JP2000217718A - 両面焼グリル - Google Patents

両面焼グリル

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JP2000217718A
JP2000217718A JP11025922A JP2592299A JP2000217718A JP 2000217718 A JP2000217718 A JP 2000217718A JP 11025922 A JP11025922 A JP 11025922A JP 2592299 A JP2592299 A JP 2592299A JP 2000217718 A JP2000217718 A JP 2000217718A
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JP
Japan
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grill
burner
flame
double
cooked
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JP11025922A
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English (en)
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Yutaka Aoki
豊 青木
Tomohito Kusui
智仁 楠井
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Paloma Kogyo KK
Original Assignee
Paloma Kogyo KK
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Publication date
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  • Baking, Grill, Roasting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で被調理物の上下両面を同時に加
熱する両面焼グリルを提供する。 【解決手段】 焼網24の左右両側にバーナ60を配置
し、水平よりやや下向きに傾斜させた横炎口となる横ノ
ズル61と、上方向に噴出させ上炎口となる上ノズル6
9とを設ける。横ノズル61の火炎は、焼網24の下面
で形成され、一方、上ノズル69から発生した高温の燃
焼排気は、グリル庫22内に溜まるため、被調理物Fの
上下両面を同時に加熱調理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両面焼グリルに関
し、更に詳しくは、焼網に魚類等の被調理物を載せて、
その被調理物の上下両方の面から同時に加熱するように
した両面焼グリルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の両面焼グリルとしては、例えば
特開平3−210217号公報に開示されるものが知ら
れている。これを図8に示して説明すると、グリル庫7
0の下段左右側面にブンゼン式バーナ74を設け、焼網
72上に載せた被調理物Fを下側から加熱し、またグリ
ル庫70の天井面に全一次空気式バーナ76を設け、被
調理物Fを真上から熱輻射により加熱するようにしたも
のである。また、グリル庫70の下段に被調理物Fの焼
き脂を受ける受皿78を設けている。
【0003】また、図9に示すように、グリル庫70の
下段左右側面にはブンゼン式バーナ74を設け、上段左
右側面に全一次空気式バーナ76a、76bを設けたも
の等も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た両面焼グリルにおいては、グリル庫内の上段と下段と
にそれぞれバーナを設けているので、バーナ部品だけで
なく、ガス配管も複雑となり、製品コストが高いという
課題があった。また、焼網に被調理物を載せ加熱調理を
行うと、被調理物の焼き脂が焼網の間を落下して受皿に
溜まり、輻射熱の大きな全一次空気式バーナ76又は7
6a,76bの輻射により加熱された受皿から発火する
危険性があった。また、受皿にフッ素樹脂をコーティン
グしても高温のため剥がれてしまうのでコーティングで
きず、焼き脂等がこびりつき、掃除が面倒であった。
【0005】本発明の両面焼グリルは上記課題を解決
し、簡単な構成で被調理物の上下両面を同時に加熱する
両面焼グリルを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の請求項1記載の両面焼グリルは、バーナの燃焼によ
りグリル庫内で焼網上の被調理物を上下両面から加熱す
る両面焼グリルにおいて、上記バーナの燃焼排気を上記
グリル庫内にこもらせるように排気経路を形成すると共
に、上記バーナは、上記焼網の左右両側に配設され、火
炎を上方向に噴出させる上炎口と、上記焼網の下方で火
炎を上記グリル庫の中央部に噴出させる横炎口とを上記
バーナ本体にそれぞれ形成したことを要旨とする。
【0007】また、本発明の請求項2記載の両面焼グリ
ルは、上記請求項1記載の両面焼グリルにおいて、上記
バーナはブンゼンバーナであることを要旨とする。
【0008】また、本発明の請求項3記載の両面焼グリ
ルは、上記請求項1または2記載の両面焼グリルにおい
て、上記バーナと上記焼網との間にそれぞれガイド壁を
設け、上記バーナの上炎口から発生した燃焼排気を上記
焼網より上方に導いて上記グリル庫内にこもらせること
を要旨とする。
【0009】また、本発明の請求項4記載の両面焼グリ
ルは、上記請求項3記載の両面焼グリルにおいて、上記
グリル庫の左右外側に上記バーナを格納するバーナ室を
設けてグリル庫外壁を上記ガイド壁とし、上記外壁に開
口して上記横炎口から噴出した火炎を上記グリル庫の内
側へ導入する下導入口と、上記外壁に開口して上記上炎
口から発生した燃焼排気を上記グリル庫内の上部へ導入
する上導入口とを設けたことを要旨とする。
【0010】また、本発明の請求項5記載の両面焼グリ
ルは、上記請求項2ないし4の何れかに記載の両面焼グ
リルにおいて、上記バーナは、燃料ガスが供給されるパ
イプ状のバーナ本体を備え、該バーナ本体の上方および
側方に、上記上炎口および横炎口を形成する筒状のノズ
ルを複数配列したものであって、上記各ノズル内、又は
上記各ノズルと上記バーナ本体との連結際の該バーナ本
体に、ガス通路を部分的に小径とするノズル孔を形成す
ると共に、該ノズル孔の下流側に上記ガス通路と外部と
を連通させる空気孔を形成し、上記バーナ本体への燃料
ガスの供給圧で上記ノズル先端の開口から燃料ガスを噴
出させ、上記空気孔から一次空気を吸引してその混合ガ
スを燃焼することを要旨とする。
【0011】上記構成を有する本発明の請求項1記載の
両面焼グリルは、バーナの上炎口から発生した燃焼排気
をグリル庫内にこもらせて被調理物の上面を加熱し、一
方、バーナの横炎口からグリル庫の中央部へ火炎を噴出
して被調理物の下面を加熱するため、被調理物の上下両
面を同時にこんがりと調理することができる。
【0012】また、本発明の請求項2記載の両面焼グリ
ルは、ブンゼンバーナを用いるので輻射熱が少なく、受
皿への加熱を抑制し、受皿に溜まった焼き脂の発火を防
止する。
【0013】また、本発明の請求項3記載の両面焼グリ
ルは、バーナと焼網との間にそれぞれ設けられたガイド
壁によって、上炎口の燃焼排気を上昇させ、焼網の上方
に導き、グリル庫内にこもらせて加熱し、一方、横炎口
の火炎を焼網面より下位置で形成させて加熱するため、
被調理物の上下両面を同時に均等にこんがりと調理する
ことができる。また、ガイド壁によって上炎口による受
皿への加熱を抑制し、受皿に溜まった焼き脂の発火を一
層防止する。
【0014】また、本発明の請求項4記載の両面焼グリ
ルは、グリル庫の外壁であるガイド壁により、上炎口か
らの燃焼排気をバーナ室内で上昇させ、上導入口からグ
リル庫の上部に流し、横炎口からの火炎を下導入口から
焼網下面へ導入して加熱するため、被調理物の上下両面
を同時に均等にこんがりと調理することができる。ま
た、バーナをグリル庫の外部に設置して加熱調理するた
め、バーナの設置スペースをグリル庫内に設ける必要が
なく、その分、グリル庫内が広くなり、大きな被調理物
を調理することや、一度に多くの被調理物を調理するこ
とができ、また受皿への加熱を抑制し、受皿に溜まった
焼き脂の発火をより一層防止する。
【0015】また、本発明の請求項5記載の両面焼グリ
ルは、燃料ガスの供給圧力を利用した速い噴出速度を得
てバーナの火炎を長く形成するため、バーナが焼網の左
右両側に設置されても、横炎口の火炎をグリル庫の中央
部に容易に導入し、被調理物を万遍なく加熱でき、焼き
むらを生じさせない。
【0016】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の両面焼グリル
の好適な実施形態について説明する。 《第1実施形態》本発明の第1施形態としての両面焼グ
リル20を備えたテーブルこんろ10について図1ない
し図3および図7を用いて説明する。図1は、テーブル
こんろ10の外観図を示している。このテーブルこんろ
10は、トッププレート12に2組のこんろバーナ14
a、14bが設けられ、それらの周囲に設けられたごと
く16a、16b上に調理鍋(図示しない)を載せ、テ
ーブルこんろ10の正面に設けられる操作ボタン18
a、18bを押すことにより、それぞれのこんろバーナ
14a、14bを点火させ、調理鍋を加熱するものであ
る。
【0017】こんろバーナ14a、14b間の器体の中
心部には、両面焼グリル20が設けられ、操作ボタン5
8を押して点火し加熱調理が行われる。この両面焼グリ
ル20は、図2に示すように、被調理物Fを加熱調理す
るグリル庫22を備え、グリル庫22には、中段に設け
られ被調理物Fを載せる焼網24と、下段に設けられ焼
網24を載せたまま手前にスライドさせて引き出すこと
ができる受皿26とを備える。受皿26には、フッ素樹
脂がコーティングされている。
【0018】グリル庫22の正面中央には、図3に示す
ように、受皿26と一体的に固定され受皿26を手前に
引き出す取手28と、受皿26を引き出す時に連動して
開閉する開閉扉32とが設けられ、その開閉扉32には
ガラス製の覗き窓30が設けられる。取手28を手前に
引き出すと、取手28に固定された受皿26がグリル庫
22の底面をスライドし、受皿26に載置された焼網2
4が同時にグリル庫22より引き出される。
【0019】焼網24の左右両側には、図2に示すよう
に、混合ガスを燃焼させて被調理物Fを加熱するバーナ
60を配置する。このバーナ60は、燃焼に必要な空気
を一次空気と二次空気とでまかなうブンゼン式のバーナ
で、その内縁部分にはグリル庫22の奥行方向に沿って
配列された横ノズル61と上ノズル69(後述する)と
により炎口列を形成する。横ノズル61は、火炎を焼網
24の下方でグリル庫22の内側水平方向に噴出させる
ために、水平よりやや下向きに傾斜させ互いに向い合っ
た横炎口であり、上ノズル69は、上方向に混合ガスを
噴出させる上炎口である。
【0020】詳しくは、このバーナ60は、図3と図7
とに示すように、バーナ本体となるパイプ66と、パイ
プ66に直交して等間隔で連結される複数の横ノズル6
1と上ノズル69とからなる。パイプ66は、断面円形
の直管状をなし、先端が閉塞され、また基端にはガス管
66aが接続される。横ノズル61及び上ノズル69
は、それぞれパイプ66のやや下よりの側方及び上方に
嵌着され、内周に雌ネジ部を形成したリング状の横側連
結体67及び上側連結体68に基端の雄ネジ部62を螺
合させることでパイプ66と連結可能となっている。ま
た、横ノズル61内には、先端が開口し、パイプ66と
連通するガス通路63が形成され、ガス通路63におけ
るパイプ66との連結際には、小径のノズル孔64が形
成されると共に、ノズル孔64よりノズルの先端側に、
ガス通路63を外部と連通させる一対の空気孔65が穿
設されている。尚、上ノズル69の形状は、横ノズル6
1と同様であるため、同一符号を付して説明を省略す
る。バーナ60に臨んで点火電極(図示しない)が設け
られる。
【0021】グリル庫22の背部には、図3に示すよう
に、仕切壁51を介して排気室50を設け、この仕切壁
51に開口してグリル庫22と排気室50とを連通する
連通口53を焼網24よりも下方に設け、燃焼排気がい
ったんグリル庫22内でこもった後、連通口53と排気
室50とを介して、排気口52より排出されるよう排気
路を構成する。特に本実施形態では、連通口53は、横
ノズル61よりも下方に設けられていて、横ノズル61
の燃焼排気もグリル庫22内にこもらせている。
【0022】また、グリル庫22の底部には、図2に示
すように、給気路29を形成する。給気路29より取り
入れられた空気の一部は、燃焼用二次空気としてバーナ
60に供給され、残りの空気は、燃焼排気が排気室50
で上方に排出される際に生じるドラフト力により、グリ
ル庫22の底部を通って奥方向に流れ、受皿26を冷却
して、燃焼排気と共に排出される。グリル庫22の天井
面となるグリル天板25は、グリル庫22の幅方向の中
央部がやや低くなった2つの山形状に形成され、上昇し
てきた燃焼排気をグリル庫22の中央部へ導いている。
また、このグリル天板25には遠赤外線塗料が塗布され
ている。
【0023】上述した構成により、操作ボタン58を押
すと、バーナ60へのガス流路を開閉する開閉弁が開弁
される。この時、バーナ60では、パイプ66から横ノ
ズル61,上ノズル69へ燃料ガスが供給される。ま
た、横ノズル61,上ノズル69のガス通路63におい
ては、パイプ66から燃料ガスの供給圧力を利用した速
い噴出速度で燃料ガスが噴出されると共に、狭いノズル
孔64を燃料ガスが更に高速で通過する際のインジェク
ション効果により、空気孔65からそれぞれ一次空気を
吸引し、混合ガスとして噴出されると共に、点火電極の
連続放電により点火する。
【0024】この点火により着火した1つのノズルの火
炎は、隣接するノズルへ順次火移りし、図2に示すよう
に、横ノズル61,上ノズル69の開口から火炎を生じ
させてバーナ60全体を着火させる。従来の両面焼グリ
ルの、焼網より下方に設けられた下バーナは、1mmH
O程度の噴出圧で火炎が形成されていたが、本実施形
態のバーナ60は、燃料ガスの供給圧力を利用している
ため、噴出圧が100〜140mmHO程度になり速
い噴出速度により火炎は前方へ長く形成される。
【0025】横ノズル61の火炎は、焼網24の下面で
形成され、被調理物Fの下面を直接加熱し、一方、上ノ
ズル69から発生した高温の燃焼排気は、図2の矢印に
示すように、上昇してグリル天板25に当たると中央部
へ流れ、左右の燃焼排気が合流して、被調理物Fに向け
て下向きに対流し、被調理物Fの上面を加熱する。連通
口53を焼網24よりも下方に設けているため、上ノズ
ル69からの燃焼排気は、いったんグリル庫22内の連
通口53より上方で比較的長い時間滞留し、連通口53
からあふれ、排気室50を介して排気口52から排出さ
れる。このようにして、被調理物Fの上下両面を同時に
加熱調理する。
【0026】従って、グリル庫22内にこもらせた熱気
により被調理物Fを加熱するため熱効率が向上し、省エ
ネルギーとなり経済的である。しかも、左右一対のバー
ナだけで被調理物Fの上下両面を調理できるため、グリ
ルの構成が簡単になり、コストを低減できる。バーナ6
0をグリル庫22内の左右両端に設けているため、グリ
ル庫22内の高さ方向が広くなり、厚い被調理物Fを加
熱調理できる。
【0027】また、グリル天板25の中央部がやや低く
なって形成されているため、上昇した燃焼排気を中央部
へ集めて、バーナ60から遠いために受熱が少ない中央
部分に載置された被調理物Fにも加熱が補われ、被調理
物F全体が均一に焼ける。また、グリル天板25に遠赤
外線塗料を塗布しているため、燃焼排気によって加熱さ
れたグリル天板25が遠赤外線を発し、被調理物Fを炭
火焼きのように内部までふっくらと焼き上げることがで
き、しかも、熱効率を向上させている。
【0028】また、バーナ60は、火炎が長くなってグ
リル庫22内の中央部まで効果的に加熱できるため、燃
焼排気による加熱効果と合わせて被調理物Fを万遍なく
加熱でき、焼きむらを生じさせない。この結果、ガス消
費量(インプット)が小さくても、グリル庫22の中央
部は十分に加熱され経済的になる。
【0029】また、この小さいガス消費量で加熱調理で
きるバーナ60は、火炎が基本的にブンゼン炎のため輻
射熱が少なく、しかも被調理物Fの上面を加熱するため
の上ノズル69が上を向いているので、グリル庫22の
下段付近の温度上昇を抑えることができ、更にグリル庫
22の底部に形成した給気路29から取り入れられた空
気により受皿26を冷却することができるため、受皿2
6に溜まった焼き脂Gを発火しにくくしている。また、
受皿26にフッ素コーティングしても加熱により剥がれ
てしまうといった心配はなく、焼き脂Gを容易に拭き取
ることができ掃除がし易くなる。
【0030】一般に、被調理物Fの下面を中央部まで均
一に加熱しようとすると下火炎のガス消費量を増大する
必要があるが、本実施形態では速い噴出速度で横ノズル
61から火炎を形成しているため、小さいガス消費量で
火炎がグリル庫22中央付近まで届き、受皿26への加
熱をより一層抑えることができる。
【0031】この結果、受皿26に水を張らない水無し
グリルとして適正に使用できる。つまり、調理に先立
ち、焼き脂Gを受ける受皿26に水を入れたり、調理終
了後に排水したりする手間が省けるので、使い勝手が良
い。しかも、水の入れ忘れによる焼き脂Gの発火を防止
でき、安心して使うことができる。更に、加熱調理に水
を使わないので、被調理物Fをこんがりと焼くことがで
きる。
【0032】《第2実施形態》次に、第2実施形態とし
ての両面焼グリル21について図4、図5を用いて説明
する。尚、第1実施形態と異なる部分について説明し、
重複する部分に関しては同一符号を付してその説明を省
略する。図4に示すように、グリル庫23の左右外壁3
5から所定間隔をあけて内側にそれぞれガイド壁37を
設ける。このガイド壁37は、グリル庫23の底面から
グリル天板27にまで立設されている。ガイド壁37と
外壁35との間の空間には下部にバーナ60を配置し、
その上部にバーナ60の上ノズル69からの燃焼排気が
通過する燃焼排気流路41が形成される。
【0033】ガイド壁37の上部は、その中央が長方形
に切り欠かれ、両側がグリル天板27に当接すること
で、この切り欠き部により上導入口42(図中ハッチン
ングで示す)を形成している。上導入口42の下端に
は、グリル庫23の中央部に向けて斜め上方に折り曲げ
た上ガイド43を形成し、上ノズル69からの燃焼排気
を焼網24の上方で中央部に導いている。また、ガイド
壁37の中間位置(焼網24より低い位置)には、この
バーナ60に対向し円形状に開口した下導入口44を同
様に設け、横ノズル61の火炎をグリル庫23の中央部
へ導入している。
【0034】グリル庫23の天井面となるグリル天板2
7は、グリル庫23の中央部がやや低くなった2つの山
形状に形成され、上昇してきた燃焼排気をグリル庫23
の中央部へ導いている。また、遠赤外線塗料が塗布され
ている。また、グリル庫23の底部には給気路29を形
成し、ガイド壁37に開口して燃焼排気流路41とグリ
ル庫23の中央部とを連通している。給気路29より取
り入れられた空気の一部はバーナ60に供給され、残り
の空気はグリル庫23の底部を通って奥方向に流れ、受
皿26を冷却して、燃焼排気と共に排出される。
【0035】上述した構成により、バーナ60の上ノズ
ル69から発生した高温の燃焼排気は、燃焼排気流路4
1内を上昇し、ガイド壁37によりグリル天板27付近
まで上昇するように導かれ、上導入口42を介してグリ
ル庫23の上部に流れグリル庫23内でこもり、被調理
物Fに向けて下向きに対流し、被調理物Fの上面を加熱
する。しかも、上導入口42から導入された燃焼排気
は、上ガイド43により左右両端に載置された被調理物
Fの上方を通過し、それらに冷却されることなく高温を
保持したまま、焼網24の中央部へ流れ、バーナ60か
ら離れているために受熱の少ない中央部に載置された被
調理物Fにも十分に加熱している。
【0036】一方、バーナ60の横ノズル61からの火
炎は、下導入口44を介して焼網24の下面へ導入さ
れ、被調理物Fの下面を直接加熱する。このようにして
燃焼排気を上段の中央部にも積極的に導き、被調理物F
の上下両面を同時に均等に加熱調理することができる。
【0037】以上説明したように、第2実施形態の両面
焼グリル21によれば、第1実施形態の効果に加えて以
下のような効果が得られる。ガイド壁37を焼網24よ
り上方にまで立設し、また上ガイド43を設けているた
め、燃焼排気は上方から焼網24上面の中央部へ流れ、
中央部に載置された被調理物Fも十分に加熱し、被調理
物F全体を均等に加熱することができる。ガイド壁37
を設けているため、バーナ60を受皿26から隔離し、
グリル庫23の下段付近の温度上昇を更に抑えることが
でき、受皿26に溜まった焼き脂Gをより一層発火しに
くくし、また、被調理物Fから飛散してきた焼き脂G等
によってバーナ60の横ノズル61や上ノズル69の炎
口が詰まることを防ぎ、バーナ60の付着物を除去する
ためのグリル庫23内の清掃を頻繁に行わなくてもよ
い。バーナ60は、ガイド壁によって燃焼排気のこもっ
たグリル庫23の中央部と隔離されているため、酸素の
豊富な一次空気により燃焼性能を向上させている。
【0038】《第3実施形態》次に、第3実施形態とし
ての両面焼グリル80について図6を用いて説明する。
第2実施形態とはバーナ60がグリル庫外に設けられる
点が異なり、その他は同様な構成である。グリル庫81
の左右外側にバーナ室83を併設してバーナ60を格納
する。また、グリル庫81の外壁82の上部は、その中
央が長方形に切り欠かれ、この切り欠き部により上導入
口85を形成している。上導入口85の下端には、グリ
ル庫81の中央部に向けて斜め上方に折り曲げた上ガイ
ド86を形成し、上ノズル69からの燃焼排気を焼網2
4の上方中央部に導いている。また、外壁82の中間位
置(焼網24より低い位置)には、このバーナ60に対
向し円形状に開口した下導入口84を同様に設け、横ノ
ズル61からの火炎をグリル庫81へ導入している。ま
た、グリル庫81の底部には給気路29を形成し、外壁
82に開口してバーナ室83とグリル庫81とを連通し
ている。
【0039】上述した構成により、上ノズル69から発
生した高温の燃焼排気は、バーナ室83内を上昇し、外
壁82によりグリル天板87付近まで上昇するように導
かれ、上導入口85を介してグリル庫81の上部に流れ
グリル庫81内にこもって、被調理物Fの上面を加熱す
る。しかも、この燃焼排気は、上ガイド86により左右
両端に載置された被調理物Fの上方を通過するため、そ
れらに冷却されることなく高温を保持したまま、焼網2
4の中央部へ流れ、バーナ60から離れているために受
熱の少ない中央部に載置された被調理物Fにも十分に加
熱する。
【0040】一方、横ノズル61からの火炎は、下導入
口84を介して焼網24の下面に導入されて、被調理物
Fの下面を直接加熱する。このようにして燃焼排気をグ
リル庫81の上段の中央部にも積極的に導き、被調理物
Fの上下両面を同時に均等に加熱調理することができ
る。
【0041】以上説明したように、第3実施形態の両面
焼グリル80によれば、第2実施形態と同様な効果が得
られ、特に以下のような効果も得られる。バーナ60を
グリル庫81の外側へ配置して加熱調理するため、バー
ナ60の設置スペースをグリル庫81内に設ける必要が
なく、その分、グリル庫81内が幅方向に広くなりワイ
ドグリル化を図って、大きな被調理物Fを調理すること
や、一度に多くの被調理物Fを調理することができ、ま
た受皿26への加熱を更に抑制し、受皿26に溜まった
焼き脂Gの発火をより一層防止する。
【0042】以上本発明の3つの実施形態について説明
したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、
種々なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、
本第2,3実施形態では、バーナ60から発生した燃焼
排気をグリル庫の中央部へ導くための導入口として上導
入口と下導入口とをそれぞれのガイド壁37もしくは外
壁82に左右1つずつ設けたが、その導入口の数を更に
増やしてもよく、また、下導入口の形状を例えば長方形
にしてもよい。
【0043】また、上ガイド43を設けなくてもよい。
また、横ノズル61と上ノズル69とに、その開口から
火炎を形成させる保炎用燃焼手段を備えてもよく、各ノ
ズルのリフトを防止できる。また、ノズル近傍に火移り
バーナを備えてもよく、この場合、各ノズルの間隔が大
きくても容易に火移りすることができる。また、パイプ
66と横ノズル61と上ノズル69とを一体で成形して
製品コストを低減してもよい。また、横ノズル61の先
端が焼網24の下方にまで延びて形成されてもよいし、
上ノズル69の先端が焼網24より高い位置に形成され
てもよい。
【0044】また、第2実施形態のガイド壁37は、グ
リル庫23の底面から立設されたが、例えば、横ノズル
61よりやや低い位置から立設してもよい。また、第2
実施形態の上導入口42の上端は、グリル天板27より
下方に開口して設けてもよい。また、第2実施形態のガ
イド壁37は、グリル天板27に達しなくてもよい。例
えば、ガイド壁37の上端を焼網24よりやや上方まで
立設し、ガイド壁37の上端とグリル天板27との間の
空間から燃焼排気をグリル庫23の中央部へ導入しても
よい。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の両面焼グリルによれば、上炎口から発生した燃焼
排気をグリル庫内にこもらせて被調理物の上面を加熱
し、一方、横炎口の火炎により被調理物の下面を加熱す
るため、被調理物の上下両面を同時にこんがりと調理す
ることができる。また、バーナを上下両方に設ける必要
はなく、グリルの構成が簡単になり、コストを低減でき
る。
【0046】更に、本発明の請求項2記載の両面焼グリ
ルによれば、ブンゼンバーナを用いるので輻射熱が少な
く、受皿への加熱を抑制し、受皿に溜まった焼き脂の発
火を防止できる。
【0047】更に、本発明の請求項3記載の両面焼グリ
ルによれば、ガイド壁によって、上炎口の燃焼排気を焼
網の上方に導き、グリル庫内にこもらせて加熱し、一
方、横炎口の火炎を焼網下面で形成させて加熱するた
め、被調理物の上下両面を同時に均等にこんがりと調理
することができる。また、ガイド壁によって、上炎口に
よる受皿への加熱を抑制し、受皿に溜まった焼き脂の発
火を一層防止できる。
【0048】更に、本発明の請求項4記載の両面焼グリ
ルによれば、グリル庫の外壁により、上炎口からの燃焼
排気をグリル庫の上部に流し、横炎口からの火炎を焼網
下面へ導入して加熱するため、被調理物の上下両面を同
時に均等にこんがりと調理することができる。また、バ
ーナをグリル庫の外部に設置しているため、バーナの設
置スペースをグリル庫内に設ける必要がなく、その分、
グリル庫内が広くなり、大きな被調理物を調理すること
や、一度に多くの被調理物を調理することができ、また
受皿への加熱を抑制し、受皿に溜まった焼き脂の発火を
より一層防止できる。
【0049】更に、本発明の請求項5記載の両面焼グリ
ルによれば、燃料ガスの供給圧力を利用した速い噴出速
度を得てバーナの火炎を長く形成するため、バーナが焼
網の左右両側に設置されても、横炎口の火炎をグリル庫
の中央部に容易に導入し、被調理物を万遍なく加熱で
き、焼きむらを生じさせない。また、グリル庫の中央部
の加熱温度を上げるために必要なガス消費量を大きくす
る必要がなく、経済的となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態としての両面焼グリルを備えたテ
ーブルこんろの外観図である。
【図2】第1実施形態としての両面焼グリルを正面から
みた断面図である。
【図3】第1実施形態としての両面焼グリルを側面から
みた断面図である。
【図4】第2実施形態としての両面焼グリルを正面から
みた断面図である。
【図5】第2実施形態としての両面焼グリルを側面から
みた断面図である。
【図6】第3実施形態としての両面焼グリルを正面から
みた断面図である。
【図7】バーナの斜視図である。
【図8】従来例としての両面焼グリルを正面からみた断
面図である。
【図9】従来例としての両面焼グリルを正面からみた断
面図である。
【符号の説明】
22、23、81…グリル庫、 25、27、87…グ
リル天板、29…給気路、 37…ガイド壁、 41…
燃焼排気流路、43、86…上ガイド、 60…バー
ナ、 61…横ノズル、69…上ノズル、 82…外
壁、 83…バーナ室。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーナの燃焼によりグリル庫内で焼網上
    の被調理物を上下両面から加熱する両面焼グリルにおい
    て、 上記バーナの燃焼排気を上記グリル庫内にこもらせるよ
    うに排気経路を形成すると共に、 上記バーナは、上記焼網の左右両側に配設され、 火炎を上方向に噴出させる上炎口と、 上記焼網の下方で火炎を上記グリル庫の中央部に噴出さ
    せる横炎口とを上記バーナ本体にそれぞれ形成したこと
    を特徴とする両面焼グリル。
  2. 【請求項2】 上記バーナはブンゼンバーナであること
    を特徴とする請求項1記載の両面焼グリル。
  3. 【請求項3】 上記バーナと上記焼網との間にそれぞれ
    ガイド壁を設け、 上記バーナの上炎口から発生した燃焼排気を上記焼網よ
    り上方に導いて上記グリル庫内にこもらせることを特徴
    とする請求項1または2記載の両面焼グリル。
  4. 【請求項4】 上記グリル庫の左右外側に上記バーナを
    格納するバーナ室を設けてグリル庫外壁を上記ガイド壁
    とし、 上記外壁に開口して上記横炎口から噴出した火炎を上記
    グリル庫の内側へ導入する下導入口と、 上記外壁に開口して上記上炎口から発生した燃焼排気を
    上記グリル庫内の上部へ導入する上導入口とを設けたこ
    とを特徴とする請求項3記載の両面焼グリル。
  5. 【請求項5】 上記バーナは、燃料ガスが供給されるパ
    イプ状のバーナ本体を備え、該バーナ本体の上方および
    側方に、上記上炎口および横炎口を形成する筒状のノズ
    ルを複数配列したものであって、 上記各ノズル内、又は上記各ノズルと上記バーナ本体と
    の連結際の該バーナ本体に、ガス通路を部分的に小径と
    するノズル孔を形成すると共に、該ノズル孔の下流側に
    上記ガス通路と外部とを連通させる空気孔を形成し、 上記バーナ本体への燃料ガスの供給圧で上記ノズル先端
    の開口から燃料ガスを噴出させ、上記空気孔から一次空
    気を吸引してその混合ガスを燃焼することを特徴とする
    請求項2ないし4の何れかに記載の両面焼グリル。
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