JP2000219169A - 装軌式車両のローラ装置 - Google Patents

装軌式車両のローラ装置

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JP2000219169A
JP2000219169A JP11022419A JP2241999A JP2000219169A JP 2000219169 A JP2000219169 A JP 2000219169A JP 11022419 A JP11022419 A JP 11022419A JP 2241999 A JP2241999 A JP 2241999A JP 2000219169 A JP2000219169 A JP 2000219169A
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JP
Japan
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roller
support rod
collar
axial direction
bottom plate
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JP11022419A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Namiki
清 並木
Akihiro Tanaka
章弘 田中
Shinichi Sekido
慎一 関戸
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 左,右のカラーを一定の間隔で固定すること
により、カラーとローラとの間の隙間寸法を適正にし、
これらの部材の耐久性を向上する。 【解決手段】 下側ローラ装置12は、サイドフレーム
7に取付けられた左,右のカラー13,13と、各カラ
ー13に回転可能に取付けられたローラ17と、ローラ
17を軸方向に貫通した支持ロッド24と、支持ロッド
24の両端側を左,右のカラー13,13に固定するナ
ット25とによって構成している。これにより、支持ロ
ッド24によって各カラー13を一定の間隔で固定する
ことができるから、左,右のカラー13,13が接近し
たり、離間したりするのを防止でき、カラー13とロー
ラ17との間の隙間寸法等を適正にして、ローラ17の
回転を円滑にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行用の履帯を案
内するためにトラックフレームに回転可能に設けられた
装軌式車両のローラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル、油圧クレーン等
の装軌式車両は、下部走行体と該下部走行体上に旋回可
能に搭載された上部旋回体とを有し、前記下部走行体
は、トラックフレームと、該トラックフレームの左,右
両側に前,後に離間して設けられたスプロケットおよび
アイドラと、該スプロケットとアイドラとの間に装架さ
れた走行用の履帯と、前記スプロケットとアイドラとの
間に位置して前記トラックフレームに設けられ、該履帯
を案内する複数個のローラ装置とによって大略構成され
ている。
【0003】そして、従来技術による装軌式車両のロー
ラ装置としては、トラックフレームに左,右方向に対向
して設けられたカラーと、両端側が該左,右のカラーに
回転可能に支持されたローラとによって構成されたもの
が知られている(例えば実開平4−118887号公報
等)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術によるローラ装置は、トラックフレームに設けら
れた左,右のカラーによってローラを挟むように支持し
ているだけである。このため、作業時、走行時等に作用
する荷重によってトラックフレームが撓みを生じた場合
には、該トラックフレームの変形に応じ、該トラックフ
レームに取付けられた左,右のカラーが互いに接近した
り、離間したりする。
【0005】この結果、カラーとローラとが位置ずれし
て摺接部位に片当たりを生じてしまい、これらの部材が
異常摩耗し、寿命が短くなってしまうという問題があ
る。
【0006】本発明は、上述した従来技術の問題に鑑み
なされたもので、本発明の目的は、左,右のカラーを一
定の間隔をもって左,右方向で固定することにより、カ
ラーとローラとの間の隙間寸法を適正にし、これらの部
材の耐久性を向上することができるようにした装軌式車
両のローラ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明が採用する装軌式車両のローラ
装置は、装軌式車両のトラックフレームに左,右方向に
対向して設けられたカラーと、両端側が該左,右のカラ
ーに回転可能に支持され、走行用の履帯を周回方向に案
内するローラと、該ローラを軸方向に貫通して設けら
れ、両端側が前記左,右のカラーよりも軸方向外側まで
突出した支持ロッドと、該支持ロッドの軸方向両端側に
設けられ、該支持ロッドに前記左,右のカラーを軸方向
に固定する固定部材とによって構成してなる。
【0008】このように構成したことにより、トラック
フレームが撓みを生じた場合でも、左,右のカラーは固
定部材によって支持ロッドの軸方向両端側に固定されて
いるから、左,右のカラーとローラとの摺接部位を適正
な隙間寸法に保持でき、ローラを円滑に回転することが
できる。
【0009】請求項2の発明は、左,右のカラーとロー
ラとの衝合端面には、フローティングシールを設ける構
成としたことにある。これにより、ローラ装置内の潤滑
油が外部に漏れるのを防止でき、また外部の塵埃がロー
ラ装置内に侵入するの防止できる。
【0010】請求項3の発明によると、カラーは、ロー
ラの両端側に設けられた軸部が回転可能に挿嵌される筒
部と、該筒部の軸方向の一側に設けられ軸中心位置に軸
穴を有する底板と、前記筒部の軸方向の他側に拡径して
設けられたシール受部とにより構成し、前記底板の内底
面にはローラの軸部端面との間を潤滑するための潤滑油
を溜める径方向油溝を設け、前記筒部の内周面にはロー
ラの軸部周面との間を潤滑するための潤滑油を溜める軸
方向油溝を設けたことにある。
【0011】このように構成したことにより、カラーに
対してローラが回転したときには、径方向油溝に溜った
潤滑油が底板の内底面とローラの軸部端面との間に供給
され、また軸方向油溝に溜った潤滑油が筒部の内周面と
ローラの軸部周面との間に供給されるから、これらの摺
動部位を安定して潤滑することができる。
【0012】請求項4の発明によると、カラーは、支持
ロッドの軸方向両側に外嵌される筒部と、該筒部の開口
を閉塞する底板と、該底板に設けられ支持ロッドの軸端
部が挿通される軸穴とにより有底筒状体に形成し、支持
ロッドの軸方向両端側には前記カラーの底板が当接する
当接段部を設け、固定部材は、前記支持ロッドの軸端部
に設けられた雄ねじと、該雄ねじに螺着され前記当接段
部との間で前記カラーの底板を挟持するナットとにより
構成したことにある。
【0013】このように構成したことにより、ローラ内
に支持ロッドを貫通させた状態で、両側から左,右のカ
ラーを取付け、カラーの底板から突出した支持ロッドの
雄ねじにナットを螺着することにより、左,右のカラー
の位置が固定されたローラ装置を組立てることができ
る。そして、支持ロッドの当接段部とナットとの間でカ
ラーの底板を挟持することにより、段部が各カラーの接
近を規制し、ナットが各カラーの離間を規制する。
【0014】請求項5の発明は、ローラの内周側には、
支持ロッドとの間に位置して油溜め室を設けると共に、
該油溜め室から軸方向に伸びる油通溝を設ける構成とし
たことにある。
【0015】このように構成したことにより、油溜め室
に充填された潤滑油は、油通溝を通って軸方向に流れる
から、この潤滑油によってカラーとローラとの間の摺動
部位を潤滑することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
装軌式車両のローラ装置を油圧ショベルの下側ローラ装
置に適用した場合を例に挙げ、図1ないし図6に従って
詳細に説明する。
【0017】1は装軌式車両としての油圧ショベルで、
該油圧ショベル1は、下部走行体2と、該下部走行体2
上に旋回可能に搭載された上部旋回体3とからなり、該
上部旋回体3の前部には、掘削作業等を行なうための作
業装置4が俯仰動可能に設けられている。
【0018】5は下部走行体2を構成するトラックフレ
ームで、該トラックフレーム5は、センタフレーム6
と、該センタフレーム6の左,右両側に配設され、前,
後方向に伸長した一対のサイドフレーム7(片方のみ図
示)とを有している。そして、サイドフレーム7の一端
側には駆動輪をなすスプロケット8が設けられ、他端側
には従動輪をなすアイドラ9が設けられている。
【0019】ここで、サイドフレーム7は、図2に示す
如く、左,右の側板部7A,7Bと、該各側板部7A,
7Bの上端を左,右方向で連結し、左,右方向の外側に
向けて下向きに傾斜した上板部7Cと、各側板部7A,
7Bの下端に設けられた下板部7D,7Dとから逆U字
状をなした中空の角形枠体として形成されている。
【0020】10はスプロケット8とアイドラ9との間
に装架された走行用の履帯で、該履帯10は、スプロケ
ット8が回転駆動されることにより、アイドラ9および
後述する各上側ローラ装置11、各下側ローラ装置12
上を周回駆動し、下部走行体2を走行させるものであ
る。
【0021】11,11はサイドフレーム7の上板部7
C上に設けられた2個の上側ローラ装置で、該各上側ロ
ーラ装置11は、履帯10を下側から支持することによ
り該履帯10がサイドフレーム7に接触するのを防止す
るものである。
【0022】12,12,…はサイドフレーム7の下面
側に設けられた複数個の下側ローラ装置で、該各下側ロ
ーラ装置12は、スプロケット8とアイドラ9との間に
列設されている。そして、下側ローラ装置12は、後述
のカラー13、ローラ17、支持ロッド24、ナット2
5等によって大略構成されている。
【0023】13,13はサイドフレーム7の下板部7
D,7Dにボルト14によって取付けられた左,右のカ
ラーで、該各カラー13は、図3、図4に示すように、
筒体からなる筒部13Aと、該筒部13Aの内面に形成
された軸受穴13Bと、該軸受穴13Bの一側開口を閉
塞した底板13Cと、該底板13Cの軸中心位置に穿設
された軸穴13Dとにより有底筒状体をなしている。ま
た、衝合端面となる筒部13Aの他端側には、軸受穴1
3Bを拡径してシール受部13Eが形成されている。さ
らに、筒部13Aの外周側には、ブラケット部13F,
13Fが一体的に設けられ、該各ブラケット部13Fに
は、ボルト14が挿通されるボルト挿通穴13Gが上,
下方向に形成されている。そして、左,右のカラー1
3,13は、シール受部13Eが左,右方向で対向する
ように配設されている。
【0024】15,15はカラー13の底板13C内底
面に設けられた径方向油溝で、該各径方向油溝15は、
底板13Cの中央寄りから径方向下向きに伸びて設けら
れている。そして、径方向油溝15は、後述する油溜め
室21から潤滑油が供給されることにより、底板13C
の内底面とローラ17の軸部19の端面19Aとの間に
潤滑油を供給する働きを有している。
【0025】16,16はカラー13の筒部13A内周
面に設けられた軸方向油溝で、該各軸方向油溝16は、
軸受穴13Bの下側位置で該軸受穴13Bを軸方向に伸
びて設けられている。そして、軸方向油溝16は、油溜
め室21からの潤滑油が径方向油溝15を介して供給さ
れることにより、筒部13Aの内周面とローラ17の軸
部19外周面との間に潤滑油を供給する働きを有してい
る。
【0026】17は左,右のカラー13,13間に配設
されたローラで、該ローラ17は、後述するローラ本体
18、軸部19、ロッド挿通穴20等によって大略構成
されている。
【0027】18はローラ17の本体部分をなすローラ
本体で、該ローラ本体18は、図5に示す如く、中央の
小径部18Aを挟んで大径部18B,18Bを有する左
右対称の段付筒状に形成されている。また、各大径部1
8Bの左,右両端部の外周には、鍔部18Cが径方向外
向きに突出して設けられ、該鍔部18Cは履帯10の左
右方向のずれを規制するものである。さらに、ローラ本
体18には、鍔部18C,18Cの内周側に位置する衝
合端面に、それぞれ凹環状のシール受部18D,18D
が設けられている。
【0028】19,19はローラ本体18の軸方向両端
部から長手方向(軸方向)に同軸に伸びた軸部で、該各
軸部19は、左,右のカラー13の軸受穴13B内に回
転可能に挿嵌されている。
【0029】20はローラ17の中心を軸方向に貫通し
て設けられたロッド挿通穴で、該ロッド挿通穴20は、
その軸方向中間部を拡径することにより潤滑油を収容す
る環状の油溜め室21を形成している。また、ロッド挿
通穴20には、油溜め室21から軸方向に伸び、その先
端が軸部19の端面19Aに達した油通溝22,22,
…が形成され、該各油通溝22は油溜め室21内の潤滑
油を油溝15,16等に供給するための通路をなしてい
る。
【0030】23,23はカラー13のシール受部13
Eとローラ17のシール受部18Dとの間に設けられた
フローティングシールで、該各フローティングシール2
3は、互いに摺接する一対のシールリング23A,23
Aと、該シールリング23Aとシール受部13E,18
Dとの間に配設された一対のOリング23B,23Bと
によって構成されている。そして、各フローティングシ
ール23は、各シールリング23Aを互いに摺接するこ
とにより、カラー13に対してローラ17が回転するの
を許すと共に、潤滑油の漏洩と異物の侵入を防止するも
のである。
【0031】24は本実施の形態による支持ロッドで、
該支持ロッド24は、ロッド挿通穴20を貫通し、軸方
向の両端側はカラー13に取付けられている。ここで、
支持ロッド24の両端側は、図6に示すようにカラー1
3の底板13Cに当接する当接段部24Aとなり、該当
接段部24Aから軸方向に突出して軸端部24Bを形成
している。また、前記軸端部24Bには、後述のナット
25と共に固定部材27をなす雄ねじ24Cが形成され
ている。そして、支持ロッド24は、その軸端部24B
がカラー13の底板13Cに形成された軸穴13Dに挿
通され、該雄ねじ24Cにナット25が螺着される。
【0032】ここで、支持ロッド24の長さ寸法につい
て説明するに、各当接段部24A間の長さ寸法L1 は、
ローラ17の長さ寸法L2 (図5中に図示)に比較して
僅かに長く、例えば0.2〜1.0mm程度長くなるよ
うに設定されている。これにより、カラー13の底板1
3Cと軸部19の端面19Aとの間には、ローラ17の
回転を許すための隙間が常時形成される。
【0033】25は支持ロッド24の雄ねじ24Cと共
に固定部材27を構成するナットで、該ナット25は、
ワッシャ26を介して雄ねじ24Cに螺着されることに
より、支持ロッド24の当接段部24Aとの間で底板1
3Cを挟持して固定するものである。
【0034】27は本実施の形態に適用される固定部材
で、該固定部材27は、前述した支持ロッド24の雄ね
じ24C、ナット25、ワッシャ26等によって構成さ
れている。
【0035】本実施の形態による下側ローラ装置12
は、上述の如き構成を有するもので、履帯10が周回駆
動されたときには、ローラ17を回転し、該ローラ17
の各鍔部18Cによって履帯10を周回方向に案内す
る。
【0036】このときには、油溜め室21内の潤滑油
が、各油通溝22を通ってカラー13の径方向油溝1
5、軸方向油溝16に供給される。これにより、径方向
油溝15に供給された潤滑油は、ローラ17の回転によ
って軸部19の端面19Aとカラー13の底板13C内
底面との間で油膜を形成し、また、径方向油溝15を介
して軸方向油溝16に供給された潤滑油は、軸部19外
周面とカラー13の軸受穴13Bとの間で油膜を形成す
るから、カラー13に対してローラ17を円滑に回転す
ることができる。
【0037】また、支持ロッド24の軸方向両端には当
接段部24Aが形成され、カラー13の底板13Cを該
当接段部24Aとナット25とによって挟持し、支持ロ
ッド24の雄ねじ24C、ナット25、ワッシャ26か
らなる固定部材27により、左,右のカラー13を一定
の間隔で軸方向に固定している。
【0038】これにより、走行時、作業時にサイドフレ
ーム7が荷重によって撓みを生じたとしても、カラー1
3とローラ17の軸部19との間の径方向、軸方向の隙
間を適正値で維持することができ、カラー13の底板1
3Cと軸部19の端面19Aとのかじり、カラー13の
軸受穴13Bに対する軸部19の片当たり等を防止する
ことができる。
【0039】かくして、本実施の形態によれば、左,右
のカラー13,13間に支持ロッド24を設け、固定部
材27によって各カラー13を一定の間隔で固定してい
るから、これらのカラー13が接近したり、離間したり
するのを防止することができる。これにより、カラー1
3の軸受穴13Bとローラ17の軸部19との間の隙間
寸法を適正にして常時油膜を形成することができるか
ら、かじりや異常摩耗を防止して、カラー13、ローラ
17の耐久性を向上することができる。
【0040】しかも、フローティングシール23の各シ
ールリング23A間の隙間も適正に維持することができ
るから、フローティングシール23の寿命を延ばし、油
漏れ等を長期に亘って防止することができる。
【0041】また、支持ロッド24の各当接段部24A
間の寸法L1 を、ローラ17の長さ寸法L2 よりも僅か
に大きくなるように設定しているから、下側ローラ装置
12を組立てた時点で、カラー13の底板13Cとロー
ラ17(軸部19)の端面19Aとの隙間寸法を最適に
することができ、調整作業等を省略して、生産性を向上
することができる。
【0042】また、左,右のカラー13,13を支持ロ
ッド24、ナット25によって連結することにより、サ
イドフレーム7の強度を高めることができるから、サイ
ドフレーム7の変形自体を抑制することができる。
【0043】一方、カラー13に径方向油溝15と軸方
向油溝16とを設けることにより、カラー13に対して
ローラを円滑に回転することができるから、下側ローラ
装置12の動作性能、耐久性を高めることができ、当該
下側ローラ装置12に対する信頼性を向上することがで
きる。
【0044】さらに、ローラ17の内周側に油溜め室2
1と油通溝22を設けているから、各油溝15,16に
潤滑油を効率よく供給することができ、ローラ17の回
転をより一層円滑にすることができる。
【0045】なお、実施の形態では、固定部材27を、
支持ロッド24の両端側に設けられた雄ねじ24Cと、
該雄ねじ24Cに螺着されるナット25およびワッシャ
26とによって構成した場合を例に挙げて説明したが、
本発明はこれに限らず、例えば、固定部材を支持ロッド
24の両端側に設けられた雌ねじと、該雌ねじに螺着さ
れるボルト等とによって構成してもよい。
【0046】また、実施の形態では、ローラ装置として
下側ローラ装置12を例示したが、本発明はこれに限る
ものではなく、上側ローラ装置11に適用してもよい。
【0047】さらに、実施の形態では、装軌式車両とし
て油圧ショベル1を例に挙げて説明したが、本発明はこ
れに限らず、例えば、油圧クレーン、ブルドーザ等の装
軌式車両にも広く適用することができる。
【0048】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、ローラを軸方向に貫通して支持ロッドを設け、該
支持ロッドの両端側を固定部材によって左,右のカラー
に固定することにより、左カラーと右カラーとを一定の
間隔で固定することができる。これにより、トラックフ
レームが撓み変形を生じた場合でも、支持ロッドは、
左,右のカラーを一定の間隔で固定し、各カラーとロー
ラとの摺接部位を適正な隙間寸法とすることができるか
ら、かじりや異常摩耗を防止してローラを円滑に回転す
ることができ、ローラ装置の耐久性を向上することがで
きる。
【0049】請求項2の発明によれば、左,右のカラー
とローラとの衝合端面に、フローティングシールを設け
る構成としているから、ローラ装置内の潤滑油が外部に
漏れるのを防止でき、また外部の塵埃がローラ装置内に
侵入するの防止することができる。
【0050】請求項3の発明によれば、カラーの底板内
底面にはローラの軸部端面との間を潤滑するための潤滑
油を溜める径方向油溝を設け、カラーの筒部内周面にロ
ーラの軸部周面との間を潤滑するための潤滑油を溜める
軸方向油溝を設けているから、カラーに対してローラが
回転したときには、径方向油溝は潤滑油を底板の内底面
とローラの軸部端面との間に供給することができ、また
軸方向油溝は潤滑油を筒部の内周面とローラの軸部周面
との間に供給することができ、これらの摺動部位を安定
して潤滑し、動作性能、耐久性を向上することができ
る。
【0051】請求項4の発明によれば、支持ロッドの軸
方向両端側にカラーの底板が当接する当接段部を設け、
固定部材を支持ロッドの軸端部に設けられた雄ねじと、
該雄ねじに螺着され前記当接段部との間でカラーの底板
を挟持するナットとにより構成している。これにより、
ローラ内に支持ロッドを貫通させた状態で、両側から
左,右のカラーを取付け、カラーの底板から突出した支
持ロッドの雄ねじにナットを螺着することにより、左,
右のカラーの位置が固定されたローラ装置を組立てるこ
とができる。そして、支持ロッドの当接段部とナットと
の間でカラーの底板を挟持することにより、段部が各カ
ラーの接近を規制し、ナットが各カラーの離間を規制す
るから、かじりや異常摩耗を防止してローラを円滑に回
転することができる。
【0052】請求項5の発明によれば、ローラの内周側
には支持ロッドとの間に位置して油溜め室を設けると共
に、該油溜め室から軸方向に伸びる油通溝を設ける構成
としているから、油溜め室に充填された潤滑油を、油通
溝を通して軸方向に流すことができ、この潤滑油によっ
てカラーとローラとの間の摺動部位を潤滑してローラの
回転を円滑にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による下側ローラ装置を備
えた油圧ショベルの正面図である。
【図2】サイドフレームと下側ローラ装置を示す図1中
の矢示II−II方向からみた拡大断面図である。
【図3】下側ローラ装置を示す拡大縦断面図である。
【図4】図3中の下側ローラ装置を矢示IV−IV方向から
拡大して示す拡大横断面図である。
【図5】図3中のローラを単体で示す縦断面図である。
【図6】図3中の支持ロッドを単体で示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 油圧ショベル(装軌式車両) 5 トラックフレーム 10 履帯 12 下側ローラ装置 13 カラー 13A 筒部 13B 軸受穴 13C 底板 13D 軸穴 13E シール受部 15 径方向油溝 16 軸方向油溝 17 ローラ 18 ローラ本体 19 軸部 19A 端面 21 油溜め室 22 油通溝 23 フローティングシール 24 支持ロッド 24A 当接段部 24B 軸端部 24C 雄ねじ 25 ナット 27 固定部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装軌式車両のトラックフレームに左,右
    方向に対向して設けられたカラーと、両端側が該左,右
    のカラーに回転可能に支持され、走行用の履帯を周回方
    向に案内するローラと、該ローラを軸方向に貫通して設
    けられ、両端側が前記左,右のカラーよりも軸方向外側
    まで突出した支持ロッドと、該支持ロッドの軸方向両端
    側に設けられ、該支持ロッドに前記左,右のカラーを軸
    方向に固定する固定部材とによって構成してなる装軌式
    車両のローラ装置。
  2. 【請求項2】 前記左,右のカラーと前記ローラとの衝
    合端面には、フローティングシールを設ける構成として
    なる請求項1に記載の装軌式車両のローラ装置。
  3. 【請求項3】 前記カラーは、前記ローラの両端側に設
    けられた軸部が回転可能に挿嵌される筒部と、該筒部の
    軸方向の一側に設けられ軸中心位置に軸穴を有する底板
    と、前記筒部の軸方向の他側に拡径して設けられたシー
    ル受部とにより構成し、 前記底板の内底面には前記ローラの軸部端面との間を潤
    滑するための潤滑油を溜める径方向油溝を設け、 前記筒部の内周面には前記ローラの軸部周面との間を潤
    滑するための潤滑油を溜める軸方向油溝を設けてなる請
    求項1または2に記載の装軌式車両のローラ装置。
  4. 【請求項4】 前記カラーは、前記支持ロッドの軸方向
    両側に外嵌される筒部と、該筒部の開口を閉塞する底板
    と、該底板に設けられ支持ロッドの軸端部が挿通される
    軸穴とにより有底筒状体に形成し、 前記支持ロッドの軸方向両端側には前記カラーの底板が
    当接する当接段部を設け、 前記固定部材は、前記支持ロッドの軸端部に設けられた
    雄ねじと、該雄ねじに螺着され前記当接段部との間で前
    記カラーの底板を挟持するナットとにより構成してなる
    請求項1または2に記載の装軌式車両のローラ装置。
  5. 【請求項5】 前記ローラの内周側には、前記支持ロッ
    ドとの間に位置して油溜め室を設けると共に、該油溜め
    室から軸方向に伸びる油通溝を設ける構成としてなる請
    求項1,2,3または4に記載の装軌式車両のローラ装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017001631A (ja) * 2015-06-15 2017-01-05 ヤンマー株式会社 クローラ式走行装置
WO2024188510A1 (en) * 2023-03-13 2024-09-19 Caterpillar Sarl Crawler roller, crawler-type traveling device, and crawler-type machine

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