JP2000246352A - センサリングのフランジ部加工方法 - Google Patents
センサリングのフランジ部加工方法Info
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Abstract
を良好に保つと共に、センサリングのC面加工に際し機
械加工を不要とする。 【解決手段】 円筒部6の軸方向一端を上型パンチ15
6の下面72で押圧し、径方向に折曲してフランジ部7
を加工してなるセンサリングのフランジ部加工方法にあ
って、上型パンチ下面72に突起部91を設け、突起部
91でフランジ部7を径方向に拘束しつつ加工するよう
にした。フランジ部7がダレ形状とならず所望形状とな
るので、フランジ部7付近の嵌合面71精度が良好とな
り、C面17加工に際しても機械加工が不要となる。
Description
リングのフランジ部加工方法に関するものである。
の回転部材の回転検出のために用いられ、回転部材の段
差状部分に圧入嵌合される。センサリングの圧入方向先
端は回転部材のストッパ面に突き当てられ、これにより
センサリングの軸方向位置決めがなされる。
て、嵌合面とストッパ面との間にはバイトのノーズ半径
に相当するアール面が存在する。センサリング先端がス
トッパ面に突き当たる前にアール面に当たってしまう
と、センサリングの軸方向位置や平面度が安定しなくな
る。
し得るフランジ部を設けたセンサリング及びその製造方
法を提案した(特願平10-56771号、以下先願という)。
これによればフランジ部が確実にストッパ面に当たるた
め、センサリングの軸方向位置、平面度が極めて安定す
るようになる。
てフランジ部を折曲加工する場合、その折曲部のコーナ
ー内側に金型の傾斜面を設けるが、この傾斜面が比較的
大きい場合、センサリング円筒部の嵌合面の精度が悪化
するなどの問題があった。即ち、傾斜面が比較的大きい
と折曲がダレ気味に行われ、フランジ部付近で嵌合面の
直線性が損なわれ、フランジ部内周のC面も丸くなって
しまう。
られるが、こうすると折曲が鍛造状態で行われ、成形荷
重の増加や型強度不足等を招く。
もあるが、これだとコストアップにつながる。先願のセ
ンサリングはプレス加工だけで容易に作れることが特徴
だからである。
向一端を上型パンチの下面で押圧し、径方向に折曲して
フランジ部を加工してなるセンサリングのフランジ部加
工方法にあって、上記上型パンチ下面に突起部を設け、
この突起部で上記フランジ部を径方向に拘束しつつ加工
するようにしたものである。
移動が防止されるため、嵌合面の精度悪化を防止するこ
とができる。
円筒部が移動型により径方向から保持されると共に上記
移動型と固定部材との間にバックアップ部材が摺動挿入
されるのが好ましい。
パンチのC面及び下面で押圧し、径方向外側に折曲して
フランジ部を加工してなるセンサリングのフランジ部加
工方法にあって、上記上型パンチ下面に突起部を設け、
この突起部で上記フランジ部を径方向外側から拘束しつ
つ、上記上型パンチの外周面及び上記C面に押し付けな
がら加工するようにしたものである。
円筒部が移動型により径方向外側から保持されると共に
上記移動型とこれより径方向外側に位置する固定部材と
の間に上記上型パンチの下降と連動してバックアップ部
材が摺動挿入されるのが好ましい。
を添付図面に基づいて詳述する。
は、ここでは回転部材である自動車車軸のハブ2に同軸
に取り付けられる。ハブ2は軸心Cを中心とする略円筒
状に形成され、その外周部が段差状に形成されてそれぞ
れ嵌合面3及びストッパ面4が形成されている。嵌合面
3は所定の外径を有する円周面で、軸心Cを中心とし、
軸方向に所定長さ延出される。またストッパ面4は、嵌
合面3に垂直で、且つこれから連続して径方向外側に延
出する円環状平面である。嵌合面3とストッパ面4とは
機械切削加工によって高精度に形成されるが、互いの面
3,4同士の接続部には、バイトのノーズ半径に相当す
るアール面5が形成されることとなる。
成されると共に、嵌合面3の外周側に図1の上方から圧
入嵌合され、その圧入時にストッパ面4に突き当てられ
てハブ2に対する軸方向の相対位置が規定されている。
即ち、センサリング1は、嵌合面3に圧入嵌合される円
筒部6と、円筒部6の圧入方向前端部を径方向外側に折
曲してなり、円筒部6の圧入時にストッパ面4に当接さ
れるフランジ部7とを一体に有する。
端部が径方向外側に断面コ字状に折り返され、これによ
り円筒部6の圧入方向後端から径方向外側に延出するセ
ンシング部8と、センシング部8の外周端から圧入方向
前方に延出する外周リング部9とが一体に形成される。
これら各部は所定厚さの金属製板材、ここではSPHC材を
後述の方法で適宜プレス加工、折曲げ成形等することに
より形成される。
られる部分で、これには全周に亘り等ピッチで複数の矩
形孔10がピアス加工されている。このセンシング部8
に対向して、図1でいえばセンシング部8の上方且つ近
傍に、磁気センサ等の近接センサを設置することで、矩
形孔10間のウェブ11(歯)を検出し、ハブ2の回転
を検出することができる。
その径方向内側の端面12が円筒部6の外周面13の位
置に略一致され、その径方向外側の端面14が外周リン
グ部9の内周面15の位置に略一致される。即ち、矩形
孔10の径方向の幅Wrは外周面13及び内周面15の
間隔とほぼ同等とされ、径方向内側端面12と円筒部外
周面13との間隔Wr1 、及び径方向外側端面14と外
周リング部内周面15との間隔Wr2 はそれぞれ微小な
値(ここでは0.2mm 以下)とされている。
3及び内周面15の間隔とほぼ同等とされる。矩形孔1
0の径方向内側及び外側に若干肉を残しているので剛性
を向上できる。なお矩形孔10は径方向の幅Wrが周方
向の幅Whより長い長方形状である。ウェブ11の周方
向の幅Wsと矩形孔10の周方向の幅Whとの比は0.
75以下である。
ウェブ11(歯)が円筒部6から櫛状に突出し、センシ
ング部8の剛性が極めて弱くなる。ここでは外周リング
部9を設けたので、ウェブ11同士を連結し、センシン
グ部8の剛性を高め、センシング部8の平面度を極めて
安定させることができる。なお外周リング部9の軸方向
ないし圧入方向長さは円筒部6のそれよりもかなり短
い。
部7は、センサリング1の軸方向に対し全体としてハ字
状に傾斜される。そしてセンサリング1の圧入後は、ハ
ブ2のアール面5を避け、アール面5の径方向外側の位
置でストッパ面4に当接する。ここでフランジ部7の圧
入方向最前端には微小な径方向長さを有する当接面16
が全周に亘り形成される。つまりフランジ部7は、この
円環状当接面16によりストッパ面4に面接触される。
フランジ部7の内周面は断面直線状のC面17とされ、
後述の方法によりプレス成形される。このC面17によ
りアール面5を避けることができ、逆にいえばC面17
の寸法C1 ,C2 (図12参照)はアール面5を避け得
る大きさの値とされる。
で、センサリング1をアール面5を避けて確実にストッ
パ面4に当接させることができ、これによってセンサリ
ング1の軸方向位置を正確とし、センシング部8を予め
予定された位置に正確に位置付けることができる。
場合でも、円筒部6の圧入方向前端部がフランジ部7に
より高剛性化されているため、ストッパ面4に突き当た
ったときの同部の変形が防止できる。これによりセンサ
リング1の軸方向長さHpの短縮を防止し、センサリン
グ1、特にストッパ面4に対するセンシング部8の軸方
向位置を正確化、安定化できると共に、センサリング1
特にセンシング部8の平面度を良好に保つことができ
る。
1全体の剛性も増すことができ、圧入中のセンシング部
8の変形も防止できる。
面積を増し衝突時の荷重分散を図れ、変形のさらなる防
止を図れると共に、センシング部8の軸方向位置をより
正確化、安定化し、平面度も一層良好に保つことができ
る。この当接面16のセンシング部8を基準とした平面
度は後述のプレス成形により容易に高精度が保たれる。
板材で一体に形成される。このため、軽量にもかかわら
ず高剛性となり、圧入時、使用時の変形が確実に防止で
きる。
ついて説明する。
先ず(a) 図に示すように、板材18を成形することによ
り、円筒部6、センシング部8及び外周リング部9を一
体に形成した素材19を製作する。次に(b) 図に示すよ
うに、ピアス加工を行って、矩形孔10aを一つおきに
半数だけ加工する。次に(c) 図に示すように残りの矩形
孔10bをピアス加工する。そして最後に(d) 図に示す
ように、フランジ部7を曲げ成形してセンサリング1を
完成する。
に示すように、中厚(1〜4mm程度)の板材18からな
る円形のブランク材20を、(b) 図に示すように絞り加
工し、次いでこの加工品の底部21を(c) 図に示す如く
ピアス加工によって打抜くと共に、フランジ部22を断
面U字状に折り返す。この後、(d) 図に示すように、バ
ーリング、しごき加工によって断面直線状の円筒部6を
成形し、最後に(e) 図に示すように、リストライク加工
によって、断面U字状のフランジ部22を断面コ字状に
矯正する。これによってセンシング部8及び外周リング
部9が形成され、素材19が完成する。後に明らかとな
るが、この素材19においては軸方向の全長にわたりフ
ランジの内外径を高精度に成形する必要がある。さら
に、フランジ部7の成形時に成形荷重を低く抑えるため
には、嵌合面フランジの軸方向高さも高精度に成形する
必要がある。
6に示す第1金型23にセットし、2段階に分けてピア
ス加工する。
型である下型24と昇降型である上型25とを有する。
下型24はその上面に固定されたダイ26を有し、ダイ
26の上面にはネストプレート27が固定される。上型
25の下面部にはパンチ固定部28が形成され、パンチ
固定部28には矩形孔10をピアス加工するためのピア
スパンチ29が周方向に並べて固定される。また上型2
5にはガイドポスト30が下向きに固定され、これに押
え型31が昇降自在に支持されている。
ング部8を下にしてダイ26上に載置される。このとき
円筒部6がネストプレート27に嵌合され、これによっ
て素材19の芯決めがなされる。
0の半数しか設けられず、その周方向間隔は矩形孔10
の周方向ピッチP(図3参照)の2倍とされる。これに
よってピアスパンチ29は、一度の加工で矩形孔10を
一つおきに形成することになる。ピアスパンチ29は矩
形孔10と同形状の断面長方形とされ、ダイ26にも打
抜き後のピアスパンチ29を挿入させるべく、同様の断
面形状を有するパンチ穴32が同数設けられる(図8参
照)。パンチ穴32は下型24の落し穴33に連通され
ており、これら穴32,33を通じて抜きカスが落下排
出される。
位置を規定すべくストッパボルト65が設けられる。ス
トッパボルト65はそのネジ部34によって上型25に
固定される。ストッパボルト65の外周側には付勢部材
であるコイルスプリング35が嵌合される。押え型31
はストッパボルト65の頭部36とコイルスプリング3
5とに挟まれて通常上型25に対し同一相対位置に保持
され、上型25と連動する。ただし上型25が下降して
押え型31が下方に突き当たれば、コイルスプリング3
5が逃げとなり、上型25が下降していても押え型31
の下降が停止する。この時スプリングにより発生する圧
縮力は、センシング部8をダイス26に密着させる。さ
らに、打ち抜き終了後は、ストリッパー力として、ピア
スパンチ29と打ち抜き後のセンシング部8との分離を
容易にする。
1の内周部には、下方に突出する押え部37が一体に形
成されている。押え部37は、押え型31の下降時に、
円筒部6、センシング部8及び外周リング部9によって
囲まれた空間38に嵌合され、上方からセンシング部8
を押さえ付けるようになっている。即ち、押え部37の
内周面39と外周面40、及び円筒部の外周面13と外
周リング部9の内周面15は、互いが摺接できるよう高
精度に成形されている。また押え部37の下部外周面に
は、外周リング部9との干渉を避けるための切欠部42
が設けられる。
には、その上面上に出没可能なネストピン43が内蔵さ
れている。ネストピン43はダイ26に設けられたピン
穴44に収容され、これに案内されながら昇降できると
共に、内蔵のスプリング45(図6参照)によって上方
に付勢され、通常は上端部がダイ26上に突出するよう
になっている。
に形成される。またピン穴44は、パンチ穴32と同じ
径方向位置であって、且つパンチ穴32の周方向中間位
置、つまり隣り合うパンチ穴32からそれぞれ1ピッチ
(P)だけ離れた周方向位置に位置される。ピン穴44
はパンチ穴32より径方向内側及び外側に長い長穴とさ
れ、それら径方向内側及び外側の端部は丸められてい
る。これらネストピン43、ピン穴44及びスプリング
45は全周のうちの数箇所に等間隔で配設される。また
ネストピン43の周方向の幅はピアスパンチ29より僅
かに小さくされる。
7には、ピアスパンチ29及びネストピン43を挿入さ
せるための矩形溝46,47が縦方向に沿って設けられ
る。一方の矩形溝46はピアスパンチ29用、他方の矩
形溝47はネストピン43用である。特にピアスパンチ
用矩形溝46は、図7に示すように、その三面でピアス
パンチ29を摺動案内できるようになっている。そして
矩形溝46の径方向外側の側面48は外周リング部9の
内周面15とほぼ同位置に位置され、これによりピアス
パンチ29を、円筒部の外周面13と協同して正確に摺
動案内することができる。このような構成を採用したこ
とで、矩形孔10の周りを押え部37で確実に抑え、矩
形孔10の幅Wrを外周面13及び内周面15の間隔と
ほぼ同等にすることができる。
1工程)は以下の手順で行う。図6に示すように、先
ず、前述のようにセンシング部8を下にして素材19を
ダイ26上にセットする。このときネストピン43がセ
ンシング部8に押し下げられ、ピン穴44内に完全に収
容される。次に、上型25を下降させ、これに連動して
押え型31を下降させる。すると押え型31の押え部3
7が、円筒部6、センシング部8及び外周リング部9に
囲まれた空間38に嵌合され、同時に上方からセンシン
グ部8を押さえ付ける。これによって素材19が三方向
から保持される。この時点で押え型31が停止し、上型
25のオーバーストロークがコイルスプリング35によ
って吸収されるが、その停止後も上型25の下降は続行
し、やがてピアスパンチ29が全数のうちの半分の矩形
孔10を同時に明けることとなる。こうして図4(b) に
示す最初の加工品、即ち半ピアス加工品49が出来上が
る。
え型31がコイルスプリング35から作用されるストリ
ッパ力により静止してセンシング部8を下方に押さえ付
けつつ、ピアスパンチ29が上昇して加工済みの矩形孔
10から引き抜かれる。次に、押え部37が空間38か
ら外れると共に半ピアス加工品49がネストピン43に
押し上げられ、半ピアス加工品49は、ネストプレート
27に嵌合されたままダイ26上面から離れるいわゆる
浮き上がった状態となる。よってこの状態で半ピアス加
工品49を1ピッチ周方向にずらすと、突出状態にある
ネストピン43が加工済の矩形孔10に入り込んで半ピ
アス加工品49が落下し、ダイ26上に再セットされ
る。こうして半ピアス加工品49を簡単に再セットで
き、同時に極めて正確に周方向に位置決めできる。そし
てネストピン43の上端が尖頭状なので挿入が確実且つ
容易となる。
0が加工されてない。そこで前記同様に上型25を下降
させれば、ピアスパンチ29が下降して残りの矩形孔1
0を明けることができる。こうして図4(c) に示す孔付
き加工品50が出来上がる。この後上型25を上昇さ
せ、孔付き加工品50を取り出す。これによってピアス
加工工程が終了する。
50に対し、こんどは円筒部6を折曲加工し、フランジ
部7を成形する。ここではまず先願にかかる方法を説明
し、本願にかかる方法は後述する。先願では図10に示
すような第2金型51を用いていた。なお図は中心線C
xを境に右側が上型上昇時、左側が上型下降時の状態を
示す。
定型である下型52と昇降型である上型53とを有す
る。下型52はその上面に固定された下型ライザー54
を有し、下型ライザー54の上面には固定パンチ55が
固定される。上型53の下面部には、その軸心側に上型
パンチ56が、その外周側に全体としてリング状の弾性
部材57がそれぞれ下方に突出して固定される。また下
型52上にはネストピン58が昇降自在に設けられる。
さらに下型52上には径方向に移動可能な移動型59が
設けられる。
加工され、軸心部に円柱状に盛り上がる凸部60が形成
されている。固定パンチ55はこの凸部60と同一外径
のリング状とされ、凸部60上に同軸で載置固定され
る。固定パンチ55はその着座を安定させるべく底部が
内周側に突出する断面L字状とされ、孔付き加工品50
の載置部分となる上部が、孔付き加工品50と同等の径
方向の幅を有する。ネストピン58は固定パンチ55の
上部内周面61に摺動可能であり、通常は中心線Cxの
右側に示すように、固定パンチ55の上方に突出するよ
うな位置に保持される。
するピン軸62が設けられる。ピン軸62は、下型52
及び下型ライザー54に形成された中心穴63に挿通さ
れ、図示しない付勢手段によって上方に付勢されると共
に、図示しないストッパ手段によって上昇が一定位置で
規制される。これによってネストピン58も、上方に付
勢されつつ通常は上述の位置で静止することができる。
円筒状に形成されると共に、周方向に複数に分割され
(ここでは2分割)それぞれ径方向に移動することがで
きる。この移動はアクチュエータであるシリンダ64に
よって径方向外方から行われる。移動型59は、下型ラ
イザー54の凸部60の外周側の上面上を摺動する。こ
のため、その上面と移動型59の下面にはスライダ6
6,67がそれぞれ貼設され、摺動がスムーズにできる
ようになっている。移動型59の上部には押え部68が
径方向内側に突出して形成される。
トの際は、移動型59が径方向外側に予め移動され、こ
の状態で孔付き加工品50がセンシング部8を下にして
固定パンチ55上に載置される。このとき円筒部6がネ
ストピン58に嵌合され、これによって孔付き加工品5
0の芯決めがなされる。この後、図示するように移動型
59が径方向内側に移動され、その押え部68が、外周
リング部9を避けながら円筒部6を径方向外側から保持
する。このとき円筒部6の中間の一部が押え部68とネ
ストピン58によって適度な荷重で挟み付けられる。こ
うして孔付き加工品50の保持が完了する。このとき円
筒部6の上端部が、移動型59の押え部68の上面80
の位置より僅かに上方に突出される。
料からなり、下型52とリングプレート75との間に挟
まれてボルト76で下型52に固定される。特にボルト
76がネジ部77の長さ以上下型52に入らないため、
弾性部材57は中心線Cxの右側に示す如く通常時に自
然長が確保されている。
された円柱状とされ、その上部が大径部69、下部が小
径部70となっている。小径部70は、ネストピン58
も同様だが、その外径が孔付き加工品50の円筒部6の
内径と等しくされ、円筒部内周面71に摺接可能であ
る。特に大径部69の下面72は軸方向に垂直な平面
で、押え部68の上面80と平行な水平面である。図1
2に示すように、大径部69の下面72と、小径部70
の外周面73との接続部にはC面74が形成される。こ
れは上述のセンサリング1のC面17を成形するための
ものである。
おいては、押え部68の内周面79と上面80との接続
部に、全周としてはテーパ状の傾斜面81が形成されて
いる。ここでC面74は径方向、高さ方向(軸方向)に
それぞれ幅C1 、高さC2 を有し、且つC1 =C2 とさ
れているため、径方向、高さ方向に対しそれぞれ45°ず
つ傾けられているが、傾斜面81は、このC面74の方
向に対し軸方向に近付けられている。特に、傾斜面81
の径方向の幅WdrはC面74の径方向の幅C1 の約1/
2 とされ、傾斜面81の高さWdhはC面74の高さC
2 以上とされる。小径部70の外周面73と押え部68
の内周面79との間隔は、円筒部6の板厚Tと等しくさ
れる。
型53を下降させると、図10の中心線Cxの左側に示
すように、上型パンチ56の小径部70が孔付き加工品
50の円筒部6内に挿入される。このとき小径部70の
下端の外周端縁が面取りされているので、円筒部6に引
っ掛かることなく挿入は容易且つ確実である。また挿入
後は小径部70の外周面73が円筒部内周面71上を摺
動する。
当たってネストピン58を押し下げる。このときネスト
ピン58が孔付き加工品50の下方に外れても、小径部
70が円筒部6に嵌合されているので孔付き加工品50
の芯ずれが防止される。
に当たり、弾性部材57が軸方向に若干圧縮され、この
ときの反発力で移動型59が下方に押し付けられ、移動
型59の上下方向、径方向のずれが防止される。上型5
3の下降につれ、ボルト76の下端部がリングプレート
75から突出されていくが、この突出部分は移動型59
に設けられた逃げ穴78内に挿入されていく。
6のC面74及び下面72に押圧され、且つこれらと移
動型59の傾斜面81及び上面80との間に挟まれ、径
方向外側に折曲加工される。つまり移動型59はダイの
役割も果たす。この加工はネストピン58が下型ライザ
ー54に当接する下死点まで続行され、下死点到達とな
れば所望の形状のフランジ部7が成形される。こうして
センサリング1が完成し、後は上型53を上昇させ、移
動型59を径方向外側に移動させてセンサリング1を取
り外せばよい。
1(a) は、円筒部6の突出長Hmが比較的長く、傾斜面
81がC面74と同じ大きさ、方向のC面とされた場合
の例である。また図11(b) は、円筒部6の突出長Hm
が比較的短く、傾斜面81は図11(a) と同様の場合の
例である。さらに図11(c) は、円筒部6の突出長Hm
が比較的短く、且つ傾斜面81が、前述の如く、C面7
4の方向に対し軸方向に近付けられた場合の例である。
下降につれ、先ず、円筒部6の上端面82及び内周面7
1の交差位置にある角部83が、C面74に突き当た
る。そしてこの角部83がC面74上を滑っていき、こ
れとともに傾斜面81の下端位置より上方にある被折曲
部84が径方向外側に折曲げ成形されていく。この過程
で、被折曲部84は、その加工長さが比較的長いためカ
ーリングされていく。そしてこのカーリング部分が下面
72を滑っていく。最終段階でカーリング部分の上面が
下面72で潰され、上述の当接面16が成形されるが、
このとき下面72と上面80との間でカーリングを矯正
しなければならない。このような過程を経るため、成形
には比較的高い成形荷重を要する。
mが比較的短いので、被折曲部84をカーリングさせる
ことなくC面74に沿って直線状のまま折曲げ成形で
き、さらには、角部83を最終段階で下面72で潰して
当接面16を成形できる。このため成形は前例よりは低
荷重で行える。
84が太ろうとする。このときこの例だとC面74と傾
斜面81との間に十分なボリュームがなく、いわゆる密
閉鍛造状態が形成されてしまう。圧縮の度合いによって
は材料が下方に移動し、センシング部8に変形をもたら
してしまう。これらにより、成形荷重がやはり大きく、
センシング部8の平面度悪化、移動型59の変形等の不
具合が生じてしまう。特に移動型59はその構造上高荷
重を与えることができず、改善は必須である。
る。こうするとC面74と傾斜面81との間に十分なボ
リュームを確保でき、このボリューム内で材料を逃がす
ことによって、いわゆる密閉鍛造状態を免れることがで
きる。そしてこれによって上述の不具合を解消すること
ができる。傾斜面81のWdr、Wdhの値はこのよう
な観点から定められたものである。
のピアス加工を2段階にしたこと、傾斜面81を形成し
たことなどにより、センサリング製造時の成形荷重を低
く抑えられ、製造が容易となる。また、製造装置(第1
金型23、第2金型51、及びこれらに付随する駆動装
置等)自体の小型化、低コスト化等も図れ、製造コスト
の低廉化が図れる。
孔10の円周方向のピッチ誤差を極めて少なくでき、製
造誤差を低く抑えることができる。またネストピン43
の周囲を押え型31で確実に押えられるので、材料の変
形を防止できる。ここでダイ26のピン穴44のある位
置では穴間ピッチが半分となり、型破損が起き易いが、
ピン穴44の形状を上述の如く工夫したことで型破損が
未然に防げる。
うな問題点を含んでいる。即ち、図13に示すように、
傾斜面81が比較的大きい場合、折曲過程で材料が下面
72及び上面80の隙間90に径方向外側に逃げ過ぎて
しまい、完成品の折曲が傾斜面81の下端位置付近から
開始され、その下端位置から上方のAの部分で材料がパ
ンチ外周面73から浮いてしまう。そしてこれにより円
筒部6の嵌合面、即ち、P位置より下方の内周面71の
精度が悪化する問題がある。円筒部6は、フランジ部7
側の略半分部分のみ嵌合させる場合もあり、この場合フ
ランジ部7付近で精度が出てないと嵌合長が短くなり、
相手方への嵌合が不確実となる。
面74からの浮き上がりも生じ、リング1のC面17が
一定の所望形状に出来上がらないため、場合によっては
機械切削加工が必要となってくる。これではプレス加工
のみで一体成形できる本製造方法の利点が減失されてし
まう。一方、傾斜面81をなくすと、上述のような密閉
鍛造状態が生じ、成形荷重増加や型強度不足等を招く。
このように、先願のフランジ部加工方法では、フランジ
部7の内周側形状がいわゆるダレた形状となることがあ
り、問題であった。
15に示すように、上型パンチの下面72に突起部91
を設け、この突起部91でフランジ部7を径方向外側か
ら拘束しつつ加工するようにした。こうすると折曲過程
で径方向外側に広がろうとする材料が突起部91に当た
り、径方向外側に逃げ過ぎることがなく、代わりに材料
を外周面73及びC面74に押し付けられ、所望形状が
安定して得られるようになる。
に、傾斜面92の大きさを、密閉鍛造状態を生じさせぬ
範囲で最小の大きさとした。具体的には、本願の傾斜面
92の軸方向に対する角度θは先願の傾斜面81の角度
θ0 と等しくし、Wdr、Wdhは先願より小さくし
た。これにより折曲開始位置をフランジ部7側に引き上
げることができ、円筒部内周面71の直線状部分を突起
部91のみの場合に比べ最大限安定して確保できるよう
になる。
接面16が確実に成形され、且つ下面72、上面80及
び突起部91との間に僅かな隙間92,93,94がで
きるだけである。
けられ、下面72全周に沿うリング状とされると共に、
その内周側面は軸方向に沿う断面直線状とされる。しか
しながら突起部の変形例は種々考えられ、例えば別体で
作ることもできる。
ている。なお図中、中心線Cxを境に右側が上型上死
点、左側が上型下死点の状態を示す。
型である下型152と昇降型である上型153とを有す
る。下型152は固定プレート154を有し、固定プレ
ート154の上面軸心側に固定パンチ155が固定され
る。上型153の下面部には、図18にも示すように、
その軸心側に四角形状のプレート176を介して上型パ
ンチ156が下方に突出して固定され、プレート176
の外周側に平板状のバックアップ部材157が下方に突
出して固定される。先願にあったネストピン58は廃止
した。下型152上には径方向に移動可能な移動型15
9が設けられる。移動型159は固定プレート154に
設けられたスライダ156a上をスライドする。
円筒状とされ、その円筒部158の上に孔付き加工品5
0を載置させる。円筒部158の径方向厚さは孔付き加
工品50の径方向寸法と等しい。
様である。即ち、図19にも示すように、移動型159
はその内周部が固定パンチ155を取り囲む円筒状に形
成され、周方向に複数に分割され(ここでは2分割)て
それぞれが径方向に移動できる。移動はアクチュエータ
である複数のシリンダ164(ここではエアシリンダ)
によって径方向外方から行われる。移動型159の上部
には押え部168が径方向内側に突出して形成される。
ダ164と干渉しない複数の周方向位置に、固定部材た
るバックアップブロック180が設けられる。バックア
ップブロック180は固定プレート154上に固定され
る。図17に示すように、バックアップブロック180
からガイドポスト181が一体的に突出され、ガイドポ
スト181は移動型159の内部に埋設されたガイドブ
ッシュ182に挿入される。これにより移動型159が
正確に案内移動されるようになる。
ップ部材157の下部は、上型下降時にバックアップブ
ロック180と移動型159との間に摺動挿入可能な挿
入部183となっている。挿入部183には切欠184
が設けられ、シリンダ164のロッド185を避け得る
ようになっている。
なるのは突起部91が設けられた点のみである。移動型
159のフランジ部成形部分も傾斜面92を除き、先願
同様である。よってここでは図中同一部分に同一符合を
付し、説明を省略する。なお先願の弾性部材57を廃止
した関係上、これに対応する逃げ穴78は設けられてい
ない。
工方法は次の如きである。まず、図16の右側に示すよ
うに、移動型159を径方向外側に移動しておき、孔付
き加工品50をセンシング部8を下にして固定パンチ1
55上に載せる。このときネストピン58がないのでズ
レ落ちぬよう注意する。先願方法ではネストピン58に
嵌合して芯決めしていたが、この行程が割と面倒であっ
た。本願方法では多少注意を要するものの載せるだけな
のでセットが容易である。またこの直後移動型159で
保持するので、ズレ落ちる可能性のある時間はごく短時
間であり、特に問題はない。
移動型159を径方向内側に移動し、孔付き加工品50
を外周側から保持する。このとき押え部168が実質的
な保持部分となる。孔付き加工品50のフランジ成形が
終了するまでの間、シリンダ164に圧力をかけ、成形
時に移動型159が開くのを防止する。
ンチ156とバックアップ部材157とが互いに連動し
て下降する。図16の左側及び図19に示すように、最
初にバックアップ部材157の挿入部183がバックア
ップブロック180と移動型159との間に摺動挿入さ
れる。これにより移動型159が完全に拘束され、フラ
ンジ成形時の反力を受けても一切径方向外側へは移動で
きなくなる。
孔付き加工品50の円筒部6内に摺動挿入され、上型パ
ンチ156のC面74及び下面72が円筒部6の上端部
を押圧し、移動型159の傾斜面92及び上面80との
間で挟んで径方向外側に折曲加工する。こうしてセンサ
リング1が完成し、後は上型153を上昇させ、移動型
159を径方向外側に移動させてセンサリング1を取り
外す。
プ部材157とバックアップブロック180とにより、
フランジ部加工時の移動型159の型開き(径方向外側
への移動)を防止する点も大きな特徴となっている。バ
ックアップ部材157の挿入部183は正確に摺動挿入
される必要があるため、寸法精度が厳密に管理され、移
動型159の外周面及びバックアップブロック180の
内周面に正確に摺接できるようになっている。なおこれ
ら摺接面は全て軸方向に平行である。
弾発力を利用して移動型159の拘束を行っていたが、
これだと上方から押圧するだけなので拘束力に欠ける。
本願ではバックアップ部材157をくさび状に打ち込む
ようにするため、完全な拘束が行え、型移動が完全に防
止できる。
発明は上記実施の形態に限られず種々の実施形態を採り
得る。例えば本発明は、図20の如く径方向内側に折曲
形成されたフランジ部7を加工する場合にも適用でき
る。この場合は移動型、バックアップ部材及び固定部材
等がセンサリング内周側に位置されることになる。
る。
嵌合面精度を良好に保てる。
機械加工が不要となる。
を完全に防止できる。
る。
断正面図である。
を示す斜視図、(b) 図は半ピアス加工品を示す斜視図、
(c) 図は孔付き加工品を示す斜視図、(d) 図はセンサリ
ングを示す斜視図である。
説明するための縦断面図である。
る平面の断面を示している。
縦断面図である。
ある。
工の様子を示す拡大縦断面図である。
縦断面図である。
図である。
大縦断面図である。
縦断面図である。
縦断面図である。
示す平面図である。
6)
Claims (4)
- 【請求項1】 円筒部の軸方向一端を上型パンチの下面
で押圧し、径方向に折曲してフランジ部を加工してなる
センサリングのフランジ部加工方法にあって、上記上型
パンチ下面に突起部を設け、該突起部で上記フランジ部
を径方向に拘束しつつ加工するようにしたことを特徴と
するセンサリングのフランジ部加工方法。 - 【請求項2】 上記フランジ部の加工前に、上記円筒部
が移動型により径方向から保持されると共に上記移動型
と固定部材との間にバックアップ部材が摺動挿入される
請求項1記載のセンサリングのフランジ部加工方法。 - 【請求項3】 円筒部の軸方向一端を上型パンチのC面
及び下面で押圧し、径方向外側に折曲してフランジ部を
加工してなるセンサリングのフランジ部加工方法にあっ
て、上記上型パンチ下面に突起部を設け、該突起部で上
記フランジ部を径方向外側から拘束しつつ、上記上型パ
ンチの外周面及び上記C面に押し付けながら加工するよ
うにしたことを特徴とするセンサリングのフランジ部加
工方法。 - 【請求項4】 上記フランジ部の加工前に、上記円筒部
が移動型により径方向外側から保持されると共に上記移
動型とこれより径方向外側に位置する固定部材との間に
上記上型パンチの下降と連動してバックアップ部材が摺
動挿入される請求項1記載のセンサリングのフランジ部
加工方法。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP04503699A JP4450447B2 (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | センサリングのフランジ部加工方法 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04503699A JP4450447B2 (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | センサリングのフランジ部加工方法 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000246352A true JP2000246352A (ja) | 2000-09-12 |
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-
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- 1999-02-23 JP JP04503699A patent/JP4450447B2/ja not_active Expired - Fee Related
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