JP2000219573A - 光ファイバコネクタ用部材 - Google Patents
光ファイバコネクタ用部材Info
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- JP2000219573A JP2000219573A JP11022109A JP2210999A JP2000219573A JP 2000219573 A JP2000219573 A JP 2000219573A JP 11022109 A JP11022109 A JP 11022109A JP 2210999 A JP2210999 A JP 2210999A JP 2000219573 A JP2000219573 A JP 2000219573A
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- optical fiber
- ferrule
- fiber connector
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- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】高温での熱処理によっても高い強度を維持する
とともに、その製造におけるPC面加工性に優れ、かつ
フェルールの脱着に耐えうる耐磨耗性を有する光ファイ
バコネクタ用部材を提供する。 【解決手段】ZrO2 を主成分とし、YbをYb2 O3
換算で1〜4モル%、CeをCeO2 換算で5〜8モル
%含有するセラミックスを光ファイバコネクタ用部材と
して用いる。
とともに、その製造におけるPC面加工性に優れ、かつ
フェルールの脱着に耐えうる耐磨耗性を有する光ファイ
バコネクタ用部材を提供する。 【解決手段】ZrO2 を主成分とし、YbをYb2 O3
換算で1〜4モル%、CeをCeO2 換算で5〜8モル
%含有するセラミックスを光ファイバコネクタ用部材と
して用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信等に使用さ
れる光ファイバを接続するための光ファイバコネクタ用
部材に関するものであり、特に、光ファイバコネクタを
構成するフェルールに関するものである。
れる光ファイバを接続するための光ファイバコネクタ用
部材に関するものであり、特に、光ファイバコネクタを
構成するフェルールに関するものである。
【0002】
【従来技術】一般に、光ファイバを用いた光信号の高速
通信およびデータ伝達は広範囲に利用される状況となっ
ており、これに伴い光ファイバ同士あるいは光ファイバ
と光学デバイスを接続するための光ファイバコネクタが
広範囲に使用されている。
通信およびデータ伝達は広範囲に利用される状況となっ
ており、これに伴い光ファイバ同士あるいは光ファイバ
と光学デバイスを接続するための光ファイバコネクタが
広範囲に使用されている。
【0003】光ファイバコネクタは、一対のフェルール
とスリーブにより構成され、2本の光ファイバそれぞれ
を中心に貫通孔を有する前記フェルール内に挿入、固定
し、この一対のフェルールを前記スリーブの両端より挿
入して互いの端面を突き合わせることにより接続され
る。
とスリーブにより構成され、2本の光ファイバそれぞれ
を中心に貫通孔を有する前記フェルール内に挿入、固定
し、この一対のフェルールを前記スリーブの両端より挿
入して互いの端面を突き合わせることにより接続され
る。
【0004】かかる光ファイバコネクタにおいては、光
ファイバを伝わる光信号の強度を大きく減衰させずに受
け渡すためにファイバ同士の精密な接続が求められ、フ
ェルール同士の接触面についてはPC面加工と呼ばれる
特殊仕上げを施し、正確な寸法に仕上げる必要がある。
ファイバを伝わる光信号の強度を大きく減衰させずに受
け渡すためにファイバ同士の精密な接続が求められ、フ
ェルール同士の接触面についてはPC面加工と呼ばれる
特殊仕上げを施し、正確な寸法に仕上げる必要がある。
【0005】従来、前記フェルールやスリーブ等のコネ
クタ材料としては、セラミックス、プラスチック、金属
あるいはガラス等が用いられ、これらのうち、寸法精度
の高い加工が可能なこと、繰り返しの脱着に耐える耐摩
耗性を有することおよび機械的な強度が高いことからセ
ラミックスが好適に使用されている。さらに、前記セラ
ミックスの中でもZrO2 が低ヤング率を有するため
に、フェルール同士の接触面にて弾性変形し、ファイバ
接触の安定性を高めるとして最も好適に使用されてい
る。
クタ材料としては、セラミックス、プラスチック、金属
あるいはガラス等が用いられ、これらのうち、寸法精度
の高い加工が可能なこと、繰り返しの脱着に耐える耐摩
耗性を有することおよび機械的な強度が高いことからセ
ラミックスが好適に使用されている。さらに、前記セラ
ミックスの中でもZrO2 が低ヤング率を有するため
に、フェルール同士の接触面にて弾性変形し、ファイバ
接触の安定性を高めるとして最も好適に使用されてい
る。
【0006】上述のZrO2 については、Y2 O3 を添
加することによってZrO2 の正方晶結晶相を析出さ
せ、焼結体の靭性が向上することが知られている。
加することによってZrO2 の正方晶結晶相を析出さ
せ、焼結体の靭性が向上することが知られている。
【0007】また、特開平8―201655にて、本出
願人は、ZrO2 に対して所定量のDy2 O3 とCeO
2 とを添加し、さらに焼結体の粒径を1μm以下の焼結
体を光ファイバコネクタとして用いることにより、Zr
O2 の正方晶結晶相を析出させ、焼結体の靭性を向上で
きることに加え、Y2 O3 を添加するよりも高温処理後
の強度低下を小さくすることができることを提案した。
願人は、ZrO2 に対して所定量のDy2 O3 とCeO
2 とを添加し、さらに焼結体の粒径を1μm以下の焼結
体を光ファイバコネクタとして用いることにより、Zr
O2 の正方晶結晶相を析出させ、焼結体の靭性を向上で
きることに加え、Y2 O3 を添加するよりも高温処理後
の強度低下を小さくすることができることを提案した。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
8−201655に開示される光ファイバコネクタで
は、耐摩耗性が高すぎるために、PC面加工時に研磨抵
抗が大きく、かつ時間がかかるという問題があった。ま
た、ZrO2 焼結体の粒径を1μm以下に制御するため
に、共沈原料等を使用する必要があり、原料コストがか
さむとともに、厳しい工程管理が必要であった。
8−201655に開示される光ファイバコネクタで
は、耐摩耗性が高すぎるために、PC面加工時に研磨抵
抗が大きく、かつ時間がかかるという問題があった。ま
た、ZrO2 焼結体の粒径を1μm以下に制御するため
に、共沈原料等を使用する必要があり、原料コストがか
さむとともに、厳しい工程管理が必要であった。
【0009】本発明は上記の問題を解決するためになさ
れたもので、PC面加工を容易に行なうことができると
ともに、容易に作製することのできる光ファイバコネク
タ用部材を提供することにある。
れたもので、PC面加工を容易に行なうことができると
ともに、容易に作製することのできる光ファイバコネク
タ用部材を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、ZrO2 を
主成分として、YbをYb2 O3 換算で1〜4モル%、
CeをCeO2 換算で5〜8モル%含有するセラミック
スを光ファイバコネクタ用部材として用いることによ
り、PC面加工が容易であるとともに、繰り返しの脱着
に耐える耐摩耗性を有する光ファイバコネクタ用部材が
作製可能であることを見出した。
主成分として、YbをYb2 O3 換算で1〜4モル%、
CeをCeO2 換算で5〜8モル%含有するセラミック
スを光ファイバコネクタ用部材として用いることによ
り、PC面加工が容易であるとともに、繰り返しの脱着
に耐える耐摩耗性を有する光ファイバコネクタ用部材が
作製可能であることを見出した。
【0011】また、前記セラミックスの平均粒径が2μ
m以下であり、曲げ強度が80kg/mm2 以上、12
1℃の水蒸気に100時間晒した後の単斜晶の存在割合
が30%以下であることが望ましい。
m以下であり、曲げ強度が80kg/mm2 以上、12
1℃の水蒸気に100時間晒した後の単斜晶の存在割合
が30%以下であることが望ましい。
【0012】なお、 上記121℃の飽和水蒸気雰囲気
(水蒸気2気圧)に晒す条件は、ANSI(Ameri
can National Standards)にお
けるASQC Z1.4等にて規格化されているプレッ
シャークッカーテスト(P.C.T.)と呼ばれる高温
湿中試験に基づいたものである。
(水蒸気2気圧)に晒す条件は、ANSI(Ameri
can National Standards)にお
けるASQC Z1.4等にて規格化されているプレッ
シャークッカーテスト(P.C.T.)と呼ばれる高温
湿中試験に基づいたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の光ファイバコネクタ用部
材1は、その概略断面図である図1に示すように、中央
に貫通孔2aを有する円筒形状のフェルール2と、一部
にスリット3aを有するスリーブ3により構成されてお
り、貫通孔2a内には光ファイバ(図示せず。)が挿入
されている。また、フェルール2は、光ファイバケーブ
ル4と金具5を介して接続されている。
材1は、その概略断面図である図1に示すように、中央
に貫通孔2aを有する円筒形状のフェルール2と、一部
にスリット3aを有するスリーブ3により構成されてお
り、貫通孔2a内には光ファイバ(図示せず。)が挿入
されている。また、フェルール2は、光ファイバケーブ
ル4と金具5を介して接続されている。
【0014】そして、スリーブ3内にフェルール2を挿
入、固定することにより、光ファイバの先端と、例えば
他の光ファイバの先端とを接触、固定することにより光
ファイバ間が接続される。
入、固定することにより、光ファイバの先端と、例えば
他の光ファイバの先端とを接触、固定することにより光
ファイバ間が接続される。
【0015】なお、接続の形態としては、光ファイバ同
士の他、例えば、光ファイバとレーザダイオードやフォ
トダイオード等の光素子とを接続するものであってもよ
い。
士の他、例えば、光ファイバとレーザダイオードやフォ
トダイオード等の光素子とを接続するものであってもよ
い。
【0016】フェルール2とスリーブ3は、いずれもZ
rO2 を主成分として、YbをYb2 O3 換算で1〜4
モル%、望ましくは1.5〜3.5モル%、CeをCe
O2換算で5〜8モル%、望ましくは5.5〜7.5モ
ル%含有するセラミックスにより構成されている。
rO2 を主成分として、YbをYb2 O3 換算で1〜4
モル%、望ましくは1.5〜3.5モル%、CeをCe
O2換算で5〜8モル%、望ましくは5.5〜7.5モ
ル%含有するセラミックスにより構成されている。
【0017】ここで、Ybは、Yb2 O3 換算で1モル
%より少ないと、120℃以上の熱処理によりZrO2
結晶相の正方晶から単斜相への相変態が進行し、これに
伴う体積変化のためにフェルール2やスリーブ3内にマ
イクロクラックが生じ、強度低下をもたらすとともに、
耐摩耗性が高すぎ、PC面加工を施す際の研磨抵抗が大
きくなるとともに時間がかかる。
%より少ないと、120℃以上の熱処理によりZrO2
結晶相の正方晶から単斜相への相変態が進行し、これに
伴う体積変化のためにフェルール2やスリーブ3内にマ
イクロクラックが生じ、強度低下をもたらすとともに、
耐摩耗性が高すぎ、PC面加工を施す際の研磨抵抗が大
きくなるとともに時間がかかる。
【0018】さらに、Yb2 O3 換算量が4モル%より
多いと、曲げ強度が80kg/mm2 より小さくなり使
用に耐えず、また、耐摩耗性が低くすぎ、フェルール2
の脱着によりフェルール2またはスリーブ3から研磨粉
が生じ、光ファイバの接続の傷害となる可能性がある。
多いと、曲げ強度が80kg/mm2 より小さくなり使
用に耐えず、また、耐摩耗性が低くすぎ、フェルール2
の脱着によりフェルール2またはスリーブ3から研磨粉
が生じ、光ファイバの接続の傷害となる可能性がある。
【0019】また、CeO2 量についても、Yb2 O3
と同様の効果があるためにその量は上記範囲に制御する
必要があり、これにより熱処理による強度低下を防止で
きるとともに、PC面加工が容易であり、かつフェルー
ルの脱着によっても研磨されることのない適度な耐摩耗
性を有する光ファイバ用コネクタ部材となる。
と同様の効果があるためにその量は上記範囲に制御する
必要があり、これにより熱処理による強度低下を防止で
きるとともに、PC面加工が容易であり、かつフェルー
ルの脱着によっても研磨されることのない適度な耐摩耗
性を有する光ファイバ用コネクタ部材となる。
【0020】さらに、上記の成分以外に、Al2 O3 、
SiO2 、Fe2 O3 、TiO2 、HfO2 、CaO、
MgO等を酸化物換算で合計4重量%以下含有しても特
性に影響を及ぼさない。
SiO2 、Fe2 O3 、TiO2 、HfO2 、CaO、
MgO等を酸化物換算で合計4重量%以下含有しても特
性に影響を及ぼさない。
【0021】また、上記セラミックスの結晶相は主とし
て正方晶、またはその20モル%未満が立方晶または単
斜晶として存在することが望ましい。これは、正方晶の
含有割合を80%以上とすることにより実用上問題ない
強度および靭性が得られるためである。
て正方晶、またはその20モル%未満が立方晶または単
斜晶として存在することが望ましい。これは、正方晶の
含有割合を80%以上とすることにより実用上問題ない
強度および靭性が得られるためである。
【0022】さらに、上記セラミックスの平均結晶粒径
は2.0μm以下、望ましくは1.0μmより大きく2
μm以下であることが望ましい。これは、前記平均結晶
粒径が2.0μmより大きくなると結晶の安定性が損な
われ、熱処理によって上記結晶相が正方晶から単斜晶へ
と相転移を引き起こす恐れがあるためであり、また、前
記平均結晶粒径が1.0μm以下では、セラミックスと
しての耐摩耗性が高すぎ、PC面加工時の研磨抵抗が高
く、かつ時間がかかるためである。
は2.0μm以下、望ましくは1.0μmより大きく2
μm以下であることが望ましい。これは、前記平均結晶
粒径が2.0μmより大きくなると結晶の安定性が損な
われ、熱処理によって上記結晶相が正方晶から単斜晶へ
と相転移を引き起こす恐れがあるためであり、また、前
記平均結晶粒径が1.0μm以下では、セラミックスと
しての耐摩耗性が高すぎ、PC面加工時の研磨抵抗が高
く、かつ時間がかかるためである。
【0023】以上の構成により、セラミックスの特性
は、室温での曲げ強度が80kg/mm2 以上、121
℃の水蒸気に100時間晒した後の曲げ強度の変化率が
10%以下の優れた特性を有するものとなる。
は、室温での曲げ強度が80kg/mm2 以上、121
℃の水蒸気に100時間晒した後の曲げ強度の変化率が
10%以下の優れた特性を有するものとなる。
【0024】次に、本発明の光ファイバコネクタ用部材
をなすセラミックスの製造方法について説明する。ま
ず、原料としてZrO2 原料粉末(純度99.8%、平
均粒径、数10nm〜0.9μm)に対し、所定量のY
b2 O3 粉末(平均粒径1μm、純度99.9%)およ
びCeO2 粉末(平均粒径0.7μm、純度99.9
%)を添加、混合するか、または所定量のZrO2 −Y
b2 O3 −CeO2 を含有する共沈原料を使用すること
も可能である。
をなすセラミックスの製造方法について説明する。ま
ず、原料としてZrO2 原料粉末(純度99.8%、平
均粒径、数10nm〜0.9μm)に対し、所定量のY
b2 O3 粉末(平均粒径1μm、純度99.9%)およ
びCeO2 粉末(平均粒径0.7μm、純度99.9
%)を添加、混合するか、または所定量のZrO2 −Y
b2 O3 −CeO2 を含有する共沈原料を使用すること
も可能である。
【0025】この原料粉末に対し、パラフィンワック
ス、ポリビニルアルコールなどの公知のバインダを添加
して造粒し、プレス成形、押出成形、射出成形等の公知
の成形方法によって所定形状に成形し、大気中、140
0〜1600℃にて焼成することによりセラミックスを
作製することができる。
ス、ポリビニルアルコールなどの公知のバインダを添加
して造粒し、プレス成形、押出成形、射出成形等の公知
の成形方法によって所定形状に成形し、大気中、140
0〜1600℃にて焼成することによりセラミックスを
作製することができる。
【0026】また、上記のセラミックスを用いて光ファ
イバコネクタ用部材を作製するには、例えば押出成形を
用いて中央に貫通孔を有する円筒形状のフェルール用成
形体、円周の一部にスリットを有する円筒形状のスリー
ブ用成形体を作製し、上記と同様の温度にて焼成する。
得られた焼結体について、その側面についてダイヤモン
ド砥粒等を用いて適宜研削した後、所望の長さにカット
し、さらにフェルールについてはカット面の一方をPC
面といわれる曲面形状に研磨加工することにより作製で
きる。
イバコネクタ用部材を作製するには、例えば押出成形を
用いて中央に貫通孔を有する円筒形状のフェルール用成
形体、円周の一部にスリットを有する円筒形状のスリー
ブ用成形体を作製し、上記と同様の温度にて焼成する。
得られた焼結体について、その側面についてダイヤモン
ド砥粒等を用いて適宜研削した後、所望の長さにカット
し、さらにフェルールについてはカット面の一方をPC
面といわれる曲面形状に研磨加工することにより作製で
きる。
【0027】なお、本発明の光ファイバコネクタ用部材
としては、上述したフェルールやスリーブに限られるも
のではなく、例えば、光ファイバ同士を完全に接続する
ためのスプライサや、光モジュールに用いるダミーフェ
ルール等であってもよい。
としては、上述したフェルールやスリーブに限られるも
のではなく、例えば、光ファイバ同士を完全に接続する
ためのスプライサや、光モジュールに用いるダミーフェ
ルール等であってもよい。
【0028】
【実施例】(実施例)ZrO2 粉末(純度99.8%、
沈降法による平均粒径0.9μm)に対し、Yb2 O3
粉末(沈降法による平均粒径1 μm、純度99.9%)
およびCeO2 粉末(沈降法による平均粒径0.7μ
m、純度99.9%)を焼結体の組成が表1に示す割合
となるように添加、混合し、これに、メチルセルロー
ス、PVA、界面活性剤、分散剤を添加して押出成形に
より成形し、大気中、表1に示す温度にて焼成した後、
ダイヤモンド砥粒を用いてその側面の加工およびカット
を行い、 外径2.5mm、挿入口の径0.125mm、
長さ10.5mmのフェルールおよび外径3.2mm、
内径2.5mm、スリット幅0.5mm、長さ11.4
mmのスリーブを作製した。なお、前記フェルールにつ
いては、一方のカット面についてダイヤモンド砥石およ
び研磨紙を用いて局率半径15mmのPC面加工を施し
た。このPC面加工については、表面状態について光学
顕微鏡観察を行い、加工終了を判断したが、加工に要し
た時間が20秒未満のものを◎、20〜40秒のものを
○、 40秒より長いものを△として表1に表記した。ま
た、上記と同じ組成の粉末を用いて、プレス成形により
5×4×40mmの板状体を作製し、上記と同様に焼成
して板状焼結体を得た。
沈降法による平均粒径0.9μm)に対し、Yb2 O3
粉末(沈降法による平均粒径1 μm、純度99.9%)
およびCeO2 粉末(沈降法による平均粒径0.7μ
m、純度99.9%)を焼結体の組成が表1に示す割合
となるように添加、混合し、これに、メチルセルロー
ス、PVA、界面活性剤、分散剤を添加して押出成形に
より成形し、大気中、表1に示す温度にて焼成した後、
ダイヤモンド砥粒を用いてその側面の加工およびカット
を行い、 外径2.5mm、挿入口の径0.125mm、
長さ10.5mmのフェルールおよび外径3.2mm、
内径2.5mm、スリット幅0.5mm、長さ11.4
mmのスリーブを作製した。なお、前記フェルールにつ
いては、一方のカット面についてダイヤモンド砥石およ
び研磨紙を用いて局率半径15mmのPC面加工を施し
た。このPC面加工については、表面状態について光学
顕微鏡観察を行い、加工終了を判断したが、加工に要し
た時間が20秒未満のものを◎、20〜40秒のものを
○、 40秒より長いものを△として表1に表記した。ま
た、上記と同じ組成の粉末を用いて、プレス成形により
5×4×40mmの板状体を作製し、上記と同様に焼成
して板状焼結体を得た。
【0029】得られた板状焼結体を用いてかさ比重およ
びJIS−R1601に基づく3点曲げ強度を測定し、
表1に示した。また、焼結体中の平均粒径については、
強度測定試料の破断面を走査型電子顕微鏡(SEM)に
より観察し、視野内に認められる粒子30個について各粒
子の長軸方向の長さを測定し、それを平均化することで
求めた。
びJIS−R1601に基づく3点曲げ強度を測定し、
表1に示した。また、焼結体中の平均粒径については、
強度測定試料の破断面を走査型電子顕微鏡(SEM)に
より観察し、視野内に認められる粒子30個について各粒
子の長軸方向の長さを測定し、それを平均化することで
求めた。
【0030】さらに、板状焼結体を121℃、2気圧の
熱水中で100時間熱処理した後の曲げ強度を測定し、
また、熱処理前後での結晶相の変化および単斜晶の割合
を下記に示す方法にて求めた。(R.C.Garvie
andP.S.NicholsonJ.Amer.Ce
ram.Soc.,vol.55,No.6(197
2)参照。)結果は、表1に示した。
熱水中で100時間熱処理した後の曲げ強度を測定し、
また、熱処理前後での結晶相の変化および単斜晶の割合
を下記に示す方法にて求めた。(R.C.Garvie
andP.S.NicholsonJ.Amer.Ce
ram.Soc.,vol.55,No.6(197
2)参照。)結果は、表1に示した。
【0031】すなわち、板状焼結体のX線回折チャート
から単斜晶相の回折ピーク強度Im(111)、Im
(11−1)、正方晶相の回折ピーク強度It(11
1)、立方晶相の回折ピーク強度Ic(111)をそれ
ぞれ求め、下記式により単斜晶の割合を求めた。
から単斜晶相の回折ピーク強度Im(111)、Im
(11−1)、正方晶相の回折ピーク強度It(11
1)、立方晶相の回折ピーク強度Ic(111)をそれ
ぞれ求め、下記式により単斜晶の割合を求めた。
【0032】単斜晶相の割合=100×{Im(11
1)+Im(11−1)}/{Im(111)+Im
(11−1)+It(111)+Ic(111)} なお、結晶相については、上述したX線回折チャートに
て存在が確認できるものについて、正方晶相t、立方晶
相c、および単斜晶相mとしてその量比とともに記し
た。
1)+Im(11−1)}/{Im(111)+Im
(11−1)+It(111)+Ic(111)} なお、結晶相については、上述したX線回折チャートに
て存在が確認できるものについて、正方晶相t、立方晶
相c、および単斜晶相mとしてその量比とともに記し
た。
【0033】
【表1】
【0034】表1より明らかなように、本発明の材料組
成である試料No.2、4〜6、8〜11および14〜
16は熱処理前後においても高い強度特性を示し、また
平均粒径の大きな試料においては優れたPC面加工特性
を示している。とりわけ、試料No.5、6、9、10
は熱処理による相転移も少なく、強度も高くそして加工
特性に優れている。
成である試料No.2、4〜6、8〜11および14〜
16は熱処理前後においても高い強度特性を示し、また
平均粒径の大きな試料においては優れたPC面加工特性
を示している。とりわけ、試料No.5、6、9、10
は熱処理による相転移も少なく、強度も高くそして加工
特性に優れている。
【0035】これに対して、本発明の請求範囲外である
試料No.1、3、7、12、13、17は強度が低
く、また熱処理により単斜晶相の量比が多くなり、熱処
理後曲げ強度が低下してしまった。
試料No.1、3、7、12、13、17は強度が低
く、また熱処理により単斜晶相の量比が多くなり、熱処
理後曲げ強度が低下してしまった。
【0036】さらに、Yb2 O3 の代わりにDy2 O3
またはY2 O3 を添加した試料No.18〜21では、
PC面加工性が本発明の範囲内の試料に比べて悪く、特
にY2 O3 を添加した試料No.20、21は熱処理に
よる強度変化率が大きいものであった。
またはY2 O3 を添加した試料No.18〜21では、
PC面加工性が本発明の範囲内の試料に比べて悪く、特
にY2 O3 を添加した試料No.20、21は熱処理に
よる強度変化率が大きいものであった。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したとおり、本発明の光ファイ
バコネクタ用部材によれば、高温での熱処理によっても
高い強度を維持するとともに、その製造におけるPC面
加工性に優れ、かつフェルールの脱着に耐えうる耐磨耗
性を得ることができることから容易にかつ高信頼性の光
ファイバコネクタを作製することができる。
バコネクタ用部材によれば、高温での熱処理によっても
高い強度を維持するとともに、その製造におけるPC面
加工性に優れ、かつフェルールの脱着に耐えうる耐磨耗
性を得ることができることから容易にかつ高信頼性の光
ファイバコネクタを作製することができる。
【図1】本発明の光ファイバコネクタ用部材の一例であ
るフェルールとスリーブの一部切り欠き断面図である。
るフェルールとスリーブの一部切り欠き断面図である。
1 光ファイバコネクタ用部材 2 フェルール 2a 貫通孔 3 スリーブ 3a スリット 4 光ファイバケーブル 5 金具
Claims (2)
- 【請求項1】ZrO2 を主成分とし、YbをYb2 O3
換算で1〜4モル%、CeをCeO2 換算で5〜8モル
%含有するセラミックスからなることを特徴とする光フ
ァイバコネクタ用部材。 - 【請求項2】平均粒径が2μm以下であり、曲げ強度が
80kg/mm2 以上、121℃の水蒸気に100時間
晒した後の単斜晶の存在割合が30%以下であることを
特徴とする請求項1記載の光ファイバコネクタ用部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11022109A JP2000219573A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 光ファイバコネクタ用部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11022109A JP2000219573A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 光ファイバコネクタ用部材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000219573A true JP2000219573A (ja) | 2000-08-08 |
Family
ID=12073730
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11022109A Pending JP2000219573A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 光ファイバコネクタ用部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000219573A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2865657A4 (en) * | 2012-06-20 | 2016-06-22 | Chaozhou Three Circle Group Co | CERAMIC SLEEVE |
| CN116854466A (zh) * | 2023-06-28 | 2023-10-10 | 成都三环科技有限公司 | 一种陶瓷插芯及其制备方法和应用 |
-
1999
- 1999-01-29 JP JP11022109A patent/JP2000219573A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2865657A4 (en) * | 2012-06-20 | 2016-06-22 | Chaozhou Three Circle Group Co | CERAMIC SLEEVE |
| CN116854466A (zh) * | 2023-06-28 | 2023-10-10 | 成都三环科技有限公司 | 一种陶瓷插芯及其制备方法和应用 |
| CN116854466B (zh) * | 2023-06-28 | 2024-03-15 | 成都三环科技有限公司 | 一种陶瓷插芯及其制备方法和应用 |
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