JP2000213082A - 耐火被覆材 - Google Patents

耐火被覆材

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JP2000213082A
JP2000213082A JP11015880A JP1588099A JP2000213082A JP 2000213082 A JP2000213082 A JP 2000213082A JP 11015880 A JP11015880 A JP 11015880A JP 1588099 A JP1588099 A JP 1588099A JP 2000213082 A JP2000213082 A JP 2000213082A
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JP11015880A
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Kazuhiro Okada
和廣 岡田
Hitomi Miura
仁美 三浦
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃焼後の残渣が十分な形状保持性を有するこ
とにより、優れた耐火性能を発現すると共に、端部を突
き合わせて施工しても突き合わせ部分で隙間が生じるこ
とがない耐火被覆材を提供する。 【解決手段】 耐火被覆材が、シート層(A)の両面
に、表面材(B)層が積層され、得られた積層シート
(C)の周縁端部が被覆材(D)で被覆処理されてなる
構造を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耐火被覆材に関し、
さらに詳しくは、柱、梁、壁等に簡単に施工することが
可能な耐火被覆材に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、集合住宅や戸建て住宅等において
建築物の構造材をなす梁、柱等として軽量な鉄骨が用い
られるようになっている。このような建築物の構造材と
して用いられる鉄骨には、建設省告示第2999号やJ
IS A 1304により耐火性能基準が定められてお
り、その基準を満たすために、鉄骨の表面を耐火性に優
れた材料(耐火被覆材)で被覆する方法が一般的に実施
されている。
【0003】鉄骨に耐火性を付与するための被覆材料と
して、特開平6−32664号公報には、水ガラスや水
硬性セメントにバーミキュライト、ロックウール等の無
機成分を混合したものが開示されている。しかしなが
ら、この被覆材料は、施工時に現場で鉄骨に対して塗布
又は吹きつけが必要であるため、施工性が悪いという問
題点があった。また、形成される耐火被覆層の厚さにむ
らが生じ易く、むらが生じた場合は十分な耐火性を発揮
することができなかった。また、形成される耐火被覆層
にひび割れが発生して耐火性が低下することがあった。
さらに、湿式又は半乾式により吹きつけられた場合は硬
化するまでに長時間を要するため、作業効率が悪かっ
た。
【0004】また、鉄骨に耐火性を付与するために、そ
の周囲に金属板や無機質ボード等を配置する方法が提案
されているが、この場合、端部の突き合わせた部分で隙
間が生じるため、隙間を他の材料で埋める必要があり、
施工に余分の手間が掛かるという問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、燃焼
後の残渣が十分な形状保持性を有することにより、優れ
た耐火性能を発現すると共に、端部を突き合わせて施工
しても突き合わせ部分で隙間が生じることがない耐火被
覆材を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の耐火被覆材は、
熱可塑性樹脂及び/又はゴム物質100重量部に対し
て、リン化合物と中和処理された熱膨張性黒鉛との合計
量20〜300重量部、並びに、無機充填剤20〜50
0重量部を含有し、かつ、中和処理された熱膨張性黒鉛
とリン化合物との重量比(熱膨張性黒鉛/リン化合物)
が0.01〜9である樹脂組成物からなるシート層
(A)の両面に、無機繊維シート、金属板又は樹脂シー
トのいずれか1種からなる表面材(B)層が積層され、
さらに得られた積層シート(C)の周縁端部が、ブチル
ゴムを主成分とする樹脂成分100重量部に対して無機
充填剤10〜500重量部を含有する被覆材(D)で被
覆処理されてなることを特徴とする。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
耐火被覆材は、シート層(A)の両面に表面材(B)層
が積層された積層シート(C)の周縁端部が、被覆材
(D)で被覆処理されたものであり、シート層(A)は
熱可塑性樹脂及び/又はゴム物質、リン化合物、中和処
理された熱膨張性黒鉛並びに無機充填剤を含有する樹脂
組成物から形成される。
【0008】上記熱可塑性樹脂及び/又はゴム物質とし
ては、特に限定されず、例えば、ポリプロピレン系樹
脂、ポリエチレン系樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポ
リ(1−)ブテン系樹脂、ポリペンテン系樹脂、ポリス
チレン系樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレ
ン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリフェニレンエ
ーテル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポ
リ塩化ビニル系樹脂、フェノール系樹脂、ポリウレタン
系樹脂、ポリブテン、ポリイソブチレン、天然ゴム(N
R)、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(B
R)、1,2−ポリブタジエンゴム(1、2−BR)、
スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、クロロプレンゴ
ム(CR)、ニトリルゴム(NBR)、ブチルゴム(I
IR)、エチレン−プロピレンゴム(EPM,EPD
M)、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)、アク
リルゴム(ACM,ANM)、エピクロルヒドリンゴム
(CO,ECO)、多加硫ゴム(T)、シリコーンゴム
(Q)、フッ素ゴム(FKM,FZ)、ウレタンゴム
(U)等が挙げられる。
【0009】中でも、クロロプレン系樹脂、塩素化ブチ
ル系樹脂等のハロゲン化された樹脂は、それ自体難燃性
が高く、さらに熱による脱ハロゲン化反応により、架橋
が起こり、加熱後の燃焼残渣の強度が向上する点におい
て好ましい。
【0010】上記リン化合物としては特に限定されず、
例えば、赤リン;トリフェニルホスフェート、トリクレ
ジルホスフェート、トリキシレニルホスフェート、クレ
ジルジフェニルホスフェート、キシレニルジフェニルホ
スフェート等の各種リン酸エステル;リン酸ナトリウ
ム、リン酸カリウム、リン酸マグネシウム等のリン酸金
属塩;ポリリン酸アンモニウム類;下記一般式(1)で
表される化合物等が挙げられる。これらのうち、耐火性
の観点から、赤リン、ポリリン酸アンモニウム類、及
び、下記一般式(1)で表される化合物が好ましく、性
能、安全性、コスト等の点において、ポリリン酸アンモ
ニウム類がより好ましい。
【0011】
【化1】
【0012】式中、R1 、R3 は、水素、炭素数1〜1
6の直鎖状若しくは分岐状のアルキル基、又は、炭素数
6〜16のアリール基を表す。R2 は、水酸基、炭素数
1〜16の直鎖状若しくは分岐状のアルキル基、炭素数
1〜16の直鎖状若しくは分岐状のアルコキシル基、炭
素数6〜16のアリール基、又は、炭素数6〜16のア
リールオキシ基を表す。
【0013】上記赤リンは、少量の添加で難燃効果が向
上する。上記赤リンとしては、市販の赤リンを用いるこ
とができるが、耐湿性、混練時に自然発火しない等の安
全性の点から、赤リン粒子の表面を樹脂でコーティング
したもの等が好適に用いられる。
【0014】上記ポリリン酸アンモニウム類としては、
特に限定されず、例えば、ポリリン酸アンモニウム、メ
ラミン変性ポリリン酸アンモニウム等が挙げられるが、
難燃性、安全性、コスト等の点からポリリン酸アンモニ
ウムが好適に用いられる。市販品としては、例えば、ヘ
キスト社製「AP422」、「AP462」;住友化学
社製「スミセーフP」;チッソ社製「テラージュC6
0」、「テラージュC70」、「テラージュC80」等
が挙げられる。
【0015】上記一般式(1)で表される化合物として
は特に限定されず、例えば、メチルホスホン酸、メチル
ホスホン酸ジメチル、メチルホスホン酸ジエチル、エチ
ルホスホン酸、プロピルホスホン酸、ブチルホスホン
酸、2−メチルプロピルホスホン酸、t−ブチルホスホ
ン酸、2,3−ジメチル−ブチルホスホン酸、オクチル
ホスホン酸、フェニルホスホン酸、ジオクチルフェニル
ホスホネート、ジメチルホスフィン酸、メチルエチルホ
スフィン酸、メチルプロピルホスフィン酸、ジエチルホ
スフィン酸、ジオクチルホスフィン酸、フェニルホスフ
ィン酸、ジエチルフェニルホスフィン酸、ジフェニルホ
スフィン酸、ビス(4−メトキシフェニル)ホスフィン
酸等が挙げられる。中でも、t−ブチルホスホン酸は、
高価ではあるが、高難燃性の点において好ましい。
【0016】上記これらのリン化合物は、単独で用いら
れてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0017】上記中和処理された熱膨張性黒鉛とは、従
来公知の物質である熱膨張性黒鉛を中和処理したもので
ある。上記熱膨張性黒鉛は、天然鱗状グラファイト、熱
分解グラファイト、キッシュグラファイト等の粉末を、
濃硫酸、硝酸、セレン酸等の無機酸と、濃硝酸、過塩素
酸、過塩素酸塩、過マンガン酸塩、重クロム酸塩、過酸
化水素等の強酸化剤とで処理することにより生成するグ
ラファイト層間化合物であり、炭素の層状構造を維持し
たままの結晶化合物である。
【0018】上述のように酸処理して得られた熱膨張性
黒鉛は、更にアンモニア、脂肪族低級アミン、アルカリ
金属化合物、アルカリ土類金属化合物等で中和すること
により、上記中和処理された熱膨張性黒鉛が得られる。
【0019】上記脂肪族低級アミンとしては特に限定さ
れず、例えば、モノメチルアミン、ジメチルアミン、ト
リメチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチ
ルアミン等が挙げられる。
【0020】上記アルカリ金属化合物及びアルカリ土類
金属化合物としては、特に限定されず、例えば、カリウ
ム、ナトリウム、カルシウム、バリウム、マグネシウム
等の水酸化物、酸化物、炭酸塩、硫酸塩、有機酸塩等が
挙げられる。
【0021】上記中和処理された熱膨張性黒鉛の市販品
としては、例えば、日本化成社製「CA−60S」、東
ソー社製「GREP−EG」等が挙げられる。
【0022】上記中和処理された熱膨張性黒鉛の粒度
は、20〜200メッシュが好ましい。粒度が200メ
ッシュより小さくなると、黒鉛の膨張度が小さく、所定
の耐火断熱層が得られず、粒度が20メッシュより大き
くなると、黒鉛の膨張度が大きいという利点はあるが、
熱可塑性樹脂及び/又はゴム物質と混練する際に分散性
が悪くなり、物性の低下が避けられない。
【0023】上記無機充填剤としては特に限定されず、
例えば、アルミナ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化カルシ
ウム、酸化マグネシウム、酸化鉄、酸化錫、酸化アンチ
モン、フェライト類等の金属酸化物;水酸化カルシウ
ム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、ハイド
ロタルサイト等の含水無機物;塩基性炭酸マグネシウ
ム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛、炭
酸ストロンチウム、炭酸バリウム等の金属炭酸塩;硫酸
カルシウム、石膏繊維、ケイ酸カルシウム等のカルシウ
ム塩;シリカ、珪藻土、ドーソナイト、硫酸バリウム、
タルク、クレー、マイカ、モンモリロナイト、ベントナ
イト、活性白土、セピオライト、イモゴライト、セリサ
イト、ガラス繊維、ガラスビーズ、シリカ系バルン、窒
化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化けい素、カーボンブ
ラック、グラファイト、炭素繊維、炭素バルン、木炭粉
末、各種金属粉、チタン酸カリウム、硫酸マグネシウム
「MOS」(商品名)、チタン酸ジルコン酸鉛、アルミ
ニウムボレート、硫化モリブデン、炭化ケイ素、ステン
レス繊維、ホウ酸亜鉛、各種磁性粉、スラグ繊維、フラ
イアッシュ、脱水汚泥等が挙げられる。これらは単独で
用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0024】上記無機充填剤としては、特に含水無機物
と金属炭酸塩との併用が好ましい。上記含水無機物及び
金属炭酸塩は、骨材的な働きをすることから、残渣強度
の向上や熱容量の増大に寄与すると考えられる。
【0025】さらに、上記含水無機物は、加熱時の脱水
反応によって生成した水のために吸熱が起こり、温度上
昇が低減されて高い耐熱性が得られる点、及び、加熱残
渣として酸化物が残存し、これが骨材となって働くこと
で残渣強度が向上する点で特に好ましい。中でも、水酸
化マグネシウムと水酸化アルミニウムは、脱水効果を発
揮する温度領域が異なるため、併用すると脱水効果を発
揮する温度領域が広がり、より効果的な温度上昇抑制効
果が得られることから、併用することが好ましい。
【0026】また、上記金属炭酸塩は、上記リン化合物
としてポリリン酸アンモニウムを使用した場合、ポリリ
ン酸アンモニウムとの反応で膨張を促進すると考えられ
る。また、有効な骨材として働き、燃焼後に形状保持性
の高い残渣を形成する。
【0027】上記含水無機物及び金属炭酸塩の粒径とし
ては、0.5〜100μmが好ましく、より好ましくは
1〜50μmである。
【0028】上記含水無機物の市販品としては、例え
ば、水酸化アルミニウムとして、粒径1μmの「H−4
2M」(昭和電工社製)、粒径18μmの「H−31」
(昭和電工社製)が挙げられる。
【0029】上記炭酸カルシウムの市販品としては、例
えば、粒径1.8μmの「ホワイトンSB赤」(白石カ
ルシウム社製)、粒径8μmの「BF300」(白石カ
ルシウム社製)等が挙げられる。
【0030】上記樹脂組成物において、リン化合物と中
和処理された熱膨張性黒鉛との配合量(両者の合計量)
は、上記熱可塑性樹脂及び/又はゴム物質(以下、樹脂
分という)100重量部に対して20〜500重量部で
ある。リン化合物と中和処理された熱膨張性黒鉛の合計
量が、20重量部より少なくなると十分な熱膨張性が得
られず、500重量部を超えると均一な分散が困難とな
るため、均一な厚みに施工することが難しくなり、施工
方法が限定される。
【0031】また、中和処理された熱膨張性黒鉛とリン
化合物との重量比(熱膨張性黒鉛/リン化合物)は、
0.01〜9である。熱膨張性黒鉛の比率が多くなる
と、燃焼時に膨張した黒鉛が飛散して十分な耐火断熱層
が形成されず、リン化合物の比率が多くなると、十分な
耐火断熱層が形成されなくなるため、十分な断熱性が得
られない。
【0032】上記樹脂組成物において、金属炭酸塩の配
合量は、樹脂分100重量部に対して20〜500重量
部である。金属炭酸塩の配合量が、20重量部より少な
くなると骨材量が不足するため、十分な強度の燃焼残渣
が形成されず、500重量部より多くなると均一な分散
が困難となるため、均一な厚みに施工することが難しく
なり、施工方法が限定される。
【0033】上記樹脂組成物には、必要に応じて、ポリ
ブテン等の液状成分、石油樹脂等の粘着付与剤が添加さ
れてもよい。
【0034】上記樹脂組成物からシート層(A)を得る
には、例えば、押出成形、カレンダー成形、熱プレス成
形等、通常のシートの成形方法が使用可能である。
【0035】上記シート層(A)の両面に積層される表
面材(B)としては、無機繊維シート、金属板又は樹脂
シートのいずれか1種が用いられる。表面材(B)とし
ては、両面共に同じものが用いられてもよく、それぞれ
異なるものが用いられてもよい。
【0036】上記無機繊維シートとしては、例えば、ガ
ラス繊維、セルロース繊維、セラミックウール繊維、ロ
ックウール繊維等からなるシート、不織布、織布などが
挙げられる。不織布、織布は、薄いアルミ層が積層され
たものであってもよい。
【0037】上記金属板としては、例えば、金網、ラス
金網、ステンレス板、亜鉛合金メッキ鋼板、アルミニウ
ム板、チタン板、ホーロー板、フッ素樹脂塗装鋼板、ク
ラッド鋼板、銅板、表面処理鋼板、アルミ亜鉛合板、ア
ルミニウム箔、金属箔等が挙げられる。
【0038】上記樹脂シートとしては、例えば、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニリデ
ン、テフロン、ポリイソブチレン等の熱可塑性樹脂又は
ゴム物質からなる樹脂シートが挙げられる。これらの樹
脂シートは、無機フィラーが充填されたものであっても
よく、アルミ蒸着フィルム、アルミ箔もしくは金属箔が
ラミネートされたものであってもよい。また、これらの
樹脂シートは、単独で用いられてもよく、2種以上が積
層されたものであってもよい。
【0039】上記積層シート(C)としては、上記シー
ト層(A)と表面材(B)層とが積層されたものが用い
られる。上記シート層(A)と表面材(B)層との積層
方法に関しては、特に制限がなく、例えば、シート層
(A)の成形と同時に表面材(B)層を積層してもよ
く、シート層(A)を成形した後で表面材(B)層を熱
プレスによって圧着したり、シート層(A)の施工時に
シート層(A)と表面材(B)層とを積層してもよい。
また、上記シート層(A)と表面材(B)層との積層に
は、例えばアクリル系、エポキシ系等の接着剤が用いら
れてもよい。
【0040】上記積層シート(C)の周縁端部は、例え
ば図3に示したように被覆材(D)で被覆処理される。
被覆材(D)には、ブチルゴムを主成分とする樹脂成分
100重量部に対して無機充填剤10〜500重量部か
らなる組成物が用いられる。無機充填剤の配合量が、1
0重量部より少なくなると骨材量が不足するため、十分
な強度の燃焼残渣が形成されず、300重量部より多く
なると均一な分散が困難となるため、均一な厚みに施工
することが難しくなり、施工方法が限定される。
【0041】上記被覆材(D)の形態は、特に制限がな
く、シート状であっても塗料状であってもよい。シート
状の場合はブチルゴムの粘着性を利用して、例えば積層
シート(C)の周縁端部を断面コ字状に被覆する方法が
挙げられ、塗料状の場合はスプレーによる吹きつけ塗装
やはけで塗装する方法が挙げられる。
【0042】上記被覆材(D)は、シート状の場合上記
樹脂成分及び無機充填剤を公知の成形装置でシート状に
成形することにより得ることができ、塗料状の場合は公
知の混練・撹拌装置を用いて混練・撹拌することにより
得られる。
【0043】本発明の耐火被覆材としては、例えば図1
に示したように、断面L字状の積層シート(C)からな
るユニットが用いられる。このユニット2個を用いて、
H型鋼を抱持するようにH型鋼の周囲に取付けた後、図
2に示したように、一端部に設けられたドライエッジを
介して、ボルト留め、ボルト締め等によって固定する。
【0044】図1及び図2において、表面材(B)層
(1)としては金属板を用いることが好ましく、表面材
(B)層(1)とシート層(A)との間に発泡体が配置
されてもよい。発泡体としては、例えば、フェノールフ
ォーム、イソシアヌレートフォーム、ポリエチレンフォ
ーム等の樹脂発泡体が好ましい。このような発泡体は、
加熱時に燃焼して空所を形成し、この空所はシート層
(A)が膨張する際の膨張代となる。
【0045】上記表面材(B)層(2)とH型鋼との間
には、不燃材料からなる板材、例えば、ケイ酸カルシウ
ム板、繊維混入ケイ酸カルシウム板、炭酸カルシウム
板、石膏ボード、強化石膏ボード、パーライトセメント
板、繊維強化セメント板、木片セメント板、木粉セメン
ト板、スラグ石膏板、ロックウール保温板、セラミック
ウールブランケット等が配置されてもよい。
【0046】本発明の耐火被覆材は、例えば、火災時の
加熱によって、シート層(A)が燃焼、膨張して不燃性
の燃焼残渣による耐火断熱層を形成し、H型鋼が高温に
上昇するのを防止する。
【0047】
【発明の実施の形態】以下に実施例を掲げて本発明を更
に詳しく説明する。
【0048】(実施例1〜3,比較例1)表1に示した
配合量の、メタロセンポリエチレン(ダウケミカル社製
「EG8200」)又はブチルゴム(エクソン化学社製
「ブチルゴム#065」)、ポリブテン(出光石油化学
社製「ポリブテン100R」、石油樹脂)、粘着付与剤
(トーネックス社製「エスコレッツ5320」)、ポリ
リン酸アンモニウム(クラリアント社製「AP422」
又はチッソ社製「テラージュC80」)、中和処理され
た熱膨張性黒鉛(東ソー社製「GREP−EG」)、水
酸化アルミニウム(昭和電工社製「H−31」、粒径1
8μm)、及び、炭酸カルシウム(白石カルシウム社製
「ホワイトンBF−300」、粒径8μm)を均一に混
合した樹脂組成物からなる、3mm厚のシート層(A)
を押出し成形した。
【0049】上記シート層(A)の片面に表面材(B)
層(1)として亜鉛鉄板を積層し、もう一方の面に低密
度ポリエチレンフィルム(150μm厚)、アルミ蒸着
フィルム(京都御池産業社製「25ピーブライト−
J」)又はアルミ積層フィルム(東洋アルミ社製)から
なる表面材(B)層(2)を積層して積層シート(C)
を作製した後、その周縁端部を被覆材(D)で被覆処理
して耐火被覆材を得た。尚、被覆材(D)としては、ブ
チルゴム(エクソン化学社製「ブチルゴム#065」)
100重量部、炭酸カルシウム(白石カルシウム社製
「ホワイトンBF−300」、粒径8μm)300重量
部、及び、それ以外の充填剤50重量部からなるブチル
ゴムシート、又は、ブチルゴム塗料を使用した。
【0050】上記で得られた耐火被覆材につき、以下の
方法で耐火性の評価を行い、その結果を表1に示した。
【0051】(1)シート層(A)の膨張倍率 100mm×100mm×3mm厚の寸法に切断したシ
ート(A)を試験片とし、この試験片を水平に設置した
状態でコーンカロリーメーター(ATLAS社製「CO
NE2A」)を用いて、亜鉛鉄板側から50kW/m2
の照射熱量で加熱して完全燃焼させた後得られた燃焼残
渣の厚みを測定し、加熱前後の厚みから膨張倍率(加熱
前の試験片の厚み/燃焼残渣の厚み)を算出した。
【0052】(2)燃焼残渣の破断強度 (1)と同様にして得られた燃焼残渣にカトーテック社
製「フィンガーフィーリングテスター」を使用して、直
径0.25cm2 の円形圧子で0.1cm/秒の速度で
荷重を加え、変位荷重曲線で最初に現れる荷重の最大点
をとり、燃焼残渣の破断強度とした。
【0053】(3)施工時の目地の隙間 図1に示した構成の断面L字のユニット2個を、300
mm×300mm×15mm×10mmの断面形状を有
するH型鋼柱(長さ3000mm)の周囲に図2に示し
たように配置し、ドライエッジをボルト締めで固定した
後、H型鋼柱の上下方向におけるユニットの突き合わせ
部(目地部)間の隙間を測定し、隙間が2mm未満の場
合を○、隙間が2mm以上の場合を×で表示した。
【0054】
【表1】
【0055】
【発明の効果】本発明の耐火被覆材は、上述の構成であ
り、粘着性を有し柔軟性のあるブチルゴムベースの被覆
材で周縁端部が被覆されることにより、端部を突き合わ
せて施工しても突き合わせ(目地)部分で隙間が生じる
ことがないので、隙間を埋める余分な作業が不要とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の耐火被覆材に用いられるユニットの構
成を示す模式断面図である。
【図2】図1のユニットがH型鋼の周囲に施工された状
態を示す模式断面図である。
【図3】被覆材(D)の1例を示す模式断面図である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B32B 27/20 B32B 27/20 Z C04B 41/71 C04B 41/71 E04F 13/00 E04F 13/00 B Fターム(参考) 2E001 DE01 FA01 FA02 FA03 GA42 HB02 HB03 HB04 HB06 HB08 HD02 HD04 HD08 HD11 HE01 JA04 JA06 JA22 JA29 JB01 JB07 JC09 KA01 4F100 AA00B AA00C AA00D AA04A AA08 AA37A AB01B AB01C AB03 AB10 AB18 AD11A AK01A AK01B AK01C AK04 AK06 AK08 AN00A AN02D BA03 BA06 BA10B BA10C CA08A CA23D DB16D DG01B DG01C EH711 GB07 JA02A JB16A JJ07 JK13 JL01 JL04 YY00A 4G028 FA03

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂及び/又はゴム物質100
    重量部に対して、リン化合物と中和処理された熱膨張性
    黒鉛との合計量20〜300重量部、無機充填剤20〜
    500重量部を含有し、かつ、中和処理された熱膨張性
    黒鉛とリン化合物との重量比(熱膨張性黒鉛/リン化合
    物)が0.01〜9である樹脂組成物からなるシート層
    (A)の両面に、無機繊維シート、金属板又は樹脂シー
    トのいずれか1種からなる表面材(B)層が積層され、
    さらに得られた積層シート(C)の周縁端部が、ブチル
    ゴムを主成分とする樹脂成分100重量部に対して無機
    充填剤10〜500重量部を含有する被覆材(D)で被
    覆処理されてなることを特徴とする耐火被覆材。
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