JP2000239635A - 接着剤 - Google Patents
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Abstract
れるポリ塩化ビニル代替材料を接着した場合に、各種の
滅菌方法に対して接着力が低下せず、また簡便に使用す
ることができる接着剤を提供する。 【解決手段】 芳香族ビニル化合物単位からなる重合体
ブロック(A)および共役ジエン単位からなる重合体ブ
ロック(B)からなり、芳香族ビニル化合物単位の含有
量が5〜40重量%であるブロック共重合体並びにその
水素添加物から選ばれる少なくとも1種を有機溶媒に溶
解してなる溶液からなる接着剤により上記の課題が解決
される。
Description
本発明の接着剤は、樹脂に対する接着性に優れ、滅菌操
作を施しても接着力が低下しないことから、特に医療用
具、衛生材料、医療用品に用いる接着剤として有用であ
る。
途、一般家庭用途のみならず、医療・福祉用途にも広く
使用されており、特にディスポーザブル医療用具である
血液バッグ、血液チューブ、輸液バッグ、輸液チュー
ブ、血液回路、カテーテル等の大部分がポリ塩化ビニル
を用いて製造されている。しかしながら、ポリ塩化ビニ
ルはジオクチルフタレート等の可塑剤が比較的多量に添
加されており、血液または輸液剤への可塑剤の溶出とい
う問題が医療用具の安全性の面から指摘されている。
ィスポーザブル化が進められており、使用後にこれらの
医療用具を焼却処分しなければならないことが法的に義
務づけられている。ポリ塩化ビニルは、充分な酸素を供
給しかつ850〜900℃の温度で燃やすと最終的に二
酸化炭素、水および塩化水素になり、ダイオキシン等の
有毒塩素系物質をほとんど発生しなくなることが知られ
ているが、高温に耐え得る焼却炉の不足、ダイオキシン
処理装置の不足等の理由から、ダイオキシンや他の有毒
塩素系物質による環境汚染の問題が生じている。
のこと、医療用途の素材としてポリ塩化ビニルを代替す
る他の材料の開発が鋭意検討されており、エチレンビニ
ルアルコール共重合体(EVA)、ポリプロピレン(P
P)、熱可塑性エラストマー(TPE)等の塩素を含ま
ない樹脂が実用化されつつある。
途に使用する場合、ポリ塩化ビニルと同等の可撓性、透
明性、耐薬品性、耐摩耗性、血液適合性、接着性が要求
される。特に材料の接着性が不良の場合は、血液漏れ、
輸液漏れ、空気混入、感染など、時として致命的な事故
に繋がり、医療用具の信頼性を大きく左右することか
ら、ポリ塩化ビニル代替材料を良好に接着する接着剤の
開発が望まれている。
所謂「瞬間接着剤」などは、接着する樹脂の種類によっ
ては充分な接着強度を示さない場合があり、たとえ接着
できたとしても医療用具の場合には、医療用具の製造後
に行う滅菌操作(エチレンオキサイドガス滅菌、オート
クレーブ滅菌、ガンマ線滅菌、電子線滅菌等)により接
着力が変化し、臨床に使用できない場合がある。
ホットメルト接着剤として用いられる(特開平2−15
3986号公報参照)。この接着剤は水や溶媒を含まな
いため、乾燥工程を必要としないが、樹脂を溶融して塗
布するための大掛かりなアプリケータと呼ばれる専用装
置が必要となる。
的は、血液バッグ、血液チューブ、輸液バッグ、輸液チ
ューブ、血液回路、カテーテル等の医療用具、生理用
品、紙おむつ等の衛生材料、手術用衣、病院用ディスポ
ーザブル・シーツ等の医療用品などに使用されるポリ塩
化ビニル代替材料を接着した場合に、各種の滅菌方法に
対して接着力が低下せず、また簡便に使用することがで
きる接着剤を提供することにある。
目的は、芳香族ビニル化合物単位からなる重合体ブロッ
ク(A)(以下、これを重合体ブロックAと称すること
がある)および共役ジエン単位からなる重合体ブロック
(B)(以下、これを重合体ブロックBと称することが
ある)からなり、芳香族ビニル化合物単位の含有量が5
〜40重量%であるブロック共重合体並びにその水素添
加物から選ばれる少なくとも1種を有機溶媒に溶解して
なる溶液からなる接着剤を提供することによって達成さ
れる。
重合体ブロックAは、芳香族ビニル化合物単位から構成
されている。かかる単位を誘導する芳香族ビニル化合物
としては、スチレン、α−メチルスチレン、1−ビニル
ナフタレン、3−メチルスチレン、4−プロピルスチレ
ン、4−シクロヘキシルスチレン、4−ドデシルスチレ
ン、2−エチル−4−ベンジルスチレン、4−(フェニ
ルブチル)スチレン等が挙げられ、入手の容易さおよび
経済性の観点から、スチレンが好ましい。
限されないが、2,500〜20,000の範囲内であ
るのが好ましい。
合物単位の含有量は、5〜40重量%の範囲内である。
ブロック共重合体における芳香族ビニル化合物単位の含
有量が5重量%未満の場合には、接着剤の接着力が不充
分となり、芳香族ビニル化合物単位の含有量が40重量
%を越えると、接着剤とした場合の粘度が高くなって接
着剤の塗工性が悪くなり、また接着力が不充分となる。
ロックBは、共役ジエン単位から構成されている。かか
る単位を誘導する共役ジエンとしては、イソプレン、ブ
タジエン、フラン、シクロペンタジエン等が挙げられ、
入手の容易さおよび経済性の観点から、イソプレン、ブ
タジエンが好ましい。
める観点から、1,2−結合と3,4−結合の含有量が
3モル%以上であるポリイソプレンブロック(b1)
(以下、これをポリイソプレンブロック(b1)と称す
ることがある)、イソプレン単位5〜95重量%とブタ
ジエン単位95〜5重量%からなり、1,2−結合と
3,4−結合の含有量が20モル%以上である重合体ブ
ロック(b2)(以下、これをイソプレン−ブタジエン
ブロック(b2)と称することがある)および1,2−
結合の含有量が35モル%以上であるポリブタジエンブ
ロック(b3)(以下、これをポリブタジエンブロック
(b3)と称することがある)からなる群から選ばれる
少なくとも1種の重合体ブロックが好ましい。
1,2−結合と3,4−結合の含有量(ビニル結合含有
量)は、3モル%以上であるのが好ましく、10モル%
以上であるのがより好ましく、40モル%以上であるの
がさらに好ましい。ポリイソプレンブロック(b1)に
おける1,2−結合と3,4−結合の含有量が3モル%
未満になると、接着力が低下する傾向がある。ポリイソ
プレンブロック(b1)の数平均分子量は特に制限され
ないが、10,000〜200,000の範囲内である
のが好ましい。
は、イソプレン単位5〜95重量%とブタジエン単位9
5〜5重量%からなり、該ブロックにおける1,2−結
合と3,4−結合の含有量(ビニル結合含有量)は20
モル%以上であるのが好ましく、40モル%以上である
のがより好ましい。イソプレン−ブタジエンブロック
(b2)の1,2−結合と3,4−結合の含有量が20
モル%未満になると、接着力が低下する傾向がある。イ
ソプレン−ブタジエンブロック(b2)におけるイソプ
レンとブタジエンの重合形態は特に制限されず、ランダ
ム、ブロック、テーパードなどいずれの形態であっても
よい。また、イソプレン−ブタジエンブロック(b2)
の数平均分子量は特に制限されないが、10,000〜
200,000の範囲内であるのが好ましい。
1,2−結合の含有量(ビニル結合含有量)は35モル
%以上であるのが好ましく、45モル%以上であるのが
より好ましく、60モル%以上であるのがさらに好まし
い。ポリブタジエンブロック(b3)における1,2−
結合の含有量が35モル%未満になると、ブロック共重
合体が結晶化して溶解性が低下し、接着力が低下する傾
向がある。ポリブタジエンブロック(b3)の数平均分
子量は特に制限されないが、10,000〜200,0
00の範囲内であるのが好ましい。
ブロックの結合様式は特に制限されず、線状、分岐状ま
たはこれらの任意の組み合せであってもよい。ブロック
共重合体の分子構造の具体例を示せば、A−(B−A)
n、(A−B)n(ここで、AおよびBはそれぞれ重合
体ブロックAおよび重合体ブロックBを表し、nは1以
上の整数である)などである。また、ブロック共重合体
としては、ジビニルベンゼン、スズ化合物またはシラン
化合物等をカップリング剤として得られる星型(例え
ば、[(A−B)mX]、ここでmは2以上の整数、X
はカップリング剤の残基を表す)であってもよい。
分子構造を有するものを単独で使用してもよいし、例え
ば、トリブロック型のものとジブロック型のものの混合
物などのように異なる分子構造のものを2種以上併用し
てもよい。かかるブロック共重合体の数平均分子量は、
30,000〜300,000の範囲内であるのが好ま
しい。
の(イ)〜(ハ)の方法などにより製造することができ
る。 (イ)アルキルリチウム化合物を開始剤として芳香族ビ
ニル化合物を重合した後、共役ジエン化合物および芳香
族ビニル化合物を逐次重合する方法。 (ロ)芳香族ビニル化合物、続いて共役ジエン化合物を
重合し、得られたブロック共重合体をカップリング剤を
用いてカップリングする方法。 (ハ)ジリチウム化合物を開始剤として共役ジエン化合
物を重合した後、芳香族ビニル化合物を逐次重合する方
法。 上記の方法におけるアルキルリチウム化合物としては、
アルキル基の炭素数が1〜10である化合物が使用さ
れ、中でもメチルリチウム、エチルリチウム、ペンチル
リチウム、n−ブチルリチウム、s−ブチルリチウム、
t−ブチルリチウムが好ましい。
ロメタン、ジブロムメタン、ジクロロエタン、ジブロム
エタン、ジブロムベンゼン、四塩化スズ等のハロゲン化
合物;安息香酸フェニル、酢酸エチル等のエステル化合
物;ジビニルベンゼン、各種シラン化合物などが挙げら
れる。
タレンジリチウム、ジリチオヘキシルベンゼンなどが挙
げられる。
量は目的とするブロック共重合体の分子量に応じて適宜
決定されるが、通常、重合に用いられる全モノマー10
0重量部に対して、開始剤は0.01〜0.2重量部、
カップリング剤は0.04〜0.8重量部の範囲内で使
用される。
イソプレン−ブタジエンブロック(b2)およびポリブ
タジエンブロック(b3)におけるビニル結合含有量
は、重合の際に共触媒としてルイス塩基を用いることに
よって制御することができる。かかるルイス塩基として
は、例えば、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、テ
トラヒドロフラン等のエーテル類;エチレングリコール
ジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエー
テル等のグリコールエーテル類;トリエチルアミン、
N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン、
N−メチルモルホリン等のアミン系化合物などが挙げら
れる。ルイス塩基の使用量は、重合開始剤におけるリチ
ウム原子1モル当り0.1〜1,000モルの範囲内で
あるのが好ましい。
な有機溶媒が溶媒として用いられる。かかる溶媒として
は、ヘキサン、ヘプタン等の炭素数が6〜12の脂肪族
炭化水素、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の
脂環式炭化水素、ベンゼン等の芳香族炭化水素を使用す
るのが好ましい。
に、ブロック共重合体の炭素−炭素二重結合を水素添加
して一重結合とするのが好ましい。水素添加方法として
は、例えばブロック共重合体を反応に不活性な溶媒に溶
解した状態で水素添加触媒を用いて分子状態の水素を反
応させる方法などの公知の方法が用いられる。ここで使
用される水素添加触媒としては、ニッケル、白金、パラ
ジウム、ルテニウム、ロジウム等の金属をカーボン、ア
ルミナ、硅藻土等の担体に担持させた不均一触媒、ニッ
ケル、コバルト等の第VIII族の金属からなる有機金属化
合物とトリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミ
ニウム等の有機アルミニウム化合物または有機リチウム
化合物等の組み合わせからなるチーグラー系の触媒、チ
タン、ジルコニウム、ハフニウム等の遷移金属のビス
(シクロペンタジエニル)化合物とリチウム、ナトリウ
ム、カリウム、アルミニウム、亜鉛またはマグネシウム
等の有機金属化合物の組み合わせからなるメタロセン系
触媒などが用いられる。水素添加は、通常、水素圧が常
圧〜200kg/cm2、反応温度が常温〜250℃の範囲
内で行われる。反応時間は通常0.1〜100時間であ
る。水素添加によって生成した水添ブロック共重合体
は、(i)反応混合液をメタノール等により凝固させた
後、加熱または減圧乾燥するか、(ii)反応液を沸騰水
中に注ぎ、溶媒を共沸させて除去するいわゆるスチーム
ストリッピングを施した後、加熱または減圧乾燥するこ
とにより取得される。
を有機溶媒に溶解して溶液とすることにより、本発明の
接着剤を製造することができる。上記の有機溶媒として
は、トルエン、キシレン、テトラヒドロフラン、n−ヘ
キサン、シクロヘキサノン、シクロヘキサン、メチルシ
クロヘキサン、イソアミルアセテート、n−ヘプタン、
ベンゼン等が挙げられ、ブロック共重合体を有機溶媒に
容易に溶解する観点から、トルエン、キシレン、テトラ
ヒドロフラン、シクロヘキサノン、シクロヘキサン、メ
チルシクロヘキサンが好ましく、トルエン、テトラヒド
ロフランがより好ましい。
またはその水素添加物の溶液中の濃度は、使用するブロ
ック共重合体またはその水素添加物の有機溶媒に対する
溶解性にもよるが、接着剤の塗布作業性の観点から3〜
30重量%の範囲内であるのが好ましく、10〜20重
量%の範囲内であるのがより好ましい。
する各種の樹脂に対する接着力に優れ、特にポリオレフ
ィン、ポリオレフィンとスチレン/ジエン系ブロック共
重合体の混合物、ポリカーボネート等の樹脂に対する接
着力が高く、血液バッグ、血液チューブ、輸液バッグ、
輸液チューブ、血液回路、カテーテル等の医療用具;生
理用品、紙おむつ等の衛生材料;手術用衣、病院用ディ
スポーザブル・シーツ等の医療用品の接着剤として有用
である。さらに本発明の接着剤は、オートクレーブ滅菌
の温度(121℃)にも耐えることができかつ滅菌処理
により接着強度が低下しないことから、滅菌を要する医
療用具に用いる接着剤として好適である。
細に説明するが、本発明はこれらにより何ら制限されな
い。
造 乾燥した窒素で置換された耐圧容器中、溶媒としてシク
ロヘキサンを用い、重合開始剤としてs−ブチルリチウ
ムを用いて60℃でスチレンを重合した後、ルイス塩基
としてテトラヒドロフランを加え、次いでイソプレンお
よびスチレンを順次重合させてスチレン−イソプレン−
スチレン型の2種類のブロック共重合体を得た。得られ
たブロック共重合体のスチレン含有量、数平均分子量、
ビニル結合含有量を下記の表1に示す。
のブロック共重合体をシクロヘキサン中、パラジウムカ
ーボンを触媒とし、水素圧20kg/cm2で水素添加する
ことにより、水添ブロック共重合体を得た。得られた水
添ブロック共重合体のスチレン含有量、数平均分子量、
ビニル結合含有量および水素添加率を下記の表1に示
す。
中、s−ブチルリチウムおよびテトラヒドロフランを用
いて、スチレン、イソプレンとブタジエンの混合物[イ
ソプレン/ブタジエン=60/40(重量比)]および
スチレンを順次重合させ、スチレン−(イソプレン/ブ
タジエン)−スチレン型のブロック共重合体を得た。得
られたブロック共重合体を、参考例3と同様にして水素
添加することにより、水添ブロック共重合体を得た。得
られた水添ブロック共重合体のスチレン含有量、数平均
分子量、ビニル結合含有量および水素添加率を下記の表
1に示す。
の製造 乾燥した窒素で置換された耐圧容器中、溶媒としてシク
ロヘキサンを用い、重合開始剤としてs−ブチルリチウ
ムを用いてスチレンを重合した後、イソプレンおよびス
チレンを順次重合させてスチレン−イソプレン−スチレ
ン型のブロック共重合体を得た。さらにシクロヘキサン
中、パラジウムカーボンを触媒とし、水素圧20kg/cm
2で水素添加することにより、水添ブロック共重合体を
得た。得られた水添ブロック共重合体のスチレン含有
量、数平均分子量、ビニル結合含有量および水素添加率
を下記の表1に示す。
ニル結合含有量および水素添加率は下記の方法により測
定した。 スチレン含有量:重合に使用した各モノマー成分の重
量から算出した。 数平均分子量:GPC測定によりポリスチレン換算の
数平均分子量を求めた。 ビニル結合含有量:水素添加前のブロック共重合体を
重水素化クロロホルム(CDCl3)に溶解して1H−N
MRスペクトルを測定し、1,2−結合または3,4−
結合に対応するピークの大きさからビニル結合含有量を
算出した。 水素添加率:水素添加前後におけるブロック共重合体
のヨウ素価を測定し、その測定値より算出した。
度20重量%のトルエン溶液とすることにより接着剤を
得た。
度20重量%のテトラヒドロフラン溶液とすることによ
り接着剤を得た。
のトルエン溶液とすることにより接着剤を得た。
さ:100μm)を2枚切り出し、半面(1cm2)に実
施例1〜3、5〜7または比較例1で得られた接着剤を
15μl塗布し、半面を厚さ100μmのテフロンシー
トで覆った後、2枚を張り合わせ、スライドグラスで挟
んでクリップで固定した。室温(約25℃)で24時間
以上放置し、接着剥離強度測定用の試料(未滅菌)を作
成した。また上記の試料にオートクレーブ滅菌(121
℃、20分)およびエチレンオキサイドガス滅菌(60
℃、3時間)を行い、接着剥離強度測定用の試料を作成
した。上記で作成した試料につき、滅菌前・滅菌後の剥
離強度をオートグラフ(島津製作所製AGS−50A)
を用いて測定し(速度=10mm/分、サンプル数 n=
3)、t検定により2種の滅菌前後の有意差検定を行っ
た。結果を表2に示す。
び5〜7の接着剤は接着力に優れることがわかる。特
に、実施例2の接着剤を用いた場合の剥離強度は滅菌前
に比べてオートクレーブ滅菌後に有意に大きくなること
がわかる。
レンの混合物(混合比30:70)からなるシート(厚
さ100μm)と、ポリカーボネート製のシート(厚さ
100μm)を1cm×2cmの長方形状に切り出し、半面
(1cm2)に実施例2で得られた接着剤を15μl塗布
し、半面を厚さ100μmのテフロンシートで覆った
後、2枚を張り合わせ、スライドグラスで挟んでクリッ
プで固定した。室温(約25℃)で24時間以上放置
し、接着剥離強度測定用の試料(未滅菌)を作成した。
また上記の試料にオートクレーブ滅菌(121℃、20
分)およびエチレンオキサイドガス滅菌(60℃、3時
間)を行い、接着剥離強度測定用の試料を作成した。上
記で作成した試料につき、滅菌前・滅菌後の剥離強度を
オートグラフ(島津製作所製AGS−50A)を用いて
測定し(速度=10mm/分、サンプル数 n=3)、t検
定により2種の滅菌前後の有意差検定を行った結果を表
3に示す。
レンの混合物(混合比30:70)からなるシート(厚
さ100μm)を1cm×2cmの長方形状に切り出し、半
面(1cm2)に実施例2〜4または比較例1で得られた
接着剤を15μl塗布し、半面を厚さ100μmのテフ
ロンシートで覆った後、2枚を張り合わせ、スライドグ
ラスで挟んでクリップで固定した。室温(約25℃)で
24時間以上放置し、接着剥離強度測定用の試料(未滅
菌)を作成した。また上記の試料にオートクレーブ滅菌
(121℃、20分)およびエチレンオキサイドガス滅
菌(60℃、3時間)を行い、接着剥離強度測定用の試
料を作成した。上記で作成した試料につき、滅菌前・滅
菌後の剥離強度をオートグラフ(島津製作所製AGS−
50A)を用いて測定し(速度=10mm/分、サンプル
数 n=3)、t検定により2種の滅菌前後の有意差検
定を行った結果を表4に示す。
リスチレン)の水添ブロック共重合体((株)クラレ製
「セプトン2004」、以下「SEPS」と称する)と
ポリプロピレンの混合物(混合比55:45)からなる
シート(厚さ100μm)を1cm×2cmの長方形状に切
り出し、半面(cm2)に実施例1〜3または比較例1で
得られた接着剤を15μl塗布し、半面を厚さ100μ
mのテフロンシートで覆った後、2枚を張り合わせ、ス
ライドグラスで挟んでクリップで固定した。室温(約2
5℃)で24時間以上放置し、接着剥離強度測定用の試
料(未滅菌)を作成した。また上記の試料にオートクレ
ーブ滅菌(121℃、20分)およびエチレンオキサイ
ドガス滅菌(60℃、3時間)を行い、接着剥離強度測
定用の試料を作成した。上記で作成した試料につき、滅
菌前・滅菌後の剥離強度をオートグラフ(島津製作所製
AGS−50A)を用いて測定し(速度=10mm/分、
サンプル数 n=3)、t検定により2種の滅菌前後の
有意差検定を行った結果を表5に示す。
レンの混合物(混合比30:70)からなるシート(厚
さ100μm)とSEPSとポリプロピレンの混合物
(混合比55:45)からなるシート(厚さ100μm)
を1cm×2cmの長方形状に切り出し、半面(1cm2)に
実施例2または実施例4で得られた接着剤を15μl塗
布し、半面を厚さ100μmのテフロンシートで覆った
後、2枚を張り合わせ、スライドグラスで挟んでクリッ
プで固定した。室温(約25℃)で24時間以上放置
し、接着剥離強度測定用の試料(未滅菌)を作成した。
また上記の試料にオートクレーブ滅菌(121℃、20
分)およびエチレンオキサイドガス滅菌(60℃、3時
間)をそれぞれ行い、接着剥離強度測定用の試料を作成
した。上記で作成した試料につき、滅菌前・滅菌後の剥
離強度をオートグラフ(島津製作所製AGS−50A)
を用いて測定し(速度=10mm/分、サンプル数 n=
3)、t検定により2種の滅菌前後の有意差検定を行っ
た結果を表6に示す。
滅菌前後の引き抜き強度の試験を行った。 試料: ・カテーテル部:参考例3の水添ブロック共重合体とポ
リプロピレンの混合物(混合比20:80)からなるチ
ューブ成形物(内径0.7mm×外径1.15mm) ・中間アダプター部:参考例3の水添ブロック共重合体
とポリプロピレンの混合物(混合比20:80)からな
るチューブ成形物(内径1.2mm×外径2.65mm) ・コネクター部:参考例3の水添ブロック共重合体とポ
リプロピレンの混合物(混合比10:90)からなる成
形品 材料の接着:実施例2で得られた接着剤を用いて、上
記のカテーテル部、中間アダプター部、コネクター部の
順に、それぞれ挿入部1cmまで接着し、室温(約25
℃)で24時間以上放置して、引き抜き試験用の試料を
作成した。 滅菌処理:上記の試料にオートクレーブ滅菌(121
℃、20分)およびエチレンオキサイドガス滅菌(60
℃、3時間)をそれぞれ行った。 引き抜き強度の測定:上記の試料につき、滅菌前・滅
菌後の引き抜き強度をオートグラフ(島津製作所製AG
S−50A)を用いて測定した。カテーテル部とコネク
ター部を両端として引き抜き強度を測定し(速度=10m
m/分、サンプル数 n=3)、t検定により2種の滅菌
前後の有意差検定を行った。結果を表7に示す。
接着力を示し、この接着力は、滅菌前に比べてオートク
レーブ滅菌により有意に大きくなることがわかる。
ーブ、輸液バッグ、輸液チューブ、血液回路、カテーテ
ル等の医療用具、生理用品、紙おむつ等の衛生材料、手
術用衣、病院用ディスポーザブル・シーツ等の医療用品
などに使用されるポリ塩化ビニル代替材料を接着した場
合に、各種の滅菌方法に対して接着力が低下せず、また
簡便に使用することができる接着剤が提供される。
Claims (4)
- 【請求項1】 芳香族ビニル化合物単位からなる重合体
ブロック(A)および共役ジエン単位からなる重合体ブ
ロック(B)からなり、芳香族ビニル化合物単位の含有
量が5〜40重量%であるブロック共重合体並びにその
水素添加物から選ばれる少なくとも1種を有機溶媒に溶
解してなる溶液からなる接着剤。 - 【請求項2】 重合体ブロック(B)が、1,2−結合
と3,4−結合の含有量が3モル%以上であるポリイソ
プレンブロック(b1)、イソプレン単位5〜95重量
%とブタジエン単位95〜5重量%からなり、1,2−
結合と3,4−結合の含有量が20モル%以上である重
合体ブロック(b2)および1,2−結合の含有量が3
5%モル以上であるポリブタジエンブロック(b3)か
らなる群から選ばれる少なくとも1種の重合体ブロック
である請求項1に記載の接着剤。 - 【請求項3】 重合体ブロック(B)における炭素−炭
素二重結合の50モル%以上が水素添加されていること
を特徴とする請求項1または2に記載の接着剤。 - 【請求項4】 有機溶媒が、トルエン、キシレン、テト
ラヒドロフラン、シクロヘキサノン、シクロヘキサンお
よびメチルシクロヘキサンからなる群から選ばれる少な
くとも1種であることを特徴とする請求項1〜3のいず
れか1項に記載の接着剤。
Priority Applications (1)
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1999
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