JP2000226721A - 高強度ポリエチレン繊維 - Google Patents

高強度ポリエチレン繊維

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JP2000226721A
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悟堂 阪本
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    • D01F6/00Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof
    • D01F6/02Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from homopolymers obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • D01F6/04Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from homopolymers obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds from polyolefins
    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04HMAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 0.6デニール以下の極細でありながら
高強度・高弾性率を有しかつ、耐熱性にも優れる新規な
極細の高強度ポリエチレン繊維を提供する。 【解決手段】 極限粘度[η]が5以上のその繰り返し単
位がエチレンからなる高分子量ポリエチレンを主体にし
た分子配向繊維であり、その単繊維の平均繊度が0.6
デニール以下であり、その示差走査熱量計(DSC)で
求めた融解時の吸熱ピークが140℃以上に少なくとも
2以上存在し、且つ最高温度に存在する吸熱ピークの温
度が150℃を超えることを特徴とする高強度ポリエチ
レン繊維。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種スポーツ衣料
や防弾・防護衣料などの高性能テキスタイル、さらに言
えば各種フィルターや電池セパレーターあるいはその補
強材料等に用いることができる各種不織布など産業上広
く応用可能な新規な高強度ポリエチレン繊維に関する。
【0002】
【従来の技術】高強度ポリエチレン繊維に関しては例え
ば、特公昭60―47922号公報に開示されるごと
く、超高分子量のポリエチレンを原料にし、いわゆる
“ゲル紡糸法”により従来にない高強度・高弾性率繊維
が得られることが知られており、既に産業上広く利用さ
れている。これらの高強度ポリエチレン繊維は高強度・
高弾性率である利点と反面して、繊維の弾性率の高さが
災いして各種用途で不具合を生じる場合が出てきてい
る。例えば、高強度ポリエチレン繊維を通常の布帛とし
て使用する場合、風合いが非常に堅く、着ここちという
観点からは極めて不向きである。又、高強度ポリエチレ
ン繊維を防弾チョッキに用いる場合、近年の非常に高い
対象脅威の向上に対しては、その織物の積層枚数を増加
させる必要があり、結果として布帛の厚みが増し運動性
を低下させるという問題点から、低目付で非常に強い繊
維が望まれていた。さらに、近年各種電池用セパレータ
用に各種オレフィン系の繊維・フィルムが使用されつつ
あるが、その不織布あるいはその補強材として高強度ポ
リエチレン繊維を用いる場合に、電池をよりコンパクト
したいという要求に対して、高強度を維持したままで薄
目付の不織布を製造可能とするような高強度ポリエチレ
ン繊維が求められていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これら、広範な要求に
対応するもっとも有効な手段は繊維の強度を維持したま
ま単繊維の繊度を低減することである。しかしながら前
述のゲル紡糸法によって得られる糸は平均の単繊維の繊
度が1デニール乃至10デニールが通常であり、例えば
本発明のような0.6デニール以下はもとより0.8デ
ニールというレベルにおいての低繊度の糸は、仮に極く
瞬間的にそれを得ることができても、工業的に実施し得
る十分の生産性でそれらを得ることは事実上不可能であ
り、仮に可能となっても繊維の物性が著しく低下し、実
用に供せられるものでは無かった。
【0004】この原因について発明者らは、以下のよう
に推定している。すなわち、極限粘度が非常に高い原料
を用いて繊維を製造するゲル紡糸法においては、高強度
繊維を得るためには分子鎖を極限まで延伸する必要があ
るが、その際分子鎖を引き伸ばすためには、紡糸や延伸
工程での非常に高い引張り応力が必要であり、その応力
に紡糸で吐出された溶液や途中の中間延伸糸が破断せず
に耐えうる必要がある。低デニール化することはすなわ
ち溶液や繊維の断面積が低下し、延伸に十分な高張力に
耐えられなくなり、結果として溶液・糸状が破断する。
本発明者らは鋭意検討し、このような従来のゲル紡糸法
のような手法では得ることが困難であった非常に低デニ
ールでかつ高強度ポリエチレン繊維を得ることに成功し
本発明に到達した。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、極限
粘度[η]が5以上、好ましくは8以上でさらに好ましく
は10以上ありかつ、主にその繰り返し単位がエチレン
からなる高分子量ポリエチレンを原料にした分子が配向
した繊維であり、その単繊維の平均の繊度が0.6デニ
ール以下であり、その示差走査熱量計(DSC)で求め
た融解時の吸熱ピークが140℃以上に、少なくとも2
以上ありかつ、その最高温度にあるピークの温度が15
0℃を超えることを特徴とする高強度ポリエチレン繊維
を提供する。また、本特許はその繊維に含まれるエチレ
ン以外の共重合成分が0.2mol%以下である実質ホモ
ポリマーであることを特徴とする高強度ポリエチレン繊
維も提供する。以下本発明を解説する
【0006】本発明における高強度ポリエチレン繊維の
単繊維の平均デニールは0.6デニール以下であること
が肝要で、0.05〜0.3デニールであることが好ま
しい。0.6デニールを超えると繊維の細デニール化に
対しての効果が、既存の例えば単繊維デニールが1デニ
ールのものと優位差が小さくなる。例えば、布帛にした
場合の剛直さに関して、0.6デニール付近を境にして
布帛の柔軟度に関しての官能的評価で臨界点があること
が実験的に判明している。又、0.6デニールを超える
と不織布の厚み低減においても効果が十分で無くなる。
【0007】このように本発明の繊維は平均デニールの
極めて小さいものであるが、従来の知見によるとその繊
維物性は著しく低いものとなる。しかし例えば後述の製
造方法を採用することにより、細デニールのものである
にもかかわらず、強度及び弾性率が従来ものと同等程度
の繊維を得ることを可能とした。本発明の繊維の強度は
20g/d以上、弾性率は800g/d以上である。
【0008】本発明における単繊維の平均デニールの極
めて小さい繊維は、繊度のみならず、構造的にも従来の
高強度ポリエチレン繊維と比較すると極めて特異な特性
が示される。本発明の繊維の第一の特徴はその示差走査
熱量計(DSC)で求めた融解時の吸熱ピークが少なく
とも2以上ありかつ、その最高温度にあるピークの温度
が150℃を超えることである。例えば特開昭63−2
75708号公報にはエチレン以外のαオレフィンを共
重合するというような特殊な原料を用いて高強度ポリエ
チレン繊維を得て、その繊維をアルミパーン等に巻き付
けて、繊維が緊張状態になるようにDSC測定した場合
にピークが高温に出現し、複数の吸熱ピークが観察され
るという技術開示があるが、通常そのような繊維を緊張
拘束下でDSC測定すると融点の上昇や場合によっては
結晶転移等による複数のピークが発生することは良く知
られており、公知の知見である。本発明は実質エチレン
単位のみのホモポリマーからなる高強度ポリエチレン繊
維であり、かつ後に述べる本特許のDSCの測定手法に
おいて、繊維を一旦5mm程度に切断し無拘束の状態で
測定している。この様な場合においても、かかる高温に
複数の融解ピークを有する高強度ポリエチレン繊維は、
従来知られていない。このように無拘束の状態でも高温
域に複数の融解ピークが存在する理由として、通常のポ
リエチレン結晶とは異なる、いわゆる伸びきり鎖結晶構
造が存在している事をこのような高融点ピークは示唆し
ていると推定している。このような伸びきり鎖結晶が多
く存在する構造が後で記述する、紡糸の工程での張力を
うまく支え、非常に細い繊度でも繊維が破断することな
く、十分に分子が延伸されるに十分な応力を伝播するこ
とができたことと対応していると推定している。
【0009】本繊維を製造する方法は、上述のごとく慎
重でかつ新規な製造法を採用する必要であり、例えば以
下のような方法が推奨されるが、それに限定されるもの
では無い。すなわち本繊維の製造に当たっては、その原
料となる高分子量のポリエチレンの極限粘度[η]は5以
上であることが必要であり、好ましくは8以上、さらに
好ましくは10以上である。極限粘度が5未満である本
来所望とする例えば20g/dを超えるような高強度繊維
が得られないばかりか、0.6デニール以下の繊維を得
ることが困難となる。
【0010】極限粘度が5未満となると紡糸の段階での
分子鎖同士のすり抜けが起こり、紡糸で張力をうまく分
子鎖間に伝達できずに高強度繊維を得ることができな
い。又、本発明においてはポリマーの主成分はエチレン
成分が99.5mol%以上、好ましくは99.8mo
l%以上の実質的にポリエチレンのホモポリマーである
ことが重要である。重合の副反応や重合速度を向上せし
める等の目的で少量添加されるあるいは形成される分岐
や末端以外にはエチレンを100mol%の原料とする
ことが推奨される。αオレフィン等の共重合成分が増え
るほど、原因は不明であるが紡糸での溶液の強度(破断
に至る紡糸応力)が低下し同じ極限粘度でも低い応力で
紡糸での破断が起こる。
【0011】本発明の推奨する製造方法においては、こ
のような高分子量のポリエチレンをデカリン・テトラリ
ン等の揮発性の溶剤やパラフィン、固体パラフィン等の
不揮発性の溶剤を用いて均一な溶解を行い紡糸用のドー
プを得ることができる。この際、濃度は50%以下、好
ましくは30%以下が好ましい。さらに言及すれば溶液
は揮発性の溶媒であることが重要である。常温固体また
は非揮発性の溶剤では実質3デニール付近が限界であ
り、到底0.6デニール以下のような低繊度の単繊維を
得ることが出来ない。この理由は、揮発溶媒を用いるこ
とで、紡糸の段階において、表面の溶媒がより積極的に
蒸発する。このことで、繊維表面に濃度の高くかつ分子
鎖がより配向した、いわゆるスキン層を形成すると推定
される。従来の紡糸技術の常識においてはこのようなス
キン・コア構造は繊維の強度を低下させる要因となり、
できるだけスキン・コア構造のような断面方向に不均一
な構造は避けるべく紡糸条件を選択することが、ゲル紡
糸に限らずポリビニルアルコールやポリアクリルニトリ
ルなどの乾式紡糸あるいは湿式紡糸における当該技術者
の常識であった。
【0012】本発明者らはこの常識に反して、紡糸の段
階でむしろ積極的にスキンコア構造を形成せしめ、発生
したスキン層を紡糸応力の伝播に用いることで、繊維糸
条が非常に細いにもかかわらず、高強度繊維を得るため
に必要な紡糸・延伸での十分な延伸張力に耐え得る事を
見出し、本発明に到達した。
【0013】すなわち、本発明の繊維のDSC測定にお
ける複数の吸熱ピークおよびその高温での値は、これら
主にスキン層に存在する伸びきり鎖に対応していると考
えるが定かでは無い。しかしながら、本発明の繊維のよ
うな特異な構造ないし、得られた熱的特性は、単に本発
明の繊維の単繊維の繊度が低いというだけでなく、耐熱
性に優れることや表面の特殊な剛直さにより衝撃伝播速
度が向上することが期待され、それを積層することで軽
量でかつさらに衝撃吸収性の向上した防弾チョッキを実
現できるなど新しい特性を有する繊維として産業上での
さまざまな分野での応用が期待できる。特に、耐薬品性
が要求される電池のセパレーターやその補強材分野で
は、その繊維表面の結晶性に良さがより、それらの化学
耐久性がより良好な結果を与えることになるとともに、
繊維が非常に細くなったことで製品全体をコンパクト化
できるメリットがある事は言うまでも無い。
【0014】従って、本繊維を製造する際には、先ず、
繊維を均一に押し出すノズルの設計が重要である。ノズ
ル口の直径は0.5mm以下、さらに好ましくは0.3
mm以下が推奨される。本特許において、最も重要な因
子はノズル下で出てきた吐出溶液に対して強制的に高温
の不活性ガスを供給し、糸条の表面の溶剤を積極的に蒸
発させることである。これにより、表面に薄いスキン層
を形成させ、紡糸での抗張力に耐えるとともに、延伸で
スムーズな分子配向を付与することができる。この際の
温度は60℃以上、好ましくは80℃以上、さらに好ま
しくは100℃以上であることが推奨される。この際、
ガスは窒素等の不活性ガスを用いることが推奨される。
【0015】この様にして得られた繊維は、再度加熱さ
れ残った溶剤を蒸発させながら数倍に延伸を行い、場合
によって多段階延伸を行っても良い。紡糸で一旦形成さ
れたスキン・コア構造に由来する耐熱性が後段の延伸で
は消失することなく、前述の極めて優れた特性を有する
新規な繊維を得る事ができる。
【0016】以下に本発明における特性値に関する測定
法および測定条件を説明する。
【0017】(強度・弾性率)本発明における強度,弾
性率は、オリエンティック社製「テンシロン」を用い、
試料長200mm(チャック間長さ)、伸長速度100
%/分の条件で歪ー応力曲線を雰囲気温度20℃、相対
湿度65%条件下で測定し、曲線の破断点での応力を強
度(g/d)、曲線の原点付近の最大勾配を与える接線
より弾性率(g/d)を計算して求めた。なお、各値は
10回の測定値の平均値を使用した。
【0018】(極限粘度)135℃のデカリンにてウベ
ローデ型毛細粘度管により、種々の希薄溶液の比粘度を
測定し、その粘度の濃度にたいするプロットの最小2乗
近似で得られる直線の原点への外挿点より極限粘度を決
定した。測定に際し、サンプルを約5mm長の長さにサ
ンプルを分割または切断し、ポリマーに対して1wt%
の酸化防止剤(商標名「ヨシノックスBHT」吉富製薬
製)を添加し、135℃で4時間攪拌溶解して測定溶液
を調整した。
【0019】(示差走査熱量計測定)示差走査熱量計測
定はパーキンエルマー社製「DSC7」を用いた。予め5
mm以下に裁断したサンプル(繊維)をアルミパンに約5
mg充填封入し、同様の空のアルミパンをリファレンス
にして5℃/分の昇温速度で不活性ガス下、室温から2
00℃まで上昇させ、その吸熱ピークを求めた。得られ
た曲線より、融解ピークの数とその最も高温にあるピー
クの温度を求めた。
【0020】
【実施例】以下、実施例をもって本発明を説明する。 (実施例1)極限粘度が20.1の超高分子量ポリマー
の主成分ポリマー(C)を10wt%およびデカヒドロ
ナフタレン90wt%のスラリー状の混合物を分散しな
がら230℃の温度に設定したスクリュー型の混練り機
で溶解し、170℃に設定した直径0.2mmを200
0ホール有する口金に軽量ポンプにて単孔吐出量0.0
8g/分供給した。ノズル直下に設置したスリット状の
気体供給オリフィスにて1.2m/分の高速度で100
℃に調整した窒素ガスを整流に気をつけ、できるだけ糸
条に均等に当たるようにして繊維の表面のデカリンを積
極的に蒸発させ、その直後30℃に設定された空気流に
て実質的に冷却し、ノズル下流に設置されたネルソン状
のローラーにて50m/分の速度で引き取られた、この
際に糸状に含有される溶剤は元の重量の約半分まで低下
していた。引き続き、得られた繊維を100℃の加熱オ
ーブン下で3倍に延伸した、引き続きこの繊維を149
℃に設置した加熱オーブン中にて4.6倍で延伸した。
途中破断することなく均一な繊維が得る事ができた、単
繊維の平均繊度は0.11、従ってトータルの繊維の繊
度220デニールであった。得られた繊維の物性値を表
1に示す。非常に高い強度とDSCによる高い融解温度
を有していることが判明した。
【0021】(実施例2)実施例1における主成分ポリ
マーとして極限粘度が10のポリマーを用い、溶液の粘
度を30%にした他は、同様の操作で紡糸を実施した。
1段延伸は3倍の延伸が可能であったg、2段目の延伸
では2.5倍が限度であった。表2にその結果を示す。
延伸糸の単繊維度は0.57デニール、全体の繊維度は
1150デニールであった。繊維度は多く、強度も若干
低下した。尚、DSCの測定結果を図1に示す。
【0022】(比較例1)実施例1の実験において、ノ
ズル直下での気体スリットでの熱風の付与を止め、直ち
に30℃の窒素ガスにて冷却を実施した。紡糸は20m/
分が最大であり、その後の延伸も1段延伸が2.0倍、
2段延伸が2.2倍が最大であった。得られた物性を表
1に示すが、単繊維度は0.82デニールと所望の0.
6デニール以下の極細繊維を得ることが出来なかった。
【0023】(比較例2)実施例1のポリマーを極限粘
度20.1でかつプロピレンモノマーを1mol%共重
合させた超高分子量ポリエチレンを用いて同様の操作を
実施した。同条件では紡糸での糸切れが多発し、満足な
紡出糸を得ることができなかた。
【0024】
【表1】
【0025】
【発明の効果】0.6デニール以下の極細でありながら
高強度・高弾性率を有しかつ、耐熱性にも優れる新規な
極細の高強度ポリエチレン繊維を提供することを可能と
した。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】極限粘度[η]が5以上のその繰り返し単位
    がエチレンからなる高分子量ポリエチレンを主体にした
    分子配向繊維であり、その単繊維の平均繊度が0.6デ
    ニール以下であり、その示差走査熱量計(DSC)で求
    めた融解時の吸熱ピークが140℃以上に少なくとも2
    以上存在し、且つ最高温度に存在する吸熱ピークの温度
    が150℃を超えることを特徴とする高強度ポリエチレ
    ン繊維。
  2. 【請求項2】分子配向繊維の強度が20g/d以上、弾
    性率が800g/d以上であることを特徴とする請求項
    1記載の高強度ポリエチレン繊維。
  3. 【請求項3】分子配向繊維がエチレン成分が99.5m
    ol%以上の高分子量ポリエチレンである実質ホモポリ
    マーからなることを特徴とする請求項1記載の高強度ポ
    リエチレン繊維。
  4. 【請求項4】分子配向繊維の極限粘度[η]が10以上で
    あることを特徴とする請求項1記載の高強度ポリエチレ
    ン繊維。
  5. 【請求項5】分子配向繊維の単繊維の平均繊度が0.3
    デニール以下であることを特徴とする請求項1記載の高
    強度ポリエチレン繊維。
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