JP2000214868A - 消費電力低減方法、該方法を用いた携帯用電子機器及びエンタテインメントシステム - Google Patents

消費電力低減方法、該方法を用いた携帯用電子機器及びエンタテインメントシステム

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JP2000214868A
JP2000214868A JP11013503A JP1350399A JP2000214868A JP 2000214868 A JP2000214868 A JP 2000214868A JP 11013503 A JP11013503 A JP 11013503A JP 1350399 A JP1350399 A JP 1350399A JP 2000214868 A JP2000214868 A JP 2000214868A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 楽曲、効果音等の発音のクオリティを低下さ
せることなく、携帯用電子機器の電池を効率よく使うこ
とができる方法及び装置を提供すること。 【解決手段】 本発明では、携帯用電子機器の電池寿命
と発音クオリティの両立のために、CPUの動作クロッ
クと、画像描画の処理ウエイト時間を動的に制御する。
発音がないときには低クロックでCPUを動作させ、発
音のリクエストがあった場合にCPUを高クロックで動
作させるように切り替え(ST7)、発音が終了したと
きに再度CPUを低クロックで動作させる。CPUのク
ロックを変化させると、画面描画の速度も変化するの
で、クロックが高い場合には処理ウエイトを長くし(S
T8、ST4)、クロックが低い場合には、処理ウエイ
トを短くして(ST6、ST4)見かけ上クロックの変
化を感じさせないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CPUの動作クロ
ックを変化させることにより、消費電力を節約すること
ができる方法、携帯用電子機器及びエンタテインメント
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ゲーム機に代表されるエンタテインメン
トシステムのような情報機器等の親機に挿着されて用い
られている従来のメモリーカード装置等(子機)は、情
報機器の本体(親機)と接続するためのインターフェー
スと、データを記憶するための不揮発性の記憶素子とを
備えている。
【0003】図1(a)は、このような従来のメモリー
カード装置の主要部の構成例を示している。この従来の
メモリーカード10は、その動作を制御するための制御
手段11と、情報機器等のスロット内に設けられた端子
に接続するためのコネクタ12と、データを記憶するた
めの不揮発メモリー16とを備え、コネクタ12と不揮
発メモリー16は制御手段11により接続されている。
【0004】制御手段11は、例えばマイクロコンピュ
ータ(以下の図中では、マイコンと略記する。)を用い
て構成される。また、不揮発メモリー16として、例え
ばEEPROM等のフラッシュメモリーが用いられる。
また、情報機器等との接続インターフェースには、プロ
トコルを解釈するための制御手段としてマイクロコンピ
ュータが使われることもある。
【0005】図1(b)は、従来のメモリーカード10
の制御手段11における制御項目を示している。
【0006】このように従来のメモリーカードでは、情
報機器等の本体に接続するための本体接続インターフェ
ースと、不揮発メモリーにデータを入出力するためのメ
モリーインターフェースを備えている。
【0007】また、家庭用ビデオゲーム装置のような従
来のビデオゲーム装置は、ゲームデータ等を補助記憶装
置に記憶する機能を有している。上述したメモリーカー
ド装置は、このようなビデオゲーム装置の補助記憶装置
としても用いられる。
【0008】図2は、補助記憶装置としてメモリーカー
ドを用いる従来のビデオゲーム装置の一例を示してい
る。この従来のビデオゲーム装置1の本体2は、ほぼ四
角形状の筐体に収容されており、その中央部にビデオゲ
ームのアプリケーションプログラムが記憶された記録媒
体である光ディスクが装着されるディスク装着部3と、
ゲームを任意にリセットするためのリセットスイッチ4
と、電源スイッチ6と、例えば2つのスロット部7A、
7Bとから構成されている。
【0009】補助記憶装置として用いられるメモリーカ
ード10は、このスロット部7A、7Bに装着され、例
えばビデオゲーム装置1上で実行されたゲームの結果等
が、制御手段(CPU)19から送られて不揮発メモリ
ー16に書き込まれる。なお、上記のスロット部7A、
7Bには、図示していない複数の操作装置(コントロー
ラ)も接続され、複数の使用者が同時に対戦ゲームを等
を行うことができるようになってる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、親機となる
エンタテインメントシステムのメモリーカード用スロッ
トを利用して接続される子機に、更にゲーム等のプログ
ラム実行機能を持たせることが考えられている。即ち、
親機からゲームのようなプログラムの少なくとも一部を
ダウンロードし、該プログラム自体の進行を行ったり、
プログラムがゲームである場合には、該ゲームのキャラ
クターの育成等を行う機能を持たせることが考えられ
る。このような携帯用電子機器(子機)は、そのまま携
帯用情報端末としても使用できるものであり、他の機器
との通信を容易化することにより、応用範囲が拡大さ
れ、新たな需要の喚起にもつながるものである。
【0011】このような携帯用電子機器は、親機から取
り外された状態では、画像処理、音声処理等を行う中央
演算処理ユニット(CPU)をACアダプター、電池等
を使用して駆動する。特に、携帯して携帯用電子機器を
使用する場合、電池を使用する。このような場合の携帯
用電子機器では、限られた電池をいかに効率よく使うか
が重要である。
【0012】一方、携帯用電子機器のうち、CPUから
デジタル/アナログコンバータ(DAC)を介してスピ
ーカを駆動させるシステムを使用するものは、楽曲や効
果音を発音する場合、その発音周波数に対して少なくと
も2倍の周波数が必要であるため、結果としてかなり高
い動作クロックを与えないと、クオリティの高い発音を
することが困難であると考えられる。
【0013】しかしながら、上述のように、CPUとD
ACが直結されているような携帯用電子機器ではクオリ
ティの高い発音を行うためにはCPUの動作クロックを
高くする必要があり、消費電力が大きくなるという問題
があった。
【0014】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であり、その解決課題は、楽曲、効果音等の発音のクオ
リティを低下させることなく、携帯用電子機器の電池を
効率よく使うことができる方法及び装置を提供すること
である。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題は、以下に示す
第一から第三の発明により解決される。
【0016】本発明の第一は、CPUの指令に基づきス
ピーカを駆動し、音声を出力するに際し、上記CPUで
の動作クロックを発音リクエストにて可変とすることを
特徴とする消費電力低減方法に関する。第一の発明にお
いて、上記クロックは、発音リクエストにより高速モー
ド及び中速モードのいずれかに可変され、それ以外の場
合には低速モードとされる。
【0017】本発明の第二は、CPUよりデジタル/ア
ナログコンバータを介してスピーカを駆動する構成にお
いて、上記CPUにつながるバスコントローラには、発
音リクエストが入力され、このバスコントローラへの入
力に応じてクロック可変手段を制御し、動作クロックを
可変とすることを特徴とする携帯用電子機器に関する。
【0018】本発明の第三は、プログラムの実行機能を
有するエンタテインメント装置と、該エンタテインメン
ト装置に脱着自在に装着され、且つ、前記エンタテイン
メント装置に対して電気的に接続するためのインターフ
ェースを具備した携帯用電子機器とを有するエンタテイ
ンメントシステムであって、前記携帯用電子機器が、C
PUよりデジタル/アナログコンバータを介してスピー
カを駆動する構成であり、上記CPUにつながるバスコ
ントローラには、発音リクエストが入力され、このバス
コントローラへの入力に応じてクロック可変手段を制御
し、動作クロックを可変とする携帯用電子機器であるこ
とを特徴とするエンタテインメントシステムに関する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
まず、第一の発明である、本発明の方法について説明す
る。
【0020】第一の発明では、携帯用電子機器の電池寿
命と発音クオリティの両立のために、CPUの動作クロ
ックを動的に制御する。即ち、発音がないときには低ク
ロックでCPUを動作させ、CPUクロックの可変を行
うためのきっかけとしての発音リクエスト(トリガー)
があった場合にCPUを高クロックで動作させるように
切り替え、発音が終了したときに再度CPUを低クロッ
クで動作させるようにする。なお、単純にCPUのクロ
ックを変化させるのみでは、画面描画の速度も変化して
しまうので、クロックが高い場合には、処理ウエイトを
長くし、逆に、クロックが低い場合には、処理ウエイト
を短くすることにより見かけ上クロックの変化を感じさ
せないようにする処理を施す。
【0021】なお、本明細書において、処理ウエイトと
は、画面描画を一定に保つための処理時間をいう。
【0022】ここで、発音リクエストは、後述する携帯
用電子機器の場合であれば、起動時の発音のリクエス
ト、操作ボタンを押すことによる発音のリクエスト等を
挙げることができる。また、カーソルのような指示手段
を有する携帯用電子機器の場合には、発音リクエストと
して、カーソルで対象物をクリックする時に発する音の
ような発音をリクエストする場合等が挙げられる。更
に、例えば時計機構を内蔵した携帯用電子機器の場合に
は、アラームを鳴らすための発音リクエスト等を挙げる
ことができる。
【0023】以下に、第一の発明を図3のフローチャー
トを参照して具体的に説明する。図3では、ゲーム機に
脱着可能に取り付けられる携帯用電子機器でゲームを行
いながらCPUのクロック数及び画像描画速度を変化さ
せる方法を例に取り説明する。
【0024】携帯用電子機器は、CPUによりステップ
1(ST1)に示されるように、例えばゲームのキャラ
クタを移動させるためのキー入力や、背景、キャラクタ
等の画像描画のような画面処理、楽曲や効果音等の発音
情報の制御などを行なっている。次に、ステップ2(S
T2)において、このような制御中に、新たな発音リク
エストがあるか否かを判断する。
【0025】ステップ2(ST2)で新たな発音リクエ
ストがない場合には、ステップ3(ST3)で現在発音
されているか否かを判断し、発音されている場合には、
ステップ4(ST4)で現在の処理ウエイトを維持し、
ステップ1(ST1)のキー入力、画面処理等を引き続
き行う。
【0026】次に、新たな発音リクエストがなく、ステ
ップ3(ST3)で現在発音されていないと判断された
場合、ステップ5(ST5)でCPUクロックを低速モ
ードに切り替える。
【0027】なお、例えば携帯用電子機器では、CPU
のクロックは、通常32kHzから8MHzの間で動作
させる。
【0028】CPUのクロックを低速に切り替える場
合、低速に切り替えるのみでは、画面描画の速度も変化
するため、画面描画を一定に保ち、見かけ上CPUクロ
ックの変化がないように画面描画を制御する必要があ
る。この処理をステップ6(ST6)及びステップ4
(ST4)において行う。即ち、ステップ6(ST6)
において、時間割り込み処理のような割り込み処理を行
い、画面描画処理時間を短時間にセットする。次いで、
ステップ4(ST4)において処理ウエイトを短時間と
なるように制御する。具体的には、画像描画に必要な所
定の割り込み時間を規定し、この割り込み時間に対して
割り込み時間の間隔をCPUのクロックに応じて短くす
る。このような処理を行った後、ステップ1(ST1)
のキー入力、画面処理等を引き続き行う。
【0029】次に、ステップ2に戻り、新たな発音リク
エストがある場合について説明する。発音リクエストが
ある場合には、ステップ2(ST2)に続いて、ステッ
プ7(ST7)に進み、CPUクロックを高速モードに
切り替える。ここで、発音リクエストとしては、後述す
る携帯用電子機器の場合であれば、起動時の発音のリク
エスト、操作ボタンを押すことによる発音のリクエス
ト、ゲームであれば、ゲームプログラム上で要求される
効果音、楽曲の発音のリクエスト等を挙げることができ
る。
【0030】上述のように発音リクエストがあったとき
にCPUのクロックを高速に切り替えるが、高速に切り
替えるのみでは、画面描画の速度も変化するため、画面
描画を一定に保ち、見かけ上CPUクロックの変化がな
いように画面描画を制御する必要がある。この処理をス
テップ8(ST8)及びステップ4(ST4)において
行う。即ち、ステップ8(ST8)において、時間割り
込み処理のような割り込み処理を行い、画面描画処理時
間を長時間にセットする。次いで、ステップ4(ST
4)において処理ウエイトを長時間となるように制御す
る。具体的には、画像描画に必要な所定の割り込み時間
を規定し、この割り込み時間に対して割り込み時間の間
隔をCPUのクロックに応じて長くする。このような処
理を行った後、ステップ1(ST1)のキー入力、画面
処理等を引き続き行う。
【0031】以上のように、本発明の方法は、発音リク
エストに応じてCPUのクロックを変化し、且つ、描画
速度を見かけ上変化しないように制御する。本発明の方
法は、上記手順によりソフト的にCPUのクロック及び
描画速度を制御してもよく、機械的手段により制御して
もよい。
【0032】更に、本発明の方法では、CPUのクロッ
クは、二段階以上に変化させることができる。例えば二
段階又は三段階とすることができる。例えば、クロック
数は、二段階でクロックを変化させる場合には、512
kHzと4MHz、三段階でクロックを変化させる場合
には512kHz、1Mz及び4MHzとすることがで
きる。このように三段階でクロックを変化させることに
より、発音リクエストに応じた適切なクロック数を設定
することができき、また、発音リクエストとCPUの負
荷との関係で適切なクロック数を設定することができ
る。
【0033】また、本発明の方法では、CPUのクロッ
クを変化させるきっかけ(トリガー)として発音リクエ
ストを挙げたが、処理の重い画面描画を行う必要が生じ
たときにCPUのクロックを変化させるようにしてもよ
い。なお、このような場合、上述の三段階でクロックを
変化させることにより、消費電力とCPUの負荷との関
係において適切なクロック数を選択することができる。
【0034】次に、第二の発明について説明する。第二
の発明は、CPUよりデジタル/アナログコンバータを
介してスピーカを駆動する構成において、上記CPUに
つながるバスコントローラには、発音リクエストが入力
され、このバスコントローラへの入力に応じてクロック
可変手段を制御し、動作クロックを可変とすることを特
徴とする携帯用電子機器である。
【0035】携帯用電子機器の具体的な構成について説
明する。図4は、本発明の携帯用電子機器の一実施例で
ある携帯用電子機器400を示す。なお、該携帯用電子
機器400は、後述する図7及び8に示されるエンタテ
インメントシステムの一例において脱着可能な携帯用電
子機器としてその一部を構成する。
【0036】携帯用電子機器400は、図4中(A)乃
至(C)に示すように、ハウジング401により構成さ
れ、各種情報入力のための操作部420と、液晶表示装
置(LCD)等からなる表示部430と、ワイヤレス通
信手段により側えば赤外線によるワイヤレス通信を行う
ための窓部440とが設けられている。
【0037】ハウジング401は、上シェル401a及
び下シェル401bからなり、CPU、DAC、メモリ
ー素子等を搭載した基板を内部に収納している。このハ
ウジング401は、後述するビデオゲーム装置のような
エンタテインメントシステムの本体の所定のスロット部
に挿入され得る形状を有する。
【0038】上記窓部440は、ほぼ半円形状に形成さ
れたハウジング401の他端部分に設けられている。表
示部430は、ハウジング401を構成している上シェ
ル401aのほぼ半分の領域を占め、窓部440の近傍
に位置して設けられる。
【0039】操作部420は、イベント入力や各種選択
等を行うための1個又は複数の操作子421、422を
有しており、上記窓部440と同様に上シェル401a
に形成され、当該窓部440の反対側のほぼ半分の領域
を占めて設けられる。更に、この操作部420は、ハウ
ジング401に対して回動可能に支持された蓋部材41
0上に配置されている。ここで、操作子421、422
は、この蓋部材410の上面側より下面側にわたってこ
の蓋部材410を貫通して配設されている。これら操作
子421、422は、蓋部材410の上面部に対して出
没する方向に移動可能であり、当該蓋部材410によっ
て支持されている。
【0040】携帯用電子機器400は、ハウジング40
1内であって、蓋部材410の配設位置と対向した位置
に基板を有し、更にその基板上にスイッチ抑圧部を有し
ている。スイッチ抑圧部は、蓋部材410が閉蓋された
状態で、各操作子421、422の位置に対応する位置
に設けられる。これにより、各操作子421、422が
抑圧されると、上記スイッチ抑圧部が例えばダイヤフラ
ムスイッチのような抑圧スイッチを抑圧する。
【0041】携帯用電子機器400は、図5中に示すよ
うに、制御手段441、接続コネクタ442、入力手段
443、表示手段444、時計機能部445、不揮発メ
モリー446、スピーカ447、データの送受信手段と
してのワイヤレス通信手段448及び無線受信手段44
9、電池450、並びに蓄電手段を構成する電源端子4
51及びダイオード452を備えている。
【0042】上記制御手段441は、例えばマイクロコ
ンピュータを用いて構成されている。制御手段441
は、図6に示すように、その内部にはプログラム格納手
段であるプログラムメモリー部441a、CPUコア部
441b、バスコントローラ部441c、クロック可変
手段441dを有している。
【0043】本発明に係るCPUクロックの可変は、キ
ー操作441e又はRTC(Real Time Clock)441
fのようなトリガー情報(発音のリクエストとなる情
報)が入力された場合、該情報がバスコントローラ44
1cを介して、クロック可変手段441dに入力され、
該クロック可変手段441dによりCPUクロックが変
化される。なお、RTC441fによる発音のリクエス
トとしては、例えば一定時間毎のアラーム出力指令があ
る。クロック可変手段441dにはPLL(Phase Lock
ed Loop)を使用することができる。また、クロック可
変手段441dとしてクリスタルを使用することもでき
るが、この場合、クリスタルは制御手段441の外に配
置される。
【0044】上記接続コネクタ442は、他の情報機器
等のスロットに接続するための接続手段として構成され
ている。例えば、接続コネクタ442は、例えばビデオ
ゲーム装置との間でデータの送受信を行うデータ通信機
能を有している。
【0045】入力手段443は、格納されたプログラム
を操作するための操作ボタン等から構成される。
【0046】表示手段444は、種々の情報を表示する
表示手段である液晶表示装置(LCD)等により構成さ
れている。
【0047】時計機能部445は、時刻表示をするよう
に構成されており、例えば、上記表示手段444への時
刻表示を行うことができる。
【0048】不揮発メモリー446は、各種データを記
憶するための素子である。例えば、不揮発メモリー44
6は、フラッシュメモリーのように電源を切っても記録
されている状態が残る半導体メモリー素子が用いられ
る。
【0049】なお、この携帯用電子機器400は、上記
電池450を備えているので、不揮発メモリー446と
してデータを高速に入出力できるスタティックランダム
アクセスメモリー(SRAM)を用いることもできる。
【0050】また、携帯用電子機器400は、電池45
0を備えていることにより、ビデオゲーム装置本体から
抜き取られた状態でも単独で動作することが可能とな
る。
【0051】電池450は、例えば、充電可能な2次電
池である。この電池450は、携帯用電子機器400が
ビデオゲーム装置に挿入されている状態において、ビデ
オゲーム装置から電源が供給される。この場合、電池4
50の接続端には、電源端子450が逆流防止用ダイオ
ード451を介して、接続されており、ビデオゲーム装
置本体に接続した際に、電源供給がなされる。
【0052】ワイヤレス通信手段448は、赤外線等に
より、他のメモリーカード等との間でデータ通信を行う
部分である。
【0053】無線受信手段449は、アンテナや復調回
路等を有する部分である。即ち、無線放送によって送信
されてくる各種データを受信することができる部分であ
る。また、この無線受信手段449は、受信される放送
データを一時的に記憶するためのメモリーを備えていて
もよい。
【0054】スピーカ447は、プログラム等に応じて
発音する発音手段である。
【0055】なお、上記の各部は、いずれも制御手段4
41に接続しており、制御手段441の制御に従って動
作する。
【0056】上記のように構成される携帯用電子機器4
00では、例えば、携帯用電子機器400の電源が投入
されると、図5に示す制御手段441(マイクロコンピ
ュータ)が、動作確認等の、携帯用電子機器400全体
の初期化を行った後、上記のプログラムメモリー部44
1aに記録されているアプリケーションプログラムを実
行する。このアプリケーションプログラムの実行によ
り、制御手段441は、使用者からの入力に応じて表示
手段444、スピーカ447等を制御して、画像の表
示、効果音、楽音の発生を制御する。
【0057】本発明の携帯用電子機器では、上記第一の
発明の方法を上述のような制御手段441により行う。
以下にこの手順を説明する。なお、以下の説明では、図
3に示す各ステップをかっこ内に引用する。
【0058】プログラムメモリー部に格納されたプログ
ラムの実行中に、例えば、新たな発音リクエストがある
か否かを制御手段441により判断する(ST2)。新
たな入力情報がない場合には、現在発音されているか否
かを判断し(ST3)、発音されている場合には、現在
の処理ウエイトを維持し(ST4)、キー入力、画面処
理等を引き続き行う(ST1)。
【0059】次に、現在発音されていないと判断された
場合、CPUクロックを低速モードに切り替える(ST
5)。該CPUクロックを低速モードに切り替えるに
は、上述のように、上記携帯用電子機器400で使用さ
れうるPLL又はクリスタルのようなクロック可変手段
441dにより行う。
【0060】なお、例えば、携帯用電子機器では、CP
Uのクロックは、通常32kHzから8MHzの間で動
作させる。
【0061】CPUのクロックを低速に切り替える場
合、低速に切り替えるのみでは、画面描画の速度も変化
するため、画面描画を一定に保ち、見かけ上CPUクロ
ックの変化がないように画面描画を制御する必要があ
る。この処理は、時間割り込み処理のような割り込み処
理を行い、画面描画処理時間を短時間にセットし(ST
6)、次いで、処理ウエイトを短時間となるように制御
する(ST4)。具体的には、画像描画に必要な所定の
割り込み時間を規定し、この割り込み時間に対して割り
込み時間の間隔をCPUのクロックに応じて短くする。
このような処理を行った後、キー入力、画面処理等を引
き続き行う(ST1)。
【0062】次に、新たな発音リクエストがある場合に
ついて説明する。発音のリクエストがある場合には、C
PUクロックを高速モードに切り替える。高速モードに
切り替えるには、PLL又はクリスタルのようなクロッ
ク制御手段441dで行う。ここで、発音のリクエスト
は、操作ボタンを押すことによる発音のリクエスト、ゲ
ームプログラム上で要求される効果音、楽曲の発音のリ
クエスト等をあげることができる。
【0063】上述のように発音リクエストがあったとき
にCPUのクロックを高速に切り替えるが、高速に切り
替えるのみでは、画面描画の速度も変化するため、画面
描画を一定に保ち、見かけ上CPUクロックの変化がな
いように画面描画を制御する必要がある。この処理は、
まず時間割り込み処理のような割り込み処理を行い、画
面描画処理時間を長時間にセットし、次いで、処理ウエ
イトを長時間となるように制御する(ST8及びST
4)。具体的には、画像描画に必要な所定の割り込み時
間を規定し、この割り込み時間に対して割り込み時間の
間隔をCPUのクロックに応じて長くする。このような
処理を行った後、キー入力、画面処理等を引き続き行う
(ST1)。
【0064】本発明は、上述のように、発音のリクエス
トに応じてCPUのクロックを変化し、且つ、描画速度
を見かけ上変化しないように制御する装置を提供する。
本発明の携帯用電子機器では、上記手順のように機械的
にCPUのクロック及び描画速度を制御できるが、ソフ
ト的手段により制御することもできる。
【0065】本発明の携帯用電子機器では、CPUのク
ロック数は、二段階以上に変化させることができ、二段
階又は三段階が好ましい。具体的には、二段階でクロッ
ク数を変化させる場合には、512kHzと4MHz、
三段階でクロック数を変化させる場合には512kH
z、1Mz及び4MHzで変化させることが好ましい。
【0066】また、本発明の携帯用電子機器では、CP
Uのクロックを変化させるきっかけ(トリガー)として
発音リクエストを挙げたが、処理の思い画面描画を行う
必要が生じたときにCPUのクロックを変化させるよう
にしてもよい。
【0067】次に、第三の発明を説明する。第三の発明
は、上記携帯用電子機器を備えたエンタテインメントシ
ステムに関する。即ち、プログラムの実行機能を有する
エンタテインメント装置と、該エンタテインメント装置
に脱着自在に装着され、且つ、前記エンタテインメント
装置に対して電気的に接続するためのインターフェース
を具備した携帯用電子機器とを有するエンタテインメン
トシステムであって、前記携帯用電子機器が、CPUよ
りデジタル/アナログコンバータを介してスピーカを駆
動する構成であり、上記CPUにつながるバスコントロ
ーラには、発音リクエストが入力され、このバスコント
ローラへの入力に応じてクロック可変手段を制御し、動
作クロックを可変とする携帯用電子機器であることを特
徴とするエンタテインメントシステムに関する。
【0068】本発明のエンタテインメントシステムの構
成を説明する。本発明のエンタテインメントシステム
は、図7及び図8に示すように、ビデオゲーム装置30
1と、このビデオゲーム装置301に着脱可能とされ
て、当該ビデオゲーム装置301との間でデータの通信
を行う上記携帯用電子機器400とから構成される。こ
のエンタテインメントシステムにおいて、ビデオゲーム
装置301は親機として構成され、携帯用電子機器40
0はその子機として構成されている。
【0069】上記ビデオゲーム装置301は、図7及び
図8に示すように、記録媒体に記録されているアプリケ
ーションプログラムを読み出して、使用者(ゲームフレ
イヤ)からの指示に応じて実行するためのものである。
例えば、ゲームの実行により、主としてゲームの進行、
表示、及び音声制御を行う。
【0070】ビデオゲーム装置301の本体302は、
ほぼ四角形状の筐体に収容されており、その中央部にビ
デオゲーム等のアプリケーションプログラムを供給する
ための記録媒体であるCD−ROM等の光ディスクが装
着されるディスク装着部303と、ビデオゲームを任意
にリセットするためのリセットスイッチ304と、電源
スイッチ305と、上記光ディスクの装着を操作するた
めのディスク操作スイッチ306と、2つのスロット部
307、307Bとを備えている。
【0071】なお、ビデオゲーム装置301では、アプ
リケーションプログラムは記録媒体から供給されるのみ
ならず、通信回線を介して供給される。
【0072】スロット部307A、307Bには、上記
携帯用電子機器400やコントローラ320を接続する
ことができる。また、このスロット部307A、307
Bには、メモリーカードシステムも接続することができ
る。
【0073】コントローラ320は、第1、第2の操作
部321、322と、Lボタン323L、Rボタン32
3Rと、スタートボタン324と、選択ボタン325
と、アナログ的操作が可能な操作部331、332と、
この操作部331、332の操作モードを選択するモー
ド選択スイッチ333と、選択された操作モードを表示
するための表示部334とを有している。また、コント
ローラ320の内部(図示せず)には、振動付与機構が
設けられている。この振動付与機構は、例えば、ビデオ
ゲームの進行等に応じて当該コントローラ320に振動
を付与する。このコントローラ320は、接続部326
によって本体302のスロット部307Bに電気的に接
続される。
【0074】例えば、上記スロット部307A、307
Bに2つのコントロー320を接続することにより、2
人の使用者がこのエンタテインメントシステムを共有す
ることができる。例えば、対戦ゲーム等を2人の使用者
で行うことができる。なお、スロット部307A、30
7Bはこのように2系統に限定されるものではない。
【0075】このように構成されるエンタテインメント
システムにおいて、上記携帯用電子機器400は、先に
説明したように該エンタテインメントシステムに脱着可
能に取り付けられ得る。
【0076】以上のようにビデオゲーム装置301及び
携帯用電子機器400の外観が構成されている。
【0077】本発明のエンタテインメントシステムは、
上記構成の携帯用電子機器400を備えたものであり、
該携帯用電子機器において、上述の第二の発明で説明し
たCPUクロックの可変を行うことができる。
【0078】上記第一の発明から第三の発明により、例
えば上記携帯用電子機器400の場合に待機時の消費電
力を約六分の一(3.2mAから550μA)に低減させ
ることができる。また、本発明の携帯用電子機器400
を用いてCPUのクロック数の変化に対して連続動作時
間の変化を測定した。その結果を以下の表1に示す。
【0079】
【表1】
【0080】上記表には、動作周波数(Hz)、消費電
流(mA)、及び連続動作時間(時間)を示した。例え
ば、動作周波数が500kHz、1MHz及び4MHz
の場合、消費電流及び連続動作時間はそれぞれ1.70
(mA),65.0(時間)、2.10(mA),45
(時間)、及び5.50(mA),4.0(時間)であ
った。即ち、500kHzの動作周波数と4MHzの動
作周波数では、動作時間が最大16倍異なることがわか
る。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、例えば発音のリクエス
トに応じてCPUのクロック数を変化することにより、
効果音、楽曲のような発音のクオリティーを低下するこ
となく、携帯用電子機器で使用する電池の寿命を著しく
長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、従来のメモリーカード装置の構成例を
示す図である。
【図2】図2は、補助記憶装置としてメモリーカードを
用いる従来のビデオゲーム装置の一例を示す図である。
【図3】図3は、本発明の方法を説明するためのフロー
チャートである。
【図4】図4は、本発明の携帯用電子機器の構成を示す
ブロック図である。
【図5】図5は、本発明の携帯用電子機器の構成を示す
図である。
【図6】図6は、本発明の携帯用電子機器の制御手段の
構成を示す図である。
【図7】図7は、本発明のエンタテインメントシステム
の構成を示す平面図である。
【図8】図8は、本発明のエンタテインメントシステム
の構成を示す斜視図である。
【図9】図9は、本発明に従って、携帯用電子機器のC
PUのクロック数を変化させた場合のCPUクロック数
と動作時間との関係を表す図である。
【符号の説明】
1 従来のエンタテインメントシステム、10 メモリ
ーカード、11 制御手段、301 本発明に係るエン
タテインメントシステム、320 コントローラ、40
0 携帯用電子機器。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUの指令に基づきスピーカを駆動
    し、音声を出力するに際し、上記CPUでの動作クロッ
    クを発音リクエストにより可変とすることを特徴とする
    消費電力低減方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の消費電力低減方法にお
    いて、発音リクエストによりクロックを高速モードと
    し、それ以外の場合には低速モードとすることを特徴と
    する方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の消費電力低減方法にお
    いて、前記高速モードが複数段階あることを特徴とする
    方法。
  4. 【請求項4】 CPUよりデジタル/アナログコンバー
    タを介してスピーカを駆動する構成において、上記CP
    Uにつながるバスコントローラには、発音リクエストが
    入力され、このバスコントローラへの入力に応じてクロ
    ック可変手段を制御し、動作クロックを可変とすること
    を特徴とする携帯用電子機器。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の携帯用電子機器であっ
    て、前記発音リクエストがキー入力操作又はRTCのい
    ずれかであることを特徴とする携帯用電子機器。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の携帯用電子機器におい
    て、前記発音リクエストによりクロックを高速モードと
    し、それ以外の場合には低速モードとすることを特徴と
    する携帯用電子機器。
  7. 【請求項7】 プログラムの実行機能を有するエンタテ
    インメント装置と、該エンタテインメント装置に脱着自
    在に装着され、且つ、前記エンタテインメント装置に対
    して電気的に接続するためのインターフェースを具備し
    た携帯用電子機器とを有するエンタテインメントシステ
    ムであって、 前記携帯用電子機器が、CPUよりデジタル/アナログ
    コンバータを介してスピーカを駆動する構成であり、上
    記CPUにつながるバスコントローラには、発音リクエ
    ストが入力され、このバスコントローラへの入力に応じ
    てクロック可変手段を制御し、動作クロックを可変とす
    る携帯用電子機器であることを特徴とするエンタテイン
    メントシステム。
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