JP2000237722A - 有機物処理装置 - Google Patents

有機物処理装置

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JP2000237722A
JP2000237722A JP11047232A JP4723299A JP2000237722A JP 2000237722 A JP2000237722 A JP 2000237722A JP 11047232 A JP11047232 A JP 11047232A JP 4723299 A JP4723299 A JP 4723299A JP 2000237722 A JP2000237722 A JP 2000237722A
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Kozo Akamatsu
功三 赤松
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理能力が低下した担体の交換時期を正確に
判定し、該担体の交換を促す報知を誤りなく行わせるこ
とができるようにする。 【解決手段】 電源投入後の処理時間Tを積算し、この
処理時間Tが予め設定された基準時間T1 と上限時間T
2 との間にあるとき、処理槽内部の担体を攪拌する攪拌
体がロック状態にあるか否かを調べ、ロック状態にある
とき担体の交換が必要であると判定し、担体交換LED
77を点滅させて担体の交換を促す。処理時間Tが基準時
間T1 に満たないときロック状態にあることが検出され
た場合、担体の劣化以外の原因によりロック状態が生じ
ていると判定し、異常表示LED78を点滅させて異常の
発生を報知する。処理時間Tが上限時間T2 を超えてい
るとき、無条件に担体の交換が必要であると判定し、担
体交換LED77を点滅させて担体の交換を促す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、処理槽に投入され
た有機物を、該処理槽の内部に収納された担体中に生息
する微生物の活動により分解処理する有機物処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般家庭、飲食店の厨房内に発生する厨
芥(生ごみ)等の有機物を処理するための一方法とし
て、微生物による分解を利用する方法がある。この方法
による有機物処理装置は、微生物の担体(木質細片、お
が屑、活性炭等)を収納する処理槽の上部に投入口を開
設し、また内部に攪拌体を配して構成され、前記投入口
を経て処理槽内に投入される有機物を前記攪拌体の回転
により担体と共に攪拌し、該担体中に生息する微生物の
活動により前記有機物を分解処理する構成となってい
る。
【0003】前記攪拌により担体中に取り込まれた有機
物は、その後に周期的に行われる攪拌、並びに処理槽内
部の換気制御及び温度制御により適正化された環境下で
の微生物の活動により、自然界において日常的に行われ
ている如く、堆肥化した少量の残留物を残し、炭酸ガス
を主成分とするガスと水とに分解される。
【0004】さて以上の如き分解処理の結果として生成
されるガス及び水は、処理槽内部の換気により排出され
るが、堆肥化した残留物、及び有機物と共に投入される
難分解物(ビニール袋、割箸、貝殻等)は担体中に徐々
に蓄積され、微生物の生息環境の悪化を招来することか
ら、長期に亘って良好な処理能力を維持するためには、
残留物及び難分解物を含んで劣化した担体を定期的に交
換する必要がある。
【0005】ところが、この担体交換は、数カ月程度の
時間間隔毎に行われるものであり、使用者の判断により
交換を行わせた場合、適正な時期での交換がなされない
虞れが高く、劣化した担体が交換されないまま放置され
て、処理能力の低下を招来するのみならず、処理槽内に
投入された有機物が腐敗して後処置に困るという問題が
ある。
【0006】そこで、特開平10−5733号公報、特開平10
−128298号公報(B09B 3/00)等には、通電開始からの
経過時間を積算して、この積算時間が予め定めた所定時
間に達したとき、使用者に担体の交換を促す報知を行わ
せる報知手段を備え、ランプの点灯、ブザーの鳴動等の
報知動作を行わせることにより前述した問題の解消を図
った有機物処理装置が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上の如き
報知手段を備えた有機物処理装置においては、担体の交
換時期の判定が、通電開始からの経過時間のみを対象と
してなされている一方、処理槽内部の担体の状態は、投
入される有機物の種類及び量、周辺環境等の処理条件に
応じて種々に変化することから、前述した判定により担
体交換の正確な時期を知ることは困難である。
【0008】従って、報知の遅れに伴う前述した問題の
発生を回避するために、前記判定の基準として用いる所
定時間を短めに設定して対処する必要があり、このよう
にした場合、未だ使用可能な段階にて担体交換を促す報
知がなされ、この報知に従って担体交換を行う使用者に
無為な負担を強いるという問題があった。
【0009】前記特開平10−128298号公報には、有機物
の投入に際して使用者により操作される処理モードの切
換えスイッチを設け、この切換えスイッチの操作に応じ
て、その後の経過時間に重み付けをすることにより、前
記担体の交換時期の判定精度を高めるようにしてある。
【0010】しかしながら、この場合、満足すべき判定
精度を得るためには、投入される有機物の種類、量等、
処理状態に影響を与える多岐の項目毎に切換えが可能な
切換えスイッチを設ける必要があり、このようにした場
合、有機物を投入する毎に使用者に煩雑な操作を強いる
という難点があり、また前記切換えスイッチの操作を忘
れた場合、前記操作が誤ってなされた場合、これらの操
作に応じた不適切な重み付けにより、担体の交換時期の
判定精度が逆に悪化する虞れがあった。
【0011】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、処理能力が低下した担体の交換時期を正確に判
定し、該担体の交換を促す報知を誤りなく行わせること
ができ、またこのために煩雑な操作を強いることのない
有機物処理装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明に係る
有機物処理装置は、処理槽に投入された有機物を、攪拌
体の回転により前記処理槽の内部に収納された担体と共
に攪拌し、該担体中に生息する微生物の活動により分解
処理する有機物処理装置において、前記分解処理が行わ
れている処理時間を積算する積算手段と、前記攪拌中の
前記攪拌体がロック状態にあることを検出するロック検
出手段と、該ロック検出手段による検出が、前記積算手
段による積算時間が予め設定された所定時間に達した後
になされたとき、所定の報知動作を行う報知手段とを具
備することを特徴とする。
【0013】本発明においては、処理槽内部の担体の状
態が悪化したとき、該担体の含有水分が多くなり、攪拌
体の回転が阻害されることに着目し、この回転阻害によ
り攪拌体がロック状態にあることを検出するロック検出
手段を設け、このロック検出手段による検出が攪拌動作
中であるにも拘わらずなされたとき担体交換が必要な時
期にあると判定して、このことを、ブザーの鳴動、ラン
プの点灯等の適宜の手段により使用者に報知する。但
し、攪拌体のロックは、駆動用のモータ又は該モータか
ら攪拌体への伝動系の故障、処理槽内壁と攪拌体との間
の固形物の噛み込み等、他の原因により生じることがあ
ることから、処理時間を積算する積算手段を併せて設
け、この積算手段による積算時間を交換時期を大まかに
知るための目安として用い、積算時間が所定時間に達し
た後にロック検出手段による検出がなされた場合にのみ
前記報知を行わせて、担体交換を促す報知が他の原因に
より誤ってなされることを防ぐ。
【0014】また第2発明に係る有機物処理装置は、前
記ロック検出手段による検出が、前記積算手段による積
算時間が前記所定時間に達する前になされたとき、前記
報知手段と異なる種類の報知動作を行う第2の報知手段
を備えることを特徴とする。
【0015】この発明においては、ロック検出手段によ
る検出が、積算手段による積算時間が前記所定時間に達
する前になされた場合、前述した攪拌体の駆動用モータ
又は該モータから攪拌体への伝動系の故障、処理槽内壁
と攪拌体との間の固形物の噛み込み等の何らかの異常が
生じていると判定し、第2の報知手段が、担体交換を促
す報知と異なる報知動作を行い、前記異常の発生を使用
者に報知する。
【0016】また第3発明に係る有機物処理装置は、前
記積算手段は、電源の投入中の経過時間を積算する構成
としてあることを特徴とし、また第4発明に係る有機物
処理装置は、前記積算手段は、電源の投入中の経過時間
を、処理槽内への有機物の投入の都度設定される処理モ
ードに応じて重み付けして積算する構成としてあること
を特徴とする。
【0017】第3発明においては、担体の交換時期を大
まかに知る目安として用いる積算手段による積算を、電
源の投入中の経過時間を対象として行い、複雑な処理を
要することなく前記目安の設定を可能とする。また第4
発明においては、担体の交換時期を知るための目安とし
て用いる積算手段による積算を、電源の投入中の経過時
間を処理モードに応じて重み付けした時間を対象として
行い、より正確な目安の設定を可能とする。
【0018】また第5発明に係る有機物処理装置は、前
記積算手段による積算時間を逐次記憶する不揮発性メモ
リを備えることを特徴とする。
【0019】この発明においては、積算手段により積算
された処理時間を不揮発性メモリに記憶し、電源遮断時
にも保持して、次の電源投入後の処理時間の積算を不揮
発性メモリの記憶値を起点として行わせ、停電時、又は
電源遮断が頻繁に行われる用途において、処理時間の積
算値が失われることをなくし、担体交換の要否を正確に
判定する。
【0020】更に第6発明に係る有機物処理装置は、前
記処理槽内への有機物の投入を検出する手段と、該手段
による検出がなされたとき前記報知手段に報知動作を行
わせる報知制御手段とを備えることを特徴とする。
【0021】この発明においては、ロック検出手段によ
る検出に応じた報知を、処理槽の内部に有機物が投入さ
れたとき、即ち、使用者が近くにいるときに行わせ、無
為な報知がなされることを防止する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明に係る有機
物処理装置の正面断面図、図2は、図1のII−II線によ
る側断面図である。図において1は、有機物を分解処理
する処理槽である。この処理槽1は、図2に示す如く、
下半部を半円形とした側断面形状を有し、また上部の略
全面に有機物投入のための開口を備える中空容器であ
り、矩形箱形をなす外装ケース2の内部に支持されてい
る。
【0023】図2に示す如く処理槽1の上部開口には、
外装ケース2の天板から垂下された短寸筒形の投入シュ
ート20が差し込まれ、処理対象となる有機物の投入口が
形成されており、この投入口の上部は、外装ケース2の
上面に、その後縁に沿った軸回りに揺動自在に枢支され
た上蓋21により開閉自在に覆ってある。
【0024】図1に示す如く処理槽1の上部一側には、
運転制御のための制御基板3が配設された基板室30が設
けてあり、該基板室30と同側の投入シュート20の背面と
の間に、該投入シュート20の壁面を貫通する多数の排気
孔22,22(図2参照)を介して処理槽1の内部に連通す
る排気風路32が形成されており、処理槽1の内部の空気
は、前記排気風路32の中途に配された換気ファンFの動
作により外装ケース2の外部に排気されるようになして
ある。
【0025】処理槽1の上部には、図2に示す如く、適
宜の幅に亘って内側に折り返されて前記投入口の周囲を
縁取る折り返し部10が形成され、該折り返し部10には、
これを内外に貫通する複数の吸気孔11,11…が形成され
ている。また外装ケース2の底面には、これを内外に貫
通する複数の吸気孔12,12…が、図1に示すように形成
されており、前記換気ファンFの動作により処理槽1か
らの排気がなされた場合、図1中に矢符により示す如
く、前記吸気孔12,12…を経て外装ケース2の内部に外
気が吸込まれ、この外気が、処理槽1との間の間隙を風
路として上方に向けて流れ、前記吸気孔11,11…の夫々
を経て処理槽1の内部に導入される構成となっている。
【0026】処理槽1の内側には、両側壁間に横架され
た攪拌軸40と、該攪拌軸40から放射状に突設された複数
の攪拌棒41,41…とを備える攪拌体4が配してあり、処
理槽1の一側外部への攪拌軸40の突出端は、伝動ベルト
及び伝動歯車の組み合わせにより構成された伝動機構42
を介して、外装ケース2の同側底部に配された攪拌モー
タMの出力軸に連結されている。処理槽1の内部には、
図2に示す如く、おが屑、木質細片等を用いてなる微生
物の担体Aが収納されており、この担体Aは、前記攪拌
モータMにより伝動機構42を介して減速駆動される攪拌
体4の回転により、幅方向及び深さ方向の略全域に亘っ
て攪拌される。
【0027】また、半円形断面をなす処理槽1の底部外
面には、図2に示す如く、内部加熱のためのシート状の
ヒータHが被着されている。該ヒータHによる処理槽1
の内部加熱は、担体Aの内部温度を微生物の活動に適し
た温度に保つべく、温度センサ45(図3参照)により検
出されるヒータHの表面温度に基づいて、該ヒータHへ
の通電をオンオフ制御することにより行われる。
【0028】また前記攪拌体4による担体Aの攪拌は、
上部の投入口から処理槽1内へ有機物が投入されたと
き、この有機物を担体A中に取り込むべく行なわれ、ま
た、その後の運転中においては、有機物の分解により担
体A中に生成される水分及びガスを処理槽1の上部空間
に放出して、該担体Aの内部環境の悪化を防ぐべく所定
の周期毎に行なわれる。
【0029】また前述した換気ファンFの動作による処
理槽1内部の換気は、処理槽1の内部に投入される有機
物の量に応じて、連続的又は間欠的に行われる。このよ
うな動作により、前記攪拌に伴って担体Aから放出され
る水分及びガスが排出され、また処理槽1に導入された
外気が前記担体A中に取り込まれて、該担体Aの内部環
境を微生物の生息に適した環境に維持することができ
る。
【0030】以上の如き加熱、攪拌及び換気制御は、処
理槽1上部の基板室30の内部に配した制御基板3上に構
成された運転制御部5(図3参照)の動作指令に従って
なされ、この制御により前記担体Aの内部は、適量の空
気の供給と適正な温度の維持とにより、微生物の活動に
適した環境に保たれ、処理槽1内に投入されて担体A中
に取り込まれた有機物は、堆肥化した少量の残留物を残
し、炭酸ガスを主成分とするガスと水とに分解される。
【0031】このような分解処理の進行に伴って前記担
体A中には、分解処理後の残留物、有機物と共に投入さ
れる難分解物(ビニール袋、割箸、貝殻等)が蓄積さ
れ、該担体A中における微生物の生息環境が悪化し、処
理能力の低下を招くことから、劣化した担体Aの交換が
必要となる。
【0032】図2に示す如く、半円形断面をなす処理槽
1の底面の一側(前側)には、内部に収納された担体A
の排出口が、引出し式のシャッタ23により開閉自在に覆
って開設してある。またこの排出口を下側から臨む外装
ケース2の底部には、前方に向けて傾斜する排出シュー
ト24が一体形成され、該排出シュート24の前部には、担
体Aの取出口25が、外蓋26により開閉自在に覆って形成
されており、処理槽1内部の劣化した担体Aは、前記外
蓋26及びシャッタ23を開放することにより、前記取出口
25を経て外装ケース2の前側に取り出し得るようになし
てある。
【0033】このようにして劣化した担体Aの取り出し
を終えた後、前記シャッタ23及び外蓋26をこの順に装着
して取出口25を閉止し、処理槽1の内部に、前記上蓋21
の持ち上げにより開放された前記投入口から新たな担体
Aを投入する。このように担体Aの交換を終えた後は、
前述した如く有機物を処理する運転を再開することがで
きる。
【0034】本発明に係る有機物処理装置は、以上の如
く行われる担体Aの交換を使用者に促すための報知を行
う報知手段を備えており、この報知は、前記運転制御部
5の動作により行われる。図3は、本発明に係る有機物
処理装置の制御系のブロック図であり、前述の如く制御
基板3上にマイクロプロセッサを用いて構成された運転
制御部5の入力側には、運転操作及び運転状態表示のた
めの操作表示部7が接続されている。
【0035】また運転制御部5の入力側には、前述の如
く担体Aを攪拌する攪拌体4の回転の有無を検出するロ
ック検出器43が接続されている。このロック検出器43
は、処理槽1の一側外部への攪拌軸40の突出端に取付け
てあり、運転制御部5は、ロック検出器43の検出結果
を、前記担体Aの交換の要否の判定に用い、後述する如
く交換を促すための報知動作を行う。
【0036】また運転制御部5の入力側には、処理槽1
の上蓋21の開閉を検出する開閉センサ44が接続されてい
る。この開閉センサ44は、例えば、上蓋21の閉止時に、
これの前縁が外装ケース2の上面に当接したときオンす
るマイクロスイッチにより構成することができ、運転制
御部5は、開閉センサ44からの入力により、処理槽1の
内部に有機物が投入されたことを認識し、この結果を、
攪拌体4による前述した攪拌制御に用いると共に、後述
する如く担体Aの交換を促すための報知動作に用いる。
【0037】更に運転制御部5の入力側には、前記ヒー
タHの表面温度を検出する温度センサ45が接続されてい
る。この温度センサ45は、ヒータHの表面に被着された
サーミスタにより簡素に構成することができ、運転制御
部5は、温度センサ45の検出結果を、前記ヒータHによ
る前述した加熱制御に用いる。
【0038】一方運転制御部5の出力側には、前記攪拌
体4(の駆動用のモータM)、換気ファンF及びヒータ
Hが、各別の駆動回路を介して接続され、これらは運転
制御部5から与えられる動作指令に応じて駆動されるよ
うになしてある。
【0039】運転制御部5の入力側に接続された操作表
示部7は、図1に示す如く、制御基板3が配設された基
板室30の上部を覆う外装ケース2の天板上に配してあ
る。図4は、操作表示部7の構成例を示す平面図であ
り、本図に示す如く操作表示部7には、処理槽1の内部
への有機物の投入量の多少に応じて操作される処理モー
ド指定スイッチ70,71,72、これらの操作に応じて各別
に点灯する処理モード表示LED73,74,75、及び処理
モードの指定完了後に運転動作の開始を指示すべく操作
される運転スイッチ76が配設されている。
【0040】使用者は、前記上蓋21を開放して処理槽1
の内部に有機物(生ごみ)を投入する際に、この投入量
に応じて前記処理モード指定スイッチ70,71,72のいず
れかを操作し、対応する処理モード表示LED73,74,
75の点灯を確認した後、前記運転スイッチ76を操作し
て、処理モードに応じた運転動作を指示することが可能
である。
【0041】運転制御部5は、前記開閉センサ44からの
入力により有機物の投入を、また処理モード指定スイッ
チ70,71,72のオンオフにより前記有機物の投入量を夫
々認識し、この認識結果に基づいて出力側の攪拌体4、
換気ファンF及びヒータHに動作指令を発し、投入量に
応じた処理モードでの処理を行わせるべく前述した加
熱、攪拌及び換気制御を行う。なおこのとき、ヒータH
のオンオフによる加熱制御は、前記温度センサ45から与
えられるヒータHの表面温度の検出結果に基づいて行わ
れ、攪拌及び換気制御は、有機物の投入量に応じて前述
した手順により行われる。
【0042】運転制御部5の出力は、前記操作表示部7
に配設された処理モード表示LED73,74,75にも与え
られており、これらのLED73,74,75は、運転制御部
5からの指令に応じて点灯される構成としてある。
【0043】また前記操作表示部7には、担体交換LE
D77及び異常表示LED78が配設されている。担体交換
LED77は、処理槽1内の担体Aが劣化し、交換が必要
な時期にあることを使用者に報知するために設けられ、
また異常表示LED78は、有機物処理装置の各部に異常
が発生していることを使用者に報知するために設けられ
たものであり、これらは、前記運転制御部5からの指令
に応じて点灯又は点滅される構成としてある。なお、こ
れらの担体交換LED77及び異常表示LED78の点灯又
は点滅は、前記運転スイッチ76により兼用させたリセッ
トスイッチが所定の条件下にて操作されたとき運転制御
部5からの指令に応じて停止される。
【0044】図5は、担体Aの交換を促す報知を行わせ
るために運転制御部5により行われる報知制御動作の流
れを示すフローチャートである。なお、以下の説明にお
いては、前記担体交換LED77を点滅させることにより
使用者に報知する構成としてあるが、担体交換LED77
の点灯、警報ブザーの鳴動等、他の報知動作を行わせる
場合においても全く同様に実施し得ることは言うまでも
ない。
【0045】運転制御部5は、有機物処理装置の電源の
投入に応じてその動作を開始し、処理時間タイマにより
処理槽1の内部において分解処理が行われている時間
(処理時間T)を積算させる(ステップ1)。なお処理
時間タイマは、電源投入後の経過時間を単純に積算する
構成としてもよく、また、処理槽1内への有機物の投入
の都度行われる前記処理モード指定スイッチ70,71,72
の操作に従って、その後の経過時間に有機物の投入量に
応じた適宜の重み付けを行って積算する構成としてもよ
い。なおこの重み付けは、投入量の多少に応じて大小と
なるように行われる。
【0046】また前記処理時間タイマによる処理時間の
積算は、図示しない不揮発性メモリに記憶された積算時
間を起点として行われる。前記不揮発性メモリには、先
の電源遮断時における処理時間タイマの積算時間が記憶
させてあり、この記憶時間を起点として処理時間の積算
が行われる結果、飲食店の厨房等、休日に電源を遮断し
て放置されるような使用がなされる場合においても、処
理時間タイマによる積算時間が、電源の遮断の都度リセ
ットされることなく保持され、正確な処理時間の積算が
可能となる。
【0047】次に運転制御部5は、処理時間タイマによ
る処理時間Tの積算値を、所定のサンプリング周期毎に
読み出し、この処理時間Tを、予め設定された基準時間
1と比較し(ステップ2)、次いで、前記基準時間T
1 よりも十分に大きい値に設定された上限時間T2 と比
較する(ステップ3)。
【0048】前記基準時間T1 及び上限時間T2 は、種
々の条件下にて有機物処理装置を運転し、担体Aの劣化
に伴って処理能力が低下する程度を調べる実験を行った
結果として得られたものであり、前記基準時間T1 は、
例えば、最悪の条件下にて処理能力の低下が生じ始める
時間に、また前記上限時間T2 は、例えば、最良の条件
下においても明らかな処理能力の低下が生じる時間に夫
々設定されている。
【0049】ステップ2での判定の結果、現状の処理時
間Tが前記基準時間T1 未満であると判定された場合、
運転制御部5は、次に攪拌動作がなされるまで待機し、
この攪拌動作の開始後、適宜のタイミングにて入力側の
ロック検出器43の出力を取り込み、攪拌体4がロックし
ているか否かを調べる(ステップ4)。
【0050】このステップ4において、攪拌体4がロッ
クしておらず、正常に回転が生じていると判定された場
合には、正常な運転状態にあると判定してリターンし、
通常の制御動作を行う。
【0051】一方前記ステップ4において、攪拌体4が
ロック状態にある、即ち、攪拌動作中であるにも拘わら
ず攪拌体4が停止していると判定された場合には、現状
の処理時間Tが、前述の如く設定された基準時間T1
満であることから、例えば、攪拌体4の駆動用モータM
の故障、該モータMから攪拌体4への伝動機構42の故
障、攪拌体4の攪拌棒41,41…の先端と処理槽1の底面
との間への固形物の噛み込み等、担体Aの劣化以外の原
因による異常が生じていると判定し、出力側の異常表示
LED78に動作指令を発し、該異常表示LED78を点滅
させて(ステップ5)、その駆動系を含めて攪拌体4に
異常が生じていることを使用者に報知してリターンし、
以降の制御動作を休止して待機する。
【0052】この報知がなされた場合、使用者は、一旦
電源を遮断し、処理槽1内部の点検等により攪拌体4の
ロックの原因を探り、この原因を排除した後に電源を再
投入することによる新たな処理動作を行わせることがで
きる。このとき、処理時間タイマによる処理時間の積算
は、前記不揮発性メモリの記憶値、即ち、先の電源遮断
前の処理時間の積算値を起点として行われるから、その
後に以下の如く行われる担体交換の要否の判定が不正確
となる虞れはない。
【0053】また前記ステップ2において、処理時間タ
イマにより積算されている現状の処理時間Tが前記基準
時間T1 以上であると判定され、その後のステップ3に
おいて、現状の処理時間Tが前記上限時間T2 未満であ
ると判定された場合、運転制御部5は、次に攪拌動作が
なされるまで待機し、この攪拌動作の開始後、適宜のタ
イミングにて入力側のロック検出器43の出力を取り込
み、攪拌体4がロックしているか否かを調べる(ステッ
プ6)。
【0054】このステップ6において、攪拌体4がロッ
クしておらず、正常に回転が生じていると判定された場
合には、正常な運転状態にあり、担体Aの交換は不要で
あると判定してリターンし、通常の制御動作を行う。
【0055】一方前記ステップ6において、攪拌体4が
ロック状態にあると判定された場合には、現状の処理時
間Tが前述の如く設定された基準時間T1 以上であるこ
とから、前記攪拌体4のロックが担体Aの劣化に起因し
て生じていると判定し、出力側の担体交換LED77に動
作指令を発し、該担体交換LED77を点滅させて(ステ
ップ7)、担体Aの交換が必要であることを使用者に報
知してリターンし、以降の制御動作を休止して待機す
る。
【0056】また前記ステップ3において、処理時間タ
イマにより積算されている現状の処理時間Tが前記上限
時間T2 以上であると判定された場合、運転制御部5
は、前記攪拌体4のロックの有無に拘わらず担体Aの劣
化が生じていると判定し、無条件に前記ステップ7に進
み、出力側の担体交換LED77に動作指令を発し、該担
体交換LED77を点滅させて、担体Aの交換が必要であ
ることを使用者に報知してリターンし、以降の制御動作
を休止して待機する。
【0057】この報知がなされた場合、使用者は、一旦
電源を遮断し、前述の如く、外装ケース2の前下部に設
けた前記外蓋26を取り外し、また処理槽1の下部の前記
シャッタ23を引出して、処理槽1内部の劣化した担体A
を、排出シュート24及び取出口25を経て外部に取り出
し、その後シャッタ23及び外蓋26を取付けて、処理槽1
の内部に新たな担体Aを投入する手順により担体交換を
行う。その後、電源を再投入することにより前述した処
理動作を再開することができる。
【0058】なおこのとき、操作表示部7に配設された
運転スイッチ76を所定の条件下にて操作すると、前述の
如く不揮発性メモリに記憶された先の処理時間の積算値
がリセットされ、その後の運転に際しての処理時間の積
算は、零を起点として行われる。前記条件は、例えば、
担体Aの取出しに際して取り外される前記シャッタ23及
び取出口25の着脱を検出し、この検出がなされてから所
定時間内に前記運転スイッチ76が操作されることとすれ
ばよい。
【0059】図6は、運転制御部5により行われる報知
制御動作の他の実施の形態を示すフローチャートであ
る。このフローチャートは、図5に示すフローチャート
と同様の手順により、ステップ14において異常の判定が
なされたとき、異常状態にあることを示す異常フラグを
セットするステップ15を、同じくステップ13又はステッ
プ16において担体Aの交換が必要であるとの判定がなさ
れたとき、担体交換時期にあることを示す交換フラグを
セットするステップ17を夫々設けたものである。
【0060】このように異常フラグ又は交換フラグをセ
ットした後、ステップ18に進み、有機物の投入がなされ
たか否かを判定し、投入されていない場合にはリターン
し、通常の制御動作を行いつつ待機する。
【0061】一方、有機物の投入がなされているときに
は、次に異常フラグ及び交換フラグのセット状態を調べ
(ステップ19,20)、異常フラグがセットされている場
合には、出力側の異常表示LED78に動作指令を発し、
該異常表示LED78を点滅させて(ステップ21)、その
駆動系を含めて攪拌体4に異常が生じていることを使用
者に報知してリターンし、以降の制御動作を休止して待
機する。また交換フラグがセットされている場合には、
出力側の担体交換LED77に動作指令を発し、該担体交
換LED77を点滅させて(ステップ22)、担体Aの交換
が必要であることを使用者に報知してリターンし、以降
の制御動作を休止して待機する。
【0062】更に、異常フラグ及び交換フラグのいずれ
もがセットされていない場合には、何らの動作も行うこ
となくリターンし、通常の制御動作を行う。
【0063】なお、ステップ18における有機物の投入の
有無の判定は、運転制御部5の入力側に接続された開閉
センサ44からの入力に基づいて容易になし得る。図6の
フローチャートに従う報知制御動作を行わせた場合、担
体交換LED77の点滅による担体Aの交換を促す報知、
及び異常表示LED78の点滅による攪拌異常の報知が、
上蓋21を開放して処理槽1の内部に有機物(生ごみ)が
投入されるときになされるから、この投入を行う使用者
に前記報知を誤りなく視認させ、この報知に従って前述
した処置を確実に行わせることが可能となる。
【0064】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明の第1発明に係
る有機物処理装置においては、処理槽内部の担体を攪拌
する攪拌体にロック検出手段を備え、攪拌動作中である
にも拘わらず攪拌体がロック状態にあることが前記ロッ
ク検出手段により検出された場合、この検出がなされる
までの処理時間の積算値が所定値に達していることを条
件として担体交換を促す所定の報知動作を行わせる構成
としたから、処理能力の低下を招く担体の劣化を、この
劣化に至るまでの間の運転状態の如何に拘わらず正確に
判定することができ、該担体の交換を促す報知を誤りな
く行わせることができると共に、他の原因による攪拌体
のロックに起因する誤った報知がなされる虞れもなく、
担体の劣化に伴う処理能力の低下を未然に防止して、常
に良好な処理状態での運転が可能となる。
【0065】また第2発明に係る有機物処理装置におい
ては、処理時間の積算値が前記所定値に達する前にロッ
ク検出手段による検出がなされたとき、第2の報知手段
が担体交換を促す報知と異なる報知動作を行う構成とし
たから、駆動系を含めた攪拌体の動作異常を使用者に報
知して、速やかに適切な処置を行わせることが可能とな
る。
【0066】また第3発明に係る有機物処理装置におい
ては、処理時間を積算する積算手段が電源の投入中の経
過時間を積算する構成としてあるから、担体の交換時期
を大まかに知る目安として用いる処理時間の積算値が複
雑な処理を要することなく得られ、担体の交換を促す報
知を誤りなく行わせることができる。
【0067】また第4発明に係る有機物処理装置におい
ては、処理時間を積算する積算手段が、電源の投入中の
経過時間を処理槽内への有機物の投入の都度設定される
処理モードに応じて重み付けして積算する構成としてあ
るから、担体の交換時期を大まかに知る目安として用い
る処理時間の積算値が高精度にて得られ、担体の交換を
促す報知を誤りなく行わせることができる。
【0068】また第5発明に係る有機物処理装置におい
ては、積算手段により積算された処理時間を不揮発性メ
モリに逐次記憶するから、電源遮断時においてもこの電
源遮断までの処理時間の積算値が失われることなく保持
され、この保持値を起点として次回の積算を行わせるこ
とにより、担体交換の要否を電源遮断の影響を受けるこ
となく正確に判定することができる。
【0069】更に第6発明に係る有機物処理装置におい
ては、報知手段による担体交換を促す報知、及び第2の
報知手段による攪拌異常の報知が、処理槽の内部に有機
物が投入されたときになされるから、これらの報知を、
有機物の投入を行う使用者に確実に認識させることがで
き、速やかに所定の処置を行わせて、処理能力の低下を
未然に防止することが可能となる等、本発明は優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る有機物処理装置の正面断面図であ
る。
【図2】図1のII−II線による側断面図である。
【図3】本発明に係る有機物処理装置の制御系のブロッ
ク図である。
【図4】操作表示部の構成例を示す平面図である。
【図5】本発明に係る有機物処理装置の報知制御動作の
流れを示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る有機物処理装置の他の実施の形態
における報知制御動作の流れを示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 処理槽 4 攪拌体 5 運転制御部 7 操作表示部 43 ロック検出器 77 担体交換LED 78 異常表示LED

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理槽に投入された有機物を、攪拌体の
    回転により前記処理槽の内部に収納された担体と共に攪
    拌し、該担体中に生息する微生物の活動により分解処理
    する有機物処理装置において、前記分解処理が行われて
    いる処理時間を積算する積算手段と、前記攪拌中の前記
    攪拌体がロック状態にあることを検出するロック検出手
    段と、該ロック検出手段による検出が、前記積算手段に
    よる積算時間が予め設定された所定時間に達した後にな
    されたとき、所定の報知動作を行う報知手段とを具備す
    ることを特徴とする有機物処理装置。
  2. 【請求項2】 前記ロック検出手段による検出が、前記
    積算手段による積算時間が前記所定時間に達する前にな
    されたとき、前記報知手段と異なる種類の報知動作を行
    う第2の報知手段を備える請求項1記載の有機物処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記積算手段は、電源の投入中の経過時
    間を積算する構成としてある請求項1又は請求項2記載
    の有機物処理装置。
  4. 【請求項4】 前記積算手段は、電源の投入中の経過時
    間を、処理槽内への有機物の投入の都度設定される処理
    モードに応じて重み付けして積算する構成としてある請
    求項1又は請求項2記載の有機物処理装置。
  5. 【請求項5】 前記積算手段による積算時間を逐次記憶
    する不揮発性メモリを備える請求項1乃至請求項4のい
    ずれかに記載の有機物処理装置。
  6. 【請求項6】 前記処理槽内への有機物の投入を検出す
    る手段と、該手段による検出がなされたとき前記報知手
    段による報知を行わせる制御手段とを備える請求項1乃
    至請求項5のいずれかに記載の有機物処理装置。
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