JP2000231907A5 - - Google Patents
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Description
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載のハロゲン電球は、透光性の気密容器を構成する、端部に封止部が形成された回転楕円形部を有するバルブと、このバルブの表面に形成された可視光透過赤外線反射膜と、上記バルブ内に封入された不活性ガスおよびハロゲン化物と、上記バルブの封止部に気密封着された導入部材と;
この導入部材に継線して上記バルブの焦点間を結ぶバルブのほぼ中心軸線上に配設された二重コイル状のコイル状フィラメントとを備え;
上記バルブの内容積をVBmm 3 、内径をDBmmとし、コイル状フィラメントの巻回したタングステン素線部分およびこの線間の空間を含むコイル状部が占める仮想筒状体部の全体積をVCmm 3 、この二重コイル状に巻回したタングステン素線部分が占める体積をVWmm 3 、二重コイルの外径をD2mmとしたとき、
VB/VC≦40………(数式5)
(VB/VC)/(VC/VW)≦2.5………(数式6)
DB/D2≦6.5………(数式7)
の関係にあることを特徴とする。
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載のハロゲン電球は、透光性の気密容器を構成する、端部に封止部が形成された回転楕円形部を有するバルブと、このバルブの表面に形成された可視光透過赤外線反射膜と、上記バルブ内に封入された不活性ガスおよびハロゲン化物と、上記バルブの封止部に気密封着された導入部材と;
この導入部材に継線して上記バルブの焦点間を結ぶバルブのほぼ中心軸線上に配設された二重コイル状のコイル状フィラメントとを備え;
上記バルブの内容積をVBmm 3 、内径をDBmmとし、コイル状フィラメントの巻回したタングステン素線部分およびこの線間の空間を含むコイル状部が占める仮想筒状体部の全体積をVCmm 3 、この二重コイル状に巻回したタングステン素線部分が占める体積をVWmm 3 、二重コイルの外径をD2mmとしたとき、
VB/VC≦40………(数式5)
(VB/VC)/(VC/VW)≦2.5………(数式6)
DB/D2≦6.5………(数式7)
の関係にあることを特徴とする。
また、上記数式7のフィラメントのコイル状部外径に対するバルブ1の内径を規制するDB/D2は、バルブの内径に対するコイルの外径の比を示し、このDB/D2値が6.5を超える場合は、バルブの中心軸に対するコイル状フィラメントの偏心ずれの影響が大きくなったり、フィラメントへの赤外線帰還率が低下するなどの理由で好ましくない。また、この下限値は3.0程度で、これより小さいとバルブ表面の温度が異常に上昇し、石英ガラスが結晶化して脆化するなど好ましくない。
また、上記発光をなす仮想筒状体部の全体積VCと、この中におけるタングステン素線部分が占める体積VWとの比率Y((VW/VC)×100%)が(5/9)Mg+2≦Y≦5/9)Mg+8.2………(数式1)であるのが望ましい。(なお、(Mg:タングステン素線重量mg/200mm。)
そして、コイル状部の上記体積比率Yが、(数式1)の範囲内にあれば、発光効率が向上でき、下限値を下回ると発光効率の向上は望めず、また、上限値を超えるとターン間ショートの発生などの虞がある。
また、上記(数式1)が適用されるコイル状フィラメントは、単コイルであっても二重コイルなどの多重コイルであってもよい。
また、可視光透過赤外線反射膜の形成はバルブの外表面に限らず、バルブの内表面であってもあるいは内外表面の両面であってもよい。
また、本発明が適用される電球は、投光用ハロゲン電球に限らず、他の用途の電球であってもよく、また、バルブに形成する封止部は片端に限らず、バルブの両端部に設けてあるものでもよい。また、封止部は圧潰封止部に限らず、バルブを収縮して形成した封止部でもよく、また、封着部材はモリブデン箔などの金属箔に限らず、線状の部材を用いるものであってもよい。
また、上記発光をなす仮想筒状体部の全体積VCと、この中におけるタングステン素線部分が占める体積VWとの比率Y((VW/VC)×100%)が(5/9)Mg+2≦Y≦5/9)Mg+8.2………(数式1)であるのが望ましい。(なお、(Mg:タングステン素線重量mg/200mm。)
そして、コイル状部の上記体積比率Yが、(数式1)の範囲内にあれば、発光効率が向上でき、下限値を下回ると発光効率の向上は望めず、また、上限値を超えるとターン間ショートの発生などの虞がある。
また、上記(数式1)が適用されるコイル状フィラメントは、単コイルであっても二重コイルなどの多重コイルであってもよい。
また、可視光透過赤外線反射膜の形成はバルブの外表面に限らず、バルブの内表面であってもあるいは内外表面の両面であってもよい。
また、本発明が適用される電球は、投光用ハロゲン電球に限らず、他の用途の電球であってもよく、また、バルブに形成する封止部は片端に限らず、バルブの両端部に設けてあるものでもよい。また、封止部は圧潰封止部に限らず、バルブを収縮して形成した封止部でもよく、また、封着部材はモリブデン箔などの金属箔に限らず、線状の部材を用いるものであってもよい。
本発明の請求項2に記載のハロゲン電球は、回転楕円形部を有するバルブの内径DBが、10mm以下であることを特徴とする。
本発明の請求項3に記載のハロゲン電球は、コイル状フィラメントを形成するタングステン素線のMgが3.0〜15の範囲内であることを特徴とする。
本発明の請求項4に記載のハロゲン電球は、コイル状フィラメントの単コイル部のピッチ間隔P1とタングステン素線径WDとの比率(%ピッチ)P1/WD×100%が110〜220%で、かつ、二重コイル部のピッチ間隔P2と単コイル外径D1との比率(%ピッチ)P2/D1×100%が110〜220%であることを特徴とする。
本発明の請求項5に記載のハロゲン電球は、コイル状フィラメントの単コイル部の内径MD1とタングステン素線径WDとの比率(%マンドレル)MD1/WD×100%が250〜700%で、かつ、二重コイル部の内径MD2と単コイル外径D1との比率(%マンドレル)MD2/D1×100%が150〜250%であることを特徴とする。
本発明の請求項6に記載の反射鏡付き電球は、基部を有する反射鏡と、この反射鏡の基部内に配設された請求項1ないし5のいずれか一に記載のハロゲン電球とを具備していることを特徴とする。
本発明の請求項7に記載の照明器具は、器具本体と、器具本体に配設されたソケットと、このソケットに装着された請求項1ないし5のいずれか一記載のハロゲン電球または請求項6記載の反射鏡付き電球とを具備していることを特徴とする。
器具本体のソケットに装着された上記請求項1ないし6に記載の電球は、上記請求項1ないし6に記載したと同様な作用を奏する。
また、バルブの形状は回転楕円形状部に、円筒形状、球形状、回転放物面形状や回転長円形体などの形状を少なくとも一部に備えた複合形状を成すものであってもよい。また、焦点を有するバルブの場合は、この焦点を通りフィラメントを配設すれば、効率よく赤外線をフィラメントに帰還させることができる。
また、図5は本発明の第2の実施の形態を示す反射鏡付(ハロゲン)電球RLで、電球L1は図1ないし図3に記載のものと同じものなので、図1〜図3と同一部分には同一の符号を付してその説明は省略する。
図5中、8は硬質ガラス、耐熱性合成樹脂や金属体などで形成された回転放物面、回転楕円面などの形状の反射面を有する反射鏡で、内面にはアルミニウム、クローム、銀などからなる光・熱反射膜81あるいはダイクロイック膜などの可視光反射赤外線透過膜81が形成され、その中央背面の基部82には上記電球L1の圧潰封止部2が収容される透孔(図示しない。)を有している。そして、この透孔内に電球L1の圧潰封止部2が置かれた状態でシリコン系などの耐熱性接着剤が注入され、反射面81に対するフィラメント5位置の焦点合わせが終了したらこの接着剤を固化して、両者を一体化している。
そして、この図5の反射鏡付電球RLを点灯すると、ハロゲン電球L1は上記実施の形態と同様の光放射作用を奏し、反射鏡8と一体化されていることから光放射特性も一段と向上でき、さらに高い発光効率を得ることができる。なお、この反射鏡付電球RLにおいては、反射鏡8の前方開口部を覆うようにレンズなどの制光体83や保護のためにカバー部材を設けることは構わない。
また、図6は本発明の第3の実施の形態を示す照明器具9である。この図6中、91は天井面などに取着される基台、92は支持ポール、93はポール92の先端に回動自在に取付けられた自在継手、94はこの自在継手が設けられた器具本体、95は器具本体の前方開口部内に設けられた反射体で、この反射体95の部分にはソケット(図示しない。)が配設され、このソケット(図示しない。)にハロゲン電球L1の口金を装着することにより照明器具9が構成される。
そして、この図6に示す照明器具9に装着した電球L1を点灯すると、電球L1は上記実施の形態と同様の作用を奏し、高い光放射特性が得られる照明器具9を提供することができる。なお、この照明器具9においては、制光や保護のために反射体95の前方開口部を覆うようにカバー部材を設けることは構わない。また、第2の実施の形態に示す反射鏡付電球RLをソケット(図示しない。)に装着して使用することも構わない。
【0088】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、フィラメントから放射されてバルブ表面の赤反膜で反射した赤外線の、フィラメントへの帰還率を上げ赤外線の吸収率を高めることができた。その結果、従来品に比べ寿命を同一(3000時間)とした場合、光束(Lm)が約5%、効率(Lm/W)が約5%向上するとともにバルブの小形化がはかれたハロゲン電球を提供できる。
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、フィラメントから放射されてバルブ表面の赤反膜で反射した赤外線の、フィラメントへの帰還率を上げ赤外線の吸収率を高めることができた。その結果、従来品に比べ寿命を同一(3000時間)とした場合、光束(Lm)が約5%、効率(Lm/W)が約5%向上するとともにバルブの小形化がはかれたハロゲン電球を提供できる。
請求項2の発明によれば、バルブを小形化して、ハロゲン電球の小形化がはかれる。
請求項3の発明によれば、100V(90〜110V)級0〜150W程度の比較的低出力のハロゲン電球に適用して電球の小形化がはかれる。
請求項4および5の発明によれば、コイル状フィラメントの%ピッチおよび%マンドレルを数値規制することにより上記請求項1に記載したと同様な効果を奏する。
請求項6の発明によれば、上記請求項1ないし5に記載の効果を奏する電球が設けてあるので、発光特性の向上した反射鏡付き電球を提供できる。
請求項7の発明によれば、上記請求項1ないし6に記載の効果を奏する電球が設けてあるので、発光特性の向上した照明器具を提供できる。
【図5】
本発明の第2の実施の形態を示す反射鏡付きハロゲン電球の一部断面正面図である。
本発明の第2の実施の形態を示す反射鏡付きハロゲン電球の一部断面正面図である。
【図6】
本発明の第3の実施の形態を示す照明器具の斜視図である。
本発明の第3の実施の形態を示す照明器具の斜視図である。
【符号の説明】
L1:電球(ハロゲン電球)
RL:反射鏡付電球(反射鏡付ハロゲン電球)
1:バルブ
2:圧潰封止部
3:導入部材
32:内部リード線
5:コイル状フィラメント
C:仮想筒状体部
5L:レグ部
6:可視光透過赤外線反射膜(赤反膜)
8:反射鏡
81:反射面
82:基部
9:照明器具
94:器具本体
L1:電球(ハロゲン電球)
RL:反射鏡付電球(反射鏡付ハロゲン電球)
1:バルブ
2:圧潰封止部
3:導入部材
32:内部リード線
5:コイル状フィラメント
C:仮想筒状体部
5L:レグ部
6:可視光透過赤外線反射膜(赤反膜)
8:反射鏡
81:反射面
82:基部
9:照明器具
94:器具本体
Claims (7)
- 透光性の気密容器を構成する、端部に封止部が形成された回転楕円形部を有するバルブと;
このバルブの表面に形成された可視光透過赤外線反射膜と;
上記バルブ内に封入された不活性ガスおよびハロゲン化物と;
上記バルブの封止部に気密封着された導入部材と;
この導入部材に継線して上記バルブの焦点間を結ぶバルブのほぼ中心軸線上に配設された二重コイル状のフィラメントとを備え;
上記バルブの内容積をVBmm 3 、内径をDBmmとし、コイル状フィラメントの巻回したタングステン素線部分およびこの線間の空間を含むコイル状部が占める仮想筒状体部の全体積をVCmm 3 、このコイル状に巻回したタングステン素線部分が占める体積をVWmm 3 、二重コイルの外径をD2mmとしたとき、 VB/VC≦40
(VB/VC)/(VC/VW)≦2.5
DB/D2≦6.5
の関係にあることを特徴とするハロゲン電球。 - 上記回転楕円形部を有するバルブの内径DBが、10mm以下であることを特徴とする請求項1に記載のハロゲン電球。
- コイル状フィラメントを形成するタングステン素線のMgが3.0〜15の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載のハロゲン電球。
- コイル状フィラメントの単コイル部のピッチ間隔P1とタングステン素線外径WDとの比率(%ピッチ)P1/WD×100%が110〜220%で、かつ、二重コイル部のピッチ間隔P2と単コイル外径D1との比率(%ピッチ)P2/D1×100%が110〜220%であることを特徴とする請求項1に記載のハロゲン電球。
- コイル状フィラメントの単コイル部の内径MD1とタングステン素線径WDとの比率(%マンドレル)MD1/WD×100%が250〜700%で、かつ、二重コイル部の内径MD2と単コイル外径D1との比率(%マンドレル)MD2/D1×100%が150〜250%であることを特徴とする請求項1に記載のハロゲン電球。
- 基部を有する反射鏡と;
この反射鏡の基部内に配設された請求項1ないし5のいずれか一に記載のハロゲン電球と;
を具備していることを特徴とする反射鏡付き電球。 - 器具本体と;
器具本体に配設されたソケットと;
このソケットに装着された請求項1ないし5のいずれか一に記載のハロゲン電球または請求項6に記載の反射鏡付き電球と;
を具備していることを特徴とする照明器具。
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| JP10-339938 | 1998-11-30 | ||
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- 1999-03-31 JP JP09268899A patent/JP3915310B2/ja not_active Expired - Fee Related
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