JP2000239455A - ポリオレフィン組成物およびこのポリオレフィン組成物による成形物 - Google Patents
ポリオレフィン組成物およびこのポリオレフィン組成物による成形物Info
- Publication number
- JP2000239455A JP2000239455A JP11357917A JP35791799A JP2000239455A JP 2000239455 A JP2000239455 A JP 2000239455A JP 11357917 A JP11357917 A JP 11357917A JP 35791799 A JP35791799 A JP 35791799A JP 2000239455 A JP2000239455 A JP 2000239455A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- polyolefin composition
- polyolefin
- parts
- cellulose fiber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
との分散性が優れ、簡便に安定して製造でき、工業化可
能な、物性の安定したポリオレフィンとセルロース繊維
とからなるポリオレフィン組成物を提供すること。成形
性が優れ、成形時の不良品発生がほとんどなく、外観の
優れた成形物が得られるポリオレフィン組成物を提供す
ること。 【解決手段】 (1)セルロース繊維100重量
部、特定範囲の(2)よう素価50以上の油脂成分、
(3)シランカップリング剤、(4)ラジカル発生剤、
(5)ゴム成分、および、(6)ポリオレフィンとから
なるポリオレフィン組成物であり、ポリオレフィン組成
物がセルロース繊維を40〜60重量%含むことを特徴
とするポリオレフィン組成物およびこの成形物。
Description
レフィンとセルロース繊維とからなるポリオレフィン組
成物および、このポリオレフィン組成物からなる成形物
に関するものである。
なる組成物としては、特開昭57−185351号に
は、剛性、成形収縮等の物性、価格低減を目的として、
セルロース系充填剤とエチレン性二重結合を有する重合
性有機酸を加熱反応させることにより、セルロース表面
に単分子的超薄膜を形成し、かつエチレン性二重結合を
残留してセルロース表面の水酸基とエステル結合を有し
ている活性セルロース系充填剤と、この特定範囲の活性
セルロース系充填剤とポリオレフィンとを加熱混練した
ポリオレフィン組成物が開示されている。
及び衝撃強さを目的として、ポリオレフィン、セルロー
ス繊維及び不飽和オルガノシランを含む成形組成物であ
って、100℃で測定して1250MPaより高い引張
弾性モジュラス(E)を特徴とする成形物が開示されて
いる。
ロース繊維とからなる組成物は、ポリオレフィンとセル
ロース繊維とが均一に分散せず、得られる成形物は、機
械的特性などの物性安定性の良くないものであった。ま
た、ポリオレフィンとセルロース繊維との分散性をよく
するため、種々の検討が行われてきたが、いまだ工業化
にいたっていない。そのため、ポリオレフィンとセルロ
ース繊維との分散性が優れ、簡便に安定して製造でき、
工業化可能な、物性の安定したポリオレフィンとセルロ
ース繊維とからなる組成物およびこの組成物による成形
物が求められていた。
ース繊維100重量部、(2)よう素価50以上の油脂
成分0.1〜5重量部、(3)シランカップリング剤
0.5〜5重量部、(4)ラジカル発生剤がセルロース
繊維100重量部に対して4×10-5〜1.5×10-3
モル、および、(5)ゴム成分0〜10重量部、およ
び、(6)ポリオレフィンとからなるポリオレフィン組
成物であり、ポリオレフィン組成物がセルロース繊維を
10〜60重量%含むことを特徴とするポリオレフィン
組成物に関する。
変動係数が10%以下であることを特徴とするポリオレ
フィン組成物に関する。
ン組成物による成形物に関する。
は、(1)セルロース繊維100重量部、(2)よう素
価50以上、好ましくは55以上、さらに好ましくは6
0以上、特に好ましくは70以上の油脂成分0.5重量
部、好ましくは0.55重量部、さらに好ましくは0.
60重量部、特に好ましくは0.65重量部〜5重量
部、好ましくは4重量部、さらに好ましくは3重量部、
特に好ましくは2重量部、(3)シランカップリング剤
0.5重量部、好ましくは0.55重量部、さらに好ま
しくは0.60重量部、特に好ましくは0.65重量部
〜5重量部、好ましくは4重量部、さらに好ましくは3
重量部、特に好ましくは2重量部、(4)ラジカル発生
剤がセルロース繊維100重量部に対して4×10-5、
好ましくは4.2×10-5モル、さらに好ましくは4.
5×10-5モル、特に好ましくは5×10-5モル〜1.
5×10-3モル、好ましくは1×10-3モル、さらに好
ましくは5×10-4モル、特に好ましくは2×10-4モ
ル、(5)ゴム成分0〜10重量部、好ましくは0.0
1重量部、好ましくは0.06重量部、さらに好ましく
は0.1重量部、特に好ましくは0.5重量部〜8重量
部、好ましくは6重量部、さらに好ましくは5重量部、
特に好ましくは3重量部、および、(6)ポリオレフィ
ンとからなるポリオレフィン組成物であり、ポリオレフ
ィン組成物がセルロース繊維を10重量%、好ましくは
15重量%、好ましくは20重量%、好ましくは25重
量%、好ましくは30重量%、好ましくは35重量%、
好ましくは40重量%、さらに好ましくは45重量%、
特に好ましくは48重量%、特に好ましくは49重量%
〜60重量%、好ましくは58重量%、さらに好ましく
は55重量%、特に好ましく53重量%は含むことを特
徴とするポリオレフィン組成物である。
セルロース繊維100重量部、(2)よう素価下限値5
0から選択される範囲かつ炭素数下限値11から選択さ
れる範囲の油脂成分下限値0.5重量部から上限値5重
量部の選択される範囲、(3)シランカップリング剤下
限値0.5重量部から上限値5重量部の選択される範
囲、(4)ラジカル発生剤がセルロース繊維100重量
部に対して下限値4×10-5モルから上限値1.5×1
0-3モルの選択される範囲、(5)ゴム成分が入らない
かおよび/または、上限値として10重量部の選択され
る範囲、および、(6)ポリオレフィンとからなるポリ
オレフィン組成物であり、ポリオレフィン組成物がセル
ロース繊維を下限値10重量%から上限値60重量%の
選択される範囲で含むことを特徴とするポリオレフィン
組成物である。
度の変動係数が10%以下、さらに好ましくは7%以
下、特に好ましくは5%以下または、曲げ強度の変動係
数が上限値を10%として選択される範囲の組成物を安
定して、得ることができる。本発明のポリオレフィン組
成物は、曲げ強度の変動係数が、下限値として0.01
%以上、さらに、0.1%以上、特に0.5%以上で1
0%以下、さらに好ましくは7%以下、特に好ましくは
5%以下の組成物が安定して得られるために好ましい。
本発明のポリオレフィン組成物の曲げ強度の変動係数が
上記範囲内では、セルロース繊維とポリオレフィンの分
散性が優れている。そのため、成形品の品質が安定し、
成形品表面に斑点や斑模様などが認めにくくなるため好
ましい。
度が30MPa以上、さらに33MPa以上、さらに3
5MPa以上、さらに37MPa以上、特に40MPa
以上、または、曲げ強度が下限値を30MPa、さらに
33MPaとして選択される範囲が好ましい。
オレフィン組成物に臭いが発生したり、加工、成形時に
油脂成分がポリオレフィン組成物やこの成形物よりブリ
ードアウトすることがないため、好ましい。
する天然セルロース繊維や人造セルロース繊維などの繊
維である。天然セルロース繊維としては種子毛繊維、ジ
ン皮繊維、葉繊維、木材繊維などが挙げられ、人造セル
ロース繊維としては再生セルロース繊維、半合成繊維な
どを挙げることができる。特に、セルロース繊維は、天
然セルロース繊維が好ましい。
主成分である紙、古紙、木粉、麻、コットン、木材など
から製造されるもの、例えば、KCフロック、紙粉など
が好ましい。セルロース繊維の形状には特に限定はない
が、加工性、取り扱い性、ポリエチレンなどのポリオレ
フィンとの相溶性、および成形品の強度を考慮した場合
には直径が5μm〜80μm、繊維長が0.05〜5.
0mm、平均繊維長が0.1〜3mmのものが好まし
い。
リオレフィン組成物による成形時に、水分が発泡して成
形体の表面を荒らしたり、成形時に樹脂の劣化を促進す
るので、上限値として10重量%が好ましい。
く、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチ
レン(HDPE)、エチレン−α−オレフィン共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−塩化ビ
ニル共重合体などポリエチレン類、ポリプロピレン(P
P)、プロピレン−α−オレフィン共重合体などのポリ
プロピレン類、ポリ−1−ブテン、ポリ−4−メチル−
1−ペンテンなどのポリペンテン類およびこれらの混合
物を用いることが出来る。ポリオレフィンは、メタロセ
ン触媒などのシングルサイト触媒より製造された樹脂を
用いることが出来る。ポリオレフィンは、結晶性ポリオ
レフィンを含むポリオレフィン、さらに、結晶性ポリオ
レフィンとゴム成分からなるポリオレフィン、特にポリ
エチレン類を含む結晶性ポリオレフィンとゴム成分から
なるポリオレフィンが好ましい。
970、メルトフローレート(MI:190℃)0.
1、さらに0.2、特に0.3〜50、さらに20、特
に15の高密度ポリエチレン(HDPE)、密度0.8
90、さらに0.900、特に0.905〜0.95
0、さらに0.945、特に0.940、メルトフロー
レート(MI:190℃)0.1、さらに0.2、特に
0.5〜50、さらに20、さらに15の低密度ポリエ
チレンやエチレン−α−オレフィン共重合体、密度0.
910〜0.940のイソタクチックポリプロピレン
(PP)、密度0.880〜0.910のシンジオタク
チックポリプロピレン(PP)、プロピレン−α−オレ
フィン共重合体などのメルトフローレート(MI:23
0℃)0.1、さらに0.2、特に0.5〜50、さら
に20、さらに15のポリプロピレン類、または、これ
らの混合物を5重量部以上30重量部未満、好ましくは
5〜25重量部、さらに好ましくは10〜25重量部、
特に好ましくは10〜20重量部、または、下限値5重
量部から上限値30重量部未満の選択される範囲で含む
ポリオレフィンを用いることが好ましい。[メルトフロ
ーレート(MI):JIS K7210に準拠して、メ
ルトインデクサーを用いて、190℃又は230℃にお
ける2.16Kg荷重での10分間にストランド状に押
し出される樹脂の重量]
プレンゴム(IR)、スチレン−ブタジエンゴム(SB
R)、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、
エチレン−プロピレン−ジエンターポリマー(EPD
M)、クロロプレン(CR)、ハロブチルゴム(XII
R)、ブチルゴム(IIR)などのゴム成分およびこれ
らの混合物が好ましい。特に、ゴム成分は、エチレン−
プロピレン−ジエンターポリマー(EPDM)が好まし
い。
ン組成物より得られる成形品の耐衝撃強度が向上するた
め好ましく用いることができる。特に、ポリオレフィン
としてポリプロピレンを用いる場合、ゴム成分およびポ
リプロピレンとを含むポリオレフィン組成物では、得ら
れる成形品の耐衝撃強度が向上するため好ましい。
(ヨウ素価170〜204)、綿実油(ヨウ素価99〜
113)、オリーブ油(ヨウ素価79〜90)、トウモ
ロコシ油(ヨウ素価109〜133)、菜種油(ヨウ素
価97〜107)、豚脂(ヨウ素価53〜77)などの
動植物性の天然油脂、リノール酸、オレイン酸などのヨ
ウ素価50以上の脂肪酸を用いることが出来る。これら
は、単独あるいは2種以上の混合物として用いることが
出来る。特に、ヨウ素価50以上の油脂成分は、炭素数
6以上、さらに炭素数8以上、特に炭素数11以上かつ
ヨウ素価50以上の脂肪酸、および/または、ヨウ素価
50以上の動植物性の天然油脂が好ましい。植物性の天
然油脂は、価格が低く容易に入手する事が出来、製品コ
ストを下げることが出来るために好ましく用いることが
出来る。特に、ヨウ素価が、50〜150、好ましくは
50〜140、さらに好ましくは60〜140の植物性
の天然油脂、例えば、綿実油(ヨウ素価99〜11
3)、オリーブ油(ヨウ素価79〜90)、トウモロコ
シ油(ヨウ素価109〜133)、菜種油(ヨウ素価9
7〜107)などを用いることにより、得られるポリオ
レフィン組成物は、臭いがない又は、極わずかな臭いし
かない。天然油脂のヨウ素価は、化学大事典(昭和46
年2月5日発行縮刷版第11刷、発行所:共立出版)を
参考にした。
らに好ましくは一般式(2)で示されるシラン化合物を
用いることが出来る。
基、ビニル基、アルケニル基、γ−アクリロイルオキシ
プロピル基、6−アクリロイルオキシヘキシルトリエト
キシ基、エチニル基、2−プロピニル基、アミノ基、メ
ルカプト基又はエポキシ基を示し、R2,R3,R4は、
メトキシ基、エトキシ基、2−メトキシエトキシ基、メ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル
基、オクチル基、シクロヘキシル基、アセトキシ基、ベ
ンジル基または、フェニル基を示す。
が、R2,R3,R4は、メトキシ基、エトキシ基、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、
オクチル基、シクロヘキシル基、ベンジル基または、フ
ェニル基)
ば、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、
ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(2−メトキ
シエトキシ)シラン、N−(2−アミノエチル)3−ア
ミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(2−アミ
ノエチル)3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3
−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−グルシドキ
シプロピルトリメトキシシラン、3−グルシドキシプロ
ピルメチルジメトキシシラン、2−(3,4−エポキシ
シクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3−クロ
ロプロピルメチルジメトキシシラン、3−クロロプロピ
ルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルト
リメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキ
シシラン等を挙げることができる。
ゾ型などの分解型ラジカル発生剤、過酸化型ラジカル発
生剤などを用いることができる。ラジカル発生剤とし
て、例えば、ジクミルパーオキサイド、ベンゾイルパー
オキサイド、tert−ブチルベンゾエート、ジ−te
rt−ブチルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,
5−ジ(tert−ブチルパーオキシ)ヘキサン、te
rt−ブチルヒドロパーオキサイド、α,α’−ジ(t
ert−ブチルパーオキシ)ジイソプロピルベンゼン、
イソプロピルパーカーボネート、過硫酸アンモニウムな
どの過硫酸化合物、ジブチル錫オキサイドなどの四価錫
化合物などを挙げることが出来、これらのうち1種また
は2種以上の組み合わせて使用することができる。
成形物は、用途に応じて、高級脂肪族アミド、金属せっ
けん、グリセリンエステル等の滑剤、天然シリカ、合成
シリカ、タルク、珪藻土等のアンチカレンダータッキン
グ剤、フェノール系、りん系、BHT等の酸化防止剤、
ベンゾフェノン、ベンゾトリアゾール、HALS等の紫
外線吸収剤、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウ
ム、りん系、ハロゲン系等の難燃剤、セルロース繊維を
除くシリカ、炭酸カルシウム、マイカ、カーボンブラッ
ク等の無機・有機充填剤、アゾ系、フタロシアニン系、
キナクリドン系、酸化鉄、群青等の顔料、帯電防止剤、
界面活性剤、抗菌剤などを添加することができる。
成形物は、用途に応じて、上記のポリオレフィンおよび
ゴム成分を除く他のポリマー成分を目的に応じて添加す
ることができる。
一般に公知の各種混合機、例えば、例えば、混合槽中で
平板型、プロペラ型、ファウドラー型等の攪拌羽根を回
転させる構造の一般的ミキサー、混合槽中で攪拌ボール
を流動させる構造のボールミル、擂潰機、シェイカーな
どを用いることができる。各種混合機としては、一般の
各種粉体混合機が使用可能であるが、特にヘンシェルミ
キサー、シューラー、リボンブレンダー、ブラベンダー
などの高効率混合機、単軸、二軸などの押出機を用いて
製造することが出来る
例えば、(1)セルロース繊維100重量部、よう素価
50以上かつ炭素数11以上の脂肪酸0.5〜5重量部
および、シランカップリング剤0.5〜5重量部とを加
熱混練した混練物Aを製造する工程、(2)混練物Aと
ゴム成分0〜10重量部、高密度ポリエチレンなどのポ
リオレフィン5〜30重量部およびラジカル発生剤4×
10-5〜1.5×10-3モル/セルロース繊維100重
量部とを加熱混練した混練物Bを製造する工程、(3)
混練物Bと残りのポリオレフィンとを二軸押出機などで
混練してポリオレフィン組成物を製造する工程の3工程
で行うことが分散性が優れ、均質な物が得られるために
好ましい。
形性を有しているので、適宜の条件下でのカレンダー成
形、射出成形、押出成形、注型成形、圧延成形、圧縮成
形などの任意の加工方法による加工が可能であり、例え
ば、フィルム、シート、容器、ペレット、各種部品、部
材などの食品用、建築用、自動車用、日用雑貨用などの
成形物を製造できる。
ース繊維の分散が優れているため、得られる成形物は、
セルロース繊維の分散が優れた成形物が得られる。
ウ素価が、50〜150、好ましくは50〜140、さ
らに好ましくは60〜140の植物性の天然油脂、例え
ば、綿実油(ヨウ素価99〜113)、オリーブ油(ヨ
ウ素価79〜90)、トウモロコシ油(ヨウ素価109
〜133)、菜種油(ヨウ素価97〜107)などを用
いた場合、この組成物より得られる成形物は、臭いがな
い又は極わずかな臭いしかない。
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
−30A型(ファナック製))を用いて、バレル温度1
80℃、金型温度60℃の成形条件で、12.7×12
7×3.2mmに成形した試料を用いた。
評価用試料を用いて、テンシロンUCT−5T型を用
い、ASTM D−790に準拠して行った。測定は、
試料長(スパン)50mm、試験速度1.3mm/分、
23℃の条件で行い、測定は、測定試料を30個用い、
30回行った。 (1)曲げ強度(MPa)、曲げ弾性率(MPa):3
0回の測定値の平均値とした。 (2)曲げ強度の変動係数(%):30回の測定値から
得られる曲げ強度の標準偏差を曲げ強度の平均値で除
し、100倍した値(百分率)を曲げ強度の変動係数と
した。
観察した。 (3)繊維の分散性:目視で観察した。 良好:試料の表面にセルロース繊維の分散不良による白
い部分がほとんど認められない。 不良:試料の表面にセルロース繊維の分散不良による白
い部分が多数認められる。
工程で製造した。 ・工程1 セルロース繊維(KCフロック:W−100(日本製紙
製)、平均繊維長0.15mm)100重量部、アマニ
油1重量部、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシ
シラン(KBM503:信越化学製)1重量部をヘンシ
ェルミキサーにて120℃、回転速度1350rpmで
10分間混合し、混練物A−aを製造した。
京葉ポリマー製)10重量部、EPDM(EP22:J
SR製)2重量部、ベンゾイルパーオキサイド(BP
O)0.04重量部を、130℃に加熱したバンバリー
ミキサーに投入し、回転数155rpmで10分間混練
し、混練物B−aを製造した。混練物B−aの形状は、
平均サイズ1mm以下の微細な顆粒状であつた。ベンゾ
イルパーオキサイド(BPO)0.04重量部は、1.
65×10-4モル/セルロース繊維100重量部であ
る。
葉ポリマー製)81重量部とを二軸押出機で混練し、セ
ルロース繊維含有量51重量%のポリオレフィン組成物
をペレット形状で得た。
示した。
(M3800:京葉ポリマー製)を20重量部に、工程
3でHDPE(M6900:京葉ポリマー製)を72重
量部にした以外は、実施例1と同様に工程1から工程3
の3工程で、ポリオレフィン組成物を製造した。ポリオ
レフィン組成物の機械的特性および繊維の分散性を評価
し、結果を表1に示した。
0.02重量部にした以外は、実施例1と同様に工程1
から工程3の3工程で、ポリオレフィン組成物を製造し
た。ポリオレフィン組成物の機械的特性および繊維の分
散性を評価し、結果を表1に示した。ベンゾイルパーオ
キサイド(BPO)0.02重量部は、0.83×10
-4モル/セルロース繊維100重量部である。
を0.5重量部にした以外は、実施例1と同様に工程1
から工程3の3工程で、ポリオレフィン組成物を製造し
た。ポリオレフィン組成物の機械的特性および繊維の分
散性を評価し、結果を表1に示した。ベンゾイルパーオ
キサイド(BPO)0.5重量部は、20.6×10-4
モル/セルロース繊維100重量部である。
を使用しない以外は、実施例1と同様に工程1から工程
3の3工程で、ポリオレフィン組成物を製造した。ポリ
オレフィン組成物の機械的特性および繊維の分散性を評
価し、結果を表1に示した。
Eの代わりにポリプロピレン(PP:J105(グラン
ドポリマー製))81重量部を用いた以外は、実施例1
と同様に工程1から工程3の3工程で、ポリオレフィン
組成物を製造した。ポリオレフィン組成物の機械的特性
および繊維の分散性を評価し、結果を表1に示した。
ース繊維をKCフロックの代わりに紙粉(上質クラフト
紙を乾式解繊したもの、平均繊維長0.85mm)10
0重量部を用い、実施例4の工程1で、アマニ油を2重
量部用いた以外は、実施例4と同様に工程1から工程3
の3工程で、ポリオレフィン組成物を製造した。ポリオ
レフィン組成物の機械的特性および繊維の分散性を評価
し、結果を表1に示した。
油の代わりに綿実油1重量部を用いた以外は、実施例1
と同様に工程1から工程3の3工程で、ポリオレフィン
組成物を製造した。ポリオレフィン組成物の機械的特性
および繊維の分散性を評価し、結果を表1に示した。得
られたポリオレフィン組成物は、臭いがほとんどなかっ
た。
油の代わりにオリーブ油1重量部を用いた以外は、実施
例1と同様に工程1から工程3の3工程で、ポリオレフ
ィン組成物を製造した。ポリオレフィン組成物の機械的
特性および繊維の分散性を評価し、結果を表1に示し
た。得られたポリオレフィン組成物は、臭いがほとんど
なかった。
油の代わりにオリーブ油1重量部を用いた以外は、実施
例4と同様に工程1から工程3の3工程で、ポリオレフ
ィン組成物を製造した。ポリオレフィン組成物の機械的
特性および繊維の分散性を評価し、結果を表1に示し
た。得られたポリオレフィン組成物は、臭いがほとんど
なかった。
油の代わりにパーム油(ヨウソ価 15)1重量部を用
いた以外は、実施例1と同様に工程1から工程3の3工
程で、ポリオレフィン組成物を製造した。ポリオレフィ
ン組成物の機械的特性および繊維の分散性を評価し、結
果を表1に示した。
油の代わりにステアリン酸(ヨウソ価 5.5〜7)1
重量部を用いた以外は、実施例1と同様に工程1から工
程3の3工程で、ポリオレフィン組成物を製造した。ポ
リオレフィン組成物の機械的特性および繊維の分散性を
評価し、結果を表1に示した。
成形により大きさ高さが約10cm、厚みが約1mmの
カップ状容器を成形した。成形性は、すべて良好で、成
形不良は、認められなかった。得られた成形物表面のセ
ルロース繊維分散性を目視で観察した。成形物表面にセ
ルロース繊維の固まりがほどんと認められなく良好であ
った。実施例14、15及び16で得られた成形物は、
臭いがほとんどなかった。特に、実施例15及び16で
得られた成形物は、実施例14で得られた成形物よりさ
らに臭いがなかった。
ス成形により厚さ約0.5mmのシートを成形した。成
形性は、すべて良好で、成形不良は、認められなかっ
た。得られたシート状成形物のセルロース繊維分散を目
視で観察した。シート表面にセルロース繊維の固まりが
ほどんと認められなく良好であった。実施例22、23
及び24で得られた成形物は、臭いがほとんどなかっ
た。特に、実施例23及び24で得られた成形物は、実
施例22で得られた成形物よりさらに臭いがなかった。
オレフィンとセルロース繊維との分散性が優れ、簡便に
安定して製造でき、工業化可能な、物性の安定したポリ
オレフィンとセルロース繊維とからなるポリオレフィン
組成物である。本発明のポリオレフィン組成物は、成形
性が優れ、成形時の不良品発生がほとんどなく、物性の
安定した、外観の優れた成形物が得られる。
形物は、ポリオレフィンとセルロース繊維との分散性が
優れ、物性が安定し、外観の優れた成形物である。
Claims (3)
- 【請求項1】(1)セルロース繊維100重量部、
(2)よう素価50以上の油脂成分0.1〜5重量部、
(3)シランカップリング剤0.5〜5重量部、(4)
ラジカル発生剤がセルロース繊維100重量部に対して
4×10-5〜1.5×10-3モル、(5)ゴム成分0〜
10重量部、および、(6)ポリオレフィンとからなる
ポリオレフィン組成物であり、ポリオレフィン組成物が
セルロース繊維を10〜60重量%含むことを特徴とす
るポリオレフィン組成物。 - 【請求項2】曲げ強度の変動係数が10%以下であるこ
とを特徴とする請求項1記載のポリオレフィン組成物。 - 【請求項3】請求項1〜2記載のポリオレフィン組成物
による成形物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11357917A JP2000239455A (ja) | 1998-12-22 | 1999-12-16 | ポリオレフィン組成物およびこのポリオレフィン組成物による成形物 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10-364040 | 1998-12-22 | ||
| JP36404098 | 1998-12-22 | ||
| JP11357917A JP2000239455A (ja) | 1998-12-22 | 1999-12-16 | ポリオレフィン組成物およびこのポリオレフィン組成物による成形物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000239455A true JP2000239455A (ja) | 2000-09-05 |
Family
ID=26580691
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11357917A Pending JP2000239455A (ja) | 1998-12-22 | 1999-12-16 | ポリオレフィン組成物およびこのポリオレフィン組成物による成形物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000239455A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008266630A (ja) * | 2007-03-26 | 2008-11-06 | Kyoto Univ | 表面改質ミクロフィブリル化セルロース及びこれを含有してなる複合化樹脂 |
| JP2009530462A (ja) * | 2006-03-22 | 2009-08-27 | コンサート ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 繊維強化熱可塑性樹脂 |
| JP2019014864A (ja) * | 2016-12-28 | 2019-01-31 | 旭化成株式会社 | セルロースを含む樹脂組成物 |
| JPWO2023176452A1 (ja) * | 2022-03-14 | 2023-09-21 |
-
1999
- 1999-12-16 JP JP11357917A patent/JP2000239455A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009530462A (ja) * | 2006-03-22 | 2009-08-27 | コンサート ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 繊維強化熱可塑性樹脂 |
| US8530548B2 (en) | 2006-03-22 | 2013-09-10 | Glatfelter Falkenhagen Gmbh | Fibre-reinforced thermoplastic material |
| JP2008266630A (ja) * | 2007-03-26 | 2008-11-06 | Kyoto Univ | 表面改質ミクロフィブリル化セルロース及びこれを含有してなる複合化樹脂 |
| JP2019014864A (ja) * | 2016-12-28 | 2019-01-31 | 旭化成株式会社 | セルロースを含む樹脂組成物 |
| JPWO2023176452A1 (ja) * | 2022-03-14 | 2023-09-21 | ||
| WO2023176452A1 (ja) * | 2022-03-14 | 2023-09-21 | 古河電気工業株式会社 | マスターバッチ |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP3438208B1 (en) | Thermoplastic resin composition, cellulose-reinforced thermoplastic resin composition, method for producing cellulose-reinforced thermoplastic resin composition, cellulose-reinforced resin molded article, and method for producing cellulose-reinforced resin molded article | |
| CN1153518C (zh) | 制备可降解薄壁模塑物的方法 | |
| RU2437894C2 (ru) | Связующие агенты для наполненных натуральными волокнами полиолефинов и их композиций | |
| US9012548B2 (en) | Polypropylene resin composition, polyolefin resin composition containing polypropylene resin composition, and molded article of polyolefin resin composition | |
| US10961385B2 (en) | Bioplastic composition comprising biomass as a component and a production process | |
| JPWO2011004885A1 (ja) | ポリ乳酸系樹脂組成物及び成形体 | |
| JPS59130377A (ja) | セルロ−ス質充填剤充填エチレン共重合体から成る革状製品 | |
| EP0008143A1 (fr) | Procédé pour la préparation d'objets à partir de compositions contenant du polyéthylène modifié par des monomères polaires et des fibres cellulosiques | |
| JP6022208B2 (ja) | ポリプロピレン系樹脂組成物並びに該組成物を含有するポリオレフィン系樹脂組成物及びその成形品 | |
| US5164432A (en) | Moulding compositions comprising polyolefins and cellulose fibres, process for their manufacture and objects wrought from these compositions | |
| JP7097521B1 (ja) | セルロース繊維強化熱可塑性樹脂成形体及びその製造方法 | |
| US11820883B2 (en) | Resin formed body and resin composition | |
| JP2000264975A (ja) | セルロース繊維添加用マスターバッチ | |
| JP7748875B2 (ja) | セルロース繊維強化樹脂成形体及びその製造方法 | |
| JPH11217468A (ja) | 樹脂組成物の成形方法 | |
| CN1202150C (zh) | 一种接枝聚合物及含有这种接枝聚合物的木塑材料及制备方法 | |
| JP2005089535A (ja) | 複合樹脂組成体及びその製造方法 | |
| TWI870813B (zh) | 纖維素纖維強化樹脂複合體、纖維素纖維強化樹脂複合體之製造方法、及纖維素纖維強化樹脂成形體 | |
| JPH11158294A (ja) | 成形体の製造方法 | |
| JP4159182B2 (ja) | 異型押出成形用樹脂組成物 | |
| JP4088091B2 (ja) | 木質繊維物質含有樹脂組成物 | |
| JPH11140333A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
| JPH03269036A (ja) | 射出成形用ポリオレフィン樹脂組成物 | |
| EP4680657A1 (en) | Crosslinkable elastomeric compositions including sustainable content, articles made therefrom, and methods of making the same | |
| KR20250121416A (ko) | 폴리올레핀 조성물, 실란 가교성 성형체, 그리고, 실란 가교 성형체 및 그 사용 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050818 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070920 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071009 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071203 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080325 |