JP2000214519A - カメラおよびカメラのフィルム巻き上げ制御方法 - Google Patents

カメラおよびカメラのフィルム巻き上げ制御方法

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JP2000214519A
JP2000214519A JP11014587A JP1458799A JP2000214519A JP 2000214519 A JP2000214519 A JP 2000214519A JP 11014587 A JP11014587 A JP 11014587A JP 1458799 A JP1458799 A JP 1458799A JP 2000214519 A JP2000214519 A JP 2000214519A
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JP
Japan
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film
sensor
recording
camera
feeding
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JP11014587A
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Toshihide Shiobara
敏英 塩原
Hiroaki Komatsu
広明 小松
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Nitto Optical Co Ltd
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Nitto Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一層の小型化を可能にすること。また、パーフ
ォレーション1個のみで給送や記録書き込みの制御を可
能とする。 【解決手段】このカメラは、所定の情報を記録するため
にフィルム52のパーフォレーション53を検知する記
録用センサ2と、フィルム52を撮影毎に1駒ずつ給送
するためにパーフォレーション53を検知する給送用セ
ンサ1とを備えている。そして、フィルム52上に重ね
られる撮影用のマスク窓59の中央よりフィルム巻き上
げ下方側に、記録用センサ2と、給送用センサ1とを順
に配置すると共に、マスク窓59の中央よりフィルム巻
き上げ上方側にフィルム止め用の爪3を配置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーフォレーショ
ン付のフィルムを使用するカメラおよびカメラのフィル
ム巻き上げ制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、APSシステムと呼ばれる新フィ
ルムを利用したカメラシステムが普及し始めている。こ
のカメラシステムでは、図14に示すように、カートリ
ッジ51内のAPS用のフィルム(以下、APSフィル
ムという)52が、フィルムセット時や撮影時に自動給
送される。すなわち、APSフィルム52が矢示A方向
に自動的に巻き上げられる。
【0003】APSフィルム52には、隣接する2個の
パーフォレーション53,54を一対として複数対のパ
ーフォレーション53,54が一端側に設けられてい
る。また、APSフィルム52の他端には、撮影条件等
を記録するための磁気媒体(図示省略)が付着されてい
る。
【0004】各パーフォレーション53,54の位置に
対応させてカメラ側には、APSフィルム52の給送を
制御する光透過型の給送用光検知器55と、磁気媒体へ
の磁気記録を制御する光透過型の記録用光検知器56
と、先端部57aに爪を有するフィルム止め57が設け
られる。また、磁気媒体に対応させて磁気ヘッド58が
設けられる(図14では省略)。
【0005】APSフィルム52は、撮影の時、1駒毎
に給送されるが、その1駒の大きさは、カメラ本体側の
マスク59によって決定される。なお、カメラレンズの
中心は、マスク59の中心60と一致する。
【0006】図15に、給送用光検知器55(以下セン
サ55という)と、記録用光検知器56(以下センサ5
6という)と、磁気ヘッド58と、APSフィルム52
の各位置関係を示す。また、図16に、センサ55,5
6によって検出される信号と、制御に使用される信号
と、パーフォレーション(図16では数字の1〜4を付
して現す)とを示す。
【0007】図16に示すように、APSフィルム52
が給送されるとき、まずセンサ56によって一対のパー
フォレーション53,54が検出され、その後、センサ
55によって当該一対のパーフォレーション53,54
が検出され、後のパーフォレーション54のエッジ(N
O.4)を検出して1駒送りが完了する。これらの動き
を図17から図22に基づいて詳細に説明する。なお、
センサ55,56の位置は、各図を見易くするためAP
Sフィルム52の中央に移動させている。
【0008】1駒送りの開始後の状態を図17に示す。
センサ55,56は、共にパーフォレーション53,5
4を検出していない状況が続く。その後、センサ56が
パーフォレーション53の前エッジ(NO.1)を検出
する(図18参照)。この後、給送速度を測定するため
のカウントを開始する。次に、センサ56がパーフォレ
ーション53の後エッジ(NO.2)を検出する(図1
9参照)。このNO.2のエッジを検出して給送速度の
測定を完了する。
【0009】給送速度の完了と同時に、磁気ヘッド58
による磁気書き込みを開始する。磁気書き込み中、セン
サ56は、パーフォレーション54を検出するが制御信
号としては利用しない。一方、センサ55は、パーフォ
レーション53のNO.1とNO.2のエッジを検出し
(図20参照)、次にくるエッジ(パーフォレーション
54の前エッジ=NO.3のエッジ)を検出すると、磁
気ヘッド58の出力をオフする(図21参照)。
【0010】その後、センサ55がパーフォレーション
54の後のエッジ(NO.4)を検出すると、給送用の
モータ(図示省略)を停止する(図22参照)。これに
よって1駒送りを完了する。この完了時、フィルム止め
57の爪57aが次の対のパーフォレーション53,5
4中の後のパーフォレーション54に入り込み、APS
フィルム52の位置決めを行う。これを繰り返すことに
よって、1駒送りが次から次へとなされ、撮影が行われ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のカメラでは、フ
ィルム止め57とカートリッジ51との間隔L1が狭
く、さらにカメラを小型化しようとすると、フィルム止
め57とカートリッジ51とが干渉してしまい、一層の
小型化が不可能となっている。また、センサ55とセン
サ56との間隔L2が広いため、両センサ55,56が
取り付けられる回路基板を大きなものとせざるを得ない
状況となっている。
【0012】また、従来のカメラでは、上述したよう
に、センサ55,56と一対のパーフォレーション5
3,54を使用して磁気書き込みや給送の制御を行って
いる。このように、従来のフィルム巻き上げ制御方法
は、1駒送りに際し、隣接するパーフォレーション2個
を使用しているため、信号制御の精度を上げる必要があ
ると共にAPSフィルム52という特殊なフィルムの給
送のみに使用できるものとなっている。すなわち、従来
のフィルム巻き上げ制御方法は、1駒毎に2個のパーフ
ォレーションがあるAPSフィルム52のみに使用で
き、それ以外のフィルムの給送には使用できない。
【0013】本発明は、上述の問題を解決するためにな
されたものであり、一層の小型化が可能になるカメラを
提供することを目的とする。また、他の発明は、パーフ
ォレーション1個のみで給送や記録書き込みの制御を可
能とできるカメラのフィルム巻き上げ制御方法を提供す
ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の目的を解決するた
め、本発明は、所定の情報を記録するためにフィルムの
パーフォレーションを検知する記録用センサと、フィル
ムを撮影毎に1駒ずつ給送するためにパーフォレーショ
ンを検知する給送用センサとを備えたカメラにおいて、
フィルム上に重ねられる撮影用のマスク窓の中央よりフ
ィルム巻き上げ下方側に、記録用センサと、給送用セン
サとを順に配置すると共に、マスク窓の中央よりフィル
ム巻き上げ上方側にフィルム止め用の爪を配置してい
る。
【0015】このように、フィルム止め用の爪をフィル
ム巻き上げ上方側に配置しているので、フィルム止めと
カートリッジが干渉しないようになる。この結果、カメ
ラの一層の小型化が可能となる。
【0016】また、他の発明は、上述の発明のカメラに
加え、フィルムは、隣接する2個のパーフォレーション
を一対として、複数対のパーフォレーションを各対にお
けるパーフォレーションの間隔より長い距離となるよう
に各対間の間隔を設定したフィルムとし、記録用センサ
は、フィルムに付着された磁気媒体部に磁気記録を行う
ための制御用信号を検知するセンサとしている。
【0017】このような配置のパーフォレーションおよ
び磁気媒体部を持ったフィルムとしてはAPSフィルム
が存在する。このため、APSフィルムが使用可能にな
り、APSフィルム使用のカメラを一層小型化できるこ
ととなる。
【0018】さらに、他の発明は、上述の各発明のカメ
ラに加え、両センサを、フィルムへ光を射出すると共に
フィルムからの反射光を検出するフォトリフレクタとし
ている。このように、フォトリフレクタを使用すると、
フィルムの一方側のみにセンサを配置できることとな
り、カメラの薄形化が可能となる。
【0019】また、他の発明のカメラのフィルム巻き上
げ制御方法は、所定の情報を記録するためにフィルムの
パーフォレーションを検知する記録用センサと、フィル
ムを撮影毎に1駒ずつ給送するためにパーフォレーショ
ンを検知する給送用センサとを利用し、フィルムの巻き
上げやフィルムへの記録を行うカメラのフィルム巻き上
げ制御方法において、同一のパーフォレーションを、記
録用センサは、給送速度と記録書き込み開始の検出に使
用し、給送用センサは、書き込み終了とフィルム給送の
停止の検出に使用している。
【0020】このように、隣接する2個のパーフォレー
ションではなく、1個のパーフォレーションのみを使用
して、フィルムの給送と、記録書き込みの制御をしてい
るので、信号制御の精度をラフにしても正確な制御が可
能となる。また、いわゆるAPSフィルム以外のフィル
ムに対しても適用が可能となり、応用範囲が広いものと
なる。
【0021】さらに、他の発明は、所定の情報を記録す
るためにフィルムのパーフォレーションを検知する記録
用センサと、フィルムを撮影毎に1駒ずつ給送するため
にパーフォレーションを検知する給送用センサとを利用
し、フィルムの巻き上げやフィルムへの記録を行うカメ
ラのフィルム巻き上げ制御方法において、フィルムは、
隣接する2個のパーフォレーションを一対として、複数
対のパーフォレーションを各対におけるパーフォレーシ
ョンの間隔より長い距離となるように各対間の間隔を設
定したフィルムとし、各対のパーフォレーションのうち
フィルム巻き上げ上方側のパーフォレーションをフィル
ムの給送および磁気記録の制御に使用し、記録用センサ
は、フィルムに付着された磁気媒体部に磁気記録を行う
ための制御用信号を検知するセンサとしている。
【0022】このような配置のパーフォレーションおよ
び磁気媒体部を持ったフィルムとしてはAPSフィルム
が存在する。このため、APSフィルムが使用可能にな
り、APSフィルム使用のカメラを一層小型化できるこ
ととなる。
【0023】また、他の発明は、上述の各発明のカメラ
のフィルム巻き上げ制御方法に加え、フィルム上に重ね
られる撮影用のマスク窓の中央よりフィルム巻き上げ下
方側に、記録用センサと給送用センサとを順に配置する
と共に、マスク窓の中央よりフィルム巻き上げ上方側に
フィルム止め用の爪を配置し、1駒分の給送において、
給送用センサは、隣接する2対のパーフォレーションの
後側と前側の各1つのパーフォレーションを通過し、記
録用センサは、隣接する1対のパーフォレーションを通
過するようにしている。
【0024】このように、記録センサと給送用センサを
フィルムの巻き上げ下方側に配置しているので、フィル
ム巻き上げ上方側、すなわちフィルムカートリッジから
離れた位置にフィルム止め用の爪を配置できることとな
り、カメラの一層の小型化が可能となる。また、給送用
センサは、隣接する一対のパーフォレーションではな
く、2対のパーフォレーションの後側と前側のパーフォ
レーションを通過するため、通過時の検知信号を制御信
号として使用し易いものとなる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態のカメ
ラおよびカメラのフィルム巻き上げ制御方法について、
図1から図13に基づいて説明する。なお、図14から
図22において、説明した従来のカメラの部材と同一の
部材には、同一の符号を付してその説明を省略または簡
略化することとする。
【0026】このカメラは、APSフィルム52を撮影
時に1駒ずつ給送するためにパーフォレーション53を
検知する給送用センサ1と、APSフィルム52に所定
の情報を記録するためにパーフォレーション53を検知
する記録用センサ2とを備えている。さらに、このカメ
ラには、パーフォレーション54に入り込む爪3を有す
るフィルム止め4と、APSフィルム52上に重ねられ
る撮影用のマスク窓59と、両センサ1,2等が取り付
けられるフレキシブル回路基板5とが設けられている。
なお、給送用センサ1は、パーフォレーション53を検
知して、APSフィルム52の停止位置を決める。ま
た、記録用センサ2は、パーフォレーション53を利用
して給送速度を測定し、記録データの長さを決める。
【0027】給送用センサ1と記録用センサ2は、共に
反射型光検知器となっている。また、給送用センサ1と
記録用センサ2は、レンズの中心であるマスク窓59の
中央60よりフィルム巻き上げ下方側に記録用センサ
2,給送用センサ1の順に隣接して配置されている。フ
レキシブル回路基板5も、同様にレンズの中心60より
フィルム巻き上げ下方側に配置される。
【0028】爪3を有するフィルム止め4は、従来のカ
メラのフィルム止め57と同様な構造となっており、フ
ィルム止め4の一端側に断面三角状の突起が形成され、
その突起が爪3となっている。この爪3がパーフォレー
ション54に入り込むこととなる。
【0029】カメラの回路構成は、図2に示すように、
マイクロコンピュータからなる制御部11がカメラの各
部材を制御するようになっている。すなわち、制御部1
1は、両センサ1,2からの信号、カートリッジ51を
認識するセンサ12からの信号、鏡筒の動きを認識する
センサ13からの信号およびレリーズボタン等の各種の
スイッチ14からの信号を入力する。一方、制御部11
は、APSフィルム52の給送を行う給送モータ21、
レンズを保持する鏡筒を駆動する鏡筒モータ22、シャ
ッタメカ23、撮影状態等の表示を行う液晶表示部2
4、APSフィルム52に付着された磁気媒体部に磁気
記録を行う磁気ヘッド25、表示用LED26、赤目ラ
ンプ27およびストロボ回路28を制御する。
【0030】図3に、両センサ1,2や磁気ヘッド58
と、レンズの中心60との位置関係等を示す。この図3
に示されるように、この実施の形態では、給送用センサ
1と記録用センサ2の各中心間の距離L1を7.95m
mとし、レンズの中心60から記録用センサ2までの距
離L2を6.95mmとしている。また、レンズの中心
60から磁気ヘッド58の中心との距離L3は、13.
95mmとなっている。さらに、停止した状態のAPS
フィルム52の給送用センサ1と対向しているパーフォ
レーション53の先端と、レンズの中心60との距離L
4は、11.95mmとなっている。加えて、給送用セ
ンサ1の中心と、当該センサ1が対向しているパーフォ
レーション53の後端との距離L5を1mmとしてい
る。
【0031】図4に、APSフィルム52のパーフォレ
ーション53,54の各エッジの番号と、その番号に相
当するエッジを検出したときの各センサ1,2の信号を
示す。この図4に示されるように、記録用センサ2は、
1対のパーフォレーション53,54の各エッジ(N
O.1〜4)を検出する。給送用センサ1は、隣接する
2対のパ−フォレーション53,54,53,54の前
側の対となるパーフォレーション53,54中の後のパ
ーフォレーション54(エッジ番号3,4)と、後側の
対となるパーフォレーション53,54中の前のパーフ
ォレーション53(エッジ番号1′,2′)を検出す
る。しかし、後述するように、制御信号として利用する
のは、各対のパーフォレーション53,54,53,5
4の前側のパーフォレーション53,53(エッジ番号
1,2,1′,2′)のみであり、本来の検出と呼べる
ものは、当該前側のパーフォレーション53,53の検
出のみである。
【0032】図5から図13に、1駒送り等の動作状態
を示す。各図では、給送用センサ1と記録用センサ2の
パ−フォレーション53,54に対する位置関係を分か
り易くするため、両センサ1,2の図示上の位置を移動
させている。図5は、1駒送り開始直後を示している。
この状態では、給送速度測定前に給送用センサ1が第3
エッジ(NO.3)を検出する。
【0033】次に、記録用センサ2が第1エッジ(N
O.1)を検出し、給送速度測定の為のカウントを制御
部11が開始する(図6参照)。この時点では、第4エ
ッジ(NO.4)が給送用センサ1を既に通過してい
る。その後、第2エッジ(NO.2)が記録用センサ2
を通過して給送速度の測定を完了する。この測定完了と
同時に、磁気ヘッド58による磁気媒体部への磁気書き
込みを開始する(図7参照)。
【0034】磁気書き込み中は、図8に示すように、記
録用センサ2がパーフォレーション54を通過するも、
給送用センサ1は、どのパーフォレーションも通過しな
い。その後、給送用センサ1が次の第1エッジ(NO.
1′)を検出し、磁気ヘッド58の出力をオフする(図
9参照)。そして、次に、給送用センサ1が次の第2エ
ッジ(NO.2′)を検出し(図10参照)、制御部1
1は、給送モータ21を停止させる。この状態の時、フ
ィルム止め4の爪3がNO.3,4のエッジを持つパー
フォレーション54に入り込む。これによって1駒送り
が完了する。
【0035】以上のような1駒送りの流れを図11に示
す。上述の説明と重複する部分もあるが、この図11に
示すフローチャートに基づいて1駒送りの動作を説明す
る。
【0036】各種スイッチ14の1つとなるレリーズボ
タンからの信号により、1駒巻き上げを開始する。制御
部11は、まず、給送用センサ1と記録用センサ2の電
源をオンにする(ステップS1)。次に、制御部11
は、給送モータ21を正転させる(ステップS2)。給
送モータ21の駆動開始と同時に、制御部11は、タイ
マーをセットする(ステップS3)。タイマー時間をこ
の実施の形態では0.6秒とし、正常な1駒送りのため
に必要な時間である0.8秒より短くしている。このタ
イマー時間内中、記録用センサ2は、ロー信号(以下、
L信号という)を待ち続ける(ステップS4)。タイマ
ー時間内にL信号を検知しないと、制御部11は、異常
と判断し、給送モータ21を逆転させ、APSフィルム
52を巻き戻す。
【0037】記録用センサ2がパーフォレーション53
の前側のエッジ(NO.1)を検出する(=L信号を検
出する)と共に磁気ヘッド58が磁気媒体を検出すると
(ステップS5)、制御部11は、給送速度の検出を開
始する(ステップS6)。この速度検出開始と共に制御
部11は、タイマーをセットする(ステップS7)。こ
のタイマー時間も0.6秒としており、タイマー時間内
中、記録用センサ2は、ハイ信号(以下、H信号とい
う)を待ち続ける(ステップS8)。タイマー時間内に
H信号を検知しないと、制御部11は、異常と判断し、
APSフィルム52を巻き戻す。
【0038】記録用センサ2がパーフォレーション53
の後側のエッジ(NO.2)を検出すると、給送速度の
検出を完了する(ステップS9)。この完了と同時に、
ステップS10において、磁気ヘッド58は制御部11
の指示に基づき磁気媒体部への磁気書き込みを開始す
る。磁気書き込みは、同一内容を3回書くことにより行
われる。この書き込みと同時に、制御部11は、タイマ
ーをセットする(ステップS11)。タイマー時間を、
この実施の形態では1.0秒としている。
【0039】ステップS11でセットされるタイマー時
間内中、給送用センサ1は、L信号を待ち続ける(ステ
ップS12)。タイマー時間内にL信号を検知しない
と、制御部11は、異常と判断し、APSフィルム52
を巻き戻す。タイマー時間内に給送用センサ1がL信号
を検出すると、制御部11は、磁気ヘッド58の出力を
オフする(ステップS13)。この状態は、図9に示す
ように、給送用センサ1が次の前側のパーフォレーショ
ン53の前端のエッジ(NO.1′)を検知している状
態となる。
【0040】磁気ヘッド58の出力オフと同時に、制御
部11は、タイマーをセットする(ステップS14)。
このタイマー時間をこの実施の形態では、0.6秒とし
ている。タイマー時間内中、給送用センサ1は、H信号
を待ち続ける(ステップS15)。タイマー時間内にH
信号を検知しないと、制御部11は異常と判断し、AP
Sフィルム52を巻き戻す。タイマー時間内に、給送用
センサ1がH信号を検出すると、フィルムカウンタがマ
イナス1され(ステップS16)、液晶表示部24に表
示される残り枚数が1つ減らされる(ステップS1
7)。
【0041】この表示変更と共に制御部11は、給送モ
ータ21を停止させ(ステップS18)、両センサ1,
2の電源をオフする(ステップS19)。これによっ
て、1駒送りが完了する。
【0042】次に、APSフィルム52をカメラ内に最
初にセットするときの信号検出について、図12に基づ
いて説明する。
【0043】このカメラでは、給送用センサ1がカート
リッジ51の近傍に配置されるため、給送センサ1がフ
ィルム先端付近の切り欠き6を検出しない場合が生ず
る。このため、給送用センサ1が切り欠き6を検出して
もしなくても最初のセットが行えるプログラムが制御部
11内に保存されている。このプログラムは、切り欠き
6(図12のNO.2′,3′)を検出したときは、計
9エッジでAPSフィルム52を停止させる。切り欠き
6を検出しないときは、計7エッジでAPSフィルム5
2を停止させる。
【0044】次に、APSフィルム52の終端検出につ
いて説明する。
【0045】APSフィルム52は、図13に示すよう
に、終端部分には後側のパーフォレーション54が存在
しない。このため、1駒送りの際、給送用センサ1がパ
ーフォレーション54のエッジ(NO.3)を所定の時
間内に検出できないとき、終端と判断させている。ただ
し、直ちにAPSフィルム52の巻き戻しを行うと、撮
影した駒に対する情報の磁気書き込みを中断としてしま
うので、最終撮影駒に対する磁気書き込み(同期出力)
完了後に巻き戻しを開始するようにしている。すなわ
ち、給送用センサ1がパーフォレーション54を検出し
なくなるときの状態は、図13に示すように、磁気ヘッ
ド58については、書き込みを開始した状態で、未だ書
き込みを終了していないためである。
【0046】以上の実施の形態は、本発明の好適な実施
の形態の例であるが、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々変更実施可能である。たとえば、隣接する1対のパ
ーフォレーション53,54を有するものではなく、前
側のパーフォレーション53のみを有するフィルムを使
用したカメラやカメラのフィルム巻き上げに、本発明を
適用しても良い。
【0047】また、フィルムへの記録として、磁気記録
を採用しているが、露光による記録やその他の記録方法
を採用しても良い。さらに、両センサ1,2やフレキシ
ブル回路基板5をレンズの中心となるマスク窓59の中
央60よりフィルム巻き上げ下方側(=カートリッジ5
1側)配置しているが、一部をレンズの中心60よりフ
ィルム巻き上げ上方側に配置し、残りの大部分をフィル
ム巻き上げ下方側に配置するようにしても良い。同様
に、フィルム止め4の一部がレンズの中心60よりフィ
ルム巻き上げ下方側にかかるようにしても良い。
【0048】また、両センサ1,2を反射型の光検知器
ではなく、透過型の光検知器としても良い。さらに、制
御部11でセットされるタイマー時間は、0.6秒や1
秒ではなく、他の値としても良い。なお、ステップS
3,S7,S14のタイマー時間は、1駒送りの時間に
対して50〜90%とするのが、正確かつ反応の速い制
御とする点で好ましい。また、同様に、ステップS11
のタイマー時間は、1駒送りの時間に対して、100〜
150%が好ましい。
【0049】また、フィルム止めは、プッシュボタンの
ような構造等他の構成としても良い。さらに、本発明に
おいて、フィルム止め4やフィルム先端の切り欠き6な
どは、必ずしも必要ではない。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、給送用センサや記録用
センサを有しているカメラにおいて、その形状の一層の
小型化を可能にすることができる。また、他の発明で
は、パーフォレーション1個のみで給送や記録書き込み
の制御を可能とできるカメラのフィルム巻き上げ制御方
法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のカメラのマスク窓周辺の
主要部の構成を示す図である。
【図2】図1のカメラの回路構成図である。
【図3】図1のカメラにおける給送用センサと、記録用
センサと、磁気ヘッドと、フィルムのパーフォレーショ
ンとの関係を説明するための図である。
【図4】図1のカメラにおける給送用センサと記録用セ
ンサが検出するパーフォレーションの信号を説明する図
で、(A)は、APSフィルムのパーフォレーションに
説明用の番号を付与した図で、(B)は1駒送り時の給
送用センサと記録用センサによる検出信号を示す図であ
る。
【図5】図1のカメラにおける1駒送り時の動作を説明
するための図で、1駒送りを開始したときの状態を示す
図である。
【図6】図1のカメラにおける1駒送り時の動作を説明
するための図で、給送速度の測定を開始したときの状態
を示す図である。
【図7】図1のカメラにおける1駒送り時の動作を説明
するための図で、給送速度の測定を完了したときの状態
を示す図である。
【図8】図1のカメラにおける1駒送り時の動作を説明
するための図で、磁気書き込み中の状態を示す図であ
る。
【図9】図1のカメラにおける1駒送り時の動作を説明
するための図で、磁気ヘッドの出力をオフしたときの状
態を示す図である。
【図10】図1のカメラにおける1駒送り時の動作を説
明するための図で、給送モータを停止し、1駒送りを完
了したときの状態を示す図である。
【図11】図1のカメラにおける1駒送りのフローチャ
ート図である。
【図12】図1のカメラにおけるAPSフィルムの最初
のセット時の検知信号を示す図である。
【図13】図1のカメラにおけるAPSフィルムの終端
検知を説明するための図である。
【図14】従来のカメラのマスク窓周辺の主要部の構成
を示す図である。
【図15】従来のカメラにおける給送用センサと、記録
用センサと、磁気ヘッドと、フィルムのパーフォレーシ
ョンとの関係を説明するための図である。
【図16】従来のカメラにおける給送用センサと記録用
センサが検出するパーフォレーションの信号を説明する
図で、(A)は、APSフィルムのパーフォレーション
に説明用の番号を付与した図で、(B)は1駒送り時の
給送用センサと記録用センサによる検出信号を示す図で
ある。
【図17】従来のカメラにおける1駒送り時の動作を説
明するための図で、1駒送りを開始したときの状態を示
す図である。
【図18】従来のカメラにおける1駒送り時の動作を説
明するための図で、給送速度の測定を開始したときの状
態を示す図である。
【図19】従来のカメラにおける1駒送り時の動作を説
明するための図で、給送速度の測定を完了したときの状
態を示す図である。
【図20】従来のカメラにおける1駒送り時の動作を説
明するための図で、磁気書き込み中の状態を示す図であ
る。
【図21】従来のカメラにおける1駒送り時の動作を説
明するための図で、磁気ヘッドの出力をオフしたときの
状態を示す図である。
【図22】従来のカメラにおける1駒送り時の動作を説
明するための図で、給送モータを停止し、1駒送りを完
了したときの状態を示す図である。
【符号の説明】
1 給送用センサ 2 記録用センサ 3 爪 4 フィルム止め 5 フレキシブル回路基板 6 切り欠き 11 制御部 21 給送モータ 51 カートリッジ 52 APSフィルム 53,54 パーフォレーション 58 磁気ヘッド 59 マスク窓 60 マスク窓の中央(レンズの中心)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の情報を記録するためにフィルムの
    パーフォレーションを検知する記録用センサと、上記フ
    ィルムを撮影毎に1駒ずつ給送するために上記パーフォ
    レーションを検知する給送用センサとを備えたカメラに
    おいて、上記フィルム上に重ねられる撮影用のマスク窓
    の中央よりフィルム巻き上げ下方側に、上記記録用セン
    サと、上記給送用センサとを順に配置すると共に、上記
    マスク窓の中央よりフィルム巻き上げ上方側にフィルム
    止め用の爪を配置したことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記フィルムは、隣接する2個の前記パ
    ーフォレーションを一対として、複数対のパーフォレー
    ションを各対におけるパーフォレーションの間隔より長
    い距離となるように各対間の間隔を設定したフィルムと
    し、前記記録用センサは、前記フィルムに付着された磁
    気媒体部に磁気記録を行うための制御用信号を検知する
    センサとしたことを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記両センサを、前記フィルムへ光を射
    出すると共にフィルムからの反射光を検出するフォトリ
    フレクタとしたことを特徴とする請求項1または2記載
    のカメラ。
  4. 【請求項4】 所定の情報を記録するためにフィルムの
    パーフォレーションを検知する記録用センサと、上記フ
    ィルムを撮影毎に1駒ずつ給送するために上記パーフォ
    レーションを検知する給送用センサとを利用し、フィル
    ムの巻き上げやフィルムへの記録を行うカメラのフィル
    ム巻き上げ制御方法において、同一のパーフォレーショ
    ンを、上記記録用センサは、給送速度と記録書き込み開
    始の検出に使用し、上記給送用センサは、書き込み終了
    とフィルム給送の停止の検出に使用したことを特徴とす
    るカメラのフィルム巻き上げ制御方法。
  5. 【請求項5】 所定の情報を記録するためにフィルムの
    パーフォレーションを検知する記録用センサと、上記フ
    ィルムを撮影毎に1駒ずつ給送するために上記パーフォ
    レーションを検知する給送用センサとを利用し、フィル
    ムの巻き上げやフィルムへの記録を行うカメラのフィル
    ム巻き上げ制御方法において、上記フィルムは、隣接す
    る2個の前記パーフォレーションを一対として、複数対
    のパーフォレーションを各対におけるパーフォレーショ
    ンの間隔より長い距離となるように各対間の間隔を設定
    したフィルムとし、各対のパーフォレーションのうちフ
    ィルム巻き上げ上方側のパーフォレーションをフィルム
    の給送および磁気記録の制御に使用し、上記記録用セン
    サは、上記フィルムに付着された磁気媒体部に磁気記録
    を行うための制御用の信号を検知するセンサとしたこと
    を特徴とするカメラのフィルム巻き上げ制御方法。
  6. 【請求項6】 前記フィルム上に重ねられる撮影用のマ
    スク窓の中央よりフィルム巻き上げ下方側に、前記記録
    用センサと前記給送用センサとを順に配置すると共に、
    前記マスク窓の中央よりフィルム巻き上げ上方側に、フ
    ィルム止め用の爪を配置し、1駒分の給送において、前
    記給送用センサは、隣接する2対のパーフォレーション
    の後側と前側の各1つのパーフォレーションを通過し、
    前記記録用センサは、隣接する1対のパーフォレーショ
    ンを通過するようにしたことを特徴とする請求項4また
    は5記載のカメラのフィルム巻き上げ制御方法。
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