JP2000213577A - 乾式クラッチフェ―シングの製造方法 - Google Patents

乾式クラッチフェ―シングの製造方法

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JP2000213577A
JP2000213577A JP11018213A JP1821399A JP2000213577A JP 2000213577 A JP2000213577 A JP 2000213577A JP 11018213 A JP11018213 A JP 11018213A JP 1821399 A JP1821399 A JP 1821399A JP 2000213577 A JP2000213577 A JP 2000213577A
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Japan
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dry clutch
strand
clutch facing
rubber
thermosetting resin
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JP11018213A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Shibata
寛之 柴田
Isao Tamai
功 玉井
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FCC Co Ltd
Original Assignee
FCC Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 繊維よりなる基材、ゴム、熱硬化性樹脂およ
び摩擦向上剤を有する乾式クラッチフェーシングを製造
するに当り、各ストランドの表面略全体にゴム等による
被覆部を形成した素材を用いることによって、摺擦面の
摩擦係数を、その全体に亘り略均一化する。 【解決手段】 解繊部Bにて、ロービング15に解繊処
理を施して、複数のストランド2を並列させた略帯状を
なすストランド集合体3を得る工程と、混合液付与部C
にてストランド集合体3に、配合ゴム、未硬化の熱硬化
性樹脂および摩擦向上剤を含む混合液7を付与する工程
と、乾燥部Dにてストランド集合体3に乾燥処理を施し
て、混合液7より被覆部4を形成する工程とを用いて素
材1を製造する。その後、素材1を用いて環状板形予備
成形体を得る工程と、予備成形体に加熱下で加圧成形を
施す工程とを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乾式クラッチフェ
ーシング、特に、繊維よりなる基材、ゴム、熱硬化性樹
脂および摩擦向上剤を有する乾式クラッチフェーシング
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の乾式クラッチフェーシン
グは、ロービング、配合ゴム、未硬化の熱硬化性樹脂お
よび摩擦向上剤よりなる素材を用いて環状板形予備成形
体を得る工程と、その予備成形体に加熱下で加圧成形を
施す工程とを用いて製造されている。この場合、素材の
製造に当っては、基材の繊維原料であるロービングに、
配合ゴム、未硬化の熱硬化性樹脂および摩擦向上剤を含
む混合液を含浸させ、次いでそのロービングに乾燥処理
を施す、といった方法が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらロービン
グは複数のストランドをバインダにより結束したもので
あるから、そのロービングに対する混合液の浸透性が悪
く、したがって各ストランドの表面に混合液を十分に付
着させることができない。このような素材を用いて、乾
式クラッチフェーシングを製造すると、各ストランドの
表面に、ゴム等による被覆部と、被覆されていない露出
部とが存在し、また各ストランドにおいて、その被覆の
程度も異なるため、乾式クラッチフェーシングの摺擦面
全体における摩擦係数のばらつきが大きくなり、その結
果、ジャダを発生し易い、という問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、摺擦面の摩擦
係数を、その摺擦面全体に亘り略均一化した乾式クラッ
チフェーシングを得ることができる前記製造方法を提供
することを目的とする。
【0005】前記目的を達成するため本発明によれば、
繊維よりなる基材、ゴム、熱硬化性樹脂および摩擦向上
剤を有する乾式クラッチフェーシングを製造するに当
り、ロービングに解繊処理を施して、複数のストランド
を並列させてなるストランド集合体を得る工程と、前記
ストランド集合体に、配合ゴム、未硬化の熱硬化性樹脂
および摩擦向上剤を含む混合液を付与する工程と、前記
ストランド集合体に乾燥処理を施すことによって、前記
混合液より形成された被覆部を持つ素材を得る工程と、
前記素材を用いて環状板形予備成形体を得る工程と、前
記予備成形体に加熱下で加圧成形を施す工程とを用いる
乾式クラッチフェーシングの製造方法が提供される。
【0006】ストランド集合体においては、各ストラン
ド間に間隙が存在するため、それらストランドの表面全
体に混合液を十分に付着させることができる。これによ
り、各ストランドの表面略全体にゴム等による被覆部を
形成して、摺擦面の摩擦係数を、その摺擦面全体に亘り
略均一化した乾式クラッチフェーシングを得ることが可
能である。
【0007】
【発明の実施の形態】図1において、略帯状をなす素材
1は乾式クラッチフェーシングの製造に用いられるもの
で、複数(図示例では便宜上4本)のストランド2を並
列させた略帯状をなすストランド集合体3と、そのスト
ランド集合体3を覆う被覆部4とより構成される。各ス
トランド2はガラス繊維等よりなる。また被覆部4は配
合ゴム、未硬化の熱硬化性樹脂および摩擦向上剤よりな
り、その被覆部4の一部は相隣る両ストランド2間の間
隙にも在り、したがって各ストランド2の表面略全体に
被覆部4が形成されている。
【0008】ゴムとしては、NBR、SBR、IR、B
R等が用いられ、また熱硬化性樹脂としては、フェノー
ル樹脂、各種変性フェノール樹脂、メラミン樹脂、エポ
キシ樹脂等が用いられ、さらに摩擦向上剤としては、硫
酸バリウム、炭酸カルシウム、珪藻土、ドロマイト等が
用いられる。
【0009】このような素材1を用いることによって、
繊維よりなる基材、ゴム、熱硬化性樹脂および摩擦向上
剤を有する乾式クラッチフェーシングを製造することが
でき、この乾式クラッチフェーシングにおいては、摺擦
面の摩擦係数が、その摺擦面全体に亘って略均一化され
る。
【0010】前記素材1の製造には、図2,3に示す素
材製造装置が用いられる。その装置は、ロービンググロ
ール5を有する供給部Aと、エアノズル6を有する解繊
部Bと、配合ゴム、未硬化の熱硬化性樹脂および摩擦向
上剤を含む混合液7を入れた槽8および長方形の通孔9
を持つ付着量調整板10を有する混合液付与部Cと、ヒ
ータ11を有する乾燥部Dと、巻取りロール12を有す
る巻取り部Eと、解繊部Bの出口側に配置され、且つ硬
質ゴムよりなる一対の繰出しロール13と、解繊部Bの
入口側、槽8内および乾燥部Dの出口側にそれぞれ配置
されたガイドロール14とを備えている。繰出しロール
13の繰出し速度および巻取りロール12の巻取り速度
は同一に設定されている。
【0011】素材製造装置において、供給部Aのロービ
ングロール5から、複数のストランド2をバインダによ
り結束したロービング15が繰出されて解繊部Bに送込
まれる。
【0012】解繊部Bでは、ロービング15にエアノズ
ル6からエアを吹付けてバインダによる結束を解く解繊
処理が行われ、これにより複数のストランド2を並列さ
せた略帯状をなすストランド集合体3が得られる。
【0013】ストランド集合体3は混合液付与部Cの混
合液7中に浸漬される。この場合、繰出し速度および巻
取り速度は、前記のように同一に設定されているので、
ストランド集合体3に引張り力が作用することはなく、
したがって各ストランド2が再び束ねられるようなこと
はない。
【0014】槽8内において、ストランド集合体3に混
合液7が含浸され、その付着混合液7の過剰分はストラ
ンド集合体3が付着量調整板10の通孔9を通過すると
きに絞られて調整される。この場合、通孔9は、混合液
7を付着した略帯状をなすストランド集合体3の横断面
形状に合せて長方形に形成されているので、そのストラ
ンド集合体3の形態が維持される。
【0015】所定量の混合液7を付着したストランド集
合体3は乾燥部Dに送込まれて乾燥処理を施され、これ
により素材1が得られる。素材1は、巻取り部Eにおい
て巻取りロール12に巻取られる。
【0016】前記素材1の具体的製造条件の一例につい
て述べれば次の通りである。混合液7は、50wt%の
固体分と50wt%の液体分としての溶剤を混合したも
のである。表1は固体分の組成を示し、また溶剤として
はアセトンを用いた。
【0017】
【表1】
【0018】ロービング15:4630TEXガラスロ
ービング(日本板硝子社製);解繊部Bにおけるエア吹
付圧:0.2〜0.6MPa、この例では0.5MP
a;繰出し速度および巻取り速度:5m/min ;付着量
調整板10の通孔9の寸法:縦2mm、横20mm;ストラ
ンド集合体3に対する混合液7の付着量:50wt%;
乾燥部Dの温度:110℃. 前記条件下において、幅a=23mm、厚さb=3mmの横
断面寸法を有し、略帯状をなす素材1を得た。
【0019】前記素材1を用い、次のような方法で乾式
クラッチフェーシングを製造した。
【0020】先ず、図4に示すように素材1を巻心16
に螺旋に巻いて環状板形予備成形体を得た。この場合の
螺旋巻きは、図5に示すように素材1の厚さ方向の面1
bが重なり合うように行われ、したがって素材1の幅方
向の面1aによって摺擦面が形成される。次いで、予備
成形体に、加熱下で加圧成形を施した。即ち、予備成形
体を成形型内に設置して、170℃、100〜200M
Pa、この例では150MPa、3分間の条件で予備硬
化処理を行って環状板形中間体を得、次いでその中間体
に研磨加工を施して厚さを3.5mmに仕上げ、その後、
中間体に180℃、3〜10時間、この例では5時間の
条件で後硬化処理を施した。これにより外径200mm、
内径140mm、厚さ3.5mmの乾式クラッチフェーシン
グ(I)を得た。
【0021】比較のため、前記ロービング15に、解繊
処理を施すことなく前記混合液7を含浸させ、また付着
量調整板10の通孔を直径5mmの円形孔にして、混合液
7の付着量を前記同様に設定し、さらに乾燥部Dの温度
を前記と同温度に設定して、直径6mmの略線状をなす素
材を得た。この素材を用いて、前記同様の方法で乾式ク
ラッチフェーシング(II)を得た。
【0022】各乾式クラッチフェーシング(I),(I
I)を用いて自動車のクラッチを構成し、これら乾式ク
ラッチフェーシング(I),(II)についてジャダ性を
評価した。その評価に当っては、自動車に加速度計を取
付け、乾式クラッチフェーシングすり合せ後の発進時に
おけるフロア前後方向の振動加速度を測定した。
【0023】表2は測定結果を示す。
【0024】
【表2】
【0025】表2から明らかなように乾式クラッチフェ
ーシング(I)は、同(II)に比べて振動加速度が小で
あり、したがってジャダの発生が大いに抑制されている
ことが判る。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、各ストランドの表面略
全体にゴム等による被覆部を形成した素材を得、この素
材を用いることによって、摺擦面の摩擦係数を、その全
体に亘り略均一化した乾式クラッチフェーシングを得る
ことが可能であり、また前記被覆部の形成によってスト
ランド、延いては乾式クラッチフェーシングの強度を向
上させることも可能である。
【0027】さらに繊維原料として結束状態のロービン
グを用いるので、毛羽の離脱浮遊に伴う作業環境の悪化
を防止することができる。その上、ロービングとして番
手の大きなもの、つまり太いものを用いて幅広の素材を
得ることも可能であり、これは、素材の生産性を向上さ
せる上で有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】素材の要部斜視図である。
【図2】素材製造装置の概略図である。
【図3】付着量調整板の平面図で、図2の3−3矢視図
に相当する。
【図4】乾式クラッチフェーシング用予備成形体の成形
方法説明図である。
【図5】図4の5−5線拡大断面図である。
【符号の説明】
1 素材 2 ストランド 3 ストランド集合体 7 混合液 15 ロービング B 解繊部 C 混合液付与部 D 乾燥部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09K 3/14 520 C09K 3/14 530G 530 530E F16D 69/02 C F16D 69/02 C08J 5/04 // C08J 5/04 5/14 5/14 B29C 67/14 A B29L 31:16 Fターム(参考) 3J058 AA58 BA76 GA12 GA31 GA55 GA64 GA65 GA76 GA93 GA95 4F071 AA10 AA41 AA42 AB21 AB24 AE12 AE17 AF22 AH07 BB03 4F072 AB21 AB25 AD02 AD13 AD21 AD23 AE06 AF04 AF06 AG06 AH21 AJ11 AK14 AL02 4F204 AA36 AA37 AA45 AA46 AB01 AB03 AB25 AD16 AE08 AG19 AH05 FA01 FB01 FE27 FF01 FF06 FG02 FH18 4F205 AA36 AA37 AA45 AA46 AB01 AB03 AB25 AD16 AE08 AG19 AH05 HA08 HA33 HA37 HA43 HB01 HC02 HF01 HF02 HM03

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維よりなる基材、ゴム、熱硬化性樹脂
    および摩擦向上剤を有する乾式クラッチフェーシングを
    製造するに当り、ロービング(15)に解繊処理を施し
    て、複数のストランド(2)を並列させてなるストラン
    ド集合体(3)を得る工程と、前記ストランド集合体
    (3)に、配合ゴム、未硬化の熱硬化性樹脂および摩擦
    向上剤を含む混合液(7)を付与する工程と、前記スト
    ランド集合体(3)に乾燥処理を施すことによって、前
    記混合液(7)より形成された被覆部(4)を持つ素材
    (1)を得る工程と、前記素材(1)を用いて環状板形
    予備成形体を得る工程と、前記予備成形体に加熱下で加
    圧成形を施す工程とを用いることを特徴とする、乾式ク
    ラッチフェーシングの製造方法。
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