JP2000232109A - 半導体装置ならびにその製造方法 - Google Patents

半導体装置ならびにその製造方法

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JP2000232109A
JP2000232109A JP11033169A JP3316999A JP2000232109A JP 2000232109 A JP2000232109 A JP 2000232109A JP 11033169 A JP11033169 A JP 11033169A JP 3316999 A JP3316999 A JP 3316999A JP 2000232109 A JP2000232109 A JP 2000232109A
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semiconductor device
wiring layer
gate
wiring
heat treatment
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Chieri Teramoto
知恵理 寺本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多層配線を有する半導体装置において、すべ
ての層を形成した後に、しかも新たに半導体基板を露出
することなく効果的かつ効率的に水素化熱処理を行う。 【解決手段】 多層配線を有する半導体装置において、
各配線層を長チャネルトランジスタのゲート上部以外に
配置する、あるいは少なくとも長チャネルトランジスタ
のゲート上部においてスリット部を設け、すべての積層
工程終了後に水素化熱処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層配線層を有す
る半導体装置ならびにその製造方法、特に配線層の構造
及び形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、MOS型半導体装置等、多層配線
層を有する半導体装置の製造工程においては、約400
℃程度の水素含有雰囲気中において水素化熱処理を行う
ことが一般的である。その目的は、半導体装置の製造工
程において半導体基板とゲート酸化膜との界面に生じた
(酸素に対する)シリコン未反応手に対して水素を結合
させ、電気的に安定なゲート酸化膜を得ることに有る。
【0003】従来このような水素化熱処理は、配線層や
絶縁層等すべての層を積層し終えた後に行われることが
一般的であり、約1μm以下のゲート長を有する短チャ
ンネルトランジスタについては十分な効果が得られてい
た。ところが、ゲート長が大となるにつれてその効果は
減少し、特に数十μm以上のゲート長を有するトランジ
スタにおいては効果が著しく減少する。その理由につい
て以下に説明する。
【0004】ゲート長が小さい場合にはゲート面積が小
さいことや、上層である配線層において配線の面積が小
さいことから、水素は容易に拡散し、また、ゲート酸化
膜を効果的に改善することが可能となる。一方、長チャ
ネルトランジスタは半導体チップの周辺部に配置され、
その直上層は電源又は接地用の大面積配線層を設けるこ
とが一般的であり、しかもこのような配線層は、Ti、
TiN、TiW、Mo等バリアメタルやAl等水素を透
過しにくい材料からなることが一般的である。従って、
ゲート長が大きい場合には、水素の拡散が妨げられ、ゲ
ート酸化膜の改善が十分になされないものである。
【0005】そこで、このような問題を解決すべく種々
の研究開発がなされている。
【0006】まず、すべての層を形成した後ではなく、
効果的に水素拡散を行うことができる段階において水素
化熱処理を行う方法として、例えば特開平1−2517
39号公報において、配線層を形成する前に水素化熱処
理を行うことが開示されている。また特開平9−641
94号公報においては、半導体基板表面に連通する配線
用コンタクトホールを絶縁層上に設けた段階で水素化熱
処理を行う方法が開示されている。
【0007】また、すべての層を形成した後に効果的に
水素化熱処理を行う方法として、各層を形成した後に、
半導体装置の一部外部から半導体基板表面に連通する孔
を設け、その上で水素化熱処理を行う方法が特公昭48
−21424号公報において開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記各方
法には以下のような問題があった。
【0009】まず、特開平1−251739号及び特開
平9−64194号公報において示された方法は、いず
れも製造工程の中途段階において水素化熱処理を行って
いるが、その後の工程においてプラズマエッチング法あ
るいはプラズマCVD法等プラズマプロセスを使用する
こと、また上層配線層とゲート酸化膜とが電気的にコン
タクトしていることから、プラズマによるゲート酸化膜
の損傷が起こってしまうという問題があった。従って、
すべての工程を終了した後に、しかも効果的に水素化熱
処理を行う方法の開発が望まれていた。
【0010】また、特開平9−64194号及び特公昭
48−21424号公報において示された方法は、いず
れも半導体基板表面に連通する孔を通じて水素を拡散さ
せることにより水素化熱処理の効果を高めることができ
るが、その一方、水素化熱処理時の大気巻き込み等によ
り孔底部に絶縁膜が形成される可能性があり、この絶縁
膜を改めて除去する必要が生じることから、製造効率上
望ましくない。特に半導体装置がシリサイド品である場
合には、シリサイド層に水素が接触することにより還元
反応が起こり、その結果オーミック接触が実現不可能と
なる可能性があることから、この方法を適用することが
できなかった。従って、このような孔を形成することな
くしかも効果的に水素化熱処理を行う方法の開発が望ま
れていた。
【0011】そこで本発明の課題は、すべての層を形成
した後に、しかも新たに半導体基板を露出することな
く、効果的かつ効率的に水素化熱処理を行うことを可能
とする構造を有する半導体装置、ならびにその製造方法
を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の半導体装置は、多層配線を有する半導体装置
において、各配線層が長チャネルトランジスタのゲート
上部以外に配置された構造を有することを特徴とする。
これにより、水素化熱処理工程において水素の拡散を阻
害する配線層が長チャネルゲート上部に存在しないこと
から、すべての層を形成した後に水素化熱処理を行って
も水素がゲート酸化膜に十分に拡散され、ゲート酸化膜
の特性改善効果が向上する。
【0013】また本発明の半導体装置は、多層配線を有
する半導体装置の各配線層が、少なくとも長チャネルト
ランジスタのゲート上部においてスリット部を設けてな
る構造を有することを特徴とする。これにより、すべて
の層を形成した後に水素化熱処理を行っても、配線層に
設けられたスリット部から長チャネルゲート酸化膜に水
素が十分に拡散され、ゲート酸化膜の特性改善効果が向
上する。
【0014】また本発明の半導体装置製造方法は、多層
配線層を有する半導体装置の製造工程において、各配線
層を長チャネルトランジスタのゲート上部を避けて配置
し、かつすべての積層工程終了後に水素化熱処理を行う
ことを特徴とする。これにより、水素化熱処理工程にお
いて水素の拡散を阻害する配線層が長チャネルゲート上
部に存在しないことから、水素がゲート酸化膜に十分に
拡散され、ゲート酸化膜の特性改善効果が向上する。ま
た、ずべての積層工程終了後に水素化熱処理を行うこと
により、プラズマによるゲート酸化膜の損傷も回復さ
れ、製品の品質が向上する。
【0015】また本発明の半導体装置製造方法は、多層
配線層を有する半導体装置の製造工程において、少なく
とも長チャネルトランジスタのゲート上部において各配
線層にスリット部を設け、かつすべての積層工程終了後
に水素化熱処理を行うことを特徴とする。これにより、
配線層に設けられたスリット部から長チャネルゲート酸
化膜に水素が十分に拡散され、ゲート酸化膜の特性改善
効果が向上する。また、すべての積層工程終了後に水素
化熱処理を行うことにより、プラズマによるゲート酸化
膜の損傷も回復され、製品の品質が向上する。
【0016】従来、ゲート酸化膜の上層に形成される配
線層の配線パターンは、半導体装置の回路構成の観点か
ら設計されるものであった。しかるに本発明において
は、後に行う水素化熱処理の効果の向上という観点か
ら、特定の配線パターンの設計を行うものである。
【0017】具体的には、水素化熱処理工程において水
素が半導体装置表面から長チャネルトランジスタのゲー
ト酸化膜まで拡散することが可能となるように、ゲート
上部において、配線層の存在しない領域を設けることで
ある。
【0018】より具体的に説明すると、まず長チャネル
ゲート上部にはいかなる配線をも配置しないように配線
パターンを設計する方法がある。また、少なくとも長チ
ャネルゲート上部の配線にスリット部を設ける方法があ
る。後者の方法では、前者の方法において避けられない
問題である配線パターン設計の制限が緩和され、配線パ
ターンの自由度が増す点が好ましい。
【0019】
【発明の実施形態】本発明の第一の実施形態について、
以下に説明する。図1は本発明の半導体装置の一実施形
態における上面図、図2は図1のA−A’断面図であ
る。この半導体装置100の構造について、その製造工
程に沿って説明する。
【0020】半導体基板110上に、従来と同様のプロ
セスにより、長チャネルのトランジスタ120及び第一
層間絶縁層131を設ける。次いで第一配線層141を
設けるが、このとき第一配線層141の配線パターン
を、トランジスタ120のゲート121上部以外の場所
に配置する。すなわち、ゲート121上部には配線が存
在しないようにする。
【0021】次いで、第二層間絶縁層132、第二配線
層142、及び第三層間絶縁層133を順に形成する
が、第二配線層142についても第一配線層141と同
様に、その配線パターンがゲート121の上部以外の場
所に配置する。
【0022】このようにして各層を積層された半導体装
置100について水素化熱処理を行う。水素化熱処理は
従来と同様に、400℃程度の水素含有雰囲気において
行う。上述のとおり、ゲート121上部には配線層が存
在しないので、水素化熱処理工程において水素は半導体
装置100外部からゲート121まで十分に拡散され、
半導体装置100の電気的特性改善効果が高められる。
【0023】次に本発明の第二の実施形態について説明
する。図3は本発明の半導体装置の一実施形態における
上面図である。
【0024】本実施形態の半導体装置においては、第一
の実施形態とは異なり、ゲート上部にも配線が存在する
構造となっている。そして図3に示されるように、ゲー
ト上部の配線にスリット部310を設けている。このよ
うな構造とすることにより、各層の積層工程終了後に行
なわれる水素化熱処理において、スリット部310から
水素拡散がなされ、半導体装置の電気的特性改善効果が
高められる。
【0025】なおスリット部130は、ゲート上部のみ
ではなくさらに広範囲にわたって設けてもよいが、エレ
クトロマイグレーション(以下EMと記述する)やスト
レスマイグレーション(以下SMと記述する)の影響を
考慮する必要がある。例えば、シミュレーションを用い
て事前に寿命計算を行う、あるいは実際にスリットを設
けた配線パターンについてEM試験及びSM試験を行っ
て、従来の配線パターンに比較して同等あるいはT50
が10年以上となることを確認する必要がある。
【0026】
【実施例】(実施例1)本発明の第一の実施例について
説明する。本実施例は、図4に示されるn型半導体装置
400に対して水素化熱処理を行うものである。シリコ
ン基板410上に、ゲート長20μmのn型トランジス
タ420を形成し、次いでLPCVDによる絶縁酸化膜
すなわち第一層間絶縁層131を形成する。次にAl合
金層をスパッタ法により堆積し、リソグラフィによるパ
ターニング及び CF4系のエッチングにより第一配線層
141を形成する。第一配線層141の配線パターンに
ついて、その上面図を図5に示した。この配線パターン
500は、n型トランジスタ420のゲート421上部
にAl合金配線を配置しないようにしたものである。
【0027】次いでプラズマCVD法により低温成長の
酸化膜すなわち第二層間絶縁層132を形成し、その後
Al合金層をスパッタ法により堆積し、リソグラフィに
よるパターニング及び CF4系のエッチングにより第二
配線層142を形成する。第二配線層についても、第一
配線層と同じく図5の配線パターンを採用する。さらに
第三層間絶縁層133を形成し、すべての層の積層工程
を終了する。
【0028】積層工程終了後、n型半導体装置につい
て、ファーネス炉を用いて炉内処理温度400℃程度の
水素雰囲気中で10〜20分間の水素化熱処理を行う。
【0029】(実施例2)本発明の第二の実施例につい
て説明する。実施例1と同様にシリコン基板410上に
ゲート長20μmのn型トランジスタ420及び第一層
間絶縁層131を形成する。次にAl合金層をスパッタ
法により堆積し、リソグラフィによるパターニング及び
CF4系のエッチングにより第一配線層141を形成す
る。第一配線層141は、ゲート上部においてスリット
部を設けた構造とする。スリット部は、EM及びSMの
影響を考慮し、図6に示されるように電流の流れる方向
に対して垂直方向に配置した。またスリット310間を
含む配線幅が電源電流が流れる配線基準の幅を十分に満
たすように考慮し、ここでは0.8μm幅のスリット3
10を6箇所に設けた。
【0030】次いでAl合金層をスパッタ法により堆積
し、リソグラフィによるパターニング及び CF4系のエ
ッチングにより第二配線層142を形成する。第二配線
層142についても、第一配線層141と同じく図6に
示されるようなスリット部310を設ける。さらに第三
層間絶縁層133を形成し、すべての層の積層工程を終
了する。
【0031】積層工程終了後、実施例1と同様の水素化
熱処理を行う。
【0032】(比較例)次に上記各実施例に対する比較
例として、ゲート上部に配線が存在する従来型のn型半
導体装置を作成した。
【0033】実施例1と同様に、シリコン基板410上
に、ゲート長20μmのn型トランジスタ420を及び
第一層間絶縁層131を形成した後に、Al合金層をス
パッタ法により堆積し、リソグラフィによるパターニン
グ及び CF4系のエッチングにより第一配線層141を
形成する。このとき、第一配線層141の配線パターン
には何ら制限を設けず、また第二の実施例のようなスリ
ット部も設けない。従って図7に示されるように、ゲー
ト上部には配線が全面にわたって存在している。
【0034】次いでAl合金層をスパッタ法により堆積
し、リソグラフィによるパターニング及び CF4系のエ
ッチングにより第二配線層142を形成する。第二配線
層142についても、第一配線層141と同じく特に制
限を設けない。さらに第三層間絶縁層133を形成し、
すべての層の積層工程を終了する。
【0035】積層工程終了後、実施例1と同様の水素化
熱処理を行う。
【0036】上記実施例1、実施例2及び比較例におい
て得られた各N型半導体装置について、IOH、IP
U、及びIPDそれぞれの回路における電流値をテスタ
により測定し、その結果を図8の表に示した。実施例1
では比較例に対して電流値が大幅に上昇し、水素化熱処
理による電気的特性の改善効果が顕著である。また、実
施例2においても電流値が上昇し、電気的特性の改善効
果が見られる。実施例2における効果は実施例1に比較
すると小さいが、配線パターンの制限を最小限にとどめ
ることが可能である点で実施例1よりも優れている。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、すべての
層を形成した後に、しかも新たに半導体基板を露出する
ことなく、効果的かつ効率的に水素化熱処理を行うこと
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置第一の実施形態における上
面図である。
【図2】本発明の半導体装置第一の実施形態における側
面図である。
【図3】本発明の半導体装置第二の実施形態における上
面図である。
【図4】本発明の実施例1により得られるn型半導体装
置の断面図である。
【図5】本発明の実施例1における配線パターンの説明
図である。
【図6】本発明の実施例2における配線パターンの説明
図である。
【図7】比較例におけるn型半導体装置の断面図であ
る。
【図8】各実施例及び比較例におけるN型半導体装置の
電気的特性の測定結果を示す表である。
【符号の説明】
100 半導体装置 110 半導体基板 120 トランジスタ 121 ゲート 131〜133 層間絶縁層 141〜142 配線層 310 スリット部 400 n型半導体装置 410 シリコン基板 420 n型トランジスタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多層配線を有する半導体装置において、
    各配線層が長チャネルトランジスタのゲート上部以外に
    配置された構造を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 多層配線を有する半導体装置の各配線層
    が、少なくとも長チャネルトランジスタのゲート上部に
    おいてスリット部を設けてなる構造を有することを特徴
    とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 多層配線層を有する半導体装置の製造工
    程において、各配線層を長チャネルトランジスタのゲー
    ト上部を避けて配置し、かつすべての積層工程終了後に
    水素化熱処理を行うことを特徴とする半導体装置製造方
    法。
  4. 【請求項4】 多層配線層を有する半導体装置の製造工
    程において、少なくとも長チャネルトランジスタのゲー
    ト上部において各配線層にスリット部を設け、かつすべ
    ての積層工程終了後に水素化熱処理を行うことを特徴と
    する半導体装置製造方法。
JP11033169A 1999-02-10 1999-02-10 半導体装置ならびにその製造方法 Pending JP2000232109A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005327799A (ja) * 2004-05-12 2005-11-24 Sanyo Electric Co Ltd 半導体装置の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005327799A (ja) * 2004-05-12 2005-11-24 Sanyo Electric Co Ltd 半導体装置の製造方法

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