JP2000226831A - 護岸法覆構造の施工方法 - Google Patents

護岸法覆構造の施工方法

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JP2000226831A
JP2000226831A JP11030078A JP3007899A JP2000226831A JP 2000226831 A JP2000226831 A JP 2000226831A JP 11030078 A JP11030078 A JP 11030078A JP 3007899 A JP3007899 A JP 3007899A JP 2000226831 A JP2000226831 A JP 2000226831A
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concrete
slope
concrete wall
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JP11030078A
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Takejirou Yamada
武治郎 山田
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NANNOU CONCRETE KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 波返し部の施工作業が容易かつ効率的にな
り、工期の短縮を図ることができるとともに、経費の低
減を図ることができる護岸法覆構造の施工方法を提供す
る。 【解決手段】 まず、法面11の下端縁に沿って基礎工
13を構築し、法面11上に鉄筋篭及び横鉄筋を配設し
てコンクリートを打設し、横鉄筋が外部に露出するよう
にベースコンクリート壁14を形成する。次いで、横鉄
筋の上端に上方に延びる縦鉄筋の下部を接合した後、横
鉄筋及び縦鉄筋を跨ぐように法面11の上端縁に沿って
波返し部20を配置し、隣接する波返し部20間を連結
する。そして、ベースコンクリート壁14と波返し部2
0との間にコンクリートを打設して間詰めコンクリート
壁16を形成し、波返し部20とベースコンクリート壁
14を一体的に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、河川の岸や海岸
等における堤防の法面に形成される護岸法覆構造の施工
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、河川の岸や海岸には護岸用の
堤防が設けられ、その水面側の法面には護岸法覆構造が
設けられている。
【0003】この護岸法覆構造は、上記法面の下端縁部
に沿って基礎工が延設されるとともに、基礎工から上方
の法面の表面には、均しコンクリートが打設されてい
る。前記基礎工から法面のほぼ中間までの間における均
しコンクリート上には、護岸壁が平面状をなすように形
成されている。そして、護岸壁上端から法面上端までの
間には、上端側が水面側に向かって湾曲した曲面状の波
返し部が形成されている。これら基礎工,波返し工およ
び護岸壁は、一般的に、すべてコンクリートからなって
いる。
【0004】この護岸法覆構造の施工方法は、まず、現
地において、法面の下端縁に基礎工を設け、法面全体を
被覆するように均しコンクリートが打設される。次い
で、基礎工から法面のほぼ中間までの間に鉄筋篭が法面
に沿って延びるように配置され、この鉄筋篭の周囲に型
枠が設置された後、型枠内に生コンクリートが流し込ま
れる。
【0005】コンクリートの硬化後、形成された護岸壁
の上端には、鉄筋篭及び鉄筋を曲げ形成しながら曲面状
をなすように配置し、これら鉄筋篭及び鉄筋の周囲に型
枠が設置される。そして、この型枠内に生コンクリート
が流し込まれ、コンクリートが硬化することによって波
返し部が形成される。その後、各型枠が離型され、護岸
法覆構造が施工される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したような、護岸
法覆構造の施工作業は、殆どすべてが現地において行わ
れている。ところが、波返し部は曲面状をなすように形
成されていることから、鉄筋及び鉄筋篭を曲げ形成した
り、型枠を曲面状をなすように組み付けたり、型枠を解
体除去したり、波返し部の表面を仕上げたりする等の煩
雑な作業もすべて現地で行わなければならない。このた
め、作業効率が悪く、工期が長くなったり、経費が高く
なるという問題があった。
【0007】この発明は、このような従来技術に存在す
る問題点に着目してなされたものである。その目的とす
るところは、波返し部の施工作業が容易かつ効率的にな
り、工期の短縮を図ることができるとともに、経費の低
減を図ることができる護岸法覆構造の施工方法を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の護岸法覆構造の施工方法の発明
は、護岸の法面の下端縁に沿ってコンクリートよりなる
基礎工を構築し、法面上に補強部材を配設し、補強部材
の周囲に型枠を配置し、その型枠の内側にコンクリート
を打設して、補強部材の上部が露出するようにベースコ
ンクリート壁を形成し、次いで前記露出した補強部材に
上方に延びる縦鉄筋の下部を接合し、コンクリートによ
って成形され、裏面から垂下された脚部を備える波返し
部を、露出した補強部材及び縦鉄筋を跨ぐように複数個
配置し、これら波返し部を連結手段によって連結し、隣
接する波返し部間から下方へ水が浸透しないようにする
ための止水板を、隣接する波返し部間に挿入した後、波
返し部の脚部間及び前記ベースコンクリート壁と波返し
部との間に型枠を配置し、この型枠の内側にコンクリー
トを打設して、波返し部とベースコンクリート壁を一体
的に構成するものである。
【0009】請求項2に記載の護岸法覆構造の施工方法
の発明は、請求項1に記載の発明において、前記波返し
部の両側面にはスリット又は凹条を設けるとともに、こ
のスリット又は凹条内に前記止水板を収容するように構
成したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。図1及び図2に示すよう
に、堤防の法面11は予め平らな斜面として整地され、
その表面には所定厚さとなるように均しコンクリート1
2が打設されている。護岸法覆構造の基礎工13は、法
面11の下端縁に沿って延びるように設けられている。
この基礎工13は底面に敷設されたコンクリートよりな
る細長い板状の底部13aと、その底部13aを囲むよ
うに立設され、上面が開口されたほぼ四角筒状をなす複
数のコンクリート製の支持部13bとから構成されてい
る。
【0011】各支持部13bの法面11側の側壁上部に
は、段差状に切り欠き形成された係合凹条13cが設け
られている。また、各支持部13bを、図示しない連結
部材によって互いに隣接するように連結した状態で、各
支持部13b間には凹部13dが形成されるようになっ
ている。そして、基礎工13は複数の支持部13bを連
設し、底部13aを成形し、各支持部13bの内側及び
各支持部13b間の凹部13d内にコンクリートを打設
することによって形成されている。
【0012】図1に示すように、ベースコンクリート壁
14は、法面11の下半部、つまり基礎工13の上部側
から法面11のほぼ中間までの間において、均しコンク
リート12上に平面状をなすように形成されている。こ
のベースコンクリート壁14の下端部は、止水板15a
が介装された状態で基礎工13の係合凹条13cに係合
されている。間詰めコンクリート壁16は、均しコンク
リート12上において、ベースコンクリート壁14の上
端縁に沿って平面状をなすように形成されている。波返
し部20は、上部の水面側が凹むように湾曲形成され、
間詰めコンクリート壁16の上端縁に沿って位置するよ
うに、均しコンクリート12上に配置されている。そし
て、法面11に向かって進んできた波は、波返し部20
によって水面側に戻され、波が堤防を越えて陸地に入り
込むことを防止するようになっている。
【0013】図3及び図4に示すように、波返し部20
の裏面には、両側縁から突出された一対の脚部21が備
えられるとともに、これら脚部21の内側面は下方に向
かうほど互いに離間する傾斜面となっている。また、両
脚部21には所定間隔置きに複数の連結孔22が穿設さ
れるとともに、それら連結孔22よりも波返し部20の
表面側には、スリット23aが外側面全体に渡って凹設
されている。
【0014】図2に示すように、複数の波返し部20は
法面11の上端縁に沿って並列に配置され、隣接する各
波返し部20は連結手段によって連結されている。すな
わち、図7に示すように、中央に位置する一対の波返し
部20は、対応する連結孔22が位置合わせされた状態
で、各連結孔22に連結手段を構成する連結筋24が挿
通されている。この連結筋24はその両端に雄ねじ24
aが螺刻されており、雄ねじ24aにナット24bを螺
合し、締め付けることによって、これら波返し部20は
連結され、互いに固定されている。この実施形態におい
て、例えば波返し部20の幅が5mに設定され、上記の
ような一対の波返し部20の連結筋24による固定は1
0m毎に行われる。つまり、各波返し部20は連結筋2
4によって、隣接する一対毎に互いに固定されている。
【0015】固定された一対の波返し部20同士は、連
結手段を構成するスリップバー25によって連結されて
いる。すなわち、固定された一対の波返し部20は、一
側部の連結孔22の内側に円筒状をなすシリンダ25a
が嵌挿固定されている。スリップバー25は、一対の波
返し部20の一側部の連結孔22と、隣接する一対の波
返し部20の他側部の連結孔22とを位置合わせした状
態で、それぞれの連結孔22に挿通されている。なお、
このスリップバー25は、一端部が波返し部20の内側
に露出し、他端部がシリンダ25a内に位置するように
挿通されている。そして、波返し部20の内側に図示さ
れないコンクリートが打設されることによって、スリッ
プバー25の一端部は波返し部20に対して固定される
とともに、他端部は連結孔22内のシリンダ25aに対
して移動可能となっている。
【0016】上記スリップバー25によって、隣接する
固定された一対の波返し部20同士は連結され、上下及
び左右方向の位置決めができるようになっている。さら
に、スリップバー25は連結孔22内のシリンダ25a
に対して移動可能となっていることから、温度変化によ
り波返し部20が膨張したり、収縮したりする場合に生
ずる波返し部20間の距離の変化に対応することができ
るようになっている。また、隣接する固定された一対の
波返し部20間には目地26が形成されている。
【0017】図9に示すように、前記ベースコンクリー
ト壁14の下端から間詰めコンクリート壁16の中間ま
での間には、補強部材としての鉄筋篭30が埋設されて
いる。補強部材としての複数の横鉄筋31は、鉄筋篭3
0の上端縁部から法面11と平行に延びるように延出さ
れ、波返し部20の底部まで埋設されている。複数の縦
鉄筋32は、それらの下端が横鉄筋31の上端に溶接接
合され、上方に延びている。これら縦鉄筋32は、波返
し部20の後部に埋設されている。そして、波返し部2
0は横鉄筋31及び縦鉄筋32によって補強されるとと
もに、横鉄筋31及び縦鉄筋32を介してベースコンク
リート壁14及び間詰めコンクリート壁16に連結され
るようになっている。
【0018】図1及び図2に示すように、波返し部20
及びベースコンクリート壁14の側面には、スリット2
3a,23bが凹設され、このスリット23a,23b
内には、波返し部20上端からベースコンクリート壁1
4下端まで延びる長板状をなす止水板15bが収容され
ている。そして、この止水板15bによって隣接するベ
ースコンクリート壁14、間詰めコンクリート壁16及
び波返し部20同士の間に形成された隙間から下方への
水の浸透を防止するようになっている。なお、図7に示
すように、これら止水板15bのうち、隣接する固定さ
れた一対の波返し部20間に収容された止水板15b
は、その中央に円筒状をなすセンターバルブ15cを有
し、このセンターバルブ15cの変形によって温度変化
によるコンクリートの膨張及び収縮に追従するようにな
っている。
【0019】次に、前記護岸法覆構造の作用について以
下に記載する。さて、護岸法覆構造を構成するには、図
1に示すように、まず、堤防の法面11を整地し、平ら
な斜面とした後、法面11の下端縁に沿って基礎工13
を設置する。
【0020】基礎工13を設置するには、まず、予め、
工場で成形された支持部13bを、法面11の下端縁部
に沿って複数個配置し、その端部同士をそれぞれ図示し
ない連結手段で固定する。さらに、支持部13bの下端
部に図示しない鉄筋を配置し、コンクリートを打設して
底部13aを形成し、各支持部13bの内側及び各支持
部13b間の凹部13d内に、生コンクリートを流し込
むことにより基礎工13が形成される。
【0021】次に、法面11上にコンクリートを打設
し、コンクリートを硬化させて均しコンクリート12を
形成した後、その上にベースコンクリート壁14を成形
する。図5に示すように、ベースコンクリート壁14を
成形するには、基礎工13が成形された状態で、まず、
複数の横鉄筋31が鉄筋篭30の上端縁部から法面11
の上方に向かって延出するように、基礎工13から法面
のほぼ中間までの間の均しコンクリート12上に鉄筋篭
30が設置される。次いで、鉄筋篭30の周囲には、鉄
筋篭30の上端縁が露出するようにコンクリート型枠4
0が設置される。そして、コンクリート型枠40内にス
ラリー状の生コンクリートを流し込み、コンクリートが
硬化した後、コンクリート型枠40を離型することによ
って、図中に2点鎖線で示すように、ベースコンクリー
ト壁14が成形される。このとき、鉄筋篭30の上端縁
は、ベースコンクリート壁14の上端面から露出した状
態とされる。また、コンクリート型枠40によって、ベ
ースコンクリート壁14の図示されない両側面には、全
体に渡ってスリット23bが形成される。
【0022】次いで、法面11上部に波返し部20を設
置する。波返し部20を設置するには、図6に示すよう
に、ベースコンクリート壁14が成形された状態で、ま
ず、横鉄筋31の上端に縦鉄筋32の下部が溶接接合さ
れる。次に、図中に2点鎖線で示すように、横鉄筋31
及び縦鉄筋32を跨ぐようにして、予め工場等で成形さ
れた波返し部20が図示しないクレーン等を用いて設置
される。このとき、波返し部20は法面11の上端縁に
沿って横並びに配置される。なお、波返し部20が設置
された状態で、ベースコンクリート壁14と波返し部2
0の間には、鉄筋篭30の上部及び横鉄筋31の一部が
露出されている。
【0023】この波返し部20は、予め工場等で成形さ
れていることから、従来のように波返し部20を成形す
るために、現地で横鉄筋31及び鉄筋篭30を曲げた
り、コンクリート型枠40を曲面状をなすように組み付
けたりする必要がない。このため、波返し部20の設置
は容易かつ迅速に行われる。
【0024】波返し部20は、法面11の上部に設置さ
れた後、隣接する波返し部20同士が連結される。図7
に示すように、まず、一対の波返し部20が各連結孔2
2を位置合わせした状態で、それぞれの連結孔22に連
結筋24が挿通され、その両端部にナット24bを螺合
し、締め付けることによって連結固定される。続いて、
連結固定された一対の波返し部20同士が各連結孔22
を位置合わせした状態で、それぞれの連結孔22にスリ
ップバー25が挿通されることによって連結され、一対
の波返し部20同士の上下及び左右方向の位置決めがな
される。このとき、スリップバー25は一端部が波返し
部20の内側に露出した状態とされ、他端部がシリンダ
25a内に位置する状態とされる。
【0025】続いて、図1及び図7に示すように、隣接
する波返し部20のスリット23a内に止水板15bが
嵌挿される。このとき、ベースコンクリート壁14の両
側面にはコンクリート型枠40によって予めスリット2
3bが形成され、波返し部20の上部から嵌挿された止
水板15bは、押し込むだけでベースコンクリート壁1
4下端まで容易に達する。
【0026】そして、ベースコンクリート壁14と波返
し部20との間に間詰めコンクリート壁16が成形され
る。間詰めコンクリート壁16を成形するには、まず、
図8に示すように、ベースコンクリート壁14と波返し
部20の間及び波返し部20の背面にコンクリート型枠
40が設置される。次に、波返し部20の上端開口部か
ら、一対の脚部21間にスラリー状の生コンクリートが
流し込まれる。この生コンクリートは、波返し部20の
両脚部21間の内側を通って、ベースコンクリート壁1
4の上端部まで流し込まれる。そして、コンクリートが
硬化した後、コンクリート型枠40を離型することによ
って、図9に示すように、波返し部20の内側にコンク
リートが打設されるとともに、ベースコンクリート壁1
4と波返し部20との間に間詰めコンクリート壁16が
成形される。
【0027】この状態で横鉄筋31及び縦鉄筋32が波
返し部20の内側に埋設され、波返し部20が間詰めコ
ンクリート壁16及びベースコンクリート壁14と連結
されることにより、護岸法覆構造が構成される。また、
止水板15により、ベースコンクリート壁14、間詰め
コンクリート壁16及び波返し部20表面から下方への
水の浸透が防止される。さらに、スリップバー25の一
端部が波返し部20内で固定されるとともに、他端部が
シリンダ25aに対して移動可能とされ、温度変化によ
るコンクリートの膨張及び収縮に追従する。
【0028】前記のような実施形態によって発揮される
効果について以下に記載する。 ・ 実施形態の護岸法覆構造の施工方法によれば、波返
し部20が予め工場で製造され、これを現地に運搬して
使用するようになっている。従って、波返し部20を成
形する際に、現地において成形用のコンクリート型枠を
組み付けたり、コンクリート打設後にそのコンクリート
型枠を離型するといった煩雑な作業を省略することがで
きる。このため、波返し部20の施工作業が容易かつ効
率的になり、工期の短縮を図ることができるとともに、
経費の低減を図ることができる。
【0029】・ 実施形態の護岸法覆構造の施工方法に
よれば、波返し部20の両側面にはスリット23aが凹
設され、このスリット23a内には止水板15bが挿入
されるようになっている。従って、コンクリート型枠を
設置してコンクリートを打設し、コンクリートの硬化後
に止水板15bを配置し、再度コンクリートを打設する
等といった煩雑な作業を省略することができる。このた
め、止水板15bの設置作業を容易かつ効率的に行うこ
とができる。
【0030】・ 実施形態の護岸法覆構造の施工方法に
よれば、波返し部20を連結するスリップバー25は、
連結孔22内のシリンダ25aに対して移動可能となっ
ている。このため、温度変化により波返し部20が膨張
したり、収縮したりする場合に生ずる波返し部20間の
距離の変化に対応することができる。
【0031】実施形態の護岸法覆構造の施工方法によれ
ば、波返し部20の裏面に一対の脚部21を設け、波返
し部20を配置する際、これら脚部21間に横鉄筋31
及び縦鉄筋32が配置されるようになっている。加え
て、これら脚部21間に生コンクリートを流し込むだけ
で、横鉄筋31及び縦鉄筋32が波返し部20内に埋設
され、ベースコンクリート壁14、間詰めコンクリート
壁16及び波返し部20が一体的に形成されるようにな
っている。このため、波返し部20の施工作業をより容
易かつ効率的に行うことができる。
【0032】・ 実施形態の護岸法覆構造の施工方法に
よれば、波返し部20を成形する殆どの作業は現地以外
の場所、すなわち、工場等の設備が整い、製造作業を効
率的に行うことができる作業に適した場所で行われる。
従って、現地での施工作業は、工場等で製造された波返
し部20を配置する等の極めて簡単なものだけとなる。
その結果、工場での作業も含めた全体の作業を容易なも
のとすることができる。
【0033】・ 実施形態の護岸法覆構造の施工方法に
よれば、波返し部20に加えて、基礎工13を構成する
支持部13bの成形も現地以外の場所、すなわち、工場
等の設備が整い、製造作業を効率的に行うことができる
作業に適した場所で行われる。従って、基礎工の設置作
業は、工場等で製造された支持部13bを配置し、コン
クリートを打設する等の簡易なものとなる。このため、
現場における全体の作業をさらに容易かつ迅速なものと
することができる。
【0034】・ 実施形態の護岸法覆構造の施工方法に
よれば、脚部21を波返し部20の両端に沿って延びる
ように設けたことから、波返し部20を法面11上に安
定した状態で配置することができるとともに、生コンク
リートを流し込む際、これら脚部21によって生コンク
リートを下方へと案内することができる。
【0035】・ 実施形態の護岸法覆構造の施工方法に
よれば、補強部材を鉄筋篭30及び横鉄筋31により構
成したことから、法面11上に鉄筋篭30及び横鉄筋3
1を配置しやすくすることができる。
【0036】なお、本実施形態は、次のように変更して
具体化することも可能である。 ・ 図10に示すように、実施形態のスリット23に代
えて、波返し部20の両側面に断面逆L字状をなす凹条
41を切り欠き形成してもよい。そして、波返し部20
が連結された状態で、この凹条41内に止水板15bを
嵌挿してもよい。
【0037】このように構成した場合、スリット23a
と比較して開口面積が大きくなるため、止水板15bを
挿入しやすくすることができる。 ・ 実施形態の波返し部20の両脚部21を断面横L字
状に成形してもよい。
【0038】このように構成した場合、波返し部20の
構成をより簡易なものとすることができる。 ・ 実施形態の間詰めコンクリート壁16を省略して、
護岸法覆構造を構成してもよい。すなわち、その上端面
から横鉄筋31が露出するように、鉄筋篭30がその内
部に全て埋設された状態でベースコンクリート壁14を
成形する。次いで、露出した横鉄筋31に縦鉄筋を溶接
接合した後、横鉄筋31及び縦鉄筋32が両脚部21の
内側に収容されるように波返し部20を配置する。そし
て、波返し部20の内側に生コンクリートを流し込むこ
とによって護岸法覆構造を構成してもよい。
【0039】このように構成した場合、間詰めコンクリ
ート壁16を成形するためのコンクリート型枠40の設
置作業等を省略することができ、護岸法覆構造の施工作
業が容易かつ効率的になり、工期の短縮を図ることがで
きる。
【0040】さらに、前記実施形態より把握できる技術
的思想について以下に記載する。 ・ 前記脚部を波返し部の両端に沿って延びるように設
けた請求項1又は請求項2に記載の護岸法覆構造の施工
方法。
【0041】このように構成した場合、波返し部を法面
上に安定した状態で配置することができるとともに、コ
ンクリートを流し込む際、これら脚部によってコンクリ
ートを下方へと案内することができる。
【0042】・ 前記波返し部の脚部に連結孔を貫設
し、隣接する波返し部の互いの連結孔を位置合わせした
状態で各連結孔に連結手段としての連結筋を挿通した
後、この連結筋によって一対の波返し部同士を連結固定
し、次いで、この固定された一対の波返し部同士を、各
連結孔に連結手段としてのスリップバーを一方の固定さ
れた一対の波返し部の連結孔に対して移動可能に挿通す
ることにより連結する請求項1又は請求項2に記載の護
岸法覆構造の施工方法。
【0043】このように構成した場合、温度変化により
波返し部が膨張したり、収縮したりする場合に生ずる波
返し部間の距離の変化に対応することができる。 ・ 前記ベースコンクリート壁を形成する際、その外側
面に前記波返し部のスリット又は凹条と対応するスリッ
ト又は凹条を設けた請求項2に記載の護岸法覆構造の施
工方法。
【0044】このように構成した場合、止水板の設置作
業をより容易かつさらに効率的に行うことができる。 ・ 前記補強部材を下部に位置する鉄筋篭と上部に位置
する横鉄筋とにより構成するとともに、少なくとも横鉄
筋が露出するようにベースコンクリート壁を形成する請
求項1又は請求項2に記載の護岸法覆構造の施工方法。
【0045】このように構成した場合、法面上に鉄筋篭
及び横鉄筋を配置しやすくすることができる。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明の
護岸法覆構造の施工方法によれば、波返し部の施工作業
が容易かつ効率的になり、工期の短縮を図ることができ
るとともに、経費の低減を図ることができる。
【0047】請求項2に記載の発明のによれば、請求項
1に記載の発明の効果に加えて、止水板の設置作業を容
易かつ効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の護岸法覆構造を示す側断面図。
【図2】 護岸法覆構造を施工した状態を示す斜視図。
【図3】 波返し部を示す斜視図。
【図4】 波返し部を示す背面図。
【図5】 鉄筋篭を設置した状態を示す側断面図。
【図6】 ベースコンクリート壁を成形した状態を示す
側断面図。
【図7】 波返し部を連結した状態を示す平断面図。
【図8】 波返し部を配置した状態を示す側断面図。
【図9】 間詰めコンクリート壁を成形した状態を示す
側断面図。
【図10】別形態の波返し部を示す斜視図。
【符号の説明】
11…法面、13…基礎工、14…ベースコンクリート
壁、15b…止水板、20…波返し部、21…脚部、2
3a…スリット、24…連結手段としての連結筋、25
…連結手段としてのスリップバー、30…補強部材を構
成する鉄筋篭、31…補強部材を構成する横鉄筋、32
…縦鉄筋、40…コンクリート型枠、41…凹条。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 護岸の法面の下端縁に沿ってコンクリー
    トよりなる基礎工を構築し、法面上にコンクリートを補
    強する補強部材を配設し、補強部材の周囲に型枠を配置
    し、その型枠の内側にコンクリートを打設して、補強部
    材の上部が露出するようにベースコンクリート壁を形成
    し、次いで、前記露出した補強部材に上方に延びる縦鉄
    筋の下部を接合し、コンクリートによって成形され、裏
    面から突出された脚部を備える波返し部を、露出した補
    強部材及び縦鉄筋を跨ぐように複数個配置し、これら波
    返し部を連結手段によって連結し、隣接する波返し部間
    から下方へ水が浸透しないようにするための止水板を、
    隣接する波返し部間に挿入した後、波返し部の脚部間及
    び前記ベースコンクリート壁と波返し部との間を囲むよ
    うに配置された型枠の内側にコンクリートを打設して、
    波返し部とベースコンクリート壁を一体的に構成する護
    岸法覆構造の施工方法。
  2. 【請求項2】 前記波返し部の両側面にはスリット又は
    凹条を設けるとともに、このスリット又は凹条内に前記
    止水板を収容するように構成した請求項1に記載の護岸
    法覆構造の施工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3354144B1 (ja) 2002-01-15 2002-12-09 南濃コンクリート工業株式会社 護岸法覆構造
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CN112813930A (zh) * 2021-02-19 2021-05-18 中铁二十局集团第六工程有限公司 基于溢流堰体和组合模板构筑溢流堰面的施工方法和溢流堰坝

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