JP2000238498A - 漆塗り様天然装飾絵付け方法 - Google Patents
漆塗り様天然装飾絵付け方法Info
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Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の絵付けでは得られなかった天然模様の
漆器に似た外観を呈する漆塗り様天然装飾絵付け方法を
提供する。 【解決手段】 との粉による研磨その他平滑面形成手段
を用い平滑に形成した素地面に、着色油性漆塗料(カシ
ュー、主として黒)、透明油性漆塗料(カシュー)を順次
塗布して乾燥させて得られた調整下地面に対し、ウレタ
ン系樹脂塗料を用いてもみじ等の天然素材を貼着し、そ
の上に天然の色彩を色止めするウレタン系樹脂塗料を塗
布することを特徴とする漆塗り様天然装飾絵付け方法で
ある。
漆器に似た外観を呈する漆塗り様天然装飾絵付け方法を
提供する。 【解決手段】 との粉による研磨その他平滑面形成手段
を用い平滑に形成した素地面に、着色油性漆塗料(カシ
ュー、主として黒)、透明油性漆塗料(カシュー)を順次
塗布して乾燥させて得られた調整下地面に対し、ウレタ
ン系樹脂塗料を用いてもみじ等の天然素材を貼着し、そ
の上に天然の色彩を色止めするウレタン系樹脂塗料を塗
布することを特徴とする漆塗り様天然装飾絵付け方法で
ある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、従来の絵付けでは
得られなかった天然模様の漆器に似た外観を呈する漆塗
り様天然装飾絵付け方法に関する。具体的には、盆、重
箱、手箱、硯箱、衝立、その他大小の家具等の工芸品に
簡単に、かつ、天然の葉などを天然の色のまま貼り付け
ることによって、絵筆で書く以上に自然の美を再現する
漆塗り様天然装飾絵付け方法に関するものである。
得られなかった天然模様の漆器に似た外観を呈する漆塗
り様天然装飾絵付け方法に関する。具体的には、盆、重
箱、手箱、硯箱、衝立、その他大小の家具等の工芸品に
簡単に、かつ、天然の葉などを天然の色のまま貼り付け
ることによって、絵筆で書く以上に自然の美を再現する
漆塗り様天然装飾絵付け方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】漆塗り絵付けにおいて、自然(天然)で得
られる草花、紅葉したもみじ等を人為的に描く手法が古
来より行われてきた。しかし、天然の色彩、模様等の外
観に近づける努力がなされたにも拘わらず、忠実な模写
には限界があった。天然に近い模写を可能にした例とし
ては、特公昭56-49757号に提案された技術が存在する。
この技術は漆層の表面に木の葉、葉脈等の天然薄型板を
水溶性糊料で貼着し、全面に地色漆層を重ね塗りした
後、水研ぎによって前記薄型板を剥離除去し、それによ
って生じた凹部へ色漆を塗り込むことによって、天然に
近い模様を付与している。この技術によると、葉、花等
の外形と葉脈等のほぼ忠実な転写が可能で、一見天然の
素材に近い絵柄が得られている。しかし、色漆による再
現であるから、やはり忠実な模写には限界があった。
られる草花、紅葉したもみじ等を人為的に描く手法が古
来より行われてきた。しかし、天然の色彩、模様等の外
観に近づける努力がなされたにも拘わらず、忠実な模写
には限界があった。天然に近い模写を可能にした例とし
ては、特公昭56-49757号に提案された技術が存在する。
この技術は漆層の表面に木の葉、葉脈等の天然薄型板を
水溶性糊料で貼着し、全面に地色漆層を重ね塗りした
後、水研ぎによって前記薄型板を剥離除去し、それによ
って生じた凹部へ色漆を塗り込むことによって、天然に
近い模様を付与している。この技術によると、葉、花等
の外形と葉脈等のほぼ忠実な転写が可能で、一見天然の
素材に近い絵柄が得られている。しかし、色漆による再
現であるから、やはり忠実な模写には限界があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】天然の素材を用いて絵
柄を漆塗りのような態様に再現することは困難である。
なぜならば、天然素材の色合いを色漆や顔料、染料等で
再現することに限界があるからである。そこで、本発明
者は、例えば紅葉したもみじの例にみられるように百種
にも及ぶとされている色彩をもつ天然素材そのものに着
目し、そのまま利用して絵柄とすることを検討した。す
なわち、出来上がった製品に天然品から色変化のない状
態で紅葉、各種草花を素地上に保持させることを検討し
た。
柄を漆塗りのような態様に再現することは困難である。
なぜならば、天然素材の色合いを色漆や顔料、染料等で
再現することに限界があるからである。そこで、本発明
者は、例えば紅葉したもみじの例にみられるように百種
にも及ぶとされている色彩をもつ天然素材そのものに着
目し、そのまま利用して絵柄とすることを検討した。す
なわち、出来上がった製品に天然品から色変化のない状
態で紅葉、各種草花を素地上に保持させることを検討し
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を検討した結
果、絵付けの態様に応じて調整された素地面に、色彩変
化のほとんどない状態に維持したもみじ等の天然素材を
貼着し、その上部をウレタン系樹脂で一体仕上げするこ
とを特徴とする漆塗り様天然装飾絵付け方法とした。素
地面を絵付けの態様に応じて調整したとは、全体の基調
を黒とする場合には素地面を黒にするといった、模様を
取りまく部分の調整具合をいう。また、天然素材を色彩
変化のほとんどない状態に維持するとは、自然に存在し
ているままの色具合、形状等の外観状態を維持すること
をいい、そのための手段の一例を示すと、空気を遮断し
た状態で形状を保持させるように紙と紙の間に挟むと
か、瞬間冷凍するなどである。また、酸素を含まないゾ
ル状の合成樹脂中に浸漬することも考えられる。ここに
用いる各種素地としては、木材のほか、金属、合成樹
脂、陶磁器などを例示することができる。また、自然の
素材(天然素材)を使用する前に脱色や着色しておくと、
更に多様な絵付けが可能となる。
果、絵付けの態様に応じて調整された素地面に、色彩変
化のほとんどない状態に維持したもみじ等の天然素材を
貼着し、その上部をウレタン系樹脂で一体仕上げするこ
とを特徴とする漆塗り様天然装飾絵付け方法とした。素
地面を絵付けの態様に応じて調整したとは、全体の基調
を黒とする場合には素地面を黒にするといった、模様を
取りまく部分の調整具合をいう。また、天然素材を色彩
変化のほとんどない状態に維持するとは、自然に存在し
ているままの色具合、形状等の外観状態を維持すること
をいい、そのための手段の一例を示すと、空気を遮断し
た状態で形状を保持させるように紙と紙の間に挟むと
か、瞬間冷凍するなどである。また、酸素を含まないゾ
ル状の合成樹脂中に浸漬することも考えられる。ここに
用いる各種素地としては、木材のほか、金属、合成樹
脂、陶磁器などを例示することができる。また、自然の
素材(天然素材)を使用する前に脱色や着色しておくと、
更に多様な絵付けが可能となる。
【0005】天然素材を素地上に接着する樹脂として
は、有機質(植物)がほとんどの天然素材が素地上で浮き
上がるのを防止すると共に、ウレタン系樹脂で一体仕上
げするに際して有機質(植物)の天然素材が素地上で浮き
上がるのを防止するために、有機質に結合し易い官能基
を有するウレタン系樹脂が好ましい結果をもたらしてい
る。ウレタン系樹脂は天然素材を退色や変色から保護す
るが、これはおそらく酸素非透過性によるものと考えら
れ、これによって被覆すると、天然素材を色彩変化のほ
とんどない状態に維持することができる。天然素材の接
着性能に優れることと、変色防止機能を発揮するウレタ
ン系樹脂塗料の使用が本発明の完成に大きく寄与したの
である。
は、有機質(植物)がほとんどの天然素材が素地上で浮き
上がるのを防止すると共に、ウレタン系樹脂で一体仕上
げするに際して有機質(植物)の天然素材が素地上で浮き
上がるのを防止するために、有機質に結合し易い官能基
を有するウレタン系樹脂が好ましい結果をもたらしてい
る。ウレタン系樹脂は天然素材を退色や変色から保護す
るが、これはおそらく酸素非透過性によるものと考えら
れ、これによって被覆すると、天然素材を色彩変化のほ
とんどない状態に維持することができる。天然素材の接
着性能に優れることと、変色防止機能を発揮するウレタ
ン系樹脂塗料の使用が本発明の完成に大きく寄与したの
である。
【0006】具体的には、との粉による研磨その他平滑
面形成手段を用い平滑に形成した素地面に、着色油性漆
塗料(カシュー、主として黒)、透明油性漆塗料(カシュ
ー)を順次塗布して乾燥させて得られた調整下地面に対
し、ウレタン系樹脂塗料を用いてもみじ等の天然素材を
貼着し、その上に天然の色彩を色止めするウレタン系樹
脂塗料を塗布することを特徴とする漆塗り様天然装飾絵
付け方法としたのである。
面形成手段を用い平滑に形成した素地面に、着色油性漆
塗料(カシュー、主として黒)、透明油性漆塗料(カシュ
ー)を順次塗布して乾燥させて得られた調整下地面に対
し、ウレタン系樹脂塗料を用いてもみじ等の天然素材を
貼着し、その上に天然の色彩を色止めするウレタン系樹
脂塗料を塗布することを特徴とする漆塗り様天然装飾絵
付け方法としたのである。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の漆塗り様天然装飾
絵付け方法を実施して得られた盆の平面図であり、図2
は要部縦断面図である。この絵付け方法は、まず、木材
を用いて箱形に形成されている素地1をサンドペーパ
ー、との粉によって研磨など、平滑面形成手段を用い平
滑に形成した。次に、この素地面に黒色の油性漆塗料
(カシュー、No.91、黒)を刷毛で下地2として塗布し
た。その上に、透明樹脂の油性漆塗料(カシュー、No.4
8、商品名ネオクリヤー)3を塗布して乾燥し調整下地面
とした。この調整下地面に対し、ウレタン系樹脂塗料
(商品名ライトレックス、一液型、大阪塗料工業(株)製)
4を用いて予め用意していた紅葉したもみじ5を配置よ
く貼着した。その上にもみじの天然の色彩を色止めする
ために前記ウレタン系樹脂塗料6を2回塗布した。表面
仕上げに油性漆塗料(商品名カシュー、カシュー(株)製)
7を2回塗布した。
絵付け方法を実施して得られた盆の平面図であり、図2
は要部縦断面図である。この絵付け方法は、まず、木材
を用いて箱形に形成されている素地1をサンドペーパ
ー、との粉によって研磨など、平滑面形成手段を用い平
滑に形成した。次に、この素地面に黒色の油性漆塗料
(カシュー、No.91、黒)を刷毛で下地2として塗布し
た。その上に、透明樹脂の油性漆塗料(カシュー、No.4
8、商品名ネオクリヤー)3を塗布して乾燥し調整下地面
とした。この調整下地面に対し、ウレタン系樹脂塗料
(商品名ライトレックス、一液型、大阪塗料工業(株)製)
4を用いて予め用意していた紅葉したもみじ5を配置よ
く貼着した。その上にもみじの天然の色彩を色止めする
ために前記ウレタン系樹脂塗料6を2回塗布した。表面
仕上げに油性漆塗料(商品名カシュー、カシュー(株)製)
7を2回塗布した。
【0008】
【発明の効果】本発明の漆塗り様天然装飾絵付け方法
は、用いた自然の葉等が永久にその色彩を保持し、手描
き以上に精巧な模様が高度な熟練を必要としないで各種
物品へ絵付けできる。特に、紅葉したもみじの葉は百種
類に近い色彩の変化があり、それをそのまま絵付けでき
ることと、その色の変化がないことの意義が大きい。ま
た、天然素材を使用する前に脱色や着色しておくと、更
に多様な絵付けが可能となる。
は、用いた自然の葉等が永久にその色彩を保持し、手描
き以上に精巧な模様が高度な熟練を必要としないで各種
物品へ絵付けできる。特に、紅葉したもみじの葉は百種
類に近い色彩の変化があり、それをそのまま絵付けでき
ることと、その色の変化がないことの意義が大きい。ま
た、天然素材を使用する前に脱色や着色しておくと、更
に多様な絵付けが可能となる。
【図1】本発明の漆塗り様天然装飾絵付け方法を実施し
て得られた盆の平面図である。
て得られた盆の平面図である。
【図2】本発明の漆塗り様天然装飾絵付け方法を実施し
て得られた盆の要部縦断面図である。
て得られた盆の要部縦断面図である。
1 素地 2 下地 3 透明樹脂 4 ウレタン系樹脂塗料 5 もみじ 6 ウレタン系樹脂塗料 7 油性漆塗料
Claims (2)
- 【請求項1】 絵付けの態様に応じて調整された素地面
に、色彩変化のほとんどない状態に維持した天然素材を
貼着し、その上部をウレタン系樹脂で一体仕上げするこ
とを特徴とする漆塗り様天然装飾絵付け方法。 - 【請求項2】 との粉による研磨その他平滑面形成手段
を用い平滑に形成した素地面に、着色油性漆塗料、透明
油性漆塗料を順次塗布して乾燥させて得られた調整下地
面に対し、ウレタン系樹脂塗料を用いて天然素材を貼着
し、その上に天然の色彩を色止めするウレタン系樹脂塗
料を塗布することを特徴とする漆塗り様天然装飾絵付け
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11043154A JP2000238498A (ja) | 1999-02-22 | 1999-02-22 | 漆塗り様天然装飾絵付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11043154A JP2000238498A (ja) | 1999-02-22 | 1999-02-22 | 漆塗り様天然装飾絵付け方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000238498A true JP2000238498A (ja) | 2000-09-05 |
Family
ID=12655947
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11043154A Pending JP2000238498A (ja) | 1999-02-22 | 1999-02-22 | 漆塗り様天然装飾絵付け方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000238498A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100800169B1 (ko) | 2006-05-29 | 2008-01-31 | 임근영 | 인쇄지가 부착된 상의 상판 제조방법 및 그에 따라 제조된 상의 상판 |
| JP7626485B2 (ja) | 2023-07-02 | 2025-02-04 | 卓馬 山崎 | 葉材を用いた意匠性構造部材 |
-
1999
- 1999-02-22 JP JP11043154A patent/JP2000238498A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100800169B1 (ko) | 2006-05-29 | 2008-01-31 | 임근영 | 인쇄지가 부착된 상의 상판 제조방법 및 그에 따라 제조된 상의 상판 |
| JP7626485B2 (ja) | 2023-07-02 | 2025-02-04 | 卓馬 山崎 | 葉材を用いた意匠性構造部材 |
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