JPH0721996A - 電球および反射鏡付電球 - Google Patents
電球および反射鏡付電球Info
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- JPH0721996A JPH0721996A JP16223893A JP16223893A JPH0721996A JP H0721996 A JPH0721996 A JP H0721996A JP 16223893 A JP16223893 A JP 16223893A JP 16223893 A JP16223893 A JP 16223893A JP H0721996 A JPH0721996 A JP H0721996A
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- filament
- light
- single coil
- light bulb
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 振動に強く、反射赤外線が効率よくフィラメ
ントに戻り、また、フィラメントに部分的な過熱のない
長寿命の電球を提供することを目的とする。 【構成】 内外両面のうち少なくとも一方の面に可視光
透過赤外線反射膜8を形成したガラスバルブ1内に、バ
ルブ1軸方向に延在して配設された複数の単コイルフィ
ラメント21、22、23、24を配設するとともに不
活性ガスを封入した電球Lおよびこの電球Lを取付けた
反射鏡付電球。 【効果】 反射された赤外線は、バルブの中心軸を外し
て配設した複数本のいずれかの単コイルフィラメントに
分散して戻り、フィラメントには高温のホットスポット
の発生がなく早期断線が防げ長寿命となる。また、単コ
イルフィラメントであるのでその中間部を多数のアンカ
ーで支持させることが可能で振動や衝撃に対して強い。
ントに戻り、また、フィラメントに部分的な過熱のない
長寿命の電球を提供することを目的とする。 【構成】 内外両面のうち少なくとも一方の面に可視光
透過赤外線反射膜8を形成したガラスバルブ1内に、バ
ルブ1軸方向に延在して配設された複数の単コイルフィ
ラメント21、22、23、24を配設するとともに不
活性ガスを封入した電球Lおよびこの電球Lを取付けた
反射鏡付電球。 【効果】 反射された赤外線は、バルブの中心軸を外し
て配設した複数本のいずれかの単コイルフィラメントに
分散して戻り、フィラメントには高温のホットスポット
の発生がなく早期断線が防げ長寿命となる。また、単コ
イルフィラメントであるのでその中間部を多数のアンカ
ーで支持させることが可能で振動や衝撃に対して強い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン電球などのガラ
スバルブの表面に、可視光透過赤外線反射膜のような多
層干渉膜などを形成した電球に関する。
スバルブの表面に、可視光透過赤外線反射膜のような多
層干渉膜などを形成した電球に関する。
【0002】
【従来の技術】省エネルギ化の一環として電球分野にお
いても種々の工夫がなされており、たとえばハロゲン電
球においてはバルブの表面に可視光透過赤外線反射膜を
形成することによって、コイル状フィラメントから放射
された赤外線をこの反射膜で反射してコイル状フィラメ
ントに帰還させ、これによってコイル状フィラメントを
加熱して発光効率を高めることが知られている。
いても種々の工夫がなされており、たとえばハロゲン電
球においてはバルブの表面に可視光透過赤外線反射膜を
形成することによって、コイル状フィラメントから放射
された赤外線をこの反射膜で反射してコイル状フィラメ
ントに帰還させ、これによってコイル状フィラメントを
加熱して発光効率を高めることが知られている。
【0003】この可視光透過赤外線反射膜としては、酸
化チタン(TiO2 )などからなる高屈折率層膜と二酸
化珪素(SiO2 )などからなる低屈折率層膜とを交互
に積層して多層化し、層数や層の厚さを適宜選ぶことに
より光の干渉を利用して、所望の波長域の光を選択的に
透過および反射させるものである。
化チタン(TiO2 )などからなる高屈折率層膜と二酸
化珪素(SiO2 )などからなる低屈折率層膜とを交互
に積層して多層化し、層数や層の厚さを適宜選ぶことに
より光の干渉を利用して、所望の波長域の光を選択的に
透過および反射させるものである。
【0004】この電球においては、膜の層数が多いほど
赤外線の反射率を高くすることができ省電力の効果も大
きい。
赤外線の反射率を高くすることができ省電力の効果も大
きい。
【0005】このような可視光透過赤外線反射膜を形成
した電球のフィラメントは、反射膜からの反射赤外線を
フィラメントに集中させるため、バルブの中心軸線上に
二重コイル状としたフィラメントを配設している。この
二重コイル状としたフィラメントは発光部を小さくでき
ることから、フィラメントがバルブの中心軸線上に正確
に配置できていれば赤外線の帰還率も高いが、その位置
が少しでも偏っていると帰還率が悪くなり、発光効率が
低下してしまう。
した電球のフィラメントは、反射膜からの反射赤外線を
フィラメントに集中させるため、バルブの中心軸線上に
二重コイル状としたフィラメントを配設している。この
二重コイル状としたフィラメントは発光部を小さくでき
ることから、フィラメントがバルブの中心軸線上に正確
に配置できていれば赤外線の帰還率も高いが、その位置
が少しでも偏っていると帰還率が悪くなり、発光効率が
低下してしまう。
【0006】また、二重コイル状としたものはフィラメ
ントの保温効果が優れ高効率化できるという利点もある
が、耐振性が極端に弱い。この耐振性の向上手段として
はフィラメントの中間部をアンカで支持させるというこ
とも考えられるが、コイル長が短いためアンカ数が増や
せないとともに、アンカがあるとアンカがコイルピッチ
間を短絡してしまいその部分が発光しないということも
ある。
ントの保温効果が優れ高効率化できるという利点もある
が、耐振性が極端に弱い。この耐振性の向上手段として
はフィラメントの中間部をアンカで支持させるというこ
とも考えられるが、コイル長が短いためアンカ数が増や
せないとともに、アンカがあるとアンカがコイルピッチ
間を短絡してしまいその部分が発光しないということも
ある。
【0007】また、バルブの中心軸線上にフィラメント
があると、反射赤外線がフィラメントの中心部に集中し
て戻ることがあり、このため中心部にホットスポットを
発生する。このホットスポットの発生はフィラメント中
心部が高温度に過熱されていることで、フィラメントを
形成するこの部分のタングステンがスパッタされて、他
の部分より早く細くなって早期に断線してしまうことも
ある。
があると、反射赤外線がフィラメントの中心部に集中し
て戻ることがあり、このため中心部にホットスポットを
発生する。このホットスポットの発生はフィラメント中
心部が高温度に過熱されていることで、フィラメントを
形成するこの部分のタングステンがスパッタされて、他
の部分より早く細くなって早期に断線してしまうことも
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はバルブに可視
光透過赤外線反射膜を形成した電球において、バルブ軸
上に沿って二重コイル状のフィラメントを配設させたも
のでは、耐振性が低くまたフィラメントにホットスポッ
トができることから、フィラメントの構成を少々変え複
数本の単コイルを並べて配置することによって振動に対
処させるとともに、反射赤外線が各フィラメントのいず
れかに戻りフィラメントに部分的な過熱のない長寿命な
電球を提供することを目的とする。
光透過赤外線反射膜を形成した電球において、バルブ軸
上に沿って二重コイル状のフィラメントを配設させたも
のでは、耐振性が低くまたフィラメントにホットスポッ
トができることから、フィラメントの構成を少々変え複
数本の単コイルを並べて配置することによって振動に対
処させるとともに、反射赤外線が各フィラメントのいず
れかに戻りフィラメントに部分的な過熱のない長寿命な
電球を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の電球は、ガラスバルブと、このガラスバルブの内外両
面のうち少なくとも一方の面に形成された可視光透過赤
外線反射膜と、上記バルブ内にバルブ軸方向に延在しか
つバルブ中心軸に対し略等距離を隔て配設された複数の
単コイルフィラメントと、上記バルブ内に封入された不
活性ガスとを具備していることを特徴としている。
の電球は、ガラスバルブと、このガラスバルブの内外両
面のうち少なくとも一方の面に形成された可視光透過赤
外線反射膜と、上記バルブ内にバルブ軸方向に延在しか
つバルブ中心軸に対し略等距離を隔て配設された複数の
単コイルフィラメントと、上記バルブ内に封入された不
活性ガスとを具備していることを特徴としている。
【0010】本発明の請求項2に記載の電球は、バルブ
軸方向に延在する複数の単コイルフィラメントと対応す
る部分のバルブは円筒状をなし表面に可視光透過赤外線
反射膜が形成されていることを特徴としている。
軸方向に延在する複数の単コイルフィラメントと対応す
る部分のバルブは円筒状をなし表面に可視光透過赤外線
反射膜が形成されていることを特徴としている。
【0011】本発明の請求項3に記載の電球は、バルブ
内には不活性ガスとともにハロゲンガスが封入されてい
ることを特徴としている。
内には不活性ガスとともにハロゲンガスが封入されてい
ることを特徴としている。
【0012】本発明の請求項4に記載の反射鏡付電球
は、反射鏡内に上記請求項1ないし請求項3に記載の電
球を取付けたことを特徴としている。
は、反射鏡内に上記請求項1ないし請求項3に記載の電
球を取付けたことを特徴としている。
【0013】
【作用】単コイルフィラメントとしたことによってアン
カによる支持箇所が増え耐振性が向上し、また、反射赤
外線が複数本あるいずれかの単コイルフィラメントに帰
還するので効率の低下をきたすことがないとともに各単
コイルフィラメントには部分的な過熱発生の虞がない。
カによる支持箇所が増え耐振性が向上し、また、反射赤
外線が複数本あるいずれかの単コイルフィラメントに帰
還するので効率の低下をきたすことがないとともに各単
コイルフィラメントには部分的な過熱発生の虞がない。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は小形投光用のハロゲン電球Lの正面図、図
2は側面図、図3はフィラメントの形付け図、図4はマ
ウントの拡大斜視図、図5はフィラメントの配置を上か
ら見たときの説明図、図6はガラスバルブの一部拡大側
面断面図である。
する。図1は小形投光用のハロゲン電球Lの正面図、図
2は側面図、図3はフィラメントの形付け図、図4はマ
ウントの拡大斜視図、図5はフィラメントの配置を上か
ら見たときの説明図、図6はガラスバルブの一部拡大側
面断面図である。
【0015】図中1は石英ガラスからなる円筒状のバル
ブで,その内部には後述するマウント2および臭素や塩
素などのハロゲンを含むアルゴンなどの不活性ガスが封
入されている。このマウント2は内部リード線3,3の
下端に接続したモリブデン箔4、4をバルブ1の一端部
を圧潰して形成した封止部5内に封止して保持されてい
る。そして、この圧潰封止部5は金属製口金6が有する
セラミックス製のホルダ6a内に収容され、シリコン系
の耐熱接着剤(図示しない。)などによって接合保持さ
れている。また、図示されていないが各モリブデン箔
4、4の他端側には外部リード線の一端側が接続され、
この外部リード線の他端側は口金6の端子に接続してい
る。
ブで,その内部には後述するマウント2および臭素や塩
素などのハロゲンを含むアルゴンなどの不活性ガスが封
入されている。このマウント2は内部リード線3,3の
下端に接続したモリブデン箔4、4をバルブ1の一端部
を圧潰して形成した封止部5内に封止して保持されてい
る。そして、この圧潰封止部5は金属製口金6が有する
セラミックス製のホルダ6a内に収容され、シリコン系
の耐熱接着剤(図示しない。)などによって接合保持さ
れている。また、図示されていないが各モリブデン箔
4、4の他端側には外部リード線の一端側が接続され、
この外部リード線の他端側は口金6の端子に接続してい
る。
【0016】また、7はバルブ1の他端部に設けられた
排気管、8はバルブ1の外表面に形成されているたとえ
ば多層干渉膜からなる可視光透過赤外線反射膜(以下、
赤反膜と称する。)である。
排気管、8はバルブ1の外表面に形成されているたとえ
ば多層干渉膜からなる可視光透過赤外線反射膜(以下、
赤反膜と称する。)である。
【0017】上記マウント2は図3に拡大して示すよう
に石英ガラスなどからなるビードガラス9にたとえばモ
リブデン製の一対の内部リード線3、3およびアンカ1
1、12、13を植設し、上記内部リード線3、3間に
フィラメント20を継線して構成している。
に石英ガラスなどからなるビードガラス9にたとえばモ
リブデン製の一対の内部リード線3、3およびアンカ1
1、12、13を植設し、上記内部リード線3、3間に
フィラメント20を継線して構成している。
【0018】このフィラメント20は図3に示すように
形付けされている。すなわち、大きくは4っに分けられ
た発光部をなす単コイルフィラメント21、22、2
3、24を有し、単コイルフィラメント21、24に連
設する部分にはコイル状部を引き延ばしたとばし巻き部
25、25を介して係止コイル部26、26が形成され
ている。なお、形付けされた角部の部分もコイルは少々
引き延ばされている。
形付けされている。すなわち、大きくは4っに分けられ
た発光部をなす単コイルフィラメント21、22、2
3、24を有し、単コイルフィラメント21、24に連
設する部分にはコイル状部を引き延ばしたとばし巻き部
25、25を介して係止コイル部26、26が形成され
ている。なお、形付けされた角部の部分もコイルは少々
引き延ばされている。
【0019】そして、図4に拡大して示すようにフィラ
メント20は両端の係止コイル部26、26を両内部リ
ード線3、3の屈曲された先端部分3a、3aに挿通
し、単コイルフィラメント21、22の中間部27には
屈曲したアンカ11の先端部11aを挿通し、単コイル
フィラメント22、23の中間部28には屈曲したアン
カ13の先端部13aを挿通し、単コイルフィラメント
23、24の中間部29には屈曲したアンカ12の先端
部12aを挿通して、これら挿通部に介在する単コイル
フィラメント21、22、23、24は短絡されてい
る。
メント20は両端の係止コイル部26、26を両内部リ
ード線3、3の屈曲された先端部分3a、3aに挿通
し、単コイルフィラメント21、22の中間部27には
屈曲したアンカ11の先端部11aを挿通し、単コイル
フィラメント22、23の中間部28には屈曲したアン
カ13の先端部13aを挿通し、単コイルフィラメント
23、24の中間部29には屈曲したアンカ12の先端
部12aを挿通して、これら挿通部に介在する単コイル
フィラメント21、22、23、24は短絡されてい
る。
【0020】また、このフィラメント20の単コイルフ
ィラメント21、22、23、24はバルブ軸方向に延
在し、かつ、図5に示すように各単コイルフィラメント
21、22、23、24はバルブ中心軸に対し略同心円
1B上の略等距離Rの位置にある。
ィラメント21、22、23、24はバルブ軸方向に延
在し、かつ、図5に示すように各単コイルフィラメント
21、22、23、24はバルブ中心軸に対し略同心円
1B上の略等距離Rの位置にある。
【0021】また、このガラスバルブ1の外表面には図
6に示すようにたとえば高屈折率層膜8H,…を構成す
るTiO2 と低屈折率層膜8L,…を構成するSiO2
とを交互に繰り返えし所定層数、蒸着、浸漬などの手段
で積層付着してなる、可視光透過赤外線反射膜8が形成
してある。
6に示すようにたとえば高屈折率層膜8H,…を構成す
るTiO2 と低屈折率層膜8L,…を構成するSiO2
とを交互に繰り返えし所定層数、蒸着、浸漬などの手段
で積層付着してなる、可視光透過赤外線反射膜8が形成
してある。
【0022】このような構成の電球Lを点灯すると、バ
ルブ1の中心軸1Aを中心として同心円上に配設した4
本の単コイルフィラメント21、22、23、24から
放射した光のうち可視光はバルブ1および赤反膜8を透
過してバルブ1外方へと放射される。また、これら単コ
イルフィラメント21、22、23、24から放射した
赤外線は横断面が円状のバルブ1面上に形成された赤反
膜8で反射されてバルブ1の中心軸1A近傍へと戻る。
もともとバルブ1の中心軸1A上にはフィラメントが位
置していないが、赤外線はこの中心軸1Aを囲むよう近
接して配置した4本のいずれかの単コイルフィラメント
21、22、23、24に分散して戻り、また、単コイ
ルフィラメント21、22、23、24間をすりぬけた
赤外線は再び赤反膜8で反射されるという反復反射を繰
り返し、最終的には単コイルフィラメント21、22、
23、24に入射してこれら単コイルフィラメント2
1、22、23、24の温度をさらに昇温し、発光効率
を高めることができる。
ルブ1の中心軸1Aを中心として同心円上に配設した4
本の単コイルフィラメント21、22、23、24から
放射した光のうち可視光はバルブ1および赤反膜8を透
過してバルブ1外方へと放射される。また、これら単コ
イルフィラメント21、22、23、24から放射した
赤外線は横断面が円状のバルブ1面上に形成された赤反
膜8で反射されてバルブ1の中心軸1A近傍へと戻る。
もともとバルブ1の中心軸1A上にはフィラメントが位
置していないが、赤外線はこの中心軸1Aを囲むよう近
接して配置した4本のいずれかの単コイルフィラメント
21、22、23、24に分散して戻り、また、単コイ
ルフィラメント21、22、23、24間をすりぬけた
赤外線は再び赤反膜8で反射されるという反復反射を繰
り返し、最終的には単コイルフィラメント21、22、
23、24に入射してこれら単コイルフィラメント2
1、22、23、24の温度をさらに昇温し、発光効率
を高めることができる。
【0023】したがって、赤反膜8からの反射赤外線は
バルブ1の中心軸1A近傍の4本の単コイルフィラメン
ト21、22、23、24に分散して戻り、フィラメン
ト過熱による高温のホットスポットの発生を防止し、フ
ィラメント材料であるタングステンの局部的な蒸発がな
く早期に細まって断線することを防ぐことができ、長寿
命の電球Lを提供できる。また、フィラメントを支持す
るアンカを多数本使用できので、振動や衝撃に対しての
強度を向上した電球Lが得られる。
バルブ1の中心軸1A近傍の4本の単コイルフィラメン
ト21、22、23、24に分散して戻り、フィラメン
ト過熱による高温のホットスポットの発生を防止し、フ
ィラメント材料であるタングステンの局部的な蒸発がな
く早期に細まって断線することを防ぐことができ、長寿
命の電球Lを提供できる。また、フィラメントを支持す
るアンカを多数本使用できので、振動や衝撃に対しての
強度を向上した電球Lが得られる。
【0024】現存の投光用ハロゲン電球JD110V8
5Wとマウントを除き、その他の各部を同寸法、同材料
で製作したものは、諸特性において静止試験では殆ど変
わらず、振動試験においては格段の強さを得ることがで
きた。。
5Wとマウントを除き、その他の各部を同寸法、同材料
で製作したものは、諸特性において静止試験では殆ど変
わらず、振動試験においては格段の強さを得ることがで
きた。。
【0025】因みに、各部の寸法はガラスバルブ長さ約
45mm、バルブ内部空間長さ約25mm、バルブ外径
約11mm、バルブ内径約8.5〜9mm、単コイルフ
ィラメント長さ約10mm、単コイルフィラメント素線
径約0.07mm、単コイルフィラメントの内径約0.
35mm、4本の単コイルフィラメントを配置した同心
円直径(2R)約4mm、封入不活性ガスAr90%+
N10%を約2300トール(約3気圧)である。
45mm、バルブ内部空間長さ約25mm、バルブ外径
約11mm、バルブ内径約8.5〜9mm、単コイルフ
ィラメント長さ約10mm、単コイルフィラメント素線
径約0.07mm、単コイルフィラメントの内径約0.
35mm、4本の単コイルフィラメントを配置した同心
円直径(2R)約4mm、封入不活性ガスAr90%+
N10%を約2300トール(約3気圧)である。
【0026】また、図7は本発明の他の実施例を示す。
図7は反射鏡一体形のハロゲン電球RLで、電球Lは図
1〜図6と同形(但し、口金はなし。)をなしているの
で図1〜図6と同一部分には同一の符号を付してその説
明は省略する。
図7は反射鏡一体形のハロゲン電球RLで、電球Lは図
1〜図6と同形(但し、口金はなし。)をなしているの
で図1〜図6と同一部分には同一の符号を付してその説
明は省略する。
【0027】図中90は硬質ガラス、耐熱性合成樹脂や
金属いたなどで形成された回転放物面、回転楕円面など
の形状の反射面を有する反射鏡で、内面にはアルミニウ
ム、クローム、銀などからなる光・熱反射膜やダイクロ
イック膜などの可視光反射赤外線透過膜91が形成さ
れ、その中央部の基部92には上記電球Lの圧潰封止部
5が収容される凹所93を有している。そして、この凹
所93内に電球Lの圧潰封止部5が置かれた状態でシリ
コン系などの耐熱接着剤94が注入され、反射面11に
対するフィラメント20位置の焦点合わせが終了したら
この接着剤94が固化され、両者が一体化されている。
金属いたなどで形成された回転放物面、回転楕円面など
の形状の反射面を有する反射鏡で、内面にはアルミニウ
ム、クローム、銀などからなる光・熱反射膜やダイクロ
イック膜などの可視光反射赤外線透過膜91が形成さ
れ、その中央部の基部92には上記電球Lの圧潰封止部
5が収容される凹所93を有している。そして、この凹
所93内に電球Lの圧潰封止部5が置かれた状態でシリ
コン系などの耐熱接着剤94が注入され、反射面11に
対するフィラメント20位置の焦点合わせが終了したら
この接着剤94が固化され、両者が一体化されている。
【0028】そして、この図7の反射鏡付電球RLも、
電球L自体が長寿命化、耐振性などの特性が向上してい
るところから、良好な特性が得られる。
電球L自体が長寿命化、耐振性などの特性が向上してい
るところから、良好な特性が得られる。
【0029】なお、本発明は上記実施例に限定されな
い。たとえば、マウントを形成するフィラメントは単コ
イルフィラメントを4本有するものについて述べたが4
本に限らず、2本以上であればよい。また、単コイルフ
ィラメントの延在方向はバルブ軸に対し平行しているの
が好ましいが、図8に示すように中心軸1Aに対し少々
傾斜していてもよく、できるだけ近接して配置してある
のがよい。また、リード線やアンカに支持させるフィラ
メントの端部や中間部は、コイル状部であってもあるい
はコイル状部を延ばしたとばし巻き部25であってもよ
く、フィラメントは予め形付けされてなくてもよい。
い。たとえば、マウントを形成するフィラメントは単コ
イルフィラメントを4本有するものについて述べたが4
本に限らず、2本以上であればよい。また、単コイルフ
ィラメントの延在方向はバルブ軸に対し平行しているの
が好ましいが、図8に示すように中心軸1Aに対し少々
傾斜していてもよく、できるだけ近接して配置してある
のがよい。また、リード線やアンカに支持させるフィラ
メントの端部や中間部は、コイル状部であってもあるい
はコイル状部を延ばしたとばし巻き部25であってもよ
く、フィラメントは予め形付けされてなくてもよい。
【0030】また、この略等距離を隔てて配設される複
数本の単コイルフィラメントの間隔が狭いと単コイルフ
ィラメント間やリード線との間でアーク放電を生起する
虞があるが、その場合は間隔を広げるほか不活性ガスに
混合する窒素の量を増すとか不活性ガスの封入圧を変え
るなどして対処すればよく、これは、電球の定格や特性
に合わせ適宜決めればよい。
数本の単コイルフィラメントの間隔が狭いと単コイルフ
ィラメント間やリード線との間でアーク放電を生起する
虞があるが、その場合は間隔を広げるほか不活性ガスに
混合する窒素の量を増すとか不活性ガスの封入圧を変え
るなどして対処すればよく、これは、電球の定格や特性
に合わせ適宜決めればよい。
【0031】また、電球の種類はバルブの一端に封止部
を形成した投光用ハロゲン電球に限らず、他の用途やハ
ロゲンを封入していない不活性ガスのみを封入した電球
でもよく,また,封止部がバルブの両端部に設けてある
ものでもよい。また、封止部は圧潰封止に限らず、バル
ブを収縮して形成した封止部でもよく、また、モリブデ
ン箔などの金属箔に限らず、線状の封着部材を用いるも
のであってもよい。
を形成した投光用ハロゲン電球に限らず、他の用途やハ
ロゲンを封入していない不活性ガスのみを封入した電球
でもよく,また,封止部がバルブの両端部に設けてある
ものでもよい。また、封止部は圧潰封止に限らず、バル
ブを収縮して形成した封止部でもよく、また、モリブデ
ン箔などの金属箔に限らず、線状の封着部材を用いるも
のであってもよい。
【0032】また,バルブ形状は図示した管形に限ら
ず、球形、楕円形、涙滴形などでもよく、また、バルブ
のガラス材質は石英ガラスに限らず、所要の透光性と光
屈折率と耐熱性を併有するものであれば他の硬質や軟質
のガラス材質であってもよい。さらに、可視光透過赤外
線反射膜の形成はバルブの外表面に限らず、バルブの内
表面であってもよく、内外表面の少なくとも一方に形成
してあればよい。
ず、球形、楕円形、涙滴形などでもよく、また、バルブ
のガラス材質は石英ガラスに限らず、所要の透光性と光
屈折率と耐熱性を併有するものであれば他の硬質や軟質
のガラス材質であってもよい。さらに、可視光透過赤外
線反射膜の形成はバルブの外表面に限らず、バルブの内
表面であってもよく、内外表面の少なくとも一方に形成
してあればよい。
【0033】さらに、上記実施例では高屈折率層膜に二
酸化チタン(TiO2 )を、低屈折率層膜に二酸化ケイ
素(TiO2 )を用いたが、これに限らず高屈折率層膜
としては五酸化タンタル(Ta2 O5 )、二酸化ジルコ
ン(ZrO2 )、二酸化亜鉛(ZnO2 )など、低屈折
率層膜としてはふっ化マグネシウム(MgF)などであ
ってもよい。
酸化チタン(TiO2 )を、低屈折率層膜に二酸化ケイ
素(TiO2 )を用いたが、これに限らず高屈折率層膜
としては五酸化タンタル(Ta2 O5 )、二酸化ジルコ
ン(ZrO2 )、二酸化亜鉛(ZnO2 )など、低屈折
率層膜としてはふっ化マグネシウム(MgF)などであ
ってもよい。
【0034】さらにまた、反射鏡付電球は両者を接着剤
で一体化したものに限らず、ソケット付の反射鏡やソケ
ットと反射鏡とが別体の器具に電球を装着して使用する
ものであっても差支えない。
で一体化したものに限らず、ソケット付の反射鏡やソケ
ットと反射鏡とが別体の器具に電球を装着して使用する
ものであっても差支えない。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、可
視光透過赤外線反射膜からの反射赤外線はバルブの中心
軸を外して配設した複数本のいずれかの単コイルフィラ
メントに分散して戻り、フィラメントには高温のホット
スポットの発生がなく部分的な過熱を防ぎ、タングステ
ンの局部的な蒸発がなく早期に細まって断線することの
ない長寿命がはかれるとともに、単コイルフィラメント
であるのでその中間部を多数のアンカで支持させること
が可能で振動や衝撃に対して強い電球を提供できる。
視光透過赤外線反射膜からの反射赤外線はバルブの中心
軸を外して配設した複数本のいずれかの単コイルフィラ
メントに分散して戻り、フィラメントには高温のホット
スポットの発生がなく部分的な過熱を防ぎ、タングステ
ンの局部的な蒸発がなく早期に細まって断線することの
ない長寿命がはかれるとともに、単コイルフィラメント
であるのでその中間部を多数のアンカで支持させること
が可能で振動や衝撃に対して強い電球を提供できる。
【図1】本発明の実施例を示す投光用ハロゲン電球の正
面図である。
面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】フィラメントの形付け状態を示す正面図であ
る。
る。
【図4】マウントの拡大斜視図である。
【図5】フィラメントの配置を上から見たときの説明図
である。
である。
【図6】ガラスバルブの一部拡大側面断面図である。
【図7】本発明の実施例を示す反射鏡付ハロゲン電球の
一部断面正面図である。
一部断面正面図である。
【図8】本発明の他のフィラメントの形付け状態を示す
正面図である。
正面図である。
L:電球 RL:反射鏡付電球 1:ガラスバルブ 1A:バルブ中心軸 11、12、13:アンカ 2:マウント 20:フィラメント 21、22、23、24:単コイルフィラメント 3:内部リード線 8:可視光透過赤外線反射膜(赤反膜) 90:反射鏡
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 電球および反射鏡付電球
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハロゲン電球などのガ
ラスバルブの表面に可視光透過赤外線反射膜のような多
層干渉膜などを形成した電球に関する。
ラスバルブの表面に可視光透過赤外線反射膜のような多
層干渉膜などを形成した電球に関する。
【0002】
【従来の技術】省エネルギ化の一環として電球分野にお
いても種々の工夫がなされており、たとえばハロゲン電
球においてはバルブの表面に可視光透過赤外線反射膜を
形成することによって、コイル状フィラメントから放射
された赤外線をこの反射膜で反射してコイル状フィラメ
ントに帰還させ、これによってコイル状フィラメントを
加熱して発光効率を高めることが知られている。
いても種々の工夫がなされており、たとえばハロゲン電
球においてはバルブの表面に可視光透過赤外線反射膜を
形成することによって、コイル状フィラメントから放射
された赤外線をこの反射膜で反射してコイル状フィラメ
ントに帰還させ、これによってコイル状フィラメントを
加熱して発光効率を高めることが知られている。
【0003】この可視光透過赤外線反射膜としては、酸
化チタン(TiO2 )などからなる高屈折率層膜と二酸
化珪素(SiO2 )などからなる低屈折率層膜とを交互
に積層して多層化し、層数や層の厚さを適宜選ぶことに
より光の干渉を利用して、所望の波長域の光を選択的に
透過および反射させるものである。
化チタン(TiO2 )などからなる高屈折率層膜と二酸
化珪素(SiO2 )などからなる低屈折率層膜とを交互
に積層して多層化し、層数や層の厚さを適宜選ぶことに
より光の干渉を利用して、所望の波長域の光を選択的に
透過および反射させるものである。
【0004】この電球においては、膜の層数が多いほど
赤外線の反射率を高くすることができ省電力の効果も大
きい。
赤外線の反射率を高くすることができ省電力の効果も大
きい。
【0005】このような可視光透過赤外線反射膜を形成
した電球のフィラメントは、反射膜から反射された赤外
線をフィラメントに集中させるため、バルブの中心軸線
上に二重コイル状としたフィラメントを配設している。
した電球のフィラメントは、反射膜から反射された赤外
線をフィラメントに集中させるため、バルブの中心軸線
上に二重コイル状としたフィラメントを配設している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、二重コ
イル状としたものはフィラメントの保温効果が優れ高効
率化できるという利点もあるが、耐振性が極端に弱い。
この耐振性の向上手段としては、フィラメントの中間部
をアンカーで支持させるということも考えられるが、コ
イル長が短いためアンカー数が増やせないとともに、ア
ンカーがあるとアンカーがコイルピッチ間を短絡してし
まいその部分が発光しないということもある。
イル状としたものはフィラメントの保温効果が優れ高効
率化できるという利点もあるが、耐振性が極端に弱い。
この耐振性の向上手段としては、フィラメントの中間部
をアンカーで支持させるということも考えられるが、コ
イル長が短いためアンカー数が増やせないとともに、ア
ンカーがあるとアンカーがコイルピッチ間を短絡してし
まいその部分が発光しないということもある。
【0007】また、バルブの中心軸線上にフィラメント
があると、反射された赤外線がフィラメントの中心部に
集中して戻ることがあり、このため中心部にホットスポ
ットを発生する。このホットスポットの発生はフィラメ
ント中心部が高温度に過熱されていることで、フィラメ
ントを形成するこの部分のタングステンがスパッタされ
て他の部分より早く細くなって早期に断線してしまうこ
ともある。
があると、反射された赤外線がフィラメントの中心部に
集中して戻ることがあり、このため中心部にホットスポ
ットを発生する。このホットスポットの発生はフィラメ
ント中心部が高温度に過熱されていることで、フィラメ
ントを形成するこの部分のタングステンがスパッタされ
て他の部分より早く細くなって早期に断線してしまうこ
ともある。
【0008】そこで、本発明では、バルブに可視光透過
赤外線反射膜を形成した電球において、バルブ軸上に沿
って二重コイル状のフィラメントを配設させたもので
は、耐振性が低くまたフィラメントにホットスポットが
できることから、複数の単コイルフィラメントを並べて
配置することによって振動に対処させるとともに、反射
された赤外線が各フィラメントのいずれかに戻りフィラ
メントに部分的な過熱のない長寿命な電球を提供するこ
とを目的とする。
赤外線反射膜を形成した電球において、バルブ軸上に沿
って二重コイル状のフィラメントを配設させたもので
は、耐振性が低くまたフィラメントにホットスポットが
できることから、複数の単コイルフィラメントを並べて
配置することによって振動に対処させるとともに、反射
された赤外線が各フィラメントのいずれかに戻りフィラ
メントに部分的な過熱のない長寿命な電球を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ガラ
スバルブと;このガラスバルブの内外両面のうち少なく
とも一方の面に形成された可視光透過赤外線反射膜と;
上記ガラスバルブ内にバルブ軸方向に延在して配設され
た複数の単コイルフィラメントと;上記ガラスバルブ内
に封入された不活性ガスと;を具備している。
スバルブと;このガラスバルブの内外両面のうち少なく
とも一方の面に形成された可視光透過赤外線反射膜と;
上記ガラスバルブ内にバルブ軸方向に延在して配設され
た複数の単コイルフィラメントと;上記ガラスバルブ内
に封入された不活性ガスと;を具備している。
【0010】ここで、複数の単コイルフィラメントは、
長尺な単コイルフィラメントを複数回折り曲げて形成し
てもよいし、短い単コイルフィラメントを複数接続して
形成してもよい。
長尺な単コイルフィラメントを複数回折り曲げて形成し
てもよいし、短い単コイルフィラメントを複数接続して
形成してもよい。
【0011】請求項2の発明は、上記複数の単コイルフ
ィラメントは、ガラスバルブ中心軸に対し、略等距離を
隔てて配設されている。
ィラメントは、ガラスバルブ中心軸に対し、略等距離を
隔てて配設されている。
【0012】請求項3の発明は、ガラスバルブと;この
ガラスバルブの内外両面のうち少なくとも一方の面に形
成された可視光透過赤外線反射膜と;上記ガラスバルブ
のバルブ軸方向に延在する複数の単コイルフィラメント
と電気的に接続された内部リード線と、上記フィラメン
トの中間を支持するアンカーと、これらを固定するビー
ドガラスとを有してなるマウントと;上記ガラスバルブ
内に封入された不活性ガスと;を具備している。
ガラスバルブの内外両面のうち少なくとも一方の面に形
成された可視光透過赤外線反射膜と;上記ガラスバルブ
のバルブ軸方向に延在する複数の単コイルフィラメント
と電気的に接続された内部リード線と、上記フィラメン
トの中間を支持するアンカーと、これらを固定するビー
ドガラスとを有してなるマウントと;上記ガラスバルブ
内に封入された不活性ガスと;を具備している。
【0013】ここで、複数の単コイルフィラメントは、
長尺な単コイルフィラメントを複数回折り曲げて形成し
てもよいし、短い単コイルフィラメントを複数接続して
形成してもよい。
長尺な単コイルフィラメントを複数回折り曲げて形成し
てもよいし、短い単コイルフィラメントを複数接続して
形成してもよい。
【0014】請求項4の発明は、上記複数の単コイルフ
ィラメント間の距離は、アンカーで支持された部分にい
くにしたがって狭くなっている。
ィラメント間の距離は、アンカーで支持された部分にい
くにしたがって狭くなっている。
【0015】請求項5の発明は、上記ガラスバルブは、
円筒状である。
円筒状である。
【0016】請求項6の発明は、上記ガラスバルブ内に
はハロゲンが封入されている。
はハロゲンが封入されている。
【0017】請求項7の発明は、請求項1ないし請求項
6いずれか1記載の電球と;この電球が配設された反射
鏡と;を具備している。
6いずれか1記載の電球と;この電球が配設された反射
鏡と;を具備している。
【0018】
【作用】請求項1の発明は、単コイルフィラメントを使
用したことによって、アンカーによる支持箇所が増え耐
振性が向上し、また、反射された赤外線が複数本あるい
ずれかの単コイルフィラメントに帰還するので効率の低
下をきたすことがないとともに各単コイルフィラメント
には部分的な過熱発生の虞がない。さらに、複数本の単
コイルフィラメントから発光されるので、ソフトな照射
光が得られる。
用したことによって、アンカーによる支持箇所が増え耐
振性が向上し、また、反射された赤外線が複数本あるい
ずれかの単コイルフィラメントに帰還するので効率の低
下をきたすことがないとともに各単コイルフィラメント
には部分的な過熱発生の虞がない。さらに、複数本の単
コイルフィラメントから発光されるので、ソフトな照射
光が得られる。
【0019】請求項2の発明は、上記複数の単コイルフ
ィラメントは、ガラスバルブ中心軸に対し、略等距離を
隔てて配設されているので、各単コイルフィラメントの
部分的な過熱はなく、効率よく均一に加熱される。
ィラメントは、ガラスバルブ中心軸に対し、略等距離を
隔てて配設されているので、各単コイルフィラメントの
部分的な過熱はなく、効率よく均一に加熱される。
【0020】請求項3の発明は、複数の単コイルフィラ
メントと電気的に接続された内部リード線と、上記フィ
ラメントの中間を支持するアンカーと、これらを固定す
るビードガラスとを有してなるマウントを使用したこと
によって、ガラスバルブ前方から放射される可視光を遮
断することがないので、効率よく照射することができ
る。
メントと電気的に接続された内部リード線と、上記フィ
ラメントの中間を支持するアンカーと、これらを固定す
るビードガラスとを有してなるマウントを使用したこと
によって、ガラスバルブ前方から放射される可視光を遮
断することがないので、効率よく照射することができ
る。
【0021】請求項4の発明は、上記複数の単コイルフ
ィラメント間の距離は、アンカーで支持された部分にい
くにしたがって狭くなっているので、請求項3の発明の
ものと比較して、さらに、ガラスバルブ前方から放射さ
れる可視光を遮断することがないので、効率よく照射す
ることができる。
ィラメント間の距離は、アンカーで支持された部分にい
くにしたがって狭くなっているので、請求項3の発明の
ものと比較して、さらに、ガラスバルブ前方から放射さ
れる可視光を遮断することがないので、効率よく照射す
ることができる。
【0022】請求項5の発明は、上記ガラスバルブは、
円筒状であり、このガラスバルブに形成された可視光透
過赤外線反射膜で赤外線を効率よく、複数の単コイルフ
ィラメント方向に反射することができる。
円筒状であり、このガラスバルブに形成された可視光透
過赤外線反射膜で赤外線を効率よく、複数の単コイルフ
ィラメント方向に反射することができる。
【0023】請求項6の発明は、上記ガラスバルブ内に
はハロゲンが封入されており、ハロゲンサイクルによっ
て、電球の長寿命化が図れる。
はハロゲンが封入されており、ハロゲンサイクルによっ
て、電球の長寿命化が図れる。
【0024】請求項7の発明は、被照射物に対して、効
率よく照射することができる。
率よく照射することができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は小形投光用のハロゲン電球Lの正面図、図
2は側面図、図3はフィラメントの形付け図、図4はマ
ウントの拡大斜視図、図5はフィラメントの配置を上か
ら見たときの説明図、図6はガラスバルブの一部拡大側
面断面図である。
する。図1は小形投光用のハロゲン電球Lの正面図、図
2は側面図、図3はフィラメントの形付け図、図4はマ
ウントの拡大斜視図、図5はフィラメントの配置を上か
ら見たときの説明図、図6はガラスバルブの一部拡大側
面断面図である。
【0026】図中1は石英ガラスからなる円筒状のバル
ブで,その内部には後述するマウント2および臭素や塩
素などのハロゲンを含むアルゴンなどの不活性ガスが封
入されている。このマウント2は内部リード線3,3の
下端に接続したモリブデン箔4、4をバルブ1の一端部
を圧潰して形成した封止部5内に封止して保持されてい
る。そして、この圧潰封止部5は金属製口金6が有する
セラミックス製のホルダ6a内に収容され、シリコン系
の耐熱接着剤(図示しない。)などによって接合保持さ
れている。また、図示されていないが各モリブデン箔
4、4の他端側には外部リード線の一端側が接続され、
この外部リード線の他端側は口金6の端子に接続してい
る。
ブで,その内部には後述するマウント2および臭素や塩
素などのハロゲンを含むアルゴンなどの不活性ガスが封
入されている。このマウント2は内部リード線3,3の
下端に接続したモリブデン箔4、4をバルブ1の一端部
を圧潰して形成した封止部5内に封止して保持されてい
る。そして、この圧潰封止部5は金属製口金6が有する
セラミックス製のホルダ6a内に収容され、シリコン系
の耐熱接着剤(図示しない。)などによって接合保持さ
れている。また、図示されていないが各モリブデン箔
4、4の他端側には外部リード線の一端側が接続され、
この外部リード線の他端側は口金6の端子に接続してい
る。
【0027】また、7はバルブ1の他端部に設けられた
排気管、8はバルブ1の外表面に形成されているたとえ
ば多層干渉膜からなる可視光透過赤外線反射膜(以下、
赤反膜と称する。)である。
排気管、8はバルブ1の外表面に形成されているたとえ
ば多層干渉膜からなる可視光透過赤外線反射膜(以下、
赤反膜と称する。)である。
【0028】上記マウント2は図3に拡大して示すよう
に石英ガラスなどからなるビードガラス9に例えばモリ
ブデン製の一対の内部リード線3、3およびアンカー1
1、12、13を植設し、上記内部リード線3、3間に
フィラメント20を継線して構成している。
に石英ガラスなどからなるビードガラス9に例えばモリ
ブデン製の一対の内部リード線3、3およびアンカー1
1、12、13を植設し、上記内部リード線3、3間に
フィラメント20を継線して構成している。
【0029】このフィラメント20は図3に示すように
形付けされている。すなわち、大きくは4っに分けられ
た発光部をなす単コイルフィラメント21、22、2
3、24を有し、単コイルフィラメント21、24に連
設する部分にはコイル状部を引き延ばしたとばし巻き部
25、25を介して係止コイル部26、26が形成され
ている。なお、形付けされた角部の部分もコイルは少々
引き延ばされている。
形付けされている。すなわち、大きくは4っに分けられ
た発光部をなす単コイルフィラメント21、22、2
3、24を有し、単コイルフィラメント21、24に連
設する部分にはコイル状部を引き延ばしたとばし巻き部
25、25を介して係止コイル部26、26が形成され
ている。なお、形付けされた角部の部分もコイルは少々
引き延ばされている。
【0030】そして、図4に拡大して示すようにフィラ
メント20は両端の係止コイル部26、26を両内部リ
ード線3、3の屈曲された先端部分3a、3aに挿通
し、単コイルフィラメント21、22の中間部27には
屈曲したアンカー11の先端部11aを挿通し、単コイ
ルフィラメント22、23の中間部28には屈曲したア
ンカー13の先端部13aを挿通し、単コイルフィラメ
ント23、24の中間部29には屈曲したアンカー12
の先端部12aを挿通して、これら挿通部に介在する単
コイルフィラメント21、22、23、24は短絡され
ている。
メント20は両端の係止コイル部26、26を両内部リ
ード線3、3の屈曲された先端部分3a、3aに挿通
し、単コイルフィラメント21、22の中間部27には
屈曲したアンカー11の先端部11aを挿通し、単コイ
ルフィラメント22、23の中間部28には屈曲したア
ンカー13の先端部13aを挿通し、単コイルフィラメ
ント23、24の中間部29には屈曲したアンカー12
の先端部12aを挿通して、これら挿通部に介在する単
コイルフィラメント21、22、23、24は短絡され
ている。
【0031】また、このフィラメント20の単コイルフ
ィラメント21、22、23、24はバルブ軸方向に延
在し、かつ図5に示すように各単コイルフィラメント2
1、22、23、24はバルブ中心軸に対し略同心円1
B上の略等距離Rの位置にある。
ィラメント21、22、23、24はバルブ軸方向に延
在し、かつ図5に示すように各単コイルフィラメント2
1、22、23、24はバルブ中心軸に対し略同心円1
B上の略等距離Rの位置にある。
【0032】また、このガラスバルブ1の外表面には図
6に示すようにたとえば高屈折率層膜8H,…を構成す
るTiO2 と低屈折率層膜8L,…を構成するSiO2
とを交互に繰り返えし所定層数、蒸着、浸漬などの手段
で積層付着してなる、可視光透過赤外線反射膜8が形成
してある。
6に示すようにたとえば高屈折率層膜8H,…を構成す
るTiO2 と低屈折率層膜8L,…を構成するSiO2
とを交互に繰り返えし所定層数、蒸着、浸漬などの手段
で積層付着してなる、可視光透過赤外線反射膜8が形成
してある。
【0033】このような構成の電球Lを点灯すると、バ
ルブ1の中心軸1Aを中心として同心円上に配設した4
本の単コイルフィラメント21、22、23、24から
放射した光のうち可視光はバルブ1および赤反膜8を透
過してバルブ1外方へと放射される。また、これら単コ
イルフィラメント21、22、23、24から放射した
赤外線は横断面が円状のバルブ1面上に形成された赤反
膜8で反射されてバルブ1の中心軸1A近傍へと戻る。
ルブ1の中心軸1Aを中心として同心円上に配設した4
本の単コイルフィラメント21、22、23、24から
放射した光のうち可視光はバルブ1および赤反膜8を透
過してバルブ1外方へと放射される。また、これら単コ
イルフィラメント21、22、23、24から放射した
赤外線は横断面が円状のバルブ1面上に形成された赤反
膜8で反射されてバルブ1の中心軸1A近傍へと戻る。
【0034】もともとバルブ1の中心軸1A上にはフィ
ラメントが位置していないが、赤外線はこの中心軸1A
を囲むよう近接して配置した4本のいずれかの単コイル
フィラメント21、22、23、24に分散して戻り、
また、単コイルフィラメント21、22、23、24間
をすりぬけた赤外線は再び赤反膜8で反射されるという
反復反射を繰り返し、最終的には単コイルフィラメント
21、22、23、24に入射してこれら単コイルフィ
ラメント21、22、23、24の温度をさらに昇温
し、発光効率を高めることができる。
ラメントが位置していないが、赤外線はこの中心軸1A
を囲むよう近接して配置した4本のいずれかの単コイル
フィラメント21、22、23、24に分散して戻り、
また、単コイルフィラメント21、22、23、24間
をすりぬけた赤外線は再び赤反膜8で反射されるという
反復反射を繰り返し、最終的には単コイルフィラメント
21、22、23、24に入射してこれら単コイルフィ
ラメント21、22、23、24の温度をさらに昇温
し、発光効率を高めることができる。
【0035】したがって、赤反膜8からの反射赤外線は
バルブ1の中心軸1A近傍の4本の単コイルフィラメン
ト21、22、23、24に分散して戻り、フィラメン
ト過熱による高温のホットスポットの発生を防止し、フ
ィラメント材料であるタングステンの局部的な蒸発がな
く早期に細まって断線することを防ぐことができ、長寿
命の電球Lを提供できる。また、フィラメントを支持す
るアンカを多数本使用できので、振動や衝撃に対しての
強度を向上した電球Lが得られる。
バルブ1の中心軸1A近傍の4本の単コイルフィラメン
ト21、22、23、24に分散して戻り、フィラメン
ト過熱による高温のホットスポットの発生を防止し、フ
ィラメント材料であるタングステンの局部的な蒸発がな
く早期に細まって断線することを防ぐことができ、長寿
命の電球Lを提供できる。また、フィラメントを支持す
るアンカを多数本使用できので、振動や衝撃に対しての
強度を向上した電球Lが得られる。
【0036】さらに、複数の単コイルフィラメントと電
気的に接続された内部リード線と、上記フィラメントの
中間を支持するアンカーと、これらを固定するビードガ
ラスとを有してなるマウントを使用したことによって、
ガラスバルブ前方から放射される可視光を遮断すること
がないので、効率よく照射することができる。さらにま
た、複数本の単コイルフィラメントから発光されるの
で、ソフトな照射光が得られる。
気的に接続された内部リード線と、上記フィラメントの
中間を支持するアンカーと、これらを固定するビードガ
ラスとを有してなるマウントを使用したことによって、
ガラスバルブ前方から放射される可視光を遮断すること
がないので、効率よく照射することができる。さらにま
た、複数本の単コイルフィラメントから発光されるの
で、ソフトな照射光が得られる。
【0037】現存の投光用ハロゲン電球JD110V8
5Wとマウントを除き、その他の各部を同寸法、同材料
で製作したものは、諸特性において静止試験では殆ど変
わらず、振動試験においては格段の強さを得ることがで
きた。
5Wとマウントを除き、その他の各部を同寸法、同材料
で製作したものは、諸特性において静止試験では殆ど変
わらず、振動試験においては格段の強さを得ることがで
きた。
【0038】各部の寸法はガラスバルブ長さ約45m
m、バルブ内部空間長さ約25mm、バルブ外径約11
mm、バルブ内径約8.5〜9mm、単コイルフィラメ
ント長さ約10mm、単コイルフィラメント素線径約
0.07mm、単コイルフィラメントの内径約0.35
mm、4本の単コイルフィラメントを配置した同心円直
径(2R)約4mm、封入不活性ガスAr90%+N1
0%を約2300トール(約3気圧)である。
m、バルブ内部空間長さ約25mm、バルブ外径約11
mm、バルブ内径約8.5〜9mm、単コイルフィラメ
ント長さ約10mm、単コイルフィラメント素線径約
0.07mm、単コイルフィラメントの内径約0.35
mm、4本の単コイルフィラメントを配置した同心円直
径(2R)約4mm、封入不活性ガスAr90%+N1
0%を約2300トール(約3気圧)である。
【0039】また、図7は本発明の他の実施例を示す。
図7は反射鏡一体形のハロゲン電球RLで、電球Lは図
1〜図6と同形(但し、口金はなし。)をなしているの
で図1〜図6と同一部分には同一の符号を付してその説
明は省略する。
図7は反射鏡一体形のハロゲン電球RLで、電球Lは図
1〜図6と同形(但し、口金はなし。)をなしているの
で図1〜図6と同一部分には同一の符号を付してその説
明は省略する。
【0040】図中90は硬質ガラス、耐熱性合成樹脂や
金属いたなどで形成された回転放物面、回転楕円面など
の形状の反射面を有する反射鏡で、内面にはアルミニウ
ム、クローム、銀などからなる光・熱反射膜やダイクロ
イック膜などの可視光反射赤外線透過膜91が形成さ
れ、その中央部の基部92には上記電球Lの圧潰封止部
5が収容される凹所93を有している。そして、この凹
所93内に電球Lの圧潰封止部5が置かれた状態でシリ
コン系などの耐熱接着剤94が注入され、反射面11に
対するフィラメント20位置の焦点合わせが終了したら
この接着剤94が固化され、両者が一体化されている。
金属いたなどで形成された回転放物面、回転楕円面など
の形状の反射面を有する反射鏡で、内面にはアルミニウ
ム、クローム、銀などからなる光・熱反射膜やダイクロ
イック膜などの可視光反射赤外線透過膜91が形成さ
れ、その中央部の基部92には上記電球Lの圧潰封止部
5が収容される凹所93を有している。そして、この凹
所93内に電球Lの圧潰封止部5が置かれた状態でシリ
コン系などの耐熱接着剤94が注入され、反射面11に
対するフィラメント20位置の焦点合わせが終了したら
この接着剤94が固化され、両者が一体化されている。
【0041】そして、この図7の反射鏡付電球RLも、
電球L自体が長寿命化、耐振性などの特性が向上してい
るところから、良好な特性が得られる。
電球L自体が長寿命化、耐振性などの特性が向上してい
るところから、良好な特性が得られる。
【0042】なお、本発明は上記実施例に限定されな
い。たとえば、マウントを形成するフィラメントは単コ
イルフィラメントを4本有するものについて述べたが4
本に限らず、2本以上であればよい。また、単コイルフ
ィラメントの延在方向はバルブ軸に対し平行しているの
が好ましいが、図8に示すように中心軸1Aに対し少々
傾斜していてもよく、できるだけ近接して配置してある
のがよい。よって、上記複数の単コイルフィラメント間
の距離は、アンカーで支持された部分にいくにしたがっ
て狭くなっているので、さらに、ガラスバルブ前方から
放射される可視光を遮断することがないので、効率よく
照射することができる。
い。たとえば、マウントを形成するフィラメントは単コ
イルフィラメントを4本有するものについて述べたが4
本に限らず、2本以上であればよい。また、単コイルフ
ィラメントの延在方向はバルブ軸に対し平行しているの
が好ましいが、図8に示すように中心軸1Aに対し少々
傾斜していてもよく、できるだけ近接して配置してある
のがよい。よって、上記複数の単コイルフィラメント間
の距離は、アンカーで支持された部分にいくにしたがっ
て狭くなっているので、さらに、ガラスバルブ前方から
放射される可視光を遮断することがないので、効率よく
照射することができる。
【0043】また、リード線やアンカに支持させるフィ
ラメントの端部や中間部は、コイル状部であっても、コ
イル状部を延ばしたとばし巻き部25であってもよく、
フィラメントは予め形付けされてなくてもよい。
ラメントの端部や中間部は、コイル状部であっても、コ
イル状部を延ばしたとばし巻き部25であってもよく、
フィラメントは予め形付けされてなくてもよい。
【0044】また、この略等距離を隔てて配設される複
数本の単コイルフィラメントの間隔が狭いと単コイルフ
ィラメント間やリード線との間でアーク放電を生起する
虞があるが、その場合は間隔を広げるほか不活性ガスに
混合する窒素の量を増すとか不活性ガスの封入圧を変え
るなどして対処すればよく、これは、電球の定格や特性
に合わせ適宜決めればよい。
数本の単コイルフィラメントの間隔が狭いと単コイルフ
ィラメント間やリード線との間でアーク放電を生起する
虞があるが、その場合は間隔を広げるほか不活性ガスに
混合する窒素の量を増すとか不活性ガスの封入圧を変え
るなどして対処すればよく、これは、電球の定格や特性
に合わせ適宜決めればよい。
【0045】また、電球の種類はバルブの一端に封止部
を形成した投光用ハロゲン電球に限らず、他の用途やハ
ロゲンを封入していない不活性ガスのみを封入した電球
でもよく,また,封止部がバルブの両端部に設けてある
ものでもよい。また、封止部は圧潰封止に限らず、バル
ブを収縮して形成した封止部でもよく、また、モリブデ
ン箔などの金属箔に限らず、線状の封着部材を用いるも
のであってもよい。
を形成した投光用ハロゲン電球に限らず、他の用途やハ
ロゲンを封入していない不活性ガスのみを封入した電球
でもよく,また,封止部がバルブの両端部に設けてある
ものでもよい。また、封止部は圧潰封止に限らず、バル
ブを収縮して形成した封止部でもよく、また、モリブデ
ン箔などの金属箔に限らず、線状の封着部材を用いるも
のであってもよい。
【0046】また,バルブ形状は図示した管形に限ら
ず、球形、楕円形、涙滴形などでもよく、また、バルブ
のガラス材質は石英ガラスに限らず、所要の透光性と光
屈折率と耐熱性を併有するものであれば他の硬質や軟質
のガラス材質であってもよい。さらに、可視光透過赤外
線反射膜の形成はバルブの外表面に限らず、バルブの内
表面であってもよく、内外表面の少なくとも一方に形成
してあればよい。
ず、球形、楕円形、涙滴形などでもよく、また、バルブ
のガラス材質は石英ガラスに限らず、所要の透光性と光
屈折率と耐熱性を併有するものであれば他の硬質や軟質
のガラス材質であってもよい。さらに、可視光透過赤外
線反射膜の形成はバルブの外表面に限らず、バルブの内
表面であってもよく、内外表面の少なくとも一方に形成
してあればよい。
【0047】さらに、上記実施例では高屈折率層膜に二
酸化チタン(TiO2 )を、低屈折率層膜に二酸化ケイ
素(TiO2 )を用いたが、これに限らず高屈折率層膜
としては五酸化タンタル(Ta2 O5 )、二酸化ジルコ
ン(ZrO2 )、二酸化亜鉛(ZnO2 )など、低屈折
率層膜としてはふっ化マグネシウム(MgF)などであ
ってもよい。
酸化チタン(TiO2 )を、低屈折率層膜に二酸化ケイ
素(TiO2 )を用いたが、これに限らず高屈折率層膜
としては五酸化タンタル(Ta2 O5 )、二酸化ジルコ
ン(ZrO2 )、二酸化亜鉛(ZnO2 )など、低屈折
率層膜としてはふっ化マグネシウム(MgF)などであ
ってもよい。
【0048】さらにまた、反射鏡付電球は両者を接着剤
で一体化したものに限らず、ソケット付の反射鏡やソケ
ットと反射鏡とが別体の器具に電球を装着して使用する
ものであっても差支えない。
で一体化したものに限らず、ソケット付の反射鏡やソケ
ットと反射鏡とが別体の器具に電球を装着して使用する
ものであっても差支えない。
【0049】
【発明の効果】請求項1の発明は、単コイルフィラメン
トを使用したことによって、アンカーによる支持箇所が
増え耐振性が向上し、また、反射された赤外線が複数本
あるいずれかの単コイルフィラメントに帰還するので効
率の低下をきたすことがないとともに各単コイルフィラ
メントには部分的な過熱発生の虞がない。さらに、複数
本の単コイルフィラメントから発光されるので、ソフト
な照射光が得られる。
トを使用したことによって、アンカーによる支持箇所が
増え耐振性が向上し、また、反射された赤外線が複数本
あるいずれかの単コイルフィラメントに帰還するので効
率の低下をきたすことがないとともに各単コイルフィラ
メントには部分的な過熱発生の虞がない。さらに、複数
本の単コイルフィラメントから発光されるので、ソフト
な照射光が得られる。
【0050】請求項2の発明は、上記複数の単コイルフ
ィラメントは、ガラスバルブ中心軸に対し、略等距離を
隔てて配設されているので、各単コイルフィラメントの
部分的な過熱はなく、効率よく均一に加熱される。
ィラメントは、ガラスバルブ中心軸に対し、略等距離を
隔てて配設されているので、各単コイルフィラメントの
部分的な過熱はなく、効率よく均一に加熱される。
【0051】請求項3の発明は、複数の単コイルフィラ
メントと電気的に接続された内部リード線と、上記フィ
ラメントの中間を支持するアンカーと、これらを固定す
るビードガラスとを有してなるマウントを使用したこと
によって、ガラスバルブ前方から放射される可視光を遮
断することがないので、効率よく照射することができ
る。
メントと電気的に接続された内部リード線と、上記フィ
ラメントの中間を支持するアンカーと、これらを固定す
るビードガラスとを有してなるマウントを使用したこと
によって、ガラスバルブ前方から放射される可視光を遮
断することがないので、効率よく照射することができ
る。
【0052】請求項4の発明は、上記複数の単コイルフ
ィラメント間の距離は、アンカーで支持された部分にい
くにしたがって狭くなっているので、請求項3の発明の
ものと比較して、さらに、ガラスバルブ前方から放射さ
れる可視光を遮断することがないので、効率よく照射す
ることができる。
ィラメント間の距離は、アンカーで支持された部分にい
くにしたがって狭くなっているので、請求項3の発明の
ものと比較して、さらに、ガラスバルブ前方から放射さ
れる可視光を遮断することがないので、効率よく照射す
ることができる。
【0053】請求項5の発明は、上記ガラスバルブは、
円筒状であり、このガラスバルブに形成された可視光透
過赤外線反射膜で赤外線を効率よく、複数の単コイルフ
ィラメント方向に反射することができる。
円筒状であり、このガラスバルブに形成された可視光透
過赤外線反射膜で赤外線を効率よく、複数の単コイルフ
ィラメント方向に反射することができる。
【0054】請求項6の発明は、上記ガラスバルブ内に
はハロゲンが封入されており、ハロゲンサイクルによっ
て、電球の長寿命化が図れる。
はハロゲンが封入されており、ハロゲンサイクルによっ
て、電球の長寿命化が図れる。
【0055】請求項7の発明は、被照射物に対して、効
率よく照射することができる。
率よく照射することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す投光用ハロゲン電球の正
面図である。
面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】フィラメントの形付け状態を示す正面図であ
る。
る。
【図4】マウントの拡大斜視図である。
【図5】フィラメントの配置を上から見たときの説明図
である。
である。
【図6】ガラスバルブの一部拡大側面断面図である。
【図7】本発明の実施例を示す反射鏡付ハロゲン電球の
一部断面正面図である。
一部断面正面図である。
【図8】本発明の他のフィラメントの形付け状態を示す
正面図である。
正面図である。
【符号の説明】 L:電球 RL:反射鏡付電球 1:ガラスバルブ 1A:バルブ中心軸 11、12、13:アンカー 2:マウント 20:フィラメント 21、22、23、24:単コイルフィラメント 3:内部リード線 8:可視光透過赤外線反射膜(赤反膜) 90:反射鏡
Claims (4)
- 【請求項1】 ガラスバルブと、このガラスバルブの内
外両面のうち少なくとも一方の面に形成された可視光透
過赤外線反射膜と、上記バルブ内にバルブ軸方向に延在
しかつバルブ中心軸に対し略等距離を隔て配設された複
数の単コイルフィラメントと、上記バルブ内に封入され
た不活性ガスとを具備していることを特徴とする電球。 - 【請求項2】 バルブ軸方向に延在する複数の単コイル
フィラメントと対応する部分のバルブは円筒状をなし表
面に可視光透過赤外線反射膜が形成されていることを特
徴とする請求項1に記載の電球。 - 【請求項3】 上記バルブ内には不活性ガスとともにハ
ロゲンガスが封入されていることを特徴とする請求項1
ないし請求項2に記載の電球。 - 【請求項4】 反射鏡内に上記請求項1ないし請求項3
に記載の電球を取付けたことを特徴とする反射鏡付電
球。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16223893A JPH0721996A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 電球および反射鏡付電球 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16223893A JPH0721996A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 電球および反射鏡付電球 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0721996A true JPH0721996A (ja) | 1995-01-24 |
Family
ID=15750612
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16223893A Pending JPH0721996A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 電球および反射鏡付電球 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0721996A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6505798B1 (en) | 1999-11-17 | 2003-01-14 | Heiwa Seiki Kogyo Co., Ltd. | Drag mechanism for tripod head |
| US6897606B2 (en) | 2002-07-01 | 2005-05-24 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Fluorescent-substance light emitting element and method of fabrication thereof, and image rendering device |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP16223893A patent/JPH0721996A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6505798B1 (en) | 1999-11-17 | 2003-01-14 | Heiwa Seiki Kogyo Co., Ltd. | Drag mechanism for tripod head |
| US6897606B2 (en) | 2002-07-01 | 2005-05-24 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Fluorescent-substance light emitting element and method of fabrication thereof, and image rendering device |
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