JP2000219128A - 自動ブレーキ制御装置 - Google Patents

自動ブレーキ制御装置

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JP2000219128A
JP2000219128A JP11019864A JP1986499A JP2000219128A JP 2000219128 A JP2000219128 A JP 2000219128A JP 11019864 A JP11019864 A JP 11019864A JP 1986499 A JP1986499 A JP 1986499A JP 2000219128 A JP2000219128 A JP 2000219128A
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pressure
deceleration
gradient
acceleration
vehicle
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Application number
JP11019864A
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English (en)
Inventor
Takeshi Naito
剛 内藤
Yoshinobu Suzuki
吉宜 鈴木
Shingo Sugiura
慎吾 杉浦
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動ブレーキ装置において、油圧系の異常を
正確に検出する。 【解決手段】 自動ブレーキ作動時の油圧を圧力センサ
P1,P2により検出し、圧力センサP1,P2より検
出された油圧に基づき油圧勾配を求め(S204,S2
09)、正常時の増圧または減圧時に求めた設定値と比
較する(S205,S210)ことで、油圧増圧または
減圧時の時間成分を考慮して、油圧系の異常を正確に検
出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動ブレーキ制御
装置に関するものであり、車両の減速要求時に油圧を車
両のブレーキ装置に作用させて車両を減速させる自動ブ
レーキ制御装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来、車両においてレーザーレーダーや
超音波センサ等により先行車を検出し、先行車と距離を
保ちながら走行する場合、或いは、渋滞時に先行車の速
度に合わせて追従走行したりする場合、走行途中で自車
が先行車または障害物にぶつかると判断される場合に、
自動的に車輪に対してブレーキを作動させる自動ブレー
キ制御装置が提案されており、このような装置は、例え
ば、特開平6−107141号公報に開示されている。
【0003】この公報に示される装置は、所定の条件下
でブレーキを作動させ、加圧手段のフェールを判断した
場合に予備加圧手段により加圧を行う予備加圧手段を備
えており、ブレーキ圧を車輪に供給する油圧系のフェー
ルの判定には、自動ブレーキ作動時に車輪にかかるブレ
ーキ圧が設定圧力まで上昇可能か否かで増圧ソレノイド
の異常を判断し、一定圧で油圧を保持できるか否かで減
圧ソレノイドの異常を判定している。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
の如く自動ブレーキ作動中にブレーキ圧力が設定圧力に
達したか否かで判断する方法でフェールを判定する場合
においては、時間に対する考慮がなされておらず、例え
ば、油圧の供給源の圧力が十分でない場合やソレノイド
に漏れが発生した場合、或いは、油圧系にオリフィスが
設けられる場合にオリフィスのつまり等により圧力上昇
に時間がかかった場合において、設定圧力まで到達すれ
ば正常であるものと判断される。従って、緊急にブレー
キを作動させたい場合においては、異常であることに気
づかず、十分なブレーキ力が得られず、ブレーキの作動
が遅れてしまうものとなる。
【0005】よって、本発明は上記の問題点に鑑みてな
されたものであり、油圧系の異常を正確に検出し、ブレ
ーキ遅れを生じないようにすることを技術的課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに講じた第1の技術的手段は、自動ブレーキ作動時の
油圧を圧力検出手段により検出し、正常時の増圧および
減圧時の油圧勾配を予め記憶して、圧力検出手段より検
出された油圧に基づき油圧勾配を求め、油圧勾配と記憶
された油圧勾配を比較して、その偏差が設定値以上であ
る場合に油圧系異常と判定するようにしたことである。
【0007】これによれば、自動ブレーキ作動時の油圧
を圧力検出手段により検出し、圧力検出手段より検出さ
れた油圧に基づき油圧勾配を求め、正常時の増圧または
減圧時に求めた設定値と比較することで、油圧増圧また
は減圧時の時間成分を考慮して、判定が遅れることなく
油圧系の異常を正確に検出することが可能となる。
【0008】また、上記の課題を解決するために講じた
第2の技術的手段は、車両の加減速度を加減速度検出手
段により検出し、正常時の増圧および減圧時の加減速度
勾配を予め記憶して、加減速度検出手段より検出された
加減速度に基づき加減速度勾配を求め、加減速度勾配と
記憶された加減速度勾配を比較して、その偏差が設定値
以上である場合に油圧系異常と判定するようにしたこと
である。
【0009】これによれば、自動ブレーキ作動時の車両
にかかる加減速度を加減速度検出手段により検出し、加
減速度検出手段より検出された加減速度に基づき加減速
度勾配を求め、油圧正常時に求めた増圧または減圧時の
加減速度勾配の設定値と比較することで、油圧増圧また
は減圧時の時間成分を考慮して、判定が遅れることなく
油圧系の異常を正確に検出することが可能となる。従っ
て、ブレーキ遅れを生じないようにすることが可能であ
る。
【0010】これらの場合には、油圧系異常のときに報
知を行うようにすれば、油圧系の異常が発生した場合に
乗員に報知でき、安全性が向上する。
【0011】つまり、この自動ブレーキ制御装置では、
圧力検出手段(S201)、正常時油圧勾配記憶手段
(S205の設定値1,S210の設定値2)、油圧勾
配比較手段(S205,210)、油圧系異常判定手段
(S206,211)を備えることが望ましい。
【0012】また、加減速度検出手段(S401)、正
常時加減速度勾配記憶手段(S405の設定値1,S4
10の設定値2)、加減速度勾配比較手段(S405,
410)、油圧系異常判定手段(S406,411)を
備えることが望ましい。
【0013】尚、上記の括弧内には、図面に示し後述す
る対応要素のステップ番号を参考までに付記した。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0015】図1は本発明のシステム構成を示してお
り、FR輪とRL輪(FR−RL系)、FL輪とRR輪
(FL−RR系)はX配管を採用し、前輪と後輪の間に
は前輪に対して後輪のブレーキ圧を抑えるプロポーショ
ニングバルブPV1,PV2が設けられている。
【0016】制御油圧系(以下、油圧系と称す)は、
FR−RL系およびFL−RR系の車輪にかかる油圧を
検出する圧力センサP1,P2が設けられており、この
センサからの情報を基に、ソレノイド(SOL)を通電
/非通電(オン/オフ)することにより各車輪のブレー
キ装置となるホイールシリンダに対してブレーキ液を供
給またはリザーバRV1,RV2に排出することによっ
て、ブレーキ圧の制御がなされるようになっている。こ
こで用いるSOL1〜8は互いに常閉型の電磁弁であ
り、オン(通電)することによってソレノイドのインレ
ットとアウトレットは連通する。尚、ここでは油圧系の
圧力検出に圧力センサP1,P2を用いているが、圧力
検出を行うもの(圧力スイッチ等)であれば良く、これ
に限定されない。
【0017】(FR−RL系)圧力源となるアキュムレ
ータ(ACC1)からFR−RL系には圧力を一定圧ま
で低下させる調圧弁AV1およびSOL1を介してブレ
ーキ圧が供給されるようになっており、ACC1と調圧
弁AV1の間にはオリフィスOF1が設けられ、調圧弁
AV1とSOL1との間にはオリフィスOF2およびS
OL1側へ異物の通過を防止するフィルタFL1が介在
されている。
【0018】また、FR−RL系の車輪に供給されたブ
レーキ液の減圧(リザーバRV1への排出)はSOL2
を介して行われ、SOL2をオンすることによりオリフ
ィスOF3を介してブレーキ液をリザーバRV1へと逃
がし、車輪にかかるブレーキ圧力を低下させることがで
きる。
【0019】リザーバRV1に溜まったブレーキ液はポ
ンプモータPM1の駆動により汲み上げられ、アキュム
レータACC1に高圧の状態で蓄圧されるようになって
いる。この場合、リザーバRV1とポンプPP1との間
にはブレーキ液がリザーバRV1からポンプ側のみにな
がれるようチェックバルブCV11および配管内で異物
の流れを阻止するフィルタFL11が介在して設けられ
ている。また、ポンプPP1とACC1の間にはACC
1側のみにブレーキ液が流れるチェックバルブCV1が
設けられており、更に、ACC1の圧力が一定圧以上の
高圧になった場合に、リザーバRV1へと逃がすリリー
フ弁RR1がACC1とリザーバRV1との間に設けら
れている。
【0020】更に、SOL1のフェールセーフ用として
SOL3が設けられ、SOL2のフェールセーフ用とし
てSOL4が設けられており、SOL1が故障した場
合、SOL3はACC1の圧力をオリフィスOF1およ
びSOL3側へ異物の通過を防止するフィルタFL11
を介してFR−RL系に供給する増圧用のソレノイドで
ある。また、SOL2が故障した場合、SOL4はFR
−RL系に供給されたブレーキ圧をRV1へと逃がして
減圧する減圧用のソレノイドである。
【0021】(FL−RR系)圧力源となるアキュムレ
ータ(ACC2)からFL−RR系には圧力を一定圧ま
で低下させる調圧弁AV2およびSOL5を介してブレ
ーキ圧が供給されるようになっており、ACC2と調圧
弁AV2の間にはオリフィスOF4が設けられ、調圧弁
AV2とSOL5との間にはオリフィスOF5およびS
OL5側へ異物の通過を防止するフィルタFL2が介在
されている。
【0022】また、FL−RR系の車輪に供給されたブ
レーキ液の減圧(リザーバRV2への排出)はSOL6
を介して行われ、SOL6をオンすることによりオリフ
ィスOF6を介してブレーキ液をリザーバRV2へと逃
がし、車輪にかかるブレーキ圧力を低下させることがで
きる。
【0023】リザーバ2に溜まったブレーキ液はポンプ
モータPM2の駆動により汲み上げられ、アキュムレー
タACC2に高圧の状態で蓄圧されるようになってい
る。この場合、リザーバRV2とポンプPP2との間に
はブレーキ液がRV2からポンプ側のみにながれるよう
チェックバルブCV22および配管内で異物の流れを阻
止するフィルタFL22が介在して設けられている。ま
た、ポンプPP2とACC2の間にはACC2側のみに
ブレーキ液が流れるチェックバルブCV2が設けられて
おり、更に、ACC2の圧力が一定圧以上の高圧になっ
た場合に、リザーバRV2へと逃がすリリーフ弁RR2
がACC2とリザーバRV2との間に設けられている。
【0024】更に、SOL5のフェールセーフ用として
SOL7が設けられ、SOL6のフェールセーフ用とし
てSOL8が設けられており、SOL5が故障した場
合、SOL7はACC2の圧力をオリフィスOF4およ
びSOL7側へ異物の通過を防止するフィルタFL22
を介してFL−RR系に供給する増圧用のソレノイドで
ある。また、SOL6が故障した場合、SOL8はFL
−RR系に供給されたブレーキ圧をRV2へと逃がして
減圧する減圧用のソレノイドであり、油圧系は対角輪が
それぞれ独立したブレーキ制御が行える。この構成では
油圧系のフェールセーフを考慮して増圧および減圧側の
ソレノイドが2重系となっており、SOL1,2が正常
時、FR−RL系においてブレーキ圧力を増加させる
(増圧制御を行う)場合には、蓄圧されたACC1の圧
力を供給源としてSOL1をオンすることによりブレー
キ圧力の増圧を行う。ブレーキ圧力を減圧させる(減圧
制御を行う)場合には、SOL1をオフ、SOL2をオ
ンすることによってブレーキ液をRV1へと逃がしてホ
イールシリンダW/Cにかかる圧力を減圧させる。
【0025】また、SOL5,6が正常時、FL−RR
系においてブレーキ圧力を増加させる(増圧制御を行
う)場合には、蓄圧されたACC2の圧力を供給源とし
て、SOL5をオンすることによりブレーキ圧力の増圧
を行い、ブレーキ圧力を減圧させる(減圧制御を行う)
場合には、SOL5をオフしてSOL6をオンすること
によってブレーキ液をRV2へと逃がして減圧させる。
更に、これらの増圧および減圧を行うSOL1〜8を共
にオフすることにより保持制御が可能である。
【0026】尚、本実施形態においてアキュムレータA
CC1,2は内部圧力が低下した場合にポンプモータP
M1,PM2を独立して駆動し、自動ブレーキ動作時に
常に一定圧となるように蓄圧され、車両制御コンピュー
タCPTから目標減速度が出される減圧要求時には、常
に略一定圧の状態でブレーキ力がW/Cに供給されるよ
う制御がなされる。
【0027】次に、図2を参照して自動ブレーキ制御装
置100のコントローラ3との接続関係について説明す
る。自動ブレーキ制御を司るコントローラ3には車両の
バッテリーBTからイグニッションスイッチ(IG S
W)を介して電源が供給されるようになっており、IG
SWをオンすることによりコントローラ3に電源が供
給される。
【0028】また、コントローラ3には車両速度を検出
する車速センサ4からの情報が入力されている。この車
速情報は車両の速度がわかれば良く、その信号は変速機
のギヤの回転から回転信号をとってきても、走行時に回
転する車輪速度センサから信号をとってくることも可能
である。更に、コントローラ3にはFR−RL系および
FL―RR系のホイールシリンダにかかる油圧を検出す
る圧力センサ(ホイールシリンダ圧センサ)P1,P
2、車両走行時の車両にかかる加減速度を検出するGセ
ンサ7、ブレーキ液を貯蔵するリザーバRV1,RV2
の液量を検出するオイルレベルセンサLVL1,LVL
2、及び、予め定められた走行路面において停止すべく
停止位置の情報を基にして算出された目標減速度情報が
車両制御コンピュータCPTから入力されている。
【0029】尚、ここでは車両の加減速度を検出するた
め、Gセンサ7を用いているが、車両の減速度が検出で
きるものであれば良い。また、この自動ブレーキ制御装
置100は、ここでは予め定められた周回の走行路面に
おいて、特定の走行パターンで周回路の自動走行を行う
ものであるが、これに限定されないものとする。
【0030】コントローラ3は、これら入力された情報
(信号)を基に、FR−RL系のソレノイドSOL1〜
4,ポンプモータPM1を作動させると共に、FL−R
R系のソレノイドSOL5〜8,ポンプモータPM2を
作動させ、これらの油圧系に異常が生じた場合に発生し
た異常を乗員に知らせるため、ブザーBZ等によって外
部報知がなされる。
【0031】次に、図3を参照してコントローラ3の処
理について説明する。コントローラ3はIG ONによ
り電源が供給されると、図3に示すフローチャートを実
行する。先ず、ステップS101ではイニシャル処理が
行われる。ここでは、コントローラ内のROMおよびR
AMのチェックがなされ、処理に必要なメモリに初期値
が設定され、その後、コントローラ3が正常に動くがど
うかのチェックがなされる。ステップS102ではコン
トローラ3に入力される信号の入力処理がなされ、車速
センサ4、W/C圧センサP1,P2、加減速度(G)
センサ7、オイルレベルセンサLVL1,2からの信号
が入力され、必要なメモリに記憶される。ステップS1
03では車速センサ4からの車速信号(車速パルス)を
基に、車速演算処理により自車の車速が求められた後、
ステップS104において車両制御コンピュータCPT
から目標減速度が入力される。尚、この目標減速度は、
予め決められた走行路面での停止位置および自車の車速
に基づき、車両制御コンピュータCPTから情報を得て
いるが、これに限定されず、レーザや超音波等を用いて
先行車の状態を検出し、車速センサ4、Gセンサ7、W
/C圧センサP1,P2等からの情報を基に、コントロ
ーラ内部で目標減速度を求めても良い。
【0032】次に、ステップS105では、図4に示す
フェール判定を行う。このフェール判定は最初にFR−
RL系の処理を行った後、FL−RR系の処理を繰り返
し2回行うものであり、ここでは1回目の処理について
説明を行う。ステップS201において現在のホイール
シリンダW/Cにかかっているブレーキ圧力をW/C圧
センサP1,P2により検出を行う。この場合、FR−
RL系の演算時には圧力センサP1の値、FL−RR系
の演算時には圧力センサP2の値をW/Cの圧力を記憶
するPRSに記憶させる。その後、ステップS202に
おいて、自動ブレーキ制御中フラグがオンであるかがチ
ェックされ、自動ブレーキ制御中でない場合には、ステ
ップS207に移り、W/C現在圧メモリを更新してこ
の処理を終了する。一方、ステップS202において自
動ブレーキ制御中である場合には、次に増圧制御を行っ
ている最中であるかが判定される。増圧制御中である場
合にはステップS204を行うが、そうでない場合には
ステップS208に移る。
【0033】増圧制御を行っている場合、ステップS2
04において増圧勾配演算を行う。増圧勾配GAIN−
Aは今回の油圧値PRSと前回の油圧値PRSOとの偏
差をとり、その偏差を演算周期ΔTで割算したものから
算出する。次のステップS205では演算により求めた
増圧勾配GAIN−Aと予めメモリに記憶された設定値
1と比較を行う。この設定値1は正常な状態でアキュム
レータACC1,ACC2から増圧を行った場合の増圧
勾配を予め求め、それに0.9程度の安全率をかけて求
めることができる。ステップS205において増圧勾配
GAIN−Aが設定値1以上の場合には増圧時のW/C
に供給する圧力が正常であるものとみなしてステップS
207に移るが、増圧勾配GAIN−Aが設定値1より
小さい場合には油圧系の異常であるとみなし、油圧系増
圧異常フラグをオン(セット)し、ステップS207に
移る。この場合、ACC1,2の供給圧異常か、増圧ま
たは減圧SOLの異常か、油圧配管の中で異物が混入し
ているかである。
【0034】一方、増圧制御中でない場合、今度はステ
ップS208において減圧制御中であるかが判定され
る。減圧制御中でない場合にはステップS207に移る
が、減圧制御中である場合には、ステップS209にお
いて減圧勾配演算を行う。減圧勾配GAIN−Rは前回
の油圧値PRSOと今回の油圧値PRSとの偏差をと
り、その偏差を演算周期ΔTで割算したものから算出す
る。その後、ステップS210では演算により求めた減
圧勾配GAIN−Rを予めメモリに記憶された設定値2
と比較する。この設定値2は正常な状態でSOL2,6
をオンして減圧を行った場合の減圧勾配を予め求め、そ
れに0.9程度の安全率をかけて求めることができる。
ステップS210において減圧勾配GAIN−Rが設定
値2以上の場合には減圧が正常であるものとみなし、ス
テップS207に移るが、減圧勾配GAIN−Rが設定
値2より小さい場合には油圧系の異常であるとみなし、
油圧系減圧異常フラグをオン(セット)した後、ステッ
プS207においてW/C現在圧メモリの新旧の更新を
行う。
【0035】その後、図3に示すメインルーチンに戻
り、ステップS106において異常フラグにより異常が
発生しているかが判定される。ここで、油圧系に異常が
ある場合にはステップS108においてバックアップ制
御を行う。このバックアップ制御はFR−RL系が増圧
異常である場合にはSOL1に代わってSOL3をオン
することにより増圧を行い、減圧異常である場合にはS
OL2に代わってSOL4をオンする。また、FL−R
R系が増圧異常である場合にはSOL5に代わってSO
L7をオンすることにより増圧を行い、減圧異常である
場合にはSOL6に代わってSOL8をオンすることに
より、2重系の油圧構成を使ってW/Cに対して、最適
なブレーキ力を確保するようにしている。また、異常が
発生した場合にはバックアップ制御の中でブザーBZを
鳴らすことにより乗員に報知し、故障が発生したことが
わかるようになっている。
【0036】一方、異常がない場合にはステップS10
7で図5に示す自動ブレーキ制御を行う。この自動ブレ
ーキ制御はステップS301において車両制御コンピュ
ータから送られてくる目標減速度が0Gでないかが判定
され、目標減速度が0Gである場合にはステップS30
6において自動ブレーキ制御を中止し、自動ブレーキ制
御中フラグをオフ(クリア)してこの処理を終了する
が、そうでない場合には自動ブレーキ制御を行うため、
ステップS302で自動ブレーキ制御中フラグをオン
(セット)し、ステップS303で自車の減速度をGセ
ンサ7からの値をメモリGcに記憶する。
【0037】次のステップS304では目標減速度Gt
と実際の減速度Gcの偏差をとり、設定値3と比較す
る。設定値3は目標減速度に対する自車減速度のヒステ
リシスであり、精度要求が高い程小さく設定される。
尚、ここでは例えば、0.02Gに設定しており、この
範囲内ではハンチングを防止するため、増圧および減圧
制御を行わないようにしている。
【0038】ステップS304でGt−Gcが設定値3
より大きい場合には目標減速度に充分に達していないた
め、ステップS305においてSOL1,5をオンして
ACC1,2の圧力をホイールシリンダに供給する増圧
制御を行う。Gt−Gcが設定値3以下である場合に
は、ステップS307において今度はGc−Gtと設定
値3の比較を行い、Gc−Gtが設定値3より大きい場
合には目標減速度に対して減速しすぎていることから、
SOL2,6をオンして減圧制御を行うが、ヒステリシ
スの範囲内である場合にはステップS309において増
圧のSOL1,5および減圧のSOL2,6をオフして
保持制御を行う。その後、メインルーチンのステップS
102からステップS108までの処理を一定の周期で
繰り返し、外部の車両制御コンピュータCPTから目標
減速度となるよう減速要求が出された場合には増圧、減
圧、保持制御を周囲の状況に応じて行い、最適なブレー
キ力を得られるよう制御がなされる。
【0039】尚、増圧勾配および減圧勾配を比較する設
定値1,2は正常時の増圧および減圧勾配に装置の製品
ばらつき等を考慮して、0.9程度の安全率を掛け合わ
せ設定されるようにすることで、正確な油圧上昇または
減少時の油圧系の異常を判定できる。
【0040】また、図4に示すフェール判定はGセンサ
7の勾配によっても同様に油圧系の異常を判定すること
ができる。つまり、図6に示すステップS401〜S4
11は図4に示すフェール判定の基本的な処理と同じも
のとしている。これは、W/Cの現在圧を検出してその
増減の勾配を正常時の所定値と比較するところが、Gセ
ンサ7から加減速度を求め加減速度勾配を正常時の所定
値と比較することに代わったものである。つまり、増圧
または減圧時の加減速度の勾配を現在のアキュムレータ
圧ACCを前回のアキュムレータ圧ACCOとの偏差を
とって演算周期ΔTで除算し、ステップS404および
S409で求め、その求めた勾配を正常時に発生する増
圧時の勾配の設定値1および減圧時の勾配の設定値2と
比較することにより、油圧系増圧または減圧異常を判定
し、図4の場合と同様の効果を得ることができる。
【0041】
【効果】本発明によれば、自動ブレーキ作動時の油圧を
圧力センサにより検出し、圧力センサより検出された油
圧に基づき油圧勾配を求め、正常時の増圧または減圧時
に求めた設定値と比較することで、油圧増圧または減圧
時の時間成分を考慮して、判定が遅れることなく油圧系
の異常を正確に検出することができる。
【0042】また、自動ブレーキ作動時の車両にかかる
加減速度を加減速度センサにより検出し、加減速度セン
サより検出された加減速度に基づき加減速度勾配を求
め、油圧正常時に求めた増圧または減圧時の加減速度勾
配の設定値と比較することで、油圧増圧または減圧時の
時間成分を考慮して、判定が遅れることなく油圧系の異
常を正確に検出することができる。
【0043】更に、これらの場合には、油圧系異常のと
きに報知を行うようにすれば、油圧系の異常が発生した
場合に乗員に報知でき、安全性が向上するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態における自動ブレーキ制
御装置の油圧構成図である。
【図2】 本発明の一実施形態における自動ブレーキ制
御装置の外部接続図である。
【図3】 図2に示すコントローラの処理を示すメイン
フローチャートである。
【図4】 図3に示すフェール判定のフローチャートで
ある。
【図5】 図3に示す自動ブレーキ制御のフローチャー
トである。
【図6】 図3に示すフェール判定の別のフローチャー
トである。
【符号の説明】
3 コントローラ 7 加減速度(G)センサ(加減速度検出手段) 100 自動ブレーキ制御装置 P1,P2 圧力センサ(圧力検出手段) W/C ホイールシリンダ(ブレーキ装置) GAIN−A 増圧勾配(油圧勾配) GAIN−R 減圧勾配(油圧勾配) SOL1,5 増圧ソレノイド SOL2,6 減圧ソレノイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D046 BB01 BB17 CC04 HH02 HH16 HH26 KK07 MM03 MM08 3D049 BB06 CC02 CC04 HH10 HH20 HH25 HH31 HH47 HH48 HH52 RR02 RR04 RR08 RR10 RR13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の減速要求時に略一定の油圧を車両
    のブレーキ装置に供給し、車両を減速させる自動ブレー
    キ制御装置において、 自動ブレーキ作動時の油圧を圧力検出手段により検出
    し、油圧系正常時の増圧および減圧時の油圧勾配を予め
    記憶して、前記圧力検出手段より検出された油圧に基づ
    き油圧勾配を求め、該油圧勾配と記憶された油圧勾配を
    比較して、その偏差が設定値以上である場合に油圧系異
    常と判定することを特徴とする自動ブレーキ制御装置。
  2. 【請求項2】 車両の減速要求時に略一定の油圧を車両
    のブレーキ装置に供給し、車両を減速させる自動ブレー
    キ制御装置において、 車両の加減速度を加減速度検出手段により検出し、油圧
    系正常時の増圧および減圧時の加減速度勾配を予め記憶
    して、前記加減速度検出手段より検出された加減速度に
    基づき加減速度勾配を求め、該加減速度勾配と記憶され
    た加減速度勾配を比較して、その偏差が設定値以上であ
    る場合に油圧系異常と判定することを特徴とする自動ブ
    レーキ制御装置。
  3. 【請求項3】 油圧系異常の場合には報知を行う請求項
    1または請求項2に記載の自動ブレーキ制御装置。
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