JP2000221749A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000221749A
JP2000221749A JP11025401A JP2540199A JP2000221749A JP 2000221749 A JP2000221749 A JP 2000221749A JP 11025401 A JP11025401 A JP 11025401A JP 2540199 A JP2540199 A JP 2540199A JP 2000221749 A JP2000221749 A JP 2000221749A
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pattern
rotation
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rotation unevenness
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JP11025401A
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English (en)
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Teruhiko Fujikura
照彦 藤倉
Ichiro Bessho
一朗 別所
Takahiro Tsujimoto
隆浩 辻本
Hideki Matsuura
秀樹 松浦
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の像担持体に形成した像を多重転写する
ことにより画像を形成する画像形成装置において、前記
複数の像担持体のそれぞれに独立して発生し得る回転ム
ラに起因する色ズレの発生を防止する。 【解決手段】 前記複数の像担持体上に、所定の線分を
等しい時間間隔で複数配置してなる画像パターンであっ
て、前記像担持体の一回転に対応する当該画像パターン
の一周期に含まれる複数の線分のうち一の線分のみ、他
の線分と属性が異なる画像パターン50C〜50Kをそ
れぞれ形成し、形成された画像パターンを、それぞれ光
学センサユニット28により検出した結果に基づいて、
前記複数の像担持体に生じている回転ムラをそれぞれ検
出する。検出された回転ムラに基づき、前記複数の像担
持体にそれぞれ生じている回転ムラの位相が等しくなる
ように、それぞれの像担持体の回転を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の像担持体上
にそれぞれ形成した像を多重転写して画像を形成する画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、種々の形式のフルカラー画像形成
装置が開発されているが、フルカラー画像を形成する方
式として現在主流になりつつあるものの一つにタンデム
方式と呼ばれる方式がある。タンデム方式の画像形成装
置では、一般的には、形成する画像をシアン(C)、マ
ゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各再
現色(以下、上記各再現色をそれぞれC、M、Y、Kと
略記し、各再現色に対応する部分には、それぞれC、
M、Y、Kの添え字を付加して表す。)に分解し、各再
現色ごとに備えられた複数の像担持体上にトナー像を形
成した後に、これらを多重転写することによりフルカラ
ー画像を形成している。従って、各色で形成されたトナ
ー像の間で転写位置のズレが生じると、たとえそれが数
画素分のズレであっても色ズレとなり、画像品質の極端
な低下を招いてしまうため、これをいかに低減させるか
が最大の課題となっている。
【0003】そこで、タンデム方式の画像形成装置にお
いては、従来から、各色に対応する作像ユニットにより
所定形状をした各色のパターンを転写材搬送ベルト(以
下、単に「搬送ベルト」という。)上の所定位置に形成
し、これを光学センサ等で検知することにより、発生す
る位置ズレ量を推定し、推定した結果に応じて前記各像
担持体上における画像形成位置等を変更するなどして位
置ズレの補正を行う、いわゆるレジスト補正が行われて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記レ
ジスト補正においては、位置ズレ発生の原因が、像担持
体として一般的に用いられる各感光体ドラムの駆動軸の
偏芯等に起因する回転ムラである場合に、適切な補正が
できない場合があるという問題点を有していた。以下、
上記回転ムラに起因する位置ズレの補正が適切にできな
い場合について、図面を参照しながら具体的に説明す
る。図9は、従来のタンデム方式の画像形成装置におい
て、Kの感光体ドラムとYの感光体ドラムとに、それぞ
れ独立した回転ムラが生じている場合の位置ズレの発生
について説明するための図である。
【0005】同図(a)は、Kの感光体ドラムに生じて
いる回転ムラによる影響を示すものである。同図(a)
において、グラフ(K−G)はKの感光体ドラムに生じ
ている回転ムラによる感光体ドラムの回転速度変動を表
している。また、(K−I)は、Kの感光体ドラムを露
光するレーザダイオード(以下、「LD」と略記す
る。)により、Kの感光体ドラム表面に形成されるレジ
スト補正用パターンの形状、及びその形成タイミングを
表すものである。同図に示される如く、この例では、レ
ジスト補正用パターンとして、主走査方向及び副走査方
向に所定の長さを有する同一形状の線分(以下、主走査
方向の長さを「長さ」、副走査方向の長さを「幅」とい
う。)を、時間的に等間隔で形成するようになってい
る。
【0006】一方、(K−II)は、Kの感光体ドラムに
回転ムラが生じていることにより、実際に感光体ドラム
表面に静電潜像(現像後はトナー像)として形成される
線分の位置にズレが生じることを表している。即ち、回
転ムラが生じていない場合であれば、同図(K−II)に
おいて幅の細い方の線分にて表される位置、即ち(K−
I)に示されるものと同様、等間隔で静電潜像が形成さ
れるはずであるのが、実際に形成される位置は等間隔と
ならず、幅の太い方の線分にて表された位置にそれぞれ
の線分像が形成されることを意味している。
【0007】このような画像形成位置のズレが生じる理
由は、以下の如くである。即ち、同図中(K−G)のグ
ラフにおいて、回転速度Vが所定の速度よりも速くなっ
ている部分では、上記線分の間隔が所定の間隔よりも広
くなり、一方、回転速度Vが所定の速度よりも遅い部分
では、上記線分の間隔が所定の間隔よりも狭くなる。な
お、回転軸の偏芯に起因する速度変動は、原則として感
光体ドラムの一回転を一周期として周期的に現れるた
め、当該一周期のうちの所定の位置では、実際の画像形
成位置と理想的な画像形成位置とが一致することになる
(図中、BP1〜BP3で示される位置)。
【0008】これらについては、Yの感光体ドラムにつ
いて生じる同様の現象を表した同図(b)についても同
様のことがいえる。ここで、従来のレジスト補正によ
り、同図(a)(K−G)のグラフにおけるKaのタイ
ミング(同図(b)(Y−G)のグラフにおけるYbの
タイミングと同一、以下、このタイミングを「補正タイ
ミング」という。)において、形成されるK及びYのレ
ジストマークの画像形成位置の間にズレが生じないよう
に、K及びYの感光体ドラム表面への画像形成位置の補
正を行ったとすると、確かに当該補正タイミングにおけ
る位置ズレは解消されるが、補正タイミングから離れる
に従って位置ズレ量が増大していくことになる。図10
は、この位置ズレ量の増大を示す図である。
【0009】同図に示されるように、Kの感光体ドラム
の回転速度は補正タイミングを過ぎると徐々に遅くな
り、従って、上記形成されるべき線分の間隔は徐々に広
くなっていくことになる。一方、Yの感光体ドラムの回
転速度は補正タイミングを過ぎると徐々に速くなるた
め、Yについての上記線分の間隔は徐々に狭くなってい
く。以上に説明したように、K及びYの感光体ドラムに
それぞれ独立して発生する回転ムラによって、補正タイ
ミングの経過後徐々に各色間の相対的位置ズレ量が増加
していくことになり、即ち、このような場合には従来の
レジスト補正によっては適切に色ズレを防止することが
できない。
【0010】本発明は上記のような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、複数の像担持体にそれぞれ独立して
発生し得る回転ムラに起因する色ズレの発生を防止する
ことができる画像形成装置を提供することを目的として
いる。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の画像形成装置は、複数の像担持体を備え、
当該複数の像担持体上に画像書き込み手段により画像を
形成して、それらを多重転写することにより画像を形成
する画像形成装置であって、前記画像書き込み手段を制
御して、前記複数の像担持体上に、所定の画像パターン
をそれぞれ形成するパターン形成手段と、前記パターン
形成手段により形成された画像パターンを、それぞれ検
出するパターン検出手段と、前記パターン検出手段によ
る検出の結果に基づいて、前記複数の像担持体にそれぞ
れ生じている回転ムラに関する情報をそれぞれ取得する
回転ムラ検出手段と、前記回転ムラ検出手段により取得
された情報に基づき、前記複数の像担持体にそれぞれ生
じている回転ムラの位相が等しくなるように、それぞれ
の像担持体の回転を制御する制御手段とを含み、前記所
定の画像パターンは、所定の線分を等しい時間間隔で複
数配置してなる画像パターンであって、前記像担持体の
一回転に対応する当該画像パターンの一周期に含まれる
複数の線分のうち、一の線分のみ、前記パターン検出手
段による検出の結果から他の線分と識別できるように、
所定の属性を異ならしめたものとした画像パターンであ
ることを特徴としている。
【0012】このような構成とすれば、複数の像担持体
にそれぞれ独立して回転ムラが発生した場合でも、それ
らの回転ムラの位相を等しくすることができる。従っ
て、当該複数の像担持体表面に形成されたトナー像の多
重転写に際して、回転ムラによる画像形成位置のズレが
色ズレとして顕在化することが無くなるので、色ズレの
発生を防止することができる。ここで、前記一の線分の
み、他の線分と属性を異ならせる一つの具体的な方法と
して、他の線分と副走査方向の長さを異ならしめる方法
があるが、前記パターン検出手段により識別可能な属性
の違いであれば、他の方法も考えられる。
【0013】また、前記画像形成装置はさらに、前記複
数の像担持体上にそれぞれ形成された画像パターンを所
定の転写体に転写する転写手段を含み、前記パターン検
出手段は、前記転写体に転写された画像パターンを検出
するようにしてもよい。このようにすれば、搬送ベルト
を駆動するローラ等に回転ムラが生じている場合にも、
それを含めた速度変動に対応して、色ズレの発生を防止
することができる。
【0014】なお、位相を合わせる具体的な方法とし
て、例えば、前記回転ムラ検出手段は、前記画像パター
ンに含まれる複数の線分が、前記パターン検出手段によ
り順次検出される時間間隔を取得する回転ムラ情報取得
部と、前記回転ムラ情報取得部により取得された時間間
隔が最大又は最小となるタイミングと、前記一の線分が
検出されたタイミングとの差をそれぞれ取得する位相情
報取得部とを含み、前記制御手段は、前記位相情報取得
部により検出されたタイミングの差に基づき、前記複数
の像担持体にそれぞれ生じている回転ムラの位相が等し
くなるように、それぞれの像担持体の回転を制御するこ
とが考えられ、更に具体的には、前記制御手段は、前記
位相情報取得部により検出されたタイミングの差に基づ
き、前記複数の像担持体にそれぞれ生じている回転ムラ
の位相が等しくなるように、それぞれの像担持体の回転
開始タイミングを制御することができるが、回転開始タ
イミングの制御のみならず、回転駆動しながら位相を合
わせることも可能である。
【0015】また、以上に加えて、前記制御手段はさら
に、前記回転ムラ情報取得部により取得された時間間隔
に基づいて、前記それぞれの像担持体に生じている回転
ムラを低減するように、それぞれの像担持体の回転を制
御するようにしておくことが好ましい。このようにすれ
ば、位相を合わせるべき回転ムラ自体の大きさも小さく
することができるので、さらに色ズレの発生を抑制する
ことができるからである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一適用例として、
本発明をタンデム方式のデジタルフルカラー複写機(以
下、単に「複写機」という。)に適用した場合の、本発
明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。 (1)複写機の構成 図1は、本実施の形態の複写機の正面図である。同図に
示されるように、本実施の形態の複写機は、筺体10最
下部に挿抜自在にセットされた給紙カセット11から、
筺体左側壁12に外方へ突出姿勢で取着された排紙トレ
ー13に至るまでの筺体下部空間に水平に搬送ベルト1
4が架設され、この搬送ベルト14の上方に、搬送ベル
ト長手方向に沿って複数(図示例では4個)の作像ユニ
ット30C、30M、30Y、30Kが列設され、搬送
ベルト14にて記録シートSを搬送しつつ各作像ユニッ
ト30C〜30Kによって記録シートS上に各色成分の
トナー画像を転写し、各色の重ね合わせによりカラー画
像を形成するものである。
【0017】筺体10の上部にはイメージリーダ部15
が配されており、ここで光学的に読み取られた原稿画像
の画像データは、制御部300にて所要の画像処理がな
され、C、M、Y、Kの各色成分に分解されて、前記作
像ユニット30C〜30Kの上部に配された光ユニット
40C〜40Kのレーザダイオード41C〜41Kを各
色成分信号に基づき光変調駆動する。光変調されたレー
ザ光はポリゴンミラー42C〜42Kにて主走査方向へ
スキャンされつつ対応する色成分の作像ユニット30C
〜30Kに導入される。
【0018】作像ユニット30C〜30Kは感光体ドラ
ム31C〜31Kを中心としてその周囲に帯電チャージ
ャ、現像器等を配し、光変調されたレーザ光で、矢印a
の方向に回転する感光体ドラム31C〜31Kを露光し
つつ、露光により形成される静電潜像を現像器でトナー
像として可視像化する、いわゆる電子写真方式で画像形
成するユニット構造体である。尚、各作像ユニット30
C〜30Kの現像器は、光ユニット40C〜40Kの光
変調色成分に対応して、C、M、Y、Kのトナーを含む
現像剤を感光体ドラム31C〜31Kにそれぞれ供給す
る。
【0019】各作像ユニット30C〜30Kの感光体ド
ラム直下位置には搬送ベルト14を介して転写チャージ
ャ17C〜17Kが配されており、感光体ドラム31C
〜31K表面に形成されたトナー像を、搬送ベルト14
上を搬送される記録シートSに転写するようにしてあ
る。搬送ベルト14は、駆動ローラ18、従動ローラ1
9及びテンションローラ20にて張架されており、駆動
ローラ18が、図示しないモータによって矢印bの向き
に回転駆動されると、搬送ベルト14は矢印cの方向に
走行する。このとき、搬送ベルト14の走行速度と画像
形成時の感光体ドラムの周速(以下、「プロセス速度」
という)とが一致するように、前記モータの回転速度が
制御される。また、テンションローラ20は、図示しな
い引っ張りばねで矢印dの方向に引っ張られており、こ
れによって、搬送ベルト14の張力が一定に保持され
る。
【0020】また、各感光体ドラム31C〜31Kの上
流側には、それぞれに対応してレジストセンサ32C〜
32Kが設けられており、このレジストセンサ32C〜
32Kによって、搬送ベルト14上を搬送される記録シ
ートSの先端が検出される。各レジストセンサ32C〜
32Kは、当該レジストセンサ32C〜32Kによる検
出位置から、対応する感光体ドラム31C〜31Kのト
ナー像転写位置までの記録シート搬送路に沿った距離
が、対応する感光体ドラム31C〜31Kにおける露光
位置から転写位置までの感光体ドラムの周方向において
感光体ドラムが回転する向きに測った距離よりも長くな
るように設置されている。
【0021】各感光体ドラム31C〜31Kは、個々に
設けられたステッピングモータ33C〜33K(図4参
照)で回転駆動される。ただし、モータの種類について
は、ステッピングモータに限定されるわけではない。ま
た、記録シートSの搬送方向最下流には、光学センサユ
ニット28が設置されており、搬送ベルト14上に形成
された、本実施の形態におけるレジスト補正のためのト
ナーパターン(以下、単に「パターン」という。)が検
出される。本実施の形態では搬送ベルト14としてはポ
リエチレンテレフタレート(PET)等の透明な樹脂材
質のものが用いられており、光学センサユニット28と
しては、発光部にLEDを用い、受光部にフォトダイオ
ード(以下、「PD」と表記する。)を用いる透過型の
センサを用いている。ただし、搬送ベルト14として透
明度の低い材質を用いるような場合は反射型のセンサを
用いるようにしてもよい。
【0022】記録シート搬送方向最下流には定着装置2
6が配されており、ここで記録シートSに転写されたト
ナー像が加熱定着された後、記録シートSは排紙トレー
13に排出される。なお、光ユニット40C〜40K、
作像ユニット30C〜30Kによるトナー像の形成、及
び感光体ドラム31C〜31Kの回転駆動等は、制御部
300により制御される。制御部300の構成及び処理
内容については、後に詳細に説明する。
【0023】(2)制御部300の構成 次に、図2の機能ブロック図に基づき、制御部300の
構成を説明する。同図に示すように、制御部300は、
画像処理制御部310と、パターン生成制御部320
と、印字データ制御部330と、本体制御部340と、
パターン検出制御部350と、駆動制御部360とから
なり、各制御部310〜360は、CPUを中心とし
て、制御プログラムや各種の初期データ等を格納するR
OM、および制御変数等を一時的に格納するRAMなど
が接続されて構成される。
【0024】画像処理制御部310は、さらに画像メモ
リ部311や、回転ムラ情報取得部312、位相情報取
得部313を内部に備える。イメージリーダ部15で得
られたR、G、Bの画像データは、画像処理制御部31
0に入力され、A/D変換やシェーディング補正を経た
後、再現色であるC、M、Y、Kの各濃度データに変換
される。これらの濃度データは、さらにエッジ強調処理
や平滑化処理などの画質改善のための公知のデータ処理
を施された後、画像メモリ部311に各再現色毎に格納
される。
【0025】印字データ制御部330は、画像処理制御
部310から出力される印字データに基づき、光ユニッ
ト40C〜40Kを駆動制御し、レーザビームを発光さ
せて各感光体ドラム31C〜31K上を露光走査させ
る。一方、パターン生成制御部320は、各感光体ドラ
ムの回転ムラの検出に用いる所定のトナーパターンの印
字データを生成し、これを所定のタイミングで画像処理
制御部310に送り出す。本実施の形態では、当該トナ
ーパターンとして時間的に等間隔に印字される複数の線
分からなる形状パターン(以下、このトナーパターン
を、単に「パターン」という。)を用いる。図3にパタ
ーンの形状の一例を具体的に示す。同図に示されるよう
に、各色のパターン50K〜50Cは、主走査方向及び
副走査方向に、それぞれ所定の長さ(以下、主走査方向
の長さを「長さ」、副走査方向の長さを「幅」とい
う。)を有する線分を時間的に等間隔で形成することに
より構成される。ここで、「時間的に等間隔」とは、前
記パターンを構成する線分を形成するに際して、光ユニ
ット40C〜40Kにより感光体ドラム31C〜31K
表面を露光し、それぞれの線分の静電潜像を形成する必
要があるが、光ユニット40C〜40Kによる各々の線
分に対応する露光のタイミングの間隔が均一であること
を意味するものである。即ち、感光体ドラム31C〜3
1Kに回転ムラが生じている場合には、均一な間隔のタ
イミングで露光を行っても感光体ドラム表面に形成され
る線分間の間隔は等間隔とはならないからである。
【0026】同図3において、PKは感光体ドラムの一
回転周期に対応しており、また、dKは、それぞれの線
分の間隔を表している。このパターン形状について、図
4の拡大図を参照しながら、以下にさらに詳細に説明す
る。同図に示されるように、本実施の形態におけるパタ
ーンは、パターンを構成する線分のうちの一の線分につ
いて、他の線分と異なる幅としている。この幅の異なる
線分を、以下、「基準線」といい、他の線分を、「通常
線」という。各色のパターンの基準線の左端位置と最後
の通常線の左端位置との間の間隔PKは、感光体ドラム
の一回転周期に等しく、また、基準線の左端位置と、隣
接する通常線の左端位置との間隔dKは、隣接する通常
線同士の左端位置の間隔と等しく設定されている。以
下、このdKを単に線分同士の間の「間隔」という。
【0027】なお、本実施の形態では、各色のパターン
における最初の線分を基準線としているが、感光体ドラ
ムの一回転周期PKの範囲で一本のみ基準線を形成する
ようにすれば、基準線の位置は問わず、各色における基
準線の位置も必ずしも同一とする必要はない。隣接する
基準線若しくは通常線同士の間隔dKの大きさについて
は特に制限はないが、通常線自体の幅として、上記PD
や、PDの替わりとして用い得るCCD等にて検出可能
な幅として、もっとも狭い場合でも約0.5mm程度を
確保するのが適当である。従って、400dpi(ドッ
ト・パー・インチ)の場合であれば、上記通常線の副走
査方向中央位置の両側に、それぞれ7〜8ドット分の幅
を確保するようにする。
【0028】一方、基準線の幅と通常線の幅との間にど
の程度の差異を設けるかについては、複写機の仕様、具
体的には発生し得る回転ムラの大きさ等により、個々に
調整する必要がある。回転ムラの発生により、基準線及
び通常線の幅として検出される値に若干の誤差が生じる
場合もあると考えられ、基準線が本来の幅よりも狭く検
出され、通常線が本来の幅よりも広く検出された場合で
も、両者の混同が生じない程度の差異を設けておく必要
があるからである。
【0029】また、各色ごとのパターン全体の副走査方
向の長さについても、感光体ドラムの一周期にかぎられ
るわけではなく、数周期分(即ち、Nを整数としてPK
*N)を形成するようにしてもよい。以上のように、基
準線を含むパターンを用いた回転ムラの検出及び回転ム
ラの位相検出に関する処理内容については後述する。パ
ターン生成制御部320は、本体制御部340から回転
ムラ検出をするように指示を受けると、内部のROMか
らパターンの印字データをそれぞれ読み出し、画像処理
制御部310を介して印字データ制御部330に送る。
印字データ制御部330は、この印字データに基づき、
光ユニット40C〜40Kや作像ユニット30C〜30
Kを制御し、各色のパターンを所定のタイミングで搬送
ベルト14上に形成する。
【0030】パターン検出制御部350は、光学センサ
ユニット28のオン・オフ動作を制御すると共に、当該
光学センサユニット28からのパターンの検出信号を一
定時間ごとにサンプリングしてA/D変換を行う。な
お、本実施の形態におけるA/D変換は、いわゆる2値
化処理であり、所定の閾値を用いて光学センサユニット
28の検出信号を矩形波に変換する処理である。パター
ン検出制御部350は、このサンプリング値(2値化処
理の結果)を、検出タイミングと対応付けてRAM35
1に順次格納する。以下、このサンプリング値により形
成される矩形波を「サンプリング矩形波」という。
【0031】サンプリング矩形波は、パターンを構成す
る線分が検出されているタイミングでオンとなり、検出
されていないタイミングではオフとなる。本実施の形態
では、サンプリング矩形波の立ち上がりエッジを、パタ
ーンを構成する各々の線分の検出タイミングに関する情
報(以下、「検出タイミング情報」という。)とし、ま
た、立ち上がりエッジと立ち下がりエッジとの間の間隔
を、各々の線分の幅に関する情報(以下、「幅情報」と
いう。)とする。パターン検出制御部350は、上記検
出タイミング情報及び幅情報を取得し、画像処理制御部
310に送信する。
【0032】画像処理制御部310の回転ムラ情報取得
部312は、上記検出タイミング情報に基づいて、各色
の感光体ドラム31C〜31Kにそれぞれ発生している
回転ムラを表す情報(以下、「回転ムラ情報」とい
う。)を算出する。ここで「回転ムラ情報」とは、具体
的には、上記検出タイミング情報において、隣接する線
分に対応するそれぞれの立ち上がりエッジのタイミング
の間隔をいう。即ち、前述の如く、パターンを構成する
線分は時間的に等間隔で形成されているため、回転ムラ
が生じていなければ、当該立ち上がりエッジのタイミン
グの間隔は常に均一(若しくは一定の範囲内)となるは
ずである。従って、当該間隔の変化から回転ムラを検出
することができるからである。算出された回転ムラ情報
は、立ち上がりエッジ自体の検出タイミングと対応付け
られて位相情報取得部313に送られる。以下、「回転
ムラ情報」といった場合には、当該立ち上がりエッジ自
体の検出タイミングも含まれるものとして説明する。
【0033】位相情報取得部313は、前記回転ムラ情
報から、各色の感光体ドラム31C〜31Kにそれぞれ
独立して発生している回転ムラの位相に関する情報(以
下、「位相情報」という。)を算出する。ここで、「位
相情報」とは、上記サンプリング矩形波において、回転
ムラに起因して前記回転ムラ情報における立ち上がりエ
ッジの間隔がもっとも広くなっているタイミングと、基
準線の検出タイミングとの間の間隔をいう。従って、回
転ムラが発生しておらず、前記立ち上がりエッジの間隔
が全て所定の範囲内に納まっているような場合には、位
相情報の算出を行う必要はない。
【0034】上記のような位相情報の定義より、位相情
報は、例えば次のような方法にて算出することができ
る。即ち、前記回転ムラ情報に含まれる各々の立ち上が
りエッジ間の間隔を、回転ムラが生じていないとした場
合のエッジ間隔(理想的なエッジ間隔)と順次比較し、
その差分を算出していく。理想的なエッジ間隔は、パタ
ーンを構成する線分を各々形成するために露光するタイ
ミングの間隔とシステム速度とから予め算出して画像処
理制御部310内のメモリに格納しておくことができ
る。そして算出された上記差分と前記回転ムラ情報に含
まれるそれぞれの立ち上がりエッジのタイミングとか
ら、立ち上がりエッジの間隔がもっとも広くなっている
タイミングを容易に求めることができる。
【0035】一方、本実施の形態では基準線の幅が通常
線の幅と異なるため、前記パターン検出制御部350か
ら送られている幅情報に基づいて、基準線の立ち上がり
エッジの位置は容易に識別することが可能である。従っ
て、基準線に対応する立ち上がりエッジのタイミング
と、立ち上がりエッジの間隔がもっとも広くなっている
タイミングとの差分を位相情報として算出することがで
きる。算出された位相情報は、本体制御部340を介し
て駆動制御部360へと送られる。
【0036】駆動制御部360では、送られてきた位相
情報に基づいて、各感光体ドラム31C〜31Kを駆動
するに際し、各々の感光体ドラムに発生している回転ム
ラの位相が等しくなるように、感光体ドラム31C〜3
1Kを駆動するステッピングモータ33C〜33Kの回
転駆動を制御する。ここで、さらに回転ムラ情報も駆動
制御部360に送るようにし、当該回転ムラ情報に基づ
いて、各々の感光体ドラム31C〜31Kにそれぞれ生
じている回転ムラを低減するように、ステッピングモー
タ33C〜33Kの回転駆動を制御することもできる。
【0037】次に、本実施の形態における駆動制御部3
60の構成について説明する。図5は、主にステッピン
グモータ33C〜33Kの駆動制御を行う駆動制御部3
60の構成を示す機能ブロック図である。同図に示され
るように、駆動制御部360は、CPU51を中心にし
て、パルス発生部52C〜52K、ドライバユニット5
3C〜53K、レジストセンサ32C〜32K、RAM
58及びROM59が接続されて構成されており、CP
U51はROM59に格納されたプログラムにしたがっ
て制御を行う。
【0038】なお、パルス発生部52C〜52Kなど、
C、M、Y、Kの各色について、いずれも同様な構成で
あるものについて、色ごとに区別して表記する必要がな
い場合には、以下、簡略化のため、例えば「パルス発生
部52」のように表記する場合もある。パルス発生部5
2は、CPU51が指示する周波数に対応する周期のク
ロックパルスを発生する。このクロックパルスの周期を
変更することで、ステッピングモータ33の回転速度が
可変に制御される。従って、回転ムラ情報に基づいてク
ロックパルスの周期を変更することにより、前述の如く
ステッピングモータ33の回転ムラを低減するように回
転制御を行うことができるが、この制御については公知
の技術であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
【0039】一方、パルス発生部52により発生させる
べきクロックパルスのパルス数の制御により、ステッピ
ングモータ33の位置決め制御を行うことができる。ま
た、クロックパルスの送信開始タイミングを制御するこ
とにより、ステッピングモータ33の回転開始タイミン
グの制御を行うことも可能である。ドライバユニット5
3は、CPU51から入力される励磁モード切換信号に
応じた励磁相切換方式により、前記クロックパルスの周
波数に応じた回転速度で、ステッピングモータ33を駆
動制御するものである。ここで、励磁モード切換信号と
は、4相励磁、4−5相励磁の励磁モードの内から一の
励磁モードを励磁相制御部54に指示するための信号で
あり、HighとLowとで区別される。4相励磁を指
示するときはHighの信号が、4−5相励磁を指示す
るときはLowの信号が出力される。
【0040】ドライバユニット53は、励磁相制御部5
4、電力増幅部55、電流検出部56及び電圧制御部5
7で構成される。励磁相制御部54は、前記クロックパ
ルスを励磁モード切換信号に応じた分周比で分周して駆
動パルス信号を発生し、当該駆動パルス信号をステッピ
ングモータ33の各励磁相に分配する。即ち、駆動パル
ス信号の1パルス毎に、ステッピングモータ33は1ス
テップ回転される。また、励磁相制御部54は、CPU
51からの起動・停止信号に従って、前記駆動パルス信
号の分配の開始・停止を行う電力増幅部55は駆動パル
ス信号を増幅して励磁コイルに駆動電流を通電し、電流
検出部56は駆動電流の電流値を検出し、電圧制御部5
7は検出値に応じて励磁コイルに印加する電圧を制御す
るものであり、いずれも公知の回路で構成される。
【0041】ここで、ステッピングモータ33は、4相
励磁方式によれば、ステップ角が基本ステップ角となる
フルステップ駆動がなされ、4−5相励磁方式によれ
ば、ステップ角が基本ステップ角の半分となるハーフス
テップ駆動されるのであるが、本実施の形態では、4相
励磁のフルステップで駆動することとする。本実施の形
態の複写機は、ステッピングモータ33の回転を制御す
ることで、各感光体ドラム31C〜31Kにそれぞれ独
立して発生している回転ムラの位相を合わせることを特
徴とするものであるが、具体的な位相合わせの方法とし
ては、以下に説明するような方法が考えられる。この点
について図6を参照しながら説明する。
【0042】同図(K)はKの感光体ドラム31K、同
図(Y)はYの感光体ドラム31Yを表している。同図
において、Ks及びYsは、K及びYの感光体ドラム3
1K、31Yについて、上記幅情報から取得することが
できる基準線の形成位置を表しているものとする。な
お、感光体ドラム表面における基準線の形成位置につい
ては、パターンに静電潜像を形成するタイミングを駆動
制御部360に送ることにより認識することが可能であ
る。
【0043】一方、駆動制御部360には、上記位相情
報取得部313より位相情報が送られている。この位相
情報は、上述の如く、基準線の位置と、回転ムラのピー
ク位置(回転ムラにより、実際の回転速度がもっとも速
くなる位置)とのタイミングの差を表すものであるか
ら、位相情報に加えてシステム速度及びそれぞれの感光
体ドラムの半径RK及びRYが取得できれば、上記回転
ムラのピーク位置に対応する感光体ドラム表面における
位置(Kp及びYp)と、上記基準線の位置(Ks及び
Ys)との間の角度、即ちθ1及びθ2を算出することが
できる。システム速度及び感光体ドラムの半径は、予め
決定されているものであるから、これらの値をROM5
9に格納しておけば、上記θ1及びθ2の算出は容易であ
る。
【0044】上記の角度が求まれば、それをステッピン
グモータ33K及び33Yのステップ数に換算すること
も容易にできる。即ち、下記(数1)により、Kの感光
体ドラム31Kにおける基準線の形成位置Ksと、回転
ムラのピークに対応する位置Kpとの間の角度θ
1(°)に対応するステッピングモータ33Kのステッ
プ数N1を算出することができる。ここで、θ(°)は
ステッピングモータ33Kのステップ角を意味するもの
とする。
【0045】
【数1】
【0046】一方、下記(数2)により、Yの感光体ド
ラム31Yにおける基準線の形成位置Ysと、回転ムラ
のピークに対応する位置Ypとの間の角度θ2(°)に
対応するステッピングモータ33Yのステップ数N2
算出することができる。
【0047】
【数2】
【0048】上記、ステップ数の差分ΔNは下記(数
3)にて算出されるため、このステップ数ΔNに相当す
る時間だけタイミングをずらして、ステッピングモータ
33K及び33Yの駆動を開始することにより、上記二
色の感光体ドラム31K及び31Yにそれぞれ生じてい
る回転ムラの位相を合わせることができる。
【0049】
【数3】
【0050】なお、駆動開始タイミングをずらせる方法
だけでなく、例えば、各ステッピングモータ33に関し
て実際の駆動を開始する前に、上記位相情報に基づい
て、各感光体ドラム31C〜31Kについての回転ムラ
のピークに対応する位置を、全て所定の位置(例えば一
番上の位置)にて一致させた状態で一旦停止し、その
後、同一のタイミングでステッピングモータ33の駆動
を開始するようにしてもよいし、各ステッピングモータ
33C〜33Kをそれぞれ駆動した状態で回転速度を制
御することにより位相合わせを行うようにすることも可
能である。
【0051】(3)制御部300の処理内容 次に、制御部300の処理内容について説明する。図7
は、本実施の形態の複写機のプリント制御処理の動作を
示すフローチャートである。装置の電源がオンされると
(S100)、まず、定着器26のヒータに通電する
(定着オン)と共に、帯電チャージャの帯電グリッド電
圧の電圧値や、現像器の現像バイアスの電圧値等の初期
値を本体制御部340にセットして、作像ユニット30
C〜30Kをスタンバイ状態にする(S200)。
【0052】さらに、ウォームアップが終了したか否か
を判断する(S300)。本実施の形態では、定着器2
6に設けられた温度検出センサ(サーミスタ)からの出
力値により、定着器26の定着ローラの温度が所定の定
着温度になったとき、ウォームアップ終了と判断され
る。ウォームアップを終了すると(S300:Ye
s)、感光体ドラム31C〜31Kの回転ムラ検出の動
作を行う(S400)。以下、回転ムラ検出動作におけ
る詳細な処理内容について説明する。
【0053】図8は、回転ムラ検出動作の詳細な内容を
示すフローチャートである。この回転ムラ検出動作は、
必要に応じて実行されるようにプログラムされており、
特に複写機の電源を入れたときや、所定枚数コピーした
後などに実行される。まず、最初にパターン検出制御部
350により光学センサユニット28のスイッチがオン
状態にされる(S401)。次に、センサ出力を校正す
るための前処理が行われる(S402)。この前処理
は、具体的には、光学センサユニット28の出力値(0
レベル、最大レベル)の校正であるが、ここでの詳細な
説明は省略する。
【0054】前処理が終わると、各色のパターンを搬送
ベルト14上に形成するパターン作成処理が行われる
(S403)。パターン作成処理では、まず、プロセス
条件、すなわち、帯電グリッド電圧値や現像バイアス電
圧値等が本体制御部340にセットされる。これらのプ
ロセス条件は、各色ごとに画像濃度が適正な値になるよ
うに予め求められROMに格納されている。
【0055】続いて、パターン生成制御部320内のR
OMに記憶されている各色のパターンの印字データを読
み出して、形成すべき画像データとして内部のラインメ
モリにセットし、画像形成部の各部の動作を開始する。
すなわち、本体制御部340の制御により感光体ドラム
31C〜31Kや搬送ベルト14を回転駆動させたり、
現像器の運転を開始させるなど作像ユニット30C〜3
0Kおよび搬送系の動作を開始させる。
【0056】次に、セットされたパターンの印字データ
に基づき光ユニット40C〜40Kにより各感光体ドラ
ム31C〜31Kを所定のタイミングで露光して各感光
体ドラム上にパターンの静電潜像を書き込み、これらを
作像ユニット30C〜30Kにより搬送ベルト14上に
転写する。なお、前記したようにパターンの露光のタイ
ミングは駆動制御部360に送られる。
【0057】また、本実施の形態では、感光体ドラム3
1C〜31Kの一回転周期に対応するパターンを構成す
る線分のうち、一本を基準線とし、幅を変更してパター
ン形成を行う必要があるが、このためには、予め幅の異
なる基準線を含めた印字データをROMに格納しておい
てもよいし、印字データは全ての線分について同一とし
ておき、ラインメモリへの設定時に基準線の幅のみを変
更するように制御することもできる。
【0058】パターン作成処理が終了すると、パターン
サンプリング処理に移行する(S404)。この処理で
は、光学センサユニット28の発光部のLEDを発光さ
せ、所定タイミングで受光部であるPDの検出信号をサ
ンプリングすることにより、搬送ベルト14上のトナー
濃度を検出する。サンプリングされた検出信号は、前記
したような2値化処理の後、RAM351に格納され
る。
【0059】続いて、検出タイミング情報及び幅情報の
取得処理へ移行する(S405)。このステップでは、
RAM351に格納された情報から、各パターンの各基
準線及び各通常線についての前記検出タイミング情報及
び幅情報を取得する。検出タイミング情報及び幅情報を
取得すると、当該情報から、前記回転ムラ情報を取得す
る(S406)。回転ムラ情報の取得については、先に
詳細に説明したので、ここでの説明は省略する。
【0060】次に、基準線の位置情報を取得する(S4
07)。前記した如く、本実施の形態では、基準線と通
常線とでは幅情報が全く異なったものとなるため、識別
は容易である。次に、既に詳細に説明したような方法に
より、回転ムラ情報から回転ムラのピーク位置を取得す
る(S408)。なお、回転ムラのピーク位置の取得方
法としては、先に説明した方法だけでなく種々の方法が
考えられるが、その中のいくつかの例については、変形
例として後述する。
【0061】次に、基準線の位置と、回転ムラピーク位
置より、前記位相情報を取得する(S409)。位相情
報についても、既に詳細な説明を終えているので、ここ
での説明は省略する。以上に説明したような回転ムラ検
出動作を終了すると、図7のフローチャートに戻って、
位相補正動作を行う(S500)。位相補正動作として
は、前記したように、各ステッピングモータ33C〜3
3Kの駆動開始タイミングをずらせるように設定を行っ
たり、若しくは各感光体ドラム31C〜31Kについて
の回転ムラピーク位置をそれぞれ所定の位置に移動して
停止したりといった処理を行う。
【0062】位相補正動作を行った後は、ステッピング
モータ33C〜33Kは、それぞれに生じている回転ム
ラの位相が合った状態で駆動されることとなるが、前述
の如く、回転ムラ情報に基づいて、各々のステッピング
モータについての駆動パルスの周期を制御することで、
それぞれ回転ムラが低減するように回転制御を行うこと
により、さらに色ズレを抑制することもできる。
【0063】以上のように、回転ムラ検出及び位相補正
の動作を終了すると、AIDC(自動画像濃度制御)動
作、レジスト補正動作等の種々の制御動作を実行する
(S600)。AIDC動作は、各感光体ドラム上に基
準パッチを形成させ、この基準パッチのトナー濃度を図
示しない反射型の光電センサ(AIDCセンサ)で検出
し、その検出結果に基づき画像濃度が最適になるように
上記帯電グリッド電圧値や現像バイアス電圧値などの作
像条件を変更する公知の制御である。また、レジスト補
正動作についても公知の技術であるので、ここでの説明
は省略する。
【0064】以上の制御処理を終了すると、操作パネル
(不図示)のコピースタートキーが「オン」となったか
否かを判断し(S700)、「オン」であれば、プリン
ト動作を実行する(S800)。プリント動作は、指定
された出力枚数の出力が終了するまで継続し(S90
0:Yes)、プリントが終了すると、図示しない複写
機全体の制御フローにリターンする。
【0065】<変形例>以上、本発明の実施の形態につ
いて説明したが、本発明の内容が上記実施の形態で説明
した具体例のみに限定されるわけではないのは勿論であ
り、例えば次のような変形例を考えることができる。 (1)上記実施の形態ではパターンを搬送ベルト14上
に転写して単一の光学センサユニット28によりパター
ンを検出する構成としたが、パターンを転写せずに感光
体ドラム31C〜31K表面に形成した状態で検出する
ようにしてもよい。その場合には、例えば各感光体ドラ
ムごとに例えば反射型の光学センサユニットを設け、感
光体ドラム表面に形成されたパターンを各光学センサユ
ニットで検出する。そのようにしても、基準線と、回転
ムラのピーク位置との間の角度を各感光体ドラムごとに
求められるため、位相補正を行うことができる。但し、
上記実施の形態において説明した方法の方が実際上の効
果はより大きい場合が多いと考えられる。一旦搬送ベル
ト14上に転写するようにすれば、当該搬送ベルト14
の駆動系に生じている回転ムラも含めた補正が可能だか
らである。
【0066】(2)また、本実施の形態では、回転ムラ
情報の取得に際し、サンプリング矩形波の立ち上がりエ
ッジの間隔を取得するようにしたが、これは、パターン
の形成方法として、基準線及び通常線の左端同士の間隔
がdKで均一となるようにパターンを形成しているため
であるから、基準線及び通常線の右端同士の間隔が均一
となるようにパターンを形成するようにすれば、サンプ
リング矩形波の立ち下がりエッジの間隔を回転ムラ情報
とすることもできる。
【0067】(3)さらに、本実施の形態では、位相情
報の取得に際し、回転ムラのピーク位置を、単に立ち上
がりエッジ同士の間隔が一番広い位置としたが、これに
限定されるわけではなく、間隔が一番狭い位置としても
よい。ここで、回転ムラのピーク位置は、正確に求める
ほど色ズレ防止の効果は大きくなるが、回転ムラのピー
ク位置取得の精度向上のための方法も種々考えられる。
具体的には、ピーク位置以外の回転ムラ情報をも参照し
ながら、回転ムラのピークが存在する矩形の中のどのタ
イミングが、より現実の回転ムラピークに近いかを推定
するようにすることも考えられる。
【0068】(4)また、回転ムラのピーク位置取得の
精度向上のためには、本実施の形態のように光学センサ
ユニット28の出力信号を2値化するのではなく、多段
階のA/D変換を行うことにより、矩形波ではなく曲線
的な出力を得るようにすることも有効である。この場合
においても、最も出力の大きいタイミングを回転ムラの
ピークと判定する方法の他、サンプリング出力により形
成される曲線の重心位置を求めて、当該重心位置をピー
ク位置と判定するなど、回転ムラピーク位置の判定には
種々の方法が考えられる。但し、これらの方法を用いる
場合には、パターンの形成方法を変更し、基準線及び通
常線の中心位置同士の間隔がdKで均一となるようにパ
ターンを形成する必要がある。
【0069】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の画像形
成装置によれば、複数の像担持体上にそれぞれ形成した
所定の画像パターンを、光学センサ等によりそれぞれ検
出し、検出の結果に基づいて取得した前記複数の像担持
体にそれぞれ生じている回転ムラに関する情報に基づい
て、当該回転ムラの位相が等しくなるようにそれぞれの
像担持体の回転を制御するので、複数の像担持体に形成
された画像を多重転写するに際しての色ズレの発生を防
止することができるという効果がある。
【0070】また、さらに、それぞれの像担持体に生じ
ている回転ムラを低減するように、それぞれの像担持体
の回転を制御するようにすれば、さらに色ズレの抑制が
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る複写機の正面図で
ある。
【図2】本発明の一実施の形態に係る制御部300の構
成を示す機能ブロック図である。
【図3】搬送ベルト14上に形成されたパターンの一例
を示す図である。
【図4】パターンの詳細な形状を示す拡大図である。
【図5】本発明の一実施の形態における駆動制御部36
0の構成を示す機能ブロック図である。
【図6】位相合わせの具体的な方法について説明するた
めの図である。
【図7】プリント制御の制御動作を示すフローチャート
である。
【図8】図7のフローチャートにおける回転ムラ検出動
作の内容を示すフローチャートである。
【図9】従来の位置ズレ補正の問題点について説明する
ための図である。
【図10】従来の位置ズレ補正の問題点について説明す
るための図である。
【符号の説明】
14 搬送ベルト 15 イメージリーダ部 18 駆動ローラ 28 光学センサユニット 30C〜30K 作像ユニット 31C〜31K 感光体ドラム 32C〜32K レジストセンサ 33C〜33K ステッピングモータ 40C〜40K 光ユニット 50C〜50K パターン 52C〜52K パルス発生部 53C〜53K ドライバユニット 54C〜54K 励磁相制御部 55C〜55K 電力増幅部 56C〜56K 電流検出部 57C〜57K 電圧制御部 300 制御部 310 画像処理制御部 311 画像メモリ部 312 回転ムラ情報取得部 313 位相情報取得部 320 パターン生成制御部 330 印字データ制御部 340 本体制御部 350 パターン検出制御部 351 RAM 360 駆動制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻本 隆浩 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 松浦 秀樹 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA38 EB04 EC03 EC06 EC20 ED02 ED06 EE02 EE03 EE04 EE07 EF09 2H030 AA01 AB02 AD05 AD12 AD17 BB02 BB16 BB23 BB44 BB56

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の像担持体を備え、当該複数の像担
    持体上に画像書き込み手段により画像を形成して、それ
    らを多重転写することにより画像を形成する画像形成装
    置であって、 前記画像書き込み手段を制御して、前記複数の像担持体
    上に、所定の画像パターンをそれぞれ形成するパターン
    形成手段と、 前記パターン形成手段により形成された画像パターン
    を、それぞれ検出するパターン検出手段と、 前記パターン検出手段による検出の結果に基づいて、前
    記複数の像担持体にそれぞれ生じている回転ムラに関す
    る情報をそれぞれ取得する回転ムラ検出手段と、 前記回転ムラ検出手段により取得された情報に基づき、
    前記複数の像担持体にそれぞれ生じている回転ムラの位
    相が等しくなるように、それぞれの像担持体の回転を制
    御する制御手段とを含み、 前記所定の画像パターンは、所定の線分を等しい時間間
    隔で複数配置してなる画像パターンであって、前記像担
    持体の一回転に対応する当該画像パターンの一周期に含
    まれる複数の線分のうち、一の線分のみ、前記パターン
    検出手段による検出の結果から他の線分と識別できるよ
    うに、所定の属性を異ならしめたものとした画像パター
    ンであることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記画像パターンは、 前記一の線分のみ、他の線分と副走査方向の長さを異な
    らしめた画像パターンであることを特徴とする請求項1
    に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像形成装置はさらに、 前記複数の像担持体上にそれぞれ形成された画像パター
    ンを所定の転写体に転写する転写手段を含み、 前記パターン検出手段は、前記転写体に転写された画像
    パターンを検出することを特徴とする請求項1又は2に
    記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記回転ムラ検出手段は、 前記画像パターンに含まれる複数の線分が、前記パター
    ン検出手段により順次検出される時間間隔を取得する回
    転ムラ情報取得部と、 前記回転ムラ情報取得部により取得された時間間隔が最
    大又は最小となるタイミングと、前記一の線分が検出さ
    れたタイミングとの差をそれぞれ取得する位相情報取得
    部とを含み、 前記制御手段は、 前記位相情報取得部により検出されたタイミングの差に
    基づき、前記複数の像担持体にそれぞれ生じている回転
    ムラの位相が等しくなるように、それぞれの像担持体の
    回転を制御することを特徴とする請求項1から3のいず
    れかに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、 前記位相情報取得部により検出されたタイミングの差に
    基づき、前記複数の像担持体にそれぞれ生じている回転
    ムラの位相が等しくなるように、それぞれの像担持体の
    回転開始タイミングを制御することを特徴とする請求項
    4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段はさらに、 前記回転ムラ情報取得部により取得された時間間隔に基
    づいて、前記それぞれの像担持体に生じている回転ムラ
    を低減するように、それぞれの像担持体の回転を制御す
    ることを特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成装
    置。
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