JP2000214320A - カラ―フィルタ―基板とその製造方法、およびディスプレイ装置 - Google Patents
カラ―フィルタ―基板とその製造方法、およびディスプレイ装置Info
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Abstract
される、ベース基板の一面上にカラーフィルターと電磁
遮蔽層を設けたカラーフィルター基板で、生産性の面で
優れ、比較的安価に作製することができるカラーフィル
ター基板を提供する。 【解決手段】 発光セル単位にカラーフィルターの各セ
ルを合わせて、有害となる電磁波を発生させるディスプ
レイ装置の表示面側に置かれて使用される、ベース基板
の一面上にカラーフィルターと電磁遮蔽層を設けたディ
スプレイの表示面側のカラーフィルター基板であって、
少なくとも第1の電磁遮蔽層は、良好な導電性材料から
なり、その開口部および、その下側ないし上側にカラー
フィルターを設けており、第1の電磁遮蔽層は、各色を
分離するための色分離領域を含みマトリクス状に、ある
いは、色分離領域および光透過領域にメッシュ状に、あ
るいは、前記色分離領域を含みマトリクス状に、且つ、
光透過領域にメッシュ状に設けられている。
Description
を発生させるカラーディスプレイ装置で、且つ、発光セ
ルの発光色に対応して発光セル単位にカラーフィルター
セルを設けたディスプレイ装置と、該ディスプレイ装置
に用いられるカラーフィルターに関するものである。そ
して、特に、有害な電磁波を遮蔽することができるカラ
ーフィルターと、該カラーフィルターを用いたディスプ
レイ装置に関する。
ン管(CRTとも言う)、電子表示管、プラズマディス
プレイ(PDPとも言う)や、その他のディスプレイに
おいては、発色性能を向上させ、表示色を美麗に且つ色
再現領域を広くする試みが種々為されている。例えば、
発光色のR、G、Bのみで色表示するCRTやPDP、
その他のフルカラーディスプレイにおいては、3原色
(RGB)蛍光体の改良等でそれ自体高度な色表現機能
を有するが、発光色のR、G、Bをそれぞれ、さらにフ
ィルタリングしてカラー表示するために、カラーフィル
ターを併用する方法も提案されている。このカラーフィ
ルターを併用する方法には、以下のような利点がある。
各種ディスプレイに用いられる蛍光体等の発光材料は、
一般に、未発光時には白色又は薄い着色をしており、入
射する外光を反射する為、発光色の彩度を低下させる
が、カラーフィルターを併用することによりこれを防止
でき、結果として、ハイコントラストなカラー表示が得
られる。又、各色蛍光体が発する不要な光をフィルター
で選別除去し、より純粋なRGB3原色光を使用するこ
とができ、各色蛍光体の発色が著しく改善されて一層の
高品質カラー表示が可能である。近年では、RGB発光
型デバイスにカラーフィルターを組み込んだ構成のディ
スプレイも市販される段階となってきた。
ィスプレイには、人体やシステムへの影響が懸念される
有害な電磁波の漏洩があり、これらのディスプレイ装置
に対して、有害と懸念される電磁波の遮蔽が求められる
ようになってきた。このため、ディスプレイ前面に電磁
波遮蔽板を設置して漏洩電磁波を吸収除去する方法も行
われている。電磁波遮蔽板は、透明導電膜もしくはメッ
シュ状の金属スクリーンをガラス等の透明基板面に形成
させたもので、ディスプレイ前面に設置して漏洩電磁波
を吸収させ除去している。尚、一般に、電磁波遮蔽板
は、ディスプレイパネルの前面に近接又は接触する形で
設置されるので、独立部品としてカラーフィルターとは
別に、任意の設計のもとに製造されるのが普通である。
質を向上させ、有害な電磁波の遮蔽を行う為に、図9
(a)に示すように、ディスプレイ装置にカラーフィル
ター、電磁波遮蔽板を付加させる方法もある。図9
(a)は、プラズマディスプレイパネル(PDPとも言
う)610にカラーフィルター620を組込み、更に電
磁波遮蔽板640を付けたディスプレイ装置の断面構造
を示すものであるが、これを簡単に説明しておく。PD
P610には、基本的に、電極及び放電空間を形成する
為のリブ(障壁とも言う)617と発光用蛍光体とで構
成されるバックプレート611と、透明基板面に透明導
電膜(ITO)その他)の対抗電極を形成させたフロン
トプレート615とを用い、両者を重ねて生じる空間に
発光ガスを封入し、赤色発光セルRL、緑色発光セルG
L、青色発光セルBLの各色発光セルが形成されてい
る。通常は、この基本構造だけで一般的品質のPDPが
完成するが、図9(a)に示す方式のものは、この基本
構造をもつパネルPDP610にカラーフィルター62
0を付加してカラー発色品質を向上させ、外光の反射の
影響を除去するものである。図9(a)に示すディスプ
レイ装置では、さらに、保護用プレート630をカラー
フィルター620の観察者側に覆うように配設し、電磁
波遮蔽板640を該保護プレート630に近接または接
触して観察者側に配設されている。尚、電磁波遮蔽板6
40は、ベース基板641の一面ないし両面にメッシュ
状、マトリックス状の導電性層645を設けているもの
で、所定の透明性を有し、且つ、有害な電磁波を遮蔽す
るメッシュ場の導電性層645を配設しているものであ
り、例えば、図9(b)に示すようにメッシュ状に導電
性層645を設けている。尚、図9(b)は図9(a)
のF1側から見た図である。
レイ装置の場合、PDP610(図9(a))単体から
なるディスプレイ装置に比べ、そのカラー表示品質の向
上、有害な電磁波の遮蔽の点でその効果は極めて大きい
が、PDP610単体にカラーフィルターを付加するこ
とによってパネルコストが高くなるが、更に電磁波遮蔽
板を併用する為に、より製造価格が上昇せざるを得ない
という問題がある。また、電磁波遮蔽板がITOのよう
な透明導電体膜で構成されている場合には発生しない問
題ではあるが、金属メッシュ等で構成されている場合に
はパネルのセル配列構造(及び走査線)とメッシュライ
ン(又はメッシュ目)との関係で光の干渉によってモア
レが発生し易いという問題もある。尚、上記モアレはパ
ネルのセル配列とメッシュラインとの角度を適正に組み
合わせると最小限の発生度合とすることが出来るが、原
理的に皆無にすることは出来ず、如何に視認性を低下さ
せない(目立たせない)ような発生度合いに押さえるか
が重要になる。
表示品質の面、有害な電磁波の遮蔽の面で優れたディス
プレイ装置を、生産性の面で優れ、比較的安価に提供で
きる方法が求められていた。本発明は、これに対応する
もので、具体的には、有害となる電磁波を発生させるデ
ィスプレイ装置の表示面側に置かれて使用されるカラー
フィルター基板であって、ベース基板の一面上にカラー
フィルターと電磁遮蔽層を設けた構造の、生産性の面で
優れ、比較的安価で、且つ、品質的にも実用的であるカ
ラーフィルター基板を提供しようとするものである。
ー基板は、発光セル単位にカラーフィルターの各セルを
合わせて、有害となる電磁波を発生させるディスプレイ
装置の表示面側に置かれて使用される、ベース基板の一
面上にカラーフィルターと電磁遮蔽層を設けたディスプ
レイの表示面側のカラーフィルター基板であって、少な
くとも第1の電磁遮蔽層は、良好な導電性材料からな
り、その開口部および、その下側ないし上側にカラーフ
ィルターを設けており、第1の電磁遮蔽層は、各色を分
離するための色分離領域を含みマトリクス状に、あるい
は、色分離領域および光透過領域にメッシュ状に、ある
いは、前記色分離領域を含みマトリクス状に、且つ、光
透過領域にメッシュ状に設けられていることを特徴とす
るものである。そして、上記において、プラズマディス
プレイパネル用のカラーフィルター基板であって、使用
の際には、プラズマディスプレイパネルの前面板の観察
者側に、カラーフィルター形成面側を前記前面板側にし
て、配置されるものであることを特徴とするものであ
る。そしてまた、上記において、第1の電磁遮蔽層の上
あるいは下に直接触させて、色分離領域および光透過領
域を含む全面に、第2電磁遮蔽層である透明導電層を設
けていることを特徴とするものである。また、上記にお
いて、カラーフィルターは樹脂を染色し、あるいは樹脂
中に顔料を分散させた感光性の着色層からなることを特
徴とするものである。また、上記において、良好な導電
性材料が、金属膜または金属粒子からなることを特徴と
するものである。また、上記において、第1の電磁遮蔽
層の少なくとも一方の表面が黒色であることを特徴とす
るものである。また、上記において、カラーフィルター
基板がプラズマディスプレイパネルの前面板を兼ねるも
のであることを特徴とするものである。
のカラーフィルター基板をディスプレイの表示面側に設
けたことを特徴とするものである。
は、発光セル単位にカラーフィルターの各セルを合わせ
て、有害となる電磁波を発生させるディスプレイ装置の
表示面側に置かれる、ベース基板の一面上にカラーフィ
ルターと電磁遮蔽層を設けたディスプレイの表示面側の
カラーフィルター基板で、少なくとも第1の電磁遮蔽層
は、良好な導電性材料からなり、その開口部および、そ
の下側ないし上側にカラーフィルターを設けており、第
1の電磁遮蔽層は各色を分離するための色分離領域を含
みマトリクス状に、あるいは、色分離領域および光透過
領域にメッシュ状に、あるいは、前記色分離領域を含み
マトリクス状に、且つ、光透過領域にメッシュ状に設け
られているカラーフィルター基板の製造方法であって、
透明基板上に前記良好な導電性材料により第1の電磁遮
蔽層を形成させた後に、各色のフィルター材料を発光セ
ル単位にあわせて配設することを特徴とするものであ
り、第1の電磁遮蔽層の形成の前後で、且つ各色のフィ
ルター材料を発光セル単位にあわせて配設する前に、第
2の電磁遮蔽層である透明導電層を設けることを特徴と
するものである。また、本発明のカラーフィルター基板
の製造方法は、発光セル単位にカラーフィルターの各セ
ルを合わせて、有害となる電磁波を発生させるディスプ
レイ装置の表示面側に置かれる、ベース基板の一面上に
カラーフィルターと電磁遮蔽層を設けたディスプレイの
表示面側のカラーフィルター基板で、少なくとも第1の
電磁遮蔽層は、良好な導電性材料からなり、その開口部
および、その下側ないし上側にカラーフィルターを設け
ており、第1の電磁遮蔽層は各色を分離するための色分
離領域を含みマトリクス状に、あるいは、色分離領域お
よび光透過領域にメッシュ状に、あるいは、前記色分離
領域を含みマトリクス状に、且つ、光透過領域にメッシ
ュ状に設けられているカラーフィルター基板の製造方法
であって、透明基板上に各色のフィルター材料を発光セ
ル単位にあわせて配設した後に、前記良好な導電性材料
により第1の電磁遮蔽層を形成することを特徴とするも
のであり、各色のフィルター材料を発光セル単位にあわ
せて配設した後、第1の電磁遮蔽層の形成の前後に、第
2の電磁遮蔽層である透明導電層を設けることを特徴と
するものである。そして、上記において、カラーフィル
ター基板がプラズマディスプレイパネル用のカラーフィ
ルター基板であって、使用の際には、プラズマディスプ
レイパネルの前面板の観察者側に、カラーフィルター形
成面側を前記前面板側にして、配置されるものであるこ
とを特徴とするものである。
構成にすることにより、ディスプレイ装置の表示面側に
置かれ使用された場合、ディスプレイ装置の表示色画質
を良くし、且つ、電磁波遮蔽効果を有し、更に、生産性
の面で優れ、比較的安価に作製することができるカラー
フィルター基板の提供を可能とした。具体的には、発光
セル単位にカラーフィルターの各セルを合わせて、有害
となる電磁波を発生させるディスプレイ装置の表示面側
に置かれて使用される、ベース基板の一面上にカラーフ
ィルターと電磁遮蔽層を設けたディスプレイの表示面側
のカラーフィルター基板であって、少なくとも第1の電
磁遮蔽層は、良好な導電性材料からなり、その開口部お
よび、その下側ないし上側にカラーフィルターを設けて
おり、第1の電磁遮蔽層は各色を分離するための色分離
領域を含みマトリクス状に、あるいは、色分離領域およ
び光透過領域にメッシュ状に、あるいは、前記色分離領
域を含みマトリクス状に、且つ、光透過領域にメッシュ
状に設けられていることにより、ディスプレイ装置の表
示色画質を良くし、且つ、有害な電磁波の観察者側への
漏洩を防止している。
ネル用のカラーフィルター基板であって、使用の際に
は、プラズマディスプレイパネルの前面板の観察者側
に、カラーフィルター形成面側を前面板側にして、配置
されるものであることにより、図10に示すプラズマデ
ィスプレイパネル自体とは、独立して、本発明のカラー
フィルター基板を作製できるものとしており、プラズマ
ディスプレイパネル自体の作製における熱処理等の条件
に影響されずに、カラーフィルターの材質を選ぶことが
できる。このため、その作製は容易で、生産性の良いも
のとでき、結果、プラズマディスプレイ装置の表示色画
質を向上、およびプラズマディスプレイ装置へ電磁遮蔽
効果の付与を、安価にできるものとしている。尚、この
ようなプラズマディスプレイ用のカラーフィルター基板
は、図10に示すプラズマディスプレイパネルの前面板
710を通し、各発光セルの発光色が、それぞれ各同色
のカラーフィルターに入射され、カラーフィルターによ
り発光色の不純色光を除去して良質化する様に色分布領
域が制限されるものであるが、発光セルからの光の一部
は、前面板通過中で拡散されて同色のカラーフィルター
を通らないものもある。しかし、拡散光は他のカラーフ
ィルターに吸収されるので、色の特性を悪化させること
はない。通常の観察条件下では、殆どの色光が各色発光
に対応した色のカラーフィルターを通るため、カラーフ
ィルターを設けてあることにより、表示色画質は設けて
いない場合に比べ、向上する。特に、前面板の厚さを薄
くすることにより、この効果は大きくなり、ディスプレ
イ装置の前面板の内部の発光セル側に設けた場合に近づ
く。即ち、本発明のプラズマディスプレイ用のカラーフ
ィルターは、効果的に表示色品質を上げることができ
る。また、前面板の発光セル側にカラーフィルターを設
ける場合には、その材質は、熱処理(焼成)を必要とす
るため、顔料、低融点ガラスフリットを主とするものが
用いられるが、本発明のカラーフィルター基板は、図1
0に示すプラズマディスプレイ自体とは別体で、前面板
の観察者側に配設されるもので、顔料、低融点ガラスフ
リットを主とするものに限定されず、樹脂を染色した、
あるいは樹脂中に顔料を分散させた感光性の着色層から
なるものでも良い。このため、その作製方法において
も、感光性の着色層材料を塗布した後に、フォトリソグ
ラフィーを用いて所定形状に形成する方法や、着色層材
料を直接印刷方法による形成方法、感光性の樹脂を塗布
した後に、フォトリソグラフィーを用いて所定形状に形
成し、且つ、樹脂層を染色する方法を採ることができ
る。基本的に高い精度は必要としないため、量産性に向
いた作製方法を採ることができる。
層を、カラーフィルターの各色を分離するための色分離
領域に色分離用遮光性部を兼ねてマトリクス状に、ある
いは、カラーフィルターの色分離領域および光透過領域
にメッシュ状に、あるいは、前記色分離領域に色分離用
遮光性部を兼ねてマトリクス状に、且つ、それ以外の光
透過領域にメッシュ状に設けられており、ディスプレイ
装置の表示面側に置かれることにより、表示色画質に影
響を与えることなく、ディスプレイ装置からの電磁波の
観察者側への漏洩を防止できるものとしている。そし
て、電磁遮蔽層の上あるいは下に直接接触させて、色分
離領域およびそれ以外の光透過領域に、全面にわたり透
明導電層を設けていることにより、電磁遮蔽層全体の面
積抵抗を低くすること及び遮蔽電磁波の吸収波長帯をよ
り広範囲とすることを可能としている。
けた場合のモアレむらについては、発光セルの各光は、
対応する色のカラーフィルター領域に設けられたメッシ
ュを透過するため、図9に示すような別体の電磁遮蔽板
640を用いた場合とは異なり、モアレむらは認識しに
くい。
料には、金属膜または金属粒子からなるもの等が挙げら
れる。また、メッシュ状の導電層の少なくとも一方の表
面が黒色とすることにより、観察者側からのディスプレ
イパネルへの光の入射(外光の入射)に際し、外光の影
響によるコントラストの低下を防止できるものとしてい
る。尚、各カラーフィルターセル領域の境界部に導電性
層を設け、且つ、該導電性層と電磁波遮蔽用のメッシュ
状の導電層とを電気的に接続させていることにより、メ
ッシュ状の導電層の電気的な接地を容易な構造としてい
る。更に、各カラーフィルターセル領域の境界部にに設
けられている導電性層を、該境界に沿う直線形状ないし
マトリクス形状を有するものとすることにより、各カラ
ーフィルターセル領域の境界部にに設けられている導電
性層に対し、各色のカラーフィルターセル間の色分離機
能を持たせることもできる。
に、本発明のカラーフィルター基板を用いていることに
より、表示色品質の面で優れ、且つ電磁波遮蔽を有する
ディスプレイ装置を安価に提供できるものとしている。
また、その量産にも対応できるものとしている。
としては、上記のような方法が挙げられるが、特にカラ
ーフィルター基板がプラズマディスプレイパネル用のカ
ラーフィルター基板であって、使用の際には、プラズマ
ディスプレイパネルの前面板の観察者側に、カラーフィ
ルター形成面側を前面板側にして、配置される、図10
に示すプラズマディスプレイ自体とは別体のものである
場合には、カラーフィルター材質の自由度は大きく、、
処理の制約も少なく、カラーフィルターの形成方法とし
ては、量産向きのものを選ぶことができる。
て説明する。図1(a)は、本発明のカラーフィルター
基板の実施の形態の第1の例の全体を示す概略平面図
で、図1(b)はその一部(A0部)を拡大して示した
平面図で、図1(c)は、図1(b)のA1−A2にお
ける断面図で、図2(a)、図2(b)、図2(c)
は、それぞれ、図1に示す実施の形態の第1の例のカラ
ーフィルター基板の変形例を示した特徴部の断面図で、
図3(a)は、本発明のカラーフィルター基板の実施の
形態の第2の例のカラーフィルター形成領域の一部の概
略平面図で、図3(b)は図3(a)のB1−B2にお
ける拡大断面図で、図3(c)は、図3(b)のB3−
B4間の一部領域における電磁遮蔽層を示した拡大平面
図で、図4は、図3に示す実施の形態の第2の例のカラ
ーフィルター基板の変形例を示した特徴部の断面図で、
図5(a)は本発明のカラーフィルター基板の実施の形
態の第3の例のカラーフィルター形成領域の一部の概略
断面図で、図5(b)はそのD1−D2間の一部領域に
おける電磁遮蔽層を示した平面図で、図6(a)、図6
(b)はそれぞれ、本発明のディスプレイ装置の実施の
形態の1例を示した概略図である。また、図7、図8
は、それぞれ、本発明のカラーフィルター基板の製造方
法の1例を示した工程図である。図1〜8中、110、
110A、110B、110Cはカラーフィルター基
板、111はRフィルター、112はGフィルター、1
13はBフィルター、115はベース基板(ベース基
材)、116カラーフィルター形成部、120は色分離
帯兼用導電性層、130は導電性層、140は樹脂層、
141は保護用樹脂層、210はカラーフィルター基
板、211はRフィルター、212はGフィルター、2
13はBフィルター、215はベース基板(ベース基
材)、220は色分離帯兼用導電性層、230、230
Aは導電性層、240は樹脂層、241は保護用樹脂
層、311はRフィルター、312はGフィルター、3
13はBフィルター、315はベース基板(ベース基
材)、330は導電性層、410はプラズマディスプレ
イパネル(PDPとも言う)、411はR色発光セル、
412はG色発光セル、413はB色発光セル、415
は背面板、416は前面板、417は障壁(リブとも言
う)、440、441は接着剤層である。尚、図1
(b)、図3(a)中の、R、G、Bは、それぞれ、R
色、G色、B色の各色を表したものである。また、ここ
では、カラーフィルターの各セル(カラーフィルターセ
ルとも言う)とは、図3(a)に示すR、G、Bの最小
単位の発色領域、あるいは、図1(a)に示すR、G、
Bのストライプ領域を言う。また、図3(c)のB5−
B6位置における断面の状態が図3(b)のB3−B4
間の断面状態に相当し、図5(b)のD3−D4位置に
おける断面の状態が図4(a)のD1、D2間の断面状
態に相当する。
の実施の形態の例を説明する。先ず、本発明のカラーフ
ィルター基板の実施の形態の第1の例を挙げ、図1に基
づいて説明する。図1に示す第1の例のカラーフィルタ
ー基板110は、有害となる電磁波を発生させるプラズ
マディスプレイに用いられるカラーフィルター基板で、
使用の際には、図10に示すプラズマディスプレイパネ
ルの前面板710の観察者側に、カラーフィルター形成
面側を前面板側にして、配設されるものである。プラズ
マディスプレイパネルの各色の発光セルに対応した位置
に、対応した色のカラーフィルターを対応させるように
設けている。図1(a)に示すように、透明な基板から
なるベース基板115の一面に、カラーフィルター(1
11、112、113)と、金属膜からなる遮光性の導
電性層130をマトリックス状にした電磁遮蔽層とを設
けたものであるが、図1(b)にその一部拡大図を示す
ように、カラーフィルターの各色の分離領域、およびス
トライプ状のカラーフィルターを跨ぐように、マトリッ
クス状に導電性層130を設けている。カラーフィルタ
ーの各色の分離領域に設けられた導電性層130は、各
色の色分離を兼ねる為、これを、ここでは特に色分離帯
兼用導電性層120としている。尚、図示していない
が、とマトリックス状の導電性層130を電気的に接続
するアース端子を設けている。図1(c)にその断面を
示すように、ベース基板115側から電磁遮蔽層となる
導電性層130(120も含む)とカラーフィルター1
11、112、113を設けており、導電性層130
(120)間には、樹脂層140が設けられている。
で、ガラス基板や樹脂基板が挙げられる。樹脂基板の材
質としては、通常アクリル樹脂基板、ポリエステル樹脂
基板その他があり、更に混合樹脂基板や複合基板等が挙
げられる。導電性層130としては、銅等の金属膜また
は銅、銀等の金属粒子が挙げられるが、導電性が良いも
のが好ましい。そして、導電性層130の少なくとも一
方の表面が黒色であることが、外光による表示のコント
ラストの低下の防止の面からは好ましい。導電性層13
0の材質として銅を用いた場合には、銅の表面を酸化な
いし硫化して黒化する黒化処理を施しておくと良い。本
例のカラーフィルター基板110は、これが用いられる
プラズマディスプレイ自体(図10に示すPDP単体)
とは別体であり、カラーフルター111、112、11
3の材質については、プラズマディスプレイ自体の製造
工程条件に左右されないため、顔料、低融点ガラスフリ
ットを主とするもの、樹脂を染色した、あるいは樹脂中
に顔料を分散させた感光性の着色層からなるもの等が適
用できる。Rフィルター111、Gフィルター112、
Bフィルター113としては、用いられるプラズマディ
スプレイの各発光色に対応した、所定の透過率特性を有
するものが用いられる。
(a)に示す第1の変形例は、ベース基板115上にカ
ラーフィルター111、112、113を設け、その上
に保護用樹脂層141を設け、さらにその上に、本例と
同様、電磁遮蔽層を設けたものである。図2(b)に示
す第2の変形例は、第1の変形例の表面部にITO膜を
形成させたもので、ITO膜も電磁遮蔽効果を有する。
導電性層130からなる第1の電磁遮蔽層に対し、第2
の電磁遮蔽層とも言える。図2(c)に示す第3の変形
例は、実施の形態の第1の例で、樹脂層140を設け
ず、導電性層130間にもカラーフィルター111、1
12、113を設けたものである。
施の形態の第2の例を挙げ、図3に基づいて説明する。
図1に示す第2の例のカラーフィルター210も、第1
の例と同様、有害となる電磁波を発生させるプラズマデ
ィスプレイに用いられるカラーフィルター基板で、使用
の際には、図10に示すプラズマディスプレイパネルの
前面板710の観察者側に、カラーフィルター形成面側
を前面側にして、配設されるものである。そして、プラ
ズマディスプレイパネルの各色の発光セルに対応した位
置に、対応した色のカラーフィルターを対応させるよう
に設けている。本例では、図2(a)にその一部拡大図
を示すように、カラーフィルターの配列は、各色を交互
に配列した所定の配列で、そのカラーフィルターの各色
の色分離領域に沿い、遮光性の金属膜からなる導電性層
230が設けられており、且つ、各カラーフィルター
(211、212、213)の光透過領域にはメッシュ
状に導電性層230が設けられている。色分離領域に沿
いマトリックス状に設けられた導電性層230は、各色
の色分離帯を兼ねるもので、ここでは特に色分離帯兼用
導電性層220とも言う。メッシュ状の導電性層230
とマトリックス状の色分離帯兼用導電性層220とは電
気的に接続し、両者により、有害な電磁波の遮蔽機能を
有するものである。尚、図示していないが、メッシュ状
の導電層230とマトリックス状の色分離帯兼用導電性
層120とを電気的に接続するアース端子を設けてい
る。
シュ状の導電層230は、Rフィルター211、Gフィ
ルター212、Bフィルター213の下側(ベース基板
215側)に設けられており、導電性、且つ、遮光性の
色分離帯兼用導電性層220と電気的に接続している。
樹脂層240は、透明樹脂からなり、マトリックス状の
導電性層230(色分帯兼用導電性層220でもあ
る)、メッシュ状の導電層230の隙間を埋めるもの
で、各色のフィルター(211〜213)の作製の際に
おける平坦化層の役割をするものである。図3(c)
は、メッシュ状の導電性層230とマトリックス状の色
分離帯兼用導電性層220とを一部拡大して示した平面
図で、メッシュは、直線状の2方向の導電性層230
が、所定の角度で互いに交叉しているものであるが、形
状は、これに限定はされない。
例と同様のものが適用可能である。光透過領域に設けら
れるメッシュ状の導電性層230の少なくとも一方の表
面が黒色であることが、表示のコントラストの低下の防
止の面からは好ましい。
図4に示す第1の変形例は、実施の形態の第2の例とは
異なり、ベース基板215側から順に、各色のフィルタ
ー、保護用樹脂層241、そしてメッシュ状の導電性層
230とマトリックス状の色分離帯兼用導電性層220
を設配したものである。第2の変形例は、図示していな
いが、実施の形態の第2の例において、樹脂層240を
設けない構造で、マトリックス状の導電性層230(色
分離帯兼用導電性層220)、メッシュ状の導電性層2
30間の隙間に、各色のフィルターを埋め込んだ状態の
ものである。尚、図2のC1−C2から見た、メッシュ
状の導電層230とマトリックス状の色分離帯兼用導電
性層220の形状は、実施の形態の第2の例と同様に図
2(c)のようになる。
施の形態の第3の例を挙げ、図5に基づいて説明する。
図5に示す第3の例のカラーフィルター基板310も、
第1の例、第2の例と同様、有害となる電磁波を発生さ
せるプラズマディスプレイに用いられるカラーフィルタ
ー基板で、使用の際には、図10に示すプラズマディス
プレイパネルの前面板710の観察者側に、カラーフィ
ルター形成面側を前面側にして、配設されるものである
第3の例は、図5に示すように、カラーフィルターの各
色の色分離領域におよび、光透過透過領域全体にメッシ
ュ状の導電性層330を設けたものである。第1の例の
樹脂層140や第2の例の樹脂層240に相当するもの
を設けず、メッシュ状の導電性層330の隙間、および
上に各色フィルターを設けたものである。尚、図5
(a)のD1−D2から見た、メッシュ状の導電性層3
30の形状は、図5(b)のようになる。また、図5
(b)のD3−D4位置における断面の状態が図D
(a)の断面状態に相当する。
形態の1例を挙げる。図6に示す本例は、有害となる電
磁波を発生させるプラズマディスプレイパネル(PD
P)410の前板面416の観察者側面に、プラズマデ
ィスプレイパネル(PDP)410の発光セル(41
1、412、413)の発光色に対応して発光セル単位
に、図2に示す、実施の形態の第2の例の、カラーフィ
ルタ基板210を配設したディスプレイ装置である。こ
のような構成にすることにより、プラズマディスプレイ
パネル(PDP)単体410の構成に比べ、表示画質の
向上、有害な電磁波の遮蔽ができる。
イパネル(PDPとも以下言う)単体(図6のPDP4
10に相当)の1例を図10に挙げて、もう少しだけ説
明しておく。図10はPDP構成斜視図であるが、分か
り易くするため前面板(ガラス基板710)、背面板
(ガラス基板720)とを実際より離して示してある。
図10に示すように、2枚のガラス基板710、720
が互いに平行に且つ対向して配設されており、両者は背
面板となるガラス基板720上に互いに平行に設けられ
た障壁(セル障壁とも言う)730により、一定の間隔
に保持されている。前面板となるガラス基板710の背
面側には、放電維持電極である透明電極740とバス電
極である金属電極750とで構成される複合電極が互い
に平行に形成され、これを覆って、誘電体層760が形
成されており、更にその上に保護層(MgO層)770
が形成されている。また、背面板となるガラス基板72
0の前面側には前記複合電極と直交するように障壁73
0間に位置してアドレス電極780が互いに平行に形成
されており、更に障壁730の壁面とセル底面を覆うよ
うに螢光面790が設けられている。障壁730は放電
空間を区画するためのもので、区画された各放電空間を
セルないし単位発光領域と言う。このAC型PDPは面
放電型であって、前面板上の複合電極間に交流電圧を印
加して、放電させる構造である。この場合、交流をかけ
ているために電界の向きは周波数に対応して変化する。
そして、この放電により生じる紫外線により螢光体79
0を発光させ、前面板を透過する光を観察者が視認でき
るものである。尚、DC型PDPにあっては、電極は誘
電体層で被膜されていない構造を有する点でAC型と相
違するが、その放電効果は同じである。また、図10に
示すものは、ガラス基板720の一面に下地層767を
設けその上に誘電体層765を設けた構造となっている
が、下地層767、誘電体層765は必ずしも必要とし
ない。
ーフィルター基板の実施の形態の第1の例を、図5に示
す第3の例、あるいは、これらの変形例、および第2の
例の変形例を、図6におけるカラーフィルター基板21
0に置き代えたディスプレイ装置が挙げられる。変形例
も、基本的に、表示画質、電磁波遮蔽機能の点では図6
に示す例と同様となる。
製造方法の実施の形態の例を挙げる。図3に示す実施の
形態の第2の例のカラーフィルター基板の製造方法の1
例を図7に基づいて説明する。先ず、ベース基板215
の一面に無電解めっきにより導電性層を薄く付け、更に
その上に電解めっきにより導電性層を薄く付けて、所定
の厚さに導電性層230Aを形成する。(図7(a)) 尚、必要に応じて、無電解めっきによる導電性層形成前
に、蒸着、スパッタ等により、金属薄膜を形成しておい
ても良い。導電性層230Aとしては、Cu、Ag、A
u等の金属めっき層が挙げられるが、価格の面から、通
常、Cuめっき層が用いられる。導電性層230AをC
uめっき層とした場合、次いで、市販の電解黒化液を用
いてCu面を黒色化する黒化処理を行ない、ベース基板
215上にCu層、黒化層を順に形成しておく。尚、導
電性層230AをCuめっき層とした場合、メッシュ状
の導電層230の厚みは総厚で5〜50μm程度とす
る。導電性層230Aを形成した後、黒化処理を行う理
由は、表示デバイスの観察者側からの光によるコントラ
ストの低下を防止するためである。次いで、導電性層2
30A上に耐エッチング性のレジストを塗布、乾燥し、
所定の形状に開口部を有するレジスト膜を作製した後、
製版したレジスト膜を耐エッチングマスクとしてエッチ
ングし、メッシュ状の導電層230、マトリックス状の
色分離帯兼用導電性層220を形成する。(図7(b
)) レジスト膜の製版は、導電性層230A表面の黒化層上
に塗布されたフォトレジストに所定の原版を用いて密着
露光し、現像したもので、PDPの障壁(リブとも言
う)(図6の417)位置に相当する色分離帯兼用導電
性層220位置に、障壁幅よりやや狭い線で、且つ、発
光セルに対応したカラーフィルターセル領域内では、メ
ッシュ状の導電性層230の線幅をより狭い線幅とす
る。
化させておく。(図7(c)) これは、次に行う各色のカラーフィルターの形成におけ
る各色の市販の感光性材料の膜厚が、導電性層230に
より、薄くなる場合があるためである。感光性材料の膜
厚の塗布が、品質的に問題なく行なわれれば、透明な樹
脂層240を設ける必要はない。尚、導電性層230と
ほぼ同じ厚さに透明な樹脂層240を塗布した場合に
は、硬化後、透明な樹脂層240は導電性層230の上
面よりも下側にくる。
ラーフィルター材料としてはR、G、B各色の市販の感
光性材料を用いることができる。予め、R、G、B各色
用のセルパターンを持つ3枚の原板を用意し、この原版
のカラーフィルターセルのパターンサイズをメッシュ状
の導電性層230を形成する領域のサイズよりも5〜1
0μm大きく設計して位置合わせが容易になるように配
慮しておくと良い。先ず、R色用の感光性材料をメッシ
ュ状の導電性層230形成側に全面に塗布し、所定の原
版を用いて、これを露光、現像し、R用カラーフィルタ
ー211を形成する。(図7(d)) この後、同様にして、G用カラーフィルター212を形
成し(図7(e))、B用カラーフィルター213を形
成する。(図7(f)) このようにして、カラーフィルター基板210が作製さ
れる。尚、工程は以上の通りであるが、電磁波遮蔽によ
り発生した電流をリークする為、メッシュ状の導電性層
230や、マトリックス状の色分離帯兼用導電性層22
0に電気的に接続するアース端子部を、メッシュ状の導
電性層230、マトリックス状の色分離帯兼用導電性層
220を形成する際に、形成しておく。
変形例のカラーフィルター基板の、製造方法の1例を図
8に基づいて説明する。ベース基板215(図8
(a))の一面に、図7に示す例と同様にして、R用カ
ラーフィルター211を形成し(図8(b))、G用カ
ラーフィルター212を形成し(図8(c))、B用カ
ラーフィルター213を形成する。(図8(d)) 図8(d)に示すように、各色のカラーフィルターは、
隣接するように接近させて形成する。各色のカラーフィ
ルターを作製するための各色の感光材料を製版するため
の原版を予めこのようになるように作成しておく。ま
た、各色のカラーフィルターを作製するための各原版の
位置合わせを容易とする位置合わせマーク、あるいは後
工程のマトリックス状、メッシュ状の導電層230を作
成する際のレジスターマーク等、適宜必要に応じ作成し
て使用する。
としてアクリル樹脂等の保護用の樹脂層241を形成し
ておく。(図8(e))
層を形成し、更にその上に電解めっきにより、所定の厚
さに導電性層230Aを形成する。(図8(f)) 導電性層230Aについては、第1の例と同様である。
R、東京応用化株式会社製)を塗布し、メッシュ状の導
電層を作製するためのパターン原版を用い、作成してあ
るレジスターマークと位置合わせして、露光、現像、乾
燥、ポストベーキングし、感光性レジストから露出した
部分を塩化第2鉄液でエッチング、水洗し、所定形状の
メッシュ状の導電性層230、およびマトリックス状の
色分離帯兼用導電性層220を得る。(図8(g)) このようにして、カラーフィルター基板210Aが作製
される。この後、めっきCuの表面部を、第1の例と同
様にして黒化する黒化処理を施しておく。
イ用のカラーフィルター基板であり、図7に示すに示す
製造方法により本発明のカラーフィルター基板(図3の
第2の例のカラーフルター基板210)を作製したもの
である。そして、更に作製されたカラーフィルター基板
を、図10に示すようなプラズマディスプレイパネルに
付加して、図6に示す本発明のディスプレイ装置を作製
した。本実施例を、以下、図7に基づいて、説明する。
先ず、厚さ3mmの透明な清浄なガラス基板の一面に、
黒色の酸化クロム層(CrOx)を1500Åの厚さに
形成した。酸化クロム層は、Crターゲット及び酸素混
在のAr雰囲気で通常条件でのスパッタリング法で形成
したものである。次いで、酸化クロム層面を活性化処理
した後、以下の条件にて、約2μmの厚さに無電解Cu
めっきを行い、次いで電解Cuめっきを行い、Cuの総
厚を5μm程度とした。(図7(a))
件は、それぞれ、以下の通りである。 〔無電解Cuめっき条件〕 無電解めっき浴:OPC750M(商品名、奥野製薬工
業株式会社製)使用 OPC750MA 100ml/l OPC750MB 100ml/l OPC750MC 2〜5ml/l 液温 50°C めっき速度 0.5μm/min 〔電解Cuめっき条件〕 ピロ燐酸銅浴使用 Cu2 P2 O7 ・3H2 O 49 g/l K4 P22 7 340 g/l NH4 OH(28%) 3ml/l pH 8.8 p比(P2 O7 −/Cu2 +) 7.0 液温 55°C
株式会社製)を導電性層230A上に塗布、乾燥した
後、所定形状の写真原版を用いて所定領域を露光して、
メッシュ状およびマトリックス状にパターニングを行
い、これを耐エッチングマスクとして、塩化第2鉄液
(比重38度ボーメ)でCu層とCrOx層を同時にエ
ッチングし、更に、残留レジストを剥膜除去した。(図
7(b)) 写真原板は、プラズマディスプレイパネルの発光セルの
障壁(図10の790で幅60μm)上の位置に相当す
る部分では、障壁(リブ)幅よりやや狭い線幅40μm
となるようにし、また、発光セル領域に対応する部分で
は、より狭い線幅20μmとした。尚、写真原板は電子
ビーム描画して作製した。
ーブラックCuo(商品名:株式会社アイソレート化学
研究所製)のA液(20%液)、B液(10%液)を含
む水溶液中で60〜80°C、2〜3分間浸漬して化成
処理し、Cu表面及びエッチング断面を黒色化した。こ
のようにして、メッシュ状の導電性層220(230)
とマトリックス状の導電性層130を形成した。実用的
には、電磁波遮蔽により発生した電流をリークする為の
アース端子部を形成させておく必要があり、メッシュ状
の導電性層220(230)とマトリックス状の導電性
層230を形成する際に、これらの周辺部に、アース端
子部を、同時に形成した。尚、アース端子部は表示部外
の目視できない場所にある為、表面黒化処理は不要であ
り、黒化層はかえってアース接続の弊害となるからCu
面のままが好ましい。
30)とマトリックス状の導電性層230の隙間(凹
部)にR、G、B、の3色カラーフィルターを形成させ
る為に、予め凹部全面に透明な感光性アクリル樹脂をス
キージ法で充填し、紫外線露光と熱処理(150°C、
30分)で完全に硬化し、樹脂層240を形成した。
(図7(c)) この処理によって導電性層230形成面がほぼ平坦化さ
れるが、アクリル樹脂の硬化収縮によって導電性層23
0の面より1μm程度低くなり、若干凹部として残っ
た。
カラーフィルター材料(カラーレジストとも言う)をス
ピンコートで充填し、露光、現像、加熱処理を行って、
R色カラーフィルター211を形成し(図7(d))、
更に同様にして、、G色カラーフィルター212を形成
し(図7(e))、B色カラーフィルター213を形成
した。(図7(f)) 以下、各色のフィルターの形成方法を述べる。カラーフ
ィルター材料としてはR、G、B各色共に市販の感光性
材料、JSR(日本合成ゴム株式会社の略)製の感光性
色材、Color Resist:CR2000R(赤
色)、CR2000G(緑色)、CR2000B(青
色)を使用した。先ず、予め、R、G、B各色用のセル
パターンを持つ3枚の写真原板を用意し、この原版のセ
ルパターンサイズを導電性メッシュよりも5〜10μm
大きく設計して位置合わせが容易になるように配慮し
た。次いで、まず、導電性マトリクス形成面に赤色感光
性色材CR20000Rを塗布し乾燥した。この時、導
電性層230と樹脂層240とで形成される面は高さが
5μmの凹版形状を持っているので、感光性色材はこの
凹部に充填される形となる。一般に色材層は1〜2μm
あれば十分な必要濃度が得られるので、感光性色材を予
め溶剤で希釈し、塗布(充填)、乾燥後所定の透過濃度
1.2〜2.0を示すように調整した。塗布法は、硬質
ゴム製のスキージ板を用いたスキージ法を採用したが、
回転塗布法やバーコート法でもよい。次いで、Rカラー
フィルター用写真原板を用いて、導電性メッシュのRセ
ル部に位置合わせして密着露光し、処方に従って現像、
乾燥、加熱処理(180°C、30分以上)を行いR色
カラーフィルター211を形成した。加熱処理を付加し
たのは、感光性色材の硬化を十分に完了させ、後続する
他の色のフィルター形成における耐溶剤性を強化する為
の処置である。これによって安定な赤色フィルター層が
形成された。引き続き同様な処理によって、緑色カラー
フィルター212を形成し、次い青色カラーフィルター
213を形成した。これにより、R色カラーフィルター
211、G色カラーフィルター212、B色カラーフィ
ルター213が形成された。
20μm塗布し保護膜として電磁波遮蔽効果を有する本
発明のカラーフィルター基板210を完成させた。
ィルター基板210のプラズマディスプレイパネルへの
付加は、以下のようにして行ない、図6に示す形態の本
発明のディスプレイ装置を作製した。上記のように作製
されたカラーフィルター基板210を、プラズマディス
プレイパネルの前面板(図10の710に相当)に取り
付けるに当たり、前面板の透明ガラス基板(図10の7
10)の観察者側面に、透明な熱接着性アクリル系樹脂
を約20μmの厚さに塗布した後、作製されたカラーフ
ィルター基板210を、障壁(図10の790)線上に
相当する太い導電性層(色分離体兼用導電性層120)
をプラズマディスプレイパネルの発光セル形成障壁の線
上に正確に位置合わせし、圧着しながら熱接着して装着
した。これにより、図6に示す形態の本発明のディスプ
レイ装置が作製された。
について、簡単に説明しておく。前面板(図10の71
0に相当)の透明ガラス基板の厚さ2mm、放電維持電
極である透明電極(図10の740に相当)はITO、
バス電極である金属電極(図10の750に相当)はC
r/Cu/Crの3層構造、誘電体層(図10の760
に相当)は低融点ガラスペースト、保護層(図10の7
70に相当)はMGO膜である。また、背面板(図10
の720に相当)は、透明ガラス基板(図10の720
に相当)の厚さは2mmで、障壁(図10の730に相
当)は、ガラスペーストからなる。42インチ表示で、
発光セルのピッチ0.36mm、幅60μm、高さ12
0μmで、封入ガスは、Ne+Xe(ペニング混合ガ
ス、500〜600Torrで封入)である。そして、
蛍光面(図10の790に相当)を形成する蛍光体は、
R蛍光体、G蛍光体、B蛍光体を、それぞれ、株式会社
化成オプトニクス社製のKX−504A((Y、Cd)
BO3 :Eu3+)、PI−GIS(Zn2 SiO4 :
Mn)、KX−501A(BaMgAl14O23:Eu2
+)とし、アドレス電極(図10の780に相当)は、
Cr/Cu/Cr(Agでも良い)で厚さ数μm〜10
μmで、電極ピッチは、0.13mmである。尚、前面
板(フロントプレートとも言う)、背面板(バックプレ
ートとも言う)自体の製造方法、およびプラズマディス
プレイパネルの製造方法については、一般に良く知られ
ており、ここでは省略する。
製造方法では、カラーフィルター部をプラズマディスプ
レイパネルのとは独立的に製造できる為、カラーフィル
ターの製造方法では、工程内で重量のあるプラズマディ
スプレイパネル自体を取り扱う必要がなく製造が楽であ
った。
様、プラズマディスプレイ用のカラーフィルター基板で
あり、図8に示すに示す製造方法により本発明のカラー
フィルター基板(図4のカラーフルター基板210A)
を作製したものである。そして、更に作製されたカラー
フィルター基板210Aを、図10に示すようなプラズ
マディスプレイパネルにに付加して、図6に示す本発明
のディスプレイ装置を作製した。本実施例を、以下、図
8に基づいて、説明する。先ず、厚さ3mmの透明な清
浄なガラス基板であるベース基板215の一面に、実施
例1で用いた感光性色材(カラーレジスト)を用い、同
様にして、R色カラーフィルター211を形成し(図8
(b))、G色カラーフィルター212を形成し(図8
(c))、B色カラーフィルター213を形成した。
(図8(d)) 所定の写真原版を用い、製版、現像を行い、各色のカラ
ーフィルターが、それぞれ隣接するように作製した。
尚、カラーフィルターとして有効面積の外側に、各色の
原版のパターン境界部の位置を示すレジスターマークを
入れておいた。また、メッシュ状の導電層を作製する際
に用いる写真原版は、メッシュ状のパターンの太い線の
部分が各色のカラーフィルターの境界と合致するように
その位置を検出し調整できるように考慮して設計してお
いた。
保護層として2〜5μmの厚さに塗布し、紫外線硬化さ
せ、更に180°C、30分熱硬化させ、保護樹脂層2
41を形成した。(図8(e))
無電解Cuめっきをカラーフィルター上に施し、更に、
電解Cuめっきを行い、総厚5μmにCu層を形成し
た。(図8(f)) 次いで、感光性レジストOMRを塗布、乾燥し、このレ
ジストに所定形状のパターン原版を用い、上記カラーフ
ィルター作製時に設けたレジスターマークと位置合わせ
して、露光、現像、乾燥、ポストベーキングの各処理を
施し、所定形状にレジストパターンを形成した後、レジ
ストを耐エッチングマスクとして、塩化第2鉄液でめっ
きCu層からなる導電性層230Aをエッチング、水洗
した。(図8(g)) 〔無電解Cuめっき条件〕 無電解めっき浴:OPC750M(商品名、奥野製薬工
業株式会社製)使用 OPC750MA 100ml/l OPC750MB 100ml/l OPC750MC 2〜5ml/l 液温 50°C めっき速度 0.5μm/min 〔電解Cuめっき条件〕 ピロ燐酸銅浴使用 Cu2 P2 O7 ・3H2 O 49 g/l K4 P22 7 340 g/l NH4 OH(28%) 3ml/l pH 8.8 p比(P2 O7 −/Cu2 +) 7.0 液温 55°C
を行い、水洗乾燥した。 [黒化処理条件] 黒色ニッケルめっき浴使用 硫酸ニッケルアンモン 60 g/l 硫酸亜鉛 7.5 g/l チオシアン酸ナトリウム 15 g/l 温度 30°C 電流密度(通電時間3分) 初期0.1A/dmとし、電流を 漸次増し終期1A/dmとした。 更に、表面に保護膜として紫外線硬化性透明アクリル樹
脂を約20μmの厚さに塗布し、硬化させて表面を平坦
化して本発明のカラーフィルター基板210Aを完成さ
せた。
フィルター基板210Aをプラズマディスプレイパネル
に装着して、本発明のディスプレイ装置を作製した。装
着は、プラズマディスプレイパネルの前面板(図10の
710に相当)の観察者側に透明アクリル樹脂からなる
接着剤を20〜30μmの厚さに塗布してのち、作製さ
れたカラーフィルター基板210Aを正確に位置合わせ
して行った。本実施例では観察者側のメッシュ状の導電
層の面の黒化を省いたが、この導電層上に一層カラーフ
ィルター層が形成されるので、Cuの赤褐色は弊害にな
らないからである。勿論、本例の導電性層230Aに代
え、実施例1と同様に3層の導電性層(CrOx−Cu
−黒化銅)としても良い。また、カラーフィルター面に
ブラックマトリクスを、色分離帯兼導電性層220とは
別に予め形成させておいてもよい。
装置の表示面側に置かれ使用された場合、ディスプレイ
装置の表示色画質を良くし、且つ、電磁波遮蔽効果を有
し、更に、生産性の面で優れ、比較的安価に作製するこ
とができるカラーフィルター基板の提供を可能とした。
詳しくは、図9に示すような従来のカラーフィルターと
電磁波遮蔽板とを別個に併用する方式と比べ、構成が簡
単となり製造も容易となり、結果、より薄型でより安価
なディスプレイを提供することを可能とした。
第1の例の概略図
の変形例
第2の例の概略図
の変形例
第3の例の概略図
例の製造工程図
の1例の製造工程図
明するための概略断面図
ルター基板 111 Rフィルター 112 Gフィルター 113 Bフィルター 115 ベース基板(ベース基
材) 116 カラーフィルター形成部 120 色分離帯兼導電性層 130 導電性層 140 樹脂層 141 保護用樹脂層 210、210A カラーフィルター基板 211 Rフィルター 212 Gフィルター 213 Bフィルター 215 ベース基板(ベース基
材) 220 色分離帯兼導電性層 230、230A 導電性層 240 樹脂層 241 保護用樹脂層 310 カラーフィルター基板 311 Rフィルター 312 Gフィルター 313 Bフィルター 315 ベース基板(ベース基
材) 330 導電性層 410 プラズマディスプレイ
(PDP) 411 R色発光セル 412 G色発光セル 413 B色発光セル 415 背面板 417 障壁(リブ) 430 保護用基板 440、441 接着剤層 610 プラズマディスプレイパ
ネル(PDPとも言う) 611 バックプレート(背面
板) 615 フロントプレート(前面
板) 617 障壁(リブ) 620 カラーフィルター 630 保護用プレート 640 電磁波遮蔽板 641 ベース基板 645 導電性層
Claims (13)
- 【請求項1】 発光セル単位にカラーフィルターの各セ
ルを合わせて、有害となる電磁波を発生させるディスプ
レイ装置の表示面側に置かれて使用される、ベース基板
の一面上にカラーフィルターと電磁遮蔽層を設けたディ
スプレイの表示面側のカラーフィルター基板であって、
少なくとも第1の電磁遮蔽層は、良好な導電性材料から
なり、その開口部および、その下側ないし上側にカラー
フィルターを設けており、第1の電磁遮蔽層は、各色を
分離するための色分離領域を含みマトリクス状に、ある
いは、色分離領域および光透過領域にメッシュ状に、あ
るいは、前記色分離領域を含みマトリクス状に、且つ、
光透過領域にメッシュ状に設けられていることを特徴と
するカラーフィルター基板。 - 【請求項2】 請求項1において、プラズマディスプレ
イパネル用のカラーフィルター基板であって、使用の際
には、プラズマディスプレイパネルの前面板の観察者側
に、カラーフィルター形成面側を前記前面板側にして、
配置されるものであることを特徴とするカラーフィルタ
ー基板。 - 【請求項3】 請求項1ないし2において、第1の電磁
遮蔽層の上あるいは下に直接接触させて、色分離領域お
よび光透過領域を含む全面に、第2の電磁遮蔽層である
透明導電層を設けていることを特徴とするカラーフィル
ター基板。 - 【請求項4】 請求項1ないし3において、カラーフィ
ルターは樹脂を染色した、あるいは樹脂中に顔料を分散
させた感光性の着色層からなることを特徴とするカラー
フィルター基板。 - 【請求項5】 請求項1ないし4において、良好な導電
性材料が、金属膜または金属粒子からなることを特徴と
するカラーフィルター基板。 - 【請求項6】 請求項1ないし5において、第1の電磁
遮蔽層の少なくとも一方の表面が黒色であることを特徴
とするカラーフィルター基板。 - 【請求項7】 請求項1ないし6において、カラーフィ
ルター基板がプラズマディスプレイパネルの前面板を兼
ねるものであることを特徴とするカラーフィルター基
板。 - 【請求項8】 請求項1ないし7記載のカラーフィルタ
ー基板をディスプレイの表示面側に設けたことを特徴と
するディスプレイ装置。 - 【請求項9】 発光セル単位にカラーフィルターの各セ
ルを合わせて、有害となる電磁波を発生させるディスプ
レイ装置の表示面側に置かれる、ベース基板の一面上に
カラーフィルターと電磁遮蔽層を設けたディスプレイの
表示面側のカラーフィルター基板で、少なくとも第1の
電磁遮蔽層は、良好な導電性材料からなり、その開口部
および、その下側ないし上側にカラーフィルターを設け
ており、第1の電磁遮蔽層は、各色を分離するための色
分離領域を含みマトリクス状に、あるいは、色分離領域
および光透過領域にメッシュ状に、あるいは、前記色分
離領域を含みマトリクス状に、且つ、光透過領域にメッ
シュ状に設けられているカラーフィルター基板の製造方
法であって、透明基板上に前記良好な導電性材料により
第1の電磁遮蔽層を形成させた後に、各色のフィルター
材料を発光セル単位にあわせて配設することを特徴とす
るカラーフィルター基板の製造方法。 - 【請求項10】 請求項9において、第1の電磁遮蔽層
の形成の前後で、且つ各色のフィルター材料を発光セル
単位にあわせて配設する前に、第2の電磁遮蔽層である
透明導電層を設けることを特徴とするカラーフィルター
基板の製造方法。 - 【請求項11】 発光セル単位にカラーフィルターの各
セルを合わせて、有害となる電磁波を発生させるディス
プレイ装置の表示面側に置かれる、ベース基板の一面上
にカラーフィルターと電磁遮蔽層を設けたディスプレイ
の表示面側のカラーフィルター基板で、少なくとも第1
の電磁遮蔽層は、良好な導電性材料からなり、その開口
部および、その下側ないし上側にカラーフィルターを設
けており、第1の電磁遮蔽層は、各色を分離するための
色分離領域を含みマトリクス状に、あるいは、色分離領
域および光透過領域にメッシュ状に、あるいは、前記色
分離領域を含みマトリクス状に、且つ、光透過領域にメ
ッシュ状に設けられているカラーフィルター基板の製造
方法であって、透明基板上に各色のフィルター材料を発
光セル単位にあわせて配設した後に、前記良好な導電性
材料により第1の電磁遮蔽層を形成することを特徴とす
るカラーフィルター基板の製造方法。 - 【請求項12】 請求項11において、各色のフィルタ
ー材料を発光セル単位にあわせて配設した後、第1の電
磁遮蔽層の形成の前後に、第2の電磁遮蔽層である透明
導電層を設けることを特徴とするカラーフィルター基板
の製造方法。 - 【請求項13】 請求項9ないし12において、カラー
フィルター基板がプラズマディスプレイパネル用のカラ
ーフィルター基板であって、使用の際には、プラズマデ
ィスプレイパネルの前面板の観察者側に、カラーフィル
ター形成面側を前記前面板側にして、配置されるもので
あることを特徴とするカラーフィルター基板の製造方
法。
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|---|---|---|---|
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