JP2000227361A - 赤外線体温計 - Google Patents
赤外線体温計Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は赤外線体温計においてプローブなど
から放射される不要な赤外線の影響を排除し、体温を正
確することを目的とする。 【解決手段】 楕円をその楕円が有する第1の焦点と第
2の焦点とを結ぶ軸のまわりに回転して得られる回転楕
円面の一部からなり生体から放射された赤外線を反射さ
せる反射面12と、前記反射面12で反射され前記第1
の焦点もしくは前記第2の焦点に集光された赤外線を検
出し電気信号に変換する赤外線検出手段13と、前記赤
外線検出手段13が出力する電気信号を用いて生体の体
温を算出する体温算出手段14とを備えて、不要な赤外
線が赤外線検出手段13に入射するのを防止したり、半
直線と交わる位置に存在する不要な赤外線を放射する物
体を制限することによって不要な赤外線の影響を低減
し、体温を正確に測定することができる。
から放射される不要な赤外線の影響を排除し、体温を正
確することを目的とする。 【解決手段】 楕円をその楕円が有する第1の焦点と第
2の焦点とを結ぶ軸のまわりに回転して得られる回転楕
円面の一部からなり生体から放射された赤外線を反射さ
せる反射面12と、前記反射面12で反射され前記第1
の焦点もしくは前記第2の焦点に集光された赤外線を検
出し電気信号に変換する赤外線検出手段13と、前記赤
外線検出手段13が出力する電気信号を用いて生体の体
温を算出する体温算出手段14とを備えて、不要な赤外
線が赤外線検出手段13に入射するのを防止したり、半
直線と交わる位置に存在する不要な赤外線を放射する物
体を制限することによって不要な赤外線の影響を低減
し、体温を正確に測定することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体の体温を測定
する体温計に関するものであり、特に、生体から放射さ
れる赤外線を用いて体温を測定する赤外線体温計に関す
るものである。
する体温計に関するものであり、特に、生体から放射さ
れる赤外線を用いて体温を測定する赤外線体温計に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来体温計としては、いわゆる水銀体温
計のように舌下や腋下の温度を接触式で測定するものが
長年広く用いられてきた。
計のように舌下や腋下の温度を接触式で測定するものが
長年広く用いられてきた。
【0003】これに対して近年では、生体から放射され
る赤外線を用いて体温を非接触で測定する赤外線体温計
が提案されている。赤外線体温計は、生体表面が熱輻射
に関してほぼ完全黒体とみなせることを利用し、黒体輻
射の法則に従って放射される赤外線の強度を測定して体
温を算出するものであり、体温計自体の温度が生体と同
温になるのを待つ必要がないので、わずか数秒で体温を
測定できるという特徴がある。
る赤外線を用いて体温を非接触で測定する赤外線体温計
が提案されている。赤外線体温計は、生体表面が熱輻射
に関してほぼ完全黒体とみなせることを利用し、黒体輻
射の法則に従って放射される赤外線の強度を測定して体
温を算出するものであり、体温計自体の温度が生体と同
温になるのを待つ必要がないので、わずか数秒で体温を
測定できるという特徴がある。
【0004】こうした赤外線体温計としては、例えば、
特開平6−165号公報に記載されているようなものが
一般的であった。この種の赤外線体温計は、図8に示す
ように、プローブ1と、プローブ1内を長さ方向に走る
導光管2と、導光管2内を伝搬した赤外線を検出し、そ
の放射強度を電気信号に変換する赤外線検出手段3と、
変換された電気信号から体温を算出する体温算出手段4
とを備えており、以下のように動作する。プローブ1は
外耳道へ挿入されたとき、外耳道と接触しプローブの長
さ方向を外耳道の方向とほぼ一致させて鼓膜付近から放
射された赤外線を導光管2に入射させることによって、
生体の被測温部位を鼓膜付近に定める。導光管2は内面
を金属で構成したり内面を金属メッキするなどして反射
率を高くしてあり、鼓膜付近から放射された赤外線を直
接、または、導光管2の内面で反射させて赤外線検出手
段3に入射させる。赤外線検出手段3は入射した赤外線
を赤外線の強度に相関を持つ電気信号に変換し、体温算
出手段4がその電気信号から鼓膜付近の温度を算出す
る。
特開平6−165号公報に記載されているようなものが
一般的であった。この種の赤外線体温計は、図8に示す
ように、プローブ1と、プローブ1内を長さ方向に走る
導光管2と、導光管2内を伝搬した赤外線を検出し、そ
の放射強度を電気信号に変換する赤外線検出手段3と、
変換された電気信号から体温を算出する体温算出手段4
とを備えており、以下のように動作する。プローブ1は
外耳道へ挿入されたとき、外耳道と接触しプローブの長
さ方向を外耳道の方向とほぼ一致させて鼓膜付近から放
射された赤外線を導光管2に入射させることによって、
生体の被測温部位を鼓膜付近に定める。導光管2は内面
を金属で構成したり内面を金属メッキするなどして反射
率を高くしてあり、鼓膜付近から放射された赤外線を直
接、または、導光管2の内面で反射させて赤外線検出手
段3に入射させる。赤外線検出手段3は入射した赤外線
を赤外線の強度に相関を持つ電気信号に変換し、体温算
出手段4がその電気信号から鼓膜付近の温度を算出す
る。
【0005】なお、厳密には赤外線検出手段3の出力信
号の大きさは赤外線検出手段3自体の温度の影響を受け
るので、体温算出手段4が温度を算出する際にはサーミ
スタなどで測定した赤外線検出手段3の温度が補正項と
して用いられるが、こうした温度算出方法の詳細は本発
明の主題とは関係がないので詳しい説明は省略する。
号の大きさは赤外線検出手段3自体の温度の影響を受け
るので、体温算出手段4が温度を算出する際にはサーミ
スタなどで測定した赤外線検出手段3の温度が補正項と
して用いられるが、こうした温度算出方法の詳細は本発
明の主題とは関係がないので詳しい説明は省略する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこうした
従来の赤外線体温計では、赤外線検出手段3には被測温
部位である生体の鼓膜付近から放射された赤外線だけで
なく、プローブ1から放射される不要な赤外線も入射し
てしまうため、生体の体温を正確に測定することが困難
であるという課題がある。
従来の赤外線体温計では、赤外線検出手段3には被測温
部位である生体の鼓膜付近から放射された赤外線だけで
なく、プローブ1から放射される不要な赤外線も入射し
てしまうため、生体の体温を正確に測定することが困難
であるという課題がある。
【0007】すなわち、プローブ1の先端付近から放射
された赤外線の一部は導光管2の内面で多重反射して赤
外線検出手段3に入射してしまう。プローブ1の温度が
一定でさえあればこうした不要な赤外線も一定となるの
で、その影響をキャンセルするのは比較的容易である。
しかし、現実には、プローブ1は体温の測定中に外耳道
と接触し外耳道からの熱伝導の影響を受けるので、プロ
ーブ1から放射される赤外線の強度も変化してしまう。
このように時間的に変動する不要な赤外線の影響をキャ
ンセルして体温算出手段4に正確に体温を算出させるこ
とは難しい。
された赤外線の一部は導光管2の内面で多重反射して赤
外線検出手段3に入射してしまう。プローブ1の温度が
一定でさえあればこうした不要な赤外線も一定となるの
で、その影響をキャンセルするのは比較的容易である。
しかし、現実には、プローブ1は体温の測定中に外耳道
と接触し外耳道からの熱伝導の影響を受けるので、プロ
ーブ1から放射される赤外線の強度も変化してしまう。
このように時間的に変動する不要な赤外線の影響をキャ
ンセルして体温算出手段4に正確に体温を算出させるこ
とは難しい。
【0008】勿論、プローブ1の温度が安定するのを待
った後に体温を測定することも可能ではあるが、そうし
た場合には、わずか数秒で体温を測定できるという赤外
線体温計のすぐれた特徴を放棄することになってしま
う。
った後に体温を測定することも可能ではあるが、そうし
た場合には、わずか数秒で体温を測定できるという赤外
線体温計のすぐれた特徴を放棄することになってしま
う。
【0009】不要な赤外線の影響を低減するために、プ
ローブ1の先端に熱絶縁体とエアーギャップを設けて生
体からの熱伝導を少なくしたり、プローブ1の先端の温
度をサーミスタなどで測定して、体温算出手段4により
体温を算出する際の補正信号として用いる技術が特公平
8―16629号公報で提案されているが、この技術を
用いたとしても、外耳道の温度分布は環境温度や生体の
個体差、体調などにより変化するので、それに応じて変
動する不要な赤外線の影響を一点で測定した温度に基づ
いて正確に補正するのは容易ではない。
ローブ1の先端に熱絶縁体とエアーギャップを設けて生
体からの熱伝導を少なくしたり、プローブ1の先端の温
度をサーミスタなどで測定して、体温算出手段4により
体温を算出する際の補正信号として用いる技術が特公平
8―16629号公報で提案されているが、この技術を
用いたとしても、外耳道の温度分布は環境温度や生体の
個体差、体調などにより変化するので、それに応じて変
動する不要な赤外線の影響を一点で測定した温度に基づ
いて正確に補正するのは容易ではない。
【0010】プローブなどから放射される不要な赤外線
の影響で体温を正確に測定するのが難しくなるという課
題は、赤外線体温計の利便性を高めようとする様々な技
術を実現する上でも共通の課題である。
の影響で体温を正確に測定するのが難しくなるという課
題は、赤外線体温計の利便性を高めようとする様々な技
術を実現する上でも共通の課題である。
【0011】例えば、特開平6−142061号公報で
は体温の測定結果を音声で報知する技術が提案されてい
るが、こうした技術を用いた場合、体温測定後プローブ
をわざわざ外耳道の外に出してから測定結果を報知する
のはユーザの操作上不自然なので、プローブを外耳道に
挿入したまま報知すると想定できる。従って、音声報知
を行っている間もプローブの温度は上昇し続ける。この
ため、複数の人の体温を測定するなどひとつの赤外線体
温計を連続して用いる場合には、音声報知技術を用いる
とプローブなどから放射される不要な赤外線の影響が大
きくなってしまい、体温を正確に測定するのが難しくな
るという課題が存在する。
は体温の測定結果を音声で報知する技術が提案されてい
るが、こうした技術を用いた場合、体温測定後プローブ
をわざわざ外耳道の外に出してから測定結果を報知する
のはユーザの操作上不自然なので、プローブを外耳道に
挿入したまま報知すると想定できる。従って、音声報知
を行っている間もプローブの温度は上昇し続ける。この
ため、複数の人の体温を測定するなどひとつの赤外線体
温計を連続して用いる場合には、音声報知技術を用いる
とプローブなどから放射される不要な赤外線の影響が大
きくなってしまい、体温を正確に測定するのが難しくな
るという課題が存在する。
【0012】また、特開平6−285028号公報では
体温の測定を複数回行い、複数の測定値の最高値を真の
体温として報知する技術が提案されている。しかしなが
ら、こうした技術を採用する場合には、プローブを外耳
道に挿入している時間は一度だけ測定して体温を決定す
る場合に比較して必然的に長くなってしまう。このた
め、外耳道からの熱伝導によるプローブの温度変化が大
きくなり、体温を正確に測定するのが一層難しくなると
いう課題が存在する。
体温の測定を複数回行い、複数の測定値の最高値を真の
体温として報知する技術が提案されている。しかしなが
ら、こうした技術を採用する場合には、プローブを外耳
道に挿入している時間は一度だけ測定して体温を決定す
る場合に比較して必然的に長くなってしまう。このた
め、外耳道からの熱伝導によるプローブの温度変化が大
きくなり、体温を正確に測定するのが一層難しくなると
いう課題が存在する。
【0013】また、特公平8―16629号公報には、
大人用と子供用とで径の異なるプローブを用いることに
ついても述べられているが、プローブの径が異なると、
プローブを外耳道に挿入したときのプローブ自体の温度
変化も異なったものとなるので、不要な赤外線の影響を
低減することが一層困難になってしまう。
大人用と子供用とで径の異なるプローブを用いることに
ついても述べられているが、プローブの径が異なると、
プローブを外耳道に挿入したときのプローブ自体の温度
変化も異なったものとなるので、不要な赤外線の影響を
低減することが一層困難になってしまう。
【0014】また、不要な赤外線の影響で体温を正確に
測定するのが難しくなるという課題は、鼓膜付近の温度
を測定する耳式の赤外線体温計に固有のものではなく、
口腔内や腋窩などの温度を測定する赤外線体温計におい
ても同様の課題が生じてしまう。
測定するのが難しくなるという課題は、鼓膜付近の温度
を測定する耳式の赤外線体温計に固有のものではなく、
口腔内や腋窩などの温度を測定する赤外線体温計におい
ても同様の課題が生じてしまう。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、プローブなどから放射される不要な赤外線
を赤外線検出手段に入射させない光学系を用いることに
よって、本質的にプローブなどの温度の影響を受けない
赤外線体温計を実現するものであり、楕円をその楕円が
有するふたつの焦点を結ぶ軸のまわりに回転して得られ
る回転楕円面の一部からなる反射面により生体から放射
された赤外線を反射させ、回転楕円面と楕円とが共有す
るふたつの焦点の一方に集光された赤外線を用いて生体
の体温を測定するようにしたものである。
するために、プローブなどから放射される不要な赤外線
を赤外線検出手段に入射させない光学系を用いることに
よって、本質的にプローブなどの温度の影響を受けない
赤外線体温計を実現するものであり、楕円をその楕円が
有するふたつの焦点を結ぶ軸のまわりに回転して得られ
る回転楕円面の一部からなる反射面により生体から放射
された赤外線を反射させ、回転楕円面と楕円とが共有す
るふたつの焦点の一方に集光された赤外線を用いて生体
の体温を測定するようにしたものである。
【0016】こうした反射面上の任意の点Ωに対して点
Ωで反射して一方の焦点に至る赤外線は、反射される以
前はもう一方の焦点と点Ωとを結ぶ線分を焦点側に延長
して得られる半直線上を進んできた赤外線だけである。
従って、本発明によれば、プローブなど不要な赤外線を
放射する物体を、点Ωを反射面上で移動したときに上記
のようにして定まる半直線のいずれとも交わらない位置
に配置することによって、不要な赤外線が赤外線検出手
段に入射するのを防止でき、体温を正確に測定すること
が可能となる。
Ωで反射して一方の焦点に至る赤外線は、反射される以
前はもう一方の焦点と点Ωとを結ぶ線分を焦点側に延長
して得られる半直線上を進んできた赤外線だけである。
従って、本発明によれば、プローブなど不要な赤外線を
放射する物体を、点Ωを反射面上で移動したときに上記
のようにして定まる半直線のいずれとも交わらない位置
に配置することによって、不要な赤外線が赤外線検出手
段に入射するのを防止でき、体温を正確に測定すること
が可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に係る赤外線体
温計は、楕円をその楕円が有するふたつの焦点を結ぶ軸
のまわりに回転して得られる回転楕円面の一部からなる
反射面により生体から放射された赤外線を反射させ、回
転楕円面と楕円とが共有するふたつの焦点の一方に集光
された赤外線を用いて生体の体温を測定する。
温計は、楕円をその楕円が有するふたつの焦点を結ぶ軸
のまわりに回転して得られる回転楕円面の一部からなる
反射面により生体から放射された赤外線を反射させ、回
転楕円面と楕円とが共有するふたつの焦点の一方に集光
された赤外線を用いて生体の体温を測定する。
【0018】そして、反射面上の任意の点Ωに対して点
Ωで反射して一方の焦点に至る赤外線は、反射される以
前はもう一方の焦点と点Ωとを結ぶ線分を焦点側に延長
して得られる半直線上を進んできた赤外線に限られるの
で、プローブなど不要な赤外線を放射する物体を、点Ω
を反射面上で移動したときに上記のようにして定まる半
直線のいずれとも交わらない位置に配置することによっ
て不要な赤外線が赤外線検出手段に入射するのを防止し
たり、半直線と交わる位置に存在する不要な赤外線を放
射する物体を制限することによって不要な赤外線の影響
を低減し、体温を正確に測定することができる。
Ωで反射して一方の焦点に至る赤外線は、反射される以
前はもう一方の焦点と点Ωとを結ぶ線分を焦点側に延長
して得られる半直線上を進んできた赤外線に限られるの
で、プローブなど不要な赤外線を放射する物体を、点Ω
を反射面上で移動したときに上記のようにして定まる半
直線のいずれとも交わらない位置に配置することによっ
て不要な赤外線が赤外線検出手段に入射するのを防止し
たり、半直線と交わる位置に存在する不要な赤外線を放
射する物体を制限することによって不要な赤外線の影響
を低減し、体温を正確に測定することができる。
【0019】本発明の請求項2に係る赤外線体温計は、
楕円をその楕円が有する第1の焦点と第2の焦点とを結
ぶ軸のまわりに回転して得られる回転楕円面の一部から
なり生体から放射された赤外線を反射させる反射面と、
反射面で反射され第1の焦点もしくは第2の焦点に集光
された赤外線を検出し電気信号に変換する赤外線検出手
段と、赤外線検出手段が出力する電気信号を用いて生体
の体温を算出する体温算出手段とを備えている。
楕円をその楕円が有する第1の焦点と第2の焦点とを結
ぶ軸のまわりに回転して得られる回転楕円面の一部から
なり生体から放射された赤外線を反射させる反射面と、
反射面で反射され第1の焦点もしくは第2の焦点に集光
された赤外線を検出し電気信号に変換する赤外線検出手
段と、赤外線検出手段が出力する電気信号を用いて生体
の体温を算出する体温算出手段とを備えている。
【0020】そして、反射面上の任意の点Ωに対して点
Ωで反射して第1の焦点もしくは第2の焦点に至る赤外
線は、反射される以前はもう一方の焦点と点Ωとを結ぶ
線分を焦点側に延長して得られる半直線上を進んできた
赤外線に限られるので、プローブなど不要な赤外線を放
射する物体を、点Ωを反射面上で移動したときに上記の
ようにして定まる半直線のいずれとも交わらない位置に
配置することによって不要な赤外線が赤外線検出手段に
入射するのを防止したり、半直線と交わる位置に存在す
る不要な赤外線を放射する物体を制限することによって
不要な赤外線の影響を低減し、体温を正確に測定するこ
とができる。
Ωで反射して第1の焦点もしくは第2の焦点に至る赤外
線は、反射される以前はもう一方の焦点と点Ωとを結ぶ
線分を焦点側に延長して得られる半直線上を進んできた
赤外線に限られるので、プローブなど不要な赤外線を放
射する物体を、点Ωを反射面上で移動したときに上記の
ようにして定まる半直線のいずれとも交わらない位置に
配置することによって不要な赤外線が赤外線検出手段に
入射するのを防止したり、半直線と交わる位置に存在す
る不要な赤外線を放射する物体を制限することによって
不要な赤外線の影響を低減し、体温を正確に測定するこ
とができる。
【0021】本発明の請求項3に係る赤外線体温計は、
生体と接触して赤外線の入射方向を定めることにより生
体の被測温部位を定める被測温部位決定手段を、反射面
上の任意の点のうち赤外線検出手段の光学的視野に含ま
れる点と第1の焦点とを結ぶ線分を第1の焦点側に延長
して得られる半直線の集合が描く立体図形の外側に備
え、赤外線検出手段は第2の焦点に集光された赤外線を
検出する構成としている。
生体と接触して赤外線の入射方向を定めることにより生
体の被測温部位を定める被測温部位決定手段を、反射面
上の任意の点のうち赤外線検出手段の光学的視野に含ま
れる点と第1の焦点とを結ぶ線分を第1の焦点側に延長
して得られる半直線の集合が描く立体図形の外側に備
え、赤外線検出手段は第2の焦点に集光された赤外線を
検出する構成としている。
【0022】そして、反射面上の任意の点のうち赤外線
検出手段の光学的視野に含まれる点Ωに対して点Ωで反
射して第2の焦点に至る赤外線は、反射される以前は第
1の焦点と点Ωとを結ぶ線分を第1の焦点側に延長して
得られる半直線上を進んできた赤外線に限られるので、
従来の技術におけるプローブに相当する被測温部位決定
手段を、点Ωを反射面上で移動したときに上記のように
して定まる半直線のいずれとも交わらない位置に配置す
ることによって不要な赤外線が赤外線検出手段に入射す
るのを防止し、体温を正確に測定することができる。
検出手段の光学的視野に含まれる点Ωに対して点Ωで反
射して第2の焦点に至る赤外線は、反射される以前は第
1の焦点と点Ωとを結ぶ線分を第1の焦点側に延長して
得られる半直線上を進んできた赤外線に限られるので、
従来の技術におけるプローブに相当する被測温部位決定
手段を、点Ωを反射面上で移動したときに上記のように
して定まる半直線のいずれとも交わらない位置に配置す
ることによって不要な赤外線が赤外線検出手段に入射す
るのを防止し、体温を正確に測定することができる。
【0023】本発明の請求項4に係る赤外線体温計は、
反射面上の任意の点のうち赤外線検出手段の光学的視野
に含まれる点と第1の焦点とを結ぶ線分を第1の焦点側
に延長して得られる半直線の集合が描く立体図形の内側
に生体の被測温部位が位置するよう被測温部位決定手段
を設けた構成としている。
反射面上の任意の点のうち赤外線検出手段の光学的視野
に含まれる点と第1の焦点とを結ぶ線分を第1の焦点側
に延長して得られる半直線の集合が描く立体図形の内側
に生体の被測温部位が位置するよう被測温部位決定手段
を設けた構成としている。
【0024】そして、反射面上の任意の点のうち赤外線
検出手段の光学的視野に含まれる点Ωに対して第1の焦
点と点Ωとを結ぶ線分を第1の焦点側に延長して得られ
る半直線上を点Ωに向かって進んできた赤外線は点Ωで
反射した後第2の焦点に集光するので、点Ωを反射面上
で移動したときに上記のようにして定まる半直線と交わ
る位置に生体の被測温部位を位置させることになり、生
体から放射された赤外線を赤外線検出手段に良好に集光
させることができる。
検出手段の光学的視野に含まれる点Ωに対して第1の焦
点と点Ωとを結ぶ線分を第1の焦点側に延長して得られ
る半直線上を点Ωに向かって進んできた赤外線は点Ωで
反射した後第2の焦点に集光するので、点Ωを反射面上
で移動したときに上記のようにして定まる半直線と交わ
る位置に生体の被測温部位を位置させることになり、生
体から放射された赤外線を赤外線検出手段に良好に集光
させることができる。
【0025】本発明の請求項5に係る赤外線体温計は、
生体の被測温部位が第1の焦点に位置するよう被測温部
位決定手段を設けた構成としている。
生体の被測温部位が第1の焦点に位置するよう被測温部
位決定手段を設けた構成としている。
【0026】そして、生体の被測温部位が第1の焦点に
一致するので、生体表面のうち炎症を生じている部分な
ど極めて微小な被測温部位に対して体温を正確に測定で
きる。
一致するので、生体表面のうち炎症を生じている部分な
ど極めて微小な被測温部位に対して体温を正確に測定で
きる。
【0027】本発明の請求項6に係る赤外線体温計は、
被測温部位決定手段の全体または一部を透明な部材で構
成し、被測温部位決定手段を通して生体の被測温部位を
視認可能な構成としている。
被測温部位決定手段の全体または一部を透明な部材で構
成し、被測温部位決定手段を通して生体の被測温部位を
視認可能な構成としている。
【0028】そして、被測温部位決定手段を通して生体
の被測温部位を視認することによって、生体の被測温部
位を生体表面のうち炎症を生じている部分などの微少部
分に正確に決定できる。
の被測温部位を視認することによって、生体の被測温部
位を生体表面のうち炎症を生じている部分などの微少部
分に正確に決定できる。
【0029】本発明の請求項7に係る赤外線体温計は、
被測温部位決定手段に貫通孔を設け、貫通孔を通して生
体の被測温部位を視認可能な構成としている。
被測温部位決定手段に貫通孔を設け、貫通孔を通して生
体の被測温部位を視認可能な構成としている。
【0030】そして、貫通孔を通して生体の被測温部位
を視認することによって、生体の被測温部位を生体表面
のうち炎症を生じている部分などの微少部分に正確に決
定できる。
を視認することによって、生体の被測温部位を生体表面
のうち炎症を生じている部分などの微少部分に正確に決
定できる。
【0031】本発明の請求項8に係る赤外線体温計は、
反射面上の任意の点のうち赤外線検出手段の光学的視野
に含まれる点と第1の焦点とを結ぶ線分上に生体の被測
温部位が位置するよう被測温部位決定手段を設けた構成
としている。
反射面上の任意の点のうち赤外線検出手段の光学的視野
に含まれる点と第1の焦点とを結ぶ線分上に生体の被測
温部位が位置するよう被測温部位決定手段を設けた構成
としている。
【0032】そして、被測温部位が点ではなく一定の面
積を有するので、被測温部位をあまり正確に定めなくて
も安定した測温結果を得ることができる。
積を有するので、被測温部位をあまり正確に定めなくて
も安定した測温結果を得ることができる。
【0033】本発明の請求項9に係る赤外線体温計は、
反射面上の任意の点のうち赤外線検出手段の光学的視野
に含まれる点と第1の焦点とを結ぶ線分を第1の焦点側
に延長して得られる半直線のうち反射面上の点と第1の
焦点とを結ぶ線分以外の部分に生体の被測温部位が位置
するよう被測温部位決定手段を設けた構成としている。
反射面上の任意の点のうち赤外線検出手段の光学的視野
に含まれる点と第1の焦点とを結ぶ線分を第1の焦点側
に延長して得られる半直線のうち反射面上の点と第1の
焦点とを結ぶ線分以外の部分に生体の被測温部位が位置
するよう被測温部位決定手段を設けた構成としている。
【0034】そして、被測温部位が点ではなく一定の面
積を有するので、被測温部位をあまり正確に定めなくて
も安定した測温結果を得ることができる。
積を有するので、被測温部位をあまり正確に定めなくて
も安定した測温結果を得ることができる。
【0035】本発明の請求項10に係る赤外線体温計
は、反射面が有するふたつの焦点のうち被測温部位決定
手段により定められる生体の被測温部位に近い方の焦点
を第1の焦点とし被測温部位から遠い方の焦点を第2の
焦点とする構成としている。
は、反射面が有するふたつの焦点のうち被測温部位決定
手段により定められる生体の被測温部位に近い方の焦点
を第1の焦点とし被測温部位から遠い方の焦点を第2の
焦点とする構成としている。
【0036】そして、第1の焦点と第2の焦点の位置関
係を逆に定めるよりも、第1の焦点から見た被測温部位
の見込み角が大きく、且つ、第1の焦点と被測温部位と
の距離が短くなるので、より多くの赤外線を赤外線検出
手段に集光可能となり、感度の高い赤外線体温計を実現
することができる。
係を逆に定めるよりも、第1の焦点から見た被測温部位
の見込み角が大きく、且つ、第1の焦点と被測温部位と
の距離が短くなるので、より多くの赤外線を赤外線検出
手段に集光可能となり、感度の高い赤外線体温計を実現
することができる。
【0037】本発明の請求項11に係る赤外線体温計
は、第2の焦点を被測温部位決定手段の中心線からはず
して配置した構成としている。
は、第2の焦点を被測温部位決定手段の中心線からはず
して配置した構成としている。
【0038】そして、第2の焦点をこの中心線上にとる
ように限定するよりも赤外線検出手段の配置が自由にな
るので、赤外線体温計の機構上の設計、配置に対する制
約を少なくすることができる。
ように限定するよりも赤外線検出手段の配置が自由にな
るので、赤外線体温計の機構上の設計、配置に対する制
約を少なくすることができる。
【0039】本発明の請求項12に係る赤外線体温計
は、反射面上の任意の点のうち赤外線検出手段の光学的
視野に含まれる点と第1の焦点とを結ぶ線分を第1の焦
点側に延長して得られる半直線の集合が描く立体図形の
外側に赤外線検出手段を配置した構成としている。
は、反射面上の任意の点のうち赤外線検出手段の光学的
視野に含まれる点と第1の焦点とを結ぶ線分を第1の焦
点側に延長して得られる半直線の集合が描く立体図形の
外側に赤外線検出手段を配置した構成としている。
【0040】そして、赤外線検出手段に入射する赤外線
が生体の被測温部位から反射面に至るまでに通過する線
分上に赤外線検出手段が位置しないことになるので、生
体から放射された赤外線を赤外線検出手段の存在により
邪魔することなく反射面へと入射させることができる。
が生体の被測温部位から反射面に至るまでに通過する線
分上に赤外線検出手段が位置しないことになるので、生
体から放射された赤外線を赤外線検出手段の存在により
邪魔することなく反射面へと入射させることができる。
【0041】本発明の請求項13に係る赤外線体温計
は、赤外線検出手段は第2の焦点にて赤外線を受光する
構成としている。
は、赤外線検出手段は第2の焦点にて赤外線を受光する
構成としている。
【0042】そして、赤外線体温計が第2の焦点にて赤
外線を直接受光するので、プローブなどから放射される
不要な赤外線を受光することなく生体の被測温部位から
放射された赤外線を良好に受光することができる。
外線を直接受光するので、プローブなどから放射される
不要な赤外線を受光することなく生体の被測温部位から
放射された赤外線を良好に受光することができる。
【0043】本発明の請求項14に係る赤外線体温計
は、第2の焦点に集光された赤外線を赤外線検出手段へ
と導く導光手段を備えた構成としている。
は、第2の焦点に集光された赤外線を赤外線検出手段へ
と導く導光手段を備えた構成としている。
【0044】そして、赤外線検出手段の配置が自由にな
るので、赤外線体温計の実装、組み立てを容易に行うこ
とができる。
るので、赤外線体温計の実装、組み立てを容易に行うこ
とができる。
【0045】本発明の請求項15に係る赤外線体温計
は、赤外線検出手段の光学的視野を反射面が存在する範
囲に制限する視野制限手段を備えた構成としている。
は、赤外線検出手段の光学的視野を反射面が存在する範
囲に制限する視野制限手段を備えた構成としている。
【0046】そして、視野制限手段により赤外線検出手
段の光学的視野を制限することにより、広視野の赤外線
検出手段を用いた場合でも不要な赤外線を検出すること
なく、体温を正確に測定することができる。
段の光学的視野を制限することにより、広視野の赤外線
検出手段を用いた場合でも不要な赤外線を検出すること
なく、体温を正確に測定することができる。
【0047】本発明の請求項16に係る赤外線体温計
は、被測温部位決定手段は外耳道との接触により被測温
部位を生体の鼓膜付近に定める構成としている。
は、被測温部位決定手段は外耳道との接触により被測温
部位を生体の鼓膜付近に定める構成としている。
【0048】そして、鼓膜は生体の体温調整中枢である
視床下部の近くに位置し血流を介して視床下部と熱的に
よく結合されているので、被測温部位決定手段が鼓膜付
近に被測温部位を定めることによって、生体の深部体温
を測定することができる。この際、被測温部位決定手段
は必然的に外耳道と接触し、外耳道からの熱伝導によっ
てその温度が大きく変化するが、赤外線検出手段は被測
温部位決定手段から放射される不要な赤外線を受光しな
いため被測温部位決定手段の温度変化は測温結果に影響
せず、深部体温を極めて正確に測定することができる。
視床下部の近くに位置し血流を介して視床下部と熱的に
よく結合されているので、被測温部位決定手段が鼓膜付
近に被測温部位を定めることによって、生体の深部体温
を測定することができる。この際、被測温部位決定手段
は必然的に外耳道と接触し、外耳道からの熱伝導によっ
てその温度が大きく変化するが、赤外線検出手段は被測
温部位決定手段から放射される不要な赤外線を受光しな
いため被測温部位決定手段の温度変化は測温結果に影響
せず、深部体温を極めて正確に測定することができる。
【0049】本発明の請求項17に係る赤外線体温計
は、体温算出手段により算出された体温を音声により報
知する音声報知手段を備えた構成としている。
は、体温算出手段により算出された体温を音声により報
知する音声報知手段を備えた構成としている。
【0050】そして、体温を音声報知することによっ
て、目が不自由な人にも使い勝手のよい赤外線体温計を
実現することができる。この際、音声報知を行うことに
よって被測温部位決定手段を生体に接触させている時間
が長くなり生体からの熱伝導で被測温部位決定手段の温
度が大幅に変動したとしても、赤外線検出手段は被測温
部位決定手段から放射される不要な赤外線を受光しない
ので、被測温部位決定手段の温度変化の影響を受けるこ
となく体温を正確に測定することができる。
て、目が不自由な人にも使い勝手のよい赤外線体温計を
実現することができる。この際、音声報知を行うことに
よって被測温部位決定手段を生体に接触させている時間
が長くなり生体からの熱伝導で被測温部位決定手段の温
度が大幅に変動したとしても、赤外線検出手段は被測温
部位決定手段から放射される不要な赤外線を受光しない
ので、被測温部位決定手段の温度変化の影響を受けるこ
となく体温を正確に測定することができる。
【0051】本発明の請求項18に係る赤外線体温計
は、生体の体温を複数回測定し、それら複数回の測定で
得られた個々の体温の中の最高値を検出する最高体温検
出手段を備えた構成としている。
は、生体の体温を複数回測定し、それら複数回の測定で
得られた個々の体温の中の最高値を検出する最高体温検
出手段を備えた構成としている。
【0052】そして、被測温部位をわずかずつ変更しな
がら体温を複数回測定し、最高体温検出手段により検出
された体温の最高値を真の体温とみなすことによって、
鼓膜より温度の低い外耳道の温度の影響を低減し、より
正確に鼓膜を捉えて深部体温を測定することができる。
この際、被測温部位決定手段を生体に接触させている時
間が長くなり生体からの熱伝導で被測温部位決定手段の
温度が大幅に変動したとしても、赤外線検出手段は被測
温部位決定手段から放射される不要な赤外線を受光しな
いので、被測温部位決定手段の温度変化の影響を受ける
ことなく体温を正確に測定することができる。
がら体温を複数回測定し、最高体温検出手段により検出
された体温の最高値を真の体温とみなすことによって、
鼓膜より温度の低い外耳道の温度の影響を低減し、より
正確に鼓膜を捉えて深部体温を測定することができる。
この際、被測温部位決定手段を生体に接触させている時
間が長くなり生体からの熱伝導で被測温部位決定手段の
温度が大幅に変動したとしても、赤外線検出手段は被測
温部位決定手段から放射される不要な赤外線を受光しな
いので、被測温部位決定手段の温度変化の影響を受ける
ことなく体温を正確に測定することができる。
【0053】本発明の請求項19に係る赤外線体温計
は、複数の被測温部位決定手段を交換可能な構成として
いる。
は、複数の被測温部位決定手段を交換可能な構成として
いる。
【0054】そして、生体と接触する被測温部位決定手
段を誰の体温を測定するかに応じて交換することによ
り、細菌などが赤外線体温計を介して接触感染する恐れ
を未然に防止することができる。また、被測温部位決定
手段の交換により生体からの熱伝導が変化し、それに伴
って被測温部位決定手段の温度変化の様子も変化する可
能性があるが、赤外線検出手段は被測温部位決定手段か
ら放射される不要な赤外線を受光しないので、こうした
変化の影響を受けることなく体温を正確に測定すること
ができる。
段を誰の体温を測定するかに応じて交換することによ
り、細菌などが赤外線体温計を介して接触感染する恐れ
を未然に防止することができる。また、被測温部位決定
手段の交換により生体からの熱伝導が変化し、それに伴
って被測温部位決定手段の温度変化の様子も変化する可
能性があるが、赤外線検出手段は被測温部位決定手段か
ら放射される不要な赤外線を受光しないので、こうした
変化の影響を受けることなく体温を正確に測定すること
ができる。
【0055】本発明の請求項20に係る赤外線体温計
は、外見が異なる複数の被測温部位決定手段を交換可能
な構成としている。
は、外見が異なる複数の被測温部位決定手段を交換可能
な構成としている。
【0056】そして、被測温部位決定手段の外見が異な
るので、各被測温部位決定手段を一目で区別することが
できる。
るので、各被測温部位決定手段を一目で区別することが
できる。
【0057】本発明の請求項21に係る赤外線体温計
は、材質が異なる複数の被測温部位決定手段を交換可能
な構成としている。
は、材質が異なる複数の被測温部位決定手段を交換可能
な構成としている。
【0058】そして、色や質感が異なる材質で複数の被
測温部位決定手段を作成することにより、個々の被測温
部位決定手段に異なる色で塗装したりすることなく外見
が異なる被測温部位決定手段を実現することができる。
また、個々の被測温部位決定手段の材質自体が異なって
いるので、塗装の剥離などにより被測温部位決定手段の
区別が困難になる恐れもない。また、被測温部位決定手
段の交換に際して被測温部位決定手段の材質が異なるた
めに外耳道などの生体との接触部位からの熱伝導が変化
し、それに伴って被測温部位決定手段の温度変化の様子
も変化するが、赤外線検出手段は被測温部位決定手段か
ら放射される不要な赤外線を受光しないので、こうした
変化の影響を受けることなく体温を正確に測定すること
ができる。
測温部位決定手段を作成することにより、個々の被測温
部位決定手段に異なる色で塗装したりすることなく外見
が異なる被測温部位決定手段を実現することができる。
また、個々の被測温部位決定手段の材質自体が異なって
いるので、塗装の剥離などにより被測温部位決定手段の
区別が困難になる恐れもない。また、被測温部位決定手
段の交換に際して被測温部位決定手段の材質が異なるた
めに外耳道などの生体との接触部位からの熱伝導が変化
し、それに伴って被測温部位決定手段の温度変化の様子
も変化するが、赤外線検出手段は被測温部位決定手段か
ら放射される不要な赤外線を受光しないので、こうした
変化の影響を受けることなく体温を正確に測定すること
ができる。
【0059】本発明の請求項22に係る赤外線体温計
は、形状が異なる複数の被測温部位決定手段を交換可能
な構成としている。
は、形状が異なる複数の被測温部位決定手段を交換可能
な構成としている。
【0060】そして、各被測温部位決定手段は形状が異
なるので容易に区別することができる。また、被測温部
位決定手段の交換に際して被測温部位決定手段の形状が
異なるために外耳道など生体との接触部位からの熱伝導
が変化し、それに伴って被測温部位決定手段の温度変化
の様子も変化するが、赤外線検出手段は被測温部位決定
手段から放射される不要な赤外線を受光しないので、こ
うした変化の影響を受けることなく体温を正確に測定す
ることができる。
なるので容易に区別することができる。また、被測温部
位決定手段の交換に際して被測温部位決定手段の形状が
異なるために外耳道など生体との接触部位からの熱伝導
が変化し、それに伴って被測温部位決定手段の温度変化
の様子も変化するが、赤外線検出手段は被測温部位決定
手段から放射される不要な赤外線を受光しないので、こ
うした変化の影響を受けることなく体温を正確に測定す
ることができる。
【0061】本発明の請求項23に係る赤外線体温計
は、外耳道に挿入される部分の長さが異なる複数の被測
温部位決定手段を交換可能な構成としている。
は、外耳道に挿入される部分の長さが異なる複数の被測
温部位決定手段を交換可能な構成としている。
【0062】そして、各被測温部位決定手段は外耳道に
挿入される部分の長さが異なるので、大人と子供、男性
と女性などの差異や個人差により微妙に形状が異なる外
耳道に対して、各個人に適合する被測温部位決定手段を
利用することによって、被測温部位をより正確に鼓膜付
近に定め、深部体温を正確に測定することができる。ま
た、被測温部位決定手段の交換に際して外耳道に挿入さ
れる部分の長さが異なるために外耳道など生体との接触
部位からの熱伝導が変化し、それに伴って被測温部位決
定手段の温度変化の様子も変化するが、赤外線検出手段
は被測温部位決定手段から放射される不要な赤外線を受
光しないので、こうした変化の影響を受けることなく体
温を正確に測定することができる。
挿入される部分の長さが異なるので、大人と子供、男性
と女性などの差異や個人差により微妙に形状が異なる外
耳道に対して、各個人に適合する被測温部位決定手段を
利用することによって、被測温部位をより正確に鼓膜付
近に定め、深部体温を正確に測定することができる。ま
た、被測温部位決定手段の交換に際して外耳道に挿入さ
れる部分の長さが異なるために外耳道など生体との接触
部位からの熱伝導が変化し、それに伴って被測温部位決
定手段の温度変化の様子も変化するが、赤外線検出手段
は被測温部位決定手段から放射される不要な赤外線を受
光しないので、こうした変化の影響を受けることなく体
温を正確に測定することができる。
【0063】本発明の請求項24に係る赤外線体温計
は、外耳道に挿入される部分の径が異なる複数の被測温
部位決定手段を交換可能な構成としている。
は、外耳道に挿入される部分の径が異なる複数の被測温
部位決定手段を交換可能な構成としている。
【0064】そして、各被測温部位決定手段は外耳道に
挿入される部分の径が異なるので、大人と子供、男性と
女性などの差異や個人差により微妙に形状が異なる外耳
道に対して、各個人に適合する被測温部位決定手段を利
用することによって、被測温部位をより正確に鼓膜付近
に定め、深部体温を正確に測定することができる。ま
た、被測温部位決定手段の交換に際して外耳道に挿入さ
れる部分の径が異なるために外耳道など生体との接触部
位からの熱伝導が変化し、それに伴って被測温部位決定
手段の温度変化の様子も変化するが、赤外線検出手段は
被測温部位決定手段から放射される不要な赤外線を受光
しないので、こうした変化の影響を受けることなく体温
を正確に測定することができる。
挿入される部分の径が異なるので、大人と子供、男性と
女性などの差異や個人差により微妙に形状が異なる外耳
道に対して、各個人に適合する被測温部位決定手段を利
用することによって、被測温部位をより正確に鼓膜付近
に定め、深部体温を正確に測定することができる。ま
た、被測温部位決定手段の交換に際して外耳道に挿入さ
れる部分の径が異なるために外耳道など生体との接触部
位からの熱伝導が変化し、それに伴って被測温部位決定
手段の温度変化の様子も変化するが、赤外線検出手段は
被測温部位決定手段から放射される不要な赤外線を受光
しないので、こうした変化の影響を受けることなく体温
を正確に測定することができる。
【0065】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
説明する。
【0066】(実施例1)図1は本発明の実施例1の赤
外線体温計の構成図である。
外線体温計の構成図である。
【0067】図1において、11は従来の耳式赤外線体
温計におけるプローブと同じ役割を果たす被測温部位決
定手段であり、鼓膜に向かう先端方向にテーパー状に細
くした形状で、先端に赤外線の入射口となる開口部11
Aを備えている。12は樹脂成形された回転楕円面の一
部からなる面を鏡面仕上げした上で金メッキを施した反
射面、13は赤外線を検出しその強度を電気信号に変換
する狭視野の赤外線検出手段である。この赤外線検出手
段13は、円錐状に広がる約60°の光学的視野角を有
していおり、この光学的視野に含まれる方向から入射す
る赤外線だけを検出する。14は赤外線検出手段13の
出力信号を用いて生体の体温を算出する体温算出手段で
ある。また、F1は反射面12の第1の焦点、F2は反
射面12の第2の焦点、Ω1は反射面12上の任意の
点、L1は点Ω1と第1の焦点F1とを結ぶ線分を第1
の焦点F1の方向に延長して得られる半直線、L2は点
Ω1と第2の焦点F2とを結ぶ線分である。被測温部位
決定手段11は回転対称の形状をしており、第1の焦点
F1はこの中心線の上、被測温部位決定手段11の開口
部11Aより内側に存在する。また、第2の焦点F2は
被測温部位決定手段11の開口部11Aより内側に、こ
の中心線から離れた位置に存在する。赤外線検出手段1
3は事実上点とみなせるほど微小であり、第2の焦点F
2上に配置してある。
温計におけるプローブと同じ役割を果たす被測温部位決
定手段であり、鼓膜に向かう先端方向にテーパー状に細
くした形状で、先端に赤外線の入射口となる開口部11
Aを備えている。12は樹脂成形された回転楕円面の一
部からなる面を鏡面仕上げした上で金メッキを施した反
射面、13は赤外線を検出しその強度を電気信号に変換
する狭視野の赤外線検出手段である。この赤外線検出手
段13は、円錐状に広がる約60°の光学的視野角を有
していおり、この光学的視野に含まれる方向から入射す
る赤外線だけを検出する。14は赤外線検出手段13の
出力信号を用いて生体の体温を算出する体温算出手段で
ある。また、F1は反射面12の第1の焦点、F2は反
射面12の第2の焦点、Ω1は反射面12上の任意の
点、L1は点Ω1と第1の焦点F1とを結ぶ線分を第1
の焦点F1の方向に延長して得られる半直線、L2は点
Ω1と第2の焦点F2とを結ぶ線分である。被測温部位
決定手段11は回転対称の形状をしており、第1の焦点
F1はこの中心線の上、被測温部位決定手段11の開口
部11Aより内側に存在する。また、第2の焦点F2は
被測温部位決定手段11の開口部11Aより内側に、こ
の中心線から離れた位置に存在する。赤外線検出手段1
3は事実上点とみなせるほど微小であり、第2の焦点F
2上に配置してある。
【0068】また、図2は、反射面12の形状、性質を
説明するための説明図である。図2において、Ovは楕
円、F1は楕円Ovの第1の焦点、F2は楕円Ovの第
2の焦点である。また、Paは楕円Ov上の任意の点で
あり、Laは点Paにおける楕円Ovの接線である。ま
た、La1は第1の焦点F1と点Paとを結ぶ線分、L
a2は第2の焦点F2と点Paとを結ぶ線分である。
説明するための説明図である。図2において、Ovは楕
円、F1は楕円Ovの第1の焦点、F2は楕円Ovの第
2の焦点である。また、Paは楕円Ov上の任意の点で
あり、Laは点Paにおける楕円Ovの接線である。ま
た、La1は第1の焦点F1と点Paとを結ぶ線分、L
a2は第2の焦点F2と点Paとを結ぶ線分である。
【0069】今、第1の焦点F1と第2の焦点F2との
距離を2cで表し、第1の焦点F1の座標が(−c,
0)、第2の焦点F2の座標が(c,0)となるように
第1の焦点F1と第2の焦点F2とを結ぶ直線をx軸と
考え、このときの楕円Ovとx軸との交点の座標を
(a,0)および(−a,0)で表す。また、x軸と垂
直な方向にy軸を考え、楕円Ovとy軸との交点の座標
を(0,b)および(0,−b)で表すとき、楕円Ov
の方程式は、
距離を2cで表し、第1の焦点F1の座標が(−c,
0)、第2の焦点F2の座標が(c,0)となるように
第1の焦点F1と第2の焦点F2とを結ぶ直線をx軸と
考え、このときの楕円Ovとx軸との交点の座標を
(a,0)および(−a,0)で表す。また、x軸と垂
直な方向にy軸を考え、楕円Ovとy軸との交点の座標
を(0,b)および(0,−b)で表すとき、楕円Ov
の方程式は、
【0070】
【数1】
【0071】と表すことができる。反射面12は、この
楕円Ovをx軸の周りに回転して得られる回転楕円面の
うち、赤外線検出手段13の光学的視野に含まれる部分
を切り出したものである。
楕円Ovをx軸の周りに回転して得られる回転楕円面の
うち、赤外線検出手段13の光学的視野に含まれる部分
を切り出したものである。
【0072】第1の焦点F1と第2の焦点F2の位置、
ならびに図2で楕円Ovの大きさを決定するパラメータ
となる数値aは、点Ω1を反射面12上で任意の位置に
動かしても、半直線L1が決して被測温部位決定手段1
1と交差することなく開口部11Aを通過するように定
める。換言すれば、第1の焦点F1と第2の焦点F2の
位置、ならびに数値aは、点Ω1を反射面12上で任意
に動かしたとき半直線L1が描く立体図形の外側に被測
温部位決定手段11が位置するように定める。ただし、
反射面12の2つの焦点F1、F2は、第1の焦点F1
の方が第2の焦点F2よりもを開口部11Aに近くなる
ように定める。また、第1の焦点F1と第2の焦点F2
とを結ぶ直線が反射面12と交差しないように定める。
ならびに図2で楕円Ovの大きさを決定するパラメータ
となる数値aは、点Ω1を反射面12上で任意の位置に
動かしても、半直線L1が決して被測温部位決定手段1
1と交差することなく開口部11Aを通過するように定
める。換言すれば、第1の焦点F1と第2の焦点F2の
位置、ならびに数値aは、点Ω1を反射面12上で任意
に動かしたとき半直線L1が描く立体図形の外側に被測
温部位決定手段11が位置するように定める。ただし、
反射面12の2つの焦点F1、F2は、第1の焦点F1
の方が第2の焦点F2よりもを開口部11Aに近くなる
ように定める。また、第1の焦点F1と第2の焦点F2
とを結ぶ直線が反射面12と交差しないように定める。
【0073】次に、図1の赤外線体温計の動作、作用に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0074】被測温部位決定手段11は、外耳道へ挿入
されたとき、外耳道と接触しプローブの長さ方向を外耳
道の方向とほぼ一致させ、赤外線の入射口となる開口部
11Aを外耳道の奥方向に向けることによって、生体の
被測温部位を外耳道の奥に位置する鼓膜付近に定める。
されたとき、外耳道と接触しプローブの長さ方向を外耳
道の方向とほぼ一致させ、赤外線の入射口となる開口部
11Aを外耳道の奥方向に向けることによって、生体の
被測温部位を外耳道の奥に位置する鼓膜付近に定める。
【0075】反射面12は、生体の被測温部位から放射
された赤外線や被測温部位決定手段11から放射された
赤外線を反射する。
された赤外線や被測温部位決定手段11から放射された
赤外線を反射する。
【0076】第2の焦点F2に配置された赤外線検出手
段13は、光学的視野に含まれる方向から入射する赤外
線だけを検出するが、この光学的視野内には反射面12
しか存在しないため、反射面12で反射された赤外線の
うち第2の焦点F2に到達した赤外線だけを検出して電
気信号に変換し、体温算出手段14へと供給する。この
電気信号の大きさは、第2の焦点F2に到達した赤外線
を放射した物体の温度に相関を持つ。
段13は、光学的視野に含まれる方向から入射する赤外
線だけを検出するが、この光学的視野内には反射面12
しか存在しないため、反射面12で反射された赤外線の
うち第2の焦点F2に到達した赤外線だけを検出して電
気信号に変換し、体温算出手段14へと供給する。この
電気信号の大きさは、第2の焦点F2に到達した赤外線
を放射した物体の温度に相関を持つ。
【0077】ここで、第2の焦点F2に到達する赤外線
がどこから放射されたものとなるかを詳しく説明する。
がどこから放射されたものとなるかを詳しく説明する。
【0078】図2において、一般に楕円Ovには、楕円
Ov上の任意の点Paと点Paにおける楕円Ovの接線
Laに対して、第1の焦点F1と点Paとを結ぶ線分L
a1と接線Laとのなす角をα1、第2の焦点F2と点
Paとを結ぶ線分La2と接線Laとのなす角をα2で
表すとき、 α1=α2 が成立するという幾何学的性質が存在する。従って、第
1の焦点F1を通り線分La1上を進んできた光線を考
えるとき、この光線を点Paで反射させると、必ず線分
La2上を進み第2の焦点F2に到達することになる。
Ov上の任意の点Paと点Paにおける楕円Ovの接線
Laに対して、第1の焦点F1と点Paとを結ぶ線分L
a1と接線Laとのなす角をα1、第2の焦点F2と点
Paとを結ぶ線分La2と接線Laとのなす角をα2で
表すとき、 α1=α2 が成立するという幾何学的性質が存在する。従って、第
1の焦点F1を通り線分La1上を進んできた光線を考
えるとき、この光線を点Paで反射させると、必ず線分
La2上を進み第2の焦点F2に到達することになる。
【0079】このため、図1に戻って、楕円Ovをその
長軸、すなわち2つの焦点F1、F2を結ぶ軸の周りに
回転して得た回転楕円面の一部からなる反射面12にお
いて、反射面12上の任意の点Ω1で反射され線分L2
上を通って第2の焦点F2に至る赤外線を点Ω1で反射
される前に遡ってその光跡を追跡すると、点Ω1と第1
の焦点F1とを結ぶ線分を第1の焦点F1側に延長して
得られる半直線L1上を進んできたことが分かる。半直
線L1は被測温部位決定手段11と交わることなく開口
部11Aを通過するので、点Ω1で反射され第2の焦点
F2に到達した赤外線は被測温部位決定手段11から放
射されたものではなく、生体の被測温部位から放射され
たものである。この関係が、点Ω1を反射面12上で任
意に移動させても成立するので、第2の焦点F2に到達
する赤外線は全て生体の被測温部位から放射されたもの
となり、被測温部位決定手段11から放射された赤外線
は含まれないことになる。
長軸、すなわち2つの焦点F1、F2を結ぶ軸の周りに
回転して得た回転楕円面の一部からなる反射面12にお
いて、反射面12上の任意の点Ω1で反射され線分L2
上を通って第2の焦点F2に至る赤外線を点Ω1で反射
される前に遡ってその光跡を追跡すると、点Ω1と第1
の焦点F1とを結ぶ線分を第1の焦点F1側に延長して
得られる半直線L1上を進んできたことが分かる。半直
線L1は被測温部位決定手段11と交わることなく開口
部11Aを通過するので、点Ω1で反射され第2の焦点
F2に到達した赤外線は被測温部位決定手段11から放
射されたものではなく、生体の被測温部位から放射され
たものである。この関係が、点Ω1を反射面12上で任
意に移動させても成立するので、第2の焦点F2に到達
する赤外線は全て生体の被測温部位から放射されたもの
となり、被測温部位決定手段11から放射された赤外線
は含まれないことになる。
【0080】体温算出手段14は、赤外線検出手段13
から供給された電気信号を用いて、第2の焦点F2に到
達した赤外線を放射した物体の温度、すなわち、生体の
被測温部位の温度を算出する。
から供給された電気信号を用いて、第2の焦点F2に到
達した赤外線を放射した物体の温度、すなわち、生体の
被測温部位の温度を算出する。
【0081】なお、厳密には赤外線検出手段13の出力
信号の大きさは赤外線検出手段13自体の温度の影響を
受けるので、体温算出手段14が温度を算出する際には
サーミスタなどで測定した体温算出手段14の温度を補
正項として用いるのが好ましいが、こうした温度算出方
法については従来の技術をそのまま用いればよく、本発
明の主題とは関係がないので詳しい説明は省略する。
信号の大きさは赤外線検出手段13自体の温度の影響を
受けるので、体温算出手段14が温度を算出する際には
サーミスタなどで測定した体温算出手段14の温度を補
正項として用いるのが好ましいが、こうした温度算出方
法については従来の技術をそのまま用いればよく、本発
明の主題とは関係がないので詳しい説明は省略する。
【0082】本実施例の赤外線体温計によれば、生体の
被測温部位から放射された赤外線を集光する光学系とし
て回転楕円面の一部からなる反射面12を用い、第2の
焦点F2に配置した狭視野の赤外線検出手段13にて赤
外線を検出することによって、赤外線検出手段13が検
出する赤外線を第1の焦点F1を通過する赤外線だけに
限定することができるので、そうした赤外線の光路上に
生体の被測温部位が位置するように、被測温部位決定手
段11を赤外線の光路の外に設けることによって、生体
の被測温部位から放射された赤外線を赤外線検出手段1
3に集光させると共に、被測温部位決定手段11から放
射される不要な赤外線が赤外線検出手段13に入射する
ことを良好に防止し、生体の体温を正確に測定すること
が可能となる。
被測温部位から放射された赤外線を集光する光学系とし
て回転楕円面の一部からなる反射面12を用い、第2の
焦点F2に配置した狭視野の赤外線検出手段13にて赤
外線を検出することによって、赤外線検出手段13が検
出する赤外線を第1の焦点F1を通過する赤外線だけに
限定することができるので、そうした赤外線の光路上に
生体の被測温部位が位置するように、被測温部位決定手
段11を赤外線の光路の外に設けることによって、生体
の被測温部位から放射された赤外線を赤外線検出手段1
3に集光させると共に、被測温部位決定手段11から放
射される不要な赤外線が赤外線検出手段13に入射する
ことを良好に防止し、生体の体温を正確に測定すること
が可能となる。
【0083】また、鼓膜は生体の体温調整中枢である視
床下部の近くに位置し血流を介して視床下部と熱的によ
く結合されているので、被測温部位決定手段11が鼓膜
付近に被測温部位を定めることによって、生体の深部体
温を測定することができる。この際、被測温部位決定手
段11は必然的に外耳道と接触し、外耳道からの熱伝導
によってその温度が大きく変化するが、被測温部位決定
手段11から放射される不要な赤外線は測温結果に影響
しないので、深部体温を極めて正確に測定することがで
きる。
床下部の近くに位置し血流を介して視床下部と熱的によ
く結合されているので、被測温部位決定手段11が鼓膜
付近に被測温部位を定めることによって、生体の深部体
温を測定することができる。この際、被測温部位決定手
段11は必然的に外耳道と接触し、外耳道からの熱伝導
によってその温度が大きく変化するが、被測温部位決定
手段11から放射される不要な赤外線は測温結果に影響
しないので、深部体温を極めて正確に測定することがで
きる。
【0084】また、回転楕円面からなる反射鏡は通常は
点光源から放射された光線を一点に集光するために用い
られるが、本実施例の赤外線体温計では光源すなわち生
体の被測温部位が第1の焦点F1よりも反射面12から
遠くに位置するので、生体の一点から放射された赤外線
だけが第2の焦点F2に集光されるのではなく、一定の
面積を有する被測温部位から放射された赤外線のうち一
旦第1の焦点F1を通過したものが第2の焦点F2に集
光されて、赤外線検出手段13により検出される。この
ため、ユーザの手の揺れなどにより被測温部位決定手段
11と外耳道との接触のしかたが変化し被測温部位の位
置がわずかに変動した場合でも、被測温部位の大部分は
この変動前後で共通となるので、体温の測定結果が大き
く変動することを良好に防止できる。また、同様の理由
により、ユーザが被測温部位決定手段11を外耳道に挿
入する際に、被測温部位決定手段11の方向をあまり時
間をかけて慎重に定める必要がなく、赤外線体温計を一
層手軽に利用することが可能となる。
点光源から放射された光線を一点に集光するために用い
られるが、本実施例の赤外線体温計では光源すなわち生
体の被測温部位が第1の焦点F1よりも反射面12から
遠くに位置するので、生体の一点から放射された赤外線
だけが第2の焦点F2に集光されるのではなく、一定の
面積を有する被測温部位から放射された赤外線のうち一
旦第1の焦点F1を通過したものが第2の焦点F2に集
光されて、赤外線検出手段13により検出される。この
ため、ユーザの手の揺れなどにより被測温部位決定手段
11と外耳道との接触のしかたが変化し被測温部位の位
置がわずかに変動した場合でも、被測温部位の大部分は
この変動前後で共通となるので、体温の測定結果が大き
く変動することを良好に防止できる。また、同様の理由
により、ユーザが被測温部位決定手段11を外耳道に挿
入する際に、被測温部位決定手段11の方向をあまり時
間をかけて慎重に定める必要がなく、赤外線体温計を一
層手軽に利用することが可能となる。
【0085】また、反射面12が有する2つの焦点F
1、F2を、第1の焦点F1を被測温部位決定手段11
の開口部11Aに近い方に、第2の焦点F2を開口部1
1Aから遠い方に定めているので、逆に定めた場合より
も第1の焦点F1から見た生体の被測温部位の見込み角
が大きく、かつ、第1の焦点F1と被測温部位との距離
が近くなるため、赤外線検出手段13に入射する赤外線
量を多く取ることができ、感度の高い赤外線体温計を実
現することができる。
1、F2を、第1の焦点F1を被測温部位決定手段11
の開口部11Aに近い方に、第2の焦点F2を開口部1
1Aから遠い方に定めているので、逆に定めた場合より
も第1の焦点F1から見た生体の被測温部位の見込み角
が大きく、かつ、第1の焦点F1と被測温部位との距離
が近くなるため、赤外線検出手段13に入射する赤外線
量を多く取ることができ、感度の高い赤外線体温計を実
現することができる。
【0086】また、第2の焦点F2を被測温部位決定手
段11の中心線から離れた位置にとるので、第2の焦点
F2を中心線上にとるよう限定するよりも赤外線検出手
段13の配置が自由になり、赤外線体温計の機構上の設
計、配置に対する制約を少なくすることができる。
段11の中心線から離れた位置にとるので、第2の焦点
F2を中心線上にとるよう限定するよりも赤外線検出手
段13の配置が自由になり、赤外線体温計の機構上の設
計、配置に対する制約を少なくすることができる。
【0087】また、第1の焦点F1と第2の焦点F2と
を結ぶ直線が反射面12と交差しないように反射面12
を配置しているので、赤外線検出手段13は点Ω1を反
射面12上で移動したときに半直線L1が描く立体図形
の外側に位置することになる。従って、第1の焦点F1
を通る赤外線を赤外線検出手段13で邪魔することなく
反射面12に入射させることができる。
を結ぶ直線が反射面12と交差しないように反射面12
を配置しているので、赤外線検出手段13は点Ω1を反
射面12上で移動したときに半直線L1が描く立体図形
の外側に位置することになる。従って、第1の焦点F1
を通る赤外線を赤外線検出手段13で邪魔することなく
反射面12に入射させることができる。
【0088】なお、反射面12の回転楕円面は樹脂成形
する代りに、金属の削り出しなどにより得ても構わない
し、表面にメッキを施す金属も必ずしも金である必要は
なく、クロムなど赤外線に対する反射率が高く酸化など
に伴う表面劣化による反射率の変化が少ない金属でさえ
あればよい。
する代りに、金属の削り出しなどにより得ても構わない
し、表面にメッキを施す金属も必ずしも金である必要は
なく、クロムなど赤外線に対する反射率が高く酸化など
に伴う表面劣化による反射率の変化が少ない金属でさえ
あればよい。
【0089】また、赤外線検出手段13の光学的視野が
広過ぎ、光学的視野の全てに反射面12が存在するよう
にできない場合には、赤外線検出手段13と反射面12
との間に赤外線検出手段13の実効的な視野を制限する
視野制限手段(図示せず)を設ければよい。この視野制
限手段は具体的には黒体による壁と孔からなる絞りによ
り容易に実現できる。こうした視野制限手段を設けた場
合には、赤外線検出手段13には反射面12で反射され
た赤外線以外に視野制限手段から放射された赤外線も入
射することになるが、視野制限手段を赤外線検出手段1
3の近くに設け両者の熱結合を密にすることによって、
視野制限手段から放射された赤外線の影響を容易に低減
することができる。
広過ぎ、光学的視野の全てに反射面12が存在するよう
にできない場合には、赤外線検出手段13と反射面12
との間に赤外線検出手段13の実効的な視野を制限する
視野制限手段(図示せず)を設ければよい。この視野制
限手段は具体的には黒体による壁と孔からなる絞りによ
り容易に実現できる。こうした視野制限手段を設けた場
合には、赤外線検出手段13には反射面12で反射され
た赤外線以外に視野制限手段から放射された赤外線も入
射することになるが、視野制限手段を赤外線検出手段1
3の近くに設け両者の熱結合を密にすることによって、
視野制限手段から放射された赤外線の影響を容易に低減
することができる。
【0090】また、反射面12は回転楕円面のうち赤外
線検出手段13の光学的視野に含まれる部分だけを厳密
に切り出して用いる必要はなく、赤外線検出手段13の
光学的視野に含まれる部分を全て含むように切り出しさ
えすればよい。このように反射面12を大きくとった場
合には、点Ω1は反射面12上で任意に動かして考える
代りに、反射面12上の任意の点のうち赤外線検出手段
13の光学的視野に含まれる点として考えればよい。
線検出手段13の光学的視野に含まれる部分だけを厳密
に切り出して用いる必要はなく、赤外線検出手段13の
光学的視野に含まれる部分を全て含むように切り出しさ
えすればよい。このように反射面12を大きくとった場
合には、点Ω1は反射面12上で任意に動かして考える
代りに、反射面12上の任意の点のうち赤外線検出手段
13の光学的視野に含まれる点として考えればよい。
【0091】(実施例2)図3は本発明の実施例2の赤
外線体温計の構成図である。
外線体温計の構成図である。
【0092】図3において、22は回転楕円面の一部か
らなる反射面、25は内面を鏡面仕上げした上で金メッ
キを施した円筒形の導光管である。また、F3は反射面
22の第1の焦点、F4は反射面22の第2の焦点であ
る。導光管25は第2の焦点F4に集光された赤外線を
別の場所に配置された赤外線検出手段13へと導く。ま
た、Ω2は反射面22上の任意の点である。その他、図
1と同一の構成要素については同一の符号を付してい
る。
らなる反射面、25は内面を鏡面仕上げした上で金メッ
キを施した円筒形の導光管である。また、F3は反射面
22の第1の焦点、F4は反射面22の第2の焦点であ
る。導光管25は第2の焦点F4に集光された赤外線を
別の場所に配置された赤外線検出手段13へと導く。ま
た、Ω2は反射面22上の任意の点である。その他、図
1と同一の構成要素については同一の符号を付してい
る。
【0093】本実施例の反射面22は、実施例1の反射
面12と比較して、第1の焦点F3を開口部11Aより
外側にとることだけが異なる。反射面22を決定する第
1の焦点F3、第2の焦点F4の位置ならびに反射面2
2を定める回転楕円面の形状は、以下のように定める。
すなわち、第1の焦点F3は被測温部位決定手段11の
中心線の上、被測温部位決定手段11の開口部11Aよ
り外側に、生体の被測温部位よりも遠くなる位置に定め
る。また、第2の焦点F4は被測温部位決定手段11の
開口部11Aより内側に、中心線から離れた位置にと
る。更に、点Ω2を反射面22上で任意の位置に動かし
ても、点Ω2と第1の焦点F3とを結ぶ線分が決して被
測温部位決定手段11と交差することなく開口部11A
を通過するように定める。換言すれば、点Ω2を反射面
22上で任意に動かしたときこの線分が描く立体図形の
外側に被測温部位決定手段11が位置するように定め
る。なお、反射面22は導光管25の内面による反射を
考慮して得られる第2の焦点F4における赤外線検出手
段13の実効的な光学的視野を全て覆うように回転楕円
面から切り出す。
面12と比較して、第1の焦点F3を開口部11Aより
外側にとることだけが異なる。反射面22を決定する第
1の焦点F3、第2の焦点F4の位置ならびに反射面2
2を定める回転楕円面の形状は、以下のように定める。
すなわち、第1の焦点F3は被測温部位決定手段11の
中心線の上、被測温部位決定手段11の開口部11Aよ
り外側に、生体の被測温部位よりも遠くなる位置に定め
る。また、第2の焦点F4は被測温部位決定手段11の
開口部11Aより内側に、中心線から離れた位置にと
る。更に、点Ω2を反射面22上で任意の位置に動かし
ても、点Ω2と第1の焦点F3とを結ぶ線分が決して被
測温部位決定手段11と交差することなく開口部11A
を通過するように定める。換言すれば、点Ω2を反射面
22上で任意に動かしたときこの線分が描く立体図形の
外側に被測温部位決定手段11が位置するように定め
る。なお、反射面22は導光管25の内面による反射を
考慮して得られる第2の焦点F4における赤外線検出手
段13の実効的な光学的視野を全て覆うように回転楕円
面から切り出す。
【0094】本実施例では、被測温部位中の一点から放
射された赤外線は実施例1とは異なり第1の焦点F3に
集光することなく反射面22で反射されることになる
が、このうち点Ω2にて反射面22で反射され第2の焦
点F4に至る赤外線に着目すると、この赤外線は反射前
には第1の焦点F3と点Ω2とを結ぶ線分上を進んでき
たことが保証される。すなわち、被測温部位決定手段1
1から放射された赤外線は一切含まず、生体の被測温部
位から放射された赤外線だけであることが保証される。
そして、点Ω2を反射面22上で任意に動かしても同様
のことが保証されるので、第2の焦点F4には生体の被
測温部位から放射されて赤外線のみが集光されることに
なる。
射された赤外線は実施例1とは異なり第1の焦点F3に
集光することなく反射面22で反射されることになる
が、このうち点Ω2にて反射面22で反射され第2の焦
点F4に至る赤外線に着目すると、この赤外線は反射前
には第1の焦点F3と点Ω2とを結ぶ線分上を進んでき
たことが保証される。すなわち、被測温部位決定手段1
1から放射された赤外線は一切含まず、生体の被測温部
位から放射された赤外線だけであることが保証される。
そして、点Ω2を反射面22上で任意に動かしても同様
のことが保証されるので、第2の焦点F4には生体の被
測温部位から放射されて赤外線のみが集光されることに
なる。
【0095】導光管25は第2の焦点F4に集光された
赤外線を内面で反射させ、赤外線検出手段13へと導
く。
赤外線を内面で反射させ、赤外線検出手段13へと導
く。
【0096】赤外線検出手段13は導光管25により導
かれた赤外線を検出し、電気信号に変換する。
かれた赤外線を検出し、電気信号に変換する。
【0097】体温算出手段14の動作は実施例1と同じ
なので詳しい説明は省略する。
なので詳しい説明は省略する。
【0098】本実施例によれば、第1の焦点F3が生体
の被測温部位よりも遠くに位置するほど焦点距離が長い
反射面22を用いても、被測温部位決定手段11から放
射される赤外線の影響を受けず、正確に生体の体温を測
定可能な赤外線体温計を実現することができる。
の被測温部位よりも遠くに位置するほど焦点距離が長い
反射面22を用いても、被測温部位決定手段11から放
射される赤外線の影響を受けず、正確に生体の体温を測
定可能な赤外線体温計を実現することができる。
【0099】また、第2の焦点F4上で赤外線検出手段
13により直接赤外線を受光するのではなく、導光管2
5により別の場所に配置した赤外線検出手段13まで赤
外線を導いた後検出するので、赤外線検出手段13の配
置が自由になり、赤外線体温計の機構上の設計、配置に
対する制約を少なくすることができる。
13により直接赤外線を受光するのではなく、導光管2
5により別の場所に配置した赤外線検出手段13まで赤
外線を導いた後検出するので、赤外線検出手段13の配
置が自由になり、赤外線体温計の機構上の設計、配置に
対する制約を少なくすることができる。
【0100】(実施例3)図4は本発明の実施例3の赤
外線体温計の構成図である。本実施例の赤外線体温計
は、耳式ではなく、腕など任意の皮膚表面の温度を測定
する。
外線体温計の構成図である。本実施例の赤外線体温計
は、耳式ではなく、腕など任意の皮膚表面の温度を測定
する。
【0101】図4において、31は透明プラスティック
で形成された被測温部位決定手段であり、先端に円形の
開口部31Aを有している。また、32は反射面、F5
は反射面32の第1の焦点、F6は反射面32の第2の
焦点である。また、赤外線検出手段13は第2の焦点F
6に配置してある。この他、実施例1と同一の構成要素
に対しては同一の符号を付している。
で形成された被測温部位決定手段であり、先端に円形の
開口部31Aを有している。また、32は反射面、F5
は反射面32の第1の焦点、F6は反射面32の第2の
焦点である。また、赤外線検出手段13は第2の焦点F
6に配置してある。この他、実施例1と同一の構成要素
に対しては同一の符号を付している。
【0102】反射面32は、実施例1の反射面12と比
較して、第1の焦点F5が被測温部位決定手段11の開
口部11Aからなる円の中心に位置し、反射面32上の
任意の点と第1の焦点F5とを結ぶ線分上には被測温部
位決定手段31が存在しないように配置されていること
だけが異なる。
較して、第1の焦点F5が被測温部位決定手段11の開
口部11Aからなる円の中心に位置し、反射面32上の
任意の点と第1の焦点F5とを結ぶ線分上には被測温部
位決定手段31が存在しないように配置されていること
だけが異なる。
【0103】以下に、本実施例の赤外線体温計の動作、
作用を説明する。
作用を説明する。
【0104】被測温部位決定手段31は、開口部31A
を生体の皮膚表面に接触させ開口部31Aの中心に位置
した皮膚表面に被測温部位を定める。この際、当該赤外
線体温計のユーザは、炎症を起こしている部位など特に
温度を測定したい部位がある場合には、透明な被測温部
位決定手段31を通して皮膚のどの部分が開口部31A
の中心にあるかを確認することにより、被測温部位を視
認しながら定めることができる。この結果、被測温部位
は、反射面32の第1の焦点F5に位置することにな
る。
を生体の皮膚表面に接触させ開口部31Aの中心に位置
した皮膚表面に被測温部位を定める。この際、当該赤外
線体温計のユーザは、炎症を起こしている部位など特に
温度を測定したい部位がある場合には、透明な被測温部
位決定手段31を通して皮膚のどの部分が開口部31A
の中心にあるかを確認することにより、被測温部位を視
認しながら定めることができる。この結果、被測温部位
は、反射面32の第1の焦点F5に位置することにな
る。
【0105】反射面32は、この第1の焦点F5に位置
するよう定められた被測温部位から放射された赤外線を
反射させ、第2の焦点F6に集光させる。
するよう定められた被測温部位から放射された赤外線を
反射させ、第2の焦点F6に集光させる。
【0106】一般に回転楕円面からなる反射面は一方の
焦点から放射された光線を他方の焦点に集光させるの
で、第1の焦点F5から放射され反射面32で反射され
た赤外線は第2の焦点F6に集光される。また、反射面
32上の任意の点と第1の焦点F5とを結ぶ線分上には
被測温部位決定手段31が存在しないので、第2の焦点
F6に集光される赤外線には被測温部位決定手段31か
ら放射された赤外線は含まれない。
焦点から放射された光線を他方の焦点に集光させるの
で、第1の焦点F5から放射され反射面32で反射され
た赤外線は第2の焦点F6に集光される。また、反射面
32上の任意の点と第1の焦点F5とを結ぶ線分上には
被測温部位決定手段31が存在しないので、第2の焦点
F6に集光される赤外線には被測温部位決定手段31か
ら放射された赤外線は含まれない。
【0107】第2の焦点F2に配置された赤外線検出手
段13は、この赤外線を検出し電気信号に変換する。
段13は、この赤外線を検出し電気信号に変換する。
【0108】体温算出手段14の動作、作用は実施例1
と全く同じなので詳しい説明は省略する。
と全く同じなので詳しい説明は省略する。
【0109】本実施例によれば、生体の被測温部位が第
1の焦点F5に一致するので、生体の皮膚表面のうち炎
症を生じている部分など極めて微小な被測温部位の温度
を正確に測定することが可能となる。
1の焦点F5に一致するので、生体の皮膚表面のうち炎
症を生じている部分など極めて微小な被測温部位の温度
を正確に測定することが可能となる。
【0110】また、被測温部位決定手段31を透明プラ
スティックで成形しているので、被測温部位決定手段3
1を通して目で確認しながら正確に被測温部位を定める
ことができる。
スティックで成形しているので、被測温部位決定手段3
1を通して目で確認しながら正確に被測温部位を定める
ことができる。
【0111】なお、被測温部位決定手段31全体を透明
にする代りに、透明プラスティックで成形した被測温部
位決定手段31の開口部31A付近以外には不透明な塗
装を施し、被測温部位の視認に必要となる開口部31A
付近だけを透明なまま残すなど、被測温部位決定手段3
1の一部だけを透明にしても構わない。
にする代りに、透明プラスティックで成形した被測温部
位決定手段31の開口部31A付近以外には不透明な塗
装を施し、被測温部位の視認に必要となる開口部31A
付近だけを透明なまま残すなど、被測温部位決定手段3
1の一部だけを透明にしても構わない。
【0112】また、被測温部位決定手段31の側面に貫
通孔をいくつか設け、この貫通孔を通して被測温部位を
視認できるようにすれば、被測温部位決定手段31を透
明な材料で成形しなくても同様の効果を得ることができ
る。
通孔をいくつか設け、この貫通孔を通して被測温部位を
視認できるようにすれば、被測温部位決定手段31を透
明な材料で成形しなくても同様の効果を得ることができ
る。
【0113】(実施例4)図5は本発明の実施例4の赤
外線体温計の構成図である。
外線体温計の構成図である。
【0114】図5において、46は複数回測定された生
体の体温の中から最も高い値を検出する最高体温検出手
段であり、内部に個々の体温を記憶する体温記憶手段4
6Aと、体温記憶手段46Aに記憶されている体温の最
高値を検出する最高値検出手段46Bとを備えている。
47は体温を音声合成して報知する音声報知手段であ
る。また、赤外線検出手段13は反射面12の第2の焦
点F2に配置してある。その他、実施例1と同一の構成
要素には同一の符号を付している。
体の体温の中から最も高い値を検出する最高体温検出手
段であり、内部に個々の体温を記憶する体温記憶手段4
6Aと、体温記憶手段46Aに記憶されている体温の最
高値を検出する最高値検出手段46Bとを備えている。
47は体温を音声合成して報知する音声報知手段であ
る。また、赤外線検出手段13は反射面12の第2の焦
点F2に配置してある。その他、実施例1と同一の構成
要素には同一の符号を付している。
【0115】次に、本実施例の赤外線体温計の動作、作
用を説明する。
用を説明する。
【0116】被測温部位決定手段11は、外耳道へ挿入
されたとき、外耳道と接触しプローブの長さ方向を外耳
道の方向とほぼ一致させ、赤外線の入射口となる開口部
11Aを外耳道の奥方向に向けることによって、生体の
被測温部位を外耳道の奥に位置する鼓膜付近に定める。
されたとき、外耳道と接触しプローブの長さ方向を外耳
道の方向とほぼ一致させ、赤外線の入射口となる開口部
11Aを外耳道の奥方向に向けることによって、生体の
被測温部位を外耳道の奥に位置する鼓膜付近に定める。
【0117】反射面12は実施例1の場合と同様にし
て、生体の被測温部位から放射された赤外線だけを赤外
線検出手段13に集光させる。
て、生体の被測温部位から放射された赤外線だけを赤外
線検出手段13に集光させる。
【0118】赤外線検出手段13はこの赤外線を検出し
て電気信号に変換し、体温算出手段14へと供給する。
て電気信号に変換し、体温算出手段14へと供給する。
【0119】体温算出手段14は、赤外線検出手段13
から供給された電気信号を用いて、生体の体温を算出す
る。
から供給された電気信号を用いて、生体の体温を算出す
る。
【0120】最高体温検出手段46は、10秒間に渡っ
て1秒おきに体温算出手段14に体温の算出を行わせ、
算出された各体温の値を体温記憶手段46Aに記憶す
る。体温記憶手段46Aに体温が10回記憶されると、
最高体温検出手段46は体温算出手段14に体温の算出
を停止させる。この後、最高値検出手段46Bは体温記
憶手段46Aに記憶されている体温の中で最も大きな値
を探し、見い出した最も大きな値を音声報知手段47へ
と出力する。
て1秒おきに体温算出手段14に体温の算出を行わせ、
算出された各体温の値を体温記憶手段46Aに記憶す
る。体温記憶手段46Aに体温が10回記憶されると、
最高体温検出手段46は体温算出手段14に体温の算出
を停止させる。この後、最高値検出手段46Bは体温記
憶手段46Aに記憶されている体温の中で最も大きな値
を探し、見い出した最も大きな値を音声報知手段47へ
と出力する。
【0121】音声報知手段47は、音声合成により最高
値検出手段46Bから供給された体温を音声に変換して
ユーザに報知する。
値検出手段46Bから供給された体温を音声に変換して
ユーザに報知する。
【0122】本実施例によれば、体温の測定中にユーザ
に被測温部位決定手段11をわずかずつ動かさせ、被測
温部位をわずかずつ変更しながら体温を複数回測定して
各体温の値を体温記憶手段46Aに記憶させておき、最
高値検出手段46Bによりその中の最高値を検出させて
真の体温とみなすことによって、鼓膜より温度の低い外
耳道の温度の影響を低減し、より正確に鼓膜を捉えて深
部体温を測定することが可能となる。この際、被測温部
位決定手段11を生体に接触させている時間が長くなり
生体からの熱伝導で被測温部位決定手段11の温度が大
幅に変動したとしても、赤外線検出手段13は被測温部
位決定手段11から放射される不要な赤外線を受光しな
いので、被測温部位決定手段11の温度変化の影響を受
けることなく体温を正確に測定することができる。
に被測温部位決定手段11をわずかずつ動かさせ、被測
温部位をわずかずつ変更しながら体温を複数回測定して
各体温の値を体温記憶手段46Aに記憶させておき、最
高値検出手段46Bによりその中の最高値を検出させて
真の体温とみなすことによって、鼓膜より温度の低い外
耳道の温度の影響を低減し、より正確に鼓膜を捉えて深
部体温を測定することが可能となる。この際、被測温部
位決定手段11を生体に接触させている時間が長くなり
生体からの熱伝導で被測温部位決定手段11の温度が大
幅に変動したとしても、赤外線検出手段13は被測温部
位決定手段11から放射される不要な赤外線を受光しな
いので、被測温部位決定手段11の温度変化の影響を受
けることなく体温を正確に測定することができる。
【0123】また、音声報知手段47により体温を音声
報知するので、目が不自由な人にも使い勝手のよい赤外
線体温計を実現することができる。そして、この際、音
声報知を行うことによって被測温部位決定手段11を生
体に接触させている時間が長くなり生体からの熱伝導で
被測温部位決定手段11の温度が大幅に変動したとして
も、赤外線検出手段13は被測温部位決定手段11から
放射される不要な赤外線を受光しないので、被測温部位
決定手段11の温度変化の影響を受けることなく体温を
正確に測定することができる。
報知するので、目が不自由な人にも使い勝手のよい赤外
線体温計を実現することができる。そして、この際、音
声報知を行うことによって被測温部位決定手段11を生
体に接触させている時間が長くなり生体からの熱伝導で
被測温部位決定手段11の温度が大幅に変動したとして
も、赤外線検出手段13は被測温部位決定手段11から
放射される不要な赤外線を受光しないので、被測温部位
決定手段11の温度変化の影響を受けることなく体温を
正確に測定することができる。
【0124】(実施例5)図6は本発明の実施例5の赤
外線体温計の構成図である。
外線体温計の構成図である。
【0125】図6において、51は従来の耳式赤外線体
温計におけるプローブと同じ役割を果たす被測温部位決
定手段であり、鼓膜に向かう先端方向にテーパー状に細
くした形状で、先端に赤外線の入射口となる開口部11
Aを備え、開口部11Aと逆側の端は、反射面12、赤
外線検出手段13、体温算出手段14を内蔵した本体5
8と着脱可能なように突起部51Bを備えている。その
他、実施例1と同一の構成要素については同一の符号を
付している。
温計におけるプローブと同じ役割を果たす被測温部位決
定手段であり、鼓膜に向かう先端方向にテーパー状に細
くした形状で、先端に赤外線の入射口となる開口部11
Aを備え、開口部11Aと逆側の端は、反射面12、赤
外線検出手段13、体温算出手段14を内蔵した本体5
8と着脱可能なように突起部51Bを備えている。その
他、実施例1と同一の構成要素については同一の符号を
付している。
【0126】被測温部位決定手段51を本体58に取り
付ける際には、被測温部位決定手段51の突起部51B
近くを側面から指で押すことによって、この押し圧によ
り突起部51Bが内側に歪んで本体58に取り付けられ
る。取り外す際には、被測温部位決定手段51を側面か
ら指で押すことによって、同様に突起部51Bを内側に
歪ませて取り外す。
付ける際には、被測温部位決定手段51の突起部51B
近くを側面から指で押すことによって、この押し圧によ
り突起部51Bが内側に歪んで本体58に取り付けられ
る。取り外す際には、被測温部位決定手段51を側面か
ら指で押すことによって、同様に突起部51Bを内側に
歪ませて取り外す。
【0127】以上のように被測温部位決定手段51を着
脱可能なようにした上で、図7に示すように、被測温部
位決定手段51として外見の異なるものを複数個備え、
ユーザが容易に交換できるようにしておく。なお、図7
は外見が異なる被測温部位決定手段51を複数個用意す
ることを概念的に説明するものであり、本体58に取り
付けるための突起部51Bは省略して図示している。図
7において、(a)は白色、(b)は黄色、(c)は青
色、(d)は黒色の4種類の被測温部位決定手段51で
ある。例えば赤外線体温計を4人家族の家庭内で使用す
る場合、個人毎に自分が使用する被測温部位決定手段5
1の色を予め決めて利用するようにする。
脱可能なようにした上で、図7に示すように、被測温部
位決定手段51として外見の異なるものを複数個備え、
ユーザが容易に交換できるようにしておく。なお、図7
は外見が異なる被測温部位決定手段51を複数個用意す
ることを概念的に説明するものであり、本体58に取り
付けるための突起部51Bは省略して図示している。図
7において、(a)は白色、(b)は黄色、(c)は青
色、(d)は黒色の4種類の被測温部位決定手段51で
ある。例えば赤外線体温計を4人家族の家庭内で使用す
る場合、個人毎に自分が使用する被測温部位決定手段5
1の色を予め決めて利用するようにする。
【0128】本実施例によれば、皮膚表面に接触する被
測温部位決定手段51を他人と共用することがなくなる
ので、細菌などが赤外線体温計を介して接触感染する恐
れを未然に防止することができる。被測温部位決定手段
51の交換に伴って生体からの熱伝導が変化し、被測温
部位決定手段51の温度変化の様子も変化する可能性が
あるが、赤外線検出手段13は被測温部位決定手段51
から放射される不要な赤外線を受光しないので、こうし
た変化の影響を受けることなく体温を正確に測定するこ
とができる。
測温部位決定手段51を他人と共用することがなくなる
ので、細菌などが赤外線体温計を介して接触感染する恐
れを未然に防止することができる。被測温部位決定手段
51の交換に伴って生体からの熱伝導が変化し、被測温
部位決定手段51の温度変化の様子も変化する可能性が
あるが、赤外線検出手段13は被測温部位決定手段51
から放射される不要な赤外線を受光しないので、こうし
た変化の影響を受けることなく体温を正確に測定するこ
とができる。
【0129】なお、図7の(a)、(b)、(c)、
(d)の各被測温部位決定手段51は、同一の材料で成
形した後表面に各色の塗装を施して作ってもよいが、元
々色の異なる複数の材料から成形し塗装を施さないよう
にしてもよい。このように各被測温部位決定手段51を
異なる材質で作成すれば、塗装の剥離などにより被測温
部位決定手段51の区別が困難になる恐れがなくなる。
また、被測温部位決定手段51の交換に際して材質の差
により外耳道などの生体との接触部位からの熱伝導が変
化し、それに伴って被測温部位決定手段51の温度変化
の様子も変化するが、赤外線検出手段13は被測温部位
決定手段51から放射される不要な赤外線を受光しない
ので、こうした変化の影響を受けることなく体温を正確
に測定することができる。
(d)の各被測温部位決定手段51は、同一の材料で成
形した後表面に各色の塗装を施して作ってもよいが、元
々色の異なる複数の材料から成形し塗装を施さないよう
にしてもよい。このように各被測温部位決定手段51を
異なる材質で作成すれば、塗装の剥離などにより被測温
部位決定手段51の区別が困難になる恐れがなくなる。
また、被測温部位決定手段51の交換に際して材質の差
により外耳道などの生体との接触部位からの熱伝導が変
化し、それに伴って被測温部位決定手段51の温度変化
の様子も変化するが、赤外線検出手段13は被測温部位
決定手段51から放射される不要な赤外線を受光しない
ので、こうした変化の影響を受けることなく体温を正確
に測定することができる。
【0130】また、複数の被測温部位決定手段51を色
を変えて用意するのではなく、外耳道に挿入される部分
の長さや径が異なるものを用意するようにしてもよい。
このようにすれば、形状の差により各被測温部位決定手
段51を区別できるだけでなく、大人と子供、男性と女
性などの差異や個人差により微妙に形状が異なる外耳道
に対して、各個人に適合する被測温部位決定手段51を
利用することによって、被測温部位をより正確に鼓膜付
近に定め深部体温を正確に測定することができる。ま
た、被測温部位決定手段51の交換に際して形状の差に
より外耳道など生体との接触部位からの熱伝導が変化
し、それに伴って被測温部位決定手段51の温度変化の
様子も変化するが、赤外線検出手段13は被測温部位決
定手段51から放射される不要な赤外線を受光しないの
で、こうした変化の影響を受けることなく体温を正確に
測定することができる。
を変えて用意するのではなく、外耳道に挿入される部分
の長さや径が異なるものを用意するようにしてもよい。
このようにすれば、形状の差により各被測温部位決定手
段51を区別できるだけでなく、大人と子供、男性と女
性などの差異や個人差により微妙に形状が異なる外耳道
に対して、各個人に適合する被測温部位決定手段51を
利用することによって、被測温部位をより正確に鼓膜付
近に定め深部体温を正確に測定することができる。ま
た、被測温部位決定手段51の交換に際して形状の差に
より外耳道など生体との接触部位からの熱伝導が変化
し、それに伴って被測温部位決定手段51の温度変化の
様子も変化するが、赤外線検出手段13は被測温部位決
定手段51から放射される不要な赤外線を受光しないの
で、こうした変化の影響を受けることなく体温を正確に
測定することができる。
【0131】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る赤外線体温計
は、楕円をその楕円が有するふたつの焦点を結ぶ軸のま
わりに回転して得られる回転楕円面の一部からなる反射
面により生体から放射された赤外線を反射させ、回転楕
円面と楕円とが共有するふたつの焦点の一方に集光され
た赤外線を用いて生体の体温を測定するので、反射面上
の任意の点Ωに対して点Ωで反射して一方の焦点に至る
赤外線は、反射される以前はもう一方の焦点と点Ωとを
結ぶ線分を焦点側に延長して得られる半直線上を進んで
きた赤外線に限られるという幾何学的性質を利用し、プ
ローブなど不要な赤外線を放射する物体を、点Ωを反射
面上で移動したときに上記のようにして定まる半直線の
いずれとも交わらない位置に配置することによって不要
な赤外線が赤外線検出手段に入射するのを防止したり、
半直線と交わる位置に存在する不要な赤外線を放射する
物体を制限することによって不要な赤外線の影響を低減
し、体温を正確に測定することができるという効果があ
る。
は、楕円をその楕円が有するふたつの焦点を結ぶ軸のま
わりに回転して得られる回転楕円面の一部からなる反射
面により生体から放射された赤外線を反射させ、回転楕
円面と楕円とが共有するふたつの焦点の一方に集光され
た赤外線を用いて生体の体温を測定するので、反射面上
の任意の点Ωに対して点Ωで反射して一方の焦点に至る
赤外線は、反射される以前はもう一方の焦点と点Ωとを
結ぶ線分を焦点側に延長して得られる半直線上を進んで
きた赤外線に限られるという幾何学的性質を利用し、プ
ローブなど不要な赤外線を放射する物体を、点Ωを反射
面上で移動したときに上記のようにして定まる半直線の
いずれとも交わらない位置に配置することによって不要
な赤外線が赤外線検出手段に入射するのを防止したり、
半直線と交わる位置に存在する不要な赤外線を放射する
物体を制限することによって不要な赤外線の影響を低減
し、体温を正確に測定することができるという効果があ
る。
【0132】本発明の請求項2に係る赤外線体温計は、
楕円をその楕円が有する第1の焦点と第2の焦点とを結
ぶ軸のまわりに回転して得られる回転楕円面の一部から
なり生体から放射された赤外線を反射させる反射面と、
反射面で反射され第1の焦点もしくは第2の焦点に集光
された赤外線を検出し電気信号に変換する赤外線検出手
段と、赤外線検出手段が出力する電気信号を用いて生体
の体温を算出する体温算出手段とを備えているので、反
射面上の任意の点Ωに対して点Ωで反射して第1の焦点
もしくは第2の焦点に至る赤外線は、反射される以前は
もう一方の焦点と点Ωとを結ぶ線分を焦点側に延長して
得られる半直線上を進んできた赤外線に限られるという
幾何学的性質を利用し、プローブなど不要な赤外線を放
射する物体を、点Ωを反射面上で移動したときに上記の
ようにして定まる半直線のいずれとも交わらない位置に
配置することによって不要な赤外線が赤外線検出手段に
入射するのを防止したり、半直線と交わる位置に存在す
る不要な赤外線を放射する物体を制限することによって
不要な赤外線の影響を低減し、体温を正確に測定するこ
とができるという効果がある。
楕円をその楕円が有する第1の焦点と第2の焦点とを結
ぶ軸のまわりに回転して得られる回転楕円面の一部から
なり生体から放射された赤外線を反射させる反射面と、
反射面で反射され第1の焦点もしくは第2の焦点に集光
された赤外線を検出し電気信号に変換する赤外線検出手
段と、赤外線検出手段が出力する電気信号を用いて生体
の体温を算出する体温算出手段とを備えているので、反
射面上の任意の点Ωに対して点Ωで反射して第1の焦点
もしくは第2の焦点に至る赤外線は、反射される以前は
もう一方の焦点と点Ωとを結ぶ線分を焦点側に延長して
得られる半直線上を進んできた赤外線に限られるという
幾何学的性質を利用し、プローブなど不要な赤外線を放
射する物体を、点Ωを反射面上で移動したときに上記の
ようにして定まる半直線のいずれとも交わらない位置に
配置することによって不要な赤外線が赤外線検出手段に
入射するのを防止したり、半直線と交わる位置に存在す
る不要な赤外線を放射する物体を制限することによって
不要な赤外線の影響を低減し、体温を正確に測定するこ
とができるという効果がある。
【0133】本発明の請求項3に係る赤外線体温計は、
生体と接触して赤外線の入射方向を定めることにより生
体の被測温部位を定める被測温部位決定手段を、反射面
上の任意の点のうち赤外線検出手段の光学的視野に含ま
れる点と第1の焦点とを結ぶ線分を第1の焦点側に延長
して得られる半直線の集合が描く立体図形の外側に備
え、赤外線検出手段は第2の焦点に集光された赤外線を
検出する構成としているので、反射面上の任意の点のう
ち赤外線検出手段の光学的視野に含まれる点Ωに対して
点Ωで反射して第2の焦点に至る赤外線は、反射される
以前は第1の焦点と点Ωとを結ぶ線分を第1の焦点側に
延長して得られる半直線上を進んできた赤外線に限られ
るという幾何学的性質を利用し、従来の技術におけるプ
ローブに相当する被測温部位決定手段を、点Ωを反射面
上で移動したときに上記のようにして定まる半直線のい
ずれとも交わらない位置に配置することによって不要な
赤外線が赤外線検出手段に入射するのを防止し、体温を
正確に測定することができるという効果がある。
生体と接触して赤外線の入射方向を定めることにより生
体の被測温部位を定める被測温部位決定手段を、反射面
上の任意の点のうち赤外線検出手段の光学的視野に含ま
れる点と第1の焦点とを結ぶ線分を第1の焦点側に延長
して得られる半直線の集合が描く立体図形の外側に備
え、赤外線検出手段は第2の焦点に集光された赤外線を
検出する構成としているので、反射面上の任意の点のう
ち赤外線検出手段の光学的視野に含まれる点Ωに対して
点Ωで反射して第2の焦点に至る赤外線は、反射される
以前は第1の焦点と点Ωとを結ぶ線分を第1の焦点側に
延長して得られる半直線上を進んできた赤外線に限られ
るという幾何学的性質を利用し、従来の技術におけるプ
ローブに相当する被測温部位決定手段を、点Ωを反射面
上で移動したときに上記のようにして定まる半直線のい
ずれとも交わらない位置に配置することによって不要な
赤外線が赤外線検出手段に入射するのを防止し、体温を
正確に測定することができるという効果がある。
【0134】本発明の請求項4に係る赤外線体温計は、
反射面上の任意の点のうち赤外線検出手段の光学的視野
に含まれる点と第1の焦点とを結ぶ線分を第1の焦点側
に延長して得られる半直線の集合が描く立体図形の内側
に生体の被測温部位を位置するよう被測温部位決定手段
を設けた構成としているので、反射面上の任意の点のう
ち赤外線検出手段の光学的視野に含まれる点Ωに対して
第1の焦点と点Ωとを結ぶ線分を第1の焦点側に延長し
て得られる半直線上を点Ωに向かって進んできた赤外線
は点Ωで反射した後第2の焦点に集光するという幾何学
的性質を利用し、点Ωを反射面上で移動したときに上記
のようにして定まる半直線と交わる位置に生体の被測温
部位を位置させることになり、生体から放射された赤外
線を赤外線検出手段に良好に集光させることができると
いう効果がある。
反射面上の任意の点のうち赤外線検出手段の光学的視野
に含まれる点と第1の焦点とを結ぶ線分を第1の焦点側
に延長して得られる半直線の集合が描く立体図形の内側
に生体の被測温部位を位置するよう被測温部位決定手段
を設けた構成としているので、反射面上の任意の点のう
ち赤外線検出手段の光学的視野に含まれる点Ωに対して
第1の焦点と点Ωとを結ぶ線分を第1の焦点側に延長し
て得られる半直線上を点Ωに向かって進んできた赤外線
は点Ωで反射した後第2の焦点に集光するという幾何学
的性質を利用し、点Ωを反射面上で移動したときに上記
のようにして定まる半直線と交わる位置に生体の被測温
部位を位置させることになり、生体から放射された赤外
線を赤外線検出手段に良好に集光させることができると
いう効果がある。
【0135】本発明の請求項5に係る赤外線体温計は、
生体の被測温部位が第1の焦点に位置するよう被測温部
位決定手段を設けた構成としているので、生体表面のう
ち炎症を生じている部分など極めて微小な被測温部位に
対して体温を正確に測定できるという効果がある。
生体の被測温部位が第1の焦点に位置するよう被測温部
位決定手段を設けた構成としているので、生体表面のう
ち炎症を生じている部分など極めて微小な被測温部位に
対して体温を正確に測定できるという効果がある。
【0136】本発明の請求項6に係る赤外線体温計は、
被測温部位決定手段の全体または一部を透明な部材で構
成し、被測温部位決定手段を通して生体の被測温部位を
視認可能な構成としているので、生体表面を視認しなが
ら被測温部位を炎症を生じている部分などの微少部分に
正確に決定できるという効果がある。
被測温部位決定手段の全体または一部を透明な部材で構
成し、被測温部位決定手段を通して生体の被測温部位を
視認可能な構成としているので、生体表面を視認しなが
ら被測温部位を炎症を生じている部分などの微少部分に
正確に決定できるという効果がある。
【0137】本発明の請求項7に係る赤外線体温計は、
被測温部位決定手段に貫通孔を設け、貫通孔を通して生
体の被測温部位を視認可能な構成としているので、生体
表面を視認しながら被測温部位を炎症を生じている部分
などの微少部分に正確に決定できるという効果がある。
被測温部位決定手段に貫通孔を設け、貫通孔を通して生
体の被測温部位を視認可能な構成としているので、生体
表面を視認しながら被測温部位を炎症を生じている部分
などの微少部分に正確に決定できるという効果がある。
【0138】本発明の請求項8に係る赤外線体温計は、
反射面上の任意の点のうち赤外線検出手段の光学的視野
に含まれる点と第1の焦点とを結ぶ線分上に生体の被測
温部位が位置するよう被測温部位決定手段を設けた構成
としているので、被測温部位が点ではなく一定の面積を
有することになり、被測温部位をあまり正確に定めなく
ても安定した測温結果を得ることができるという効果が
ある。
反射面上の任意の点のうち赤外線検出手段の光学的視野
に含まれる点と第1の焦点とを結ぶ線分上に生体の被測
温部位が位置するよう被測温部位決定手段を設けた構成
としているので、被測温部位が点ではなく一定の面積を
有することになり、被測温部位をあまり正確に定めなく
ても安定した測温結果を得ることができるという効果が
ある。
【0139】本発明の請求項9に係る赤外線体温計は、
反射面上の任意の点のうち赤外線検出手段の光学的視野
に含まれる点と第1の焦点とを結ぶ線分を第1の焦点側
に延長して得られる半直線のうち反射面上の点と第1の
焦点とを結ぶ線分以外の部分に生体の被測温部位が位置
するよう被測温部位決定手段を設けた構成としているの
で、被測温部位が点ではなく一定の面積を有することに
なり、被測温部位をあまり正確に定めなくても安定した
測温結果を得ることができるという効果がある。
反射面上の任意の点のうち赤外線検出手段の光学的視野
に含まれる点と第1の焦点とを結ぶ線分を第1の焦点側
に延長して得られる半直線のうち反射面上の点と第1の
焦点とを結ぶ線分以外の部分に生体の被測温部位が位置
するよう被測温部位決定手段を設けた構成としているの
で、被測温部位が点ではなく一定の面積を有することに
なり、被測温部位をあまり正確に定めなくても安定した
測温結果を得ることができるという効果がある。
【0140】本発明の請求項10に係る赤外線体温計
は、反射面が有するふたつの焦点のうち被測温部位決定
手段により定められる生体の被測温部位に近い方の焦点
を第1の焦点とし被測温部位から遠い方の焦点を第2の
焦点とする構成としているので、第1の焦点と第2の焦
点の位置関係を逆に定めるよりも、より多くの赤外線を
赤外線検出手段に集光可能となり、感度の高い赤外線体
温計を実現することができるという効果がある。
は、反射面が有するふたつの焦点のうち被測温部位決定
手段により定められる生体の被測温部位に近い方の焦点
を第1の焦点とし被測温部位から遠い方の焦点を第2の
焦点とする構成としているので、第1の焦点と第2の焦
点の位置関係を逆に定めるよりも、より多くの赤外線を
赤外線検出手段に集光可能となり、感度の高い赤外線体
温計を実現することができるという効果がある。
【0141】本発明の請求項11に係る赤外線体温計
は、第2の焦点を被測温部位決定手段の中心線からはず
して配置した構成としているので、第2の焦点をこの中
心線上にとるように限定するよりも赤外線検出手段の配
置が自由になり、赤外線体温計の機構上の設計、配置に
対する制約を少なくすることができるという効果があ
る。
は、第2の焦点を被測温部位決定手段の中心線からはず
して配置した構成としているので、第2の焦点をこの中
心線上にとるように限定するよりも赤外線検出手段の配
置が自由になり、赤外線体温計の機構上の設計、配置に
対する制約を少なくすることができるという効果があ
る。
【0142】本発明の請求項12に係る赤外線体温計
は、反射面上の任意の点のうち赤外線検出手段の光学的
視野に含まれる点と第1の焦点とを結ぶ線分を第1の焦
点側に延長して得られる半直線の集合が描く立体図形の
外側に赤外線検出手段を配置した構成としているので、
生体から放射された赤外線を赤外線検出手段の存在によ
り邪魔することなく反射面へと入射させることができる
という効果がある。
は、反射面上の任意の点のうち赤外線検出手段の光学的
視野に含まれる点と第1の焦点とを結ぶ線分を第1の焦
点側に延長して得られる半直線の集合が描く立体図形の
外側に赤外線検出手段を配置した構成としているので、
生体から放射された赤外線を赤外線検出手段の存在によ
り邪魔することなく反射面へと入射させることができる
という効果がある。
【0143】本発明の請求項13に係る赤外線体温計
は、赤外線検出手段は第2の焦点にて赤外線を受光する
構成としているので、プローブなどから放射される不要
な赤外線を受光することなく生体の被測温部位から放射
された赤外線を良好に受光することができるという効果
がある。
は、赤外線検出手段は第2の焦点にて赤外線を受光する
構成としているので、プローブなどから放射される不要
な赤外線を受光することなく生体の被測温部位から放射
された赤外線を良好に受光することができるという効果
がある。
【0144】本発明の請求項14に係る赤外線体温計
は、第2の焦点に集光された赤外線を赤外線検出手段へ
と導く導光手段を備えた構成としているので、赤外線検
出手段の配置が自由になり、赤外線体温計の実装、組み
立てを容易に行うことができるという効果がある。
は、第2の焦点に集光された赤外線を赤外線検出手段へ
と導く導光手段を備えた構成としているので、赤外線検
出手段の配置が自由になり、赤外線体温計の実装、組み
立てを容易に行うことができるという効果がある。
【0145】本発明の請求項15に係る赤外線体温計
は、赤外線検出手段の光学的視野を反射面が存在する範
囲に制限する視野制限手段を備えた構成としているの
で、広視野の赤外線検出手段を用いた場合でも不要な赤
外線を検出することなく、体温を正確に測定することが
できるという効果がある。
は、赤外線検出手段の光学的視野を反射面が存在する範
囲に制限する視野制限手段を備えた構成としているの
で、広視野の赤外線検出手段を用いた場合でも不要な赤
外線を検出することなく、体温を正確に測定することが
できるという効果がある。
【0146】本発明の請求項16に係る赤外線体温計
は、被測温部位決定手段は外耳道との接触により被測温
部位を生体の鼓膜付近に定める構成としているので、血
流を介して視床下部と熱的によく結合されている鼓膜付
近に被測温部位を定めて生体の深部体温を測定すること
ができると共に、被測温部位決定手段は必然的に外耳道
と接触し、外耳道からの熱伝導によってその温度が大き
く変化しても、赤外線検出手段は被測温部位決定手段か
ら放射される不要な赤外線を受光しないため被測温部位
決定手段の温度変化は測温結果に影響せず、測温結果が
極めて正確に得られるという効果がある。
は、被測温部位決定手段は外耳道との接触により被測温
部位を生体の鼓膜付近に定める構成としているので、血
流を介して視床下部と熱的によく結合されている鼓膜付
近に被測温部位を定めて生体の深部体温を測定すること
ができると共に、被測温部位決定手段は必然的に外耳道
と接触し、外耳道からの熱伝導によってその温度が大き
く変化しても、赤外線検出手段は被測温部位決定手段か
ら放射される不要な赤外線を受光しないため被測温部位
決定手段の温度変化は測温結果に影響せず、測温結果が
極めて正確に得られるという効果がある。
【0147】本発明の請求項17に係る赤外線体温計
は、体温算出手段により算出された体温を音声により報
知する音声報知手段を備えた構成としているので、目が
不自由な人にも使い勝手のよい赤外線体温計を実現する
ことができるという効果があると共に、音声報知を行う
ことによって被測温部位決定手段を生体に接触させてい
る時間が長くなり生体からの熱伝導で被測温部位決定手
段の温度が大幅に変動したとしても、赤外線検出手段は
被測温部位決定手段から放射される不要な赤外線を受光
しないため、被測温部位決定手段の温度変化の影響を受
けることなく体温を正確に測定することができるという
効果がある。
は、体温算出手段により算出された体温を音声により報
知する音声報知手段を備えた構成としているので、目が
不自由な人にも使い勝手のよい赤外線体温計を実現する
ことができるという効果があると共に、音声報知を行う
ことによって被測温部位決定手段を生体に接触させてい
る時間が長くなり生体からの熱伝導で被測温部位決定手
段の温度が大幅に変動したとしても、赤外線検出手段は
被測温部位決定手段から放射される不要な赤外線を受光
しないため、被測温部位決定手段の温度変化の影響を受
けることなく体温を正確に測定することができるという
効果がある。
【0148】本発明の請求項18に係る赤外線体温計
は、生体の体温を複数回測定し、それら複数回の測定で
得られた個々の体温の中の最高値を検出する最高体温検
出手段を備えた構成としているので、鼓膜より温度の低
い外耳道の温度の影響を低減し、より正確に鼓膜を捉え
て深部体温を測定することができると言う効果があると
共に、被測温部位決定手段を生体に接触させている時間
が長くなり生体からの熱伝導で被測温部位決定手段の温
度が大幅に変動したとしても、赤外線検出手段は被測温
部位決定手段から放射される不要な赤外線を受光しない
ため、被測温部位決定手段の温度変化の影響を受けるこ
となく体温を正確に測定することができるという効果が
ある。
は、生体の体温を複数回測定し、それら複数回の測定で
得られた個々の体温の中の最高値を検出する最高体温検
出手段を備えた構成としているので、鼓膜より温度の低
い外耳道の温度の影響を低減し、より正確に鼓膜を捉え
て深部体温を測定することができると言う効果があると
共に、被測温部位決定手段を生体に接触させている時間
が長くなり生体からの熱伝導で被測温部位決定手段の温
度が大幅に変動したとしても、赤外線検出手段は被測温
部位決定手段から放射される不要な赤外線を受光しない
ため、被測温部位決定手段の温度変化の影響を受けるこ
となく体温を正確に測定することができるという効果が
ある。
【0149】本発明の請求項19に係る赤外線体温計
は、複数の被測温部位決定手段を交換可能な構成として
いるので、生体と接触する被測温部位決定手段を誰の体
温を測定するかに応じて交換することにより、細菌など
が赤外線体温計を介して接触感染する恐れを未然に防止
することができるという効果があると共に、被測温部位
決定手段の交換により生体からの熱伝導が変化し、それ
に伴って被測温部位決定手段の温度変化の様子が変化し
ても、赤外線検出手段は被測温部位決定手段から放射さ
れる不要な赤外線を受光しないため、こうした変化の影
響を受けることなく体温を正確に測定することができる
という効果がある。
は、複数の被測温部位決定手段を交換可能な構成として
いるので、生体と接触する被測温部位決定手段を誰の体
温を測定するかに応じて交換することにより、細菌など
が赤外線体温計を介して接触感染する恐れを未然に防止
することができるという効果があると共に、被測温部位
決定手段の交換により生体からの熱伝導が変化し、それ
に伴って被測温部位決定手段の温度変化の様子が変化し
ても、赤外線検出手段は被測温部位決定手段から放射さ
れる不要な赤外線を受光しないため、こうした変化の影
響を受けることなく体温を正確に測定することができる
という効果がある。
【0150】本発明の請求項20に係る赤外線体温計
は、外見が異なる複数の被測温部位決定手段を交換可能
な構成としているので、各被測温部位決定手段を一目で
区別することができるという効果がある。
は、外見が異なる複数の被測温部位決定手段を交換可能
な構成としているので、各被測温部位決定手段を一目で
区別することができるという効果がある。
【0151】本発明の請求項21に係る赤外線体温計
は、材質が異なる複数の被測温部位決定手段を交換可能
な構成としているので、色や質感が異なる材質で複数の
被測温部位決定手段を作成することにより、個々の被測
温部位決定手段に異なる色で塗装したりすることなく外
見が異なる被測温部位決定手段を実現することができる
という効果がある。また、塗装の剥離などにより被測温
部位決定手段の区別が困難になる恐れもないという効果
がある。また、被測温部位決定手段の交換によって外耳
道などの生体との接触部位からの熱伝導が変化し、それ
に伴って被測温部位決定手段の温度変化の様子も変化し
ても、赤外線検出手段は被測温部位決定手段から放射さ
れる不要な赤外線を受光しないため、こうした変化の影
響を受けることなく体温を正確に測定することができる
という効果がある。
は、材質が異なる複数の被測温部位決定手段を交換可能
な構成としているので、色や質感が異なる材質で複数の
被測温部位決定手段を作成することにより、個々の被測
温部位決定手段に異なる色で塗装したりすることなく外
見が異なる被測温部位決定手段を実現することができる
という効果がある。また、塗装の剥離などにより被測温
部位決定手段の区別が困難になる恐れもないという効果
がある。また、被測温部位決定手段の交換によって外耳
道などの生体との接触部位からの熱伝導が変化し、それ
に伴って被測温部位決定手段の温度変化の様子も変化し
ても、赤外線検出手段は被測温部位決定手段から放射さ
れる不要な赤外線を受光しないため、こうした変化の影
響を受けることなく体温を正確に測定することができる
という効果がある。
【0152】本発明の請求項22に係る赤外線体温計
は、形状が異なる複数の被測温部位決定手段を交換可能
な構成としているので、各被測温部位決定手段を容易に
区別することができるとう効果があると同時に、被測温
部位決定手段の交換により被測温部位決定手段の形状が
異なるために外耳道など生体との接触部位からの熱伝導
が変化し、それに伴って被測温部位決定手段の温度変化
の様子が変化しても、赤外線検出手段は被測温部位決定
手段から放射される不要な赤外線を受光しないため、こ
うした変化の影響を受けることなく体温を正確に測定す
ることができるという効果がある。
は、形状が異なる複数の被測温部位決定手段を交換可能
な構成としているので、各被測温部位決定手段を容易に
区別することができるとう効果があると同時に、被測温
部位決定手段の交換により被測温部位決定手段の形状が
異なるために外耳道など生体との接触部位からの熱伝導
が変化し、それに伴って被測温部位決定手段の温度変化
の様子が変化しても、赤外線検出手段は被測温部位決定
手段から放射される不要な赤外線を受光しないため、こ
うした変化の影響を受けることなく体温を正確に測定す
ることができるという効果がある。
【0153】本発明の請求項23に係る赤外線体温計
は、外耳道に挿入される部分の長さが異なる複数の被測
温部位決定手段を交換可能な構成としているので、大人
と子供、男性と女性などの差異や個人差により微妙に形
状が異なる外耳道に対して、各個人に適合する被測温部
位決定手段を利用して深部体温を正確に測定することが
できるという効果があると同時に、被測温部位決定手段
の交換により外耳道など生体との接触部位からの熱伝導
が変化し、それに伴って被測温部位決定手段の温度変化
の様子が変化しても、赤外線検出手段は被測温部位決定
手段から放射される不要な赤外線を受光しないため、こ
うした変化の影響を受けることなく体温を正確に測定す
ることができるという効果がある。
は、外耳道に挿入される部分の長さが異なる複数の被測
温部位決定手段を交換可能な構成としているので、大人
と子供、男性と女性などの差異や個人差により微妙に形
状が異なる外耳道に対して、各個人に適合する被測温部
位決定手段を利用して深部体温を正確に測定することが
できるという効果があると同時に、被測温部位決定手段
の交換により外耳道など生体との接触部位からの熱伝導
が変化し、それに伴って被測温部位決定手段の温度変化
の様子が変化しても、赤外線検出手段は被測温部位決定
手段から放射される不要な赤外線を受光しないため、こ
うした変化の影響を受けることなく体温を正確に測定す
ることができるという効果がある。
【0154】本発明の請求項24に係る赤外線体温計
は、外耳道に挿入される部分の径が異なる複数の被測温
部位決定手段を交換可能な構成としているので、大人と
子供、男性と女性などの差異や個人差により微妙に形状
が異なる外耳道に対して、各個人に適合する被測温部位
決定手段を利用することにより、深部体温を正確に測定
することができるという効果があると同時に、被測温部
位決定手段の交換により外耳道など生体との接触部位か
らの熱伝導が変化し、それに伴って被測温部位決定手段
の温度変化の様子も変化しても、赤外線検出手段は被測
温部位決定手段から放射される不要な赤外線を受光しな
いため、こうした変化の影響を受けることなく体温を正
確に測定することができるという効果がある。
は、外耳道に挿入される部分の径が異なる複数の被測温
部位決定手段を交換可能な構成としているので、大人と
子供、男性と女性などの差異や個人差により微妙に形状
が異なる外耳道に対して、各個人に適合する被測温部位
決定手段を利用することにより、深部体温を正確に測定
することができるという効果があると同時に、被測温部
位決定手段の交換により外耳道など生体との接触部位か
らの熱伝導が変化し、それに伴って被測温部位決定手段
の温度変化の様子も変化しても、赤外線検出手段は被測
温部位決定手段から放射される不要な赤外線を受光しな
いため、こうした変化の影響を受けることなく体温を正
確に測定することができるという効果がある。
【図1】本発明の実施例1における赤外線体温計の構成
図
図
【図2】同赤外線体温計の反射面12の形状、性質を説
明する説明図
明する説明図
【図3】本発明の実施例2における赤外線体温計の構成
図
図
【図4】本発明の実施例3における赤外線体温計の構成
要素の配置図
要素の配置図
【図5】本発明の実施例4における赤外線体温計の構成
要素の配置図
要素の配置図
【図6】本発明の実施例5における赤外線体温計の構成
要素の配置図
要素の配置図
【図7】(a)〜(d)同赤外線体温計の複数の被測温
部位決定手段の形状図
部位決定手段の形状図
【図8】従来の赤外線体温計の構成図
11、31、51 被測温部位決定手段 12、22、32 反射面 13 赤外線検出手段 14 体温算出手段 25 導光管 46 最高体温検出手段 47 音声報知手段 F1、F3、F5 第1の焦点 F2、F4、F6 第2の焦点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澁谷 誠 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 森口 実紀 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2G066 AC13 BA01 BA08 BA09 BA25 BB01 BB11 CA16
Claims (24)
- 【請求項1】楕円をその楕円が有するふたつの焦点を結
ぶ軸のまわりに回転して得られる回転楕円面の一部から
なる反射面により生体から放射された赤外線を反射さ
せ、前記回転楕円面と前記楕円とが共有する前記ふたつ
の焦点の一方に集光された赤外線を用いて生体の体温を
測定する赤外線体温計。 - 【請求項2】楕円をその楕円が有する第1の焦点と第2
の焦点とを結ぶ軸のまわりに回転して得られる回転楕円
面の一部からなり生体から放射された赤外線を反射させ
る反射面と、前記反射面で反射され前記第1の焦点もし
くは前記第2の焦点に集光された赤外線を検出し電気信
号に変換する赤外線検出手段と、前記赤外線検出手段が
出力する電気信号を用いて生体の体温を算出する体温算
出手段とを備えた請求項1記載の赤外線体温計。 - 【請求項3】生体と接触して赤外線の入射方向を定める
ことにより生体の被測温部位を定める被測温部位決定手
段を、反射面上の任意の点のうち赤外線検出手段の光学
的視野に含まれる点と第1の焦点とを結ぶ線分を前記第
1の焦点側に延長して得られる半直線の集合が描く立体
図形の外側に備え、赤外線検出手段は第2の焦点に集光
された赤外線を検出する構成とした請求項2記載の赤外
線体温計。 - 【請求項4】反射面上の任意の点のうち赤外線検出手段
の光学的視野に含まれる点と第1の焦点とを結ぶ線分を
前記第1の焦点側に延長して得られる半直線の集合が描
く立体図形の内側に生体の被測温部位が位置するよう被
測温部位決定手段を設けた請求項3記載の赤外線体温
計。 - 【請求項5】生体の被測温部位が第1の焦点に位置する
よう被測温部位決定手段を設けた請求項4記載の赤外線
体温計。 - 【請求項6】被測温部位決定手段の全体または一部を透
明な部材で構成し、前記被測温部位決定手段を通して生
体の被測温部位を視認可能とした請求項5記載の赤外線
体温計。 - 【請求項7】被測温部位決定手段に貫通孔を設け、前記
貫通孔を通して生体の被測温部位を視認可能とした請求
項5記載の赤外線体温計。 - 【請求項8】反射面上の任意の点のうち赤外線検出手段
の光学的視野に含まれる点と第1の焦点とを結ぶ線分上
に生体の被測温部位が位置するよう被測温部位決定手段
を設けた請求項4記載の赤外線体温計。 - 【請求項9】反射面上の任意の点のうち赤外線検出手段
の光学的視野に含まれる点と第1の焦点とを結ぶ線分を
前記第1の焦点側に延長して得られる半直線のうち前記
反射面上の点と前記第1の焦点とを結ぶ線分以外の部分
に生体の被測温部位が位置するよう被測温部位決定手段
を設けた請求項4記載の赤外線体温計。 - 【請求項10】反射面が有するふたつの焦点のうち被測
温部位決定手段により定められる生体の被測温部位に近
い方の焦点を第1の焦点とし被測温部位から遠い方の焦
点を第2の焦点とする請求項4記載の赤外線体温計。 - 【請求項11】第2の焦点を被測温部位決定手段の中心
線からはずして配置した請求項4記載の赤外線体温計。 - 【請求項12】反射面上の任意の点のうち赤外線検出手
段の光学的視野に含まれる点と第1の焦点とを結ぶ線分
を前記第1の焦点側に延長して得られる半直線の集合が
描く立体図形の外側に赤外線検出手段を配置した請求項
4記載の赤外線体温計。 - 【請求項13】赤外線検出手段は第2の焦点にて赤外線
を受光する構成とした請求項4記載の赤外線体温計。 - 【請求項14】第2の焦点に集光された赤外線を赤外線
検出手段へと導く導光手段を備えた請求項4記載の赤外
線体温計。 - 【請求項15】赤外線検出手段の光学的視野を反射面が
存在する範囲に制限する視野制限手段を備えた請求項4
記載の赤外線体温計。 - 【請求項16】被測温部位決定手段は外耳道との接触に
より被測温部位を生体の鼓膜付近に定める構成とした請
求項4記載の赤外線体温計。 - 【請求項17】体温算出手段により算出された体温を音
声により報知する音声報知手段を備えた請求項16記載
の赤外線体温計。 - 【請求項18】生体の体温を複数回測定し、それら複数
回の測定で得られた個々の体温の中の最高値を報知する
最高体温検出手段を備えた請求項16記載の赤外線体温
計。 - 【請求項19】複数の被測温部位決定手段を交換可能と
した請求項16記載の赤外線体温計。 - 【請求項20】外見が異なる複数の被測温部位決定手段
を交換可能とした請求項19記載の赤外線体温計。 - 【請求項21】材質が異なる複数の被測温部位決定手段
を交換可能とした請求項20記載の赤外線体温計。 - 【請求項22】形状が異なる複数の被測温部位決定手段
を交換可能とした請求項20記載の赤外線体温計。 - 【請求項23】外耳道に挿入される部分の長さが異なる
複数の被測温部位決定手段を交換可能な構成とした請求
項22記載の赤外線体温計。 - 【請求項24】外耳道に挿入される部分の径が異なる複
数の被測温部位決定手段を交換可能な構成とした請求項
22記載の赤外線体温計。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11027545A JP2000227361A (ja) | 1999-02-04 | 1999-02-04 | 赤外線体温計 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11027545A JP2000227361A (ja) | 1999-02-04 | 1999-02-04 | 赤外線体温計 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000227361A true JP2000227361A (ja) | 2000-08-15 |
Family
ID=12224063
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11027545A Withdrawn JP2000227361A (ja) | 1999-02-04 | 1999-02-04 | 赤外線体温計 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000227361A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7329044B2 (en) | 2001-06-04 | 2008-02-12 | Omron Healthcare Co., Ltd. | Infrared clinical thermometer and temperature state estimation method, information notification method, and measurement operation method thereof |
| JP2013205215A (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-07 | Osaka Gas Co Ltd | 赤外線温度計測装置 |
| JP2015535599A (ja) * | 2012-11-19 | 2015-12-14 | カズ ヨーロッパ エスエー | 改良された光学システムを有する医療温度計 |
-
1999
- 1999-02-04 JP JP11027545A patent/JP2000227361A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7329044B2 (en) | 2001-06-04 | 2008-02-12 | Omron Healthcare Co., Ltd. | Infrared clinical thermometer and temperature state estimation method, information notification method, and measurement operation method thereof |
| JP2013205215A (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-07 | Osaka Gas Co Ltd | 赤外線温度計測装置 |
| JP2015535599A (ja) * | 2012-11-19 | 2015-12-14 | カズ ヨーロッパ エスエー | 改良された光学システムを有する医療温度計 |
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