JP2000226776A - ゴムホース補強用繊維の製造方法 - Google Patents
ゴムホース補強用繊維の製造方法Info
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- JP2000226776A JP2000226776A JP2636199A JP2636199A JP2000226776A JP 2000226776 A JP2000226776 A JP 2000226776A JP 2636199 A JP2636199 A JP 2636199A JP 2636199 A JP2636199 A JP 2636199A JP 2000226776 A JP2000226776 A JP 2000226776A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 EPDMとの接着性にすぐれたポリフェニレ
ンサルファイド繊維からなるゴムホース補強用繊維の製
造方法を提供する。 【解決手段】1mあたり200回以下の片撚りが施され
たポリフェニレンサルファイド繊維を、クレゾールノボ
ラック型ポリエポキシド(A)およびゴムラテックス
(B)を含む第1処理剤で処理し、引き続いてレゾルシ
ン・ホルムアルデヒドの初期縮合物(C)とゴムラテッ
クス(D)の混合物を含む第2処理剤で処理するゴムホ
ース補強用繊維の製造方法。
ンサルファイド繊維からなるゴムホース補強用繊維の製
造方法を提供する。 【解決手段】1mあたり200回以下の片撚りが施され
たポリフェニレンサルファイド繊維を、クレゾールノボ
ラック型ポリエポキシド(A)およびゴムラテックス
(B)を含む第1処理剤で処理し、引き続いてレゾルシ
ン・ホルムアルデヒドの初期縮合物(C)とゴムラテッ
クス(D)の混合物を含む第2処理剤で処理するゴムホ
ース補強用繊維の製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴムホースの補強
用として使用されるポリフェニレンサルファイド繊維か
らなるゴムホース補強用繊維の製造方法に関するもので
あり、さらに詳しくは、エチレン・プロピレン・非共役
ジエン系共重合体ゴム(以下、EPDMという場合があ
る)系配合物に代表されるゴムコンパウンドとの接着性
にすぐれたゴムホース補強用繊維の製造方法に関するも
のである。
用として使用されるポリフェニレンサルファイド繊維か
らなるゴムホース補強用繊維の製造方法に関するもので
あり、さらに詳しくは、エチレン・プロピレン・非共役
ジエン系共重合体ゴム(以下、EPDMという場合があ
る)系配合物に代表されるゴムコンパウンドとの接着性
にすぐれたゴムホース補強用繊維の製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ラジエター用ホースなどの自動車用ゴム
ホースの補強材としては、ヘキサメチレンアジパミドに
代表されるポリアミド繊維、ポリエチレンテレフタレー
トに代表されるポリエステル繊維、ポリビニルアルコー
ル繊維、およびレーヨン繊維などの合成繊維が従来から
一般的に使用されてきた。
ホースの補強材としては、ヘキサメチレンアジパミドに
代表されるポリアミド繊維、ポリエチレンテレフタレー
トに代表されるポリエステル繊維、ポリビニルアルコー
ル繊維、およびレーヨン繊維などの合成繊維が従来から
一般的に使用されてきた。
【0003】そして、上記自動車用ゴムホースに使用す
る補強用繊維に対する要求性能としては、特開昭62−
159882号公報に記載のごとく、強度、初期引張抵
抗度(見掛けヤング率)が高く、クリープ変形しにくい
力学特性を持ち、あわせて耐熱性、熱的(酸化)耐久
性、力学的耐疲労性を有することが要求される。
る補強用繊維に対する要求性能としては、特開昭62−
159882号公報に記載のごとく、強度、初期引張抵
抗度(見掛けヤング率)が高く、クリープ変形しにくい
力学特性を持ち、あわせて耐熱性、熱的(酸化)耐久
性、力学的耐疲労性を有することが要求される。
【0004】一方、ポリフェニレンサルファイド繊維
は、耐熱性、耐酸性および耐アルカリ性などにすぐれた
素材ではあるが、ゴムとの接着性にきわめて乏しいた
め、その使用用途が制限されており、これをゴムホース
補強用に用いることは困難であるとされていた。
は、耐熱性、耐酸性および耐アルカリ性などにすぐれた
素材ではあるが、ゴムとの接着性にきわめて乏しいた
め、その使用用途が制限されており、これをゴムホース
補強用に用いることは困難であるとされていた。
【0005】例えば、特開昭63−92776号公報に
は、あらかじめエポキシ化合物を含有する第1処理剤で
処理したポリエステル繊維を、レゾルシン・ホルムアル
デヒドの初期縮合物とゴムラテックスとの混合物、エチ
レン尿素化合物、クレゾールノボラック型ポリエポキシ
ドおよび無機酸化物を含有する第2処理剤で処理する方
法が記載されている。また、特開平7−216755号
公報、特開平7−238473号公報、特開平7−25
8975号公報、特開平10−2738808号公報等
には、ポリエステル繊維をポリエポキシド化合物を含む
第1処理剤で処理した後、レゾルシン・ホルムアルデヒ
ドの初期縮合物と、スチレン・ブタジエン・ビニルピリ
ジン三元共重合ラテックスとポリブタジエンラテックス
の混合ラテックスおよびブロックドイソシアネート、ク
ロル変成レゾルシンとを、特定の配合比で混合した処理
剤を使用するポリエステル繊維の処理方法が開示されて
いる。しながら、これらの方法を適用しても、ポリフェ
ニレンサルファイド繊維ではゴムホース補強用として必
要なEPDM系ゴム配合物との十分な接着性を確保する
ことが困難であるのが実情であった。
は、あらかじめエポキシ化合物を含有する第1処理剤で
処理したポリエステル繊維を、レゾルシン・ホルムアル
デヒドの初期縮合物とゴムラテックスとの混合物、エチ
レン尿素化合物、クレゾールノボラック型ポリエポキシ
ドおよび無機酸化物を含有する第2処理剤で処理する方
法が記載されている。また、特開平7−216755号
公報、特開平7−238473号公報、特開平7−25
8975号公報、特開平10−2738808号公報等
には、ポリエステル繊維をポリエポキシド化合物を含む
第1処理剤で処理した後、レゾルシン・ホルムアルデヒ
ドの初期縮合物と、スチレン・ブタジエン・ビニルピリ
ジン三元共重合ラテックスとポリブタジエンラテックス
の混合ラテックスおよびブロックドイソシアネート、ク
ロル変成レゾルシンとを、特定の配合比で混合した処理
剤を使用するポリエステル繊維の処理方法が開示されて
いる。しながら、これらの方法を適用しても、ポリフェ
ニレンサルファイド繊維ではゴムホース補強用として必
要なEPDM系ゴム配合物との十分な接着性を確保する
ことが困難であるのが実情であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術における問題点の解決を課題として検討した結果
達成されたものである。したがって、本発明の課題は、
特にEPDM系のゴム配合物との接着性にすぐれたポリ
フェニレンサルファイド繊維からなるゴムホース補強用
繊維の製造方法を提供することにある。
来技術における問題点の解決を課題として検討した結果
達成されたものである。したがって、本発明の課題は、
特にEPDM系のゴム配合物との接着性にすぐれたポリ
フェニレンサルファイド繊維からなるゴムホース補強用
繊維の製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明のゴムホース補強用繊維の製造方法は、主と
して次の構成を有する。すなわち、1mあたり200回
以下の片撚りが施されたポリフェニレンサルファイド繊
維を、クレゾールノボラック型ポリエポキシド(A)お
よびゴムラテックス(B)を含む第1処理剤で処理し、
引き続いてレゾルシン・ホルムアルデヒドの初期縮合物
(C)とゴムラテックス(D)の混合物を含む第2処理
剤で処理することを特徴とするゴムホース補強用繊維の
製造方法である。
に、本発明のゴムホース補強用繊維の製造方法は、主と
して次の構成を有する。すなわち、1mあたり200回
以下の片撚りが施されたポリフェニレンサルファイド繊
維を、クレゾールノボラック型ポリエポキシド(A)お
よびゴムラテックス(B)を含む第1処理剤で処理し、
引き続いてレゾルシン・ホルムアルデヒドの初期縮合物
(C)とゴムラテックス(D)の混合物を含む第2処理
剤で処理することを特徴とするゴムホース補強用繊維の
製造方法である。
【0008】また、本発明においては、以下の(1)〜
(5)が好ましい条件であり、これらの条件の適用によ
り一層すぐれた効果の取得を期待することができる。 (1)第1処理剤のクレゾールノボラック型ポリエポキ
シド(A)とゴムラテックス(B)との配合割合が、固
形分重量比で90:10〜20:80であること、
(2)第1処理剤に含まれるゴムラテックス(B)が、
ビニルピリジン−スチレン−ブタジエン三元共重合体ラ
テックスを含むゴムラテックスであること、(3)繊維
に対する第1処理剤の固形分付着量を0.5〜3.0重
量%、第2処理剤の固形分付着量を1.0〜4.0重量
%とすること、(4)繊維に第1処理液を付着させた
後、80〜240℃の温度で熱処理し、引き続いて第2
処理液を付着させた後、200〜260℃の温度で熱処
理すること、(5)ゴムホースが、EPDMからなるゴ
ムホースであること。
(5)が好ましい条件であり、これらの条件の適用によ
り一層すぐれた効果の取得を期待することができる。 (1)第1処理剤のクレゾールノボラック型ポリエポキ
シド(A)とゴムラテックス(B)との配合割合が、固
形分重量比で90:10〜20:80であること、
(2)第1処理剤に含まれるゴムラテックス(B)が、
ビニルピリジン−スチレン−ブタジエン三元共重合体ラ
テックスを含むゴムラテックスであること、(3)繊維
に対する第1処理剤の固形分付着量を0.5〜3.0重
量%、第2処理剤の固形分付着量を1.0〜4.0重量
%とすること、(4)繊維に第1処理液を付着させた
後、80〜240℃の温度で熱処理し、引き続いて第2
処理液を付着させた後、200〜260℃の温度で熱処
理すること、(5)ゴムホースが、EPDMからなるゴ
ムホースであること。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成・効果につい
て詳述する。本発明のホース補強用繊維の製造方法にお
いて、繊維に処理剤を2度に分けて付与するいわゆる2
浴処理を行うことが必須の条件であり、1mあたり20
0回以下の実撚が施された繊維の表面を、まずクレゾー
ルノボラック型ポリエポキシド(A)およびゴムラテッ
クス(B)を含む第1処理剤で処理することが肝要であ
る。
て詳述する。本発明のホース補強用繊維の製造方法にお
いて、繊維に処理剤を2度に分けて付与するいわゆる2
浴処理を行うことが必須の条件であり、1mあたり20
0回以下の実撚が施された繊維の表面を、まずクレゾー
ルノボラック型ポリエポキシド(A)およびゴムラテッ
クス(B)を含む第1処理剤で処理することが肝要であ
る。
【0010】本発明で用いるクレゾールノボラック型ポ
リエポキシド(A)とは、下記式で表されるフェノール
樹脂類のグリシジルエーテル型のものである。このクレ
ゾールノボラック型ポリエポキシド(A)のエポキシ当
量は、1500以下、特に700以下の範囲のものが好
ましく使用される。その理由は、エポキシ当量をかかる
範囲とすると接着性の確保が容易になるからである。
リエポキシド(A)とは、下記式で表されるフェノール
樹脂類のグリシジルエーテル型のものである。このクレ
ゾールノボラック型ポリエポキシド(A)のエポキシ当
量は、1500以下、特に700以下の範囲のものが好
ましく使用される。その理由は、エポキシ当量をかかる
範囲とすると接着性の確保が容易になるからである。
【化1】
【0011】また、本発明の第1処理剤にはゴムラテッ
クス(B)が同時に含まれ、これによってゴムとの高い
接着性を確保することができる。クレゾールノボラック
型ポリエポキシド(A)を第1処理剤に用いた場合にゴ
ムとの間に高い接着性が得られる理由は、クレゾールノ
ボラック型ポリエポキシド(A)はポリグリシジルエー
テル型のポリエポキシドよりポリフェニレンサルファイ
ド繊維との反応性に乏しいものの、ポリフェニレンサル
ファイドとの表面エネルギーが近いために、これら繊維
の単糸間や繊維構造内層に拡散しやすく、機械的な接着
性が得らることによるものと推定される。
クス(B)が同時に含まれ、これによってゴムとの高い
接着性を確保することができる。クレゾールノボラック
型ポリエポキシド(A)を第1処理剤に用いた場合にゴ
ムとの間に高い接着性が得られる理由は、クレゾールノ
ボラック型ポリエポキシド(A)はポリグリシジルエー
テル型のポリエポキシドよりポリフェニレンサルファイ
ド繊維との反応性に乏しいものの、ポリフェニレンサル
ファイドとの表面エネルギーが近いために、これら繊維
の単糸間や繊維構造内層に拡散しやすく、機械的な接着
性が得らることによるものと推定される。
【0012】そして、本発明のゴムとの接着性改良効果
は、繊維が1mあたり200回以下の片撚りが施された
繊維である場合に顕著であり、この範囲よりも撚数が多
い場合や、タイヤコードなどで使用されるように下撚り
が施された複数本の繊維を引き揃えて下撚とは逆方向の
撚りを施した場合などには、ゴムとの接着性改良効果が
極端に小さくなる。
は、繊維が1mあたり200回以下の片撚りが施された
繊維である場合に顕著であり、この範囲よりも撚数が多
い場合や、タイヤコードなどで使用されるように下撚り
が施された複数本の繊維を引き揃えて下撚とは逆方向の
撚りを施した場合などには、ゴムとの接着性改良効果が
極端に小さくなる。
【0013】しかしながら、クレゾールノボラック型ポ
リエポキシド(A)のみでは最終的に得られるゴムホー
ス補強用繊維の第1処理剤層と第2処理剤層との接着性
が十分ではなく、第1処理剤がゴムラテックス(B)を
含んでいることが必要となるのである。そして、第1処
理剤に含まれるラテックス(B)が第2処理剤に含まれ
るゴムラテックス(D)と同種のゴムラテックス成分を
含むものである場合に、ゴムとの接着性は最も高くな
る。
リエポキシド(A)のみでは最終的に得られるゴムホー
ス補強用繊維の第1処理剤層と第2処理剤層との接着性
が十分ではなく、第1処理剤がゴムラテックス(B)を
含んでいることが必要となるのである。そして、第1処
理剤に含まれるラテックス(B)が第2処理剤に含まれ
るゴムラテックス(D)と同種のゴムラテックス成分を
含むものである場合に、ゴムとの接着性は最も高くな
る。
【0014】本発明で用いられるゴムラテックス(B)
としては、耐熱性にすぐれたビニルピリジン・スチレン
・ブタジエン三元共重合体ラテックスがゴムラテックス
成分中の50重量%以上であるものが好ましく、クレゾ
ールノボラック型ポリエポキシド(A)とゴムラテック
ス(B)の固形分重量比(A:B)は90:10〜2
0:80、特に80:20〜50:50の範囲であるこ
とが好ましい。この範囲とすることでEPDM系ゴム配
合物との接着性にすぐれた繊維が得られる。
としては、耐熱性にすぐれたビニルピリジン・スチレン
・ブタジエン三元共重合体ラテックスがゴムラテックス
成分中の50重量%以上であるものが好ましく、クレゾ
ールノボラック型ポリエポキシド(A)とゴムラテック
ス(B)の固形分重量比(A:B)は90:10〜2
0:80、特に80:20〜50:50の範囲であるこ
とが好ましい。この範囲とすることでEPDM系ゴム配
合物との接着性にすぐれた繊維が得られる。
【0015】本発明のホース補強用繊維の製造方法にお
いて、第2処理剤にはレゾルシン・ホルムアルデヒドの
初期縮合物(C)とゴムラテックス(D)の混合物が含
まれていることが必要であり、所定の第1処理剤に引き
続き、この第2処理剤で処理することによって、初めて
目的とするゴムとの接着性改良効果を得ることができ
る。
いて、第2処理剤にはレゾルシン・ホルムアルデヒドの
初期縮合物(C)とゴムラテックス(D)の混合物が含
まれていることが必要であり、所定の第1処理剤に引き
続き、この第2処理剤で処理することによって、初めて
目的とするゴムとの接着性改良効果を得ることができ
る。
【0016】本発明で使用するレゾルシン・ホルムアル
デヒドの初期縮合物(C)は、レゾルシンとホルムアル
デヒドのモル比が1/1〜1/3、特に1/1.2〜1
/2.0の範囲にあることが好ましい。ホルムアルデヒ
ド量を上記の範囲とすることで、ホース製造工程で粘着
性のカスの発生を防ぐことができ、また繊維の平滑性が
保たれて摩擦力の低い繊維とすることができる。一方、
3次元的な反応が進み過ぎることもなく、繊維の仕上が
りを柔らかく保つことができる。
デヒドの初期縮合物(C)は、レゾルシンとホルムアル
デヒドのモル比が1/1〜1/3、特に1/1.2〜1
/2.0の範囲にあることが好ましい。ホルムアルデヒ
ド量を上記の範囲とすることで、ホース製造工程で粘着
性のカスの発生を防ぐことができ、また繊維の平滑性が
保たれて摩擦力の低い繊維とすることができる。一方、
3次元的な反応が進み過ぎることもなく、繊維の仕上が
りを柔らかく保つことができる。
【0017】レゾルシン・ホルムアルデヒドの初期縮合
物(C)は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの
アルカリ金属水酸化物を触媒として反応させたレゾール
型、またはシュウ酸、塩酸などの酸性触媒化で反応させ
たノボラック型があるが、本発明ではいずれのものであ
っても用いることができる。特に高い接着性が要求され
るときには、ノボラック型のレゾルシン・ホルムアルデ
ヒド縮合物が好ましく用いられる。
物(C)は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの
アルカリ金属水酸化物を触媒として反応させたレゾール
型、またはシュウ酸、塩酸などの酸性触媒化で反応させ
たノボラック型があるが、本発明ではいずれのものであ
っても用いることができる。特に高い接着性が要求され
るときには、ノボラック型のレゾルシン・ホルムアルデ
ヒド縮合物が好ましく用いられる。
【0018】また、レゾルシン・ホルムアルデヒドの初
期縮合物(C)とゴムラテックス(D)の固形分重量比
(C:D)は、34:66〜12:88、特に20:8
0〜15:85の範囲であることが好ましい。レゾルシ
ン・ホルムアルデヒド初期縮合物(C)の割合を上記の
範囲とすることで、繊維を柔らかく保つことができる。
一方、繊維の粘着性が高くなりすぎることもなく、ホー
ス製造工程の取り扱い性を良好に維持できる。
期縮合物(C)とゴムラテックス(D)の固形分重量比
(C:D)は、34:66〜12:88、特に20:8
0〜15:85の範囲であることが好ましい。レゾルシ
ン・ホルムアルデヒド初期縮合物(C)の割合を上記の
範囲とすることで、繊維を柔らかく保つことができる。
一方、繊維の粘着性が高くなりすぎることもなく、ホー
ス製造工程の取り扱い性を良好に維持できる。
【0019】第2処理剤が、さらにパラクロロフェノー
ル・レゾルシン・ホルムアルデヒド共縮合物(E)を含
むものである場合には、一層高いゴムとの接着性や平滑
性を得ることができる。ここでいうパラクロロフェノー
ル・レゾルシン・ホルムアルデヒド共縮合物(E)とは
主成分として下記一般式を含んでいる化合物をいう。
ル・レゾルシン・ホルムアルデヒド共縮合物(E)を含
むものである場合には、一層高いゴムとの接着性や平滑
性を得ることができる。ここでいうパラクロロフェノー
ル・レゾルシン・ホルムアルデヒド共縮合物(E)とは
主成分として下記一般式を含んでいる化合物をいう。
【化2】 ただし、上記一般式中、nは0または1〜10の整数を
表す。
表す。
【0020】上記一般式で示される化合物の具体例とし
ては、2,6−ビス(2′,4′−ジヒドロキシ−フェ
ニールメチル)−4−クロロフェノール(商品名:“バ
ルカボンドE”(登録商標)、“カサボンド”(登録商
標)、“デナボンド”(登録商標)などが挙げられる。
なかでも“デナボンドE”に代表される遊離のパラクロ
ロフェノール成分の含有量が少ないパラクロロフェノー
ル・レゾルシン・ホルムアルデヒド共縮合物の使用が好
ましい。
ては、2,6−ビス(2′,4′−ジヒドロキシ−フェ
ニールメチル)−4−クロロフェノール(商品名:“バ
ルカボンドE”(登録商標)、“カサボンド”(登録商
標)、“デナボンド”(登録商標)などが挙げられる。
なかでも“デナボンドE”に代表される遊離のパラクロ
ロフェノール成分の含有量が少ないパラクロロフェノー
ル・レゾルシン・ホルムアルデヒド共縮合物の使用が好
ましい。
【0021】この場合、第2処理剤に含まれるレゾルシ
ン・ホルムアルデヒドの初期縮合物(C)と、ゴムラテ
ックス(D)の固形分重量比(C:D)が、34:66
〜12:88の範囲であることが好ましく、レゾルシン
・ホルムアルデヒドの初期縮合物(C)とパラクロロフ
ェノール・レゾルシン・ホルムアルデヒド共縮合物
(E)とゴムラテックス(D)の固形分重量比が、(C
+E)/D=60/40〜40/60であることが好ま
しい。上記の範囲とすることで、EPDM系ゴム配合物
との接着性、繊維の柔軟性および平滑性、ホース製造工
程での処理剤カスの低減を同時に満足できる繊維が得ら
れる。さらにに好ましい範囲は、C:Dが20:80〜
25:75、(C+E)/Dが55/45〜45/55
の場合である。
ン・ホルムアルデヒドの初期縮合物(C)と、ゴムラテ
ックス(D)の固形分重量比(C:D)が、34:66
〜12:88の範囲であることが好ましく、レゾルシン
・ホルムアルデヒドの初期縮合物(C)とパラクロロフ
ェノール・レゾルシン・ホルムアルデヒド共縮合物
(E)とゴムラテックス(D)の固形分重量比が、(C
+E)/D=60/40〜40/60であることが好ま
しい。上記の範囲とすることで、EPDM系ゴム配合物
との接着性、繊維の柔軟性および平滑性、ホース製造工
程での処理剤カスの低減を同時に満足できる繊維が得ら
れる。さらにに好ましい範囲は、C:Dが20:80〜
25:75、(C+E)/Dが55/45〜45/55
の場合である。
【0022】また、第2処理剤には、ブロックドポリイ
ソシアネート化合物(F)を添加することもできる。こ
のブロックドポリイソシアネート化合物(F)とは、熱
によりブロック剤が遊離して活性なイソシアネート化合
物を生じる化合物であり、具体的にはトリレンジイソシ
アネート、メタフェニレンジイソシアネート、ジフェニ
ールメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシ
アネート、トリフェニールメタントリイソシアネートな
どのポリイソシアネート化合物と、フェノール、クレゾ
ール、レゾルシンなどのフノール類、ε−カプロラクタ
ム、バレロラクタムなどのラクタム類、アセトオキシ
ム、メチルケチルケトンオキシム、シクロヘキサンオキ
シムなどのオキシム類、エチレンイミンなどのブロック
化剤との反応物が挙げられ、なかでもε−カプロラクタ
ムでブロックされたクレゾールノボラック型ポリイソシ
アネート化合物およびジフェニルメタンジイソシアネー
トのクレゾールノボラック型化合物の使用が好ましい。
ブロックイソシアネート(F)を添加する場合には、レ
ゾルシン・ホルムアルデヒドの初期縮合物(C)とゴム
ラテックス(D)の固形分の合計の1〜20重量%、好
ましくは3〜10重量%の固形分添加量となるようにす
るとよい。
ソシアネート化合物(F)を添加することもできる。こ
のブロックドポリイソシアネート化合物(F)とは、熱
によりブロック剤が遊離して活性なイソシアネート化合
物を生じる化合物であり、具体的にはトリレンジイソシ
アネート、メタフェニレンジイソシアネート、ジフェニ
ールメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシ
アネート、トリフェニールメタントリイソシアネートな
どのポリイソシアネート化合物と、フェノール、クレゾ
ール、レゾルシンなどのフノール類、ε−カプロラクタ
ム、バレロラクタムなどのラクタム類、アセトオキシ
ム、メチルケチルケトンオキシム、シクロヘキサンオキ
シムなどのオキシム類、エチレンイミンなどのブロック
化剤との反応物が挙げられ、なかでもε−カプロラクタ
ムでブロックされたクレゾールノボラック型ポリイソシ
アネート化合物およびジフェニルメタンジイソシアネー
トのクレゾールノボラック型化合物の使用が好ましい。
ブロックイソシアネート(F)を添加する場合には、レ
ゾルシン・ホルムアルデヒドの初期縮合物(C)とゴム
ラテックス(D)の固形分の合計の1〜20重量%、好
ましくは3〜10重量%の固形分添加量となるようにす
るとよい。
【0023】ポリフェニレンサルファイド繊維は、常法
により製造されたポリフェニレンサルファイド樹脂を溶
融紡糸することにより得られる。例えば、パラクロルベ
ンゼンと二流化ナトリウムをN−メチル−ピロリドン中
にて、200〜250℃で反応させ、溶媒を除去するこ
とによって得られたポリフェニレンサルファイド樹脂を
使用することができる。特に、ポリフェニレンサルファ
イド繊維の強度が4.5g/d以上、初期引張抵抗が6
5g/d以上、かつ180℃乾熱収縮率が8%以下であ
ることが好ましい。
により製造されたポリフェニレンサルファイド樹脂を溶
融紡糸することにより得られる。例えば、パラクロルベ
ンゼンと二流化ナトリウムをN−メチル−ピロリドン中
にて、200〜250℃で反応させ、溶媒を除去するこ
とによって得られたポリフェニレンサルファイド樹脂を
使用することができる。特に、ポリフェニレンサルファ
イド繊維の強度が4.5g/d以上、初期引張抵抗が6
5g/d以上、かつ180℃乾熱収縮率が8%以下であ
ることが好ましい。
【0024】上記ポリフェニレンサルファイド繊維の原
料として使用するポリフェニレンサルファイド樹脂は、
メルトフローレート(MFR)が100〜600の実質
的に線状のポリマであることが好ましいが、トリクロル
ベンゼン(TCB)を0.1重量%以下含有した架橋ポ
リマであってもよい。ここでいうメルトフローレート
(MFR)とは、測定温度を316℃、荷重を5Kgf
としたASTM D1238−70法によって測定され
たポリマの溶融流れを意味する。
料として使用するポリフェニレンサルファイド樹脂は、
メルトフローレート(MFR)が100〜600の実質
的に線状のポリマであることが好ましいが、トリクロル
ベンゼン(TCB)を0.1重量%以下含有した架橋ポ
リマであってもよい。ここでいうメルトフローレート
(MFR)とは、測定温度を316℃、荷重を5Kgf
としたASTM D1238−70法によって測定され
たポリマの溶融流れを意味する。
【0025】なお、使用するポリフェニレンスルフィド
には、酸化チタン、酸化ケイ素、炭酸カルシウム、チッ
化ケイ素、クレー、タルク、カオリン、ジルコニウム酸
などの各種無機粒子や架橋高分子粒子、各種金属粒子な
どの粒子類のほか、従来公知の抗酸化剤、金属イオン封
鎖剤、イオン交換剤、着色防止剤、ワックス類、シリコ
ーンオイル、各種界面活性剤などが添加されていてもよ
い。
には、酸化チタン、酸化ケイ素、炭酸カルシウム、チッ
化ケイ素、クレー、タルク、カオリン、ジルコニウム酸
などの各種無機粒子や架橋高分子粒子、各種金属粒子な
どの粒子類のほか、従来公知の抗酸化剤、金属イオン封
鎖剤、イオン交換剤、着色防止剤、ワックス類、シリコ
ーンオイル、各種界面活性剤などが添加されていてもよ
い。
【0026】繊維に対する処理剤の固形分付着量は、第
1処理剤を0.5〜3.0重量%、好ましくは1.0〜
2.0重量%付着せしめるのが適当であり、第2処理剤
を1.0〜4.0重量%、好ましくは1.5〜3.0重
量%付着せしめるのが適当である。処理剤を繊維へ付着
せしめる方法としては、ローラーとの接触もしくはノズ
ルからの噴霧、処理剤への浸漬などの任意の方法を採用
することができる。
1処理剤を0.5〜3.0重量%、好ましくは1.0〜
2.0重量%付着せしめるのが適当であり、第2処理剤
を1.0〜4.0重量%、好ましくは1.5〜3.0重
量%付着せしめるのが適当である。処理剤を繊維へ付着
せしめる方法としては、ローラーとの接触もしくはノズ
ルからの噴霧、処理剤への浸漬などの任意の方法を採用
することができる。
【0027】本発明においては、例えば、1mあたり2
00回以下の撚りが施されたポリフェニレンサルファイ
ド繊維に対し、まず第1処理剤を付与した後、80〜2
40℃、好ましくは110〜220℃で0.5〜3分間
熱処理し、引き続いて第2処理剤を付与後した後、20
0〜260℃、好ましくは220〜240℃で0.5〜
3分間熱処理する方法が使用される。
00回以下の撚りが施されたポリフェニレンサルファイ
ド繊維に対し、まず第1処理剤を付与した後、80〜2
40℃、好ましくは110〜220℃で0.5〜3分間
熱処理し、引き続いて第2処理剤を付与後した後、20
0〜260℃、好ましくは220〜240℃で0.5〜
3分間熱処理する方法が使用される。
【0028】第1処理剤および第2処理剤を付与後の熱
処理温度を上記の範囲とすることで、ゴムとの良好な接
着性が得られ、一方、加硫後の繊維が柔らかく、柔軟性
に富むホースが得られる。さらには、熱処理後に繊維に
公知の機械的なソフニングを加え、繊維表面の処理剤皮
膜を砕くことで、加硫前後の繊維を柔軟なものに仕上げ
ることができる。この機械的ソフニングは、繊維1本あ
たり0.1〜0.5g/dの張力下でおこなうことが望
ましい。また、特開平7−145567号公報記載のご
とく、60〜120℃の温度、0.05〜0.15g/
dの張力下、30〜180秒間の低温熱処理を施すこと
により、さらに柔らかな繊維とすることもできる。
処理温度を上記の範囲とすることで、ゴムとの良好な接
着性が得られ、一方、加硫後の繊維が柔らかく、柔軟性
に富むホースが得られる。さらには、熱処理後に繊維に
公知の機械的なソフニングを加え、繊維表面の処理剤皮
膜を砕くことで、加硫前後の繊維を柔軟なものに仕上げ
ることができる。この機械的ソフニングは、繊維1本あ
たり0.1〜0.5g/dの張力下でおこなうことが望
ましい。また、特開平7−145567号公報記載のご
とく、60〜120℃の温度、0.05〜0.15g/
dの張力下、30〜180秒間の低温熱処理を施すこと
により、さらに柔らかな繊維とすることもできる。
【0029】かくして、本発明の製造方法により得られ
るゴムホース補強用ポリフェニレンサルファイド繊維
は、ゴムとの接着性が良好で、ラジエターホース、ヒー
ターホース、ヒーターバイパスホース、燃料ホースのな
どのゴムホース補強用に好適に用いることができる。
るゴムホース補強用ポリフェニレンサルファイド繊維
は、ゴムとの接着性が良好で、ラジエターホース、ヒー
ターホース、ヒーターバイパスホース、燃料ホースのな
どのゴムホース補強用に好適に用いることができる。
【0030】
【実施例】以下に、実施例により、本発明をさらに具体
的に説明する。なお、実施例における各測定値は次の方
法により求めたものである。 [ポリフェニレンサルファイドの溶融粘度指数]島津製
作所製メルトフローテスターを用い、ASTM D 1
238−70の規格により測定した。 [処理剤付着量]JIS L 1017(1995年)
により、質量法によって求めた。 [EPDMとの接着性]剥離接着力を指標とした。すな
わち、繊維を隙間がないようアルミ板に巻き付け、アル
ミ板の両側にEPDMを張り付け、150℃で60分間
プレス加硫をおこない、放冷後、20℃の環境下で50
mm/minの速度でゴムから繊維を剥離したときの剥
離荷重をN/インチで表示した。ゴム被覆率は、上記の
剥離接着力測定の際にゴムから剥離された繊維を肉眼で
観察し、繊維表面にゴムが付着している部分を百分率で
表した。なお、評価に用いたゴムの配合組成は以下の通
りである。 EPDM 100.0部 亜鉛華 5.0部 ステアリン酸 1.0部 カーボンブラック 80.0部 加工油 0.3部 硫黄 1.5部 2−メルカプトベンゾチアゾール 0.5部 テトラメチルチウラムジスルフィド 1.0部
的に説明する。なお、実施例における各測定値は次の方
法により求めたものである。 [ポリフェニレンサルファイドの溶融粘度指数]島津製
作所製メルトフローテスターを用い、ASTM D 1
238−70の規格により測定した。 [処理剤付着量]JIS L 1017(1995年)
により、質量法によって求めた。 [EPDMとの接着性]剥離接着力を指標とした。すな
わち、繊維を隙間がないようアルミ板に巻き付け、アル
ミ板の両側にEPDMを張り付け、150℃で60分間
プレス加硫をおこない、放冷後、20℃の環境下で50
mm/minの速度でゴムから繊維を剥離したときの剥
離荷重をN/インチで表示した。ゴム被覆率は、上記の
剥離接着力測定の際にゴムから剥離された繊維を肉眼で
観察し、繊維表面にゴムが付着している部分を百分率で
表した。なお、評価に用いたゴムの配合組成は以下の通
りである。 EPDM 100.0部 亜鉛華 5.0部 ステアリン酸 1.0部 カーボンブラック 80.0部 加工油 0.3部 硫黄 1.5部 2−メルカプトベンゾチアゾール 0.5部 テトラメチルチウラムジスルフィド 1.0部
【0031】[実施例1]第1処理剤として、ナガセ化
成工業(株)製のオルソクレゾールノボラック型ポリエ
ポキシド“デナコールEM150”(A)と、住化エイ
ビーエス・ラテックス(株)製のビニルピリジン・スチ
レン・ブタジエン3元共重合ラテックス“ピラテックス
FS”(B)を、A:Bが固形分重量で50:50とな
るように混合し、固形分濃度10重量%として調製し
た。第2処理剤として、レゾルシン1.0モルに対しホ
ルムアルデヒドを2.0モルを反応させて得られたレゾ
ルシン・ホルムアルデヒドの初期縮合物(C)と、住化
エイビーエス・ラテックス(株)製のビニルピリジン・
スチレン・ブタジエン3元共重合ラテックス“ピラテッ
クスFS”および日本ゼオン(株)製のポリブタジエン
ラテックス“LX111A2”を混合したゴムラテック
ス(D)を固形分重量比で50:50となる比率で混合
し、24時間熟成させた。このとき、予めレゾルシンと
ホルムアルデヒドをモル比でレゾルシン/ホルムアルデ
ヒド=1/0.65の割合で酸性触媒下で予備縮合させ
たノボラック型の予備縮合物(住友化学(株)製“スミ
カノール700S”)を、水酸化ナトリウムを溶解した
水に溶解させた後、ホルムアルデヒドを追加添加してい
る。本処理剤が前記パラクロロフェノール・レゾルシン
・ホルムアルデヒド共縮合物(E)を含む、すなわち、
前記一般式[化2]で表される化合物(E:ナガセ化成工
業(株)製:“デナボンドE”)を、固形分重量比で
(C+E)/D=50/50となるように混合し、明成
化学(株)製ブロックドイソシアネート“DM60A”
(F)を、レゾルシン・ホルムアルデヒド初期縮合物
(C)とゴムラテックス(D)の合計固形分に対して1
0重量%となるように添加し、液固形分濃度20重量%
の第2処理剤を調製した。
成工業(株)製のオルソクレゾールノボラック型ポリエ
ポキシド“デナコールEM150”(A)と、住化エイ
ビーエス・ラテックス(株)製のビニルピリジン・スチ
レン・ブタジエン3元共重合ラテックス“ピラテックス
FS”(B)を、A:Bが固形分重量で50:50とな
るように混合し、固形分濃度10重量%として調製し
た。第2処理剤として、レゾルシン1.0モルに対しホ
ルムアルデヒドを2.0モルを反応させて得られたレゾ
ルシン・ホルムアルデヒドの初期縮合物(C)と、住化
エイビーエス・ラテックス(株)製のビニルピリジン・
スチレン・ブタジエン3元共重合ラテックス“ピラテッ
クスFS”および日本ゼオン(株)製のポリブタジエン
ラテックス“LX111A2”を混合したゴムラテック
ス(D)を固形分重量比で50:50となる比率で混合
し、24時間熟成させた。このとき、予めレゾルシンと
ホルムアルデヒドをモル比でレゾルシン/ホルムアルデ
ヒド=1/0.65の割合で酸性触媒下で予備縮合させ
たノボラック型の予備縮合物(住友化学(株)製“スミ
カノール700S”)を、水酸化ナトリウムを溶解した
水に溶解させた後、ホルムアルデヒドを追加添加してい
る。本処理剤が前記パラクロロフェノール・レゾルシン
・ホルムアルデヒド共縮合物(E)を含む、すなわち、
前記一般式[化2]で表される化合物(E:ナガセ化成工
業(株)製:“デナボンドE”)を、固形分重量比で
(C+E)/D=50/50となるように混合し、明成
化学(株)製ブロックドイソシアネート“DM60A”
(F)を、レゾルシン・ホルムアルデヒド初期縮合物
(C)とゴムラテックス(D)の合計固形分に対して1
0重量%となるように添加し、液固形分濃度20重量%
の第2処理剤を調製した。
【0032】溶融粘度指数(MFR値)が54g/10
minであるポリフェニレンサルファイド樹脂のペレッ
トを常法により溶融紡糸、延伸したポリフェニレンサル
ファイド繊維(東レ株式会社製、1000デニール/2
00フィラメント)のマルチフィラメント1本を5回/
mで撚糸しコードを得た。このコードをリッツラー社製
コンピュートリータ処理機を用いて、第1処理液に浸し
150℃で60秒の熱処理を行った。続けて、第2処理
液に浸し240℃で60秒の熱処理を行った。このよう
にして得られた処理コードの特性評価結果を表1に示
す。
minであるポリフェニレンサルファイド樹脂のペレッ
トを常法により溶融紡糸、延伸したポリフェニレンサル
ファイド繊維(東レ株式会社製、1000デニール/2
00フィラメント)のマルチフィラメント1本を5回/
mで撚糸しコードを得た。このコードをリッツラー社製
コンピュートリータ処理機を用いて、第1処理液に浸し
150℃で60秒の熱処理を行った。続けて、第2処理
液に浸し240℃で60秒の熱処理を行った。このよう
にして得られた処理コードの特性評価結果を表1に示
す。
【0033】
【表1】
【0034】[実施例2〜3および比較例1〜3]第1
処理剤に使用するエポキシ種やエポキシ化合物とVPラ
テックスの配合比を表1中に記載したように変更した以
外は、実施例1と同様にテストした。VPラテックスに
は住化エイビーエス・ラテックス(株)製のビニルピリ
ジン・スチレン・ブタジエン3元共重合ラテックス“ピ
ラテックスFS”を使用している。なお、表1中の記号
CNはオルソクレゾールノボラック型ポリエポキシドを
表し、実施例1記載のポリエポキシドを使用しており、
GEはクリシジルエーテル型ポリエポキシドを表し、ナ
ガセ化成工業(株)製の“デナコールEX313”を使
用している。このようにして得られた処理コードの特性
評価結果を表1に併せて示す。以上の結果から明らかな
ように、本発明の製造方法によって得られたゴムホース
補強用繊維は、従来処方により得られたゴムホース補強
用繊維に比較して、よりすぐれたEPDMとの接着性を
発揮することができる。
処理剤に使用するエポキシ種やエポキシ化合物とVPラ
テックスの配合比を表1中に記載したように変更した以
外は、実施例1と同様にテストした。VPラテックスに
は住化エイビーエス・ラテックス(株)製のビニルピリ
ジン・スチレン・ブタジエン3元共重合ラテックス“ピ
ラテックスFS”を使用している。なお、表1中の記号
CNはオルソクレゾールノボラック型ポリエポキシドを
表し、実施例1記載のポリエポキシドを使用しており、
GEはクリシジルエーテル型ポリエポキシドを表し、ナ
ガセ化成工業(株)製の“デナコールEX313”を使
用している。このようにして得られた処理コードの特性
評価結果を表1に併せて示す。以上の結果から明らかな
ように、本発明の製造方法によって得られたゴムホース
補強用繊維は、従来処方により得られたゴムホース補強
用繊維に比較して、よりすぐれたEPDMとの接着性を
発揮することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の製造方法
によれば、EPDMとの接着性のすぐれたポリフェニレ
ンサルファイド繊維からなるゴムホース補強用繊維を得
ることができる。
によれば、EPDMとの接着性のすぐれたポリフェニレ
ンサルファイド繊維からなるゴムホース補強用繊維を得
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 BB151 BC054 BQ004 CC054 CD063 CN012 FA042 FB082 GN00 4L033 AA06 AB01 AC11 CA13 CA34 CA49 CA68 CA70
Claims (6)
- 【請求項1】 1mあたり200回以下の片撚りが施さ
れたポリフェニレンサルファイド繊維を、クレゾールノ
ボラック型ポリエポキシド(A)およびゴムラテックス
(B)を含む第1処理剤で処理し、引き続いてレゾルシ
ン・ホルムアルデヒドの初期縮合物(C)とゴムラテッ
クス(D)との混合物を含む第2処理剤で処理すること
を特徴とするゴムホース補強用繊維の製造方法。 - 【請求項2】 第1処理剤のクレゾールノボラック型ポ
リエポキシド(A)とゴムラテックス(B)との配合割
合が、固形分重量比で90:10〜20:80であるこ
とを特徴とする請求項1に記載のゴムホース補強用繊維
の製造方法。 - 【請求項3】 第1処理剤に含まれるゴムラテックス
(B)が、ビニルピリジン−スチレン−ブタジエン三元
共重合体ラテックスを含むゴムラテックスであることを
特徴とする請求項1または2に記載のゴムホース補強用
繊維の製造方法。 - 【請求項4】 繊維に対する第1処理剤の固形分付着量
を0.5〜3.0重量%、第2処理剤の固形分付着量を
1.0〜4.0重量%とすることを特徴とする請求項1
〜3のいずれかに記載のゴムホース補強用繊維の製造方
法。 - 【請求項5】 繊維に第1処理液を付着させた後、80
〜240℃の温度で熱処理し、引き続いて第2処理液を
付着させた後、200〜260℃の温度で熱処理するこ
とを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のゴムホ
ース補強用繊維の製造方法。 - 【請求項6】 ゴムホースが、エチレン・ポリプロピレ
ン・非共役ジエン系三元共重合体ゴム配合物からなるゴ
ムホースである請求項1〜7のいずれかに記載のゴムホ
ース補強用繊維の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2636199A JP2000226776A (ja) | 1999-02-03 | 1999-02-03 | ゴムホース補強用繊維の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2636199A JP2000226776A (ja) | 1999-02-03 | 1999-02-03 | ゴムホース補強用繊維の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000226776A true JP2000226776A (ja) | 2000-08-15 |
Family
ID=12191364
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2636199A Pending JP2000226776A (ja) | 1999-02-03 | 1999-02-03 | ゴムホース補強用繊維の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000226776A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009153310A1 (en) * | 2008-06-20 | 2009-12-23 | Diolen Industrial Fibers Gmbh | Process to manufacture a reinforcing element provided with a cured adhesive composition, reinforcing element and rubber article comprising said reinforcing element |
| JP2014065996A (ja) * | 2012-09-27 | 2014-04-17 | Toray Ind Inc | ホース補強用ポリエステル繊維コード |
-
1999
- 1999-02-03 JP JP2636199A patent/JP2000226776A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009153310A1 (en) * | 2008-06-20 | 2009-12-23 | Diolen Industrial Fibers Gmbh | Process to manufacture a reinforcing element provided with a cured adhesive composition, reinforcing element and rubber article comprising said reinforcing element |
| JP2014065996A (ja) * | 2012-09-27 | 2014-04-17 | Toray Ind Inc | ホース補強用ポリエステル繊維コード |
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