JP2000218363A - フラックス浸漬引上装置及びその使用方法 - Google Patents

フラックス浸漬引上装置及びその使用方法

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JP2000218363A
JP2000218363A JP11023354A JP2335499A JP2000218363A JP 2000218363 A JP2000218363 A JP 2000218363A JP 11023354 A JP11023354 A JP 11023354A JP 2335499 A JP2335499 A JP 2335499A JP 2000218363 A JP2000218363 A JP 2000218363A
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test piece
flux
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cam follower
arm
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Tamotsu Sato
保 佐藤
Minoru Ujita
稔 宇治田
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラックスへの試験片の浸漬からの引き上げ
速度が人により異なることによりフラックスの活性度の
良否の判断を誤るのを防止することができるフラックス
浸漬引上装置及びその使用方法を提供する。 【解決手段】 棒状の試験片8の上端部をくわえて保持
し、昇降自在で下降したときに試験片8の下端部をフラ
ックス溜り12に浸漬させる試験片保持部14と、長さ
中間部20で回動自在に支持され一端部に試験片保持部
14が回動自在に連結され他端部にカム従動子22が設
けられたアーム部18と、カム面がカム従動子22と接
触し軸回りに回転することによりカム従動子22を介し
てアーム部18を回動させるカム28とを備え、アーム
部18が回動することにより試験片保持部14が試験片
8を昇降させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、はんだの
濡れ性、すなわちはんだが付着される部材へはんだが付
着し易くなる性質に影響を与えるフラックスの活性度試
験に用いられる試験片を、はんだの濡れ性を試す前に試
験用のフラックスに浸漬したり引き上げたりするときに
用いられるような、フラックス浸漬引上装置及びその使
用方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、はんだの濡れ性を試す前に試験
片をフラックスに浸漬する方法としては、図3に示すよ
うに、ビーカー10にその活性度を試験するフラックス
12を入れ、直径0.6mmの軟銅線の試験片8を垂直
にしてその上端部を人が手で持ち、フラックス12の中
にその試験片8の下端部を5秒間浸漬させ、5秒間経過
後に一気にすばやく引き上げなければならない。この
「5秒」の浸漬時間はJIS規格で定められたもので、
厳密に守らないとフラックスの活性度試験の結果の信頼
度が低下、或はその結果にバラツキを生じてしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のフラックスの活性度試験に用いる試験片8を
フラックス12に浸漬する方法は、試験片8を人が手で
持って、それを手で降ろしてフラックス12に浸漬し、
5秒間経過後に試験片8を人が手で一気にすばやく引き
上げるようにしているため、この試験片8の引き上げ時
間に個人差が出てきて、「5秒」の浸漬時間が一定にな
らず、フラックスの活性度試験の測定値に微妙なバラツ
キが出てくる。
【0004】すなわち、人によって試験片8を速く引き
上げすぎるとフラックスの活性度が良いことを示す測定
値が得られ、試験片8を遅く引き上げるとその活性度が
悪いことを示す測定値が得られる傾向にある。極端な場
合は、人手による試験片8の引き上げ速度の違いによ
り、真のフラックスの活性度に関係無くその良否が判断
され、フラックスの活性度の良否の判断を誤るおそれが
あるという問題があった。
【0005】そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、フ
ラックスへの試験片の浸漬からの引き上げ速度が人によ
り異なることによりフラックスの活性度の良否の判断を
誤るのを防止することができるフラックス浸漬引上装置
及びその使用方法を提供することを課題とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明によるフラックス浸漬引上装置は、棒状の試
験片の上端部をくわえて保持し、昇降自在で下降したと
きに前記試験片の下端部をフラックス溜りに浸漬させる
試験片保持部と、長さ中間部で回動自在に支持され一端
部に前記試験片保持部が回動自在に連結され他端部にカ
ム従動子が設けられたアーム部と、カム面が前記カム従
動子と接触し軸回りに回転することによりカム従動子を
介して前記アーム部を回動させるカムとを備え、前記ア
ーム部が回動することにより前記試験片保持部が前記試
験片を昇降させることができるような構成としたもので
ある。
【0007】このような構成のフラックス浸漬引上装置
によれば、試験片保持部に試験片の上端部をくわえて保
持させ、カムが回転することによりカム従動子を介して
アーム部を回動させ、試験片保持部が下降することによ
り試験片の下端部をフラックス溜りに浸漬させ、試験片
保持部が上昇することにより試験片の下端部をフラック
ス溜りから引き上げることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて具体的に説明する。図1は、本発明
によるフラックス浸漬引上装置及びその使用方法の第1
の実施の形態について説明するために参照する図であ
る。
【0009】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
フラックス浸漬引上装置を示す図である。同図におい
て、ビーカー10の中にはその活性度を試験するための
フラックス12が入れられている。このフラックス12
は例えば、90%のイソプロピルアルコールと、4〜5
%のロジン(松ヤニを水蒸気蒸留して得られるもの)
と、残りのアミンその他の活性剤により構成される。こ
のようなフラックス12は、はんだ付けする材料の酸化
皮膜やさびの除去、さらにその再酸化を防止して、その
材料にはんだが付着し易くするために用いるものであ
る。
【0010】このようなフラックス12は、試験片8を
それに浸漬して濡らした後、その試験片8を溶融はんだ
に浸漬してはんだが付着し易いか否かを試すことによ
り、フラックス12の活性度が良いか否かが判断され
る。すなわち、試験片8をフラックス12に浸漬した後
で試験片8にはんだが付着し易い場合は、フラックス1
2の活性度は良いと判断される。
【0011】図1のフラックス浸漬引上装置は、フラッ
クス12の入ったビーカー10の上方に試験片保持部1
4が配置され、この試験片保持部14には軸線を垂直に
した試験片8の上端部をくわえて保持するチャック16
を有している。このチャック16は、試験片保持部14
が昇降する際にその軸線が図中左右方向に変位しないよ
うに、図示しないガイド部材によりガイドされて昇降で
きるようになっている。
【0012】試験片保持部14にはアーム部18の一端
部が、アーム部18側のピン19と、試験片保持部14
側の図中横方向に長い長孔(図示せず)との嵌合を介し
て、回動自在に連結しており、アーム部18の長さ中間
部はピン20とフレーム23を介して静止部21に回動
自在に支持されている。上記長孔を用いるのは、試験片
保持部14がその昇降時に図中左右方向に変位しないよ
うにするためである。
【0013】アーム部18の他端部には円柱状のカム従
動子22が設けられており、このカム従動子22の周面
は、静止部24に設けられたモーター25の出力軸26
に、一体回転するようにキー等により相対回転を規制さ
れたカム28の周面(カム面)に接触している。
【0014】モーター25はそれを制御することにより
その回転速度が自在に変化できるようになっている。ま
た、アーム部18と静止部24との間には引張バネ30
が設けられており、この引張バネ30によりアーム部1
8のカム従動子22は常に図中下方に引張られて、カム
従動子22が常にカム28のカム面に接触できるように
なっている。
【0015】このような構成のフラックス浸漬引上装置
の動作について、以下に説明する。まず試験片保持部1
4が最上位置にあることを位置センサー(図示せず)等
により確認する。次に、その活性度を試験される適量の
フラックス12をビーカー10に入れる。次に、直径
0.6mm、長さ30mmの軟銅線の試験片8をチャッ
ク16にくわえさせてセットする。
【0016】そして電気系統のスタートボタンを押す
と、モーター25の出力軸26が回転して、カム28が
その半径を徐々に長くしていくように変化させて回転す
る。すると、カム従動子22がカム28のカム面と摺動
しながら駆動されて上昇する。このためアーム部18が
ピン20を支点にして反時計回り方向に回動し、ピン1
9を介して試験片保持部14が下降する。このときチャ
ック16は30mm下降し、試験片8の先端部が5mm
位の深さでフラックス12内に浸漬される。このとき同
時にタイマー(図示せず)が時間の計測を開始する。
【0017】チャック16の下降速度は、アーム部18
のピン19からピン20までの長さと、ピン20からカ
ム従動子22までの長さとの比(アーム比)、モーター
回転速度、及びカム28の回転量に対する半径の変化率
により決まり、たとえば500〜1000mm/sec
の間で変化させることができる。
【0018】タイマーが5秒間計測したら、今度はカム
28がその半径を徐々に短くしていくように変化させて
回転し、アーム部18の他端部は引張バネ30により引
張られて、上記と逆方向(時計回り方向)に回動するの
で、試験片保持部14が上昇してチャック16が試験片
8をフラックス12内から引き上げる。
【0019】そして、試験片保持部14をはじめすべて
の部材が元の原点位置に戻る。このときの試験片8の引
き上げ速度も、上記アーム比、モーター回転速度と、カ
ム28の回転量に対する半径の変化率により決まり、そ
の引き上げ速度は、従来の図3に示す方法を行なってい
た検定熟練者の人手による引き上げ速度と一致させるよ
うに設定することができる。そしてその引き上げ速度
は、オシロスコープを使って調整しながら設定すること
ができ、上記検定熟練者の人手による引き上げ速度のと
きが最もバラツキが少なく、試験結果のデータ分布の標
準偏差も一致することが分かっている。
【0020】このようにして試験片8を、その活性度を
試験するフラックス12に浸漬して引き上げたら、その
フラックス12が先端部に付着した試験片8について、
その付着したフラックス12を拭き取らないで今度はは
んだの濡れ性の試験を行なう。はんだの濡れ性の試験
は、メニスコグラフ法(JIS C3102)により、
はんだ濡れ性試験機(メニスコグラフ装置)、記録計
(X−Yレコーダー等)と、溶融はんだ槽(公知なので
いずれも図示せず)を使用して行なう。
【0021】このはんだの濡れ性の試験は、前記フラッ
クス12に試験片8を浸漬したと同様に、はんだ濡れ性
試験機により上記試験片8のフラックス12が付着した
先端部を溶融はんだ槽内の溶融はんだ内に5mm位の深
さで、やはり5秒間浸漬させてから引き上げる。はんだ
濡れ性試験機は、このような試験片8の、浸漬開始から
引き上げまでの動作と連動させて、記録計に図2に示す
ようなグラフGを描かせる。
【0022】図2に示すグラフGは、縦軸に濡れ力を、
横軸に時間(秒)をとって、試験片8へのはんだの濡れ
状態の時間的変化を表すものである。グラフGにおい
て、試験片8の浸漬開始から、その先端部にはんだが付
着し始めて、その試験片8の表面へのはんだの付着高さ
がはんだ槽液面と同じ高さ(ゼロバランスライン)にな
るゼロクロス点Bに至るまでにかかった時間を濡れ時間
Tとすると、この濡れ時間Tが短ければ短いほどフラッ
クス12の活性度は良いと判断されるようになってい
る。同図中符号Fは、試験片8を引き上げ後のはんだの
付着量を示している。
【0023】このような、試験片8のフラックス12へ
の浸漬とはんだへの浸漬により、1本の試験片8につい
てフラックス12の活性度の良否が試験されるが、これ
を10本の試験片8について行ない、10回の試験結果
の平均値により最終判断が下される。そしてその平均値
の濡れ時間Tが1.0秒以内の場合は合格とされる。
【0024】このように、本実施の形態に係るフラック
ス浸漬引上装置によれば、試験片保持部14のチャック
16に試験片8の上端部をくわえて保持させ、カム28
が回転することによりカム従動子22を介してアーム部
18を回動させ、試験片保持部14が下降することによ
り試験片8の下端部をフラックス溜り12に浸漬させ、
試験片保持部14が上昇することにより試験片8の下端
部をフラックス溜り12から引き上げることができる。
【0025】すなわち上記フラックス浸漬引上装置によ
り、試験片8のフラックス12への浸漬の開始から試験
片8の引き上げまでの動作を自動化することができる。
このため、試験片8の引き上げ速度、引き上げ角度、浸
漬時間の各々を常に一定することができるため、試験片
8へのフラックス付着量が常に一定となって、安定した
信頼性の高い、フラックスの活性度試験の結果を得るこ
とができる。
【0026】また、本実施の形態に係るフラックス浸漬
引上装置は、試験片8のフラックス12からの引き上げ
速度を容易に変化させることができる装置であるため、
その引き上げ速度がはんだの濡れ性に及ぼす影響を試験
する装置としても利用することができる。
【0027】なお、本発明と同様の効果を得ることがで
きるものであれば、フラックス浸漬引上装置は図1に示
すような構成に限定される必要はなく、フラックス浸漬
引上装置は他のどのような構成を用いてもよい。
【0028】以上、本発明の実施の形態について具体的
に述べてきたが、本発明は上記の実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の技術的思想に基づいて、その
他にも各種の変更が可能なものである。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
試験片保持部に試験片の上端部をくわえて保持させ、カ
ムが回転することによりカム従動子を介してアーム部を
回動させ、試験片保持部が下降することにより試験片の
下端部をフラックス溜りに浸漬させ、試験片保持部が上
昇することにより試験片の下端部をフラックス溜りから
引き上げることができる。
【0030】このように、フラックスへの試験片の浸漬
から引き上げまでを機械化して自動化することができる
ため、フラックスへの試験片の浸漬からの引き上げ速度
が人により異なることによりフラックスの活性度の良否
の判断を誤るのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るフラックス浸
漬引上装置を示す構成図である。
【図2】はんだの濡れ性の良否を判断するのに用いられ
るグラフGを示す図である。
【図3】従来の試験片8のフラックス12への浸漬やそ
の引き上げ方法を示す図である。
【符号の説明】
8…試験片、10…ビーカー、12…フラックス、14
…試験片保持部、16…チャック、18…アーム部、1
9,20…ピン、21,24…静止部、22…カム従動
子、23…フレーム、25…モーター、26…出力軸、
28…カム、30…引張バネ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状の試験片の上端部をくわえて保持
    し、昇降自在で下降したときに前記試験片の下端部をフ
    ラックス溜りに浸漬させる試験片保持部と、 長さ中間部で回動自在に支持され一端部に前記試験片保
    持部が回動自在に連結され他端部にカム従動子が設けら
    れたアーム部と、 カム面が前記カム従動子と接触し軸回りに回転すること
    によりカム従動子を介して前記アーム部を回動させるカ
    ムとを備え、 前記アーム部が回動することにより前記試験片保持部が
    前記試験片を昇降させることができることを特徴とする
    フラックス浸漬引上装置。
  2. 【請求項2】 棒状の試験片の上端部をくわえて保持
    し、昇降自在で下降したときに前記試験片の下端部をフ
    ラックス溜りに浸漬させる試験片保持部と、 長さ中間部で回動自在に保持され一端部に前記試験片保
    持部が回動自在に連結され他端部にカム従動子が設けら
    れたアーム部と、 カム面が前記カム従動子と接触し軸回りに回転すること
    によりカム従動子を介して前記アーム部を回動させるカ
    ムとを備え、 前記アーム部が回動することにより前記試験片保持部が
    前記試験片を昇降させることができるフラックス浸漬引
    上装置を用いて、 前記試験片保持部に試験片の上端部をくわえて保持さ
    せ、 前記カムが回転することによりカム従動子を介して前記
    アーム部を回動させ、 前記試験片保持部が下降することにより前記試験片の下
    端部をフラックス溜りに浸漬させ、 前記試験片保持部が上昇することにより前記試験片の下
    端部をフラックス溜りから引き上げるようにしたことを
    特徴とするフラックス浸漬引上装置の使用方法。
JP11023354A 1999-02-01 1999-02-01 フラックス浸漬引上装置及びその使用方法 Pending JP2000218363A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009544949A (ja) * 2006-07-25 2009-12-17 フラウンホーファーゲゼルシャフト ツール フォルデルング デル アンゲヴァンテン フォルシユング エー.フアー. 分散液の降伏値を定期的に測定するための方法および装置ならびにそれらの使用

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009544949A (ja) * 2006-07-25 2009-12-17 フラウンホーファーゲゼルシャフト ツール フォルデルング デル アンゲヴァンテン フォルシユング エー.フアー. 分散液の降伏値を定期的に測定するための方法および装置ならびにそれらの使用

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