JP2000243989A - 透明フィルム型太陽電池モジュール - Google Patents
透明フィルム型太陽電池モジュールInfo
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Abstract
効率がよく、且つ悪天候の時には容易に巻き上げなどに
よりケース内に収納でき、余分な劣化や損傷を受けず、
長期に渡って安全に使用できるという性能、使用適性に
優れた透明フィルム型太陽電池モジュールを提供する。 【解決手段】 基板用透明フィルム1の上に光起電力素
子10として、両側に透明電極を用いたアモルファスシ
リコンなどからなる薄膜型太陽電池を形成し、その前面
には、熱接着性樹脂層2a を挟んで前面用カバーフィル
ム3を重ね、また、背面には、熱接着性樹脂層2b を挟
んで背面用カバーフィルム4を重ねて、真空ラミネート
法などで積層、一体化して透明フィルム型太陽電池モジ
ュール100を作製する。尚、基板用透明フィルム1、
前面用カバーフィルム3、背面用カバーフィルム4には
耐候性透明フィルムを用いることが好ましい。
Description
陽電池モジュールに関し、更に詳しくは、両面から入射
する光を有効に発電に利用できるようにして発電効率を
高め、且つ、悪天候の際などには、容易にコンパクトに
収納でき、余計な劣化を防止できるようにした透明フィ
ルム型太陽電池モジュールに関する。
の開発が積極的に進められ、太陽電池は、クリーンなエ
ネルギー源として、住宅発電用途にも、その需要が見込
まれるようになっている。また、太陽電池は、その実際
の使用にあたって、そのままでは屋外などの環境下で腐
食などの影響を受けやすいため、外側をパッケージ保護
すること、即ち、モジュール化することが行われてい
る。そして、太陽電池モジュールは、建物で使用する場
合、例えば、屋根に屋根一体型、または屋根上設置型な
どの形式で、保護ガラス、アルミフレーム、およびモジ
ュール用架台などを用いて固定する方法が採られてい
る。
電池モジュールは、その前面側から入射する光を有効に
発電に利用するため、背面側には光反射層が設けられ、
背面が完全に遮光されているため、背面側から入る反射
もしくは輻射光を利用できないという問題があった。ま
た、一旦設置された太陽電池モジュールは、簡単には取
り外しができないため、発電に適さない悪天候の時でも
設置されたままであり、風雨、雪、霰などに曝されて、
太陽電池モジュールが劣化或いは破損することを避けら
れない問題があった。
問題点を解決するためになされたものであり、その目的
とするところは、太陽電池モジュールを、その両面から
入射する光を有効に発電に利用できるようにして、発電
効率を向上させ、また、発電に適さない悪天候の時に
は、容易にケース内などに収納できるようにして、余分
な劣化や損傷を受けることを防止し、長期に渡って安全
に使用することができるという、性能、長期安定性と共
に、加工性、使用適性に優れた太陽電池モジュールを提
供することにある。
発明により解決することができる。即ち、請求項1に記
載した発明は、光起電力素子の一方の面に基板が積層さ
れ、更に、該光起電力素子の基板と反対側の面、または
両方の面に、少なくとも封止用のカバーフィルムが積層
されてなる太陽電池モジュールにおいて、該光起電力素
子の両側の電極に透明電極が用いられると共に、該基板
およびカバーフィルムが透明フィルムで形成され、両面
から光の入射が可能とされていることを特徴とする透明
フィルム型太陽電池モジュールからなる。
池モジュールの前面および背面の両面から入射する光を
発電に利用できるため、発電効率を一層向上させること
ができる。また、太陽電池モジュールの基板およびカバ
ーフィルムに、透明フィルムが用いられているので、屈
曲性があり、ロール状などに巻き上げ可能な太陽電池モ
ジュールとすることができる。
ィルムに用いられる透明フィルムの表面もしくはその内
面側に、光反射防止のための微細な凹凸加工、または、
金属化合物或いは金属の薄膜形成加工が施されているこ
とを特徴とする請求項1記載の透明フィルム型太陽電池
モジュールからなる。
ス法、または紫外線硬化性樹脂コートなどの手段により
加工することができ、また、金属化合物の薄膜形成加工
は、Mg F2 、Zn S、Sn O2 、Cr2O3 などの微粒
子を用いた薄膜コートにより加工することができ、ま
た、金属を用いる場合は、Al などを透明性を損なわな
い程度に薄く蒸着することにより加工することができ
る。
求項1に記載した発明の作用効果に加えて、カバーフィ
ルムで反射される光を少なくすることができるので、外
部から入射する光を有効に利用することができ、太陽電
池モジュールの発電効率を一層向上させることができ
る。
ィルムに用いられる透明フィルムが、耐候性を兼ね備え
た耐候性透明フィルムであって、且つ、その積層面に予
め熱接着性樹脂層が積層されていることを特徴とする請
求項1または2に記載の透明フィルム型太陽電池モジュ
ールからなる。
求項1または2に記載した発明の作用効果に加えて、先
ず、カバーフィルムが透明であると同時に耐候性を備え
ているため、屋外の環境下においても劣化を生じにく
く、太陽電池モジュールの耐久性を向上させることがで
きる。また、カバーフィルムの積層面に予め熱接着性樹
脂層が積層されているため、光起電力素子に積層する
際、別々にフィルムを用意して積層する必要がなく、工
程が簡略化されると同時に、真空加熱圧着時の部材セッ
ティングなどに要する時間も短縮でき、太陽電池モジュ
ールの生産性を向上させることができる。
素子が、少なくともアモルファスシリコン、ポリシリコ
ン、微結晶シリコン、アモルファスシリコンゲルマニウ
ム、II−VI族化合物のうちのいずれか、或いは、それら
を組み合わせて用いてなる薄膜型太陽電池であることを
特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の透明フィ
ルム型太陽電池モジュールからなる。
S/CdTe、CuInSe2 などを使用することができる。ま
た、上記光起電力素子は、一つのp−i−n接合をもつ
シングル接合セルでもよく、また、複数のp−i−n接
合を重ねたタンデム構造セルでもよい。このような薄膜
型太陽電池は、例えば、基板用の透明フィルムの上に、
蒸着手段などにより、金属のメッシュ状電極、透明電
極、発電層、透明電極、金属のメッシュ状電極を順次形
成することにより作製することができる。
求項1乃至3のいずれかに記載した発明の作用効果に加
えて、光起電力素子が柔軟性を有するため、そのモジュ
ール化に際して、ロール形式で連続的に加工することも
可能であり、生産性を著しく向上させることができる。
また、作製された透明フィルム型太陽電池モジュールも
屈曲などに対する安定性に優れているため、巻き取り形
式の透明フィルム型太陽電池モジュールとしても問題な
く使用することができる。
起電力素子が、少なくともTi O2微粒子の表面に色素
増感剤を担持させてなるTi O2 コロイド発電層を備え
た有機太陽電池であることを特徴とする請求項1乃至3
のいずれかに記載の透明フィルム型太陽電池モジュール
である。
ムまたは耐候性透明フィルムを基板として、その上に透
明導電層(透明電極)、前記Ti O2 コロイド発電層、
透明導電層(透明電極)を順に積層して形成することが
できる。尚、前記Ti O2 コロイド発電層には、電気伝
導性の高い電解質液を保持させるが、これを導電性樹脂
に代えることもできる。
太陽電池を薄型で柔軟性を有するように形成することが
できるので、前記請求項1乃至3のいずれかに記載した
発明の作用効果に加えて、そのモジュール化に際して、
ロール形式で連続的に加工することが可能であり、生産
性を向上させることができ、また、作製された透明フィ
ルム型太陽電池モジュールも屈曲などに対する安定性に
優れているため、巻き取り形式の透明フィルム型太陽電
池モジュールとしても問題なく使用することができる。
透明フィルム型太陽電池モジュールが、収納および引き
出し自在なように、ロール形状、または連結された短冊
形状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至5
のいずれかに記載の透明フィルム型太陽電池モジュール
である。
求項1乃至5のいずれかに記載した発明の作用効果に加
えて、透明フィルム型太陽電池モジュールを、ロールカ
ーテン式、アコーデオンカーテン式、ブラインド式など
のように、その収納と引き出しを自由に行える形状に作
製することができる。従って、このような透明フィルム
型太陽電池モジュールを、ビルの屋上や外壁、一般家屋
の屋根、アーケードの屋根、乗り物の屋根などに設置す
ることにより、その両面から入射する光を有効に発電に
利用できると共に、発電に適さない悪天候の時には、容
易に収納することができるので、余分な劣化や損傷を防
止することができ、長期に渡って安全に使用することが
できるようになる。
太陽電池モジュールの材料およびその製造方法など実施
の形態について説明する。先ず、光起電力素子を作製す
る際、基板に用いる透明フィルムとしては、透明性のほ
か、基板としての強度を有すると共に、その上に電極な
どを蒸着し、また、熱処理などを行うことから、耐熱性
を有し、更に耐候性などにも優れることが好ましく、例
えば、ポリアミドイミドフィルム、ポリアリレートフィ
ルム、ポリエステルイミド・フッ素樹脂フィルム、フッ
素樹脂系フィルム、ポリアミドフィルム、ポリエチレン
ナフタレートフィルム、ポリエーテルサルホンフィルム
などを使用することができる。これらは単独のフィルム
を用いてもよく、二種以上を積層した積層フィルムを用
いてもよい。尚、これらのフィルムの蒸着面には、必要
に応じて蒸着用プライマーを塗布することができる。
ムは、太陽電池モジュールの最外層に使用することか
ら、透明性と共に、特に耐候性が重要であり、また、水
蒸気その他のガスバリヤー性、耐擦傷性、突き刺し強度
などにも優れることが好ましい。このような耐候性透明
フィルムとしては、フッ素樹脂系フィルム、ポリカーボ
ネートフィルム、ポリアリレートフィルム、ポリエーテ
ルスルホンフィルム、ポリサルホンフィルム、ポリアク
リロニトリルフィルム、セルロースアセテートフィル
ム、アクリル樹脂フィルム、耐候性ポリエチレンテレフ
タレートフィルム、耐候性ポリプロピレンフィルム、ガ
ラス繊維強化ポリエステルフィルム、ガラス繊維強化ア
クリル樹脂フィルム、ガラス繊維強化ポリカーボネート
フィルムなどを使用することができる。この場合も、上
記いずれか単独のフィルムを用いてもよく、また、二種
以上を積層した積層フィルムを用いてもよい。
せるために、光酸化安定剤、紫外線吸収剤、光安定剤を
添加することができる。例えば、紫外線吸収剤では、無
機微粒子がよく、Ce O2 などの微粒子を好適に使用す
ることができる。更に、水蒸気その他のガスバリヤー性
をレベルアップさせたい場合は、これらのフィルムに酸
化珪素、酸化アルミニウムなどの無機酸化物の蒸着層を
設けることもできる。
ム)を光起電力素子の外側に積層するためには、接着剤
が必要であるが、その積層面は光起電力素子面または基
板面であり、特に、光起電力素子面側は、凹凸形状であ
るため、その凹凸部を接着剤で埋めるようにして積層す
る必要がある。従って、接着性、透明性、耐候性などの
ほか、充填材としての機能も備えた接着剤を用いること
が必要であり、例えば、熱流動性に優れた熱接着性樹脂
を必要な厚さで用いることが、性能、および生産性、経
済性の点で好ましい。
ン−酢酸ビニル共重合体、シングルサイト触媒を用いて
重合したエチレン・α−オレフィン共重合体、エチレン
−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−アクリル酸エ
チル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレ
ン−メタアクリル酸共重合体、線状低密度ポリエチレ
ン、アクリル系樹脂、シリコーン系樹脂のほか、ポリス
チレン系、ポリオレフィン系、ポリジエン系、ポリエス
テル系、ポリウレタン系、フッ素樹脂系、ポリアミド系
のエラストマーなどを使用することができ、これらの中
から、積層面の材質に応じて適するものを選択して使用
することができる。また、これらの熱接着性樹脂は、そ
の耐候性を向上させるために、架橋剤、紫外線吸収剤、
カップリング剤などを適宜混合して使用することができ
る。
ーフィルムを光起電力素子に積層する方法としては、真
空ラミネート法を用いることができる。その場合、熱接
着性樹脂を所要の厚さのフィルム状に製膜し、これを積
層面の間に挿入して用いることもできるが、予めカバー
フィルムに熱接着性樹脂を所要の厚さに積層して用いる
ことが、生産性、経済性を向上できる点で好ましい。カ
バーフィルムに熱接着性樹脂層を積層する方法は、予め
製膜した熱接着性樹脂フィルムを真空加熱圧着して積層
してもよく、ドライラミネーション法で貼り合わせても
よい。また、熱接着性樹脂を押し出しコート法、または
カレンダー法により製膜しながら積層することもでき
る。
説明する。但し、本発明はこれらの図面に限定されるも
のではない。図1、図2は、それぞれ本発明の透明フィ
ルム型太陽電池モジュールの一実施例の概略の構成を示
す模式部分断面図である。また、図3は、本発明の透明
フィルム型太陽電池モジュールに用いられる光起電力素
子の一例の構成を示す模式断面図である。
ジュール100は、前面側(図において上側)から、前
面用カバーフィルム3、熱接着性樹脂層2a 、光起電力
素子10、基板用透明フィルム1、熱接着性樹脂層2b
、背面用カバーフィルム4が順に積層された構成であ
る。上記構成において、基板用透明フィルム1には、先
に説明した透明フィルムを用いることができる。また、
前面用カバーフィルム3、および背面用カバーフィルム
4も透明フィルムであり、先に挙げたような耐候性透明
フィルムを用いることが好ましい。
た熱接着性樹脂を使用することができ、特に、光起電力
素子10の前面側に用いる熱接着性樹脂層2a は、光起
電力素子10の表面の凹凸を埋める充填材を兼ねるた
め、必要な場合、背面側の熱接着性樹脂層2b よりも厚
さを若干厚くすることができる。また、光起電力素子1
0には、先に説明した薄膜型太陽電池、または有機太陽
電池を用いることができる。
00では、基板用透明フィルム1が光起電力素子10の
背面側に位置するように構成したが、基板用透明フィル
ム1が光起電力素子10の前面側に位置するように構成
することもできる。その場合には、光起電力素子10の
背面側(図において下側)が凹凸面となるため、背面側
の熱接着性樹脂層2b を必要に応じて若干厚くして、凹
部を埋められるようにする。また、基板用透明フィルム
1の外側に積層されるカバーフィルム、即ち、図1の場
合、背面用カバーフィルム4は、基板用透明フィルム1
に耐候性その他カバーフィルムとしての性能を兼備させ
ることにより、これを省くこともできる。
ール100の製造は、例えば、熱接着性樹脂層2a を予
め積層した前面用カバーフィルム3と、熱接着性樹脂層
2bを予め積層した背面用カバーフィルム4とを用意
し、また、基板用透明フィルム1の上に光起電力素子1
0を形成して、基板用透明フィルム1と一体化された光
起電力素子10を用意し、その光起電力素子10の基板
用透明フィルム1面に、前記背面用カバーフィルム4の
熱接着性樹脂層2b 面を対向させ、また、光起電力素子
10面には、前記前面用カバーフィルム3の熱接着性樹
脂層2a 面を対向させて重ね合わせ、真空ラミネート方
式で、脱気(真空)、加熱、加圧して一体化させること
により、容易に製造することができる。
太陽電池モジュール100は、柔軟性があり、ロール状
に巻くことができる。また、前面および背面の両面から
光の透過が可能なように構成されているので、両面から
入射する光を発電に利用することができ、発電効率を高
めることができる。
ュール200は、前記図1に示した透明フィルム型太陽
電池モジュール100の構成において、前面用カバーフ
ィルム3の表面に、光反射防止加工を施して、光反射防
止加工部5を設けると共に、透明フィルム型太陽電池モ
ジュール200の性能を一層向上させるために、背面用
カバーフィルム4の内面側に、性能付与層6を追加して
設けて構成したものである。
ム型太陽電池モジュール200の突き刺し強度を向上さ
せる場合は、防湿性ナイロンフィルムなどの突き刺し強
度に優れた透明フィルムをドライラミネーション法など
で背面用カバーフィルム4の内面に積層すればよく、ま
た、水蒸気その他のガスバリヤー性を向上させる場合
は、酸化アルミニウムや酸化珪素の透明蒸着膜を背面用
カバーフィルム4の内面に蒸着してもよく、或いはポリ
塩化ビニリデンなどのハイバリヤー性樹脂の塗膜層やフ
ィルムを積層してもよい。更に、これらの透明蒸着膜と
ハイバリヤー性樹脂層とを組み合わせて積層することも
できる。このような性能付与層6は、光起電力素子10
の片側だけでなく、両側、即ち、前面用カバーフィルム
3側にも設けることができ、また、異なる種類の性能付
与層6を複数重ねて設けることもできる。
1に示した透明フィルム型太陽電池モジュール100の
性能に加えて、発電効率を一層高められると同時に、性
能付与層6の追加により、突き刺し強度や、水蒸気その
他のガスバリヤー性などの性能を一層向上させることが
できる。
モジュールに用いる光起電力素子の一例の構成を示す模
式部分断面図であり、前記図1、図2に示した透明フィ
ルム型太陽電池モジュール100、200の光起電力素
子10の一例の構成を示す図でもある。図3に示した光
起電力素子10は、発電層に水素化アモルファスシリコ
ンを用いた薄膜型太陽電池であり、主たる光入射側(図
において上側)から、メッシュ状電極、透明電極、そし
て、p層、i層、n層の順に形成されたアモルファスシ
リコン層(a−Si 層)、透明電極、メッシュ状電極が
順に積層された構成である。
用いることができ、透明電極にはITO、Sn O2 、Z
n Oなどの薄膜層を用いることができる。このような光
起電力素子10は、基板用透明フィルムの上に、各層を
それぞれに適した蒸着手段などを用いて順次積層して作
製することができる。このような構成を採ることによ
り、光起電力素子10は、両面の電極が光の透過性を有
しているので、両面から入射する光を発電に利用できる
ようになる。
的に説明する。 (実施例の透明フィルム型太陽電池モジュールの作製)
基板用透明フィルムとして、厚さ100μmのポリアミ
ドイミドフィルム〔TI−5000 東レ(株)製〕を
用い、その上にPVD法により、マスクをかけてAl を
蒸着して、Al のメッシュ状電極を形成し、加熱処理
後、その上にITOをスパッタリングにより厚さ100
0Åに蒸着して透明電極を形成し、背面側電極とした。
)電源を用いたPE(Plasma enhanced )−CVD法
により、アモルファスシリコン(a−Si )のn層を厚
さ500Å、i層を厚さ4000Å、p層を厚さ200
Åに積層して発電層を形成し、更にその上に、前面側電
極として、先ずITOをスパッタリングにより厚さ10
00Åに蒸着して透明電極を形成し、次いでその上にP
VD法により、マスクをかけてAl を蒸着して、Al の
メッシュ状電極を形成して、背面側に基板用透明フィル
ムの付いた光起電力素子、即ち、薄膜型太陽電池を作製
した。
するため、前面用カバーフィルムと背面用カバーフィル
ムとに厚さ50μmのエチレン−テトラフルオロエチレ
ン共重合体(以下、ETFE樹脂)フィルム(耐候性透
明フィルム)を用い、前記薄膜型太陽電池の両面に、熱
接着性樹脂層として厚さ100μmのエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体フィルムを挟んで重ね合わせて、真空ラミ
ネート法で真空脱気後、150℃で20分間加熱して一
体化し、実施例の透明フィルム型太陽電池モジュールを
作製した。
方、比較用の太陽電池モジュールを作製するため、前記
実施例の透明フィルム型太陽電池モジュールの構成にお
いて、基板用透明フィルムの上に形成したAl のメッシ
ュ状電極に代えて、Ag電極を、PVD法により全面に
蒸着して形成し、更にその上にテクスチャ構造のZnO
層をスパッタリングにより形成すると共に、背面用カバ
ーフィルムを、厚さ50μmの白色顔料を練り込んだ白
着色ETFE樹脂フィルムに変更したほかは、総て前記
実施例の透明フィルム型太陽電池モジュールと同様に加
工して、比較用の背面反射型(従来型)の太陽電池モジ
ュールを作製した。
ム型太陽電池モジュールと、比較用の従来型の太陽電池
モジュールとを、フレームに取り付けて、ビルの屋上に
水平面に対して30°の角度で並べて設置し、コンクリ
ート面からの輻射光が背面より入射する条件下で性能評
価したところ、発電効率において15%もの向上が確認
できた。
よれば、透明フィルム型太陽電池モジュールであって、
前面および背面の両面から入射する光を有効に発電に利
用できて、発電効率を高められ、且つ、薄型で柔軟性が
あり、ロール状に巻き上げることも可能で、発電に適さ
ない悪天候の時には、容易にケース内などに収納するこ
とができ、余分な劣化や損傷を受けることがなく、長期
に渡って安全に使用できるという、性能、長期安定性と
共に、生産性、使用適性に優れた透明フィルム型太陽電
池モジュールを提供できる効果を奏する。
一実施例の構成を示す模式部分断面図である。
別の一実施例の構成を示す模式部分断面図である。
用いる光起電力素子の一例の構成を示す模式部分断面図
である。
Claims (6)
- 【請求項1】光起電力素子の一方の面に基板が積層さ
れ、更に、該光起電力素子の基板と反対側の面、または
両方の面に、少なくとも封止用のカバーフィルムが積層
されてなる太陽電池モジュールにおいて、該光起電力素
子の両側の電極に透明電極が用いられると共に、該基板
およびカバーフィルムが透明フィルムで形成され、両面
から光の入射が可能とされていることを特徴とする透明
フィルム型太陽電池モジュール。 - 【請求項2】前記カバーフィルムに用いられる透明フィ
ルムの表面もしくはその内面側に、光反射防止のための
微細な凹凸加工、または、金属化合物或いは金属の薄膜
形成加工が施されていることを特徴とする請求項1記載
の透明フィルム型太陽電池モジュール。 - 【請求項3】前記カバーフィルムに用いられる透明フィ
ルムが、耐候性を兼ね備えた耐候性透明フィルムであっ
て、且つ、その積層面に予め熱接着性樹脂層が積層され
ていることを特徴とする請求項1または2に記載の透明
フィルム型太陽電池モジュール。 - 【請求項4】前記光起電力素子が、少なくともアモルフ
ァスシリコン、ポリシリコン、微結晶シリコン、アモル
ファスシリコンゲルマニウム、II−VI族化合物のうちの
いずれか、或いは、それらを組み合わせて用いてなる薄
膜型太陽電池であることを特徴とする請求項1乃至3の
いずれかに記載の透明フィルム型太陽電池モジュール。 - 【請求項5】前記光起電力素子が、少なくともTi O2
微粒子の表面に色素増感剤を担持させてなるTi O2 コ
ロイド発電層を備えた有機太陽電池であることを特徴と
する請求項1乃至3のいずれかに記載の透明フィルム型
太陽電池モジュール。 - 【請求項6】前記透明フィルム型太陽電池モジュール
が、収納および引き出し自在なように、ロール形状、ま
たは連結された短冊形状に形成されていることを特徴と
する請求項1乃至5のいずれかに記載の透明フィルム型
太陽電池モジュール。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP04066999A JP4984197B2 (ja) | 1999-02-18 | 1999-02-18 | 透明フィルム型太陽電池モジュール |
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|---|---|---|---|
| JP04066999A JP4984197B2 (ja) | 1999-02-18 | 1999-02-18 | 透明フィルム型太陽電池モジュール |
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|---|---|
| JP2000243989A true JP2000243989A (ja) | 2000-09-08 |
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|---|---|---|---|
| JP04066999A Expired - Fee Related JP4984197B2 (ja) | 1999-02-18 | 1999-02-18 | 透明フィルム型太陽電池モジュール |
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Cited By (13)
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