JP2000213912A - 光ファイバ母材のコア部偏心量測定装置 - Google Patents
光ファイバ母材のコア部偏心量測定装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光ファイバ母材段階のコア部偏心量を容易か
つ精度良く測定し、測定値に基づいて光ファイバ段階に
おけるコア偏心量を予測し、不良品の発見を光ファイバ
母材の段階で確実に行う。 【解決手段】 偏光フィルタ4を介することで、光ファ
イバ母材1を光学レンズ越しに直視するかあるいはCC
Dカメラ3によりモニタ6に画像を写すことによりコア
部とクラッド部と外部空間との境界線を明瞭に識別し得
るようにする。移動台2の上盤22を下盤21に対し手
前方向に平行移動し外部空間とクラッドとの境界線から
クラッドとコア部との境界線までの上盤の移動量を測定
してクラッド部の径方向寸法を測定し、同様にコア部を
挟んで反対側のクラッド部の径方向寸法を測定する。次
に光ファイバ母材を中心軸回りに90度回転させて同様
の測定を行う。平面幾何学によりコア部の偏心量を演算
する。相似則により光ファイバ段階のコア偏心量を予測
する。
つ精度良く測定し、測定値に基づいて光ファイバ段階に
おけるコア偏心量を予測し、不良品の発見を光ファイバ
母材の段階で確実に行う。 【解決手段】 偏光フィルタ4を介することで、光ファ
イバ母材1を光学レンズ越しに直視するかあるいはCC
Dカメラ3によりモニタ6に画像を写すことによりコア
部とクラッド部と外部空間との境界線を明瞭に識別し得
るようにする。移動台2の上盤22を下盤21に対し手
前方向に平行移動し外部空間とクラッドとの境界線から
クラッドとコア部との境界線までの上盤の移動量を測定
してクラッド部の径方向寸法を測定し、同様にコア部を
挟んで反対側のクラッド部の径方向寸法を測定する。次
に光ファイバ母材を中心軸回りに90度回転させて同様
の測定を行う。平面幾何学によりコア部の偏心量を演算
する。相似則により光ファイバ段階のコア偏心量を予測
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ母材
(プリフォーム)のコア部の偏心量を測定することによ
り、線引き後の光ファイバのコア偏心量を線引き前の光
ファイバ母材の段階で予測するために用いられる光ファ
イバ母材のコア部偏心量測定装置に関する。
(プリフォーム)のコア部の偏心量を測定することによ
り、線引き後の光ファイバのコア偏心量を線引き前の光
ファイバ母材の段階で予測するために用いられる光ファ
イバ母材のコア部偏心量測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コア偏心量の測定は光ファイ
バ母材から線引きした後の光ファイバについて行われて
いた。この光ファイバのコア偏心量は、JIS(JIS
C6825「シングルモード光ファイバ構造パラメータ
試験方法」参照)に規定されるNFP法(ビデオアナラ
イザ法),イメージシェアリング法等の測定方法に準拠
した光ファイバ構造測定器によりモードフィールド偏心
量を求め、このモードフィールド偏心量をコア偏心量
(コア/クラッド偏心量)とみなすことにより測定が行
われている。これらは、例えば上記光ファイバの軸方向
一端にレーザ光を入力させその光ファイバを透過して他
端から出力する光の電磁界分布を測定したり(NFP
法)、上記の出力光の光のレベルの強弱をビデオカメラ
に表示させて画像(イメージ)を二つに分離(シェア)
することにより測定したりするものである。
バ母材から線引きした後の光ファイバについて行われて
いた。この光ファイバのコア偏心量は、JIS(JIS
C6825「シングルモード光ファイバ構造パラメータ
試験方法」参照)に規定されるNFP法(ビデオアナラ
イザ法),イメージシェアリング法等の測定方法に準拠
した光ファイバ構造測定器によりモードフィールド偏心
量を求め、このモードフィールド偏心量をコア偏心量
(コア/クラッド偏心量)とみなすことにより測定が行
われている。これらは、例えば上記光ファイバの軸方向
一端にレーザ光を入力させその光ファイバを透過して他
端から出力する光の電磁界分布を測定したり(NFP
法)、上記の出力光の光のレベルの強弱をビデオカメラ
に表示させて画像(イメージ)を二つに分離(シェア)
することにより測定したりするものである。
【0003】また、線引き後の光ファイバではなくて線
引き前の光ファイバ母材の段階でのコア部偏心量の測定
装置としては、上記光ファイバ母材の屈折率プロファイ
ル(屈折率分布)を計測することによりコア部偏心量を
推定するプリフォームアナライザー(英国YORK TECHNOL
OGY LTD製)という装置が知られている。この装置によ
るコア部偏心量の測定は以下のように行われる。すなわ
ち、まず図8に示すように屈折率マッチングオイルを満
たしたセル101内に収容した状態の光ファイバ母材1
に対しその長手軸に直交する方向からタングステン−ハ
ロゲン光(平行ビーム)102を上記セル101の照射
用窓部を通して照射し、光ファイバ母材1からの出射光
の偏角をレンズ系103を介して光ファイバ母材1の径
方向位置毎に検出する。次に、その偏角の計測値を光フ
ァイバ母材1の径方向寸法に対する偏角の関数により表
し、この関数を用いて演算処理をいわゆるパーソナルコ
ンピュータにより行わせることによって径方向寸法に対
する屈折率プロファイルを得る。そして、この屈折率プ
ロファイルに基づいて光ファイバ母材内のコア部の位置
を推定し、この推定位置と光ファイバ母材外径との相対
位置関係に基づいて上記コア部の偏心量を求める、とい
うものである。
引き前の光ファイバ母材の段階でのコア部偏心量の測定
装置としては、上記光ファイバ母材の屈折率プロファイ
ル(屈折率分布)を計測することによりコア部偏心量を
推定するプリフォームアナライザー(英国YORK TECHNOL
OGY LTD製)という装置が知られている。この装置によ
るコア部偏心量の測定は以下のように行われる。すなわ
ち、まず図8に示すように屈折率マッチングオイルを満
たしたセル101内に収容した状態の光ファイバ母材1
に対しその長手軸に直交する方向からタングステン−ハ
ロゲン光(平行ビーム)102を上記セル101の照射
用窓部を通して照射し、光ファイバ母材1からの出射光
の偏角をレンズ系103を介して光ファイバ母材1の径
方向位置毎に検出する。次に、その偏角の計測値を光フ
ァイバ母材1の径方向寸法に対する偏角の関数により表
し、この関数を用いて演算処理をいわゆるパーソナルコ
ンピュータにより行わせることによって径方向寸法に対
する屈折率プロファイルを得る。そして、この屈折率プ
ロファイルに基づいて光ファイバ母材内のコア部の位置
を推定し、この推定位置と光ファイバ母材外径との相対
位置関係に基づいて上記コア部の偏心量を求める、とい
うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光ファイバ
母材の製造、この光ファイバ母材の線引きによる光ファ
イバの製造、そして、その光ファイバのコア偏心量測定
という製造工程においては、光ファイバのコア偏心量の
測定値が規定値以上であると、その光ファイバは廃棄処
分されることになり、光ファイバ自体の無駄のみなら
ず、上記線引き工程での作業が無駄になる。一方、コア
部及びクラッド部からなる光ファイバ母材の横断面構造
と、この光ファイバ母材を線引きした後のコア及びクラ
ッドからなる光ファイバの横断面構造とは一般に相似形
であることから、線引き工程前の光ファイバ母材の段階
でコア部偏心量を測定して許容範囲内か否かの判定を行
えば、上記無駄の発生を防止することができるようにな
る。
母材の製造、この光ファイバ母材の線引きによる光ファ
イバの製造、そして、その光ファイバのコア偏心量測定
という製造工程においては、光ファイバのコア偏心量の
測定値が規定値以上であると、その光ファイバは廃棄処
分されることになり、光ファイバ自体の無駄のみなら
ず、上記線引き工程での作業が無駄になる。一方、コア
部及びクラッド部からなる光ファイバ母材の横断面構造
と、この光ファイバ母材を線引きした後のコア及びクラ
ッドからなる光ファイバの横断面構造とは一般に相似形
であることから、線引き工程前の光ファイバ母材の段階
でコア部偏心量を測定して許容範囲内か否かの判定を行
えば、上記無駄の発生を防止することができるようにな
る。
【0005】そこで、上記のプリフォームアナライザー
を用いて光ファイバ母材の段階でコア部偏心量の測定を
行い、この測定値に基づいて光ファイバ段階のコア偏心
量を予測することが考えられる。
を用いて光ファイバ母材の段階でコア部偏心量の測定を
行い、この測定値に基づいて光ファイバ段階のコア偏心
量を予測することが考えられる。
【0006】しかし、光ファイバ母材を対象とする上記
のプリフォームアナライザーによるコア部偏心量測定に
おいては、原理の上からは測定可能であるものの、光フ
ァイバ母材の周囲を屈折率調整用のマッチングオイルに
より満たされた状態にするための作業等の準備作業が煩
雑で手間がかかる他、出射光の偏角測定等の精度が低い
上に、屈折率プロファイルを求めるまでの工程に時間を
要するという不都合がある。
のプリフォームアナライザーによるコア部偏心量測定に
おいては、原理の上からは測定可能であるものの、光フ
ァイバ母材の周囲を屈折率調整用のマッチングオイルに
より満たされた状態にするための作業等の準備作業が煩
雑で手間がかかる他、出射光の偏角測定等の精度が低い
上に、屈折率プロファイルを求めるまでの工程に時間を
要するという不都合がある。
【0007】このため、光ファイバ母材段階でのコア部
偏心量測定の実施が従来あまり行われず、線引き後の光
ファイバ段階でのコア偏心量測定によって光ファイバの
品質の可否判定が行われており、近年の光ファイバ母材
の太径長尺化に伴い材料及び作業の無駄が増大する傾向
にある。
偏心量測定の実施が従来あまり行われず、線引き後の光
ファイバ段階でのコア偏心量測定によって光ファイバの
品質の可否判定が行われており、近年の光ファイバ母材
の太径長尺化に伴い材料及び作業の無駄が増大する傾向
にある。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、光ファイバ段
階におけるコア偏心量の可否判定を光ファイバ母材段階
において予め容易に行うことができ、不良品の早期発見
による無駄防止を行い得る光ファイバ母材のコア部偏心
量測定装置を提供することにある。
たものであり、その目的とするところは、光ファイバ段
階におけるコア偏心量の可否判定を光ファイバ母材段階
において予め容易に行うことができ、不良品の早期発見
による無駄防止を行い得る光ファイバ母材のコア部偏心
量測定装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明者は、偏光フィルタを介して光ファイバ母材
を見ることにより外表面の反射光成分が除かれ、光ファ
イバ母材を構成するコア部とクラッド部とのガラス組成
の相違に起因する境界線が視認可能となる点に着目し、
これを利用して簡易に光ファイバ母材のコア部偏心量を
測定し得る本発明を想到するに至ったものである。
に、本発明者は、偏光フィルタを介して光ファイバ母材
を見ることにより外表面の反射光成分が除かれ、光ファ
イバ母材を構成するコア部とクラッド部とのガラス組成
の相違に起因する境界線が視認可能となる点に着目し、
これを利用して簡易に光ファイバ母材のコア部偏心量を
測定し得る本発明を想到するに至ったものである。
【0010】具体的には、本発明は、請求項1記載の如
く光ファイバ母材をその長手方向に延びる中心軸の回り
に回転移動可能に支持する支持手段と、上記光ファイバ
母材に対する基準点表示を有しその光ファイバ母材を上
記中心軸に直交する方向に配置された視認軸と平行な方
向から拡大視する光学手段と、この光学手段に付設され
た偏光フィルタと、上記支持手段及び光学手段のいずれ
か一方を固定した状態で他方を上記中心軸及び視認軸に
対し共に直交する方向に配置された移動軸に沿って平行
移動させる移動手段と、この移動手段による特定区間の
移動量を計測する移動量計測手段とを備えることを特定
事項とするものである。
く光ファイバ母材をその長手方向に延びる中心軸の回り
に回転移動可能に支持する支持手段と、上記光ファイバ
母材に対する基準点表示を有しその光ファイバ母材を上
記中心軸に直交する方向に配置された視認軸と平行な方
向から拡大視する光学手段と、この光学手段に付設され
た偏光フィルタと、上記支持手段及び光学手段のいずれ
か一方を固定した状態で他方を上記中心軸及び視認軸に
対し共に直交する方向に配置された移動軸に沿って平行
移動させる移動手段と、この移動手段による特定区間の
移動量を計測する移動量計測手段とを備えることを特定
事項とするものである。
【0011】ここで、上記「中心軸」と「視認軸」と
「移動軸」とは互いに直交3軸を構成するものであり、
その内の「視認軸」と「移動軸」とは光ファイバ母材の
横断面上に配置された直交2軸を構成するものである。
また、「光学手段」とは拡大視するための例えば接眼レ
ンズ及び対物レンズ等により構成したレンズ系の他に、
CCDカメラ等により構成すればよく、「基準点表示」
とは光学手段により拡大視する視野と、測定対象の光フ
ァイバ母材との相対位置関係の基準を定める表示であ
り、例えば「+」印のマークもしくは中心軸に平行な線
分を上記接眼レンズもしくはCCDカメラのレンズ系に
予め表示したものである。
「移動軸」とは互いに直交3軸を構成するものであり、
その内の「視認軸」と「移動軸」とは光ファイバ母材の
横断面上に配置された直交2軸を構成するものである。
また、「光学手段」とは拡大視するための例えば接眼レ
ンズ及び対物レンズ等により構成したレンズ系の他に、
CCDカメラ等により構成すればよく、「基準点表示」
とは光学手段により拡大視する視野と、測定対象の光フ
ァイバ母材との相対位置関係の基準を定める表示であ
り、例えば「+」印のマークもしくは中心軸に平行な線
分を上記接眼レンズもしくはCCDカメラのレンズ系に
予め表示したものである。
【0012】上記の発明の場合、光ファイバ母材を中心
軸回りの任意の回転位置で支持手段に支持させ、この状
態の光ファイバ母材を光学手段により拡大視すると、偏
光レンズを介して光ファイバ母材の内部のガラス組成の
相違に起因してクラッド部とコア部との境界が視認でき
るようになる。そして、移動軸に沿って上記支持手段も
しくは光学手段の一方を移動させることにより、まず光
学手段により視認できる視野の中の基準点表示を光ファ
イバ母材の外表面(クラッド部の外表面)と外部の空間
との間の境界位置(第1境界位置)に合わせ、次に、上
記の移動軸に沿った移動をさらに進めることにより上記
の基準点表示を上記クラッド部とコア部との間の境界位
置(第2境界位置)に合わせ、上記第1境界位置から第
2境界位置までを特定区間としてその間の移動量を移動
量計測手段により計測する。この計測値x1(図1参
照)により、コア部11を挟んで移動軸方向一側のクラ
ッド部12の径方向寸法が得られることになる。同様
に、上記移動軸に沿った移動をさらに進めることにより
上記基準点表示を上記コア部11と、そのコア部11を
挟んで移動軸方向他側のクラッド部12との境界位置
(第3境界位置)に合わせ、次に、上記移動軸に沿った
移動をさらに進めることにより上記基準点表示を上記移
動軸方向他側のクラッド部12と外部空間との間の境界
位置(第4境界位置)に合わせ、上記第3境界位置から
第4境界位置までの移動量を上記移動量計測手段により
計測すると、この計測値x2により移動軸方向他側のク
ラッド部12の径方向寸法が得られることになる。
軸回りの任意の回転位置で支持手段に支持させ、この状
態の光ファイバ母材を光学手段により拡大視すると、偏
光レンズを介して光ファイバ母材の内部のガラス組成の
相違に起因してクラッド部とコア部との境界が視認でき
るようになる。そして、移動軸に沿って上記支持手段も
しくは光学手段の一方を移動させることにより、まず光
学手段により視認できる視野の中の基準点表示を光ファ
イバ母材の外表面(クラッド部の外表面)と外部の空間
との間の境界位置(第1境界位置)に合わせ、次に、上
記の移動軸に沿った移動をさらに進めることにより上記
の基準点表示を上記クラッド部とコア部との間の境界位
置(第2境界位置)に合わせ、上記第1境界位置から第
2境界位置までを特定区間としてその間の移動量を移動
量計測手段により計測する。この計測値x1(図1参
照)により、コア部11を挟んで移動軸方向一側のクラ
ッド部12の径方向寸法が得られることになる。同様
に、上記移動軸に沿った移動をさらに進めることにより
上記基準点表示を上記コア部11と、そのコア部11を
挟んで移動軸方向他側のクラッド部12との境界位置
(第3境界位置)に合わせ、次に、上記移動軸に沿った
移動をさらに進めることにより上記基準点表示を上記移
動軸方向他側のクラッド部12と外部空間との間の境界
位置(第4境界位置)に合わせ、上記第3境界位置から
第4境界位置までの移動量を上記移動量計測手段により
計測すると、この計測値x2により移動軸方向他側のク
ラッド部12の径方向寸法が得られることになる。
【0013】次に、上記光ファイバ母材1を中心軸回り
に90度回転させた回転位置で上記支持手段に支持さ
せ、この回転位置変換後の光ファイバ母材1に対し上記
と同様の操作を繰り返す。これにより、光ファイバ母材
1の横断面上で上記の計測値x 1,x2とは90度回転変
換後の移動軸方向一側のクラッド部12の径方向寸法と
して計測値y1、移動軸方向他側のクラッド部12の径
方向寸法として計測値y2がそれぞれ得られることにな
る。
に90度回転させた回転位置で上記支持手段に支持さ
せ、この回転位置変換後の光ファイバ母材1に対し上記
と同様の操作を繰り返す。これにより、光ファイバ母材
1の横断面上で上記の計測値x 1,x2とは90度回転変
換後の移動軸方向一側のクラッド部12の径方向寸法と
して計測値y1、移動軸方向他側のクラッド部12の径
方向寸法として計測値y2がそれぞれ得られることにな
る。
【0014】これらの各計測値x1,x2,y1,y2が得
られたら、光ファイバ母材1の中心Cpとコア部11の
中心Ccとの間の距離δp(コア部偏心量)は、上記の
各計測値を用いて平面幾何学によって演算により容易に
得ることができるようになる。
られたら、光ファイバ母材1の中心Cpとコア部11の
中心Ccとの間の距離δp(コア部偏心量)は、上記の
各計測値を用いて平面幾何学によって演算により容易に
得ることができるようになる。
【0015】すなわち、コア部11の直径をd、光ファ
イバ母材1の直径をD、x1,x2を計測した際の移動軸
をX軸、y1,y2を計測した際の移動軸をY軸、上記δ
pのX軸方向寸法をx、同じくδpのY軸方向寸法をy
とすると、δpは次の(1)式により表される。
イバ母材1の直径をD、x1,x2を計測した際の移動軸
をX軸、y1,y2を計測した際の移動軸をY軸、上記δ
pのX軸方向寸法をx、同じくδpのY軸方向寸法をy
とすると、δpは次の(1)式により表される。
【0016】 δp=(x2+y2)1/2 …(1) また、X軸方向の直径Dは(2)式の関係を有する。
【0017】 D=x1+d+x2 …(2) さらに、X軸方向の直径Dの半分の範囲は(3)式の関係
を有する。
を有する。
【0018】 (1/2)D=x+(1/2)d+x2 ゆえに、D=2x+d+2x2 …(3) 上記(2)式と(3)式との各右辺を等しいとしてdを消去
し、xについて整理すると、 x=(x1−x2)/2 …(4) が得られる。Y軸方向についても上記と同様に考えてy
を導くと(5)式のようになる。
し、xについて整理すると、 x=(x1−x2)/2 …(4) が得られる。Y軸方向についても上記と同様に考えてy
を導くと(5)式のようになる。
【0019】 y=(y1−y2)/2 …(5) そこで、上記(4)式及び(5)式を上記(1)式に代入して整
理すると、(6)式が得られる。
理すると、(6)式が得られる。
【0020】 δp={(x1−x2)2+(y1−y2)2}1/2 …(6) 従って、上記の各計測値x1,x2,y1,y2を上記(6)
式に代入すれば、コア部偏心量δpが容易にかつ精度よ
く得られることになる。
式に代入すれば、コア部偏心量δpが容易にかつ精度よ
く得られることになる。
【0021】このδpに基づいて線引き後の光ファイバ
段階のコア偏心量δfは以下のようにして推定すればよ
い。すなわち、光ファイバ母材の横断面構造と、光ファ
イバの横断面構造とは互いに相似であるとの仮定に立て
ば、相似則に基づき次の(7)式が成立する。
段階のコア偏心量δfは以下のようにして推定すればよ
い。すなわち、光ファイバ母材の横断面構造と、光ファ
イバの横断面構造とは互いに相似であるとの仮定に立て
ば、相似則に基づき次の(7)式が成立する。
【0022】δp/D=δf/Df…(7) ここで、光ファイバ外径Dfを125μmとして変形す
ると、 δf=δp×(125/D)…(8) 以上、上記の4つの計測値x1,x2,y1,y2に基づいて
上記の(6)式により光ファイバ母材のコア部コア偏心量
δpの演算と、このδpに基づいて上記の(8)式により
線引き後の光ファイバのコア偏心量δfの推定とを行う
ことが可能になる。
ると、 δf=δp×(125/D)…(8) 以上、上記の4つの計測値x1,x2,y1,y2に基づいて
上記の(6)式により光ファイバ母材のコア部コア偏心量
δpの演算と、このδpに基づいて上記の(8)式により
線引き後の光ファイバのコア偏心量δfの推定とを行う
ことが可能になる。
【0023】なお、母材直径Dは、本測定装置あるいは
ノギス、レーザー外測計など他の測定手段で求めること
ができる。
ノギス、レーザー外測計など他の測定手段で求めること
ができる。
【0024】また、上記の第1〜第4の各境界位置に対
する基準点表示の位置合わせの際に、光ファイバ母材を
挟んで光学手段と相対向する方向からその光ファイバ母
材に対し照明光を付与する光源を設けることにより、偏
光フィルタを介して上記各境界位置をより明確に視認す
ることが可能になる。さらに、接眼レンズを通して操作
者が直接視認する他に、光学手段により拡大視した光フ
ァイバ母材の画像を基準点表示と共にモニタにより表示
することにより、上記の位置合わせをより容易かつ確実
に行い得る。その際、光学手段としてCCDカメラを用
い、このCCDカメラからの出力信号を受けて上記モニ
タに表示させるようにモニタとCCDカメラとを接続す
ることにより、上記のモニタへの表示を具体的に実現さ
せることが可能になる。
する基準点表示の位置合わせの際に、光ファイバ母材を
挟んで光学手段と相対向する方向からその光ファイバ母
材に対し照明光を付与する光源を設けることにより、偏
光フィルタを介して上記各境界位置をより明確に視認す
ることが可能になる。さらに、接眼レンズを通して操作
者が直接視認する他に、光学手段により拡大視した光フ
ァイバ母材の画像を基準点表示と共にモニタにより表示
することにより、上記の位置合わせをより容易かつ確実
に行い得る。その際、光学手段としてCCDカメラを用
い、このCCDカメラからの出力信号を受けて上記モニ
タに表示させるようにモニタとCCDカメラとを接続す
ることにより、上記のモニタへの表示を具体的に実現さ
せることが可能になる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ファイ
バ母材のコア部偏心量測定位置によれば、偏光フィルタ
を通して光ファイバ母材を視認することによりそのコア
部及びクラッド部の境界線を明瞭に識別することがで
き、その境界線を視認しながら移動量を測定するだけと
いう簡易な操作によりコア部偏心量を容易かつ精度良く
測定することができる。このため、そのコア部偏心量の
測定値に基づいて光ファイバ段階におけるコア偏心量の
可否判定を光ファイバ母材段階において予め行うことが
でき、不良品の早期発見による無駄防止を図ることがで
きる。
バ母材のコア部偏心量測定位置によれば、偏光フィルタ
を通して光ファイバ母材を視認することによりそのコア
部及びクラッド部の境界線を明瞭に識別することがで
き、その境界線を視認しながら移動量を測定するだけと
いう簡易な操作によりコア部偏心量を容易かつ精度良く
測定することができる。このため、そのコア部偏心量の
測定値に基づいて光ファイバ段階におけるコア偏心量の
可否判定を光ファイバ母材段階において予め行うことが
でき、不良品の早期発見による無駄防止を図ることがで
きる。
【0026】
【発明の実施形態】以下、図面に基づいて本発明の実施
形態を詳細に説明する。 <第1実施形態>図2は、本発明の第1実施形態に係る
光ファイバ母材のコア部偏心量測定装置を示し、1は測
定対象の光ファイバ母材、2は支持手段としての移動
台、3は光学手段としてのCCDカメラ、4は偏光フィ
ルタ、31は対物レンズ、5は上記CCDカメラ3の視
認軸Sに沿って光ファイバ母材1を挟んでCCDカメラ
3とは反対側に配置された光源としてのランプ、6は上
記CCDカメラ3と互いに接続されたモニタ、7は上記
移動台2と互いに接続されて移動台の移動量を計測する
移動量計測手段を兼ね備えた演算装置である。
形態を詳細に説明する。 <第1実施形態>図2は、本発明の第1実施形態に係る
光ファイバ母材のコア部偏心量測定装置を示し、1は測
定対象の光ファイバ母材、2は支持手段としての移動
台、3は光学手段としてのCCDカメラ、4は偏光フィ
ルタ、31は対物レンズ、5は上記CCDカメラ3の視
認軸Sに沿って光ファイバ母材1を挟んでCCDカメラ
3とは反対側に配置された光源としてのランプ、6は上
記CCDカメラ3と互いに接続されたモニタ、7は上記
移動台2と互いに接続されて移動台の移動量を計測する
移動量計測手段を兼ね備えた演算装置である。
【0027】上記光ファイバ母材1は、中心軸Pが例え
ば水平方向に向くように配置され、ほぼ中心位置に形成
された円形断面のコア部11(図1参照)と、この周囲
に形成されたクラッド部12とにより円形断面を有する
ものである。
ば水平方向に向くように配置され、ほぼ中心位置に形成
された円形断面のコア部11(図1参照)と、この周囲
に形成されたクラッド部12とにより円形断面を有する
ものである。
【0028】上記移動台2は、図3にも示すように図示
省略の定盤上に載置されて位置固定される下盤21と、
この下盤21に対し水平面上を上記中心軸Pに対し直交
する移動軸Mに沿って平行にスライド移動可能に案内さ
れる上盤22とを備えている。上記上盤22の上には上
記光ファイバ母材1が中心軸P回りの所定の回転位置と
された状態で保持されるようになっている。また、上記
下盤21及び上盤22は共に中央位置が開口部とされ、
少なくとも一方側の開口部には透明ガラス板221がは
め込まれている。そして、この開口部を通して上記ラン
プ5の照明光が光ファイバ母材1に対し照射されるよう
になっている。さらに、上記移動台2は下盤21に対す
る移動軸Mに沿った上盤22の平行移動量、すなわち、
光ファイバ母材1の上記移動軸Mに沿った平行移動量を
電気的に検出する手段(例えばロータリエンコーダ)を
備えており、上記演算装置7からの後述のスイッチ信号
に基づいて特定区間の移動量が計測されるようになって
いる。
省略の定盤上に載置されて位置固定される下盤21と、
この下盤21に対し水平面上を上記中心軸Pに対し直交
する移動軸Mに沿って平行にスライド移動可能に案内さ
れる上盤22とを備えている。上記上盤22の上には上
記光ファイバ母材1が中心軸P回りの所定の回転位置と
された状態で保持されるようになっている。また、上記
下盤21及び上盤22は共に中央位置が開口部とされ、
少なくとも一方側の開口部には透明ガラス板221がは
め込まれている。そして、この開口部を通して上記ラン
プ5の照明光が光ファイバ母材1に対し照射されるよう
になっている。さらに、上記移動台2は下盤21に対す
る移動軸Mに沿った上盤22の平行移動量、すなわち、
光ファイバ母材1の上記移動軸Mに沿った平行移動量を
電気的に検出する手段(例えばロータリエンコーダ)を
備えており、上記演算装置7からの後述のスイッチ信号
に基づいて特定区間の移動量が計測されるようになって
いる。
【0029】上記CCDカメラ3は、その視認軸Sが上
記中心軸Pと移動軸Mとの交点を通り両軸P,Mに共に
直交することになるように配設され、上記光ファイバ母
材1を偏光フィルタ4を介してピント調整した状態で拡
大視し得るようになっている。そして、上記CCDカメ
ラ3には視野内に基準点表示としての十字線がマーキン
グされ、図4に示すようにこの十字線32,33と共に
拡大視した光ファイバ母材1の画像が上記モニタ6に表
示されるようになっている。このモニタ6には、上記光
ファイバ母材1が偏光フィルタ4を介して見た状態、す
なわち、ほぼ中心軸Pに沿って延びるコア部11と、そ
の両側のクラッド部12,12との各境界位置が明瞭に
識別し得る状態で表示される。加えて、上記中心軸Pは
十字横線33と平行に、また、上記移動軸Mは十字縦線
32と合致した状態にそれぞれ表示されることになる。
そして、上記移動台2の上盤22を移動軸Mに沿って移
動することにより、十字線32,33は固定のまま光フ
ァイバ母材1が同図の下方向に平行移動することにな
る。
記中心軸Pと移動軸Mとの交点を通り両軸P,Mに共に
直交することになるように配設され、上記光ファイバ母
材1を偏光フィルタ4を介してピント調整した状態で拡
大視し得るようになっている。そして、上記CCDカメ
ラ3には視野内に基準点表示としての十字線がマーキン
グされ、図4に示すようにこの十字線32,33と共に
拡大視した光ファイバ母材1の画像が上記モニタ6に表
示されるようになっている。このモニタ6には、上記光
ファイバ母材1が偏光フィルタ4を介して見た状態、す
なわち、ほぼ中心軸Pに沿って延びるコア部11と、そ
の両側のクラッド部12,12との各境界位置が明瞭に
識別し得る状態で表示される。加えて、上記中心軸Pは
十字横線33と平行に、また、上記移動軸Mは十字縦線
32と合致した状態にそれぞれ表示されることになる。
そして、上記移動台2の上盤22を移動軸Mに沿って移
動することにより、十字線32,33は固定のまま光フ
ァイバ母材1が同図の下方向に平行移動することにな
る。
【0030】上記演算装置7は、操作者によりスイッチ
操作される測定スイッチ71、入出力インターフェー
ス、演算処理するためのCPU、及び、演算結果を出力
するプリンタ72を備えており、操作者が上記測定スイ
ッチ71を操作することにより、上記光ファイバ母材1
の移動軸Mに沿った特定区間の平行移動量を計測して記
憶するようになっている。そして、その記憶された計測
値に基づいて前述の(6)式により光ファイバ母材1のコ
ア部偏心量δpと、これに基づく光ファイバのコア偏心
量δfの推定値とを演算処理し、その演算結果を上記プ
リンタ72により出力するようになっている。
操作される測定スイッチ71、入出力インターフェー
ス、演算処理するためのCPU、及び、演算結果を出力
するプリンタ72を備えており、操作者が上記測定スイ
ッチ71を操作することにより、上記光ファイバ母材1
の移動軸Mに沿った特定区間の平行移動量を計測して記
憶するようになっている。そして、その記憶された計測
値に基づいて前述の(6)式により光ファイバ母材1のコ
ア部偏心量δpと、これに基づく光ファイバのコア偏心
量δfの推定値とを演算処理し、その演算結果を上記プ
リンタ72により出力するようになっている。
【0031】次に、上記のコア部偏心量測定装置により
光ファイバ母材1のコア部偏心量δpを測定する手順に
ついて説明すると、光ファイバ母材1を中心軸P回りの
任意の回転位置(第1の回転位置)の状態にして移動台
2の上盤22の上に固定し、その上盤22を視認軸Sよ
りも後方に位置させる。そして、上記モニタ6を見なが
ら上記上盤22を光ファイバ母材1と共に移動軸Mに沿
って手前に少しずつ平行移動させる。モニタ6の画像上
の十字横線33が光ファイバ母材1の手前のクラッド部
12と外部空間との境界線b1(第1境界位置;図4参
照)に合致した時点で上記平行移動を停止して上記スイ
ッチ71を押して入力操作する。これにより、移動量計
測の初期値としてゼロ値に初期設定される。次いで、上
記上盤22を再度平行移動させると、モニタ6上の光フ
ァイバ母材1も図4の矢印方向にさらに移動することに
なり、上記十字横線33が上記クラッド部12とコア部
11との境界線b2(第2境界位置)に合致した時点で
上記上盤22の移動を再度停止させる。そして、上記ス
イッチ71を再度押して入力操作する。これにより、演
算装置7では上記の境界線b1から境界線b2までの特定
区間の光ファイバ母材1の移動軸Mに沿った移動量x1
(図1参照)が計測されて記憶されることになる。
光ファイバ母材1のコア部偏心量δpを測定する手順に
ついて説明すると、光ファイバ母材1を中心軸P回りの
任意の回転位置(第1の回転位置)の状態にして移動台
2の上盤22の上に固定し、その上盤22を視認軸Sよ
りも後方に位置させる。そして、上記モニタ6を見なが
ら上記上盤22を光ファイバ母材1と共に移動軸Mに沿
って手前に少しずつ平行移動させる。モニタ6の画像上
の十字横線33が光ファイバ母材1の手前のクラッド部
12と外部空間との境界線b1(第1境界位置;図4参
照)に合致した時点で上記平行移動を停止して上記スイ
ッチ71を押して入力操作する。これにより、移動量計
測の初期値としてゼロ値に初期設定される。次いで、上
記上盤22を再度平行移動させると、モニタ6上の光フ
ァイバ母材1も図4の矢印方向にさらに移動することに
なり、上記十字横線33が上記クラッド部12とコア部
11との境界線b2(第2境界位置)に合致した時点で
上記上盤22の移動を再度停止させる。そして、上記ス
イッチ71を再度押して入力操作する。これにより、演
算装置7では上記の境界線b1から境界線b2までの特定
区間の光ファイバ母材1の移動軸Mに沿った移動量x1
(図1参照)が計測されて記憶されることになる。
【0032】さらに、上盤22を移動させて上記十字横
線33が上記コア部11と後側のクラッド部12との境
界線b3(第3境界位置)に合致した時点で上記上盤2
2の移動を停止させ、上記操作スイッチ71による入力
操作によって移動量計測の初期値としてゼロ値が再設定
される。そして、これまでの操作と同様に上記上盤22
を再移動させて上記十字横線33が上記後側のクラッド
部12と外部空間との境界線b4(第4境界位置)に合
致した時点で操作スイッチ71により入力操作すること
によって、演算装置7では上記境界線b3から境界線b4
までを特定区間としてこの特定区間における光ファイバ
母材1の移動量x2が計測されて記憶されることにな
る。
線33が上記コア部11と後側のクラッド部12との境
界線b3(第3境界位置)に合致した時点で上記上盤2
2の移動を停止させ、上記操作スイッチ71による入力
操作によって移動量計測の初期値としてゼロ値が再設定
される。そして、これまでの操作と同様に上記上盤22
を再移動させて上記十字横線33が上記後側のクラッド
部12と外部空間との境界線b4(第4境界位置)に合
致した時点で操作スイッチ71により入力操作すること
によって、演算装置7では上記境界線b3から境界線b4
までを特定区間としてこの特定区間における光ファイバ
母材1の移動量x2が計測されて記憶されることにな
る。
【0033】以上で一対の移動量(計測値)x1,x2が
得られる。つまり、図1に示すX軸が上記移動軸Mと合
致されて、X軸方向寸法であるx1,x2が計測値として
得られることになる。
得られる。つまり、図1に示すX軸が上記移動軸Mと合
致されて、X軸方向寸法であるx1,x2が計測値として
得られることになる。
【0034】次に、上記の第1の回転位置から中心軸P
回りに90度回転させた第2の回転位置で光ファイバ母
材1を固定する。これにより、図1に示すY軸が上記移
動軸Mと合致されることになる。そして、上記の第1の
回転位置における測定と同様の操作を再度繰り返し、Y
軸方向寸法であるy1,y2が計測値として得られること
になる。
回りに90度回転させた第2の回転位置で光ファイバ母
材1を固定する。これにより、図1に示すY軸が上記移
動軸Mと合致されることになる。そして、上記の第1の
回転位置における測定と同様の操作を再度繰り返し、Y
軸方向寸法であるy1,y2が計測値として得られること
になる。
【0035】そして、これら二対の計測値x1,x2,y
1,y2が(6)式に代入されてコア部偏心量δpが演算さ
れ、引き続いてこのコア部偏心量がδp(8)式に代入さ
れて光ファイバ段階でのコア偏心量の予測値δfが演算
され、両値δp,δfがプリンタ72により出力され
る。 <第2実施形態>図5は第2実施形態に係る光ファイバ
母材のコア部偏心量測定装置を示し、8は対物レンズ8
1及び接眼レンズ82を備え視認軸Pに沿って配置され
た光学手段としての拡大鏡であり、その対物レンズ81
の先端には偏光フィルタ4が装着されている。
1,y2が(6)式に代入されてコア部偏心量δpが演算さ
れ、引き続いてこのコア部偏心量がδp(8)式に代入さ
れて光ファイバ段階でのコア偏心量の予測値δfが演算
され、両値δp,δfがプリンタ72により出力され
る。 <第2実施形態>図5は第2実施形態に係る光ファイバ
母材のコア部偏心量測定装置を示し、8は対物レンズ8
1及び接眼レンズ82を備え視認軸Pに沿って配置され
た光学手段としての拡大鏡であり、その対物レンズ81
の先端には偏光フィルタ4が装着されている。
【0036】なお、他の構成要素は第1実施形態と同様
であるため、同一構成要素には同一符号を付してその詳
細な説明を省略する。
であるため、同一構成要素には同一符号を付してその詳
細な説明を省略する。
【0037】この第2実施形態においても第1実施形態
と同様の測定操作によりコア部偏心量δp及び光ファイ
バ段階のコア偏心量の予測値δfを容易に得ることがで
きる。
と同様の測定操作によりコア部偏心量δp及び光ファイ
バ段階のコア偏心量の予測値δfを容易に得ることがで
きる。
【0038】すなわち、上記接眼レンズ82には図6に
示すように中心位置に基準点表示としての十字線83,
84がマーキングされており、操作者が上記接眼レンズ
82を直に覗くことによりこの十字横線84と、第1実
施形態のそれと同様の境界線b1〜b4とをそれぞれ合
致させ、操作スイッチ71による入力操作をすれば、境
界線b1からb2までの移動量と、境界線b3からb4
までの移動量とが測定されることになる。 <他の実施形態>なお、本発明は上記第1及び第2実施
形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態
を包含するものである。すなわち、上記第1及び第2実
施形態では、ランプ5を設けているが、これに限らず、
省略してもよい。この場合でも室内照明の光を受けて光
ファイバ母材1内のクラッド部12とコア部11との各
境界線、及び、上記クラッド部と外部空間との各境界線
を偏光フィルタを通して明確に識別し得る。
示すように中心位置に基準点表示としての十字線83,
84がマーキングされており、操作者が上記接眼レンズ
82を直に覗くことによりこの十字横線84と、第1実
施形態のそれと同様の境界線b1〜b4とをそれぞれ合
致させ、操作スイッチ71による入力操作をすれば、境
界線b1からb2までの移動量と、境界線b3からb4
までの移動量とが測定されることになる。 <他の実施形態>なお、本発明は上記第1及び第2実施
形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態
を包含するものである。すなわち、上記第1及び第2実
施形態では、ランプ5を設けているが、これに限らず、
省略してもよい。この場合でも室内照明の光を受けて光
ファイバ母材1内のクラッド部12とコア部11との各
境界線、及び、上記クラッド部と外部空間との各境界線
を偏光フィルタを通して明確に識別し得る。
【0039】
【実施例】上記の第2実施形態の測定装置を用いて実際
に製造された光ファイバ母材のコア部偏心量を測定し、
この測定値に基づいて光ファイバ段階でのコア偏心量に
ついての予測値を演算により求めた。そして、上記光フ
ァイバ母材を用いて実際に線引きした光ファイバについ
てコア偏心量を測定し、この予測値と実際のコア偏心量
との相関関係を調べた。
に製造された光ファイバ母材のコア部偏心量を測定し、
この測定値に基づいて光ファイバ段階でのコア偏心量に
ついての予測値を演算により求めた。そして、上記光フ
ァイバ母材を用いて実際に線引きした光ファイバについ
てコア偏心量を測定し、この予測値と実際のコア偏心量
との相関関係を調べた。
【0040】測定に当たり、まず、測定の必要分解能の
検討を行った。光ファイバ段階でのコア偏心量の分解能
(精度)は0.01μmであることから、上記の予測値
がこの分解能と同程度になるであろう光ファイバ母材段
階での分解能の設定をおこなうとする。外径に対する分
解能の比が光ファイバ段階と、光ファイバ母材段階とで
同じとすると、以下の関係が成立する。ここで、光ファ
イバ母材の分解能(精度)をΔδp、また、線引き後の
光ファイバの外径を125μmとする。
検討を行った。光ファイバ段階でのコア偏心量の分解能
(精度)は0.01μmであることから、上記の予測値
がこの分解能と同程度になるであろう光ファイバ母材段
階での分解能の設定をおこなうとする。外径に対する分
解能の比が光ファイバ段階と、光ファイバ母材段階とで
同じとすると、以下の関係が成立する。ここで、光ファ
イバ母材の分解能(精度)をΔδp、また、線引き後の
光ファイバの外径を125μmとする。
【0041】0.01/125=Δδp/D ゆえに、Δδp=(0.01/125)×D この関係を光ファイバ母材(プリフォーム)の外径Dが
45,60,80mmのものについてそれぞれ求めると
表1のようになる。
45,60,80mmのものについてそれぞれ求めると
表1のようになる。
【0042】
【表1】 この表1中のΔδpの最小値との関係で本実施例では分
解能Δδpとして0.004mmに設定した。このΔδ
pは、市販のロータリーエンコーダで十分可能な値であ
る。
解能Δδpとして0.004mmに設定した。このΔδ
pは、市販のロータリーエンコーダで十分可能な値であ
る。
【0043】また、対物レンズ81の倍率について試行
錯誤した結果、1倍では分解能が悪く、また、5倍では
大きすぎて境界線b1等がぼやけるため、本実施例では
対物レンズ81の倍率として3倍を設定した。
錯誤した結果、1倍では分解能が悪く、また、5倍では
大きすぎて境界線b1等がぼやけるため、本実施例では
対物レンズ81の倍率として3倍を設定した。
【0044】そして、15本の母材(測定数:n=2
2)についてコア部偏心量の測定を行い、計測値x1,
x2,y1,y2、これに基づく光ファイバ母材のコア部
偏心量δp、これに基づく光ファイバ段階のコア偏心量
の予測値δf、及び、実際の光ファイバのコア偏心量が
得られた。
2)についてコア部偏心量の測定を行い、計測値x1,
x2,y1,y2、これに基づく光ファイバ母材のコア部
偏心量δp、これに基づく光ファイバ段階のコア偏心量
の予測値δf、及び、実際の光ファイバのコア偏心量が
得られた。
【0045】得られた光ファイバ段階のコア偏心量の予
測値δfと、実際の光ファイバのコア偏心量との関係を
図7に示す。これによると、予測値δfと、実際の光フ
ァイバのコア偏心量との間にはほぼ直線の関係が見ら
れ、本実施例による光ファイバ母材段階でのコア部偏心
量の測定値に基づいて光ファイバ段階のコア偏心量を精
度よく予測し得ることが分かる。
測値δfと、実際の光ファイバのコア偏心量との関係を
図7に示す。これによると、予測値δfと、実際の光フ
ァイバのコア偏心量との間にはほぼ直線の関係が見ら
れ、本実施例による光ファイバ母材段階でのコア部偏心
量の測定値に基づいて光ファイバ段階のコア偏心量を精
度よく予測し得ることが分かる。
【図1】本発明のコア部偏心量を求める原理を説明する
ためにコア部が偏心した状態を誇張して示す光ファイバ
母材の断面説図である。
ためにコア部が偏心した状態を誇張して示す光ファイバ
母材の断面説図である。
【図2】第1実施形態のコア部測定装置の模式図であ
る。
る。
【図3】図2のA−A線における断面説明図である。
【図4】モニタの拡大正面図である。
【図5】第2実施形態のコア部測定装置の模式図であ
る。
る。
【図6】図5の接眼レンズの視野内の状態を示す説明図
である。
である。
【図7】光ファイバ段階のコア偏心量予測値と、実際の
光ファイバのコア偏心量との関係を示す図である。
光ファイバのコア偏心量との関係を示す図である。
【図8】従来の光ファイバ母材のコア部偏心量を推定す
るプリフォームアナライザーを示す原理図である。
るプリフォームアナライザーを示す原理図である。
1 光ファイバ母材 2 移動台(支持手段,移動手段) 3 CCDカメラ(光学手段) 4 偏光フィルタ 5 ランプ(光源) 6 モニタ 8 拡大鏡(光学手段) 11 コア部 12 クラッド部 M 移動軸 P 中心軸 S 視認軸
Claims (5)
- 【請求項1】 光ファイバ母材をその長手方向に延びる
中心軸の回りに回転移動可能に支持する支持手段と、 上記光ファイバ母材に対する基準点表示を有し上記光フ
ァイバ母材を上記中心軸に直交する方向に配置された視
認軸と平行な方向から拡大視する光学手段と、 この光学手段に付設された偏光フィルタと、 上記支持手段及び光学手段のいずれか一方を固定した状
態で他方を上記中心軸及び視認軸に対し共に直交する方
向に配置された移動軸に沿って平行移動させる移動手段
と、 この移動手段による特定区間の移動量を計測する移動量
計測手段とを備えていることを特徴とする光ファイバ母
材のコア部偏心量測定装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 光ファイバ母材を挟んで光学手段と相対向する方向から
その光ファイバ母材に対し照明光を付与する光源を備え
ていることを特徴とする光ファイバ母材のコア部偏心量
測定装置。 - 【請求項3】 請求項1において、 光学手段により拡大視した光ファイバ母材の画像を基準
点表示と共に表示するモニタを備えていることを特徴と
する光ファイバ母材のコア部偏心量測定装置。 - 【請求項4】 請求項3において、 光学手段はCCDカメラであり、モニタはこのCCDカ
メラからの出力信号を受けて表示するように上記CCD
カメラと接続されていることを特徴とする光ファイバ母
材のコア部偏心量測定装置。 - 【請求項5】 請求項1において、 支持手段と移動手段とは、光ファイバ母材を載置した状
態で移動させる移動台により構成されていることを特徴
とする光ファイバ母材のコア部偏心量測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11015133A JP2000213912A (ja) | 1999-01-25 | 1999-01-25 | 光ファイバ母材のコア部偏心量測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11015133A JP2000213912A (ja) | 1999-01-25 | 1999-01-25 | 光ファイバ母材のコア部偏心量測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000213912A true JP2000213912A (ja) | 2000-08-04 |
Family
ID=11880334
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11015133A Pending JP2000213912A (ja) | 1999-01-25 | 1999-01-25 | 光ファイバ母材のコア部偏心量測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000213912A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102889862A (zh) * | 2012-10-09 | 2013-01-23 | 中天科技精密材料有限公司 | 一种大直径光纤预制棒偏心率测试设备及其测试方法 |
| CN113503814A (zh) * | 2021-07-06 | 2021-10-15 | 上海飞博激光科技有限公司 | 一种光纤束中间臂居中检测装置和检测方法 |
| US11150417B2 (en) | 2019-09-06 | 2021-10-19 | Coming Research & Development Corporation | Systems and methods for estimating insertion loss in optical fiber connections and fiber links using data reading apparatus |
| CN114136242A (zh) * | 2021-12-01 | 2022-03-04 | 南通大学 | 一种光纤预制棒偏心度测量装置 |
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