JP2000220276A - 床下地構造 - Google Patents
床下地構造Info
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Landscapes
- Floor Finish (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 床下からの防湿性を図り、強度も向上させ
る。 【解決手段】 吸湿性基板1の少なくとも床下側の下面
にポリオレフィン系樹脂のシート21で耐湿層2を形成
した床下地パネル10に複数の支持脚5を取付け、複数
の床下地パネル10の支持脚5を床基盤7上に接地させ
て床基盤7と床下地パネル10との間に間隔を設けて床
下地パネル10を敷き並べた。
る。 【解決手段】 吸湿性基板1の少なくとも床下側の下面
にポリオレフィン系樹脂のシート21で耐湿層2を形成
した床下地パネル10に複数の支持脚5を取付け、複数
の床下地パネル10の支持脚5を床基盤7上に接地させ
て床基盤7と床下地パネル10との間に間隔を設けて床
下地パネル10を敷き並べた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンクリートス
ラブなどの床基盤から所定の高さを保って設けられる床
下地構造に関する。
ラブなどの床基盤から所定の高さを保って設けられる床
下地構造に関する。
【0002】
【従来の技術】所定の大きさの合板やパーティクルボー
ドなどからなる吸湿性基板に支持脚を取付けた床下地パ
ネルをコンクリートスラブ上に並べて置いていく所謂置
床工法で構築される床下地構造が知られている。このよ
うな置床工法中隣り合う床下地パネル同士を突き合わせ
ずに所定の間隔をあけて敷き並べる所謂スペース工法と
呼ばれる方法で構築される床下地構造もある。いずれの
場合も床下地パネル上に仕上材が貼付されて床構造を構
成する。スペース工法では、床下地パネル上に捨張材を
貼付し、捨張材上に仕上材を貼付する。また、吸湿性基
板の材料として、近年、熱帯雨林の破壊防止のため南洋
材の輸入及び価格が不安定となり、合板を用いずにパー
ティクルボードやファイバーボードなどの木質系芯材ボ
ードを用いることが多くなっている。
ドなどからなる吸湿性基板に支持脚を取付けた床下地パ
ネルをコンクリートスラブ上に並べて置いていく所謂置
床工法で構築される床下地構造が知られている。このよ
うな置床工法中隣り合う床下地パネル同士を突き合わせ
ずに所定の間隔をあけて敷き並べる所謂スペース工法と
呼ばれる方法で構築される床下地構造もある。いずれの
場合も床下地パネル上に仕上材が貼付されて床構造を構
成する。スペース工法では、床下地パネル上に捨張材を
貼付し、捨張材上に仕上材を貼付する。また、吸湿性基
板の材料として、近年、熱帯雨林の破壊防止のため南洋
材の輸入及び価格が不安定となり、合板を用いずにパー
ティクルボードやファイバーボードなどの木質系芯材ボ
ードを用いることが多くなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】コンクリートスラブと
床下地パネルとの間には湿気がこもり、床下地パネルの
吸湿性基板が吸湿し、基板に伸び、縮み、反りなどが生
じ、特に木質系芯材ボードを用いたものでは強度、寸法
安定性、耐湿性に劣っていた。
床下地パネルとの間には湿気がこもり、床下地パネルの
吸湿性基板が吸湿し、基板に伸び、縮み、反りなどが生
じ、特に木質系芯材ボードを用いたものでは強度、寸法
安定性、耐湿性に劣っていた。
【0004】そこで、この発明は、置床工法で用いられ
る床下地パネルの床下からの防湿性を図り、強度も向上
させた床下地構造を提供することを目的とする。
る床下地パネルの床下からの防湿性を図り、強度も向上
させた床下地構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、吸湿性基板の少なくとも床下側の下面
にポリオレフィン系樹脂のシートで耐湿層を形成した床
下地パネルに複数の支持脚を取付け、複数の床下地パネ
ルの支持脚を床基盤上に接地させて床基盤と床下地パネ
ルとの間に間隔を設けて床下地パネルを敷き並べたもの
である。
め、この発明は、吸湿性基板の少なくとも床下側の下面
にポリオレフィン系樹脂のシートで耐湿層を形成した床
下地パネルに複数の支持脚を取付け、複数の床下地パネ
ルの支持脚を床基盤上に接地させて床基盤と床下地パネ
ルとの間に間隔を設けて床下地パネルを敷き並べたもの
である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の好適な実施例
を図面を参照にして説明する。
を図面を参照にして説明する。
【0007】図1に示す実施例では、パーティクルボー
ドやファイバーボード、OSB(オリエンテッドストラ
ンドボード)やMDF(木質繊維板)、合板、石膏板、
セメント板、石綿板などの吸湿性基板1の床下側の下面
に耐湿層2を形成し、床上側の上面には紙3を貼付して
ある。この耐湿層2は、ポリオレフィン系樹脂のシート
21とした。ポリオレフィン系の樹脂としては、ポリエ
チレン,ポリプロピレン,ポリブテン−1,ポリイソブ
チレン,ポリ4−メチル−1−ペンテン,エチレン・酢
酸ビニル共重合体,エチレン・エチルアクリレート共重
合体,エチレン・プロピレン共重合体,エチレン・プロ
ピレン・ジエン共重合体(EPDM),エチレン・ブテ
ン共重合体,エチレン・ブテン・ジエン共重合体等が好
適に使用でき、特に防湿性及び価格などの点から好まし
くはポリエチレンまたはポリプロピレンのシートが使用
できる。例えば、ポリエチレンのシート21の厚みは、
10〜30μm程度が、耐湿性やコスト及び取扱い易さ
の面からも有利である。紙3としては、目付量20〜1
00g/m2程度、好適には20〜70g/m2の薄葉
紙やクラフト紙,セラミック紙,紙間補強紙,チタン紙
などが使用でき、特にクラフト紙のように表面がざらつ
いている紙がすべらずに作業性が良いために適してい
る。なお、作業性の面からは目付量100g/m2以上
の腰のある紙も、特に上面用として好適に使用できる。
紙間剥離強度実現のためには、薄葉紙やクラフト紙が好
適である。厚手の紙を用いたときには、撥水剤、例えば
パラフィン、SBRを含浸させておくことで紙間剥離を
防止できる。
ドやファイバーボード、OSB(オリエンテッドストラ
ンドボード)やMDF(木質繊維板)、合板、石膏板、
セメント板、石綿板などの吸湿性基板1の床下側の下面
に耐湿層2を形成し、床上側の上面には紙3を貼付して
ある。この耐湿層2は、ポリオレフィン系樹脂のシート
21とした。ポリオレフィン系の樹脂としては、ポリエ
チレン,ポリプロピレン,ポリブテン−1,ポリイソブ
チレン,ポリ4−メチル−1−ペンテン,エチレン・酢
酸ビニル共重合体,エチレン・エチルアクリレート共重
合体,エチレン・プロピレン共重合体,エチレン・プロ
ピレン・ジエン共重合体(EPDM),エチレン・ブテ
ン共重合体,エチレン・ブテン・ジエン共重合体等が好
適に使用でき、特に防湿性及び価格などの点から好まし
くはポリエチレンまたはポリプロピレンのシートが使用
できる。例えば、ポリエチレンのシート21の厚みは、
10〜30μm程度が、耐湿性やコスト及び取扱い易さ
の面からも有利である。紙3としては、目付量20〜1
00g/m2程度、好適には20〜70g/m2の薄葉
紙やクラフト紙,セラミック紙,紙間補強紙,チタン紙
などが使用でき、特にクラフト紙のように表面がざらつ
いている紙がすべらずに作業性が良いために適してい
る。なお、作業性の面からは目付量100g/m2以上
の腰のある紙も、特に上面用として好適に使用できる。
紙間剥離強度実現のためには、薄葉紙やクラフト紙が好
適である。厚手の紙を用いたときには、撥水剤、例えば
パラフィン、SBRを含浸させておくことで紙間剥離を
防止できる。
【0008】前記ポリオレフィン系樹脂のシート21を
吸湿性基板1に貼付するには、シート21をプラズマ放
電処理又はコロナ放電処理した後に一般的な接着剤を用
いて接着することができる。このような放電処理をポリ
オレフィン系樹脂シート21に施すことにより、シート
21の表面が活性化され、接着剤により基板1に貼付す
ることができる。放電処理を施さないシート21を基板
1に貼付する場合は、接着剤で接着することができず、
シート21の表面を溶融させた状態で基板1の接着剤を
塗布した面に貼り付ける。しかしながら、表面を溶融さ
せたシート21は、ひらひらして取扱いにくく、基板1
への貼付作業が困難であった。シート21に放電処理を
することにより、溶融させる必要がなくなるので、貼付
作業もし易くなる。
吸湿性基板1に貼付するには、シート21をプラズマ放
電処理又はコロナ放電処理した後に一般的な接着剤を用
いて接着することができる。このような放電処理をポリ
オレフィン系樹脂シート21に施すことにより、シート
21の表面が活性化され、接着剤により基板1に貼付す
ることができる。放電処理を施さないシート21を基板
1に貼付する場合は、接着剤で接着することができず、
シート21の表面を溶融させた状態で基板1の接着剤を
塗布した面に貼り付ける。しかしながら、表面を溶融さ
せたシート21は、ひらひらして取扱いにくく、基板1
への貼付作業が困難であった。シート21に放電処理を
することにより、溶融させる必要がなくなるので、貼付
作業もし易くなる。
【0009】前記吸湿性基板1の上面および下面に紙3
やシート21を貼付した床下地パネル10の下面には所
定の個所に突起4を設け、この突起4に筒状の支持脚5
を嵌合させている。この支持脚5はプラスチック製の筒
体からなり、その下端にはクッションゴム6を設けてあ
る。支持脚5のクッションゴム6はコンクリートスラブ
などの床基盤7上に接地させ、床基盤7と下地パネル1
0との間に所定の間隔を設けてある。
やシート21を貼付した床下地パネル10の下面には所
定の個所に突起4を設け、この突起4に筒状の支持脚5
を嵌合させている。この支持脚5はプラスチック製の筒
体からなり、その下端にはクッションゴム6を設けてあ
る。支持脚5のクッションゴム6はコンクリートスラブ
などの床基盤7上に接地させ、床基盤7と下地パネル1
0との間に所定の間隔を設けてある。
【0010】また、紙3やシート21に貼付した床下地
パネル10の側面(木口)には、撥水性材料や防水性材
料を塗布しておくことが好ましく、このような塗布を施
しておくことによりさらに耐湿性能に優れたものとな
る。塗布材料としては、SBR、パラフィン、アクリル
系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂などが好適に
用いられる。
パネル10の側面(木口)には、撥水性材料や防水性材
料を塗布しておくことが好ましく、このような塗布を施
しておくことによりさらに耐湿性能に優れたものとな
る。塗布材料としては、SBR、パラフィン、アクリル
系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂などが好適に
用いられる。
【0011】図2は図1に示すような床下地パネル10
を互いに間隔をあけて敷き並べた状態を示すものであ
り、所謂スペース工法と呼ばれる工法による床下地構造
である。このように敷き並べられた床下地パネル10上
には通常図示しない捨張材が貼付され、この捨張材の上
に図示しない仕上材を貼付する。
を互いに間隔をあけて敷き並べた状態を示すものであ
り、所謂スペース工法と呼ばれる工法による床下地構造
である。このように敷き並べられた床下地パネル10上
には通常図示しない捨張材が貼付され、この捨張材の上
に図示しない仕上材を貼付する。
【0012】図1に示す実施例において、吸湿性基板1
としてパーティクルボードを使用し、シート21として
目付量16g/m2のポリエチレンを使用し、紙3とし
て目付量23g/m2のものを使用した。基板1の下面
に酢酸ビニル系接着剤を塗布し、この接着剤塗布面に放
電処理を施したシート21を貼付し、全体を圧着して床
下地パネル10を製造した。
としてパーティクルボードを使用し、シート21として
目付量16g/m2のポリエチレンを使用し、紙3とし
て目付量23g/m2のものを使用した。基板1の下面
に酢酸ビニル系接着剤を塗布し、この接着剤塗布面に放
電処理を施したシート21を貼付し、全体を圧着して床
下地パネル10を製造した。
【0013】吸湿性基板1として合板を用いた場合に
は、強度や寸法安定性および耐水性などの面で優れてい
るが、パーティクルボードやファイバーボード等の木質
系芯材ボードは合板に比べてこれらの特性が劣るため、
使用範囲は限定されてしまう。しかしながら、この発明
の床下地パネル10において、木質系芯材ボードを基板
1として用いた場合でも、シート21および紙3の存在
により強度を向上させることができるとともに寸法安定
性も向上し、さらに耐水性も向上する。また、基板1と
しては木質系芯材ボードの両面に合板を貼ったものも使
用することができる。この発明では、床下地パネル10
の吸湿性基板1として木質系芯材ボードを用いることが
コストダウンの面から好ましい。
は、強度や寸法安定性および耐水性などの面で優れてい
るが、パーティクルボードやファイバーボード等の木質
系芯材ボードは合板に比べてこれらの特性が劣るため、
使用範囲は限定されてしまう。しかしながら、この発明
の床下地パネル10において、木質系芯材ボードを基板
1として用いた場合でも、シート21および紙3の存在
により強度を向上させることができるとともに寸法安定
性も向上し、さらに耐水性も向上する。また、基板1と
しては木質系芯材ボードの両面に合板を貼ったものも使
用することができる。この発明では、床下地パネル10
の吸湿性基板1として木質系芯材ボードを用いることが
コストダウンの面から好ましい。
【0014】前記耐湿層2は、その透湿度が100g/
m2・24h以下であることが好ましい。この透湿度
は、JIS Z 0208の条件Aに基づいて計測す
る。このJISの規格は、プラスチックフィルム、加工
紙などの防湿を目的とする包装材料の透湿度を試験する
ための透湿カップを使用する方法について規定するもの
である。ここで、透湿度は、一定時間に単位面積の膜状
物質を透過する水蒸気の量をいい、このJIS規格で
は、温度25℃又は40℃において防湿包装材料を境界
面とし、一方の側の空気を相対湿度90%、他の側の空
気を吸湿剤によって乾燥状態に保ったとき、24時間に
この境界面を通過する水蒸気の質量(g)を、その材料
1m2当たりに換算した値をその材料の透湿度としてい
る。
m2・24h以下であることが好ましい。この透湿度
は、JIS Z 0208の条件Aに基づいて計測す
る。このJISの規格は、プラスチックフィルム、加工
紙などの防湿を目的とする包装材料の透湿度を試験する
ための透湿カップを使用する方法について規定するもの
である。ここで、透湿度は、一定時間に単位面積の膜状
物質を透過する水蒸気の量をいい、このJIS規格で
は、温度25℃又は40℃において防湿包装材料を境界
面とし、一方の側の空気を相対湿度90%、他の側の空
気を吸湿剤によって乾燥状態に保ったとき、24時間に
この境界面を通過する水蒸気の質量(g)を、その材料
1m2当たりに換算した値をその材料の透湿度としてい
る。
【0015】図3では、耐湿層2が基板1側から紙3と
シート21を積層したものからなる例を示す。反対にシ
ート21、紙3の順で積層したものから耐湿層2を形成
することもできる。この場合、図4に示すように、ロー
ル30に巻きとられた紙3を送り出し、ドラム31上の
紙3に樹脂タンク32内の溶融したオレフィン系樹脂を
押し出して紙3上にシート21を積層した積層体を形成
する。次いで、この積層体(シート21と紙3)をコロ
ナ放電装置33の電極34間を通過させて放電加工す
る。放電加工された積層体はロール35に巻きとる。こ
のロール35に巻きとった積層体を基板1の大きさに裁
断してシート21側を接着剤で基板1に貼り付ける。コ
ロナ放電装置33の出力は2,000W、処理時間は
0.1〜0.6秒、周波数45KHzとしたが、出力は
10〜5,000W、処理時間は0.01〜30秒、周
波数30〜60KHzの範囲内でシート21の接着剤に
よる基板1への貼付は可能であった。
シート21を積層したものからなる例を示す。反対にシ
ート21、紙3の順で積層したものから耐湿層2を形成
することもできる。この場合、図4に示すように、ロー
ル30に巻きとられた紙3を送り出し、ドラム31上の
紙3に樹脂タンク32内の溶融したオレフィン系樹脂を
押し出して紙3上にシート21を積層した積層体を形成
する。次いで、この積層体(シート21と紙3)をコロ
ナ放電装置33の電極34間を通過させて放電加工す
る。放電加工された積層体はロール35に巻きとる。こ
のロール35に巻きとった積層体を基板1の大きさに裁
断してシート21側を接着剤で基板1に貼り付ける。コ
ロナ放電装置33の出力は2,000W、処理時間は
0.1〜0.6秒、周波数45KHzとしたが、出力は
10〜5,000W、処理時間は0.01〜30秒、周
波数30〜60KHzの範囲内でシート21の接着剤に
よる基板1への貼付は可能であった。
【0016】図5に示す実施例は、耐湿層2として、2
枚の紙3の間にポリオレフィン系樹脂のシート21を挟
んだものを用いた例を示す。この三層の耐湿層2は、2
枚の紙3と1枚のシート21を積層した状態で熱ロール
間を通過させることにより融着させたのち、この三層シ
ートを吸湿性基板1の下面に接着剤で貼付けることがで
きる。この三層の積層物も、透湿抵抗が100g/m2
・24h以下のものが好ましい。
枚の紙3の間にポリオレフィン系樹脂のシート21を挟
んだものを用いた例を示す。この三層の耐湿層2は、2
枚の紙3と1枚のシート21を積層した状態で熱ロール
間を通過させることにより融着させたのち、この三層シ
ートを吸湿性基板1の下面に接着剤で貼付けることがで
きる。この三層の積層物も、透湿抵抗が100g/m2
・24h以下のものが好ましい。
【0017】上述した各実施例において吸湿性基板1の
上面に紙3のみを貼付するのではなく、2枚の紙3にポ
リエチレンシート21を挟んだ構成をとることもできる
し、紙3とシート21の二層を貼付することもできる。
上面に紙3のみを貼付するのではなく、2枚の紙3にポ
リエチレンシート21を挟んだ構成をとることもできる
し、紙3とシート21の二層を貼付することもできる。
【0018】図6は別の実施例を示す断面図であり、支
持脚5として上部と下部のねじを逆ねじとしたボルトを
用い、床下地パネル10の高さ調節をできるようにした
例を示すものである。吸湿性基板1の下面には紙3を貼
付し、この紙3にオレフィン系樹脂からなるシート21
を貼付してある。この二層の積層物も透湿抵抗が100
g/m2・24h以下のものが好ましい。基板1の上面
には放電処理されたシート21を貼付し、その上に紙3
を貼付してある。床下地パネル10の所定個所には貫通
孔8を形成し、この貫通孔8に内周面に雌ねじが形成さ
れた金具9を固着してあり、支持脚5の上部のねじがね
じ込まれるようになっている。また支持脚5の下部のね
じはクッションゴム6に固着した金具11の内周面に形
成された雌ねじにねじ込まれるようになっている。図6
に示す雄ねじと雌ねじの関係は反対、すなわち床下地パ
ネル10側から雄ねじを突出させ、クッションゴム6側
からも雄ねじを突出させて内周面に上部と下部では逆ね
じとなるような雌ねじを内周面に形成した筒状のものを
これら雄ねじにねじ込むようにしてもよい。床下地パネ
ル10の下面の二層部分はシート21と紙3の上下関係
が反対であってもよい。
持脚5として上部と下部のねじを逆ねじとしたボルトを
用い、床下地パネル10の高さ調節をできるようにした
例を示すものである。吸湿性基板1の下面には紙3を貼
付し、この紙3にオレフィン系樹脂からなるシート21
を貼付してある。この二層の積層物も透湿抵抗が100
g/m2・24h以下のものが好ましい。基板1の上面
には放電処理されたシート21を貼付し、その上に紙3
を貼付してある。床下地パネル10の所定個所には貫通
孔8を形成し、この貫通孔8に内周面に雌ねじが形成さ
れた金具9を固着してあり、支持脚5の上部のねじがね
じ込まれるようになっている。また支持脚5の下部のね
じはクッションゴム6に固着した金具11の内周面に形
成された雌ねじにねじ込まれるようになっている。図6
に示す雄ねじと雌ねじの関係は反対、すなわち床下地パ
ネル10側から雄ねじを突出させ、クッションゴム6側
からも雄ねじを突出させて内周面に上部と下部では逆ね
じとなるような雌ねじを内周面に形成した筒状のものを
これら雄ねじにねじ込むようにしてもよい。床下地パネ
ル10の下面の二層部分はシート21と紙3の上下関係
が反対であってもよい。
【0019】上述した各実施例で、耐湿層2として、ポ
リオレフィン系樹脂シート21のみの単層構造(A)、
シート21と紙3との二層構造(シート,紙の順をB、
紙,シートの順をC)、2枚の紙3の間にシート21を
挟んだ三層構造(D)を示したが、これら耐湿層2と同
様の層を基板1の反対側の面(床上)に設けてもよい。
その組合せは、
リオレフィン系樹脂シート21のみの単層構造(A)、
シート21と紙3との二層構造(シート,紙の順をB、
紙,シートの順をC)、2枚の紙3の間にシート21を
挟んだ三層構造(D)を示したが、これら耐湿層2と同
様の層を基板1の反対側の面(床上)に設けてもよい。
その組合せは、
【表1】 の16通りとなる。さらに床上には何も設けない例もあ
るし、紙3のみを設ける例も含めると24通りの組合せ
が可能である。これらの組合せ中、防湿性及び反りの防
止に最も有効であったのは、B−C、B−D、D−C、
D−Dの組合せであった。
るし、紙3のみを設ける例も含めると24通りの組合せ
が可能である。これらの組合せ中、防湿性及び反りの防
止に最も有効であったのは、B−C、B−D、D−C、
D−Dの組合せであった。
【0020】図7は、基板1の下側の表面に耐湿層2を
形成したものを下地パネル10とし、これら下地パネル
10を支持脚5と支持板81とで床基盤7から所定の間
隔をあけて支持した例を示す。下地パネル10同士は互
いに隙間をあけて支持板81上に載置される。支持脚5
の下端にはクッションゴム6を設け、このゴム6が床基
盤7に接地している。また、支持脚5の外周にはねじが
切られ、このねじ部分が金具9にねじ込まれている。金
具9は支持板81に固着してあり、金具9の上端開口か
ら露出し、下地パネル10間の隙間から顔をのぞかせた
支持脚5の上端には溝5Aが形成されていて、この溝5
Aにドライバーを差し込んで支持脚5をいずれか一方に
回転させることにより下地パネル10のレベル調整を図
ることができるようになっている。また、支持板81は
パーティクルボードや合板あるいはプラスチック材料で
形成され、その上面すなわち下地パネル10と接触する
面にゴムシートや粘着シートを貼り付けておいてもよ
い。また、支持板81の下面には上述の耐湿層2を設け
ることができる。さらに、低床構造のものでは、支持脚
5の全体をゴム等で形成することもできる。なお、この
実施例では、下地パネル10同士を互いに隙間をあける
ようにしたが、隙間をあけずに突き合わせてもよい。
形成したものを下地パネル10とし、これら下地パネル
10を支持脚5と支持板81とで床基盤7から所定の間
隔をあけて支持した例を示す。下地パネル10同士は互
いに隙間をあけて支持板81上に載置される。支持脚5
の下端にはクッションゴム6を設け、このゴム6が床基
盤7に接地している。また、支持脚5の外周にはねじが
切られ、このねじ部分が金具9にねじ込まれている。金
具9は支持板81に固着してあり、金具9の上端開口か
ら露出し、下地パネル10間の隙間から顔をのぞかせた
支持脚5の上端には溝5Aが形成されていて、この溝5
Aにドライバーを差し込んで支持脚5をいずれか一方に
回転させることにより下地パネル10のレベル調整を図
ることができるようになっている。また、支持板81は
パーティクルボードや合板あるいはプラスチック材料で
形成され、その上面すなわち下地パネル10と接触する
面にゴムシートや粘着シートを貼り付けておいてもよ
い。また、支持板81の下面には上述の耐湿層2を設け
ることができる。さらに、低床構造のものでは、支持脚
5の全体をゴム等で形成することもできる。なお、この
実施例では、下地パネル10同士を互いに隙間をあける
ようにしたが、隙間をあけずに突き合わせてもよい。
【0021】図8は、図7に示す例の平面図であり、長
方形状の下地パネル10の四隅と長手方向の中間部分を
支持板81で支持し、夫々下地パネル10をその短い辺
が揃わないようにずらして配置してある。これら下地パ
ネル10上には、通常捨張材を貼り、その上に仕上材を
貼る。なお、支持板81の形状は四角形のみならず円形
その他の形状であってもよい。この支持板81の数は、
下地パネルの大きさや求められる剛性により適宜変更さ
れることは勿論である。
方形状の下地パネル10の四隅と長手方向の中間部分を
支持板81で支持し、夫々下地パネル10をその短い辺
が揃わないようにずらして配置してある。これら下地パ
ネル10上には、通常捨張材を貼り、その上に仕上材を
貼る。なお、支持板81の形状は四角形のみならず円形
その他の形状であってもよい。この支持板81の数は、
下地パネルの大きさや求められる剛性により適宜変更さ
れることは勿論である。
【0022】図7に示す耐湿層2は、先にも述べたよう
にシート21のみ、シート21と紙3との二層構造、2
枚の紙の間にシート21を挟んだ三層構造のいずれも採
用可能である(表1の組合せ)。また、この耐湿層2の
透湿度も100g/m2・24h以下とする。
にシート21のみ、シート21と紙3との二層構造、2
枚の紙の間にシート21を挟んだ三層構造のいずれも採
用可能である(表1の組合せ)。また、この耐湿層2の
透湿度も100g/m2・24h以下とする。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、吸湿性基板の少なくとも床下側の下面にポリオレフ
ィン系樹脂のシートからなる耐湿層を設けた床下地パネ
ルに複数の支持脚を取付け、複数の床下地パネルの支持
脚を床基盤上に接地させて床基盤と床下地パネルとの間
に間隔を設けて床下地パネルを敷き並べてあるので、吸
湿性基板が床下からの湿気を吸湿するのを防止でき、床
下地パネルの寸法安定性を確保できる。また、吸湿性基
板の床上側の上面にシートと紙または紙を貼付したもの
にあっては、吸湿性基板として強度に劣るパーティクル
ボードやファイバーボード等の木質系芯材ボードを使用
した場合であっても、強度が向上し、かつ耐湿性も向上
するので種々の用途に使用することができる。また、耐
湿層として、紙とポリオレフィン系樹脂のシートとを積
層したものを用いれば、両者を熱ロール間で融着させ、
紙側を接着剤で基板に貼付することができ、基板が吸湿
するのを防止するとともに製造も容易である。なおま
た、シートを直接基板に貼付するには、プラズマ放電処
理又はコロナ放電処理した後に行うと、作業も容易で確
実に貼付することができ、加熱して表面を溶融しなくて
もよい。
ば、吸湿性基板の少なくとも床下側の下面にポリオレフ
ィン系樹脂のシートからなる耐湿層を設けた床下地パネ
ルに複数の支持脚を取付け、複数の床下地パネルの支持
脚を床基盤上に接地させて床基盤と床下地パネルとの間
に間隔を設けて床下地パネルを敷き並べてあるので、吸
湿性基板が床下からの湿気を吸湿するのを防止でき、床
下地パネルの寸法安定性を確保できる。また、吸湿性基
板の床上側の上面にシートと紙または紙を貼付したもの
にあっては、吸湿性基板として強度に劣るパーティクル
ボードやファイバーボード等の木質系芯材ボードを使用
した場合であっても、強度が向上し、かつ耐湿性も向上
するので種々の用途に使用することができる。また、耐
湿層として、紙とポリオレフィン系樹脂のシートとを積
層したものを用いれば、両者を熱ロール間で融着させ、
紙側を接着剤で基板に貼付することができ、基板が吸湿
するのを防止するとともに製造も容易である。なおま
た、シートを直接基板に貼付するには、プラズマ放電処
理又はコロナ放電処理した後に行うと、作業も容易で確
実に貼付することができ、加熱して表面を溶融しなくて
もよい。
【図1】この発明の好適な実施例を示す断面図。
【図2】床下地パネルを床基盤上に敷き並べた状態を示
す斜視図。
す斜視図。
【図3】床下地パネルの他の実施例を示す断面図。
【図4】コロナ放電処理の工程図。
【図5】床下地パネルのさらに他の実施例を示す断面
図。
図。
【図6】別の実施例を示す断面図。
【図7】さらに別の実施例を示す断面図。
【図8】図7の平面略図。
1 吸湿性基板 2 耐湿層 3 紙 5 支持脚 7 床基盤 10 床下地パネル 21 ポリオレフィン系樹脂のシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上西 延明 埼玉県狭山市入間川3133−1−1114 (72)発明者 柳 秀史 神奈川県相模原市相模大野6−23 9− 1009 (72)発明者 江口 眞一 東京都小平市小川東町3−5−5−604
Claims (7)
- 【請求項1】 吸湿性基板の少なくとも床下側の下面に
ポリオレフィン系樹脂のシートで耐湿層を形成した床下
地パネルに複数の支持脚を取付け、 複数の床下地パネルの支持脚を床基盤上に接地させて床
基盤と床下地パネルとの間に間隔を設けて床下地パネル
を敷き並べたことを特徴とする床下地構造。 - 【請求項2】 前記耐湿層が、吸湿性基板側からポリオ
レフィン系樹脂のシート、紙の順、又は反対の順で積層
されたものであることを特徴とする請求項1に記載の床
下地構造。 - 【請求項3】 ポリオレフィン系樹脂のシートをプラズ
マ放電処理又はコロナ放電処理した後に吸湿性基板に貼
付したことを特徴とする請求項1又は2に記載の床下地
構造。 - 【請求項4】 前記耐湿層が、2枚の紙の間にポリオレ
フィン系樹脂のシートを挟んだものであることを特徴と
する請求項1に記載の床下地構造。 - 【請求項5】 前記耐湿層の透湿度が100g/m2・
24h以下であることを特徴とする請求項1ないし4の
いずれか1項に記載の床下地構造。 - 【請求項6】 吸湿性基板の床上側の上面に紙又はポリ
オレフィン系樹脂のシートを貼付し、あるいは紙とポリ
オレフィン系樹脂のシートを積層したもの、さらには2
枚の紙の間にポリオレフィン系樹脂シートを挟んだもの
を貼付したことを特徴とする請求項1ないし5のいずれ
か1項に記載の床下地構造。 - 【請求項7】 前記ポリオレフィン系樹脂として、ポリ
エチレン又はポリプロピレンを用いたことを特徴とする
請求項1ないし6のいずれか1項に記載の床下地構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11196538A JP2000220276A (ja) | 1998-07-09 | 1999-07-09 | 床下地構造 |
Applications Claiming Priority (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19462598 | 1998-07-09 | ||
| JP33303898 | 1998-11-24 | ||
| JP10-194625 | 1998-11-24 | ||
| JP10-333038 | 1998-11-24 | ||
| JP11196538A JP2000220276A (ja) | 1998-07-09 | 1999-07-09 | 床下地構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000220276A true JP2000220276A (ja) | 2000-08-08 |
Family
ID=27326968
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11196538A Pending JP2000220276A (ja) | 1998-07-09 | 1999-07-09 | 床下地構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000220276A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015059331A (ja) * | 2013-09-18 | 2015-03-30 | 株式会社 Ufg | 二重床構造およびその施工方法 |
-
1999
- 1999-07-09 JP JP11196538A patent/JP2000220276A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015059331A (ja) * | 2013-09-18 | 2015-03-30 | 株式会社 Ufg | 二重床構造およびその施工方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060613 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080522 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080527 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080929 |