JP2000246217A - 有機物処理装置 - Google Patents

有機物処理装置

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JP2000246217A
JP2000246217A JP11049144A JP4914499A JP2000246217A JP 2000246217 A JP2000246217 A JP 2000246217A JP 11049144 A JP11049144 A JP 11049144A JP 4914499 A JP4914499 A JP 4914499A JP 2000246217 A JP2000246217 A JP 2000246217A
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JP
Japan
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heater
temperature
abnormality
temperature sensor
processing tank
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JP11049144A
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English (en)
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Kozo Akamatsu
功三 赤松
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理槽の内部加熱のためのヒータの異常を、
専用の検出手段を設けることなく正確に判定する。 【解決手段】 処理槽加熱のためのヒータHがオン状態
にあるときを異常判定の時期とし、ヒータHの温度検出
のために設けた温度センサ5の検出温度T1 ,T2 を所
定の時間を隔てて取り込み、これらの差(=T2
1 )が所定の基準温度差T0 以下であり、更にこのこ
とが3回継続したとき、ヒータHに異常があると判定し
て、異常表示LED78を点滅させて使用者に報知し、ま
たヒータHへの通電を禁じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、処理槽に投入され
た有機物を、該処理槽の内部に収納された担体中に生息
する微生物の活動により分解処理する有機物処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般家庭、飲食店の厨房内に発生する厨
芥(生ごみ)等の有機物を処理するための一方法とし
て、微生物による分解を利用する方法がある。この方法
による有機物処理装置は、微生物の担体(木質細片、お
が屑、活性炭等)を収納する処理槽の上部に投入口を開
設し、また内部に攪拌体を配して構成され、前記投入口
を経て処理槽内に投入される有機物を前記攪拌体の回転
により担体と共に攪拌し、該担体中に取り込んで分解処
理する構成となっている。
【0003】処理槽の内部は、前記有機物の投入時を含
めて周期的に行われる前記攪拌体による担体の攪拌、換
気ファンの動作により連続的又は間欠的に行われる換
気、及びヒータによる処理槽の内部加熱により、前記微
生物の活動に適した環境に維持されており、前述の如
く、処理槽に投入されて担体中に取り込まれた有機物
は、前記環境下にて良好な活性を有する微生物の活動に
より、堆肥化した少量の残留物を残し、炭酸ガスを主成
分とするガスと水とに分解される。
【0004】以上の如く構成された有機物処理装置にお
いて、前記攪拌及び換気と共に行われる処理槽の内部加
熱は、一般的に、シート状の基材にヒータ芯線を埋設し
てなる面状ヒータを処理槽の外面に被着して、処理槽の
外側から加熱する簡素な構成により行われており、前記
ヒータの表面温度を温度センサにより検出し、この検出
温度に基づいて前記ヒータの通電をオンオフ制御するこ
とにより、処理槽の内部温度を適正温度に維持する温度
制御が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】さて、以上の如き温度
制御を行わせるためには、内部加熱のためのヒータに、
ヒータ芯線の断線等の異常がなく、前記通電により所定
の発熱が得られることが必要であり、前記異常の有無を
判定する判定手段が不可欠である。従来、このような異
常の判定は、前記ヒータへの通電電流を電流検出回路に
より検出し、この検出結果に基づいて行うようにしてい
る。
【0006】ところが、この構成においては、ヒータの
オンオフにより行われる前記温度制御のために本来不要
な電流検出回路を、別途設ける必要があり、制御系の構
成が複雑化し、製品コストの増大を招くといういう問題
があった。
【0007】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、処理槽の内部加熱のためのヒータの異常判定
を、該ヒータのオンオフ制御により行われる温度制御に
必要な温度センサの検出結果を用いて、制御系の構成を
複雑化させることなく行わせ得る有機物処理装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明に係る
有機物処理装置は、有機物を分解処理する処理槽と、該
処理槽の内部を加熱するヒータと、該ヒータの温度を検
出する温度センサと、前記処理槽の内部を所望の温度に
維持すべく、前記温度センサの検出結果に基づいて前記
ヒータへの通電を制御する温度制御手段とを備える有機
物処理装置において、前記ヒータへの通電中又は通電停
止中に前記温度センサの検出温度の変化を求める手段
と、該手段により求められた温度変化を予め設定された
所定値と比較し、この比較結果に基づいて前記ヒータの
異常の有無を判定する異常判定手段とを具備することを
特徴とする。
【0009】本発明においては、ヒータのオンオフによ
る温度制御のために必要な温度センサの検出温度を用
い、この検出温度の変化を予め設定された所定値と比較
して、この比較結果に基づいてヒータの異常の有無を判
定する。
【0010】また第2発明に係る有機物処理装置は、前
記異常判定手段により異常有りの判定がなされたとき、
前記ヒータへの通電を禁じる制御手段を備えることを特
徴とする。
【0011】この発明においては、ヒータに異常がある
と判定されたとき、該ヒータへの通電を停止し、異常状
態にあるヒータに無為な通電がなされることを防止す
る。
【0012】また第3発明に係る有機物処理装置は、前
記異常判定手段により異常有りの判定がなされたとき、
所定の報知動作を行う制御手段を備えることを特徴とす
る。
【0013】この発明においては、ヒータに異常がある
と判定されたとき、所定の報知動作を行わせて、使用者
に異常の発生を報知する。
【0014】また第4発明に係る有機物処理装置は、前
記異常判定手段は、複数回の検出タイミングにて夫々求
められた前記温度変化に基づいて前記判定を行うことを
特徴とする。
【0015】この発明においては、ヒータの温度の検出
結果に基づく異常判定が複数回なされたときヒータに異
常があると判定し、ノイズ等の影響により誤った判定が
なされることを防止する。
【0016】また第5発明に係る有機物処理装置は、外
気温度を検出する外気温センサを備え、該外気温センサ
の検出温度が所定温度以下であるとき、前記ヒータへの
通電を一旦停止させ、前記異常判定手段による判定を、
この停止後の通電中に行わせる構成としてあることを特
徴とする。
【0017】この発明においては、外気温度が所定温度
以下であるとき、ヒータへの通電を一旦停止し、その後
のヒータへの通電時に温度センサによる検出温度が急変
するようにし、この急変部を利用して異常判定を正確に
行う。
【0018】更に第6発明に係る有機物処理装置は、有
機物を分解処理する処理槽と、該処理槽の内部を加熱す
るヒータと、該ヒータの温度を検出する温度センサと、
前記処理槽の内部を所望の温度に維持すべく、前記温度
センサの検出結果に基づいて前記ヒータへの通電を制御
する温度制御手段とを備える有機物処理装置において、
前記ヒータへの通電を所定時間継続した後の前記温度セ
ンサの検出温度を予め設定された所定値と比較し、この
比較結果に基づいて前記ヒータの異常の有無を判定する
異常判定手段を備えることを特徴とする。
【0019】この発明においては、ヒータへの通電を所
定時間継続した後、温度センサによるヒータ温度の検出
値を取込み、この検出温度と所定温度との比較結果に基
づいてヒータの異常の有無を判定する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明に係る有機
物処理装置の正面断面図、図2は、図1のII−II線によ
る側断面図である。図において1は、有機物を分解処理
する処理槽である。この処理槽1は、図2に示す如く、
下半部を半円形とした側断面形状を有し、また上部の略
全面に有機物投入のための開口を備える中空容器であ
り、矩形箱形をなす外装ケース2の内部に支持されてい
る。
【0021】図2に示す如く処理槽1の上部開口には、
外装ケース2の天板から垂下された短寸筒形の投入シュ
ート20が差し込まれ、処理対象となる有機物の投入口が
形成されており、この投入口の上部は、外装ケース2の
上面に、その後縁に沿った軸回りに揺動自在に枢支され
た上蓋21により開閉自在に覆ってある。
【0022】図1に示す如く処理槽1の上部一側には、
運転制御のための制御基板3が配設された基板室30が設
けてあり、該基板室30と同側の投入シュート20の背面と
の間に、該投入シュート20の壁面を貫通する多数の排気
孔22,22(図2参照)を介して処理槽1の内部に連通す
る排気風路32が形成されており、処理槽1の内部の空気
は、前記排気風路32の中途に配された換気ファンFの動
作により外装ケース2の外部に排気されるようになして
ある。
【0023】処理槽1の上部には、図2に示す如く、適
宜の幅に亘って内側に折り返されて前記投入口の周囲を
縁取る折り返し部10が形成され、該折り返し部10には、
これを内外に貫通する複数の吸気孔11,11…が形成され
ている。また外装ケース2の底面には、これを内外に貫
通する複数の吸気孔12,12…が、図1に示すように形成
されており、前記換気ファンFの動作により処理槽1か
らの排気がなされた場合、図1中に矢符により示す如
く、前記吸気孔12,12…を経て外装ケース2の内部に外
気が吸込まれ、この外気が、処理槽1との間の間隙を風
路として上方に向けて流れ、前記吸気孔11,11…の夫々
を経て処理槽1の内部に導入される構成となっている。
【0024】外装ケース2の内側底部には、前記吸気孔
12,12…の開口部に臨ませて外気温センサ8が取付けて
あり、この外気温センサ8により、前述の如く換気ファ
ンFの動作により各吸気孔12,12…を経て吸込まれる外
気の温度が検出されるようになしてある。
【0025】処理槽1の内側には、両側壁間に横架され
た攪拌軸40と、該攪拌軸40から放射状に突設された複数
の攪拌棒41,41…とを備える攪拌体4が配してあり、処
理槽1の一側外部への攪拌軸40の突出端は、伝動ベルト
及び伝動歯車の組み合わせにより構成された伝動機構42
を介して、外装ケース2の同側底部に配された攪拌モー
タMの出力軸に連結されている。処理槽1の内部には、
図2に示す如く、おが屑、木質細片等を用いてなる微生
物の担体Aが収納されており、この担体Aは、前記攪拌
モータMにより伝動機構42を介して減速駆動される攪拌
体4の回転により、幅方向及び深さ方向の略全域に亘っ
て攪拌される。
【0026】この攪拌動作は、上部の投入口から処理槽
1内へ有機物が投入されたとき、この有機物を担体A中
に取り込むべく行なわれ、その後の運転中においては、
有機物の分解により担体A中に生成される水分及びガス
を処理槽1の上部空間に放出して、該担体Aの内部環境
の悪化を防ぐべく所定の周期毎に行なわれる。
【0027】また前述した換気ファンFの動作による処
理槽1内部の換気は、処理槽1の内部に投入される有機
物の量に応じて、連続的又は間欠的に行われる。このよ
うな動作により、前記攪拌に伴って担体Aから放出され
る水分及びガスが排出され、また処理槽1に導入された
外気が前記担体A中に取り込まれる。
【0028】半円形断面をなす処理槽1の底部外面に
は、図2に示す如く、内部加熱のためのヒータHが被着
されている。図3は、本発明に係る有機物処理装置の下
半部の背面断面図であり、前記ヒータHの被着態様が示
されている。
【0029】図示の如く、ヒータHは、シート状の基材
Sに、これの表面全体を往復する態様にヒータ芯線Lを
埋設してなる面状ヒータであり、該ヒータHには、その
表面温度検出用の温度センサ5が取付けてある。この温
度センサ5は、周辺温度によりその抵抗値を換えるサー
ミスタをを用いて簡素に構成することができ、前記基材
S表面の一隅部に、ヒータ芯線Lの埋設域から適長離隔
した位置に貼着して取付けてある。
【0030】以上の如きヒータHによる処理槽1の内部
加熱は、担体Aの内部温度を微生物の活動に適した温度
に保つべく、処理槽1上部の基板室30の内部に配した制
御基板3上に構成された運転制御部6(図4参照)の後
述する動作により、前記温度センサ5により検出される
ヒータHの表面温度に基づいて、該ヒータHへの通電を
オンオフ制御して行われる。
【0031】このような温度制御は、前述した攪拌及び
換気制御と共に行われ、これらの制御により担体Aの内
部は、適量の空気の供給と適正な温度の維持とにより、
微生物の活動に適した環境に保たれ、処理槽1内に投入
されて担体A中に取り込まれた有機物は、堆肥化した少
量の残留物を残し、炭酸ガスを主成分とするガスと水と
に分解される。
【0032】このような分解処理の進行に伴って前記担
体A中には、分解処理後の残留物、有機物と共に投入さ
れる難分解物(ビニール袋、割箸、貝殻等)が蓄積さ
れ、該担体A中における微生物の生息環境が悪化し、処
理能力の低下を招くことから、劣化した担体Aを交換す
る必要がある。
【0033】この交換は、図2に示す如く、外装ケース
2の前面下部に着脱自在に設けた外蓋26を取外し、処理
槽1の底面の一側(前側)に引出し式のシャッタ23によ
り覆って開設された排出口を開放して、処理槽1内部の
担体Aを、これの下部に設けた排出シュート24上に取出
し、該排出シュート24前部の取出口25から外部に取り出
し、その後、前記シャッタ23及び外蓋26をこの順に装着
して、前記上蓋21の持ち上げにより開放された前記投入
口から処理槽1の内部に新たな担体Aを投入する手順に
よりなされる。
【0034】図4は、本発明に係る有機物処理装置の制
御系のブロック図であり、前述の如く制御基板3上にマ
イクロプロセッサを用いて構成された運転制御部6の入
力側には、運転操作及び運転状態表示のための操作表示
部7が接続されている。該操作表示部7は、図1に示す
如く、前記基板室30上部を覆う外装ケース2の天板上
に、使用者による操作及び視認が可能に配設されてい
る。
【0035】図5は、操作表示部7の構成例を示す平面
図であり、本図に示す如く操作表示部7には、処理槽1
の内部への有機物の投入量の多少に応じて操作される処
理モード指定スイッチ70,71,72、これらの操作に応じ
て各別に点灯する処理モード表示LED73,74,75、及
び処理モードの指定完了後に運転動作の開始を指示すべ
く操作される運転スイッチ76が配設されている。
【0036】また操作表示部7には、担体交換LED77
及び異常表示LED78が配設されている。担体交換LE
D77は、前述の如く処理槽1内の担体Aが劣化し、交換
が必要な時期にあることを使用者に報知するために設け
られ、また異常表示LED78は、装置各部に異常が発生
したことを使用者に報知するために設けられたものであ
り、これらは、前記処理モード表示LED73,74,75と
共に、運転制御部6から与えられる制御指令に応じて点
灯又は点滅される構成としてある。
【0037】また運転制御部6の入力側には、装置各部
の状態を検出する図示しない各種のセンサの出力と共
に、ヒータHに前述の如く取付けられた温度センサ5の
出力と、外気温度を検出する外気温センサ8の出力とが
与えられている。一方運転制御部6の出力側には、前記
攪拌体4(の駆動用のモータM)、換気ファンF及びヒ
ータHが、各別の制御回路を介して接続されており、こ
れらは、運転制御部6からの制御指令に従って動作せし
められる。
【0038】使用者は、前記上蓋21を開放して処理槽1
の内部に有機物(生ごみ)を投入する際に、この投入量
に応じて前記処理モード指定スイッチ70,71,72のいず
れかを操作し、対応する処理モード表示LED73,74,
75の点灯を確認した後、前記運転スイッチ76を操作し
て、指定した処理モードに応じた運転動作を指示するこ
とができる。
【0039】運転制御部6は、前記処理モード指定スイ
ッチ70,71,72のオンオフにより、処理槽1の内部への
有機物の投入量を認識し、この認識結果に基づいて出力
側の攪拌体4、換気ファンF及びヒータHに制御指令を
発し、投入量に応じた処理を行わせるべく、前述した手
順により、攪拌、換気及び温度制御を実行する。
【0040】更に運転制御部6においては、処理槽1の
内部加熱のために設けた前記ヒータHの異常の有無を、
入力側に接続された温度センサ5の検出温度を用いて判
定する動作が以下の手順により行われる。なお、以下の
説明においては、異常があると判定されたとき、前記操
作表示部7の異常表示LED78を点滅させることにより
使用者に報知する構成としてあるが、異常表示LED78
の点灯、警報ブザーの鳴動等、他の報知動作を行わせる
場合においても全く同様に実施し得ることは言うまでも
ない。
【0041】図6は、前記異常の判定を行うために運転
制御部6において行われる動作の流れを示すフローチャ
ートである。有機物処理装置の電源の投入に応じてその
動作を開始し、図示のフローチャートに従う異常判定動
作を所定の制御周期毎に実施し、まず、処理槽1加熱の
ためのヒータHがオン状態にあるか否かを判定し(ステ
ップ1)、オフ状態にある場合には、異常判定時期では
ないのでリターンし、通常の制御動作を行う。
【0042】ヒータHがオン状態にある場合、運転制御
部6は、異常判定時期にあるとし、入力側に接続された
温度センサ5からヒータH表面の検出温度T1 を取込み
(ステップ2)、次に予め設定された所定時間が経過す
るまで待ち(ステップ3)、所定時間経過後の前記温度
センサ5の検出温度T2 を取り込む(ステップ4)。
【0043】この後運転制御部6は、前記所定時間を隔
てて取り込んだ温度センサ5の検出温度T1 とT2 との
差(=T2 −T1 )を、この間の温度変化として求め、
これを予め設定された基準温度差T0 と比較し(ステッ
プ5)、この比較の結果、前記検出温度の差が基準温度
差T0 以上であるときには、ヒータHは正常に動作して
いると判定し、異常回数をカウントする異常カウンタを
リセットして(ステップ6)リターンし、通常の制御動
作を行う。
【0044】一方、ステップ5での比較の結果、前記検
出温度の差(=T2 −T1 )が基準温度差T0 未満であ
るときには、ヒータ芯線Lの断線等、ヒータHに何らか
の異常が発生していると判定し、前記異常カウンタのカ
ウント値Cに1を加え(ステップ7)、次いでこのカウ
ント値Cが予め設定された所定回数(図においては3
回)に達しているか否かを判定し(ステップ8)、この
結果、前記カウント値Cが3回未満である場合には、ヒ
ータHに異常が発生しているか否かの判定を保留してリ
ターンし、通常の制御動作を行う。
【0045】また前記ステップ8において、異常カウン
タのカウント値Cが3回に達していると判定された場
合、即ち、温度センサ5による検出温度の差(=T2
1 )が基準温度差T0 未満である状態が3回連続して
生じた場合には、ヒータHに異常が発生していると判定
して、出力側の異常表示LED78に動作指令を発し、該
異常表示LED78を点滅させ、使用者に異常の発生を報
知すると共に、出力側のヒータHにオフ指令を発し、該
ヒータHへの通電を停止し(ステップ9)、その後リタ
ーンして以降の制御動作を休止して待機する。
【0046】以上の如く本発明に係る有機物処理装置に
おいては、ヒータHの異常の有無の判定が、該ヒータH
の表面温度を検出する温度センサ5の検出温度の変化を
用いて行われる。この温度センサ5は、前述した温度制
御において現状の温度を示すフィードバック信号を得る
ために不可欠なセンサであり、このような温度センサ5
の検出温度に基づいてヒータHの異常判定がなされるこ
とから、専用の検出手段が不要であり、制御系の複雑化
を招くことなくヒータHの異常判定を行うことができ
る。
【0047】また図6のフローチャートに示す如く、所
定時間隔てて得られた温度センサ5の検出温度の差が基
準温度差T0 以下であったとき、直ちに異常であると判
定するのではなく、この状態が複数回(3回)の制御時
期に亘って連続して生じているとき異常であると判定す
るから、各種のノイズの影響による誤判定を防止し、正
確な判定が可能となる。
【0048】またヒータHに異常があると判定されたと
き、異常表示LED78を点滅させるから、異常の発生を
使用者に確実に報知することができる。なお、前記異常
表示LED78を点滅させると共に、警報ブザーを鳴動さ
せる等、音による報知を併せて行わせることにより、よ
り確実な報知が可能となる。
【0049】更にヒータHに異常があると判定されたと
き、該ヒータHへの通電を強制的にオフする構成とした
から、無為な通電を防ぐと共に、ヒータHの異常に伴う
種々の不都合を未然に防止することができる。
【0050】なお図6に示すフローチャートにおいて
は、ヒータHがオン状態にある間を異常の判定時期とし
ているが、オフ状態にあるときの温度降下によっても異
常の判定は可能であり、オフ状態にある間を異常の判定
時期としてもよく、またオンオフの如何に拘わらず異常
の判定を行わせるようにしてもよい。但し、オフ状態に
あるときの温度降下の程度には、外気温の高低の影響が
生じるから、ヒータHがオフ状態にある間を判定時期と
する場合には、外気温に応じた補正を行う等の配慮が必
要である。
【0051】また外気温が過度に低い場合には、処理槽
1の内部温度の適正温度に維持するために、前記ヒータ
Hに連続的に通電される場合がある。図7は、外気温度
が常温である場合と、過度に低い場合とにおける前記温
度センサ5による検出温度の変化を示す図である。
【0052】図中の実線は、外気温度が常温(20℃前
後)である場合の検出温度の変化を示している。この場
合、温度センサ5の検出温度は、時間の経過と共に上昇
し、その後は、この検出温度に基づくヒータHのオンオ
フ制御により、所定温度の前後において昇降を繰り返す
変化態様を示し、この昇降時に前述した手順によりヒー
タHの異常判定がなされる。
【0053】一方、図中の一点鎖線は、外気温度が過度
に低い(例えば−5℃)場合の検出温度の変化を示して
いる。この場合、温度センサ5の検出温度は、時間の経
過と共に上昇するが、ある程度上昇した後は、外気温度
の影響により所定温度近傍にて平衡する変化態様を示
し、ヒータHは、連続的に通電がなされる。
【0054】このような場合に図6に示すフローチャー
トに従ってヒータHの異常判定を行うと、温度センサ5
の検出温度の変化が小さいことから、ヒータHの異常の
有無が誤って判定される虞れがある。図8は、このよう
な問題の解消を図ったヒータの異常判定動作の他の実施
の形態を示すフローチャートである。
【0055】本図のフローチャートに従う異常判定動作
は、図6のフローチャートと同様、所定の制御周期毎に
実施され、運転制御部6はまず、入力側に接続された外
気温センサ8の検出温度を取込み、外気温度が予め設定
された所定温度t0 以下であるか否かを調べ(ステップ
11)、t0 以下である場合には、出力側のヒータHにオ
フ指令を発し、該ヒータHへの通電を停止し(ステップ
12)、この状態を所定時間継続(ステップ13)した後、
再度ヒータをオンして(ステップ14)、その後に異常判
定を行わせるべくステップ16に進む。
【0056】一方、外気温度がt0 を超えている場合に
は、ヒータHがオン状態にあるか否かを調べ(ステップ
15)、オフ状態にある場合には、異常判定時期ではない
のでリターンし、通常の制御動作を行う。
【0057】一方ヒータHがオン状態にある場合、運転
制御部6は、異常判定時期にあるとし、ステップ16に進
む。ステップ16以降の異常判定の動作は、図6に示すフ
ローチャートのステップ2〜ステップ9におけると全く
同様に、ヒータHの表面温度を検出する温度センサ5の
検出温度を時間を隔てて取込み、両者の差が所定の基準
温度差T0 以下である状態が複数回(3回)続いたと
き、異常ありと判定する異常判定動作を行う。
【0058】この図に示すフローチャートは、図6に示
すフローチャートにステップ11〜ステップ14を追加し、
外気温度が所定温度t0 以下であったとき、図7中に一
点鎖線により示す如き温度変化状態となり、ヒータHの
異常判定が誤ってなされる虞れがあるとして、ヒータH
を所定時間オフし、その後にオン状態となる間を利用し
て異常判定を行わせるようにしたものである。
【0059】即ち、ステップ12においてヒータHがオフ
される結果、この間の温度センサ5による検出温度は、
図7中に破線により示す如く、一旦急減し、その後のヒ
ータHのオンにより増加する変化態様を示し、この増加
部が異常判定時期として利用されることとなり、外気温
が低い場合であってもヒータHの異常の有無を精度良く
判定することが可能となる。
【0060】図9は、外気温が低い場合に異常判定が誤
ってなされる問題の解消を図ったヒータの異常判定動作
の他の実施の形態を示すフローチャートであり、図8に
示すフローチャートとの相違は、外気温が低い場合の異
常判定の手順にある。
【0061】本図のフローチャートに従う異常判定動作
は、図6,図8のフローチャートと同様、所定の制御周
期毎に実施され、運転制御部6はまず、入力側に接続さ
れた外気温センサ8の検出温度を取込み、外気温度が予
め設定された所定温度t0 以下であるか否かを調べる
(ステップ31)。この結果外気温度がt0 を超えている
場合には、ステップ32〜ステップ40に進み、図6に示す
フローチャートのステップ2〜ステップ9におけると全
く同様に、ヒータHの表面温度を検出する温度センサ5
の検出温度を時間を隔てて取込み、両者の差が所定の基
準温度差T0 以下である状態が複数回(3回)続いたと
き、異常ありと判定する異常判定動作を行う。
【0062】一方、外気温度がt0 以下である場合に
は、出力側のヒータHにオン指令を発し、該ヒータHへ
の通電を行い(ステップ41)、この通電を所定時間継続
し(ステップ42)、その後温度センサ5の検出温度T3
を取り込み(ステップ43)、次にこの検出温度T3 を予
め設定された基準温度T30と比較する(ステップ44)。
【0063】この比較の結果、検出温度T3 が基準温度
30 以上であるときには、ヒータHは正常に動作して
いると判定してリターンし、通常の制御動作を行う。一
方、前記比較の結果、検出温度T3 が基準温度T30
満であるときには、ヒータ芯線Lの断線等、ヒータHに
何らかの異常が発生していると判定してステップ40に進
み、出力側の異常表示LED78に動作指令を発し、該異
常表示LED78を点滅させ、使用者に異常の発生を報知
すると共に、出力側のヒータHにオフ指令を発し、該ヒ
ータHへの通電を停止し、その後リターンして以降の制
御動作を休止して待機する。
【0064】この図に示すフローチャートにおいては、
外気温度が所定温度t0 以下であったとき、図7中に一
点鎖線により示す如き温度変化状態となることを利用
し、ヒータHを所定時間オンして温度センサ5による検
出温度が略平衡するまで待ち、この平衡後の検出温度T
3 が基準温度T30以下であるとき、異常ありの判定を行
わせるようにしたものであり、外気温が低い場合であっ
てもヒータHの異常の有無を精度良く判定することが可
能となる。
【0065】なおこのような判定は、外気温の如何に拘
わらず実施可能である。但し、この場合には、種々の外
気温下にて前記基準温度T30を段階的に変更することが
必要である。
【0066】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明の第1発明に係
る有機物処理装置においては、処理槽の内部加熱のため
のヒータの異常判定を、該ヒータのオンオフによる温度
制御のために必要な温度センサの検出温度の変化を利用
して行うから、前記異常判定のための専用の検出手段が
不要であり、制御系の構成を複雑化させることなく異常
の有無を正確に判定することができる。
【0067】また第2発明に係る有機物処理装置におい
ては、異常判定手段によりヒータに異常があると判定さ
れたとき、該ヒータへの通電を禁じるから、異常状態に
あるヒータに無為な通電がなされることがなく、ヒータ
の異常に伴う種々の不都合を未然に防止することができ
る。
【0068】また第3発明に係る有機物処理装置におい
ては、異常判定手段によりヒータに異常があると判定さ
れたとき、報知手段が所定の報知動作を行うから、使用
者に異常の発生を報知し、所定の処置を行わせることが
できる。
【0069】また第4発明に係る有機物処理装置におい
ては、異常判定手段によるヒータの異常の有無の判定
が、温度センサによる複数回の検出タイミングにて夫々
求められた温度変化に基づいてなされるから、ノイズ等
の影響による温度センサの誤まった検出値に従って誤っ
た異常判定がなされる虞れがなく、正確な判定が可能と
なる。
【0070】また第5発明に係る有機物処理装置におい
ては、外気温センサにより検出された外気温度が所定温
度以下であるとき、ヒータへの通電を一旦停止し、この
停止後のヒータへの通電により温度センサによる検出温
度を明確に変化させ、この変化部を利用して異常判定を
行うから、外気温度が低い場合においても正確な異常判
定を行わせることができる。
【0071】更に第6発明に係る有機物処理装置におい
ては、第1発明の場合と同様に、ヒータのオンオフによ
る温度制御のために必要な温度センサの検出温度を用
い、ヒータのオン状態を所定時間継続した後に得られた
検出温度を予め設定された所定値と比較して、この比較
結果に基づいてヒータの異常の有無を判定するから、前
記異常判定のための専用の検出手段が不要であり、制御
系の構成を複雑化させることなく、また外気温度の影響
を受けることなく異常の有無を判定することができる。
またこの判定が、ヒータへの通電を継続した状態でなさ
れるから、外気温度が低い場合の異常判定時に処理槽内
部の温度が低下させられず、この間の処理能力の一時的
な低下を未然に防止することができる等、本発明は優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る有機物処理装置の正面断面図であ
る。
【図2】図1のII−II線による側断面図である。
【図3】本発明に係る有機物処理装置の下半部の背面断
面図である。
【図4】本発明に係る有機物処理装置の制御系のブロッ
ク図である。
【図5】操作表示部の構成例を示す平面図である。
【図6】ヒータの異常判定動作の流れを示すフローチャ
ートである。
【図7】温度センサによる検出温度の変化に対する外気
温度の影響を示す図である。
【図8】ヒータの異常判定動作の他の実施の形態を示す
フローチャートである。
【図9】ヒータの異常判定動作の他の実施の形態を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 処理槽 5 温度センサ 6 運転制御部 7 操作表示部 8 外気温センサ 78 異常表示LED H ヒータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機物を分解処理する処理槽と、該処理
    槽の内部を加熱するヒータと、該ヒータの温度を検出す
    る温度センサと、前記処理槽の内部を所望の温度に維持
    すべく、前記温度センサの検出結果に基づいて前記ヒー
    タへの通電を制御する温度制御手段とを備える有機物処
    理装置において、前記ヒータへの通電中又は通電停止中
    に前記温度センサの検出温度の変化を求める手段と、該
    手段により求められた温度変化を予め設定された所定値
    と比較し、この比較結果に基づいて前記ヒータの異常の
    有無を判定する異常判定手段とを具備することを特徴と
    する有機物処理装置。
  2. 【請求項2】 前記異常判定手段により異常有りの判定
    がなされたとき、前記ヒータへの通電を禁じる制御手段
    を備える請求項1記載の有機物処理装置。
  3. 【請求項3】 前記異常判定手段により異常有りの判定
    がなされたとき、所定の報知動作を行う制御手段を備え
    る請求項1又は請求項2記載の有機物処理装置。
  4. 【請求項4】 前記異常判定手段は、複数回の検出タイ
    ミングにて夫々求められた前記温度変化に基づいて前記
    判定を行う請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の有
    機物処理装置。
  5. 【請求項5】 外気温度を検出する外気温センサを備
    え、該外気温センサの検出温度が所定温度以下であると
    き、前記ヒータへの通電を一旦停止させ、前記異常判定
    手段による判定を、この停止後の通電中に行わせる構成
    としてある請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の有
    機物処理装置。
  6. 【請求項6】 有機物を分解処理する処理槽と、該処理
    槽の内部を加熱するヒータと、該ヒータの温度を検出す
    る温度センサと、前記処理槽の内部を所望の温度に維持
    すべく、前記温度センサの検出結果に基づいて前記ヒー
    タへの通電を制御する温度制御手段とを備える有機物処
    理装置において、前記ヒータへの通電を所定時間継続し
    た後の前記温度センサの検出温度を予め設定された所定
    値と比較し、この比較結果に基づいて前記ヒータの異常
    の有無を判定する異常判定手段を備える有機物処理装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022518237A (ja) * 2019-01-21 2022-03-14 ブリティッシュ アメリカン タバコ (インヴェストメンツ) リミテッド タバコ産業製品およびタバコ産業製品に関する方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022518237A (ja) * 2019-01-21 2022-03-14 ブリティッシュ アメリカン タバコ (インヴェストメンツ) リミテッド タバコ産業製品およびタバコ産業製品に関する方法
JP7576553B2 (ja) 2019-01-21 2024-10-31 ニコベンチャーズ トレーディング リミテッド タバコ産業製品およびタバコ産業製品に関する方法
US12396481B2 (en) 2019-01-21 2025-08-26 British American Tobacco (Investments) Limited Tobacco industry product and methods relating to tobacco industry products

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