JP2000217713A - パン焼成用オーブン - Google Patents

パン焼成用オーブン

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JP2000217713A
JP2000217713A JP11025150A JP2515099A JP2000217713A JP 2000217713 A JP2000217713 A JP 2000217713A JP 11025150 A JP11025150 A JP 11025150A JP 2515099 A JP2515099 A JP 2515099A JP 2000217713 A JP2000217713 A JP 2000217713A
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Japan
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bread
hot air
storage chamber
baking oven
partition plates
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Masahiro Harada
正博 原田
Shuzo Ochi
修造 大地
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MARCHEN KIKAKU KK
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MARCHEN KIKAKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パン焼成用オーブンを用いると、パンが収容
される高さに影響されて均一に焼けず、焼きむらが発生
するとともに、寿命が短い。 【解決手段】 (i) 内部に、多孔板により構成される仕
切り板16a 、16b を設けられ、熱風循環装置13から吐出
された熱風が仕切り板16a 、16b と縦壁面との間に形成
された縦空間16-1、16-2をそれぞれ介して上方へ送ら
れ、仕切り板16a、16b に水平方向に脱着自在に取り付
けられたパン搭載板18〜20と天井との間に形成される横
空間26-1、および隣接するパン搭載板同士との間に形成
される横空間26-2、26-3が、いずれも、縦空間16-1、16
-2に連通する収容室12と、(ii)収容室12の底面の内部側
に上方へ向けて設けられた多翼ファン31と、多翼ファン
31の周囲に配置された電気式加熱装置32とを有し、底面
と略平行な方向へ熱風を吐出するとともに底面と交叉す
る方向から熱風を吸い込む熱風循環装置13と、(iii)収
容室12の下方に設けられて熱風循環装置13の作動を制御
する制御部14とを組み合わせて備えるパン焼成用オーブ
ン11である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パン焼成用オーブ
ンに関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来のパン焼成用オーブンの一
例を分解した状態で示す斜視図である。同図に示すよう
に、従来のパン焼成用オーブン1は、焼成するパンを収
容する収容室2と、この収容室2の前面に設けられた開
閉扉3と、収容室2の背面に設けられたシロッコファン
4と、シロッコファン4の周囲に同心円状に設けられた
環状の電熱線5とを有する。このシロッコファン4によ
り収容室2の内部へ向けて熱風が送給される。
【0003】収容室2の天井面には、図示しない断熱板
を介して、コントロールボックス6が搭載される。コン
トロールボックス6により、シロッコファン4の回転数
が制御され、収容室2の焼成条件が制御される。
【0004】収容室2の内部には、後部仕切り板7が背
面側に、左右の仕切り板8、9が左右の側面側に、それ
ぞれ配設される。さらに、対向配置された左右の仕切り
板8、9には、水平方向に複数列(図示例では4列)の
パン搭載板10が水平に配置される。
【0005】このパン焼成用オーブン1では、シロッコ
ファン4から吐出された熱風は、後部仕切り板7に沿っ
て左右の側面側に送給され、仕切り板8、9と収容室2
の側面との間の縦空間、さらには仕切り板8、9に設け
られた開孔8a、9aを通過して、パン搭載板10に搭載され
たパンに供給される。このようにして、所定の条件でパ
ンが焼成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来のパ
ン焼成用オーブン1では、収容室2の背面の略中央に設
けられたシロッコファン4および電熱線5を熱源とし、
発生した熱風を、仕切り板8、9と収容室2の側面との
間の縦空間を介して、パン搭載板10上のパンに吹き付け
るため、上部に位置するパン搭載板に搭載されたパン
と、下部に位置するパン搭載板に搭載されたパンとの間
で、パンの焼き上がりに差が発生し易いという課題があ
った。
【0007】また、シロッコファン4を用いているもの
の、シロッコファン4から吐出された熱風は、水平方向
に吐出された後に縦空間内を直ちに上昇するため、熱風
を収容室2内に隈なく循環させることが難しい。そのた
め、パンに焼きむらが発生し易いという課題があった。
【0008】さらに、収容室2の天井部にコントロール
ボックス6を設けているため、このコントロールボック
ス6が収容室2の影響を受けて温度上昇し、コントロー
ルボックス6が比較的早期に熱損傷してしまい、パン焼
成用オーブン1の寿命が低下してしまうという課題もあ
った。
【0009】ここに、本発明の目的は、パンが収容され
る高さに影響されずに均一に焼くことができ、焼きむら
が発生せず、寿命が長いパン焼成用オーブンを提供する
ことである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
を重ねた結果、熱源を収容室の底部に配置するととも
に、コントロールボックスを収容室の下方に位置するよ
うに、パン焼成用オーブンの構成部品のレイアウトを根
本的に変更することにより、上記課題を解決できること
を知見し、さらに検討を重ねて本発明を完成した。
【0011】ここに、本発明の要旨とするところは、焼
成するパンを収容する収容室と、この収容室の底面の内
部側に設けられ、底面と略平行な方向へ熱風を吐出する
とともに底面と交叉する方向から熱風を吸い込む熱風循
環装置と、収容室の下方に設けられて熱風循環装置の作
動を制御する制御部とを組み合わせて備えることを特徴
とするパン焼成用オーブンである。
【0012】上記の本発明にかかるパン焼成用オーブン
では、熱風循環装置が、収容室の底面の内部側に上方へ
向けて設けられた遠心送風機と、この遠心送風機の周囲
に配置された電気式加熱装置とを有することが望まし
く、この場合に遠心送風機が多翼ファン、すなわちシロ
ッコファンであることが例示される。
【0013】これらの本発明にかかるパン焼成用オーブ
ンでは、収容室の内部には、上方へ向けて対向して延設
される一対の仕切り板が設けられ、熱風循環装置から吐
出された熱風が、一対の仕切り板と収容室の縦壁面との
間に形成された二つの縦空間をそれぞれ介して、上方へ
送られることが望ましい。この場合に、対向配置される
一対の仕切り板には、1または2以上のパン搭載板が略
水平方向に脱着自在に取り付けられ、このパン搭載板と
収容室の天井との間に形成される横空間、および隣接す
るパン搭載板同士との間に形成される横空間が、いずれ
も、二つの縦空間に連通することが例示される。ここ
で、一対の仕切り板は、いずれも、多孔板により構成さ
れる。
【0014】さらに、これらの本発明にかかるパン焼成
用オーブンでは、収容室の底面の内部側に、蒸気発生装
置を備えることが望ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるパン焼成用
オーブンの実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に
説明する。
【0016】図1は、本実施形態の家庭用のパン焼成用
オーブン11の構成を、一部簡略化または省略して示す斜
視図である。また、図2はこのパン焼成用オーブン11の
正面図であり、図3は図1におけるA−A断面図であ
り、図4はこのパン焼成用オーブン11の底面を抽出して
示す説明図である。
【0017】図1〜図4に示すように、本実施形態のパ
ン焼成用オーブン11は、収容室12と、熱風循環装置13
と、制御部14とを備える。以下、これらの構成要素につ
いて、順次説明する。
【0018】〔収容室12〕本実施形態のパン焼成用オー
ブン11は、前面に開閉扉12a を有する収容室12を備え
る。本実施形態の収容室12は、外幅:420 mm、外奥行
き:440 mm、外高さ:530 mm、内幅:360 mm、内奥行
き:370 mm、内高さ:350 mmの各寸法と、47lの内容積
を有する、直方体型の外形の中空体である。図2〜図4
に示すように、収容室12の各壁面および開閉扉12a の内
面には断熱材15が施工されており、収容室12は所望の保
温性を有する。
【0019】収容室12の内部には、一対の仕切り板16a
、16b が対向して配置される。仕切り板16a 、16b
は、図1に示すように、下端が収容室12の内部底面から
距離h1だけ離れるとともに、収容体12の側壁から距離
w1 だけ離れた状態で、鉛直上方へ向けて適宜手段によ
り脱着自在に設置される。仕切り板16a 、16b と、収容
体12の側壁とにより鉛直上方へ向けて形成される縦空間
16−1、16−2は、いずれも、後述する熱風循環装置13
から吐出された熱風を上方へ送る際の流路となる。
【0020】仕切り板16a には、3つのL字型ブラケッ
ト17a が収容室12の奥行き方向に向けて適宜手段により
取り付けられる。また、仕切り板16b には、3つのL字
型ブラケット17b が収容室12の奥行き方向に向けて適宜
手段により取り付けられる。これらのブラケット17a 、
17b は、対向するもの同士が同じ設置高さとなるように
取り付けられる。
【0021】そして、対向配置された3組のL字型ブラ
ケット17a 、17b により、パン搭載板18、19、20が搭載
される。本実施形態では、パン搭載板18、19、20は、い
ずれも、平板 (幅:280mm 、奥行き:320 mm) により構
成されており、L字型ブラケット17a 、17b には固定さ
れずに搭載されている。このため、このパン搭載板18、
19、20は、いずれも、開閉扉12a を開けることにより、
収容室12の前面開孔部から水平方向へ脱着自在である。
このパン搭載板18、19、20に、焼成されるパンが搭載さ
れる。なお、本実施形態では、各パン搭載板18、19、20
にそれぞれ最大400g、合計で最大1200g のパン生地を搭
載できる。
【0022】L字型ブラケット17a 、17b の収容室12背
面側の端部近傍には、突起部(図示しない)が形成され
ており、収容室12の前面開孔部から水平方向へ装入され
た各パン搭載板18、19、20は、この突起部に突き当たる
ことにより、収容室12の背面との間に所定の隙間を有す
るようにして、L字型ブラケット17a 、17b に搭載され
る。すなわち、収容室12の内部には、収容室12の背面側
にも縦空間が設けられている。なお、図1では、図面を
理解し易くするために、パン搭載板19、20については大
部分の図示を省略してある。
【0023】さらに、仕切り板16a 、16b は、図1に示
すように多孔板により構成される。すなわち、仕切り板
16a には上部から下部にかけて順に3つの開孔23a 、24
a 、25a が設けられ、一方仕切り板16b にも上部から下
部にかけて順に3つの開孔23b 、24b 、25b が設けられ
る。これにより、パン搭載板18と収容室12の天井との間
に形成される横空間26−1、パン搭載板18とパン搭載板
19との間に形成される横空間26−2、およびパン搭載板
19とパン搭載板20との間に形成される横空間26−3は、
いずれも、縦空間16−1、16−2に連通する。
【0024】また、収容室12の底面の内部側には、蒸気
発生装置27が配置される。この蒸気発生装置27には石が
収容されており、図示しない適宜の予熱機構により250
℃程度に予熱されている。この蒸気発生装置27には、図
3に示すように温水供給路28が接続されており、温水を
供給されることにより蒸気を発生する。この蒸気発生装
置27は、フランスパン等の焼成の際に、蒸気をパン生地
に吹き付けることにより、表面にデンプン膜を形成して
美味を内部に閉じ込めるために、使用される。
【0025】なお、収容室12の背面側には、収容室12内
の圧力が高まった時に、収容室12内の加熱空気を排出す
るための排気路29が設けられている。この排気路29の先
端は、収容室12の底面近傍に位置するように設けられ
る。
【0026】また、仕切り板16a 、16b の下部には、熱
風循環装置13から吐出された熱風を水平方向に整流する
整流板30が、それぞれ水平に設けられている。本実施形
態では、収容室12は以上のように構成される。
【0027】〔熱風循環装置13〕収容室12の底面の内部
側には、熱風循環装置13が設けられる。本実施形態で
は、熱風循環装置13は、その回転軸を鉛直上方へ向けて
設けられた遠心送風機31と、この遠心送風機31の周囲に
環状に適宜手段により配置された電気式加熱装置32とを
有する。
【0028】本実施形態では、遠心送風機31として、吸
入および排気が容易であるとともに収容室12内に一定の
熱風の流れを容易に作り出すことができるという利点を
有することから多翼ファン(シロッコファン)を用い
た。本実施形態では、160mm の外形を有する多翼ファン
を用いた。また、電気式加熱装置32としてはフィン付き
ヒータを用い、その容量は1200W とした。
【0029】この遠心送風機31の回転軸と同軸上に、駆
動モータ33が接続される。この駆動モータ33は、後述す
る制御部14により、起動、停止さらには回転数が制御さ
れる。本実施形態では、駆動モータ33は、0〜3200r.p.
m の範囲で可変である出力60W の2極モータを用いた。
【0030】遠心送風機31は駆動モータ33により回転駆
動され、収容室12の底面と略直交する方向、すなわち上
方から収容室12の内部の熱風を吸い込み、収容室12の底
面と略平行な方向、すなわち水平方向へ熱風を吐出す
る。この際、遠心送風機31の回転数を変更することによ
り、熱交換率が変更され、吐出する熱風の温度を自在に
変更することができる。
【0031】遠心送風機31から水平方向へ吐出された熱
風は、仕切り板16a 、16b の下部と収容室12の底面との
間の隙間を介して、縦空間16−1、16−2にそれぞれ送
られる。本実施形態では、熱風循環装置13は以上のよう
に構成される。
【0032】〔制御部14〕収容室12の下方には、断熱板
34を介して、制御部14が配置される。制御部14は、その
前面に各種の操作スイッチを有しており、これらの操作
スイッチの設定により、熱風循環装置13の作動、すなわ
ち駆動モータ33の起動、停止および回転数と、電気式加
熱装置32の起動および停止とを制御する。
【0033】なお、制御部14は、操作スイッチの設定に
応じたプログラムを内蔵しており、このプログラムにし
たがって熱風循環装置13の作動を制御する。本実施形態
では、制御部14は以上のように構成される。
【0034】本実施形態のパン焼成用オーブン11は、以
上の構成を有する収容室12、熱風循環装置13および制御
部14を備える。次に、このパン焼成用オーブン11により
パン焼き(パン生地発酵および焼成)が行われる状況を
説明する。
【0035】図5〜図7は、本実施形態のパン焼成用オ
ーブン11によりパン生地の焼成が行われる状況を示す説
明図であり、図5は正面図、図6は図1におけるA−A
断面図、図7はパン焼成用オーブン11の底面を抽出して
示す説明図である。
【0036】図5〜図7に示すように、各パン搭載板18
〜20に焼成するパン生地40を搭載して、収容室12内に配
置し、開閉蓋12a を閉める。そして、所望の焼成条件に
応じて、制御部14の前面に設けられた各種操作スイッチ
を設定し、起動スイッチをオンする。
【0037】すると、遠心送風機31と、電気式加熱装置
32とが起動する。電気式加熱装置32により熱せられた空
気は、図5における5A部、図7における7A部に矢印
で示すように、遠心送風機31により、縦空間16−1、16
−2に送られ、図5における5B部に矢印で示すように
縦空間16−1、16−2の内部を上昇する。
【0038】そして、図5における5C部、5D部、5
E部に矢印で示すように、仕切り板16a に設けられた3
つの開孔23a 、24a 、25a と、仕切り板16b に設けられ
た3つの開孔23b 、24b 、25b とを介して、横空間26−
1、26−2、26−3へ左右から供給される。これによ
り、各パン搭載板18〜20に搭載されたパン生地40が均一
に焼成される。
【0039】パン生地40を焼成した熱風は、図6におけ
る6C部、6D部、6E部に矢印で示すように、収容室
12の背面側に流れ、図6における6F部、6G部、6H
部に矢印で示すように、各パン搭載板18〜20と収容室12
の背面との間の隙間から下方に吸い込まれる。そして、
図6における6I部に矢印で示すように、遠心送風機31
へ上方から吸い込まれる。これにより、熱風は、図6に
おける6J部に矢印で示すように、遠心送風機31から水
平方向へ吐出され、縦空間16−1、16−2に送られる。
このようにして、本実施形態のパン焼成用オーブン11で
は、熱風が収容室12の内部を隈なく循環する。
【0040】本実施形態のパン焼成用オーブン11によれ
ば、収容室12の底部に設置された熱風循環装置13から上
方へ向けて熱風を吹き上げるため、満遍なく熱風を攪拌
・循環することができ、収容室12の高さ方向に関する温
度差が発生し難くなる。
【0041】また、本実施形態のパン焼成用オーブン11
によれば、熱風の循環が無理なく行われるため、熱風が
収容室12の全域に略均等に行き渡り、焼きむらの発生が
解消される。また、焼きむらが発生した場合にも、制御
部14により遠心送風機31の回転数を変更して熱風量を変
更することにより、焼きむらの発生を容易に解消でき
る。
【0042】また、本実施形態のパン焼成用オーブン11
によれば、収容室12の底部に熱風循環装置13を設置する
ため、装置全体の奥行き寸法を低減できる。したがっ
て、本実施形態のパン焼成用オーブン11は、高さ方向の
設置寸法は充分に確保できるものの水平方向の設置寸法
を充分に確保できないような狭隘部にも、設置すること
ができる。
【0043】また、本実施形態のパン焼成用オーブン11
によれば、収容室12の下部に制御部14を設けているた
め、制御部14が熱損傷を受けることが防止される。これ
により、パン焼成用オーブン11の寿命を延長することが
できる。
【0044】また、本実施形態のパン焼成用オーブン11
によれば、排気路29の先端を収容室12の下部に設定した
ため、蒸気発生装置27を作動させる場合にも、収容室12
内に蒸気を充分に行き渡らせることができる。
【0045】また、制御部14を適宜設定することによ
り、複数の条件の焼成温度および焼成時間を簡単に設定
することができる。このため、3斤の大型山食パンから
24個の小型あんパンまで焼成することができる。
【0046】
【実施例】さらに、本発明を実施例を参照しながら、よ
り具体的に説明する。図1〜図7に示す本発明にかかる
パン焼成用オーブン11(実施例)と、図9に示すパン焼
成用オーブン1(従来例)とを用いて、合計1200g のパ
ン生地の焼成を行いながら、以下の5項目を比較した。
なお、比較のため、両者のパン搭載板、仕切り板、縦空
間さらには横空間等の設置数や寸法、収容容積等は同じ
とし、違いは、熱風循環装置の設置位置と、制御部の設
置位置だけとした。
【0047】(収容室の高さ方向に関する温度差)収容
室内の天井面から90mm下方の位置における雰囲気温度
と、収容室内の底面から10mm上方の位置における雰囲気
温度との偏差Δt1 (℃)を測定した。
【0048】(同一のパン搭載板の中央部と端部との最
大温度差)3枚の各パン搭載板の中央部と端部との温度
差のうちで最大値Δt2 を測定した。
【0049】(制御部の設定変更してから、上記の温度
差を零にするまでに要した時間)3枚の各パン搭載板の
中央部と端部との最大温度差を零にするまでに要した時
間を測定した。
【0050】(収容室の外奥行き寸法)奥行き寸法およ
び外高さ寸法を測定した。
【0051】(制御部が熱損傷を受けて破損するまでの
最短時間)測定結果を表1にまとめて示す。
【0052】
【表1】
【0053】表1から、実施例は、従来よりも、収容室
の高さ方向に関する温度差Δt1 およびパン搭載板の中
央部と端部との最大温度差Δt2 がともに小さくなり、
発生した最大温度差Δt2 を短時間で零にすることがで
き、奥行き寸法の小型化を図ることができ、さらには、
制御部の寿命を延長することができたことがわかる。
【0054】(変形形態)上述した実施形態および実施
例の説明は、本発明を家庭用のパン焼成用オーブンに適
用した場合を例にとった。しかし、本発明はかかる態様
には限定されず、各部の寸法等を適宜変更することによ
り、業務用のパン焼成用オーブンにも適用可能である。
【0055】また、実施形態および実施例の説明は、3
枚のパン搭載板を収容室に設けた場合を例にとった。し
かし、本発明はかかる態様には限定されず、各部の寸法
等を適宜変更することにより、1枚、2枚または4枚以
上設けてもよい。図8は、この変形態様を示す説明図で
あり、図8(a) は2枚のパン搭載板18-1、19-1を設けた
場合を示し、図8(b) は1枚のパン搭載板18-2を設けた
場合を示す。
【0056】また、実施形態および実施例の説明は、遠
心送風機としてシロッコファンを用いた場合を例にとっ
た。しかし、本発明はかかる態様には限定されず、例え
ばラジアルファンや後向き羽根ファン(ターボファン)
のような多翼ファン以外の他の遠心送風機を用いること
も可能である。
【0057】また、実施形態および実施例の説明は、熱
風循環装置が遠心送風機と電気式加熱装置とを有する場
合を例にとった。しかし、本発明はかかる態様には限定
されず、収容室の底面の内部側に設けられてこの底面と
略平行な方向へ熱風を吐出するとともにこの底面と交叉
する方向から熱風を吸い込むことができる熱風循環装置
であれば、等しく適用される。
【0058】また、実施形態および実施例の説明は、仕
切り板に矩形の貫通孔が形成されている場合を例にとっ
た。しかし、本発明はかかる態様には限定されず、縦空
間と横空間とを連通させることができる貫通孔であれ
ば、等しく適用される。
【0059】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
り、パンが収容される高さに影響されずに均一に焼くこ
とができ、焼きむらが発生せず、寿命が長く、さらには
設置スペースを縮小できるパン焼成用オーブンを提供す
ることができた。かかる効果を有する本発明の意義は、
極めて著しい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の家庭用のパン焼成用オーブンの構成
を、一部簡略化または省略して示す斜視図である。
【図2】実施形態のパン焼成用オーブンの正面図であ
る。
【図3】図1におけるA−A断面図である。
【図4】実施形態のパン焼成用オーブンの底面を抽出し
て示す説明図である。
【図5】実施形態のパン焼成用オーブンによりパン生地
の焼成が行われる際の正面図である。
【図6】実施形態のパン焼成用オーブンによりパン生地
の焼成が行われる際の、図1におけるA−A断面図であ
る。
【図7】実施形態のパン焼成用オーブンによりパン生地
の焼成が行われる際の、パン焼成用オーブンの底面を抽
出して示す説明図である。
【図8】変形態様を示す説明図であり、図8(a) はパン
搭載板を2枚設けた場合を示し、図8(b) はパン搭載板
を1枚設けた場合を示す。
【図9】従来のパン焼成用オーブンの一例を分解した状
態で示す斜視図である。
【符号の説明】
11 パン焼成用オーブン 12 収容室 13 熱風循環装置 14 制御部 16a 、16b 仕切り板 16-1、16-2 縦空間 18〜20 パン搭載板 26-1〜26-3 横空間 31 多翼ファン 32 電気式加熱装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼成するパンを収容する収容室と、該収
    容室の底面の内部側に設けられ、前記底面と略平行な方
    向へ熱風を吐出するとともに前記底面と交叉する方向か
    ら熱風を吸い込む熱風循環装置と、前記収容室の下方に
    設けられて前記熱風循環装置の作動を制御する制御部と
    を組み合わせて備えることを特徴とするパン焼成用オー
    ブン。
  2. 【請求項2】 前記熱風循環装置は、前記収容室の底面
    の内部側に上方へ向けて設けられた遠心送風機と、該遠
    心送風機の周囲に配置された電気式加熱装置とを有する
    請求項1に記載されたパン焼成用オーブン。
  3. 【請求項3】 前記遠心送風機は多翼ファンである請求
    項2に記載されたパン焼成用オーブン。
  4. 【請求項4】 前記収容室の内部には、上方へ向けて対
    向して延設される一対の仕切り板が設けられ、前記熱風
    循環装置から吐出された熱風は、前記一対の仕切り板と
    前記収容室の縦壁面との間に形成された二つの縦空間を
    それぞれ介して、上方へ送られる請求項1から請求項3
    までのいずれか1項に記載されたパン焼成用オーブン。
  5. 【請求項5】 対向配置される前記一対の仕切り板に
    は、1または2以上のパン搭載板が略水平方向に脱着自
    在に取り付けられ、該パン搭載板と前記収容室の天井と
    の間に形成される横空間、および隣接する前記パン搭載
    板同士との間に形成される横空間は、いずれも、前記二
    つの縦空間に連通する請求項4に記載されたパン焼成用
    オーブン。
  6. 【請求項6】 一対の前記仕切り板は、いずれも、多孔
    板により構成される請求項5に記載されたパン焼成用オ
    ーブン。
  7. 【請求項7】 前記収容室の底面の内部側に、蒸気発生
    装置を備えることを特徴とする請求項1から請求項6ま
    でのいずれか1項に記載されたパン焼成用オーブン。
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