JP2000214302A - 反射防止フィルム及びその製造方法 - Google Patents
反射防止フィルム及びその製造方法Info
- Publication number
- JP2000214302A JP2000214302A JP11012461A JP1246199A JP2000214302A JP 2000214302 A JP2000214302 A JP 2000214302A JP 11012461 A JP11012461 A JP 11012461A JP 1246199 A JP1246199 A JP 1246199A JP 2000214302 A JP2000214302 A JP 2000214302A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refractive index
- index layer
- layer
- film
- hard coat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 視覚情報を各種ディスプレイの透明基板を通
して、あるいはミラーからの像を透明基板を通して観察
する場合に、これら透明基板の表面が光の反射を防止し
て、視覚情報等を明瞭に判読できる反射防止フィルムを
提供すること。 【解決手段】 透明基材フィルム上に、ハードコート層
を介して、中屈折率層、高屈折率層及び低屈折率層がこ
の順序で形成されてなる反射防止フィルムであって、、
中屈折率層はバインダーと屈折率が1.5以上の超微粒
子とからなる層であり、高屈折率層は金属あるいは金属
の酸化物、窒化物、もしくは硫化物からなる可視光領域
に吸収を持ち、導電性を有する層であり、低屈折率層は
SiO2よりなる層であり、かつ、上記各層の厚みが、
それぞれ30〜100nm、2〜10nm及び50〜1
10nmであることを特徴とする反射防止フィルム。
して、あるいはミラーからの像を透明基板を通して観察
する場合に、これら透明基板の表面が光の反射を防止し
て、視覚情報等を明瞭に判読できる反射防止フィルムを
提供すること。 【解決手段】 透明基材フィルム上に、ハードコート層
を介して、中屈折率層、高屈折率層及び低屈折率層がこ
の順序で形成されてなる反射防止フィルムであって、、
中屈折率層はバインダーと屈折率が1.5以上の超微粒
子とからなる層であり、高屈折率層は金属あるいは金属
の酸化物、窒化物、もしくは硫化物からなる可視光領域
に吸収を持ち、導電性を有する層であり、低屈折率層は
SiO2よりなる層であり、かつ、上記各層の厚みが、
それぞれ30〜100nm、2〜10nm及び50〜1
10nmであることを特徴とする反射防止フィルム。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防眩性とともに光
学的機能をもつフィルムに関し、特にワープロ、コンピ
ュータ、テレビなどの各種ディスプレイ、液晶表示装置
に用いる偏光板の表面、透明なプラスチック類からなり
サングラスのレンズ、度付きメガネのレンズ、カメラ用
ファインダーのレンズなどの光学レンズ、各種計器のカ
バー、自動車、電車などの窓ガラスの表面の反射防止フ
ィルムに好適な光学的特性に優れた反射防止フィルムに
関する。
学的機能をもつフィルムに関し、特にワープロ、コンピ
ュータ、テレビなどの各種ディスプレイ、液晶表示装置
に用いる偏光板の表面、透明なプラスチック類からなり
サングラスのレンズ、度付きメガネのレンズ、カメラ用
ファインダーのレンズなどの光学レンズ、各種計器のカ
バー、自動車、電車などの窓ガラスの表面の反射防止フ
ィルムに好適な光学的特性に優れた反射防止フィルムに
関する。
【0002】
【従来の技術】カーブミラー、バックミラー、ゴーグ
ル、窓ガラス、パソコン、ワープロなどのディスプレイ
その他種々の商業ディスプレイなどには、ガラスやプラ
スチックなどの透明基板が使用されている。そして、こ
れらの透明基板を通して物体や文字、図形などの視覚情
報、あるいはミラーからの像を透明基板を通して反射層
からの像を観察する場合に、これら透明基板の表面が光
を反射して、内部の必要な視覚情報が判読し難いという
問題点があった。
ル、窓ガラス、パソコン、ワープロなどのディスプレイ
その他種々の商業ディスプレイなどには、ガラスやプラ
スチックなどの透明基板が使用されている。そして、こ
れらの透明基板を通して物体や文字、図形などの視覚情
報、あるいはミラーからの像を透明基板を通して反射層
からの像を観察する場合に、これら透明基板の表面が光
を反射して、内部の必要な視覚情報が判読し難いという
問題点があった。
【0003】従来、これらの光の反射を防止する技術に
は、ガラスやプラスチックの表面に反射防止塗料を塗工
する方法、ガラスなどの透明基板の表面に厚み0.1μ
m程度のMgF2などの極薄膜や金属蒸着膜を設ける方
法、プラスチックレンズなどの表面に電離放射線硬化型
樹脂を塗工し、更に、その上に蒸着によりSiOxやM
gF2の膜を形成する方法、電離放射線硬化型樹脂の硬
化膜の上に更に低屈折率の塗膜を形成する方法などがあ
った。
は、ガラスやプラスチックの表面に反射防止塗料を塗工
する方法、ガラスなどの透明基板の表面に厚み0.1μ
m程度のMgF2などの極薄膜や金属蒸着膜を設ける方
法、プラスチックレンズなどの表面に電離放射線硬化型
樹脂を塗工し、更に、その上に蒸着によりSiOxやM
gF2の膜を形成する方法、電離放射線硬化型樹脂の硬
化膜の上に更に低屈折率の塗膜を形成する方法などがあ
った。
【0004】前記のガラスに形成された厚みが0.1μ
m程度のMgF2の薄膜を更に詳述する。該薄膜は、空
気中で入射光が薄膜に垂直に入射する場合に、特定の波
長をλ0とし、この波長に対する反射防止膜の屈折率を
n0、反射防止膜の厚みをh、及び基板の屈折率をnzと
すると、反射防止膜が光の反射を100%防止して、か
つ、光を100%透過するための条件は、次の式1及び
式2の関係を満たすことが必要であることは既に知られ
ている(サイエンスライブラリ物理学=9「光学」70
〜72頁、昭和55年、(株)サイエンス社発行)。 n0=(nz)1/2 (式1) n0h=λ0/4 (式2)
m程度のMgF2の薄膜を更に詳述する。該薄膜は、空
気中で入射光が薄膜に垂直に入射する場合に、特定の波
長をλ0とし、この波長に対する反射防止膜の屈折率を
n0、反射防止膜の厚みをh、及び基板の屈折率をnzと
すると、反射防止膜が光の反射を100%防止して、か
つ、光を100%透過するための条件は、次の式1及び
式2の関係を満たすことが必要であることは既に知られ
ている(サイエンスライブラリ物理学=9「光学」70
〜72頁、昭和55年、(株)サイエンス社発行)。 n0=(nz)1/2 (式1) n0h=λ0/4 (式2)
【0005】ガラスの屈折率nZは1.5であり、Mg
F2の膜の屈折率n0は1.38、入射光の波長λ0は
5,500オングストローム(基準)と既知である。こ
れらの数値を前記の(式2)に代入すると反射防止膜の
厚みhは約0.1μmが最適であることが算出される。
前記(式1)によれば、光の反射を100%防止するた
めには、上層側の塗膜の屈折率が、それが設けられる下
層の屈折率の平方根の値に近い材料を選択すればよい。
F2の膜の屈折率n0は1.38、入射光の波長λ0は
5,500オングストローム(基準)と既知である。こ
れらの数値を前記の(式2)に代入すると反射防止膜の
厚みhは約0.1μmが最適であることが算出される。
前記(式1)によれば、光の反射を100%防止するた
めには、上層側の塗膜の屈折率が、それが設けられる下
層の屈折率の平方根の値に近い材料を選択すればよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、各種
ディスプレイに使用して透明基板を通して識別する物体
や文字、図形などの視覚情報、あるいはミラーからの像
を透明基板を通して反射層からの像を観察する場合に、
これら透明基板の表面が光の反射を防止して、内部の必
要な視覚情報を透過して、明瞭に判読できる反射防止フ
ィルムを提供することである。
ディスプレイに使用して透明基板を通して識別する物体
や文字、図形などの視覚情報、あるいはミラーからの像
を透明基板を通して反射層からの像を観察する場合に、
これら透明基板の表面が光の反射を防止して、内部の必
要な視覚情報を透過して、明瞭に判読できる反射防止フ
ィルムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的は以下の本発
明によって達成される。即ち、本発明は、透明基材フィ
ルム上に、ハードコート層を介して、中屈折率層、高屈
折率層及び低屈折率層がこの順序で形成されてなる反射
防止フィルムであって、低屈折率層はSiO2よりなる
層であり、中屈折率層はバインダーと屈折率が1.5以
上の超微粒子とからなる層であり、高屈折率層は金属あ
るいは金属の酸化物、窒化物、もしくは硫化物からなる
可視光領域に吸収を持ち、導電性を有する層であり、か
つ、これらの層の厚みが、低屈折率層は50〜110n
m、中屈折率層は30〜100nm及び高屈折率層は2
〜10nmであることを特徴とする反射防止フィルム及
びその製造方法である。
明によって達成される。即ち、本発明は、透明基材フィ
ルム上に、ハードコート層を介して、中屈折率層、高屈
折率層及び低屈折率層がこの順序で形成されてなる反射
防止フィルムであって、低屈折率層はSiO2よりなる
層であり、中屈折率層はバインダーと屈折率が1.5以
上の超微粒子とからなる層であり、高屈折率層は金属あ
るいは金属の酸化物、窒化物、もしくは硫化物からなる
可視光領域に吸収を持ち、導電性を有する層であり、か
つ、これらの層の厚みが、低屈折率層は50〜110n
m、中屈折率層は30〜100nm及び高屈折率層は2
〜10nmであることを特徴とする反射防止フィルム及
びその製造方法である。
【0008】本発明の第1の反射防止フィルムの製造方
法は、透明基材フィルム上に、ハードコート層、中屈折
率層、高屈折率層及び低屈折率層をこの順序で積層した
反射防止フィルムを製造するに際し、透明基材フィルム
上に硬化反応型の樹脂からなる未硬化のハードコート層
及び硬化反応型の樹脂バインダーと屈折率が1.5以上
の超微粒子とを含む組成物からなる未硬化の中屈折率層
をこの順に形成し、未硬化の該中屈折率層にミラー状又
は微細な凹凸を有する賦型フィルムを積層した後、加熱
処理及び/又は電離放射線処理により上記の各層を硬化
させて該賦型フィルムを除去し、硬化形成された該中屈
折率層上に、金属又は金属の酸化物、窒化物もしくは硫
化物からなる高屈折率層を真空蒸着又はスパッタリング
によって形成し、さらにこの高屈折率層上に真空蒸着、
スパッタリング又はプラズマCVD法によりSiO2よ
りなる低屈析率層を形成する工程を含むことを特徴とす
る反射防止フィルムの製造方法である。
法は、透明基材フィルム上に、ハードコート層、中屈折
率層、高屈折率層及び低屈折率層をこの順序で積層した
反射防止フィルムを製造するに際し、透明基材フィルム
上に硬化反応型の樹脂からなる未硬化のハードコート層
及び硬化反応型の樹脂バインダーと屈折率が1.5以上
の超微粒子とを含む組成物からなる未硬化の中屈折率層
をこの順に形成し、未硬化の該中屈折率層にミラー状又
は微細な凹凸を有する賦型フィルムを積層した後、加熱
処理及び/又は電離放射線処理により上記の各層を硬化
させて該賦型フィルムを除去し、硬化形成された該中屈
折率層上に、金属又は金属の酸化物、窒化物もしくは硫
化物からなる高屈折率層を真空蒸着又はスパッタリング
によって形成し、さらにこの高屈折率層上に真空蒸着、
スパッタリング又はプラズマCVD法によりSiO2よ
りなる低屈析率層を形成する工程を含むことを特徴とす
る反射防止フィルムの製造方法である。
【0009】本発明の第2の反射防止フィルムの製造方
法は、透明基材フィルム上に、ハードコート層、中屈折
率層、高屈折率層及び低屈折率層をこの順序で積層した
反射防止フィルムを製造するに際し、透明基材フィルム
上に形成した硬化反応型の樹脂からなる未硬化のハード
コート層と、ミラー状又は表面に微小凹凸形状を有する
賦型フィルム上に形成した硬化反応型の樹脂バインダー
と屈折率が1.5以上の超微粒子とを含む組成物からな
る未硬化の中屈折率層とを積層した後、加熱処理及び/
又は電離放射線処理によりこれらの層を硬化させて該中
屈折率層から該賦型フィルムを除去し、硬化形成された
該中屈折率層上に金属又は金属の酸化物、窒化物もしく
は硫化物からなる高屈折率層を真空蒸着又はスパッタリ
ングによって形成し、さらにこの高屈折率層上に真空蒸
着、スパッタリング又はプラズマCVD法によりSiO
2よりなる低屈析率層を形成する工程を含むことを特徴
とする反射防止フィルムの製造方法である。
法は、透明基材フィルム上に、ハードコート層、中屈折
率層、高屈折率層及び低屈折率層をこの順序で積層した
反射防止フィルムを製造するに際し、透明基材フィルム
上に形成した硬化反応型の樹脂からなる未硬化のハード
コート層と、ミラー状又は表面に微小凹凸形状を有する
賦型フィルム上に形成した硬化反応型の樹脂バインダー
と屈折率が1.5以上の超微粒子とを含む組成物からな
る未硬化の中屈折率層とを積層した後、加熱処理及び/
又は電離放射線処理によりこれらの層を硬化させて該中
屈折率層から該賦型フィルムを除去し、硬化形成された
該中屈折率層上に金属又は金属の酸化物、窒化物もしく
は硫化物からなる高屈折率層を真空蒸着又はスパッタリ
ングによって形成し、さらにこの高屈折率層上に真空蒸
着、スパッタリング又はプラズマCVD法によりSiO
2よりなる低屈析率層を形成する工程を含むことを特徴
とする反射防止フィルムの製造方法である。
【0010】又、本発明の第3の反射防止フィルムの製
造方法は、透明基材フィルム上に、ハードコート層を介
して、中屈折率層、高屈折率層及び低屈析率層をこの順
に積層してなる反射防止フィルムを製造するに際し、表
面がミラー状又は微小凹凸を有する賦型フィルム上に順
に形成され、加熱処理及び/又は電離放射線処理により
硬化された、硬化反応型の樹脂バインダーと屈折率が
1.5以上の超微粒子とを含む組成物からなる中屈折率
層及び硬化反応型の樹脂からなるハードコート層の該ハ
ードコート層と透明基材フィルム上に形成された未硬化
の反応型接着剤層とを積層した後、加熱処理及び/又は
電離放射線処理により該接着剤層を硬化させて該賦形フ
ィルムを除去し、該中屈折率層上に金属又は金属の酸化
物、窒化物もしくは硫化物からなる高屈折率層を真空蒸
着又はスパッタリングによって形成し、更にこの高屈折
率層上に真空蒸着、スパッタリング又はプラズマCVD
法によりSiO2よりなる低屈析率層を形成する工程を
含むことを特徴とする反射防止フィルムの製造方法であ
る。
造方法は、透明基材フィルム上に、ハードコート層を介
して、中屈折率層、高屈折率層及び低屈析率層をこの順
に積層してなる反射防止フィルムを製造するに際し、表
面がミラー状又は微小凹凸を有する賦型フィルム上に順
に形成され、加熱処理及び/又は電離放射線処理により
硬化された、硬化反応型の樹脂バインダーと屈折率が
1.5以上の超微粒子とを含む組成物からなる中屈折率
層及び硬化反応型の樹脂からなるハードコート層の該ハ
ードコート層と透明基材フィルム上に形成された未硬化
の反応型接着剤層とを積層した後、加熱処理及び/又は
電離放射線処理により該接着剤層を硬化させて該賦形フ
ィルムを除去し、該中屈折率層上に金属又は金属の酸化
物、窒化物もしくは硫化物からなる高屈折率層を真空蒸
着又はスパッタリングによって形成し、更にこの高屈折
率層上に真空蒸着、スパッタリング又はプラズマCVD
法によりSiO2よりなる低屈析率層を形成する工程を
含むことを特徴とする反射防止フィルムの製造方法であ
る。
【0011】以下に本発明を詳細に説明するが、本発明
の反射防止フィルムの好ましい実施態様は、下記の通り
である。 (1)前記高屈折率層が、Ag、Au、Ni、Cr又は
Ti、もしくはこれらの金属の酸化物、窒化物又は硫化
物からなる層である反射防止フィルム。 (2)前記ハードコート層の前記中屈折率層と接する面
には凹凸形状が形成されている反射防止フィルム。 (3)前記ハードコート層は、前記透明基材フィルム上
に直接あるいはプライマー層及び/又は接着剤層を介し
て設けられている反射防止フィルム。 (4)前記中屈折率層は、熱硬化型樹脂及び/又は電離
放射線型樹脂と、ZnO、TiO2、CeO2、Sb
2O5、SnO2、ITO、In2O3、Y2O3、La
2O3、Al2O3、Hf2O3およびZrO2からなる群か
ら選ばれる少なくとも1種を該樹脂l重量部に対して
0.1〜20重量部の割合で含む組成物で形成されてい
る反射防止フィルム。 (4)前記低屈折率層が、プラズマCVD法によって形
成されている反射防止フィルム。
の反射防止フィルムの好ましい実施態様は、下記の通り
である。 (1)前記高屈折率層が、Ag、Au、Ni、Cr又は
Ti、もしくはこれらの金属の酸化物、窒化物又は硫化
物からなる層である反射防止フィルム。 (2)前記ハードコート層の前記中屈折率層と接する面
には凹凸形状が形成されている反射防止フィルム。 (3)前記ハードコート層は、前記透明基材フィルム上
に直接あるいはプライマー層及び/又は接着剤層を介し
て設けられている反射防止フィルム。 (4)前記中屈折率層は、熱硬化型樹脂及び/又は電離
放射線型樹脂と、ZnO、TiO2、CeO2、Sb
2O5、SnO2、ITO、In2O3、Y2O3、La
2O3、Al2O3、Hf2O3およびZrO2からなる群か
ら選ばれる少なくとも1種を該樹脂l重量部に対して
0.1〜20重量部の割合で含む組成物で形成されてい
る反射防止フィルム。 (4)前記低屈折率層が、プラズマCVD法によって形
成されている反射防止フィルム。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明を詳
細に説明する。一例を図1又は図2に示すように、本発
明の反射防止フィルム10は、透明基材フィルム5の一
方の面に、ミラー状又は凹凸状に賦形されたハードコー
ト層4を介して、中屈折率層(第1層)3、高屈折率層
(第2層)2及び低屈折率層l(第3層)が順に形成さ
れた構造を有するものであり、各層が下記のように構成
されていることが特徴である。
細に説明する。一例を図1又は図2に示すように、本発
明の反射防止フィルム10は、透明基材フィルム5の一
方の面に、ミラー状又は凹凸状に賦形されたハードコー
ト層4を介して、中屈折率層(第1層)3、高屈折率層
(第2層)2及び低屈折率層l(第3層)が順に形成さ
れた構造を有するものであり、各層が下記のように構成
されていることが特徴である。
【0013】即ち、低屈折率層1はSiO2層よりな
り、中屈折率層3はバインダーと屈折率がl.5以上の
超微粒子とから構成され、高屈折率層2は金属あるいは
金属の酸化物、窒化物、もしくは硫化物からなる可視光
領域に吸収を持ち、導電性を有する層である。又、各層
の厚みは、低屈折率層が50〜110nm、高屈折率層
が2〜10nm、そして中屈折率層が30〜100nm
である。又、本発明の反射防止フィルム10において
は、中屈折率層3は高屈折率層2より屈折率が低く、低
屈折率層1はハードコート層4及び/又は透明基材フィ
ルム5よりは高い屈折率をもつものである。
り、中屈折率層3はバインダーと屈折率がl.5以上の
超微粒子とから構成され、高屈折率層2は金属あるいは
金属の酸化物、窒化物、もしくは硫化物からなる可視光
領域に吸収を持ち、導電性を有する層である。又、各層
の厚みは、低屈折率層が50〜110nm、高屈折率層
が2〜10nm、そして中屈折率層が30〜100nm
である。又、本発明の反射防止フィルム10において
は、中屈折率層3は高屈折率層2より屈折率が低く、低
屈折率層1はハードコート層4及び/又は透明基材フィ
ルム5よりは高い屈折率をもつものである。
【0014】本発明の好ましい反射防止フィルム10と
しては、上記ハードコート層4の中屈折率層3と接する
ハードコート層側が凹凸形状を有し、ハードコート層4
は透明基材フィルム5に直接あるいは図6に例示するよ
うにプライマー層7を設けて、あるいは、図5に例示す
るように接着剤層8を介して形成されたもの、図6に例
示するように更に低屈析率層1に防汚コート層42を設
けたものが挙げられる。
しては、上記ハードコート層4の中屈折率層3と接する
ハードコート層側が凹凸形状を有し、ハードコート層4
は透明基材フィルム5に直接あるいは図6に例示するよ
うにプライマー層7を設けて、あるいは、図5に例示す
るように接着剤層8を介して形成されたもの、図6に例
示するように更に低屈析率層1に防汚コート層42を設
けたものが挙げられる。
【0015】本発明で使用する透明基材シートは、ガラ
スなどのセラミックス又は透明のプラスチックの延伸又
は未延伸のフィルムから形成される。通常の光学ガラス
の他に、透明プラスチックとしては、例えば、ポリエス
テル、ポリアミド、ポリイミド、ポリプロピレン、ポリ
メチルペンテン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアセター
ル、ポリメタアクリル酸メチル、ポリカーボネート、ポ
リウレタンなどの熱可塑性樹脂を使用することができ
る。透明基材フィルム5には、ハードコート層4との接
着を強固にするプライマー層あるいは接着剤層を設ける
こともできる。
スなどのセラミックス又は透明のプラスチックの延伸又
は未延伸のフィルムから形成される。通常の光学ガラス
の他に、透明プラスチックとしては、例えば、ポリエス
テル、ポリアミド、ポリイミド、ポリプロピレン、ポリ
メチルペンテン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアセター
ル、ポリメタアクリル酸メチル、ポリカーボネート、ポ
リウレタンなどの熱可塑性樹脂を使用することができ
る。透明基材フィルム5には、ハードコート層4との接
着を強固にするプライマー層あるいは接着剤層を設ける
こともできる。
【0016】ハードコート層4は、通常熱硬化型樹脂及
び/又は電離放射線型樹脂から形成される。未硬化のこ
れらの樹脂を含む塗工液を透明基材シート5上に従来公
知の塗布等の塗工方法によって形成される。塗工液はハ
ードコート層4の乾燥膜厚が、好ましくは0.5〜6μ
m、さらに好ましくは3〜6μmとなるように塗工され
る。膜厚が薄過ぎると透明基材フィルムに形成する中屈
折率層、高屈折率層及び低屈折率層の硬度を維持するこ
とが困難となり、上記範囲の膜厚とすることにより良好
な硬度を維持することが可能となり、反射防止フィルム
にハード性能を付与することができる。ハードコート層
を必要以上に厚くすることは、反射防止フィルムの可撓
性を損なうばかりでなく、硬化時間が長くなって生産性
を低下させ、製造コストを高くすることにもなるので好
ましくない。
び/又は電離放射線型樹脂から形成される。未硬化のこ
れらの樹脂を含む塗工液を透明基材シート5上に従来公
知の塗布等の塗工方法によって形成される。塗工液はハ
ードコート層4の乾燥膜厚が、好ましくは0.5〜6μ
m、さらに好ましくは3〜6μmとなるように塗工され
る。膜厚が薄過ぎると透明基材フィルムに形成する中屈
折率層、高屈折率層及び低屈折率層の硬度を維持するこ
とが困難となり、上記範囲の膜厚とすることにより良好
な硬度を維持することが可能となり、反射防止フィルム
にハード性能を付与することができる。ハードコート層
を必要以上に厚くすることは、反射防止フィルムの可撓
性を損なうばかりでなく、硬化時間が長くなって生産性
を低下させ、製造コストを高くすることにもなるので好
ましくない。
【0017】中屈折率層3は、バインダーである熱硬化
型樹脂及び/又は電離放射線型樹脂とマトリックス材で
ある屈折率が1.5以上のZnO(屈折率1.90、以
下数値は屈折率を示す)、TiO2(2.3〜2.
7)、CeO2(l.95)、Sb2O5、(1.7
1)、SnO2(1.997)、ITO(1.95)、
In2O3(2.00)、Y2O3(1.87)、La2O3
(1.95)、Al2O3(1.63)、HfO2(2.
00)、ZrO2(2.05)、からなる群から選ばれ
る少なくとも1種の超微粒子とから形成される。これら
のなかではZrO2が中屈折率層の耐久性を一層優れた
ものとする上で特に好ましい。超微粒子の平均粒径は、
5〜50nmが好ましく、更に好ましくは、5〜10n
mである。又、超微粒子はバインダーよりも屈折率が高
いことが好ましい。
型樹脂及び/又は電離放射線型樹脂とマトリックス材で
ある屈折率が1.5以上のZnO(屈折率1.90、以
下数値は屈折率を示す)、TiO2(2.3〜2.
7)、CeO2(l.95)、Sb2O5、(1.7
1)、SnO2(1.997)、ITO(1.95)、
In2O3(2.00)、Y2O3(1.87)、La2O3
(1.95)、Al2O3(1.63)、HfO2(2.
00)、ZrO2(2.05)、からなる群から選ばれ
る少なくとも1種の超微粒子とから形成される。これら
のなかではZrO2が中屈折率層の耐久性を一層優れた
ものとする上で特に好ましい。超微粒子の平均粒径は、
5〜50nmが好ましく、更に好ましくは、5〜10n
mである。又、超微粒子はバインダーよりも屈折率が高
いことが好ましい。
【0018】中屈折率層3は、バインダー及び超微粒子
を含む塗料をハードコート層4上に塗布することにより
形成される。超微粒子の好ましい使用量は、バインダー
の熱硬化型樹脂及び/又は電離放射線型樹脂1重量部に
対して0.1〜20重量部の割合である。少なすぎると
反射防止効果が低下し、多すぎると超微粒子のハードコ
ート層への固着性が低下して脱落する傾向が増大するの
で好ましくない。
を含む塗料をハードコート層4上に塗布することにより
形成される。超微粒子の好ましい使用量は、バインダー
の熱硬化型樹脂及び/又は電離放射線型樹脂1重量部に
対して0.1〜20重量部の割合である。少なすぎると
反射防止効果が低下し、多すぎると超微粒子のハードコ
ート層への固着性が低下して脱落する傾向が増大するの
で好ましくない。
【0019】中屈折率層3は、図3に示すように、未硬
化のハードコート層46上に更に未硬化の中屈折率層3
6を塗工し、未硬化状態で賦型フィルム6と積層して加
熱及び/又は電離放射線処理でハードコート層とともに
硬化させ、賦型フィルム6を剥離して形成する。又、図
4に示すように、凹凸形状をもつ賦型フィルム6上に未
硬化の中屈折率層36及びハードコート層46を形成
し、これを透明基材フィルムに必要によっては接着剤層
8を設けて積層した後、硬化・賦型する転写方法でハー
ドコート層及び中屈折率層を構成することもできる。中
屈折率層の厚みは30〜100nmが好ましく、更に好
ましくは40〜90nmである。この範囲より薄すぎて
も、厚すぎても効果的な反射防止機能を発現できなくな
るので好ましくない。
化のハードコート層46上に更に未硬化の中屈折率層3
6を塗工し、未硬化状態で賦型フィルム6と積層して加
熱及び/又は電離放射線処理でハードコート層とともに
硬化させ、賦型フィルム6を剥離して形成する。又、図
4に示すように、凹凸形状をもつ賦型フィルム6上に未
硬化の中屈折率層36及びハードコート層46を形成
し、これを透明基材フィルムに必要によっては接着剤層
8を設けて積層した後、硬化・賦型する転写方法でハー
ドコート層及び中屈折率層を構成することもできる。中
屈折率層の厚みは30〜100nmが好ましく、更に好
ましくは40〜90nmである。この範囲より薄すぎて
も、厚すぎても効果的な反射防止機能を発現できなくな
るので好ましくない。
【0020】本発明において中屈折率層3に設ける凹凸
形状は、賦型したハードコート層4上に設けるばかりで
なく、必要により透明基材フィルムに設ける層である接
着剤層8、プライマー層7に凹凸形状を賦型して同一の
機能をもたせることもできる。ハードコート層4(の凹
凸形状)は、中屈折率層3と直接に接触されるものであ
り、ハードコート層4の屈折率は、中屈折率層3の屈折
率よりも小さく形成する。尚、本発明において、「ハー
ド性能」あるいは「ハードコート」とは、JISK54
00で示す鉛筆硬度試験で、H以上の硬度を示すことを
意味する。
形状は、賦型したハードコート層4上に設けるばかりで
なく、必要により透明基材フィルムに設ける層である接
着剤層8、プライマー層7に凹凸形状を賦型して同一の
機能をもたせることもできる。ハードコート層4(の凹
凸形状)は、中屈折率層3と直接に接触されるものであ
り、ハードコート層4の屈折率は、中屈折率層3の屈折
率よりも小さく形成する。尚、本発明において、「ハー
ド性能」あるいは「ハードコート」とは、JISK54
00で示す鉛筆硬度試験で、H以上の硬度を示すことを
意味する。
【0021】上記の要件を満たすハードコート層及び中
屈折率層を形成するための好ましい熱硬化型樹脂及び/
又は電離放射線型樹脂としては、例えば、アクリレート
系の官能基をもつもの、例えば、比較的低分子量のポリ
エステル、ポリエーテル、アクリル系樹脂、エポキシ樹
脂、ポリウレタン、アルキッド樹脂、スピロアセタール
樹脂、ポリブタジエン、ポリチオールポリエン系樹脂、
多価アルコールなどの多官能化合物の(メタ)アクリレ
ート(以下本明細書では、アクリレートとメタアクリレ
ートとを(メタ)アクリレートと記載する。)などのオ
リゴマー又はプレポリマー及び反応性の希釈剤であるエ
チル(メタ)アクリレート、エチルヘキシル(メタ)ア
クリレート、スチレン、ビニルトルエン、N−ビニルピ
ロリドンなどの単官能モノマー、並びに多官能モノマ
ー、例えばトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリ
レート、へキサンジオール(メタ)アクリレート、トリ
プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリス
リトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリ
トールヘキサ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサン
ジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコ
ールジ(メタ)アクリレートなどを比較的多量に含むも
のが使用される。
屈折率層を形成するための好ましい熱硬化型樹脂及び/
又は電離放射線型樹脂としては、例えば、アクリレート
系の官能基をもつもの、例えば、比較的低分子量のポリ
エステル、ポリエーテル、アクリル系樹脂、エポキシ樹
脂、ポリウレタン、アルキッド樹脂、スピロアセタール
樹脂、ポリブタジエン、ポリチオールポリエン系樹脂、
多価アルコールなどの多官能化合物の(メタ)アクリレ
ート(以下本明細書では、アクリレートとメタアクリレ
ートとを(メタ)アクリレートと記載する。)などのオ
リゴマー又はプレポリマー及び反応性の希釈剤であるエ
チル(メタ)アクリレート、エチルヘキシル(メタ)ア
クリレート、スチレン、ビニルトルエン、N−ビニルピ
ロリドンなどの単官能モノマー、並びに多官能モノマ
ー、例えばトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリ
レート、へキサンジオール(メタ)アクリレート、トリ
プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリス
リトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリ
トールヘキサ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサン
ジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコ
ールジ(メタ)アクリレートなどを比較的多量に含むも
のが使用される。
【0022】更に、上記の電離放射線硬化型樹脂を紫外
線硬化型樹脂として使用するときは、これらの中に光重
合開始剤として、例えば、アセトフェノン類、ベンゾフ
ェノン類、ミヒラーベンゾイルベンゾエート、α−アミ
ロキシムエステル、チオキサントン類や、光増感剤とし
てn−ブチルアミン、トリエチルアミン、トリ−n−ブ
チルホスフィンなどを混合して使用することが好まし
い。
線硬化型樹脂として使用するときは、これらの中に光重
合開始剤として、例えば、アセトフェノン類、ベンゾフ
ェノン類、ミヒラーベンゾイルベンゾエート、α−アミ
ロキシムエステル、チオキサントン類や、光増感剤とし
てn−ブチルアミン、トリエチルアミン、トリ−n−ブ
チルホスフィンなどを混合して使用することが好まし
い。
【0023】上記の電離放射線硬化型樹脂には、一般式
RmSi(OR′)nで表される反応性有機ケイ素化合物
(式中のR、R′は炭素数1〜10のアルキル基を表
し、m+n=4であり、そしてm及びnはそれぞれ整数
である。)を含ませることもできる。該ケイ素化合物と
しては、例えば、テトラメトキシシラン、テトラエトキ
シシラン、テトラ−iso−プロポキシシラン、テトラ
−n−プロポキシシラン、テトラ−n−ブトキシシラ
ン、テトラ−sec−ブトキシシラン、テトラ−ter
t−ブトキシシラン、テトラペンタエトキシシラン、テ
トラペンタ−iso−プロポキシシラン、テトラペンタ
−n−プロポキシシラン、テトラペンタ−n−ブトキシ
シラン、テトラペンタ−sec−ブトキシシラン、テト
ラペンタ−tert−ブトキシシラン、メチルトリメト
キシシラン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリプ
ロポキシシラン、メチルトリブトキシシラン、ジメチル
ジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、ジメチ
ルエトキシシラン、ジメチルメトキシシラン、ジメチル
プロポキシシラン、ジメチルブトキシシラン、メチルジ
メトキシシラン、メチルジエトキシシラン、へキシルト
リメトキシシラン等が挙げられる。
RmSi(OR′)nで表される反応性有機ケイ素化合物
(式中のR、R′は炭素数1〜10のアルキル基を表
し、m+n=4であり、そしてm及びnはそれぞれ整数
である。)を含ませることもできる。該ケイ素化合物と
しては、例えば、テトラメトキシシラン、テトラエトキ
シシラン、テトラ−iso−プロポキシシラン、テトラ
−n−プロポキシシラン、テトラ−n−ブトキシシラ
ン、テトラ−sec−ブトキシシラン、テトラ−ter
t−ブトキシシラン、テトラペンタエトキシシラン、テ
トラペンタ−iso−プロポキシシラン、テトラペンタ
−n−プロポキシシラン、テトラペンタ−n−ブトキシ
シラン、テトラペンタ−sec−ブトキシシラン、テト
ラペンタ−tert−ブトキシシラン、メチルトリメト
キシシラン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリプ
ロポキシシラン、メチルトリブトキシシラン、ジメチル
ジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、ジメチ
ルエトキシシラン、ジメチルメトキシシラン、ジメチル
プロポキシシラン、ジメチルブトキシシラン、メチルジ
メトキシシラン、メチルジエトキシシラン、へキシルト
リメトキシシラン等が挙げられる。
【0024】高屈折率層2は、可視光領域に吸収を持つ
とともに導電性を有する層である。このような高屈折率
層は金属あるいは金属の酸化物、窒化物もしくは硫化物
から形成される。好ましい金属としては、Ag、Au、
Ni、Cr、Ti等が挙げられる。これらの金属は2種
以上の合金であってもよく、又、これらの金属の酸化物
は2種以上の複合酸化物であってもよい。
とともに導電性を有する層である。このような高屈折率
層は金属あるいは金属の酸化物、窒化物もしくは硫化物
から形成される。好ましい金属としては、Ag、Au、
Ni、Cr、Ti等が挙げられる。これらの金属は2種
以上の合金であってもよく、又、これらの金属の酸化物
は2種以上の複合酸化物であってもよい。
【0025】高屈折率層2は、前記の金属等を真空蒸着
やスパッタリング等の真空コーティング法を用いて中屈
折率層3上に形成される。その厚みは2〜10nmが好
ましく、更に好ましくは4〜8μmである。薄すぎると
効果的な反射防止機能が得られ難くなり、厚すぎると所
望の透過率を得ることができなくなり好ましくない。上
記のように前記の金属等で高屈折率層を形成することに
よって光の反射を防止するとともに、可視光の透過を最
適に行えるようにすることができるだけでなく、従来の
反射防止フィルムに導電性を持たせるために使用されて
いるITOやATOでは表面抵抗は100Ω/□程度で
あるが、本発明では0.5〜10Ω/□と著しく導電性
を向上させることができる。又、これらの従来の材料で
は膜厚は40〜100nmが必要であったが、本発明で
は上記のように薄膜で十分であり、高屈折率層形成の加
工時間が著しく短縮でき、生産性を高めることができ
る。
やスパッタリング等の真空コーティング法を用いて中屈
折率層3上に形成される。その厚みは2〜10nmが好
ましく、更に好ましくは4〜8μmである。薄すぎると
効果的な反射防止機能が得られ難くなり、厚すぎると所
望の透過率を得ることができなくなり好ましくない。上
記のように前記の金属等で高屈折率層を形成することに
よって光の反射を防止するとともに、可視光の透過を最
適に行えるようにすることができるだけでなく、従来の
反射防止フィルムに導電性を持たせるために使用されて
いるITOやATOでは表面抵抗は100Ω/□程度で
あるが、本発明では0.5〜10Ω/□と著しく導電性
を向上させることができる。又、これらの従来の材料で
は膜厚は40〜100nmが必要であったが、本発明で
は上記のように薄膜で十分であり、高屈折率層形成の加
工時間が著しく短縮でき、生産性を高めることができ
る。
【0026】低屈折率層1は、SiO2からなる層を真
空蒸着やプラズマCVD法等によって高屈折率層2上に
形成される。プラズマCVD法を用いる場合には、通常
有機シロキサンを原料ガスとして、他の無機蒸着源が存
在しない条件下でプラズマCVDを実施することが好ま
しい。又、その際には、被蒸着フィルムをできるだけ低
温度に維持することが好ましい。低屈折率層の厚みは5
0〜110nmが好ましく、更に好ましくは80〜10
0nmである。この範囲より薄すぎても、厚すぎても効
果的な反射防止機能を発現できなくなり好ましくない。
尚、低屈析率層1は、更にその上に図6に例示するよう
な防汚コート層42を形成することもできる。
空蒸着やプラズマCVD法等によって高屈折率層2上に
形成される。プラズマCVD法を用いる場合には、通常
有機シロキサンを原料ガスとして、他の無機蒸着源が存
在しない条件下でプラズマCVDを実施することが好ま
しい。又、その際には、被蒸着フィルムをできるだけ低
温度に維持することが好ましい。低屈折率層の厚みは5
0〜110nmが好ましく、更に好ましくは80〜10
0nmである。この範囲より薄すぎても、厚すぎても効
果的な反射防止機能を発現できなくなり好ましくない。
尚、低屈析率層1は、更にその上に図6に例示するよう
な防汚コート層42を形成することもできる。
【0027】本発明のSiO2層(低屈折率層)には未
分解の有機シロキサンを含み、ケイ素に対して炭素が
0.1〜0.2残存するようにすることにより、SiO
2の可撓性と接着性を維持する効果を更に向上させるこ
とができる。このようにして形成された上記低屈折率層
は、水に対する表面の接触角が、40〜180度のSi
O2層からなり、したがって、粉塵の付着を防止する上
でもすぐれている。
分解の有機シロキサンを含み、ケイ素に対して炭素が
0.1〜0.2残存するようにすることにより、SiO
2の可撓性と接着性を維持する効果を更に向上させるこ
とができる。このようにして形成された上記低屈折率層
は、水に対する表面の接触角が、40〜180度のSi
O2層からなり、したがって、粉塵の付着を防止する上
でもすぐれている。
【0028】本発明の反射防止フィルムの好ましい製造
方法をまとめると下記の通りである。第1の製造方法
は、図3に示す工程を経て製造する方法である。先ず、
透明基材フィルム5に硬化反応型の樹脂からなる未硬化
のハードコート層46を、更にその上にバインダーと、
硬化反応型樹脂バインダー及び該バインダーより屈折率
が高い屈折率が1.5以上の超微粒子とを含む組成物か
らなる未硬化の中屈折率層36を形成し、この未硬化の
屈折率層36上に微細な凹凸を持つマット状の賦型フィ
ルム6を積層及び賦型した後、加熱処理及び/又は電離
放射線処理してハードコート層と中屈折率層とを硬化さ
せる(図3(a))。
方法をまとめると下記の通りである。第1の製造方法
は、図3に示す工程を経て製造する方法である。先ず、
透明基材フィルム5に硬化反応型の樹脂からなる未硬化
のハードコート層46を、更にその上にバインダーと、
硬化反応型樹脂バインダー及び該バインダーより屈折率
が高い屈折率が1.5以上の超微粒子とを含む組成物か
らなる未硬化の中屈折率層36を形成し、この未硬化の
屈折率層36上に微細な凹凸を持つマット状の賦型フィ
ルム6を積層及び賦型した後、加熱処理及び/又は電離
放射線処理してハードコート層と中屈折率層とを硬化さ
せる(図3(a))。
【0029】次いで、硬化した中屈折率層3から上記の
賦型フィルム6を剥離・除去し(図3(b)、ハードコ
ート層4とともに表面が微小凹凸形状に形成された中屈
折率層3上に前記の金属等を真空蒸着又はスパッタリン
グして高屈折率層2を形成し、更に、高屈折率層2上に
SiO2層よりなる低屈折率層1を真空蒸着、スパッタ
リング又はプラズマCVD法によって形成して反射防止
フィルム9(図3(c))を構成する。
賦型フィルム6を剥離・除去し(図3(b)、ハードコ
ート層4とともに表面が微小凹凸形状に形成された中屈
折率層3上に前記の金属等を真空蒸着又はスパッタリン
グして高屈折率層2を形成し、更に、高屈折率層2上に
SiO2層よりなる低屈折率層1を真空蒸着、スパッタ
リング又はプラズマCVD法によって形成して反射防止
フィルム9(図3(c))を構成する。
【0030】第2の製造方法は、図4に示す工程による
方法である。表面に微小凹凸形状を有するマット状等の
賦型フィルム6に、上記の組成物を用いて未硬化の中屈
折率層36を形成する(図4(a)(2))。一方、透
明基材フィルム5には硬化反応型の樹脂からなる未硬化
のハードコート層46を形成する(図4(a)
(1))。次に上記のそれぞれ未硬化のハードコート層
46と中屈折率層36とを積層し(図4(b))、加熱
処理及び/又は電離放射線処理によりハードコート層及
び中屈折率層を硬化させて硬化ハードコート層4及び中
屈折率層を形成し、硬化形成された中屈折率層3から賦
形フィルム6を剥離・除去する(図4(c))。
方法である。表面に微小凹凸形状を有するマット状等の
賦型フィルム6に、上記の組成物を用いて未硬化の中屈
折率層36を形成する(図4(a)(2))。一方、透
明基材フィルム5には硬化反応型の樹脂からなる未硬化
のハードコート層46を形成する(図4(a)
(1))。次に上記のそれぞれ未硬化のハードコート層
46と中屈折率層36とを積層し(図4(b))、加熱
処理及び/又は電離放射線処理によりハードコート層及
び中屈折率層を硬化させて硬化ハードコート層4及び中
屈折率層を形成し、硬化形成された中屈折率層3から賦
形フィルム6を剥離・除去する(図4(c))。
【0031】ハードコート層4とともに表面に微小凹凸
を有する中屈折率層3上に上記の第1の製造方法と同様
に高屈折率層2及び低屈折率層1を順に形成し、必要に
より、低屈折率層1上にフッ素系界面活性剤層等の防汚
コート層42を形成することもできる(図4(d))。
を有する中屈折率層3上に上記の第1の製造方法と同様
に高屈折率層2及び低屈折率層1を順に形成し、必要に
より、低屈折率層1上にフッ素系界面活性剤層等の防汚
コート層42を形成することもできる(図4(d))。
【0032】第3の製造方法は、図5(a)に示す工程
を経る方法である。表面に微小凹凸形状を有する賦型フ
ィルム6上に前記の組成物からなる未硬化の中屈折率層
36及び更にその上に硬化反応型の樹脂からなる未硬化
のハードコート層46を形成し、前記同様にしてこれら
の層を硬化させる(図5(a))。一方、透明基材フィ
ルム5に未硬化の反応型接着剤層86を形成し、この面
にた上記の硬化した中屈折率層3を賦型フィルム6とと
もに積層した後、加熱処理及び/又は電離放射線処理に
より接着剤層を硬化させる(図5(b))。次いで、賦
型フィルム6を中屈折率層3から剥離・除去し、微小凹
凸を有する中屈折率層3上に第1の製造方法と同様にし
て順に高屈折率層2及び低屈折率層を1を形成して反射
防止フィルム9(図5(c))を構成する。
を経る方法である。表面に微小凹凸形状を有する賦型フ
ィルム6上に前記の組成物からなる未硬化の中屈折率層
36及び更にその上に硬化反応型の樹脂からなる未硬化
のハードコート層46を形成し、前記同様にしてこれら
の層を硬化させる(図5(a))。一方、透明基材フィ
ルム5に未硬化の反応型接着剤層86を形成し、この面
にた上記の硬化した中屈折率層3を賦型フィルム6とと
もに積層した後、加熱処理及び/又は電離放射線処理に
より接着剤層を硬化させる(図5(b))。次いで、賦
型フィルム6を中屈折率層3から剥離・除去し、微小凹
凸を有する中屈折率層3上に第1の製造方法と同様にし
て順に高屈折率層2及び低屈折率層を1を形成して反射
防止フィルム9(図5(c))を構成する。
【0033】上記のようにして形成される本発明の反射
防止フィルムは、これを偏光素子と積層した偏光板と
し、この偏光板を組込んだ液晶表示装置に反射光のない
鮮明な画像を表示させることができる。又、本発明の反
射防止フィルムを表面に貼合せたブラウン管において
も、反射のない鮮明な画像を表示させることができる。
防止フィルムは、これを偏光素子と積層した偏光板と
し、この偏光板を組込んだ液晶表示装置に反射光のない
鮮明な画像を表示させることができる。又、本発明の反
射防止フィルムを表面に貼合せたブラウン管において
も、反射のない鮮明な画像を表示させることができる。
【0034】
【実施例】以下、実施例を図面を参照して更に詳細に説
明する。 実施例1 図4(a)(2)に示すように、賦型フィルム6(厚み
50μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PE
T)フィルム:東レ(株)製 ルミラーT−60#5
0)の一方の側に、ZrO2微粒子コーティング液(Z
rO2微粒子100重量部に対しバインダー(電離放射
線硬化型有機ケイ素化合物)0.3重量部よりなる塗工
液:住友大阪セメント(株)製 No.1275)を厚
み57nm(乾燥時の厚みを示す、以下同様)になるよ
うにワイヤーバーで塗工し、未硬化の中屈折率層36を
形成した。
明する。 実施例1 図4(a)(2)に示すように、賦型フィルム6(厚み
50μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PE
T)フィルム:東レ(株)製 ルミラーT−60#5
0)の一方の側に、ZrO2微粒子コーティング液(Z
rO2微粒子100重量部に対しバインダー(電離放射
線硬化型有機ケイ素化合物)0.3重量部よりなる塗工
液:住友大阪セメント(株)製 No.1275)を厚
み57nm(乾燥時の厚みを示す、以下同様)になるよ
うにワイヤーバーで塗工し、未硬化の中屈折率層36を
形成した。
【0035】一方、図4(a)12)に示すように、紫
外線硬化型樹脂(大日精化工業(株)製 PET−D3
1)を、透明基材フィルム5(厚み188μmのPET
フィルム:東洋紡(株)製 A−4350#188)に
厚みが6μmになるように塗工して、溶剤成分を乾燥し
て未硬化ハードコート層46を形成した。
外線硬化型樹脂(大日精化工業(株)製 PET−D3
1)を、透明基材フィルム5(厚み188μmのPET
フィルム:東洋紡(株)製 A−4350#188)に
厚みが6μmになるように塗工して、溶剤成分を乾燥し
て未硬化ハードコート層46を形成した。
【0036】次いで、図4(b)に示すように、前記の
賦型フィルム6に設けた未硬化の中屈折率層36と、透
明基材フィルム5に設けた未硬化ハードコート層46と
を相接するように積層・圧着し、紫外線を480mJ
(10m/min)照射して、未硬化の中屈折率層36
とハードコート層46を硬化して中屈折率層3とハード
コート層4とを形成し、図4(c)に示すように賦型フ
ィルム6を剥離した。透明基材フィルム5には、中屈折
率層3の微粒子がハードコート層4の表面に埋没・転写
されて、ハードコート層4と中屈折率層3とが透明基材
フィルム5の上に積層・形成された。
賦型フィルム6に設けた未硬化の中屈折率層36と、透
明基材フィルム5に設けた未硬化ハードコート層46と
を相接するように積層・圧着し、紫外線を480mJ
(10m/min)照射して、未硬化の中屈折率層36
とハードコート層46を硬化して中屈折率層3とハード
コート層4とを形成し、図4(c)に示すように賦型フ
ィルム6を剥離した。透明基材フィルム5には、中屈折
率層3の微粒子がハードコート層4の表面に埋没・転写
されて、ハードコート層4と中屈折率層3とが透明基材
フィルム5の上に積層・形成された。
【0037】次に、図4(d)に示すように、前記中屈
折率層3の上に、Agを、真空度が5×10-6tor
r、基板温度が室温、アルゴンを100scc/min
で真空蒸着装置に導入し、デポジットレート1.6オン
グストローム/sの条件で真空蒸着して4nm厚みの高
屈折率層2を形成した。そして、前記の高屈折率層2上
に更にSiO2(屈折率:1.46)を、真空度が5×
10-6torr、基板温度が室温、蒸着速度を26オン
グストローム/sの条件で蒸着して85nm厚みの低屈
折率層1を形成し、最後に、低屈折率層1上にフッ素系
界面活性剤剤42(3M(株)製 FC−772)をワ
イヤーバーで、厚み2nmで塗工して本発明例の反射防
止フィルム9を作製した。
折率層3の上に、Agを、真空度が5×10-6tor
r、基板温度が室温、アルゴンを100scc/min
で真空蒸着装置に導入し、デポジットレート1.6オン
グストローム/sの条件で真空蒸着して4nm厚みの高
屈折率層2を形成した。そして、前記の高屈折率層2上
に更にSiO2(屈折率:1.46)を、真空度が5×
10-6torr、基板温度が室温、蒸着速度を26オン
グストローム/sの条件で蒸着して85nm厚みの低屈
折率層1を形成し、最後に、低屈折率層1上にフッ素系
界面活性剤剤42(3M(株)製 FC−772)をワ
イヤーバーで、厚み2nmで塗工して本発明例の反射防
止フィルム9を作製した。
【0038】実施例2 図5(a)に示すように、表面がアクリル・メラミン樹
脂により処理された厚み50μmの賦型フイルム6(麗
光(株)製 6MC−19)の一方の側に、ZrO2微
粒子コーティング液(ZrO2微粒子100重量部に対
しバインダー(電離放射線硬化型有機ケイ素化合物)
0.3重量部よりなるコーティング液:住友大阪セメン
ト(株)製 No.1221)を膜厚が57nmになる
ようにワイヤーバーで塗工して未硬化の中屈折率層36
を形成した。更に上記の中屈折率層36上に紫外線硬化
型樹脂(大日精化工業(株)製 PET−D31)を、
厚みが8μmになるように塗工して、溶剤成分を乾燥し
て未硬化ハードコート層46を形成した。
脂により処理された厚み50μmの賦型フイルム6(麗
光(株)製 6MC−19)の一方の側に、ZrO2微
粒子コーティング液(ZrO2微粒子100重量部に対
しバインダー(電離放射線硬化型有機ケイ素化合物)
0.3重量部よりなるコーティング液:住友大阪セメン
ト(株)製 No.1221)を膜厚が57nmになる
ようにワイヤーバーで塗工して未硬化の中屈折率層36
を形成した。更に上記の中屈折率層36上に紫外線硬化
型樹脂(大日精化工業(株)製 PET−D31)を、
厚みが8μmになるように塗工して、溶剤成分を乾燥し
て未硬化ハードコート層46を形成した。
【0039】次いで、未硬化の中屈折率層36とハード
コート層46とに紫外線を480mJ(10m/mi
n)照射してそれぞれの樹脂層を硬化し、中屈折率層3
及びハードコート層4とを賦型フィルム6に形成した。
これにより中屈折率層3の超微粒子が、透明硬化樹脂ハ
ードコート層4の表面に埋没・転写され、ハードコート
層4の中屈折率層3とが透明賦型フィルム6の上に積層
・形成された。
コート層46とに紫外線を480mJ(10m/mi
n)照射してそれぞれの樹脂層を硬化し、中屈折率層3
及びハードコート層4とを賦型フィルム6に形成した。
これにより中屈折率層3の超微粒子が、透明硬化樹脂ハ
ードコート層4の表面に埋没・転写され、ハードコート
層4の中屈折率層3とが透明賦型フィルム6の上に積層
・形成された。
【0040】図5(b)に示すように、ハードコート層
4の側に、ウレタン系2液硬化型接着剤(DIC(株)
製 LX−660/KW75(重量比4/1))を厚み
が10μmになるようにワイヤーバーコートで塗工して
未硬化接着剤層96を設け、未硬化接着剤層96に透明
基材フィルム5(トリアセチルセルロースフィルム:富
士写真フィルム(株)製 FT−UV80)を積層し、
40℃で7日間のエージングして接着剤の硬化を完結
し、透明硬化接着剤層8を形成した。次いで、賦型フィ
ルム6を剥離し、中屈折率層3の面に実施例1と同様の
条件で高屈折率層2となるAgをスパッタリングし、更
にSiO2をプラズマCVD法により積層して本発明例
の反射防止フィルム9(図5(c))を作製した。
4の側に、ウレタン系2液硬化型接着剤(DIC(株)
製 LX−660/KW75(重量比4/1))を厚み
が10μmになるようにワイヤーバーコートで塗工して
未硬化接着剤層96を設け、未硬化接着剤層96に透明
基材フィルム5(トリアセチルセルロースフィルム:富
士写真フィルム(株)製 FT−UV80)を積層し、
40℃で7日間のエージングして接着剤の硬化を完結
し、透明硬化接着剤層8を形成した。次いで、賦型フィ
ルム6を剥離し、中屈折率層3の面に実施例1と同様の
条件で高屈折率層2となるAgをスパッタリングし、更
にSiO2をプラズマCVD法により積層して本発明例
の反射防止フィルム9(図5(c))を作製した。
【0041】実施例3 図3(a)に示すように、透明基材フィルム5(厚み1
88μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィル
ム:東洋紡(株)製 A−4350)の一方の面に、実
施例1と同様にして厚み8μmの未硬化ハードコート層
46を形成し、更にその上にTiO2微粒子コーティン
グ液(TiO2微粒子100重量部に対しバインダー
0.4重量部よりなる塗工液)を厚みが50nmになる
ようにワイヤーバーで塗工して、未硬化の中屈折率層3
6を形成した。そしてその上に実施例1で用いた賦形フ
ィルム6を積層し、実施例1と同様に紫外線を照射して
未硬化層を硬化させてハードコート層4と凹凸形状をも
つ中屈折率層3とを形成し、賦型フィルム6を剥離した
(図3(b))。
88μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィル
ム:東洋紡(株)製 A−4350)の一方の面に、実
施例1と同様にして厚み8μmの未硬化ハードコート層
46を形成し、更にその上にTiO2微粒子コーティン
グ液(TiO2微粒子100重量部に対しバインダー
0.4重量部よりなる塗工液)を厚みが50nmになる
ようにワイヤーバーで塗工して、未硬化の中屈折率層3
6を形成した。そしてその上に実施例1で用いた賦形フ
ィルム6を積層し、実施例1と同様に紫外線を照射して
未硬化層を硬化させてハードコート層4と凹凸形状をも
つ中屈折率層3とを形成し、賦型フィルム6を剥離した
(図3(b))。
【0042】上記中屈折率層3の上に、Tiをスパッタ
リングして厚みが6nmの高屈折率層2を形成し、その
上に実施例1と同様にして厚み60nmのSiO2層か
らなる低屈折率層1を形成した。更に低屈析率層1の上
に実施例1で用いたフッ素系界面活性剤を2nmの厚み
に塗工して本発明例の反射防止フィルム9(図4
(d))を得た。
リングして厚みが6nmの高屈折率層2を形成し、その
上に実施例1と同様にして厚み60nmのSiO2層か
らなる低屈折率層1を形成した。更に低屈析率層1の上
に実施例1で用いたフッ素系界面活性剤を2nmの厚み
に塗工して本発明例の反射防止フィルム9(図4
(d))を得た。
【0043】比較例1 図7に示すように、透明基材フィルム5(厚み188μ
mのPETフィルム(東洋紡(株)製 A−4350
#188 )の一方の面に8μm厚みのハードコート層
(PET−031:大日精化工業(株)製)45を設
け、更にその上にMgO(屈折率:1.72)を厚みが
57nmになるように蒸着した屈折層26を設けた。次
いでITOを105nm厚みにスパッタリングして形成
した屈折層27、SiO2の蒸着による厚み85nmの
屈折層28を設けて比較例の反射防止フィルム9Hを構
成した。
mのPETフィルム(東洋紡(株)製 A−4350
#188 )の一方の面に8μm厚みのハードコート層
(PET−031:大日精化工業(株)製)45を設
け、更にその上にMgO(屈折率:1.72)を厚みが
57nmになるように蒸着した屈折層26を設けた。次
いでITOを105nm厚みにスパッタリングして形成
した屈折層27、SiO2の蒸着による厚み85nmの
屈折層28を設けて比較例の反射防止フィルム9Hを構
成した。
【0044】比較例2 ITOのスパッタリングからTiO2の蒸着(膜厚10
0nm)に代えた以外は比較例1と同一に構成した比較
例の反射防止フィルム9Hを作製した。
0nm)に代えた以外は比較例1と同一に構成した比較
例の反射防止フィルム9Hを作製した。
【0045】比較例3 図8に示すように、比較例1と同様にして透明基材フィ
ルム5にハードコート層45を厚み8μmで設けた。更
にその上にITOをスパッタリング(真空度が5×10
-6torr、基板温度が室温、アルゴンが100scc
/min、酸素5scc/minを導入し、デポジット
レード1.6オングストローム/s)して膜厚25nm
の第1屈折率層26を形成した。第1屈折率層26上に
更に厚みが約20nmのSiO2層を真空度5×10-6
torr、基板温度が室温、蒸着速度を2オングストロ
ーム/sの条件で形成して屈折率層27を構成した。
ルム5にハードコート層45を厚み8μmで設けた。更
にその上にITOをスパッタリング(真空度が5×10
-6torr、基板温度が室温、アルゴンが100scc
/min、酸素5scc/minを導入し、デポジット
レード1.6オングストローム/s)して膜厚25nm
の第1屈折率層26を形成した。第1屈折率層26上に
更に厚みが約20nmのSiO2層を真空度5×10-6
torr、基板温度が室温、蒸着速度を2オングストロ
ーム/sの条件で形成して屈折率層27を構成した。
【0046】更に、上記第2屈折率層27の上にITO
をスパッタリング(真空度5×10-6torr、基板温
度室温、アルゴン導入速度100scc/min、酸素
導入速度5scc/min、、デポジットレート1.6
オングストローム/s)にて膜厚が120nmの第3屈
折率層28を形成した。最後に、上記の第3屈折率層2
8上ににSiO2を蒸着(真空度5×10-6torr、
基板温度室温、蒸着速度2オングストローム/s)して
厚みが100nmの第4屈折率層29を構成して、比較
例の反射防止フィルムを作製した。
をスパッタリング(真空度5×10-6torr、基板温
度室温、アルゴン導入速度100scc/min、酸素
導入速度5scc/min、、デポジットレート1.6
オングストローム/s)にて膜厚が120nmの第3屈
折率層28を形成した。最後に、上記の第3屈折率層2
8上ににSiO2を蒸着(真空度5×10-6torr、
基板温度室温、蒸着速度2オングストローム/s)して
厚みが100nmの第4屈折率層29を構成して、比較
例の反射防止フィルムを作製した。
【0047】実施例4 中屈折率層(ZrO2)の膜厚を90nm、高屈析率層
(Ni)の膜厚を2nm、低屈析率層(SiO2)の膜
厚を100nmとすること以外は実施例1と同様にして
本発明例の反射防止フィルムを作製した。
(Ni)の膜厚を2nm、低屈析率層(SiO2)の膜
厚を100nmとすること以外は実施例1と同様にして
本発明例の反射防止フィルムを作製した。
【0048】比較例4 図示はしないが、比較例3と同様にして透明基材フィル
ム5に厚みが7μmのハードコート層45を設け、その
上にITO膜及びSiO2膜を順に膜厚が(λ/4−λ
/4)の光学膜厚となるように、それぞれ69nm及び
94nmの厚みに真空蒸着積層して比較例の反射防止フ
ィルムを作製した。
ム5に厚みが7μmのハードコート層45を設け、その
上にITO膜及びSiO2膜を順に膜厚が(λ/4−λ
/4)の光学膜厚となるように、それぞれ69nm及び
94nmの厚みに真空蒸着積層して比較例の反射防止フ
ィルムを作製した。
【0049】上記の各実施例及び比較例で得られた反射
防止フィルムについて、反射防止膜のスペクトルを測定
し、1%以下の低反射率の領域及び、表面特性(表面抵
抗:4端子法で測定;表面の接触角:エルマ社製接触角
測定器 Model G1にて測定);耐湿試験(50
℃相対湿度95%の環境下で48時間放置した後におけ
る外観変化の目視評価及び動摩擦係数)を測定評価し
た。その、評価結果を図9及び表1に示す。
防止フィルムについて、反射防止膜のスペクトルを測定
し、1%以下の低反射率の領域及び、表面特性(表面抵
抗:4端子法で測定;表面の接触角:エルマ社製接触角
測定器 Model G1にて測定);耐湿試験(50
℃相対湿度95%の環境下で48時間放置した後におけ
る外観変化の目視評価及び動摩擦係数)を測定評価し
た。その、評価結果を図9及び表1に示す。
【0050】表1
【0051】実施例1及び2の反射防止フィルムの屈折
層は3層構成されているにもかかわらず、比較例3の4
層品と同等の反射防止効果が得られ、しかも4層品と比
較して工程数を削減することができる点でも有利であ
る。
層は3層構成されているにもかかわらず、比較例3の4
層品と同等の反射防止効果が得られ、しかも4層品と比
較して工程数を削減することができる点でも有利であ
る。
【0052】
【発明の効果】以上の本発明によれば、各屈折率層と基
材フィルムとの接着も強固であり、かつ防眩性及び導電
性に優れた反射防止フィルムが提供される。又、高屈折
率層は従来の1/10以下の膜厚であり、生産性及び製
造コストの面での効果も大きい。
材フィルムとの接着も強固であり、かつ防眩性及び導電
性に優れた反射防止フィルムが提供される。又、高屈折
率層は従来の1/10以下の膜厚であり、生産性及び製
造コストの面での効果も大きい。
【図1】 本発明の反射防止フィルムの基本的層構成を
示す断面図。
示す断面図。
【図2】 本発明の反射防止フィルムに凹凸形状をもつ
中屈折率層を付加した構成を示す断面図。
中屈折率層を付加した構成を示す断面図。
【図3】 (a)、(b)、及び(c)は、本発明の第
1の製造方法の工程を示す概略断面図。
1の製造方法の工程を示す概略断面図。
【図4】 (a)、(b)、及び(c)は、本発明の第
2の製造方法の工程を示す断面概略図。
2の製造方法の工程を示す断面概略図。
【図5】 (a)、(b)、及び(c)は、本発明の第
3の製造方法の工程を示す概略断面図。
3の製造方法の工程を示す概略断面図。
【図6】 本発明の他の構成を示す概略断面図。
【図7】 比較例の構成を示す概略断面図。
【図8】 他の比較例の構成を示す概略断面図。
【図9】 実施例及び比較例の反射防止フィルムの一部
についての可視光線部における反射スペクトルを示す
図。
についての可視光線部における反射スペクトルを示す
図。
1 :低屈折率層 2 :高屈折率層 3 :中屈折率層 36:未硬化の中屈折率層 4 :ハードコート層 42:防汚ハードコート層 45:比較例のハードコート層 46:未硬化のハードコート層 5 :透明基材フィルム 6 :賦型フィルム 7 :プライマー層 8 :接着剤層 86:未硬化接着剤層 9 :反射防止フィルム 9H:比較例の反射防止フィルム 26:第1屈折層 27:第2屈折層 28:第3屈折層 29:第4屈折層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒川 文裕 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 2K009 AA06 AA15 CC02 CC03 CC09 CC14 DD01 DD04 4F100 AA09D AA12D AA17D AA20C AA20E AA33C AB01D AB12D AB13D AB16D AB24D AK01C AK42 AR00A AR00B AR00C AR00D AR00E AS00C BA05 BA07 BA10A BA10E BA13 CB00 DE01C EH661 EH662 EJ421 EJ521 EJ65B GB90 JA20C JA20D JA20E JB13C JG01 JG01D JK06 JK12B JN01A JN18C JN18D JN18E JN30 YY00C YY00E
Claims (9)
- 【請求項1】 透明基材フィルム上に、ハードコート層
を介して、中屈折率層、高屈折率層及び低屈折率層がこ
の順序で形成されてなる反射防止フィルムであって、低
屈折率層はSiO2よりなる層であり、中屈折率層はバ
インダーと屈折率が1.5以上の超微粒子とからなる層
であり、高屈折率層は金属あるいは金属の酸化物、窒化
物、もしくは硫化物からなる可視光領域に吸収を持ち、
導電性を有する層であり、かつ、これらの層の厚みは低
屈折率層が50〜110nm、中屈折率層が30〜10
0nm及び高屈折率層が2〜10nmであることを特徴
とする反射防止フィルム。 - 【請求項2】 前記高屈折率層が、Ag、Au、Ni、
Cr又はTi、もしくはこれらの金属の酸化物、窒化物
又は硫化物からなる請求項1に記載の反射防止フィル
ム。 - 【請求項3】 前記ハードコート層の前記中屈折率層と
接する面に凹凸形状が形成されている請求項1に記載の
反射防止フィルム。 - 【請求項4】 前記ハードコート層が、前記透明基材フ
ィルム上に直接あるいはプライマー層及び/又は接着剤
層を介して設けられている請求項1に記載の反射防止フ
ィルム。 - 【請求項5】 前記中屈折率層が、熱硬化型樹脂及び/
又は電離放射線型樹脂と、ZnO、TiO2、CeO2、
Sb2O5、SnO2、ITO、In2O3、Y2O3、La2
O3、Al2O3、Hf2O3およびZrO2からなる群から
選ばれる少なくとも1種を該樹脂l重量部に対して0.
1〜20重量部の割合で含む請求項1に記載の反射防止
フィルム。 - 【請求項6】 前記低屈折率層が、プラズマCVD法に
よって形成されている請求項1に記載の反射防止フィル
ム。 - 【請求項7】 透明基材フィルム上に、ハードコート
層、中屈折率層、高屈折率層及び低屈折率層をこの順序
で積層した反射防止フィルムを製造するに際し、透明基
材フィルム上に硬化反応型の樹脂からなる未硬化のハー
ドコート層及び硬化反応型の樹脂バインダーと屈折率が
1.5以上の超微粒子とを含む組成物からなる未硬化の
中屈折率層をこの順に形成し、未硬化の該中屈折率層に
ミラー状又は微細な凹凸を有する賦型フィルムを積層し
た後、加熱処理及び/又は電離放射線処理により上記の
各層を硬化させて該賦型フィルムを除去し、硬化形成さ
れた該中屈折率層上に、金属又は金属の酸化物、窒化物
もしくは硫化物からなる高屈折率層を真空蒸着又はスパ
ッタリングによって形成し、さらにこの高屈折率層上に
真空蒸着、スパッタリング又はプラズマCVD法により
SiO2よりなる低屈析率層を形成する工程を含むこと
を特徴とする反射防止フィルムの製造方法。 - 【請求項8】 透明基材フィルム上に、ハードコート
層、中屈折率層、高屈折率層及び低屈折率層をこの順序
で積層した反射防止フィルムを製造するに際し、透明基
材フィルム上に形成した硬化反応型の樹脂からなる未硬
化のハードコート層と、ミラー状又は表面に微小凹凸形
状を有する賦型フィルム上に形成した硬化反応型の樹脂
バインダーと屈折率が1.5以上の超微粒子とを含む組
成物からなる未硬化の中屈折率層とを積層した後、加熱
処理及び/又は電離放射線処理によりこれらの層を硬化
させて該中屈折率層から該賦型フィルムを除去し、硬化
形成された該中屈折率層上に金属又は金属の酸化物、窒
化物もしくは硫化物からなる高屈折率層を真空蒸着又は
スパッタリングによって形成し、さらにこの高屈折率層
上に真空蒸着、スパッタリング又はプラズマCVD法に
よりSiO2よりなる低屈析率層を形成する工程を含む
ことを特徴とする反射防止フィルムの製造方法。 - 【請求項9】 透明基材フィルム上に、ハードコート層
を介して、中屈折率層、高屈折率層及び低屈析率層をこ
の順に積層してなる反射防止フィルムを製造するに際
し、表面がミラー状又は微小凹凸を有する賦型フィルム
上に順に形成され、加熱処理及び/又は電離放射線処理
により硬化された、硬化反応型の樹脂バインダーと屈折
率が1.5以上の超微粒子とを含む組成物からなる中屈
折率層及び硬化反応型の樹脂からなるハードコート層の
該ハードコート層と透明基材フィルム上に形成された未
硬化の反応型接着剤層とを積層した後、加熱処理及び/
又は電離放射線処理により該接着剤層を硬化させて該賦
形フィルムを除去し、該中屈折率層上に金属又は金属の
酸化物、窒化物もしくは硫化物からなる高屈折率層を真
空蒸着又はスパッタリングによって形成し、更にこの高
屈折率層上に真空蒸着、スパッタリング又はプラズマC
VD法によりSiO2よりなる低屈析率層を形成する工
程を含むことを特徴とする反射防止フィルムの製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11012461A JP2000214302A (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | 反射防止フィルム及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11012461A JP2000214302A (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | 反射防止フィルム及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000214302A true JP2000214302A (ja) | 2000-08-04 |
Family
ID=11806005
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11012461A Pending JP2000214302A (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | 反射防止フィルム及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000214302A (ja) |
Cited By (23)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001324601A (ja) * | 2000-05-12 | 2001-11-22 | Asahi Glass Co Ltd | 反射防止体 |
| JP2002107501A (ja) * | 2000-09-28 | 2002-04-10 | Dainippon Printing Co Ltd | ハードコート層を有するフィルム、反射防止フィルム、およびそれらの製造方法 |
| JP2002205352A (ja) * | 2001-01-11 | 2002-07-23 | Catalysts & Chem Ind Co Ltd | 透明導電性被膜付基材および表示装置 |
| JP2003025504A (ja) * | 2001-07-17 | 2003-01-29 | Konica Corp | セルロースエステルフィルム、防眩フィルム、それらの製造方法及び偏光板 |
| JP2004309898A (ja) * | 2003-04-09 | 2004-11-04 | Teijin Dupont Films Japan Ltd | 反射防止フィルム |
| JP2009276700A (ja) * | 2008-05-17 | 2009-11-26 | Nikon Corp | 光学素子及びその製造方法、ニッポウディスク、コンフォーカル光学系、並びに3次元測定装置 |
| JP2010184477A (ja) * | 2009-02-13 | 2010-08-26 | Toppan Printing Co Ltd | 積層フィルム及びその製造方法 |
| KR20120023493A (ko) * | 2010-09-02 | 2012-03-13 | 한국전자통신연구원 | 박막 및 그 제조 방법 |
| US9079802B2 (en) | 2013-05-07 | 2015-07-14 | Corning Incorporated | Low-color scratch-resistant articles with a multilayer optical film |
| US9110230B2 (en) | 2013-05-07 | 2015-08-18 | Corning Incorporated | Scratch-resistant articles with retained optical properties |
| US9335444B2 (en) | 2014-05-12 | 2016-05-10 | Corning Incorporated | Durable and scratch-resistant anti-reflective articles |
| US9366784B2 (en) | 2013-05-07 | 2016-06-14 | Corning Incorporated | Low-color scratch-resistant articles with a multilayer optical film |
| US9684097B2 (en) | 2013-05-07 | 2017-06-20 | Corning Incorporated | Scratch-resistant articles with retained optical properties |
| US9703011B2 (en) | 2013-05-07 | 2017-07-11 | Corning Incorporated | Scratch-resistant articles with a gradient layer |
| US9790593B2 (en) | 2014-08-01 | 2017-10-17 | Corning Incorporated | Scratch-resistant materials and articles including the same |
| CN107757495A (zh) * | 2017-09-27 | 2018-03-06 | 信义光伏产业(安徽)控股有限公司 | 汽车后视镜用蓝镜及其制备方法 |
| JP2021009244A (ja) * | 2019-07-02 | 2021-01-28 | 株式会社トッパンTomoegawaオプティカルフィルム | 表示装置 |
| WO2021020302A1 (ja) * | 2019-07-26 | 2021-02-04 | 日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社 | 積層フィルムの製造方法および積層部材の製造方法 |
| US10948629B2 (en) | 2018-08-17 | 2021-03-16 | Corning Incorporated | Inorganic oxide articles with thin, durable anti-reflective structures |
| US11002885B2 (en) | 2015-09-14 | 2021-05-11 | Corning Incorporated | Scratch-resistant anti-reflective articles |
| US11267973B2 (en) | 2014-05-12 | 2022-03-08 | Corning Incorporated | Durable anti-reflective articles |
| CN116529049A (zh) * | 2020-12-04 | 2023-08-01 | 日涂汽车涂料有限公司 | 层叠膜和成型体以及它们的制造方法 |
| US12352924B2 (en) | 2020-07-09 | 2025-07-08 | Corning Incorporated | Display articles with diffractive, antiglare surfaces and methods of making the same |
-
1999
- 1999-01-20 JP JP11012461A patent/JP2000214302A/ja active Pending
Cited By (41)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001324601A (ja) * | 2000-05-12 | 2001-11-22 | Asahi Glass Co Ltd | 反射防止体 |
| JP2002107501A (ja) * | 2000-09-28 | 2002-04-10 | Dainippon Printing Co Ltd | ハードコート層を有するフィルム、反射防止フィルム、およびそれらの製造方法 |
| JP2002205352A (ja) * | 2001-01-11 | 2002-07-23 | Catalysts & Chem Ind Co Ltd | 透明導電性被膜付基材および表示装置 |
| JP2003025504A (ja) * | 2001-07-17 | 2003-01-29 | Konica Corp | セルロースエステルフィルム、防眩フィルム、それらの製造方法及び偏光板 |
| JP2004309898A (ja) * | 2003-04-09 | 2004-11-04 | Teijin Dupont Films Japan Ltd | 反射防止フィルム |
| JP2009276700A (ja) * | 2008-05-17 | 2009-11-26 | Nikon Corp | 光学素子及びその製造方法、ニッポウディスク、コンフォーカル光学系、並びに3次元測定装置 |
| JP2010184477A (ja) * | 2009-02-13 | 2010-08-26 | Toppan Printing Co Ltd | 積層フィルム及びその製造方法 |
| KR20120023493A (ko) * | 2010-09-02 | 2012-03-13 | 한국전자통신연구원 | 박막 및 그 제조 방법 |
| KR101707211B1 (ko) | 2010-09-02 | 2017-02-15 | 한국전자통신연구원 | 박막 및 그 제조 방법 |
| US9366784B2 (en) | 2013-05-07 | 2016-06-14 | Corning Incorporated | Low-color scratch-resistant articles with a multilayer optical film |
| US10444408B2 (en) | 2013-05-07 | 2019-10-15 | Corning Incorporated | Low-color scratch-resistant articles with a multilayer optical film |
| US9359261B2 (en) | 2013-05-07 | 2016-06-07 | Corning Incorporated | Low-color scratch-resistant articles with a multilayer optical film |
| US9110230B2 (en) | 2013-05-07 | 2015-08-18 | Corning Incorporated | Scratch-resistant articles with retained optical properties |
| US9079802B2 (en) | 2013-05-07 | 2015-07-14 | Corning Incorporated | Low-color scratch-resistant articles with a multilayer optical film |
| US9684097B2 (en) | 2013-05-07 | 2017-06-20 | Corning Incorporated | Scratch-resistant articles with retained optical properties |
| US9703011B2 (en) | 2013-05-07 | 2017-07-11 | Corning Incorporated | Scratch-resistant articles with a gradient layer |
| US12195384B2 (en) | 2013-05-07 | 2025-01-14 | Corning Incorporated | Scratch-resistant laminates with retained optical properties |
| US11714213B2 (en) | 2013-05-07 | 2023-08-01 | Corning Incorporated | Low-color scratch-resistant articles with a multilayer optical film |
| US11667565B2 (en) | 2013-05-07 | 2023-06-06 | Corning Incorporated | Scratch-resistant laminates with retained optical properties |
| US11231526B2 (en) | 2013-05-07 | 2022-01-25 | Corning Incorporated | Low-color scratch-resistant articles with a multilayer optical film |
| US9335444B2 (en) | 2014-05-12 | 2016-05-10 | Corning Incorporated | Durable and scratch-resistant anti-reflective articles |
| US12421398B2 (en) | 2014-05-12 | 2025-09-23 | Corning Incorporated | Durable anti-reflective articles |
| US9726786B2 (en) | 2014-05-12 | 2017-08-08 | Corning Incorporated | Durable and scratch-resistant anti-reflective articles |
| US10436945B2 (en) | 2014-05-12 | 2019-10-08 | Corning Incorporated | Durable and scratch-resistant anti-reflective articles |
| US11267973B2 (en) | 2014-05-12 | 2022-03-08 | Corning Incorporated | Durable anti-reflective articles |
| US10837103B2 (en) | 2014-08-01 | 2020-11-17 | Corning Incorporated | Scratch-resistant materials and articles including the same |
| US9790593B2 (en) | 2014-08-01 | 2017-10-17 | Corning Incorporated | Scratch-resistant materials and articles including the same |
| US10995404B2 (en) | 2014-08-01 | 2021-05-04 | Corning Incorporated | Scratch-resistant materials and articles including the same |
| US11002885B2 (en) | 2015-09-14 | 2021-05-11 | Corning Incorporated | Scratch-resistant anti-reflective articles |
| US11698475B2 (en) | 2015-09-14 | 2023-07-11 | Corning Incorporated | Scratch-resistant anti-reflective articles |
| CN107757495B (zh) * | 2017-09-27 | 2023-05-05 | 信义光伏产业(安徽)控股有限公司 | 汽车后视镜用蓝镜及其制备方法 |
| CN107757495A (zh) * | 2017-09-27 | 2018-03-06 | 信义光伏产业(安徽)控股有限公司 | 汽车后视镜用蓝镜及其制备方法 |
| US11567237B2 (en) | 2018-08-17 | 2023-01-31 | Corning Incorporated | Inorganic oxide articles with thin, durable anti-reflective structures |
| US10948629B2 (en) | 2018-08-17 | 2021-03-16 | Corning Incorporated | Inorganic oxide articles with thin, durable anti-reflective structures |
| US11906699B2 (en) | 2018-08-17 | 2024-02-20 | Corning Incorporated | Inorganic oxide articles with thin, durable anti reflective structures |
| JP2021009244A (ja) * | 2019-07-02 | 2021-01-28 | 株式会社トッパンTomoegawaオプティカルフィルム | 表示装置 |
| JP6880347B1 (ja) * | 2019-07-26 | 2021-06-02 | 日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社 | 積層フィルムの製造方法および積層部材の製造方法 |
| US11760076B2 (en) | 2019-07-26 | 2023-09-19 | Nippon Paint Automotive Coatings Co., Ltd. | Method for manufacturing layered film, and method for manufacturing layered member |
| WO2021020302A1 (ja) * | 2019-07-26 | 2021-02-04 | 日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社 | 積層フィルムの製造方法および積層部材の製造方法 |
| US12352924B2 (en) | 2020-07-09 | 2025-07-08 | Corning Incorporated | Display articles with diffractive, antiglare surfaces and methods of making the same |
| CN116529049A (zh) * | 2020-12-04 | 2023-08-01 | 日涂汽车涂料有限公司 | 层叠膜和成型体以及它们的制造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2000214302A (ja) | 反射防止フィルム及びその製造方法 | |
| US6207263B1 (en) | Anti-reflection film and process for preparation thereof | |
| KR100323024B1 (ko) | 저반사 대전 방지성 하드 코트 필름 | |
| US6770352B2 (en) | Film provided with hardcoat and process for producing the same | |
| US6340404B1 (en) | Optical functional materials and process for producing the same | |
| US7645502B2 (en) | Anti-dazzling film | |
| JP4080520B2 (ja) | 防眩性ハードコートフィルム、防眩性ハードコートフィルムの製造方法、光学素子、偏光板および画像表示装置 | |
| JPH07287102A (ja) | 反射防止フィルム、その製造方法、偏光板及び液晶表示装置 | |
| JPH07333404A (ja) | 光学機能性膜、光学機能性フィルム、防眩性反射防止フィルム、その製造方法、偏光板および液晶表示装置 | |
| JP4275237B2 (ja) | 低反射帯電防止性ハードコートフイルム | |
| JPH10300902A (ja) | 反射防止フィルム及びその製造方法 | |
| JP2004341541A (ja) | 光学機能性膜、光学機能性フィルム、防眩性反射防止フィルム、その製造方法、偏光板および液晶表示装置 | |
| JP2004345223A (ja) | 光学機能性フィルム、および画像表示装置 | |
| JP2002107501A (ja) | ハードコート層を有するフィルム、反射防止フィルム、およびそれらの製造方法 | |
| JP2000221302A (ja) | 反射防止フィルム及びその製造方法 | |
| JPH09220791A (ja) | 反射防止フイルム | |
| JP2005017544A (ja) | 反射防止フィルム、および画像表示装置 | |
| JPH08122504A (ja) | 反射防止フィルム及びその製造方法 | |
| JPH07325203A (ja) | 防眩性反射防止フィルム、偏光板及び液晶表示装置 | |
| JP2003039586A (ja) | 低反射帯電防止性ハードコートフィルム | |
| JP2000338305A (ja) | 反射防止フィルム | |
| JP3751922B2 (ja) | 反射防止フィルム、およびこれを用いたディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置 | |
| JPH09254324A (ja) | 反射防止フイルム | |
| JP2006126802A (ja) | 光学積層体 | |
| JP2000338307A (ja) | 反射防止フィルム |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060113 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090109 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090120 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090602 |