JP2000238181A - 金属化粧板、複合化粧パネル、および同パネルが施工された化粧壁面 - Google Patents
金属化粧板、複合化粧パネル、および同パネルが施工された化粧壁面Info
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Abstract
脆弱になったり、汚染しやすくなる等の欠点が発生せ
ず、しかも、火によって、装飾が変色したり、損なわれ
る恐れのない、装飾素材や施工に適した形に適用した部
材を提供しようとするものである。 【解決手段】金属板1の表面に模様層2と撥液性樹脂の
層3を設けた金属化粧板20が、接着剤層5を介して無
機質基板6と複合することにより、壁面等への施工に適
し、上記の課題を解決できる部材が提供できた。
Description
で用いるのに適した金属化粧板、前記金属化粧板を用い
た複合化粧パネル、ならびに前記複合化粧パネルを使用
して施工を行なった化粧壁面に関するものである。
は、食品の調理を行なう厨房、家庭のキッチン等の加熱
器具の周囲、レンジフードの周囲、空調機の空気の出入
口、または水回りの周囲がある。汚染の原因物質となる
ものにも様々なものがあり、例示すると、厨房やキッチ
ンでは、食用油や獣肉・魚肉の脂肪、調味料、または食
品の一部等が飛散して汚れの原因となり、空調に関して
は、環境にもよるが、煙草の煙によるもの、水回りで言
えば、水道水内の沈殿性の物質、例えば、カルシウム塩
等、あるいは人間やペット動物の排泄物があり、人間が
動き回ることにより付着する手指の脂肪等もある。
必ずしも要しない部位であれば、汚染物質が染着するこ
とがほとんど無いステンレス鋼、タイル、ガラス、また
は陶器等を用いればよく、鉄道車両、公共建築物等に適
用されていることが多い。しかし、生活空間やオフィス
空間では、各空間に合わせた装飾を必要とするため、ス
テンレス鋼やタイル、ガラス、陶器等では物足りず、従
来から、模様等の装飾を付与しているものの、装飾の自
由度もあまり無く、装飾が新たな焼き付けを伴なうこと
は、エネルギー効率的に好ましくない。また、経済的な
理由ではあるが、ステンレス鋼においては、素材が高価
なせいもあり、表面が見えなくなる装飾を施すことはま
れである。また、単に模様が付着した程度のものでは、
模様の部分が下地の素材にくらべて、表面が脆弱であっ
たり、汚染しやすい等の欠点を有している。さらに、一
部の高層ビルを除き、厨房やキッチンでは裸火が使用さ
れており、それらの火や中華鍋、てんぷら鍋の油に入っ
た火が壁面に触れることがある。また、厨房やキッチン
以外でも、煙草による直火の接触がもたらす焼け焦げ等
が至る所で避けられない。いずれにせよ、素材に施され
た装飾が変色したり、損なわれることがある。
成し、紫外線硬化性塗料で塗装し、硬化させたものの適
用を試みたこともあるが、紫外線硬化性塗料内の増感剤
が経時的に分解するため、表面の変色が避けられなかっ
た。また、表面にメラミン化粧板を積層したものの適用
を試みたところ、耐汚染性については、メラミン化粧板
の持つ特性が発揮されたが、直火が当たると焦げたり、
膨れたりする欠点があり、不十分であり、かつ、メラミ
ン化粧板の一般グレード品は、曲面に適用するための加
工や施工の適性が不足している。
は、装飾のために設けられた模様によって、表面が脆弱
になったり、汚染しやすくなる等の欠点が発生せず、し
かも、火によって、装飾が変色したり、損なわれる恐れ
のない、装飾素材や施工に適した形に適用した部材を提
供しようとするものである。
面に模様層と撥液性樹脂の層を設けた金属化粧板が、無
機質基板と複合することにより、上記の課題を解決でき
る部材が提供でき、また、これを用いて施工した壁面が
良好な性能を有することが判明した。
面に模様層が積層され、さらに模様層上に、撥液性樹脂
の塗膜からなる保護層が積層されていることを特徴とす
る金属化粧板に関するものである。
面に模様層が積層され、さらに模様層上に、撥液性樹脂
のシートからなる保護層が積層されていることを特徴と
する金属化粧板に関するものである。
いて、前記保護層が、フッ素系樹脂またはシリコーン系
樹脂を含む合成樹脂組成物からなることを特徴とする金
属化粧板に関するものである。
いて、前記模様層が金属板側から、均一着色層および絵
柄模様層とからなることを特徴とする金属化粧板に関す
るものである。
いて、前記模様層が、合成樹脂シートに着色層または/
および絵柄模様層を積層した合成樹脂化粧シートである
ことを特徴とする金属化粧板に関するものである。
記載の金属板が、金属以外の無機質を主体とする無機質
基板の少なくとも表面に接着剤層を介して積層されてい
ることを特徴とする複合化粧パネルに関するものであ
る。
粧パネルが接着剤層を介して建築物躯体の壁面に施工さ
れたことを特徴とする化粧壁面に関するものである。
明の金属化粧板10は、基材となる金属板1の表面に、
模様層2が積層され、模様層2上に撥液性樹脂の層3が
積層されたもので、この撥液性樹脂の層3は、撥液性樹
脂の塗膜が積層されたものであっても別に作られた撥液
性樹脂のシートが積層されたものであってもよい。図2
は模様層2のバリエーションを示す図で、模様層2は、
金属板1側から、均一着色層2b、絵柄模様2aとから
なっている。図3は、模様層2が、合成樹脂シートに模
様層等が積層されて構成されたものでもあり得る事を示
したものであって、図3aでは、透明合成樹脂シート4
の下面に絵柄模様層2a、および均一着色層2bとが順
に積層された、いわゆる裏刷りシートを示す。あるい
は、図3bに示すように、合成樹脂シート4の上面に均
一着色層2b、および絵柄模様層2aとが順に積層され
た、いわゆる表刷りシートであってもよく、この場合、
合成樹脂シート4は必ずしも、透明性を有していなくて
もよい。さらにまた、2枚の合成樹脂シート4、4’の
間に、均一着色層2b、および絵柄模様層2aとが順に
積層されたダブリングシートの構造のものであってもよ
い。この場合、下側の合成樹脂シート4’は透明性を有
していなくてもよいが、上側の合成樹脂シート4は、透
明性を有していることが好ましい。
板を適用した発明に関するものである。図4に示すもの
は、本発明の金属化粧板10(基材となる金属板1の表
面に、模様層2が積層され、模様層2上に撥液性樹脂の
層3が積層されたもの)を使用し、接着剤層5を介し
て、金属板以外の無機質基板6の表側(図4の上側)か
ら周囲の側面にかけて被覆して作成した複合化粧パネル
20である。また、図5に示すものは、本発明の複合化
粧パネル20を、さらに建築物の躯体8に、別の接着剤
層7を使用して積層したものであり、突き合わせ部は若
干間を開けておき、コーキング材9で間隙を充填したも
のである。以下に、各層を構成する素材と、構造のバリ
エーション、付加的事項について説明する。
ルミニウム又はアルミニウム合金(ジュラルミン等)、
鉄、ステンレス、その他の鋼板、チタン、銅、または真
鍮等の金属単独または合金の板である。接着性の改善と
腐食防止とを目的として、酸化処理を施したり、クロム
酸塩処理、リン酸塩処理等を行ない、亜鉛、錫、または
クロム等のめっき等を施して使用する。建材としての一
般性からすると、アルミニウム、アルミニウムとマグネ
シウム等のアルミニウム合金、または鋼板、が好まし
く、中でも、アルミニウム又はアルミニウム合金を使用
すると、曲げ加工や絞り加工が容易で、かつ、施工現場
で寸法を合わせるために鋸引きできる利点があり、重量
的にも軽く、また、後述する熱の拡散性も高いので好ま
しい。金属板1の厚みは、0.1mm〜5mm程度、一
例として0.5mm程度である。大きさは、910mm
×910mm、1000mm×1000mm、910m
m×1820mm、あるいは1000mm×2000m
m等が一般的であるが、このほか、任意に決めてよい。
別の仮の基材シート上に印刷しておき、転写する等の方
法により、形成するとよく、模様層2を直接的に構成す
る素材は合成樹脂バインダー、着色剤、およびその他の
添加剤である。合成樹脂バインダーは、例示すると、ロ
ジン変成マレイン酸樹脂、ニトロセルロース、酢酸セル
ロース、酪酢酸セルロース、エチルセルロース、ポリア
ミド樹脂、塩化ゴム、環化ゴム、ポリアミド樹脂、ポリ
塩化ビニル樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合樹脂、
エチレン/酢酸ビニル共重合樹脂、塩素化ポリプロピレ
ン、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、スチレンマレイ
ン樹脂等である。着色剤としては、染料も使用可能であ
るが、耐久性の観点から有機系または無機系の顔料を使
用することか好ましい。二酸化チタン、カーボンブラッ
ク、二酸化鉄、フタロシアニンブルー等である。金属色
や真珠様の光沢を出すため、それぞれの顔料を使用する
こともできる。これら、合成樹脂バインダーおよび着色
剤は必要に応じて、他の添加剤と共に混練してインキま
たは塗料組成物として使用する。模様層2のデザインは
任意であるが、建装材として付与することの多いデザイ
ンとして、木目柄、石目柄、布目柄、皮革柄、または砂
目柄や、もしくはタイルを並べて貼った状態または煉瓦
を積んだ状態を模したタイル柄または煉瓦柄等がある。
成するときは、模様のある部分とない部分、あるいは、
濃度の濃い部分と薄い部分が生じ、模様のない部分や濃
度の薄い部では下地の金属板が透視でき、金属の感じを
残せる。下地を透視できないようにするには、均一着色
層2aを予め形成して積層し、その上に絵柄模様層2b
を積層するとよい。均一着色層2aを形成する際に使用
するインキの隠蔽性は、酸化チタン等の隠蔽性の高い顔
料を加えることにより、向上する。均一着色層2aは金
属の防錆等の保護の効果も有しているので、厚みは数μ
m〜数10μm、一例として20μm程度であることが
好ましい。絵柄模様層の厚みは、印刷方式にもよるが、
1μm以下〜10μm程度である。絵柄模様層2b、均
一着色層2aを構成するために使用するインキの着色剤
としては、染料も使用できるが、顔料の方が耐久性があ
り、かつ、変退色にも強いので顔料を使用することが好
ましい。また、絵柄模様層2b、均一着色層2aを構成
するためのバインダー樹脂としては、例えばポリエステ
ル系樹脂が好ましい例として上げられる。絵柄模様層2
bを構成するためには、印刷適性等の点で、広義のポリ
エステル系樹脂の範疇ではあるが、特に、アルキッド系
樹脂をバインダーとすることが好ましい。均一着色層2
aは、通常は絵柄模様層2bを伴ない、観察側から見
て、絵柄模様層2bの下層になるよう形成するが、その
前に、金属板1の表面にプライマー層を設けておくと更
に接着力が増して好ましい。なお、均一着色層2aのみ
で、絵柄模様層2bを伴なわない、外観意匠的には着色
のみの構成も可能である。プライマー層を構成する素材
は、上層の素材にもよるが、上層がポリエステル系樹脂
を主体とするときは、上層との接着性、および下層の金
属板との接着性を考慮し、ポリエステル系樹脂とエポキ
シ系樹脂を混合したものであることが好ましく、プライ
マー層圧の厚みは数μm程度である。
合成樹脂シート4、あるいはさらに4’を伴ったものと
して積層する場合には、接着剤を使用するか、図3aの
裏刷りシートの場合、絵柄模様層2b、および均一着色
層2a、特に後者を接着剤として利用することもでき
る。合成樹脂シート4、4’としては、次のような合成
樹脂からなるものが使用できる。プラスチックフィルム
又はプラスチックシートとしては、次に例示するような
各種の合成樹脂からなるものが挙げられる。即ち、ポリ
エチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリメチレン樹
脂、ポリメチルペンテン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポ
リ塩化ビニリデン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合樹
脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテ
レフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート−イソフ
タレート共重合樹脂、ポリメタクリル酸メチル樹脂、ポ
リメタクリル酸エチル樹脂、ポリアクリル酸ブチル樹
脂、ナイロン6又はナイロン66等で代表されるポリア
ミド樹脂、三酢酸セルロース樹脂、セロファン、ポリス
チレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹
脂、又はポリイミド樹脂等である。建装剤としては、火
災時の安全性の観点から、難燃性付与剤(三酸化アンチ
モン、酸化モリブデン、水酸化アルミニウム、または水
酸化マグネシウム等の無機系、もしくは塩素化パラフィ
ン又はリン酸エステル等の有機系難燃性付与剤)を添加
することが好ましい。
は、シリコーン系化合物、またはフッ素系化合物の単独
か、これら化合物を多く含むシートまたは塗膜である。
塗膜の場合には、通常の熱可塑性、または熱硬化性樹
脂、例えば不飽和ポリエステル樹脂を主体とする塗料組
成物に対して、シリコーン系化合物、またはフッ素系化
合物を1種または2種以上添加して混練したものを使用
して形成するとよく、また、下層の模様層の視認性が確
保できる範囲で着色してもよい。さらに長期間に渡る耐
久性が必要なときは、シリコーン系化合物、またはフッ
素系化合物としては、撥液性をもたらすジメチルシロキ
サンや、フルオロエチレン等の構造に加えて、合成樹脂
バインダー、もしくは合成樹脂バインダーとなり得る電
離放射線硬化性化合物と反応し得る(メタ)アクリロイ
ル基等の官能基を持ったものを使用すると、経時的にシ
リコーン系化合物、またはフッ素系化合物が失われる欠
点が少なくなるので、好ましい。撥液性樹脂の層3の厚
みは、最終的な金属化粧板の保護層でもあり、摩耗によ
り撥液性が低下しないよう、また、撥液性物質であるシ
リコーン系化合物、またはフッ素系化合物の量を十分適
用する意味で、厚みを厚くした方がよいが、過剰な性能
にならないよう、要求性能に応じて厚みを決める。過度
な厚さになると、合成樹脂等、防火性を低下させる素材
が多くなるため、1μm〜50μmが好ましい。撥液性
樹脂の層3には、一般的な塗料に添加可能な種々の添加
剤を添加することができるが、さらに、建装材として使
用する意味で、抗菌剤または防黴剤(銀イオン担持ゼオ
ライト粉末、10,10’−オキシビスフェノキシアル
シン等)、紫外線吸収剤(ベンゾトリアゾール系、微粒
子酸化セリウム等)、光安定剤(ヒンダードアミン系ラ
ジカル捕捉剤)、または耐摩耗剤(球状αアルミナ、シ
リカ、雲母等の粒子)を添加するとよい。
ン系化合物としては、分子内にポリジメチルシロキサン
部分とイソシアネート基を有するビニル重合体部分との
2つの部分を有するブロックまたはグラフト共重合体が
例示される。末端にアクリロイル基を導入したポリジメ
チルシロキサン(反応性シリコーン)と、イソシアネー
ト基を有するビニル単量体の重合によって作成され、さ
らに、必要に応じて、反応性シリコーンと共重合可能な
ビニル単量体を添加してもよい。あるいは、アミノ基を
末端等に有するアミノ変成シリコーン、またはエポキシ
基を末端等に有するエポキシ変成シリコーンシリコーン
も使用できる。また、フッ素系化合物としては、フルオ
ロエチレン−炭化水素系ビニルエーテル共重合体が例示
される。炭化水素系ビニルエーテルに由来して共重合体
に導入されたカルボキシル基、水酸基、アミノ基を利用
してイソシアネート基等の架橋剤により硬化させたり、
電離放射線により重合し得る不飽和結合を導入すること
もできる。
れのある器具のキャビネット等に利用でき、また、ドア
や壁面を構成するパネルに貼って利用することができ
る。本発明の金属化粧板の好ましい利用方法としては、
無機質板と複合した複合化粧パネルとして利用する方法
が挙げられ、その構造は図4を引用して説明したとおり
である。ここで、無機質板としては、石膏ボード、珪酸
カルシウム板、ガラス繊維セメント板、木片セメント板
などの窯業系建材が主体になるが、陶磁器、ガラス、ホ
ウロウ、焼成タイル等も使用可能である。もともと金属
板を基板としているので、さらに別の金属板との複合よ
りも、窯業性建材との複合が適しているが、複合する対
象として排除するものではない。
20mm程度である。無機質板は、好ましくは、先に例
示したような寸法を実現できるよう、通常は正四角形、
長方形等に裁断し、化粧金属板の方は、無機質板の表面
および側面を被覆できる大きさにカットし、プレス等を
使用して絞り加工し、無機質板の大きさにほぼひとしい
表面被覆部と、表面被覆部の四辺から直角に立ち上が
り、ほぼ、無機質板の板厚み分に相当する立ち上がり部
分とを形作った後、化粧金属板または/および無機質板
に接着剤を塗布し、必要ならオープンタイムを取った後
に、重ね合わせる。数枚ないしに関するものである数1
0枚を化粧面を上面等に揃えるか、あるいは化粧面どう
しを合わせる面−面合わせにより重ね、適当な手段で加
圧し、接着力が向上するのを待って複合化粧パネルの製
品とする。
程度と説明したが、施工時に、金属化粧板の立ち上がり
部分の端が壁面と当たって、金属化粧板が剥離すること
もあり得るので、無機質板の厚みにもよるが、1〜2m
m程度、立ち上がり部分の寸法を短くしても良い。ま
た、立ち上がり部分は図では直角であるが、幾分曲率を
持たせておくと、平らな金属化粧板から作成する際に、
模様層や保護層に亀裂を生じない利点がある。あるい
は、斜面部を有したベベルエッジ形状としてもよく、壁
面がフラットでない場合にも仕上がりが見苦しくならな
い利点があるので、そのようにしてもよい。複合化粧パ
ネルの寸法については、施工時に間を開けて施工するこ
ともあるので、その分を見込んだ寸法としてもよい。な
お、施工の部位により、出隅(引っ込んだ部分の直角の
角)や入り隅(出っ張った部分の直角の角)等が生じる
こともあり、無機質板の形状の自由が効くなら、これら
に合わせ、層構成は同じだか、形状を施工の部位に合わ
せた、役物を準備することもできる。
ルは、観察側から見て、最も奥に無機質板、その前に金
属化粧板が存在するため、壁面の防火性を損なわない。
この複合化粧パネルの最大の特徴は、表面の直火に対す
る耐久性が高い点である。模様層および保護層はいずれ
も有機高分子を主体とするものであるので、それらの素
材自身は燃焼しないものではないが、直火が当たって
も、模様層および保護層の下地の金属板が熱を四方に拡
散させる働きがあるため、結果として、模様層および保
護層の温度の上昇が抑制され、有機高分子を主体とする
割りには、模様層が焦げて見苦しくなる欠点が少なくな
る利点が生まれる。最表面は、撥液性樹脂の層からなる
ため、汚れがつきにくく、また、付着しても容易に拭い
去ることができる特徴も持っている。
しやすい部位、典型的にはキッチンであるが、そのガス
レンジまわり等の壁に施工するのに適している。金属化
粧板10が無機質板6により裏打ちされて、厚みのある
板状となっているため、持ち運びの際に撓んだり反った
りせず、施工もやりやすい。図5に示すように、建築物
の躯体8、たとえばコンクリート壁面に施工するもの
で、床から貼ってもよいが、ガスレンジの高さ(概ね8
00mm前後)までが隠れているときは、露出している
部分にのみ施工してもよい。施工は付き合わせでもよい
が、水や油等が撥ねやすい環境であり、隙間にしみ込む
ことを防止する意味で、隙間を空けて施工し、隙間にシ
リコーン等のコーキング材を充填する方が好ましい。図
5では接着剤層7を使用して積層したものであり、突き
合わせ部は若干間を開けておき、コーキング材9で間隙
を充填したものである。
のクロメート処理を施したアルミニウム板(A5052
PH34:住友軽金属工業(株)製)、および、(2)
厚み0.5mmのステンレス鋼板(SUS430/2
B、新日本製鉄(株)製)の2種類を準備し、いずれも
表面をアルカリ脱脂処理し、以下の第1〜第3の塗装お
よびその間に印刷の各加工を行なった。最初に、これら
2種類の金属板に、第1の塗装として、ロールコーター
を使用し、ポリエステル樹脂系プライマーを2μm(乾
燥時)塗布し、板の到達温度230℃で40秒間の加熱
を行なって、焼き付け乾燥した。次に、第2の塗装とし
て、カーテンフローコーターを使用し、ポリエステル樹
脂系エナメル塗料を18μm(乾燥時)塗布し、板の到
達温度200℃で45秒間の加熱を行なって、焼き付け
乾燥した。第2の塗装が完了した表面に、グラビアオフ
セット印刷機を使用し、ポリエステル樹脂系インキによ
り絵柄の印刷を行ない、引き続き、第3の塗装として、
カーテンフローコーターを使用し、主成分がアクリル樹
脂とシロキサン成分であり、硬化剤としてヘキサメチレ
ンジイソシアネートを含む撥液性透明樹脂塗料を17μ
m(乾燥時)塗布し、板の到達温度220℃で80秒間
の加熱を行なって、焼き付け乾燥した。また、第3の塗
装は、カーテンフローコーターによらず、同じグラビア
オフセット印刷機の後続のユニットを使用し、上記のカ
ーテンフローコーターで使用したのと同じ塗料を3μm
(乾燥時)ベタ印刷(均一一様な印刷のこと。)するこ
とによっても行なった。焼き付け乾燥は、やはり、板の
到達温度220℃で80秒間の加熱により行なった。得
られた金属化粧板(基材2種類と撥液性透明樹脂塗膜の
厚み2種類の組み合わせ、合計4種類)は、いずれも表
面の物理的・化学的性状、および金属化粧板としての加
工性に問題がなく、また、塗装面を下側にして、45°
に傾け、下側より直径5mmのミクロバーナーの炎を3
0秒間接触させても、著しい変色・塗膜の剥離等の異常
は見られなかった。
ば、金属板の存在により直火が当たっても熱が拡散され
るので、模様層も保護層の温度の上昇が抑えられ、変色
等の欠点が生じにくい利点があり、表面には撥液性樹脂
の層が積層されているので、耐汚染性が優れている。
色層および絵柄模様層とからなっているので、装飾効果
が高い金属化粧板を提供できる。
2の発明の効果に加え、模様層を金属板にではなく、合
成樹脂シートに形成できるので、鮮明な模様が容易に形
成でき、装飾効果がより高い金属化粧板を提供できる。
ずれかの発明の効果に加え、化粧金属板が無機質板に裏
打されているので、取扱いしやすく、防火性の優れた施
工が可能である。
の効果を有する複合化粧パネルが簡単な施工により壁面
に適用できる。
である。
ある。
す断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 基材となる金属板の表面に模様層が積層
され、さらに模様層上に、撥液性樹脂の塗膜からなる保
護層が積層されていることを特徴とする金属化粧板。 - 【請求項2】 基材となる金属板の表面に模様層が積層
され、さらに模様層上に、撥液性樹脂のシートからなる
保護層が積層されていることを特徴とする金属化粧板。 - 【請求項3】 前記保護層が、フッ素系樹脂またはシリ
コーン系樹脂を含む合成樹脂組成物からなることを特徴
とする請求項1または2記載の金属化粧板。 - 【請求項4】 前記模様層が金属板側から、均一着色層
および絵柄模様層とからなることを特徴とする請求項1
または2記載の金属化粧板。 - 【請求項5】 前記模様層が、合成樹脂シートに着色層
または/および絵柄模様層を積層した合成樹脂化粧シー
トであることを特徴とする請求項1または2記載の金属
化粧板。 - 【請求項6】 請求項1〜5いずれか記載の金属板が、
金属以外の無機質を主体とする無機質基板の少なくとも
表面に接着剤層を介して積層されていることを特徴とす
る複合化粧パネル。 - 【請求項7】 請求項6記載の複合化粧パネルが接着剤
層を介して建築物躯体の壁面に施工されたことを特徴と
する化粧壁面。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11044151A JP2000238181A (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 金属化粧板、複合化粧パネル、および同パネルが施工された化粧壁面 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP11044151A JP2000238181A (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 金属化粧板、複合化粧パネル、および同パネルが施工された化粧壁面 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000238181A true JP2000238181A (ja) | 2000-09-05 |
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|---|---|---|---|
| JP11044151A Pending JP2000238181A (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 金属化粧板、複合化粧パネル、および同パネルが施工された化粧壁面 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000238181A (ja) |
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| KR100761693B1 (ko) | 2007-04-07 | 2007-09-28 | 주식회사 부일세이프텍 | 불연성 적층 시이트 |
| JP2009096241A (ja) * | 2007-10-15 | 2009-05-07 | Mitsuboshi Kaseihin Kk | 自動車内装品 |
| JP2020011414A (ja) * | 2018-07-17 | 2020-01-23 | 凸版印刷株式会社 | 化粧シート |
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1999
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