JP2000232409A - 伝送システムおよびその動作方法 - Google Patents
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Abstract
号化雑音の量を減らし、システム性能の改善とともに、
エンド・ツー・エンドの音声信号の質を向上させる。 【解決手段】 TDMA移動局間接続において、ディジ
タル信号処理装置が自動的に構成を切り換えて、移動局
間通信の接続をしている各ディジタル信号処理装置が、
自動的にTDMA移動局間接続を識別し、ディジタル信
号処理装置内の音声符号化および復号化処理をバイパス
できるようにすることによって、システム性能のみなら
ず、端末相互間の音声信号品質を改善する。ここで、2
つのディジタル信号処理装置が、チャネル・コーデック
において仮想的に接続されている。
Description
ラ・システムにおける信号処理に関し、例えば、TDM
A(時分割多重アクセス)移動局間接続において、縦続
(タンデム)接続から単一のベクトル和励振線形予測
(VSELP)音声符号器/復号器構成へ自動的に切替
える機能を提供する伝送システムおよびその動作方法に
関するものである。
ィジタル移動セルラ無線システム中で用いられ、エコー
消去、音声符号器/復号器(コーデック)機能、およ
び、TDMAチャネル用のチャネル符号器/復号器機能
を実現している。ある装置では、これらのディジタル信
号処理装置が、セルラの基本構成の交換機側でエコー消
去を行っている。また、装置製造業者の中には、これら
の機能をセルラ・システムのセル・サイト側で提供する
者もいる。いずれの場合にも、音声およびチャネル符号
器/復号器(コーデック)の設計ならびに実施化は、電
気通信技術工業連合(CTIA)のディジタル・セルラ
暫定標準(IS−54)仕様に従って行われる。
の発信元からディジタル信号処理装置に達する音声信号
には、最初にエコー消去処理が施される。エコーが消去
された信号は、次に、8:1の比率を有するIS−54
VSELP信号形式に圧縮され、圧縮された信号は、
チャネル符号化の後、大気中を移動局に向けて送られ
る。移動局に到達したVSELP信号は、チャネル復号
化され、また、この信号は、音声復号器によって、もと
の音声信号への再生用に使用される。
4年6月8〜10日)プロシーディング、第1巻、30
6〜310ページには、Yasuda等が、コーデック
・バイパス接続によって、2つの移動局間接続における
音声品質の劣化軽減を行っているデジタル・セルラシス
テムを開示している。このコーデック・バイパス接続を
設定するために2つの方法が開示されており、その第1
の方法では、発信側の移動交換機センタが、着信側の移
動交換機のホーム・メモリに問い合わせを行って、コー
デック・バイパスが可能かどうかを判断している。コー
デック・バイパスが可能であれば、発信側の移動交換機
センタが、そのコーデックをバイパスし、着信側の移動
交換局に適正な信号を送って、そのコーデックをバイパ
スさせることによって、接続を完了している。第2の方
法では、発信側の移動交換機センタが、呼に対するコー
デック・バイパス・チャネルの割当てを行い、着信側の
移動交換機センタに適正な個別線信号を送信して、そこ
でもコーデック・バイパス・チャネルを割り当てる。着
信側の移動交換機センタは、コーデック・バイパス・チ
ャネルの割当てができない場合には、発信側の移動交換
機センタにハンドオフ要求を送り、非バイパス・チャネ
ルへのハンドオフを起動させる。いずれの場合も、信号
は共通信号チャネルを経由して、ネットワーク信号レベ
ルでの重要な修正を要求している。
lett等によって、加入者端末と基地局との間で使用
可能なユーザ・スタンバイ・トラヒックに関する情報を
交換するのに利用される帯域内信号システムが開示され
ている。この情報は、ハンドオフが必須となったときに
チャネル選択を容易にするため、後に使われることにな
る。コーデック・バイパスの実行には、この帯域内信号
システムは使われていない。
号化と復号化の処理全体により、再生された音声には、
知覚できる符号化雑音が発生する。逆方向(移動局から
固定局へ)に伝搬する音声信号に対しても、同様な符号
化および復号化処理が施されるが、ディジタル信号処理
装置によるエコー消去は行わない。
つのディジタル信号処理装置間で、2つのTDMA移動
局−固定局間通話を連続して接続することによって実現
される。このように、いずれの方向に伝搬する音声信号
に対しても、縦続接続で動作する2つの音声符号化/復
号化処理が施される。よって、各々の箇所で発生する符
号化雑音は、各加入者が受信する音声信号の品質を低下
させることになる。従って、移動局間で通信を行ってい
る間に発生する符号化雑音の量を減らしたいという要求
がある。
タル信号処理装置が自動的にTDMA移動局間接続を識
別して、このディジタル信号処理装置内での音声符号化
および復号化処理をバイパスできる、伝送システムおよ
びその動作方法を提供することを目的とする。これら2
つのディジタル信号処理装置は、チャネル・コーデック
において仮想的に接続されており、システム性能の改善
とともに、エンド・ツー・エンドの音声信号の質を向上
できる。
装置、第2の信号処理装置、および、上記第1の信号処
理装置を上記第2の信号処理装置に連結する伝送設備を
備える伝送システムにおいて、上記第1の信号処理装置
は、上記伝送設備上で上記第2の信号処理装置への伝送
を行うため、トラヒック信号を第1の信号形式から第2
の信号形式に変換するよう動作し、上記第2の信号処理
装置は、上記トラヒック信号を上記第2の信号形式から
上記第1の信号形式に再変換するよう動作し、上記第1
の信号処理装置はさらに、第1の制御信号を上記第2の
信号処理装置へ送信するよう動作し、上記第2の信号処
理装置は、上記第1の制御信号に応答して、上記第1の
信号処理装置に第2の制御信号を送信するものであり、
上記第1の信号処理装置は、上記第2の制御信号に応答
して、上記第1の信号形式から上記第2の信号形式への
上記トラヒック信号の変換を中断することによって、こ
のトラヒック信号が、上記第1の信号形式で上記第1の
信号処理装置から上記第2の信号処理装置へ送信される
ようにし、また、第3の制御信号を上記第2の信号処理
装置へ送信し、上記第2の信号処理装置は、上記第3の
制御信号に応答して、上記第2の信号形式から上記第1
の信号形式への上記トラヒック信号の再変換を中断する
伝送システムが提供される。
の動作方法において、この伝送システムは、第1の信号
処理装置、第2の信号処理装置、および、上記第1の信
号処理装置を上記第2の信号処理装置にリンクする伝送
設備を備え、上記第1の信号処理装置は、上記伝送設備
上で上記第2の信号処理装置への伝送を行うため、トラ
ヒック信号を第1の信号形式から第2の信号形式に変換
するよう動作し、上記第2の信号処理装置は、上記トラ
ヒック信号を上記第2の信号形式から上記第1の信号形
式に再変換するよう動作し、当該方法は、上記第1の信
号処理装置から上記第2の信号処理装置へ第1の制御信
号を送信し、上記第2の信号処理装置による上記第1の
制御信号の受信に応答して、上記第2の信号処理装置か
ら上記第1の信号処理装置へ第2の制御信号を送信し、
上記第1の信号処理装置は、この第1の信号処理装置に
よる上記第2の制御信号の受信に応答して、上記第1の
信号形式から上記第2の信号形式への上記トラヒック信
号の変換を中断することによって、このトラヒック信号
が、上記第1の信号形式で上記第1の信号処理装置から
上記第2の信号処理装置へ送信されるようにするととも
に、第3の制御信号を上記第2の信号処理装置へ送信
し、上記第2の信号処理装置は、この第2の信号処理装
置による上記第3の制御信号の受信に応答して、上記第
2の信号形式から上記第1の信号形式への上記トラヒッ
ク信号の再変換を中断する伝送システムの動作方法が提
供される。
ネットワーク接続を示すブロック図である。本実施の形
態では、加入者は、個別の電話交換機を経由して、公衆
電話回線網(PSTN)を介して通信する。しかし、場
合によっては、2人の加入者が、同一の電話交換機を介
して、相互に通信が可能となる。例えば、ノーザン・テ
レコム社のDMS−MTXのような移動電話交換機は、
250ほどのセルサイトに接続することができる。従っ
て、小都市では、すべてのセルが、同一の移動交換機に
よってサービスの提供を受けることができる。よって、
単一の移動交換機が、互いに通信リンクを必要としてい
る2人の加入者に対して実際にサービスを提供できる。
1のセルサイト110と移動電話交換機112、およ
び、第2のセルサイト121と移動電話交換機122を
介して、第2の加入者120と通信を行っている。これ
ら第1および第2の移動電話交換機は、PSTN130
を介して、相互に通信を行う。
13,123は、この交換機に接続された周辺機器の一
部、あるいは、セルサイトの基本構成の一部となること
ができる。このディジタル信号処理装置は、μ−法(あ
るいは、A−法のPCM)からVSELP(ベクトル和
励振線形予測)へ、あるいはその逆へ音声相互接続する
能力を持っている。また、複数のDS−1搬送波インタ
フェース回路を使用して、中継線114,124を介し
たセルサイト相互間の音声および制御メッセージの配信
を行っている。
多くの供給業者より市販されている複数の信号処理装置
によって構成される。そのような処理装置として、モト
ローラ社の560001 DSPがある。
固定局の発信元、すなわちPSTN130、からディジ
タル信号処理装置に達する音声信号には、最初にエコー
・キャンセラ115でエコー消去が行われる。エコーが
消去された信号は、次に、音声コーデック116で、
8:1の比率を有するIS−54 VSELP信号形式
に圧縮され、圧縮された信号は、チャネル・コーデック
117でチャネル符号化処理された後、無線ユニットあ
るいはセルサイト110経由で、空間を介して移動加入
者100に送信される。この移動局に達したVSELP
信号は、チャネル符号化され、その信号は、音声復号器
による、もとの音声信号への再生に使用される。音声符
号化と復号化の処理全体により、再生された音声には知
覚できる符号化雑音が発生する。逆方向(移動局から固
定局へ)に伝搬する音声信号に対しても、同様な符号化
および復号化処理が施されるが、ディジタル信号処理装
置によるエコー消去は行わない。接続が行われているP
STN側においてエコー消去を提供することによって、
音声符号化およびTDMA伝送処理によって発生する遅
れの影響が除去される。このディジタル信号処理装置か
ら移動局への接続は、音声符号化とTDMA伝送に起因
する実質的な遅延を有する4線接続と等価である。エコ
ーは網側で発生し、ディジタル信号処理装置内で消去さ
れる。
実現される際、TDMA移動局−固定局間の2つの通話
は、この場合、交換機側の2つのディジタル信号処理装
置間で、基本的に連続して接続される。いずれの方向に
伝搬する音声信号にも、縦続接続で動作する2つの音声
符号化および復号化処理が行われる。よって、各々の箇
所で発生する符号化雑音により、各加入者の受信する音
声信号の品質が低下する。
は、TDMA移動局間通信用に設計されたものであり、
交換機側で接続されたバイパス機能を有する2つのディ
ジタル信号処理装置によって実現される。ここで、交換
機側で接続されているとは、そのディジタル信号処理装
置の動作が、セルラの基本構成としてのセルサイトでは
なく、その交換機側で行われることを意味するものと定
義する。上述のように、セルラの基本構成には、リンク
の基地局側において接続されたディジタル信号処理装置
を有するものがあり、エコー消去や、音声符号化とチャ
ネル符号化をセルサイトで行っている。
ィジタル信号処理装置が、移動局間接続において、他の
処理装置(あるいは、それ自身)と直接、リンクが張ら
れていることを確認することに基礎を置くものである。
このバイパス機能は、2つの要素からなる。すなわち、
ディジタル信号処理装置の通信プロトコルと音声コーデ
ック・バイパス機構である。
装置の通信プロトコルは、同一の移動局間接続におけ
る、改良した2つのディジタル信号処理装置210,2
11間の通信を確立するのに使用される。初期接続に成
功すると、各ディジタル信号処理装置はバイパス機構を
起動して、VSELP形式の移動局音声信号を他のディ
ジタル信号処理装置に送信し、音声コーデック・バイパ
スを完了する。なお、破線212は、2つのディジタル
信号処理装置間の物理的な経路ではなく、仮想的あるい
は論理的な経路を示している。
あり、リモート・ディジタル信号処理装置との通信を確
立し、それを維持する。図2に示す実施の形態では、ロ
ーカル・ディジタル信号処理装置は、参照番号210で
示されており、リモート・ディジタル信号処理装置は、
参照番号211で示されている。通信処理は、帯域内信
号を介して行われ、エコー消去、音声符号化/復号化、
およびチャネル符号化/復号化アプリケーションとは無
関係である。この通信プロトコルの動作は、全てのTD
MA接続、つまり、移動局−固定局間接続と移動局間接
続において、システム・ユーザに対してトランスペアレ
ントである。
ルの設計は、3つの機能モジュール(メッセージ受信
部、制御部、メッセージ送信部)からなっている。これ
らのモジュール各々が、帯域内信号の検出、通話および
バイパス制御、そして、帯域内信号の伝送を担ってい
る。メッセージ受信部とメッセージ送信部の動作は、互
いに独立している。また、メッセージ制御部は、これら
を相互に連結する役目を果たしており、メッセージ受信
部の出力上におけるメッセージ送信部状態を更新する。
を有するディジタル信号処理装置の出力信号は伝送設備
215を介して、PCMあるいはコーデック・バイパス
・モードで、64kbpsの速度で交換機に送信され
る。この信号は、2種類の情報信号(ローカル・移動局
ユーザ音声信号および帯域内信号情報)からなる。ユー
ザ音声信号および帯域内信号の信号形式は、処理装置相
互の通信処理の種々の段階で切り換え/変更される。
式の内のいずれかによって、リモート・移動局へ送信さ
れる。非VSELPバイパス・モードでは、情報は、連
続した8ビットのPCMサンプルとして送信される。コ
ーデック・バイパス・モードでは、64kbpsのデー
タ・ストリームに増大された、VSELP信号のフレー
ムが送信される。
る。特に、PCMサンプル・シーケンス用として、音声
復号器出力216からの長さの等しい2つのメッセージ
が使用でき、また、VSELPバイト・ストリーム用と
して、音声復号器入力217からの1つのメッセージが
使用できる(図2参照)。
ッセージは、ディジタル信号処理装置の識別子であり、
第2のメッセージは、リモート・DSP識別子に対する
応答である。デフォルトでは、ローカル・ディジタル信
号処理装置210は、交換機に対して逆方向に、DSP
識別子とともに音声復号器の出力を送信する。これらの
メッセージは、64kbpsのディジタル・リンク上を
毎秒400ビットの速度で送信される。PCM伝送のチ
ャネル・バンド幅に制限があるため、帯域内信号の実現
には、ビット・スチーリングが適している。各PCMメ
ッセージのビットは、8ビットのPCMサンプルからの
ユーザ音声信号ビットを1つ置き換えることによって送
信される。このビット・スチーリングは、規則的な間隔
で発生する。PCMバイト中のビット・ロケーション、
およびビット・スチーリングの間隔は、受信側でのPC
M信号に対する知覚的な影響が最小となるように選択さ
れる。
ELP信号の各フレームもまた、64kbpsの速度で
送信される。本プロトコルにより、20ミリ秒のフレー
ムに対する159ビットの発信VSELP情報の初めに
は、VSELP信号識別用のVSELPメッセージが付
けられる。図10の表では、159ビットのフレームに
CRCの3ビットが付加されて、合計162ビットとな
る様子が示されている。VSELPデータのフレーム
が、ディジタル・チャネルによって与えられるバンド幅
の一部分を占有するとした場合、本プロトコルは、VS
ELPチェックサムのようなVSELPフレームに関係
する情報を付加して、VSELPバイト・ストリームを
増大させる。
た、8ビットのPCMサンプルのフレームを示す。ここ
で、XはPCM情報ビットを表し、Oはメッセージ・ビ
ットである。同図において、ビット・スチーリングは、
PCMサンプル3個ごとに発生する。しかしながら、実
際の通話が行われている間は、PCMビット・スチーリ
ングは、20個のサンプルごとに1ビットの割合で行わ
れる。この割合は、言うまでもなく、そのシステムの動
作パラメータに依存する。
メッセージおよびVSELP信号を含む、VSELPフ
レームの構成を示す。
は、プロトコルの動作を支配するものである。この受信
部状態マシーンは、図5に示すように、交換機からのP
CMおよびVSELP入力それぞれに対して、2つの状
態を持っている。状態遷移は、20ミリ秒のフレームを
もとにして発生する。本システムは、入力フレームの初
めにVSELPメッセージがないときには、状態R1に
入り、20ミリ秒の間、その状態にとどまる。VSEL
Pメッセージが検出されると、直ちに状態R2に入り、
20ミリ秒の間、そのままの状態でいる。通常のTDM
A移動局−固定局間通信の下では、このマシーンは、常
に状態R1で動作する。TDMA移動局間通信における
コーデック・バイパスの間は、状態R2で動作する。
T4の4つの状態を有する。各状態は、リモート・ディ
ジタル信号処理装置に対するローカル・移動局信号の種
類および形式を規定する。各状態はまた、出力ストリー
ムへの書込みを行うために、DSP識別子、DSP応
答、あるいはVSELPメッセージといったメッセージ
の種類を決定する。受信したリモート・DSPメッセー
ジによって、状態遷移が起こる。
力の定義を示す。各状態は、単一のユーザ信号形式とプ
ロトコル・メッセージの種類を送信することによって特
徴づけられる。プロトコル・メッセージは、常に出力2
16(図2参照)へ書き込まれる。状態T1は、本シス
テムの初期およびデフォルト動作状態である。リモート
・DSPメッセージとの同期がとれなくなった場合、送
信部状態マシーンは、現在の状態とは無関係に、状態T
1に戻る。この状態T1では、メッセージ送信部223
が、出力PCMサンプル・シーケンス上にPCMメッセ
ージである「DSP識別子」を重畳する。これは、リモ
ート・バイパス機能を有するディジタル信号処理装置が
ない場合でも、同様である。本プロトコルは、受信部2
14において、着信「DSP識別子」、あるいは複数の
「DSP応答」によって、リモート・ディジタル信号処
理装置211の存在が確認されるまで、状態T2への切
り換えを行わない。送信部が、この「DSP応答」メッ
セージを状態T2で送信することによって、リモート・
「DSP識別子」の受信が確認される。送信部は、状態
T3,T4の両方で、VSELP形式のユーザ信号を送
信する。
号処理装置から、それ自身の識別に対する「DSP応
答」を受信したときに、状態T3への切換えを行う。こ
の初期接続処理の目的は、VSELPバイパス・モード
での接続を確立する前に、正常な双方向通信と円滑な遷
移を保証することである。状態T4は最終状態であり、
この状態においてTDMA移動局間通信は、全二重のコ
ーデック・バイパス・モードである。状態T3,T4の
双方が、VSELP信号の送信を特定するが、ディジタ
ル信号処理装置への入力がVSELP形式で行われると
きにのみ、状態T4へ入る。図6には示されていない
が、特別なシステム・メッセージを受信したときには、
第5の状態に入る。この状態では、音声復号器出力は、
そのままエコーキャンセラ225およびPSTN130
に送られる。
期を失うことがあるときには、いつでも、状態T1に再
移行する。
されるDTMF(Dual Tone Multifrequency)音発生ア
プリケーションにおいて必要となるものであり、そこで
は、音声符号器上でDTMF音を生成し、それがPCM
形式でのみ利用可能となる。この設計では、交換機に対
して手動でコーデック・バイパス機能を働かなくするこ
ともできる。図8a〜図8iは、送信部および受信部状
態マシーン、メッセージ送信部と受信部、そして、PC
MとVSELP入力ハンドラの動作命令を示すフローチ
ャートである。図8aは、制御部のフローチャートを示
す。状態遷移は、20ミリ秒を基準として起こるので、
制御部は、20ミリ秒ごとに呼び出される。図8bは、
同様に制御部によって開始される、受信部の更新フロー
チャートを示す。すなわち、VSELPメッセージが受
信されたかどうかによって、受信部状態がR1あるいは
R2に設定される。送信部状態マシーンは、図8cおよ
び図8dに示すように、4つの別々の状態を通して更新
され、そこでは、状態T1は、システムの初期およびデ
フォルト動作状態である。図8eは、図2に示すメッセ
ージ送信部223の動作フローチャートである。送信部
は、20ミリ秒に1回、呼び出される。各PCMメッセ
ージは、PCMサンプルの複数の20ミリ秒フレームを
介して送信される。VSELP信号は分割され、出力バ
ッファ・エントリの最下位部に書き込まれる。このエン
トリの最上位部は、低振幅PCMサンプルに似たビット
・パターンを持っている。このようにするのは、VSE
LP信号がPCMサンプルとして誤って受信されたとき
に、知覚的な影響を軽減するためである。図8f,図8
gに、図2のメッセージ受信部214の動作フローチャ
ートを示す。このメッセージ受信部は、全入力サンプル
に対して1回、呼び出される。発信PCMあるいはVS
ELPメッセージの最初の部分は、メッセージ送信部に
よる20ミリ秒フレームの始まりと同期が取られる。従
って、リモート・PCMあるいはVSELPメッセージ
の検出が、ローカル・ディジタル信号処理装置によって
監視されるリモート・フレーム構成の始まりを規定す
る。
れたPCMサンプルあるいはVSELP信号を扱うのに
使用されるルーチンを示す。このPCMおよびVSEL
Pハンドラ・ルーチンは、異なる動作モードにおいて
も、PCMあるいはVSELP入力データを正しく読む
ように設計されている。このPCMおよびVSELPハ
ンドラ・ルーチンは、音声符号器の入力部において処理
される。なお、図8iでは、デフォルトで、半サイクル
二乗コサイン・ウィンドウがオフとなっている。これ
は、遷移後の最初の完全なPCMサンプル・フレームに
対してVSELPからPCMへの遷移があるときにオン
となる。PCMサンプルは、ゼロから固定値の範囲にあ
る重み付けを有するコサイン・ウィンドウによる減衰を
受けることによって、初期状態0での円滑な遷移が効果
的に行われる。このルーチンへのPCM入力サンプル
は、16ビットの線形形式となっている。
ッセージ受信部214、制御部213、メッセージ送信
部223の3つの機能モジュールからなっている。これ
らは、それぞれ帯域内信号検出、通話制御、帯域内信号
送信を担っている。メッセージ受信部とメッセージ送信
部の動作は、互いに独立している。メッセージ制御部
は、これらを結ぶ役目を果たすことによって、メッセー
ジ受信部の出力上におけるメッセージ送信部状態を更新
する。
ト・ディジタル信号処理装置211からの入力中にある
帯域内信号情報を検出し、それを識別することである。
この機能は、ローカル・ディジタル信号処理装置のTD
MAフレーム構成には非同期であり、サンプルごとに動
作する。
号処理装置210は、交換機側からPCM入力信号を受
信し、メッセージ受信部214は、着信プロトコル・メ
ッセージとの同期を要求しようとする。PCM信号を受
信している間、メッセージ受信部214は、各入力バイ
トの指定ビットを監視する。リモート・ディジタル信号
処理装置211と明白なディジタル接続があることが確
認されるのは、複数のDSP識別子が受信された後のみ
である。DSP識別子の有効性を確認すると、メッセー
ジ受信部は、リモート・ディジタル信号処理装置211
のフレーム構成に同期して動作する。メッセージ受信部
は、新規のプロトコル・メッセージ用の入力バイト・ス
トリームを監視し続ける。仮想的あるいは論理的な経路
212上のリモート・ディジタル信号処理装置からロー
カル・ディジタル信号処理装置へのコーデック・バイパ
スは、リモート・着信フレームの初めにおいてVSEL
Pメッセージを受信することで確認される。メッセージ
受信部が、入力の中に新規のPCMあるいはVSELP
メッセージを検出できないときは、リモート・ディジタ
ル信号処理装置との同期は失なわれ、メッセージ受信部
は、同期取得モードの動作に戻る。
マシーンをメッセージ受信部の出力、および特別なメッ
セージの存在に対して動作させることによって、その状
態マシーンの適正な動作モードを決定する。
動局の音声信号とプロトコル・メッセージを適当な形式
で出力バッファに書き込む。それは、DSP PCM出
力シーケンス上に「DSP識別子」あるいは「DSP応
答」メッセージを重畳する。すなわち、VSELPメッ
セージと情報バイトを有するVSELP出力フレームを
組み立てる。図7の表は、異なる送信部状態に対する、
送信部出力の形式と対応するメッセージの種類を示す。
13によって駆動され、この動作はまた、ローカル・T
DMAフレーム構成に同期している。図3と図4に示す
ように、各メッセージ・ビットは、明確に定義された位
置に20ミリ秒(160バイト)の出力バイト・シーケ
ンスで書き込まれる。各々の選択されたメッセージは、
全部の長さで送信される。この送信部は、現在のメッセ
ージの最後のビットが送信されるまで、出力ストリーム
には新たなメッセージを書き込まない。
送信部とを疎結合にすることによって、2つの利点があ
る。第1にメッセージ受信部が、ローカル・TDMAフ
レーム構成に同期する必要がない。伝送遅延による影響
で、リモート・ディジタル信号処理装置からの20ミリ
秒フレームは、到着時、必ずしもローカル・TDMAフ
レームに同期する必要はない。本プロトコルは、ローカ
ル・TDMAタイミングとは無関係に、メッセージ受信
部が入力メッセージを自動追跡できるように設計されて
いる。第2の利点は、DSP/DSPディジタル・リン
ク上を反対方向に移動するデータ・タイプを非対称にで
きる、ということである。信号形式は、PCM/PCM
あるいはVSELP/VSELPである必要はない。ロ
ーカル・ディジタル信号処理装置が、VSELP形式で
ローカル・移動局ユーザ情報を送信していても、それに
対してリモート・ディジタル信号処理装置が、PCMサ
ンプルで応答することもある。
パス・モードにある間、音声コーデック224は、20
ミリ秒ごとに160個のサンプルを、8ビットのPCM
形式で、エコーキャンセラ225に直接、送信する。線
形からPCMへの変換動作は、音声コーデック上の音声
復号器の出力に対して直接、実行される。その結果生ず
るPCMバイトは、音声コーデックのエコーキャンセラ
225に配信され、そのエコーキャンセラ上で、それ以
上信号処理されることなく、指定されたTDMAチャネ
ル用に、交換機側のディジタル信号処理装置の出力21
5に書き込まれる。
からリモート・ディジタル信号処理装置211方向への
コーデック・バイパスの間、ユーザ音声信号データは、
音声復号器の入力(=チャネル復号器の出力)217よ
り、VSELPメッセージでフレーム化された、VSE
LP圧縮信号形式で直接、取り出される。これは、エコ
ーキャンセラ225を介して、ディジタル信号処理装置
の出力側に送信される。エコーキャンセラ225の入出
力バッファは、各TDMA音声チャネルに対して20ミ
リ秒ごとに、PCMあるいはVSELPのいずれかの形
式で、合計160バイトを受信する。
ソフトウェアによって、エコー消去されたサンプルは、
16ビット(2バイト)の線形形式で、入出力バッファ
を介して音声コーデックに送信される。さらに、エコー
キャンセラ上のメッセージ受信部からの個別線信号情報
は、音声コーデック上の制御部に送信される。この情報
には、入出力バッファ・フレーム中のリモートVSEL
Pバイトの数、リモート・メッセージの種類、そして、
リモート・メッセージのエラー・カウント値が含まれ
る。
・ディジタル信号処理装置211の存在が確認されると
すぐ、TDMAチャネル用のエコーキャンセラ225は
スキップされる。また、ディジタル信号経路に直にハイ
ブリッド部がなければ、このキャンセラは不要である。
リモート・ディジタル信号処理装置が確認された後、こ
のリモート・ディジタル信号処理装置からエコーキャン
セラへの入力サンプルは、PCMから線形への変換のみ
を受ける。その結果得られる16ビットの線形サンプル
は、それらがエコー消去されたサンプルであるかのごと
く、音声コーデック用のエコーキャンセラ入出力バッフ
ァに書き込まれる。
VSELP入力バイトには、異なった処理がなされる。
メッセージ受信部214によって、VSELP信号の2
0ミリ秒の着信フレーム(160バイト)が確認される
と、リモート・ディジタル信号処理装置211からの有
効性が確認されたVSELPバイトはすべて、対応する
音声コーデック用の入出力バッファに直接、0バイトを
伴って書き込まれる。
一バッファを介して20ミリ秒ごとに、計320バイト
が音声コーデックに送信される。リモート・ディジタル
信号処理装置がないとき、その信号のエコー消去が行わ
れる。そうでない場合には、その信号は、直接、エコー
キャンセラから音声コーデック用の入出力バッファに送
信される。
ミリ秒ごとに呼び出される。この制御部は、メッセージ
受信部からの入力を各入出力バッファに取り入れ、状態
マシーンを実行して、次の送信部状態を決定する(図8
a〜8g参照)。このメッセージ送信部は、制御部のス
レーブとして機能し、20ミリ秒、入出力バッファに、
エコーキャンセラ用の適正なデータおよびメッセージを
書き込む。
符号器との音声コーデック通信のスケジュール例を示
す。図2および図9を参照すると、チャネル・コーデッ
ク(信号形式変換器)226から音声コーデック224
へのVSELP信号の送信完了後は、音声コーデック2
24とメッセージ送信部223が、この順で駆動される
ことに気がつく。コーデック・バイパスの場合、ローカ
ル・ディジタル信号処理装置からリモート・ディジタル
信号処理装置の方向には、その復号器は駆動されない。
この処理による出力は、タイムスロット「X」において
入出力バッファへロードされ、同じく20ミリ秒のTD
MAフレーム(図9)内にエコーキャンセラへ送信され
る。
セラから入出力バッファの内容を受信した後に駆動さ
れ、メッセージ受信部からの新規情報に基づいて、状態
マシーンが更新される。必要ならば、線形入力サンプル
を圧縮するために音声復号器が呼び出される。圧縮され
た音声信号は、次の20ミリ秒のフレーム中のタイムス
ロット「x」において、チャネル・コーデックに送信さ
れる。
は、2種類のデータを送信することができる。このデー
タは、ローカル・メッセージ送信部の状態によっては、
音声復号器の出力、あるいは音声復号器の入力となるこ
とができる。いずれにしても、エコーキャンセラ用の入
出力バッファには、160バイトの書込みが行われる。
装置のソフトウェア設計において、線形から8ビットの
μ−法/A−法 PCMへの変換は、音声復号器の出力
サンプルに対して、非VSELPバイパス・モードで駆
動される。その結果として生ずるPCMサンプル(8ビ
ット構成のバイトのシーケンス)は、図3に示すよう
に、PCMメッセージとともに重畳される。
信部は、入出力バッファに直接、VSELP形式で音声
復号器の入力を書き込む。音声復号器の入力に対するV
SELP信号の20ミリ秒フレーム各々は、159ビッ
トの圧縮音声信号と3ビットのCRC状態情報からな
る。この情報は、図10の表中に示した順序で、28バ
イト構成で音声復号器の入力側に提供される。
VSELP情報を4ビット単位に分解し、最上位の単位
が最初になるように、全ての単位を別々の入出力バッフ
ァ・エントリに書き込む。特に4ビット単位各々を、2
番目に重要度の低いビット、すなわち「1」ビット目か
ら始まる入出力バイトに書き込むことによって、移動局
間での通話中に、2つのディジタル信号処理装置の間に
おいて、起こりうる、T1トランク上でのT1個別線信
号情報との衝突を防止している。各入出力バッファ・バ
イトの残りの最上位ビットは、固定パターンで満たされ
ており、完成されたバイトは、小振幅のμ−法/A−法
PCMコードのように見える。これは、VSELP信
号がPCM信号として誤って認識されたり、受信された
ときに、望ましくない知覚的な影響を軽減するために行
われる。
の大きさのVSELP情報バイトに続くVSELPメッ
セージ・バイトを含む。この情報バイトには、さらにチ
ェックサム・バイトが追加されている。残りの入出力バ
ッファ・エントリもまた、同一目的の同一固定パターン
によって満たされている。
信した2種類のデータの送信が行われる。すなわち、1
6ビットの線形サンプル・シーケンスとVSELPバイ
ト・ストリームである。
タル信号処理装置からのVSELP圧縮信号のフレーム
は、TDMA移動局間を直接、接続した場合における、
ローカル・20ミリ秒フレーム構成には一致しない。
ら音声コーデックへのローカル・20ミリ秒フレームの
データ内容は、以下の組合せを持つ。 ― すべてが線形サンプル(フレームi) ― PCMからVSELPへの遷移のように、線形サン
プルの後にVSELP信号が続く(フレームj) ― 2つの隣接する20ミリ秒フレームからのVSEL
P信号(フレームk、以下のC節を参照) ― 1つの単一20ミリ秒フレームからのVSELP信
号(フレームk、以下のC節を参照) ― VSELPからPCMへの遷移のように、VSEL
P信号の後に線形サンプルが続く(フレームl)
ーザ音声信号だけでなく信号情報を音声コーデックへ送
信する。この信号情報は、20ミリ秒の入出力バッファ
転送各々における、VSELPバイト・カウントを含
む。カウント値がゼロとは、全線形サンプルの転送を示
しており、ゼロではないカウント値は、転送において利
用できる有効VSELPバイト数を示している。各入出
力バッファの内容は、VSELP信号が存在する場合、
特別な注意を払って読み取られる。以下に、バイパス機
能を有するディジタル信号処理装置の負荷において実行
される、PCMおよびVSELP信号の転送と管理の例
を示す。
形サンプルの20ミリ秒フレームは、音声符号器によっ
て、通常通り処理される。リモート・20ミリ秒フレー
ム構成は、ローカル・符号化処理には影響を及ぼさな
い。
ELPバイト・カウント この組合せは、PCMからVSELPへ(非VSELP
からコーデック・バイパスへ)の遷移を示すものであ
る。チャネル符号器に対するVSELP情報のフレーム
を再構築するために、2つの動作の内の1つが行われ
る。この選択は、各入出力バッファ転送におけるVSE
LP情報の完全さをもとに決定される。
ーム構成について、20ミリ秒の音声フレーム再構築に
対する全リモート・VSELP情報が、ただ1つの入出
力バッファ転送となる、という関係にある場合、そのV
SELP情報は再フォーマット化され、音声符号器を呼
び出すことなく、直接、チャネル・コーデック(CC)
に送られる。この再フォーマット処理には、4ビット単
位の最上位の単位を最初に抽出、連結する処理が含ま
れ、これにより、28バイトのVSELP情報が再構築
される。
フレーム用のリモートVSELP情報が、2つの隣接す
るローカル・フレームの境界と交差する関係にある場
合、そのVSELP情報は、2つの入出力バッファ転送
において利用可能となる。現在のローカル・フレーム中
で利用できる、このVSELP情報は、メモリに格納さ
れ、次の転送において利用できる残りのVSELP情報
と組み合わされる。メモリへの複写の後、この部分的
な、入出力バッファ中のVSELP情報は、振幅がゼロ
の線形サンプルによって置き換えられる。この入出力バ
ッファ中のフレーム全体は、全ての線形サンプルを含む
ものとみなされ、音声符号器に送られて圧縮される。
有する連続フレーム リモート・ディジタル信号処理装置からローカル・ディ
ジタル信号処理装置へのバイパスの間、エコーキャンセ
ラから音声コーデックへの連続的な入出力バッファ・フ
レームは、VSELP信号で満たされる。VSELPバ
イト・カウントは、その最大値に等しく、ローカル・デ
ィジタル信号処理装置がリモート・VSELP信号との
同期を失うまで、そのままの値を保つ。VSELPから
PCMへ(VSELPから非VSELPバイパスへ)の
遷移の間、ローカル・20ミリ秒フレームは、部分的に
VSELP信号を含み、また、カウント値の最大値より
小さいVSELPバイト・カウントを有するPCM線形
サンプルを部分的に含む。
転送 20ミリ秒の音声再生に十分なVSELP情報があれ
ば、VSELPバイトは、再フォーマット化され、送信
される。そうでない場合には、バッファは、2つの隣接
する20ミリ秒フレームからの、2組の部分的なVSE
LP情報を有することになる。この場合、VSELP情
報に相当するフレームは、メモリに格納された、前回の
入出力バッファ転送による部分的なVSELP情報と、
現在の入出力バッファ転送において利用できる第1の組
のVSELP情報とで再構築される。再構築されたVS
ELP情報は再フォーマット化され、チャネル・コーデ
ックに送られる。そこで、このメモリは、次のフレーム
中で使用される、第2の組のVSELP情報で更新され
る。
送 前回の入出力バッファ転送において、20ミリ秒の音声
再生に十分なVSELP情報があった場合、音声符号器
によって、入出力バッファ転送全体が全線形サンプルと
して処理される。そのメモリ中に部分的なVSELP情
報が格納されているならば、それを現在のフレーム中の
部分的なVSELP情報と結合させて、上記の「全VS
ELP転送」における場合と同様、VSELP情報に相
当するフレームを再構築する。
再生に十分なVSELP情報があるときはいつでも、音
声符号器はスキップされる。そうでない場合は、エコー
キャンセラからの全ての線形サンプルが、音声符号器に
よって処理される。いずれにしても、音声コーデック
は、同一形式でチャネル・コーデックにVSELP圧縮
情報を提供する。音声符号器/復号器が再駆動される前
に、符号器の状態はリセットされる。これにより、その
符号器が未知の状態から開始することがなくなる。バイ
パスから非バイパスへの遷移の後、リモート処理装置か
ら到達する第1のPCMフレームには、平滑化コサイン
重み関数が適用され、いかなる遷移ノイズも抑制され
る。
の信号経路からなっている。それらの内、2つの経路
は、移動局とそれぞれのディジタル信号処理装置と間
の、空間を介した経路であり、3番目は、2つのディジ
タル信号処理装置間の経路である。移動局間のTDMA
通話には、これらの3つの経路上でチャネル・エラーが
生じる、そのエラー率は同じではない。
声復号器は、移動局と地上端末間のチャネルのCRC条
件により駆動される状態マシーンを動作させる。連続す
るCRCエラーがあれば、音声復号器は、以前に受信し
たCRCエラーなしの伝送による線形予測係数(LP
C)情報およびフレーム・エネルギを複製する。後者の
場合、減衰率が適用される。バイパス機能を有するディ
ジタル信号処理装置の負荷は、移動局間の機能がその移
動局にトランスペアレントとなるように設計される。こ
の設計の主要な点は、エンドユーザには、タンデム・リ
ンクが単一のTDMAチャネルに見えるようにすること
である。移動局間の接続において、IS−54で規定さ
れた状態マシーンは、経路「L1」および/または経路
「L3」上のCRCエラーに応じて、受信側の移動局の
みによって1回、駆動される。以下の説明は、CRCエ
ラーに応じた、関連する動作を詳述するものである。
1」のチャネル復号器によってCRCエラーが検出され
たと仮定する。TDMA移動局−固定局間の接続におけ
ると同様、LPCとフレーム・エネルギを複製するため
に状態マシーンを動作させる代わりに、コーデック・バ
イパス・モードで動作している「S1」は、受信したV
SELP信号とともに3ビットのCRC状態情報を、
「S2」内のチャネル符号器に渡す。音声符号器はま
た、IS−54で規定されたVSELP信号に加えて、
受信したCRC状態を「S2」内のチャネル符号器に送
る。このチャネル符号器内のフラグは、「S1」からの
非ゼロCRC状態に設定される。そうでない場合にはク
リアされる。このチャネル符号器は、このフラグがセッ
トされていれば、受信したVSELP信号に対するCR
C値を計算する。
SELP信号とともに移動局「M2」へ送信する代わり
に、最初の連続する6つのCRC障害に対して、VSE
LP信号とともに、計算されたCRCの1の補数を送
る。CRCの不一致は、事実上、移動局「M2」へ強制
的に働く。実際には、経路「L1」上のCRCエラー
は、移動局「M2」からは経路「L3」上のCRCエラ
ーに見え、移動局は、それに従って動作する。「S2」
内の音声符号器によって受信された、「S1」からの3
ビットのCRC状態情報の値は、重要ではなく、その
後、廃棄される。
おける「L2」上での伝送エラーは、VSELPチェッ
クサム測定とともに監視される。コーデック・バイパス
の間、メッセージ送信部によって、3ビットの発信CR
C状態情報、および、知覚的に最も重要なVSELPビ
ットについてのVSELPチェックサムが計算される。
このチェックサムの数値は、VSELPフレームで、リ
モート・ディジタル信号処理装置に送信される。リモー
ト・ディジタル信号処理装置は、VSELP情報のフレ
ームを受信すると、受信した3ビットのCRC状態情報
と受信したVSELPビットについて、新たにVSEL
Pチェックサムを計算する。計算されたVSELPチェ
ックサムは、受信した同一フレームのVSELPチェッ
クサムと比較される。これら2つのチェックサムが異な
る場合、経路「L2」上における「CRCエラー」が検
出され、リモート・チャネル符号器へは、前のパラグラ
フで説明したような通知がなされる。
接続の各々において、VSELP信号の複製のために1
つの状態マシーンだけが駆動される。これにより、信号
複製のために、継続した状態マシーンの動作が保証され
る。1つ以上の経路上でCRCエラーが発生した場合に
は、再構築された信号フレーム・エネルギは、それが完
全になくなるまで、IS−54で規定されているよう
に、徐々に減衰される。2つの独立した状態マシーン
が、連続的にあるいは同時に発生するCRCエラーに応
じて駆動されるならば、再構築された信号フレーム・エ
ネルギには変動が見られる。
連続的なCRC障害に修正なしで送られる。その代わ
り、フレーム・エネルギ『R0』をゼロに設定すること
によって、移動局『M2』上の移動局音声信号が、強制
的に完全になくなる。
ィジタル音声処理装置を介した移動局間接続を示すブロ
ック図である。
デック・バイパス機能による移動局間接続を示すブロッ
ク図である。
ル・ビット・スチーリングを有する8ビットのPCMサ
ンプルのフレームを示す図である。
号のフレームを示す図である。
である。
動作を示すフローチャートである。
動作を示すフローチャートである。
動作を示すフローチャートである。
動作を示すフローチャートである。
動作を示すフローチャートである。
動作を示すフローチャートである。
動作を示すフローチャートである。
ローチャートである。
ローチャートである。
互アプリケーション通信のスケジュールを示す図であ
る。
けるTDMAフレームの構成を示す図である。
DMA接続を示すブロック図である。
御部、214…メッセージ受信部、215…伝送設備、
216…音声復号器出力、217…音声復号器入力、2
23…メッセージ送信部、225…エコーキャンセラ
Claims (6)
- 【請求項1】 第1の信号処理装置、第2の信号処理装
置、および、前記第1の信号処理装置を前記第2の信号
処理装置に連結する伝送設備を備える伝送システムにお
いて、 前記第1の信号処理装置は、前記伝送設備上で前記第2
の信号処理装置への伝送を行うため、トラヒック信号を
第1の信号形式から第2の信号形式に変換するよう動作
し、 前記第2の信号処理装置は、前記トラヒック信号を前記
第2の信号形式から前記第1の信号形式に再変換するよ
う動作し、 前記第1の信号処理装置はさらに、第1の制御信号を前
記第2の信号処理装置へ送信するよう動作し、 前記第2の信号処理装置は、前記第1の制御信号に応答
して、前記第1の信号処理装置に第2の制御信号を送信
するものであり、 前記第1の信号処理装置は、前記第2の制御信号に応答
して、前記第1の信号形式から前記第2の信号形式への
前記トラヒック信号の変換を中断することによって、こ
のトラヒック信号が、前記第1の信号形式で前記第1の
信号処理装置から前記第2の信号処理装置へ送信される
ようにし、また、第3の制御信号を前記第2の信号処理
装置へ送信し、 前記第2の信号処理装置は、前記第3の制御信号に応答
して、前記第2の信号形式から前記第1の信号形式への
前記トラヒック信号の再変換を中断することを特徴とす
る伝送システム。 - 【請求項2】 前記伝送設備は、前記第1の信号処理装
置と前記第2の信号処理装置との間の双方向伝送を支援
し、 前記第2の信号処理装置は、前記伝送設備上で前記第1
の信号処理装置への伝送を行うため、前記第1の信号形
式から他のトラヒック信号を変換するよう動作し、 前記第1の信号処理装置は、この送信されてきた他のト
ラヒック信号を前記第2の信号形式から前記第1の信号
形式に再変換するよう動作し、 前記第2の信号処理装置は、前記第1の制御信号を前記
第1の信号処理装置に送信するよう動作し、 前記第1の信号処理装置は、前記第1の制御信号に応答
して、前記第2の制御信号を前記第2の信号処理装置へ
送信し、 前記第2の信号処理装置は前記第2の制御信号に応答し
て、前記第1の信号形式から前記第2の信号形式への前
記他のトラヒック信号の変換を中断することによって、
このトラヒック信号が、前記第1の信号形式で前記第2
の信号処理装置から前記第1の信号処理装置に送信され
るようにし、また、前記第3の制御信号を前記第1の信
号処理装置へ送信し、 前記第1の信号処理装置は、前記第3の制御信号に応答
して、前記第2の信号形式から前記第1の信号形式への
前記他のトラヒック信号の再変換を中断することを特徴
とする請求項1記載の伝送システム。 - 【請求項3】 前記第1,第2,第3の制御信号は、前
記伝送設備を介して送信される帯域内信号であることを
特徴とする請求項1記載の伝送システム。 - 【請求項4】 伝送システムの動作方法において、この
伝送システムは、第1の信号処理装置、第2の信号処理
装置、および、前記第1の信号処理装置を前記第2の信
号処理装置にリンクする伝送設備を備え、前記第1の信
号処理装置は、前記伝送設備上で前記第2の信号処理装
置への伝送を行うため、トラヒック信号を第1の信号形
式から第2の信号形式に変換するよう動作し、前記第2
の信号処理装置は、前記トラヒック信号を前記第2の信
号形式から前記第1の信号形式に再変換するよう動作
し、当該方法は、 前記第1の信号処理装置から前記第2の信号処理装置へ
第1の制御信号を送信し、 前記第2の信号処理装置による前記第1の制御信号の受
信に応答して、前記第2の信号処理装置から前記第1の
信号処理装置へ第2の制御信号を送信し、 前記第1の信号処理装置は、この第1の信号処理装置に
よる前記第2の制御信号の受信に応答して、前記第1の
信号形式から前記第2の信号形式への前記トラヒック信
号の変換を中断することによって、このトラヒック信号
が、前記第1の信号形式で前記第1の信号処理装置から
前記第2の信号処理装置へ送信されるようにするととも
に、第3の制御信号を前記第2の信号処理装置へ送信
し、 前記第2の信号処理装置は、この第2の信号処理装置に
よる前記第3の制御信号の受信に応答して、前記第2の
信号形式から前記第1の信号形式への前記トラヒック信
号の再変換を中断することを特徴とする伝送システムの
動作方法。 - 【請求項5】 前記伝送設備は、前記第1の信号処理装
置と前記第2の信号処理装置との間の双方向伝送を支援
し、前記第2の信号処理装置は、前記伝送設備上で前記
第1の信号処理装置への伝送を行うため、他のトラヒッ
ク信号を前記第1の信号形式より変換するよう動作し、
前記第1の信号処理装置は、この送信されてきた他のト
ラヒック信号を前記第2の信号形式から前記第1の信号
形式に再変換するよう動作し、 前記第2の信号処理装置は、前記第1の制御信号を前記
第1の信号処理装置に送信し、 前記第1の信号処理装置は、この第1の信号処理装置に
よる前記第1の制御信号の受信に応答して、前記第2の
制御信号を前記第2の信号処理装置へ送信し、 前記第2の信号処理装置は、この第2の信号処理装置に
よる前記第2の制御信号の受信に応答して、前記第1の
信号形式から前記第2の信号形式への前記他のトラヒッ
ク信号の変換を中断することによって、このトラヒック
信号が、前記第1の信号形式で前記第2の信号処理装置
から前記第1の信号処理装置に送信されるようにし、ま
た、この第2の信号処理装置は、前記第3の制御信号を
前記第1の信号処理装置へ送信し、 前記第1の信号処理装置は、この第1の信号処理装置に
よる前記第3の制御信号の受信に応答して、前記第2の
信号形式から前記第1の信号形式への前記他のトラヒッ
ク信号の再変換を中断することを特徴とする請求項4記
載の伝送システムの動作方法。 - 【請求項6】 前記第1,第2,第3の制御信号は、前
記伝送設備を介して送信される帯域内信号であることを
特徴とする請求項4記載の伝送システムの動作方法。
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