JPH09203456A - フランジ付パイプ及びフランジ付パイプの成形方法 - Google Patents
フランジ付パイプ及びフランジ付パイプの成形方法Info
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Abstract
ン内の油路を形成するフィードパイプにおいて、フラン
ジ部とパイプ部を一体成形し且つフランジ径をパイプ径
の約2倍に張出させて成形することを目的とする。 【解決手段】 ホルダ10の保持孔10a内にパイプ1
の一端側を挿入して保持し、他端側開口部からポンチ1
2の差込み部12aを挿入して加圧することで差込み部
12aの付根周辺部のカール形成部12cによって開口
縁部を外側に向けて円弧状に湾曲させながら押し広げ、
途中で先端部をホルダ10の折返しガイド溝m内に入り
込ませてガイドし、最終的にフランジ部1bの成形と同
時に先端のヘミング部hを加工する。そしてパイプ径の
約2倍のフランジ径を成形する。
Description
ランスミッション内でオイルの油路を形成するフィード
パイプのようにパイプ部の一端側にフランジ部を有する
パイプの改良に関する。
ンには、オイルの油路を形成するフィードパイプがカバ
ーに取付けられる。そしてフィードパイプの取付側端部
には、フランジ部が形成され、このフランジ部は、全般
的に張出し量の少ない円形部と、この円形部の直径方向
の両端から外側に向けて更に張出す一対の係止部を備
え、またカバーの取付部には前記フランジ部の形状に合
せて円形凹部と係止凹部を備えた嵌合溝が設けられてい
る。
の係止凹部に嵌合させて取付け、フィードパイプとカバ
ーの相対回転を防止するようにしているが、通常、この
ようなフランジ部の係止部は張出し量を多くする必要が
あり、しかも回り止めのため張出し端部に強度を持たせ
る必要があることから、パイプ部とフランジ部を別体に
構成し接合するようにしている。
プの先端開口部を押広げてフランジ加工を行うと、パイ
プ径Dに対して約1.4Dまでの径のフランジ成形が限
度といわれており、例えばフランジの張出し量としてと
して約2D程度が必要なフィードパイプでは一体成形は
無理であった。しかも、このように一体成形したフラン
ジ部の張出し端部は強度的に脆弱で破断しやすく、回り
止め部のように常に荷重がかかる箇所には適切でなかっ
た。このため、従来のフィードパイプは、前記のように
例えば鋼製のパイプに鋼板から成形したフランジを銅ロ
ー付けして使用していた。
プをロー付けする場合には次の様な各種不具合があっ
た。すなわち、その1は、通常ロー付け箇所の周辺のパ
イプ外周にはオイル漏れを防止するためのOリングが装
着されるが、ロー材がパイプ側に流れた場合にはOリン
グのシール性が損なわれる。またその2は、パイプとフ
ランジの接合角度が直角に保たれず、オイルが漏れやす
くなる。またその3は、ロー付けの熱影響で鋼製パイプ
に歪が生じやすくなる。またその4は、ロー材による接
合が不完全な場合にピンホールが発生し、オイル漏れが
生じる等である。
各種不具合を防止し得るフランジ付パイプが望まれてい
た。
本発明は、請求項1において、パイプ部の一端側にフラ
ンジ部が一体成形されたフランジ付パイプであって、フ
ランジ部の外径がパイプ部の外径の約2倍であり且つフ
ランジ端部にヘミング部が形成されたフランジ付パイプ
を形成した。そして、このようにフランジ部の張出し量
をパイプ部の外径の約2倍にすることで、例えばフィー
ドパイプのフランジ部に適用出来る。この際、フランジ
端部のヘミング部によって同端部の強度向上を図ること
が出来る。
て、ホルダの保持孔内にパイプの一端側を挿入し他端側
開口部を外部に露出させて保持し、この他端側開口部内
にポンチの差込み部を挿入してホルダ側に向けて押込
み、ポンチの差込み部の付根部周辺のカール部でパイプ
の開口縁部を外側に向けて円弧状に湾曲させながら押し
広げるとともに、この押し広げられた周縁先端部をホル
ダ先端面の折返しガイド溝内に入り込ませ折返し方向に
ガイドするようにした。そして、ポンチの押込みの最終
段階でポンチの前面とホルダ先端面によって押し広げら
れた部分を挟み込んで押圧しフランジ部を形成するとと
もに、折返しガイド溝に入り込んだ先端周縁部をヘミン
グ加工するようにした。
に向けて円弧状に湾曲させつつ押し広げた後、この押し
広げられた周縁先端部をホルダ先端面の折返しガイド溝
内に入り込ませて更に折返し方向に湾曲させ、最終的に
フランジ成形と同時に端部のヘミング加工を行うこと
で、板伸びの限度を越えない範囲でフランジ張出し量を
増やすことが出来る。そして実験の結果、このような技
法で成形するとパイプ径の約2倍程度まで張出し成形し
てもフランジ端部に破断が生じないことが確認された。
これは、端部に引張り応力が作用して破断を起こす前に
端部が折返しガイド溝に拘束されて圧縮応力を受け、破
断に至らないのではないかと考えられる。
した図面に基づき説明する。ここで図1は本フランジ付
パイプを自動車のトランスミッションのフィードパイプ
として使用した場合の適用例図、図2は同フィードパイ
プをフランジ部から見た正面図、図3は図2のA−A線
断面図、図4は同フィードパイプの成形法を示す工程図
である。図1に示すように、本フランジ付パイプは自動
車のトランスミッションにおいて油路を形成する2重管
構造のフィードパイプ1、2に適用され、これらフィー
ドパイプ1、2はいずれもパイプ部1a、2aの一端側
に同様の成形法で成形されたフランジ部1b、2bを備
えている。
イプ部1a、2aと一体に成形されていおり、図2のフ
ランジ部1b(以下、フィードパイプ1を代表例として
説明する)側から見た正面図に示すように、一方向に沿
って両端が外側に向けて長く張出す係止部sとして構成
され、残余の部分が比較的短く張出す円形部eとして構
成されている。
先端は、図3に示すように、内側に折返されてヘミング
部hとして構成されており、これら係止部s、sが形成
された方向のフランジ直径は、パイプ径Dの約2倍程度
としている。
ィードパイプ1のフランジ部1bを嵌合せしめることの
出来る嵌合溝3aを形成していおり、この嵌合溝3aの
形状は、フランジ部1bの形状に合せて形成している。
すなわち、この嵌合溝3aは、フランジ部1bの円形部
eと同形状の円形凹部と、係止部s、sと同形状の係止
凹部を備えており、フランジ部1bの係止部s、sを嵌
合溝3aの係止凹部に嵌合させて回り止め機能を発揮さ
せるようにしている。
部1bの表面側を位置決め部材4で押圧保持した後、そ
の外側に別の位置決め部材5を設け、この位置決め部材
5の裏側に、外側のフィードパイプ2のフランジ部2b
と同形状の嵌合溝5aを設けている。そしてこの嵌合溝
5aにフランジ部2bを嵌合させ、前記内側のフィード
パイプ1と同様な手法で外側のフィードパイプ2の回転
を防止しつつ保持するとともに、その更に外側にフィー
ドガイド部材6を固定し、抜止め防止を図るようにして
いる。そして、この2本のフィードパイプ1、2によっ
て図中矢印方向に流動する油路を形成するようにしてい
る。尚、各フィードパイプ1、2のパイプ部1a、2a
の外周であってフランジ部1b、2b寄りにはOリング
7、8を装着し、油漏れをシールするようにしている。
の成形法について図4に基づき説明する。尚、この場合
もフィードパイプ1を代表例にして説明する。まず、
(A)に示すように、ホルダ10の保持孔10a内に鋼
製のパイプ1を挿入し、挿入側端部を保持孔10a内に
内装される押出しピン11に当接させるとともに、他端
側を保持孔10aの外部に露出させた状態でセットす
る。
口部内にポンチ12の差込み部12aを挿入してパイプ
1軸と平行にホルダ10に向けて押圧するが、このポン
チ12の差込み部12aの付根部周辺には、所定のアー
ルで前面12fに連なるカール形成部12cが形成され
ている。このため、ポンチ12を前進させて加圧する
と、開口縁部はカール形成部12cに当接した以降カー
ル形成部12cによって外側に湾曲しながら押し広げら
れる。
て、保持孔10aの周囲には環状の折返しガイド溝mが
形成されており、この折返しガイド溝mの外周寄りの周
壁は比較的なだらかなカーブで湾曲させている。そし
て、前記のような要領でパイプの開口縁部が押し広げら
れて湾曲すると、その途中で先端部が折返しガイド溝m
の外周壁部から入り込むようにしており、この折返しガ
イド溝mの外周壁部のなだらかなカーブによって、
(B)に示すように、最終的に先端部を約270度程度
まで湾曲させるようにしている。尚、この時点で、外方
に押し広げられる開口縁部の押広げ径がパイプ径Dの
1.4倍以内に納るよう制御するようにしている。
更に前進させて加圧し、ポンチ12の前面12fとホル
ダ10の前面10fによって押し広げ部を押し潰し、パ
イプ部1aに対して直角方向に張出すフランジ部1bを
形成すると同時に、折返しガイド溝mに入り込んだ部分
をヘミング加工し、先端部にヘミング部hを形成する。
この時、フランジ部1bの径はパイプ径Dの約2倍に広
がり、しかも、フランジ端部を同時にヘミング加工する
ことで、端部に破断等が生じない。
されると、押出しピン11によってホルダ10の保持孔
10aからフィードパイプ1を押出した後、(D)に示
すようなストリッパ型13でフランジ部1bの不要部分
を切除する。すなわち、フィードパイプ1をダイ14の
保持孔14aに挿入して一端側を押出しピン15で支持
した後、ポンチホルダ16をフランジ部1bに突き当
て、外側ポンチ17を鎖線位置まで前進させて不要部を
カットし、図2の形状のフランジ部1bを成形する。す
なわち、係止部s、sを残してカットし、カットした部
分を円形部eとする。
えばパイプ部とフランジ部を別個に成形してロー付けす
る場合のように、ロー材がパイプ側に流れてOリング
7、8のシール性が悪くなったり、パイプ部とフランジ
部の直角度が保証されなかったり、ロー付けの熱影響に
よってパイプに歪が生じたり、ろー付けが不完全でピン
ホールが発生したりするような各種不具合を防止出来
る。
ようなフィードパイプのみならず、広く適用し得るもの
であることはいうまでもなく、特に、フランジ部を長く
張出させ且つパイプ部とフランジ部の接合部に気密性、
液密性等を要するような場合に有効である。また成形法
に関し、図4の(D)の工程は実施の形態であるフィー
ドパイプの成形法に関わるものであり、本発明の成形法
は、(C)までの工程に係るものであることもいうまで
もない。
部を外側に向けて円弧状に湾曲させながら押し広げると
ともに、この押し広げられた周縁先端部を折返しガイド
溝で折返し方向にガイドし、最終段階で押し広げられた
部分を押し潰してフランジ部を形成するとともに、先端
周縁部をヘミング加工するようにしたため、パイプ径の
約2倍程度のフランジ部をパイプ部と一体成形する際、
フランジ部の端部に破断等の不具合を生じさせることな
くしかも精度良く成形出来る。そしてこのように一体成
形することで、別個の部材を接合するような各種不具合
を防止することが可能になる。また、フランジ部の成形
と同時にフランジ端部にヘミング加工が行えるため、強
度保持に好都合である。
ミッションのフィードパイプとして使用した場合の適用
例図
b、2b…フランジ部、10…ホルダ、10a…保持
孔、12…ポンチ、12a…差込み部、12c…カール
形成部、m…折返し溝、h…ヘミング部。
Claims (3)
- 【請求項1】 パイプ部の一端側にフランジ部が一体成
形されたフランジ付パイプであって、前記フランジ部の
外径がパイプ部の外径の約2倍であり且つフランジ端部
にヘミング部が形成されることを特徴とするフランジ付
パイプ。 - 【請求項2】 パイプ部の一端側にフランジ部を一体成
形するようにしたフランジ付パイプの成形方法におい
て、ホルダの保持孔内にパイプの一端側を挿入し他端側
開口部を外部に露出させて保持する工程と、この他端側
開口部内にポンチの差込み部を挿入してホルダ側に向け
て押込み、ポンチの差込み部の付根部周辺のカール部で
パイプの開口縁部を外側に向けて円弧状に湾曲させなが
ら押し広げる工程と、この押し広げられた周縁先端部を
ホルダ先端面の折返しガイド溝内に入り込ませ折返し方
向にガイドする工程と、ポンチの押込みの最終段階でポ
ンチの前面とホルダ先端面によって押し広げられた部分
を挟み込んで押圧しフランジ部を形成するとともに、前
記折返しガイド溝に入り込んだ先端周縁部をヘミング加
工することを特徴とするフランジ付パイプの成形方法。 - 【請求項3】 請求項2に記載のフランジ付パイプの成
形方法において、前記フランジ部の外径はパイプ部の外
径の約2倍であることを特徴とするフランジ付パイプの
成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1195696A JP3316122B2 (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | フランジ付パイプ及びフランジ付パイプの成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1195696A JP3316122B2 (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | フランジ付パイプ及びフランジ付パイプの成形方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09203456A true JPH09203456A (ja) | 1997-08-05 |
| JP3316122B2 JP3316122B2 (ja) | 2002-08-19 |
Family
ID=11792079
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1195696A Expired - Lifetime JP3316122B2 (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | フランジ付パイプ及びフランジ付パイプの成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3316122B2 (ja) |
Cited By (11)
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- 1996-01-26 JP JP1195696A patent/JP3316122B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| JP3316122B2 (ja) | 2002-08-19 |
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