JP2000299923A - 過電流動作点を自動変更できる電流振動型遮断機能付きスイッチング回路 - Google Patents
過電流動作点を自動変更できる電流振動型遮断機能付きスイッチング回路Info
- Publication number
- JP2000299923A JP2000299923A JP2000026307A JP2000026307A JP2000299923A JP 2000299923 A JP2000299923 A JP 2000299923A JP 2000026307 A JP2000026307 A JP 2000026307A JP 2000026307 A JP2000026307 A JP 2000026307A JP 2000299923 A JP2000299923 A JP 2000299923A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- load
- current
- voltage
- semiconductor switch
- fet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Abandoned
Links
Landscapes
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シャント抵抗がなくとも異常電流を検出でき
ると共に、自動的に負荷に応じたレファレンス抵抗値に
可変及び小型に集積化できる自動レファレンス抵抗変更
ができる電流振動型遮断機能付きスイッチング回路を得
る。 【解決手段】 マイコン130により、負荷102のオ
ンオフをさせる動作信号を送出させ、同時に所定後に切
換信号を送出させ、この切換信号でリファレンス抵抗の
抵抗値を所定の間、変更する。起動初期時にはリファレ
ンス抵抗Rr1、Rr2を高くしてラッシュ電流に伴う
電流制御を行い、その後にリファレンス抵抗Rr1、R
r2を抵くして電流制御を行う。
ると共に、自動的に負荷に応じたレファレンス抵抗値に
可変及び小型に集積化できる自動レファレンス抵抗変更
ができる電流振動型遮断機能付きスイッチング回路を得
る。 【解決手段】 マイコン130により、負荷102のオ
ンオフをさせる動作信号を送出させ、同時に所定後に切
換信号を送出させ、この切換信号でリファレンス抵抗の
抵抗値を所定の間、変更する。起動初期時にはリファレ
ンス抵抗Rr1、Rr2を高くしてラッシュ電流に伴う
電流制御を行い、その後にリファレンス抵抗Rr1、R
r2を抵くして電流制御を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電流振動型遮断機能
付きスイッチング回路に関し、より詳しくは、制御信号
に応じてスイッチング制御により、電源から負荷への電
力供給時において過電流を遮断するときの動作点の自動
変更に関する。
付きスイッチング回路に関し、より詳しくは、制御信号
に応じてスイッチング制御により、電源から負荷への電
力供給時において過電流を遮断するときの動作点の自動
変更に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体スイッチを備えた電源供給
制御装置としては、例えば図16に示すようなものがあ
る。本従来例の電源供給制御装置は、自動車においてバ
ッテリからの電源を選択的に各負荷に供給して、負荷へ
の電力供給を制御する装置である。
制御装置としては、例えば図16に示すようなものがあ
る。本従来例の電源供給制御装置は、自動車においてバ
ッテリからの電源を選択的に各負荷に供給して、負荷へ
の電力供給を制御する装置である。
【0003】同図において、本従来例の電源供給制御装
置は、電源101の出力電圧VBをヘッドライトやパワ
ーウィンドウの駆動モータ等々の負荷102に供給する
経路にシャント抵抗RSおよび温度センサ内蔵FETQ
FのドレインD−ソースSを直列接続した構成である。
また、シャント抵抗RSを流れる電流を検出してハード
ウェア回路により温度センサ内蔵FETQFの駆動を制
御するドライバ901と、ドライバ901でモニタした
電流値に基づいて温度センサ内蔵FETQFの駆動信号
をオン/オフ制御するA/D変換器902およびマイコ
ン(CPU)903とを備えている。
置は、電源101の出力電圧VBをヘッドライトやパワ
ーウィンドウの駆動モータ等々の負荷102に供給する
経路にシャント抵抗RSおよび温度センサ内蔵FETQ
FのドレインD−ソースSを直列接続した構成である。
また、シャント抵抗RSを流れる電流を検出してハード
ウェア回路により温度センサ内蔵FETQFの駆動を制
御するドライバ901と、ドライバ901でモニタした
電流値に基づいて温度センサ内蔵FETQFの駆動信号
をオン/オフ制御するA/D変換器902およびマイコ
ン(CPU)903とを備えている。
【0004】半導体スイッチとしての温度センサ内蔵F
ETQFは、図示しない温度センサを内蔵して温度セン
サ内蔵FETQFが規定以上の温度まで上昇した場合に
は、内蔵するゲート遮断回路によって温度センサ内蔵F
ETQFを強制的にオフ制御する過熱遮断機能を備えて
いる。また、図中のRGは内蔵抵抗であり、ZD1はゲ
ートG−ソースS間を12[V]に保ってゲートGに過
電圧が印加されようとした場合にこれをバイパスさせる
ツェナーダイオードである。
ETQFは、図示しない温度センサを内蔵して温度セン
サ内蔵FETQFが規定以上の温度まで上昇した場合に
は、内蔵するゲート遮断回路によって温度センサ内蔵F
ETQFを強制的にオフ制御する過熱遮断機能を備えて
いる。また、図中のRGは内蔵抵抗であり、ZD1はゲ
ートG−ソースS間を12[V]に保ってゲートGに過
電圧が印加されようとした場合にこれをバイパスさせる
ツェナーダイオードである。
【0005】また、本従来例の電源供給制御装置では、
負荷102または温度センサ内蔵FETQFのドレイン
D−ソースS間における過電流に対する保護機能をも備
えている。即ち、ドライバ901は、電流モニタ回路と
しての差動増幅器911,913と、電流制限回路とし
ての差動増幅器912と、チャージポンプ回路915
と、マイコン903からのオン/オフ制御信号および電
流制限回路からの過電流判定結果に基づき、内部抵抗R
Gを介して温度センサ内蔵FETQFのゲートGを駆動
する駆動回路914を備えて構成されている。
負荷102または温度センサ内蔵FETQFのドレイン
D−ソースS間における過電流に対する保護機能をも備
えている。即ち、ドライバ901は、電流モニタ回路と
しての差動増幅器911,913と、電流制限回路とし
ての差動増幅器912と、チャージポンプ回路915
と、マイコン903からのオン/オフ制御信号および電
流制限回路からの過電流判定結果に基づき、内部抵抗R
Gを介して温度センサ内蔵FETQFのゲートGを駆動
する駆動回路914を備えて構成されている。
【0006】シャント抵抗RSの電圧降下に基づき差動
増幅器912を介して、電流が判定値(上限)を超えた
として過電流が検出された場合には、駆動回路914に
よって温度センサ内蔵FETQFをオフ動作とし、その
後電流が低下して判定値(下限)を下回ったら温度セン
サ内蔵FETQFをオン動作させる。
増幅器912を介して、電流が判定値(上限)を超えた
として過電流が検出された場合には、駆動回路914に
よって温度センサ内蔵FETQFをオフ動作とし、その
後電流が低下して判定値(下限)を下回ったら温度セン
サ内蔵FETQFをオン動作させる。
【0007】一方、マイコン903は、電流モニタ回路
(差動増幅器911,913)を介して電流を常時モニ
タしており、正常値を上回る異常電流が流れていれば、
温度センサ内蔵FETQFの駆動信号をオフすることに
より温度センサ内蔵FETQFをオフ動作させる。な
お、マイコン903からオフ制御の駆動信号が出力され
る前に、温度センサ内蔵FETQFの温度が規定値を超
えていれば、過熱遮断機能によって温度センサ内蔵FE
TQFはオフ動作となる。
(差動増幅器911,913)を介して電流を常時モニ
タしており、正常値を上回る異常電流が流れていれば、
温度センサ内蔵FETQFの駆動信号をオフすることに
より温度センサ内蔵FETQFをオフ動作させる。な
お、マイコン903からオフ制御の駆動信号が出力され
る前に、温度センサ内蔵FETQFの温度が規定値を超
えていれば、過熱遮断機能によって温度センサ内蔵FE
TQFはオフ動作となる。
【0008】このような電源供給制御装置においては、
負荷102が変わる毎に、可変抵抗RXを調整してい
た。
負荷102が変わる毎に、可変抵抗RXを調整してい
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電源供給制御装置にあっては、負荷に応じて可変抵
抗RXの値を変えて基準電位を変更しているので、集積
化が困難であるという課題があった。
来の電源供給制御装置にあっては、負荷に応じて可変抵
抗RXの値を変えて基準電位を変更しているので、集積
化が困難であるという課題があった。
【0010】また、可変抵抗RXによって、負荷に応じ
た抵抗値を得たとしても、負荷が車両用のランプ等にお
いては、起動時において初期電流が定格の3倍から10
倍流れる。
た抵抗値を得たとしても、負荷が車両用のランプ等にお
いては、起動時において初期電流が定格の3倍から10
倍流れる。
【0011】このような初期電流(ラッシュ電流ともい
う)が流れても基準電位を維持できる抵抗値にしたとし
ても、通常時における定格電流を維持できないことにな
る。
う)が流れても基準電位を維持できる抵抗値にしたとし
ても、通常時における定格電流を維持できないことにな
る。
【0012】また、従来の電源供給制御装置は、電流検
出を行うために電力の供給経路に直列接続されるシャン
ト抵抗RSを必要とした構成であり、近年の温度センサ
内蔵FETQFのオン抵抗の低減に伴う負荷の大電流化
により、シャント抵抗の熱損失が無視できないという課
題があった。
出を行うために電力の供給経路に直列接続されるシャン
ト抵抗RSを必要とした構成であり、近年の温度センサ
内蔵FETQFのオン抵抗の低減に伴う負荷の大電流化
により、シャント抵抗の熱損失が無視できないという課
題があった。
【0013】本発明は以上の課題を解決するためになさ
れたもので、シャント抵抗がなくとも異常電流を検出で
きると共に、自動的に負荷に応じたレファレンス抵抗値
に可変及び小型に集積化できる自動レファレンス抵抗変
更ができる電流振動型遮断機能付きスイッチング回路を
得ることを目的とする。
れたもので、シャント抵抗がなくとも異常電流を検出で
きると共に、自動的に負荷に応じたレファレンス抵抗値
に可変及び小型に集積化できる自動レファレンス抵抗変
更ができる電流振動型遮断機能付きスイッチング回路を
得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の過電
流動作点を自動変更できる電流振動型遮断機能付きスイ
ッチング回路は、外部からの負荷の動作指示に従って前
記負荷に電源からの電力を供給する電流振動型遮断機能
付きスイッチング回路である。
流動作点を自動変更できる電流振動型遮断機能付きスイ
ッチング回路は、外部からの負荷の動作指示に従って前
記負荷に電源からの電力を供給する電流振動型遮断機能
付きスイッチング回路である。
【0015】半導体スイッチは、制御信号入力端子へ供
給される制御信号に応じてスイッチング制御され電源か
ら負荷への電力供給を制御する。
給される制御信号に応じてスイッチング制御され電源か
ら負荷への電力供給を制御する。
【0016】基準電圧生成手段は、半導体スイッチに所
定の負荷を接続した状態における該半導体スイッチの端
子間電圧の電圧特性とほぼ等価な電圧特性を持つ基準電
圧を生成する。検出手段は、半導体スイッチの端子間電
圧と基準電圧との差を検出する。
定の負荷を接続した状態における該半導体スイッチの端
子間電圧の電圧特性とほぼ等価な電圧特性を持つ基準電
圧を生成する。検出手段は、半導体スイッチの端子間電
圧と基準電圧との差を検出する。
【0017】制御手段は、検出された端子間電圧と基準
電圧との差に応じて前記半導体スイッチをオン/オフ制
御する制御信号を送出する。
電圧との差に応じて前記半導体スイッチをオン/オフ制
御する制御信号を送出する。
【0018】基準電圧変更手段は、動作指示の入力に伴
って基準電圧を第1所定値まで上昇させ、負荷への電力
が安定してきたときに前記基準電圧を第2所定値まで下
降させる。
って基準電圧を第1所定値まで上昇させ、負荷への電力
が安定してきたときに前記基準電圧を第2所定値まで下
降させる。
【0019】また、基準電圧生成手段は、半導体スイッ
チおよび負荷に並列接続され、制御信号に応じてスイッ
チング制御される第2半導体スイッチと第2負荷とを直
列接続した回路を備え、第2半導体スイッチの端子間電
圧を基準電圧として生成する。
チおよび負荷に並列接続され、制御信号に応じてスイッ
チング制御される第2半導体スイッチと第2負荷とを直
列接続した回路を備え、第2半導体スイッチの端子間電
圧を基準電圧として生成する。
【0020】また、半導体スイッチ、基準電圧生成手
段、検出手段、基準電圧変更手段、遮断促進手段、制御
手段は、同一チップ上に形成する。
段、検出手段、基準電圧変更手段、遮断促進手段、制御
手段は、同一チップ上に形成する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電流振動型遮
断機能付きスイッチング回路の形態例について、図1乃
至図9を参照して詳細に説明する。以下の説明では、例
えば自動車においてバッテリからの電源を選択的にラン
プ等の各負荷に供給して、負荷への電力供給を制御する
装置に適用した実施の形態例について説明するが、本発
明はこのような形態に限定されるものではなく、電源か
ら負荷への電力供給をスイッチング制御する電流振動型
遮断機能付きスイッチング回路であればどのような形態
であっても適用可能である。また、本実施の形態の電流
振動型遮断機能付きスイッチング回路は、集積化して用
いることが望ましい。そして、集積化した電流振動型遮
断機能付きスイッチング回路を本実施の形態では電流振
動型遮断機能付きスイッチング・デバイスと言う場合も
ある。
断機能付きスイッチング回路の形態例について、図1乃
至図9を参照して詳細に説明する。以下の説明では、例
えば自動車においてバッテリからの電源を選択的にラン
プ等の各負荷に供給して、負荷への電力供給を制御する
装置に適用した実施の形態例について説明するが、本発
明はこのような形態に限定されるものではなく、電源か
ら負荷への電力供給をスイッチング制御する電流振動型
遮断機能付きスイッチング回路であればどのような形態
であっても適用可能である。また、本実施の形態の電流
振動型遮断機能付きスイッチング回路は、集積化して用
いることが望ましい。そして、集積化した電流振動型遮
断機能付きスイッチング回路を本実施の形態では電流振
動型遮断機能付きスイッチング・デバイスと言う場合も
ある。
【0022】<実施の形態1>図1は実施の形態1の電
流振動型遮断機能付きスイッチング回路の概略構成図で
ある。本実施の形態1の電流振動型遮断機能付きスイッ
チング回路120は、後述するマイコン130により、
負荷102のオンオフをさせる動作信号を送出させ、同
時に切換信号を送出させ、この切換信号でリファレンス
抵抗の抵抗値を所定の間、変更する。
流振動型遮断機能付きスイッチング回路の概略構成図で
ある。本実施の形態1の電流振動型遮断機能付きスイッ
チング回路120は、後述するマイコン130により、
負荷102のオンオフをさせる動作信号を送出させ、同
時に切換信号を送出させ、この切換信号でリファレンス
抵抗の抵抗値を所定の間、変更する。
【0023】例えば、起動初期時にはリファレンス抵抗
Rr1、Rr2を高くしてラッシュ電流に伴う電流制御
を行い、その後にリファレンス抵抗Rr1、Rr2を抵
くして電流制御を行う。
Rr1、Rr2を高くしてラッシュ電流に伴う電流制御
を行い、その後にリファレンス抵抗Rr1、Rr2を抵
くして電流制御を行う。
【0024】電流振動型遮断機能付きスイッチング回路
120は、図1に示すように、温度センサ内蔵半導体素
子(以下単に主制御FETQAという)に併設されたリ
ファレンスFETQB(以下単にFETQBという)の
ソースSBにラッシュ電流用のリファレンス抵抗Rr1
の一方を接続し、このリファレンス抵抗Rr1の他方を
アースに接続している。
120は、図1に示すように、温度センサ内蔵半導体素
子(以下単に主制御FETQAという)に併設されたリ
ファレンスFETQB(以下単にFETQBという)の
ソースSBにラッシュ電流用のリファレンス抵抗Rr1
の一方を接続し、このリファレンス抵抗Rr1の他方を
アースに接続している。
【0025】また、リファレンス抵抗Rr2とトランジ
スタTr1(ベースはアース、コレクタにRr2)とか
らなる回路をリファレンス抵抗Rr1に並列接続してい
る。さらに、トランジスタTr1のベースには抵抗R
a、Rbの分圧値が加わるようにしている。
スタTr1(ベースはアース、コレクタにRr2)とか
らなる回路をリファレンス抵抗Rr1に並列接続してい
る。さらに、トランジスタTr1のベースには抵抗R
a、Rbの分圧値が加わるようにしている。
【0026】また、抵抗Raには、マイコン130から
の切換信号が直接入力するようにしている。
の切換信号が直接入力するようにしている。
【0027】マイコン130、自動車においてはフロン
トパネル内に設けられ、負荷102(例えばランプ)の
オン、オフ時に所定のパルス信号(動作信号ともいう)
をSW1aに送出する。
トパネル内に設けられ、負荷102(例えばランプ)の
オン、オフ時に所定のパルス信号(動作信号ともいう)
をSW1aに送出する。
【0028】また、マイコン130は、動作信号の送出
後に所定時間経過した後に切り換え信号(ラッシュ電流
を流す時間)を送出する。つまり、CMP1の動作点が
変わる。
後に所定時間経過した後に切り換え信号(ラッシュ電流
を流す時間)を送出する。つまり、CMP1の動作点が
変わる。
【0029】すなわち、動作信号が送出されている所定
間は、トランジスタTr1をオフ状態にすることで、リ
ファレンス抵抗Rr1成分のみとして、SBの電位を上
昇させる。この電位は、高すぎても低すぎてもいけな
い。例えば、負荷102がモータ、ランプ等である場合
は、有る程度のラッシュ電流が必要である。このため、
負荷における電力供給が安定した電力を得るための電位
より、起動に最低必要な電力を供給できる電位にされて
いる。例えば、通常時の1.7倍程度が望ましい。
間は、トランジスタTr1をオフ状態にすることで、リ
ファレンス抵抗Rr1成分のみとして、SBの電位を上
昇させる。この電位は、高すぎても低すぎてもいけな
い。例えば、負荷102がモータ、ランプ等である場合
は、有る程度のラッシュ電流が必要である。このため、
負荷における電力供給が安定した電力を得るための電位
より、起動に最低必要な電力を供給できる電位にされて
いる。例えば、通常時の1.7倍程度が望ましい。
【0030】そして、所定時間経過後に切換信号を送出
して抵抗Ra、rbを介してトランジスタTr1をオン
させることになり、リファレンスRrはリファレンス抵
抗Rr1、Rr2との並列抵抗成分となり、SBの電位
を下降させる。この下降による電位は、負荷に安定した
電力を供給させるための電位となる。
して抵抗Ra、rbを介してトランジスタTr1をオン
させることになり、リファレンスRrはリファレンス抵
抗Rr1、Rr2との並列抵抗成分となり、SBの電位
を下降させる。この下降による電位は、負荷に安定した
電力を供給させるための電位となる。
【0031】<実施の形態2>このようにリファレンス
抵抗Rr1、Rr2とを並列接続して動作点を変更する
ようにしたが、図2に示すようにリファレンス抵抗Rr
1、Rr2とを直列接続し、リファレンス抵抗Rr2に
トランジスタTr1を並列接続した構成にして、切り換
え信号が入力したときにリファレンス抵抗Rr1成分と
して、動作点を下げてもよい。
抵抗Rr1、Rr2とを並列接続して動作点を変更する
ようにしたが、図2に示すようにリファレンス抵抗Rr
1、Rr2とを直列接続し、リファレンス抵抗Rr2に
トランジスタTr1を並列接続した構成にして、切り換
え信号が入力したときにリファレンス抵抗Rr1成分と
して、動作点を下げてもよい。
【0032】<実施の形態3>しかし、上記実施の形態
1及び実施の形態2においては、切り換え信号をマイコ
ン130によって送出させているので、集積化すること
が困難である。そこで、図3に示すように動作信号を直
接入力してトランジスタTr1に対する切り換え信号を
生成する回路を設ける。
1及び実施の形態2においては、切り換え信号をマイコ
ン130によって送出させているので、集積化すること
が困難である。そこで、図3に示すように動作信号を直
接入力してトランジスタTr1に対する切り換え信号を
生成する回路を設ける。
【0033】この回路は、図3に示すように、リファレ
ンス抵抗Rr1、Rr2とからなる直列回路の一方をF
ETQBのソースSBに接続し、他方をアースに接続し
ている。
ンス抵抗Rr1、Rr2とからなる直列回路の一方をF
ETQBのソースSBに接続し、他方をアースに接続し
ている。
【0034】そして、トランジスタTr1をリファレン
ス抵抗Rr1に並列接続し、このトランジスタTr1の
ベースに抵抗RcとコンデンサCaとを並列接続し、か
つ抵抗Rdをベースに直列接続している。この抵抗Rd
には、ダイオードDaが並列接続されている。
ス抵抗Rr1に並列接続し、このトランジスタTr1の
ベースに抵抗RcとコンデンサCaとを並列接続し、か
つ抵抗Rdをベースに直列接続している。この抵抗Rd
には、ダイオードDaが並列接続されている。
【0035】すなわち、切り換え信号を生成する回路
は、動作信号が入力するとコンデンサCaに充電させ、
Tr1をオフさせることで、動作信号に対して所定の間
遅延させてリファレンス抵抗値を切り換えている。リフ
ァレンス抵抗Rr1、Rr2の直列接続となる。
は、動作信号が入力するとコンデンサCaに充電させ、
Tr1をオフさせることで、動作信号に対して所定の間
遅延させてリファレンス抵抗値を切り換えている。リフ
ァレンス抵抗Rr1、Rr2の直列接続となる。
【0036】また、コンデンサCaの充電が完了する
と、トランジスタTr1はオン状態になり、リファレン
ス抵抗Rr1成分のみとなる。
と、トランジスタTr1はオン状態になり、リファレン
ス抵抗Rr1成分のみとなる。
【0037】ここで、駆動回路111、CMP1、FE
TQA等を含めて説明する。図3は実施の形態3の概略
構成図、図4は実施形態で使用する温度センサ内蔵半導
体素子であるFETQAの詳細な回路構成図、図5、図
6および図7は実施形態の原理を説明する説明図、図8
は短絡故障時および通常動作時の実施形態の半導体スイ
ッチの電流と電圧を例示する波形図、図9は本発明の第
4の実施形態の電流振動型遮断機能付きスイッチング回
路の回路構成図、図10は第5の実施形態の回路構成
図、図11は第6の実施形態の回路構成図、図12は第
7の実施の形態の回路構成図である。
TQA等を含めて説明する。図3は実施の形態3の概略
構成図、図4は実施形態で使用する温度センサ内蔵半導
体素子であるFETQAの詳細な回路構成図、図5、図
6および図7は実施形態の原理を説明する説明図、図8
は短絡故障時および通常動作時の実施形態の半導体スイ
ッチの電流と電圧を例示する波形図、図9は本発明の第
4の実施形態の電流振動型遮断機能付きスイッチング回
路の回路構成図、図10は第5の実施形態の回路構成
図、図11は第6の実施形態の回路構成図、図12は第
7の実施の形態の回路構成図である。
【0038】本発明の第1の実施形態の電流振動型遮断
機能付きスイッチング回路120について、図1を参照
して説明すると、電源101の出力電圧VBを負荷10
2に供給する経路に、半導体スイッチとしての主制御F
ETQAのドレインD−ソースSを直列接続した構成で
ある。ここで、主制御FETQAにはDMOS構造のN
MOS型を使用しているがPMOS型でも実現可能であ
る。
機能付きスイッチング回路120について、図1を参照
して説明すると、電源101の出力電圧VBを負荷10
2に供給する経路に、半導体スイッチとしての主制御F
ETQAのドレインD−ソースSを直列接続した構成で
ある。ここで、主制御FETQAにはDMOS構造のN
MOS型を使用しているがPMOS型でも実現可能であ
る。
【0039】また同図において、主制御FETQAを駆
動制御する部分については、FETQB、抵抗R1,R
2,R5,R8,R10,RG、ツェナーダイオードZ
D1、ダイオードD1、コンパレータCMP1、駆動回
路111およびスイッチSW1aを備えた構成である。
なお、参照符号として抵抗には“R”とそれに続く数字
および文字を使用しているが、以下の説明では参照符号
として使用すると共に、それぞれ該抵抗の抵抗値をも表
すものとする。また、図1中の点線で囲った部分120
はアナログ集積化されるチップ部分を示す。
動制御する部分については、FETQB、抵抗R1,R
2,R5,R8,R10,RG、ツェナーダイオードZ
D1、ダイオードD1、コンパレータCMP1、駆動回
路111およびスイッチSW1aを備えた構成である。
なお、参照符号として抵抗には“R”とそれに続く数字
および文字を使用しているが、以下の説明では参照符号
として使用すると共に、それぞれ該抵抗の抵抗値をも表
すものとする。また、図1中の点線で囲った部分120
はアナログ集積化されるチップ部分を示す。
【0040】負荷102は例えばヘッドライトやパワー
ウィンドウの駆動モータ等々であり、ユーザ等が負荷1
02を動作させると、マイコン130が動作信号をスイ
ッチSW1aに送出してこのスイッチSW1aをオンさ
せることにより機能する。駆動回路111には、コレク
タ側が電位VPに接続されたソーストランジスタQ5
と、エミッタ側が接地電位(GND)に接続されたシン
クトランジスタQ6とを直列接続して備え、スイッチS
W1aのオン/オフ切換えによる切換え信号に基づき、
ソーストランジスタQ5およびシンクトランジスタQ6
をオン/オフ制御して、FETQAを駆動制御する信号
を出力する。
ウィンドウの駆動モータ等々であり、ユーザ等が負荷1
02を動作させると、マイコン130が動作信号をスイ
ッチSW1aに送出してこのスイッチSW1aをオンさ
せることにより機能する。駆動回路111には、コレク
タ側が電位VPに接続されたソーストランジスタQ5
と、エミッタ側が接地電位(GND)に接続されたシン
クトランジスタQ6とを直列接続して備え、スイッチS
W1aのオン/オフ切換えによる切換え信号に基づき、
ソーストランジスタQ5およびシンクトランジスタQ6
をオン/オフ制御して、FETQAを駆動制御する信号
を出力する。
【0041】なお図中、VBは電源101の出力電圧で
あり、例えば12[V]である。また、VPはチャージ
ポンプの出力電圧であり、例えばVB+10[V]であ
る。
あり、例えば12[V]である。また、VPはチャージ
ポンプの出力電圧であり、例えばVB+10[V]であ
る。
【0042】半導体スイッチとしての主制御FETQA
は、より詳しくは図4に示すような接続構成となってい
る。図4において、主制御FETQAは、内蔵抵抗R
G、温度センサ121、ラッチ回路122及び過熱遮断
用FETQSを備えている。なお、ZD1はゲートG−
ソースSA間を12[V]に保ってゲートGに過電圧が
印加されようとした場合にこれをバイパスさせるツェナ
ーダイオードである。
は、より詳しくは図4に示すような接続構成となってい
る。図4において、主制御FETQAは、内蔵抵抗R
G、温度センサ121、ラッチ回路122及び過熱遮断
用FETQSを備えている。なお、ZD1はゲートG−
ソースSA間を12[V]に保ってゲートGに過電圧が
印加されようとした場合にこれをバイパスさせるツェナ
ーダイオードである。
【0043】つまり、本実施形態で使用する主制御FE
TQAは、主制御FETQAが規定以上の温度まで上昇
したことが温度センサ121によって検出された場合に
は、その旨の検出情報がラッチ回路122に保持され、
ゲート遮断回路としての過熱遮断用FETQSがオン動
作となることによって、FETQAを強制的にオフ制御
する過熱遮断機能を備えている。
TQAは、主制御FETQAが規定以上の温度まで上昇
したことが温度センサ121によって検出された場合に
は、その旨の検出情報がラッチ回路122に保持され、
ゲート遮断回路としての過熱遮断用FETQSがオン動
作となることによって、FETQAを強制的にオフ制御
する過熱遮断機能を備えている。
【0044】温度センサ121は4個のダイオードが縦
続接続されてなり、実装上、温度センサ121は主制御
FETQAの近傍に配置形成されている。主制御FET
QAの温度が上昇するにつれて温度センサ121の各ダ
イオードの抵抗値が減少するので、FETQ51のゲー
ト電位が“L”レベルとされる電位まで下がると、FE
TQ51がオン状態からオフ状態に遷移する。これによ
り、FETQ54のゲート電位がFETQAのゲート制
御端子(G)の電位にプルアップされ、FETQ54が
オフ状態からオン状態に遷移して、ラッチ回路122に
“1”がラッチされることとなる。このとき、ラッチ回
路122の出力が“H”レベルとなって過熱遮断用FE
TQSがオフ状態からオン状態に遷移するので、FET
QAの真のゲート(TG)とFETQAのソース(S
A)が同電位になって、FETQAがオン状態からオフ
状態に遷移して、過熱遮断されることとなる。
続接続されてなり、実装上、温度センサ121は主制御
FETQAの近傍に配置形成されている。主制御FET
QAの温度が上昇するにつれて温度センサ121の各ダ
イオードの抵抗値が減少するので、FETQ51のゲー
ト電位が“L”レベルとされる電位まで下がると、FE
TQ51がオン状態からオフ状態に遷移する。これによ
り、FETQ54のゲート電位がFETQAのゲート制
御端子(G)の電位にプルアップされ、FETQ54が
オフ状態からオン状態に遷移して、ラッチ回路122に
“1”がラッチされることとなる。このとき、ラッチ回
路122の出力が“H”レベルとなって過熱遮断用FE
TQSがオフ状態からオン状態に遷移するので、FET
QAの真のゲート(TG)とFETQAのソース(S
A)が同電位になって、FETQAがオン状態からオフ
状態に遷移して、過熱遮断されることとなる。
【0045】また、本実施形態では、負荷102または
FETQAのソース(SA)と負荷102間において発
生する短絡故障による過電流、或いは不完全短絡故障に
よる異常電流に対する保護機能をも備えている。以下、
図1を参照して、この保護機能を実現する構成について
説明する。
FETQAのソース(SA)と負荷102間において発
生する短絡故障による過電流、或いは不完全短絡故障に
よる異常電流に対する保護機能をも備えている。以下、
図1を参照して、この保護機能を実現する構成について
説明する。
【0046】先ず、FET(第2半導体スイッチ)QB
および抵抗(第2負荷)Rrで構成されている基準電圧
発生手段は、FETQBのドレインおよびゲートはそれ
ぞれ主制御FETQAのドレイン(D)および真のゲー
ト(TG)に接続され、FETQBのソース(SB)は
抵抗Rrの一方の端子に接続され、抵抗Rrの他の端子
は接地電位(GND)に接続されている。このように、
FETQBおよび主制御FETQAのドレイン(D)お
よびゲート(TG)を共通化することにより同一チップ
(120)への集積化を容易にすることができる。
および抵抗(第2負荷)Rrで構成されている基準電圧
発生手段は、FETQBのドレインおよびゲートはそれ
ぞれ主制御FETQAのドレイン(D)および真のゲー
ト(TG)に接続され、FETQBのソース(SB)は
抵抗Rrの一方の端子に接続され、抵抗Rrの他の端子
は接地電位(GND)に接続されている。このように、
FETQBおよび主制御FETQAのドレイン(D)お
よびゲート(TG)を共通化することにより同一チップ
(120)への集積化を容易にすることができる。
【0047】また、FETQBおよび主制御FETQA
は同一プロセスで同一チップ(120)上に形成された
ものを使用している。本実施形態における電流検出手法
は、コンパレータCMP1によるFETQAのドレイン
−ソース間電圧VDSAと基準電圧との差の検出によって
行われることから、同一チップ上にFETQBおよび主
制御FETQAを形成することにより、電流検出におけ
る同相的誤差要因、即ち電源電圧、温度ドリフトやロッ
ト間のバラツキの影響を除去(削減)するようにしてい
る。更に、抵抗Rr(第2負荷)をチップの外部に設置
しているので、基準電圧へのチップの温度変化の影響を
受け難くすることができ、高精度の電流検出を実現する
ことが可能となる。また、FETQBの電流容量がFE
TQAの電流容量よりも小さくなるように、それぞれの
FETを構成する並列接続のトランジスタ比を(FET
QBのトランジスタ数:1個)<(主制御FETQAの
トランジスタ数:1000個)となるように構成してい
る。
は同一プロセスで同一チップ(120)上に形成された
ものを使用している。本実施形態における電流検出手法
は、コンパレータCMP1によるFETQAのドレイン
−ソース間電圧VDSAと基準電圧との差の検出によって
行われることから、同一チップ上にFETQBおよび主
制御FETQAを形成することにより、電流検出におけ
る同相的誤差要因、即ち電源電圧、温度ドリフトやロッ
ト間のバラツキの影響を除去(削減)するようにしてい
る。更に、抵抗Rr(第2負荷)をチップの外部に設置
しているので、基準電圧へのチップの温度変化の影響を
受け難くすることができ、高精度の電流検出を実現する
ことが可能となる。また、FETQBの電流容量がFE
TQAの電流容量よりも小さくなるように、それぞれの
FETを構成する並列接続のトランジスタ比を(FET
QBのトランジスタ数:1個)<(主制御FETQAの
トランジスタ数:1000個)となるように構成してい
る。
【0048】さらに、抵抗Rrの抵抗値は、後述のよう
に負荷102の抵抗値×(FETQBのトランジスタ
数:1個/主制御FETQAのトランジスタ数:100
0個)の値となるように設定される。この抵抗Rrの設
定により、FETQAに正常動作の負荷電流(5[m
A])が流れたときに抵抗Rrに5[mA]の電流が流
れると、主制御FETQAと同じドレイン−ソース間電
圧VDSをFETQBに発生させることができる。また、
以上のような回路規定により、FETQBおよび抵抗R
rで構成される基準電圧発生手段の構成を極力小型化す
ることができ、実装スペースを縮小して装置コストを低
減することができる。
に負荷102の抵抗値×(FETQBのトランジスタ
数:1個/主制御FETQAのトランジスタ数:100
0個)の値となるように設定される。この抵抗Rrの設
定により、FETQAに正常動作の負荷電流(5[m
A])が流れたときに抵抗Rrに5[mA]の電流が流
れると、主制御FETQAと同じドレイン−ソース間電
圧VDSをFETQBに発生させることができる。また、
以上のような回路規定により、FETQBおよび抵抗R
rで構成される基準電圧発生手段の構成を極力小型化す
ることができ、実装スペースを縮小して装置コストを低
減することができる。
【0049】可変抵抗RVは主制御FETQAのソース
SA抵抗R1,R2の分圧点との間に、負荷102に対
して直列に接続されている。可変抵抗RVの抵抗値を変
えることにより抵抗R2の抵抗値を等価的に可変設定す
る。即ち、チップ120の外部に可変抵抗RVを設置
し、該可変抵抗RVを調整することにより基準電圧生成
手段の設定値(基準)を目標の仕様に設定することが可
能となる。つまり、抵抗R1,R2,RVは、主制御F
ETQAのドレイン−ソース間電圧VDSAの抵抗値の比
に基づく分圧比で分圧してコンパレータCMP1に供給
する分圧手段に該当しており、該分圧比を抵抗RVの可
変設定により調整する。これにより、基準電圧生成手段
の固定された設定値(基準)に対してコンパレータCM
P1の出力を“H”レベルから“L”レベルに切替える
ドレイン−ソース間電圧VDSのしきい値を変えることが
可能となる。これにより、アナログ集積化する場合でも
1種類のチップ120で複数の仕様をカバーすることが
可能となる。
SA抵抗R1,R2の分圧点との間に、負荷102に対
して直列に接続されている。可変抵抗RVの抵抗値を変
えることにより抵抗R2の抵抗値を等価的に可変設定す
る。即ち、チップ120の外部に可変抵抗RVを設置
し、該可変抵抗RVを調整することにより基準電圧生成
手段の設定値(基準)を目標の仕様に設定することが可
能となる。つまり、抵抗R1,R2,RVは、主制御F
ETQAのドレイン−ソース間電圧VDSAの抵抗値の比
に基づく分圧比で分圧してコンパレータCMP1に供給
する分圧手段に該当しており、該分圧比を抵抗RVの可
変設定により調整する。これにより、基準電圧生成手段
の固定された設定値(基準)に対してコンパレータCM
P1の出力を“H”レベルから“L”レベルに切替える
ドレイン−ソース間電圧VDSのしきい値を変えることが
可能となる。これにより、アナログ集積化する場合でも
1種類のチップ120で複数の仕様をカバーすることが
可能となる。
【0050】コンパレータCMP1(検出手段ともい
う)の一部を成す、コンパレータCMP1の“+”入力
端子には、FETQAのドレインD−ソースSA間電圧
VDSAを抵抗R1と抵抗R2および可変抵抗RVの並列
抵抗(R2‖RV)とで分圧した電圧が抵抗R5を介し
て供給されている。また、コンパレータCMP1の
“−”入力端子には、FETQBのドレイン−ソース間
電圧VDSBが供給されている。つまり、“−”入力端子
に供給される電位より“+”入力端子に供給される電位
が大きいときに出力は有効(“H”レベル)となり、
“−”入力端子に供給される電位より“+”入力端子に
供給される電位が小さいときに無効(“L”レベル)と
なる。なお、後述のように、コンパレータCMP1は一
定のヒステリシスを持っている。
う)の一部を成す、コンパレータCMP1の“+”入力
端子には、FETQAのドレインD−ソースSA間電圧
VDSAを抵抗R1と抵抗R2および可変抵抗RVの並列
抵抗(R2‖RV)とで分圧した電圧が抵抗R5を介し
て供給されている。また、コンパレータCMP1の
“−”入力端子には、FETQBのドレイン−ソース間
電圧VDSBが供給されている。つまり、“−”入力端子
に供給される電位より“+”入力端子に供給される電位
が大きいときに出力は有効(“H”レベル)となり、
“−”入力端子に供給される電位より“+”入力端子に
供給される電位が小さいときに無効(“L”レベル)と
なる。なお、後述のように、コンパレータCMP1は一
定のヒステリシスを持っている。
【0051】次に、以上説明した本実施形態の電流振動
型遮断機能付きスイッチング回路の回路構成を踏まえて
説明する。具体的な動作説明を行う前に、図5、図6お
よび図7を参照して、本実施形態の原理について説明す
る。ここで、図5はオフ状態からオン状態への遷移時の
ドレイン−ソース間電圧の立ち下がり特性の説明図、図
6は概念的回路図、図7はFETのドレイン電流とゲー
ト−ソース間電圧との特性を説明する説明図である。
型遮断機能付きスイッチング回路の回路構成を踏まえて
説明する。具体的な動作説明を行う前に、図5、図6お
よび図7を参照して、本実施形態の原理について説明す
る。ここで、図5はオフ状態からオン状態への遷移時の
ドレイン−ソース間電圧の立ち下がり特性の説明図、図
6は概念的回路図、図7はFETのドレイン電流とゲー
ト−ソース間電圧との特性を説明する説明図である。
【0052】半導体スイッチとしてFETQAを使用し
た場合、電源101から負荷102への電力供給経路
は、概念的に図6に示すような回路として表される。負
荷102には電力供給経路の配線インダクタンスL0と
配線抵抗R0とを含む。なお、経路または負荷102に
おいて短絡故障が発生した場合にはR0には短絡抵抗も
含まれることとなる。ここで短絡抵抗は、本実施形態が
適用対象としている自動車において負荷102をヘッド
ライトと仮定した場合には、上述の完全短絡(デッドシ
ョート)の場合に約40[mΩ]以下であり、不完全短
絡の場合は約40〜500[mΩ]である。
た場合、電源101から負荷102への電力供給経路
は、概念的に図6に示すような回路として表される。負
荷102には電力供給経路の配線インダクタンスL0と
配線抵抗R0とを含む。なお、経路または負荷102に
おいて短絡故障が発生した場合にはR0には短絡抵抗も
含まれることとなる。ここで短絡抵抗は、本実施形態が
適用対象としている自動車において負荷102をヘッド
ライトと仮定した場合には、上述の完全短絡(デッドシ
ョート)の場合に約40[mΩ]以下であり、不完全短
絡の場合は約40〜500[mΩ]である。
【0053】このような電力供給経路の一部を成す主制
御FETQAのドレイン−ソース間電圧VDSは、主制御
FETQAがオフ状態からオン状態へ遷移する際の立ち
下がり電圧特性として、図5に示す如くなる。即ち、短
絡の場合、基準負荷(通常動作)の場合、負荷102が
抵抗1[KΩ]の場合についての立ち下がり電圧特性で
ある。このように、立ち下がり特性は、電力供給経路お
よび負荷の状態、即ち、経路が持つ配線インダクタンス
並びに配線抵抗および短絡抵抗に基づく時定数に応じて
変化する。
御FETQAのドレイン−ソース間電圧VDSは、主制御
FETQAがオフ状態からオン状態へ遷移する際の立ち
下がり電圧特性として、図5に示す如くなる。即ち、短
絡の場合、基準負荷(通常動作)の場合、負荷102が
抵抗1[KΩ]の場合についての立ち下がり電圧特性で
ある。このように、立ち下がり特性は、電力供給経路お
よび負荷の状態、即ち、経路が持つ配線インダクタンス
並びに配線抵抗および短絡抵抗に基づく時定数に応じて
変化する。
【0054】このようなドレイン−ソース間電圧VDSの
特性の変化を利用して過電流検出を行う手法として、以
下で説明する手法の他に、所定タイミングで所定しきい
値との比較を行って過電流検出を行う手法が考えられる
が、所定タイミングを規定する手段および所定しきい値
との比較手段を構成するために、コンデンサや複数の抵
抗といった部品を必要とし、これらの部品がばらつくと
検出誤差となってしまうという問題がある。また、コン
デンサが必要であり、該コンデンサはチップ内に搭載で
きないことから、外付け部品が必要となり、装置コスト
のアップ要因となってしまうという問題もあった。
特性の変化を利用して過電流検出を行う手法として、以
下で説明する手法の他に、所定タイミングで所定しきい
値との比較を行って過電流検出を行う手法が考えられる
が、所定タイミングを規定する手段および所定しきい値
との比較手段を構成するために、コンデンサや複数の抵
抗といった部品を必要とし、これらの部品がばらつくと
検出誤差となってしまうという問題がある。また、コン
デンサが必要であり、該コンデンサはチップ内に搭載で
きないことから、外付け部品が必要となり、装置コスト
のアップ要因となってしまうという問題もあった。
【0055】図5において、FETQAがオン状態に遷
移してドレイン−ソース間電圧VDSが飽和するまでの期
間は、主制御FETQAはピンチオフ領域で動作する。
移してドレイン−ソース間電圧VDSが飽和するまでの期
間は、主制御FETQAはピンチオフ領域で動作する。
【0056】また、負荷102の抵抗が1[KΩ]のと
きのドレイン−ソース間電圧VDSの変化について、次の
ように考察できる。つまり、第1に、例えば、FETQ
Aに日立製の「HAF2001]を使用した場合、電源
電圧12[V]のとき、ドレイン電流ID=12[m
A]だから、ゲート−ソース間電圧VTGSは、ほぼしき
い値電圧1.6[V]に維持される。第2に、駆動回路
111によるゲート(G)への充電は継続されるから、
このまま行くとゲート−ソース間電圧VTGSは上昇して
行ってしまうが、ドレイン−ソース間電圧VDSが低下し
て、ゲート−ドレイン間の容量値CGDの電荷を放電させ
るので、ゲート−ソース間電圧VTGSに達する電荷を吸
収してしまうことになる。即ち、ドレイン−ソース間電
圧VDSはゲート−ソース間電圧VTGSに達した電荷が電
位上昇を生じさせないだけの電荷をゲート−ドレイン間
の容量CGDから放電を発生させるような速度で降下する
ことになる。これにより、ゲート−ソース間電圧VTGS
は約1.6[V]に維持される。
きのドレイン−ソース間電圧VDSの変化について、次の
ように考察できる。つまり、第1に、例えば、FETQ
Aに日立製の「HAF2001]を使用した場合、電源
電圧12[V]のとき、ドレイン電流ID=12[m
A]だから、ゲート−ソース間電圧VTGSは、ほぼしき
い値電圧1.6[V]に維持される。第2に、駆動回路
111によるゲート(G)への充電は継続されるから、
このまま行くとゲート−ソース間電圧VTGSは上昇して
行ってしまうが、ドレイン−ソース間電圧VDSが低下し
て、ゲート−ドレイン間の容量値CGDの電荷を放電させ
るので、ゲート−ソース間電圧VTGSに達する電荷を吸
収してしまうことになる。即ち、ドレイン−ソース間電
圧VDSはゲート−ソース間電圧VTGSに達した電荷が電
位上昇を生じさせないだけの電荷をゲート−ドレイン間
の容量CGDから放電を発生させるような速度で降下する
ことになる。これにより、ゲート−ソース間電圧VTGS
は約1.6[V]に維持される。
【0057】そして、ゲート−ドレイン間電圧VTGDの
低下につられてドレイン−ソース間電圧VDSも低下す
る。なお、この時、電荷を吸収する要因は2つあり、第
1はゲート−ドレイン間電圧VTGDの低下によるゲート
−ドレイン間容量CGDの放電(ミラー容量)であり、第
2はn領域の空乏層減少によるゲート−ドレイン間容量
CGDの容量増大である。
低下につられてドレイン−ソース間電圧VDSも低下す
る。なお、この時、電荷を吸収する要因は2つあり、第
1はゲート−ドレイン間電圧VTGDの低下によるゲート
−ドレイン間容量CGDの放電(ミラー容量)であり、第
2はn領域の空乏層減少によるゲート−ドレイン間容量
CGDの容量増大である。
【0058】また、負荷抵抗=1[KΩ]時のドレイン
−ソース間電圧VDSの変化について、次のような解釈も
可能である。つまり、主制御FETQAがオン状態に遷
移した後の各経過時点で、駆動回路111によってゲー
ト(G)の送られる充電電荷を吸収し、真のゲート(T
G)の電圧VTGSを一定に保つうようなドレイン−ソー
ス間電圧VDSの値を表わしている。したがって、ある経
過時間の後にドレイン−ソース間電圧VDSが図5の負荷
抵抗=1[KG]時の曲線より上側にあれば、ゲート−
ソース間電圧VTGSは1.6[V]よりも高くなってい
ることを意味する。なお、ドレイン−ソース間電圧VDS
は図3の負荷抵抗=1[KΩ]時の曲線より下側に来る
ことはない。
−ソース間電圧VDSの変化について、次のような解釈も
可能である。つまり、主制御FETQAがオン状態に遷
移した後の各経過時点で、駆動回路111によってゲー
ト(G)の送られる充電電荷を吸収し、真のゲート(T
G)の電圧VTGSを一定に保つうようなドレイン−ソー
ス間電圧VDSの値を表わしている。したがって、ある経
過時間の後にドレイン−ソース間電圧VDSが図5の負荷
抵抗=1[KG]時の曲線より上側にあれば、ゲート−
ソース間電圧VTGSは1.6[V]よりも高くなってい
ることを意味する。なお、ドレイン−ソース間電圧VDS
は図3の負荷抵抗=1[KΩ]時の曲線より下側に来る
ことはない。
【0059】さらに、同一経過時間における図5の負荷
抵抗=1[KΩ]時の曲線からの距離をΔVDSGAPとす
ると、ΔVDSGAP×CGD分の電荷をゲート−ソース間電
圧VTGSから引き去れば、ゲート−ソース間電圧電圧VT
GSは1.6[V]になることを意味する。換言すれば、
ゲート−ソース間電圧VTGSは1.6[V]からこの電
荷分だけ電位が上昇していることを意味する。このこと
を式で示せば次式となる。
抵抗=1[KΩ]時の曲線からの距離をΔVDSGAPとす
ると、ΔVDSGAP×CGD分の電荷をゲート−ソース間電
圧VTGSから引き去れば、ゲート−ソース間電圧電圧VT
GSは1.6[V]になることを意味する。換言すれば、
ゲート−ソース間電圧VTGSは1.6[V]からこの電
荷分だけ電位が上昇していることを意味する。このこと
を式で示せば次式となる。
【0060】
【数1】 VTGS−1.6=ΔVDSGAP×2CGD/(CGS×2CGD) 即ち、ΔVDSGAPは(ゲート−ソース間電圧VTGS−1.
6[V]に比例する。
6[V]に比例する。
【0061】また、ゲート−ソース間電圧VTGSとドレ
イン電流IDとの間には、図5の特性に示すように、比
例に近い1対1の関係がある。ここで、図7の特性は日
立製の「HAF2001」のものであり、図中のVGSは
ここではゲート−ソース間電圧VTGSに相当する。した
がって、ΔVDSGAPは図7の特性に示されるような対応
関係に基づいてドレイン電流IDを表すということがで
きる。図7において、ドレイン電流ID=10[A]近
辺の分解能は約60[mV/A]である。即ち、1
[A]のドレイン電流IDの変化が60[mV]のゲー
ト−ソース間電圧VTGSの変化に対応し、±5[A]の
ドレイン電流IDの変化に対して±0.3[V]のゲー
ト−ソース間電圧VTGSの変化が対応する。なお、この
分解能は従来例においてシャント抵抗RS=60[m
Ω]相当の分解能に相当します。
イン電流IDとの間には、図5の特性に示すように、比
例に近い1対1の関係がある。ここで、図7の特性は日
立製の「HAF2001」のものであり、図中のVGSは
ここではゲート−ソース間電圧VTGSに相当する。した
がって、ΔVDSGAPは図7の特性に示されるような対応
関係に基づいてドレイン電流IDを表すということがで
きる。図7において、ドレイン電流ID=10[A]近
辺の分解能は約60[mV/A]である。即ち、1
[A]のドレイン電流IDの変化が60[mV]のゲー
ト−ソース間電圧VTGSの変化に対応し、±5[A]の
ドレイン電流IDの変化に対して±0.3[V]のゲー
ト−ソース間電圧VTGSの変化が対応する。なお、この
分解能は従来例においてシャント抵抗RS=60[m
Ω]相当の分解能に相当します。
【0062】なお、ドレイン電流IDがゼロの時はゲー
トを充電する回路およびミラー容量だけでドレイン−ソ
ース間電圧VDSの曲線は決まるが、ドレイン電流IDが
流れると、回路のインダクタンスLcおよび回路全体の
抵抗Rcの影響を受けることになる。ドレイン電流ID
が増大するに連れてドレイン−ソース間電圧VDSの曲線
は浮き上がって行くが、完全短路(デッドショート)の
ようにドレイン電流IDが大きくなると、ドレイン電流
IDの立ち上り勾配はゲートを充電する回路による充電
速度で決まる一定値に収れんし、したがって、ゲート−
ソース間電圧VTGSの曲線も収れんすることとなる。
トを充電する回路およびミラー容量だけでドレイン−ソ
ース間電圧VDSの曲線は決まるが、ドレイン電流IDが
流れると、回路のインダクタンスLcおよび回路全体の
抵抗Rcの影響を受けることになる。ドレイン電流ID
が増大するに連れてドレイン−ソース間電圧VDSの曲線
は浮き上がって行くが、完全短路(デッドショート)の
ようにドレイン電流IDが大きくなると、ドレイン電流
IDの立ち上り勾配はゲートを充電する回路による充電
速度で決まる一定値に収れんし、したがって、ゲート−
ソース間電圧VTGSの曲線も収れんすることとなる。
【0063】次に、再び図4に示す概念的回路図を参照
しながら、駆動回路111がオフ制御を行う時の主制御
FETQAにおける動作(ドレイン−ソース間電圧VDS
およびドレイン電流IDの力関係)について詳細に説明
する。
しながら、駆動回路111がオフ制御を行う時の主制御
FETQAにおける動作(ドレイン−ソース間電圧VDS
およびドレイン電流IDの力関係)について詳細に説明
する。
【0064】駆動回路111のソーストランジスタQ5
がオフ状態に遷移してシンクトランジスタQ6がオン状
態に遷移すると、真のゲート(TG)に蓄積された電荷
は抵抗RGおよびR8並びにシンクトランジスタQ6を
介して放電する。
がオフ状態に遷移してシンクトランジスタQ6がオン状
態に遷移すると、真のゲート(TG)に蓄積された電荷
は抵抗RGおよびR8並びにシンクトランジスタQ6を
介して放電する。
【0065】この時、主制御FETQAがオーミック領
域にある間は、ゲート電荷が放電し、ゲート−ソース間
電圧VTGSが低下してもドレイン電流IDには殆ど影響
を受けない。またドレイン−ソース間電圧VDSも殆ど変
化しない。
域にある間は、ゲート電荷が放電し、ゲート−ソース間
電圧VTGSが低下してもドレイン電流IDには殆ど影響
を受けない。またドレイン−ソース間電圧VDSも殆ど変
化しない。
【0066】主制御FETQAがピンチオフ領域に入る
と、ゲート電荷の放電はゲート−ソース間電圧VTGSを
低下させてドレイン電流IDを減少させようとするが、
ドレイン電流IDは外部回路で決まる条件で動作を続け
ようとするので、ドレイン−ソース間電圧VDSが増加し
てゲート−ドレイン間容量CGDを充電することにより、
ゲートの放電電荷量をキャンセルしてドレイン電流ID
への影響を無くす働きをする。なお、ドレイン−ソース
間電圧VDSが変化できる範囲でこのようなカバー動作が
続くことになる。また、この現象は、ドレイン電流ID
を変化させる力とドレイン−ソース間電圧VDSを変化さ
せる力の大小関係から生じるものであり、ドレイン電流
IDを変化させる力に比べてドレイン−ソース間電圧V
DSを変化させる力が圧倒的に弱いことによるものであ
る。
と、ゲート電荷の放電はゲート−ソース間電圧VTGSを
低下させてドレイン電流IDを減少させようとするが、
ドレイン電流IDは外部回路で決まる条件で動作を続け
ようとするので、ドレイン−ソース間電圧VDSが増加し
てゲート−ドレイン間容量CGDを充電することにより、
ゲートの放電電荷量をキャンセルしてドレイン電流ID
への影響を無くす働きをする。なお、ドレイン−ソース
間電圧VDSが変化できる範囲でこのようなカバー動作が
続くことになる。また、この現象は、ドレイン電流ID
を変化させる力とドレイン−ソース間電圧VDSを変化さ
せる力の大小関係から生じるものであり、ドレイン電流
IDを変化させる力に比べてドレイン−ソース間電圧V
DSを変化させる力が圧倒的に弱いことによるものであ
る。
【0067】ドレイン電流IDの増加過程で駆動回路1
11がオフ制御を行うようになっても、ドレイン電流I
Dはドレイン−ソース間電圧VDSが変化(増加)できる
間は、該ドレイン−ソース間電圧VDSの変化によってカ
バー去れ、ドレイン電流IDは増加し続ける。ドレイン
−ソース間電圧VDSが増加できなくなった時点で、ドレ
イン電流IDはゲート電荷の放電のみで決まる電位(ゲ
ート−ソース間電圧VTGS)に従って減少する。すなわ
ち、駆動回路111がオフ制御を行うようになっても、
ドレイン電流IDはドレイン−ソース間電圧VDSの変化
が終わるまではあまり影響を受けないこととなる。以上
のメカニズムが主制御FETQAのオン/オフ動作の根
源になっている。
11がオフ制御を行うようになっても、ドレイン電流I
Dはドレイン−ソース間電圧VDSが変化(増加)できる
間は、該ドレイン−ソース間電圧VDSの変化によってカ
バー去れ、ドレイン電流IDは増加し続ける。ドレイン
−ソース間電圧VDSが増加できなくなった時点で、ドレ
イン電流IDはゲート電荷の放電のみで決まる電位(ゲ
ート−ソース間電圧VTGS)に従って減少する。すなわ
ち、駆動回路111がオフ制御を行うようになっても、
ドレイン電流IDはドレイン−ソース間電圧VDSの変化
が終わるまではあまり影響を受けないこととなる。以上
のメカニズムが主制御FETQAのオン/オフ動作の根
源になっている。
【0068】図7に示される特性には温度の特異点が存
在する。日立製の「HAF2001」の場合、ドレイン
電流ID=15[A]、ゲート−ソース間電圧VTGS=
3.3〜3.4[V]の付近である。通常の正常負荷電
流はほぼ15[A]以下なので、特異点の下側に来るこ
とになる。この下側の領域では、同じドレイン電流ID
に対し、温度上昇に応じてゲート−ソース間電圧VTGS
は小さくなる。したがって、高温条件下でも誤作動が低
減されることになり有利といえる。
在する。日立製の「HAF2001」の場合、ドレイン
電流ID=15[A]、ゲート−ソース間電圧VTGS=
3.3〜3.4[V]の付近である。通常の正常負荷電
流はほぼ15[A]以下なので、特異点の下側に来るこ
とになる。この下側の領域では、同じドレイン電流ID
に対し、温度上昇に応じてゲート−ソース間電圧VTGS
は小さくなる。したがって、高温条件下でも誤作動が低
減されることになり有利といえる。
【0069】また、ゲートを充電する回路が異なると、
同じ負荷電流に対してドレイン−ソース間電圧VDSの曲
線は変わってくる。したがって、ゲート充電電流は常に
同じ条件を保つ必要がある。なお、ゲート充電電流を減
らせばドレイン−ソース間電圧VDSの曲線は上方にシフ
トすることになる。この性質を利用して、同じドレイン
電流IDに対してドレイン−ソース間電圧VDSを増大さ
せるようにすれば、過熱遮断保護機能による過熱遮断を
促進させることができる。前述の過熱遮断促進回路(遮
断促進回路)はこれを利用したものである。
同じ負荷電流に対してドレイン−ソース間電圧VDSの曲
線は変わってくる。したがって、ゲート充電電流は常に
同じ条件を保つ必要がある。なお、ゲート充電電流を減
らせばドレイン−ソース間電圧VDSの曲線は上方にシフ
トすることになる。この性質を利用して、同じドレイン
電流IDに対してドレイン−ソース間電圧VDSを増大さ
せるようにすれば、過熱遮断保護機能による過熱遮断を
促進させることができる。前述の過熱遮断促進回路(遮
断促進回路)はこれを利用したものである。
【0070】次に、以上の考察を踏まえて、本実施形態
の動作を説明する。先ず、主制御FETQAおよび基準
電圧生成手段(FETQB、抵抗Rr)について説明す
る。主制御FETQAおよびFETQBは1000:1
のカレントミラー(Currentmirror)回路を構成し、両
者のソース電位が等しいときはドレイン電流IDGA=1
000×ドレイン電流IDGSとなる。
の動作を説明する。先ず、主制御FETQAおよび基準
電圧生成手段(FETQB、抵抗Rr)について説明す
る。主制御FETQAおよびFETQBは1000:1
のカレントミラー(Currentmirror)回路を構成し、両
者のソース電位が等しいときはドレイン電流IDGA=1
000×ドレイン電流IDGSとなる。
【0071】したがって、主制御FETQAのドレイン
電流としてIDQA=5[A]、FETQBのドレイン電
流としてIDQB=5[mA]がそれぞれ流れているとき
は、FETQAおよびFETQBのそれぞれのドレイン
−ソース間電圧VDSとゲート−ソース間電圧VTGSは一
致する。即ち、VDSA =VDSB ,VTGSA= VTGSBとな
る。ここで、VDSA =VDSB は主制御FETQA、FE
TQBのドレイン−ソース間電圧であり、VTGSA=VTG
SBはそれぞれ主制御FETQA、FETQBのゲート−
ソース間電圧である。
電流としてIDQA=5[A]、FETQBのドレイン電
流としてIDQB=5[mA]がそれぞれ流れているとき
は、FETQAおよびFETQBのそれぞれのドレイン
−ソース間電圧VDSとゲート−ソース間電圧VTGSは一
致する。即ち、VDSA =VDSB ,VTGSA= VTGSBとな
る。ここで、VDSA =VDSB は主制御FETQA、FE
TQBのドレイン−ソース間電圧であり、VTGSA=VTG
SBはそれぞれ主制御FETQA、FETQBのゲート−
ソース間電圧である。
【0072】したがって、FETQBが完全にオン状態
に遷移しているときは、抵抗Rrの両端にほぼ電源電圧
VBが印加されるから、主制御FETQAに接続する5
[A]負荷に等価なFETQBの負荷として、抵抗Rr
の抵抗値は、Rr=12[V]/5[mA]−1.4
[KΩ]として決定される。
に遷移しているときは、抵抗Rrの両端にほぼ電源電圧
VBが印加されるから、主制御FETQAに接続する5
[A]負荷に等価なFETQBの負荷として、抵抗Rr
の抵抗値は、Rr=12[V]/5[mA]−1.4
[KΩ]として決定される。
【0073】このように、ここでは、FETQAに5
[A]の負荷電流が流れたときのドレイン−ソース間電
圧VDSの値(曲線)を基準とするが、主制御FETQA
に対してトランジスタ数比(=電流容量比)の小さいF
ETQBを用いて基準電圧生成手段を構成することによ
り、基準電圧生成手段をより小型化して、小さなチップ
占有面積で要求機能を実現できるわけである。さらに、
上述のように、FETQBと主制御FETQAと同一プ
ロセスで、同一チップ上に構成することにより、ロット
間ばらつき、温度ドリフトの影響を除去することができ
て、検出精度を大幅に改善できる。
[A]の負荷電流が流れたときのドレイン−ソース間電
圧VDSの値(曲線)を基準とするが、主制御FETQA
に対してトランジスタ数比(=電流容量比)の小さいF
ETQBを用いて基準電圧生成手段を構成することによ
り、基準電圧生成手段をより小型化して、小さなチップ
占有面積で要求機能を実現できるわけである。さらに、
上述のように、FETQBと主制御FETQAと同一プ
ロセスで、同一チップ上に構成することにより、ロット
間ばらつき、温度ドリフトの影響を除去することができ
て、検出精度を大幅に改善できる。
【0074】次に、ピンチオフ領域における動作につい
て説明する。FETQAがオフ状態からオン状態に遷移
すると、ドレイン電流はIDQAは回路抵抗で決まる最終
負荷電流値を目指して立ち上がっていく。また、FET
QAのゲート−ソース間電圧VTGSAは、ドレイン電流I
DQAで決まる値を取り、ドレイン−ソース間電圧VDSA
の低下によるコンデンサ容量CGDのミラー効果でブレー
キをかけられながら、これも立ち上がっていく。さら
に、FETQBのゲート−ソース間電圧VTGSBは、リフ
ァレンスFETQBが抵抗Rr=1.4[KΩ]を負荷
とするソースフォロアとして動作することにより決ま
る。
て説明する。FETQAがオフ状態からオン状態に遷移
すると、ドレイン電流はIDQAは回路抵抗で決まる最終
負荷電流値を目指して立ち上がっていく。また、FET
QAのゲート−ソース間電圧VTGSAは、ドレイン電流I
DQAで決まる値を取り、ドレイン−ソース間電圧VDSA
の低下によるコンデンサ容量CGDのミラー効果でブレー
キをかけられながら、これも立ち上がっていく。さら
に、FETQBのゲート−ソース間電圧VTGSBは、リフ
ァレンスFETQBが抵抗Rr=1.4[KΩ]を負荷
とするソースフォロアとして動作することにより決ま
る。
【0075】また、主制御FETQAのゲート−ソース
間電圧VTGSAは、ドレイン電流IDQAの増加に応じて大
きくなっていくので、ゲート−ソース間電圧はVTGSB<
VTGSAとなる。また、VDSA =VTGSB+VTGD ,VDSB
=VTGSB+VTGD の関係があるから、VDSA −VDSB =
VTGSA−VTGSBとなる。ここで、ゲート−ソース間電圧
の差VTGSA−VTGSBは、ドレイン電流IDQA−IDQBを
表すから、VTGSA−VTGSBを検出することにより、ID
QAと基準電圧発生手段を流れる電流IDQBとの差を得る
ことができる。基準電圧発生手段を流れる電流IDQB
は、VDSBが小さくなるにつれて(このときはVDSAも小
さくなっている)IDQA=5[A]に想到する5[m
A]に近づく。
間電圧VTGSAは、ドレイン電流IDQAの増加に応じて大
きくなっていくので、ゲート−ソース間電圧はVTGSB<
VTGSAとなる。また、VDSA =VTGSB+VTGD ,VDSB
=VTGSB+VTGD の関係があるから、VDSA −VDSB =
VTGSA−VTGSBとなる。ここで、ゲート−ソース間電圧
の差VTGSA−VTGSBは、ドレイン電流IDQA−IDQBを
表すから、VTGSA−VTGSBを検出することにより、ID
QAと基準電圧発生手段を流れる電流IDQBとの差を得る
ことができる。基準電圧発生手段を流れる電流IDQB
は、VDSBが小さくなるにつれて(このときはVDSAも小
さくなっている)IDQA=5[A]に想到する5[m
A]に近づく。
【0076】FETQBのドレイン−ソース間電圧VDS
BはコンパレータCMP1に直接入力され、主制御FE
TQAのドレイン−ソース間電圧VDSAはR1と抵抗R
2で分圧した値(ここでは可変抵抗RVについて考慮に
入れないものとする)がコンパレータCMP1に入力さ
れる。即ち、 VDSA×R1/(R1+R2)………(1) がコンパレータCMP1に入力されることになる。FE
GQAがオン状態に遷移した直後は、FETQBのドレ
イン−ソース間電圧VDSB>(1)であるが、FETQ
Aのドレイン電流IDQAが増加するに連れて(1)は増
加し、ついにはFETQBのドレイン−ソース間電圧V
DSBより大きくなり、この時、コンパレータCMP1の
出力は“H”レベルから“L”レベルに変化して、駆動
回路111のオフ制御により主制御FETQAをオフ状
態に遷移させる。
BはコンパレータCMP1に直接入力され、主制御FE
TQAのドレイン−ソース間電圧VDSAはR1と抵抗R
2で分圧した値(ここでは可変抵抗RVについて考慮に
入れないものとする)がコンパレータCMP1に入力さ
れる。即ち、 VDSA×R1/(R1+R2)………(1) がコンパレータCMP1に入力されることになる。FE
GQAがオン状態に遷移した直後は、FETQBのドレ
イン−ソース間電圧VDSB>(1)であるが、FETQ
Aのドレイン電流IDQAが増加するに連れて(1)は増
加し、ついにはFETQBのドレイン−ソース間電圧V
DSBより大きくなり、この時、コンパレータCMP1の
出力は“H”レベルから“L”レベルに変化して、駆動
回路111のオフ制御により主制御FETQAをオフ状
態に遷移させる。
【0077】なお、コンパレータCMP1では、ダイオ
ードD1と抵抗R5でヒステリシスが形成されている。
FETQAがオフ状態に遷移したとき、駆動回路111
のシンクトランジスタQ6によりゲート電位は接地さ
れ、ダイオードD1のカソードと主制御FETQAのド
レインD間の電位差は、VDSA±0.7[V](ツェナ
ーダイオードZD1の順方向電圧)になるので、抵抗R
1→抵抗R5→ダイオードD1の経路で電流が流れ、コ
ンパレータCMP1の“+”入力端子の電位は、駆動回
路111がオン制御しているときより低下する。したが
って、オフ状態に遷移したときより小さいドレイン−ソ
ース間電圧の差VDSA−VDSBまで主制御FETQAはオ
フ状態を維持し、その後オン状態に遷移することとな
る。なお、ヒステリシス特性の付け方にはいろいろな方
法があるが、これはその一例である。
ードD1と抵抗R5でヒステリシスが形成されている。
FETQAがオフ状態に遷移したとき、駆動回路111
のシンクトランジスタQ6によりゲート電位は接地さ
れ、ダイオードD1のカソードと主制御FETQAのド
レインD間の電位差は、VDSA±0.7[V](ツェナ
ーダイオードZD1の順方向電圧)になるので、抵抗R
1→抵抗R5→ダイオードD1の経路で電流が流れ、コ
ンパレータCMP1の“+”入力端子の電位は、駆動回
路111がオン制御しているときより低下する。したが
って、オフ状態に遷移したときより小さいドレイン−ソ
ース間電圧の差VDSA−VDSBまで主制御FETQAはオ
フ状態を維持し、その後オン状態に遷移することとな
る。なお、ヒステリシス特性の付け方にはいろいろな方
法があるが、これはその一例である。
【0078】主制御FETQAがオフ状態に遷移すると
きのドレイン−ソース間電圧VDSAをしきい値VDSAthと
すると、次式が成立する。
きのドレイン−ソース間電圧VDSAをしきい値VDSAthと
すると、次式が成立する。
【0079】
【数2】 VDSAth−VDSA=R2/R1×VDSB(at 5[mA])……(2) 過電流判定値は(2)式で決まることになる。なお、過
電流判定値を変更するには、チップ120外部に接地さ
れている抵抗R2に並列接続の可変抵抗RVを調整す
る。この調整により可変抵抗RVの抵抗値を小さくする
ことにより過電流判定値を下方にシフトさせることがで
きる。
電流判定値を変更するには、チップ120外部に接地さ
れている抵抗R2に並列接続の可変抵抗RVを調整す
る。この調整により可変抵抗RVの抵抗値を小さくする
ことにより過電流判定値を下方にシフトさせることがで
きる。
【0080】次に、オーミック領域における動作につい
て説明する。配線が正常な状態で、FETQAがオン状
態に遷移すると、主制御FETQAは連続的にオン状態
を維持することとなるので、ゲート−ソース間電圧VTG
SA、VTGSBは10[V]近くまで達し、FETQA,F
ETQBともオーミック領域で動作する。
て説明する。配線が正常な状態で、FETQAがオン状
態に遷移すると、主制御FETQAは連続的にオン状態
を維持することとなるので、ゲート−ソース間電圧VTG
SA、VTGSBは10[V]近くまで達し、FETQA,F
ETQBともオーミック領域で動作する。
【0081】この領域ではドレイン−ソース間電圧VGS
とドレイン電流IDの間には1対1の関係は無くなる。
日立製の「HAF2001」の場合、オン抵抗がゲート
−ソース間電圧VGS=10[V]のとき、RDS(ON)=
30[mΩ]であるので、次式となる。
とドレイン電流IDの間には1対1の関係は無くなる。
日立製の「HAF2001」の場合、オン抵抗がゲート
−ソース間電圧VGS=10[V]のとき、RDS(ON)=
30[mΩ]であるので、次式となる。
【0082】
【数3】 VDSB=5[A]×30[mΩ]=0.15[V] VDSA=IDQA×30[mΩ] VDSA−VDSB=30[mΩ]×(IDQA−5[A])……(3) また、配線の短絡等でドレイン電流IDQAが増加すると
式(3)の値が大きくなり、過電流判定値を超えるとF
ETQAをオフ状態に遷移させる。この後は上記ピンチ
オフ領域の状態に移り、主制御FETQAはオン状態お
よびオフ状態への遷移を繰り返して、最終的に過熱遮断
に至る。なお、過熱遮断に至る前に、配線が正常に復帰
すれば、(間欠的短絡故障の例)、主制御FETQAは
連続的にオン状態を維持するようになり、オーミック領
域の動作に戻る。
式(3)の値が大きくなり、過電流判定値を超えるとF
ETQAをオフ状態に遷移させる。この後は上記ピンチ
オフ領域の状態に移り、主制御FETQAはオン状態お
よびオフ状態への遷移を繰り返して、最終的に過熱遮断
に至る。なお、過熱遮断に至る前に、配線が正常に復帰
すれば、(間欠的短絡故障の例)、主制御FETQAは
連続的にオン状態を維持するようになり、オーミック領
域の動作に戻る。
【0083】図8には、本実施形態の電源供給制御装置
における主制御FETQAの電流と電圧の波形図を例示
している。ここで、図8(a)はドレイン電流ID
(A)を、図8(b)ドレイン−ソース間電圧VDSをそ
れぞれ示し、図中、は通常動作の場合、は過負荷
(ソース〜負荷間の配線短絡抵抗を含む)の場合であ
る。
における主制御FETQAの電流と電圧の波形図を例示
している。ここで、図8(a)はドレイン電流ID
(A)を、図8(b)ドレイン−ソース間電圧VDSをそ
れぞれ示し、図中、は通常動作の場合、は過負荷
(ソース〜負荷間の配線短絡抵抗を含む)の場合であ
る。
【0084】また、過負荷状態の場合(図中)は、上
述のようにFETQAのオン/オフ制御を繰り返して行
って、主制御FETQAの周期的な発熱作用によって、
過熱遮断の保護機能、即ち過熱遮断用FETQSのオン
状態への遷移によってFETQAを過熱遮断を速めてい
る。
述のようにFETQAのオン/オフ制御を繰り返して行
って、主制御FETQAの周期的な発熱作用によって、
過熱遮断の保護機能、即ち過熱遮断用FETQSのオン
状態への遷移によってFETQAを過熱遮断を速めてい
る。
【0085】以上説明したように、本実施形態では、電
流検出を行うために電力の供給経路に直列接続される従
来のようなシャント抵抗を不要とし、シャント抵抗を用
いずに高精度の過電流検出が可能であり、装置全体とし
ての熱損失を抑えることができ、また、完全短絡による
過電流検出のみならず、ある程度の短絡抵抗を持つ不完
全短絡などのレアショートが発生した場合の異常電流を
もハードウェア回路によって連続的に検出可能である。
流検出を行うために電力の供給経路に直列接続される従
来のようなシャント抵抗を不要とし、シャント抵抗を用
いずに高精度の過電流検出が可能であり、装置全体とし
ての熱損失を抑えることができ、また、完全短絡による
過電流検出のみならず、ある程度の短絡抵抗を持つ不完
全短絡などのレアショートが発生した場合の異常電流を
もハードウェア回路によって連続的に検出可能である。
【0086】また、マイコンを用いないハードウェア回
路のみで構成して半導体スイッチのオン/オフ制御を行
えるため、電源供給制御装置の実装スペースを縮小で
き、装置コストを大幅に削減することができる。
路のみで構成して半導体スイッチのオン/オフ制御を行
えるため、電源供給制御装置の実装スペースを縮小で
き、装置コストを大幅に削減することができる。
【0087】また、本実施形態と同様に、ドレイン−ソ
ース間電圧VDSの特性の変化を利用するものの所定タイ
ミングで所定しきい値との比較を行って過電流検出を行
う他の手法と比較して、コンデンサや複数の抵抗といっ
た部品が不要になるので、該部品のバラツキによる検出
誤差がより低減できるとともに、チップ120に対する
外付けコンデンサも不要であることから、実装スペース
および装置コストをより削減することができる。
ース間電圧VDSの特性の変化を利用するものの所定タイ
ミングで所定しきい値との比較を行って過電流検出を行
う他の手法と比較して、コンデンサや複数の抵抗といっ
た部品が不要になるので、該部品のバラツキによる検出
誤差がより低減できるとともに、チップ120に対する
外付けコンデンサも不要であることから、実装スペース
および装置コストをより削減することができる。
【0088】さらに、可変抵抗RVの調整により、負荷
102の種別(ヘッドランプ、駆動モータ等)に応じた
完全短絡、不完全短絡の切り分けを確実に検出すること
が可能となり、短絡故障に対する保護を精度良く行うこ
とができる。
102の種別(ヘッドランプ、駆動モータ等)に応じた
完全短絡、不完全短絡の切り分けを確実に検出すること
が可能となり、短絡故障に対する保護を精度良く行うこ
とができる。
【0089】<実施の形態4>次に、第4の実施形態に
ついて図9を参照して説明する。本実施形態2の構成
は、図1の第1の実施形態の構成に対して、抵抗R3,
R4,R6,R9、FETQl,Q2およぴツェナーダ
イオードZD2を付加した構成(但し、カウンタ13
0、ワンショットマルチバイブレータ131については
省略する)である。なお、図9中の点線で囲った部分は
アナログ集積化されるチップ部分を示す。
ついて図9を参照して説明する。本実施形態2の構成
は、図1の第1の実施形態の構成に対して、抵抗R3,
R4,R6,R9、FETQl,Q2およぴツェナーダ
イオードZD2を付加した構成(但し、カウンタ13
0、ワンショットマルチバイブレータ131については
省略する)である。なお、図9中の点線で囲った部分は
アナログ集積化されるチップ部分を示す。
【0090】即ち、ゲート−ソース間を抵抗R9で接続
したFETQlのゲートに、ツェナーダイオードZD2
およぴ抵抗R6を介してFETQAの真のゲートTGを
接続し、FETQlのドレインを抵抗R4を介してVB
+5[V]に接続し、FETQlのソースをFETQA
のソースSAに接続している。また、抵抗Rlに対して
並列に、抵抗R3とFETQ2のドレインとを接続した
回路を接続し、FETQ2のオン/オフ制御によってF
ETQAのドレイン−ソース間電圧VDSAの分圧を変え
るように構成している。
したFETQlのゲートに、ツェナーダイオードZD2
およぴ抵抗R6を介してFETQAの真のゲートTGを
接続し、FETQlのドレインを抵抗R4を介してVB
+5[V]に接続し、FETQlのソースをFETQA
のソースSAに接続している。また、抵抗Rlに対して
並列に、抵抗R3とFETQ2のドレインとを接続した
回路を接続し、FETQ2のオン/オフ制御によってF
ETQAのドレイン−ソース間電圧VDSAの分圧を変え
るように構成している。
【0091】次に、本実施形態の動作を説明する。先
ず、ピンチオフ領域における動作について説明する。第
1の実施形態と同様に、FETQBのドレイン−ソース
間電圧VDSB はコンパレータCMPlに直接入力され、
FETQAのドレイン−ソース間電圧VDSA は抵抗R
l,R3の並列抵抗(Rl‖R3)と抵抗R2で分圧し
た値(ここでは可変抵抗RVについて考慮に入れないも
のとする)がコンパレータCMPlに入力される。
ず、ピンチオフ領域における動作について説明する。第
1の実施形態と同様に、FETQBのドレイン−ソース
間電圧VDSB はコンパレータCMPlに直接入力され、
FETQAのドレイン−ソース間電圧VDSA は抵抗R
l,R3の並列抵抗(Rl‖R3)と抵抗R2で分圧し
た値(ここでは可変抵抗RVについて考慮に入れないも
のとする)がコンパレータCMPlに入力される。
【0092】即ち、次式の値がコンパレー夕CMPlに
入力されることになる。
入力されることになる。
【0093】
【数4】 VDSA ×(R1‖R3)/((R1‖R3)+R2)……(1′) FETQAがオン状態に遷移した直後は、FETQBの
ドレイン−ソース間電圧VDSB>(1′)であるが、過
負荷状態では主制御FETQAのドレイン電流IDQAが
増加するに連れて(1′)は増加し、ついにはFETQ
Bのドレイン−ソース間電圧VDSBより大きくなり、こ
の時、コンパレータCMP1の出力は“H”レベルから
“L”レベルに変化して、FETQAをオフ状態に遷移
させる。
ドレイン−ソース間電圧VDSB>(1′)であるが、過
負荷状態では主制御FETQAのドレイン電流IDQAが
増加するに連れて(1′)は増加し、ついにはFETQ
Bのドレイン−ソース間電圧VDSBより大きくなり、こ
の時、コンパレータCMP1の出力は“H”レベルから
“L”レベルに変化して、FETQAをオフ状態に遷移
させる。
【0094】FETQAがオフ状態に遷移するときのド
レイン−ソース間電圧VDSAをしきい値VDSAthとする
と、次式が成立する。
レイン−ソース間電圧VDSAをしきい値VDSAthとする
と、次式が成立する。
【0095】
【数5】 VDSAth−VDSB=R2/(R1‖R3)×VDSB ……(2′) 過電流判定値は(2′)式で決まることになる。なお、
過電流判定値を変更するには、第1の実施形態と同様
に、チップ外部に接地されている抵抗R2に並列接続の
可変抵抗RVを調整する。この調整により過電流判定値
を下方にシフトさせることができる。
過電流判定値を変更するには、第1の実施形態と同様
に、チップ外部に接地されている抵抗R2に並列接続の
可変抵抗RVを調整する。この調整により過電流判定値
を下方にシフトさせることができる。
【0096】オーミック領域における動作や図8を参照
して説明した動作等については第1の実施形態と同様で
あるので省略する。
して説明した動作等については第1の実施形態と同様で
あるので省略する。
【0097】次に、過電流判定値について考察する。こ
こでは、過電流判定値はピンチオフ領域、オーミック領
域とも同一の値を用いるとする。
こでは、過電流判定値はピンチオフ領域、オーミック領
域とも同一の値を用いるとする。
【0098】先ず、ピンチオフ領域における△(VDSA
−VDSB)/△IDを求める。HAF2001の特性曲
線より、次式が得られる。
−VDSB)/△IDを求める。HAF2001の特性曲
線より、次式が得られる。
【0099】
【数6】 △VTGSA/△IDQA=60[mV/A] ……(4) △VTGSA=△(VDSA−VDSB)×2CTGD/(CGS+2CGD) =△(VDSA−VDSB)×2 ×1200pF/(1800pF+2×1200pF) =△(VDSA−VDSB)×0.57 ……(5) 式(4),(5)より、
【数7】 △(VDSA−VDSB)/△ID=105[mV/A] ……(6) となる。
【0100】また、オーミック領域における△(VDSA
−VDS8)/△IDは、式(3)より、
−VDS8)/△IDは、式(3)より、
【数8】 △(VDSA−VDSB)/△ID=30[mV/A] ……(7) となる。
【0101】式(6),(7)を比較すると、ピンチオ
フ領域ではオーミック領域より電流感度が敏感になり、
オーミック領域で適切な過電流判定値でも、ピンチオフ
領域では低すぎて引っ掛かり過ぎる恐れがある。この対
策としては、ピンチオフ領域とオーミック領域で過電流
判定値を変える方法がある。第1の実施形態の構成に対
して本実施形態で付加された回路がこの対策回路であ
る。
フ領域ではオーミック領域より電流感度が敏感になり、
オーミック領域で適切な過電流判定値でも、ピンチオフ
領域では低すぎて引っ掛かり過ぎる恐れがある。この対
策としては、ピンチオフ領域とオーミック領域で過電流
判定値を変える方法がある。第1の実施形態の構成に対
して本実施形態で付加された回路がこの対策回路であ
る。
【0102】ピンチオフ領域かオーミック領域かの判定
は、ゲートーソース間電圧VTGSAの大きさで行う。ドレ
イン電流IDが増えるに連れてピンチオフ領域のゲート
−ソース問電圧VTGSAは大きくなるが、完全短絡(デッ
ドショート)の場合でも5[V]を超えることはない。
したがって、ゲート−ソース間電圧VTGSA>5[V]で
あればオーミック領域にあると判定できる。
は、ゲートーソース間電圧VTGSAの大きさで行う。ドレ
イン電流IDが増えるに連れてピンチオフ領域のゲート
−ソース問電圧VTGSAは大きくなるが、完全短絡(デッ
ドショート)の場合でも5[V]を超えることはない。
したがって、ゲート−ソース間電圧VTGSA>5[V]で
あればオーミック領域にあると判定できる。
【0103】FETQAがオン状態に遷移した直後は、
FETQ1はオフ状態で、FETQ2はオン状態にあ
る。FETQ2をオン状態に遷移させるためには、電源
電圧VB以上の電圧、例えばVB+5[V]が必要とな
る。
FETQ1はオフ状態で、FETQ2はオン状態にあ
る。FETQ2をオン状態に遷移させるためには、電源
電圧VB以上の電圧、例えばVB+5[V]が必要とな
る。
【0104】ツェナーダイオードZD2のツェナー降伏
電圧を5[V]−1.6[V](FETQ1のしきい値
電圧)に設定すれば、ゲート−ソース間電圧VTGSA>5
〔V]になるとFETQ1がオン状態に遷移し、FET
Q2がオフ状態に遷移するので、抵抗R2に並列に入っ
ていた抵抗R3が回路的に除去されることとなる。
電圧を5[V]−1.6[V](FETQ1のしきい値
電圧)に設定すれば、ゲート−ソース間電圧VTGSA>5
〔V]になるとFETQ1がオン状態に遷移し、FET
Q2がオフ状態に遷移するので、抵抗R2に並列に入っ
ていた抵抗R3が回路的に除去されることとなる。
【0105】ドレイン−ソース間電圧VDSAの圧縮率が
小さくなるので、過電流と判定されるドレイン−ソース
間電圧の差VDSA−VDSBがより小さくなる。これにより
オーミック領域では対策前より少ない電流値で過電流判
定されるようになる。
小さくなるので、過電流と判定されるドレイン−ソース
間電圧の差VDSA−VDSBがより小さくなる。これにより
オーミック領域では対策前より少ない電流値で過電流判
定されるようになる。
【0106】しかし、本実施形態における付加回路によ
る対策を行わなくても、実用的には問題ない可能性があ
る。つまり、ピンチオフ領域では最終負荷電流値が小さ
いときは、ピンチオフ領域内で完全に立ち上がってしま
う。即ち、ピンチオフ領域内で最終負荷電流値に達する
が、最終負荷電流値が大きい場合には、ピンチオフ領域
内ではまだ立ち上がり途上にあり、ピンチオフ領域の電
流値は、完全短絡(デッドショート)の場合でも最大4
0[A]位に制限される。
る対策を行わなくても、実用的には問題ない可能性があ
る。つまり、ピンチオフ領域では最終負荷電流値が小さ
いときは、ピンチオフ領域内で完全に立ち上がってしま
う。即ち、ピンチオフ領域内で最終負荷電流値に達する
が、最終負荷電流値が大きい場合には、ピンチオフ領域
内ではまだ立ち上がり途上にあり、ピンチオフ領域の電
流値は、完全短絡(デッドショート)の場合でも最大4
0[A]位に制限される。
【0107】つまり、最終負荷電流値が大きくなるに連
れて、ある一定の勾配を持った電流立ち上がり特性に収
れんし、最終負荷電流値の差ほどドレイン−ソース間電
圧VDSAの差がつかなくなる。この現象があるため、ピ
ンチオフ領域の電流感度が大きくても、ドレイン−ソー
ス間電圧の差VDSA−VDSBが大きくならず、基準電圧生
成回路における電流値の選択しだいで本実施形態のよう
な付加回路による対策を用いなくても、第1の実施形態
の構成によって、実用的な過電流検出保護を行う電源供
給制御基置を実現できる。
れて、ある一定の勾配を持った電流立ち上がり特性に収
れんし、最終負荷電流値の差ほどドレイン−ソース間電
圧VDSAの差がつかなくなる。この現象があるため、ピ
ンチオフ領域の電流感度が大きくても、ドレイン−ソー
ス間電圧の差VDSA−VDSBが大きくならず、基準電圧生
成回路における電流値の選択しだいで本実施形態のよう
な付加回路による対策を用いなくても、第1の実施形態
の構成によって、実用的な過電流検出保護を行う電源供
給制御基置を実現できる。
【0108】本実施形態では、第1の実施形態で詳述し
たものと同等の効果を奏することができる。
たものと同等の効果を奏することができる。
【0109】ここで最後に、過電流制御の考え方につい
て整理しておく。基本構想としては次の通りである。先
ず、配線が正常なときはFETQAがオン状態に遷移す
るとオーミック傾域に入り、配線が正常である限り、オ
ーミック領域に留まり、主制御FETQAはオン状態を
維持し続ける。次に、配線に異常が発生して、電流が増
えドレイン−ソース間電圧の差VDSA−VDSBが過電流判
定値を超えると、主制御FETQAはオフ状態に遷移
し、ピンチオフ領域に入る。配線異常が続く限り、主制
御FETQAはオン状態/オフ状態の遷移を繰り返し続
けて、ピンチオフ領域に留まり、最終的に過熱遮断に至
る。
て整理しておく。基本構想としては次の通りである。先
ず、配線が正常なときはFETQAがオン状態に遷移す
るとオーミック傾域に入り、配線が正常である限り、オ
ーミック領域に留まり、主制御FETQAはオン状態を
維持し続ける。次に、配線に異常が発生して、電流が増
えドレイン−ソース間電圧の差VDSA−VDSBが過電流判
定値を超えると、主制御FETQAはオフ状態に遷移
し、ピンチオフ領域に入る。配線異常が続く限り、主制
御FETQAはオン状態/オフ状態の遷移を繰り返し続
けて、ピンチオフ領域に留まり、最終的に過熱遮断に至
る。
【0110】上記基本構想を実現し、かつ制御を最適化
するために、過電流判定値は次の2つの条件を満足しな
ければならない。第1に、正常電流範囲ではFETQA
を絶対にオフさせないことである。第2に、オーミック
領域で過電流と判定した後は、配線異常が改善されない
限り、ピンチオフ領域で主制御FETQAはオン状態/
オフ状態への遷移を繰り返し行い続けることである。こ
れはオン/オフ制御の周期を安定させるために必要であ
る。オン/オフ制御の周期を安定させることは制御の安
定性につながるし、オン/オフ制御の周期を用いてタイ
マを設定するので、そのためにも周期の安定化は必要で
ある。
するために、過電流判定値は次の2つの条件を満足しな
ければならない。第1に、正常電流範囲ではFETQA
を絶対にオフさせないことである。第2に、オーミック
領域で過電流と判定した後は、配線異常が改善されない
限り、ピンチオフ領域で主制御FETQAはオン状態/
オフ状態への遷移を繰り返し行い続けることである。こ
れはオン/オフ制御の周期を安定させるために必要であ
る。オン/オフ制御の周期を安定させることは制御の安
定性につながるし、オン/オフ制御の周期を用いてタイ
マを設定するので、そのためにも周期の安定化は必要で
ある。
【0111】上記第1および第2の条件を満足させるた
めには、オーミック領域の過電流判定値を「正常電流最
大値+α」の電流値(相当するVDSA−VDSB)に設定
し、ピンチオフ領域の過電流判定値を「正常電流最大値
+β」に設定する必要がある。このときα>βとする。
つまり、α−βがピンチオフ領域に留まらせるために必
要なオフセット量である。
めには、オーミック領域の過電流判定値を「正常電流最
大値+α」の電流値(相当するVDSA−VDSB)に設定
し、ピンチオフ領域の過電流判定値を「正常電流最大値
+β」に設定する必要がある。このときα>βとする。
つまり、α−βがピンチオフ領域に留まらせるために必
要なオフセット量である。
【0112】<実施の形態5>次に、第5の実施形態に
ついて、図10を参照して説明する。第4の実施形態の
回路構成(図9)との違いは、FETQBのゲートを主
制御FETQAの真のゲートTQに接続せず、FETQ
Bのゲート抵抗としてR41を追加し、該抵抗R41の
他端をFETQAのゲートGに接続している(但し、カ
ウンタ130、ワンショットマルチバイブレータ131
については図示せず)。それ以外は第2の実施形態の回
路構成と同じである。なお、図10中の点線で囲った部
分はアナログ集積化されるチップ部分を示す。
ついて、図10を参照して説明する。第4の実施形態の
回路構成(図9)との違いは、FETQBのゲートを主
制御FETQAの真のゲートTQに接続せず、FETQ
Bのゲート抵抗としてR41を追加し、該抵抗R41の
他端をFETQAのゲートGに接続している(但し、カ
ウンタ130、ワンショットマルチバイブレータ131
については図示せず)。それ以外は第2の実施形態の回
路構成と同じである。なお、図10中の点線で囲った部
分はアナログ集積化されるチップ部分を示す。
【0113】また、抵抗R41の抵抗値は、R41=1
000×RGに設定する必要がある。例えば、RG=1
0[KΩ]とした場合にはR41=10[MΩ]とな
る。非常に高い抵抗値になるので、コスト、生産性を考
慮するトランジスタ数比を1:100位にして、R41
=1[MΩ]位になるようにすることが望ましい。
000×RGに設定する必要がある。例えば、RG=1
0[KΩ]とした場合にはR41=10[MΩ]とな
る。非常に高い抵抗値になるので、コスト、生産性を考
慮するトランジスタ数比を1:100位にして、R41
=1[MΩ]位になるようにすることが望ましい。
【0114】<第6の実施形態>次に、第6の実施形態
について、図11を参照して説明する。以上の各実施形
態の説明では、基準電圧生成手段を固定(上述の説明で
は、5[A]負荷相当に固定)しておき、第2負荷(抵
抗Rr)の変更には過電流判定値を変化させて対応して
いた。即ち、使用最大負荷に合わせて抵抗R1,R2,
R3を設定してチップを作成し、負荷102が小さい場
合はチップ外部に抵抗R2に並列に可変抵抗RVを追加
して、過電流判定値を下げていた。
について、図11を参照して説明する。以上の各実施形
態の説明では、基準電圧生成手段を固定(上述の説明で
は、5[A]負荷相当に固定)しておき、第2負荷(抵
抗Rr)の変更には過電流判定値を変化させて対応して
いた。即ち、使用最大負荷に合わせて抵抗R1,R2,
R3を設定してチップを作成し、負荷102が小さい場
合はチップ外部に抵抗R2に並列に可変抵抗RVを追加
して、過電流判定値を下げていた。
【0115】この方法では次のような問題点がある.第
1に、過電流判定値が大きくなるほど制御精度は低下す
る。第2に、ピンチオフ領域とオーミック領域では過電
流判定値を変える必要がある。この場合ピンチオフ領域
の過電流判定値は、厳密にはドレイン電流IDの立ち上
がり勾配に合わせて設定する必要があるが、ドレイン電
流ID立ち上がり勾配は、配線インダクタンスおよび配
線抵抗が変わると変化するので、ぴったりに設定するこ
とは難しい。
1に、過電流判定値が大きくなるほど制御精度は低下す
る。第2に、ピンチオフ領域とオーミック領域では過電
流判定値を変える必要がある。この場合ピンチオフ領域
の過電流判定値は、厳密にはドレイン電流IDの立ち上
がり勾配に合わせて設定する必要があるが、ドレイン電
流ID立ち上がり勾配は、配線インダクタンスおよび配
線抵抗が変わると変化するので、ぴったりに設定するこ
とは難しい。
【0116】この対策として、基準電圧生成手段を負荷
102に合わせて設定することが有効である。即ち、先
ず、負荷102の最大電流値に相当する基準電圧生成手
段を設定する。次に、基準電圧生成手段におけるドレイ
ン−ソース間電圧VDS(即ち、FETQBのドレイン−
ソース間電圧VDSB)を、負荷駆動トランジスタ(即
ち、FETQAのドレイン−ソース間電圧VDSA)が少
しでも越えれば過電流値と判定する。
102に合わせて設定することが有効である。即ち、先
ず、負荷102の最大電流値に相当する基準電圧生成手
段を設定する。次に、基準電圧生成手段におけるドレイ
ン−ソース間電圧VDS(即ち、FETQBのドレイン−
ソース間電圧VDSB)を、負荷駆動トランジスタ(即
ち、FETQAのドレイン−ソース間電圧VDSA)が少
しでも越えれば過電流値と判定する。
【0117】この手法では、過電流判定値をピンチオフ
領域とオーミック領域で変える必要はない。基準電圧生
成手段のドレイン−ソース間電圧VDSを越えたか杏かで
判定すれば良いから、検出精度はコンパレータCMP1
の分解能だけで決まることになる。
領域とオーミック領域で変える必要はない。基準電圧生
成手段のドレイン−ソース間電圧VDSを越えたか杏かで
判定すれば良いから、検出精度はコンパレータCMP1
の分解能だけで決まることになる。
【0118】また、温度ドリフト、ICロット間ばらつ
き、配線インダクタンスおよび配線抵抗の影響を除去で
き、電源電圧の変動に射してもコンパレータCMP1が
正常に作動する限り影響を受けない。したがって、誤差
要素の少ない(ほとんど無い)電流振動型遮断スイッチ
ング回路を実現することができる。
き、配線インダクタンスおよび配線抵抗の影響を除去で
き、電源電圧の変動に射してもコンパレータCMP1が
正常に作動する限り影響を受けない。したがって、誤差
要素の少ない(ほとんど無い)電流振動型遮断スイッチ
ング回路を実現することができる。
【0119】なお、基準電圧生成手段の設定変更をまと
めて列挙すれば、次のようなものが考えられる。
めて列挙すれば、次のようなものが考えられる。
【0120】(a)抵抗Rrに並列に外部可変抵抗RV
を追加接続する。
を追加接続する。
【0121】(b)抵抗Rrをチップ外部に設置して、
仕様に合わせて選択・設定する。
仕様に合わせて選択・設定する。
【0122】(c)チップ内部の抵抗Rrの抵抗値を変
える。
える。
【0123】図11に示すように、チップ内部に数種類
の抵抗Rr1〜Rr4を並列に配置しておき、チップを
パッケージするとき、またはベアチップ実装するとき
に、抵抗Rr1〜Rr4の中からスイッチSW2により
選択接続することにより、基準電圧生成手段の設定値
(基準)を目標の仕様に設定することが可能となる。こ
れにより、電源供給制御装置を集積化する場合でも1種
類のチップで複数の仕様をカバーすることが可能とな
る。また抵抗の可変設定により、負荷の種別(ヘッドラ
ンプ、騒動モータ等)に応じた完全短絡、不完全短絡切
り分けを確実に検出することが可能となり、短絡故障に
対する保護を精度良く行うことができる。
の抵抗Rr1〜Rr4を並列に配置しておき、チップを
パッケージするとき、またはベアチップ実装するとき
に、抵抗Rr1〜Rr4の中からスイッチSW2により
選択接続することにより、基準電圧生成手段の設定値
(基準)を目標の仕様に設定することが可能となる。こ
れにより、電源供給制御装置を集積化する場合でも1種
類のチップで複数の仕様をカバーすることが可能とな
る。また抵抗の可変設定により、負荷の種別(ヘッドラ
ンプ、騒動モータ等)に応じた完全短絡、不完全短絡切
り分けを確実に検出することが可能となり、短絡故障に
対する保護を精度良く行うことができる。
【0124】以上鋭明した各実施の形態においては、ス
イッチング素子、即ち主制御FETQA,FETQB、
トランジスタQ5,Q6、としてnチャネル型のものを
使用したが、pチャネル型のものを使用してもよい。但
し、各スイッチング素子のオン/オフ制御を行うゲート
電位が“L”/“H”レベルに逆転することに伴う回路
変更が必要となる。
イッチング素子、即ち主制御FETQA,FETQB、
トランジスタQ5,Q6、としてnチャネル型のものを
使用したが、pチャネル型のものを使用してもよい。但
し、各スイッチング素子のオン/オフ制御を行うゲート
電位が“L”/“H”レベルに逆転することに伴う回路
変更が必要となる。
【0125】<実施の形態7>また、上記の実施形態で
は、完全短絡による過電流が検出された場合には、すぐ
に過熱遮断による保護が機能してFETQAを過熱遮断
(オフ制御)することが可能であるが、不完全短絡の場
合には、FETQAのオン/オフ制御を繰り返し行っ
て、FETQAの周期的な発熱作用によって過熱遮断を
機能させるので、過熱遮断までの時間が相対的に長くな
ることが考えられる。本実施形態では、図12に示す遮
断促進回路(過熱遮断促進手段)106によって不完全
短絡の場合でもFETQAの遮断を速めるようにしてい
る。
は、完全短絡による過電流が検出された場合には、すぐ
に過熱遮断による保護が機能してFETQAを過熱遮断
(オフ制御)することが可能であるが、不完全短絡の場
合には、FETQAのオン/オフ制御を繰り返し行っ
て、FETQAの周期的な発熱作用によって過熱遮断を
機能させるので、過熱遮断までの時間が相対的に長くな
ることが考えられる。本実施形態では、図12に示す遮
断促進回路(過熱遮断促進手段)106によって不完全
短絡の場合でもFETQAの遮断を速めるようにしてい
る。
【0126】つまり、カウンタ140は、CMP1の出
力信号を入力し、この出力信号が入力する毎に波形整形
(デジタルカウントができるようにする)して計数し、
該計数値に応じた信号(例えば、2ms以内に20カウ
ントで)をデコーダ141に送出する。
力信号を入力し、この出力信号が入力する毎に波形整形
(デジタルカウントができるようにする)して計数し、
該計数値に応じた信号(例えば、2ms以内に20カウ
ントで)をデコーダ141に送出する。
【0127】このデコーダ141がカウンタ140から
の計数値が一定時間内に所定値に達したとき、レアーシ
ョートと判定して駆動回路111に制御信号を送出し、
駆動回路111側でトランジスタQ6をオンさせる。
の計数値が一定時間内に所定値に達したとき、レアーシ
ョートと判定して駆動回路111に制御信号を送出し、
駆動回路111側でトランジスタQ6をオンさせる。
【0128】これにより、端子TG(主制御FETQA
の真のゲート)から接地電位(GND)に電流が流れ、
端子TGに蓄積される電荷量が減少する。このため、同
じドレイン電流IDに対してもドレイン−ソース間電圧
VDSAが大きくなり、サーマルFETQAの電力消費が
増大して過熱遮断が早まることとなる。
の真のゲート)から接地電位(GND)に電流が流れ、
端子TGに蓄積される電荷量が減少する。このため、同
じドレイン電流IDに対してもドレイン−ソース間電圧
VDSAが大きくなり、サーマルFETQAの電力消費が
増大して過熱遮断が早まることとなる。
【0129】従って、負荷102に主電流を流す主制御
FETQA、FETQBのゲート電位差が生じたとき、
出力信号を送出するCMP1の出力が一定時間内に所定
値に達したとき、FETQBのゲートTGの電位を下降
させることで、過電流になる前にFETQAを遮断させ
ている。
FETQA、FETQBのゲート電位差が生じたとき、
出力信号を送出するCMP1の出力が一定時間内に所定
値に達したとき、FETQBのゲートTGの電位を下降
させることで、過電流になる前にFETQAを遮断させ
ている。
【0130】例えば、負荷102(例えばヘッドライ
ト)をオンさせると、安定状態の数倍から数十倍の突入
電流が流れる。その突入電流が流れる期間は負荷102
の種類や容量(大きさ)によって異なり、だいたい3
[msec]から200[msec]である。この突入電流が流
れる期間に、上記で鋭明したような過電流制御が行われ
る。
ト)をオンさせると、安定状態の数倍から数十倍の突入
電流が流れる。その突入電流が流れる期間は負荷102
の種類や容量(大きさ)によって異なり、だいたい3
[msec]から200[msec]である。この突入電流が流
れる期間に、上記で鋭明したような過電流制御が行われ
る。
【0131】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、起動時に
大電流(ラッシュ電流)を必要とする負荷を動作させる
動作指令の入力に伴って、電源から負荷への電力供給を
半導体スイッチによってスイッチング制御するために、
半導体スイッチに所定の負荷を接続した状態における該
半導体スイッチの端子間電圧の電圧特性と等価な電圧特
性を持つ基準電圧を生成する。この基準電圧は基準電圧
変更手段により、第1の所定値(ラッシュ電圧を例えば
1.5倍程度にする値)まで上昇させられている。
大電流(ラッシュ電流)を必要とする負荷を動作させる
動作指令の入力に伴って、電源から負荷への電力供給を
半導体スイッチによってスイッチング制御するために、
半導体スイッチに所定の負荷を接続した状態における該
半導体スイッチの端子間電圧の電圧特性と等価な電圧特
性を持つ基準電圧を生成する。この基準電圧は基準電圧
変更手段により、第1の所定値(ラッシュ電圧を例えば
1.5倍程度にする値)まで上昇させられている。
【0132】すなわち、負荷起動時に負荷が最低必要と
する電流を供給させることが可能となる。
する電流を供給させることが可能となる。
【0133】そして、基準電圧変更手段は、負荷への電
流供給が安定するまで時間経過後に基準電圧を第2の所
定値(安定した電力を供給させ、かつ過電流を検出でき
る値)まで下降させる。
流供給が安定するまで時間経過後に基準電圧を第2の所
定値(安定した電力を供給させ、かつ過電流を検出でき
る値)まで下降させる。
【0134】同時に、半導体スイッチの端子間電圧と基
準電圧との差を検出し、この検出された端子間電圧と基
準電圧との差に応じて半導体スイッチをオン/オフ制御
する。
準電圧との差を検出し、この検出された端子間電圧と基
準電圧との差に応じて半導体スイッチをオン/オフ制御
する。
【0135】このため、負荷起動時に3倍から10倍の
ラッシュ電流を負荷に流れるのを抑えて、起動に最低必
要とする電流を供給させることが可能となると共に、起
動初期後に安定した電力を供給させ、かつ過電流を検出
させることができるという効果が得られている。
ラッシュ電流を負荷に流れるのを抑えて、起動に最低必
要とする電流を供給させることが可能となると共に、起
動初期後に安定した電力を供給させ、かつ過電流を検出
させることができるという効果が得られている。
【0136】また、従来のシャント抵抗を不要として装
置の熱損失を抑え、また、完全短絡による過電流のみな
らず、ある程度の短絡抵抗を持つ不完全短絡などのレア
ショートが発生した場合に、完全ショートになる前に事
前に負荷への異常電流を遮断させることができるという
効果が得られている。
置の熱損失を抑え、また、完全短絡による過電流のみな
らず、ある程度の短絡抵抗を持つ不完全短絡などのレア
ショートが発生した場合に、完全ショートになる前に事
前に負荷への異常電流を遮断させることができるという
効果が得られている。
【0137】さらに、実装スペースを縮小できるととも
に、装置コストを大幅に削減することができる。
に、装置コストを大幅に削減することができる。
【0138】また、本発明によれば、第2半導体スイッ
チの電流容量が半導体スイッチの電流容量よりも小さく
なるように設定し、負荷および第2負荷の抵抗値比が半
導体スイッチおよび第2半導体スイッチの電流容量比と
等価となるように設定することとしたので、第2半導体
スイッチおよび第2負荷を持つ基準電圧生成手段の回路
構成を小型化でき、実装スペースを縮小できるととも
に、装置コストを削減できる。
チの電流容量が半導体スイッチの電流容量よりも小さく
なるように設定し、負荷および第2負荷の抵抗値比が半
導体スイッチおよび第2半導体スイッチの電流容量比と
等価となるように設定することとしたので、第2半導体
スイッチおよび第2負荷を持つ基準電圧生成手段の回路
構成を小型化でき、実装スペースを縮小できるととも
に、装置コストを削減できる。
【0139】また、本発明によれば、大容量のコンデン
サを有しないで集積化をできることにより、実装スペー
スを縮小できるとともに、温度ドリフトやロット間のバ
ラツキによる影響を除去(削減)することができる。
サを有しないで集積化をできることにより、実装スペー
スを縮小できるとともに、温度ドリフトやロット間のバ
ラツキによる影響を除去(削減)することができる。
【図1】第1の実施の形態の電流振動型遮断機能付きス
イッチ回路の回路構成図である。
イッチ回路の回路構成図である。
【図2】実施の形態2の概略構成図である。
【図3】実施の形態3の概略構成図である。
【図4】本実施形態で使用する半導体スイッチ(FE
T)の詳細な回路構成図である。
T)の詳細な回路構成図である。
【図5】実施形態の原理を説明する説明図(その1)で
あり、オフ状態からオン状態への遷移時のドレイン−ソ
ース間電圧の立ち上がり特性の説明図である。
あり、オフ状態からオン状態への遷移時のドレイン−ソ
ース間電圧の立ち上がり特性の説明図である。
【図6】実施形態の原理を説明する説明図(その2)で
あり、概念的回路図である。
あり、概念的回路図である。
【図7】実施形態の原理を説明する説明図(その3)で
あり、FETのドレイン電流とゲート−ソース間電圧と
の特性を説明する説明図である。
あり、FETのドレイン電流とゲート−ソース間電圧と
の特性を説明する説明図である。
【図8】短絡故障時及び通常動作時の実施の形態の半導
体スイッチの電流(a)と電圧(b)を例示する波形図
である。
体スイッチの電流(a)と電圧(b)を例示する波形図
である。
【図9】第4の実施の形態の電流振動型遮断機能付きス
イッチング回路の回路構成図である。
イッチング回路の回路構成図である。
【図10】第5の実施の形態の回路構成図である。
【図11】第6の実施の形態の回路構成図である。
【図12】第7の実施の形態の回路構成図である。
【図13】従来の電源供給制御装置の回路構成図であ
る。
る。
101 電源 102 負荷 111 駆動回路 120 電流振動型遮断機能付きスイッチング回路 QA FET QB FET Q5 トランジスタ Q6 トランジスタ VB 電源電圧 VP チャージポンプ出力電圧 Tr1 トランジスタ Rr1 リファレンス抵抗 Rr2 リファレンス抵抗
Claims (9)
- 【請求項1】 外部からの負荷の動作指示に従って前記
負荷に電源からの電力を供給する電流振動型遮断機能付
きスイッチング回路であって、 制御信号入力端子へ供給される制御信号に応じてスイッ
チング制御され電源から負荷への電力供給を制御する半
導体スイッチと、 前記半導体スイッチに所定の負荷を接続した状態におけ
る該半導体スイッチの端子間電圧の電圧特性とほぼ等価
な電圧特性を持つ基準電圧を生成する基準電圧生成手段
と、 前記半導体スイッチの端子間電圧と前記基準電圧との差
を検出する検出手段と、 検出された端子間電圧と基準電圧との差に応じて前記半
導体スイッチをオン/オフ制御する前記制御信号を送出
する制御手段と、 前記動作指示の入力に伴って前記基準電圧を第1所定値
まで上昇させ、前記負荷への電力が安定してきたときに
前記基準電圧を第2所定値まで下降させる基準電圧変更
手段とを有することを特徴とする過電流動作点を自動変
更できる電流振動型遮断機能付きスイッチング回路。 - 【請求項2】 前記負荷は、所定以上のインダクタンス
成分を有していることを特徴とする請求項1記載の過電
流動作点を自動変更できる電流振動型遮断機能付きスイ
ッチング回路。 - 【請求項3】 前記基準電圧変更手段は、複数の抵抗素
子を並列又は直列に組み合わせた回路を有し、前記動作
指示に伴って前記基準電圧が前記第1の所定値まで上昇
させる第1の組合せを生成した後に、前記負荷の安定す
る時間経過後に前記第1の組合せを前記基準電圧が前記
第2の所定値になる組合せに切り換えすることを特徴と
する請求項1又は2記載の過電流動作点を自動変更でき
る電流振動型遮断機能付きスイッチング回路。 - 【請求項4】 前記基準電圧生成手段は、前記半導体ス
イッチおよび前記負荷に並列接続され、前記制御信号に
応じてスイッチング制御される第2半導体スイッチと第
2負荷とを直列接続した回路を備え、 前記第2半導体スイッチの端子間電圧を前記基準電圧と
して生成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
かに記載の過電流動作点を自動変更できる電流振動型遮
断機能付きスイッチング回路。 - 【請求項5】 前記基準電圧生成手段の基準電圧が持つ
電圧特性は、前記半導体スイッチおよび前記負荷に正常
動作範囲での最大電流を超える目標電流が流れる状態に
おける電圧特性とほぼ等価であることを特徴とする請求
項1乃至4のいずれかに記載の過電流動作点を自動変更
できる電流振動型遮断機能付きスイッチング回路。 - 【請求項6】 前記半導体スイッチと前記第2半導体ス
イッチは、オフ状態からオン状態へ遷移する際の端子間
電圧の過渡的な電圧特性について等価な特性を持つこと
を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の過電流
動作点を自動変更できる電流振動型遮断機能付きスイッ
チング回路。 - 【請求項7】 前記第2半導体スイッチの電流容量は前
記半導体スイッチの電流容量よりも小さく、前記負荷お
よび前記第2負荷の抵抗値比は前記半導体スイッチおよ
び第2半導体スイッチの電流容量比と極力反比例するよ
うに設定することを特徴とする請求項4、5又は6に記
載の過電流動作点を自動変更できる電流振動型遮断機能
付きスイッチング回路。 - 【請求項8】 前記差の出力を波形整形して計数し、該
計数値が所定時間内に所定値に到達したとき、前記基準
電位を強制的に所定期間、引き下げる遮断促進手段とを
有することを特徴とする請求項1乃至7記載の過電流動
作点を自動変更できる電流振動型遮断機能付きスイッチ
ング回路。 - 【請求項9】 前記半導体スイッチ、前記基準電圧生成
手段、前記検出手段、前記基準電圧変更手段、前記遮断
促進手段、制御手段は、同一チップ上に形成されること
を特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の過電流
動作点を自動変更できる電流振動型遮断機能付きスイッ
チング回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000026307A JP2000299923A (ja) | 1999-02-12 | 2000-02-03 | 過電流動作点を自動変更できる電流振動型遮断機能付きスイッチング回路 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3505799 | 1999-02-12 | ||
| JP11-35057 | 1999-12-20 | ||
| JP2000026307A JP2000299923A (ja) | 1999-02-12 | 2000-02-03 | 過電流動作点を自動変更できる電流振動型遮断機能付きスイッチング回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000299923A true JP2000299923A (ja) | 2000-10-24 |
Family
ID=26373967
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000026307A Abandoned JP2000299923A (ja) | 1999-02-12 | 2000-02-03 | 過電流動作点を自動変更できる電流振動型遮断機能付きスイッチング回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000299923A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015151830A (ja) * | 2014-02-19 | 2015-08-24 | 文化シヤッター株式会社 | 開閉体装置及び感知装置 |
| JP2018025397A (ja) * | 2016-08-08 | 2018-02-15 | スズキ株式会社 | 絶縁抵抗測定装置 |
| CN114123112A (zh) * | 2021-11-29 | 2022-03-01 | 广东汇芯半导体有限公司 | 高压集成电路 |
| CN114583922A (zh) * | 2020-11-30 | 2022-06-03 | 三菱电机株式会社 | 半导体装置 |
| WO2023008425A1 (ja) * | 2021-07-28 | 2023-02-02 | 株式会社デンソー | 電子制御装置 |
| WO2025249067A1 (ja) * | 2024-05-30 | 2025-12-04 | 株式会社デンソー | 電子制御装置 |
-
2000
- 2000-02-03 JP JP2000026307A patent/JP2000299923A/ja not_active Abandoned
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015151830A (ja) * | 2014-02-19 | 2015-08-24 | 文化シヤッター株式会社 | 開閉体装置及び感知装置 |
| JP2018025397A (ja) * | 2016-08-08 | 2018-02-15 | スズキ株式会社 | 絶縁抵抗測定装置 |
| CN114583922A (zh) * | 2020-11-30 | 2022-06-03 | 三菱电机株式会社 | 半导体装置 |
| WO2023008425A1 (ja) * | 2021-07-28 | 2023-02-02 | 株式会社デンソー | 電子制御装置 |
| JP2023018957A (ja) * | 2021-07-28 | 2023-02-09 | 株式会社デンソー | 電子制御装置 |
| JP7735706B2 (ja) | 2021-07-28 | 2025-09-09 | 株式会社デンソー | 電子制御装置 |
| CN114123112A (zh) * | 2021-11-29 | 2022-03-01 | 广东汇芯半导体有限公司 | 高压集成电路 |
| CN114123112B (zh) * | 2021-11-29 | 2024-02-09 | 广东汇芯半导体有限公司 | 高压集成电路 |
| WO2025249067A1 (ja) * | 2024-05-30 | 2025-12-04 | 株式会社デンソー | 電子制御装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6335577B1 (en) | Power supply control unit and power supply control method | |
| JP3706515B2 (ja) | 電源供給制御装置および電源供給制御方法 | |
| US6222709B1 (en) | Device and method for supplying electric power to a load | |
| US6967519B2 (en) | Drive circuit for a power semiconductor device | |
| JP6625215B2 (ja) | 駆動回路およびそれを用いたパワーモジュール | |
| JP3808265B2 (ja) | 電源供給制御装置及び電源供給制御方法 | |
| JP2019110521A (ja) | スイッチ装置 | |
| US20160352320A1 (en) | Drive device | |
| JP2001216033A (ja) | 電源供給制御装置および電源供給制御方法 | |
| JP2023102546A (ja) | クランパ、入力回路、半導体装置 | |
| JP2000299923A (ja) | 過電流動作点を自動変更できる電流振動型遮断機能付きスイッチング回路 | |
| JP3631933B2 (ja) | スイッチングデバイス | |
| JP2000298522A (ja) | 電源供給制御装置及び電源供給制御方法 | |
| JP2000236621A (ja) | 電源供給制御回路 | |
| JP3589392B2 (ja) | 過電流検出回路及び過電流検出・保護回路 | |
| JP2000298152A (ja) | 故障検出装置 | |
| JP3676168B2 (ja) | 電源供給制御装置 | |
| JP2000235424A (ja) | カレントミラー回路、電流センサ及びこれを具備したスイッチング回路並びにスイッチングデバイス | |
| JP2000236246A (ja) | 電源供給制御装置 | |
| JP2000299926A (ja) | 電源供給制御装置および電源供給制御方法 | |
| JP2001160746A (ja) | 半導体スイッチング装置 | |
| JP2000193692A (ja) | 過電流検出回路及び過電流検出・保護回路 | |
| JP3609637B2 (ja) | 扇風機 | |
| JP2000236245A (ja) | 電源供給制御装置及び電源供給制御方法 | |
| JP2000299626A (ja) | 電源供給制御装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050124 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050201 |
|
| A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20050407 |