JP2000242984A - 光記録媒体およびその製造方法 - Google Patents
光記録媒体およびその製造方法Info
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- JP2000242984A JP2000242984A JP11038927A JP3892799A JP2000242984A JP 2000242984 A JP2000242984 A JP 2000242984A JP 11038927 A JP11038927 A JP 11038927A JP 3892799 A JP3892799 A JP 3892799A JP 2000242984 A JP2000242984 A JP 2000242984A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 微小ピッチにおいても優れた記録再生特
性を有する光記録媒体を提供する。 【解決手段】 基板上に形成された連続溝のピッチPを
300〜450nm 、溝の深さDを40nm以上、溝
の半値幅をWとしたとき、 W/Pが0.5以下である
光記録媒体であり、このような光記録媒体は、露光・現
像して得られるフォトレジストパターン上に、Si
O2、Si3N4やAl2O3等の誘電体薄膜を形成し、電
鋳により金属スタンパを形成後に、該薄膜を除去する工
程を経て製造されたスタンパを用いることにより得るこ
とができる。
性を有する光記録媒体を提供する。 【解決手段】 基板上に形成された連続溝のピッチPを
300〜450nm 、溝の深さDを40nm以上、溝
の半値幅をWとしたとき、 W/Pが0.5以下である
光記録媒体であり、このような光記録媒体は、露光・現
像して得られるフォトレジストパターン上に、Si
O2、Si3N4やAl2O3等の誘電体薄膜を形成し、電
鋳により金属スタンパを形成後に、該薄膜を除去する工
程を経て製造されたスタンパを用いることにより得るこ
とができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光記録媒体、特に、
溝ピッチの小さい媒体において良好な記録再生特性の得
られる光磁気記録媒体とその製造方法に関する。
溝ピッチの小さい媒体において良好な記録再生特性の得
られる光磁気記録媒体とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光記録媒体は大容量・高密度記録が可能
な可搬型記録媒体であり、コンピュータの大容量データ
を保存する書き換え型メディアとして需要が急増しつつ
あり、近年のマルチメディア化に伴ない一層の高密度化
が求められている。
な可搬型記録媒体であり、コンピュータの大容量データ
を保存する書き換え型メディアとして需要が急増しつつ
あり、近年のマルチメディア化に伴ない一層の高密度化
が求められている。
【0003】光記録媒体では、通常、レーザービームを
記録再生する場所にトラッキングサーボをするための案
内溝が基板に物理的な形状として設けられ、記録は溝と
溝の間の基板が凸の部分(以後ランドと呼ぶ)に記録さ
れる。従って、ランドが大きい程記録するマーク幅を大
きくすることが可能で、再生信号の強度を大きくでき再
生信号品質を向上させることが可能である。
記録再生する場所にトラッキングサーボをするための案
内溝が基板に物理的な形状として設けられ、記録は溝と
溝の間の基板が凸の部分(以後ランドと呼ぶ)に記録さ
れる。従って、ランドが大きい程記録するマーク幅を大
きくすることが可能で、再生信号の強度を大きくでき再
生信号品質を向上させることが可能である。
【0004】しかし、記録の高密度化のためには、溝と
溝の間隔であるピッチを小さくして記録面積あたりの情
報を大きくする必要がある。例えば、商品化されている
3.5インチ径の光磁気記録媒体のピッチは、記憶容量
が128MBのもので1.6μm、230MBのもので
1.4μm、640MBのもので1.1μmと縮小され
てきている。密度を高めるには更にピッチを縮小する必
要があるが、溝幅が同じままピッチを縮小するとランド
の幅が減少してしまうため、ピッチの縮小には溝を細く
形成することが要求される。
溝の間隔であるピッチを小さくして記録面積あたりの情
報を大きくする必要がある。例えば、商品化されている
3.5インチ径の光磁気記録媒体のピッチは、記憶容量
が128MBのもので1.6μm、230MBのもので
1.4μm、640MBのもので1.1μmと縮小され
てきている。密度を高めるには更にピッチを縮小する必
要があるが、溝幅が同じままピッチを縮小するとランド
の幅が減少してしまうため、ピッチの縮小には溝を細く
形成することが要求される。
【0005】一方、記録の密度は記録再生装置の光源レ
ーザー波長(λ)と対物レンズの開口数(NA)によっ
て決まるレーザービームスポットサイズ(〜λ/NA)
により制限される。例えば、上記した640MB光磁気
記録媒体用の記録再生装置の場合、波長:680nm、
NA:0.55であり、レーザービームスポットサイズ
は約1240nmとなる。
ーザー波長(λ)と対物レンズの開口数(NA)によっ
て決まるレーザービームスポットサイズ(〜λ/NA)
により制限される。例えば、上記した640MB光磁気
記録媒体用の記録再生装置の場合、波長:680nm、
NA:0.55であり、レーザービームスポットサイズ
は約1240nmとなる。
【0006】レーザービームスポットサイズを小さくし
高密度化を達成する手段として、光学ヘッドを記録膜に
近付けて記録再生する、いわゆる、近接場光記録が注目
されている(例えば、アプライド・フィジクス・レター
(Appl.Phys.Lett.),vol.68,
p.141(1996))。この記録方法では、Sol
id Immersion Lens(以下「SIL」
と略す)ヘッドを使用し、SILを使用した際の実効的
な開口数を高めることにより、レーザービームスポット
サイズを縮小することにより、超高記録密度の記録再生
が実現できる。
高密度化を達成する手段として、光学ヘッドを記録膜に
近付けて記録再生する、いわゆる、近接場光記録が注目
されている(例えば、アプライド・フィジクス・レター
(Appl.Phys.Lett.),vol.68,
p.141(1996))。この記録方法では、Sol
id Immersion Lens(以下「SIL」
と略す)ヘッドを使用し、SILを使用した際の実効的
な開口数を高めることにより、レーザービームスポット
サイズを縮小することにより、超高記録密度の記録再生
が実現できる。
【0007】例えば、波長:650nm、実効NA:
1.4のSILを用いた近接場光記録では、レーザービ
ームスポットサイズは約460nmとなり、先に述べた
従来の640MB光磁気記録媒体用の記録再生装置に使
用されるレーザービームスポットサイズの約37%とな
る。
1.4のSILを用いた近接場光記録では、レーザービ
ームスポットサイズは約460nmとなり、先に述べた
従来の640MB光磁気記録媒体用の記録再生装置に使
用されるレーザービームスポットサイズの約37%とな
る。
【0008】このようにSILを用いる近接場光記録に
おいて、レーザービームスポットサイズ(約460n
m)に見合った溝ピッチは400nm程度が要求され、
また、信号品質の点からはより細い溝を形成して大きい
ランドを得ることが必要となる。即ち、より微細なパタ
ーン形成が必要となる。
おいて、レーザービームスポットサイズ(約460n
m)に見合った溝ピッチは400nm程度が要求され、
また、信号品質の点からはより細い溝を形成して大きい
ランドを得ることが必要となる。即ち、より微細なパタ
ーン形成が必要となる。
【0009】光記録媒体上に形成される案内溝は、従
来、大きく分けて次のようなスタンパ製造工程と成
型工程により形成される。
来、大きく分けて次のようなスタンパ製造工程と成
型工程により形成される。
【0010】スタンパ製造工程としては、例えば、以
下のような工程よりなる。
下のような工程よりなる。
【0011】(1)ガラス基板にフォトレジストが塗布
されてなるフォトレジスト原盤へのマスタリング装置に
よる露光、 (2)アルカリ現像液を用いた現像によるレジストパタ
ーン形成、 (3)レジストのポストベーク、 (4)スパッタリング法による金属導電膜の形成、 (5)金属の電鋳によるスタンパ形成、 (6)スタンパ裏面の研磨、 (7)フォトレジスト原盤とスタンパとの剥離、 (8)スタンパ表面の残存フォトレジストのアッシング
による除去、 (9)スタンパの内周と外周を射出成型機の金型径にあ
わせるための打抜き加工。
されてなるフォトレジスト原盤へのマスタリング装置に
よる露光、 (2)アルカリ現像液を用いた現像によるレジストパタ
ーン形成、 (3)レジストのポストベーク、 (4)スパッタリング法による金属導電膜の形成、 (5)金属の電鋳によるスタンパ形成、 (6)スタンパ裏面の研磨、 (7)フォトレジスト原盤とスタンパとの剥離、 (8)スタンパ表面の残存フォトレジストのアッシング
による除去、 (9)スタンパの内周と外周を射出成型機の金型径にあ
わせるための打抜き加工。
【0012】一方、成型工程は、例えば、スタンパを
射出成型機の金型に設置してポリカーボネート樹脂によ
る基板成型を行い、溝を転写する。
射出成型機の金型に設置してポリカーボネート樹脂によ
る基板成型を行い、溝を転写する。
【0013】従来の 640MBまでの光磁気記録媒体
のスタンパ製造には波長:454nm、NA:0.9の
光学系を持つマスタリング装置が用いられるのが一般的
であり、この場合の溝の幅は300nm程度が下限であ
った。更に、溝の幅を縮小するために波長:351n
m、NA:0.9のUV光学系を持つマスタリング装置
も実用化されているが、ピッチ400nmでは溝深さの
50%での溝幅(溝半値幅)は210nm程度が下限で
あり、溝深さの50%でのランド幅(ランド半値幅)は
190nmが上限となる。このランド幅ではレーザービ
ームスポット径が460nmの近接場光記録でも十分な
信号品質がえられなかった。
のスタンパ製造には波長:454nm、NA:0.9の
光学系を持つマスタリング装置が用いられるのが一般的
であり、この場合の溝の幅は300nm程度が下限であ
った。更に、溝の幅を縮小するために波長:351n
m、NA:0.9のUV光学系を持つマスタリング装置
も実用化されているが、ピッチ400nmでは溝深さの
50%での溝幅(溝半値幅)は210nm程度が下限で
あり、溝深さの50%でのランド幅(ランド半値幅)は
190nmが上限となる。このランド幅ではレーザービ
ームスポット径が460nmの近接場光記録でも十分な
信号品質がえられなかった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来のスタンパ形成方
法により製造したスタンパを使用した光記録媒体では、
SILを用いた近接場光記録のように微少なピッチが要
求される場合に信号を記録するランド幅が小さくなり十
分な信号品質が得られないという問題があった。
法により製造したスタンパを使用した光記録媒体では、
SILを用いた近接場光記録のように微少なピッチが要
求される場合に信号を記録するランド幅が小さくなり十
分な信号品質が得られないという問題があった。
【0015】本発明は、新規なスタンパ製造方法を提案
し、微少な溝ピッチにおいてもランド幅を十分確保でき
る光記録媒体を提供し、さらに近接場光記録に適した溝
形状を有した近接場光記録媒体を提供することを目的と
する。
し、微少な溝ピッチにおいてもランド幅を十分確保でき
る光記録媒体を提供し、さらに近接場光記録に適した溝
形状を有した近接場光記録媒体を提供することを目的と
する。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上述のよう
な現状に鑑み、鋭意検討を重ねた結果、微少な溝のピッ
チにおいて十分なランド幅を得るスタンパ製造方法を発
明し、更に近接場光記録において十分な再生信号を得る
ことのできる光記録媒体を発明するに至った。
な現状に鑑み、鋭意検討を重ねた結果、微少な溝のピッ
チにおいて十分なランド幅を得るスタンパ製造方法を発
明し、更に近接場光記録において十分な再生信号を得る
ことのできる光記録媒体を発明するに至った。
【0017】即ち、本発明は、基板上に形成された連続
溝のピッチPが300nm〜450nm、溝の深さDが
40nm以上、溝の半値幅をWとしたとき、 W/Pが
0.5以下であることを特徴とする光記録媒体、および
スタンパを用いて光記録媒体を製造する方法において、
露光・現像して得られるフォトレジストパターン上に誘
電体薄膜を形成し、電鋳により金属スタンパを形成後
に、該薄膜を除去する工程を経て製造されたスタンパを
用いることを特徴とする光記録媒体の製造方法に関す
る。
溝のピッチPが300nm〜450nm、溝の深さDが
40nm以上、溝の半値幅をWとしたとき、 W/Pが
0.5以下であることを特徴とする光記録媒体、および
スタンパを用いて光記録媒体を製造する方法において、
露光・現像して得られるフォトレジストパターン上に誘
電体薄膜を形成し、電鋳により金属スタンパを形成後
に、該薄膜を除去する工程を経て製造されたスタンパを
用いることを特徴とする光記録媒体の製造方法に関す
る。
【0018】以下、本発明を詳細に説明する。
【0019】本発明の光記録媒体は、その基板上に形成
された連続溝のピッチPが300nm〜450nm、溝
の深さDが40nm以上、溝の半値幅をWとしたとき、
W/Pが0.5以下であることを特徴とする。溝の深
さとしては、40〜100nmが、回折効果を利用する
プッシュプル法によるトラッキングサーボの安定化の点
で好ましく、W/Pの値としては、優れた再生信号を得
るため0.5以下が好ましく、充分な回折効果を得るた
めには0.3以上が好ましい。
された連続溝のピッチPが300nm〜450nm、溝
の深さDが40nm以上、溝の半値幅をWとしたとき、
W/Pが0.5以下であることを特徴とする。溝の深
さとしては、40〜100nmが、回折効果を利用する
プッシュプル法によるトラッキングサーボの安定化の点
で好ましく、W/Pの値としては、優れた再生信号を得
るため0.5以下が好ましく、充分な回折効果を得るた
めには0.3以上が好ましい。
【0020】このような光記録媒体は、例えば、以下の
ような製造方法によって得ることができる。
ような製造方法によって得ることができる。
【0021】従来のスタンパの製造方法においては、レ
ジストのポストベークを行った後にスパッタリング法に
より金属導電膜を形成していたが、本発明の製造方法に
よれば、レジストのポストベークを行った後に、誘電体
薄膜をレジストパターン上に形成させる。このような処
理によりランド表面や溝表面に誘電体薄膜が積層される
が、溝の斜面を埋める形で誘電体が積層されるため、も
とのレジストパターンに比べて溝幅はより細くなり、ラ
ンド幅は太くなる。また、溝深さの減少は僅かである。
誘電体膜の形成による溝深さの変化がわずかなため、プ
ッシュプル法によるトラッキングサーボの安定化のため
に好ましい40〜100nmとの溝深さを有する基板を
製造することができる。
ジストのポストベークを行った後にスパッタリング法に
より金属導電膜を形成していたが、本発明の製造方法に
よれば、レジストのポストベークを行った後に、誘電体
薄膜をレジストパターン上に形成させる。このような処
理によりランド表面や溝表面に誘電体薄膜が積層される
が、溝の斜面を埋める形で誘電体が積層されるため、も
とのレジストパターンに比べて溝幅はより細くなり、ラ
ンド幅は太くなる。また、溝深さの減少は僅かである。
誘電体膜の形成による溝深さの変化がわずかなため、プ
ッシュプル法によるトラッキングサーボの安定化のため
に好ましい40〜100nmとの溝深さを有する基板を
製造することができる。
【0022】誘電体薄膜を形成した後に、電鋳のために
Ni導電膜を形成し、Niの電鋳を行う。電鋳の終了し
たスタンパ裏面を研磨してその表面を平滑とした後、フ
ォトレジスト原盤とスタンパとを剥離する。剥離したス
タンパ表面には誘電体薄膜が残存した状態であるため、
この膜をCF4ガス等によるエッチングで除去する。本
製造方法により得られたスタンパは、ランド幅が広く従
来と同じNiで形成されているため従来と同様、射出成
型により溝パターンが転写された基板を製造することが
できる。
Ni導電膜を形成し、Niの電鋳を行う。電鋳の終了し
たスタンパ裏面を研磨してその表面を平滑とした後、フ
ォトレジスト原盤とスタンパとを剥離する。剥離したス
タンパ表面には誘電体薄膜が残存した状態であるため、
この膜をCF4ガス等によるエッチングで除去する。本
製造方法により得られたスタンパは、ランド幅が広く従
来と同じNiで形成されているため従来と同様、射出成
型により溝パターンが転写された基板を製造することが
できる。
【0023】ここでレジストパターン上に形成する薄膜
としては、エッチングにより除去できる材料であれば、
特に制限なく用いることができ、例えば、 SiO2、S
i3N4やAl2O3等を例示することができるが、スタン
パ材質(Ni)とのエッチング選択性が高い点でSiO
2が好ましい。また、薄膜形成法は、パターンの被覆性
に優れたスパッタリング法が好ましい。剥離したスタン
パ表面に残存する誘電体の除去は、気相エッチングだけ
でなくフッ酸等による液相エッチングで行うことも可能
である。
としては、エッチングにより除去できる材料であれば、
特に制限なく用いることができ、例えば、 SiO2、S
i3N4やAl2O3等を例示することができるが、スタン
パ材質(Ni)とのエッチング選択性が高い点でSiO
2が好ましい。また、薄膜形成法は、パターンの被覆性
に優れたスパッタリング法が好ましい。剥離したスタン
パ表面に残存する誘電体の除去は、気相エッチングだけ
でなくフッ酸等による液相エッチングで行うことも可能
である。
【0024】誘電体薄膜の膜厚としては、薄すぎると溝
を細くしランドを太くする効果が小さくなり、厚すぎる
と膜の応力による膜剥離が起こりやすくなるため、10
0〜500nmが好ましく、特に好ましくは、200〜
400nmである。
を細くしランドを太くする効果が小さくなり、厚すぎる
と膜の応力による膜剥離が起こりやすくなるため、10
0〜500nmが好ましく、特に好ましくは、200〜
400nmである。
【0025】また、電鋳のための導電膜はNiのみに限
定されるものではなくAgやCo等の使用も可能であ
る。
定されるものではなくAgやCo等の使用も可能であ
る。
【0026】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき更に詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるも
のではない。
明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるも
のではない。
【0027】実施例1〜4 厚さ6mmのガラス基板にポジ型i線用フォトレジスト
(東京応化工業製、商品名「THMR−ip365
0」)を100nm厚で塗布したフォトレジスト原盤を
用い、波長351nmのArレーザー光源とNA0.9
の対物レンズとの光学系を有したマスタリング装置でピ
ッチ350nm(実施例1および3)、400nm(実
施例2および4)で露光し、有機現像液による現像で溝
深さ80nmとなるスパイラル状の溝が形成されたレジ
ストパターンを形成した。
(東京応化工業製、商品名「THMR−ip365
0」)を100nm厚で塗布したフォトレジスト原盤を
用い、波長351nmのArレーザー光源とNA0.9
の対物レンズとの光学系を有したマスタリング装置でピ
ッチ350nm(実施例1および3)、400nm(実
施例2および4)で露光し、有機現像液による現像で溝
深さ80nmとなるスパイラル状の溝が形成されたレジ
ストパターンを形成した。
【0028】フォトレジスト原盤を120℃で30分間
のポストベークを行い、レジストパターン上に高周波ス
パッタリングによりSiO2膜をピッチ400nm、3
50nmのフォトレジスト原盤それぞれに200nm厚
(実施例1および2)、400nm厚(実施例3および
4)で形成した。引き続きSiO2膜上に、Ni膜を1
00nm形成した後、Ni膜に電鋳によりNiを0.3
mm厚で析出させてスタンパを製造した。フォトレジス
ト原盤とスタンパが密着した状態でスタンパ裏面の研磨
を行った後に、機械的にフォトレジスト原盤とスタンパ
を剥離した。剥離後、CF4ガスによる反応性エッチン
グによりスタンパ表面に残存するSiO2を除去した。
更に、スタンパの内周と外周を打ち抜き、射出成型機の
金型にセットして、ポリカーボネイト樹脂を射出成型し
て厚さ2mm直径130mmの基板を製造した。
のポストベークを行い、レジストパターン上に高周波ス
パッタリングによりSiO2膜をピッチ400nm、3
50nmのフォトレジスト原盤それぞれに200nm厚
(実施例1および2)、400nm厚(実施例3および
4)で形成した。引き続きSiO2膜上に、Ni膜を1
00nm形成した後、Ni膜に電鋳によりNiを0.3
mm厚で析出させてスタンパを製造した。フォトレジス
ト原盤とスタンパが密着した状態でスタンパ裏面の研磨
を行った後に、機械的にフォトレジスト原盤とスタンパ
を剥離した。剥離後、CF4ガスによる反応性エッチン
グによりスタンパ表面に残存するSiO2を除去した。
更に、スタンパの内周と外周を打ち抜き、射出成型機の
金型にセットして、ポリカーボネイト樹脂を射出成型し
て厚さ2mm直径130mmの基板を製造した。
【0029】このようにして製造された基板の溝形状を
原子間力顕微鏡(AFM)により計測した。AFMによ
り計測した溝半値幅、ランド半値幅、溝深さと、溝半値
幅を溝ピッチで除した溝半値幅/溝ピッチ比を表1に示
す。
原子間力顕微鏡(AFM)により計測した。AFMによ
り計測した溝半値幅、ランド半値幅、溝深さと、溝半値
幅を溝ピッチで除した溝半値幅/溝ピッチ比を表1に示
す。
【0030】レジストパターン上にSiO2膜を形成す
ると、凸部であるランドを覆うようにSiO2膜が被覆
されランド半値幅が増加する。溝幅が大きいほどランド
半値幅の増加が大きいのは、溝幅が大きいほど斜面への
被覆効率が高いためと考えられる。また、形成するSi
O2の膜厚が大きいほうがランド半値幅が大きくなる。
ると、凸部であるランドを覆うようにSiO2膜が被覆
されランド半値幅が増加する。溝幅が大きいほどランド
半値幅の増加が大きいのは、溝幅が大きいほど斜面への
被覆効率が高いためと考えられる。また、形成するSi
O2の膜厚が大きいほうがランド半値幅が大きくなる。
【0031】
【表1】
【0032】これらの基板を用いて、以下に記すように
して、近接場光記録用の光磁記録媒体を製造した。基板
の溝形成面に、反射層としてAl合金膜(膜厚45n
m)をDCスパッタ法により形成し、次にSiNからな
る第1保護層をArとN2との混合雰囲気中でSiター
ゲットを使用した反応性RFスパッタ法で形成した(膜
厚10nm)。次にTb20(Fe90Co10)80からなる
光磁気記録層をTbターゲットとFe90Co10ターゲッ
トのDC同時スパッタ法により形成した(膜厚20n
m)。さらにこの上にSiNからなる第2保護層をAr
とN2との混合雰囲気中でSiターゲットを使用した反
応性RFスパッタ法で形成した(膜厚25nm)。この
上にダイアモンドライクカーボン(DLC)層をArと
CH4との混合雰囲気中でCターゲットを使用した反応
性RFスパッタ法で形成した(膜厚15nm)。このD
LC層上に潤滑材として、パーフルオロポリエーテル系
溶媒を使用したピペロニル変性パーフルオロポリエーテ
ルの溶液よりディップ法により0.3nm厚で塗布し
た。
して、近接場光記録用の光磁記録媒体を製造した。基板
の溝形成面に、反射層としてAl合金膜(膜厚45n
m)をDCスパッタ法により形成し、次にSiNからな
る第1保護層をArとN2との混合雰囲気中でSiター
ゲットを使用した反応性RFスパッタ法で形成した(膜
厚10nm)。次にTb20(Fe90Co10)80からなる
光磁気記録層をTbターゲットとFe90Co10ターゲッ
トのDC同時スパッタ法により形成した(膜厚20n
m)。さらにこの上にSiNからなる第2保護層をAr
とN2との混合雰囲気中でSiターゲットを使用した反
応性RFスパッタ法で形成した(膜厚25nm)。この
上にダイアモンドライクカーボン(DLC)層をArと
CH4との混合雰囲気中でCターゲットを使用した反応
性RFスパッタ法で形成した(膜厚15nm)。このD
LC層上に潤滑材として、パーフルオロポリエーテル系
溶媒を使用したピペロニル変性パーフルオロポリエーテ
ルの溶液よりディップ法により0.3nm厚で塗布し
た。
【0033】以上のプロセスで製造された近接場光記録
型の光磁気記録媒体を、レーザー波長650nm、実効
NA1.4のSILを浮上スライダーに搭載したSIL
テスターで記録再生特性を評価した。浮上スライダーは
薄膜形成面上を約100nmの高さで浮上し、レーザー
は薄膜側から入射し薄膜側で反射されて再生される。評
価に用いたSILテスターは、プッシュプル法によりト
ラッキングサーボを行い、差動光学系により光磁気信号
を検出する。
型の光磁気記録媒体を、レーザー波長650nm、実効
NA1.4のSILを浮上スライダーに搭載したSIL
テスターで記録再生特性を評価した。浮上スライダーは
薄膜形成面上を約100nmの高さで浮上し、レーザー
は薄膜側から入射し薄膜側で反射されて再生される。評
価に用いたSILテスターは、プッシュプル法によりト
ラッキングサーボを行い、差動光学系により光磁気信号
を検出する。
【0034】記録再生特性の評価条件は、回転数240
0rpm、記録半径45mm、で、一度消去した状態に
印可磁界150Oeでレーザー強度を変えながらレーザ
ーパルスを19MHzで変調する光変調方式により約3
00nmのマークを記録した。表1にパワーを変えて記
録した場合に得られた最大の再生信号強度(キャリアレ
ベル)とキャリアレベル対ノイズレベル比(C/N比)
を示す。
0rpm、記録半径45mm、で、一度消去した状態に
印可磁界150Oeでレーザー強度を変えながらレーザ
ーパルスを19MHzで変調する光変調方式により約3
00nmのマークを記録した。表1にパワーを変えて記
録した場合に得られた最大の再生信号強度(キャリアレ
ベル)とキャリアレベル対ノイズレベル比(C/N比)
を示す。
【0035】比較例1及び比較例2 実施例1〜4と同様な材料、装置および方法を用いて、
フォトレジスト原盤上に、ピッチ400nm(比較例
1)、または350nm(比較例2)で溝深さ80nm
となるスパイラル状の溝を形成した。
フォトレジスト原盤上に、ピッチ400nm(比較例
1)、または350nm(比較例2)で溝深さ80nm
となるスパイラル状の溝を形成した。
【0036】フォトレジスト原盤を120℃で30分間
のポストベークを行い、レジストパターン上にスパッタ
リングによりNi膜を100nm形成した後、Ni膜に
電鋳によりNiを0.3mm厚で析出させてスタンパを
製造した。フォトレジスト原盤とスタンパが密着した状
態でスタンパ裏面の研磨を行った後に、機械的にフォト
レジスト原盤とスタンパを剥離した。剥離後、スタンパ
の内周と外周を打ち抜き射出成型機の金型にセットして
ポリカーボネイト樹脂を射出成型して厚さ2mm直径1
30mmの基板を製造した。
のポストベークを行い、レジストパターン上にスパッタ
リングによりNi膜を100nm形成した後、Ni膜に
電鋳によりNiを0.3mm厚で析出させてスタンパを
製造した。フォトレジスト原盤とスタンパが密着した状
態でスタンパ裏面の研磨を行った後に、機械的にフォト
レジスト原盤とスタンパを剥離した。剥離後、スタンパ
の内周と外周を打ち抜き射出成型機の金型にセットして
ポリカーボネイト樹脂を射出成型して厚さ2mm直径1
30mmの基板を製造した。
【0037】このようにして製造した基板の溝形状を原
子間力顕微鏡(AFM)により計測した。AFMにより
計測した溝半値幅、ランド半値幅、溝深さと、溝半値幅
を溝ピッチで除した溝半値幅/溝ピッチ比を表2に示
す。これら既知の方法で製造した場合は、溝半値幅は溝
ピッチの50%以上であった。
子間力顕微鏡(AFM)により計測した。AFMにより
計測した溝半値幅、ランド半値幅、溝深さと、溝半値幅
を溝ピッチで除した溝半値幅/溝ピッチ比を表2に示
す。これら既知の方法で製造した場合は、溝半値幅は溝
ピッチの50%以上であった。
【0038】
【表2】
【0039】これらの基板を用いて、実施例1から4と
同様の方法で基板上に反射層、第1保護層、光磁気記録
層、第2保護層、 DLC層および潤滑層を有する近接
場光記録用の光磁記録媒体を製造し、実施例1から4と
同様の方法で記録再生特性を評価した結果を表2に示
す。
同様の方法で基板上に反射層、第1保護層、光磁気記録
層、第2保護層、 DLC層および潤滑層を有する近接
場光記録用の光磁記録媒体を製造し、実施例1から4と
同様の方法で記録再生特性を評価した結果を表2に示
す。
【0040】比較例1および2より、ランド半値幅の減
少により再生信号強度が大きく低下することがわかる。
一方、実施例で得られた媒体は、比較例1及び2に比べ
て、溝深さが3〜7nm減少しているにもかかわらず、
テスターによるトラッキングサーボについては全く問題
がなっかった。
少により再生信号強度が大きく低下することがわかる。
一方、実施例で得られた媒体は、比較例1及び2に比べ
て、溝深さが3〜7nm減少しているにもかかわらず、
テスターによるトラッキングサーボについては全く問題
がなっかった。
【0041】実施例1において、ランド半値幅が比較例
2よりも小さいにもかかわらず、キャリアレベルが高い
のはランドの上部でSiO2膜がレジストの角を緩やか
に被覆するために記録されるマークの幅が実効的に増加
していることによると考えられる。また、実施例すべて
で比較例1および2に比べてノイズレベルが1dBm程
度低くなっているが、これもランドの上部でSiO2膜
がレジストの角を緩やかに被覆することによると考えら
れるが、これらの予想は、本発明を何ら限定するもので
はない。
2よりも小さいにもかかわらず、キャリアレベルが高い
のはランドの上部でSiO2膜がレジストの角を緩やか
に被覆するために記録されるマークの幅が実効的に増加
していることによると考えられる。また、実施例すべて
で比較例1および2に比べてノイズレベルが1dBm程
度低くなっているが、これもランドの上部でSiO2膜
がレジストの角を緩やかに被覆することによると考えら
れるが、これらの予想は、本発明を何ら限定するもので
はない。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、微細なピッチが要求さ
れる近接場記録型などの光磁気記録媒体において溝半値
幅をピッチの50%以下とすることで優れた記録再生特
性を有する光記録媒体を提供することができる。特に、
溝ピッチ400nmにおいても溝半値幅140nmが得
られ、ランド半値幅は260nmが可能となる。
れる近接場記録型などの光磁気記録媒体において溝半値
幅をピッチの50%以下とすることで優れた記録再生特
性を有する光記録媒体を提供することができる。特に、
溝ピッチ400nmにおいても溝半値幅140nmが得
られ、ランド半値幅は260nmが可能となる。
Claims (2)
- 【請求項1】 基板上に形成された連続溝のピッチP、
溝の半値幅W、溝の深さDが以下の関係で示されること
を特徴とする光記録媒体。 P:300nm以上450nm以下 W/P:0.5以下 D:40nm以上 - 【請求項2】 スタンパを用いて光記録媒体を製造する
方法において、露光・現像して得られるフォトレジスト
パターン上に誘電体薄膜を形成し、電鋳により金属スタ
ンパを形成後に、該薄膜を除去する工程を経て製造され
たスタンパを用いることを特徴とする光記録媒体の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11038927A JP2000242984A (ja) | 1999-02-17 | 1999-02-17 | 光記録媒体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11038927A JP2000242984A (ja) | 1999-02-17 | 1999-02-17 | 光記録媒体およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000242984A true JP2000242984A (ja) | 2000-09-08 |
Family
ID=12538875
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11038927A Pending JP2000242984A (ja) | 1999-02-17 | 1999-02-17 | 光記録媒体およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000242984A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003077186A (ja) * | 2001-09-06 | 2003-03-14 | Tosoh Corp | 光記録媒体 |
-
1999
- 1999-02-17 JP JP11038927A patent/JP2000242984A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003077186A (ja) * | 2001-09-06 | 2003-03-14 | Tosoh Corp | 光記録媒体 |
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