JP2000230538A - ヒンジ機構およびヘッドマウントディスプレイ装置 - Google Patents

ヒンジ機構およびヘッドマウントディスプレイ装置

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JP2000230538A
JP2000230538A JP11034953A JP3495399A JP2000230538A JP 2000230538 A JP2000230538 A JP 2000230538A JP 11034953 A JP11034953 A JP 11034953A JP 3495399 A JP3495399 A JP 3495399A JP 2000230538 A JP2000230538 A JP 2000230538A
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fixed
hinge mechanism
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Hironobu Takano
裕宣 高野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化、組立性の向上および構成部品の点数
削減を図ることができるヒンジ機構を提供する。 【解決手段】 ヒンジ機構を組み立てる場合、回転負荷
発生部材14を回転軸13の係止部13dに取り付け、
反発力発生部材15を回転軸13の嵌合穴13cに入
れ、固定軸12を回転負荷発生部材14の内側に挿通し
ながら嵌合穴13cに押し込む。反発力発生部材15の
反発力を受けつつ、固定軸12および回転軸13の各係
止部を固定部材11の各軸受部に支持させる。こうして
組み立てられたヒンジ機構は、固定軸12の軸表面と回
転負荷発生部材14とが摺接することで、回転軸13が
回転するときに適度な回転負荷が得られる。また、回転
時、固定軸12と回転軸13は常に互いに反発し合うの
で、組み立て後に固定部材11から外れない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘッドマウントデ
ィスプレイ装置のディスプレイ本体部と頭部装着部との
連結部分などに使用されるヒンジ機構およびヘッドマウ
ントディスプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、観察者の頭部に装着し、例えば、
一対のカラー液晶パネル(LCD)に表示されたビデオ
映像、テレビ映像などの映像を、一対の接眼レンズを通
してそれぞれ拡大して見ることができるヘッドマウント
装置が知られている。
【0003】このようなヘッドマウントディスプレイ装
置では、ディスプレイ本体部と頭部装着部との連結部分
にヒンジ機構が設けられている。図11は従来のヒンジ
機構の構造を示す図である。図12は図11の一点鎖線
に沿って矢印A−A方向から視たヒンジ機構の構造を示
す断面図である。
【0004】このヒンジ機構は、固定部材116、この
固定部材116に設けられた固定軸117、固定軸11
7に対して回動自在に設けられた回動部材118、およ
び回動部材118に設けられ、固定軸117の表面と摺
接して所望のトルクを生じさせる回動負荷付与部材11
9から構成される。
【0005】このような構造を有するヒンジ機構が適用
された従来のヘッドマウントディスプレイ装置について
示す。図13は従来のヘッドマウントディスプレイ装置
の外観を示す斜視図である。ヘッドマウントディスプレ
イ装置131は、映像を表示するディスプレイ本体部1
32と、ディスプレイ本体部132を、ヒンジ機構を含
む連結部材138を介して観察者の両眼前方に装着する
サスペンダ139と、観察者の頭部にサスペンダ139
を配してディスプレイ本体部132の荷重を支えるベル
ト139aと、ベルト139aの両端をそれぞれ支持す
ると共に、ディプレイ装置本体132に連結部材138
を介して連結される略弓形のフレーム133とから構成
されている。
【0006】図14はディスプレイ本体部132の側方
から視た光学的構成を示す図である。図15はディスプ
レイ本体部132の上方から視た光学的構成を示す図で
ある。ディスプレイ本体部132は、一対の透過型のカ
ラー液晶パネル153と、バックライト154を構成す
る合成樹脂製で略半円筒状のリフレクタ155と、この
リフレクタ155の内面中央部に配された1本の長尺な
蛍光灯156と、メイン基板および電源ユニット(図示
せず)と、一対のカラー液晶パネル153の映像を前方
に反射する一対のハーフミラー158と、ハーフミラー
158で反射された映像を拡大する一対の凹面ハーフミ
ラー157と、液晶シャッタ159とを有する。
【0007】このような構成を有するヘッドマウントデ
ィスプレイ装置131の取り扱いについて示す。図16
はヘッドマウントディスプレイ装置が頭部に装着された
状態を示す図である。各観察者の頭部Aに合わせてサス
ペンダ139のベルト139aの長さ調整や略弓形をし
たフレーム133の長さ調整を行って装着し、両手でデ
ィスプレイ本体部132を保持しながら連結部138を
介して回転させ、観察者の左右の眼L、Rから最適な位
置にセットする。
【0008】そして、ディスプレイ本体部132を見る
と、例えば、携帯型のVTRなどから左右一対のカラー
液晶パネル153に映し出された映像は、図14および
図15に示すように、蛍光灯156によって照射され、
左右一対のハーフミラー158により左右一対の凹面ハ
ーフミラー157側に反射される。
【0009】各凹面ハーフミラー157側に反射された
映像光は、光軸C0上に配置された凹面ハーフミラー1
57によって拡大された虚像Kとなり、再度、各ハーフ
ミラー158を経て観察者の左右の眼L、Rの各網膜に
投影される。これによって観察者の受ける刺激により拡
大された迫力のある鮮明な画像が得られる。
【0010】このように、観察者の頭部にサスペンダ1
39を装着し、ディスプレイ本体部132を各人の眼に
とって最適な位置に合わせてからヘッドマウントディス
プレイ装置131を使用するので、サスペンダ139を
頭部に装着する前、頭部に装着して眼前に移動させる
際、頭部に装着した後で眼に合わせて微調整する際など
において、ディスプレイ本体部132はヒンジ機構を含
む連結部材138を介して頻繁に回動することになる。
【0011】したがって、ディスプレイ本体部132
は、頻繁に行われる回動操作後、その位置で連結部材1
38によって確実に保持されている必要がある。
【0012】前述したように、連結部材のヒンジ機構
は、金属等の硬質材料で形成された板状の固定部材11
6、棒状の固定軸117、板状の回動部材118、およ
び平板状の弾性体からなる回動負荷付与部材119から
構成されている。このようなヒンジ機構では、固定部材
116および回動部材118のそれぞれに設けられた一
対の軸受部116a、118aに貫通孔を形成してお
き、それぞれの貫通孔を一致させてから固定軸117を
挿通した後、その両端部のカシメにより固定部材116
と固定軸117とが固定される。
【0013】回動負荷付与部材119は、回動部材11
8の突設部118fに形成された係合孔118bに先に
一端部119aが支点として係止され、固定軸117と
の接点を作用点としてテコの原理で前端部119dおよ
び他端部119bを撓ませ、他端部119bと係止爪1
18cとを係止させることでセットされる。そして、回
動負荷付与部材119に形成された孔119cにビス1
20を挿通して締め付けることにより、回動負荷付与部
材119を回動部材118に固定する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のヒンジ機構は、固定部材116および回動部材11
8が共に平板状であるので、機構部品として比較的大き
なものとなっていた。また、固定軸117の固定手段と
してカシメを用いているので、組み立て性に優れている
とは言い難かった。
【0015】このように、従来のヒンジ機構、例えば、
ヘッドマウントディスプレイ装置の連結部分などに使用
されるヒンジ機構では、小型化、組立性の向上、構成部
品の点数削減などにおいて解決すべき課題を有してい
た。
【0016】そこで、本発明は、小型化、組立性の向上
および構成部品の点数削減を図ることができるヒンジ機
構を提供することを目的とする。また、本発明は、小型
化、組立性の向上および構成部品の点数削減を図ること
ができるヒンジ機構が適用されたヘッドマウントディス
プレイ装置を提供することを他の目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載のヒンジ機構は、固定部材
と、該固定部材に設けられた第1軸受部に一端が支持さ
れた固定軸と、前記固定部材に設けられた第2軸受部に
一端が回転自在に支持され、前記固定軸の他端と嵌め合
い関係になる嵌合穴が形成された回転軸と、該回転軸に
回転負荷を発生させる回転負荷発生部材と、前記固定軸
と前記回転軸とが軸方向に互いに反発する反発力を発生
させる反発力発生部材とを備える。
【0018】請求項2に記載のヒンジ機構では、請求項
1に係るヒンジ機構において、前記回転負荷発生部材
は、前記回転軸に支持され、前記固定軸の軸表面を押圧
しながら摺接することを特徴とする。
【0019】請求項3に記載のヒンジ機構では、請求項
1に係るヒンジ機構において、前記反発力発生部材は、
前記回転軸の軸方向に形成された嵌合穴に配されたばね
部材であり、前記固定軸の他端面と前記嵌合穴の底面と
に当接することを特徴とする。
【0020】請求項4に記載のヒンジ機構は、請求項2
に係るヒンジ機構において、前記反発力発生部材の反発
力をF、前記回転負荷発生部材の押圧力をP、前記固定
軸と前記回転負荷発生部材との摩擦係数をμとした場
合、条件式F>μ・Pを満たすことを特徴とする。
【0021】請求項5に記載のヒンジ機構は、請求項2
に係るヒンジ機構において、前記反発力発生部材の反発
力をF、前記回転負荷発生部材の押圧力をP、前記固定
軸と前記回転負荷発生部材との静摩擦係数をμ、動摩擦
係数をμ’とした場合、条件式μ・P>F>μ’・Pを
満たすことを特徴とする。
【0022】請求項6に記載のヒンジ機構は、請求項1
に係るヒンジ機構において、前記回転軸の回転角を規制
する回転角規制部材が前記固定軸および前記回転軸に設
けられていることを特徴とする。
【0023】請求項7に記載のヒンジ機構は、請求項6
に係るヒンジ機構において、前記回転負荷発生部材が摺
接される前記固定軸の軸表面に、前記回転角規制部材に
対応する凹部または凸部が形成されたことを特徴とす
る。
【0024】請求項8に記載のヒンジ機構は、ヘッドマ
ウントディスプレイ装置のディスプレイ本体部をフレー
ムに回転自在に連結するヒンジ機構において、前記フレ
ームに固着された固定部材と、該固定部材に設けられた
第1軸受部に一端が支持された固定軸と、前記固定部材
に設けられた第2軸受部に一端が回転自在に支持され、
前記固定軸の他端と嵌め合い関係になる嵌合穴が形成さ
れ、前記ディスプレイ本体部に固着された回転軸と、該
回転軸に回転負荷を発生させる回転負荷発生部材と、前
記固定軸と前記回転軸とが軸方向に互いに反発する反発
力を発生させる反発力発生部材とを備えたことを特徴と
する。
【0025】請求項9に記載のヘッドマウントディスプ
レイ装置は、ディスプレイ本体部と、略中央部に設けら
れたヒンジ機構を介して前記ディスプレイ本体部を回転
自在に支持するフレームとを有するヘッドマウントディ
スプレイ装置において、前記ヒンジ機構は、前記フレー
ムに固着された固定部材と、該固定部材に設けられた第
1軸受部に一端が支持された固定軸と、前記固定部材に
設けられた第2軸受部に一端が回転自在に支持され、前
記固定軸の他端と嵌め合い関係になる嵌合穴が形成さ
れ、前記ディスプレイ本体部に固着された回転軸と、該
回転軸に回転負荷を発生させる回転負荷発生部材と、前
記固定軸と前記回転軸とが軸方向に互いに反発する反発
力を発生させる反発力発生部材とを備えたことを特徴と
する。
【0026】請求項10に記載のヘッドマウントディス
プレイ装置は、請求項9に係るヘッドマウントディスプ
レイ装置において、前記フレームの両端部に設けられた
左右一対の第2のヒンジ機構と、該第2のヒンジ機構を
介して前記フレームに対して所定角度回転自在に設けら
れた左右一対のテンプルと、前記フレームの略中央部に
設けられ、観察者の前頭部付近と当接する前頭部当接部
材とを備える。
【0027】請求項11に記載のヘッドマウントディス
プレイ装置は、請求項9に係るヘッドマウントディスプ
レイ装置において、前記回転負荷発生部材の押圧力を
P、前記固定軸と前記回転負荷発生部材との静摩擦係数
をμ0、前記ディスプレイ本体部の重量をW、前記固定
軸の外径をrとした場合、条件式W・l≦μ0・P・r
を満たすことを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明のヒンジ機構およびヘッド
マウントディスプレイ装置の実施の形態について説明す
る。
【0029】[第1の実施形態]図1は第1の実施形態
におけるヒンジ機構の構造を示す斜視図である。図2は
ヒンジ機構の構造を示す図である。同図(A)は左側面
図であり、同図(B)は正面図である。
【0030】図において、11は金属または合成樹脂等
からなる固定部材である。12は耐摩耗性に優れた合成
樹脂または金属等からなる固定軸である。13は同じく
耐摩耗性に優れた合成樹脂または金属等からなり、Y−
Y軸周り(図1の矢印方向)に回転自在な回転軸であ
る。14はばね用ステンレス材またはばね用燐青銅等の
弾性に優れた金属等からなる回転負荷発生部材である。
【0031】固定部材11は略「コ」の字形をしてお
り、その中央部には、ヒンジ機構が取り付けられる装置
との位置決め用嵌合孔11c、11dおよびビス用取り
付け孔11e、11fが形成されている。また、固定部
材11の両端部には、中央部に対して直角に起立した一
対の軸受部が設けられており、その一方は固定軸用軸受
部11aであり、他方は回転軸用軸受部11bである。
【0032】固定軸用軸受部11aは、固定軸12の一
端を支持すると共に、固定軸12の回転を規制するため
に、左右を二方取りした形状の嵌合孔11aaを有する
(図2(A)参照)。回転軸用軸受部11bは、回転軸
13の一端を回転自在に支持する。
【0033】図3はヒンジ機構の固定軸および回転軸の
構造を示す図である。同図(A)は正面図であり、同図
(B)は中心軸を通る矢印D−D線方向に切断した断面
図であり、同図(C)は矢印E−E方向から視た断面図
である。尚、図3には固定部材11が省略されている。
【0034】固定軸12は略T字形をしており(図3
(B)参照)、図中左側の一端に形成された固定部材用
係止部12aは、前述したように、固定軸用軸受部11
aの嵌合孔に嵌合されるが、固定部材用係止部12aは
固定部材11に対する回転を規制するために二方取りさ
れ、さらに、Y−Y軸と直交する軸を基準軸とするテー
パ状の面12aaが形成されている。このテーパ面12
aaは、固定軸用軸受部11aの二方取りした形状の嵌
合孔11aaの平面部に押圧して当接し、位置決め及び
ガタとり機能を有する。
【0035】回転軸13は略筒形状を有しており(図3
(B)参照)、図中右側の一端に形成された固定部材用
係止部13bが固定部材11の回転軸用軸受部11bに
よって回転自在に支持される。回転軸13の軸方向内側
に形成された嵌合穴13cは、固定軸12の外径より若
干大きな径を有し、固定軸12を嵌合状態で回転自在に
支持する軸受け機能を有する。
【0036】回転負荷発生部材14は略「Ω」形状を有
しており(図3(C)参照)、回転軸13に形成された
係止部13dに支持される。回転負荷発生部材14の中
央に形成された丸形状部14aと固定軸12の軸表面と
が摺接し、回転負荷を生じさせている。反発力発生部材
15はバネ用ステンレス材またはピアノ線等からなり、
回転軸13の内側に形成された嵌合穴13cの底部に配
される。これにより、固定軸12の端部に当接して回転
軸13と固定軸12とが互いに反発するようになってい
る。
【0037】固定軸12および回転軸13は、固定部材
11の両端に設けられた固定軸用軸受部11aおよび回
転軸用軸受部11bに挟まれるように、固定部材11に
支持される。このとき、固定軸12の固定部材用係止部
12aのテーパ面12aa形状によって、回転軸13が
回転することによって生じる固定部材11と固定軸12
との係止部のガタつきを防止している。
【0038】つぎに、ヒンジ機構の組立を手順1〜手順
6にしたがって示す。 (手順1) 回転負荷発生部材14を回転軸13の係止
部13dに取り付ける。 (手順2) 反発力発生部材15を回転軸13の嵌合穴
13cに入れる。 (手順3) 固定軸12を回転負荷発生部材14の内側
に挿通しながら回転軸13の嵌合穴13cに挿入する。 (手順4) 固定軸12を押し込むと、反発力発生部材
15の反発力を受けるが、固定部材用係止部12aが固
定部材11の固定軸用軸受部11aに支持されるまで押
し込む。 (手順5) 固定軸12の固定部材用係止部12aおよ
び回転軸13の固定部材用係止部13bをそれぞれ固定
部材11の固定軸用軸受部11aおよび回転軸用軸受部
11bに嵌合する。 (手順6) この後、回転軸13を数回往復回転させ
る。
【0039】上記手順で組み立てられるヒンジ機構の回
転負荷発生部材14と反発力発生部材15との条件につ
いて示す。固定軸12と回転負荷発生部材14との間の
静摩擦係数をμ、動摩擦係数をμ’、回転負荷発生部材
14の付勢力をP、反発力発生部材15の付勢力をFと
すると、数式(1)または数式(2)のいずれかの条件
を満たすように、ばね定数kを設定する。
【0040】μ・P>F>μ’・P ……… (1) F>μ・P ……… (2) 数式(1)に示した条件を満たすように、回転負荷発生
部材14と反発力発生部材15のそれぞれのばね定数k
を設定した場合、回転軸13が回転していないとき、常
に反発力発生部材15の付勢力Fが回転負荷発生部材1
4による軸方向の摩擦力μ・Pより小さいので、例え
ば、上記組み立て手順4では、固定軸12を回転軸13
に押し込んだ状態が維持される。これにより、その後の
組み立てが容易になる。
【0041】また、回転軸13が回転中である時、常に
反発力発生部材15の付勢力Fが回転負荷発生部材14
による軸方向の摩擦力μ’・Pより大きいので、例え
ば、上記組み立て手順5で、固定部材11の固定軸用軸
受部11aに固定軸12の固定用係止部12aを支持さ
せた後、回転軸13を少し回転させると、固定軸12と
回転軸13とが互いに反発し合い、回転軸13の固定部
材用係止部113aが固定部材11の回転軸用軸受部1
1bに簡単に支持され、固定部材11から外れなくな
る。
【0042】一方、数式(2)に示した条件を満たすよ
うに、回転負荷発生部材14と反発力発生部材15のそ
れぞれのばね定数kを設定した場合、固定軸12と回転
軸13は常に互いに反発し合うので、組み立て後に固定
軸12および回転軸13が固定部材11から外れること
はない。
【0043】このようにして組み立てられたヒンジ機構
では、固定軸12の軸表面と回転負荷発生部材14とが
摺接することで、回転軸13がY−Y軸周りに回転する
ときに適度な回転負荷が得られる。また、回転軸13の
回転時、固定軸12と回転軸13は常に互いに反発し合
うので、組み立て後に固定部材11から外れることはな
い。
【0044】したがって、このようなヒンジ機構を用い
ることにより、一様な回転トルクで回転軸を安定して回
動させることができる。また、部品点数を増すことな
く、簡単な部品でコンパクトに構成されるので、組立工
数が少なく、ヒンジ機構周りのスペースを有効に利用す
ることができ、かつコストを削減できる。
【0045】[第2の実施形態]第2の実施形態におけ
るヒンジ機構では、回転軸の回転角は固定軸に対して所
定の範囲内に規制される。図4は第2の実施形態におけ
るヒンジ機構の構造を示す斜視図である。図において、
42は、端部に形成され、固定部材11に設けられた固
定軸用軸受部11aによって支持される係止部42aお
よび回転軸43の回転角を規制する回転角規制部42c
を有する固定軸である。
【0046】43は、端部に形成され、固定部材11に
設けられた回転軸用軸受部11bによって回転自在に支
持される係止部43bおよび回転角規制部43cを有す
る回転軸である。
【0047】図5はヒンジ機構の構造を示す図である。
同図(A)は正面図であり、同図(B)は左側面図であ
る。図6は図5の矢印A−A方向から視たヒンジ機構の
構造を示す断面図である。固定軸42の回転角規制部4
2cおよび回転軸43の回転角規制部43cは、回転軸
43が所定角度回転した位置で互いに干渉するようにな
っている。したがって、回転角規制部42c、43cを
所望の回転角が得られるように配設することにより、簡
単に回転軸43の回転規制を行うことができる。
【0048】[第3の実施形態]第3の実施形態では、
第2の実施形態と同様、固定軸に対する回転軸の回転角
が所定の範囲内に規制されるヒンジ機構を示す。図7は
第3の実施形態におけるヒンジ機構の構造を示す図であ
る。同図(A)は正面図であり、同図(B)はその矢印
A−A方向から視た断面図である。
【0049】図において、72は回転角規制部72cを
有する固定軸である。回転負荷発生部材14と摺接する
固定軸72の軸表面部に二方取りされた凹部72dを形
成することにより、所望の回転角のときに所謂クリック
感が得られると同時に、回転角規制部72cと回転角規
制部43cの干渉によって回転角を所定の範囲内に規制
することができる。
【0050】このように、第3の実施形態のヒンジ機構
では、クリック感を付与することにより、操作感を向上
させたものである。尚、回転負荷発生部材14と摺接す
る固定軸72の軸表面部に二方取りされた凹部を形成す
る代わりに、回転時に回転負荷発生部材14と接触する
凸部を、回転角規制部72cと対応する軸表面部の位置
に形成してもよく、同様にクリック感が得られる。
【0051】[第4の実施形態]つぎに、上記第1、第
2および第3の実施形態と同様のヒンジ機構が適用され
るヘッドマウントディスプレイ装置について説明する。
図8はヘッドマウントディスプレイ装置の外観を示す斜
視図である。図において、81はヘッドマウントディス
プレイ装置である。82は観察者がヘッドマウントディ
スプレイ装置81を頭部に装着する場合、両眼の前方に
位置して眼鏡部となる略筐型のディスプレイ本体部であ
る。
【0052】82a、82b、82cはそれぞれディス
プレイ本体部82の外装を構成する外装部品である。8
3はディスプレイ本体部82をその上部で回転自在に支
持する略弓型状のフレームである。84は観察者のほぼ
前頭部に当接し、ディスプレイ本体部82と観察者の両
眼との距離を保つ前頭部当接部材である。この前頭部当
接部材84は、観察者の前頭部より若干小さく形成さ
れ、後述する左右一対のテンプル85と協動してヘッド
マウントディスプレイ装置を頭部に保持する。
【0053】85はフレーム83の両端部に設けられた
左右一対のヒンジ機構87によりフレーム83に対して
所定角度まで回転自在に支持された左右一対のテンプル
である。このテンプル85は適度な弾性を有し、観察者
の耳上部の側頭部付近を適度に押圧する。
【0054】尚、ディスプレイ本体部82に搭載されて
いる液晶パネル(LCD)等のディスプレイを構成する
部品については、従来と同様であるので、ここでの説明
を省略する。
【0055】図9は観察者がその前方の視界を観察する
ために、ディスプレイ本体部82を跳ね上げた状態のヘ
ッドマウントディスプレイ装置の外観を示す斜視図であ
る。このような状態は、例えば、観察者がヘッドマウン
トディスプレイ装置の取扱説明書等を見る場合、周囲の
人と会話をする場合など、様々な状況で実現される。
【0056】図10は外装部82a、82cを外した状
態のディスプレイ本体部82の内部構造を示す正面図で
ある。図において、88はSUS、SPC等の金属から
なる略長方形の固定部材である。固定部材88の中央部
には、ヒンジ機構の外装部品との位置決め用嵌合孔およ
びビス用取り付け孔が形成されている。また、ヒンジ機
構の両端部には、それぞれ同方向に曲げ加工された一対
の軸受部が形成されており、その一方で固定軸を支持
し、他方で回転軸を回転自在に支持している。
【0057】83aはフレーム83の心材となるSU
S、Ti等の弾性を有する金属からなる芯金であり、そ
の中央部に固定部材88が一体的に取り付けられてい
る。外装部品82bの上部中央には、回転軸813の外
径に設けられた位置決め用嵌合ピンおよび取り付け用ビ
ス孔813a、813bにそれぞれ対応する位置決め用
嵌合孔および取り付け用ビス下孔が形成されている。し
たがって、外装部品82bに回転軸813をビス等で取
り付けることにより、外装部品82bは回転軸813と
一体的に回転自在となり、フレーム83に対して任意の
回転角を得ることができる。
【0058】ここで、回転軸813は、前述したよう
に、回転する際に回転負荷発生部材14の付勢力による
回転負荷を受けるので、観察者が外装部品を持ちながら
回転操作を行うと、適度な回転負荷を感じることにな
る。
【0059】回転負荷発生部材の付勢力の条件について
示す。回転負荷発生部材14の付勢力は、図9に示した
ような状態、即ち、ディスプレイ本体部82を略90度
跳ね上げた状態でも、ディスプレイ本体部82の自重に
逆らい、跳ね上げ状態を維持できるだけの付勢力に設定
されている。即ち、数式(3)に示す条件を満たすよう
に、回転負荷発生部材14の付勢力Pは設定されてい
る。
【0060】W・l≦μ0・P・r ……… (3) ただし、Wはディスプレイ本体部の重量、lはY−Y軸
からディスプレイ本体部の重心までの距離、μ0は固定
軸812と回転負荷発生部材14との静摩擦係数、rは
固定軸812の外径である。
【0061】このようなヒンジ機構が適用されたヘッド
マウントディスプレイ装置では、一様な回転トルクで回
転軸を安定して回動させることができる。また、部品点
数を増すことなく、簡単な部品でコンパクトに構成され
るので、組立工数が少なく、ヒンジ機構周りのスペース
を有効に利用することができ、コストを削減できる。
【0062】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載のヒンジ機構に
よれば、固定部材と、該固定部材に設けられた第1軸受
部に一端が支持された固定軸と、前記固定部材に設けら
れた第2軸受部に一端が回転自在に支持され、前記固定
軸の他端と嵌め合い関係になる嵌合穴が形成された回転
軸と、該回転軸に回転負荷を発生させる回転負荷発生部
材と、前記固定軸と前記回転軸とが軸方向に互いに反発
する反発力を発生させる反発力発生部材とを備えるの
で、一様な回転トルクで回転軸を安定して回動させるこ
とができる。また、部品点数を増すことなく、簡単な部
品でコンパクトに構成されるので、組立工数が少なく、
ヒンジ機構周りのスペースを有効に利用することがで
き、かつコストを削減できる。このように、小型化、組
立性の向上および構成部品の点数削減を図ることができ
る。
【0063】請求項2に記載のヒンジ機構によれば、前
記回転負荷発生部材は、前記回転軸に支持され、前記固
定軸の軸表面を押圧しながら摺接するので、回転軸が回
転するときに適度な回転負荷が得られる。
【0064】請求項3に記載のヒンジ機構によれば、前
記反発力発生部材は、前記回転軸の軸方向に形成された
嵌合穴に配されたばね部材であり、前記固定軸の他端面
と前記嵌合穴の底面とに当接するので、カシメを行うこ
となく、簡単に固定軸と回転軸を組み立てることができ
る。
【0065】請求項4に記載のヒンジ機構によれば、前
記反発力発生部材の反発力をF、前記回転負荷発生部材
の押圧力をP、前記固定軸と前記回転負荷発生部材との
摩擦係数をμとした場合、条件式F>μ・Pを満たすの
で、固定軸と回転軸は常に互いに反発し合い、組み立て
後に固定部材から外れることはない。
【0066】請求項5に記載のヒンジ機構によれば、前
記反発力発生部材の反発力をF、前記回転負荷発生部材
の押圧力をP、前記固定軸と前記回転負荷発生部材との
静摩擦係数をμ、動摩擦係数をμ’とした場合、条件式
μ・P>F>μ’・Pを満たすので、固定軸を回転軸に
押し込んだ状態を維持することができ、その後の組み立
てを容易に行うことができる。また、固定軸と回転軸と
が互いに反発し合い、固定部材から外れにくくなる。
【0067】請求項6に記載のヒンジ機構によれば、前
記回転軸の回転角を規制する回転角規制部材が前記固定
軸および前記回転軸に設けられているので、所望の回転
角が得られるように、回転軸の回転規制を行うことがで
きる。
【0068】請求項7に記載のヒンジ機構によれば、前
記回転負荷発生部材が摺接される前記固定軸の軸表面
に、前記回転角規制部材に対応する凹部または凸部が形
成されたので、操作する際にクリック感を付与すること
ができる。
【0069】請求項8に記載のヒンジ機構によれば、ヘ
ッドマウントディスプレイ装置のディスプレイ本体部を
フレームに回転自在に連結するヒンジ機構において、前
記フレームに固着された固定部材と、該固定部材に設け
られた第1軸受部に一端が支持された固定軸と、前記固
定部材に設けられた第2軸受部に一端が回転自在に支持
され、前記固定軸の他端と嵌め合い関係になる嵌合穴が
形成され、前記ディスプレイ本体部に固着された回転軸
と、該回転軸に回転負荷を発生させる回転負荷発生部材
と、前記固定軸と前記回転軸とが軸方向に互いに反発す
る反発力を発生させる反発力発生部材とを備えたので、
ディスプレイ本体部を跳ね上げる際、適度な回動負荷を
与えることができる。
【0070】請求項11に記載のヘッドマウントディス
プレイ装置によれば、前記回転負荷発生部材の押圧力を
P、前記固定軸と前記回転負荷発生部材との静摩擦係数
をμ 0、前記ディスプレイ本体部の重量をW、前記固定
軸の外径をrとした場合、条件式W・l≦μ0・P・r
を満たすので、ディスプレイ表示部を跳ね上げた状態に
維持でき、操作性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態におけるヒンジ機構の構造を
示す斜視図である。
【図2】ヒンジ機構の構造を示す図である。
【図3】ヒンジ機構の固定軸および回転軸の構造を示す
図である。
【図4】第2の実施形態におけるヒンジ機構の構造を示
す斜視図である。
【図5】ヒンジ機構の構造を示す図である。
【図6】図5の矢印A−A方向から視たヒンジ機構の構
造を示す断面図である。
【図7】第3の実施形態におけるヒンジ機構の構造を示
す図である。
【図8】ヘッドマウントディスプレイ装置の外観を示す
斜視図である。
【図9】観察者がその前方の視界を観察するために、デ
ィスプレイ本体部82を跳ね上げた状態のヘッドマウン
トディスプレイ装置の外観を示す斜視図である。
【図10】外装部82a、82cを外した状態のディス
プレイ本体部82の内部構造を示す正面図である。
【図11】従来のヒンジ機構の構造を示す図である。
【図12】図11の一点鎖線に沿って矢印A−A方向か
ら視たヒンジ機構の構造を示す断面図である。
【図13】従来のヘッドマウントディスプレイ装置の外
観を示す斜視図である。
【図14】ディスプレイ本体部132の側方から視た光
学的構成を示す図である。
【図15】ディスプレイ本体部132の上方から視た光
学的構成を示す図である。
【図16】ヘッドマウントディスプレイ装置が頭部に装
着された状態を示す図である。
【符号の説明】
11、88 固定部材 11a 固定軸用軸受部 11b 回転軸用軸受部 12、42、72、812 固定軸 13、43、813 回転軸 14 回転負荷発生部材 15 ばね部材 42c、43c、72c 回転角規制部 81 ヘッドマウントディスプレイ装置 82 ディスプレイ本体部 83 フレーム 84 前頭部当接部材 85 テンプル

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部材と、 該固定部材に設けられた第1軸受部に一端が支持された
    固定軸と、 前記固定部材に設けられた第2軸受部に一端が回転自在
    に支持され、前記固定軸の他端と嵌め合い関係になる嵌
    合穴が形成された回転軸と、 該回転軸に回転負荷を発生させる回転負荷発生部材と、 前記固定軸と前記回転軸とが軸方向に互いに反発する反
    発力を発生させる反発力発生部材とを備えたヒンジ機
    構。
  2. 【請求項2】 前記回転負荷発生部材は、前記回転軸に
    支持され、前記固定軸の軸表面を押圧しながら摺接する
    ことを特徴とする請求項1記載のヒンジ機構。
  3. 【請求項3】 前記反発力発生部材は、前記回転軸の軸
    方向に形成された嵌合穴に配されたばね部材であり、前
    記固定軸の他端面と前記嵌合穴の底面とに当接すること
    を特徴とする請求項1記載のヒンジ機構。
  4. 【請求項4】 前記反発力発生部材の反発力をF、前記
    回転負荷発生部材の押圧力をP、前記固定軸と前記回転
    負荷発生部材との摩擦係数をμとした場合、条件式F>
    μ・Pを満たすことを特徴とする請求項2記載のヒンジ
    機構。
  5. 【請求項5】 前記反発力発生部材の反発力をF、前記
    回転負荷発生部材の押圧力をP、前記固定軸と前記回転
    負荷発生部材との静摩擦係数をμ、動摩擦係数をμ’と
    した場合、条件式μ・P>F>μ’・Pを満たすことを
    特徴とする請求項2記載のヒンジ機構。
  6. 【請求項6】 前記回転軸の回転角を規制する回転角規
    制部材が前記固定軸および前記回転軸に設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載のヒンジ機構。
  7. 【請求項7】 前記回転負荷発生部材が摺接される前記
    固定軸の軸表面に、前記回転角規制部材に対応する凹部
    または凸部が形成されたことを特徴とする請求項6記載
    のヒンジ機構。
  8. 【請求項8】 ヘッドマウントディスプレイ装置のディ
    スプレイ本体部をフレームに回転自在に連結するヒンジ
    機構において、 前記フレームに固着された固定部材と、 該固定部材に設けられた第1軸受部に一端が支持された
    固定軸と、 前記固定部材に設けられた第2軸受部に一端が回転自在
    に支持され、前記固定軸の他端と嵌め合い関係になる嵌
    合穴が形成され、前記ディスプレイ本体部に固着された
    回転軸と、 該回転軸に回転負荷を発生させる回転負荷発生部材と、 前記固定軸と前記回転軸とが軸方向に互いに反発する反
    発力を発生させる反発力発生部材とを備えたことを特徴
    とするヒンジ機構。
  9. 【請求項9】 ディスプレイ本体部と、 略中央部に設けられたヒンジ機構を介して前記ディスプ
    レイ本体部を回転自在に支持するフレームとを有するヘ
    ッドマウントディスプレイ装置において、 前記ヒンジ機構は、 前記フレームに固着された固定部材と、 該固定部材に設けられた第1軸受部に一端が支持された
    固定軸と、 前記固定部材に設けられた第2軸受部に一端が回転自在
    に支持され、前記固定軸の他端と嵌め合い関係になる嵌
    合穴が形成され、前記ディスプレイ本体部に固着された
    回転軸と、 該回転軸に回転負荷を発生させる回転負荷発生部材と、 前記固定軸と前記回転軸とが軸方向に互いに反発する反
    発力を発生させる反発力発生部材とを備えたことを特徴
    とするヘッドマウントディスプレイ装置。
  10. 【請求項10】 前記フレームの両端部に設けられた左
    右一対の第2のヒンジ機構と、 該第2のヒンジ機構を介して前記フレームに対して所定
    角度回転自在に設けられた左右一対のテンプルと、 前記フレームの略中央部に設けられ、観察者の前頭部付
    近と当接する前頭部当接部材とを備えた請求項9記載の
    ヘッドマウントディスプレイ装置。
  11. 【請求項11】 前記回転負荷発生部材の押圧力をP、
    前記固定軸と前記回転負荷発生部材との静摩擦係数をμ
    0、前記ディスプレイ本体部の重量をW、前記固定軸の
    外径をrとした場合、条件式W・l≦μ0・P・rを満
    たすことを特徴とする請求項9記載のヘッドマウントデ
    ィスプレイ装置。
JP11034953A 1999-02-12 1999-02-12 ヒンジ機構およびヘッドマウントディスプレイ装置 Pending JP2000230538A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003019267A1 (en) * 2001-08-31 2003-03-06 Iatia Instruments Pty Ltd Head worn instrument
JP2005275247A (ja) * 2004-03-26 2005-10-06 Yoji Hayasaka 観察装置

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WO2003019267A1 (en) * 2001-08-31 2003-03-06 Iatia Instruments Pty Ltd Head worn instrument
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