JP2000218193A - 電気集塵装置 - Google Patents
電気集塵装置Info
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Abstract
て不快な音や光の発生などを防止すると共に、電極面全
体で電界強度の大きさをムラなく一定状態に維持させる
ことができる電気集塵装置を得る。 【解決手段】 複数の平行に配置された集塵電極4、こ
の集塵電極4の間に有機組成物から成る半絶縁性樹脂で
形成される高圧電極板12を配置し、さらにこの電極板
12の両端部に前述の半絶縁性樹脂で形成する帯状の給
電端子部14を接触させることにより、コレクタ部6が
構成される。
Description
子である塵埃を捕捉する電気集塵装置の集塵エレメント
に関するものである。
は、空気中の浮遊粒子である塵埃をコロナ放電によって
帯電させるイオン化部(帯電部)と、帯電された塵埃を
クーロン力で集塵板に付着させるコレクタ部(集塵部)
とで構成する。例えば、図8は特開平6−296898
号公報に開示されている従来の集塵エレメントを示す全
体構成図である。図8において、1は複数の平行に配置
された平板状の対向電極、2はこの対向電極1の間に配
置された複数の針状の放電電極であり、この対向電極1
と放電電極2とからイオン化部3が構成される。4は複
数の平行に配置された平板状の集塵電極、5はこの集塵
電極4の間に配置された平板状の高圧電極であり、この
高圧電極5は体積固有抵抗で108乃至1013Ωcmの
例えば界面活性剤入りの半絶縁性樹脂により一体成形さ
れたものである。このような平板状の集塵電極4と平板
状の高圧電極5とからコレクタ部6が構成される。7は
イオン化部3およびコレクタ部6に直流の高電圧を供給
する直流電源である。
集塵エレメントの動作について説明する。通常の塵埃あ
るいは導電性粒子を含んだ塵埃(図8中のA)がイオン
化部3からコレクタ部6へ流入した際に、平板状の高圧
電極5を形成する界面活性剤入りの半絶縁樹脂により電
極間の電流が適正通りに抑制される。これによって、如
何なる塵埃状態においても電極間でスパークを起こすこ
とがなく、これに伴う不快な音や光などの発生を防ぐこ
とができる。また、イオン化部3で正に帯電された塵埃
(図8中のB)は高圧電極5のクーロン力により負状態
(アース状態)の平板状の集塵電極4に勢い良く向かっ
て付着する。こうした塵埃の吸着メカニズムにより、コ
レクタ部6を通過した空気の清浄度は高くなる。
ントは電極間でのスパークの発生を防止しながら、例え
ば導電性粒子を含んだ塵埃を捕集するという構成手段を
有している。しかし、このような集塵エレメントを構成
する界面活性剤入りの高圧電極を用いた場合、電極の表
面電位は給電部を基点として、この基点から遠ざかるに
応じて低減していく。このために、コレクタ部において
塵埃に対する捕集性能の低下あるいは捕集ムラを生じる
という問題点を生じる。これを未然に防ぐ場合は例えば
電極部に複数の給電部を設ける必要があり、集塵エレメ
ント自身の構造が非常に複雑になるという新たな問題点
を発生する。
るためになされたもので、コレクタ部における電極間で
のスパークの発生を防止すると共に塵埃の捕集性能を高
く確保できるように、例えば電極および直流電圧を供給
する給電部などの部材を適切なものに選定し、かつこの
給電部の構造を工夫した。
装置は、放電電極と対向電極との間でコロナ放電を生じ
させて空気中の塵埃を帯電する塵埃帯電部を設け、塵埃
帯電部で帯電された塵埃を集塵する高圧電極と集塵電極
とから成る集塵部を具備した電気集塵装置において、集
塵部を構成する電極のいずれか一方をポリエステル、ポ
リアセタール、ポリプロピレン、アクリルなどの何れか
の高分子樹脂に、ポリエーテルエステルアミド、ポリエ
ーテルアミドイミド、ポリエチレンオキシド−エピクロ
ルヒドリン共重合体、ポリエチレングリコールメタクリ
レート共重合体などの何れかの親水性ポリマーを適正量
だけ添加して成る半絶縁性樹脂により形成するようにし
た。
あるいは一端部に接続される高電圧の給電端子部は帯状
の半絶縁性樹脂で形成され、この給電端子部の全長にわ
たって給電用金属板を埋め込むように構成した。
あるいは一端部に接続される高電圧の給電端子部は帯状
の半絶縁性樹脂で形成され、この給電端子部の端部に給
電用金属片を固着するようにした。
の発明による集塵エレメントの実施の形態を示す分解斜
視図である。図1はイオン化部、図2はコレクタ部のそ
れぞれの分解斜視図であり、従来例と同一の符号は同一
又は相当部分を示す。図1において、8は例えば複数の
針状の放電電極2を支持する絶縁性の放電電極用外枠部
材であり、この外枠部材8の内側の対向する両側面に導
電性を有する帯状の放電電極用給電端子部9が固着して
ある。そして、針状の放電電極2の両端部を給電端子部
9に接触させることにより、直流電源7からの高電圧が
これらの電極2に印加される。10は対向電極板1を支
持する導電性の対向電極板用外枠部材である。
置された集塵電極4を支持する導電性の集塵電極用外枠
部材、12は有機組成物から成る半絶縁性樹脂で形成さ
れた高圧電極板、13は高圧電極板12を支持する絶縁
性の高圧電極板用外枠部材、14はこの外枠部材13の
内側の対向する両側面に固着される帯状の高圧電極板用
給電端子部である。この給電端子部14は前述の半絶縁
性樹脂で形成され、この全長にわたって高圧給電に寄与
する金属板15が埋め込まれる。そして、複数の高圧電
極板12の両端部をこの給電端子部14に所定間隔をお
いて接触させることにより、直流電源7からの高電圧が
各高圧電極板12へ印加される。
平行に配置された集塵電極4と集塵電極4の間に介在す
る複数の高圧電極板12とが組み合わせ配置された状態
の概正面図である。なお、高圧電極板用給電端子部14
の構造は高電圧が直接印加される金属板15と負状態
(アース状態)にある導電性の集塵電極4、集塵電極用
外枠部材11とが隣接し合っている関係上、短絡事故を
防止する目的によりこの金属板15を半絶縁性樹脂で覆
うように形成されている。
る有機組成物から成る半絶縁性樹脂の材料について簡単
に説明する。この半絶縁性樹脂は例えばポリエステル、
ポリアセタール、ポリプロピレン、アクリルなどの何れ
かの高分子樹脂に、ポリエーテルエステルアミド、ポリ
エーテルアミドイミド、ポリエチレンオキシド−エピク
ロルヒドリン共重合体、ポリエチレングリコールメタク
リレート共重合体などの何れかの親水性ポリマーを適正
量だけ添加させてアロイ化(混練)して得られる。
脂(以下、A樹脂と称する)、カーボン入りの半絶縁性
樹脂(以下、B樹脂と称する)と比較しながら、有機組
成物から成る半絶縁性樹脂(以下、C樹脂と称する)の
電気的特性データについて以下に記述する。例えば、サ
イズが30mm×110mm、板厚1mmの各半絶縁性
樹脂の表面抵抗はA樹脂108乃至1013Ω/□、B樹
脂104乃至106Ω/□、C樹脂108乃至1011Ω/
□、即ち表面抵抗の大きさはA樹脂>C樹脂>B樹脂で
ある。なお、ここで□の記号は単位面積を表すものであ
る。また、こうした半絶縁性樹脂の表面電位は直流電圧
の給電部から遠ざかるに応じて低減していく現象を有す
る。例えば、各樹脂の一端部に直流電圧2.5KVを印
加したときの他端部の表面電位の大きさは、A樹脂1.
9KV、B樹脂2.4KV、C樹脂2.2KVである。
これより、表面電位の低減率の少ないサンプル順即ち表
面電位の安定性を有するサンプル順はB樹脂>C樹脂>
A樹脂である。
部を通過する塵埃の中に導電性粒子を含んだ場合でも、
電極部材の半絶縁性樹脂の表面抵抗が比較的大きい関係
上電極間でスパークを殆ど発生しない。また、給電端子
部14からの距離に伴う表面電位の変化量が比較的小さ
いために、電極面における電界強度の大きさにムラがな
く安定性を有している。さらに、給電端子部14が半絶
縁性樹脂で形成されるために、所定通りの高電圧が金属
板15からこの樹脂を介して各高圧電極板12に供給さ
れる。これは、C樹脂の場合にA樹脂やB樹脂の半絶縁
性材料とは異なった電気伝導メカニズムを有しているた
め、このような結果に至ったと前述の結果より立証され
る。
極板12における表面電位の分布特性図を図4に示す。
図4において、各電極板の両端部に給電端子部14が接
触されて、それぞれの給電端子部14近傍の各電極板の
表面電位がV1、給電端子部14間の中央個所はV1よ
りも若干低いV2を示している。即ち、給電端子部14
から遠ざかるに応じて表面電位がやや低くなることが分
かる。しかし、電極面全体で電界強度の大きさはほぼ均
一状態であり、コレクタ部6における捕集性能が良好と
推定する。一方、従来例の界面活性剤入りの半絶縁性樹
脂から成る電極板の表面電位の分布特性図は、図5に示
すとおりである。図5において、給電端子部14とこの
給電端子部14間の中央個所との表面電位の差が非常に
大きく、電極面で電界強度の大きさにムラを生じること
が分かる。
4は前述の有機組成物から成る半絶縁性樹脂で形成して
も良い。
の両端部に接触される接地(アース)端子部を、前述の
ように構成された給電端子部から成っても良い。
4あるいは高圧電極板12の一端部に給電端子部を接触
させ、この端子部を前述の有機組成物から成る半絶縁性
樹脂で形成しても良い。
るため、イオン化部3からコレクタ部6に流入される塵
埃の中に導電性粒子が含まれた場合でも、コレクタ部6
の電極間や高圧給電端子部14近傍からのスパークを防
止して不快な音や光などの発生を抑えることができる。
また、各電極面全体において電界強度の大きさをほぼ均
一に維持させることができ、塵埃の捕集性能を向上させ
る電気集塵装置を提供することができる。
塵エレメントのコレクタ部における他の実施の形態を示
す集塵電極4と高圧電極板12とが組み合わせ配置され
た状態の概正面図である。図6において、従来例あるい
は実施の形態1と同一の符号は同一または相当部分を示
す。高圧電極板用外枠部材13の内側の一側面に固着さ
れる帯状の高圧電極板用給電端子部14は、実施の形態
1で記述した有機組成物から成る半絶縁性樹脂で形成さ
れる。そして、この給電端子部14の一端部に高圧給電
に寄与する金属片16が固着され、さらに複数の高圧電
極板12の一端部を所定間隔をおいて接触させることに
より、直流電源7からの高電圧が各高圧電極板12へ印
加される。なお、有機組成物から成る半絶縁性樹脂の材
料や電気的特性については実施の形態1で説明している
ので、ここでは説明を省略する。
極板12の表面電位の分布特性図を、図7に示す。図7
において、高圧電極板12の一端部に給電端子部14が
接触されて、この給電端子部14近傍の表面電位がV1
に対して他端部の表面電位はV1よりもやや低いV2を
示している。これより、電極面全体において電界強度の
大きさがほぼ均一状態であり、コレクタ部6における捕
集性能は良好と推定する。
子部14の表面電位についても、図7とほぼ同様の特性
を示している。つまり、給電個所である金属片16から
遠ざかるに応じて表面電位が若干低減している。このた
めに、給電端子部14に所定間隔をおいて接触する複数
の高圧電極板12の一端部には、ほぼ一様に直流電圧が
印加されると推定する。
高圧電極板12の両端部に接触されるように配置構成し
ても良い。
の一端部あるいは両端部に接触される接地(アース)端
子部を、前述のように構成された給電端子部から成って
も良い。
部6を構成する高圧電極板12の片側のみに設けられ、
さらに高圧給電に寄与する金属片16を給電端子部14
の一個所に固着させたことにより、給電端子部の構造を
比較的簡素化できる。また、実施の形態1と同様に導電
性粒子を含んだ塵埃が存在する状態でも、電極間あるい
は給電端子部からのスパークの発生を抑え、かつ塵埃の
捕集性能を向上させる集塵エレメントを提供することが
期待できる。
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
極と対向電極との間でコロナ放電を生じさせて空気中の
塵埃を帯電する塵埃帯電部を設け、塵埃帯電部で帯電さ
れた塵埃を集塵する高圧電極と集塵電極とから成る集塵
部を具備した電気集塵装置において、集塵部を構成する
電極のいずれか一方をポリエステル、ポリアセタール、
ポリプロピレン、アクリルなどの何れかの高分子樹脂
に、ポリエーテルエステルアミド、ポリエーテルアミド
イミド、ポリエチレンオキシド−エピクロルヒドリン共
重合体、ポリエチレングリコールメタクリレート共重合
体などの何れかの親水性ポリマーを適正量だけ添加して
成る半絶縁性樹脂により形成するようにしたので、イオ
ン化部からコレクタ部を通過する塵埃の中に導電性粒子
が含まれた場合でも電極間におけるスパークの発生を防
止することができる。これにより、不快な音や光などの
発生を抑制することができる。また、前述の半絶縁性樹
脂の特異的な電気伝導現象により、コレクタ部の電極面
全体における電界強度の大きさをほぼ均一に維持させる
ことができ、塵埃に対して捕集性能が非常に高い電気集
塵装置を得ることができる。
あるいは一端部に接続される高電圧の給電端子部は帯状
の半絶縁性樹脂で形成され、この給電端子部の全長にわ
たって給電用金属板を埋め込むようにしたので、塵埃の
中に導電性粒子が含まれた場合あるいは給電端子部に配
置ズレを生じた場合でも、この個所からスパークを殆ど
発生させない電気集塵装置を得ることができる。
あるいは一端部に接続される高電圧の給電端子部は帯状
の半絶縁性樹脂で形成され、この給電端子部の端部に給
電用金属片を固着するようにしたので、給電端子部の構
造を比較的簡素化させた上でこの個所からスパークを殆
ど発生させない電気集塵装置を得ることができる。
視図である。
視図である。
である。
高圧電極の表面電位の分布特性図である。
表面電位の分布特性図である。
である。
高圧電極の表面電位の分布特性図である。
塵電極、5 高圧電極、6 コレクタ部、7 直流電
源、8 放電電極用外枠部材、9 放電電極用給電端子
部、10 対向電極板用外枠部材、11 集塵電極用外
枠部材、12 高圧電極板、13 高圧電極板用外枠部
材、14 高圧電極板用給電端子部、15金属板、16
金属片。
Claims (3)
- 【請求項1】 放電電極と対向電極との間でコロナ放電
を生じさせて空気中の塵埃を帯電する塵埃帯電部と、こ
の塵埃帯電部で帯電された塵埃を集塵する高圧電極と集
塵電極とから成る集塵部とを具備した電気集塵装置にお
いて、前記集塵部を構成する電極のいずれか一方をポリ
エステル、ポリアセタール、ポリプロピレン、アクリル
などの何れかの高分子樹脂に、ポリエーテルエステルア
ミド、ポリエーテルアミドイミド、ポリエチレンオキシ
ド−エピクロルヒドリン共重合体、ポリエチレングリコ
ールメタクリレート共重合体などの何れかの親水性ポリ
マーを適正量だけ添加して成る半絶縁性樹脂により形成
したことを特徴とする電気集塵装置。 - 【請求項2】 前記集塵部を構成する高圧電極の両端部
あるいは一端部に接続される高電圧の給電端子部は帯状
の前記半絶縁性樹脂で形成され、この給電端子部の全長
にわたって給電用金属板を埋め込むようにしたことを特
徴とする請求項1記載の電気集塵装置。 - 【請求項3】 前記集塵部を構成する高圧電極の両端部
あるいは一端部に接続される高電圧の給電端子部は帯状
の前記半絶縁性樹脂で形成され、この給電端子部の端部
に給電用金属片を固着するようにしたことを特徴とする
請求項1記載の電気集塵装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01982799A JP3674751B2 (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | 電気集塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01982799A JP3674751B2 (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | 電気集塵装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000218193A true JP2000218193A (ja) | 2000-08-08 |
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Family
ID=12010141
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01982799A Expired - Lifetime JP3674751B2 (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | 電気集塵装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3674751B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005138034A (ja) * | 2003-11-07 | 2005-06-02 | Mitsubishi Electric Corp | 空気清浄装置、空気清浄装置付き空気調和機 |
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| JP2008023445A (ja) * | 2006-07-20 | 2008-02-07 | Daikin Ind Ltd | 集塵装置 |
| JP2009095799A (ja) * | 2007-10-18 | 2009-05-07 | Midori Anzen Co Ltd | 電気集塵機 |
| JP2013000741A (ja) * | 2011-06-10 | 2013-01-07 | Samsung Electronics Co Ltd | 電気集塵装置 |
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|---|---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-01-28 JP JP01982799A patent/JP3674751B2/ja not_active Expired - Lifetime
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