JP2000238016A - 家具などの板材およびその製造方法 - Google Patents

家具などの板材およびその製造方法

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JP2000238016A
JP2000238016A JP11038838A JP3883899A JP2000238016A JP 2000238016 A JP2000238016 A JP 2000238016A JP 11038838 A JP11038838 A JP 11038838A JP 3883899 A JP3883899 A JP 3883899A JP 2000238016 A JP2000238016 A JP 2000238016A
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plate
grooves
groove
furniture
decorative member
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Keiji Doi
啓嗣 土井
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Doi Mokko Kk
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Doi Mokko Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 木製の板状体に溝切りを行って、家具などの
堅牢な構造の格子構造体を容易且つ精度良く構成するこ
と、また、その製造方法を提供する。 【解決手段】 木製の板状体の表裏面に、それぞれが、
平面視で互いに交差する溝条を、所望間隔および深さ
で、平行且つ直線的に形成して、その交差部分で、互い
の溝条を連通していることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家具、建具などの
装飾材、あるいは建造物の内外装材として用いられる格
子構造体としての板材およびその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、家具や建具に、格子構造体を採
用する場合、棒状部材(桟木)を互いに縦横の十字に、
あるいは、斜め十字に交差して、組み付ける製造方法に
は、その棒状部材の交差部分で、一方の棒状部材の側面
に形成した溝孔に他方の棒状部材の端部に形成したホゾ
を嵌め込む手法、その交差部分で、各棒状部材の表裏面
に形成した溝孔の個所で、両棒状部材を嵌め込む手法な
どが用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように、
棒状部材に溝孔やホゾを形成するには熟練を要し、ま
た、それらを格子構造体に組み付けるのに、時間と手間
が掛かり、また、接着材を用いるなど、コスト高となる
恐れがある。
【0004】本発明は、上記事情に基づいてされたもの
で、その目的とするところは、NC機器などを採用する
ことで、規則的で精度の良い溝条の切削加工が容易に行
える点に着目し、木製の板状体に溝切りを行って、構造
的に堅牢な格子構造体としての板材を容易且つ精度良く
構成すること、また、その製造方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の家具
などの板材では、図に示す実施の形態でも明らかにした
ように、木製の板状体1の表裏面1A、1Bに、それぞ
れが、平面視で互いに交差する溝条2A、2Bを、所望
間隔および深さt1、t2で、平行且つ直線的に形成し
て、その交差部分3で、互いの溝条2A、2Bを連通し
て格子窓としている。この際、本発明の製造方法では、
前記溝条2A、2Bを、NC(数値制御)研削盤などの
自動切削機器を用いて、切削することになる。
【0006】なお、その実施の形態として、板状体1
は、その表面の木目が溝条2Aに沿った方向となるよう
に、溝条2Aを形成している木製板材であること、更に
は、板状体1は、その表裏面の木目が溝条2A、2Bに
沿った方向となるように、少なくとも、2枚の板状体1
X、1Yを重ねて、例えば、接着剤を用いて、あるい
は、プレス接着法により、接合した集合材であることが
好ましい。
【0007】また、他の実施の形態として、板状体1
は、少なくとも一面が、縦あるいは横方向に木目を向け
た方形の板状体であること、板状体1の裏面側の溝条2
Bには、表裏面の溝条の連通個所(交差部分3)を介し
て、表側に臨む装飾部材4が装着されていること、そし
て、この装飾部材4は、板状体1の表面側とは異質の木
地あるいは異質の素材表面を持った棒状体であること、
更には、板状体1の表面の溝条2Aにおいて、裏側の溝
条2Bと連通しない個所に、表面側の装飾のための装飾
片5が装着されていることが、実用上、有効である。
【0008】この際、本発明の方法では、両溝条の合計
深さt1+t2を、板状体1の厚さT、もしくは、それ
以上に、また、板状体1の裏面側の溝条2Bに、棒状の
装飾部材4を嵌合し、この装飾部材4の一部を両溝条の
連通個所3に臨ませることが、実施の形態として、採用
される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好ましい実施の
形態を、図面を参照して具体的に説明する。本発明に係
わる家具などの板材では、図1および図2に示すよう
に、例えば、長方形の木製の板状体1の表裏面1A、1
Bに、それぞれが、平面視で互いに交差する溝条2A、
2Bを、表面側の木目に沿って、縦横方向に、所望間隔
および深さt1、t2(t1=t2)で、平行且つ直線
的に形成して、その交差部分3で、互いの溝条2A、2
Bを連通している。交差部分3は格子窓を構成する。な
お、この実施の形態で、板状体1は、その表面の木目が
溝条2Aに沿った方向となるように、溝条2Aを形成し
ている木製板材である。
【0010】この際、本発明の製造方法では、前記溝条
2A、2Bを、NC(数値制御)研削盤などの機器を用
いて、切削することになる。また、両溝条2A、2Bの
合計深さt1+t2を、実質的に、板状体1の厚さWに
等しくする。これによって、上述の連通個所(交差部
分)が形成される。なお、図3および図4に示す実施の
形態(変形例)では、t1<t2で、t1+t2>Tの
寸法に切削が行われる。
【0011】このような構成では、単に、NC切削盤な
どによる機械的な切削で、簡単に板材を作成できるの
で、溝孔、ホゾなどの加工が不要であり、組立作業など
の面倒も不要であって、熟練作業がなく、コストを大幅
に低減できる。
【0012】なお、上述の実施の形態では、板状体1を
1枚の切り出し板材で構成しているが、これは、図5の
(a)および(b)に示すように、その表裏面の木目が
溝条2A、2Bに沿った方向となるように、少なくと
も、2枚の板状体1X、1Yを重ねて、例えば、接着剤
を用いて、あるいは、プレス接着法により、接合した集
合材を採用してもよい。なお、図5の(a)は2枚重ね
の集合材、(b)は3枚重ねの集合材(板状体1X、1
Yおよび中間板状体1Z)で構成される。さらに、板状
体1を、木片や木粉を固めた集成材あるいはプラスチッ
ク含浸材により形成することができる。
【0013】また、上述の実施の形態では、溝条2A、
2Bが、同じ間隔で、形成されているが、格子模様の変
化(多様性)のために、適当な規則性を持って、不等間
隔に配列・形成することもできる。また、上述の実施の
形態では、溝条2A、2Bの幅w1、w2が、それぞ
れ、その配列間隔の1/2としたが、例えば、図6に示
すように、その配列間隔の3/4などの、広い幅として
もよい。
【0014】また、上述の実施の形態では、溝条2Aが
板状体1の長方形の一方の縁の方向に沿って、また、溝
条2A、2Bが互いに直交する関係で、切削・形成され
ているが、図7に示す実施の形態では、溝条2Bが溝条
2Aに対して、例えば、45度の傾斜角の、斜めに交差
する関係で、切削・形成されている。
【0015】更に、図8に示す実施の形態では、溝条2
A、2Bが板状体1の長方形の一方の縁の方向に対し
て、例えば、45度の傾斜角の、斜めに、また、溝条2
A、2Bが互いに直交する関係で、切削・形成されてい
る。なお、この場合に、板状体1は、少なくとも一面
が、縦あるいは横方向に木目を向けた方形の板状体であ
るか、あるいは、その表面の木目が溝条2Aに沿った方
向となるように、木取りされるとよい。
【0016】このような構成の板材は、そのまま、家
具、建具の一部に組み込むことができるが、この場合、
交差部分3(連通個所)は、内外を見通せられる開口や
通気口の働きをすることができ、また、装飾部材を加え
ることで、その概観の意匠性を向上することができる。
その具体例が、図9および図10に示されている(図9
は板材の表面を、また、図10の(a)はその裏面を、
(b)は(a)のC矢視の断面図を、(c)は組立を説
明する斜視図を示す)。
【0017】即ち、ここでは、板状体1の裏面側の溝条
2Bには、表裏面の溝条の連通個所(交差部分3)を介
して、その一部が表側に臨む棒状の装飾部材4が嵌合・
装着されている。そして、この装飾部材4は、板状体1
の表面側とは、例えば、色合いなどの異質の木地、ある
いは、アルミ材などの金属やプラスチックなどの異質の
素材表面を持った棒状体(例えば、図11の(a)ある
いは(b)に示す断面を持つ)である。なお、この装飾
部材4を透明、あるいは、半透明な合成樹脂などの材料
で構成すると、連通個所は、透光窓としても機能する。
【0018】なお、上述の実施の形態(図9および図1
0を参照)では、表裏面の溝条の連通個所を、装飾部材
4で全て閉塞したが、この装飾部材4の一部を両溝条の
連通個所3に臨ませてもよい。即ち、図12に示すよう
に、上述の連通個所の一部、例えば、縁部にのみ、装飾
部材4を装着してもよい。なお、ここでは、装飾部材4
に対して、一体的に装飾片5を形成して、この装飾片5
を、板状体1の表面の溝条2Aにおいて、裏側の溝条2
Bと連通しない個所に装着し、板状体1の表面側の装飾
のために採用している。
【0019】上述のような構成の板材は、符号100
で、図13又は図14に示されている。なお、図13は
家具の扉の正面、また、図14は家具の正面を示してい
る。
【0020】
【発明の効果】本発明の板材は、以上詳述したようにな
り、木製の板状体の表裏面に、それぞれが、平面視で互
いに交差する溝条を、所望間隔および深さで、平行且つ
直線的に形成して、その交差部分で、互いの溝条を連通
して、格子状に形成している。従って、このような格子
構造体の制作が容易で強度的にも優れており、格子構造
体の用途と機能を拡大できる。
【0021】また、上記の溝条の裏面側に異質の素材表
面をもった装飾部材を装着させることにより、この溝条
の交差部分の表面の格子窓から、異質の素材表面が表出
し装飾性を向上させ、該装飾部材をスライド自在とする
ことにより、交差部分(格子窓)を開閉させて装飾用板
材としての機能を向上させることができる。
【0022】そして、本発明の製造方法では、前記溝条
を、NC(数値制御)研削盤などの自動切削機器を用い
て、切削することになる。
【0023】従って、単に、NC切削盤などによる機械
的な切削で、簡単に板材を作成できるので、溝孔、ホゾ
などの加工が不要であり、組立作業などの面倒も不要で
あって、熟練作業がなく、コストを大幅に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図2】同じく、図1のA矢視の断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図4】同じく、図3のB矢視の断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態(a)および(b)
を示す斜視図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図7】本発明の第5の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図8】本発明の第6の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図9】本発明に係わる板材に装飾部材を組み込んだ状
態の正面図である。
【図10】同じく、(a)〜(c)で示す背面図、断面
図、斜視図である。
【図11】同じく、(a)〜(c)で示す装飾部材の断
面図である。
【図12】本発明に係わる板材への装飾の一例を示す斜
視図である。
【図13】本発明の板材を組み込んだ扉の正面図であ
る。
【図14】同じく、本発明の板材を組み込んだ家具の正
面図である。
【符号の説明】
1 板状体 1a 表面 1b 裏面 1X、1Y 板材 1Z 中間板材 2A、2B 溝条 3 交差部分(連通個所) 4 装飾部材 5 装飾片 100 板材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木製の板状体の表裏面に、それぞれが、
    平面視で互いに交差する溝条を、所望間隔および深さ
    で、平行且つ直線的に形成して、その交差部分で、互い
    の溝条を連通していることを特徴とする家具などの板
    材。
  2. 【請求項2】 前記板状体の裏面側の溝条には、表裏面
    の溝条の連通個所を介して、表側に臨む装飾部材が装着
    されていることを特徴とする請求項1に記載の家具など
    の板材。
  3. 【請求項3】 前記装飾部材は、前記板状体の表面側と
    は異質の木地あるいは異質の素材表面を持った棒状体で
    あることを特徴とする請求項2に記載の家具などの板
    材。
  4. 【請求項4】 前記板状体の表面の溝条において、裏側
    の溝条と連通しない個所に、表面側の装飾のための装飾
    片が装着されていることを特徴とする請求項1、2又は
    3に記載の家具などの板材。
  5. 【請求項5】 木製の板状体の表裏面に、それぞれが、
    平面視で互いに交差する溝条を、所望間隔および深さ
    で、平行且つ直線的に切削して、その交差部分で、互い
    の溝条を連通させるようにしたことを特徴とする家具な
    どの板材の製造方法。
  6. 【請求項6】 両溝条の合計深さは、前記板状体の厚
    さ、もしくは、それ以上であることを特徴とする請求項
    5に記載の家具などの板材の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記板状体の裏面側の溝条に、棒状の装
    飾部材を嵌合し、該装飾部材の一部を両溝条の連通個所
    に臨ませることを特徴とする請求項5又は6に記載の家
    具などの板材の製造方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007055252A (ja) * 2005-07-26 2007-03-08 Noboru Araki 両面カット模様付板材
JP2009108362A (ja) * 2007-10-29 2009-05-21 Dainippon Printing Co Ltd 有孔板
JP5307924B1 (ja) * 2012-08-29 2013-10-02 株式会社星野民藝 板材、当該板材の製作方法、当該製作方法に用いる掘削工具、及び家具
CN104589453A (zh) * 2015-01-04 2015-05-06 安徽皇室尊尼木业有限公司 一种木门生产工艺
IT201900016967A1 (it) 2019-09-23 2021-03-23 Rubner Holding Ag / Spa Metodo per la realizzazione di un pannello per costruzioni in legno e pannello multistrato realizzato mediante detto metodo

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