JP2000236245A - 電源供給制御装置及び電源供給制御方法 - Google Patents
電源供給制御装置及び電源供給制御方法Info
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- JP2000236245A JP2000236245A JP11034941A JP3494199A JP2000236245A JP 2000236245 A JP2000236245 A JP 2000236245A JP 11034941 A JP11034941 A JP 11034941A JP 3494199 A JP3494199 A JP 3494199A JP 2000236245 A JP2000236245 A JP 2000236245A
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- fet
- semiconductor switch
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シャント抵抗を不要として装置の熱損失を抑
え、ランプの断線が発生した場合でもランプ点灯1回目
から確実にランプの断線を検出するとともに一定の点滅
周期を出力し、集積化が容易で安価な電源供給制御装置
及び電源供給制御方法を提供する。 【解決手段】 サーマルFETQAは、ゲート端子へ供
給される制御信号に応じてスイッチング制御され電源1
01からランプ102への電力供給を制御し、FETQ
Bは、ゲート端子へ供給される制御信号に応じてスイッ
チング制御され電源101から突入電流に近似した電流
が流れるようにインピーダンスが設定されてなる直列抵
抗Rr1,Rr2への電力供給を制御し、コンパレータ
CMP2は、サーマルFETQAの端子間電圧とFET
QBの端子間電圧との差電圧を検出し検出された差電圧
に基づきランプ102の断線の有無を判定する。
え、ランプの断線が発生した場合でもランプ点灯1回目
から確実にランプの断線を検出するとともに一定の点滅
周期を出力し、集積化が容易で安価な電源供給制御装置
及び電源供給制御方法を提供する。 【解決手段】 サーマルFETQAは、ゲート端子へ供
給される制御信号に応じてスイッチング制御され電源1
01からランプ102への電力供給を制御し、FETQ
Bは、ゲート端子へ供給される制御信号に応じてスイッ
チング制御され電源101から突入電流に近似した電流
が流れるようにインピーダンスが設定されてなる直列抵
抗Rr1,Rr2への電力供給を制御し、コンパレータ
CMP2は、サーマルFETQAの端子間電圧とFET
QBの端子間電圧との差電圧を検出し検出された差電圧
に基づきランプ102の断線の有無を判定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御信号に応じて
スイッチング制御により、電源から負荷への電力供給を
制御する半導体スイッチを備え、負荷の断線の有無を検
出する電源供給制御装置及び電源供給制御方法に関す
る。
スイッチング制御により、電源から負荷への電力供給を
制御する半導体スイッチを備え、負荷の断線の有無を検
出する電源供給制御装置及び電源供給制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体スイッチを備えた電源供給
制御装置としては、例えば図13に示すようなものがあ
る。本従来例の電源供給制御装置は、自動車においてバ
ッテリからの電源を選択的に各負荷に供給して、負荷へ
の電力供給を制御する装置である。
制御装置としては、例えば図13に示すようなものがあ
る。本従来例の電源供給制御装置は、自動車においてバ
ッテリからの電源を選択的に各負荷に供給して、負荷へ
の電力供給を制御する装置である。
【0003】同図において、本従来例の電源供給制御装
置は、電源101の出力電圧VBをヘッドライトやパワ
ーウィンドウの駆動モータ等々の負荷102に供給する
経路にシャント抵抗RSおよびサーマルFETQFのド
レインD−ソースSを直列接続した構成である。また、
シャント抵抗RSを流れる電流を検出してハードウェア
回路によりサーマルFETQFの駆動を制御するドライ
バ901と、ドライバ901でモニタした電流値に基づ
いてサーマルFETQFの駆動信号をオン/オフ制御す
るA/D変換器902およびマイコン(CPU)903
とを備えている。
置は、電源101の出力電圧VBをヘッドライトやパワ
ーウィンドウの駆動モータ等々の負荷102に供給する
経路にシャント抵抗RSおよびサーマルFETQFのド
レインD−ソースSを直列接続した構成である。また、
シャント抵抗RSを流れる電流を検出してハードウェア
回路によりサーマルFETQFの駆動を制御するドライ
バ901と、ドライバ901でモニタした電流値に基づ
いてサーマルFETQFの駆動信号をオン/オフ制御す
るA/D変換器902およびマイコン(CPU)903
とを備えている。
【0004】半導体スイッチとしてのサーマルFETQ
Fは、図示しない温度センサを内蔵してサーマルFET
QFが規定以上の温度まで上昇した場合には、内蔵する
ゲート遮断回路によってサーマルFETQFを強制的に
オフ制御する過熱遮断機能を備えている。また、図中の
RGは内蔵抵抗であり、ZD1はゲートG−ソースS間
を12[V]に保ってゲートGに過電圧が印加されよう
とした場合にこれをバイパスさせるツェナーダイオード
である。
Fは、図示しない温度センサを内蔵してサーマルFET
QFが規定以上の温度まで上昇した場合には、内蔵する
ゲート遮断回路によってサーマルFETQFを強制的に
オフ制御する過熱遮断機能を備えている。また、図中の
RGは内蔵抵抗であり、ZD1はゲートG−ソースS間
を12[V]に保ってゲートGに過電圧が印加されよう
とした場合にこれをバイパスさせるツェナーダイオード
である。
【0005】また、本従来例の電源供給制御装置では、
負荷102またはサーマルFETQFのドレインD−ソ
ースS間における過電流に対する保護機能をも備えてい
る。即ち、ドライバ901は、電流モニタ回路としての
差動増幅器911,913と、電流制限回路としての差
動増幅器912と、チャージポンプ回路915と、マイ
コン903からのオン/オフ制御信号および電流制限回
路からの過電流判定結果に基づき、内部抵抗RGを介し
てサーマルFETQFのゲートGを駆動する駆動回路9
14を備えて構成されている。
負荷102またはサーマルFETQFのドレインD−ソ
ースS間における過電流に対する保護機能をも備えてい
る。即ち、ドライバ901は、電流モニタ回路としての
差動増幅器911,913と、電流制限回路としての差
動増幅器912と、チャージポンプ回路915と、マイ
コン903からのオン/オフ制御信号および電流制限回
路からの過電流判定結果に基づき、内部抵抗RGを介し
てサーマルFETQFのゲートGを駆動する駆動回路9
14を備えて構成されている。
【0006】シャント抵抗RSの電圧降下に基づき差動
増幅器912を介して、電流が判定値(上限)を超えた
として過電流が検出された場合には、駆動回路914に
よってサーマルFETQFをオフ動作とし、その後電流
が低下して判定値(下限)を下回ったらサーマルFET
QFをオン動作させる。
増幅器912を介して、電流が判定値(上限)を超えた
として過電流が検出された場合には、駆動回路914に
よってサーマルFETQFをオフ動作とし、その後電流
が低下して判定値(下限)を下回ったらサーマルFET
QFをオン動作させる。
【0007】一方、マイコン903は、電流モニタ回路
(差動増幅器911,913)を介して電流を常時モニ
タしており、正常値を上回る異常電流が流れていれば、
サーマルFETQFの駆動信号をオフすることによりサ
ーマルFETQFをオフ動作させる。なお、マイコン9
03からオフ制御の駆動信号が出力される前に、サーマ
ルFETQFの温度が規定値を超えていれば、過熱遮断
機能によってサーマルFETQFはオフ動作となる。
(差動増幅器911,913)を介して電流を常時モニ
タしており、正常値を上回る異常電流が流れていれば、
サーマルFETQFの駆動信号をオフすることによりサ
ーマルFETQFをオフ動作させる。なお、マイコン9
03からオフ制御の駆動信号が出力される前に、サーマ
ルFETQFの温度が規定値を超えていれば、過熱遮断
機能によってサーマルFETQFはオフ動作となる。
【0008】また、従来の半導体スイッチを備えた他の
電源供給制御装置としては、例えば図14に示すような
ものがある。この電源供給制御装置は、自動車において
バッテリからの電源を負荷としての各ランプに供給し
て、各ランプへの電力供給を制御する。
電源供給制御装置としては、例えば図14に示すような
ものがある。この電源供給制御装置は、自動車において
バッテリからの電源を負荷としての各ランプに供給し
て、各ランプへの電力供給を制御する。
【0009】また、この電源供給制御装置は、電源10
1の出力電圧をヘッドライトやストップランプ等の各ラ
ンプ102a,102b,102cに供給する経路に電
界効果トランジスタ(FET)QBのドレインD−ソー
スS及びシャント抵抗RSを直列に接続して構成され
る。
1の出力電圧をヘッドライトやストップランプ等の各ラ
ンプ102a,102b,102cに供給する経路に電
界効果トランジスタ(FET)QBのドレインD−ソー
スS及びシャント抵抗RSを直列に接続して構成され
る。
【0010】また、電源供給制御装置は、FETQBを
オン/オフ制御することによりランプ102a等を点滅
させるための一定の点滅周期からなる点滅信号を出力す
るマイクロコンピュータ(以下、マイコン)51と、こ
のマイコン51からの制御信号によりFETQBを駆動
する駆動回路53と、シャント抵抗RSの端子間電圧を
検出し検出された端子間電圧をしきい値と比較すること
によりランプの断線の有無を判定するコンパレータCO
MP10とを備えてなる。
オン/オフ制御することによりランプ102a等を点滅
させるための一定の点滅周期からなる点滅信号を出力す
るマイクロコンピュータ(以下、マイコン)51と、こ
のマイコン51からの制御信号によりFETQBを駆動
する駆動回路53と、シャント抵抗RSの端子間電圧を
検出し検出された端子間電圧をしきい値と比較すること
によりランプの断線の有無を判定するコンパレータCO
MP10とを備えてなる。
【0011】以上の構成において、例えば、ランプ10
2cが断線した場合には、シャント抵抗RSに流れる電
流が減少し、シャント抵抗RSの両端電圧が低下する。
このため、コンパレータCOMP10は、シャント抵抗
RSの両端電圧がしきい値を下回った場合には、いずれ
かのランプに断線があったと判定する。
2cが断線した場合には、シャント抵抗RSに流れる電
流が減少し、シャント抵抗RSの両端電圧が低下する。
このため、コンパレータCOMP10は、シャント抵抗
RSの両端電圧がしきい値を下回った場合には、いずれ
かのランプに断線があったと判定する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図13
に示す従来の電源供給制御装置にあっては、電流検出を
行うために電力の供給経路に直列接続されるシャント抵
抗RSを必要とした構成であり、近年のサーマルFET
QFのオン抵抗の低減に伴う負荷の大電流化により、シ
ャント抵抗の熱損失が無視できないという問題点があ
る。
に示す従来の電源供給制御装置にあっては、電流検出を
行うために電力の供給経路に直列接続されるシャント抵
抗RSを必要とした構成であり、近年のサーマルFET
QFのオン抵抗の低減に伴う負荷の大電流化により、シ
ャント抵抗の熱損失が無視できないという問題点があ
る。
【0013】また、上述の過熱遮断機能や過電流制限回
路は、負荷102や配線にほぼ完全な短絡状態が発生し
て大電流が流れる場合には機能するが、ある程度の短絡
抵抗を持つ不完全短絡などのレアショートが発生して小
さい短絡電流が流れた場合には機能せず、電流のモニタ
回路を介してマイコン903により異常電流を検出して
サーマルFETQFをオフ制御するしかなく、このよう
な異常電流に対するマイコン制御による応答性が悪いと
いう事情もあった。
路は、負荷102や配線にほぼ完全な短絡状態が発生し
て大電流が流れる場合には機能するが、ある程度の短絡
抵抗を持つ不完全短絡などのレアショートが発生して小
さい短絡電流が流れた場合には機能せず、電流のモニタ
回路を介してマイコン903により異常電流を検出して
サーマルFETQFをオフ制御するしかなく、このよう
な異常電流に対するマイコン制御による応答性が悪いと
いう事情もあった。
【0014】また、シャント抵抗RSやA/D変換器9
02、マイコン903等が必要であるため、大きな実装
スペースが必要であり、またこれらの比較的高価な部品
により装置コストが高くなってしまうという問題点もあ
る。
02、マイコン903等が必要であるため、大きな実装
スペースが必要であり、またこれらの比較的高価な部品
により装置コストが高くなってしまうという問題点もあ
る。
【0015】さらに、図14に示す従来の他の電源供給
制御装置にあっては、電流検出を行うために電力の供給
経路に直列接続されるシャント抵抗RSを設けているた
め、シャント抵抗RSの熱損失が無視できないという問
題点がある。
制御装置にあっては、電流検出を行うために電力の供給
経路に直列接続されるシャント抵抗RSを設けているた
め、シャント抵抗RSの熱損失が無視できないという問
題点がある。
【0016】また、ランプを点灯させた時には比較的大
きなラッシュ電流が流れるが、このラッシュ電流がおさ
まって定常電流値になったときに、コンパレータCOM
P10は、シャント抵抗RSの両端電圧により、ランプ
の断線有りと判定していたが、図15のタイミングチャ
ートに示すように、ランプ点灯1回目のラッシュ電流が
特に大きく時刻t1から断線時の定常電流になる時刻t2
までの時間が例えば、350msと長くなる場合もあ
る。なお、ランプ点灯2回目以降のラッシュ電流は、2
00msと一定時間である。
きなラッシュ電流が流れるが、このラッシュ電流がおさ
まって定常電流値になったときに、コンパレータCOM
P10は、シャント抵抗RSの両端電圧により、ランプ
の断線有りと判定していたが、図15のタイミングチャ
ートに示すように、ランプ点灯1回目のラッシュ電流が
特に大きく時刻t1から断線時の定常電流になる時刻t2
までの時間が例えば、350msと長くなる場合もあ
る。なお、ランプ点灯2回目以降のラッシュ電流は、2
00msと一定時間である。
【0017】ランプ点灯1回目の場合には、断線時点滅
周期(時刻t1から時刻t11までの時間で200ms)
にランプの断線判定が間に合わない。このため、ランプ
点灯1回目は非断線周期(例えば、85回/分)で点滅
信号を出力し、ランプ点灯2回目以降は、断線周期で点
滅信号を出力していた。このため、ランプの断線検出に
おいて、ランプ点灯1回目から確実にランプの断線を検
出し、点滅周期を断線時の短い周期(ランプ点灯2回目
以降の周期)となるようにすることが望まれていた。
周期(時刻t1から時刻t11までの時間で200ms)
にランプの断線判定が間に合わない。このため、ランプ
点灯1回目は非断線周期(例えば、85回/分)で点滅
信号を出力し、ランプ点灯2回目以降は、断線周期で点
滅信号を出力していた。このため、ランプの断線検出に
おいて、ランプ点灯1回目から確実にランプの断線を検
出し、点滅周期を断線時の短い周期(ランプ点灯2回目
以降の周期)となるようにすることが望まれていた。
【0018】本発明の目的は、上記従来の問題点や事情
を解決することにあり、電流検出を行うために電力の供
給経路に直列接続されるシャント抵抗を不要として装置
の熱損失を抑え、ランプの断線が発生した場合でもラン
プ点灯1回目から確実にランプの断線を検出するととも
に一定の点滅周期を出力し、集積化が容易で安価な電源
供給制御装置及び電源供給制御方法を提供することにあ
る。
を解決することにあり、電流検出を行うために電力の供
給経路に直列接続されるシャント抵抗を不要として装置
の熱損失を抑え、ランプの断線が発生した場合でもラン
プ点灯1回目から確実にランプの断線を検出するととも
に一定の点滅周期を出力し、集積化が容易で安価な電源
供給制御装置及び電源供給制御方法を提供することにあ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、本発明の請求項1の電源供給制御装置は、第1制御
信号入力端子へ供給される制御信号に応じてスイッチン
グ制御され電源から負荷への電力供給を制御する第1半
導体スイッチと、第2制御信号入力端子へ供給される前
記制御信号に応じてスイッチング制御され前記電源から
基準負荷への電力供給を制御する第2半導体スイッチ
と、前記第1半導体スイッチの端子間電圧と前記第2半
導体スイッチの端子間電圧との差電圧を検出する検出手
段と、この検出手段で検出された差電圧に基づき前記負
荷の断線の有無を判定する判定手段とを備えることを特
徴とする。
に、本発明の請求項1の電源供給制御装置は、第1制御
信号入力端子へ供給される制御信号に応じてスイッチン
グ制御され電源から負荷への電力供給を制御する第1半
導体スイッチと、第2制御信号入力端子へ供給される前
記制御信号に応じてスイッチング制御され前記電源から
基準負荷への電力供給を制御する第2半導体スイッチ
と、前記第1半導体スイッチの端子間電圧と前記第2半
導体スイッチの端子間電圧との差電圧を検出する検出手
段と、この検出手段で検出された差電圧に基づき前記負
荷の断線の有無を判定する判定手段とを備えることを特
徴とする。
【0020】請求項1の発明によれば、検出手段が第1
半導体スイッチの端子間電圧と第2半導体スイッチの端
子間電圧との差電圧を検出し、判定手段が検出手段で検
出された差電圧に基づき負荷の断線の有無を判定するた
め、シャント抵抗を不要として装置の熱損失を抑え、ラ
ンプの断線が発生した場合でも確実にランプの断線を検
出することができる。
半導体スイッチの端子間電圧と第2半導体スイッチの端
子間電圧との差電圧を検出し、判定手段が検出手段で検
出された差電圧に基づき負荷の断線の有無を判定するた
め、シャント抵抗を不要として装置の熱損失を抑え、ラ
ンプの断線が発生した場合でも確実にランプの断線を検
出することができる。
【0021】請求項2の発明は、前記基準負荷は、前記
第1半導体スイッチがオフ時からオン時に遷移したとき
に該第1半導体スイッチに流れる突入電流に近似した電
流が流れるようにインピーダンスが設定されてなること
を特徴とする。
第1半導体スイッチがオフ時からオン時に遷移したとき
に該第1半導体スイッチに流れる突入電流に近似した電
流が流れるようにインピーダンスが設定されてなること
を特徴とする。
【0022】請求項2の発明によれば、基準負荷が、第
1半導体スイッチがオフ時からオン時に遷移したときに
該第1半導体スイッチに流れる突入電流に近似した電流
が流れるようにインピーダンスが設定されているため、
点灯1回目からラッシュ電流が定常電流になる前に確実
に負荷の断線検出を行え、しかも点灯1回目から点滅周
期を点灯2回目以降の周期と同一周期とすることがで
き、断線の検出精度が向上する。
1半導体スイッチがオフ時からオン時に遷移したときに
該第1半導体スイッチに流れる突入電流に近似した電流
が流れるようにインピーダンスが設定されているため、
点灯1回目からラッシュ電流が定常電流になる前に確実
に負荷の断線検出を行え、しかも点灯1回目から点滅周
期を点灯2回目以降の周期と同一周期とすることがで
き、断線の検出精度が向上する。
【0023】請求項3の発明は、前記第1半導体スイッ
チ、前記第2半導体スイッチ、前記検出手段、及び前記
判定手段は、同一チップ上に形成されることを特徴とす
る。
チ、前記第2半導体スイッチ、前記検出手段、及び前記
判定手段は、同一チップ上に形成されることを特徴とす
る。
【0024】請求項3の発明によれば、第1半導体スイ
ッチ、第2半導体スイッチ、検出手段、及び判定手段
は、同一チップ上に形成されるため、安価で小型な回路
を構成することができる。
ッチ、第2半導体スイッチ、検出手段、及び判定手段
は、同一チップ上に形成されるため、安価で小型な回路
を構成することができる。
【0025】請求項4の発明は、前記第1半導体スイッ
チが過熱した場合に該第1半導体スイッチをオフ制御し
て保護する過熱保護手段を有することを特徴とする。
チが過熱した場合に該第1半導体スイッチをオフ制御し
て保護する過熱保護手段を有することを特徴とする。
【0026】請求項4の発明によれば、過熱保護手段
は、第1半導体スイッチが過熱した場合に該第1半導体
スイッチをオフ制御して保護するため、第1半導体スイ
ッチの遮断を速めることができる。
は、第1半導体スイッチが過熱した場合に該第1半導体
スイッチをオフ制御して保護するため、第1半導体スイ
ッチの遮断を速めることができる。
【0027】請求項5の発明では、前記基準負荷は、複
数個の抵抗を備え、前記基準負荷の抵抗値は、前記複数
個の抵抗の選択接続により可変設定されることを特徴と
する。
数個の抵抗を備え、前記基準負荷の抵抗値は、前記複数
個の抵抗の選択接続により可変設定されることを特徴と
する。
【0028】請求項5の発明によれば、基準負荷は、複
数個の抵抗を備え、基準負荷の抵抗値は、前記複数個の
抵抗の選択接続により可変設定されることで、第2半導
体スイッチの端子間電圧を目標の仕様に設定することが
できる。
数個の抵抗を備え、基準負荷の抵抗値は、前記複数個の
抵抗の選択接続により可変設定されることで、第2半導
体スイッチの端子間電圧を目標の仕様に設定することが
できる。
【0029】請求項6の発明は、前記判定手段は、前記
負荷が断線していると判定した場合には、前記制御信号
の周期を変更することを特徴とする。
負荷が断線していると判定した場合には、前記制御信号
の周期を変更することを特徴とする。
【0030】請求項6の発明によれば、判定手段は、負
荷が断線していると判定した場合には、制御信号の周期
を変更するため、負荷が点滅周期が変更されることで負
荷が断線していることが容易にわかる。
荷が断線していると判定した場合には、制御信号の周期
を変更するため、負荷が点滅周期が変更されることで負
荷が断線していることが容易にわかる。
【0031】請求項7の発明の電源供給制御方法は、第
1制御信号入力端子へ供給される制御信号に応じてスイ
ッチング制御され電源から負荷への電力供給を制御する
第1半導体スイッチの端子間電圧と、第2制御信号入力
端子へ供給される前記制御信号に応じてスイッチング制
御され前記電源から基準負荷への電力供給を制御する第
2半導体スイッチの端子間電圧との差電圧を検出する検
出ステップと、この検出ステップで検出された差電圧に
基づき前記負荷の断線の有無を判定する判定ステップと
を備えることを特徴とする。
1制御信号入力端子へ供給される制御信号に応じてスイ
ッチング制御され電源から負荷への電力供給を制御する
第1半導体スイッチの端子間電圧と、第2制御信号入力
端子へ供給される前記制御信号に応じてスイッチング制
御され前記電源から基準負荷への電力供給を制御する第
2半導体スイッチの端子間電圧との差電圧を検出する検
出ステップと、この検出ステップで検出された差電圧に
基づき前記負荷の断線の有無を判定する判定ステップと
を備えることを特徴とする。
【0032】請求項8の発明の電源供給制御方法では、
前記基準負荷は、前記第1半導体スイッチがオフ時から
オン時に遷移したときに該第1半導体スイッチに流れる
突入電流に近似した電流が流れるようにインピーダンス
が設定されてなることを特徴とする。
前記基準負荷は、前記第1半導体スイッチがオフ時から
オン時に遷移したときに該第1半導体スイッチに流れる
突入電流に近似した電流が流れるようにインピーダンス
が設定されてなることを特徴とする。
【0033】請求項9の発明の電源供給制御方法では、
前記第1半導体スイッチが過熱した場合に該第1半導体
スイッチをオフ制御して保護する過熱保護ステップを有
することを特徴とする。
前記第1半導体スイッチが過熱した場合に該第1半導体
スイッチをオフ制御して保護する過熱保護ステップを有
することを特徴とする。
【0034】請求項10の発明の電源供給制御方法で
は、前記基準負荷は、複数個の抵抗を備え、前記基準負
荷の抵抗値は、前記複数個の抵抗の選択接続により可変
設定されることを特徴とする。
は、前記基準負荷は、複数個の抵抗を備え、前記基準負
荷の抵抗値は、前記複数個の抵抗の選択接続により可変
設定されることを特徴とする。
【0035】請求項11の発明の電源供給制御方法で
は、前記判定ステップは、前記負荷が断線していると判
定した場合には、前記制御信号の周期を変更することを
特徴とする。
は、前記判定ステップは、前記負荷が断線していると判
定した場合には、前記制御信号の周期を変更することを
特徴とする。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電源供給制御
装置及び電源供給制御方法の実施の形態例について、
[第1の実施形態]、[第2の実施形態]、[第3の実
施形態]、[第4の実施形態]、[第5の実施形態]、
[変形例]を、順に図1乃至図12を参照して詳細に説
明する。以下の説明では、電源供給制御装置及び電源供
給制御方法は、例えば自動車においてバッテリからの電
源を選択的にランプ等の各負荷に供給して、負荷への電
力供給を制御する装置に適用した実施の形態例について
説明するが、本発明はこのような形態に限定されるもの
ではなく、電源から負荷への電力供給をスイッチング制
御する電源供給制御装置および電源供給制御方法であれ
ばどのような形態であっても適用可能である。
装置及び電源供給制御方法の実施の形態例について、
[第1の実施形態]、[第2の実施形態]、[第3の実
施形態]、[第4の実施形態]、[第5の実施形態]、
[変形例]を、順に図1乃至図12を参照して詳細に説
明する。以下の説明では、電源供給制御装置及び電源供
給制御方法は、例えば自動車においてバッテリからの電
源を選択的にランプ等の各負荷に供給して、負荷への電
力供給を制御する装置に適用した実施の形態例について
説明するが、本発明はこのような形態に限定されるもの
ではなく、電源から負荷への電力供給をスイッチング制
御する電源供給制御装置および電源供給制御方法であれ
ばどのような形態であっても適用可能である。
【0037】ここで、図1は本発明の第1の実施形態の
電源供給制御装置の回路構成図、図2は実施形態で使用
する半導体スイッチ(サーマルFET)の詳細な回路構
成図、図3は実施形態の電源供給制御装置でのランプ断
線時のランプ電流波形を示す図、図4、図5および図6
は実施形態の電源供給制御装置及び電源供給制御方法が
利用する原理を説明する説明図、図7は短絡故障時およ
び通常動作時の実施形態の電源供給制御装置における半
導体スイッチの電流と電圧を例示する波形図、図8は本
発明の第2の実施形態の電源供給制御装置の回路構成
図、図9は本発明の第3の実施形態の電源供給制御装置
の回路構成図、図10は本発明の第4の実施形態の電源
供給制御装置の回路構成図、図11は本発明の第5の実
施形態の電源供給制御装置の回路構成図、図12は変形
例の電源供給制御装置における第2負荷(抵抗)の構成
を説明する回路図である。
電源供給制御装置の回路構成図、図2は実施形態で使用
する半導体スイッチ(サーマルFET)の詳細な回路構
成図、図3は実施形態の電源供給制御装置でのランプ断
線時のランプ電流波形を示す図、図4、図5および図6
は実施形態の電源供給制御装置及び電源供給制御方法が
利用する原理を説明する説明図、図7は短絡故障時およ
び通常動作時の実施形態の電源供給制御装置における半
導体スイッチの電流と電圧を例示する波形図、図8は本
発明の第2の実施形態の電源供給制御装置の回路構成
図、図9は本発明の第3の実施形態の電源供給制御装置
の回路構成図、図10は本発明の第4の実施形態の電源
供給制御装置の回路構成図、図11は本発明の第5の実
施形態の電源供給制御装置の回路構成図、図12は変形
例の電源供給制御装置における第2負荷(抵抗)の構成
を説明する回路図である。
【0038】[第1の実施形態]本発明の第1の実施形
態の電源供給制御装置について、図1を参照して説明す
ると、本実施形態の電源供給制御装置は、電源101の
出力電圧VBを負荷102に供給する経路に、半導体ス
イッチとしてのサーマルFETQAのドレインD−ソー
スSを直列接続した構成である。ここで、サーマルFE
TQAにはDMOS構造のNMOS型を使用しているが
PMOS型でも実現可能である。
態の電源供給制御装置について、図1を参照して説明す
ると、本実施形態の電源供給制御装置は、電源101の
出力電圧VBを負荷102に供給する経路に、半導体ス
イッチとしてのサーマルFETQAのドレインD−ソー
スSを直列接続した構成である。ここで、サーマルFE
TQAにはDMOS構造のNMOS型を使用しているが
PMOS型でも実現可能である。
【0039】また同図において、サーマルFETQAを
駆動制御する部分については、FETQB、抵抗R1〜
R10、ツェナーダイオードZD1、ダイオードD1、
コンパレータCMP1、駆動回路111およびスイッチ
SW1を備えた構成である。なお、参照符号として抵抗
には“R”とそれに続く数字を使用しているが、以下の
説明では参照符号として使用すると共に、それぞれ該抵
抗の抵抗値をも表すものとする。また、図1中の点線で
囲った部分である電流振動型遮断機能付きスイッチング
回路110aはアナログ集積化されるチップ部分を示
す。
駆動制御する部分については、FETQB、抵抗R1〜
R10、ツェナーダイオードZD1、ダイオードD1、
コンパレータCMP1、駆動回路111およびスイッチ
SW1を備えた構成である。なお、参照符号として抵抗
には“R”とそれに続く数字を使用しているが、以下の
説明では参照符号として使用すると共に、それぞれ該抵
抗の抵抗値をも表すものとする。また、図1中の点線で
囲った部分である電流振動型遮断機能付きスイッチング
回路110aはアナログ集積化されるチップ部分を示
す。
【0040】負荷102a〜102cは例えばヘッドラ
ンプ、バックランプ等のランプであり、ユーザ等がスイ
ッチSW1をオンさせることにより機能する。駆動回路
111には、コレクタ側が電位VPに接続されたソース
トランジスタQ5と、エミッタ側が接地電位(GND)
に接続されたシンクトランジスタQ6とを直列接続して
備え、スイッチSW1のオン/オフ切換えによる切換え
信号に基づき、ソーストランジスタQ5およびシンクト
ランジスタQ6をオン/オフ制御して、サーマルFET
QAを駆動制御する信号を出力する。なお図中、VBは
電源101の出力電圧であり、例えば12[V]であ
る。
ンプ、バックランプ等のランプであり、ユーザ等がスイ
ッチSW1をオンさせることにより機能する。駆動回路
111には、コレクタ側が電位VPに接続されたソース
トランジスタQ5と、エミッタ側が接地電位(GND)
に接続されたシンクトランジスタQ6とを直列接続して
備え、スイッチSW1のオン/オフ切換えによる切換え
信号に基づき、ソーストランジスタQ5およびシンクト
ランジスタQ6をオン/オフ制御して、サーマルFET
QAを駆動制御する信号を出力する。なお図中、VBは
電源101の出力電圧であり、例えば12[V]であ
る。
【0041】半導体スイッチとしてのサーマルFETQ
Aは、より詳しくは図2に示すような構成を備えてい
る。図2において、サーマルFETQAは、内蔵抵抗R
G、温度センサ121、ラッチ回路122及び過熱遮断
用FETQSを備えている。なお、ZD1はゲートG−
ソースS間を12[V]に保ってゲートGに過電圧が印
加されようとした場合にこれをバイパスさせるツェナー
ダイオードである。
Aは、より詳しくは図2に示すような構成を備えてい
る。図2において、サーマルFETQAは、内蔵抵抗R
G、温度センサ121、ラッチ回路122及び過熱遮断
用FETQSを備えている。なお、ZD1はゲートG−
ソースS間を12[V]に保ってゲートGに過電圧が印
加されようとした場合にこれをバイパスさせるツェナー
ダイオードである。
【0042】つまり、本実施形態で使用するサーマルF
ETQAは、サーマルFETQAが規定以上の温度まで
上昇したことが温度センサ121によって検出された場
合には、その旨の検出情報がラッチ回路122に保持さ
れ、ゲート遮断回路としての過熱遮断用FETQSがオ
ン動作となることによって、サーマルFETQAを強制
的にオフ制御する過熱遮断機能を備えている。
ETQAは、サーマルFETQAが規定以上の温度まで
上昇したことが温度センサ121によって検出された場
合には、その旨の検出情報がラッチ回路122に保持さ
れ、ゲート遮断回路としての過熱遮断用FETQSがオ
ン動作となることによって、サーマルFETQAを強制
的にオフ制御する過熱遮断機能を備えている。
【0043】温度センサ121は4個のダイオードが縦
続接続されてなり、実装上、温度センサ121はサーマ
ルFETQAの近傍に配置形成されている。サーマルF
ETQAの温度が上昇するにつれて温度センサ121の
各ダイオードの抵抗値が減少するので、FETQ51の
ゲート電位が“L”レベルとされる電位まで下がると、
FETQ51がオン状態からオフ状態に遷移する。これ
により、FETQ54のゲート電位がサーマルFETQ
Aのゲート制御端子(G)の電位にプルアップされ、F
ETQ54がオフ状態からオン状態に遷移して、ラッチ
回路122に“1”がラッチされることとなる。このと
き、ラッチ回路122の出力が“H”レベルとなって過
熱遮断用FETQSがオフ状態からオン状態に遷移する
ので、サーマルFETQAの真のゲート(TG)の電位
レベルが“L”レベルとなって、サーマルFETQAが
オン状態からオフ状態に遷移して、過熱遮断されること
となる。
続接続されてなり、実装上、温度センサ121はサーマ
ルFETQAの近傍に配置形成されている。サーマルF
ETQAの温度が上昇するにつれて温度センサ121の
各ダイオードの抵抗値が減少するので、FETQ51の
ゲート電位が“L”レベルとされる電位まで下がると、
FETQ51がオン状態からオフ状態に遷移する。これ
により、FETQ54のゲート電位がサーマルFETQ
Aのゲート制御端子(G)の電位にプルアップされ、F
ETQ54がオフ状態からオン状態に遷移して、ラッチ
回路122に“1”がラッチされることとなる。このと
き、ラッチ回路122の出力が“H”レベルとなって過
熱遮断用FETQSがオフ状態からオン状態に遷移する
ので、サーマルFETQAの真のゲート(TG)の電位
レベルが“L”レベルとなって、サーマルFETQAが
オン状態からオフ状態に遷移して、過熱遮断されること
となる。
【0044】また、本実施形態の電源供給制御装置で
は、負荷102またはサーマルFETQAのドレインD
−ソースS間において発生する短絡故障による過電流、
或いは不完全短絡故障による異常電流に対する保護機
能、あるいはランプの断線検出機能をも備えている。以
下、図1を参照して、この保護機能及び断線検出機能を
実現する構成について説明する。
は、負荷102またはサーマルFETQAのドレインD
−ソースS間において発生する短絡故障による過電流、
或いは不完全短絡故障による異常電流に対する保護機
能、あるいはランプの断線検出機能をも備えている。以
下、図1を参照して、この保護機能及び断線検出機能を
実現する構成について説明する。
【0045】まず、基準電圧発生手段は、FET(第2
半導体スイッチ)QB、抵抗Rr1、抵抗Rr2及びコ
ンデンサC1により構成されている。FETQBのドレ
インおよびゲートはそれぞれサーマルFETQAのドレ
イン(D)および真のゲート(TG)に接続され、FE
TQBのソース(SB)は直列に接続された抵抗Rr1
及び抵抗Rr2を介して接地電位(GND)に接続され
ている。抵抗Rr2にはコンデンサC1が並列に接続さ
れている。ランプ102a等の点灯1回目より確実にラ
ンプの断線を検出するために、抵抗Rr1及び抵抗Rr
2の直列抵抗値は、ランプ突入電流に近似した電流が流
れるようなインピーダンスに設定されている。
半導体スイッチ)QB、抵抗Rr1、抵抗Rr2及びコ
ンデンサC1により構成されている。FETQBのドレ
インおよびゲートはそれぞれサーマルFETQAのドレ
イン(D)および真のゲート(TG)に接続され、FE
TQBのソース(SB)は直列に接続された抵抗Rr1
及び抵抗Rr2を介して接地電位(GND)に接続され
ている。抵抗Rr2にはコンデンサC1が並列に接続さ
れている。ランプ102a等の点灯1回目より確実にラ
ンプの断線を検出するために、抵抗Rr1及び抵抗Rr
2の直列抵抗値は、ランプ突入電流に近似した電流が流
れるようなインピーダンスに設定されている。
【0046】このように、FETQBおよびサーマルF
ETQAのドレイン(D)およびゲート(TG)を共通
化することにより同一チップである電流振動型遮断機能
付きスイッチング回路(110a)への集積化を容易に
することができる。
ETQAのドレイン(D)およびゲート(TG)を共通
化することにより同一チップである電流振動型遮断機能
付きスイッチング回路(110a)への集積化を容易に
することができる。
【0047】また、FETQBおよびサーマルFETQ
Aは同一プロセスで同一チップである電流振動型遮断機
能付きスイッチング回路(110a)上に形成されたも
のを使用することとして、温度ドリフトやロット間のバ
ラツキの影響を除去(削減)するようにしている。ま
た、FETQBの電流容量がサーマルFETQAの電流
容量よりも小さくなるように、それぞれのFETを構成
する並列接続のトランジスタ数を(FETQBのトラン
ジスタ数:1個)<(サーマルFETQAのトランジス
タ数:1000個)となるように構成している。
Aは同一プロセスで同一チップである電流振動型遮断機
能付きスイッチング回路(110a)上に形成されたも
のを使用することとして、温度ドリフトやロット間のバ
ラツキの影響を除去(削減)するようにしている。ま
た、FETQBの電流容量がサーマルFETQAの電流
容量よりも小さくなるように、それぞれのFETを構成
する並列接続のトランジスタ数を(FETQBのトラン
ジスタ数:1個)<(サーマルFETQAのトランジス
タ数:1000個)となるように構成している。
【0048】さらに、過電流を検出するために、抵抗R
r(抵抗Rr1と抵抗Rr2との直列合成抵抗値)の抵
抗値は、後述のように負荷102の抵抗値×(FETQ
Bのトランジスタ数:1個/サーマルFETQAのトラ
ンジスタ数:1000個)の値となるように設定され
る。この抵抗Rrの設定により、サーマルFETQAに
正常動作の負荷電流(5[mA])が流れたときと同じ
ドレイン−ソース間電圧VDSをFETQBに発生させる
ことができる。また、以上のような回路規定により、F
ETQBおよび抵抗Rrで構成される基準電圧発生手段
の構成を極力小型化することができ、実装スペースを縮
小して装置コストを低減することができる。
r(抵抗Rr1と抵抗Rr2との直列合成抵抗値)の抵
抗値は、後述のように負荷102の抵抗値×(FETQ
Bのトランジスタ数:1個/サーマルFETQAのトラ
ンジスタ数:1000個)の値となるように設定され
る。この抵抗Rrの設定により、サーマルFETQAに
正常動作の負荷電流(5[mA])が流れたときと同じ
ドレイン−ソース間電圧VDSをFETQBに発生させる
ことができる。また、以上のような回路規定により、F
ETQBおよび抵抗Rrで構成される基準電圧発生手段
の構成を極力小型化することができ、実装スペースを縮
小して装置コストを低減することができる。
【0049】可変抵抗RVはサーマルFETQAのソー
スSA抵抗R1,R2の分圧点との間に負荷102に対
して直列に接続されている。可変抵抗RVの抵抗値を変
えることにより第2負荷の抵抗値を等価的に可変設定す
る。即ち、電流振動遮断型素子110aの外部に可変抵
抗RVを設置し、該可変抵抗RVを調整することにより
基準電圧生成手段の設定値(基準)を目標の仕様に設定
することが可能となる。これにより、アナログ集積化す
る場合でも1種類の電流振動遮断型素子110aで複数
の仕様をカバーすることが可能となる。
スSA抵抗R1,R2の分圧点との間に負荷102に対
して直列に接続されている。可変抵抗RVの抵抗値を変
えることにより第2負荷の抵抗値を等価的に可変設定す
る。即ち、電流振動遮断型素子110aの外部に可変抵
抗RVを設置し、該可変抵抗RVを調整することにより
基準電圧生成手段の設定値(基準)を目標の仕様に設定
することが可能となる。これにより、アナログ集積化す
る場合でも1種類の電流振動遮断型素子110aで複数
の仕様をカバーすることが可能となる。
【0050】また、前述したように抵抗Rrの抵抗値
は、ランプ突入電流に近似した電流が流れるようなイン
ピーダンスに設定するか、抵抗Rrの抵抗値は、負荷1
02の抵抗値×(FETQBのトランジスタ数:1個/
サーマルFETQAのトランジスタ数:1000個)の
値となるように設定するかは、目的に応じて適宜いずれ
かに設定する。
は、ランプ突入電流に近似した電流が流れるようなイン
ピーダンスに設定するか、抵抗Rrの抵抗値は、負荷1
02の抵抗値×(FETQBのトランジスタ数:1個/
サーマルFETQAのトランジスタ数:1000個)の
値となるように設定するかは、目的に応じて適宜いずれ
かに設定する。
【0051】コンパレータCMP1及びコンパレータC
MP2の“+”入力端子には、サーマルFETQAのド
レインD−ソースS間電圧VDSを抵抗R1と抵抗R2お
よび可変抵抗RVの並列抵抗(R2‖RV)とで分圧し
た電圧が抵抗R5を介して供給されている。また、コン
パレータCMP1の“−”入力端子には、FETQBの
ソース電圧VSが供給されている。つまり、これら
“+”および“−”の両入力端子に供給される電位がほ
ぼ一致したときに出力は有効(“H”レベル)となり、
一致しないときに無効(“L”レベル)となる。コンパ
レータCMP1は、過電流判定を行い、コンパレータC
MP2は、ランプの断線の有無の判定を行うようになっ
ている。なお、後述のように、コンパレータCMP1は
一定のヒステリシスを持っている。マイクロコンピュー
タ(マイコン)10は、中央処理装置(CPU)を内蔵
し、コンパレータCMP2によるランプの断線検出結果
に応じて、ランプを点滅するための点滅信号の周期を決
定するようになっている。
MP2の“+”入力端子には、サーマルFETQAのド
レインD−ソースS間電圧VDSを抵抗R1と抵抗R2お
よび可変抵抗RVの並列抵抗(R2‖RV)とで分圧し
た電圧が抵抗R5を介して供給されている。また、コン
パレータCMP1の“−”入力端子には、FETQBの
ソース電圧VSが供給されている。つまり、これら
“+”および“−”の両入力端子に供給される電位がほ
ぼ一致したときに出力は有効(“H”レベル)となり、
一致しないときに無効(“L”レベル)となる。コンパ
レータCMP1は、過電流判定を行い、コンパレータC
MP2は、ランプの断線の有無の判定を行うようになっ
ている。なお、後述のように、コンパレータCMP1は
一定のヒステリシスを持っている。マイクロコンピュー
タ(マイコン)10は、中央処理装置(CPU)を内蔵
し、コンパレータCMP2によるランプの断線検出結果
に応じて、ランプを点滅するための点滅信号の周期を決
定するようになっている。
【0052】次に、以上説明した本実施形態の電源供給
制御装置の回路構成を踏まえて、電源供給制御方法を説
明する。具体的な動作説明を行う前に、図4、図5およ
び図6を参照して、本実施形態の電源供給制御装置およ
び電源供給制御方法が利用する原理について説明する。
ここで、図4はオフ状態からオン状態への遷移時のドレ
イン−ソース間電圧の立ち下がり特性の説明図、図5は
概念的回路図、図6はサーマルFETのドレイン電流と
ゲート−ソース間電圧との特性を説明する説明図であ
る。
制御装置の回路構成を踏まえて、電源供給制御方法を説
明する。具体的な動作説明を行う前に、図4、図5およ
び図6を参照して、本実施形態の電源供給制御装置およ
び電源供給制御方法が利用する原理について説明する。
ここで、図4はオフ状態からオン状態への遷移時のドレ
イン−ソース間電圧の立ち下がり特性の説明図、図5は
概念的回路図、図6はサーマルFETのドレイン電流と
ゲート−ソース間電圧との特性を説明する説明図であ
る。
【0053】半導体スイッチとしてサーマルFETQA
を使用した場合、電源101から負荷102への電力供
給経路は、概念的に図5に示すような回路として表され
る。負荷102には電力供給経路の配線インダクタンス
L0と配線抵抗R0とを含む。なお、経路または負荷1
02において短絡故障が発生した場合にはR0には短絡
抵抗も含まれることとなる。ここで短絡抵抗は、本実施
形態が適用対象としている自動車において負荷102を
ヘッドライトと仮定した場合には、上述の完全短絡(デ
ッドショート)の場合に約40[mΩ]以下であり、不
完全短絡の場合は約40〜500[mΩ]である。
を使用した場合、電源101から負荷102への電力供
給経路は、概念的に図5に示すような回路として表され
る。負荷102には電力供給経路の配線インダクタンス
L0と配線抵抗R0とを含む。なお、経路または負荷1
02において短絡故障が発生した場合にはR0には短絡
抵抗も含まれることとなる。ここで短絡抵抗は、本実施
形態が適用対象としている自動車において負荷102を
ヘッドライトと仮定した場合には、上述の完全短絡(デ
ッドショート)の場合に約40[mΩ]以下であり、不
完全短絡の場合は約40〜500[mΩ]である。
【0054】このような電力供給経路の一部を成すサー
マルFETQAのドレイン−ソース間電圧VDSは、サー
マルFETQAがオフ状態からオン状態へ遷移する際の
立ち下がり電圧特性として、図4に示す如くなる。即
ち、短絡の場合、基準負荷(通常動作)の場合、負荷1
02が抵抗1[KΩ]の場合についての立ち下がり電圧
特性である。このように、立ち下がり特性は、電力供給
経路および負荷の状態、即ち、経路が持つ配線インダク
タンス並びに配線抵抗および短絡抵抗に基づく時定数に
応じて変化する。
マルFETQAのドレイン−ソース間電圧VDSは、サー
マルFETQAがオフ状態からオン状態へ遷移する際の
立ち下がり電圧特性として、図4に示す如くなる。即
ち、短絡の場合、基準負荷(通常動作)の場合、負荷1
02が抵抗1[KΩ]の場合についての立ち下がり電圧
特性である。このように、立ち下がり特性は、電力供給
経路および負荷の状態、即ち、経路が持つ配線インダク
タンス並びに配線抵抗および短絡抵抗に基づく時定数に
応じて変化する。
【0055】このようなドレイン−ソース間電圧VDSの
特性の変化を利用して過電流検出を行う手法として、以
下で説明する手法の他に、所定タイミングで所定しきい
値との比較を行って過電流検出を行う手法が考えられる
が、所定タイミングを規定する手段および所定しきい値
との比較手段を構成するために、コンデンサや複数の抵
抗といった部品を必要とし、これらの部品がばらつくと
検出誤差となってしまうという問題がある。また、コン
デンサが必要であり、該コンデンサはチップ内に搭載で
きないことから、外付け部品が必要となり、装置コスト
のアップ要因となってしまうという問題もあった。
特性の変化を利用して過電流検出を行う手法として、以
下で説明する手法の他に、所定タイミングで所定しきい
値との比較を行って過電流検出を行う手法が考えられる
が、所定タイミングを規定する手段および所定しきい値
との比較手段を構成するために、コンデンサや複数の抵
抗といった部品を必要とし、これらの部品がばらつくと
検出誤差となってしまうという問題がある。また、コン
デンサが必要であり、該コンデンサはチップ内に搭載で
きないことから、外付け部品が必要となり、装置コスト
のアップ要因となってしまうという問題もあった。
【0056】図4において、サーマルFETQAがオン
状態に遷移してドレイン−ソース間電圧VDSが飽和する
までの期間は、サーマルFETQAはピンチオフ領域で
動作する。
状態に遷移してドレイン−ソース間電圧VDSが飽和する
までの期間は、サーマルFETQAはピンチオフ領域で
動作する。
【0057】また、負荷102の抵抗が1[KΩ]のと
きのドレイン−ソース間電圧VDSの変化について、次の
ように考察できる。つまり、第1に、例えば、サーマル
FETQAに日立製の「HAF2001]を使用した場
合、ドレイン電流ID=12[mA]だから、ゲート−
ソース間電圧VTGSは、ほぼしきい値電圧1.6[V]
に維持される。第2に、駆動回路111によるゲート
(G)への充電は継続されるから、このまま行くとゲー
ト−ソース間電圧VTGSは上昇して行ってしまうが、ド
レイン−ソース間電圧VDSが低下して、ゲート−ドレイ
ン間の容量値CGDを増大させるので、ゲート−ソース間
電圧VTGSに達する電荷を吸収してしまうことになる。
即ち、ドレイン−ソース間電圧VDSはゲート−ソース間
電圧VTGSに達した電荷が電位上昇を生じさせないだけ
の容量を発生させるような速度で降下することになる。
これにより、ゲート−ソース間電圧VTGSは約1.6
[V]に維持される。
きのドレイン−ソース間電圧VDSの変化について、次の
ように考察できる。つまり、第1に、例えば、サーマル
FETQAに日立製の「HAF2001]を使用した場
合、ドレイン電流ID=12[mA]だから、ゲート−
ソース間電圧VTGSは、ほぼしきい値電圧1.6[V]
に維持される。第2に、駆動回路111によるゲート
(G)への充電は継続されるから、このまま行くとゲー
ト−ソース間電圧VTGSは上昇して行ってしまうが、ド
レイン−ソース間電圧VDSが低下して、ゲート−ドレイ
ン間の容量値CGDを増大させるので、ゲート−ソース間
電圧VTGSに達する電荷を吸収してしまうことになる。
即ち、ドレイン−ソース間電圧VDSはゲート−ソース間
電圧VTGSに達した電荷が電位上昇を生じさせないだけ
の容量を発生させるような速度で降下することになる。
これにより、ゲート−ソース間電圧VTGSは約1.6
[V]に維持される。
【0058】また、負荷抵抗=1[KΩ]時のドレイン
−ソース間電圧VDSの変化について、次のような解釈も
可能である。つまり、サーマルFETQAがオン状態に
遷移した後の各経過時点で、駆動回路111によってゲ
ート(G)の送られる充電電荷を吸収し、真のゲート
(TG)の電圧VTGSを一定に保つうようなドレイン−
ソース間電圧VDSの値を表わしている。したがって、あ
る経過時間の後にドレイン−ソース間電圧VDSが図4の
負荷抵抗=1[KG]時の曲線より上側にあれば、ゲー
ト−ソース間電圧VTGSは1.6[V]よりも高くなっ
ていることを意味する。なお、ドレイン−ソース間電圧
VDSは図4の負荷抵抗=1[KΩ]時の曲線より下側に
来ることはない。
−ソース間電圧VDSの変化について、次のような解釈も
可能である。つまり、サーマルFETQAがオン状態に
遷移した後の各経過時点で、駆動回路111によってゲ
ート(G)の送られる充電電荷を吸収し、真のゲート
(TG)の電圧VTGSを一定に保つうようなドレイン−
ソース間電圧VDSの値を表わしている。したがって、あ
る経過時間の後にドレイン−ソース間電圧VDSが図4の
負荷抵抗=1[KG]時の曲線より上側にあれば、ゲー
ト−ソース間電圧VTGSは1.6[V]よりも高くなっ
ていることを意味する。なお、ドレイン−ソース間電圧
VDSは図4の負荷抵抗=1[KΩ]時の曲線より下側に
来ることはない。
【0059】さらに、図4の負荷抵抗=1[KΩ]時の
曲線からの距離をΔVDSGAPとすると、ΔVDSGAP×CGD
分の電荷をゲート−ソース間電圧VTGSから引き去れ
ば、ゲート−ソース間電圧電圧VTGSは1.6[V]に
なることを意味する。換言すれば、ゲート−ソース間電
圧VTGSは1.6[V]からこの電荷分だけ電位が上昇
していることを意味する。このことを式で示せば次式と
なる。
曲線からの距離をΔVDSGAPとすると、ΔVDSGAP×CGD
分の電荷をゲート−ソース間電圧VTGSから引き去れ
ば、ゲート−ソース間電圧電圧VTGSは1.6[V]に
なることを意味する。換言すれば、ゲート−ソース間電
圧VTGSは1.6[V]からこの電荷分だけ電位が上昇
していることを意味する。このことを式で示せば次式と
なる。
【0060】 VTGS−1.6=ΔVDSGAP×CGD/(CGS×CGD) 即ち、ΔVDSGAPは(ゲート−ソース間電圧VTGS −
1.6[V]に比例する。
1.6[V]に比例する。
【0061】また、ゲート−ソース間電圧VTGSとドレ
イン電流IDとの間には、図6の特性に示すように、比
例に近い1対1の関係がある。ここで、図6の特性は日
立製の「HAF2001」のものであり、図中のVGSは
ここではゲート−ソース間電圧VTGSに相当する。した
がって、ΔVDSGAPは図6の特性に示されるような対応
関係に基づいてドレイン電流IDを表すということがで
きる。図6において、ドレイン電流ID=10[A]近
辺の分解能は約80[mV/A]である。即ち、1
[A]のドレイン電流IDが80[mV]のゲート−ソ
ース間電圧VTGS に対応し、±5[A]のドレイン電流
IDの変化に対して±0.4[V]のゲート−ソース間
電圧VTGS の変化が対応する。なお、この分解能は従来
例においてシャント抵抗RS=80[mΩ]相当の分解
能に相当します。
イン電流IDとの間には、図6の特性に示すように、比
例に近い1対1の関係がある。ここで、図6の特性は日
立製の「HAF2001」のものであり、図中のVGSは
ここではゲート−ソース間電圧VTGSに相当する。した
がって、ΔVDSGAPは図6の特性に示されるような対応
関係に基づいてドレイン電流IDを表すということがで
きる。図6において、ドレイン電流ID=10[A]近
辺の分解能は約80[mV/A]である。即ち、1
[A]のドレイン電流IDが80[mV]のゲート−ソ
ース間電圧VTGS に対応し、±5[A]のドレイン電流
IDの変化に対して±0.4[V]のゲート−ソース間
電圧VTGS の変化が対応する。なお、この分解能は従来
例においてシャント抵抗RS=80[mΩ]相当の分解
能に相当します。
【0062】なお、ドレイン電流IDがゼロの時はゲー
トを充電する回路およびミラー容量だけでドレイン−ソ
ース間電圧VDSの曲線は決まるが、ドレイン電流IDが
流れると、回路のインダクタンスLcおよび回路全体の
抵抗Rcの影響を受けることになる。完全短路(デッド
ショート)のようにドレイン電流IDが大きくなると、
ドレイン電流IDの立ち上り勾配はインダクタンスLc
及び抵抗Rcでほぼ決まるので、ドレイン電流IDの立
上がり勾配は一定値に収れんし、したがって、ゲート−
ソース間電圧VTGSの曲線も収れんすることとなる。
トを充電する回路およびミラー容量だけでドレイン−ソ
ース間電圧VDSの曲線は決まるが、ドレイン電流IDが
流れると、回路のインダクタンスLcおよび回路全体の
抵抗Rcの影響を受けることになる。完全短路(デッド
ショート)のようにドレイン電流IDが大きくなると、
ドレイン電流IDの立ち上り勾配はインダクタンスLc
及び抵抗Rcでほぼ決まるので、ドレイン電流IDの立
上がり勾配は一定値に収れんし、したがって、ゲート−
ソース間電圧VTGSの曲線も収れんすることとなる。
【0063】図6に示される特性には温度の特異点が存
在する。日立製の「HAF2001」の場合、ドレイン
電流ID=15[A]、ゲート−ソース間電圧VTGS =
3.3〜3.4[V]の付近である。通常の正常負荷電
流はほぼ15[A]以下なので、特異点の下側に来るこ
とになる。この下側の領域では、同じドレイン電流ID
に対し、温度上昇に応じてゲート−ソース間電圧VTGS
は小さくなる。したがって、高温条件下でも誤作動が低
減されることになり有利といえる。
在する。日立製の「HAF2001」の場合、ドレイン
電流ID=15[A]、ゲート−ソース間電圧VTGS =
3.3〜3.4[V]の付近である。通常の正常負荷電
流はほぼ15[A]以下なので、特異点の下側に来るこ
とになる。この下側の領域では、同じドレイン電流ID
に対し、温度上昇に応じてゲート−ソース間電圧VTGS
は小さくなる。したがって、高温条件下でも誤作動が低
減されることになり有利といえる。
【0064】また、ゲートを充電する回路が異なると、
同じ負荷電流に対してドレイン−ソース間電圧VDSの曲
線は変わってくる。したがって、ゲート充電電流は常に
同じ条件を保つ必要がある。なお、ゲート充電電流を減
らせばドレイン−ソース間電圧VDSの曲線は上方にシフ
トすることになる。この性質を利用して、同じドレイン
電流IDに対してドレイン−ソース間電圧VDSを増大さ
せるようにすれば、過熱遮断保護機能による過熱遮断を
促進させることができる。後述の過熱遮断促進回路(過
熱遮断促進回路)はこれを利用したものである。
同じ負荷電流に対してドレイン−ソース間電圧VDSの曲
線は変わってくる。したがって、ゲート充電電流は常に
同じ条件を保つ必要がある。なお、ゲート充電電流を減
らせばドレイン−ソース間電圧VDSの曲線は上方にシフ
トすることになる。この性質を利用して、同じドレイン
電流IDに対してドレイン−ソース間電圧VDSを増大さ
せるようにすれば、過熱遮断保護機能による過熱遮断を
促進させることができる。後述の過熱遮断促進回路(過
熱遮断促進回路)はこれを利用したものである。
【0065】次に、以上の考察を踏まえて、本実施形態
の電源供給制御装置の動作を説明する。先ず、サーマル
EFTQAおよび基準電圧生成手段(FETQB、抵抗
Rr)について説明する。サーマルFETQAおよびF
ETQBがピンチオフ領域で動作しているときは、カレ
ントミラー(Current mirror)回路が構成され、ドレイ
ン電流IDGA=1000×ドレイン電流IDGSとなる。
の電源供給制御装置の動作を説明する。先ず、サーマル
EFTQAおよび基準電圧生成手段(FETQB、抵抗
Rr)について説明する。サーマルFETQAおよびF
ETQBがピンチオフ領域で動作しているときは、カレ
ントミラー(Current mirror)回路が構成され、ドレイ
ン電流IDGA=1000×ドレイン電流IDGSとなる。
【0066】したがって、サーマルFETQAのドレイ
ン電流としてIDQA=5[A]、FETQBのドレイン
電流としてIDQB=5[mA]がそれぞれ流れていると
きは、サーマルFETQAおよびFETQBのそれぞれ
のドレイン−ソース間電圧VDSとゲート−ソース間電圧
VTGSは一致する。即ち、VDSA =VDSB ,VTGSA=VT
GSBとなる。ここで、VDSA =VDSB はそれぞれサーマ
ルFETQA、FETQBのドレイン−ソース間電圧で
あり、VTGSA=VTGSBはそれぞれサーマルFETQA、
FETQBのゲート−ソース間電圧である。
ン電流としてIDQA=5[A]、FETQBのドレイン
電流としてIDQB=5[mA]がそれぞれ流れていると
きは、サーマルFETQAおよびFETQBのそれぞれ
のドレイン−ソース間電圧VDSとゲート−ソース間電圧
VTGSは一致する。即ち、VDSA =VDSB ,VTGSA=VT
GSBとなる。ここで、VDSA =VDSB はそれぞれサーマ
ルFETQA、FETQBのドレイン−ソース間電圧で
あり、VTGSA=VTGSBはそれぞれサーマルFETQA、
FETQBのゲート−ソース間電圧である。
【0067】したがって、FETQBが完全にオン状態
に遷移しているときは、抵抗Rrの両端にほぼ電源電圧
VBが印加されるから、サーマルFETQAに接続する
5[A]負荷に等価なFETQBの負荷として、抵抗R
rの抵抗値は、Rr=12[V]/5[mA]−1.4
[KΩ]として決定される。
に遷移しているときは、抵抗Rrの両端にほぼ電源電圧
VBが印加されるから、サーマルFETQAに接続する
5[A]負荷に等価なFETQBの負荷として、抵抗R
rの抵抗値は、Rr=12[V]/5[mA]−1.4
[KΩ]として決定される。
【0068】このように、ここでは、サーマルFETQ
Aに5[A]の負荷電流が流れたときのドレイン−ソー
ス間電圧VDSの値(曲線)を基準とするが、サーマルF
ETQAに対してトランジスタ数比(=電流容量比)の
小さいFETQBを用いて基準電圧生成手段を構成する
ことにより、基準電圧生成手段をより小型化して、小さ
なチップ占有面積で要求機能を実現できるわけである。
さらに、上述のように、FETQBとサーマルFETQ
Aと同一プロセスで、同一チップ上に構成することによ
り、ロット間ばらつき、温度ドリフトの影響を除去する
ことができて、検出精度を大幅に改善できる。
Aに5[A]の負荷電流が流れたときのドレイン−ソー
ス間電圧VDSの値(曲線)を基準とするが、サーマルF
ETQAに対してトランジスタ数比(=電流容量比)の
小さいFETQBを用いて基準電圧生成手段を構成する
ことにより、基準電圧生成手段をより小型化して、小さ
なチップ占有面積で要求機能を実現できるわけである。
さらに、上述のように、FETQBとサーマルFETQ
Aと同一プロセスで、同一チップ上に構成することによ
り、ロット間ばらつき、温度ドリフトの影響を除去する
ことができて、検出精度を大幅に改善できる。
【0069】次に、ピンチオフ領域における動作につい
て説明する。サーマルFETQAがオン状態に遷移する
と、ドレイン電流はIDQAは回路抵抗で決まる最終負荷
電流値を目指して立ち上がっていく。また、サーマルF
ETQAのゲート−ソース間電圧VTGSAは、ドレイン電
流IDQAで決まる値を取り、ドレイン−ソース間電圧V
DSAの低下によるコンデンサ容量CGDのミラー効果でブ
レーキをかけられながら、これも立ち上がっていく。さ
らに、FETQBのゲート−ソース間電圧VTGSBは、ド
レイン電流IDQB=5[mA](ドレイン電流IDQA=
5[A]に相当)までは、ゲート−ソース間電圧VTGSB
=VTGSAで増加していくが、それ以降はドレイン電流I
DQB=5[mA]一定になるため(ピンチオフ領域内で
一定になる)、ゲート−ソース間電圧VTGSBも一定にな
り、日立製の「HAF2001」の場合は、約2.7
[V]一定になる。
て説明する。サーマルFETQAがオン状態に遷移する
と、ドレイン電流はIDQAは回路抵抗で決まる最終負荷
電流値を目指して立ち上がっていく。また、サーマルF
ETQAのゲート−ソース間電圧VTGSAは、ドレイン電
流IDQAで決まる値を取り、ドレイン−ソース間電圧V
DSAの低下によるコンデンサ容量CGDのミラー効果でブ
レーキをかけられながら、これも立ち上がっていく。さ
らに、FETQBのゲート−ソース間電圧VTGSBは、ド
レイン電流IDQB=5[mA](ドレイン電流IDQA=
5[A]に相当)までは、ゲート−ソース間電圧VTGSB
=VTGSAで増加していくが、それ以降はドレイン電流I
DQB=5[mA]一定になるため(ピンチオフ領域内で
一定になる)、ゲート−ソース間電圧VTGSBも一定にな
り、日立製の「HAF2001」の場合は、約2.7
[V]一定になる。
【0070】また、サーマルFETQAのゲート−ソー
ス間電圧VTGSAは、ドレイン電流IDQAの増加に応じて
大きくなっていくので、ゲート−ソース間電圧はVTGSB
<VTGSAとなる。また、VDSA =VTGSB+VTGD ,VDS
B =VTGSB+VTGD の関係があるから、VDSA −VDSB
=VTGSA−VTGSBとなる。ここで、ゲート−ソース間電
圧の差VTGSA−VTGSBは、ドレイン電流IDQA−5
[A]を表わすから、ドレイン−ソース間電圧の差VDS
A−VDSBを検出することにより、ドレイン電流IDQA−
5[A]を得ることができる。
ス間電圧VTGSAは、ドレイン電流IDQAの増加に応じて
大きくなっていくので、ゲート−ソース間電圧はVTGSB
<VTGSAとなる。また、VDSA =VTGSB+VTGD ,VDS
B =VTGSB+VTGD の関係があるから、VDSA −VDSB
=VTGSA−VTGSBとなる。ここで、ゲート−ソース間電
圧の差VTGSA−VTGSBは、ドレイン電流IDQA−5
[A]を表わすから、ドレイン−ソース間電圧の差VDS
A−VDSBを検出することにより、ドレイン電流IDQA−
5[A]を得ることができる。
【0071】FETQBのドレイン−ソース間電圧VDS
BはコンパレータCMP1に直接入力され、サーマルF
ETQAのドレイン−ソース間電圧VDSAはR1と抵抗
R2で分圧した値(ここでは可変抵抗RVについて考慮
に入れないものとする)がコンパレータCMP1に入力
される。即ち、 VDSA×R1/(R1+R2)………(1) がコンパレータCMP1に入力されることになる。サー
マルFEGQAがオン状態に遷移した直後は、FETQ
Bのドレイン−ソース間電圧VDSB>(1)であるが、
サーマルFETQAのドレイン電流IDQAが増加するに
連れて(1)は増加し、ついにはFETQBのドレイン
−ソース間電圧VDSBより大きくなり、この時、コンパ
レータCMP1の出力は“H”レベルから“L”レベル
に変化して、サーマルFETQAをオフ状態に遷移させ
る。
BはコンパレータCMP1に直接入力され、サーマルF
ETQAのドレイン−ソース間電圧VDSAはR1と抵抗
R2で分圧した値(ここでは可変抵抗RVについて考慮
に入れないものとする)がコンパレータCMP1に入力
される。即ち、 VDSA×R1/(R1+R2)………(1) がコンパレータCMP1に入力されることになる。サー
マルFEGQAがオン状態に遷移した直後は、FETQ
Bのドレイン−ソース間電圧VDSB>(1)であるが、
サーマルFETQAのドレイン電流IDQAが増加するに
連れて(1)は増加し、ついにはFETQBのドレイン
−ソース間電圧VDSBより大きくなり、この時、コンパ
レータCMP1の出力は“H”レベルから“L”レベル
に変化して、サーマルFETQAをオフ状態に遷移させ
る。
【0072】なお、コンパレータCMP1では、ダイオ
ードD1と抵抗R5でヒステリシスが形成されている。
サーマルFETQAがオフ状態に遷移したとき、駆動回
路111のシンクトランジスタQ6によりゲート電位は
接地され、ダイオードD1のカソード側電位は、VDSB
−0.7[V](ツェナーダイオードZD1の順方向電
圧)になるので、抵抗R1→抵抗R5→ダイオードD1
の経路で電流が流れ、コンパレータCMP1の“+”入
力端子の電位は、駆動回路111がオン制御していると
きより低下する。したがって、オフ状態に遷移したとき
より小さいドレイン−ソース間電圧の差VDSA−VDSBま
でサーマルFETQAはオフ状態を維持し、その後オン
状態に遷移することとなる。なお、ヒステリシス特性の
付け方にはいろいろな方法があるが、これはその一例で
ある。
ードD1と抵抗R5でヒステリシスが形成されている。
サーマルFETQAがオフ状態に遷移したとき、駆動回
路111のシンクトランジスタQ6によりゲート電位は
接地され、ダイオードD1のカソード側電位は、VDSB
−0.7[V](ツェナーダイオードZD1の順方向電
圧)になるので、抵抗R1→抵抗R5→ダイオードD1
の経路で電流が流れ、コンパレータCMP1の“+”入
力端子の電位は、駆動回路111がオン制御していると
きより低下する。したがって、オフ状態に遷移したとき
より小さいドレイン−ソース間電圧の差VDSA−VDSBま
でサーマルFETQAはオフ状態を維持し、その後オン
状態に遷移することとなる。なお、ヒステリシス特性の
付け方にはいろいろな方法があるが、これはその一例で
ある。
【0073】サーマルFETQAがオフ状態に遷移する
ときのドレイン−ソース間電圧VDSAをしきい値VDSAth
とすると、次式が成立する。
ときのドレイン−ソース間電圧VDSAをしきい値VDSAth
とすると、次式が成立する。
【0074】 VDSAth−VDSA=R2/R1×VDSB(at 5[mA])………(2) 過電流判定値は(2)式で決まることになる。なお、過
電流判定値を変更するには、チップ110a外部に接地
されている抵抗R2に並列接続の可変抵抗RVを調整す
る。この調整により過電流判定値を下方にシフトさせる
ことができる。
電流判定値を変更するには、チップ110a外部に接地
されている抵抗R2に並列接続の可変抵抗RVを調整す
る。この調整により過電流判定値を下方にシフトさせる
ことができる。
【0075】次に、オーミック領域における動作につい
て説明する。配線が正常な状態で、サーマルFETQA
がオン状態に遷移すると、サーマルFETQAは連続的
にオン状態を維持することとなるので、ゲート−ソース
間電圧VTGSA、VTGSBは10[V]近くまで達し、サー
マルFETQA,FETQBともオーミック領域で動作
する。
て説明する。配線が正常な状態で、サーマルFETQA
がオン状態に遷移すると、サーマルFETQAは連続的
にオン状態を維持することとなるので、ゲート−ソース
間電圧VTGSA、VTGSBは10[V]近くまで達し、サー
マルFETQA,FETQBともオーミック領域で動作
する。
【0076】この領域ではドレイン−ソース間電圧VDS
とドレイン電流IDの間には1対1の関係は無くなる。
日立製の「HAF2001」の場合、オン抵抗がドレイ
ン−ソース間電圧VDS=10[V]のとき、RDS(ON)
=30[mΩ]であるので、次式となる。
とドレイン電流IDの間には1対1の関係は無くなる。
日立製の「HAF2001」の場合、オン抵抗がドレイ
ン−ソース間電圧VDS=10[V]のとき、RDS(ON)
=30[mΩ]であるので、次式となる。
【0077】 VDSB=5[A]×30[mΩ]=0.15[V] VDSA=IDQA×30[mΩ] VDSA−VDSB=30[mΩ]×(IDQA−5[A])……(3) また、配線の短絡等でドレイン電流IDQAが増加すると
式(3)の値が大きくなり、過電流判定値を超えるとサ
ーマルFETQAをオフ状態に遷移させる。この後は上
記ピンチオフ領域の状態に移り、サーマルFETQAは
オン状態およびオフ状態への遷移を繰り返して、最終的
に過熱遮断に至る。なお、過熱遮断に至る前に、配線が
正常に復帰すれば、(間欠的短絡故障の例)、サーマル
FETQAは連続的にオン状態を維持するようになり、
オーミック領域の動作に戻る。
式(3)の値が大きくなり、過電流判定値を超えるとサ
ーマルFETQAをオフ状態に遷移させる。この後は上
記ピンチオフ領域の状態に移り、サーマルFETQAは
オン状態およびオフ状態への遷移を繰り返して、最終的
に過熱遮断に至る。なお、過熱遮断に至る前に、配線が
正常に復帰すれば、(間欠的短絡故障の例)、サーマル
FETQAは連続的にオン状態を維持するようになり、
オーミック領域の動作に戻る。
【0078】図7には、本実施形態の電源供給制御装置
におけるサーマルFETQAの電流と電圧の波形図を例
示している。ここで、図7(a)はドレイン電流ID
(A)を、図7(b)ドレイン−ソース間電圧VDSをそ
れぞれ示し、図中、は完全短絡(デッドショート)の
場合、は通常動作の場合、は不完全短絡の場合であ
る。
におけるサーマルFETQAの電流と電圧の波形図を例
示している。ここで、図7(a)はドレイン電流ID
(A)を、図7(b)ドレイン−ソース間電圧VDSをそ
れぞれ示し、図中、は完全短絡(デッドショート)の
場合、は通常動作の場合、は不完全短絡の場合であ
る。
【0079】完全短絡(デッドショート)が発生してい
る場合(図中)には、サーマルFETQAがオフ状態
からオン状態に遷移したとき、ドレイン電流IDが急激
に流れるが、サーマルFETQAのオン状態を継続し
て、サーマルFETQAを過熱させ、過熱遮断の保護機
能、即ち過熱遮断用FETQSのオン状態への遷移によ
ってサーマルFETQAを過熱遮断する。
る場合(図中)には、サーマルFETQAがオフ状態
からオン状態に遷移したとき、ドレイン電流IDが急激
に流れるが、サーマルFETQAのオン状態を継続し
て、サーマルFETQAを過熱させ、過熱遮断の保護機
能、即ち過熱遮断用FETQSのオン状態への遷移によ
ってサーマルFETQAを過熱遮断する。
【0080】また、ある程度の短絡抵抗を持つ不完全短
絡が発生している場合(図中)には、上述のようにサ
ーマルFETQAのオン/オフ制御を繰り返して行っ
て、ドレイン電流IDを大きく変動させ、サーマルFE
TQAの周期的な発熱作用によって、過熱遮断の保護機
能、即ち過熱遮断用FETQSのオン状態への遷移によ
ってサーマルFETQAを過熱遮断を速めている。
絡が発生している場合(図中)には、上述のようにサ
ーマルFETQAのオン/オフ制御を繰り返して行っ
て、ドレイン電流IDを大きく変動させ、サーマルFE
TQAの周期的な発熱作用によって、過熱遮断の保護機
能、即ち過熱遮断用FETQSのオン状態への遷移によ
ってサーマルFETQAを過熱遮断を速めている。
【0081】次に、図3を参照してランプ断線時のラン
プ断線検出動作について説明する。まず、抵抗Rr1と
抵抗Rr2との合成抵抗値がランプ突入電流に近似した
電流が流れるようなインピーダンスに設定されていて、
ランプの内の例えば、ランプ102cが断線したとす
る。
プ断線検出動作について説明する。まず、抵抗Rr1と
抵抗Rr2との合成抵抗値がランプ突入電流に近似した
電流が流れるようなインピーダンスに設定されていて、
ランプの内の例えば、ランプ102cが断線したとす
る。
【0082】ランプ点灯1回目の電流は、図3に示すよ
うに時刻t1において、比較的大きいラッシュ電流とな
るが、この電流は時間の経過とともに、定常電流I0に
移行して行く。実施形態では、FETQB及び抵抗Rr
1及び抵抗Rr2を設け、抵抗Rr1と抵抗Rr2との
合成抵抗値がランプ突入電流に近似した電流が流れるよ
うなインピーダンスに設定されているため、ランプ点灯
1回目の電流の時間が短くなり、点灯1回目の点滅信号
の点滅周期を点灯2回目以降の点滅信号の点滅周期Tと
同一周期または略同一周期とすることができる。例え
ば、図3に示すように、点灯時間を200msとするこ
とができる。
うに時刻t1において、比較的大きいラッシュ電流とな
るが、この電流は時間の経過とともに、定常電流I0に
移行して行く。実施形態では、FETQB及び抵抗Rr
1及び抵抗Rr2を設け、抵抗Rr1と抵抗Rr2との
合成抵抗値がランプ突入電流に近似した電流が流れるよ
うなインピーダンスに設定されているため、ランプ点灯
1回目の電流の時間が短くなり、点灯1回目の点滅信号
の点滅周期を点灯2回目以降の点滅信号の点滅周期Tと
同一周期または略同一周期とすることができる。例え
ば、図3に示すように、点灯時間を200msとするこ
とができる。
【0083】また、従来では、シャント抵抗RSを用い
て、シャント抵抗RSに流れる電流が定常電流I0にな
ったときにランプの断線を検出していたが、実施形態で
は、ランプの断線が発生した場合には、抵抗Rr1に接
続されるFETQBのソース電圧とサーマルFETQA
のソース電圧との間に差電圧が発生し、コンパレータC
MP2がこの差電圧を検出することによりランプの断線
を検出することができる。
て、シャント抵抗RSに流れる電流が定常電流I0にな
ったときにランプの断線を検出していたが、実施形態で
は、ランプの断線が発生した場合には、抵抗Rr1に接
続されるFETQBのソース電圧とサーマルFETQA
のソース電圧との間に差電圧が発生し、コンパレータC
MP2がこの差電圧を検出することによりランプの断線
を検出することができる。
【0084】この場合には、シャント抵抗RSを用いる
ことなく、しかも差電圧で断線を検出するため、図3に
示すように定常電流I0に至る前の比較的大きな電流が
流れている時刻t12においてランプの断線を検出するこ
とができる。すなわち、点灯1回目より確実にランプの
断線を検出することができ、検出精度が良いので、信頼
性も向上する。
ことなく、しかも差電圧で断線を検出するため、図3に
示すように定常電流I0に至る前の比較的大きな電流が
流れている時刻t12においてランプの断線を検出するこ
とができる。すなわち、点灯1回目より確実にランプの
断線を検出することができ、検出精度が良いので、信頼
性も向上する。
【0085】なお、マイコン10は、コンパレータCO
MPふからのランプ断線有り信号に基づき、より短い周
期を持つ点滅信号を駆動回路111に送出するため、ラ
ンプ102a,102bがより短い周期で点滅するた
め、ランプの断線があったことを確認することができ
る。
MPふからのランプ断線有り信号に基づき、より短い周
期を持つ点滅信号を駆動回路111に送出するため、ラ
ンプ102a,102bがより短い周期で点滅するた
め、ランプの断線があったことを確認することができ
る。
【0086】以上説明したように、本実施形態の電源供
給制御装置および電源供給制御方法では、電流検出を行
うために電力の供給経路に直列接続される従来のような
シャント抵抗を不要とし、シャント抵抗を用いずに高精
度の過電流検出、ランプ断線検出が可能であり、装置全
体としての熱損失を抑えることができ、また、完全短絡
による過電流検出のみならず、ある程度の短絡抵抗を持
つ不完全短絡などのレアショートが発生した場合の異常
電流をもハードウェア回路によって連続的に検出可能で
ある。
給制御装置および電源供給制御方法では、電流検出を行
うために電力の供給経路に直列接続される従来のような
シャント抵抗を不要とし、シャント抵抗を用いずに高精
度の過電流検出、ランプ断線検出が可能であり、装置全
体としての熱損失を抑えることができ、また、完全短絡
による過電流検出のみならず、ある程度の短絡抵抗を持
つ不完全短絡などのレアショートが発生した場合の異常
電流をもハードウェア回路によって連続的に検出可能で
ある。
【0087】また、不完全短絡の場合、サーマルFET
QAのオン/オフ制御を繰り返し行って電流を大きく変
動させ、半導体スイッチの周期的な発熱作用によって過
熱保護機能によるサーマルFETQAの遮断(オフ制
御)を速めることができる。さらに、マイコンを用いな
いハードウェア回路のみで構成して半導体スイッチのオ
ン/オフ制御を行えるため、電源供給制御装置の実装ス
ペースを縮小でき、装置コストを大幅に削減することが
できる。
QAのオン/オフ制御を繰り返し行って電流を大きく変
動させ、半導体スイッチの周期的な発熱作用によって過
熱保護機能によるサーマルFETQAの遮断(オフ制
御)を速めることができる。さらに、マイコンを用いな
いハードウェア回路のみで構成して半導体スイッチのオ
ン/オフ制御を行えるため、電源供給制御装置の実装ス
ペースを縮小でき、装置コストを大幅に削減することが
できる。
【0088】また、本実施形態と同様に、ドレイン−ソ
ース間電圧VDSの特性の変化を利用するものの所定タイ
ミングで所定しきい値との比較を行って過電流検出を行
う他の手法と比較して、コンデンサや複数の抵抗といっ
た部品が不要になるので、該部品のバラツキによる検出
誤差がより低減できるとともに、電流振動型遮断機能付
きスイッチング回路110aに対する外付けコンデンサ
も不要であることから、実装スペースおよび装置コスト
をより削減することができる。
ース間電圧VDSの特性の変化を利用するものの所定タイ
ミングで所定しきい値との比較を行って過電流検出を行
う他の手法と比較して、コンデンサや複数の抵抗といっ
た部品が不要になるので、該部品のバラツキによる検出
誤差がより低減できるとともに、電流振動型遮断機能付
きスイッチング回路110aに対する外付けコンデンサ
も不要であることから、実装スペースおよび装置コスト
をより削減することができる。
【0089】さらに、可変抵抗RVの調整により、負荷
102の種別(ヘッドランプ、駆動モータ等)に応じた
完全短絡、不完全短絡の切り分けを確実に検出すること
が可能となり、短絡故障に対する保護を精度良く行うこ
とができる。
102の種別(ヘッドランプ、駆動モータ等)に応じた
完全短絡、不完全短絡の切り分けを確実に検出すること
が可能となり、短絡故障に対する保護を精度良く行うこ
とができる。
【0090】また、ランプ断線時に点灯1回目から確実
にランプの断線を検出でき、点滅周期を断線時の周期で
出力することができる。また、コンパレータCOMP
1、コンパレータCOMP2、サーマルFETQA等を
電流振動型遮断機能付きスイッチング回路110aに内
蔵できるため、安価で小型な回路を構成することができ
る。
にランプの断線を検出でき、点滅周期を断線時の周期で
出力することができる。また、コンパレータCOMP
1、コンパレータCOMP2、サーマルFETQA等を
電流振動型遮断機能付きスイッチング回路110aに内
蔵できるため、安価で小型な回路を構成することができ
る。
【0091】なお、過電流検出を行わずに、ランプの断
線検出のみを行う場合には、サーマルFETQAを用い
る代わりに、通常のFETを用いても、ランプの断線検
出を容易に行うことができる。
線検出のみを行う場合には、サーマルFETQAを用い
る代わりに、通常のFETを用いても、ランプの断線検
出を容易に行うことができる。
【0092】〔第2の実施形態〕次に、第2の実施形態
の電源供給制御装置および電源供給制御方法について、
図8を参照して説明する。本実施形態の電源供給制御装
置の構成は、図1の第1の実施形態の構成に対して、抵
抗R3,R4,R6,R9、FETQl,Q2およびツ
ェナーダイオードZD2を付加した構成である。なお、
図中の点線で囲った電流振動型遮断機能付きスイッチン
グ回路110bはアナログ集積化されるチップ部分を示
す。
の電源供給制御装置および電源供給制御方法について、
図8を参照して説明する。本実施形態の電源供給制御装
置の構成は、図1の第1の実施形態の構成に対して、抵
抗R3,R4,R6,R9、FETQl,Q2およびツ
ェナーダイオードZD2を付加した構成である。なお、
図中の点線で囲った電流振動型遮断機能付きスイッチン
グ回路110bはアナログ集積化されるチップ部分を示
す。
【0093】即ち、ゲート−ソース間を抵抗R9で接続
したFETQlのゲートに、ツェナーダイオードZD2
および抵抗R6を介してサーマルFETQAの真のゲー
トTGを接続し、FETQlのドレインを抵抗R4を介
してVB+5〔V]に接続し、FETQlのソースをサ
ーマルFETQAのソースSAに接続している。また、
抵抗Rlに対して並列に、抵抗R3とFETQ2のドレ
インとを接続した回路を接続し、FETQ2のオン/オ
フ制御によってサーマルFETQAのドレイン−ソース
間電圧VDSの分圧を変えるように構成している。
したFETQlのゲートに、ツェナーダイオードZD2
および抵抗R6を介してサーマルFETQAの真のゲー
トTGを接続し、FETQlのドレインを抵抗R4を介
してVB+5〔V]に接続し、FETQlのソースをサ
ーマルFETQAのソースSAに接続している。また、
抵抗Rlに対して並列に、抵抗R3とFETQ2のドレ
インとを接続した回路を接続し、FETQ2のオン/オ
フ制御によってサーマルFETQAのドレイン−ソース
間電圧VDSの分圧を変えるように構成している。
【0094】次に、本実施形態の電源供給制御装置の動
作を説明する。先ず、ピンチオフ領域における動作につ
いて説明する。第1の実施形態と同様に、FETQBの
ドレイン−ソース間電圧VDSB はコンパレータCMPl
に直接入力され、サーマルFETQAのドレイン−ソー
ス間電圧VDSA は抵抗Rl,R3の並列抵抗(Rl‖R
3)と抵抗R2で分圧した値(ここでは可変抵抗RVに
ついて考慮に入れないものとする)がコンパレータCM
Plに入力される。
作を説明する。先ず、ピンチオフ領域における動作につ
いて説明する。第1の実施形態と同様に、FETQBの
ドレイン−ソース間電圧VDSB はコンパレータCMPl
に直接入力され、サーマルFETQAのドレイン−ソー
ス間電圧VDSA は抵抗Rl,R3の並列抵抗(Rl‖R
3)と抵抗R2で分圧した値(ここでは可変抵抗RVに
ついて考慮に入れないものとする)がコンパレータCM
Plに入力される。
【0095】即ち、次式の値がコンパレー夕CMPlに
入力されることになる。
入力されることになる。
【0096】 VDSA ×(R1‖R3)/((R1‖R3)+R2)‥‥‥(1′) サーマルFETQAがオン状態に遷移した直後は、FE
TQBのドレイン−ソース間電圧VDSB >(1′)であ
るが、サーマルFETQAのドレイン電流IDQAが増加
するに連れて(1′)は増加し、ついにはFETQBの
ドレイン−ソース間電圧VDSB より大きくなり、この
時、コンパレータCMPlの出力は“H”レベルから
“L”レベルに変化して、サーマルFETQAをオフ状
態に遷移させる。
TQBのドレイン−ソース間電圧VDSB >(1′)であ
るが、サーマルFETQAのドレイン電流IDQAが増加
するに連れて(1′)は増加し、ついにはFETQBの
ドレイン−ソース間電圧VDSB より大きくなり、この
時、コンパレータCMPlの出力は“H”レベルから
“L”レベルに変化して、サーマルFETQAをオフ状
態に遷移させる。
【0097】サーマルFETQAがオフ状態に遷移する
ときのドレイン−ソース間電圧VDSA をしきい値VDSAt
h とすると、次式が成立する。
ときのドレイン−ソース間電圧VDSA をしきい値VDSAt
h とすると、次式が成立する。
【0098】 VDSAth−VDSA=R2/(R1‖R3)×VDSB ……(2′) 過電流判定値は(2′)式で決まることになる。なお、
過電流判定値を変更するには、第1の実施形態と同様
に、電流振動型遮断機能付きスイッチング回路110a
の外部に接地されている抵抗R2に並列接続の可変抵抗
RVを調整する。この調整により過電流判定値を下方に
シフトさせることができる。
過電流判定値を変更するには、第1の実施形態と同様
に、電流振動型遮断機能付きスイッチング回路110a
の外部に接地されている抵抗R2に並列接続の可変抵抗
RVを調整する。この調整により過電流判定値を下方に
シフトさせることができる。
【0099】オーミック領域における動作や図7を参照
して説明した動作等については第1の実施形態と同様で
あるので省略する。
して説明した動作等については第1の実施形態と同様で
あるので省略する。
【0100】次に、過電流判定値について考察する。こ
こでは、過電流判定値はピンチオフ領域、オーミック領
域とも同一の値を用いるとする。
こでは、過電流判定値はピンチオフ領域、オーミック領
域とも同一の値を用いるとする。
【0101】先ず、ピンチオフ領域における△(VDSA
−VDSB )/△IDを求める。HAF2001の特性曲
線より、次式が得られる。
−VDSB )/△IDを求める。HAF2001の特性曲
線より、次式が得られる。
【0102】 △VTGSA/△IDQA=80[mV/A] ……(4) △VTGSA=△(VDSA−VDSB )×CTGD /(CTGS+CTGD ) =△(VDSA−VDSB ) ×1200pF/(1800pF+1200pF) =△(VDSA−VDSB )×0.4 ……(5) 式(4),(5)より、 △(VDSA−VDSB )/△ID=200[mV/A〕……(6) となる。
【0103】また、オーミック領域における△(VDSA
−VDSB )/△IDは、式(3)より、 △(VDSA−VDSB )/△ID=30[mV/A〕……(7) となる。
−VDSB )/△IDは、式(3)より、 △(VDSA−VDSB )/△ID=30[mV/A〕……(7) となる。
【0104】式(6),(7)を比較すると、ピンチオ
フ領域ではオーミック領域より電流感度が敏感になり、
オーミック領域で適切な過電流判定値でも、ピンチオフ
領域では低すぎて引っ掛かり過ぎる恐れがある。この対
策としては、ピンチオフ領域とオーミック領域で過電流
判定値を変える方法がある。第1の実施形態の構成に対
して本実施形態で付加された回路がこの対策回路であ
る。
フ領域ではオーミック領域より電流感度が敏感になり、
オーミック領域で適切な過電流判定値でも、ピンチオフ
領域では低すぎて引っ掛かり過ぎる恐れがある。この対
策としては、ピンチオフ領域とオーミック領域で過電流
判定値を変える方法がある。第1の実施形態の構成に対
して本実施形態で付加された回路がこの対策回路であ
る。
【0105】ピンチオフ領域かオーミック領域かの判定
は、ゲート−ソース間電圧VTGSAの大きさで行う。ドレ
イン電流IDが増えるに連れてピンチオフ領域のゲート
−ソース間電圧VTGSAは大きくなるが、完全短絡(デッ
ドショート)の場合でも5[V]を超えることはない。
したがって、ゲート−ソース間電圧VTGSA>5〔V]で
あればオーミック領域にあると判定できる。
は、ゲート−ソース間電圧VTGSAの大きさで行う。ドレ
イン電流IDが増えるに連れてピンチオフ領域のゲート
−ソース間電圧VTGSAは大きくなるが、完全短絡(デッ
ドショート)の場合でも5[V]を超えることはない。
したがって、ゲート−ソース間電圧VTGSA>5〔V]で
あればオーミック領域にあると判定できる。
【0106】サーマルFETQAがオン状態に遷移した
直後は、FETQlはオフ状態で、FETQ2はオン状
態にある。FETQ2をオン状態に遷移させるために
は、電源電圧VB以上の電圧、例えばVB+5[V]が
必要となる。
直後は、FETQlはオフ状態で、FETQ2はオン状
態にある。FETQ2をオン状態に遷移させるために
は、電源電圧VB以上の電圧、例えばVB+5[V]が
必要となる。
【0107】ツェナーダイオードZD2のツェナー降伏
電圧を5[V〕−1.6[V](FETQlのしきい値
電圧)に設定すれば、ゲート−ソース間電圧VTGSA>5
〔V]になるとFETQlがオン状態に遷移し、FET
Q2がオフ状態に遷移するので、抵抗R2に並列に入っ
ていた抵抗R3が回路的に除去されることとなる。
電圧を5[V〕−1.6[V](FETQlのしきい値
電圧)に設定すれば、ゲート−ソース間電圧VTGSA>5
〔V]になるとFETQlがオン状態に遷移し、FET
Q2がオフ状態に遷移するので、抵抗R2に並列に入っ
ていた抵抗R3が回路的に除去されることとなる。
【0108】ドレイン−ソース間電圧VDSA の圧縮率が
小さくなるので、過電流と判定されるドレイン−ソース
間電圧の差VDSA−VDSB がより小さくなる。これによ
りオーミック領域では対策前より少ない電流値で過電流
判定されるようになる。
小さくなるので、過電流と判定されるドレイン−ソース
間電圧の差VDSA−VDSB がより小さくなる。これによ
りオーミック領域では対策前より少ない電流値で過電流
判定されるようになる。
【0109】しかし、本実施形態における付加回路によ
る対策を行わなくても、実用的には問題ない可能性があ
る。つまり、ピンチオフ領域では最終負荷電流値が小さ
いときは、ピンチオフ領域内で完全に立ち上がってしま
う。即ち、ピンチオフ領域内で最終負荷電流値に達する
が、最終負荷電流値が大きい場合には、ピンチオフ領域
内ではまだ立ち上がり途上にあり、ピンチオフ領域の電
流値は、完全短絡(デッドショート)の場合でも最大4
0[A]位に制限される。
る対策を行わなくても、実用的には問題ない可能性があ
る。つまり、ピンチオフ領域では最終負荷電流値が小さ
いときは、ピンチオフ領域内で完全に立ち上がってしま
う。即ち、ピンチオフ領域内で最終負荷電流値に達する
が、最終負荷電流値が大きい場合には、ピンチオフ領域
内ではまだ立ち上がり途上にあり、ピンチオフ領域の電
流値は、完全短絡(デッドショート)の場合でも最大4
0[A]位に制限される。
【0110】つまり、最終負荷電流値が大きくなるに連
れて、ある一定の勾配を持った電流立ち上がり特性に収
れんし、最終負荷電流値の差ほどドレイン−ソース間電
圧VDSA の差がつかなくなる。この現象があるため、ピ
ンチオフ領域の電流感度が大きくても、ドレイン−ソー
ス間電圧の差VDSA−VDSB が大きくならず、基準電圧
生成回路における電流値の選択しだいで本実施形態のよ
うな付加回路による対策を用いなくても、第1の実施形
態の構成によって、実用的な過電流検出保護を行う電源
供給制御装置を実現できる。
れて、ある一定の勾配を持った電流立ち上がり特性に収
れんし、最終負荷電流値の差ほどドレイン−ソース間電
圧VDSA の差がつかなくなる。この現象があるため、ピ
ンチオフ領域の電流感度が大きくても、ドレイン−ソー
ス間電圧の差VDSA−VDSB が大きくならず、基準電圧
生成回路における電流値の選択しだいで本実施形態のよ
うな付加回路による対策を用いなくても、第1の実施形
態の構成によって、実用的な過電流検出保護を行う電源
供給制御装置を実現できる。
【0111】本実施形態の電源供給制御装置および電源
供給制御方法では、第1の実施形態で詳述したものと同
等の効果を奏することができる。
供給制御方法では、第1の実施形態で詳述したものと同
等の効果を奏することができる。
【0112】ここで最後に、過電流制御の考え方につい
て整理しておく。基本構想としては次の通りである。先
ず、配線が正常なときはサーマルFETQAがオン状態
に遷移するとオーミック領域に入り、配線が正常である
限り、オーミック領域に留まり、サーマルFETQAは
オン状態を維持し続ける。次に、配線に異常が発生し
て、電流が増えドレイン−ソース間電圧の差VDSA−VD
SB が過電流判定値を超えると、サーマルFETQAは
オフ状態に遷移し、ピンチオフ領域に入る。配線異常が
続く限り、サーマルFETQAはオン状態/オフ状態の
遷移を繰り返し続けて、ピンチオフ領域に留まり、最終
的に過熱遮断に至る。
て整理しておく。基本構想としては次の通りである。先
ず、配線が正常なときはサーマルFETQAがオン状態
に遷移するとオーミック領域に入り、配線が正常である
限り、オーミック領域に留まり、サーマルFETQAは
オン状態を維持し続ける。次に、配線に異常が発生し
て、電流が増えドレイン−ソース間電圧の差VDSA−VD
SB が過電流判定値を超えると、サーマルFETQAは
オフ状態に遷移し、ピンチオフ領域に入る。配線異常が
続く限り、サーマルFETQAはオン状態/オフ状態の
遷移を繰り返し続けて、ピンチオフ領域に留まり、最終
的に過熱遮断に至る。
【0113】上記基本構想を実現し、かつ制御を最適化
するために、過電流判定値は次の2つの条件を満足しな
ければならない。第1に、正常電流範囲ではサーマルF
ETQAを絶対にオフさせないことである。第2に、オ
ーミック領域で過電流と判定した後は、配線異常が改善
されない限り、ピンチオフ領域でサーマルFETQAは
オン状態/オフ状態への遷移を繰り返し行い続けること
である。これはオン/オフ制御の周期を安定させるため
に必要である。オン/オフ制御の周期を安定させること
は制御の安定性につながるし、オン/オフ制御の周期を
用いてタイマを設定する(後述の第5の実施形態を参
照)ので、そのためにも周期の安定化は必要である。
するために、過電流判定値は次の2つの条件を満足しな
ければならない。第1に、正常電流範囲ではサーマルF
ETQAを絶対にオフさせないことである。第2に、オ
ーミック領域で過電流と判定した後は、配線異常が改善
されない限り、ピンチオフ領域でサーマルFETQAは
オン状態/オフ状態への遷移を繰り返し行い続けること
である。これはオン/オフ制御の周期を安定させるため
に必要である。オン/オフ制御の周期を安定させること
は制御の安定性につながるし、オン/オフ制御の周期を
用いてタイマを設定する(後述の第5の実施形態を参
照)ので、そのためにも周期の安定化は必要である。
【0114】上記第1および第2の条件を満足させるた
めには、オーミック領域の過電流判定値を「正常電流最
大値+α」の電流値(相当するVDSA−VDSB )に設定
し、ピンチオフ領域の過電流判定値を「正常電流最大値
+β」に設定する必要がある。このときα>βとする。
つまり、α−βがピンチオフ領域に留まらせるために必
要なオフセット量である。
めには、オーミック領域の過電流判定値を「正常電流最
大値+α」の電流値(相当するVDSA−VDSB )に設定
し、ピンチオフ領域の過電流判定値を「正常電流最大値
+β」に設定する必要がある。このときα>βとする。
つまり、α−βがピンチオフ領域に留まらせるために必
要なオフセット量である。
【0115】なお、第2実施形態においても、マイコン
10を設け、コンパレータCMP1は、ランプ断線検出
機能を有するため、ランプ断線時に点灯1回目から確実
にランプの断線を検出でき、点滅周期を断線時の周期で
出力することができる。また、コンパレータCOMP
1、サーマルFETQA等を電流振動型遮断機能付きス
イッチング回路110bに内蔵できるため、安価で小型
な回路を構成することができる。
10を設け、コンパレータCMP1は、ランプ断線検出
機能を有するため、ランプ断線時に点灯1回目から確実
にランプの断線を検出でき、点滅周期を断線時の周期で
出力することができる。また、コンパレータCOMP
1、サーマルFETQA等を電流振動型遮断機能付きス
イッチング回路110bに内蔵できるため、安価で小型
な回路を構成することができる。
【0116】〔第3の実施形態〕次に、第3の実施形態
の電源供給制御装置および電源供給制御方法について、
図9を参照して説明する。第2の実施形態の電源供給制
御装置における回路構成(図8)との違いは、FETQ
BのゲートをサーマルFETQAの真のゲートTGに接
続せず、FETQBのゲート抵抗としてR41を追加
し、該抵抗R41の他端をサーマルFETQAのゲート
Gに接続している。それ以外は第2の実施形態の回路構
成と同じである。なお、図9中の点線で囲った電流振動
型遮断機能付きスイッチング回路110cはアナログ集
積化されるチッブ部分を示す。
の電源供給制御装置および電源供給制御方法について、
図9を参照して説明する。第2の実施形態の電源供給制
御装置における回路構成(図8)との違いは、FETQ
BのゲートをサーマルFETQAの真のゲートTGに接
続せず、FETQBのゲート抵抗としてR41を追加
し、該抵抗R41の他端をサーマルFETQAのゲート
Gに接続している。それ以外は第2の実施形態の回路構
成と同じである。なお、図9中の点線で囲った電流振動
型遮断機能付きスイッチング回路110cはアナログ集
積化されるチッブ部分を示す。
【0117】また、抵抗R41の抵抗値は、R41=1
000×R7に設定する必要がある。例えば、R7=1
0〔KΩ]とした場合にはR41=10[MΩ]とな
る。非常に高い抵抗値になるので、コスト、生産性を考
慮するトランジスタ数比を1:100位にして、R41
=1〔MΩ]位になるようにすることが望ましい。
000×R7に設定する必要がある。例えば、R7=1
0〔KΩ]とした場合にはR41=10[MΩ]とな
る。非常に高い抵抗値になるので、コスト、生産性を考
慮するトランジスタ数比を1:100位にして、R41
=1〔MΩ]位になるようにすることが望ましい。
【0118】なお、本実施形態の電源供給制御装置の動
作は第2の実施形態と同等であり、第1の実施形態と同
等の効果を奏する。
作は第2の実施形態と同等であり、第1の実施形態と同
等の効果を奏する。
【0119】〔第4の実施形態〕次に、第4の実施形態
の電源供給制御装置および電源供給制御方法について、
図10を参照して説明する。本実施形態の電源供給制御
装置は、第1の実施形態の電源供給制御装置における回
路構成(図1)に対して、突入電流マスク回路105お
よび過熱促進回路106を付加した構成である。なお、
図10中の点線で囲った電流振動型遮断機能付きスイッ
チング回路110dはアナログ集積化されるチップ部分
を示す。
の電源供給制御装置および電源供給制御方法について、
図10を参照して説明する。本実施形態の電源供給制御
装置は、第1の実施形態の電源供給制御装置における回
路構成(図1)に対して、突入電流マスク回路105お
よび過熱促進回路106を付加した構成である。なお、
図10中の点線で囲った電流振動型遮断機能付きスイッ
チング回路110dはアナログ集積化されるチップ部分
を示す。
【0120】負荷102(例えばヘッドライト)をオン
させると、安定状態の数倍から数十倍の突入電流が流れ
る。その突入電流が流れる期間は負荷102の種類や容
量(大きさ)によって異なり、だいたい3[msec]から
20〔msec〕である。この突入電流が流れる期間に、上
記第1、第2または第3の実施形態で説明したような過
電流制御が行われると、負荷102が定常状態に至るま
でに時間を要してしまい、ライトの点灯が遅れるなどの
負荷自身の応答が悪くなる場合がある。本実施形態で
は、突入電流マスク回路105を図1の構成に付加する
ことによってこのような問題を解消する。
させると、安定状態の数倍から数十倍の突入電流が流れ
る。その突入電流が流れる期間は負荷102の種類や容
量(大きさ)によって異なり、だいたい3[msec]から
20〔msec〕である。この突入電流が流れる期間に、上
記第1、第2または第3の実施形態で説明したような過
電流制御が行われると、負荷102が定常状態に至るま
でに時間を要してしまい、ライトの点灯が遅れるなどの
負荷自身の応答が悪くなる場合がある。本実施形態で
は、突入電流マスク回路105を図1の構成に付加する
ことによってこのような問題を解消する。
【0121】また、上記第1,第2または第3の実施形
態では、完全短絡による過電流が検出された場合には、
すぐに過熱遮断による保護が機能してサーマルFETQ
Aを過熱遮断(オフ制御)することが可能であるが、不
完全短絡の場合には、サーマルFETQAのオン/オフ
制御を繰り返し行って、サーマルFETQAの周期的な
発熱作用によって過熱遮断を機能させるので、過熱遮断
までの時間が相対的に長くなることが考えられる。本実
施形態では、過熱遮断促進回路106によって不完全短
絡の場合でもサーマルFETQAの遮断を速めるように
している。
態では、完全短絡による過電流が検出された場合には、
すぐに過熱遮断による保護が機能してサーマルFETQ
Aを過熱遮断(オフ制御)することが可能であるが、不
完全短絡の場合には、サーマルFETQAのオン/オフ
制御を繰り返し行って、サーマルFETQAの周期的な
発熱作用によって過熱遮断を機能させるので、過熱遮断
までの時間が相対的に長くなることが考えられる。本実
施形態では、過熱遮断促進回路106によって不完全短
絡の場合でもサーマルFETQAの遮断を速めるように
している。
【0122】図10において、突入電流マスク回路10
5は、FETQ11,Q12、ダイオードDll、抵抗
Rll〜R13およびコンデンサC11を備えて構成さ
れている。
5は、FETQ11,Q12、ダイオードDll、抵抗
Rll〜R13およびコンデンサC11を備えて構成さ
れている。
【0123】次に、突入電流マスク回路105の動作に
ついて説明する。サーマルFETQAがオン状態に遷移
すると、ゲート−ソース間電圧VGSA がダイオードD
11および抵抗R12を介してFETQ12のゲートに
供給され、また同じくゲート−ソース間電圧VGSAがダ
イオードD11および抵抗R11を介してFETQ11
のゲートに供給される。
ついて説明する。サーマルFETQAがオン状態に遷移
すると、ゲート−ソース間電圧VGSA がダイオードD
11および抵抗R12を介してFETQ12のゲートに
供給され、また同じくゲート−ソース間電圧VGSAがダ
イオードD11および抵抗R11を介してFETQ11
のゲートに供給される。
【0124】FETQ12のゲートはコンデンサC11
を介してサーマルFETQAのソースSAに接続されて
おり、サーマルFETQAがオン状態に遷移した直後は
コンデンサC11が未充電であるため、FETQ12の
ゲート電位が十分に上がらずFETQl2はオン状態に
遷移できない。また、FETQ11はFETQ12がオ
フ状態にある間はオン状態にあり、コンパレータCMP
lの+端子に供給される分圧点をサーマルFETQAの
ソースSAに結合させる。そのため、コンパレータCM
P1の出力は“H”レベルに保たれて、大きな突入電流
が流れてもサーマルFETQAはオフ状態に遷移しない
ことになる。
を介してサーマルFETQAのソースSAに接続されて
おり、サーマルFETQAがオン状態に遷移した直後は
コンデンサC11が未充電であるため、FETQ12の
ゲート電位が十分に上がらずFETQl2はオン状態に
遷移できない。また、FETQ11はFETQ12がオ
フ状態にある間はオン状態にあり、コンパレータCMP
lの+端子に供給される分圧点をサーマルFETQAの
ソースSAに結合させる。そのため、コンパレータCM
P1の出力は“H”レベルに保たれて、大きな突入電流
が流れてもサーマルFETQAはオフ状態に遷移しない
ことになる。
【0125】時間の経過により、コンデンサC11は抵
抗R12を介して充電されていき、ついにはFETQ1
2がオン状態に遷移する。これに伴ってFETQ11が
オフ状態に遷移し上記マスク状態が終了して、過電流検
出制御が機能することとなる。
抗R12を介して充電されていき、ついにはFETQ1
2がオン状態に遷移する。これに伴ってFETQ11が
オフ状態に遷移し上記マスク状態が終了して、過電流検
出制御が機能することとなる。
【0126】なお、抵抗R13はサーマルFETQAが
オフ状態に遷移した後、コンデンサC11をリセットす
るための放電抵抗である。R12〓R13となるように
設定してマスク時間に影響しないようにするのが望まし
い。また、マスク時間はRl2×C11の時定数で決定
されるので、1チップ化する場合には外付けのコンデン
サC11の容量値を任意に変更することにより、マスク
時間の調整が可能となる。
オフ状態に遷移した後、コンデンサC11をリセットす
るための放電抵抗である。R12〓R13となるように
設定してマスク時間に影響しないようにするのが望まし
い。また、マスク時間はRl2×C11の時定数で決定
されるので、1チップ化する場合には外付けのコンデン
サC11の容量値を任意に変更することにより、マスク
時間の調整が可能となる。
【0127】次に、過熱遮断促進回路106は、FET
Q21、ダイオードD21、抵抗R21〜R23および
コンデンサC21を備えて構成されている。
Q21、ダイオードD21、抵抗R21〜R23および
コンデンサC21を備えて構成されている。
【0128】次に、過熱遮断促進回路106の動作につ
いて鋭明する。過電流制御に入り、サーマルFETQA
のゲート電位が周期的に“H”レベルになる度にコンデ
ンサC21は抵抗R21および逆流阻止用ダイオードD
21を介して充電される。FETQ21のゲート電位は
最初はしきい値以下なのでオフ状態にあるが、コンデン
サC21の充電に伴ってゲート電位が上昇するとFET
Q21はオン状態に遷移する。
いて鋭明する。過電流制御に入り、サーマルFETQA
のゲート電位が周期的に“H”レベルになる度にコンデ
ンサC21は抵抗R21および逆流阻止用ダイオードD
21を介して充電される。FETQ21のゲート電位は
最初はしきい値以下なのでオフ状態にあるが、コンデン
サC21の充電に伴ってゲート電位が上昇するとFET
Q21はオン状態に遷移する。
【0129】抵抗R21を介して端子TG(サーマルF
ETQAの真のゲート)から接地電位(GND)に電流
が流れ、端子TGに蓄積される電荷量が減少する。この
ため、同じドレイン電流IDに対してもドレイン−ソー
ス間電圧VDSA が大きくなり、サーマルFETQAの
電力消費が増大して過熱遮断が早まることとなる。な
お、抵抗R21が小さいほど過熱遮断は早まる。また、
抵抗R23はコンデンサC21の放電抵抗であり、R2
2〓R23となるように設定するのが望ましい。
ETQAの真のゲート)から接地電位(GND)に電流
が流れ、端子TGに蓄積される電荷量が減少する。この
ため、同じドレイン電流IDに対してもドレイン−ソー
ス間電圧VDSA が大きくなり、サーマルFETQAの
電力消費が増大して過熱遮断が早まることとなる。な
お、抵抗R21が小さいほど過熱遮断は早まる。また、
抵抗R23はコンデンサC21の放電抵抗であり、R2
2〓R23となるように設定するのが望ましい。
【0130】なお、第4実施形態においても、マイコン
10を設け、コンパレータCMP1は、ランプ断線検出
機能を有するため、ランプ断線時に点灯1回目から確実
にランプの断線を検出でき、点滅周期を断線時の周期で
出力することができる。また、コンパレータCOMP
1、コンパレータCOMP2、サーマルFETQA等を
電流振動型遮断機能付きスイッチング回路110dに内
蔵できるため、安価で小型な回路を構成することができ
る。
10を設け、コンパレータCMP1は、ランプ断線検出
機能を有するため、ランプ断線時に点灯1回目から確実
にランプの断線を検出でき、点滅周期を断線時の周期で
出力することができる。また、コンパレータCOMP
1、コンパレータCOMP2、サーマルFETQA等を
電流振動型遮断機能付きスイッチング回路110dに内
蔵できるため、安価で小型な回路を構成することができ
る。
【0131】〔第5の実施形態〕次に、第5の実施形態
の電源供給制御装置および電源供給制御方法について、
図11を参照して説明する。本実施形態の電源供給制御
装置は、第1の実施形態の電源供給制御装置における回
路構成(図1)に対して、オン/オフ回数積算回路10
7を付加した構成である。なお、図10中の点線で囲っ
た電流振動型遮断機能付きスイッチング回路110eは
アナログ集積化されるチップ部分を示す。
の電源供給制御装置および電源供給制御方法について、
図11を参照して説明する。本実施形態の電源供給制御
装置は、第1の実施形態の電源供給制御装置における回
路構成(図1)に対して、オン/オフ回数積算回路10
7を付加した構成である。なお、図10中の点線で囲っ
た電流振動型遮断機能付きスイッチング回路110eは
アナログ集積化されるチップ部分を示す。
【0132】上記第1、第2または第3の実施形態にお
いて、不完全短絡の場合に、サーマルFETQAのオン
/オフ制御を繰り返し行って、サーマルFETQAの周
期的な発熱作用によって過熱遮断を機能させることか
ら、過熱遮断までの時間が相対的に長くなるという問題
点を、本実施形態では次のようにして解消する。即ち、
サーマルFETQAのオン/オフ制御回数が所定回数に
達したときにオフ制御させるオン/オフ回数積算回路1
07を付加することにより、サーマルFETQAの遮断
を速める。
いて、不完全短絡の場合に、サーマルFETQAのオン
/オフ制御を繰り返し行って、サーマルFETQAの周
期的な発熱作用によって過熱遮断を機能させることか
ら、過熱遮断までの時間が相対的に長くなるという問題
点を、本実施形態では次のようにして解消する。即ち、
サーマルFETQAのオン/オフ制御回数が所定回数に
達したときにオフ制御させるオン/オフ回数積算回路1
07を付加することにより、サーマルFETQAの遮断
を速める。
【0133】図11において、オン/オフ回数積算回路
107は、FETQ31、ダイオードD31,D32、
抵抗R31〜R33およびコンデンサC31を備えて構
成されている。
107は、FETQ31、ダイオードD31,D32、
抵抗R31〜R33およびコンデンサC31を備えて構
成されている。
【0134】次に、オン/オフ回数積算回路107の動
作について説明する。過電流制御に入り、サーマルFE
TQAのゲート電位が周期的に“H”レベルになる度に
コンデンサC31は抵抗R31および逆流阻止用ダイオ
ードD31を介して充電される。FETQ31のゲート
電位は最初はしきい値以下なのでオフ状態にあるが、コ
ンデンサC31の充電に伴ってゲート電位が上昇すると
FETQ31はオン状態に遷移する。この時、温度セン
サ121(4個のダイオード)のアノード側が引き下げ
られるので、高温状態と同じ条件となって過熱遮断用F
ETQSがオン状態に遷移して、サーマルFETQAを
遮断(オフ制御)する。
作について説明する。過電流制御に入り、サーマルFE
TQAのゲート電位が周期的に“H”レベルになる度に
コンデンサC31は抵抗R31および逆流阻止用ダイオ
ードD31を介して充電される。FETQ31のゲート
電位は最初はしきい値以下なのでオフ状態にあるが、コ
ンデンサC31の充電に伴ってゲート電位が上昇すると
FETQ31はオン状態に遷移する。この時、温度セン
サ121(4個のダイオード)のアノード側が引き下げ
られるので、高温状態と同じ条件となって過熱遮断用F
ETQSがオン状態に遷移して、サーマルFETQAを
遮断(オフ制御)する。
【0135】なお、回数積算による遮断時間は約1[se
c ]程度が望ましい。また、オン/オフ回数積算回路1
07を安定に動作させるためには、さらに、サーマルF
ETQAのオン/オフ制御の周期を安定させることが必
要である。本実施形態においては、負荷電流の変化に対
するサーマルFETQAのドレイン−ソース間電圧VDS
A の変化はピンチオフ領域の方がオーミック領域より大
きいので、サーマルFETQAがオン/オフ制御の間は
ピンチオフ領域でオフ状態に遷移する(ピンチオフ領域
をパスしてオーミック領域でオフ状態に遷移することは
ない)こととなり、したがって、サーマルFETQAの
オン/オフ制御の周期が安定したものとなる。
c ]程度が望ましい。また、オン/オフ回数積算回路1
07を安定に動作させるためには、さらに、サーマルF
ETQAのオン/オフ制御の周期を安定させることが必
要である。本実施形態においては、負荷電流の変化に対
するサーマルFETQAのドレイン−ソース間電圧VDS
A の変化はピンチオフ領域の方がオーミック領域より大
きいので、サーマルFETQAがオン/オフ制御の間は
ピンチオフ領域でオフ状態に遷移する(ピンチオフ領域
をパスしてオーミック領域でオフ状態に遷移することは
ない)こととなり、したがって、サーマルFETQAの
オン/オフ制御の周期が安定したものとなる。
【0136】なお、第5実施形態においても、マイコン
10を設け、コンパレータCMP1は、ランプ断線検出
機能を有するため、ランプ断線時に点灯1回目から確実
にランプの断線を検出でき、点滅周期を断線時の周期で
出力することができる。また、コンパレータCOMP
1、コンパレータCOMP2、サーマルFETQA等を
電流振動型遮断機能付きスイッチング回路110eに内
蔵できるため、安価で小型な回路を構成することができ
る。
10を設け、コンパレータCMP1は、ランプ断線検出
機能を有するため、ランプ断線時に点灯1回目から確実
にランプの断線を検出でき、点滅周期を断線時の周期で
出力することができる。また、コンパレータCOMP
1、コンパレータCOMP2、サーマルFETQA等を
電流振動型遮断機能付きスイッチング回路110eに内
蔵できるため、安価で小型な回路を構成することができ
る。
【0137】〔変形例〕次に、名実施形態の電源供給制
御装置および電源供給制御方法の変形例について、図1
2を参照して説明する。以上の各実施形態の説明では、
基準電圧生成手段を固定(上述の説明では、5[A]負
荷相当に固定)しておき、第2負荷(抵抗Rr)の変更
には過電流判定値を変化させて対応していた。即ち、使
用最大負荷に合わせて抵抗Rl,R2,R3を設定して
チップを作成し、負荷102が小さい場合はチップ外部
に抵抗R2に並列に可変抵抗RVを追加して、過電流判
定値を下げていた。
御装置および電源供給制御方法の変形例について、図1
2を参照して説明する。以上の各実施形態の説明では、
基準電圧生成手段を固定(上述の説明では、5[A]負
荷相当に固定)しておき、第2負荷(抵抗Rr)の変更
には過電流判定値を変化させて対応していた。即ち、使
用最大負荷に合わせて抵抗Rl,R2,R3を設定して
チップを作成し、負荷102が小さい場合はチップ外部
に抵抗R2に並列に可変抵抗RVを追加して、過電流判
定値を下げていた。
【0138】この方法では次のような問題点がある。第
1に、過電流判定値が大きくなるほど制御精度は低下す
る。第2に、ピンチオフ領域とオーミック領域では過電
流判定値を変える必要がある。この場合ピンチオフ領域
の過電流判定値は、厳密にはドレイン電流IDの立ち上
がり勾配に合わせて設定する必要があるが、ドレイン電
流ID立ち上がり勾配は、配線インダクタンスおよび配
線抵抗が変わると変化するので、ぴったりに設定するこ
とは難しい。
1に、過電流判定値が大きくなるほど制御精度は低下す
る。第2に、ピンチオフ領域とオーミック領域では過電
流判定値を変える必要がある。この場合ピンチオフ領域
の過電流判定値は、厳密にはドレイン電流IDの立ち上
がり勾配に合わせて設定する必要があるが、ドレイン電
流ID立ち上がり勾配は、配線インダクタンスおよび配
線抵抗が変わると変化するので、ぴったりに設定するこ
とは難しい。
【0139】この対策として、基準電圧生成手段を負荷
102に合わせて設定することが有効である。即ち、先
ず、負荷102の最大電流値に相当する基準電圧生成手
段を設定する。次に、基準電圧生成手段におけるドレイ
ン−ソース間電圧VDS(即ち、FETQBのドレイン−
ソース間電圧VDSB)を、負荷駆動トランジスタ(即
ち、サーマルFETQAのドレイン−ソース間電圧VDS
A )が少しでも越えれば過電流値と判定する。
102に合わせて設定することが有効である。即ち、先
ず、負荷102の最大電流値に相当する基準電圧生成手
段を設定する。次に、基準電圧生成手段におけるドレイ
ン−ソース間電圧VDS(即ち、FETQBのドレイン−
ソース間電圧VDSB)を、負荷駆動トランジスタ(即
ち、サーマルFETQAのドレイン−ソース間電圧VDS
A )が少しでも越えれば過電流値と判定する。
【0140】この手法では、過電流判定値をピンチオフ
領域とオーミック領域で変える必要はない。基準電圧生
成手段のドレイン−ソース間電圧VDSを越えたか杏かで
判定すれば良いから、検出精度はコンパレータCMPl
の分解能だけで決まることになる。
領域とオーミック領域で変える必要はない。基準電圧生
成手段のドレイン−ソース間電圧VDSを越えたか杏かで
判定すれば良いから、検出精度はコンパレータCMPl
の分解能だけで決まることになる。
【0141】また、温度ドリフト、ICロット間ばらつ
き、配線インダクタンスおよび配線抵抗の影響を除去で
き、電源電圧の変動に対してもコンパレータCMPlが
正常に作動する限り影響を受けない。したがって、誤差
要素の少ない(ほとんど無い)電源供給制御装置および
電源供給制御方法を実現することができる。
き、配線インダクタンスおよび配線抵抗の影響を除去で
き、電源電圧の変動に対してもコンパレータCMPlが
正常に作動する限り影響を受けない。したがって、誤差
要素の少ない(ほとんど無い)電源供給制御装置および
電源供給制御方法を実現することができる。
【0142】なお、基準電圧生成手段の設定変更は、抵
抗Rrに並列に外部に可変抵抗RVを追加接続して行っ
てもよいが、チップ内の抵抗Rrを変えることにより行
ってもよい。
抗Rrに並列に外部に可変抵抗RVを追加接続して行っ
てもよいが、チップ内の抵抗Rrを変えることにより行
ってもよい。
【0143】図12に示すように、チップ内部に数種類
の抵抗Rr1〜Rr4を並列に配置しておき、チップを
パッケージするとき、またはべアチップ実装するとき
に、抵抗Rrl〜Rr4の中からスイッチSW2により
選択接続することにより、基準電圧生成手段の設定値
(基準)を目標の仕様に設定することが可能となる。こ
れにより、電源供給制御装置を集積化する場合でも1種
類のチップで複数の仕様をカバーすることが可能とな
る。また抵抗の可変設定により、負荷の種別(ヘッドラ
ンプ、駆動モータ等)に応じた完全短絡、不完全短絡の
切り分けを確実に検出することが可能となり、短絡故障
に対する保護を精度良く行うことができる。
の抵抗Rr1〜Rr4を並列に配置しておき、チップを
パッケージするとき、またはべアチップ実装するとき
に、抵抗Rrl〜Rr4の中からスイッチSW2により
選択接続することにより、基準電圧生成手段の設定値
(基準)を目標の仕様に設定することが可能となる。こ
れにより、電源供給制御装置を集積化する場合でも1種
類のチップで複数の仕様をカバーすることが可能とな
る。また抵抗の可変設定により、負荷の種別(ヘッドラ
ンプ、駆動モータ等)に応じた完全短絡、不完全短絡の
切り分けを確実に検出することが可能となり、短絡故障
に対する保護を精度良く行うことができる。
【0144】以上説明した第1、第2、第3、第4およ
び第5の実施形態並びに変形例に係る電源供給制御装置
の回路構成においては、スイッチング素子、即ちサーマ
ルFETQA,FETQB、トランジスタQ5,Q6、
過熱遮断用FETQSおよびFETQll〜Q54とし
てnチャネル型のものを使用したが、本発明に係る電源
供給制御装置の回路構成はこれに限定されるものではな
く、Pチャネル型のものを使用してもよい。但し、各ス
イッチング素子のオン/オフ制御を行うゲート電位が
“L”/“H”レベルに逆転することに伴う回路変更が
必要となる。
び第5の実施形態並びに変形例に係る電源供給制御装置
の回路構成においては、スイッチング素子、即ちサーマ
ルFETQA,FETQB、トランジスタQ5,Q6、
過熱遮断用FETQSおよびFETQll〜Q54とし
てnチャネル型のものを使用したが、本発明に係る電源
供給制御装置の回路構成はこれに限定されるものではな
く、Pチャネル型のものを使用してもよい。但し、各ス
イッチング素子のオン/オフ制御を行うゲート電位が
“L”/“H”レベルに逆転することに伴う回路変更が
必要となる。
【0145】
【発明の効果】請求項1の発明、請求項7の発明によれ
ば、第1半導体スイッチの端子間電圧と第2半導体スイ
ッチの端子間電圧との差電圧を検出し、検出手段で検出
された差電圧に基づき負荷の断線の有無を判定するた
め、シャント抵抗を不要として装置の熱損失を抑え、ラ
ンプの断線が発生した場合でも確実にランプの断線を検
出することができる。
ば、第1半導体スイッチの端子間電圧と第2半導体スイ
ッチの端子間電圧との差電圧を検出し、検出手段で検出
された差電圧に基づき負荷の断線の有無を判定するた
め、シャント抵抗を不要として装置の熱損失を抑え、ラ
ンプの断線が発生した場合でも確実にランプの断線を検
出することができる。
【0146】請求項2の発明、請求項8によれば、基準
負荷が、第1半導体スイッチがオフ時からオン時に遷移
したときに該第1半導体スイッチに流れる突入電流に近
似した電流が流れるようにインピーダンスが設定されて
いるため、点灯1回目からラッシュ電流が定常電流にな
る前に確実に負荷の断線検出を行え、しかも点灯1回目
から点滅周期を点灯2回目以降の周期と同一周期とする
ことができ、断線の検出精度が向上する。
負荷が、第1半導体スイッチがオフ時からオン時に遷移
したときに該第1半導体スイッチに流れる突入電流に近
似した電流が流れるようにインピーダンスが設定されて
いるため、点灯1回目からラッシュ電流が定常電流にな
る前に確実に負荷の断線検出を行え、しかも点灯1回目
から点滅周期を点灯2回目以降の周期と同一周期とする
ことができ、断線の検出精度が向上する。
【0147】請求項3の発明によれば、第1半導体スイ
ッチ、第2半導体スイッチ、検出手段、及び判定手段
は、同一チップ上に形成されるため、安価で小型な回路
を構成することができる。
ッチ、第2半導体スイッチ、検出手段、及び判定手段
は、同一チップ上に形成されるため、安価で小型な回路
を構成することができる。
【0148】請求項4の発明、請求項9の発明によれ
ば、第1半導体スイッチが過熱した場合に該第1半導体
スイッチをオフ制御して保護するため、第1半導体スイ
ッチの遮断を速めることができる。
ば、第1半導体スイッチが過熱した場合に該第1半導体
スイッチをオフ制御して保護するため、第1半導体スイ
ッチの遮断を速めることができる。
【0149】請求項5の発明、請求項10の発明によれ
ば、基準負荷は、複数個の抵抗を備え、基準負荷の抵抗
値は、前記複数個の抵抗の選択接続により可変設定され
ることで、第2半導体スイッチの端子間電圧を目標の仕
様に設定することができる。
ば、基準負荷は、複数個の抵抗を備え、基準負荷の抵抗
値は、前記複数個の抵抗の選択接続により可変設定され
ることで、第2半導体スイッチの端子間電圧を目標の仕
様に設定することができる。
【0150】請求項6の発明、請求項11の発明によれ
ば、負荷が断線していると判定した場合には、制御信号
の周期を変更するため、負荷が点滅周期が変更されるこ
とで負荷が断線していることが容易にわかる。
ば、負荷が断線していると判定した場合には、制御信号
の周期を変更するため、負荷が点滅周期が変更されるこ
とで負荷が断線していることが容易にわかる。
【図1】本発明の第1の実施形態の電源供給制御装置の
回路構成図である。
回路構成図である。
【図2】実施形態で使用する半導体スイッチ(サーマル
FET)の詳細な回路構成図である。
FET)の詳細な回路構成図である。
【図3】実施形態の電源供給制御装置でのランプ断線時
のランプ電流波形を示す図である。
のランプ電流波形を示す図である。
【図4】実施形態の電源供給制御装置および電源供給制
御方法が利用する原理を説明する説明図(その1)であ
り、オフ状態からオン状態への遷移時のドレイン−ソス
間電圧の立ち下がり特性の説明図である。
御方法が利用する原理を説明する説明図(その1)であ
り、オフ状態からオン状態への遷移時のドレイン−ソス
間電圧の立ち下がり特性の説明図である。
【図5】実施形態の電源供給制御装置および電源供給制
御方法が利用する原理を説明する説明図(その2)であ
り、概念的回路図である。
御方法が利用する原理を説明する説明図(その2)であ
り、概念的回路図である。
【図6】実施形態の電源供給制御装置および電源供給制
御方法が利用する原理を説明する説明図(その3)であ
り、サーマルFETのドレイン電流とゲート−ソース間
電圧との特性を説明する説明図である。
御方法が利用する原理を説明する説明図(その3)であ
り、サーマルFETのドレイン電流とゲート−ソース間
電圧との特性を説明する説明図である。
【図7】短絡故障時および通常動作時の実施形態の電源
供給制御装置における半導体スイッチの電流(a)と電
圧(b)を例示する波形図である。
供給制御装置における半導体スイッチの電流(a)と電
圧(b)を例示する波形図である。
【図8】本発明の第2の実施形態の電源供給制御装置の
回路構成図である。
回路構成図である。
【図9】本発明の第3の実施形態の電源供給制御装置の
回路構成図である。
回路構成図である。
【図10】本発明の第4の実施形態の電源供給制御装置
の回路構成図である。
の回路構成図である。
【図11】本発明の第5の実施形態の電源供給制御装置
の回路構成図である。
の回路構成図である。
【図12】変形例の電源供給制御装置における第2負荷
(抵抗)の構成を説明する回路図である。
(抵抗)の構成を説明する回路図である。
【図13】従来の半導体スイッチを備えた電源供給制御
装置の回路構成図である。
装置の回路構成図である。
【図14】従来の半導体スイッチを備えた他の電源供給
制御装置の回路構成図である。
制御装置の回路構成図である。
【図15】従来の他の電源供給制御装置でのランプ断線
時のランプ電流波形を示す図である。
時のランプ電流波形を示す図である。
10 マイコン 101 電源 102 負荷 105 突入電流マスク回路(禁止手段) 106 過熱遮断促進回路(過熱遮断促進手段) 107 オン/オフ回数積算回路(回数制御手段) 110a〜110e チップ構成部分 111 駆動回路(制御手段) QA,QF サーマルFET(半導体スイッチ) RG 内部抵抗 QB FET(第2半導体スイッチ) Rr,Rrl〜Rr4 抵抗(第2負荷) Q5,Q6 トランジスタ Qll〜Q54 FET CMPl,COMP2 コンパレータ(検出手段) Rl〜R55 拡抗 RV 可変抵抗 ZDl,ZD2 ツェナーダイオード Dl〜D51 ダイオード Cll〜C31 コンデンサ 121 温度センサ 122 ラッチ回路 QS 過熱遮断用FET SWl,SW2 スイッチ VB 電源電圧 VP チャージポンプ出力電圧
フロントページの続き Fターム(参考) 5G004 AA04 AB02 BA03 BA04 BA05 CA05 DA02 DA04 DC04 EA01 5G065 BA04 BA05 BA07 DA07 EA02 GA09 LA01 LA02 MA04 MA09 MA10 NA01 NA02 NA05 NA07 5J055 AX12 AX31 AX47 AX55 BX16 CX22 CX28 DX13 DX14 DX22 DX53 DX54 DX73 EX04 EX06 EX11 EX23 EY01 EY02 EY05 EY10 EY12 EY13 EY21 EZ04 EZ07 EZ10 EZ31 EZ39 EZ57 EZ61 FX04 FX06 FX32 GX01 GX04 GX06
Claims (11)
- 【請求項1】 第1制御信号入力端子へ供給される制御
信号に応じてスイッチング制御され電源から負荷への電
力供給を制御する第1半導体スイッチと、 第2制御信号入力端子へ供給される前記制御信号に応じ
てスイッチング制御され前記電源から基準負荷への電力
供給を制御する第2半導体スイッチと、 前記第1半導体スイッチの端子間電圧と前記第2半導体
スイッチの端子間電圧との差電圧を検出する検出手段
と、 この検出手段で検出された差電圧に基づき前記負荷の断
線の有無を判定する判定手段と、を備えることを特徴と
する電源供給制御装置。 - 【請求項2】 前記基準負荷は、前記第1半導体スイッ
チがオフ時からオン時に遷移したときに該第1半導体ス
イッチに流れる突入電流に近似した電流が流れるように
インピーダンスが設定されてなることを特徴とする請求
項1記載の電源供給制御装置。 - 【請求項3】 前記第1半導体スイッチ、前記第2半導
体スイッチ、前記検出手段、及び前記判定手段は、同一
チップ上に形成されることを特徴とする請求項1記載の
電源供給制御装置。 - 【請求項4】 前記第1半導体スイッチが過熱した場合
に該第1半導体スイッチをオフ制御して保護する過熱保
護手段を有することを特徴とする請求項1記載の電源供
給制御装置。 - 【請求項5】 前記基準負荷は、複数個の抵抗を備え、
前記基準負荷の抵抗値は、前記複数個の抵抗の選択接続
により可変設定されることを特徴とする請求項1または
請求項2記載の電源供給制御装置。 - 【請求項6】 前記判定手段は、前記負荷が断線してい
ると判定した場合には、前記制御信号の周期を変更する
ことを特徴とする請求項1記載の電源供給制御装置。 - 【請求項7】 第1制御信号入力端子へ供給される制御
信号に応じてスイッチング制御され電源から負荷への電
力供給を制御する第1半導体スイッチの端子間電圧と、
第2制御信号入力端子へ供給される前記制御信号に応じ
てスイッチング制御され前記電源から基準負荷への電力
供給を制御する第2半導体スイッチの端子間電圧との差
電圧を検出する検出ステップと、 この検出ステップで検出された差電圧に基づき前記負荷
の断線の有無を判定する判定ステップと、を備えること
を特徴とする電源供給制御方法。 - 【請求項8】 前記基準負荷は、前記第1半導体スイッ
チがオフ時からオン時に遷移したときに該第1半導体ス
イッチに流れる突入電流に近似した電流が流れるように
インピーダンスが設定されてなることを特徴とする請求
項7記載の電源供給制御方法。 - 【請求項9】 前記第1半導体スイッチが過熱した場合
に該第1半導体スイッチをオフ制御して保護する過熱保
護ステップを有することを特徴とする請求項7記載の電
源供給制御方法。 - 【請求項10】 前記基準負荷は、複数個の抵抗を備
え、前記基準負荷の抵抗値は、前記複数個の抵抗の選択
接続により可変設定されることを特徴とする請求項7ま
たは請求項8記載の電源供給制御方法。 - 【請求項11】 前記判定ステップは、前記負荷が断線
していると判定した場合には、前記制御信号の周期を変
更することを特徴とする請求項7記載の電源供給制御方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11034941A JP2000236245A (ja) | 1999-02-12 | 1999-02-12 | 電源供給制御装置及び電源供給制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11034941A JP2000236245A (ja) | 1999-02-12 | 1999-02-12 | 電源供給制御装置及び電源供給制御方法 |
Publications (1)
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-
1999
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