JPH0889930A - 厨芥処理装置 - Google Patents

厨芥処理装置

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JPH0889930A
JPH0889930A JP6229228A JP22922894A JPH0889930A JP H0889930 A JPH0889930 A JP H0889930A JP 6229228 A JP6229228 A JP 6229228A JP 22922894 A JP22922894 A JP 22922894A JP H0889930 A JPH0889930 A JP H0889930A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 厨芥を微生物により分解処理するものにおい
て、処理槽内を微生物にとって最適の環境に維持し、厨
芥の分解処理を常に盛んに行なわしめるようにする。 【構成】 処理槽内の収容物(厨芥,処理媒体,微生
物)を撹拌する撹拌装置と、処理槽内から水分と臭気と
を機外に排出する排気装置とを具備すると共に、処理槽
内の処理媒体の含水率を検知する含水率センサを具備
し、その含水率の検知結果から処理槽内の処理媒体の含
水率を判定して、上記撹拌装置と排気装置の作動を、処
理槽内の処理媒体の含水率が高いほどそれぞれ撹拌量と
排気量が大になるように制御することにより、含水率が
高いときほど盛んに撹拌・排気がなされて処理媒体の湿
度が落とされ、反対に、含水率が低いときほど撹拌・排
気を減じられて処理媒体の湿度の低下が抑制されて、処
理槽内が微生物にとって最適の湿度範囲に維持されるよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は厨芥を微生物により分解
処理する厨芥処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭における厨芥を微生物により
分解処理する厨芥処理装置が供されている。このもの
は、厨芥を例えばおが屑等の処理媒体及び微生物と共に
収容する処理槽を有すると共に、この処理槽内の収容物
を撹拌する撹拌装置、並びに処理槽内から排気する排気
装置を有して、それらを作動させることにより、処理槽
内に収容した厨芥を処理媒体及び微生物と共に撹拌して
微生物により分解処理し、そして、それにより生じた水
分を蒸発させつつ臭気と共に機外に排出するようになっ
ている。
【0003】しかして、このものにおいては、上記撹拌
装置と排気装置の作動を常に一定のモードで行なうよう
になっており、更に、処理槽内の収容物を加熱するヒー
タを具えているものの、その作動は外気温により制御す
るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものの場
合、運転中の処理槽内は微生物にとって最適の環境とは
言い難いものであった。特に、梅雨時や厨芥の投入直後
は処理媒体の含水率が高くなって、微生物にとって最適
の湿度範囲から外れてしまい、その活動が鈍くなってい
た。しかも、この場合、処理媒体は固くなってしまい、
撹拌装置がロックしやすくなっていた。一方、乾燥した
日が何日も続く場合や、厨芥が何日も投入されない場合
等には、処理媒体の含水率が低くなって、やはり微生物
にとって最適の湿度範囲から外れてしまい、その活動が
鈍くなっていた。しかも、この場合、処理媒体はさらさ
らの状態になってしまい、飛散しやすくなっていた。
【0005】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、処理槽内を微生物にとって
最適の環境に維持し得て、厨芥の分解処理が常に盛んに
できる厨芥処理装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の厨芥処理装置においては、厨芥を処理媒体
及び微生物と共に収容する処理槽と、この処理槽内の収
容物を撹拌する撹拌装置と、処理槽内から水分と臭気と
を機外に排出する排気装置とを具備すると共に、処理槽
内の処理媒体の含水率を検知する含水率検知手段を具備
し、その含水率検知手段による検知結果から処理槽内の
処理媒体の含水率を判定し、その判定結果から上記撹拌
装置と排気装置の作動を、処理槽内の処理媒体の含水率
が高いほどそれぞれ撹拌量と排気量が大になるようにし
たことを特徴とする。
【0007】この場合、撹拌装置と排気装置の作動は、
それらのデューティ比を異ならせることにより制御する
ようにすると良い。又、含水率検知手段はヒータを一体
的に有し、そのヒータを作動させる前の含水率検知手段
による検知結果と、その後所定時間ヒータを作動させた
後の含水率検知手段による検知結果との差から、処理槽
内の処理媒体の含水率を判定するようにすると良い。
【0008】更に、処理槽の上方に厨芥投入口を有する
と共にこの厨芥投入口を開閉する投入口扉を有し、含水
率検知手段のヒータを作動させているときにその投入口
扉が開放されたと判断されると、所定時間待って、含水
率検知手段にヒータを作動させる前の含水率の検知のし
直しをさせるようにすると良い。このほか、含水率検知
手段による含水率の検知の前には、撹拌装置を所定時間
作動させるようにすると良いし、その含水率検知前の撹
拌装置の作動中には、排気装置をも作動させるようにす
ると良い。
【0009】又、含水率検知前の撹拌装置の作動は、投
入口扉の所定時間以上の開放を条件に行なうようにする
と良いし、含水率の検知は投入口扉が閉鎖されているこ
とを条件に行なうようにすると良い。更に、含水率の検
知は、所定時間ごとに繰返し行なうようにすると良い。
【0010】そして一方、処理槽内の収容物を加熱する
加熱装置を有し、その加熱装置を撹拌装置の作動を条件
に作動させるようにすると良いし、処理槽内の収容物の
温度を検知する温度検知手段を有し、その温度検知手段
による検知結果に基づいて、上記加熱装置を上記収容物
の温度が微生物の活動最適温度となるように作動させる
ようにすると良い。
【0011】
【作用】上記手段によれば、処理槽内の処理媒体の含水
率が高いほど処理槽内の撹拌量と排気量が大になるもの
で、反対に、処理槽内の処理媒体の含水率が低いほど処
理槽内の撹拌量と排気量は小になる。これにより、処理
媒体は含水率が高いときほど盛んに撹拌・排気されて、
その湿度が落とされ、反対に、含水率が低いときほど撹
拌・排気を減じられて、その湿度の低下が抑制されるも
のであり、かくして、処理槽内を微生物にとって最適の
湿度範囲に維持することができる。
【0012】この場合、撹拌装置と排気装置の作動を、
それらのデューティ比を異ならせることにより制御する
ようにしたものでは、撹拌量,排気量の調整がより確実
にできる。又、含水率検知手段がヒータを一体的に有す
るものとして、そのヒータを作動させる前の含水率検知
手段による検知結果と、その後所定時間ヒータを作動さ
せた後の含水率検知手段による検知結果との差から、処
理槽内の処理媒体の含水率を判定するようにしたもので
は、処理槽内の処理媒体の含水率の検知がより正確にで
きる。
【0013】更に、処理槽の上方に厨芥投入口を有する
と共にこの厨芥投入口を開閉する投入口扉を有するもの
として、含水率検知手段のヒータを作動させているとき
にその投入口扉が開放されたと判断されると、所定時間
待って、含水率検知手段にヒータを作動させる前の含水
率の検知のし直しをさせるようにしたものでは、投入口
扉が開放される前の含水率検知手段のヒータの作動によ
り加熱された分を、その待ち時間により冷まし、その後
に含水率の検知のし直しをすることになるから、より正
確な含水率の検知ができる。
【0014】そのほか、含水率検知手段による含水率の
検知の前に、撹拌装置を所定時間作動させるようにした
ものでは、処理媒体を撹拌してその含水率を均等にした
上で、それの検知ができるから、やはり、より正確な含
水率の検知ができる。又、その含水率検知前の撹拌装置
の作動中に排気装置をも作動させるようにしたもので
は、撹拌により出る臭気を排出し、その臭気が処理槽内
にこもるのを防ぐことができる。
【0015】更に、含水率検知前の撹拌装置の作動を、
投入口扉の所定時間以上の開放を条件に行なうようにし
たものでは、子供のいたずらや単なる覗き程度の投入口
扉の開放で含水率検知に至るのを避け、厨芥を投入した
とみることのできる投入口扉の開放でのみ含水率検知に
至るようにすることができる。含水率の検知を投入口扉
が閉鎖されていることを条件に行なうようにしたもので
は、投入口扉が開けられたまま含水率検知に至るのを避
け、投入口扉が閉鎖された状況でのみ含水率検知に至る
ようにすることができる。
【0016】含水率の検知を所定時間ごとに繰返し行な
うようにしたものでは、含水率の経時変化に合ったその
ときどきの最適な撹拌・排気ができる。そして、処理槽
内の収容物を加熱する加熱装置を有するものとして、そ
の加熱装置を撹拌装置の作動を条件に作動させるように
したものでは、処理媒体の焦げ付きを防止することがで
きる。
【0017】更に、処理槽内の収容物の温度を検知する
温度検知手段を有するものとして、その温度検知手段に
よる検知結果に基づいて、上記加熱装置を上記収容物の
温度が微生物の活動最適温度となるように作動させるよ
うにしたものでは、処理槽内を微生物にとって最適の温
度範囲に維持することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき、図面を参照
して説明する。まず図7には厨芥処理装置全体の外箱1
を示しており、上面部の前側に、厨芥投入口2を有する
と共に、この厨芥投入口2を開閉する投入口扉3を有
し、前面部の下側に、処理媒体取出口4を有すると共
に、この処理媒体取出口4を開閉する取出口扉5を有し
ている。
【0019】外箱1内には、上部に、腐食や割れに強い
材質例えばステンレス鋼板から成る処理槽6を配設して
おり、上記厨芥投入口2はこの処理槽6の上方に位置し
ている。又、処理槽6の内部には複数の湾曲した撹拌翼
7aを有する撹拌体7をその湾曲方向(矢印A方向)に
回転可能に軸支して配設しており、これに対して、処理
槽6外には図8に示すように減速機付きのモータ8、及
びその減速回転動力をベルト9aにより撹拌体7に伝え
るベルト伝動機構9を配設し、これらによって処理槽6
内の収容物の撹拌をする撹拌装置10を構成している。
処理槽6の外下面には、処理槽6の底壁を通じて処理槽
6内の収容物を加熱する加熱装置たる主ヒータ11を添
設している。
【0020】ここで又、投入口扉3は中空であり、後部
に吸気口12を有し、処理槽6内に臨む前側の下面部に
通気口13を有している。更に、外箱1上面部の厨芥投
入口2後方の部分には排気通口14を形成しており、こ
の排気通口14を連通ダクト15を介して、外箱1内の
処理槽6後方の部分に配設した排気ファン16に連通さ
せている。しかして、排気ファン16は図9に示すよう
に排気ダクト17を介して、外箱1上面部の厨芥投入口
2後方の部分の左側部(図9中、右側部)に形成した排
気口18に連通させており、これらによって処理槽6内
から水分と臭気とを機外に排出する排気装置19を構成
している。なお、排気ダクト17中には例えば加熱触媒
を用いた脱臭装置20を配設している。
【0021】そして、外箱1内の排気ファン16下方の
部分(モータ8前方の部分)には制御手段である制御装
置21を配設している。この制御装置21は例えばマイ
クロコンピュータから成るもので、図10に示すよう
に、第1の扉スイッチ22と第2の扉スイッチ23より
それぞれ扉開閉検知信号が入力され、電流センサ24よ
り電流検知信号が、温度センサ25より温度検知信号
が、含水率センサ26より含水率検知信号がそれぞれ入
力されるようになっている。
【0022】このうち、第1の扉スイッチ22は前記投
入口扉3の開閉を検知する扉開閉検知手段たるもので、
例えばマグネットとリードスイッチとから成っている。
又、第2の扉スイッチ23は前記取出口扉5の開閉を検
知する扉開閉検知手段たるもので、同じくマグネットと
リードスイッチとから成っている。更に、電流センサ2
4はモータ8に流れる電流を検知する電流検知手段たる
もので、例えばモータ8の通電回路に対して設けた変流
器から成っている。
【0023】そして、温度センサ25は処理槽6内の収
容物の温度を検知する温度検知手段たるもので、図7に
示すように処理槽6の外壁面部に接触させて取付けら
れ、処理槽6の側壁を通じて内部の収容物の温度を検知
するようになっている。加えて、含水率センサ26は処
理槽6内の処理媒体の含水率を検知する含水率検知手段
たるもので、図11に示すように、サーミスタ27とヒ
ータ28とを対にしてシリコーン樹脂モールド29によ
り覆って成り、上記温度センサ25同様に処理槽6の外
壁面部に接触させて取付けられていて、サーミスタ27
から処理槽6内の処理媒体の含水率に応じた含水率検知
信号を発するようになっている。
【0024】しかして、制御装置21は、それらの入力
並びにあらかじめ記憶された制御プログラムに基づい
て、前記撹拌装置10のモータ8、排気ファン16、主
ヒータ11、触媒ヒータ30、及び含水率センサ26の
ヒータ28を駆動する駆動回路31に駆動制御信号を与
えるようになっている。
【0025】なお、処理槽6の底部には処理媒体の排出
口32を形成すると共に、この排出口32を開閉する開
閉板33を設けしており、これらの下方の外箱1内下部
の底面上には、排出口32を通して処理槽6内から排出
される処理媒体を収納する排出処理媒体収納部34aを
有すると共に補充用処理媒体収納部34bを有する容器
34を、前記処理媒体取出口4を通し出し入れ可能に配
設している。
【0026】次に、上記構成のものの作用を述べる。ま
ず、処理槽6内には、処理媒体として例えばおが屑を収
容し、更に、厨芥を分解処理する微生物、中でも好気性
の微生物を収容しておく。この状態で、投入口扉3を開
けて厨芥投入口2から処理槽6内に厨芥を収容し、投入
口扉3を閉じる。
【0027】これに対して、図1ないし図4は制御装置
21による制御内容を示しており、電源が投入されて作
動を開始(スタート)すると、制御装置21は最初に割
込みの禁止をし(ステップS1)、この状態で、投入口
扉3が開放されたか否かの判断をする(ステップS
2)。ここでは、上述のように投入口扉3が開放されれ
ば、開放されたと判断されるから、次に、時間の計測を
開始し(ステップS3)、その後、投入口扉3が閉鎖さ
れたか否かの判断をする(ステップS4)。
【0028】ここでも、上述のように投入口扉3が閉鎖
されれば、閉鎖されたと判断されるから、次に、時間の
計測を終了し(ステップS5)、その後、その計測した
時間(投入口扉3が開放されていた時間)が所定時間例
えば3[秒]以上であるか否かの判断をし(ステップS
6)、所定時間以上ではないと判断されれば、ステップ
S2に戻る。これは、子供のいたずらや単なる覗き程度
の投入口扉3の開放で作動が進むのを避け、厨芥を投入
したとみることのできる投入口扉3の開放でのみ作動が
進むようにするためである。
【0029】さて、上記ステップS6で計測時間が所定
時間以上であると判断されれば、割込み禁止の解除をし
(ステップS7)、この状態で、撹拌をさせる(ステッ
プS8)。この撹拌は、撹拌装置10のモータ8に通電
してベルト伝動機構9を介し撹拌体7を回転駆動するこ
とにより、処理槽6内の収容物(おが屑,微生物,厨
芥)を撹拌するもので、同時に、排気装置19の排気フ
ァン16を作動させることにより、図8及び図9に矢印
Bで示すように、投入口扉3の吸気口12から、通気口
13、処理槽6内部、排気通口14、連通ダクト15、
排気ファン16、排気ダクト17、脱臭装置20、排気
口18を順に通る空気流を生成し、この空気流に乗せて
処理槽6内からの排気・脱臭をする。このようにしつ
つ、所定時間例えば5[分]が経過したか否かの判断を
し(ステップS9)、経過したと判断されれば、撹拌・
排気を停止させる(ステップS10)。
【0030】そして、その後、「ウェイト」(待ち)の
設定があるか否かの判断をし(ステップS11)、設定
がないと判断される状況では、図2に示すように、直ち
に処理槽6内のおが屑の含水率の検知を開始する。この
含水率の検知は、最初、含水率センサ26のヒータ28
を作動させない状況で、サーミスタ27の出力(電圧)
R1 を読込むもので(ステップS12)、次に、ヒータ
28を作動させる(ステップS13)。この後、割込み
の禁止をし(ステップS14)、投入口扉3又は取出口
扉5が開放されたか否かの判断をして(ステップS1
5)、開放されていないと判断されれば、所定時間例え
ば10[分]が経過したか否かの判断をし(ステップS
16)、経過したと判断されたところで、ヒータ28の
作動を停止させ(ステップS17)、割込み禁止の解除
をする(ステップS18)。そして、含水率センサ26
のサーミスタ27の出力(電圧)R2 を読込み(ステッ
プS19)、その後、その読込値R2 からステップS1
2での読込値R1 を減じる演算(R2 −R1 )をし、処
理槽6内のおが屑の含水率Mの判定をする(ステップS
20)。
【0031】ここで、図5は上記含水率センサ26の特
性を表わしており、一定の時間が経過したところでの読
込値R2 と読込値R1 との差(温度差で表わしている)
から処理槽6内のおが屑の含水率Mが判定できることを
表わしている。すなわち、上述の例えば10[分]が経
過したところでの、読込値R2 と読込値R1 との差が
「9」であれば、処理槽6内のおが屑の含水率Mは60
[%]と判定できるもので、「13」であれば、処理槽
6内のおが屑の含水率Mは20[%]と判定できるもの
である。これは、処理槽6内のおが屑の含水率Mが高い
ほど、ヒータ28を作動させたときの温度の上昇が少な
いことによる。
【0032】以上に対し、先のステップS15で、投入
口扉3又は取出口扉5が開放されたと判断されれば、含
水率センサ26のヒータ28の作動を停止させ(ステッ
プS21)、ステップS12での読込値R1 を消去して
(ステップS22)、「ウェイト」(待ち)の設定をし
(ステップS23)、そして、投入口扉3又は取出口扉
5が閉鎖されたか否かの判断をして(ステップS2
4)、閉鎖されたと判断されたところで、ステップS1
1に戻る。
【0033】戻ったステップS11では、上記ステップ
S23での「ウェイト」の設定により、「ウェイト」の
設定があると判断されるから、その「ウェイト」(5
(分)の待ち)を実行し(ステップS25)、その後に
ステップS12に進み、含水率センサ26にヒータ28
を作動させる前の含水率の検知のし直しをさせて、更に
ステップS13以降に進む。
【0034】しかして、ステップS20の後、制御装置
21は、判定した処理槽6内のおが屑の含水率Mが
「低」であるか否かの判断をする(ステップS26)。
ここで、含水率Mが「低」であると判断されれば、運転
のモードを「低モード」に設定してその運転を実行し
(ステップS27)、「低」ではないと判断されれば、
含水率Mが「中」であるか否かの判断をして(ステップ
S28)、「中」であると判断されれば、運転のモード
を「中モード」に設定してその運転を実行し(ステップ
S29)、「中」でもない(「高」である)と判断され
れば、運転のモードを「高モード」に設定してその運転
を実行する(ステップS30)。
【0035】図6は上述の各運転モードを表わしてお
り、「低モード」は、撹拌装置10のモータ8を3
[分]通電して27[分]断電するパターンを繰返して
間欠作動させ、排気装置19の排気ファン16は断電し
続けて停止状態に保つ。これに対して、「中モード」
は、撹拌装置10のモータ8を6[分]通電して24
[分]断電するパターンを繰返して間欠作動させ、排気
装置19の排気ファン16を15[分]通電して15
[分]断電するパターンを繰返して間欠作動させる。そ
して、「高モード」は、撹拌装置10のモータ8を9
[分]通電して21[分]断電するパターンを繰返して
間欠作動させ、排気装置19の排気ファン16を24
[分]通電して6[分]断電するパターンを繰返して間
欠作動させるもので、要するに、処理槽6内のおが屑の
含水率Mが高いほど、撹拌量と排気量が大になるように
制御するものであり、更に、それを、撹拌装置10と排
気装置19のそれぞれデューティ比(1サイクルの時間
における通電時間の占める割合)を異ならせることによ
り制御するものである。
【0036】このいずれかのモードでの運転中、制御装
置21は、図3に示すように温度センサ25の出力を読
込んで、処理槽6内の収容物の温度が所定値例えば30
[℃]以下であるか否かの判断をし(ステップS3
1)、30[℃]以下であると判断されれば、運転が現
在撹拌中であるか否かの判断をして(ステップS3
2)、撹拌中であると判断されれば、直ちに、撹拌中で
はないと判断されれば、撹拌が開始されるのを待って、
それぞれ主ヒータ11を作動させる(ステップS3
3)。そして、再び温度センサ25の出力を読込んで、
処理槽6内の収容物の温度が所定値例えば50[℃]以
上であるか否かの判断をし(ステップS34)、50
[℃]以上であると判断されれば、上記主ヒータ11の
作動を停止させる(ステップS35)。
【0037】この後、運転を終了すべきであるか否かの
判断をし(ステップS36)、時間又はスイッチ入力如
何等から運転を終了すべきではないと判断されれば、例
えばステップS8から所定時間例えば6時間が経過した
か否かの判断をし(ステップS37)、経過していない
と判断されれば、ステップS31に戻って、設定モード
での温度制御を伴った運転を続ける。なお、ステップS
31で処理槽6内の収容物の温度が30[℃]以下では
ないと判断されれば、ステップS34に進み、又、ステ
ップS34で、処理槽6内の収容物の温度が50[℃]
以上ではないと判断されれば、ステップS36に進む。
こうした温度制御により、処理槽6内の収容物の温度は
微生物の活動最適温度である例えば30〜50[℃]の
範囲に維持される。
【0038】又、上記ステップS37で、6時間が経過
したと判断されれば、ステップS8に戻って、処理槽6
内のおが屑の含水率の検知をし直し、更に、そのし直し
た含水率の検知に基づく運転モードの設定,実行をす
る。そして最終的に、ステップS36で、運転を終了す
べきであると判断されれば、すべての作動を停止させて
運転を終了し(ステップS38)、ステップS1に戻
る。
【0039】又、この間のそれぞれ割込みの禁止を解除
した区間で、投入口扉3又は取出口扉5が開放されれ
ば、そのたびに、図4に示すルーチンの割込みがあっ
て、すべての運転を停止させ(ステップS39)、その
後に、投入口扉3又は取出口扉5が閉鎖されたか否かの
判断をして(ステップS40)、閉鎖されたと判断され
たところで、割込み前のメインルーチンステップに戻
る。
【0040】このように本構成のものでは、処理槽6内
のおが屑(処理媒体)の含水率を検知する含水率センサ
26を具備し、これによる検知結果から、処理槽6内の
おが屑の含水率を判定して、判定したおが屑の含水率が
高いほど処理槽6内の撹拌量と排気量が大になるように
し、反対に、判定したおが屑の含水率が低いほど処理槽
6内の撹拌量と排気量は小になるようにしたもので、そ
れにより、処理槽6内のおが屑は含水率が高いときほど
盛んに撹拌・排気されて、その湿度が落とされ、反対
に、含水率が低いときほど撹拌・排気を減じられて、そ
の湿度の低下が抑制される。かくして、処理槽6内を微
生物にとって最適の湿度範囲(例えば30〜50
[%])に維持することができるものであり、厨芥の分
解処理を常に盛んに行なわしめることができる。併せ
て、この場合、おが屑が固まってしまったり、反対にさ
らさらの状態になってしまったりするのも防止できるか
ら、撹拌装置11のロックを防止することができ、おが
屑の飛散を防止することもできる。
【0041】加えて、特に上記構成のものでは、撹拌装
置11と排気装置19の作動を、それらのデューティ比
を異ならせることにより制御するようにしており、それ
によって、撹拌量,排気量の調整がより確実にできる。
又、含水率センサ26をヒータ28を一体的に有するも
のとして、そのヒータ28を作動させる前の検知結果
と、その後所定時間ヒータ28を作動させた後の検知結
果との差から、処理槽6内のおが屑の含水率を判定する
ようにしたことにより、処理槽6内のおが屑の含水率の
検知がより正確にできる。
【0042】更に、処理槽6の上方に厨芥投入口2を有
すると共に、この厨芥投入口2を開閉する投入口扉3を
有するものとして、含水率センサ26のヒータ28を作
動させているときに、その投入口扉3が開放されたと判
断された場合、所定時間(例えば5[分]))待って、
含水率センサ26にヒータ28を作動させる前の含水率
の検知のし直しをさせるようにしたことにより、投入口
扉3が開放される前の含水率センサ26のヒータ28の
作動により加熱された分を、その待ち時間により冷ま
し、その後に含水率の検知のし直しをすることになるか
ら、より正確な含水率の検知ができる。
【0043】そのほか、含水率センサ26による含水率
の検知の前に、撹拌装置11を所定時間作動させるよう
にしたことにより、おが屑を撹拌してその含水率を均等
にした上で、それの検知ができるから、やはり、より正
確な含水率の検知ができる。又、その含水率検知前の撹
拌装置11の作動中には排気装置19をも作動させるよ
うにしたので、撹拌により出る臭気を排出し、その臭気
が処理槽6内にこもるのを防ぐことができる。
【0044】更に、含水率検知前の撹拌装置11の作動
を、投入口扉3の所定時間(例えば3[秒])以上の開
放を条件に行なうようにしたので、子供のいたずらや単
なる覗き程度の投入口扉3の開放で含水率検知に至るの
を避け、厨芥を投入したとみることのできる投入口扉3
の開放でのみ含水率検知に至るようにすることができ
る。
【0045】含水率の検知を投入口扉3が閉鎖されてい
ることを条件に行なうようにしたので、投入口扉3が開
けられたまま含水率検知に至るのを避け、投入口扉3が
閉鎖された状況でのみ含水率検知に至るようにすること
ができる。含水率の検知を所定時間(例えば6時間)ご
とに繰返し行なうようにしたので、含水率の経時変化に
合ったそのときどきの最適な撹拌・排気ができる。
【0046】そして、処理槽6内の収容物を加熱する主
ヒータ11(加熱装置)を有するものとして、その主ヒ
ータ11を撹拌装置11の作動を条件に作動させるよう
にしたので、おが屑が撹拌されている状況でのみ主ヒー
タ11作動させることができて、その焦げ付きを防止す
ることができる。
【0047】更に、処理槽6内の収容物の温度を検知す
る温度センサ25を有するものとして、その温度センサ
25による検知結果に基づき、上記主ヒータ11を上記
収容物の温度が微生物の活動最適温度(例えば30〜5
0[℃])となるように作動させるようにしたので、処
理槽6内を微生物にとって最適の温度範囲に維持するこ
とができ、これによっても、厨芥の分解処理を盛んに行
なわしめることができる。
【0048】なお、温度センサ25及び含水率センサ2
6を処理槽6の外壁面部に取付けたことにより、おが屑
の部分的な直接の温度の影響及び部分的な直接の含水度
の影響を受けず、それぞれの検知がより正確にできる。
たゞし、温度センサ25及び含水率センサ26を処理槽
6の内部に設置すれば、検知感度を良くすることができ
る。しかし、その場合には処理槽6内の厨芥やおが屑が
撹拌中に衝突するおそれがあり、それを避けるために
は、温度センサ25及び含水率センサ26を処理槽6の
内壁面部と面一もしくはそれより少し外方に位置するよ
うに設けると良い。
【0049】一方、モータ8に流れる電流を検知する電
流センサ24を具えたことにより、撹拌体7のロック時
にはモータ8に流れる過電流を検知してその通電を断つ
など、異状の発生に速やかに対処することができる。加
えて、上記構成のものでは、投入口扉3の開閉だけで作
動を開始できるようにしており、スタートスイッチが不
要であるから、その分、コスト安にでき、取扱性も良く
することができる。この場合、電源スイッチ等も省略す
るようにしても良い。このほか、本発明は上記し且つ図
面に示した実施例にのみ限定されるものではなく、要旨
を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
【0050】
【発明の効果】本発明の厨芥処理装置は以上説明したと
おりのもので、下記の効果を奏する。第1に、厨芥を処
理媒体及び微生物と共に収容する処理槽と、この処理槽
内の収容物を撹拌する撹拌装置と、処理槽内から水分と
臭気とを機外に排出する排気装置とを具備すると共に、
処理槽内の処理媒体の含水率を検知する含水率検知手段
を具備し、その含水率検知手段による検知結果から処理
槽内の処理媒体の含水率を判定し、その判定結果から上
記撹拌装置と排気装置の作動を、処理槽内の処理媒体の
含水率が高いほどそれぞれ撹拌量と排気量が大になるよ
うにしたことにより、処理槽内を微生物にとって最適の
湿度範囲に維持し得て、厨芥の分解処理を常に盛んに行
なわしめることができ、併せて、撹拌装置のロック、並
びにおが屑の飛散を防止することまでできる。
【0051】第2に、上記撹拌装置と排気装置の作動
を、それらのデューティ比を異ならせることにより制御
するようにしたことにより、撹拌量,排気量の調整がよ
り確実にできる。第3に、上記含水率検知手段をヒータ
を一体的に有するものとして、そのヒータを作動させる
前の含水率検知手段による検知結果と、その後所定時間
ヒータを作動させた後の含水率検知手段による検知結果
との差から、処理槽内の処理媒体の含水率を判定するよ
うにしたことにより、処理槽内の処理媒体の含水率の検
知がより正確にできる。
【0052】第4に、処理槽の上方に厨芥投入口を有す
ると共にこの厨芥投入口を開閉する投入口扉を有するも
のとして、含水率検知手段のヒータを作動させていると
きにその投入口扉が開放されたと判断されると、所定時
間待って、含水率検知手段にヒータを作動させる前の含
水率の検知のし直しをさせるようにしたことにより、投
入口扉が開放される前の含水率検知手段のヒータの作動
により加熱された分を、その待ち時間により冷まし、そ
の後に含水率の検知のし直しをすることになるから、よ
り正確な含水率の検知ができる。
【0053】第5に、含水率検知手段による含水率の検
知の前に、撹拌装置を所定時間作動させるようにしたこ
とにより、処理媒体を撹拌してその含水率を均等にした
上で、それの検知ができるから、やはり、より正確な含
水率の検知ができる。第6に、その含水率検知前の撹拌
装置の作動中に排気装置をも作動させるようにしたこと
により、撹拌により出る臭気を排出し、その臭気が処理
槽内にこもるのを防ぐことができる。
【0054】第7に、含水率検知前の撹拌装置の作動
を、投入口扉の所定時間以上の開放を条件に行なうよう
にしたことにより、子供のいたずらや単なる覗き程度の
投入口扉の開放で含水率検知に至るのを避け、厨芥を投
入したとみることのできる投入口扉の開放でのみ含水率
検知に至るようにすることができる。第8に、含水率の
検知を投入口扉が閉鎖されていることを条件に行なうよ
うにしたことにより、投入口扉が開けられたまま含水率
検知に至るのを避け、投入口扉が閉鎖された状況でのみ
含水率検知に至るようにすることができる。
【0055】第9に、含水率の検知を所定時間ごとに繰
返し行なうようにしたことにより、含水率の経時変化に
合ったそのときどきの最適な撹拌・排気ができる。第1
0に、処理槽内の収容物を加熱する加熱装置を有するも
のとして、その加熱装置を撹拌装置の作動を条件に作動
させるようにしたことにより、処理媒体の焦げ付きを防
止することができる。
【0056】第11に、処理槽内の収容物の温度を検知
する温度検知手段を有するものとして、その温度検知手
段による検知結果に基づいて、上記加熱装置を上記収容
物の温度が微生物の活動最適温度となるように作動させ
るようにしたことにより、処理槽内を微生物にとって最
適の温度範囲に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す制御内容のメインルー
チンのフローチャートその1
【図2】メインルーチンのフローチャートその2
【図3】メインルーチンのフローチャートその3
【図4】割込ルーチンのフローチャート
【図5】含水率センサの特性を表わした図
【図6】運転モードを表わした図
【図7】装置全体の破断斜視図
【図8】装置全体の破断側面図
【図9】装置全体の破断背面図
【図10】概略電気構成図
【図11】含水率センサの斜視図
【符号の説明】
2は厨芥投入口、3は投入口扉、6は処理槽、7は撹拌
体、8モータ、10は撹拌装置、11は主ヒータ(加熱
装置)、16は排気ファン、19は排気装置、21は制
御装置(制御手段)、25は温度センサ(温度検知手
段)、26は含水率センサ(含水率検知手段)を示す。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厨芥を処理媒体及び微生物と共に収容す
    る処理槽と、この処理槽内の収容物を撹拌する撹拌装置
    と、処理槽内から水分と臭気とを機外に排出する排気装
    置とを具備すると共に、処理槽内の処理媒体の含水率を
    検知する含水率検知手段、及びその含水率検知手段によ
    る検知結果から処理槽内の処理媒体の含水率を判定し、
    その判定結果から前記撹拌装置と排気装置の作動を、処
    理槽内の処理媒体の含水率が高いほどそれぞれ撹拌量と
    排気量が大になるように制御する制御手段を具備して成
    ることを特徴とする厨芥処理装置。
  2. 【請求項2】 制御手段が、撹拌装置と排気装置の作動
    を、それらのデューティ比を異ならせることにより制御
    することを特徴とする請求項1記載の厨芥処理装置。
  3. 【請求項3】 含水率検知手段がヒータを一体的に有
    し、制御手段が、そのヒータを作動させる前の含水率検
    知手段による検知結果と、その後所定時間ヒータを作動
    させた後の含水率検知手段による検知結果との差から、
    処理槽内の処理媒体の含水率を判定することを特徴とす
    る請求項1記載の厨芥処理装置。
  4. 【請求項4】 処理槽の上方に厨芥投入口を有すると共
    にこの厨芥投入口を開閉する投入口扉を有し、制御手段
    が、含水率検知手段のヒータを作動させているときにそ
    の投入口扉が開放されたと判断されると、所定時間待っ
    て、含水率検知手段にヒータを作動させる前の含水率の
    検知のし直しをさせることを特徴とする請求項3記載の
    厨芥処理装置。
  5. 【請求項5】 制御手段が、含水率検知手段による含水
    率の検知の前に撹拌装置を所定時間作動させることを特
    徴とする請求項1記載の厨芥処理装置。
  6. 【請求項6】 制御手段が、含水率検知手段による含水
    率検知前の撹拌装置の作動中に排気装置をも作動させる
    ことを特徴とする請求項5記載の厨芥処理装置。
  7. 【請求項7】 処理槽の上方に厨芥投入口を有すると共
    にこの厨芥投入口を開閉する投入口扉を有し、制御手段
    が、含水率検知手段による含水率検知前の撹拌装置の作
    動を、その投入口扉の所定時間以上の開放を条件に行な
    うことを特徴とする請求項5記載の厨芥処理装置。
  8. 【請求項8】 処理槽の上方に厨芥投入口を有すると共
    にこの厨芥投入口を開閉する投入口扉を有し、制御手段
    が、含水率検知手段による含水率の検知を、その投入口
    扉が閉鎖されていることを条件に行なうことを特徴とす
    る請求項1記載の厨芥処理装置。
  9. 【請求項9】 制御手段が、含水率検知手段による含水
    率の検知を所定時間ごとに繰返し行なうことを特徴とす
    る請求項1記載の厨芥処理装置。
  10. 【請求項10】 処理槽内の収容物を加熱する加熱装置
    を有し、制御装置が、その加熱装置を撹拌装置の作動を
    条件に作動させることを特徴とする請求項1記載の厨芥
    処理装置。
  11. 【請求項11】 処理槽内の収容物を加熱する加熱装置
    を有すると共に、その収容物の温度を検知する温度検知
    手段を有し、制御装置が、その温度検知手段による検知
    結果に基づいて、加熱装置を前記収容物の温度が微生物
    の活動最適温度となるように作動させることを特徴とす
    る請求項1記載の厨芥処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002079216A (ja) * 2000-09-04 2002-03-19 Sanyo Electric Co Ltd 生ごみ処理装置
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WO2026024063A1 (ko) * 2024-07-25 2026-01-29 엘지전자 주식회사 음식물 처리기

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