 2024-07-23 | 2024-08-20 | 江苏实为半导体科技有限公司 | 一种pvd加热盘及生产去气方法 |
-
1999
- 1999-01-20 JP JP01126199A patent/JP3633810B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN118516653A (zh) * | 2024-07-23 | 2024-08-20 | 江苏实为半导体科技有限公司 | 一种pvd加热盘及生产去气方法 |
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| JP3633810B2 (ja) | 2005-03-30 |
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